JPH097530A - カラー表示装置 - Google Patents

カラー表示装置

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JPH097530A
JPH097530A JP15806395A JP15806395A JPH097530A JP H097530 A JPH097530 A JP H097530A JP 15806395 A JP15806395 A JP 15806395A JP 15806395 A JP15806395 A JP 15806395A JP H097530 A JPH097530 A JP H097530A
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JP
Japan
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phosphor
blue
color
panel
green
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JP15806395A
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English (en)
Inventor
Tsuneo Kusuki
常夫 楠木
Katsutoshi Ono
勝利 大野
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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  • Cathode-Ray Tubes And Fluorescent Screens For Display (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 色度を変化させることなく、輝度およびコン
トラストの向上を図り、カソードなどのエネルギービー
ム照射手段の電流バランスを良好なものとし、耐久性の
向上を図り、さらに製造が容易で低コストなカラー表示
装置を提供すること。 【構成】 透明パネル12と、透明パネル12の内面側
に設けられ、エネルギービームが照射されることによ
り、それぞれ赤色、緑色および青色の光を発する赤色蛍
光体15R、緑色蛍光体15Gおよび青色蛍光体15B
とを有するカラー表示装置である。青色蛍光体15こと
透明パネル12との間にのみ、青色フィルター4Bが装
着してあるCRTまたは平面表示装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえばカラー陰極線
管(CRT)およびカラー平面表示装置などのカラー表
示装置の改良に係り、さらに詳しくは、輝度およびコン
トラストの向上を図ることができるカラー表示装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、高コントラストのカラーCRTと
しては、たとえば内面に蛍光体層を有するパネルガラス
を、光透過率が40〜45%程度のダークガラスで構成
したカラーCRT、あるいは蛍光体粒子の表面にその蛍
光体の発光色と同色の顔料を付着させたいわゆる顔料付
蛍光体を用いてパネル内面に蛍光面を形成したカラーC
RT、あるいは赤(R)、緑(G)、青(B)蛍光体と
パネルガラスとの間にそれぞれの発光色にあったカラー
フィルターを設けたカラーCRTなどが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ダークガラ
スでパネルガラスを構成したカラーCRTにおいては、
ダークガラスによって外光を吸収するため、コントラス
トを向上させることはできるが、同時に、蛍光面からの
発光もダークガラスのパネルガラスによって吸収される
ので輝度が低下する。
【0004】また、顔料付蛍光体を用いて蛍光面を構成
