JPH0976285A - インモールドコート法用インジェクタ及びインモールドコート法 - Google Patents

インモールドコート法用インジェクタ及びインモールドコート法

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JPH0976285A
JPH0976285A JP26218995A JP26218995A JPH0976285A JP H0976285 A JPH0976285 A JP H0976285A JP 26218995 A JP26218995 A JP 26218995A JP 26218995 A JP26218995 A JP 26218995A JP H0976285 A JPH0976285 A JP H0976285A
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JP
Japan
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injection
cylinder
piston
coating material
coating
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Withdrawn
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JP26218995A
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English (en)
Inventor
Takeshi Fujishiro
武志 藤代
Kenji Ota
賢治 大田
Yukio Hayashi
幸雄 林
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TSUBAKOO YOKOHAMA HANBAI KK
Dai Nippon Toryo Co Ltd
Mitsubishi Engineering Plastics Corp
Original Assignee
TSUBAKOO YOKOHAMA HANBAI KK
Dai Nippon Toryo Co Ltd
Mitsubishi Engineering Plastics Corp
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/16Making multilayered or multicoloured articles
    • B29C45/1679Making multilayered or multicoloured articles applying surface layers onto injection-moulded substrates inside the mould cavity, e.g. in-mould coating [IMC]

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  • Manufacturing & Machinery (AREA)
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  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Encapsulation Of And Coatings For Semiconductor Or Solid State Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 インジェクタにおける注入圧を高めると共
に、微量計量を可能にすることによって、インモールド
コート法の処理精度を向上させることを課題とする。 【解決手段】 被覆剤射出ピストン3を装着した射出シ
リンダ1に、被覆剤を計量する計量シリンダ2を接続
し、前記射出シリンダ1と計量シリンダ2とは一体に構
成して、インモールドコート法用インジェクタを構成す
る。計量シリンダ3を射出シリンダ1を共にインジェク
タに一体化したので計量された被覆剤が誤差が生じるこ
となく正確に射出シリンダ1に供給される。また被覆剤
を射出ピストン2で射出するので高圧射出が可能とな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、インモールドコ
