JPH0977794A - 新規タンパク質 - Google Patents
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- JPH0977794A JPH0977794A JP26224595A JP26224595A JPH0977794A JP H0977794 A JPH0977794 A JP H0977794A JP 26224595 A JP26224595 A JP 26224595A JP 26224595 A JP26224595 A JP 26224595A JP H0977794 A JPH0977794 A JP H0977794A
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Abstract
(57)【要約】
【解決手段】 アポトーシス時に特異的に誘導される新
規タンパク質であり、実質的に配列番号1〜7に示され
る各アミノ酸配列を部分配列として含有する新規タンパ
ク質p38。また、配列番号1〜8に示されるアミノ酸
配列のいずれかの配列の全部又は一部を有するペプチド
に親和性を示す抗体。 【効果】 p38は、アポトーシスの有効なマーカーで
あり、p38抗体は、アポトーシスの検出試薬として有
用。また、p38及びその抗体は癌、自己免疫疾患、ウ
ィルス感染症、神経変性疾患、内分泌疾患、臓器移植障
害、放射線障害等のアポトーシス関連疾患の診断、予防
又は治療薬としての利用。
規タンパク質であり、実質的に配列番号1〜7に示され
る各アミノ酸配列を部分配列として含有する新規タンパ
ク質p38。また、配列番号1〜8に示されるアミノ酸
配列のいずれかの配列の全部又は一部を有するペプチド
に親和性を示す抗体。 【効果】 p38は、アポトーシスの有効なマーカーで
あり、p38抗体は、アポトーシスの検出試薬として有
用。また、p38及びその抗体は癌、自己免疫疾患、ウ
ィルス感染症、神経変性疾患、内分泌疾患、臓器移植障
害、放射線障害等のアポトーシス関連疾患の診断、予防
又は治療薬としての利用。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アポトーシスを誘
発された細胞において発現誘導されることを特徴とする
新規タンパク質に関する。より詳しくは、制ガン剤によ
りアポトーシスを誘発させたヒト培養細胞において発現
誘導されることを特徴とする新規タンパク質に関する。
さらに本発明は、該タンパク質の部分アミノ酸配列に親
和性を示す抗体に関する。
発された細胞において発現誘導されることを特徴とする
新規タンパク質に関する。より詳しくは、制ガン剤によ
りアポトーシスを誘発させたヒト培養細胞において発現
誘導されることを特徴とする新規タンパク質に関する。
さらに本発明は、該タンパク質の部分アミノ酸配列に親
和性を示す抗体に関する。
【0002】
【従来の技術・発明が解決しようとする課題】近年、細
胞組織の死に関してアポトーシス(apoptosis )が注目
されている。このアポトーシスは、病理的細胞死である
壊死(ネクローシス)とは異なり、細胞自身の遺伝子に
最初から組み込まれている死であると考えられている。
即ち、何らかの外的又は内的要因が引き金となって、ア
ポトーシスをプログラムする遺伝子が活性化され、当該
自壊プログラムが発動することによって起こる能動的な
細胞死であると考えられている。
胞組織の死に関してアポトーシス(apoptosis )が注目
されている。このアポトーシスは、病理的細胞死である
壊死(ネクローシス)とは異なり、細胞自身の遺伝子に
最初から組み込まれている死であると考えられている。
即ち、何らかの外的又は内的要因が引き金となって、ア
ポトーシスをプログラムする遺伝子が活性化され、当該
自壊プログラムが発動することによって起こる能動的な
細胞死であると考えられている。
【0003】アポトーシスは、非常に多くの生命現象に
関わっている。即ち、発生過程での形態形成のみなら
ず、成熟した固体における皮膚の表皮細胞、小腸や胃の
上皮細胞といった正常細胞の交代(古くなった細胞の除
去)、ホルモン依存性の組織である胸腺のグルココルチ
コイドによる萎縮、去勢による前立腺の萎縮、さらに自
己成分に反応してしまう免疫担当細胞の排除や、神経栄
養因子の除去による神経細胞死もアポトーシスによるこ
とが示唆されている。
関わっている。即ち、発生過程での形態形成のみなら
ず、成熟した固体における皮膚の表皮細胞、小腸や胃の
上皮細胞といった正常細胞の交代(古くなった細胞の除
去)、ホルモン依存性の組織である胸腺のグルココルチ
コイドによる萎縮、去勢による前立腺の萎縮、さらに自
己成分に反応してしまう免疫担当細胞の排除や、神経栄
養因子の除去による神経細胞死もアポトーシスによるこ
とが示唆されている。
【0004】また、アポトーシスは、このような生理的
な細胞死だけでなく、放射線照射を受けた細胞やウィル
ス感染した細胞の細胞死にも見られる。さらにAIDS
ウィルスによるT細胞の減少もアポトーシスによる細胞
死が原因であることが報告され、注目を集めている。こ
の他に、薬物や毒物の投与、熱といった化学的及び物理
的刺激によってもアポトーシスが起こる。さらにアルツ
ハイマー病等の神経変性疾患における神経細胞死、癌病
巣内での腫瘍細胞の自然消失や制ガン剤による細胞死に
もアポトーシスが関与していることが明らかになってい
る。
な細胞死だけでなく、放射線照射を受けた細胞やウィル
ス感染した細胞の細胞死にも見られる。さらにAIDS
ウィルスによるT細胞の減少もアポトーシスによる細胞
死が原因であることが報告され、注目を集めている。こ
の他に、薬物や毒物の投与、熱といった化学的及び物理
的刺激によってもアポトーシスが起こる。さらにアルツ
ハイマー病等の神経変性疾患における神経細胞死、癌病
巣内での腫瘍細胞の自然消失や制ガン剤による細胞死に
もアポトーシスが関与していることが明らかになってい
る。
【0005】従って、アポトーシスの分子機構を解明す
ることは、個体発生及び発癌の制御における細胞死の生
化学的意義、役割を理解する上で重要である。また、ア
ポトーシスに関与する遺伝子又はその翻訳産物は、アポ
トーシス関連疾患(例えば、癌、自己免疫性疾患、ウィ
ルス感染症、神経変性疾患、内分泌疾患、臓器移植障
害、放射線障害等)の診断、予防又は治療薬を開発する
手立てとなる点で有用である。
ることは、個体発生及び発癌の制御における細胞死の生
化学的意義、役割を理解する上で重要である。また、ア
ポトーシスに関与する遺伝子又はその翻訳産物は、アポ
トーシス関連疾患(例えば、癌、自己免疫性疾患、ウィ
ルス感染症、神経変性疾患、内分泌疾患、臓器移植障
害、放射線障害等)の診断、予防又は治療薬を開発する
手立てとなる点で有用である。
【0006】アポトーシスに共通の特徴的現象は、細胞
膜の変化(微絨毛の消失)を伴う細胞の縮小、クロマチ
ンの凝縮断片化とそれに続く細胞の断片化(アポトーシ
