JPH0975697A - 粉粒状試料混入液の撹拌装置 - Google Patents
粉粒状試料混入液の撹拌装置Info
- Publication number
- JPH0975697A JPH0975697A JP7266424A JP26642495A JPH0975697A JP H0975697 A JPH0975697 A JP H0975697A JP 7266424 A JP7266424 A JP 7266424A JP 26642495 A JP26642495 A JP 26642495A JP H0975697 A JPH0975697 A JP H0975697A
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- JP
- Japan
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- rotor
- container
- stirring
- stirrer
- liquid
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 溶媒に溶解しない粉粒状試料が混入された液
を十分に撹拌でき、液の撹拌による溶媒の曝気の程度を
少なくして溶媒への空気中の炭酸ガスの吸収を抑えるこ
とができる撹拌装置を提供する。 【解決手段】 回転棒12の下端に棒状の回転子14を
垂設し、回転子の上半部を、円筒面の一部をなすように
曲面で形成し、回転子の下半部を、三角柱状もしくは平
板状をなすように平面で形成し、回転子を容器16内
へ、回転子の下端が容器の内底面に近接もしくは当接す
るように挿入した。
を十分に撹拌でき、液の撹拌による溶媒の曝気の程度を
少なくして溶媒への空気中の炭酸ガスの吸収を抑えるこ
とができる撹拌装置を提供する。 【解決手段】 回転棒12の下端に棒状の回転子14を
垂設し、回転子の上半部を、円筒面の一部をなすように
曲面で形成し、回転子の下半部を、三角柱状もしくは平
板状をなすように平面で形成し、回転子を容器16内
へ、回転子の下端が容器の内底面に近接もしくは当接す
るように挿入した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、飛灰、
焼却残渣、汚泥、セメント固化物などの固体試料から
鉛、カドミウム、クロム、ヒ素などの無機成分が溶出す
る可能性のある量を求める試験(アベイラビリティ・テ
スト)などにおいて、固体試料から溶媒中へ成分を溶出
させるために、溶媒中に粉粒状態の固体試料が混入され
た液を撹拌するのに使用される粉粒状試料混入液の撹拌
装置に関する。
焼却残渣、汚泥、セメント固化物などの固体試料から
鉛、カドミウム、クロム、ヒ素などの無機成分が溶出す
る可能性のある量を求める試験(アベイラビリティ・テ
スト)などにおいて、固体試料から溶媒中へ成分を溶出
させるために、溶媒中に粉粒状態の固体試料が混入され
た液を撹拌するのに使用される粉粒状試料混入液の撹拌
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】飛灰、焼却残渣、汚泥、セメント固化物
などの廃棄物を屋外に放置しておくと、雨水により廃棄
物から鉛、カドミウム、クロム、ヒ素などの有毒な重金
属類が溶出し、環境汚染を引き起こす恐れがある。そこ
で、廃棄物からの無機成分の溶出挙動を把握しておくた
めに、固体試料からの特定成分の溶出可能量を測定する
アベイラビリティ・テストと呼ばれる試験が行なわれて
いる。この試験では、固体試料を細かく砕いて粉粒状と
し、その粉粒状試料をビーカーへ投入するとともに、ビ
ーカーへ蒸留水を注入して、その試料混入液を撹拌する
ようにしている。そして、試料混入液を撹拌しながら、
液のpH値を測定し、必要により液のpHを調整して、
撹拌を続けることにより、試料中から特定の成分を溶出
させるようにしている。
などの廃棄物を屋外に放置しておくと、雨水により廃棄
物から鉛、カドミウム、クロム、ヒ素などの有毒な重金
属類が溶出し、環境汚染を引き起こす恐れがある。そこ
で、廃棄物からの無機成分の溶出挙動を把握しておくた
めに、固体試料からの特定成分の溶出可能量を測定する
アベイラビリティ・テストと呼ばれる試験が行なわれて
いる。この試験では、固体試料を細かく砕いて粉粒状と
し、その粉粒状試料をビーカーへ投入するとともに、ビ
