JPH0975681A - 拡散透析装置及び方法 - Google Patents
拡散透析装置及び方法Info
- Publication number
- JPH0975681A JPH0975681A JP23527695A JP23527695A JPH0975681A JP H0975681 A JPH0975681 A JP H0975681A JP 23527695 A JP23527695 A JP 23527695A JP 23527695 A JP23527695 A JP 23527695A JP H0975681 A JPH0975681 A JP H0975681A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- membrane
- stock solution
- acid
- dialysis
- raw liquid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000000502 dialysis Methods 0.000 title claims abstract description 115
- 238000009792 diffusion process Methods 0.000 title claims abstract description 65
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims abstract description 25
- 239000002253 acid Substances 0.000 claims abstract description 70
- 239000012528 membrane Substances 0.000 claims abstract description 69
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 67
- 238000011084 recovery Methods 0.000 claims abstract description 28
- 239000011550 stock solution Substances 0.000 claims description 95
- 239000000243 solution Substances 0.000 claims description 18
- 230000002378 acidificating effect Effects 0.000 claims description 10
- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 claims description 5
- 239000007788 liquid Substances 0.000 abstract description 17
- 229910052770 Uranium Inorganic materials 0.000 abstract description 16
- JFALSRSLKYAFGM-UHFFFAOYSA-N uranium(0) Chemical compound [U] JFALSRSLKYAFGM-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract description 13
- 150000001768 cations Chemical class 0.000 abstract description 9
- 239000003014 ion exchange membrane Substances 0.000 abstract description 5
- -1 uranium ion Chemical class 0.000 abstract description 2
- 238000000909 electrodialysis Methods 0.000 abstract 3
- VEXZGXHMUGYJMC-UHFFFAOYSA-N Hydrochloric acid Chemical compound Cl VEXZGXHMUGYJMC-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 16
- HEMHJVSKTPXQMS-UHFFFAOYSA-M Sodium hydroxide Chemical compound [OH-].[Na+] HEMHJVSKTPXQMS-UHFFFAOYSA-M 0.000 description 9
- 239000002699 waste material Substances 0.000 description 7
- 239000000460 chlorine Substances 0.000 description 4
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 4
