JPH097725A - 爆薬の爆発圧力による電線の接合方法 - Google Patents

爆薬の爆発圧力による電線の接合方法

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JPH097725A
JPH097725A JP17690895A JP17690895A JPH097725A JP H097725 A JPH097725 A JP H097725A JP 17690895 A JP17690895 A JP 17690895A JP 17690895 A JP17690895 A JP 17690895A JP H097725 A JPH097725 A JP H097725A
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tube
explosive
electric wire
flight
cables
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JP17690895A
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English (en)
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Masato Araki
正任 荒木
Hideaki Kikuchi
秀昭 菊地
Eiji Nishida
英司 西田
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SUTAASHIP KK
Asahi Electric Works Ltd
Original Assignee
SUTAASHIP KK
Asahi Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 送配電線等のアルミニウムやその合金の撚り
線、銅或は銅合金の撚り線、鋼心アルミ撚り線(ACS
R)などの電線を、爆発圧力を利用して接合する際に、
機械的な圧縮やかしめ効果によらず、撚り線の表面に表
れた部分のみでなく、電線に損傷を与えずに内層部分ま
で冶金的に接合する方法を提供する。 【構成】接合しようとする電線の外周に、電線撚り線外
層の材質と同系統の金属からなり予め管状の曲面に成形
した保護体を被せ、その外側には保護体と同材質の金属
からなりかつ爆薬の爆発圧力によって飛翔し保護体と衝
突する飛翔管を配置し、飛翔管と保護体並びに電線を一
体に冶金的に接合する方法であり、爆薬は飛翔管を包囲
するように設置され、爆薬の一端から他端へ進行的に爆
発を進行させ、爆発の進行速度(爆発速度)が接合しよ
うとする電線外層の金属の音速の70%以下であり、飛
翔管の爆発の進行方向と直角な方向への飛翔速度が内層
の撚り線同士も接合するに充分とすることを特徴とする
電線の接合方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、送配電線を爆薬の爆発
圧力で接合する方法に関し、特に飛翔管と保護管及び電
線を一体に冶金的に接合することにより、少ない爆薬量
で高い強度と耐候性に優れた信頼性の高い接合を得る方
法であり、電力等の動力や機械類の使用が困難な山間僻
地でも実施でき、また爆薬の使用量が少ないため、軽量
の爆発消音装置を使用することが可能で、人家の多い地
域でも容易に爆発騒音の公害なく実施できる方法であ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の送配電線を爆薬の爆発圧力で接合
する方法に於いては、接合を要する電線の端を金属管内
で突き合せ、金属管の外側を厚い(約10mm程度)ゴ
ムなどの弾性の保護体で覆った上に導爆線を巻き付け、
その導爆線を爆発させることにより金属管を収縮させて
電線を機械的に圧縮やかしめで電線を接合していた。従
来技術の特許文献としては、特公昭51−25592,
実公昭58−32865等の公報がある。
【0003】この方法による場合、導爆線の爆発速度は
電線に使用される金属の音速より高速か略等しく、その
ような場合金属を爆発圧力によって冶金的に接合するこ
とは出来ないことが知られている。また、金属管の外側
を厚いゴムなどの弾性の保護体で覆った上に導爆線を巻
き付けることにより、弾性の保護体が金属管に伝わる爆
発圧力を減衰させるため、それを補うため大量の導爆線
を使用する必要が生じ、単に金属管を圧縮やかしめで接
合するのに必要な以上の爆薬を要する。
【0004】更に、機械的な圧縮による接合は、冶金的
な接合に較べて接合強度が低いために、電線の接合部分
の長さを大きく取る必要があり、これも導爆線の使用量
を多くする要因の一つであった。加えて、単に金属管を