ス小体の形成)等の形態的変化とヌクレオソーム単位で
のクロマチンDNAの断片化(生化学的変化)である。
膜の変化(微絨毛の消失)を伴う細胞の縮小、クロマチ
ンの凝縮断片化とそれに続く細胞の断片化(アポトーシ
ス小体の形成)等の形態的変化とヌクレオソーム単位で
のクロマチンDNAの断片化(生化学的変化)である。
【0007】アポトーシスの分子機構の研究は、以下の
(1)〜(3)に大別される。即ち、 (1)内的又は外的刺激を認識し、死のシグナルとして
伝達する機構の研究 (2)アポトーシス実行に関与する遺伝子の発現とその
制御機構の研究 (3)上記(2)の遺伝子産物による、主としてクロマ
チンDNAの断片化をもたらすアポトーシス実行過程の
研究である。 アポトーシス研究に特有の問題点は、アポトーシスが組
織内の細胞全部に一様に起こるのでなく、通常は一部の
細胞のみに散発的に起こることである。従って、アポト
ーシス細胞に特異的に起こっている分子変化を検出する
ことはかなり困難である。本課題を解決する方法とし
て、 a)アポトーシス細胞を高率に含む系の選択 b)研究に先立つアポトーシス細胞の識別又は分離が挙
げられる。 a)の方法として、例えば、遊離細胞系を材料として人
工的にアポトーシスを誘発させる方法が挙げられる。一
方、b)については、アポトーシス細胞を組織化学的に
検出する方法が有効であると考えられる。
(1)〜(3)に大別される。即ち、 (1)内的又は外的刺激を認識し、死のシグナルとして
伝達する機構の研究 (2)アポトーシス実行に関与する遺伝子の発現とその
制御機構の研究 (3)上記(2)の遺伝子産物による、主としてクロマ
チンDNAの断片化をもたらすアポトーシス実行過程の
研究である。 アポトーシス研究に特有の問題点は、アポトーシスが組
織内の細胞全部に一様に起こるのでなく、通常は一部の
細胞のみに散発的に起こることである。従って、アポト
ーシス細胞に特異的に起こっている分子変化を検出する
ことはかなり困難である。本課題を解決する方法とし
て、 a)アポトーシス細胞を高率に含む系の選択 b)研究に先立つアポトーシス細胞の識別又は分離が挙
げられる。 a)の方法として、例えば、遊離細胞系を材料として人
工的にアポトーシスを誘発させる方法が挙げられる。一
方、b)については、アポトーシス細胞を組織化学的に
検出する方法が有効であると考えられる。
【0008】現在使用されているアポトーシスの判別・
検出法としては、前述のアポトーシスの特徴的現象を指
標とした形態学的、生化学的又は組織化学的方法が例示
される。 (i) 形態学的方法 1.光学又は電子顕微鏡観察: 核の断片化、細胞の縮
小等を光学又は電子顕微鏡により観察する。また、走査
型電子顕微鏡(SEM)を用いれば、微絨毛の消失等表
層構造の変化も確認できる。いずれの場合も高度な修練
及び時間と労力を要する。 2.分染法: 死細胞のみを染色する色素(trypan blu
e, erythrosin B等) で染色後、光顕観察により死細胞
を検出する。ネクローシス細胞との区別が出来ないこと
が欠点である。 (ii)生化学的方法 1.DNA電気泳動(ラダー検出法): 組織又は遊離
細胞からDNAを抽出後、アガロースゲル電気泳動に付
し、アポトーシス特異的DNA断片化(ヌクレオソーム
単位での切断による180塩基対の整数倍の分子量を持
つDNA断片からなる梯子状泳動像)検出する。個々の
細胞のアポトーシスを確認できないことが欠点である。 (iii) 組織化学的方法 1.in situ エンドラベリング法(TUNEL法):
アポトーシスにより生じるDNA切断末端は5’側にリ
ン酸基を有する3'-OH/5'-P型である。そこで、ターミナ
ルデオキシヌクレオチジルトランスフェラーゼ(Td
T)を用いて3'-OH末端にビオチン化デオキシウリジン
を結合させ、該ビオチンを免疫組織化学的に検出する。
3'-OH 末端数が多い細胞ほど強く染色される。しかし、
3'-OH 断端であれば全て検出するので、一部のネクロー
シス細胞も検出してしまう。 2.アポトーシス関連タンパクの抗体を用いた免疫組織
化学的方法: アポトーシス時に発現するタンパク質
(p53,Bcl−2,抗Fasタンパク)のモノクロ
ーナル抗体を利用した蛍光抗体染色法又は酵素結合免疫
吸着検定法(ELISA法)である。しかし、現在利用され
ているタンパク質は原癌遺伝子や癌抑制遺伝子の翻訳産
物であり、必ずしもアポトーシス特異的タンパクではな
い。また、癌細胞等では該遺伝子は変異を起こし発現し
ない場合が多い。従って、アポトーシス特異的に発現す
る新規タンパク質の探索が、アポトーシス細胞を簡便且
つ高精度に識別する方法及び試薬の開発に必須であり、
本発明は、アポトーシス時に誘導される新規タンパク質
を提供することを目的とする。また、本発明は、該新規
タンパク質の部分アミノ酸配列の全部又は一部を有する
ペプチドに親和性を示す抗体を提供することを目的とす
る。
検出法としては、前述のアポトーシスの特徴的現象を指
標とした形態学的、生化学的又は組織化学的方法が例示
される。 (i) 形態学的方法 1.光学又は電子顕微鏡観察: 核の断片化、細胞の縮
小等を光学又は電子顕微鏡により観察する。また、走査
型電子顕微鏡(SEM)を用いれば、微絨毛の消失等表
層構造の変化も確認できる。いずれの場合も高度な修練
及び時間と労力を要する。 2.分染法: 死細胞のみを染色する色素(trypan blu
e, erythrosin B等) で染色後、光顕観察により死細胞
を検出する。ネクローシス細胞との区別が出来ないこと
が欠点である。 (ii)生化学的方法 1.DNA電気泳動(ラダー検出法): 組織又は遊離
細胞からDNAを抽出後、アガロースゲル電気泳動に付
し、アポトーシス特異的DNA断片化(ヌクレオソーム
単位での切断による180塩基対の整数倍の分子量を持
つDNA断片からなる梯子状泳動像)検出する。個々の
細胞のアポトーシスを確認できないことが欠点である。 (iii) 組織化学的方法 1.in situ エンドラベリング法(TUNEL法):
アポトーシスにより生じるDNA切断末端は5’側にリ
ン酸基を有する3'-OH/5'-P型である。そこで、ターミナ
ルデオキシヌクレオチジルトランスフェラーゼ(Td
T)を用いて3'-OH末端にビオチン化デオキシウリジン
を結合させ、該ビオチンを免疫組織化学的に検出する。
3'-OH 末端数が多い細胞ほど強く染色される。しかし、
3'-OH 断端であれば全て検出するので、一部のネクロー
シス細胞も検出してしまう。 2.アポトーシス関連タンパクの抗体を用いた免疫組織
化学的方法: アポトーシス時に発現するタンパク質
(p53,Bcl−2,抗Fasタンパク)のモノクロ
ーナル抗体を利用した蛍光抗体染色法又は酵素結合免疫
吸着検定法(ELISA法)である。しかし、現在利用され
ているタンパク質は原癌遺伝子や癌抑制遺伝子の翻訳産
物であり、必ずしもアポトーシス特異的タンパクではな
い。また、癌細胞等では該遺伝子は変異を起こし発現し
