JPH0975117A - 傘 - Google Patents

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JPH0975117A
JPH0975117A JP26762395A JP26762395A JPH0975117A JP H0975117 A JPH0975117 A JP H0975117A JP 26762395 A JP26762395 A JP 26762395A JP 26762395 A JP26762395 A JP 26762395A JP H0975117 A JPH0975117 A JP H0975117A
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JP
Japan
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umbrella
bone
outer cylinder
folded
pedestal
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JP26762395A
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English (en)
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Toru Kurata
徹 倉田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 傘を畳んだとき側面に水滴が付かず、畳
みやすく、壊れにくく、畳んだとき見栄えが良く邪魔に
ならず、畳んだ後に水滴が下に落ちないようにも出来
る、傘を提供する。 【解決手段】 傘の中心棒(2)に、中心棒(2)を囲
む外筒(7)と、外筒(7)の上蓋(5)を設置し、中
心棒(2)の端に握り棒(4)を取り付け、外筒(7)
の内部に中心棒(2)に沿って動く台座(8)を設け、
その台座(8)に傘骨(6)とつまみ(3)を取り付け
る。傘骨(6)と台座(8)の間に関節(16)を取り
付けても良い。傘布(12)を、図の(9),(10)
の位置、すなわち傘骨(6)の先端と中央付近の位置で
傘骨(6)に固定し、図の(11)の位置で上蓋(5)
に固定する。更に、傘の握り棒(4)を取り外せるよう
にし、傘の先端にも握り棒(4)を付け替えることが出
来るようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、畳んだ後に傘の
側面に水滴が付かない等の機能性に優れた、傘に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来の傘には、大別して普通の傘と折り
畳み傘があり、どちらも基本的には、傘の開閉の方法,
開いた状態の形状は同じである。折り畳み傘は、普通の
傘の畳んだ状態から、更に傘骨を折り返し軸を縮めるこ
とで、畳んだときのコンパクト化を計っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の普通の傘は、畳
んだときに傘布(傘の布と定義)に付いた水滴が外部に
露呈するため、混雑した場所では、水滴が衣類等に付か
ないように気を使う必要があった。折り畳み傘はこの問
題を解決しているが、畳みにくく、また傘骨が複雑なた
めに壊れ易かった。そして両者は共に、畳んだだけでは
見栄えが悪いうえ傘布が邪魔になるので、いちいちベル
トなどで傘布を縛らなければならず面倒であり、また畳
んだ後に持ち歩く間も水滴が床にしたたり落ちる可能性
があった。本発明は、従来の傘とは全く異なる構造,開
閉方式,材料を模索し、傘を畳んだとき側面に水滴が付
かないこと,畳みやすいこと,壊れにくいこと,畳んだ
とき見栄えが良く邪魔にならないこと,畳んだ後に水滴
が下に落ちないようにも出来ること,を目標に研究を進
めた。
【0004】
【課題を解決するための手段】傘の中心棒(2)に沿っ
て動く台座(8)を外筒(7)の内部に設け、その台座
(8)に、8本の傘骨(6)の根元を直接取り付ける。
傘骨(6)には、図3の場合の傘骨(6)の形状が無負
荷の形状である、適度な弾力性と剛体性を合わせ持つ素