ート法において被覆剤の射出に適したインジェクタに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】成形用型内で成形材料の成形と併せて成
形品の表面をコーティングするインモールドコーティン
グ法は、特にシートモールドコンパウンド(SMC)等
の圧縮成形においては成形品の表面へのピンホールの発
生を防止し、コートされた成形品の表面精度を向上させ
ると共に、作業工数を減少させるものとして近年注目さ
れている。このインモールドコーティング法には、成形
材料を金型内に供給する前に型内に被覆剤を塗布するプ
リコーティング法と、成形品の成形後に被覆剤を型内へ
注入するポストコーティング法とがある。そして、注入
方法には、成形完了後に金型を離間して空間を形成し被
覆剤を注入するコンベンショナル法と、金型を離間せず
に型内に高圧で被覆剤を注入するハイプレッシャー法等
とがある。この発明のインジェクタはハイプレッシャー
法に代表される高圧注入法に、更には熱可塑性樹脂の射
出成形法における高圧注入法に適したものである。
【0003】従来、ハイプレッシャー法における被覆剤
の射出には、通常の反応射出成形において成形品のため
の樹脂(例えばウレタン樹脂原料やナイロン樹脂原料な
ど)を射出するものとほぼ同様の構造の装置が使用され
ていた。この装置は図12に示すように、被覆剤給送用
のポンプ21を有する本体Bに計量装置22を組込み、
この本体とゴムホース23を介して連結されたインジェ
クタ24から被覆剤を射出するものであった。ここで、
インジェクタからの射出は計量装置22の計量ピストン
前進圧に頼っており、インジェクタ24内に装着された
射出ピストン25はインジェクタ内の残留樹脂を押出す
際に使用されるものであった。また、インジェクタ24
には被覆剤を循環させるために滞留部26が設けてあ
り、この滞留部26に滞留する被覆剤(一般に熱硬化性
樹脂)のゲル化を防止するために冷却水が導入されてい
る。
【0004】上記従来の装置においては、計量装置が本
体に取付けられ、ゴムホースを介してインジェクタと連
結されており、その作動は以下の通りである。図13に
示す計量時には、帰還路27に介装された弁28が開
き、被覆剤はポンプとインジェクタの間を循環する。計
量後、弁28を閉じてを循環を停止させ、射出ピストン
25を後退させて計量装置のピストンを前進させ、この
前進圧によって被覆剤を型31内へ注入する(図1
4)。次いで補助的に射出ピストン25を前進させて射
出シリンダ内の被覆剤を型内へ押出して注入作業を終え
る(図15)。図中符号32は成形品、33は注入され
た被覆剤である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の装置においては
以上のような被覆剤射出方法が主流であった。そのため
注入圧の上限はホース耐圧に依存しており、せいぜい3
50kgf/平方センチ−G程度が限界であった。35
0kgf/平方センチ−G程度の上限注入圧は例えばS
MC等の圧縮成形には充分な値である。しかし、例えば
熱可塑性樹脂の射出成形では少なくとも700kgf/
平方センチ−G程度の注入圧上限値が要求されるため、
従来の装置をそのまま熱可塑性樹脂の射出成形に適用す
ることは困難であった。この課題は、一見配管を金属性
固定配管にすれば解決できるように思える。しかし、上
記耐圧性を配管に持たせるにはかなり肉厚の金属性配管
にする必要性があり、インジェクタの型との脱着性な
ど、作業性が著しく低下するため現実的な解決策でな
い。
【0006】また、計量ピストンの前進圧によるホース
の変形などによって計量装置からの給送量とインジェク
タからの射出量に誤差が生じやすく、正確な計量が困難
であった。またホース劣化によってホース変形量に経時
変化が生じるため、射出量の再現性も劣っていた。例え
ばSMC等の圧縮成形では、比較的大型の成形品が多い
ため、被覆剤の射出量のバラツキにより発生する膜厚の
変化はほとんど目立たないことが多い。また、SMCの
圧縮成形では、成形時成形材のバリの発生を避けること
ができないが、これを利用して、バリ部へのコート量で
射出量のバラツキを吸収することも可能である。しか
し、例えば熱可塑性樹脂の射出成形品では、比較的小型
の成形品も多く、被覆剤の射出量のバラツキは、即膜厚
の大幅な変化に直結し、ショートコート品(被覆したい
面の一部しかコートできなかった被覆成形品)となるこ
とすらある。また、熱可塑性樹脂の射出成形では成形時
成形材のバリを発生させることはほとんどないため、バ
リ部へのコート量で射出量のバラツキを吸収することは
不可能である。ちなみに、従来の装置においては10c