- 239000011734 sodium Substances 0.000 description 4
- DGAQECJNVWCQMB-PUAWFVPOSA-M Ilexoside XXIX Chemical compound C[C@@H]1CC[C@@]2(CC[C@@]3(C(=CC[C@H]4[C@]3(CC[C@@H]5[C@@]4(CC[C@@H](C5(C)C)OS(=O)(=O)[O-])C)C)[C@@H]2[C@]1(C)O)C)C(=O)O[C@H]6[C@@H]([C@H]([C@@H]([C@H](O6)CO)O)O)O.[Na+] DGAQECJNVWCQMB-PUAWFVPOSA-M 0.000 description 3
- 239000012670 alkaline solution Substances 0.000 description 3
- 229910052761 rare earth metal Inorganic materials 0.000 description 3
- 150000002910 rare earth metals Chemical class 0.000 description 3
- 229910052708 sodium Inorganic materials 0.000 description 3
- QAOWNCQODCNURD-UHFFFAOYSA-N Sulfuric acid Chemical compound OS(O)(=O)=O QAOWNCQODCNURD-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000035699 permeability Effects 0.000 description 2
- 238000007747 plating Methods 0.000 description 2
- 150000003839 salts Chemical class 0.000 description 2
- ZAMOUSCENKQFHK-UHFFFAOYSA-N Chlorine atom Chemical compound [Cl] ZAMOUSCENKQFHK-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- GRYLNZFGIOXLOG-UHFFFAOYSA-N Nitric acid Chemical compound O[N+]([O-])=O GRYLNZFGIOXLOG-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 150000007513 acids Chemical class 0.000 description 1
- 239000003011 anion exchange membrane Substances 0.000 description 1
- 150000001450 anions Chemical class 0.000 description 1
- 229910052801 chlorine Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000005868 electrolysis reaction Methods 0.000 description 1
- 230000002708 enhancing effect Effects 0.000 description 1
- 238000001914 filtration Methods 0.000 description 1
- IXCSERBJSXMMFS-UHFFFAOYSA-N hcl hcl Chemical compound Cl.Cl IXCSERBJSXMMFS-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910017604 nitric acid Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000012466 permeate Substances 0.000 description 1
- 238000001556 precipitation Methods 0.000 description 1
- 238000004064 recycling Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ウラン等の多量の陽イオンを含有した排液
(原液)からの酸回収を適切に行うことができる拡散透
析装置及び方法を提供する。 【解決手段】 電解透析膜で形成された透析膜を設け
る。この透析膜の一面側に、膜表面に対して略平行に酸
を含有した原液を流通させる原液流通手段を設ける。前
記透析膜の他面側に、前記原液の流れ方向に対向して水
を流通させる水流通手段を設ける。そして、前記透析膜
を介した拡散透析によって原液中の酸を水中に回収す
る。