材を用いる。素材が無ければ、傘骨(6)の素材は剛体
にし、傘骨(6)と台座(8)の間に関節(16)を付
ける。そして、傘の先端部分に上蓋(5)を設置し、傘
布(12)の端と上蓋(5)を、図の(11)の位置で
接着する。傘布(12)は、傘骨(6)にも、図の
(9),(10)の位置で固定される。傘骨(6)をそ
の台座(8)へ固定する際には、図5のように、傘骨
(6)の方向を、中心棒(2)の方向から少しずらして
固定する。傘の握り棒(4)を取り外せるようにし、傘
の先端にも、この握り棒(4)を取り付けられるように
する。以上の構成からなる傘を発明した。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明は、台座(8)を上下に動
かすことにより傘を開閉する。開いた傘を畳む際には、
傘骨(6)がゆがんで、外筒(7)と上蓋(5)の隙間
に傘骨(6)と傘布(12)が吸い込まれるような形
で、外筒(7)の中に完全に収納される。その状態を図
1に示す。また、傘を開く際には、傘骨(6)と傘布
(12)が、図2のように外筒(7)と上蓋(5)の隙
間から出てきて、完全に開いたときには、図3,図4の
ように従来の傘と殆ど同じ形状になる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。本
発明において最も実施困難な事柄は、傘骨(6)の材料
の選定である。図3の傘を開いた状態の形が、傘骨
(6)が無負荷の状態の形状であり、図1の畳んだ状態
では、傘骨(6)が変形して外筒(7)の中に収納され
る。従って傘骨(6)の材料には、傘を開いたとき風雨
の圧力によってあまり変形しない剛体性と、畳んだとき
に外筒(7)の中に収納されるための弾力性が求められ
る。この相反する2つの性質を適度に合わせ持つ素材を
選定することは難しいが、その候補として硬化プラスチ
ック,金属,カーボン等が考えられる。傘骨(6)は台
座(8)に完全に固定され、台座(8)の両側2カ所に
付いた開閉用つまみ(3)を持って台座を上下に動かす
ことにより、従来の傘と殆ど同じ方法で傘は開閉する。
傘を畳んだとき、図1のように傘骨(6)は外筒(7)
の中で大きく変形して、そのままだと中心棒(2)にぶ
つかってしまう。そこで図5のように、台座(8)に傘
骨(6)を固定する際には、少し傘骨(6)を傘の中心
棒(2)方向からずらして固定し、畳んだときに傘骨
(6)が中心棒(2)にぶつからないように工夫する。
また、このように8本の傘骨(6)を全て少しずらせて
固定することで、外筒(7)の中で傘骨(6)同士がぶ
つかり合う可能性も減り、外筒(7)の内部の空間を有
効に利用できる。つまり、外筒(7)を細くできる。傘
を開いたときに、外部に出た傘骨(6)があまり上下に
動かないようにするため、外筒(7)と上蓋(5)の隙
間は、傘骨(6)と傘布(12)が滑らかに通過する隙
間を残して、なるべく狭くした方が良い。また、傘を畳
んだ状態と開いた状態のそれぞれの台座(8)の位置で
は、台座(8)が通常は固定し、開閉用つまみ(3)を
押すと台座(8)が可動状態になる工夫が必要である。
そして外筒(7)には開閉用つまみ(3)が通るための
溝を開けておく。傘布(12)は、図の(9),(1
0)の位置、すなわち傘骨(6)の先端と中央付近の位
置で傘骨(6)に固定され、図の(11)の位置で上蓋
(5)に固定される。従って、傘を開いたときにも畳ん
だときにも外筒(7)内部の台座(8)付近に雨水が入
り込まない。畳んだときに傘布(12)は、図の(1
0)の傘骨(6)の位置で折れ曲がり、図の(9),
(11)の傘骨(6)の位置を端点としてV字型にな
る。つまり、傘を畳んだときに普通に傘を持つと、当然
傘の先端が下になり、先端の外筒(7)と上蓋(5)の
隙間から傘布(12)に付いた水滴がしたたり落ちる。
逆に、傘の握り棒(4)を傘の先端に付け替えてそこを
持つと、傘布(12)のV字型の部分に雨水が貯まり、
水滴は外部に出ない。握り棒(4)は、傘の使用時,通
常の移動時及び保管時には図2または図3の通常の位置
に付けるが、水滴を垂らしてはいけない場所では第1図
の位置、すなわち傘の先端に付け替える。握り棒(4)
が取り外し易く、かつ自然には外れにくくするため、取
り付ける際には押しながら回して固定するなどの構造に
すべきである。もし仮に、傘骨(6)に最も適切な材料
