JPH097797A - 荷電粒子加速用加速管と加速器並びに荷電粒子銃と定在波加速空胴 - Google Patents
荷電粒子加速用加速管と加速器並びに荷電粒子銃と定在波加速空胴Info
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- JPH097797A JPH097797A JP15773695A JP15773695A JPH097797A JP H097797 A JPH097797 A JP H097797A JP 15773695 A JP15773695 A JP 15773695A JP 15773695 A JP15773695 A JP 15773695A JP H097797 A JPH097797 A JP H097797A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 小型,低コストの加速管で、加速空胴内の加
速電磁場の回転対称性を高め、エミッタンスの増大を防
止する。 【構成】 外部から入力された高周波電力により荷電粒
子ビームを加速する加速管の入力端結合器90aの中心
軸に対し回転対称位置に2個の結合孔2a,2bを設
け、一端から高周波電力7を入力し、他端6に無反射終
端用の導体また誘電体が設けられた単一の導波管1を、
入力端結合器90a回りに湾曲し、2つの結合孔2a,
2bで導波管1と入力端結合器90aとを連通する。こ
れにより、導波管内の高周波電力が2つの結合孔を通っ
て加速管内に入力される。
速電磁場の回転対称性を高め、エミッタンスの増大を防
止する。 【構成】 外部から入力された高周波電力により荷電粒
子ビームを加速する加速管の入力端結合器90aの中心
軸に対し回転対称位置に2個の結合孔2a,2bを設
け、一端から高周波電力7を入力し、他端6に無反射終
端用の導体また誘電体が設けられた単一の導波管1を、
入力端結合器90a回りに湾曲し、2つの結合孔2a,
2bで導波管1と入力端結合器90aとを連通する。こ
れにより、導波管内の高周波電力が2つの結合孔を通っ
て加速管内に入力される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は荷電粒子を加速する加速
器に係り、特に、大電力を加速用電力として供給可能な
加速器とその構成部品である荷電粒子加速用加速管に関
する。
器に係り、特に、大電力を加速用電力として供給可能な
加速器とその構成部品である荷電粒子加速用加速管に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、素粒子研究用の衝突型線形加速器
「リニアコライダー」や自由電子レーザー等で電子ビー
ムを使用する場合、電子ビームのエミッタンスを極力小
さくすることが要求されている。エミッタンスとは、ビ
ームの勾配とビームの大きさとの積で表わされるビーム
の平行度を示す指標である。例えば、日本で提案されて
いるリニアコライダーJLCの場合、「リニアコライダ
ーの物理−JLC−I−」(“平成5年度科学研究費補
助金(総合研究A)研究成果報告書”)梶川によれば、
最終衝突点でのビームのエミッタンスを3×10~8ra
d・mにする必要がある。このような極めてエミッタン
スの小さいビームを生成するには、電子銃を最適化する
エミッタンス減衰リングを使用すること等の対策と共
に、ビームを高エネルギーまで加速する際にエミッタン
スの増大をできうる限り抑制する必要がある。
「リニアコライダー」や自由電子レーザー等で電子ビー
ムを使用する場合、電子ビームのエミッタンスを極力小
さくすることが要求されている。エミッタンスとは、ビ
ームの勾配とビームの大きさとの積で表わされるビーム
の平行度を示す指標である。例えば、日本で提案されて
いるリニアコライダーJLCの場合、「リニアコライダ
ーの物理−JLC−I−」(“平成5年度科学研究費補
助金(総合研究A)研究成果報告書”)梶川によれば、
最終衝突点でのビームのエミッタンスを3×10~8ra
d・mにする必要がある。このような極めてエミッタン
スの小さいビームを生成するには、電子銃を最適化する
エミッタンス減衰リングを使用すること等の対策と共
に、ビームを高エネルギーまで加速する際にエミッタン
スの増大をできうる限り抑制する必要がある。
【0003】荷電粒子ビームを高エネルギーまで加速す