機械的に圧縮や締め付けその応力で接合することについ
ては、信頼性が低いという問題と、金属管と電線、電線
の撚り線間の空隙に雨水や腐蝕性のガスが入り、この様
な方法で接合された接続部には、爆発の強大な圧力によ
って金属が強加工を受けたため、大きな残留応力が含ま
れ、他の部分より容易に浸蝕されるという大きな問題が
あった。
【0005】
【発明が解決しようとする問題点】上記の従来の爆薬の
爆発による電線の接合方法の有する欠点を除去するには
次のような問題があった。 (1)雨水やガスの接合部への侵入を防ぐには、接合は
機械的なかしめによらず、飛翔管と保護管及び撚り線の
内部まで冶金的に接合し、撚り線の間の空隙を塞ぎ、そ
れらが侵入できないようにする必要がある。そのために
は、爆発速度が導爆線より低く、よって爆発圧力も低い
爆薬を使用する必要が生じ、よって爆薬の使用量が増加
する恐れがある。 (2)爆薬の使用量を低くするため、爆薬と金属管の間
の厚い保護層を設けないようにすると、接合のための金
属管や電線を爆発圧力により損傷する恐れが生ずる。 (3)電線内層の撚り線同士まで接合するには強力な爆
発力を必要とし、その結果、飛翔管を直接電線に衝突さ
せて接合しようとすると、電線が大きな変形や場合によ
っては破断する恐れがある。 これらの問題点について、発明者らは多くの理論的、実
験的検討を進めた結果、以下の結論に到達した。
【0006】
【問題を解決するための手段】上記の各問題点につき以
下の対策を講ずれば、解決できると考えられる。各番号
は上記問題点の番号に対応する。 (1)飛翔管と保護管及び撚り線の内部まで冶金的に接
合出来るようになった場合、接合部の強度は接合部を構
成する金属本来の強度或はそれ以上の強度を有し、従来
の爆発で接合する方法による冶金的接合を伴わない機械
的圧縮やかしめによる接合に対して遙かに高い強度を有
する。従って従来の方法では、電線長で例えば300m
mとか500mmの長さの接合部を設けて強度を確保し
ていたのを、例えば100mm以下で接合して、従来の
接合方法による強度以上を確保しつつ、接合部長を短縮
したことにより、爆薬量を従来以下とする。また、次項
に詳しく説明するが、厚い弾性体の保護層を排除して、
接合部に伝達される爆発圧力の減衰を防止することによ
り、爆薬量の減少を可能とする。
【0007】(2)厚い保護層を排除することにより爆
薬量の減少を図ると、金属管や電線を爆発圧力により損
傷する恐れが生ずるが、それに対しては導爆線のよう
に線条状の爆薬を用いず、粉状、又は可塑性の爆薬を用
いて、金属表面に導爆線の線条痕が圧印されるのを防止
する、爆薬に直接接触する飛翔管を、電線を包囲保護
する金属管(保護管)を介して電線に衝突させ、飛翔管
が直接電線に衝突することにより電線が破損することを
防止すると共に、飛翔管と保護管の両方を電線に冶金的
に接合することにより、充分な接合強度を得る。これら
の手段により、少ない爆薬量で電線を疵つけることな
く、高い接合強度を有する冶金的接合を得ることが出来
る。
【0008】(3)電線内層の撚り線同士まで接合する
ような強力な爆発力で処理することよる、電線の大きな
変形や破断を防止するには、(2)で厚いゴム等の保護
層を排除するために採用することを考えた保護管が、そ
のまま有効に作用する。
【0009】以下図によって本発明の構成を説明する。
図1は本発明の代表的な実施態様を示す断面図で、1は
爆薬、2は爆薬1が粉状の場合それを収納するための紙
或はプラスチック等で作った爆薬ケース、3は飛翔管4
の表面を保護するための薄い保護材、5は飛翔管4と保
護管6の間に適切な距離を維持するためのスペーサ、7
は保護管6と電線8の表面部分に適切な距離を維持する
ためのスペーサ、9は爆薬を起爆するための電気雷管、
10は電気雷管9による起爆を素早く爆薬1の全周に伝
達するための導爆線である。
【0010】爆薬1は、金属を接合するにはそれらの金
属の縦波の音速(以後、音速という)以下の爆発速度で
爆発するものであることが必要とされる。しかし、本発
明に於いては、接合部を構成する部品全てを良好に接合
するには、それらの金属の音速の70%以下の速度で爆
発するものであることが必要であることが、多くの実験
の結果明らかとなった。例えば純アルミニウムの場合、
その音速は6,420m/秒であるが、その70%4,
494m/秒以下であることが必要である。4,494
m/秒以下の爆発速度で爆発する爆薬は多くのものが知
られ、本発明の実施例で上げられるもの以外にも、工業
用爆薬の多くのものが使用出来、当業者であれば本発明
を参考にして容易に選定し得る。
【0011】爆薬1を収納する爆薬ケース2は、単に爆
薬を所定の形状で所定の場所に保持するためのものであ
り、目的を達するものであればどの様な材質でも差し支