を用いても傘としての強度等に問題が残る場合には、図
6に示すように、傘骨(6)の根元付近に1自由度の関
節(16)を用いれば良い。このようにすると、関節
(16)付近の強度や傘を開いたときの安定性に若干不
安は残るものの、傘骨(6)自体の変形の必要が無いた
め、傘骨(6)の素材には剛体性のみが求められる。図
6において、関節(16)の自由度は1であり、傘骨
(6)は図の平面上を、関節(16)を中心として回転
可能である。従って、傘を開くとき傘骨(6)自体は変
形せずに、傘骨(6)は傘を開いた状態の角度へ滑らか
に移行する。
【0007】
【発明の効果】本発明は以上のような構成であるから、
非常に機能性に優れている。その主な効果を次に示す。
第1に、畳んだ後に水滴が外部に露呈しないので、電車
内など混雑した場所において、傘の水滴が衣服や鞄に付
かないかどうか気を使う必要がないうえ、他人にも迷惑
をかけない。第2に、畳んだときに傘骨と傘布が外筒の
中に完全に収納されるので、従来の傘のようにベルト等
で傘布を縛る必要がない。また、傘骨や傘布が外筒に覆
われているので、傷つきにくい。第3に、畳んだ後の見
栄えが良く、場所も取らない。第4に、傘骨に関節や可
動部が無いため、壊れにくく畳み易いばかりか、機構が
単純なことから、製作費が安くなるうえ大量生産にも向
いている。第5に、畳んだ後に傘の先端の部分を持て
ば、水滴が床等にしたたり落ちない。デパート内など床
に水滴を垂らしては都合の悪い場所でも、本発明では、
傘にわざわざビニール袋を被せたり、盗難される恐れの
ある傘立てを使用したりする必要が無い。第6に、握り
棒を付け替えることにより、全く雨に濡れていない握り
棒を常に持つことが出来る。
【図面の簡単な説明】
図1,2,3には、図が見にくくなるために傘布を描い
ていない。また、図5のように傘骨の取り付け角度をず
らしているので、本来、図1,2,3に1本の傘骨全体
を描くのは間違いであるが、直感的な傘骨の形状の分か
りやすさのために、このようにした。
【図1】本発明の傘を畳んだときの、握り棒を付け替え
た場合の側面断面図
【図2】本発明の傘を開きかけているときの側面断面図
【図3】本発明の傘を完全に開いたときの側面断面図
【図4】本発明の傘を完全に開いたときの傘の上面図
【図5】本発明の傘を開いたときの台座と1本の傘骨
の、位置と角度を示した上面図
【図6】本発明の傘骨に関節を用いた場合の、傘を畳ん
だときの台座と1本の傘骨の様子を示した側面断面図
【符号の説明】
1 傘の中心軸 2 中心棒 (アルミニウム等の軽い素
材) 3 開閉用つまみ (2カ所,これを押しながら
傘を開閉する) 4 握り棒 (取り外し可能) 5 上蓋 (アルミニウム等の軽い素
材) 6 傘骨 (8本,硬化プラスチック等
の素材) 7 外筒 (アルミニウム等の軽い素
材) 8 台座 (ここへ傘骨が固定される) 9,10傘骨に傘布を固定する位置 11 上蓋に傘布を固定する位置 12 傘布 (防水性のやわらかい布) 13 傘骨固定用の穴 (ここへ傘骨を差し込み固定
する) 14 補助線a (中心棒への方向を示す) 15 補助線b (畳んだときの傘骨の変形方
向を示す) 16 関節 (自由度1)
【手続補正書】
【提出日】平成7年9月16日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 傘
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、畳んだ後に傘の
側面に水滴が付かない等の機能性に優れた、傘に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来の傘には、大別して普通の傘と折り
畳み傘があり、どちらも基本的には、傘の開閉の方法,
開いた状態の形状は同じである。折り畳み傘は、普通の
傘の畳んだ状態から、更に傘骨を折り返し軸を縮めるこ
とで、畳んだときのコンパクト化を計っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の普通の傘は、畳
んだときに傘布(傘の布と定義)に付いた水滴が外部に
露呈するため、混雑した場所では、水滴が衣類等に付か
ないように気を使う必要があった。折り畳み傘はこの問
題を解決しているが、畳みにくく、また傘骨が複雑なた