ーカーへ蒸留水を注入して、その試料混入液を撹拌する
ようにしている。そして、試料混入液を撹拌しながら、
液のpH値を測定し、必要により液のpHを調整して、
撹拌を続けることにより、試料中から特定の成分を溶出
させるようにしている。
【0003】上記した試験において、試料混入液を撹拌
するには、従来、マグネチックスターラが使用されてい
た。また、回転棒の下端に撹拌翼が固着されたプロペラ
式撹拌器も一部で使用されていた。
するには、従来、マグネチックスターラが使用されてい
た。また、回転棒の下端に撹拌翼が固着されたプロペラ
式撹拌器も一部で使用されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、液体同
士を混合して撹拌したり、薬剤を溶媒に溶解させるため
に液を撹拌したりする場合とは異なり、飛灰などのよう
に大部分が水などの溶媒に溶解しない粉粒状試料が混入
された液を均一に撹拌するのは難しく、マグネチックス
ターラは、ビーカー内へ投入された回転子をビーカー外
に配置されたマグネットにより回転させるものであるた
め、その撹拌能力に限界があり、試料によっては、試料
の全てが液中に浮遊して液面付近まで均等に分散した状
態となるように十分に撹拌することができない場合があ
る。
士を混合して撹拌したり、薬剤を溶媒に溶解させるため
に液を撹拌したりする場合とは異なり、飛灰などのよう
に大部分が水などの溶媒に溶解しない粉粒状試料が混入
された液を均一に撹拌するのは難しく、マグネチックス
ターラは、ビーカー内へ投入された回転子をビーカー外
に配置されたマグネットにより回転させるものであるた
め、その撹拌能力に限界があり、試料によっては、試料
の全てが液中に浮遊して液面付近まで均等に分散した状
態となるように十分に撹拌することができない場合があ
る。
【0005】一方、プロペラ式撹拌器では、撹拌翼によ
って溶液を掻き混ぜるため、溶媒が撹拌によって曝気さ
れ易い。溶媒が曝気されると、溶媒への空気中の炭酸ガ
スの吸収が起こり、溶液のpH値に影響を及ぼし、溶液
のpHを折角調整していても、そのpH値が変化するこ
とになる。また、撹拌翼は、ビーカーの内底面より少し
上方に配置されるのが普通であり、このため、比重の大
きい粉粒状試料などでは、ビーカーの底部付近において
旋回させるだけで、試料を液全体に均等に分散させるこ
とができない場合もある。
って溶液を掻き混ぜるため、溶媒が撹拌によって曝気さ
れ易い。溶媒が曝気されると、溶媒への空気中の炭酸ガ
スの吸収が起こり、溶液のpH値に影響を及ぼし、溶液
のpHを折角調整していても、そのpH値が変化するこ
とになる。また、撹拌翼は、ビーカーの内底面より少し
上方に配置されるのが普通であり、このため、比重の大
きい粉粒状試料などでは、ビーカーの底部付近において
旋回させるだけで、試料を液全体に均等に分散させるこ
とができない場合もある。
【0006】この発明は、以上のような事情に鑑みてな
されたものであり、溶媒に溶解しない粉粒状試料が混入
された液を十分に撹拌して、試料が液全体に均等に分散
した状態にすることができ、また、液の撹拌による溶媒
の曝気の程度を少なくして、溶媒への炭酸ガスの吸収を
抑えることができる撹拌装置を提供することを目的とす
る。
されたものであり、溶媒に溶解しない粉粒状試料が混入
された液を十分に撹拌して、試料が液全体に均等に分散
した状態にすることができ、また、液の撹拌による溶媒
の曝気の程度を少なくして、溶媒への炭酸ガスの吸収を
抑えることができる撹拌装置を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
容器内に収容され溶液中に粉粒状試料が非溶解状態で混
入された液を撹拌する撹拌装置を次のように構成した。
すなわち、鉛直姿勢にかつ回転自在に支持された回転棒
の下端に、全体が棒状をなす回転子を垂設し、その回転
子の上半部を、円筒面の一部をなすように曲面で形成す
るとともに、回転子の下半部を、三角柱状もしくは平板
状をなすように平面で形成し、その回転子を容器内へ、
回転子の下端が容器の内底面に近接もしくは当接するよ
うに挿入して配置し、前記回転棒の上端部をモータの回
転軸に連接することにより、撹拌装置を構成した。
容器内に収容され溶液中に粉粒状試料が非溶解状態で混
入された液を撹拌する撹拌装置を次のように構成した。
すなわち、鉛直姿勢にかつ回転自在に支持された回転棒