c単位の計量が限界であるところ、例えば熱可塑性樹脂
の射出成形用インモールドコーティングにおいては1c
c以下の単位での計量が要求される場合がある。
【0007】また、図12ないし図15に示されるよう
に、従来装置の最小射出量は射出ピストンのストローク
容積である。SMC等の圧縮成形では、比較的大型の成
形品が多いため、被覆剤の最小射出量が問題になること
はほとんどない。しかし、例えば熱可塑性樹脂の射出成
形品では、比較的小型の成形品も多く、かなり少量の射
出量を求められることが多い。本課題は一見、従来装置
の射出ピストンストローク容積を小容積化することで解
決するようにも思われる。しかしその場合、金型のかな
りキャビティに近い部分に被覆剤室及び冷却水室が存在
するようなインジェクタを用意しなければならず、形状
的に製作が非常に困難なだけでなく、金型の奥深い所に
被覆剤室が位置するため冷却水の冷却能力が不足して、
インジェクタ内で被覆剤がゲル化する心配も高まるた
め、現実的な方策ではない。
【0008】更に、従来装置は計量ピストンの前進圧に
よってインジェクタから射出させるものであったから、
計量部とインジェクタとを連結するホースの変形が避け
きれず、結果的に計量ピストン前進時期と実際の射出時
期との間に少なからず時間差が生じ、応答性が低かっ
た。SMC等の圧縮成形では、成形材料の固化サイクル
が比較的長いため、射出時期の高精度な制御は必ずしも
要求されない。一方、例えば熱可塑性樹脂の射出成形加
工では、成形材料の固化サイクルが比較的短いため、射
出タイミングの変動は即コート状況に影響する。例えば
イメージした射出時期よりも実際の射出時期が遅れた場
合、ショートコート品が発生することがある。
【0009】また、従来装置は被覆剤を常時循環させる
使用法が主流であるが、インジェクタ内に樹脂溜まりが
あるため、該樹脂溜まりの例えば流体力学的よどみ部に
存在する被覆剤が金型からの熱によってゲル化する危険
性があった。従って、従来のインジェクタでは冷却機構
の設置が必須であった。SMC等の圧縮成形では比較的
大型の成形品が多く、それに従って金型も大きいため、
インジェクタの小型化要求はさほど深刻ではなかった。
しかし、例えば熱可塑性樹脂の射出成形法では、比較的
小型の成形品も多く、それに従って金型も小さい。この
ため従来のインジェクタでは取付性に難があり(例えば
射出成形機で、金型に取り付けたインジェクタが邪魔し
て反操作側扉が閉まらないと言った問題。)インジェク
タの小型化要求は深刻である。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明のインジェクタ
はインジェクタに計量シリンダを組込み、更に特殊な流
路構成を採用することによって高圧注入性、計量の正確
性、少量計量性、応答性、冷却機構の非必須化を達成し
たものである。すなわち、先端を被覆剤射出口とした射
出シリンダ内にこのシリンダ内の被覆剤を被覆剤射出口
から射出させる被覆剤射出ピストンを装着し、前記射出
シリンダには被覆剤を計量する計量シリンダを接続し、
前記射出シリンダと計量シリンダとは一体に構成してあ
る。射出シリンダ又は射出ピストンの周壁には周方向の
溝を形成し、射出シリンダには被覆剤の流出口を設け、
この流出口には被覆剤の帰還路を接続すると共に、計量
シリンダと計量ピストンの間には軸方向の溝その他の流
路を形成し、射出ピストン前進時には、前記射出シリン
ダ又は射出ピストンの周壁の周方向に形成された溝と流
出口は連通すると共に該溝と計量シリンダは連通し、計
量シリンダへ給送された被覆剤が計量シリンダ及び射出
シリンダを通過して前記流出口から流出して循環するよ
うに構成すると、被覆剤を循環させて被覆剤の硬化を防
止することができる(請求項2)。射出ピストン後退時
には、射出シリンダ又は射出ピストンに形成された周方
向の溝と流出口との間は閉塞され、被覆剤の循環が停止
するように構成することにより、射出量が一層正確とな
る(請求項3)。計量ピストン前進時には、計量シリン
ダと射出シリンダが非連通となるように構成することに
よって、射出ピストン後退時射出シリンダ内が仮に負圧
状態になったとしても、計量シリンダへの被覆剤供給路
から被覆剤が射出シリンダ内に吸引・供給されることを
防ぎ、正確な計量が確保される(請求項4)。計量シリ
ンダへの被覆剤供給路にはチェック弁を内装すると逆流
を防止でき、射出シリンダの容量よりも多量の被覆剤を
射出するときにも正確な計量が確保される(請求項
5)。
【0011】請求項6の発明は、インモールドコート法
における計量、射出方法に関するものである。射出シリ