ない場合が多い。従って、アポトーシス特異的に発現す
る新規タンパク質の探索が、アポトーシス細胞を簡便且
つ高精度に識別する方法及び試薬の開発に必須であり、
本発明は、アポトーシス時に誘導される新規タンパク質
を提供することを目的とする。また、本発明は、該新規
タンパク質の部分アミノ酸配列の全部又は一部を有する
ペプチドに親和性を示す抗体を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者は、二次元電気
泳動を用い、アポトーシスを誘発した細胞におけるタン
パク質の消長について検討していたところ、数種の制ガ
ン剤によりアポトーシスを誘発された細胞に共通して出
現するタンパク質を確認した。該タンパク質を限定分解
して部分アミノ酸配列を決定し、データベースを用いた
解析により該タンパク質が新規であることを確認、p3
8と命名して本発明を完成した。
泳動を用い、アポトーシスを誘発した細胞におけるタン
パク質の消長について検討していたところ、数種の制ガ
ン剤によりアポトーシスを誘発された細胞に共通して出
現するタンパク質を確認した。該タンパク質を限定分解
して部分アミノ酸配列を決定し、データベースを用いた
解析により該タンパク質が新規であることを確認、p3
8と命名して本発明を完成した。
【0010】即ち、本発明は、アポトーシス細胞におい
て発現誘導される新規タンパク質であって、且つ以下の
性状を有することを特徴とする新規タンパク質(以下、
p38と称する)である。 a)分子量: 38kDa(SDS−PAGE) b)等電点(pI): 5.2 c)実質的に下記の(I) 〜(VII) の部分アミノ酸配列を
有する。 (I) EHELLEQ (II) IPQALEK (III) APV (IV) LAQQQAAL (V) RAAVLLEQE (VI) LAEIGAPI (VII) AELQLPP (上記式中、Eはグルタミン酸を、Hはヒスチジンを、
Lはロイシンを、Qはグルタミンを、Iはイソロイシン
を、Pはプロリンを、Aはアラニンを、Kはリジンを、
Vはバリンを、Mはメチオニンを、Rはアルギニンを、
Gはグリシンを意味する。)
て発現誘導される新規タンパク質であって、且つ以下の
性状を有することを特徴とする新規タンパク質(以下、
p38と称する)である。 a)分子量: 38kDa(SDS−PAGE) b)等電点(pI): 5.2 c)実質的に下記の(I) 〜(VII) の部分アミノ酸配列を
有する。 (I) EHELLEQ (II) IPQALEK (III) APV (IV) LAQQQAAL (V) RAAVLLEQE (VI) LAEIGAPI (VII) AELQLPP (上記式中、Eはグルタミン酸を、Hはヒスチジンを、
Lはロイシンを、Qはグルタミンを、Iはイソロイシン
を、Pはプロリンを、Aはアラニンを、Kはリジンを、
Vはバリンを、Mはメチオニンを、Rはアルギニンを、
Gはグリシンを意味する。)
【0011】より詳細には、本発明は、数種の制ガン剤
によりアポトーシスを誘発させたヒト培養細胞の抽出物
を二次元電気泳動に付すことによって得られうる新規タ
ンパク質であって、且つ上記a)〜c)に示される性状
を有する新規タンパク質p38である。
によりアポトーシスを誘発させたヒト培養細胞の抽出物
を二次元電気泳動に付すことによって得られうる新規タ
ンパク質であって、且つ上記a)〜c)に示される性状
を有する新規タンパク質p38である。
【0012】また、本発明は、上記c)に示される各ア
ミノ酸配列の全部又は一部を有するペプチドに親和性を
示す抗体である。
ミノ酸配列の全部又は一部を有するペプチドに親和性を
示す抗体である。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明をより詳細に説明す
る。アポトーシスは、シクロヘキシミド等のタンパク質
合成阻害剤の他、フェニルメチルスルフォニルフルオリ
ド(PMSF)等のプロテアーゼ阻害剤によっても阻害
されることから、タンパク質合成及びタンパク質分解依
存性であることが明らかになってきた。このようなタン
パク質の消長を検出する最も一般的方法として、ポリア
クリルアミドゲル電気泳動法(PAGE)が使われてい
る。PAGEには、ドデシル硫酸ナトリウム(SDS)
存在下で分子量の差による分離を行うSDS−PAGE
と、まず等電点差に基づく分離を行ってからSDS−P
AGEを行う二次元電気泳動とがある。
る。アポトーシスは、シクロヘキシミド等のタンパク質
合成阻害剤の他、フェニルメチルスルフォニルフルオリ
ド(PMSF)等のプロテアーゼ阻害剤によっても阻害
されることから、タンパク質合成及びタンパク質分解依
存性であることが明らかになってきた。このようなタン
パク質の消長を検出する最も一般的方法として、ポリア
クリルアミドゲル電気泳動法(PAGE)が使われてい
る。PAGEには、ドデシル硫酸ナトリウム(SDS)
存在下で分子量の差による分離を行うSDS−PAGE
と、まず等電点差に基づく分離を行ってからSDS−P
AGEを行う二次元電気泳動とがある。
【0014】本発明p38は、アポトーシスを誘発した
細胞の抽出物を、二次元電気泳動に付すことにより分離
される。
細胞の抽出物を、二次元電気泳動に付すことにより分離
される。
【0015】細胞材料は、典型的な(即ち、微絨毛の消
失を伴う細胞の縮小、核の断片化、クロマチンの凝縮、
それに続く細胞の断片化等の形態的変化及びクロマチン
DNAのヌクレオソーム単位での断片化が観察される)
アポトーシス現象が見られる真核多細胞生物由来の細胞
であれば特に限定されず、また遊離細胞、組織のどちら
であってもよい。好ましくは、ヒト、ラット、マウス、
ウシ等の哺乳動物の遊離細胞、より好ましくは、ヒトの
培養細胞である。
失を伴う細胞の縮小、核の断片化、クロマチンの凝縮、
それに続く細胞の断片化等の形態的変化及びクロマチン
DNAのヌクレオソーム単位での断片化が観察される)
アポトーシス現象が見られる真核多細胞生物由来の細胞
であれば特に限定されず、また遊離細胞、組織のどちら
であってもよい。好ましくは、ヒト、ラット、マウス、
ウシ等の哺乳動物の遊離細胞、より好ましくは、ヒトの
培養細胞である。
【0016】アポトーシスは、公知の方法により人工的
に誘発することができる。例えば、放射線・紫外線照
射、温熱処理、制ガン剤・毒物等の薬剤処理、ウィルス
・Fas抗原の感染、サイトカインの除去等が例示され
る。好ましくはアクチノマイシンDやカンプトテシン等
の制ガン剤処理が挙げられる。また、生理的にアポトー
シスを起こす細胞・組織を利用してもよい。具体的に
は、肢芽細胞、水晶体、軟骨細胞、血管内皮細胞、神経
細胞、胸腺細胞等が例示される。
に誘発することができる。例えば、放射線・紫外線照
射、温熱処理、制ガン剤・毒物等の薬剤処理、ウィルス
・Fas抗原の感染、サイトカインの除去等が例示され
る。好ましくはアクチノマイシンDやカンプトテシン等
の制ガン剤処理が挙げられる。また、生理的にアポトー