したカラーCRTでは、顔料により外光を吸収するため
コントラストの向上が図られる。ところが、この場合、
蛍光体粒子が幾層(たとえば3〜4層)積み重なって蛍
光面が形成されるので、蛍光体粒子からの発光の一部が
顔料に吸収されることになり、輝度が10〜15%程度
低下する。
【0005】さらに、RGBの各層にカラーフィルター
を設けたカラーCRTでは、輝度、コントラストおよび
色再現範囲ともに大幅な改善が図られることが期待され
ている。しかしながら、産業用映像管の分野において
は、モニタに映し出される色とプリンタから出力される
色とを一致させるなどの、カラーマネジメントの観点か
ら、色再現範囲には制限が加えられ、特定のデバイスの
み突出することは難しい。たとえば、モニタ、プリンタ
およびスキャナなどの整合性を図る必要がある。特に、
赤色フィルターは色度を深くする効果が著しいため、前
述の点から好ましくない。
【0006】これとは別に、通常白色を出す場合のR、
G、B用カソードにそれぞれかかる負荷はアンバランス
であり、赤色(R)用カソードにかかる負荷がいちばん
大きい。RGBフィルターのそれぞれの透過率が同程度
であれば問題ないが、赤色の透過率が他色に比べ低いと
きは、赤色にカラーフィルターを入れることは、さらに
赤色カソードに負担をかけることになり、カソードのラ
イフを縮めることになる。
【0007】さらにまた、RGBの各層にカラーフィル
ターを設けることは、製造工程を煩雑とし、製造コスト
を増大させる。本発明は、このような実状に鑑みてなさ
れ、色度を変化させることなく、輝度およびコントラス
トの向上を図り、カソードなどのエネルギービーム照射
手段の電流バランスを良好なものとし、耐久性の向上を
図り、さらに製造が容易で低コストなカラー表示装置を
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係るカラー表示装置は、透明パネルと、前
記透明パネルの内面側に設けられ、エネルギービームが
照射されることにより、それぞれ赤色、緑色および青色
の光を発する赤色蛍光体、緑色蛍光体および青色蛍光体
とを有するカラー表示装置であって、前記青色蛍光体と
前記透明パネルとの間にのみ、青色フィルターが装着し
てあることを特徴とする。
【0009】青色フィルターは、たとえばCoO・Al
23 を主成分とする青色顔料などで構成される。本発
明に係るカラー陰極線管は、パネルガラスと、前記パネ
ルガラスに接続されるファンネルガラスと、前記ファン
ネルガラスのネック部内に装着される電子銃と、前記パ
ネルガラスの内面側に設けられ、電子銃からの電子ビー
ムが照射されることにより、それぞれ赤色、緑色および
青色の光を発する赤色蛍光体、緑色蛍光体および青色蛍
光体とを有するカラー陰極線管であって、前記青色蛍光
体と前記パネルガラスとの間にのみ、青色フィルターが
装着してあることを特徴とする。
【0010】本発明に係るカラー平面表示装置は、透明
パネルと、前記透明パネルの内面側に設けられ、エネル
ギービームが照射されることにより、それぞれ赤色、緑
色および青色の光を発する赤色蛍光体、緑色蛍光体およ
び青色蛍光体とを有するカラー平面表示装置であって、
前記青色蛍光体と前記透明パネルとの間にのみ、青色フ
ィルターが装着してあることを特徴とする。前記エネル
ギービームは、たとえば基板の上に行列状に配置された
複数の電界放出型マイクロカソードから走査して発射さ
れる電子ビームである。または、前記エネルギービーム
は、偏平な陰極線管内に内蔵された電子銃から放出され
る電子ビームであっても良い。
【0011】
【作用】本発明に係るカラー表示装置では、青色蛍光体
と前記透明パネルとの間にのみ、青色フィルターが装着
してある。このため、何等フィルターが装着されていな
い従来使用のカラー表示装置に比較して、コントラスト
が向上する。しかも、全ての蛍光体にカラーフィルター
を用いたものに比較して、輝度が向上する。さらに、全