の下端に、全体が棒状をなす回転子を垂設し、その回転
子の上半部を、円筒面の一部をなすように曲面で形成す
るとともに、回転子の下半部を、三角柱状もしくは平板
状をなすように平面で形成し、その回転子を容器内へ、
回転子の下端が容器の内底面に近接もしくは当接するよ
うに挿入して配置し、前記回転棒の上端部をモータの回
転軸に連接することにより、撹拌装置を構成した。
【0008】請求項2に係る発明は、請求項1に記載さ
れた撹拌装置において、上記回転棒と上記モータの回転
軸との間に付勢手段を介挿し、回転棒がモータの回転軸
に対し下向きに付勢されるように連接したことを特徴と
する。
れた撹拌装置において、上記回転棒と上記モータの回転
軸との間に付勢手段を介挿し、回転棒がモータの回転軸
に対し下向きに付勢されるように連接したことを特徴と
する。
【0009】請求項3に係る発明は、請求項1又は請求
項2に記載された撹拌装置において、上記回転子に、上
記回転棒の軸心線上に配置され回転子の下端から一部が
突出して下端面が容器の内底面に当接する摺接体を、回
転子に対し摺動自在に取着したことを特徴とする。
項2に記載された撹拌装置において、上記回転子に、上
記回転棒の軸心線上に配置され回転子の下端から一部が
突出して下端面が容器の内底面に当接する摺接体を、回
転子に対し摺動自在に取着したことを特徴とする。
【0010】請求項1に係る発明の撹拌装置では、モー
タによって回転棒を回転させ、その回転棒の下端に垂設
された回転子を回転させるので、モータの容量を大きく
することにより撹拌能力を向上させることもでき、ま
た、回転子は、その下端が容器の内底面に近接もしくは
当接するように配置されるので、どのような試料でも、
試料の全てが液中に浮遊して液面付近まで均等に分散し
た状態となるように十分に撹拌することができる。そし
て、回転子の上半部は、円筒面の一部をなすように曲面
で形成されているので、撹拌翼によって溶液を掻き混ぜ
るときに比べて液面を波立たせることが少なく、このた
め、液の撹拌による溶媒の曝気の程度が少なく、溶媒へ
の炭酸ガスの吸収が抑えられることとなる。
タによって回転棒を回転させ、その回転棒の下端に垂設
された回転子を回転させるので、モータの容量を大きく
することにより撹拌能力を向上させることもでき、ま
た、回転子は、その下端が容器の内底面に近接もしくは
当接するように配置されるので、どのような試料でも、
試料の全てが液中に浮遊して液面付近まで均等に分散し
た状態となるように十分に撹拌することができる。そし
て、回転子の上半部は、円筒面の一部をなすように曲面
で形成されているので、撹拌翼によって溶液を掻き混ぜ
るときに比べて液面を波立たせることが少なく、このた
め、液の撹拌による溶媒の曝気の程度が少なく、溶媒へ
の炭酸ガスの吸収が抑えられることとなる。
【0011】請求項2に係る発明の構成では、回転棒が
モータの回転軸に弾発的に上下方向へ移動可能に保持さ
れるので、回転子の高さ位置の調節作業などに際して回
転棒及び回転子を容器内へ挿入したときに回転子が容器
の内底面に突き当たるようなことがあっても、回転子に
よって容器の底を損傷させるようなことがない。また、
回転子の下端が容器の内底面に当接した状態で回転子を
回転させ、溶液の撹拌を行なうようにした場合であって
も、回転子は容器の内底面に弾発的に当接し、容器の底
に必要以上に大きな力が作用することがなく、撹拌中に
容器の底が損傷するといった心配が無い。
モータの回転軸に弾発的に上下方向へ移動可能に保持さ
れるので、回転子の高さ位置の調節作業などに際して回
転棒及び回転子を容器内へ挿入したときに回転子が容器
の内底面に突き当たるようなことがあっても、回転子に
よって容器の底を損傷させるようなことがない。また、
回転子の下端が容器の内底面に当接した状態で回転子を
回転させ、溶液の撹拌を行なうようにした場合であって
も、回転子は容器の内底面に弾発的に当接し、容器の底
に必要以上に大きな力が作用することがなく、撹拌中に
容器の底が損傷するといった心配が無い。
【0012】請求項3に係る発明の構成では、回転して
いる回転子が容器の内底面に直接に摺接することはな
く、容器の内底面には、静止した状態の摺接体が当接
し、回転子は摺接体に対し摺動して回転するので、回転
子が容器の内底面に直接に摺接して回転する場合に比
べ、回転子の摩耗の程度が少なくなる。特に、溶媒中に
粉粒状試料が非溶解状態で混入された液を容器内で撹拌