えない。また、爆薬1が可塑性で、容器なしでも自らの
形状を保持できるものであれば使用しなくてもよい。保
護材3は、本発明では粉状又は可塑性の爆薬を使用する
ため従来の方法におけるような導爆線を用いないので、
線条痕が残る恐れがなく、よって薄い塗膜やプラスチッ
ク製或いは紙製のテープを張り付ける程度で良く、最大
でも1mm以下の厚さで充分である。飛翔管4は、材質
が電線と略同じであり、後に詳しく述べる形状を有する
必要がある。
【0012】スペーサ5は、飛翔管4と保護管6の間に
適切な距離を維持するためのものであり、これも後に爆
薬1の要件と飛翔管4の要件と共に詳しく説明する。保
護管6は、電線8と異った材種であると電蝕を被るた
め、飛翔管4及びスペーサ5と共に電線8と同系統の材
質である必要がある。即ち電線8が銅線の場合は飛翔管
4とスペーサ5並びに保護管6は銅又は銅合金、アルミ
ニウム線の場合はアルミニウム又はアルミニウム合金で
なければならない。また、電線8が外層がアルミニウム
合金で内層(中心層)が鋼から成るACSR(鋼心アルミ
撚り線)系の電線の場合は、外層の材質に合わせて、飛
翔管4とスペーサ5並びに保護管6はアルミニウム又は
アルミニウム合金でなければならない。
【0013】スペーサ7もスペーサ5と同様に、電線8
と保護管6の間に適切な距離を維持するためのものであ
り、電線8と同種の材質である必要がある。電気雷管9
は、爆薬1を起爆するためのもので、爆薬1の全周に急
速に爆発を伝えるため、爆薬の一端全周に巡らした導爆
線10に接続してあるが、この導爆線10は必要とは限
らず、雷管9は爆薬1の端の一点に接触させて起爆して
も差し支えなく、接合の計画者の裁量の範囲である。
【0014】図2は、図1に於いて爆薬1が雷管9によ
って導爆線10を介して起爆され爆発して行く過程の爆
発部分の近傍を拡大して描いた断面図である。図で1’
は爆発している途中の爆薬、DFは爆薬が爆発してガス
となる過程の境界で爆轟波面と呼ばれる。矢印Dは爆発
速度を示し、矢印Vpは飛翔管4’が爆発圧力によって
爆薬と反対側に飛ばされる爆発の進行方向に垂直な速
度、矢印Vgは保護管6’が飛翔管4’の衝突する衝撃
によって電線8’の方向に向かって爆発進行方向に垂直
な方向に飛ばされる速度、矢印Vhは飛翔管4’が保護
管6’に衝突する点の爆発方向に進行する速度、矢印V
uは保護管6’が電線8’に衝突する点が爆発方向に進
行する速度である。
【0015】ここで重要なことは、図1で爆薬1、飛翔
管4、保護管6及び電線8の全てが互いに平行に配置さ
れていることと、それらが同心円上に配置されているこ
とで、よって、爆発の進行速度Dと飛翔管4’が保護管
6’に衝突する点の爆発方向に進行する速度Vh及び保
護管6’が電線8’に衝突する点が爆発方向に進行する
速度Vuの全てが等しいことである。また、本発明の要
件としてそれらの速度は全て接合しようとする金属の音
速の70%以下でなければならない。即ち、金属の音速
をCとすれば、 0.7C>D=Vh=Vu ・・・・・・・・ 1) で表わされる。
【0016】また、本発明の撚り線からなる電線8’の
内層部まで接合するという達成要件を満たすためには、
飛翔管4’の爆発進行方向に垂直な方向への速度Vpが
極めて重要な要素となる。Vpが低すぎると、電線の内
層部は愚か、飛翔管4’と保護管6’の接合も達成でき
ず、それを達成できても保護管6’と電線8’の表面さ
え接合できないこともあり得る。また、飛翔管4’と保
護管6’、保護管6’と電線8’の表面は接合できても
電線8’の内層部の撚り線同士が接合されてなければ本
発明の目的は達成されない。
【0017】発明者らは、多くの実験と理論的検討を繰
り返した結果、次の結論に到達した。即ち、電線8の内
層部の撚り線同士まで接合するには、電線8の材種毎に
定まる電線8の体積あたり一定以上のエネルギを、飛翔
管4の飛翔による運動エネルギとして、電線8に投入す
る必要があると云うことである。例えば、アルミニウム
の撚り線からなる電線8の場合、電線8内部の空隙を含
む体積1m3当り、400Mj以上のエネルギを投入する
必要があることが判明した。また、銅の撚り線からなる
場合は、900Mj以上のエネルギを投入する必要があ
る。この電線8の材質がアルミニウムと銅で違う理由
は、銅はアルミニウムより変形抵抗と融点が高いため、
より大きなエネルギを投入しないと良好な接合が出来な
いためと考えられる。
【0018】必要な速度Vpを飛翔管4に与える方法は
次のようにして決定できる。飛翔管4に本発明の実施例
を参考にして適当量の爆薬を装着し、爆薬を爆発させて
飛翔管4が管内部に向かって飛翔して行く過程をフラッ
シュX線によって撮影し、飛翔管4の傾斜角度から判定
する方法がある。また、飛翔管4の内部に距離を変えて
電気的接点であるピンを並べ、それが飛翔管4が変形す