ての蛍光体にカラーフィルターを用いたものでは、カラ
ーフィルターを用いないものに比較して、大幅に色度に
変化が生じてしまい、カラーマネジメントの観点から好
ましくないが、本発明では、青色蛍光体と前記透明パネ
ルとの間にのみ、青色フィルターが装着してあるので、
色度の変化も少ない。このため、デバイス間のカラーマ
ネジメントが容易である。
【0012】さらに、本発明では、青色蛍光体と前記透
明パネルとの間にのみ、青色フィルターが装着してあ
り、赤色蛍光体の部分には、フィルターが装着していな
いことから、赤色用カソードなどのエネルギービーム照
射手段に加わる負荷が少なく、R,G,B用カソードな
どの各エネルギービーム照射手段に加わる負荷のバラン
スが良くなり、結果的に耐久性が向上する。
【0013】さらにまた、本発明では、青色蛍光体と前
記透明パネルとの間にのみ、青色フィルターを装着する
構成なので、全ての蛍光体に各色のフィルターを装着す
る場合に比較し、その製造工程が容易となり、製造コス
トの低減が図れる。
【0014】
【実施例】以下、本発明に係るカラー表示装置を、図面
に示す実施例に基づき、詳細に説明する。実施例1 本実施例は、カラー表示装置としてのカラーCRTに本
発明を適用した実施例である。
【0015】図1に示すように、本実施例のカラーCR
T10は、内面に蛍光面が形成されたパネルガラス12
と、このパネルガラスに接合され、ネック部内に電子銃
16が収容されるファンネルガラス14とを有する。電
子銃16から発射された電子ビームは、偏向ヨークによ
り偏向されて、パネルガラス12の内面側に装着された
色選別電極としてのアパーチャグリル20を通して、蛍
光面に当り発光させる。
【0016】図2に示すように、パネルガラス12は、
光透過率が高い(たとえば透過率90%以上)ガラスで
構成され、その内面に蛍光面が形成してある。光透過率
が高いパネルガラスとしては、高透過率のガラスパネル
の表面に、高透過率のセーフティパネルを貼着したパネ
ルガラスが用いられる。高透過率のパネルガラスとして
は、具体的には、日本電気板硝子社製ティントパネル
(EIAJコードJP520AG11)にクリヤーのセ
ーフティパネル(EIAJコードJS520AA01)
を組み合わせたものを用いることができる。
【0017】図2に示すように、本実施例では、パネル
ガラス12の内面に、黒色ストライプ(カーボンストラ
イプ)2が所定間隔で形成してあり、これらのストライ
プ2間に、赤色(R)蛍光体15Rと、緑色(G)蛍光
体15Gと、青色蛍光体15Bとが、この順で交互に配
置してある。これら蛍光体15R,15G,15Bは、
アルミニウム膜22で覆われている。
【0018】本実施例では、青色蛍光体15Bとパネル
ガラス12との間にのみ、青色フィルター4Bが装着し
てある。その他の蛍光体15R,15Gとパネルガラス
12との間には、カラーフィルターが装着されていな
い。本実施例の青色フィルター4Bは、CoO・Al2
3 で構成され、図3に示すように、蛍光体で発光され
る青色光の波長において、光の透過率が高い。
【0019】次に、本実施例において、パネルガラスの
内面に蛍光面を作成する方法の一例を示す。まず、非発
光性光吸収性物質としてのカーボンブラックなどで構成
される図2に示す黒色ストライプ2の形成が行なわれ
る。黒色ストライプ2の形成は、まず、パネルガラスを
洗浄し、パネルガラス12の内面に、感光剤およびポリ
ビニルアルコール(PVA)などの水溶性高分子からな
るフォトレジストを塗布、乾燥してレジスト被膜を形成
する。次に、マスクを用いてレジスト被膜の所定部分を
露光により硬化させる。
【0020】次に、現像によりレジスト被膜の非露光部
分を除去し、乾燥してレジスト被膜のストライプを形成
し、次いでパネルガラス全面にカーボンブラック懸濁液
を塗布、乾燥後、反転液を塗布し、現像、乾燥してカー
ボンブラックから成る黒色ストライプ2を形成する(図
4(A)参照)。
