JPH0976434A - ポリオレフィン系フィルム裏面に裏処理塗工剤を塗布した擬皮状フィルム材料 - Google Patents
ポリオレフィン系フィルム裏面に裏処理塗工剤を塗布した擬皮状フィルム材料Info
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Abstract
を提供する。 【解決手段】 ポリオレフィン系フィルムのコロナ放電
処理面に水溶性高分子バインダー及び微細繊維からなる
裏処理塗工剤を塗布し、その後に擬皮加工を施す。
Description
フィルム裏面に裏処理塗工剤を塗布した擬皮状フィルム
材料に関する。
ポリエチレン系接着剤により裏打ち紙(不織布、和紙
等)をラミネートし、その後フィルム表面を擬皮状に見
せるため、裏打ち紙処理したポリオレフィン系フィルム
にエンボス加工、揉み加工、印刷を施した擬皮状フィル
ム材料がある。
各種基材(紙、板紙、ボード等)に接着剤(澱粉、にか
わ、ポリ酢酸ビニル等)で貼り合わせ、ポスター、カレ
ンダー、パッケージ、化粧箱(紙器など)、内装材(壁
紙など)、インテリア(家具、調度品)、アルバム装
丁、手帳、文具、書籍装丁、袋物、ファッション、スポ
ーツバッグ(ゴルフなど)、サイフ等に利用されてい
る。
凹凸(モミ模様)感を持ち、軟らかくて軽く、耐摩耗性
があり、堅牢度に優れており、耐水性、耐洗濯性があ
り、汚れがつき難く、印刷性、スタンピング性があり、
各種模様の凹凸エンボス加工ができる等の特徴がある。
にはポリオレフィン系フィルム裏面にポリエチレン系接
着剤により裏打ち紙(不織布、和紙等)をラミネートし
ていたが、この工程のコストダウンを目的として、より
簡便で安価な方法により擬皮状フィルム材料を提供する
ことである。
ィン系フィルムのコロナ放電処理面(フィルム裏面)に
水溶性高分子バインダー及び微細繊維からなる裏処理塗
工剤を塗布し、このものに擬皮加工(例えば常温エンボ
ス加工、揉み加工、印刷)を施することによって解決さ
れる。
ルム材料は従来技術の方法と同様な機能を持っている。
本発明に用いられるポリオレフィン系フィルムとして
は、フィルム中に炭酸カルシウム、酸化チタン等の白色
顔料を含んだ不透明性のあるポリプロピレンフィルム、
プロピレンとエチレンとの共重合体のフィルム等が使用
可能である。
るが、表面にはいろいろなフィルムを貼り合わせた2層
構造のフィルムでも使用できる。例えば表面がポリエス
テルフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリエチレン
フィルム、プロピレンとエチレンとの共重合体のフィル
ム、ポリスチレンフィルム等が使用可能である。その
他、上記2層構造フィルムの中層にグラビア印刷、蒸着
等により着色層を設けた3層構造のフィルム等も使用可
能である。
着性を向上する目的でコロナ放電処理、アンカ−コート
処理が施してあるものが望ましい。非塗布面である表面
にはコロナ放電処理、アンカ−コート処理は必要としな
い。裏処理塗工剤のバインダーである水溶性高分子とし
ては、ポリビニルアルコール及びその変性物、カルボキ
シメチルセロースおよびその変性物を用いる。
量% に対して100〜200重量%程度が望ましいが、
この範囲に限定されるものではない。またポリビニルア
ルコールとカルボキシメチルセルロースの混合比は、固
形分換算でポリビニルアルコール:カルボキシメチルセ
ルロース=10:1〜1:9の範囲で使用可能である
が、塗工面のブロッキング性、はじきを考えると6:4
程度が望ましい。すなわちポリビニルアルコール単独で
はブロッキング性に問題があり、カルボキシメチルセル
ロース単独では塗工面のはじきが問題となるからであ
る。
用いる。セルロースパウダーの粒度は42メッシュパス
90% 以上の粗い物から400メッシュパスが90% 以
上の細かい物まで使用可能であるが、この粒度に限定さ
れる物ではない。本発明では100メッシュパスが90
% 以上の物及び400メッシュパスが90% 以上の物に
ついて使用した。またセルロースパウダーの水分は7%
以下、灰分は0.25% 以下、白色度は80% 以上、p
Hは6.0〜8.0の物が好ましい。
水剤等を添加してもよい。ポリプロピレン系フィルムの
裏面に裏処理塗工剤塗布層を設ける手段としては例えば
ダイコーター、ロールコーター、エアナイフコーター、
ブレードコーター、ロッドコーター、リップコーター、
バーコーター、コンマコーターなどを用いて塗布し、乾
燥する方法を採用する事ができる。
塗工剤を塗布した擬皮状フィルム材料と各種基材(紙、
板紙、ボード等)とを接着剤(澱粉、にかわ、ポリ酢酸
ビニル等)で貼合した際の接着強度に影響を及ぼす事か
ら3〜10g /m2 程度が望ましい。塗布量が3g /m
2 以下であると接着強度が低下し、10g /m2 以上で
あるとコスト的に有効手段と言い難くなる。
