JPH0977680A - ハプトグロビン含有液状製剤 - Google Patents
ハプトグロビン含有液状製剤Info
- Publication number
- JPH0977680A JPH0977680A JP7260911A JP26091195A JPH0977680A JP H0977680 A JPH0977680 A JP H0977680A JP 7260911 A JP7260911 A JP 7260911A JP 26091195 A JP26091195 A JP 26091195A JP H0977680 A JPH0977680 A JP H0977680A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid preparation
- haptoglobin
- containing liquid
- ionic strength
- sugar
- Prior art date
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- Pending
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- Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】保存時の安定性にさらに優れたHP含有液状製
剤を提供すること。 【解決手段】 pH6〜8で塩濃度が低イオン強度で
あることを特徴とするHP含有液状製剤、 糖、糖ア
ルコールまたは非イオン系界面活性剤を配合してなるハ
プトグロビン含有液状製剤、 37℃で2時間振盪時
に不溶性異物を生じないハプトグロビン含有液状製剤。 【効果】HPの長期保存時の安定性が改善すると共に特
に、重合による高分子および分解による低分子体の生成
を抑えた製剤を調製することができる。
剤を提供すること。 【解決手段】 pH6〜8で塩濃度が低イオン強度で
あることを特徴とするHP含有液状製剤、 糖、糖ア
ルコールまたは非イオン系界面活性剤を配合してなるハ
プトグロビン含有液状製剤、 37℃で2時間振盪時
に不溶性異物を生じないハプトグロビン含有液状製剤。 【効果】HPの長期保存時の安定性が改善すると共に特
に、重合による高分子および分解による低分子体の生成
を抑えた製剤を調製することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はハプトグロビン(以
下、「HP」とも略す)の液状製剤に関する。
下、「HP」とも略す)の液状製剤に関する。
【0002】
【従来の技術】HPは、分子量8万5千〜40万の血漿
糖蛋白質であり、血中に遊離するヘモグロビンの代謝に
重要な役割を演ずる。HPはヘモグロビンと特異的に結
合し、HP−ヘモグロビン複合体を形成する特性を有す
る。血漿中のHPは、溶血により生じたヘモグロビンと
複合体を形成し、ヘモグロビンの正常な代謝経路である
肝に運ばれるが、ヘモグロビン量がHPとの結合量を上
回ったときは、余剰のヘモグロビンは遊離の状態で血漿
中に存在し、ヘモグロビン血症及び腎を経てヘモグロビ
ン尿症を引き起こす。従って、HPは、熱傷、火傷、輸
血、対外循環下開心術などの溶血反応に伴うヘモグロビ
ン血症、ヘモグロビン尿症の治療に有効とされている。
糖蛋白質であり、血中に遊離するヘモグロビンの代謝に
重要な役割を演ずる。HPはヘモグロビンと特異的に結
合し、HP−ヘモグロビン複合体を形成する特性を有す
る。血漿中のHPは、溶血により生じたヘモグロビンと
複合体を形成し、ヘモグロビンの正常な代謝経路である
肝に運ばれるが、ヘモグロビン量がHPとの結合量を上
回ったときは、余剰のヘモグロビンは遊離の状態で血漿
中に存在し、ヘモグロビン血症及び腎を経てヘモグロビ
ン尿症を引き起こす。従って、HPは、熱傷、火傷、輸
血、対外循環下開心術などの溶血反応に伴うヘモグロビ
ン血症、ヘモグロビン尿症の治療に有効とされている。
【0003】現在、HPは液状製剤として発売中であ
り、商品名ハプトグロビン注−ミドリ((株)ミドリ十
字社製)等がある。
り、商品名ハプトグロビン注−ミドリ((株)ミドリ十
字社製)等がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは上記の事
情を考慮して研究を重ねた結果、保存時の安定性にさら
に優れたHPの液状製剤を調製し、本発明を完成した。
情を考慮して研究を重ねた結果、保存時の安定性にさら
に優れたHPの液状製剤を調製し、本発明を完成した。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は pH6〜8
で塩濃度が低イオン強度であることを特徴とするHP含
有液状製剤、 糖、糖アルコールまたは非イオン系界
面活性剤を配合してなるハプトグロビン含有液状製剤、
および 37℃で2時間振盪時に不溶性異物を生じな
いハプトグロビン含有液状製剤である。