【0021】次いで、青色蛍光体15Bが装着される黒
色ストライプ2,2間の位置に、青色フィルター4Bを
形成する。そのために、まず、図4(B)に示すよう
に、たとえばPVA−ADC系の感光膜3を全面に形成
する。次に、図4(C)に示すように、アパーチャグリ
ルを光学マスクとして、RおよびGの位置の感光膜3に
対して紫外線露光を行い、温水で現像し、Bの位置を除
いて、他のRおよびGの位置に、マスキング用のレジス
ト膜3Aを残す。
【0022】次に、第2の感光液、本例では、PVA−
SBQ系感光液に微粒子無機青色顔料を分散して成る懸
濁液(スラリー)を全面塗布し、図5(D)に示すよう
に、青色フィルター用の塗膜4を形成する。微粒子無機
青色顔料としては、たとえばCoO・Al23 を主成
分とする青色顔料(商品名:ダイピロキサイドTMブル
ー#3410)を用いることができる。
【0023】次に、図5(E)に示すように、パネルガ
ラス12の内面より、アパーチャグリル20を光学マス
クとして、青色(B)の位置の塗膜4に対して紫外線露
光を行う(内面露光6)。さらに、図5(F)に示すよ
うに、黒色ストライプ2をマスクに、青色の位置能登膜
4に対してパネルガラス12の外面から紫外線露光する
(外面露光7)。この外面露光7を行うことにより、塗
膜4とパネルガラス12との接着性が向上する。
【0024】次いで、未露光部分を温水でリンスする。
次に、過酸化水素水(H22 10重量%)で、未露光
PVA−ADC系のレジスト膜3Aを分解し、次いで温
水による反転現象を行って、図6(G)に示すように、
青色フィルターストライプ4Bを形成する。次いで、図
6(G)に示すように、タンニン酸0.1重量%溶液
で、青色フィルターストライプ4Bに対して硬膜処理8
を施し、その後、アンモニア水溶液(アンモニア1.0
重量%)で硬膜処理後の中和処理を施し、その後温水で
リンスする。
【0025】その後は、通常のスラリー法によって、図
2に示す蛍光体15R,15G,15Bとアルミニウム
膜22とを形成する。具体的には、まず、緑色蛍光体、
感光剤および水溶性高分子からなる緑色蛍光体スラリー
をパネルガラス全面に塗布、乾燥して緑色蛍光体レジス
ト被膜を形成する。次に、マスクを用いて前記レジスト
被膜の所定部分を露光により硬化させ、現像により前記
緑色蛍光体レジスト被膜の非露光部分を除去し、乾燥し
て緑色蛍光体ストライプを形成する。
【0026】緑色蛍光体としては、例えば母体結晶が硫
化亜鉛であり、銅、アルミニウムなどが付加剤として含
有されるものが用いられる。その後、青色蛍光体を含有
する青色蛍光体ストライプ、赤色蛍光体ストライプを、
緑色蛍光体ストライプの形成と同様にして、緑色蛍光体
ストライプの形成されたホール部分に隣接する別のホー
ル部分にそれぞれ形成していく。
【0027】赤色蛍光体としては、例えばイットリウム
・オキシ・サルファイドを母体結晶とし、ユーロピウム
を付加剤として含有するものが用いられる。また、青色
蛍光体としては、例えば母体結晶が硫化亜鉛であり、銀
などが付加剤として含有されるものが用いられる。
【0028】このようにして、赤緑青三色の蛍光体スト
ライプが形成された後で、その上に、中間膜を形成す
る。中間膜は、有機物膜で構成され、蛍光面を平坦化
し、後工程で金属薄膜層としてのアルミニウム薄膜層を
被着し易くする。後工程のプリベーキングおよびフリッ
トシール時のベーキング処理後には、中間膜は、PVA
などと共に、アルミニウム膜を通して飛ばされる。
【0029】その後、金属薄膜層としてのアルミニウム
薄膜層を中間膜の上に被着する。アルミニウム薄膜層を
形成することで、表示画面の輝度を向上させ、イオン化
を防止することができる。その後、プリベイキングを行
い、アパーチャグリルをパネルガラスの内面に装着した
後、パネルガラスのシールエッジ面とファンネルガラス
のシールエッジ面とをフリットシール接合する。プリベ
ーキングは、アパーチャグリルを装着した後でも良い。