めに壊れ易かった。そして両者は共に、畳んだだけでは
見栄えが悪いうえ傘布が邪魔になるので、いちいちベル
トなどで傘布を縛らなければならず面倒であり、また畳
んだ後に持ち歩く間も水滴が床にしたたり落ちる可能性
があった。本発明は、従来の傘とは全く異なる構造,開
閉方式,材料を模索し、傘を畳んだとき側面に水滴が付
かないこと,畳みやすいこと,壊れにくいこと,畳んだ
とき見栄えが良く邪魔にならないこと,畳んだ後に水滴
が下に落ちないようにも出来ること,を目標に研究を進
めた。
【0004】
【課題を解決するための手段】傘の中心棒(2)に沿っ
て動く台座(8)を外筒(7)の内部に設け、その台座
(8)に、8本の傘骨(6)の根元を直接取り付ける。
傘骨(6)には、図3の場合の傘骨(6)の形状が無負
荷の形状である、適度な弾力性と剛体性を合わせ持つ素
材を用いる。素材が無ければ、傘骨(6)の素材は剛体
にし、傘骨(6)と台座(8)の間に関節(16)を付
ける。そして、傘の先端部分に上蓋(5)を設置し、傘
布(12)の端と上蓋(5)を、図の(11)の位置で
接着する。傘布(12)は、傘骨(6)にも、図の
(9),(10)の位置で固定される。傘骨(6)をそ
の台座(8)へ固定する際には、図5のように、傘骨
(6)の方向を、中心棒(2)の方向から少しずらして
固定する。傘の握り棒(4)を取り外せるようにし、傘
の先端にも、この握り棒(4)を取り付けられるように
する。以上の構成からなる傘を発明した。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明は、台座(8)を上下に動
かすことにより傘を開閉する。開いた傘を畳む際には、
傘骨(6)がゆがんで、外筒(7)と上蓋(5)の隙間
に傘骨(6)と傘布(12)が吸い込まれるような形
で、外筒(7)の中に完全に収納される。その状態を図
1に示す。また、傘を開く際には、傘骨(6)と傘布
(12)が、図2のように外筒(7)と上蓋(5)の隙
間から出てきて、完全に開いたときには、図3,図4の
ように従来の傘と殆ど同じ形状になる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図を利用し
ながら説明する。図1,2,3には、図が見にくくなる
ために傘布を描いていない。また、図5のように傘骨の
取り付け角度をずらしているので、本来、図1,2,3
に1本の傘骨全体を描くのは間違いであるが、直感的な
傘骨の形状の分かりやすさのために、このようにした。
本発明において最も実施困難な事柄は、傘骨(6)の材
料の選定である。図3の傘を開いた状態の形が、傘骨
(6)が無負荷の状態の形状であり、図1の畳んだ状態
では、傘骨(6)が変形して外筒(7)の中に収納され
る。従って傘骨(6)の材料には、傘を開いたとき風雨
の圧力によってあまり変形しない剛体性と、畳んだとき
に外筒(7)の中に収納されるための弾力性が求められ
る。この相反する2つの性質を適度に合わせ持つ素材を
選定することは難しいが、その候補として硬化プラスチ
ック,金属,カーボン等が考えられる。傘骨(6)は台
座(8)に完全に固定され、台座(8)の両側2カ所に
付いたつまみ(3)を持って台座を上下に動かすことに
より、従来の傘と殆ど同じ方法で傘は開閉する。傘を畳
んだとき、図1のように傘骨(6)は外筒(7)の中で
大きく変形して、そのままだと中心棒(2)に当たって
しまう。そこで図5のように、台座(8)に傘骨(6)
を固定する際には、少し傘骨(6)を傘の中心棒(2)
方向からずらして固定し、畳んだときに傘骨(6)が中
心棒(2)にぶつからないように工夫する。また、この
ように8本の傘骨(6)を全て少しずらせて固定するこ
とで、外筒(7)の中で傘骨(6)同士がぶつかり合う
可能性も減り、外筒(7)の内部の空間を有効に利用で
きる。つまり、外筒(7)を細く短くできる。傘を開い
たときに、外部に出た傘骨(6)があまり上下に動かな
いようにするため、外筒(7)と上蓋(5)の隙間は、
傘骨(6)と傘布(12)が滑らかに通過する隙間を残
して、なるべく狭くした方が良い。また、傘を畳んだ状
態と開いた状態のそれぞれの台座(8)の位置では、台
座(8)が通常は固定し、つまみ(3)を押すと台座
(8)が可動状態になる工夫が必要である。そして外筒