る過程で次々に電気的にショートして行くのをオッシロ
スコープ等の電気的記録手段で記録し、距離−時間関係
から判定する方法も有効である。これらの方法は、爆発
現象の測定に関する参考書、教科書等には多く説明され
ており、当業者であればそれらを参考にして容易に実施
できる。
【0019】それらの測定手段を利用しないで有効な薬
量を決定する手段としては、本発明の実施例を参考にし
て各値を設定し、実際に接合を行い、接合された電線8
を切断して検査し、電線8の内層まで接合されていなけ
れば爆薬量を少しづつ増加して良好な接合が得られる条
件を探索する方法がある。逆に電線8が破断されたり、
接合部に大きな疵が発生したりする場合は、爆薬量が多
すぎる可能性があるので、薬量を漸減して適切な接合が
得られる量を設定すればよい。
【0020】飛翔管4と保護管6の間の距離、或はそれ
を決めるスペーサ5の寸法は、飛翔管4が保護管6に衝
突する爆発に垂直な方向の速度Vpを決定するのに重要
な役割を果たす。即ち、爆発速度が金属の音速の70%
以下の爆薬で金属板や管を加速する場合、その速度は飛
翔距離と共に増加し、本発明に利用するような飛翔管と
しての金属管の厚さが5mm以下程度の場合、飛翔距離
が10mm程度までは飛翔速度が増加する。従って、少
ない薬量で有効に接合しようとする場合、飛翔管4と保
護管6の距離は10mm程度までの範囲で大きい方が有
利であるが、過剰に大きいと、スペーサ5が飛翔管4が
飛翔によって変形するのを妨げるので、時には飛翔の過
程で飛翔管4の破断をもたらしたり、保護管6に大きく
食い込んで電線8を保護する役目を妨げたりすることが
あるので、余りに大きな距離を取ることは不利であるこ
とが多い。これも、当業者であれば、本発明明細書を参
考にして適当な値を設定することは容易である。スペー
サ5は、飛翔管4と保護管6の管に全周を取り巻いて設
置してもよく、また、数個の金属片を円周上に等距離で
配置してもよく、何れにしても飛翔管4と保護管6が同
心円として配置されるようにすればよい。
【0021】飛翔管4と保護管6の厚さは、次の要素を
考慮に入れて決定する。接合が行われた後、飛翔管4と
保護管6は接合部での電線の機械的強度を受け持つと共
に、一方の電線から他方の電線へ電流が流れる場合の電
路の役割を果たす。まず、電線の機械的強度を保証する
には、次の要件を満たす必要がある。電線は全て規格に
よって定められ、各種類により一定以上の破断強度を保
証しなければならない。仮に保証す可き強度をF、飛翔
管4の断面積をSf、保護管6の断面積をSu、飛翔管
4と保護管6の材質が等しいものとしてその単位断面積
当り破断強度をfとすると、 f(Sf+Su)>F ・・・・・・・・・・・・ 2) を満足するようにSfとSuを設定すればよい。
【0022】次に、飛翔管4と保護管6の断面積、或は
厚さの振り分け方であるが、飛翔管4の厚さは、その飛
翔速度とその結果接合のために投入されるエネルギの決
定に関わる。上記によって、飛翔管4の飛翔速度が分れ
ば、どれだけのエネルギが接合に投入されるかを次式に
よって求めることが出来る。 E=mVp2/2 ・・・・・・・・・・・・・ 3) ここで、Eは飛翔管4の運動エネルギ、mは飛翔管4の
質量である。このEが先に述べた接合に必要なエネルギ
に達していれば、接合のための必要条件は満たされたこ
とになる。
【0023】保護管6の厚さは、飛翔管4の厚さが投入
エネルギEと関連するのと異なり、飛翔管4が保護管6
に衝突した際、自らを大きく疵つけることなく、電線8
が疵ついたり、破断することを防ぐに足る厚さとするこ
とが必要で、経験的に決める必要がある。ただし、保護
管6の厚さが飛翔管の厚さより50%以上も厚いような
設定は避ける可きである。しかし、これも当業者であれ
ば本発明明細書を参考にして容易に決定できる。
【0024】保護管6と電線8の間の距離、或はそれを
決めるスペーサ7の寸法は、スペーサ5の場合程厳密に
定める必要はない。その理由は、飛翔管4が保護管6に
衝突して保護管6が電線8に向かって飛ばされる垂直方
向の速度Vgは、保護管6の厚さが飛翔管4の厚さと同
程度以下であれば、飛翔管4の垂直方向の速度Vpより
やヽ低い程度で、Vpとほぼ等しいと考えてよく、ま
た、先に述べた必要な投入エネルギの要件さえ達成され
ていれば、問題とするほどのことではないからである。
一般的に、保護管6と電線8の間の距離、或はそれを決
めるスペーサ7の寸法は0.1mmから1mmの間で設
定すればよいが、必要があればそれ以下でもそれ以上で
も良い。また、スペーサ7の形状はスペーサ5の形状と
同様なものとしてよい。
【0025】当然のことながら、飛翔管4と保護管6及
び電線8は第1図の配置で左右対称に置くことが好まし
く、特に電線8は飛翔管4の中央で接合端が突き合わさ