シスを起こす細胞・組織を利用してもよい。具体的に
は、肢芽細胞、水晶体、軟骨細胞、血管内皮細胞、神経
細胞、胸腺細胞等が例示される。
【0017】細胞抽出液の調製法として、具体的には下
記の方法が例示される。アポトーシスを誘発させたヒ
ト、ラット等の培養細胞、好ましくは制ガン剤処理によ
りアポトーシスを誘発させたヒト培養細胞を適当な還元
剤及び尿素の存在下で(好適な態様としては、100m
Mのジチオスレイトール及び8Mの尿素の使用が挙げら
れる)超音波処理することによって破砕し、遠心処理に
より上清画分を得る。得られた上清画分に非イオン性界
面活性剤を加えたものを二次元電気泳動の試料となす。
好ましくは、1/100(v/v)量のノニデットP−
40(NP−40)の使用が例示される。
記の方法が例示される。アポトーシスを誘発させたヒ
ト、ラット等の培養細胞、好ましくは制ガン剤処理によ
りアポトーシスを誘発させたヒト培養細胞を適当な還元
剤及び尿素の存在下で(好適な態様としては、100m
Mのジチオスレイトール及び8Mの尿素の使用が挙げら
れる)超音波処理することによって破砕し、遠心処理に
より上清画分を得る。得られた上清画分に非イオン性界
面活性剤を加えたものを二次元電気泳動の試料となす。
好ましくは、1/100(v/v)量のノニデットP−
40(NP−40)の使用が例示される。
【0018】得られた細胞抽出液中に含まれるタンパク
質は、二次元電気泳動により分離される。まず、予め形
成されたpH勾配を持ったゲル支持体中の電場に該抽出
液をアプライし、等電点電気泳動を行う。各タンパク質
は、pH勾配中の、等電pH(正味の電荷を持たない状
態にある時のpH)に等しいpH部分に向かって泳動さ
れ、鋭いバンドを作る。続いて、等電点電気泳動したゲ
ルを適当な緩衝液に浸して平衡化した後、SDS−ポリ
アクリルアミドゲル上に密着させ、SDS−PAGEを
行う。タンパク質はSDS- イオンの結合により多数の
負電荷を持ち、ゲル中の移動速度と分子量の対数とが直
線関係を示す。二次元電気泳動の好適な態様について
は、実施例1の(4)に詳述する。分離後のタンパク質
は、クマシーブリリアントブルー(CBB)染色や、よ
り高感度の銀染色により検出する。
質は、二次元電気泳動により分離される。まず、予め形
成されたpH勾配を持ったゲル支持体中の電場に該抽出
液をアプライし、等電点電気泳動を行う。各タンパク質
は、pH勾配中の、等電pH(正味の電荷を持たない状
態にある時のpH)に等しいpH部分に向かって泳動さ
れ、鋭いバンドを作る。続いて、等電点電気泳動したゲ
ルを適当な緩衝液に浸して平衡化した後、SDS−ポリ
アクリルアミドゲル上に密着させ、SDS−PAGEを
行う。タンパク質はSDS- イオンの結合により多数の
負電荷を持ち、ゲル中の移動速度と分子量の対数とが直
線関係を示す。二次元電気泳動の好適な態様について
は、実施例1の(4)に詳述する。分離後のタンパク質
は、クマシーブリリアントブルー(CBB)染色や、よ
り高感度の銀染色により検出する。
【0019】本発明p38は、アポトーシス細胞からの
タンパク抽出液二次元電気泳動ゲル上の分子量38kD
a、等電点5.2の位置のスポットとして検出される。
該スポットの部分を分離し、ナイロン又はニトロセルロ
ース膜にトランスファーした後、該タンパク質を膜上で
エンドペプチダーゼ又はブロムシアン等の化学物質によ
って、酵素的又は化学的に限定分解し、生成するペプチ
ドを逆相HPLCを用いて分離精製し、さらにプロテイ
ンシークエンサーにより各ペプチドのアミノ酸配列を解
析することによって該タンパク質の部分アミノ酸配列を
決定できる。
タンパク抽出液二次元電気泳動ゲル上の分子量38kD
a、等電点5.2の位置のスポットとして検出される。
該スポットの部分を分離し、ナイロン又はニトロセルロ
ース膜にトランスファーした後、該タンパク質を膜上で
エンドペプチダーゼ又はブロムシアン等の化学物質によ
って、酵素的又は化学的に限定分解し、生成するペプチ
ドを逆相HPLCを用いて分離精製し、さらにプロテイ
ンシークエンサーにより各ペプチドのアミノ酸配列を解
析することによって該タンパク質の部分アミノ酸配列を
決定できる。
【0020】本発明p38は、上記c)の(I) 〜(VII)
に示される部分アミノ酸配列を有する。本発明はまた、
これら各アミノ酸配列の全部又は一部を有するペプチド
に親和性を示す抗体に関する。本発明の抗体は、上記性
質を有するポリクローナル抗体およびモノクローナル抗
体を共に包含する。また、当該モノクローナル抗体に
は、IgG,IgM,IgA,IgDおよびIgEなる
いずれのイムノグロブリンクラスに属するモノクローナ
ル抗体をも包含し、好適には、IgGまたはIgMイム
ノグロブリンクラスモノクローナル抗体が挙げられる。
に示される部分アミノ酸配列を有する。本発明はまた、
これら各アミノ酸配列の全部又は一部を有するペプチド
に親和性を示す抗体に関する。本発明の抗体は、上記性
質を有するポリクローナル抗体およびモノクローナル抗
体を共に包含する。また、当該モノクローナル抗体に
は、IgG,IgM,IgA,IgDおよびIgEなる
いずれのイムノグロブリンクラスに属するモノクローナ
ル抗体をも包含し、好適には、IgGまたはIgMイム
ノグロブリンクラスモノクローナル抗体が挙げられる。
【0021】本発明の抗体は常法に従って取得すること
ができる(続生化学実験講座5、免疫生化学研究法、日
本生化学会編:東京化学同人発行、等)。 例えば、本
発明のポリクローナル抗体は、以下の方法により作製す
ることができる。上記c)記載の各部分アミノ酸配列の
全部又は一部を有するペプチドをウシ血清アルブミン、
Keyhole Limpets Hemocyanin(KLH)等のキャリアタ
ンパク質に架橋した複合体と、完全(不完全)フロイン
トアジュバント〔FCA(FIA)〕との混和物を抗原
として、ウサギ、マウス、ラット、モルモット又はハム
スター等の哺乳動物に免疫(初回免疫から約1〜4週間
毎に1〜数回追加免疫し、各追加免疫の約3〜10日後
に部分採血した血清の抗体価を従来公知の抗原抗体反応
を利用して測定、その上昇を確認しておく。さらに最終
免疫から約3〜10日後全血を採取して抗血清を精製す
る。
ができる(続生化学実験講座5、免疫生化学研究法、日
本生化学会編:東京化学同人発行、等)。 例えば、本
発明のポリクローナル抗体は、以下の方法により作製す
ることができる。上記c)記載の各部分アミノ酸配列の
全部又は一部を有するペプチドをウシ血清アルブミン、
Keyhole Limpets Hemocyanin(KLH)等のキャリアタ
ンパク質に架橋した複合体と、完全(不完全)フロイン
トアジュバント〔FCA(FIA)〕との混和物を抗原
として、ウサギ、マウス、ラット、モルモット又はハム
スター等の哺乳動物に免疫(初回免疫から約1〜4週間
毎に1〜数回追加免疫し、各追加免疫の約3〜10日後
に部分採血した血清の抗体価を従来公知の抗原抗体反応
を利用して測定、その上昇を確認しておく。さらに最終