るには、高周波加速管を用いる。図16は、従来技術に
よる加速管の構成図である。高周波源より導波管1を用
いて高周波電力7を伝送し、この高周波電力7を、結合
孔2を通して加速管3に入力する。図示した点線4は、
導波管内の磁界分布であり、点線5は、加速管内の磁界
分布である。
るには、高周波加速管を用いる。図16は、従来技術に
よる加速管の構成図である。高周波源より導波管1を用
いて高周波電力7を伝送し、この高周波電力7を、結合
孔2を通して加速管3に入力する。図示した点線4は、
導波管内の磁界分布であり、点線5は、加速管内の磁界
分布である。
【0004】この従来技術による加速管の場合、高周波
電力を1つの結合孔2から入力しているため、加速管3
内の電磁場の分布5の回転対称性が崩れる。従って、加
速管3内で加速される荷電粒子ビームは、ビーム進行方
向に垂直の力を受け、エミッタンスが増大するという問
題と、加速効率を上げるために大電力を供給することが
できないという問題がある。
電力を1つの結合孔2から入力しているため、加速管3
内の電磁場の分布5の回転対称性が崩れる。従って、加
速管3内で加速される荷電粒子ビームは、ビーム進行方
向に垂直の力を受け、エミッタンスが増大するという問
題と、加速効率を上げるために大電力を供給することが
できないという問題がある。
【0005】電磁場の回転対称性の問題を解決する従来
技術として、例えば実開平4−40500号公報記載の
ものがある。この従来技術では、結合孔2の対向壁に切
欠溝を設け、電磁場の対称性を補償している。しかし、
このような対策を施しても限界があり、また、大電力を
供給するという問題の解決はできない。
技術として、例えば実開平4−40500号公報記載の
ものがある。この従来技術では、結合孔2の対向壁に切
欠溝を設け、電磁場の対称性を補償している。しかし、
このような対策を施しても限界があり、また、大電力を
供給するという問題の解決はできない。
【0006】これに対し、スタンフォード大学線形加速
器センターの提案した従来技術、即ち、SLAC-PUB-5887
August 1992 “SYMMETRICAL DOUBLE INPUT COUPLER DEV
ELOPMENT”H.Deruyter, H.Hoag, K.Ko and C.-K Ng に
よれば、高周波源からの高周波電力を、分波器により2
分割して長さの等しい2本の導波管で加速管に導き、加
速管の中心軸に対し回転対称となる直径上で対向する2
つの結合孔より入力する方法が提案されている。
器センターの提案した従来技術、即ち、SLAC-PUB-5887
August 1992 “SYMMETRICAL DOUBLE INPUT COUPLER DEV
ELOPMENT”H.Deruyter, H.Hoag, K.Ko and C.-K Ng に
よれば、高周波源からの高周波電力を、分波器により2
分割して長さの等しい2本の導波管で加速管に導き、加
速管の中心軸に対し回転対称となる直径上で対向する2
つの結合孔より入力する方法が提案されている。
【0007】このスタンフォード大学が提案している加
速管への高周波電力入力方法によれば、2つの結合孔か
ら電力を入力するため、大電力を供給できると共に、回
転対称性が高いためビームのエミッタンスが小さいとい
う利点がある。
速管への高周波電力入力方法によれば、2つの結合孔か
ら電力を入力するため、大電力を供給できると共に、回
転対称性が高いためビームのエミッタンスが小さいとい
う利点がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述したスタンフォー
ド大学の提案は、ビームエミッタンスが小さく大電力が
供給できるという利点がある。しかし、この提案に係る
構成は、分波器を用いなければならないため装置が大型
化し、しかもコストが嵩んでしまう問題があり、実機に
適用できないという問題がある。例えば長さ1kmの線
形加速器を建設する場合、その線形加速器本体は、例え
ば長さ1mの加速管を1000個直列に接続することに
なる。個々の加速管に分波器を設ける必要があるため、
分波器にかかるコストの増大の他に、装置の大型化に伴
う建設費用も嵩んでしまう。
ド大学の提案は、ビームエミッタンスが小さく大電力が
供給できるという利点がある。しかし、この提案に係る