れるようにすることが適当であるが、接合の要件によっ
ては適宜ずらすことも可能であり、これも設計者の裁量
範囲と考えてよい。また、飛翔管4の長さは、電気的に
良好な接合を達成する要件として、全部の長さにわたっ
て保護管6を介して電線8に接合され、電線8は飛翔管
4の中央で突き合わされるものと考えれば、電線8の半
径をr、飛翔管4の長さをLとして、 πrL≧πr2 ・・・・・・・・・・ 4) であることが必要である。これは、電線8の片側の接合
部表面面積が、電線の断面積と等しいかより大きい必要
があることを意味する。ただし、アルミニウム電線で、
中心部に補強のための鋼線が配されている電線(ACS
R等)の場合は、右辺は導電体としての有効面積を宛て
ればよい。また、4)式は電線が撚り線でなく一体のも
のと仮定して断面積を求めているが、撚り線の有効断面
積が分っている場合、右辺にはその値を入れればよい。
【0026】例えばアルミニウムの撚り線からなる電線
の、外径が18.2mmでφ2.6mmのアルミニウム
線30本をφ2.6mmの鋼線7本を中心にして撚り合
わせたACSR160と呼称される送電線では、その有
効断面積は159.3mm2であり、これを右辺に代入し
て必要な飛翔管4の長さLを求めると、5.6mmとな
る。実際には、長さ6mm足らずの飛翔管4を爆薬で高
速に加速して保護管6を介して電線8に接合することは
出来ないので、例えば全長40mm程度以上の飛翔管4
を接合することになるが、上記から、実用的に接合でき
る長さの飛翔管4を用いれば、どのような長さでも電気
的な接合要件は達成できることが分る。
【0027】
【作用】本発明は、送配電線等のアルミニウムやその合
金の撚り線、銅或は銅合金の撚り線、鋼心アルミ撚り線
(ACSR)などの電線を、爆発圧力を利用して接合する
際に、機械的な圧縮やかしめ効果によらず、撚り線の表
面に表われた部分のみでなく、内層部分まで冶金的に接
合させるもので、従来の単に機械的な圧縮により接合す
る方法に較べて少ない接合で長さで、従って少ない爆薬
の使用量で信頼性の高い接合を可能とし、金属管と電
線、電線の撚り線間の空隙がないため、そこに雨水や腐
蝕性のガスが入って容易に浸蝕されることがない方法を
提供している。
【0028】
【実施例1】以下実施例によって本発明を説明する。図
1の飛翔管4として外径32mm、内径26mm、長さ
80mmの工業用純アルミニウム管を用意し、その外側
表面に保護材3として塩化ビニール系塗料一層をスプレ
ー塗装した。飛翔管4の全周を覆って周囲と端部を厚さ
0.2mmの画用紙で囲って爆薬ケース2とし、爆薬1
として厚さ10mmの黒カーリット爆薬を配置した。そ
の結果爆薬1の寸法は外径52mm、内径32mm、長
さ80mmとなった。また、爆薬の量は119gで、装
填密度は1.13g/cm3となった。爆薬1の一方の端
には、長さ300mmの導爆線10の一端を直径40m
mの輪としたものを、輪が爆薬1の厚さの略中央に位置
するようにして取り付けた。
【0029】接合する電線8として、ACSR160と
呼称される送電線で、外径が18.2mmでφ2.6m
mのアルミニウム線30本をφ2.6mmの鋼線7本を
中心にして撚り合わせた長さ300mmのもの2本のそ
れぞれの一端を、外径22mm、内径19mm、長さ1
20mmの工業用純アルミニウム管を保護管6としてそ
の両端から挿し込み、中央で突き合わせた。その際、ス
ペーサ7として、直径0.3mmのアルミニウム線を電
線8の保護管6に挿し込む側の端から5mmの位置と5
5mmの位置に一回巻き付け、電線8が保護管6の略中
心に位置するようにした。保護管6の両端と電線8の保
護管6から突出した部分を塩化ビニールの接着テープで
固定し、前記の爆薬1その他を装着した飛翔管4をその
長さ方向の中心が保護管6の長さ方向の中心と一致する
ようにして、飛翔管4の両端に外径26mm、内径22
mm、幅1mmの工業用純アルミニウム管をスペーサ5
として取り付け、保護管6が飛翔管4の同心円位置にな
るようにして取り付け、両端を塩化ビニールの接着テー
プで固定した。
【0030】以上のようにして組合わせたものを砂を厚
さ約300mm、直径約2,000mmに盛り上げた上
に置き、導爆線10の環状にした部分から突き出した紐
状の部分の端に電気雷管9を紙製の接着テープで固定し
て、遠隔した位置から塩化ビニール被覆した平行電線で
電気雷管10に通電して爆薬1を起爆した。その結果、
爆薬1は2,030m/秒の爆発速度で爆発した。
【0031】爆薬1の爆発によって、飛翔管4は高速で
保護管6に衝突し、保護管6と接合しつつ電線8に接合
した。爆発後に回収した接合体を電線8の長手方向の軸
を中心にして、軸に平行に切断して接合面を光学顕微鏡
で検査したところ、飛翔管4と保護管6、保護管6と電