(7)にはつまみ(3)が通るための溝を開けておく。
傘布(12)は、図の(9),(10)の位置、すなわ
ち傘骨(6)の先端と中央付近の位置で傘骨(6)に固
定され、図の(11)の位置で上蓋(5)に固定され
る。従って、傘を開いたときにも畳んだときにも外筒
(7)内部の台座(8付近に雨水が入り込まない。畳ん
だときに傘布(12)は、図の(10)の傘骨(6)の
位置で折れ曲がり、図の(9),(11)の傘骨(6)
の位置を端点としてV字型になる。つまり、傘を畳んだ
ときに普通に傘を持つと、当然傘の先端が下になり、先
端の外筒(7)と上蓋(5)の隙間から傘布(12)に
付いた水滴がしたたり落ちる。逆に、傘の握り棒(4)
を傘の先端に付け替えてそこを持つと、傘布(12)の
V字型の部分に雨水が貯まり、水滴は外部に出ない。握
り棒(4)は、傘の使用時,通常の移動時及び保管時に
は図2または図3の通常の位置に付けるが、水滴を垂ら
してはいけない場所では図1の位置、すなわち傘の先端
に付け替える。握り棒(4)が取り外し易く、かつ自然
には外れにくくするため、取り付ける際には押しながら
回して固定するなどの構造にすべきである。もし仮に、
傘骨(6)に最も適切な材料を用いても傘としての強度
等に問題が残る場合には、図6に示すように、傘骨
(6)の根元付近に1自由度の関節(16)を用いれば
良い。このようにすると、関節(16)付近の強度や傘
を開いたときの安定性に若干不安は残るものの、傘骨
(6)自体の変形の必要が無いため、傘骨(6)の素材
には剛体性のみが求められる。図6において、関節(1
6)の自由度は1であり、傘骨(6)は図の平面上を、
関節(16)を中心として回転可能である。従って、傘
を開くとき傘骨(6)自体は変形せずに、傘骨(6)は
傘を開いた状態の角度へ滑らかに移行する。
【0007】
【発明の効果】本発明は以上のような構成であるから、
非常に機能性に優れている。その主な効果を次に示す。
第1に、畳んだ後に水滴が外部に露呈しないので、電車
内など混雑した場所において、傘の水滴が衣服や鞄に付
かないかどうか気を使う必要がないうえ、他人にも迷惑
をかけない。第2に、畳んだときに傘骨と傘布が外筒の
中に完全に収納されるので、従来の傘のようにベルト等
で傘布を縛る必要がない。また、傘骨や傘布が外筒に覆
われているので、傷つきにくい。第3に、畳んだ後の見
栄えが良く、場所も取らない。第4に、傘骨に関節や可
動部が無いため、壊れにくく畳み易いばかりか、機構が
単純なことから、製作費が安くなるうえ大量生産にも向
いている。第5に、畳んだ後に傘の先端の部分を持て
ば、水滴が床等にしたたり落ちない。デパート内など床
に水滴を垂らしては都合の悪い場所でも、本発明では、
傘にわざわざビニール袋を被せたり、盗難される恐れの
ある傘立てを使用したりする必要が無い。第6に、握り
棒を付け替えることにより、全く雨に濡れていない握り
棒を常に持つことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の傘を畳んだときの、握り棒を付け替え
た場合の側面断面図
【図2】本発明の傘を開きかけているときの側面断面図
【図3】本発明の傘を完全に開いたときの側面断面図
【図4】本発明の傘を完全に開いたときの傘の上面図
【図5】本発明の傘を開いたときの台座と1本の傘骨
の、位置と角度を示した上面図
【図6】本発明の傘骨に関節を用いた場合の、傘を畳ん
だときの台座と1本の傘骨の様子を示した側面断面図
【符号の説明】 1 中心軸 2 中心棒 3 つまみ 4 握り棒 5 上蓋 6 傘骨 7 外筒 8 台座 9,10 傘骨に傘布を固定する位置 11 上蓋に傘布を固定する位置 12 傘布 13 傘骨固定用の穴 14 補助線a 15 補助線b 16 関節
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【手続補正書】
【提出日】平成7年9月25日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 傘
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、畳んだ後に傘の
側面に水滴が付かない等の機能性に優れた、傘に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来の傘には、大別して普通の傘と折り