構成は、分波器を用いなければならないため装置が大型
化し、しかもコストが嵩んでしまう問題があり、実機に
適用できないという問題がある。例えば長さ1kmの線
形加速器を建設する場合、その線形加速器本体は、例え
ば長さ1mの加速管を1000個直列に接続することに
なる。個々の加速管に分波器を設ける必要があるため、
分波器にかかるコストの増大の他に、装置の大型化に伴
う建設費用も嵩んでしまう。
【0009】本発明の目的は、小型でコストの安い荷電
粒子加速用加速管とこれを用いた加速器を提供すること
にある。
粒子加速用加速管とこれを用いた加速器を提供すること
にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的は、外部から入
力された高周波電力により荷電粒子ビームを加速する加
速管において、該加速管の入力端結合器の中心軸に対し
回転対称位置に設けられたn個(n:2以上の正整数)
の結合孔と、一端から前記高周波電力が入力され他端が
短絡端にされた単一の導波管であって前記入力端結合器
回りに湾曲して設けられ前記n個の結合孔位置で該入力
端結合器と連通された導波管とを設けることで、達成さ
れる。
力された高周波電力により荷電粒子ビームを加速する加
速管において、該加速管の入力端結合器の中心軸に対し
回転対称位置に設けられたn個(n:2以上の正整数)
の結合孔と、一端から前記高周波電力が入力され他端が
短絡端にされた単一の導波管であって前記入力端結合器
回りに湾曲して設けられ前記n個の結合孔位置で該入力
端結合器と連通された導波管とを設けることで、達成さ
れる。
【0011】
【作用】高周波電力は、n個の回転対称位置にある結合
孔から加速管内に入るので、ビームエミッタンスは小さ
く、しかもn個の結合孔から高周波電力が加速管内に侵
入するので、結合孔が1個の場合よりも、結合孔付近に
発生する高次モードによる電場を小さく保ちつつ、より
大きな電力が加速管内に供給される。
孔から加速管内に入るので、ビームエミッタンスは小さ
く、しかもn個の結合孔から高周波電力が加速管内に侵
入するので、結合孔が1個の場合よりも、結合孔付近に
発生する高次モードによる電場を小さく保ちつつ、より
大きな電力が加速管内に供給される。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。図4は、本発明の一実施例に係る線形加速器の
構成図である。図4において、電子銃500aの電子ビ
ーム出力側に、4つの加速管80a,80b,80c,
80dが直列に接続されており、各接続部分には、電子
ビームの発散を抑制する収束用磁石601a,601
b,601c,601dが設けられている。各加速管8
0a,80b,80c,80d内には、線形加速器の制
御装置400の指令を受けたクライストロン300a,
300bからの高周波電力が各加速管の電力入力端であ
る入力端結合器100a,100b,100c,100
dを通して詳細は後述するように供給されており、各加
速管80a〜80dの内部に電子ビーム加速用の高周波
電界が発生している。尚、図示する例は、加速管を4つ
接続したが、長い線形加速器が必要な場合には、同様の
加速管を数十,数百,数千のオーダで接続すればよい。
明する。図4は、本発明の一実施例に係る線形加速器の
構成図である。図4において、電子銃500aの電子ビ
ーム出力側に、4つの加速管80a,80b,80c,
80dが直列に接続されており、各接続部分には、電子
ビームの発散を抑制する収束用磁石601a,601
b,601c,601dが設けられている。各加速管8
0a,80b,80c,80d内には、線形加速器の制
御装置400の指令を受けたクライストロン300a,
300bからの高周波電力が各加速管の電力入力端であ
る入力端結合器100a,100b,100c,100
dを通して詳細は後述するように供給されており、各加
速管80a〜80dの内部に電子ビーム加速用の高周波
電界が発生している。尚、図示する例は、加速管を4つ
接続したが、長い線形加速器が必要な場合には、同様の
加速管を数十,数百,数千のオーダで接続すればよい。
【0013】線形加速器の制御装置400の指令を受け
て電子銃用高電圧電源500bから電子銃500aに高
電圧が印加されると、電子ビームが電子銃500aから
引き出され、1段目の加速管80a内に入力される。加