する場合には、回転している回転子と容器の内底面との
間に粉粒状試料が介在することによって回転子の摩耗程
度が大きくなるが、請求項3に係る発明の構成では、回
転している回転子と容器の内底面との間に粉粒状試料が
介在することがないため、回転子の摩耗を最小限に抑え
ることができる。また、容器の底が回転子によって損傷
させられることがない。
いる回転子が容器の内底面に直接に摺接することはな
く、容器の内底面には、静止した状態の摺接体が当接
し、回転子は摺接体に対し摺動して回転するので、回転
子が容器の内底面に直接に摺接して回転する場合に比
べ、回転子の摩耗の程度が少なくなる。特に、溶媒中に
粉粒状試料が非溶解状態で混入された液を容器内で撹拌
する場合には、回転している回転子と容器の内底面との
間に粉粒状試料が介在することによって回転子の摩耗程
度が大きくなるが、請求項3に係る発明の構成では、回
転している回転子と容器の内底面との間に粉粒状試料が
介在することがないため、回転子の摩耗を最小限に抑え
ることができる。また、容器の底が回転子によって損傷
させられることがない。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の最良の実施形態
について図面を参照しながら説明する。
について図面を参照しながら説明する。
【0014】図1ないし図6に、この発明の実施の1形
態を示す。図1は、この発明に係る撹拌装置の撹拌部
を、その撹拌装置が使用される容器と共に示す正面縦断
面図である。
態を示す。図1は、この発明に係る撹拌装置の撹拌部
を、その撹拌装置が使用される容器と共に示す正面縦断
面図である。
【0015】撹拌装置の撹拌部10は、回転棒12の下
端に棒状をなす回転子14を垂設して構成され、回転子
14は、その下端がビーカー16の内底面に近接(或い
は当接)するようにビーカー16内へ挿入されている。
回転子14は、例えばフッ化樹脂によって形成されてい
る。ビーカー16の内部には、撹拌部10の他に、ビー
カー16内に収容された溶液、例えば蒸留水中に飛灰が
混入された液のpH値を測定するためのpH電極18
が、ビーカー16の蓋体20を貫通して挿入されてお
り、また、ビーカー16は、その略全体が恒温層22内
に挿入されて配置されているが、撹拌装置に関係しない
機器構成については、この明細書では説明を省く。
端に棒状をなす回転子14を垂設して構成され、回転子
14は、その下端がビーカー16の内底面に近接(或い
は当接)するようにビーカー16内へ挿入されている。
回転子14は、例えばフッ化樹脂によって形成されてい
る。ビーカー16の内部には、撹拌部10の他に、ビー
カー16内に収容された溶液、例えば蒸留水中に飛灰が
混入された液のpH値を測定するためのpH電極18
が、ビーカー16の蓋体20を貫通して挿入されてお
り、また、ビーカー16は、その略全体が恒温層22内
に挿入されて配置されているが、撹拌装置に関係しない
機器構成については、この明細書では説明を省く。
【0016】図2は、撹拌装置の全体の構成を示す正面
図であり、図3は、その部分拡大縦断面図である。撹拌
装置の駆動部24は、スピードコントロールモータ26
とギヤヘッド28とから構成され、この駆動部24は、
装置固定部に取着されたカバー32に固着された取付け
板34上にスペーサ36を介して固設されている。そし
て、駆動部24のギヤヘッド28から下向きに突き出た
回転軸30が、軸連接・回転支持部38を介して撹拌部
10の回転棒12に連接しており、回転棒12が、鉛直
姿勢で吊下され回転自在に支持されている。
図であり、図3は、その部分拡大縦断面図である。撹拌
装置の駆動部24は、スピードコントロールモータ26
とギヤヘッド28とから構成され、この駆動部24は、
装置固定部に取着されたカバー32に固着された取付け
板34上にスペーサ36を介して固設されている。そし
て、駆動部24のギヤヘッド28から下向きに突き出た
回転軸30が、軸連接・回転支持部38を介して撹拌部
10の回転棒12に連接しており、回転棒12が、鉛直
姿勢で吊下され回転自在に支持されている。
【0017】軸連接・回転支持部38の構成を図3に基
づいて説明する。軸連接・回転支持部38は、取付け板
34の下面側に固着された外筒部材40、この外筒部材
40に保持された上下一対のベアリング42、42、こ
の一対のベアリング42、42を介して鉛直軸回りに回