免疫から約3〜10日後全血を採取して抗血清を精製す
る。
【0022】また、本発明のp38に対するモノクロー
ナル抗体は、いわゆる細胞融合によって製造されるハイ
ブリドーマ(融合細胞)から製造することができる。す
なわち、抗体産生細胞と骨髄腫系細胞から融合ハイブリ
ドーマを形成し、当該ハイブリドーマをクローン化し、
本発明p38の部分アミノ酸配列の全部又は一部を有す
るペプチドを抗原として、それに対して特異的親和性を
示す抗体を生産するクローンを選択することによって製
造される。その操作は免疫抗原として本発明p38の部
分アミノ酸配列の全部又は一部を有するペプチドを使用
する以外は、従来既知の手段を用いることができる。
ナル抗体は、いわゆる細胞融合によって製造されるハイ
ブリドーマ(融合細胞)から製造することができる。す
なわち、抗体産生細胞と骨髄腫系細胞から融合ハイブリ
ドーマを形成し、当該ハイブリドーマをクローン化し、
本発明p38の部分アミノ酸配列の全部又は一部を有す
るペプチドを抗原として、それに対して特異的親和性を
示す抗体を生産するクローンを選択することによって製
造される。その操作は免疫抗原として本発明p38の部
分アミノ酸配列の全部又は一部を有するペプチドを使用
する以外は、従来既知の手段を用いることができる。
【0023】本発明の「モノクローナル抗体」は、いか
なる方法で得られたものであってもよい。また、通常
「モノクローナル抗体」は、免疫感作を施す哺乳動物の
種類によりそれぞれ異なる構造の糖鎖を有するが、本発
明における「モノクローナル抗体」は該糖鎖の構造差異
により限定されるものではなく、あらゆる哺乳動物由来
のモノクローナル抗体をも包含するものである。さら
に、例えばヒトイムノグロブリン遺伝子を組み込むこと
により、ヒト型抗体を産生するように遺伝子工学的に作
出されたトランスジェニックマウスを用いて得られるヒ
ト型モノクローナル抗体、あるいは、遺伝子組換え技術
により、ある哺乳動物由来のモノクローナル抗体の定常
領域(Fc領域)をヒトモノクローナル抗体のFc領域
と組み換えたキメラモノクローナル抗体、さらには抗原
と相補的に直接結合し得る相補性決定部位(CDR:co
mplementarity determining region)以外、全領域をヒ
トモノクローナル抗体抗体の対応領域と組換えたキメラ
モノクローナル抗体も本発明の「モノクローナル抗体」
に包含される。
なる方法で得られたものであってもよい。また、通常
「モノクローナル抗体」は、免疫感作を施す哺乳動物の
種類によりそれぞれ異なる構造の糖鎖を有するが、本発
明における「モノクローナル抗体」は該糖鎖の構造差異
により限定されるものではなく、あらゆる哺乳動物由来
のモノクローナル抗体をも包含するものである。さら
に、例えばヒトイムノグロブリン遺伝子を組み込むこと
により、ヒト型抗体を産生するように遺伝子工学的に作
出されたトランスジェニックマウスを用いて得られるヒ
ト型モノクローナル抗体、あるいは、遺伝子組換え技術
により、ある哺乳動物由来のモノクローナル抗体の定常
領域(Fc領域)をヒトモノクローナル抗体のFc領域
と組み換えたキメラモノクローナル抗体、さらには抗原
と相補的に直接結合し得る相補性決定部位(CDR:co
mplementarity determining region)以外、全領域をヒ
トモノクローナル抗体抗体の対応領域と組換えたキメラ
モノクローナル抗体も本発明の「モノクローナル抗体」
に包含される。
【0024】以下、実施例を挙げて本発明を具体的に説
明するが、本発明は、これら実施例によって何ら制限さ
れるものではない。
明するが、本発明は、これら実施例によって何ら制限さ
れるものではない。
【0025】実施例1 (1)細胞培養 7.5%(v/v)ウシ胎児血清(FCS)、75μg
/ml(w/v)カナマイシン硫酸塩及び5μM2−メ
ルカプトエタノールを含むRPMI640培養液にHL
−60細胞(ヒト前骨髄性白血病培養細胞)を懸濁し、
CO2 インキュベーター〔na co(登録商標)Model 510
0, NAPCO SCIENTIFIC COMPANY〕中で37℃、5%CO
2 の条件下で細胞密度1.0×105 〜1.0×106
細胞/mlとなるように継代培養を行った。
/ml(w/v)カナマイシン硫酸塩及び5μM2−メ
ルカプトエタノールを含むRPMI640培養液にHL
−60細胞(ヒト前骨髄性白血病培養細胞)を懸濁し、
CO2 インキュベーター〔na co(登録商標)Model 510
0, NAPCO SCIENTIFIC COMPANY〕中で37℃、5%CO
2 の条件下で細胞密度1.0×105 〜1.0×106
細胞/mlとなるように継代培養を行った。
【0026】(2)アポトーシスの誘発 上記(1)の方法により調製されたHL−60細胞(1
×106 細胞/ml)に、アクチノマイシンDを最終濃
度1μg/mlになるように加え、CO2 インキュベー
ター内に6時間静置した後、200×gで5分間遠心し
て細胞を集めた。該細胞をリン酸緩衝生理食塩水(Na
Cl 8g,KCl 2g,Na2 HPO4 ・12H2
O 29g,KH2 PO4 2gを1リットルの精製水に
溶かした)に懸濁し、200×gで5分間遠心して上清
を除いたものを以下の処理に供した。
×106 細胞/ml)に、アクチノマイシンDを最終濃
度1μg/mlになるように加え、CO2 インキュベー
ター内に6時間静置した後、200×gで5分間遠心し
て細胞を集めた。該細胞をリン酸緩衝生理食塩水(Na
Cl 8g,KCl 2g,Na2 HPO4 ・12H2
O 29g,KH2 PO4 2gを1リットルの精製水に
溶かした)に懸濁し、200×gで5分間遠心して上清
を除いたものを以下の処理に供した。
【0027】(3)細胞抽出液の調製 以下の抽出操作はすべて4℃で行った。8M尿素、10
0mMジチオスレイトールの溶液に上記(2)の処理を
行った細胞を1×108 細胞/mlになるように懸濁し
た。該懸濁液を20W、1/10秒、10回超音波処理
し、20秒冷却後、さらに同様の超音波処理を2回行っ
た。該処理液を10400×gで1時間遠心し、その上
清に1/100(v/v)量のノニデットP−40(N
P−40)を加えたものを二次元電気泳動に付した。
0mMジチオスレイトールの溶液に上記(2)の処理を
行った細胞を1×108 細胞/mlになるように懸濁し
た。該懸濁液を20W、1/10秒、10回超音波処理
し、20秒冷却後、さらに同様の超音波処理を2回行っ
た。該処理液を10400×gで1時間遠心し、その上
清に1/100(v/v)量のノニデットP−40(N
P−40)を加えたものを二次元電気泳動に付した。
【0028】(4)二次元電気泳動 一次元目(等電点電気泳動):Immobiline(登録商標)
DryPlate(pH4.5−5.4、ファルマシア社製)の
pH勾配を有するゲルをグラジェントに対し垂直に幅1
cmに切り、該ゲルを再水和用緩衝液(8M尿素、0.