速管80a内に入力した電子ビームは、加速管内部の高
周波電界により加速されて2段目の加速管80b内に出
射される。以後、同様にして2段目,3段目,4段目の
各加速管80b〜80cで順次加速された電子ビーム
は、4段目の加速管80dの出力端から出射される。
て電子銃用高電圧電源500bから電子銃500aに高
電圧が印加されると、電子ビームが電子銃500aから
引き出され、1段目の加速管80a内に入力される。加
速管80a内に入力した電子ビームは、加速管内部の高
周波電界により加速されて2段目の加速管80b内に出
射される。以後、同様にして2段目,3段目,4段目の
各加速管80b〜80cで順次加速された電子ビーム
は、4段目の加速管80dの出力端から出射される。
【0014】図2は、図4に示す加速管80aの断面図
であり、図3は、図2に示す加速管80aを別の方向か
ら見た断面図である。尚、加速管80aの構造について
説明するが、他の加速管80b〜80dも同じ構造であ
る。加速管80aの両端には、一般に、結合器90aと
結合器90bが設けられている。本実施例は、この結合
器90a,90b回りに導波管1a,1bを詳細は後述
するように設けたことを特徴とし、各導波管1a,1b
を取り付けた結合器90a,90bを、図4では、入力
端結合器100a,出力端結合器101aとしている。
であり、図3は、図2に示す加速管80aを別の方向か
ら見た断面図である。尚、加速管80aの構造について
説明するが、他の加速管80b〜80dも同じ構造であ
る。加速管80aの両端には、一般に、結合器90aと
結合器90bが設けられている。本実施例は、この結合
器90a,90b回りに導波管1a,1bを詳細は後述
するように設けたことを特徴とし、各導波管1a,1b
を取り付けた結合器90a,90bを、図4では、入力
端結合器100a,出力端結合器101aとしている。
【0015】クライストロン300aからの高周波電力
は、入力端結合器100aの導波管1aに導入されて該
導波管1a内を伝播し、結合孔2a,2bを通して結合
器100a中心軸に設けられている空間9内に入力され
る。そして、この高周波電力は、加速管80a内をその
中心軸の方向71に伝播していき、加速管80a内に高
周波電界を発生させる。
は、入力端結合器100aの導波管1aに導入されて該
導波管1a内を伝播し、結合孔2a,2bを通して結合
器100a中心軸に設けられている空間9内に入力され
る。そして、この高周波電力は、加速管80a内をその
中心軸の方向71に伝播していき、加速管80a内に高
周波電界を発生させる。
【0016】電子銃500a(図4)から入力された電
子ビームは、この高周波電界により加速され、ビーム2
00として出射される。電子ビームの加速に使用されな
かった高周波電力は、出力端結合器101aの結合孔2
c,2dから導波管1b内に入り(図3)、矢印72方
向に伝播して、無反射終端102に吸収される。導波管
1a,1bは同一構成であるが、この無反射終端102
は、導波管1bの開口端(導波管1aでは高周波電力の
入口端となった所)に取り付けられる。
子ビームは、この高周波電界により加速され、ビーム2
00として出射される。電子ビームの加速に使用されな
かった高周波電力は、出力端結合器101aの結合孔2
c,2dから導波管1b内に入り(図3)、矢印72方
向に伝播して、無反射終端102に吸収される。導波管
1a,1bは同一構成であるが、この無反射終端102
は、導波管1bの開口端(導波管1aでは高周波電力の
入口端となった所)に取り付けられる。
【0017】図1は、図4の加速管80a(本発明の第
1実施例に係る加速管)の電力入力端となる入力端結合
器100aの断面図(図4のI−I断面図)である。加
速管80a端部に設けられた結合器90a回りに、1本
の導波管1aがU字状に湾曲して設けられている。この
導波管1aの開口端に、クライストロン300aからの
高周波電力7が供給される。
1実施例に係る加速管)の電力入力端となる入力端結合
器100aの断面図(図4のI−I断面図)である。加
速管80a端部に設けられた結合器90a回りに、1本
の導波管1aがU字状に湾曲して設けられている。この
導波管1aの開口端に、クライストロン300aからの
高周波電力7が供給される。
【0018】結合器90aには、その中心軸上の空間9