線8の表面、更に電線8の内層部分の撚り線同士の何れ
も、波形の境界で冶金的に接合していた。
【0032】上記と同様にして作った他の接合体を、引
張試験機によって引張強度試験を行ったところ、電線8
は接合部以外の部分で規定強度以上の7,110kgf
で破断したが、接合部には破断が認められず、接合は充
分な強度で達成されたと認められた。
【0033】接合時にどれだけのエネルギが投入された
かを調べるため、接合するための組合わせからスペーサ
5、保護管6、スペーサ7及び電線8を取り除いたもの
を用意し、飛翔管4の内部に、飛翔管4の飛翔速度を測
定するために電気的接触点となるピンを6本、飛翔管4
の内面からの距離を変えて設置し、爆薬1を爆発させて
ピンの各位置に於いての接触時間をオッシロスコープに
記録した。その結果、飛翔管4と保護管6が衝突する飛
翔管4の内面から2mmの位置での飛翔管の速度は66
8m/秒であった。得られた飛翔速度と爆薬1の量及び
飛翔管4の質量とから、3)式によって接合に投入され
たエネルギを計算すると、電線の単位体積当り631M
j/m3が投入されていることが分った。
【0034】
【比較例1】実施例1と同様の実験を行った。ただし、
他の条件は等しく、爆薬の外径のみ40mmとした。そ
の結果、爆薬の量は41gで、装填密度は1.12g/
cm3であった。爆薬1を爆発させた結果、爆薬1は爆
発速度1,920m/秒で爆発した。回収した接合体の
断面を実施例1と同様にして検査したところ、飛翔管4
と保護管6、保護管6と電線8の表面は冶金的に接合し
ていたが、電線8の内層の撚り線同士は接合していなか
った。引張試験を実施したところ、保護管の片方の端の
部分で表面のアルミニウム線が破断し、内層の鋼線が電
線8の接合端の部分まで破断されずに引き出された。
【0035】実施例1と同様にして飛翔管4の飛翔速度
を測定したところ、飛翔管4と保護管6の衝突する位置
での速度は522m/秒で、3)式から電線の単位体積
当り385Mj/m3が投入されていることが分った。こ
の値は、電線単位体積当りに投入されることを要するエ
ネルギ、400Mj/m3より少なく、良好な接合を得る
には、更に大きなエネルギを投入する必要があることが
分った。
【0036】
【比較例2】実施例1と同様な実験を行った。ただし、
飛翔管4としては外径28mm、内径22mm、長さ8
0mmの工業用純アルミニウム管を用意し、その外側表
面に保護材3として塩化ビニール系塗料一層をスプレー
塗装した。また飛翔管4の全周を覆う爆薬1としては厚
さ10mmの黒カーリット爆薬を配置し、爆薬1の寸法
は外径48mm、内径28mm、長さ80mmとなっ
た。また、爆薬の量は108gで、装填密度は1.13
g/cm3となった。爆薬1には実施例1と同様にして
導爆線10を取り付けた。
【0037】実施例1と異なる点として、飛翔管4を保
護管6なしで電線8が飛翔管4の同心円位置になるよう
に内外径を調節した、幅1mmのスペーサ5を飛翔管4
の両端に置いて固定した。以上のようにして組合わせた
ものを砂上に置き、実施例1と同様にして爆薬1を起爆
した。その結果、飛翔管4は電線8に衝突し、飛翔管4
と電線8は電線8の内層の撚り線同士も含めて強固に冶
金的に接合されたが、電線8の飛翔管4の端から突き出
した部分は、鋼線の芯を残してアルミニウムの撚り線が
全て切断されていた。これは、保護管6が無いため、飛
翔管4の端で発生する剪断応力により、アルミニウム線
が切断されたためと考えられる。
【0038】比較例1の結果と併せて考えると、保護管
6なしの場合、電線8の内層の撚り線同士まで接合しよ
うとすると飛翔管4の両端から突き出した電線8が剪断
により切断され、それを防ごうとして弱い衝撃で接合し
ようとすると電線8の内層の撚り線同士が接合できなく
なることが明白である。
【0039】
【実施例2】第1図の飛翔管4として外径32mm、内
径26mm、長さ80mmの銅管を用意し、その外側表
面に保護材3として塩化ビニール系塗料一層をスプレー
塗装した。飛翔管4の全周を覆って周囲と端部を厚さ
0.2mmの画用紙で囲って、爆薬1として厚さ15m
mの黒カーリット爆薬を配置した。その結果爆薬1の寸
法は外径62mm、内径32mm、長さ80mmとなっ
た。また、爆薬の量は200gで、装填密度は1.13
g/cm3となった。爆薬1の一方の端には、長さ30
0mmの導爆線10の一端を直径40mmの輪としたも
のを、輪が爆薬1の厚さの略中央に位置するようにして
取り付けた。
【0040】接合する電線8として、硬銅の送電線で外
径が18.2mmのφ2.6mmの硬銅線37本を撚り
合わせた長さ300mmのもの2本のそれぞれの一端
を、外径22mm、内径19mm、長さ120mmの銅
管を保護管6としてその両端から挿し込み、中央で突き