5%NP−40、0.2%Ampholyte pH
3.5−10)に浸漬し、12時間以上膨潤させた後、
MultiphorII 泳動槽(ファルマシア社製)を用いて等電
点電気泳動を行った。一枚のゲルあたり200μl(2
×107 細胞)をマーカー色素であるブロモフェノール
ブルー溶液と共にアプライした。泳動条件は、500V
5時間、2000V5時間、3500V10時間で、合
計47500Vhr行った。二次元目(SDS−PAG
E):上記一次元目のゲルを、平衡化緩衝液(50mM
Tris−HCl pH6.8,6M尿素,30%グ
リセロール,1%SDS,162μM ジチオスレイト
ール)に10分間浸漬、平衡化した。別途、分離用ゲル
及び濃縮用ゲルを以下のように調製した。 ・分離用ゲル(アクリルアミド終濃度:10%) 30% アクリルアミド 15ml 1.5M Tris−HCl(pH8.8) 7.5ml 10% SDS 0.3ml 10% 過硫酸アンモニウム 150μl 純水 12.04ml N, N, N', N'- テトラメチル 20μl エチレンジアミン(TEMED) ・濃縮用ゲル(アクリルアミド終濃度:4%) 30% アクリルアミド 1.33ml 0.5M Tris−HCl(pH6.8)1.25ml 10% SDS 0.1ml 10% 過硫酸アンモニウム 100μl 純水 7.5ml TEMED 10μl 次に、分離用ゲルを2枚のガラスプレートの間に流し込
み、水飽和ブタノールを重層した。ゲルが固化した後、
ブタノール層を除き、純水でゲルを洗った。濃縮用ゲル
を重層し、さらに水飽和ブタノールを重層した。固化し
たゲルに上記の平衡化した一次元目のゲルを密着させ、
泳動バッファー(25 mM Tris, 192 mMグリシン,0.1% S
DS)を入れた泳動槽にセットした。分子量マーカーを添
加後、電極をつなぎ泳動を開始した。まず、10mAで
泳動し、濃縮ゲル部分をマーカー色素が通過したら15
mAにあげて、マーカー色素がゲル下端から5mmに達
するまで泳動した。泳動終了後、0.25%クマシーブ
リリアントブルー(CBB)染色液にゲルを浸し、緩や
かに振盪しながら2時間染色した。その結果得られた泳
動像(図1右)を、アポトーシスを誘導していないHL
−60細胞を全く同様にして抽出・二次元電気泳動して
得られた泳動像(図1左)と比較したところ、分子量3
8kDa、等電点5.2の位置にアポトーシス非誘発細
胞には見られないタンパク質のスポットが観察された。
本発明者は、当該タンパク質をp38と命名した。
DryPlate(pH4.5−5.4、ファルマシア社製)の
pH勾配を有するゲルをグラジェントに対し垂直に幅1
cmに切り、該ゲルを再水和用緩衝液(8M尿素、0.
5%NP−40、0.2%Ampholyte pH
3.5−10)に浸漬し、12時間以上膨潤させた後、
MultiphorII 泳動槽(ファルマシア社製)を用いて等電
点電気泳動を行った。一枚のゲルあたり200μl(2
×107 細胞)をマーカー色素であるブロモフェノール
ブルー溶液と共にアプライした。泳動条件は、500V
5時間、2000V5時間、3500V10時間で、合
計47500Vhr行った。二次元目(SDS−PAG
E):上記一次元目のゲルを、平衡化緩衝液(50mM
Tris−HCl pH6.8,6M尿素,30%グ
リセロール,1%SDS,162μM ジチオスレイト
ール)に10分間浸漬、平衡化した。別途、分離用ゲル
及び濃縮用ゲルを以下のように調製した。 ・分離用ゲル(アクリルアミド終濃度:10%) 30% アクリルアミド 15ml 1.5M Tris−HCl(pH8.8) 7.5ml 10% SDS 0.3ml 10% 過硫酸アンモニウム 150μl 純水 12.04ml N, N, N', N'- テトラメチル 20μl エチレンジアミン(TEMED) ・濃縮用ゲル(アクリルアミド終濃度:4%) 30% アクリルアミド 1.33ml 0.5M Tris−HCl(pH6.8)1.25ml 10% SDS 0.1ml 10% 過硫酸アンモニウム 100μl 純水 7.5ml TEMED 10μl 次に、分離用ゲルを2枚のガラスプレートの間に流し込
み、水飽和ブタノールを重層した。ゲルが固化した後、
ブタノール層を除き、純水でゲルを洗った。濃縮用ゲル
を重層し、さらに水飽和ブタノールを重層した。固化し
たゲルに上記の平衡化した一次元目のゲルを密着させ、
泳動バッファー(25 mM Tris, 192 mMグリシン,0.1% S
DS)を入れた泳動槽にセットした。分子量マーカーを添
加後、電極をつなぎ泳動を開始した。まず、10mAで
泳動し、濃縮ゲル部分をマーカー色素が通過したら15
mAにあげて、マーカー色素がゲル下端から5mmに達
するまで泳動した。泳動終了後、0.25%クマシーブ
リリアントブルー(CBB)染色液にゲルを浸し、緩や
かに振盪しながら2時間染色した。その結果得られた泳
動像(図1右)を、アポトーシスを誘導していないHL
−60細胞を全く同様にして抽出・二次元電気泳動して
得られた泳動像(図1左)と比較したところ、分子量3
8kDa、等電点5.2の位置にアポトーシス非誘発細
胞には見られないタンパク質のスポットが観察された。
本発明者は、当該タンパク質をp38と命名した。
【0029】実施例2 実施例1で得られたゲルをトランスブロット装置(バイ
オラッド社製)を用いてエレクトロブロッティングによ
りPVDF膜(ミリポア社製)にトランスファーし、P
VDF膜をCBB染色し、p38のスポット部位を回収
した。まず過剰のジチオスレイトールを加えてタンパク
質内のジスルフィド結合をスルフヒドリル基に還元後、
ヨード酢酸を用いて該スルフヒドリル基をアルキル化
し、S−カルボキシメチル誘導体とした。次いで、Ly
s−Cエンドペプチダーゼ(ペプチドのリジン残基のカ
ルボキシル基側のペプチド結合を特異的に切断する酵
素)を含む緩衝液(20 mM Tris-HCl(pH 9.0), 10% アセ
トニトリル, Lys−Cエンドペプチダーゼ 1 pmol)中
にp38タンパクを結合したPVDF膜を加え、37℃
で反応させた。酵素消化後、逆相HPLCにより膜より
遊離する各ペプチドフラグメントを分離回収した。ペプ
チドを含むフラクションを波長214nmでモニターし
た(図2)。ピークとして検出されるフラグメントの各
フラクションは、遠心エバポレーターにて乾燥後、SD
S溶液に溶解し、気相プロテインシークエンサー(PS
Q−1、島津製作所製)にかけて、アミノ酸分析を行
い、各ペプチド断片の部分アミノ酸配列を決定した(図
2中、配列番号1〜7)。
オラッド社製)を用いてエレクトロブロッティングによ
りPVDF膜(ミリポア社製)にトランスファーし、P
VDF膜をCBB染色し、p38のスポット部位を回収
した。まず過剰のジチオスレイトールを加えてタンパク
質内のジスルフィド結合をスルフヒドリル基に還元後、
ヨード酢酸を用いて該スルフヒドリル基をアルキル化
し、S−カルボキシメチル誘導体とした。次いで、Ly
s−Cエンドペプチダーゼ(ペプチドのリジン残基のカ
ルボキシル基側のペプチド結合を特異的に切断する酵
素)を含む緩衝液(20 mM Tris-HCl(pH 9.0), 10% アセ
トニトリル, Lys−Cエンドペプチダーゼ 1 pmol)中
にp38タンパクを結合したPVDF膜を加え、37℃
で反応させた。酵素消化後、逆相HPLCにより膜より