(加速管80aの中心軸と同軸に配置される。)と導波
管1aとを連通する結合孔2a,2bが設けられてい
る。結合孔2aと結合孔2bは、空間9の中心軸を対称
軸とする回転対称の位置に配置されている。導波管1a
の結合孔2a,2b間は、本実施例では、Hベンド50
a,50bとなっており、導波管1aの他端は、導体6
(または誘電体)により短絡されている。図1に示すリ
ング状の各点線4は、導波管1a内部の高周波磁界分布
を示している。結合孔2a,2bは、導波管1aの側面
の高周波磁界がもっとも強くなり且つ空間9内に派生す
る磁場分布5を強めあう位置に設けられている。即ち、
結合孔2a,2b間の導波管内の距離L1が、使用する
高周波の導波管内における管内波長λgの3倍となる位
置に結合孔2a,2bが穿孔されている。本実施例で
は、距離L1を管内波長λgの3倍としたが、これに限
られるものでなく、一般には、導波管の長さを調節して
導波管内波長の整数倍にすることが可能である。また、
導波管1aを終端する導体6は、最も近接した結合孔
(図1の場合には結合孔2b)から長さL2となる位置
に配置されるが、この距離L2は、管内波長の1/4に
とるのが好適である。もっとも、この距離L2は、一般
には、管内波長の1/4の長さと管内波長の1/2の長
さの0または整数倍の長さとの和にほぼ等しくなるよう
にしてもよい。
(加速管80aの中心軸と同軸に配置される。)と導波
管1aとを連通する結合孔2a,2bが設けられてい
る。結合孔2aと結合孔2bは、空間9の中心軸を対称
軸とする回転対称の位置に配置されている。導波管1a
の結合孔2a,2b間は、本実施例では、Hベンド50
a,50bとなっており、導波管1aの他端は、導体6
(または誘電体)により短絡されている。図1に示すリ
ング状の各点線4は、導波管1a内部の高周波磁界分布
を示している。結合孔2a,2bは、導波管1aの側面
の高周波磁界がもっとも強くなり且つ空間9内に派生す
る磁場分布5を強めあう位置に設けられている。即ち、
結合孔2a,2b間の導波管内の距離L1が、使用する
高周波の導波管内における管内波長λgの3倍となる位
置に結合孔2a,2bが穿孔されている。本実施例で
は、距離L1を管内波長λgの3倍としたが、これに限
られるものでなく、一般には、導波管の長さを調節して
導波管内波長の整数倍にすることが可能である。また、
導波管1aを終端する導体6は、最も近接した結合孔
(図1の場合には結合孔2b)から長さL2となる位置
に配置されるが、この距離L2は、管内波長の1/4に
とるのが好適である。もっとも、この距離L2は、一般
には、管内波長の1/4の長さと管内波長の1/2の長
さの0または整数倍の長さとの和にほぼ等しくなるよう
にしてもよい。
【0019】本実施例では、このような構成にすること
により、加速管の加速電磁場分布の回転対称性を高める
ことができ、ビームのエミッタンスが原理的に増加しな
い。また、結合孔を2つ設けたことにより、結合孔が1
つしかない場合と同じ電力を加速管に供給するとき1つ
の結合孔を通過する電力を少なくでき、結合孔2a,2
b付近の電界を小さくできる。逆に、1つの結合孔しか
ない場合に比べて、結合孔付近に発生する高次モードに
よる電場を小さく保ちつつ、より多くの電力を加速管内
に供給でき、電子ビームの加速性能が高まる。従って、
小型,低コストでビームエミッタンス増加を防止した高
電界の加速管を得ることが可能となる。
により、加速管の加速電磁場分布の回転対称性を高める
ことができ、ビームのエミッタンスが原理的に増加しな
い。また、結合孔を2つ設けたことにより、結合孔が1
つしかない場合と同じ電力を加速管に供給するとき1つ
の結合孔を通過する電力を少なくでき、結合孔2a,2
b付近の電界を小さくできる。逆に、1つの結合孔しか
ない場合に比べて、結合孔付近に発生する高次モードに
よる電場を小さく保ちつつ、より多くの電力を加速管内
に供給でき、電子ビームの加速性能が高まる。従って、
小型,低コストでビームエミッタンス増加を防止した高
電界の加速管を得ることが可能となる。
【0020】図5は、本発明の一実施例に係る円形加速
器の構成図である。本実施例に係る円形加速器220
は、図1に示した加速管8a,80bを2段直列に接続
した電子ビーム注入系からの電子ビームを、入射器22
1から円形軌道内に取り込んで周回させ、放射光発生