で塩濃度が低イオン強度であることを特徴とするHP含
有液状製剤、 糖、糖アルコールまたは非イオン系界
面活性剤を配合してなるハプトグロビン含有液状製剤、
および 37℃で2時間振盪時に不溶性異物を生じな
いハプトグロビン含有液状製剤である。
【0006】HP 本発明に用いられるHPは血漿由来、細胞培養由来、遺
伝子工学由来のいずれにも限定されない。また、医薬品
として適用可能な程度にまで精製されていればよい。血
漿由来の場合は、コーンの上清II+III 、沈澱IV、沈澱
IV−1等の画分から調製できる。HPの精製法として
は、硫安分画、アクリノール分画、陰イオン交換体処理
(特開昭50−77516)、加熱処理(同50−77
527)、コロイド珪酸処理(特開昭63−1789
9)、ポリエチレングリコール分画、固定化ヘパリンに
よるアフィニティ処理等が挙げられる。
伝子工学由来のいずれにも限定されない。また、医薬品
として適用可能な程度にまで精製されていればよい。血
漿由来の場合は、コーンの上清II+III 、沈澱IV、沈澱
IV−1等の画分から調製できる。HPの精製法として
は、硫安分画、アクリノール分画、陰イオン交換体処理
(特開昭50−77516)、加熱処理(同50−77
527)、コロイド珪酸処理(特開昭63−1789
9)、ポリエチレングリコール分画、固定化ヘパリンに
よるアフィニティ処理等が挙げられる。
【0007】液状製剤 本発明の液状製剤におけるHPの濃度は1〜100単位
/ml程度、好ましくは10〜50単位/ml程度が例
示される。なお、1単位は1mgのヘモグロビンを結合
することを意味する。pHは、6〜8、好ましくは6.
0〜7.5である。
/ml程度、好ましくは10〜50単位/ml程度が例
示される。なお、1単位は1mgのヘモグロビンを結合
することを意味する。pHは、6〜8、好ましくは6.
0〜7.5である。
【0008】塩濃度が低イオン強度であるとは具体的に
は塩濃度が0.1M以下、好ましくは0.01M以下の
濃度を意味する。すなわち、緩衝能を有しない塩濃度を
意味する。添加剤としては、糖、糖アルコール、非イオ
ン系界面活性剤等が挙げられる。糖としては単糖類、二
糖類等が挙げられる。単糖類としてはブドウ糖、マンノ
ース、ガラクトース等が例示される。二糖類としてはシ
ョ糖、乳糖、麦芽糖等が例示される。糖アルコールとし
てはマンニトール、ソルビトール等が例示される。非イ
オン系界面活性剤としてはポリオキシエチレンソルビタ
ン脂肪酸エステル(Tween)、ポリオキシエチレン
−ポリオキシプロピレン共重合体等が挙げられる。添加
量としては糖、糖アルコールでは、1〜20%(w/
v)程度、好ましくは5〜10%(w/v)程度、非イ
オン系界面活性剤では0.01〜1%(w/v)程度、
好ましくは0.05〜0.5%(w/v)程度が例示さ
れる。pHおよび塩濃度が規定されたHP含有溶液に必
要に応じて添加剤を配合し、通常の製剤化技術により、
例えば、加熱処理、除菌濾過、小分け分注等の処理を施
して、液状製剤として臨床に供与できる。本製剤は注射
剤等として患者に投与される。
は塩濃度が0.1M以下、好ましくは0.01M以下の
濃度を意味する。すなわち、緩衝能を有しない塩濃度を
意味する。添加剤としては、糖、糖アルコール、非イオ
ン系界面活性剤等が挙げられる。糖としては単糖類、二
糖類等が挙げられる。単糖類としてはブドウ糖、マンノ
ース、ガラクトース等が例示される。二糖類としてはシ
ョ糖、乳糖、麦芽糖等が例示される。糖アルコールとし
てはマンニトール、ソルビトール等が例示される。非イ
オン系界面活性剤としてはポリオキシエチレンソルビタ
ン脂肪酸エステル(Tween)、ポリオキシエチレン
−ポリオキシプロピレン共重合体等が挙げられる。添加
量としては糖、糖アルコールでは、1〜20%(w/
v)程度、好ましくは5〜10%(w/v)程度、非イ
オン系界面活性剤では0.01〜1%(w/v)程度、
好ましくは0.05〜0.5%(w/v)程度が例示さ
れる。pHおよび塩濃度が規定されたHP含有溶液に必
要に応じて添加剤を配合し、通常の製剤化技術により、
例えば、加熱処理、除菌濾過、小分け分注等の処理を施
して、液状製剤として臨床に供与できる。本製剤は注射
剤等として患者に投与される。
【0009】
【発明の効果】本発明によれば、HPの長期保存時の安
定性が改善される。特に、重合による高分子および分解
による低分子体の生成を抑えた製剤を調製することがで
きる。
定性が改善される。特に、重合による高分子および分解
による低分子体の生成を抑えた製剤を調製することがで
きる。
【0010】
【実施例】本発明をさらに詳細に説明するために実施例
を挙げるが、本発明はこれらにより何ら限定されるもの
ではない。 実施例1 pH、イオン強度と液状製剤の安定化効果の関係につい
て検討した。
を挙げるが、本発明はこれらにより何ら限定されるもの
ではない。 実施例1 pH、イオン強度と液状製剤の安定化効果の関係につい
て検討した。
【0011】特開昭50−77516により調製した精