(原液)からの酸回収を適切に行うことができる拡散透
析装置及び方法を提供する。 【解決手段】 電解透析膜で形成された透析膜を設け
る。この透析膜の一面側に、膜表面に対して略平行に酸
を含有した原液を流通させる原液流通手段を設ける。前
記透析膜の他面側に、前記原液の流れ方向に対向して水
を流通させる水流通手段を設ける。そして、前記透析膜
を介した拡散透析によって原液中の酸を水中に回収す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、拡散透析装置及び
方法に係わり、特に、多量の陽イオン(ウラン等)を含
有する原液の中の酸を適切に水中に回収することができ
る拡散透析装置及び拡散透析方法に関する。
方法に係わり、特に、多量の陽イオン(ウラン等)を含
有する原液の中の酸を適切に水中に回収することができ
る拡散透析装置及び拡散透析方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、メッキ工場等において多量に発生
する酸廃液中の酸を回収し、再利用するために、拡散透
析装置及び方法が使用されている。この従来の拡散透析
装置及び方法は、透析膜として拡散透析膜を使用し、こ
の拡散透析膜を介して原液中の酸を選択的に水中に透過
させて酸の回収を図るようにしたものである。
する酸廃液中の酸を回収し、再利用するために、拡散透
析装置及び方法が使用されている。この従来の拡散透析
装置及び方法は、透析膜として拡散透析膜を使用し、こ
の拡散透析膜を介して原液中の酸を選択的に水中に透過
させて酸の回収を図るようにしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した従
来の拡散透析装置及び方法は、メッキ工場等において発
生する酸廃液を透析するためのものであるため、透過膜
に対する塩(陽イオン)の透過率、すなわち漏洩率が高
い。このため、この従来の拡散透析装置及び方法は、原
子力関連施設等において発生する多量のウラン(陽イオ
ン)を含有した酸性液や多量のナトリウム(陽イオン)
を含有したアルカリ性溶液からの酸回収には適していな
かった。例えば、ウラン等の陽イオンの分離能を高めて
回収される酸の純度を高めることができなかった。ま
た、アルカリ性溶液中のCl- 、SO4 2-、NO 3 - 等
の陰イオンは、OH- に比して透過膜に対する透過性が
悪いために、従来の拡散透析装置及び方法では回収が不
可能であった。
来の拡散透析装置及び方法は、メッキ工場等において発
生する酸廃液を透析するためのものであるため、透過膜
に対する塩(陽イオン)の透過率、すなわち漏洩率が高
い。このため、この従来の拡散透析装置及び方法は、原
子力関連施設等において発生する多量のウラン(陽イオ
ン)を含有した酸性液や多量のナトリウム(陽イオン)
を含有したアルカリ性溶液からの酸回収には適していな
かった。例えば、ウラン等の陽イオンの分離能を高めて
回収される酸の純度を高めることができなかった。ま
た、アルカリ性溶液中のCl- 、SO4 2-、NO 3 - 等
の陰イオンは、OH- に比して透過膜に対する透過性が
悪いために、従来の拡散透析装置及び方法では回収が不
可能であった。
【0004】そこで、本発明は、上記問題点を解消し、
ウラン、ナトリウム等の多量の陽イオンを含有した排液
(原液)からの酸回収を高い回収率で行うことができ、
ウラン等の陽イオンの分離効率を高めることが可能であ
り、アルカリ性又は中性の原液をも処理することができ
る拡散透析装置及び方法を提供することを目的とする。
ウラン、ナトリウム等の多量の陽イオンを含有した排液
(原液)からの酸回収を高い回収率で行うことができ、
ウラン等の陽イオンの分離効率を高めることが可能であ
り、アルカリ性又は中性の原液をも処理することができ
る拡散透析装置及び方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
電解透析膜で形成された透析膜と、この透析膜の一面側
に膜表面に対して略平行に酸を含有した原液を流通させ
る原液流通手段と、前記透析膜の他面側に前記原液の流
れ方向に対向して水を流通させる水流通手段とを備え、
前記透析膜を介した拡散透析によって原液中の酸を水中
に回収するようにしたことを特徴とする。
電解透析膜で形成された透析膜と、この透析膜の一面側
に膜表面に対して略平行に酸を含有した原液を流通させ
る原液流通手段と、前記透析膜の他面側に前記原液の流
れ方向に対向して水を流通させる水流通手段とを備え、
前記透析膜を介した拡散透析によって原液中の酸を水中
に回収するようにしたことを特徴とする。
【0006】請求項2記載の発明は、透析膜の一面側に
膜表面に対して略平行に酸を含有した原液を流通させ、
前記透析膜の他面側に前記原液の流れ方向に対向して水
を流通させ、前記原液と前記水との流速比を制御して拡
散透析による原液中の酸の水中への回収率を最適化させ
ることを特徴とする。
膜表面に対して略平行に酸を含有した原液を流通させ、
前記透析膜の他面側に前記原液の流れ方向に対向して水