畳み傘があり、どちらも基本的には、傘の開閉の方法,
開いた状態の形状は同じである。折り畳み傘は、普通の
傘の畳んだ状態から、更に傘骨を折り返し軸を縮めるこ
とで、畳んだときのコンパクト化を計っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の普通の傘は、畳
んだときに傘布(傘の布と定義)に付いた水滴が外部に
露呈するため、混雑した場所では、水滴が衣類等に付か
ないように気を使う必要があった。折り畳み傘はこの問
題を解決しているが、畳みにくく、また傘骨が複雑なた
めに壊れ易かった。そして両者は共に、畳んだだけでは
見栄えが悪いうえ傘布が邪魔になるので、いちいちベル
トなどで傘布を縛らなければならず面倒であり、また畳
んだ後に持ち歩く間も水滴が床にしたたり落ちる可能性
があった。本発明は、従来の傘とは全く異なる構造,開
閉方式,材料を模索し、傘を畳んだとき側面に水滴が付
かないこと,畳みやすいこと,壊れにくいこと,畳んだ
とき見栄えが良く邪魔にならないこと,畳んだ後に水滴
が下に落ちないようにも出来ること,を目標に研究を進
めた。
【0004】
【課題を解決するための手段】傘の中心棒(2)に沿っ
て動く台座(8)を外筒(7)の内部に設け、その台座
(8)に、8本の傘骨(6)の根元を直接取り付ける。
台座(8)につまみ(3)を取り付け、外筒(7)につ
まみ(3)が通るための溝を開ける。傘骨(6)には、
図3の場合の傘骨(6)の形状が無負荷の形状である、
適度な弾力性と剛体性を合わせ持つ素材を用いる。素材
が無ければ、傘骨(6)の素材は剛体にし、傘骨(6)
と台座(8)の間に関節(16)を付ける。そして、傘
の先端部分に上蓋(5)を設置し、傘布(12)の端と
上蓋(5)を、図の(11)の位置で接着する。傘布
(12)は、傘骨(6)にも、図の(9),(10)の
位置で固定される。傘骨(6)をその台座(8)へ固定
する際には、図5のように、傘骨(6)の方向を中心棒
(2)の方向から少しずらして固定する。また、傘骨
(6)と台座(8)の間に関節(16)を付けた場合に
は、傘骨(6)を真っ直ぐにして、傘を畳んだときに傘
骨(6)の先端が外筒(7)の先から出ている構造にし
ても良い。傘骨(6)を真っ直ぐにした場合、図5のよ
うに傘骨(6)の方向を中心棒(2)の方向からずらす
必要がない。傘の握り棒(4)を取り外せるようにし、
傘の先端にも、この握り棒(4)を取り付けられるよう
にする。以上の構成からなる傘を発明した。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明は、つまみ(3)を上下に
動かすことにより、台座(8)を上下に移動させて、傘
を開閉する。開いた傘を畳む際には、傘骨(6)がゆが
んで、外筒(7)と上蓋(5)の隙間に傘骨(6)と傘
布(12)が吸い込まれるような形で、外筒(7)の中
に完全に収納される。その状態を図1に示す。また、傘
を開く際には、傘骨(6)と傘布(12)が、図2のよ
うに外筒(7)と上蓋(5)の隙間から出てきて、完全
に開いたときには、図3,図4のように従来の傘と殆ど
同じ形状になる。傘骨(6)と台座(8)の間に関節
(16)を用いた場合には、傘骨(6)は変形せずに関
節(16)の角度が変わることにより、外筒(7)から
傘骨(6)が出入りする。そして、傘骨(6)と台座
(8)の間に関節(16)を設けたうえ、更に傘骨6)
を真っ直ぐにした際には、傘を畳んだとき図7のように
なり、傘を開いたとき図8のようになる。この場合、畳
んだときにも傘骨(6)の先端が外筒(7)の先から出
ている。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図を利用し
ながら説明する。図1,2,3,7,8には、図が見に
くくなるために傘布を描いていない。また、図5のよう
に傘骨の取り付け角度をずらしているので、本来、図
1,2,3に1本の傘骨全体を描くのは間違いである
が、直感的な傘骨の形状の分かりやすさのために、この
ようにした。本発明を実施するため、まず、傘の中心棒
(2)となる棒に、中心棒(2)を囲むように取り付け
た細長い中空の外筒(7)と、外筒(7)の先端に少し
隙間を開けて上蓋(5)を設置する。そして、外筒