ンダ又は射出ピストンの周壁には周方向の溝が形成され
ると共に射出シリンダには被覆剤の流出口が設けられ、
射出ピストン閉鎖時では、射出シリンダ又は射出ピスト
ンの周壁の周方向に形成された溝と流出口は連通、且つ
該溝と計量シリンダは連通し、計量シリンダと計量ピス
トンとの間には軸方向の溝その他の流路が形成され、計
量シリンダへ給送された被覆剤が計量シリンダ及び射出
シリンダを通過して前記流出口から流出するように構成
され、計量ピストン前進時では計量シリンダと射出シリ
ンダが非連通となるように構成されたインモールドコー
ト法用インジェクタを用いて、熱可塑性樹脂若しくは熱
硬化性樹脂からなる成形材料を成形用金型に設けられた
キャビティ内で成形した後、得られた成形品の表面をキ
ャビティ内にて所定量の被覆剤によって被覆するインモ
ールドコート法でにおいて以下の(A)ないし(E)の
工程を連続して行なうことを特徴とする。 (A)被覆剤流路内で被覆剤が滞留しないように被覆剤
流路内を被覆剤を流し続けながら、射出ピストンを前進
位置に配置し、且つ計量ピストンを後退位置に配置して
所定量の被覆剤を計量した状態で、熱可塑性樹脂若しく
は熱硬化性樹脂からなる成形材料を成形用金型に設けら
れたキャビティ内で成形する工程。 (B)被覆剤の循環を停止し、インジェクタ内及び周辺
被覆剤流路の内圧を0kgf/平方センチ−Gにする工
程。 (C)射出ピストンを後退する工程。 (D)計量ピストンを前進し、所定量の被覆剤を射出シ
リンダ内に供給、又は所定量の被覆剤を射出シリンダ内
に供給且つキャビティ内成形品の表面に射出し被覆する
工程。 (E)射出ピストンを前進し、射出シリンダ内に供給さ
れた被覆剤をキャビティ内成形品の表面に射出し被覆す
る工程。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。インジェクタAは、射出シリン
ダ1を有する射出部A1の下方に、計量シリンダ2を有
する計量部A2を一体的に固着して構成してある。前記
射出シリンダ1には射出ピストン3が装着してあり、計
量シリンダ2には計量ピストン4が装着してある。そし
て、前記射出シリンダ1の基端部と計量シリンダ2の先
端部とは金属製の給送管5で接続してあり、前記計量シ
リンダ2にはポンプから被覆剤が供給される供給管6の
先端が開口しており、供給管6の基部にはチェック弁7
が装着してある。図中符号9は射出ピストン駆動用のプ
ランジャ、符号10は計量ピストン駆動用のプランジャ
である。尚、インジェクタAを金型に取り付けた際、射
出シリンダ1及び射出ピストン3の先端は金型キャビテ
ィの一部分を兼ねる場合があるので、射出シリンダ1及
び射出ピストン3には回転防止機構が施されている。
【0013】前記計量ピストン4の周壁には軸方向の溝
4aが形成してある。計量ピストン4前進時には、計量
ピストン4の先端が計量シリンダ2の先端に接触し給送
管5を塞ぐため、計量シリンダ2と射出シリンダ1が非
連通となる。前記射出ピストン3の周壁には周方向に環
状の溝3aが形成してある。この溝3aは前記射出ピス
トン3を前進させた際に前記給送管5の開口部に対応す
る位置に設けてあり、射出シリンダ1の前記給送管開口
部の対向側には流出管8の基端が開口している。この構
成によって、射出ピストン3が前進位置及び計量ピスト
ン4が後退位置にあるときに(図2参照)、供給管6か
ら計量シリンダ2へ供給された被覆剤は、計量ピストン
4の溝4a、給送管5、射出ピストン3の溝3aを経て
流出管8、帰還路11を経てインジェクタ外へ流出する
こととなる。すなわち、待機時にインジェクタへ供給さ
れる被覆剤はインジェクタ内に滞留せず、循環すること
となり、被覆剤の硬化が防止される。
【0014】尚、軸方向の溝4aは図4に示すように計
量ピストン4の周壁に設けてあるが、計量シリンダ2の
周壁(図5))、計量ピストン4と計量シリンダ2の周
壁(図6)、或いは溝が全周に及び計量ピストン4と計
量シリンダ2間にやや大きい間隙15として流路が形成
されている場合(図7)でも構わない。
【0015】次に上記実施例のインジェクタAの使用例
を説明する。このインジェクタAは、射出すべき被覆剤
を給送するポンプにゴムホース等で接続して使用するも
のであり、ホースの先端は前記計量部A2に設けた供給
管6に接続する。ここで、射出ピストン3を前進させる
と共に計量ピストン4を計量相当分だけ後退させた状態
で、ポンプ12によって計量シリンダ2内へ被覆剤16
を供給することにより、射出すべき被覆剤量が計量され
る(図2、図8)。このとき、チェック弁7は開いてお