を流通させ、前記原液と前記水との流速比を制御して拡
散透析による原液中の酸の水中への回収率を最適化させ
ることを特徴とする。
【0007】請求項3記載の発明は、透析膜の一面側に
膜表面に対して略平行に酸を含有した原液を流通させ、
前記透析膜の他面側に前記原液の流れ方向に対向して水
を流通させ、拡散透析による原液中の酸の濃度を制御し
て原液中の酸の水中への回収率を最適化させることを特
徴とする。
膜表面に対して略平行に酸を含有した原液を流通させ、
前記透析膜の他面側に前記原液の流れ方向に対向して水
を流通させ、拡散透析による原液中の酸の濃度を制御し
て原液中の酸の水中への回収率を最適化させることを特
徴とする。
【0008】請求項4記載の発明は、酸を含有した原液
がアルカリ性又は中性である場合に前記原液のpHを調
製して酸性とし、この酸性の原液を透析膜の一面側に膜
表面に対して略平行に流通させ、前記透析膜の他面側に
前記原液の流れ方向に対向して水を流通させ、前記透析
膜を介した拡散透析によって原液中の酸を水中に回収す
るようにしたことを特徴とする。
がアルカリ性又は中性である場合に前記原液のpHを調
製して酸性とし、この酸性の原液を透析膜の一面側に膜
表面に対して略平行に流通させ、前記透析膜の他面側に
前記原液の流れ方向に対向して水を流通させ、前記透析
膜を介した拡散透析によって原液中の酸を水中に回収す
るようにしたことを特徴とする。
【0009】請求項5記載の発明は、請求項1記載の拡
散透析装置を用いて拡散透析を行うことを特徴とする。
散透析装置を用いて拡散透析を行うことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】第1の実施形態 以下、本発明による拡散透析装置及び方法の第1の実施
形態について図面を参照して説明する。図1は本実施形
態による拡散透析装置の概略を示しており、図中符号1
は拡散透析槽を示し、この拡散透析槽1の内部は、陰イ
オン交換膜である電解透析膜2によって原液室3と純水
室4とに仕切られている。電解透析膜2は、図2に示し
たように、複数枚(例えば19枚)の膜が並設されて構
成されている。ここで、電解透析膜2は、各種のイオン
交換膜の中で総括透析係数が小さい膜である。
形態について図面を参照して説明する。図1は本実施形
態による拡散透析装置の概略を示しており、図中符号1
は拡散透析槽を示し、この拡散透析槽1の内部は、陰イ
オン交換膜である電解透析膜2によって原液室3と純水
室4とに仕切られている。電解透析膜2は、図2に示し
たように、複数枚(例えば19枚)の膜が並設されて構
成されている。ここで、電解透析膜2は、各種のイオン
交換膜の中で総括透析係数が小さい膜である。
【0011】原液室3の下部は配管5を介して原液ヘッ
ドタンク6に接続されており、この原液ヘッドタンク6
は配管7を介して原液貯蔵タンク8に接続されている。
この原液貯蔵タンク8の内部には、塩酸(HCl)及び
多量のUO 2 2+を含有した原液が貯蔵されている。原液
ヘッドタンク6と原液貯蔵タンク8とを連絡する配管7
の途中には、濾過器9及び原液送水ポンプ10が介装さ
れている。また、拡散透析室1の原液室3の上部には、
透析処理後の原液を輸送するための配管11が接続され
ている。
ドタンク6に接続されており、この原液ヘッドタンク6
は配管7を介して原液貯蔵タンク8に接続されている。
この原液貯蔵タンク8の内部には、塩酸(HCl)及び
多量のUO 2 2+を含有した原液が貯蔵されている。原液
ヘッドタンク6と原液貯蔵タンク8とを連絡する配管7
の途中には、濾過器9及び原液送水ポンプ10が介装さ
れている。また、拡散透析室1の原液室3の上部には、
透析処理後の原液を輸送するための配管11が接続され
ている。
【0012】一方、拡散透析室1の純水室4の上部は配
管12を介して純水ヘッドタンク13に接続されてお
り、この純水ヘッドタンク13は配管14を介して純水
を貯えた純水貯蔵タンク15に接続されている。配管1
4の途中には、純水送水ポンプ16が介装されている。
また、純水室4の下部は、配管17を介して回収酸タン
ク18に接続されている。
管12を介して純水ヘッドタンク13に接続されてお
り、この純水ヘッドタンク13は配管14を介して純水
を貯えた純水貯蔵タンク15に接続されている。配管1
4の途中には、純水送水ポンプ16が介装されている。
また、純水室4の下部は、配管17を介して回収酸タン
ク18に接続されている。
【0013】次に、本実施形態の作用について説明す
る。原液貯蔵タンク8内の原液は、原液送水ポンプ10
によって配管7を介して原液ヘッドタンク6に送られ
る。この際、原液は、配管7の途中に介装された濾過器
9によって濾過される。そして、原液ヘッドタンク6に
送られた原液は、ヘッド圧によって拡散透析槽1の原液
室3の下部に流入する。原液室3の下部に流入した原液
は、原液室3の内部を上方に向かって流れ、原液室3の
上部から配管11を介して流出する。
る。原液貯蔵タンク8内の原液は、原液送水ポンプ10