料は、その後常温エンボス加工、揉み加工、必要であれ
ば表面に印刷を施し、擬皮状フィルム材料として澱粉、
にかわ、ポリ酢酸ビニル等の接着剤により紙、板紙、ボ
ード等の各種基材に貼合され、貼合時の乾燥(120℃
前後)による熱収縮によりフィルム表面に凹凸状の皺を
形成し、擬皮状商品を提供する。
ムの裏面(コロナ放電処理面)をフィルムとの密着性の
よい水溶性バインダーで皮膜形成を行うことにより、親
水性のある膜が形成される。従って皮膜形成後、水溶性
の澱粉、にかわ等の貼合用接着剤を塗布しても塗布面に
はじきが生じず、均一な貼合が可能となる。さらにこの
水溶性バインダー中に親水性のあるセルロースパウダー
を添加することにより皮膜形成面が凹凸状になり、貼合
用接着剤の食いつきが良くなり貼合用基材と強く接着す
る。セルロースパウダーはまた水溶性バインダー塗布に
よるブロッキング防止の効果もある。更に被膜形成面が
紙のような風合いとなり、従来品と同様なモミ模様感を
形成する。
ビニルアルコール(クラレ社製カチオン変性PVA:商
品名 CM−318)6.61g 、及びカルボキシメチ
ルセルロース(第一工業製薬社製CMC:商品名 セロ
ゲン−5A)4.41g を加え、加熱溶解する。冷却後
イソプロピルアルコールを3.3g 添加し、100g の
水溶性バインダー溶液(濃度11% )を調製する。
性バインダー溶液(濃度11% )中にセルロースパウダ
ー(日本製紙社製微細繊維:商品名 KCフロック−1
00、粒度100メッシュパス90% 以上)を5g 添加
し、105g の裏処理塗工剤溶液を調製する。上記調製
した裏処理塗工剤溶液をコロナ放電処理を施したポリプ
ロピレン系フィルム(東レ社製ポリオレフィン系フィル
ム:商品名 ロザンヌ)(1)の裏面(4)にバーコー
ターで乾燥後の塗布量が2.0〜5.0g /m2 になる
ように塗布を行った。その後裏処理塗工剤(2)を塗布
したフィルムに手揉みを施して、フィルム表面(3’)
に大小の皺を形成させると同時に裏処理塗工剤のフィル
ムへの密着性の評価を行った。
(日本食品加工社製:商品名MS−3800)をバーコ
ーターで乾燥後の塗布層(5)が3.0g /m2 程度に
なるように塗布を行った。更に52% にかわ接着剤(中
央理化工業社製:リガボンドBA−320)について
も、バーコーターで乾燥後の塗布層(5)が7.0g /
m2 程度になるように塗布を行い、塗布後直ぐに上質紙
に貼り付け105℃で乾燥する。その後、上質紙(6)
に貼合したフィルムを剥がし、剥がれ具合を評価した。
インダー溶液(濃度11% )中に添加するセルロースパ
ウダーの粒度を400メッシュパス90% 以上(日本製
紙製微細繊維:商品名 KCフロック−400とした他
は、実施例1と同様に実施する。
インダー溶液(濃度11% )中に添加するセルロースパ
ウダーの粒度を400メッシュパス90% 以上(日本製
紙製微細繊維:商品名 KCフロック−400とし、添
加量を10g とした他は、実施例1と同様に実施する。
インダー溶液(濃度11% )中にセルロースパウダーを
添加しないことを除いて、実施例1と同様に実施する。比較例2 裏処理塗工剤の塗布を行わなかったことを除いて、実施
例1と同様に実施する。
ルセルロース(第一工業製薬社製CMC:商品名セロゲ
ン−5A)を添加せず、裏処理塗工剤溶液の調製におい
て、セルロースパウダーを添加しないことを除いて、実
施例1と同様に実施する。
コール(クラレ社製カチオン変性PVA:商品名CM−
318)を添加せず、裏処理塗工剤溶液の調製におい
て、セルロースパウダーを添加しないことを除いて、実
施例1と同様に実施する。
ンブタジエン系バインダー(旭化成社製:商品名L−1
612)を用い、裏処理塗工剤溶液の調製においては、
セルロースパウダーを添加しないことを除いて、実施例
1と同様に実施する。
ン系バインダー(大日本インク化学社製:商品名ハイド
ランド HW−310)を用い、裏処理塗工剤溶液の調
製においては、セルロースパウダーを添加しないことを
除いて、実施例1と同様に実施する。
ン・アクリル系バインダー(三井東圧化学社製:商品名
バリアスター UD2017)を用い、裏処理塗工剤溶
液の調製においては、セルロースパウダーを添加しない
ことを除いて、実施例1と同様に実施する。
ン酢酸ビニル系バインダー(昭和高分子社製:商品名ポ
リゾールAD910)を用い、裏処理塗工剤溶液の調製
においては、セルロースパウダーを添加しないことを除
いて、実施例1と同様に実施する。
粉(日本食品加工社製:商品名 MS−3800)を用
い、裏処理塗工剤溶液の調製においては、セルロースパ
ウダーを添加しないことを除いて、実施例1と同様に実
施する。比較例10 裏処理塗工剤溶液の調製において、セルロースパウダー
の代わりに重質炭酸カルシウム(丸尾カルシウム:商品
名 スーパー#1500)を用いた他は実施例1と同様
である。