り、被覆剤は計量ピストンの溝4a、射出ピストンの溝
3aを経て循環している。次いで、開閉弁14を閉じて
内圧を0とし循環を停止させた状態で射出ピストン3を
後退させ(図9)、その後に計量ピストン4を前進させ
ると、計量された量の被覆剤16が射出シリンダ1内へ
供給される。ここで、計量シリンダ2と射出シリンダ1
とは近接しており、かつ給送管5は金属製であるから、
計量された量が正確に射出シリンダ1へ供給される(図
3、図9)。そして、計量された被覆剤16の量が射出
シリンダ1の容積よりも少ないときには、射出シリンダ
内に開空間13が残存する(図9)。すなわち、計量ピ
ストン4の前進圧で被覆剤が射出されることがない。
尚、成形側の条件によっては、射出ピストン3後退時射
出シリンダ1内が負圧の状態になることがある。この場
合、計量ピストン4前進時には、計量ピストン4の先端
が計量シリンダ2の先端に接触し給送管5を塞ぐため、
計量シリンダ2と射出シリンダ1が非連通となる。つま
り、射出ピストン3の後退動作と計量ピストン4の前進
動作をほぼ同タイミングで実施することにより、計量シ
リンダ2の被覆剤供給路6から被覆剤が射出シリンダ内
の開空間13内に吸引・供給されることを防止でき、正
確な計量を確保できる。次いで、射出ピストン3を前進
させると、射出シリンダ1内の被覆剤は全量金型31内
へ高圧で注入され成形品32の表面に被覆層33が得ら
れる(図10)。その後計量ピストンを後退させて次サ
イクルに入る。
【0016】射出ピストン3が前進及び計量ピストン4
が後退した待機時には、ポンプから供給される被覆剤は
計量ピストン4の溝4aから給送管5を経て射出シリン
ダ1へ至り、射出ピストン3の設けた溝3aを経て流出
管8からインジェクタの外へ流れ、ポンプ側へ戻る。こ
の被覆剤循環において被覆剤はインジェクタ内に滞留す
ることがなく、冷却せずとも被覆剤が硬化することがな
い。なお、上記循環作用が得られることは必須要件では
ない。
【0017】上記作動は、計量射出する被覆剤量が射出
シリンダ1の容量よりも少ない場合(第1の態様)であ
るが、射出シリンダ1の容量よりも大量の被覆剤を計量
射出する場合(第2の態様、図11参照)は以下のよう
な手順となる。すなわち、計量ピストン4を後退させて
計量した後に計量ピストン4を前進させると、計量被覆
剤中、射出シリンダ容積を越える量が計量ピストン4の
前進によって金型31内へ射出注入される。次いで射出
ピストン3を前進させると射出シリンダ1内の被覆剤が
射出注入されるので、計量された全量が正確に注入され
る。ここで、計量部にはチェック弁7を装着してあるの
で、計量ピストン4によって高圧を発生させた際にも被
覆剤がポンプ側へ逆流するおそれはなく、また外付けの
チェック弁と異なり計量シリンダ2の直近に配設され、
かつゴムホースなどの遊びもないので、射出される被覆
剤量に誤差が生じることも可及的に防止される。
【0018】射出量が射出シリンダ1の容量以下(第1
の態様)であれば計量ピストン4の圧力は計量シリンダ
2内の被覆剤を射出シリンダ1へ給送できる圧力で良
く、高圧を得る必要はない。そして計量ピストン4が低
圧であればチェック弁7を必ずしも内装する必要はな
い。更に、給送管5、供給管6は剛性材であれば金属管
に限定されない。
【0019】
【実施例】主要部の数値を以下のような条件としたとこ
ろ、きわめて良好な射出圧力、計量性能及び応答性を得
ることができた。射出シリンダ1の内径6mm、射出ピ
ストン3後退時における射出シリンダ1の容量1.4c
c、射出シリンダ1の射出圧力4900kg/平方セン
チ。給送管5の内径3mm、長さ70mm。計量ピスト
ン4の外径10mm、計量ピストン4後退時における計
量シリンダ2の容積3.5cc、うち計量ピストン4前
進に伴う吐出容積2.5cc、計量シリンダ2の射出圧
力720kg/平方センチ。なお、具体的な射出圧力性
能、計量性能は以下の通りであった。 <第1の態様> 最大射出圧力 4900kg/平方センチ 被覆剤射出可能容積 0〜1.4cc 計量単位 0.1cc (計量ピストンの後退位置を1mm単位で制御可能なこ
とに基づく) <第2の態様> 最大射出圧力 720kg/平方センチ 被覆剤射出可能容積 0〜2.5cc 計量単位 0.1cc (計量ピストンの後退位置を1mm単位で制御可能なこ
とに基づく)
【0020】
【発明の効果】この発明によれば、計量シリンダを射出
シリンダとをともにインジェクタに一体化したので、計
量シリンダと射出シリンダの距離が近接し、かつゴムホ