によって配管7を介して原液ヘッドタンク6に送られ
る。この際、原液は、配管7の途中に介装された濾過器
9によって濾過される。そして、原液ヘッドタンク6に
送られた原液は、ヘッド圧によって拡散透析槽1の原液
室3の下部に流入する。原液室3の下部に流入した原液
は、原液室3の内部を上方に向かって流れ、原液室3の
上部から配管11を介して流出する。
【0014】一方、純水貯蔵タンク15内の純水は、純
水送水ポンプ16によって配管14を介して純水ヘッド
タンク13に送られる。そして、純水ヘッドタンク13
に送られた純水は、ヘッド圧によって拡散透析槽1の純
水室4の上部に流入する。純水室4の上部に流入した純
水は、純水室4の内部を下方に向かって流れ、純水室4
の下部から配管17を介して流出し、回収酸タンク18
に回収される。
水送水ポンプ16によって配管14を介して純水ヘッド
タンク13に送られる。そして、純水ヘッドタンク13
に送られた純水は、ヘッド圧によって拡散透析槽1の純
水室4の上部に流入する。純水室4の上部に流入した純
水は、純水室4の内部を下方に向かって流れ、純水室4
の下部から配管17を介して流出し、回収酸タンク18
に回収される。
【0015】このように電解透析膜2の相異なる側に原
液と純水とを向流させると、図2に示したように原液中
のHClは電解透析膜2を透過して純水室4内の純水に
取り込まれる。一方、原液中のUO 2 2+のほとんどは電
解透析膜2を透過することができず、原液中にとどま
る。ここで、電解透析膜2は他のイオン交換膜に比して
総括透析係数が小さいため、原液中のUO 2 2+が電解透
析膜2を透過する確率(漏洩率)は極めて小さい。
液と純水とを向流させると、図2に示したように原液中
のHClは電解透析膜2を透過して純水室4内の純水に
取り込まれる。一方、原液中のUO 2 2+のほとんどは電
解透析膜2を透過することができず、原液中にとどま
る。ここで、電解透析膜2は他のイオン交換膜に比して
総括透析係数が小さいため、原液中のUO 2 2+が電解透
析膜2を透過する確率(漏洩率)は極めて小さい。
【0016】このように本実施形態によれば、拡散透析
槽1の内部にイオン交換膜として電解透析膜を設けたの
で、原液中のUO 2 2+が電解透析膜2を透過する確率
(漏洩率)は極めて小さくなり、純水中に回収された酸
は極めて純度の高いものとなる。
槽1の内部にイオン交換膜として電解透析膜を設けたの
で、原液中のUO 2 2+が電解透析膜2を透過する確率
(漏洩率)は極めて小さくなり、純水中に回収された酸
は極めて純度の高いものとなる。
【0017】なお、本実施形態及び後述する第2乃至第
4の実施形態は、いずれも、上述した塩酸を含む原液の
みならず、硝酸、硫酸等の酸を含んだ各種の酸溶液に適
用できるものである。
4の実施形態は、いずれも、上述した塩酸を含む原液の
みならず、硝酸、硫酸等の酸を含んだ各種の酸溶液に適
用できるものである。
【0018】第2の実施形態 次に、本発明による拡散透析装置及び方法の第2の実施
形態について説明する。本実施形態は、前記第1の実施
形態による拡散透析装置を用いた拡散透析方法に関する
ものである。
形態について説明する。本実施形態は、前記第1の実施
形態による拡散透析装置を用いた拡散透析方法に関する
ものである。
【0019】本実施形態は、拡散透析槽1の原液室3内
を流れる原液の流速と、純水室4内を流れる純水の流速
との流速比(純水の流速/原液の流速)を制御するもの
である。ここで、純水中への酸の回収率は、図3に示し
たように流速比によって異なるため、この流速比を制御
することによって目的とする酸回収率を達成することが
できる。なお、図3は、原液として希土類分析済排液を
使用し、原液の流速を5cc/minとした場合の結果
を示している。図3から分かるように、流速比を3以上
とすれば、80%以上の酸回収率が得られる。また、こ
の場合、回収された酸中のウラン濃度は1/1000程
度であり、ウランの分離効率は極めて高く、酸と分離さ
れたウラン溶液は沈殿濾過法で再回収しやすくなる。
を流れる原液の流速と、純水室4内を流れる純水の流速
との流速比(純水の流速/原液の流速)を制御するもの
である。ここで、純水中への酸の回収率は、図3に示し
たように流速比によって異なるため、この流速比を制御
することによって目的とする酸回収率を達成することが
できる。なお、図3は、原液として希土類分析済排液を
使用し、原液の流速を5cc/minとした場合の結果
を示している。図3から分かるように、流速比を3以上
とすれば、80%以上の酸回収率が得られる。また、こ
の場合、回収された酸中のウラン濃度は1/1000程
度であり、ウランの分離効率は極めて高く、酸と分離さ
れたウラン溶液は沈殿濾過法で再回収しやすくなる。
【0020】第3の実施形態 次に、本発明による拡散透析装置及び方法の第3の実施
形態について説明する。本実施形態は、前記第1の実施
形態による拡散透析装置を用いた拡散透析方法に関する
ものである。
形態について説明する。本実施形態は、前記第1の実施