転自在に支持された内筒部材44、この内筒部材44の
上端部分に螺着された抜け止め用ナット46、及び、内
筒部材44に内挿された連接棒状部材48から構成され
ている。内筒部材44の上端側は閉塞されており、その
上端面に係合用突出部50が一体形成されている。そし
て、内筒部材44の係合突出部50と駆動部24の回転
軸30とがカップリング52によって連結され、回転軸
30と内筒部材44とが一体に回転するようになってい
る。
づいて説明する。軸連接・回転支持部38は、取付け板
34の下面側に固着された外筒部材40、この外筒部材
40に保持された上下一対のベアリング42、42、こ
の一対のベアリング42、42を介して鉛直軸回りに回
転自在に支持された内筒部材44、この内筒部材44の
上端部分に螺着された抜け止め用ナット46、及び、内
筒部材44に内挿された連接棒状部材48から構成され
ている。内筒部材44の上端側は閉塞されており、その
上端面に係合用突出部50が一体形成されている。そし
て、内筒部材44の係合突出部50と駆動部24の回転
軸30とがカップリング52によって連結され、回転軸
30と内筒部材44とが一体に回転するようになってい
る。
【0018】内筒部材44の内周面にはブッシュ54が
装着されていて、内筒部材44に内挿にされた連接棒状
部材48が、その軸線方向に摺動自在に係合している。
また、内筒部材44には、その外周面から内周面に貫通
する案内溝56が軸線方向に沿って形成されている。そ
して、内筒部材44の案内溝56内に頭部が配置される
ようにして係止用ねじ58のねじ軸部が連接棒状部材4
8に螺着されており、案内溝56内においてその長手方
向(内筒部材44の軸線方向)に沿って係止用ねじ58
の頭部が移動する範囲で連接棒状部材48の上下方向の
移動が許容されるとともに、係止用ねじ58の頭部が案
内溝56の内側面に接触して係合することにより、内筒
部材44に対する連接棒状部材48の回動が阻止され
て、内筒部材44と連接棒状部材48とが一体に回転す
るようになっている。さらに、係止用ねじ58の頭部が
案内溝56の下端面に当接して係合することにより、連
接棒状部材48が内筒部材44から下向きに抜け落ちな
いようになっている。また、連接棒状部材48の上端面
には、その軸線方向に凹部60が形設されており、その
凹部に下端側が挿入され上端が内筒部材44の筒内部上
端面に当接するように圧縮コイルばね62が配設されて
いる。このように内筒部材44と連接棒状部材48との
間に圧縮コイルばね62が介挿されていることにより、
連接棒状部材48が内筒部材44に対し常時下向きに付
勢されている。このため、後述するように連接棒状部材
48に一体的に固着された撹拌部10の回転棒12下端
の回転子14がビーカー16の内底面に突き当たるよう
なことがあっても、その衝撃が和らげられることとな
る。
装着されていて、内筒部材44に内挿にされた連接棒状
部材48が、その軸線方向に摺動自在に係合している。
また、内筒部材44には、その外周面から内周面に貫通
する案内溝56が軸線方向に沿って形成されている。そ
して、内筒部材44の案内溝56内に頭部が配置される
ようにして係止用ねじ58のねじ軸部が連接棒状部材4
8に螺着されており、案内溝56内においてその長手方
向(内筒部材44の軸線方向)に沿って係止用ねじ58
の頭部が移動する範囲で連接棒状部材48の上下方向の
移動が許容されるとともに、係止用ねじ58の頭部が案
内溝56の内側面に接触して係合することにより、内筒
部材44に対する連接棒状部材48の回動が阻止され
て、内筒部材44と連接棒状部材48とが一体に回転す
るようになっている。さらに、係止用ねじ58の頭部が
案内溝56の下端面に当接して係合することにより、連
接棒状部材48が内筒部材44から下向きに抜け落ちな
いようになっている。また、連接棒状部材48の上端面
には、その軸線方向に凹部60が形設されており、その
凹部に下端側が挿入され上端が内筒部材44の筒内部上
端面に当接するように圧縮コイルばね62が配設されて
いる。このように内筒部材44と連接棒状部材48との
間に圧縮コイルばね62が介挿されていることにより、
連接棒状部材48が内筒部材44に対し常時下向きに付
勢されている。このため、後述するように連接棒状部材
48に一体的に固着された撹拌部10の回転棒12下端
の回転子14がビーカー16の内底面に突き当たるよう
なことがあっても、その衝撃が和らげられることとな