布面のはじき具合を評価する。 揉み加工適性:裏処理塗工剤を塗工乾燥後、手揉みを行
い、裏処理塗工剤のフィルムへの密着性を評価する。
剤塗布面に、塗工用バーで接着剤(澱粉、にかわ)を塗
工後、塗布面のはじき具合を評価する。 貼合基材との接着性:裏処理塗工剤塗布面に、塗工用バ
ーで接着剤(澱粉、にかわ)を塗工後塗布面に上質紙を
貼り付けて、105℃で乾燥する。乾燥後、裏処理塗工
剤を塗布しフィルムと上質紙を剥がし、剥がれ具合を評
価する。
フィルム材料は、エンボス加工、揉み加工適性に優れ、
澱粉、にかわ等の接着剤により、各種基材に貼合するこ
とにより、いろいろな用途に対して擬皮状商品を提供す
るとが可能である。
の説明図である。図中の記号は以下を意味する:
維) 3 ポリオレフィン−フィルムの表面 3’ エンボス加工、揉み加工、熱収縮により擬皮状パ
ターンのある表面 4 ポリオレフィン−フィルムの裏面(コロナ放電処
理済み) 5 貼合用接着剤層(澱粉、にかわ) 6 貼合用基材(紙、板紙等) 7 擬皮状フィルム
Claims (3)
- 【請求項1】 ポリオレフィン系フィルムのコロナ放電
処理面に水溶性高分子バインダー及び微細繊維からなる
裏処理塗工剤を塗布し、その後に擬皮加工を施したこと
を特徴とする擬皮状フィルム材料。 - 【請求項2】 水溶性高分子バインダーがポリビニルア
ルコールとカルボキシメチルセルロースとの混合物であ
る請求項1に記載の擬皮状フィルム材料。 - 【請求項3】 微細繊維が白色度80% 以上、灰分0.
25% 以下、粒度100メッシュパス90% 以上のセル
ロースパウダーである請求項1または請求項2に記載の
擬皮状フィルム材料。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23432595A JP3880083B2 (ja) | 1995-09-12 | 1995-09-12 | ポリオレフィン系フィルム裏面に裏処理塗工剤を塗布した擬皮状フィルム材料 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23432595A JP3880083B2 (ja) | 1995-09-12 | 1995-09-12 | ポリオレフィン系フィルム裏面に裏処理塗工剤を塗布した擬皮状フィルム材料 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0976434A true JPH0976434A (ja) | 1997-03-25 |
| JP3880083B2 JP3880083B2 (ja) | 2007-02-14 |
Family
ID=16969241
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23432595A Expired - Lifetime JP3880083B2 (ja) | 1995-09-12 | 1995-09-12 | ポリオレフィン系フィルム裏面に裏処理塗工剤を塗布した擬皮状フィルム材料 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3880083B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013528239A (ja) * | 2010-05-27 | 2013-07-08 | アクゾ ノーベル ケミカルズ インターナショナル ベスローテン フエンノートシャップ | アニオン性ポリマー含有セルロース系バリア組成物 |
| JP2013533899A (ja) * | 2010-05-27 | 2013-08-29 | アクゾ ノーベル ケミカルズ インターナショナル ベスローテン フエンノートシャップ | セルロース系バリア組成物 |
-
1995
- 1995-09-12 JP JP23432595A patent/JP3880083B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013528239A (ja) * | 2010-05-27 | 2013-07-08 | アクゾ ノーベル ケミカルズ インターナショナル ベスローテン フエンノートシャップ | アニオン性ポリマー含有セルロース系バリア組成物 |
| JP2013533899A (ja) * | 2010-05-27 | 2013-08-29 | アクゾ ノーベル ケミカルズ インターナショナル ベスローテン フエンノートシャップ | セルロース系バリア組成物 |
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|---|---|
| JP3880083B2 (ja) | 2007-02-14 |
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