遊離する各ペプチドフラグメントを分離回収した。ペプ
チドを含むフラクションを波長214nmでモニターし
た(図2)。ピークとして検出されるフラグメントの各
フラクションは、遠心エバポレーターにて乾燥後、SD
S溶液に溶解し、気相プロテインシークエンサー(PS
Q−1、島津製作所製)にかけて、アミノ酸分析を行
い、各ペプチド断片の部分アミノ酸配列を決定した(図
2中、配列番号1〜7)。
【0030】上述の方法により得られたp38の部分ア
ミノ酸配列を基に、タンパク質・ペプチドのデータベー
スであるGenome Netを利用して既知タンパク
質とのホモロジー検索を行った結果、本発明p38は、
新規タンパク質であることがわかった。
ミノ酸配列を基に、タンパク質・ペプチドのデータベー
スであるGenome Netを利用して既知タンパク
質とのホモロジー検索を行った結果、本発明p38は、
新規タンパク質であることがわかった。
【0031】実施例3 実施例1と同様の材料及び方法で、アクチノマイシンD
による処理時間のみを0〜6時間の間で変化させて、p
38の発現を経時的に観察した(図3)。p38はアク
チノマイシンD添加3時間後から発現し、5時間後に最
高に達して、その後減少した。p38が高いレベルで発
現している時期は、DNAの断片化が進行する時期と一
致しており(図3中の泳動像)、p38はアポトーシス
の実行過程に関与する可能性が示唆された。
による処理時間のみを0〜6時間の間で変化させて、p
38の発現を経時的に観察した(図3)。p38はアク
チノマイシンD添加3時間後から発現し、5時間後に最
高に達して、その後減少した。p38が高いレベルで発
現している時期は、DNAの断片化が進行する時期と一
致しており(図3中の泳動像)、p38はアポトーシス
の実行過程に関与する可能性が示唆された。
【0032】実施例4 細胞材料と細胞に対する処理の組み合わせを以下のよう
に変更して実施例1と同様の方法によりp38の発現を
観察した。 a)HL−60細胞にカンプトテシン1μMで6時間処
理 b)Jurkat(ヒトT細胞リンパ腫)細胞にカンプ
トテシン1μMで6時間処理 c)ラット胸腺細胞に10GyX線照射処理 d)HL−60細胞を50℃または60℃で30分間熱
処理した後、37℃で6時間インキュベーション その結果、a),b),c)のいずれの場合でもp38
のスポットが検出された。本結果より、p38は種を越
えて、一般にアポトーシス時の細胞において誘導される
ことが示唆された。一方、d)の場合にはp38のスポ
ットは検出されなかった。d)記載の処理は細胞にネク
ローシスを誘発する。本結果より、p38は細胞死に共
通に誘導されるのではなく、アポトーシス時に特異的に
誘導されることが確認された。
に変更して実施例1と同様の方法によりp38の発現を
観察した。 a)HL−60細胞にカンプトテシン1μMで6時間処
理 b)Jurkat(ヒトT細胞リンパ腫)細胞にカンプ
トテシン1μMで6時間処理 c)ラット胸腺細胞に10GyX線照射処理 d)HL−60細胞を50℃または60℃で30分間熱
処理した後、37℃で6時間インキュベーション その結果、a),b),c)のいずれの場合でもp38
のスポットが検出された。本結果より、p38は種を越
えて、一般にアポトーシス時の細胞において誘導される
ことが示唆された。一方、d)の場合にはp38のスポ
ットは検出されなかった。d)記載の処理は細胞にネク
ローシスを誘発する。本結果より、p38は細胞死に共
通に誘導されるのではなく、アポトーシス時に特異的に
誘導されることが確認された。
【0033】実施例4 p38抗体の作製 実施例2で決定された本発明p38の部分アミノ酸配列
を基に、合成した下記のペプチドを使用抗原としてp3
8に対するポリクローナル抗体を作製した。
を基に、合成した下記のペプチドを使用抗原としてp3
8に対するポリクローナル抗体を作製した。
【0034】EHELLEQqk (上記式中、Eはグルタミン酸を、Hはヒスチジンを、
Lはロイシンを、Q及びqはグルタミンを、kはリジン
を意味する。また式中、大文字で示した部分はp38の
部分アミノ酸配列であり、小文字で示した部分は、キャ
リアタンパク質との架橋形成の為に余分に付加された配
列である。)
Lはロイシンを、Q及びqはグルタミンを、kはリジン
を意味する。また式中、大文字で示した部分はp38の
部分アミノ酸配列であり、小文字で示した部分は、キャ
リアタンパク質との架橋形成の為に余分に付加された配
列である。)
【0035】上記合成ペプチドを、マレイミド法により
キャリアタンパクであるKeyhole Limpets Hemocyanin
(KLH)に架橋した複合体と、完全フロイントアジュ
バント(FCA)との混和物を抗原として、ウサギ〔K
bl:JW、15齢、オス、体重3〜3.5kg(初回
免疫時)、2羽使用〕に背部皮下注射により約0.5m
g免疫した。初回免疫から約3週間毎に計3回約0.5
mgずつ追加免疫し、各追加免疫の約10日後に部分採
血して抗体価を測定し、さらに最終免疫(3回目の追加
免疫)から約10日後に全血を採取して抗血清を得た。
キャリアタンパクであるKeyhole Limpets Hemocyanin
(KLH)に架橋した複合体と、完全フロイントアジュ
バント(FCA)との混和物を抗原として、ウサギ〔K
bl:JW、15齢、オス、体重3〜3.5kg(初回
免疫時)、2羽使用〕に背部皮下注射により約0.5m
g免疫した。初回免疫から約3週間毎に計3回約0.5
mgずつ追加免疫し、各追加免疫の約10日後に部分採
血して抗体価を測定し、さらに最終免疫(3回目の追加
免疫)から約10日後に全血を採取して抗血清を得た。
【0036】抗体価の測定は以下の方法で行った。抗原
を10μg/mlの濃度でマイクロタイタープレートに
固相化し、ブロッキング後、感作ウサギの部分血を10
1 〜108 まで希釈して抗原と反応させた。洗浄後、抗
ウサギIgG−ペルオキシダーゼ標識二次抗体を反応さ
せ、洗浄後、基質液ABTSの発色により抗体価を測定
した。その結果、いずれの場合も経時的に抗体価の上昇
が確認された。
を10μg/mlの濃度でマイクロタイタープレートに
固相化し、ブロッキング後、感作ウサギの部分血を10
1 〜108 まで希釈して抗原と反応させた。洗浄後、抗
ウサギIgG−ペルオキシダーゼ標識二次抗体を反応さ
せ、洗浄後、基質液ABTSの発色により抗体価を測定
した。その結果、いずれの場合も経時的に抗体価の上昇
が確認された。
【0037】
【発明の効果】本発明のp38は、アポトーシス時に特
異的に誘導され、且つネクローシス時には誘導されない
ことを特徴とすることから、アポトーシスの有効なマー
カータンパク質である。従って、該タンパク質に対する
標識化抗体は、アポトーシスの組織化学的(histochemic
al) 検出試薬として有用である。また、このp38の機
能を明らかにしていくことは、p38と相互作用する新
規なタンパク質の同定など、アポトーシスの分子機構を
新たな切口から解明していく上で重要な意義をもつ。
異的に誘導され、且つネクローシス時には誘導されない
ことを特徴とすることから、アポトーシスの有効なマー
カータンパク質である。従って、該タンパク質に対する
標識化抗体は、アポトーシスの組織化学的(histochemic
al) 検出試薬として有用である。また、このp38の機
能を明らかにしていくことは、p38と相互作用する新