る。
【0019】また、連接棒状部材48の下端側には膨出
部64が一体形成されており、その膨出部64より下方
側が薄肉の筒状部66となっている。この筒状部66の
外周面には、雄ねじが螺刻されている。また、筒状部6
6の下端部分には、軸線方向に沿った複数本の割り溝6
8が形成されており、筒状部66の下端部外周面がテー
パー面に形成されている。そして、筒状部66の筒内部
に撹拌部10の回転棒12の上端部を嵌挿して、筒状部
66の雄ねじに螺合する締付けナット70を締め付ける
ことにより、連接棒状部材48の下端部に回転棒12の
上端部が固着され、連接棒状部材48と回転棒12とが
一体に回転し一体に上下方向に移動するようになってい
る。
部64が一体形成されており、その膨出部64より下方
側が薄肉の筒状部66となっている。この筒状部66の
外周面には、雄ねじが螺刻されている。また、筒状部6
6の下端部分には、軸線方向に沿った複数本の割り溝6
8が形成されており、筒状部66の下端部外周面がテー
パー面に形成されている。そして、筒状部66の筒内部
に撹拌部10の回転棒12の上端部を嵌挿して、筒状部
66の雄ねじに螺合する締付けナット70を締め付ける
ことにより、連接棒状部材48の下端部に回転棒12の
上端部が固着され、連接棒状部材48と回転棒12とが
一体に回転し一体に上下方向に移動するようになってい
る。
【0020】次に、図4に部分斜視図を、図5に部分正
面縦断面図を、図6に部分側面図をそれぞれ示すよう
に、撹拌部10の回転棒12の下端部に回転子14が螺
着されている。回転子14は、図6に示すように、その
上半部が円筒面の一部をなすように曲面で形成されてお
り、下半部が三角柱状をなすように平面で形成されてい
る。回転子14の中央部下端側には、回転棒12の軸心
線上の位置に摺接体72が付設されており、摺接体72
は、回転子14の下端から突出した小円板部74と、回
転子14の中央部に穿設された係合孔78に摺動自在に
係合する軸部76とから形成されている。このように回
転子14に摺動自在に摺接体72を付設していることに
より、回転している回転子14がビーカー16の内底面
に直接に摺接することはなく、ビーカー16の内底面に
は静止した状態の摺接体72が当接することになるた
め、ビーカー16の底が回転子14によって損傷を受け
ることが防がれる。
面縦断面図を、図6に部分側面図をそれぞれ示すよう
に、撹拌部10の回転棒12の下端部に回転子14が螺
着されている。回転子14は、図6に示すように、その
上半部が円筒面の一部をなすように曲面で形成されてお
り、下半部が三角柱状をなすように平面で形成されてい
る。回転子14の中央部下端側には、回転棒12の軸心
線上の位置に摺接体72が付設されており、摺接体72
は、回転子14の下端から突出した小円板部74と、回
転子14の中央部に穿設された係合孔78に摺動自在に
係合する軸部76とから形成されている。このように回
転子14に摺動自在に摺接体72を付設していることに
より、回転している回転子14がビーカー16の内底面
に直接に摺接することはなく、ビーカー16の内底面に
は静止した状態の摺接体72が当接することになるた
め、ビーカー16の底が回転子14によって損傷を受け
ることが防がれる。
【0021】上記構成の撹拌装置では、駆動部24のス
ピードコントロールモータ26を駆動させると、その回
転駆動力がギヤヘッド28を経て回転軸30から内筒部
材44に伝達され、内筒部材44と一体に連接棒状部材
48及び回転棒12が回転する。そして、ビーカー16
内に収容された、例えば蒸留水中に飛灰が混入された液
中で回転棒12の下端の回転子14が回転することによ
り、飛灰混入液が掻き混ぜられる。このとき、回転子1
4は、その下端がビーカー16の内底面に近接もしくは
当接するように液の底付近に配置されているので、飛灰
は、その全てが液中に浮遊して液面付近まで均等に分散
した状態となるように十分に撹拌される。また、回転子
14の上半部が円筒面の一部をなすように曲面で形成さ
れているため、撹拌翼によって溶液を掻き混ぜるときに
比べると液面を波立たせることが少なくなり、このた
め、液の撹拌による溶媒の曝気の程度が少なくなって、
蒸留水への炭酸ガスの吸収が抑えられる。
ピードコントロールモータ26を駆動させると、その回
転駆動力がギヤヘッド28を経て回転軸30から内筒部
材44に伝達され、内筒部材44と一体に連接棒状部材