製HPを注射用水で透析して、濃度20単位/ml、p
H7、イオン強度0.001M以下に調整した溶液を3
7℃で2時間の振盪を行い、不溶性異物の生成を肉眼観
察した。一方、対照では添加剤として、塩化ナトリウム
を配合し、イオン強度0.15M(0.9%(w/
v))としたものを用いて同様に実施した。結果を表1
に示す。
製HPを注射用水で透析して、濃度20単位/ml、p
H7、イオン強度0.001M以下に調整した溶液を3
7℃で2時間の振盪を行い、不溶性異物の生成を肉眼観
察した。一方、対照では添加剤として、塩化ナトリウム
を配合し、イオン強度0.15M(0.9%(w/
v))としたものを用いて同様に実施した。結果を表1
に示す。
【0012】
【表1】
【0013】低イオン強度である実施例のHP含有液状
製剤は、イオン強度0.15Mの対照に比べ不溶性異物
の量が顕著に減少した。 実施例2 添加剤の種類と液状製剤の安定化効果の関係について検
討した。特開昭50−77516により調製した精製H
Pを注射用水で透析して、濃度20単位/ml、pH
7、イオン強度0.001M以下に調整した溶液に各種
添加剤を配合し、37℃で2時間の振盪を行い、不溶性
異物の生成を肉眼観察した。結果を表2に示す。
製剤は、イオン強度0.15Mの対照に比べ不溶性異物
の量が顕著に減少した。 実施例2 添加剤の種類と液状製剤の安定化効果の関係について検
討した。特開昭50−77516により調製した精製H
Pを注射用水で透析して、濃度20単位/ml、pH
7、イオン強度0.001M以下に調整した溶液に各種
添加剤を配合し、37℃で2時間の振盪を行い、不溶性
異物の生成を肉眼観察した。結果を表2に示す。
【0014】
【表2】
【0015】pH7、低イオン強度で、かつ各種添加剤
を所定の濃度で含有すると不溶性異物の生成を防止する
か、もしくは前記対照に比べその生成は減少した。
を所定の濃度で含有すると不溶性異物の生成を防止する
か、もしくは前記対照に比べその生成は減少した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三宅 正一 大阪府大阪市都島区都島中通3−5−44 株式会社ミドリ十字都島工場内 (72)発明者 西槇 秀雄 大阪府枚方市招提大谷2丁目25番1号 株 式会社ミドリ十字中央研究所内 (72)発明者 上村 八尋 大阪府枚方市招提大谷2丁目25番1号 株 式会社ミドリ十字中央研究所内
Claims (3)
- 【請求項1】 pH6〜8で塩濃度が低イオン強度であ
ることを特徴とするハプトグロビン含有液状製剤。 - 【請求項2】 糖、糖アルコールまたは非イオン系界面
活性剤を配合してなるハプトグロビン含有液状製剤。 - 【請求項3】 37℃で2時間振盪時に不溶性異物を生
じないハプトグロビン含有液状製剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7260911A JPH0977680A (ja) | 1995-09-14 | 1995-09-14 | ハプトグロビン含有液状製剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7260911A JPH0977680A (ja) | 1995-09-14 | 1995-09-14 | ハプトグロビン含有液状製剤 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0977680A true JPH0977680A (ja) | 1997-03-25 |
Family
ID=17354472
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7260911A Pending JPH0977680A (ja) | 1995-09-14 | 1995-09-14 | ハプトグロビン含有液状製剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0977680A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9937229B2 (en) | 2012-10-03 | 2018-04-10 | Csl Behring Ag | Methods of treatment using hemopexin compositions |
-
1995
- 1995-09-14 JP JP7260911A patent/JPH0977680A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9937229B2 (en) | 2012-10-03 | 2018-04-10 | Csl Behring Ag | Methods of treatment using hemopexin compositions |
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