(7)の他端の中心棒(2)の端に握り棒(4)を取り
付け、外筒(7)の内部に中心棒(2)に沿って動く台
座8)を設ける。その台座(8)には、8本の傘骨
(6)を円形に取り付ける。図1に示すように、上蓋
(5)の内側は滑らかなカーブを描いており、傘を開く
際には、これに沿って傘骨(6)が変形して、外筒
(7)と上蓋(5)の隙間から傘骨(6)が出てくる。
本発明において最も実施困難な事柄は、傘骨(6)の材
料の選定である。図3の傘を開いた状態の形が、傘骨
(6)が無負荷の状態の形状であり、図1の畳んだ状態
では、傘骨(6)が変形して外筒(7)の中に収納され
る。従って傘骨(6)の材料には、傘を開いたとき風雨
の圧力によってあまり変形しない剛体性と、畳んだとき
に外筒(7)の中に収納されるための弾力性が求められ
る。この相反する2つの性質を適度に合わせ持つ素材を
選定することは難しいが、その候補として硬化プラスチ
ック,金属,カーボン等が考えられる。傘骨(6)は台
座(8)に固定され、台座(8)の両側2カ所に付いた
つまみ3)を持って台座を上下に動かすことにより、従
来の傘と殆ど同じ方法で傘は開閉する。そのため外筒
(7)には、つまみ(3)を上下に動かすときにつまみ
(3)が通るための溝を2本設ける。傘を畳んだとき、
図1のように傘骨(6)は外筒(7)の中で大きく変形
して、そのままだと中心棒(2)に当たってしまう。そ
こで図5のように、台座(8)に傘骨(6)を固定する
際には、少し傘骨(6)を傘の中心棒(2)方向からず
らして固定し、畳んだときに傘骨(6)が中心棒(2)
にぶつからないように工夫する。また、このように8本
の傘骨(6)を全て少しずらせて固定することで、外筒
(7)の中で傘骨(6)同士がぶつかり合う可能性も減
り、外筒(7)の内部の空間を有効に利用できる。つま
り、外筒(7)を細く短くできる。傘を開いたときに、
外部に出た傘骨(6)があまり上下に動かないようにす
るため、外筒(7)と上蓋(5)の隙間は、傘骨(6)
と傘布(12)が滑らかに通過する隙間を残して、なる
べく狭くした方が良い。また、傘を畳んだ状態と開いた
状態のそれぞれの台座(8)の位置では、台座(8)が
通常は固定し、つまみ(3)を押すと台座(8)が可動
状態になる工夫が必要である。傘布(12)は、図の
(9),(10)の位置、すなわち傘骨(6)の先端と
中央付近の位置で傘骨(6)に固定され、図の(11)
の位置で上蓋(5)に固定される。従って、傘を開いた
ときにも畳んだときにも外筒(7)内部の台座(8)付
近に雨水が入り込まない。畳んだときに傘布(12)
は、図の(10)の傘骨(6)の位置で折れ曲がり、図
の(9),(11)の傘骨(6)の位置を端点としてV
字型になる。つまり、傘を畳んだときに普通に傘を持つ
と、当然傘の先端が下になり、先端の外筒(7)と上蓋
(5)の隙間から傘布(12)に付いた水滴がしたたり
落ちる。逆に、傘の握り棒(4)を傘の先端に付け替え
てそこを持つと、傘布(12)のV字型の部分に雨水が
貯まり、水滴は外部に出ない。握り棒(4)は、傘の使
用時,通常の移動時及び保管時には図2または図3の通
常の位置に付けるが、水滴を垂らしてはいけない場所で
は図1の位置、すなわち傘の先端に付け替える。握り棒
(4)が取り外し易く、かつ自然には外れにくくするた
め、取り付ける際には押しながら回して固定するなどの
構造にすべきである。もし仮に、傘骨(6)に最も適切
な材料を用いても傘としての強度等に問題が残る場合に
は、図6に示すように、傘骨(6)の根元付近、即ち台
座(8)に1自由度の関節(16)を用いれば良い。こ
のようにすると、関節(16)付近の強度や傘を開いた
ときの安定性に若干不安は残るものの、傘骨(6)自体
の変形の必要が無いため、傘骨(6)の素材には剛体性
のみが求められる。図6において、関節(16)の自由
度は1であり、傘骨(6)は図の平面上を、関節(1
6)を中心として回転可能である。従って、傘を開くと
き傘骨(6)自体は変形せずに、傘骨(6)は傘を開い
た状態の角度へ滑らかに移行する。また、傘骨(6)と
台座(8)の間に関節(16)を用いた場合には、図
7,8のように、傘骨(6)を真っ直ぐにして上蓋
(5)の内側を平らにしても良い。図7が傘を畳んだと
き,図8が傘を開いたときの形状である。このようにす