ースでなく金属管で接続されている。したがって、ゴム
の変形などによる誤差が生じることなく計量された被覆
剤が正確に射出シリンダへ供給され、1cc以下の微量
であっても計量値通りの量の被覆剤を射出シリンダから
金型へ高圧射出注入することができる。また、射出シリ
ンダに搬送させた被覆剤を射出ピストンで射出するの
で、射出作動が直接的であり、ピストンの作動と同時に
射出が開始されることとなり、応答性が良く、正確な射
出時期制御が要求されるインモールド被覆において良好
な成果を得ることができる。なお、射出シリンダ容量よ
りも多量の被覆剤を射出するときには計量ピストンの作
動で射出注入することとなるが、計量シリンダに接続さ
れた給送管は剛性体であるから圧力変形はなく、射出ピ
ストンによる射出と同様に正確な射出量と良好な応答性
が得られる。また、インジェクタ内被覆剤流路は一連の
流体力学的よどみ部のない流路構造であるため、必ずし
も冷却機構を内蔵させる必要がなく、インジェクタの大
型化を防げる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明実施例の射出ピストン及び計量ピス
トンを前進させた状態の断面図である。
【図2】 同じく射出ピストンを前進させ、計量ピスト
ンを後退させた状態の一部拡大断面図である。
【図3】 同じく射出ピストンを後退させ、計量ピスト
ンを前進させた状態の一部拡大断面図である。
【図4】 計量ピストンの溝の態様を示す断面図であ
る。
【図5】 計量シリンダの溝の態様を示す断面図であ
る。
【図6】 計量シリンダと計量ピストンの双方に溝を設
けた態様を示す断面図である
【図7】 計量シリンダと計量ピストンとの間に間隙を
設けて流路とした例の断面図である。
【図8】 同じく計量状態を示す概略図である。
【図9】 同じく計量ピストンを前進させて被覆剤を射
出シリンダへ注入した状態を示す概略図である。
【図10】 同じく射出ピストンを前進させて被覆剤を
型内へ注入した状態の該略図である。
【図11】 同じく射出シリンダの容積よりも多い被覆
剤を注入する場合の該略図である。
【図12】 従来例の装置を示す概略図である。
【図13】 同じく開閉弁を開けた状態の慨略図であ
る。
【図14】 同じく計量ピストンを前進させた注入した
状態の慨略図である。
【図15】 同じく射出ピストンを前進させて残留被覆
剤を押出した状態の慨略図である。
【符号の説明】
A1 射出部 A2 計量部 1 射出シリンダ 2 計量シリンダ 3 射出ピストン 4 計量ピストン 5 給送管 6 供給管 7 チェック弁 8 流出管 9 プランジャ 10 プランジャ 11 帰還路 12 ポンプ 13 開空間 14 開閉弁 15 間隙 16 被覆剤 31 金型 32 成形品 33 被覆層
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年11月21日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 9:00 31:34 (72)発明者 藤代 武志 神奈川県平塚市東八幡5丁目6番2号 三 菱エンジニアリングプラスチックス株式会 社技術センター内 (72)発明者 大田 賢治 愛知県小牧市三ツ渕西ノ門878 大日本塗 料株式会社小牧工場内 (72)発明者 林 幸雄 神奈川県横浜市神奈川区沢渡1番地の2 ツバコー横浜販売株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端を被覆剤射出口とした射出シリンダ
    内に、このシリンダ内の被覆剤を被覆剤射出口から射出
    させる被覆剤射出ピストンが装着され、前記射出シリン
    ダには被覆剤を計量する計量シリンダが接続され、この
    計量シリンダには計量ピストンが装着され、前記射出シ
    リンダと計量シリンダとは一体に構成された、インモー
    ルドコート法用インジェクタ
  2. 【請求項2】 射出シリンダ又は射出ピストンの周壁に
    は周方向の溝が形成されると共に射出シリンダには被覆
    剤の流出口が設けられ、該流出口には被覆剤の帰還路が
    接続され、計量シリンダと計量ピストンとの間には軸方
    向の流路が形成され、射出ピストン前進時には、前記射
    出シリンダ又は射出ピストンの周壁の周方向に形成され
    た溝と流出口は連通すると共に該溝と計量シリンダは連
    通し、計量シリンダへ給送された被覆剤が計量シリンダ
    及び射出シリンダを通過して前記流出口から流出して循
    環するように構成された、請求項1に記載のインモール