このプリベーキングおよびフリットシール時のベーキン
グ処理(熱処理)により、中間膜の成分および蛍光体ス
トライプに含まれる有機成分を、アルミニウム膜を通し
て、蛍光面から除去し、蛍光面の被膜を固定化する。
【0030】次に、このようにして製造されたカラー陰
極線管の輝度およびコントラストが向上し、色度が従来
のものと変化しなかったことを示す実験結果を示す。下
記の表1に示すように、実施例1として、前記の方法に
より得られたカラーCRTを準備した。また、比較のた
めに、蛍光体とパネルガラスとの間にはカラーフィルタ
ーを設けることなく、高コントラストを得るために、透
明パネルガラスの表面に、光透過率が40〜45%程度
のグレイガラスを貼着した以外は実施例1と同様な比較
例1に係るカラーCRTを準備した。
【0031】
【表1】
【0032】前記実施例1および比較例1に係るCRT
の輝度、コントラストおよび色度を測定した結果を下記
の表2に示す。
【0033】
【表2】
【0034】なお、輝度は、ミノルタ(株)製カラーア
ナライザCA−100により測定した。測定条件は、C
RTをセット(GDM19インチ)に組み込んだ状態
で、9300Kの白色を出して測定した。また、コント
ラストは、CRT表面の外光反射輝度をR(CRT管面
照度350lux時)とし、CRTの輝度をBとした
時、B/Rとして定義した。色度は、ミノルタ(株)製
カラーアナライザーCA−100により測定した。測定
条件は、加速電圧27kV、カソード電流300μAで
あった。
【0035】前記表2に示すように、比較例1に比較
し、本実施例では、輝度が約20%、コントラストが約
3%程度向上し、色度は従来仕様のものとほとんど変わ
らないことを確認した。実施例2 本実施例は、カラー表示装置としての電界放出型マイク
ロカソードを利用したカラー平面表示装置に本発明を適
用した実施例である。
【0036】図7に示すように、本実施例のカラー平面
表示装置60は、半導体基板30の上に行列状に配置さ
れた複数の電界放出型マイクロカソード50から走査し
て発射される電子ビームが、ガラス基板などの透明パネ
ル32の内面に形成された蛍光面に照射して発光させる
ことにより、画像表示を行う表示装置である。半導体基
板30と透明基板32との間は、高真空に保持される。
透明パネル32の内面に形成してある蛍光面は、図2に
示す実施例と同様な蛍光面であり、青色蛍光体15Bと
透明パネル32との間にのみ青色フィルター4Bが装着
してある。
【0037】半導体基板30の上にマイクロカソード5
0を製造するための方法の一例を次に説明する。本実施
例では、まず、半導体基板30の上に、絶縁層31およ
びゲート電極35を順次成膜する。半導体基板30とし
ては、たとえば単結晶シリコン基板が用いられる。
【0038】本実施例では、絶縁層31は、主絶縁層3
2と水素含有層33とで構成される。主絶縁層32は、
たとえばCVD法により成膜される酸化シリコンで構成
され、水素含有層33は、主絶縁層32を成膜するため
のCVDに引き続いて行われるプラズマCVDにより成
膜される水素含有酸化シリコンで構成される。酸化シリ
コン膜で構成される主絶縁層32は、たとえば以下の条
件でCVDにより成膜される。CVD原料ガスとして、
SiH4 とO2 とを用い、SiH4 /O2 の流量比が、
300/300SCCM、雰囲気圧力が300Pa、基板温
度が400°C、成膜時間が4分の条件である。主絶縁
層32の層厚は、たとえば0.8μm である。
【0039】引き続いてプラズマCVDにより成膜され
る水素含有酸化シリコン膜で構成される水素含有層33
は、たとえば以下の条件のプラズマCVDで成膜され
る。プラズマCVD原料ガスとして、SiH4 とO2
を用い、SiH4 /O2 の流量比が、400/300SC
CM、雰囲気圧力が300Pa、基板温度が350°C、
成膜時間が1分の条件である。この水素含有層33の層
厚は、たとえば0.2μm である。