48及び回転棒12が回転する。そして、ビーカー16
内に収容された、例えば蒸留水中に飛灰が混入された液
中で回転棒12の下端の回転子14が回転することによ
り、飛灰混入液が掻き混ぜられる。このとき、回転子1
4は、その下端がビーカー16の内底面に近接もしくは
当接するように液の底付近に配置されているので、飛灰
は、その全てが液中に浮遊して液面付近まで均等に分散
した状態となるように十分に撹拌される。また、回転子
14の上半部が円筒面の一部をなすように曲面で形成さ
れているため、撹拌翼によって溶液を掻き混ぜるときに
比べると液面を波立たせることが少なくなり、このた
め、液の撹拌による溶媒の曝気の程度が少なくなって、
蒸留水への炭酸ガスの吸収が抑えられる。
【0022】尚、回転子の形状としては、図6に示した
ものに限定されず、例えば、図7に側面図を示した回転
子80のように、棒状体の上半部が半円柱状に形成され
下半部が平板状に形成された形状であってもよい。
ものに限定されず、例えば、図7に側面図を示した回転
子80のように、棒状体の上半部が半円柱状に形成され
下半部が平板状に形成された形状であってもよい。
【0023】
【発明の効果】請求項1に係る発明の撹拌装置を使用す
ることにより、溶媒に溶解しない粉粒状試料が混入され
た液が十分に撹拌されて、試料が液全体に均等に分散し
た状態にすることができ、また、液の撹拌による溶媒の
曝気の程度が少なくなって、溶媒への炭酸ガスの吸収を
抑え、溶媒への炭酸ガスの吸収による溶液のpH値への
影響を無くすることができ、このため、固体試料からの
特定成分の溶出可能量を測定するアベイラビリティ・テ
ストなどにおける試験データの信頼性を向上させること
ができる。
ることにより、溶媒に溶解しない粉粒状試料が混入され
た液が十分に撹拌されて、試料が液全体に均等に分散し
た状態にすることができ、また、液の撹拌による溶媒の
曝気の程度が少なくなって、溶媒への炭酸ガスの吸収を
抑え、溶媒への炭酸ガスの吸収による溶液のpH値への
影響を無くすることができ、このため、固体試料からの
特定成分の溶出可能量を測定するアベイラビリティ・テ
ストなどにおける試験データの信頼性を向上させること
ができる。
【0024】請求項2に係る発明の構成によると、回転
子によってビーカーの底が損傷させられることを防止す
ることができる。
子によってビーカーの底が損傷させられることを防止す
ることができる。
【0025】請求項3に係る発明の構成によると、回転
子の摩耗を最小限に抑えることができ、また、回転する
回転子によって容器の底が損傷させられることを防止す
ることができる。
子の摩耗を最小限に抑えることができ、また、回転する
回転子によって容器の底が損傷させられることを防止す
ることができる。
【図1】この発明の実施の1形態を示し、撹拌装置の撹
拌部を、その撹拌装置が使用される容器と共に示す正面
縦断面図である。
拌部を、その撹拌装置が使用される容器と共に示す正面
縦断面図である。
【図2】図1に示した撹拌装置の全体の構成を示す正面
図である。
図である。
【図3】図2に示した撹拌装置の部分拡大縦断面図であ
る。
る。
【図4】図1〜図3に示した撹拌装置の撹拌部を示す部
分斜視図である。
分斜視図である。
【図5】図4に示した撹拌部の部分正面縦断面図であ
る。
る。
【図6】図4に示した撹拌部の部分側面図である。
【図7】図4〜図6に示した回転子とは異なる形状の回
転子を備えた撹拌部を示す部分側面図である。
転子を備えた撹拌部を示す部分側面図である。
10 撹拌装置の撹拌部 12 回転棒 14、80 回転子 16 ビーカー 24 撹拌装置の駆動部 26 スピードコントロールモータ 30 回転軸 38 軸連接・回転支持部 40 外筒部材 42 ベアリング 44 内筒部材 48 連接棒状部材 52 カップリング 56 案内溝 58 係止用ねじ 62 圧縮コイルばね 66 筒状部 70 締付けナット 72 摺接体
Claims (3)
- 【請求項1】 容器内に収容され溶媒中に粉粒状試料が
非溶解状態で混入された液を撹拌するようにした撹拌装
置において、 鉛直姿勢にかつ回転自在に支持された回転棒の下端に、
全体が棒状をなしその上半部が円筒面の一部をなすよう
に曲面で形成され下半部が三角柱状もしくは平板状をな
すように平面で形成された回転子を垂設し、その回転子
を前記容器内へ、回転子の下端が容器の内底面に近接も