合わせた。その際、スペーサ7として、直径0.3mm
の銅線を電線8の保護管6に挿し込む側の端から5mm
の位置と55mmの位置に一回巻き付け、電線8が保護
管6の略中心に位置するようにした。保護管6の両端と
電線8の保護管6から突出した部分を塩化ビニールの接
着テープで固定し、前記の爆薬1その他を装着した飛翔
管4をその長さ方向の中心が保護管6の長さ方向の中心
と一致するようにして、飛翔管4の両端に外径26m
m、内径22mm、幅1mmの銅管をスペーサ5として
取り付け、保護管6が飛翔管4の同心円位置になるよう
にして取り付け、両端を塩化ビニールの接着テープで固
定した。
【0041】以上のようにして組合わせたものを砂を厚
さ約300mm、直径約2,000mmに盛り上げた上
に置き、導爆線10の環状にした部分から突き出した紐
状の部分の端に電気雷管9を紙製の接着テープで固定し
て、遠隔した位置から塩化ビニール被覆した平行電線で
電気雷管9に通電して爆薬1を起爆した。その結果、爆
薬1は2,270m/秒の爆発速度で爆発した。
【0042】爆薬1の爆発によって、飛翔管4は高速で
保護管6に衝突し、保護管6と接合しつつ電線8に接合
した。爆発後に回収した接合体を電線8の長手方向の軸
を中心にして、軸に平行に切断して接合面を光学顕微鏡
で検査したところ、飛翔管4と保護管6、保護管6と電
線8の表面、更に電線8の内層部分の撚り線同士の何れ
も、波形の境界で冶金的に接合していた。
【0043】上記と同様にして作った他の接合体を、引
張試験機によって引張強度試験を行ったところ、電線8
は接合部以外の部分で規定強度以上の7,930kgf
で破断したが、接合部には破断が認められず、接合は充
分な強度で達成されたと認められた。
【0044】接合時にどれだけのエネルギが投入された
かを調べるため、接合するための組合わせからスペーサ
5、保護管6、スペーサ7及び電線8を取り除いたもの
を用意し、飛翔管4の内部に、飛翔管4の飛翔速度を測
定するために電気的接触点となるピンを6本、飛翔管4
の内面からの距離を変えて設置し、爆薬1を爆発させて
ピンの各位置に於いての接触時間をオッシロスコープに
記録した。その結果、飛翔管4と保護管6が衝突する飛
翔管4の内面から2mmの位置での飛翔管の速度は89
5m/秒であった。得られた飛翔速度と爆薬1の量及び
飛翔管4の質量とから、3)式によって接合に投入され
たエネルギを計算すると、電線の単位体積当り1,08
7Mj/m3投入されていることが分った。この値
は、銅撚り線を接合するに必要な最低の値である900
Mj/m3 を上回っている。
【0045】
【比較例3】実施例2の実験を繰り返した。ただし、爆
薬1の外径のみ52mmに変更した。その結果、爆薬1
の厚さは10mmとなり、その重量は120gで、装填
密度は1.14g/cm3であった。爆薬1を爆発させた
結果、爆薬1は爆発速度2,060m/秒で爆発した。
回収した接合体の断面を実施例1と同様にして検査した
ところ、飛翔管4と保護管6は良好に冶金的な接合を示
し、保護管6と電線8の表面は部分的に冶金的接合をし
ていたが、電線8の内層の撚り線同士は接合していなか
った。
【0046】実施例1と同様にして飛翔管4の飛翔速度
を測定したところ、飛翔管4と保護管6の衝突する位置
での速度は351m/秒で、3)式から電線8の単位体
積当り576Mj/m3が投入されていることが分った。
この値は、銅撚り線の単位体積当りに投入されることを
要するエネルギ、900Mj/m3より少なく、良好な接
合を得るには、更に大きなエネルギを投入する必要があ
ることが分った。
【0047】
【比較例4】実施例2の実験を繰り返した。ただし、保
護管6を取り除き、飛翔管4を外径30mm、内径24
mm、長さ80mmの銅管とした。また、爆薬1の内径
が、飛翔管4に保護材3として塩化ビニール系塗料一層
をスプレー塗装したものに接し、外径が60mmで内径
が30mmとなるように、厚さ0.2mmの画用紙で囲
い爆薬1を装填した。その結果、爆薬1は190gが装
填され、装填密度は1.12g/cm3であった>。。飛
翔管4を保護管6なしで電線8が飛翔管4の同心円位置
になるように内外径を調節した幅1mmのスペーサ5を
飛翔管4の両端に置いて固定した。爆薬1を爆発させた
ところ、爆薬は2,080m/秒の爆発速度で爆発し、
飛翔管4と電線8は接合されたが、電線8の飛翔管4の
端からはみ出した部分は飛翔管の両端で各5乃至7本の
撚り線を除いて、飛翔管4の衝突による剪断応力で破断
された。
【0048】接合部分を電線の長手の軸に平行に切断し
て光学顕微鏡で検査したところ、飛翔管4と電線8の表
面及び電線8の内層の撚り線同士の間は冶金的に接合し
ていた。また、別の実験で飛翔管4が電線8に衝突する
位置での飛翔管4の速度を測定したところ、454m/