【0040】ゲート電極35は、特に限定されないが、
本実施例では、n+ の導電型のポリシリコン膜34とタ
ングステンシリサイド(WSix )膜36との積層膜で
あるポリサイド膜が用いられる。このゲート電極35
は、たとえばマイクロカソードのグリッドとして機能す
る。なお、半導体基板30の表面に形成されるエミッタ
電極の形成工程は省略してある。
【0041】ポリシリコン膜34の膜厚は、たとえば5
0nmである。タングステンシリサイド膜36の膜厚
は、たとえば150〜300nmである。ポリシリコン
膜34およびタングステンシリサイド膜36は、たとえ
ばCVDにより成膜される。ポリシリコン膜34は、た
とえば以下の条件で成膜される。CVD原料ガスとし
て、SiH4 とPH3 とを用い、SiH4 /PH3 の流
量比が、500/0.3SCCM、雰囲気圧力が100P
a、基板温度が500°Cの条件である。タングステン
シリサイド膜36は、たとえば以下の条件で成膜され
る。CVD原料ガスとして、WF6 とSiH4 とHeと
を用い、WF6 /SiH4 /Heの流量比が、3/30
0/500SCCM、雰囲気圧力が70Pa、基板温度が3
60°Cの条件である。
【0042】次に、このタングステンシリサイド膜36
の上にレジスト膜を成膜し、このレジスト膜に、フォト
リソグラフィー法により、カソード孔に対応する所定の
パターンで、開口部を形成する。この開口部の内径は、
カソード孔の内径に相当し、たとえば0.8μm 程度で
ある。レジスト膜としては、特に限定されないが、たと
えばノボラック系のg線用レジストを用いることができ
る。
【0043】次に、このレジスト膜が形成された半導体
基板30を、たとえば一般のプラズマエッチング装置内
に設置し、レジスト膜38をマスクとして、エッチング
加工を行う。プラズマエッチング装置としては、特に限
定されないが、たとえばマイクロ波電子サイクロトロン
共鳴プラズマ(ECR)エッチング装置、誘導コイル型
プラズマ(ICP)エッチング装置、ヘリコン波利用プ
ラズマエッチング装置、トランス結合プラズマ(TC
P)エッチング装置などを例示することができる。
【0044】まず、たとえばECRエッチング装置を用
い、下記の条件で、タングステンシリサイド膜36およ
びポリシリコン膜34を連続エッチングする。エッチン
グガスとしては、Cl2 とO2 との混合ガスを用い、C
2 /O2 の流量比を75/5SCCMとする。雰囲気圧力
は、1.0Paである。また、マイクロ波パワーは、9
00Wであり、高周波(RF)パワーは50W(2MH
z)であり、基板温度は、20°Cである。
【0045】続いて、絶縁層31をエッチング加工す
る。エッチングに際しては、たとえばECR型プラズマ
エッチング装置を用いる。そのエッチング条件を、次に
示す。
【0046】
【表3】 ガス :CHF3 /CH22 =45/ 5SCCM 圧力 :0.27Pa μ波出力 :1200W RFバイアス:225W(800kHz) 基板温度 :20°C 従来では、このような多層膜の連続エッチングにおい
て、高エネルギー条件の過剰なるオーバーエッチングに
より、レジスト膜38が後退し、その開口部40の側壁
も削られ、その下層に位置するタングステンシリサイド
膜36も一部エッチングされて、テーパ形状が形成され
る。これは、ゲート電極35および絶縁層32を同一の
レジスト膜でエッチング加工するために、レジスト膜が
プラズマエッチングに曝される時間が、従来のコンタク
トホール形成用エッチング技術に比較して長くなったた
めと考えられる。しかしながら、本実施例では、絶縁層
31中に水素含有層33を有するため、水素リッチな
(数十wt%)水素含有層33がエッチングされている
際生じたHが、ホール44近傍のC/F比を増大させ堆
積性雰囲気を形成する事により、通常のSiO2 エッチ
ング時に見られる様なフロロカーボン系堆積物が側壁保
護膜となってフォトレジストの後退を防止する。したが