ると、図7に示すように、傘を畳んだときでも傘骨
(6)の先端が外筒(7)からはみ出してしまうことが
短所であるが、傘骨(6)が真っ直ぐなため、外筒
(7)を細くでき、傘の開閉が滑らかになることが長所
である。
【0007】
【発明の効果】本発明は以上のような構成であるから、
非常に機能性に優れている。その主な効果を次に示す。
第1に、畳んだ後に水滴が外部に露呈しないので、電車
内など混雑した場所において、傘の水滴が衣服や鞄に付
かないかどうか気を使う必要がないうえ、他人にも迷惑
をかけない。第2に、畳んだときに傘骨と傘布が、完全
またはほぼ完全に外筒の中へ収納されるので、従来の傘
のようにベルト等で傘布を縛る必要がない。また、傘骨
や傘布が外筒に覆われているので、傷つきにくい。第3
に、傘の先端から傘骨及び傘布が出るため、傘を開閉す
るときのスペースが少なく済む。特に雨天時における自
動車の乗り降りの際には、少し開けたドアの隙間から本
発明の傘を突き出して傘を開閉すれば、殆ど雨に濡れな
い。第4に、畳んだ後の見栄えが良く、場所も取らな
い。第5に、傘骨に関節や可動部が無いか少ないため、
壊れにくく畳み易いばかりか、機構が単純なことから、
製作費が安くなるうえ大量生産にも向いている。第6
に、畳んだ後に傘の先端の部分を持てば、水滴が床等に
したたり落ちない。デパート内など床に水滴を垂らして
は都合の悪い場所でも、本発明では、傘にわざわざビニ
ール袋を被せたり、盗難される恐れのある傘立てを使用
したりする必要が無い。第7に、握り棒を付け替えるこ
とにより、全く雨に濡れていない握り棒を常に持つこと
が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の傘を畳んだときの、握り棒を付け替え
た場合の側面断面図
【図2】本発明の傘を開きかけているときの側面断面図
【図3】本発明の傘を完全に開いたときの側面断面図
【図4】本発明の傘を完全に開いたときの傘の上面図
【図5】本発明の傘を開いたときの台座と1本の傘骨
の、位置と角度を示した上面図
【図6】傘骨に関節を用いた場合の、本発明の傘を畳ん
だときの台座と1本の傘骨の様子を示した側面断面図
【図7】傘骨に関節を用いて更に傘骨を真っ直ぐにした
場合の、本発明の傘を畳んだときの側面断面図
【図8】傘骨に関節を用いて更に傘骨を真っ直ぐにした
場合の、本発明の傘を完全に開いたときの側面断面図
【符号の説明】 1 中心軸 2 中心棒 3 つまみ 4 握り棒 5 上蓋 6 傘骨 7 外筒 8 台座 9,10 傘骨に傘布を固定する位置 11 上蓋に傘布を固定する位置 12 傘布 13 傘骨固定用の穴 14 補助線a 15 補助線b 16 関節
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】追加
【補正内容】
【図7】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】追加
【補正内容】
【図8】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】傘の中心棒(2)に沿って動く台座(8)
    を外筒(7)の内部に設け、その台座(8)に傘骨
    (6)の根元を直接取り付けた傘。
  2. 【請求項2】請求項1記載の傘において、傘骨(6)を
    その台座(8)へ固定する際には、図5に示すように、
    傘骨(6)の方向を、中心棒(2)の方向から少しずら
    して固定する手法。
  3. 【請求項3】傘の握り棒(4)を取り外し、傘の先端に
    も取り付けられるようにした、請求項1の傘。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200473362Y1 (ko) * 2012-08-02 2014-07-08 정찬영 안전 우산 커버
ITUB20152075A1 (it) * 2015-07-10 2017-01-10 Valerio Rossi Ombrello di protezione dalla pioggia, a raggi rigidi e ad apertura inversa.

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