しくは当接するように挿入して配置し、 前記回転棒の上端部をモータの回転軸に連接して構成さ
れたことを特徴とする、粉粒状試料混入液の撹拌装置。 - 【請求項2】 回転棒とモータの回転軸との間に付勢手
段が介挿され、回転棒がモータの回転軸に対し下向きに
付勢されるように連接された請求項1記載の、粉粒状試
料混入液の撹拌装置。 - 【請求項3】 回転子に、回転棒の軸心線上に配置され
回転子の下端から一部が突出して下端面が容器の内底面
に当接する摺接体を、回転子に対し摺動自在に取着した
請求項1又は請求項2記載の、粉粒状試料混入液の撹拌
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7266424A JPH0975697A (ja) | 1995-09-18 | 1995-09-18 | 粉粒状試料混入液の撹拌装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7266424A JPH0975697A (ja) | 1995-09-18 | 1995-09-18 | 粉粒状試料混入液の撹拌装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0975697A true JPH0975697A (ja) | 1997-03-25 |
Family
ID=17430751
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7266424A Pending JPH0975697A (ja) | 1995-09-18 | 1995-09-18 | 粉粒状試料混入液の撹拌装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0975697A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2005012218A1 (ja) * | 2003-08-05 | 2005-02-10 | Mitsui Chemicals, Inc. | テレフタル酸の製造方法及びテレフタル酸 |
| CN104399386A (zh) * | 2014-11-30 | 2015-03-11 | 重庆长风化学工业有限公司 | 半干物料搅拌装置 |
| WO2020017658A1 (ja) * | 2018-07-20 | 2020-01-23 | 株式会社X-Brain | プラスティック材料の気化装置、ならびにプラスティック材料から炭化水素化合物を取り出す装置および方法 |
| JP2021137737A (ja) * | 2020-03-05 | 2021-09-16 | ヤマト科学株式会社 | 固相合成装置 |
-
1995
- 1995-09-18 JP JP7266424A patent/JPH0975697A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2005012218A1 (ja) * | 2003-08-05 | 2005-02-10 | Mitsui Chemicals, Inc. | テレフタル酸の製造方法及びテレフタル酸 |
| JPWO2005012218A1 (ja) * | 2003-08-05 | 2006-09-14 | 三井化学株式会社 | テレフタル酸の製造方法及びテレフタル酸 |
| CN104399386A (zh) * | 2014-11-30 | 2015-03-11 | 重庆长风化学工业有限公司 | 半干物料搅拌装置 |
| WO2020017658A1 (ja) * | 2018-07-20 | 2020-01-23 | 株式会社X-Brain | プラスティック材料の気化装置、ならびにプラスティック材料から炭化水素化合物を取り出す装置および方法 |
| JPWO2020017658A1 (ja) * | 2018-07-20 | 2021-08-02 | 株式会社X−Brain | プラスティック材料の気化装置、ならびにプラスティック材料から炭化水素化合物を取り出す装置および方法 |
| JP2021137737A (ja) * | 2020-03-05 | 2021-09-16 | ヤマト科学株式会社 | 固相合成装置 |
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