って、ゲート電極35の開口部側壁までもオーバエッチ
ングされることはない。その結果、タングステンシリサ
イド膜36の肩落ちなども防止することができ、良好な
異方性形状のカソード孔44を形成することができる。
【0047】次に、レジスト膜をレジストアッシングに
より除去する。レジストアッシングは、500SCCMのO
2 を用い、雰囲気圧力3.0Pa、基板温度200°
C、高周波(RF)パワー300Wの条件で行う。この
レジスト膜の除去時と同時またはその後の工程で、側壁
保護膜も除去する。
【0048】次に、電子ビーム蒸着法などを用いて、タ
ングステンシリサイド膜36の上に、剥離層を形成す
る。剥離層は、たとえばアルミニウム金属層などで構成
される。その剥離層の層厚は、特に限定されないが、た
とえば50nm程度である。電子ビーム蒸着時の基板角
度は、約20度程度(斜め入射蒸着)が好ましい。雰囲
気圧力は、たとえば1.0Paである。 次に、たとえ
ば電子ビーム蒸着法を用いて、剥離層の上にカソード形
成層を堆積させる。カソード形成層としては、好適には
モリブデン(Mo)を用いるが、その他の高融点金属、
あるいはその他の金属、化合物などを使用することもで
きる。電子ビーム蒸着時の基板の角度は、約90度が好
ましい。カソード形成層を約1.0μm の層厚で形成す
ることで、カソード孔44の底部に位置する基板30の
表面には、鋭角円錐状のカソード50が均一な形状およ
び高さで形成される。各カソード50の形状、特に高さ
は、カソード形成層の各開口部が閉じるまでの時間など
に依存する。本実施例では、タングステンシリサイド膜
36の開口部の側壁に、テーパや肩落ちがないことか
ら、カソード形成層48のステップカバレッジも一定と
なり、その各開口部48aが閉じるまでの時間も一定で
あり、各カソード50の形状、特に高さを均一にするこ
とができる。
【0049】次に、水:フッ酸が約5:1の割合のフッ
酸でウエットエッチング(約30秒)を行い、アルミニ
ウムなどで構成される剥離層をエッチング除去し、その
上に位置するカソード形成層をリフトオフ除去する。カ
ソード孔44内には、均一形状および高さのマイクロカ
ソード50が残る。
【0050】その後は、基板30の上に、蛍光面が形成
された透明パネルを真空状態で張り合せて、本実施例の
平面表示装置が形成される。本実施例でも、前記実施例
と同様に、青色フィルターを装着していない従来の平面
表示装置に比較し、輝度およびコントラストが向上し、
色度は従来仕様のものとほとんど変わらない。
【0051】実施例3 本実施例は、前記実施例1において、青色フィルタの作
製を以下のようにして作製した以外は、前記実施例1と
同様にして、CRTを製造した。すなわち、パネルガラ
スの内面にカーボンストライプを形成後、PVA−AD
C系感光液に微粒子無機青色顔料、例えばCoO・A1
2 3 を主成分とする青色顔料(商品名:ダイピロオキ
サイドTMブルー#3410)を分散してなるけん懸濁
液(スラリー)を全面塗布し乾燥する。次に色選別マス
クを介して青色蛍光体ストライプの塗られる位置に紫外
線露光する。次に、未露光部分を温水で現像し、図6
(G)に示す青色カラーフィルター4Bを形成する。そ
の後は通常のスラリー法によって、前記実施例1と同様
にして、緑、青、赤色蛍光体とアルミニウム膜を形成す
る。
【0052】本実施例3でも、前記表2に示すように、
比較例1に比較し、輝度が約20%、コントラストが約
3%程向上し、色度は従来のものとほとんど変わらなか
った。なお、本発明は、上述した実施例に限定されるも
のではなく、本発明の範囲内で種々に改変することがで
きる。
【0053】たとえば、本発明は、前記実施例に係るC
RTまたは平面表示装置に限らず、偏平CRTなどのカ
ラー陰極線管、あるいはプラズマディスプレイなどのそ
の他のカラー表示装置にも適用することができる。
【0054】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、何等フィルターが装着されていない従来使用のカラ