形態による拡散透析装置を用いた拡散透析方法に関する
ものである。
【0021】本実施形態は、拡散透析槽1の原液室3内
を流れる原液の酸(塩酸)の濃度を制御するものであ
る。ここで、純水中への酸回収率は、図4に示したよう
に原液中の塩酸濃度によって異なるため、この塩酸濃度
を制御することによって目的とする酸回収率を達成する
ことができる。なお、図4は、流速比を3.6とし、原
液流入量を900ccとした場合の結果を示している。
図4から分かるように、原液中の塩酸濃度を10%以上
とすれば、80%以上の酸回収率が得られる。なお、本
実施形態は、前記第2の実施形態による拡散透析方法と
併用することもできる。
を流れる原液の酸(塩酸)の濃度を制御するものであ
る。ここで、純水中への酸回収率は、図4に示したよう
に原液中の塩酸濃度によって異なるため、この塩酸濃度
を制御することによって目的とする酸回収率を達成する
ことができる。なお、図4は、流速比を3.6とし、原
液流入量を900ccとした場合の結果を示している。
図4から分かるように、原液中の塩酸濃度を10%以上
とすれば、80%以上の酸回収率が得られる。なお、本
実施形態は、前記第2の実施形態による拡散透析方法と
併用することもできる。
【0022】第4の実施形態 次に、本発明による拡散透析装置及び方法の第4の実施
形態について説明する。本実施形態は、酸を含有した原
液が酸性ではなく中性又はアルカリ性である場合に適用
されるものである。例えば、原液が多量の水酸化ナトリ
ウム(NaOH)を含有したアルカリ性溶液の場合に
は、まず、原液のpHを調製して酸性とする。そして、
この酸性の原液に対して、例えば前記第1、第2及び第
3の実施形態による拡散透析装置及び方法を用いて透析
を行う。
形態について説明する。本実施形態は、酸を含有した原
液が酸性ではなく中性又はアルカリ性である場合に適用
されるものである。例えば、原液が多量の水酸化ナトリ
ウム(NaOH)を含有したアルカリ性溶液の場合に
は、まず、原液のpHを調製して酸性とする。そして、
この酸性の原液に対して、例えば前記第1、第2及び第
3の実施形態による拡散透析装置及び方法を用いて透析
を行う。
【0023】このように原液のpHを酸性に調製した後
に透析を行えば、原液中の酸を透析膜を介して適切に回
収することができる。
に透析を行えば、原液中の酸を透析膜を介して適切に回
収することができる。
【0024】
【実施例】第1の実施例 図5は、希土類分析済の実排液からなる原液に対して、
本発明による拡散透析装置及び方法を用いて拡散透析を
行った場合の結果を示している。原液である実排液は、
11%のHCl及び1.7%のUを含有したものであ
る。この原液に対して、原液の流速を4.5cc/mi
nとし、純水の流速を18cc/minとして、すなわ
ち流速比を4として拡散透析を行った。図5において横
軸は原液の処理時間及び原液の流入量を示しており、縦
軸は酸回収側及び透析側における塩素の含有量を示して
いる。
本発明による拡散透析装置及び方法を用いて拡散透析を
行った場合の結果を示している。原液である実排液は、
11%のHCl及び1.7%のUを含有したものであ
る。この原液に対して、原液の流速を4.5cc/mi
nとし、純水の流速を18cc/minとして、すなわ
ち流速比を4として拡散透析を行った。図5において横
軸は原液の処理時間及び原液の流入量を示しており、縦
軸は酸回収側及び透析側における塩素の含有量を示して
いる。
【0025】図5から分かるように、本実施例において
は、非常に安定した状態で原液中の酸の回収が行われ
た。また、回収された酸中のウラン濃度は1/1000
程度であった。なお、図5に示した分離曲線から、処理
時間に対する酸回収率を計算で求めることができる。
は、非常に安定した状態で原液中の酸の回収が行われ
た。また、回収された酸中のウラン濃度は1/1000
程度であった。なお、図5に示した分離曲線から、処理
時間に対する酸回収率を計算で求めることができる。
【0026】第2の実施例 次に、前記第1の実施例と同様の原液である11%のH
Cl及び1.7%のUを含有した実排液に対して、流速
比を4として拡散透析を行った場合について述べる。
Cl及び1.7%のUを含有した実排液に対して、流速
比を4として拡散透析を行った場合について述べる。
【0027】この場合、酸回収率は80%以上であり、
また、回収された酸中のウラン及びナトリウム(Na)
はそれぞれ3ppm及び9ppmで、ウランの除去率は
1/1000程度であった。
また、回収された酸中のウラン及びナトリウム(Na)
はそれぞれ3ppm及び9ppmで、ウランの除去率は
1/1000程度であった。
【0028】また、酸回収率ηH は、処理時間をx
(分)とすると、次式で予想することができる。
(分)とすると、次式で予想することができる。
【数1】
【0029】第3の実施例 次に、11%のHClを含有した希土類分析済排液に対
して、以下の条件で拡散透析を行った場合について述べ