秒であった。この速度から、3)式から電線8の単位体
積当り897Mj/m3が投入されていることが分っ
た。この値は、銅撚り線の単位体積当りに投入されるこ
とを要するエネルギ、900Mj/m3とほぼ等しく、良
好な接合が得られる条件の下限と云えるが、電線8の内
層の撚り線同士を接合することは達成したが、保護管6
を欠くために飛翔管4の両端で電線8を剪断応力により
破断し、保護管6の存在が投入エネルギ量と共に良好な
接合を達成するための重要な要件であることを示してい
る。
【0049】
【発明の効果】本発明によれば、従来爆発圧力で金属管
を継ぎ手として電線を接合する場合、爆発圧力で金属管
や電線が損傷するのを防止するため、厚いゴム等の保護
材で金属管と電線を覆っていたことにより、大量の爆薬
を使用することが必要で、かつ金属管と電線、電線内層
の撚り線の間は単に機械的な圧縮やかしめによって接合
していたのを、極端に厚い保護材を廃し、電線を保護す
るための金属の保護管を取り入れ、かつ適正な投入エネ
ルギで施工することによって、爆発圧力で加速されて高
速で飛翔する金属管を撚り線からなる電線に衝突させて
接合する方法に於いて、電線の内層の撚り線同士に至る
まで冶金的に接合し、雨水や腐蝕性のガスが撚り線接合
部の空隙に入って電線を腐蝕するのを防ぐと共に、金属
管の両端で金属管が電線に衝突する際の剪断応力で電線
が破断することを有効に防止して良好な接合部が簡便に
得られる、産業上有効な発明である。
【0050】さらに、従来から電線接続に良く使われて
いる爆圧式電線ジョイントに比較すると、爆薬の量は少
なくなり保護管等の付属の装置も小さくなり、全体とし
てコンパクトな設計が可能となった。また、この種のジ
ョイントは爆発時の騒音が非常に大きいため、人家から
遠い山間部の送電線等に主として使われていたが、この
発明によれば爆発音も比較的小さくなり、爆発の防音装
置を設けるとしてもコンパクトな防音装置で済み、これ
まで適用できなかった市街地近隣の送配電線等でも施工
時の環境問題をクリヤすることが可能となったため、性
能と施工性共に満足のいく爆圧式の電線接続装置の提供
ができるようになった。なお、この発明の明細書では、
2本の電線の突き合わせて接合する方法、すなわち直線
スリーブのような接合方法について説明してきたが、こ
れに限らず、1本の連続した電線についても適用できる
ことはもちろんであ。例えば、電線の素線が損傷または
切断した場合に用いられる補修スリーブのような使い方
もできることは、当業者なら容易に考えられることであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施するための部材の組み合わせ方を
示す図である。
【図2】本発明を実施する際の、爆薬の爆発時の状況を
示す図である。
【符号の説明】
1 爆薬 2 爆薬ケース 3 保護材 4 飛翔管 5 飛翔管と保護管の間のスペーサ 6 保護管(保護体) 7 保護管と電線の間のスペーサ 8 電線 9 雷管 10 導爆線 1’ 爆発している途中の爆薬 DF 爆薬が爆発してガスとなる過程の境界 D 爆発方向と爆発速度 Vp 飛翔管4の爆発の進行方向に垂直な速度 Vg 保護管6’の爆発進行方向に垂直な方向に飛
ばされる速度 Vh 飛翔管4’が保護管6’に衝突する点の爆発
方向に進行する速度 Vu 保護管6’が電線8’に衝突する点が爆発方
向に進行する速度
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西田 英司 神奈川県川崎市高津区久本1丁目8番1号 旭電機株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接合しようとする電線の外周に、電線撚
    り線外層の材質と同系統の金属からなり予め管状の曲面
    に成形した保護体(保護管)を被せ、その外側には保護
    体と同材質の金属からなりかつ爆薬の爆発圧力によって
    飛翔し保護体と衝突する飛翔管を配置し、飛翔管と保護
    体並びに電線を一体に冶金的に接合する方法であり、爆
    薬は飛翔管を包囲するように設置され、爆薬の一端から
    他端へ進行的に爆発を進行させ、爆発の進行速度(爆発
    速度)が接合しようとする電線外層の金属の音速の70
    %以下であり、飛翔管の爆発の進行方向と直角な方向へ
    の飛翔速度が内層の撚り線同士も接合するに充分とする
    ことを特徴とする電線の接合方法。
JP17690895A 1995-06-21 1995-06-21 爆薬の爆発圧力による電線の接合方法 Pending JPH097725A (ja)

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