    ドコート法用インジェクタ
  3. 【請求項3】 射出ピストン後退時には、射出シリンダ
    又は射出ピストンに形成された周方向の溝と流出口との
    間は閉塞され、被覆剤の循環が停止するように構成され
    た、請求項2記載のインモールドコート法用インジェク
  4. 【請求項4】 計量ピストン前進時には、計量シリンダ
    と射出シリンダが非連通となるように構成された、請求
    項3記載のインモールドコート法用インジェクタ
  5. 【請求項5】 計量シリンダへの被覆剤供給路にはチェ
    ック弁が内装された、請求項1ないし4の何れかに記載
    のインモールドコート法用インジェクタ
  6. 【請求項6】 射出シリンダ又は射出ピストンの周壁に
    は周方向の溝が形成されると共に射出シリンダには被覆
    剤の流出口が設けられ、射出ピストン閉鎖時では、射出
    シリンダ又は射出ピストンの周壁の周方向に形成された
    溝と流出口は連通、且つ該溝と計量シリンダは連通し、
    計量シリンダと計量ピストンとの間には軸方向の流路が
    形成され、計量シリンダへ給送された被覆剤が計量シリ
    ンダ及び射出シリンダを通過して前記流出口から流出す
    るように構成され、計量ピストン前進時では計量シリン
    ダと射出シリンダが非連通となるように構成されたイン
    モールドコート法用インジェクタを用いて、 熱可塑性樹脂若しくは熱硬化性樹脂からなる成形材料を
    成形用金型に設けられたキャビティ内で成形した後、得
    られた成形品の表面をキャビティ内にて所定量の被覆剤
    によって被覆するインモールドコート法であって、 (A)被覆剤流路内で被覆剤が滞留しないように被覆剤
    流路内を被覆剤を流し続けながら、射出ピストンを前進
    位置に配置し、且つ計量ピストンを後退位置に配置して
    所定量の被覆剤を計量した状態で、熱可塑性樹脂若しく
    は熱硬化性樹脂からなる成形材料を成形用金型に設けら
    れたキャビティ内で成形する工程と、 (B)被覆剤の循環を停止し、インジェクタ内及び周辺
    被覆剤流路の内圧を0kgf/平方センチ−Gにする工
    程と、 (C)射出ピストンを後退する工程と、 (D)計量ピストンを前進し、所定量の被覆剤を射出シ
    リンダ内に供給、又は所定量の被覆剤を射出シリンダ内
    に供給且つキャビティ内成形品の表面に射出し被覆する
    工程と、 (E)射出ピストンを前進し、射出シリンダ内に供給さ
    れた被覆剤をキャビティ内成形品の表面に射出し被覆す
    る工程、からなることを特徴とするインモールドコート
    法。
JP26218995A 1995-09-14 1995-09-14 インモールドコート法用インジェクタ及びインモールドコート法 Withdrawn JPH0976285A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7832999B2 (en) 1999-07-27 2010-11-16 Dai Nippon Toryo Co., Ltd. Method of forming a coating layer on the surface of a molded product within a mold
WO2024214532A1 (ja) * 2023-04-10 2024-10-17 株式会社精工技研 インモールドコート注入装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7832999B2 (en) 1999-07-27 2010-11-16 Dai Nippon Toryo Co., Ltd. Method of forming a coating layer on the surface of a molded product within a mold
US7837918B2 (en) 1999-07-27 2010-11-23 Dai Nippon Toryo Co., Ltd. Method of forming a coating layer on the surface of a molded product within a mold
WO2024214532A1 (ja) * 2023-04-10 2024-10-17 株式会社精工技研 インモールドコート注入装置

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