る。 処理量 3リットル/日 拡散透析操作条件(膜の有効面積=0.0172m2 ) 原液流速 5cc/min 純水流速 15cc/min 流速比 3 処理時間 10時間 上記条件で拡散透析を行った結果、酸回収率は87.4
%であり、回収酸の濃度及び量はそれぞれ3.2%(H
Cl)及び9リットルであった。
して、以下の条件で拡散透析を行った場合について述べ
る。 処理量 3リットル/日 拡散透析操作条件(膜の有効面積=0.0172m2 ) 原液流速 5cc/min 純水流速 15cc/min 流速比 3 処理時間 10時間 上記条件で拡散透析を行った結果、酸回収率は87.4
%であり、回収酸の濃度及び量はそれぞれ3.2%(H
Cl)及び9リットルであった。
【0030】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、塩
(陽イオン)の透過率(漏洩率)の小さい電解透析膜で
透析膜を形成し、この透析膜の一面側に膜表面に対して
略平行に酸を含有した原液を流し、透析膜の他面側に原
液の流れ方向に対向して水を流し、透析膜を介した拡散
透析によって原液中の酸を水中に回収するようにしたか
ら、原液が多量のウラン等を含む場合においても、高純
度の酸を高回収率で回収することができる。
(陽イオン)の透過率(漏洩率)の小さい電解透析膜で
透析膜を形成し、この透析膜の一面側に膜表面に対して
略平行に酸を含有した原液を流し、透析膜の他面側に原
液の流れ方向に対向して水を流し、透析膜を介した拡散
透析によって原液中の酸を水中に回収するようにしたか
ら、原液が多量のウラン等を含む場合においても、高純
度の酸を高回収率で回収することができる。
【0031】また、本発明によれば、原液と水との流速
比を制御して原液中の酸の水中への回収率を最適化させ
るようにしたから、拡散透析による酸の回収を極めて高
い回収率で行うことができる。
比を制御して原液中の酸の水中への回収率を最適化させ
るようにしたから、拡散透析による酸の回収を極めて高
い回収率で行うことができる。
【0032】また、本発明によれば、原液中の酸の濃度
を制御して原液中の酸の水中への回収率を最適化させる
ようにしたから、拡散透析による酸の回収を極めて高い
回収率で行うことができる。
を制御して原液中の酸の水中への回収率を最適化させる
ようにしたから、拡散透析による酸の回収を極めて高い
回収率で行うことができる。
【0033】また、本発明によれば、酸を含有した原液
がアルカリ性又は中性である場合に、原液のpHを調製
して酸性とした後に拡散透析を行うようにしたから、酸
を含有した原液中に多量の水酸化ナトリウム(NaO
H)等が含まれている場合であっても、原液中の酸を適
切に回収することができる。
がアルカリ性又は中性である場合に、原液のpHを調製
して酸性とした後に拡散透析を行うようにしたから、酸
を含有した原液中に多量の水酸化ナトリウム(NaO
H)等が含まれている場合であっても、原液中の酸を適
切に回収することができる。
【図1】本発明による拡散透析装置の第1の実施形態の
概略を示した系統図。
概略を示した系統図。
【図2】同実施形態の要部の作用を示した説明図。
【図3】流速比に対する酸回収率の一例を示したグラ
フ。
フ。
【図4】原液酸濃度に対する酸回収率の一例を示したグ
ラフ。
ラフ。
【図5】本発明による拡散透析装置及び方法による酸回
収結果を示したグラフ。
収結果を示したグラフ。
1 拡散透析槽 2 電解透析膜 3 原液室 4 純水室 5、7、11、12、14、17 配管 6 原液ヘッドタンク 8 原液タンク 9 濾過器 10 原液送水ポンプ 13 純水ヘッドタンク 15 純水タンク 16 純水送水ポンプ 18 回収酸タンク
Claims (5)
- 【請求項1】電解透析膜で形成された透析膜と、この透
析膜の一面側に膜表面に対して略平行に酸を含有した原
液を流通させる原液流通手段と、前記透析膜の他面側に
前記原液の流れ方向に対向して水を流通させる水流通手
段とを備え、前記透析膜を介した拡散透析によって原液
中の酸を水中に回収するようにしたことを特徴とする拡
散透析装置。 - 【請求項2】透析膜の一面側に膜表面に対して略平行に
酸を含有した原液を流通させ、前記透析膜の他面側に前
記原液の流れ方向に対向して水を流通させ、前記原液と
前記水との流速比を制御して拡散透析による原液中の酸
の水中への回収率を最適化させることを特徴とする拡散
透析方法。 - 【請求項3】透析膜の一面側に膜表面に対して略平行に
酸を含有した原液を流通させ、前記透析膜の他面側に前
記原液の流れ方向に対向して水を流通させ、拡散透析に
よる原液中の酸の濃度を制御して原液中の酸の水中への
回収率を最適化させることを特徴とする拡散透析方法。 - 【請求項4】酸を含有した原液がアルカリ性又は中性で
ある場合に前記原液のpHを調製して酸性とし、この酸
性の原液を透析膜の一面側に膜表面に対して略平行に流
通させ、前記透析膜の他面側に前記原液の流れ方向に対
向して水を流通させ、前記透析膜を介した拡散透析によ
って原液中の酸を水中に回収するようにしたことを特徴