規なタンパク質の同定など、アポトーシスの分子機構を
新たな切口から解明していく上で重要な意義をもつ。
【0038】本発明のp38は、クロマチンDNAの断
片化が顕著になる時期にその発現が最大に達することか
ら、DNA断片化を初めとするアポトーシスの実行過程
に関与するタンパク質であることが予測される。従っ
て、本発明p38及びその抗体は、アポトーシスが関与
する疾患である癌、免疫抑制性疾患、自己免疫疾患、ウ
ィルス感染症、神経変性疾患、内分泌疾患、臓器移植障
害、放射線障害等の診断、予防又は治療薬としての利用
が期待される。
片化が顕著になる時期にその発現が最大に達することか
ら、DNA断片化を初めとするアポトーシスの実行過程
に関与するタンパク質であることが予測される。従っ
て、本発明p38及びその抗体は、アポトーシスが関与
する疾患である癌、免疫抑制性疾患、自己免疫疾患、ウ
ィルス感染症、神経変性疾患、内分泌疾患、臓器移植障
害、放射線障害等の診断、予防又は治療薬としての利用
が期待される。
【0039】
【配列表】配列番号:1 配列の長さ:7 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド
【0040】配列番号:2 配列の長さ:7 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド
【0041】配列番号:3 配列の長さ:3 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド
【0042】配列番号:4 配列の長さ:8 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状配列の種類:ペプチド
【0043】配列番号:5 配列の長さ:9 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド
【0044】配列番号:6 配列の長さ:8 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド
【0045】配列番号:7 配列の長さ:7 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド
【0046】配列番号:8 配列の長さ:9 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド
【図1】アクチノマイシンD1μg/mlで6時間処理
し、アポトーシスを誘発した細胞から抽出したタンパク
質の二次元電気泳動像である。図1右 アポトーシス細
胞から抽出したタンパク質の泳動像。図1左 非アポト
ーシス細胞から抽出したタンパク質の泳動像。
し、アポトーシスを誘発した細胞から抽出したタンパク
質の二次元電気泳動像である。図1右 アポトーシス細
胞から抽出したタンパク質の泳動像。図1左 非アポト
ーシス細胞から抽出したタンパク質の泳動像。
【図2】p38をLys−Cエンドペプチダーゼで限定
分解して生じるペプチド断片を逆相HPLCで分離した
時の各ペプチド断片の溶出パターン。各ピークに対応す
るペプチドのアミノ酸配列を付記してある。
分解して生じるペプチド断片を逆相HPLCで分離した
時の各ペプチド断片の溶出パターン。各ピークに対応す
るペプチドのアミノ酸配列を付記してある。
【図3】p38の出現の経時変化を示したグラフであ
る。タンパク量はCBB染色の強度を吸光度として測定
した。ほとんど変化しないタンパク質を基準に染色むら
を補正した数値を示している。
る。タンパク量はCBB染色の強度を吸光度として測定
した。ほとんど変化しないタンパク質を基準に染色むら
を補正した数値を示している。
Claims (3)
- 【請求項1】 アポトーシス時に誘導されることを特徴
とし、且つ以下の性状を有するタンパク質。 a)分子量: 38kDa(SDS−PAGE) b)等電点(pI): 5.2 c)実質的に下記の(I) 〜(VII) の部分アミノ酸配列を
有する。 (I) EHELLEQ (II) IPQALEK (III) APV (IV) LAQQQAAL (V) RAAVLLEQE (VI) LAEIGAPI (VII) AELQLPP (上記式中、Eはグルタミン酸を、Hはヒスチジンを、
Lはロイシンを、Qはグルタミンを、Iはイソロイシン
を、Pはプロリンを、Aはアラニンを、Kはリジンを、
Vはバリンを、Mはメチオニンを、Rはアルギニンを、
Gはグリシンを意味する。) - 【請求項2】 制ガン剤の添加によりアポトーシスを誘
発させたヒト培養細胞の抽出物を、等電点電気泳動とS
DS−PAGEとの二次元電気泳動に付すことにより得
られうる請求項1記載のタンパク質。 - 【請求項3】 請求項1記載のアミノ酸配列の全部又は
一部を有するペプチドに親和性を示す抗体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26224595A JPH0977794A (ja) | 1995-09-14 | 1995-09-14 | 新規タンパク質 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26224595A JPH0977794A (ja) | 1995-09-14 | 1995-09-14 | 新規タンパク質 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0977794A true JPH0977794A (ja) | 1997-03-25 |
Family
ID=17373099
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26224595A Pending JPH0977794A (ja) | 1995-09-14 | 1995-09-14 | 新規タンパク質 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0977794A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1997036928A1 (en) * | 1996-03-29 | 1997-10-09 | Dana-Farber Cancer Institute | Monoclonal antibody that detects apoptotic antigen |
-
1995
- 1995-09-14 JP JP26224595A patent/JPH0977794A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1997036928A1 (en) * | 1996-03-29 | 1997-10-09 | Dana-Farber Cancer Institute | Monoclonal antibody that detects apoptotic antigen |
| US5935801A (en) * | 1996-03-29 | 1999-08-10 | Dana-Farber Cancer Institute | Monoclonal antibody that detects apoptotic antigen |
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