ー表示装置に比較して、コントラストが向上する。しか
も、全ての蛍光体にカラーフィルターを用いたものに比
較して、輝度が向上する。さらに、全ての蛍光体にカラ
ーフィルターを用いたものでは、カラーフィルターを用
いないものに比較して、大幅に色度に変化が生じてしま
い、カラーマネジメントの観点から好ましくないが、本
発明では、青色蛍光体と前記透明パネルとの間にのみ、
青色フィルターが装着してあるので、色度の変化も少な
い。このため、デバイス間のカラーマネジメントが容易
である。
【0055】さらに、本発明では、青色蛍光体と前記透
明パネルとの間にのみ、青色フィルターが装着してあ
り、赤色蛍光体の部分には、フィルターが装着していな
いことから、赤色用カソードなどのエネルギービーム照
射手段に加わる負荷が少なく、R,G,B用カソードな
どの各エネルギービーム照射手段に加わる負荷のバラン
スが良くなり、結果的に耐久性が向上する。
【0056】さらにまた、本発明では、青色蛍光体と前
記透明パネルとの間にのみ、青色フィルターを装着する
構成なので、全ての蛍光体に各色のフィルターを装着す
る場合に比較し、その製造工程が容易となり、製造コス
トの低減が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例に係るカラーCRTの
概略図である。
【図2】図2は図1に示すパネル内面の要部断面図であ
る。
【図3】図3は図2に示す青色フィルターの特性を示す
図である。
【図4】図4(A)〜(C)は蛍光面の作成方法を示す
工程図である。
【図5】図5(D)〜(F)は図4(C)の続きの工程
を示す工程図である。
【図6】図6(G),(H)は図5(F)の続きの工程
を示す工程図である。
【図7】図7は本発明の他の実施例に係るカラー平面表
示装置の要部断面図である。
【符号の説明】
2… 黒色ストライプ 4B… 青色フィルター 12… パネルガラス 14… ファンネルガラス 15R… 赤色蛍光体 15G… 緑色蛍光体 15B… 青色蛍光体 16… 電子銃

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明パネルと、 前記透明パネルの内面側に設けられ、エネルギービーム
    が照射されることにより、それぞれ赤色、緑色および青
    色の光を発する赤色蛍光体、緑色蛍光体および青色蛍光
    体とを有するカラー表示装置であって、 前記青色蛍光体と前記透明パネルとの間にのみ、青色フ
    ィルターが装着してあるカラー表示装置。
  2. 【請求項2】 パネルガラスと、 前記パネルガラスに接続されるファンネルガラスと、 前記ファンネルガラスのネック部内に装着される電子銃
    と、 前記パネルガラスの内面側に設けられ、電子銃からの電
    子ビームが照射されることにより、それぞれ赤色、緑色
    および青色の光を発する赤色蛍光体、緑色蛍光体および
    青色蛍光体とを有するカラー陰極線管であって、 前記青色蛍光体と前記パネルガラスとの間にのみ、青色
    フィルターが装着してあるカラー陰極線管。
  3. 【請求項3】 透明パネルと、 前記透明パネルの内面側に設けられ、エネルギービーム
    が照射されることにより、それぞれ赤色、緑色および青
    色の光を発する赤色蛍光体、緑色蛍光体および青色蛍光
    体とを有するカラー平面表示装置であって、 前記青色蛍光体と前記透明パネルとの間にのみ、青色フ
    ィルターが装着してあるカラー平面表示装置。
  4. 【請求項4】 前記エネルギービームが、基板の上に行
    列状に配置された複数の電界放出型マイクロカソードか
    ら走査して発射される電子ビームである請求項3に記載
    のカラー平面表示装置。
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