とする拡散透析方法。 - 【請求項5】請求項1記載の拡散透析装置を用いて拡散
透析を行うことを特徴とする請求項2乃至4のいずれか
一項に記載の拡散透析方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23527695A JPH0975681A (ja) | 1995-09-13 | 1995-09-13 | 拡散透析装置及び方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23527695A JPH0975681A (ja) | 1995-09-13 | 1995-09-13 | 拡散透析装置及び方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0975681A true JPH0975681A (ja) | 1997-03-25 |
Family
ID=16983710
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23527695A Pending JPH0975681A (ja) | 1995-09-13 | 1995-09-13 | 拡散透析装置及び方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0975681A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2664692A2 (en) | 2012-05-15 | 2013-11-20 | Ebara Corporation | Plating apparatus and plating solution management method |
-
1995
- 1995-09-13 JP JP23527695A patent/JPH0975681A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2664692A2 (en) | 2012-05-15 | 2013-11-20 | Ebara Corporation | Plating apparatus and plating solution management method |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP0421399B2 (en) | Method of treating fluoride-containing water | |
| US6270671B1 (en) | Method and apparatus for microfiltration | |
| US5254257A (en) | Reclaiming of spent brine | |
| CN106082284A (zh) | 电池级高纯碳酸锂的生产方法 | |
| CA2673608A1 (en) | Membrane separation process for separating metal complexes of differing oxidation states | |
| JP2008013379A (ja) | 偏光フィルム製造廃液からのヨウ素回収方法 | |
| US6495047B1 (en) | Process for selective coagulant recovery from water treatment plant sludge | |
| JP3137831B2 (ja) | 膜処理装置 | |
| CN205662395U (zh) | 一种循环水处理装置 | |
| JP2503806B2 (ja) | フッ化物含有水の処理方法 | |
| JP3319053B2 (ja) | フッ化物含有水の処理方法 | |
| JPH05253576A (ja) | フッ素含有水の処理方法 | |
| CN102134135A (zh) | 自含氢氧化四烷铵的废液回收及纯化氢氧化四烷铵的方法 | |
| JPH0975681A (ja) | 拡散透析装置及び方法 | |
| CN210915626U (zh) | 一种放射性废水资源化回收系统 | |
| JP5023809B2 (ja) | 塩化ナトリウム水溶液の電解方法 | |
| JPS61155898A (ja) | イオン交換樹脂の再生廃液の処理装置 | |
| JP3058952B2 (ja) | 硼酸含有液の処理方法 | |
| CN214400101U (zh) | 一种疏干水的零排放处理系统 | |
| JP6752300B2 (ja) | 放射性廃液処理システム | |
| JP3622407B2 (ja) | 水処理方法 | |
| JPH11128924A (ja) | 純水製造装置 | |
| JPS5837596A (ja) | 硝酸塩含有放射性廃液の処理方法 | |
| JPH10249340A (ja) | 純水の製造方法 | |
| JP2001170658A (ja) | フッ素含有排水の処理装置及び処理方法 |