や、素粒子実験等に利用する。尚、図4に示す部品装置
と同じ部品装置には同じ符号を付してある。本実施例に
よれば、小型,低コストでビームのエミッタンス増加を
防止した高エネルギ電子シンクロトロンシステムが得ら
れる。
器の構成図である。本実施例に係る円形加速器220
は、図1に示した加速管8a,80bを2段直列に接続
した電子ビーム注入系からの電子ビームを、入射器22
1から円形軌道内に取り込んで周回させ、放射光発生
や、素粒子実験等に利用する。尚、図4に示す部品装置
と同じ部品装置には同じ符号を付してある。本実施例に
よれば、小型,低コストでビームのエミッタンス増加を
防止した高エネルギ電子シンクロトロンシステムが得ら
れる。
【0021】図6は、本発明の第2実施例に係る加速管
の断面図である。この第2実施例の加速管は、図2に示
す第1実施例の加速管の変形例に係るものである。第2
実施例に係る加速管は、入力用の導波管1aに対し、出
力用の導波管1bを、第1実施例に比較して90度回転
させた位置に取り付けてある。斯かる構成とすることで
も、第1実施例と同様の効果を得られる。
の断面図である。この第2実施例の加速管は、図2に示
す第1実施例の加速管の変形例に係るものである。第2
実施例に係る加速管は、入力用の導波管1aに対し、出
力用の導波管1bを、第1実施例に比較して90度回転
させた位置に取り付けてある。斯かる構成とすることで
も、第1実施例と同様の効果を得られる。
【0022】図7は、本発明の一実施例に係る電子銃の
構成図である。本実施例に係る電子銃は、図1に示す導
波管と同じ構成の導波管1aを備える。図1で説明した
と同様に、導波管1aに高周波電力を供給すると、この
高周波電力は導波管1a内を伝播し、結合孔2a,2b
を通して電子銃用空胴81内に供給される。これによ
り、電子銃用空胴81内に高周波電界が発生する。陰極
85で発生した電子は、この高周波電界により引き出さ
れて加速され、電子ビーム200として電子銃より出射
される。陰極85としては、熱電子を発生させる熱陰
極,光電子を発生させる光陰極,電界放出電子を発生さ
せる冷陰極等が使用できる。このような構成により、エ
ミッタンスが小さく且つ高エネルギの電子ビームを発生
可能な電子銃が得られる。
構成図である。本実施例に係る電子銃は、図1に示す導
波管と同じ構成の導波管1aを備える。図1で説明した
と同様に、導波管1aに高周波電力を供給すると、この
高周波電力は導波管1a内を伝播し、結合孔2a,2b
を通して電子銃用空胴81内に供給される。これによ
り、電子銃用空胴81内に高周波電界が発生する。陰極
85で発生した電子は、この高周波電界により引き出さ
れて加速され、電子ビーム200として電子銃より出射
される。陰極85としては、熱電子を発生させる熱陰
極,光電子を発生させる光陰極,電界放出電子を発生さ
せる冷陰極等が使用できる。このような構成により、エ
ミッタンスが小さく且つ高エネルギの電子ビームを発生
可能な電子銃が得られる。
【0023】図8は、図1に示す結合器を用いた定在波
型加速空胴の一実施例に係る構成図である。導波管1a
を伝播し結合孔2a,2bを通して空胴83内に高周波
電力が供給される。これにより空胴83内に高周波電界
が発生し、空胴83内に図8の左側から入射した電子
は、高周波電界により加速され(または圧縮され)てビ
ーム200として出射される。この構成により、エミッ
タンスが小さく且つ高電界の加速空胴を構成することが
可能となる。本実施例の構成は、導波管と加速空胴との
間の結合孔を用いて高周波電力を空胴内に供給する加速
空胴全てに適用可能である。
型加速空胴の一実施例に係る構成図である。導波管1a
を伝播し結合孔2a,2bを通して空胴83内に高周波
電力が供給される。これにより空胴83内に高周波電界
が発生し、空胴83内に図8の左側から入射した電子
は、高周波電界により加速され(または圧縮され)てビ
ーム200として出射される。この構成により、エミッ
タンスが小さく且つ高電界の加速空胴を構成することが
可能となる。本実施例の構成は、導波管と加速空胴との
間の結合孔を用いて高周波電力を空胴内に供給する加速
空胴全てに適用可能である。
【0024】図9は、本発明の第3実施例に係る加速管
の結合器部分の断面図である。図9の導波管1aには、
高周波電力7がその開口端から入力する。この導波管1
aは、結合器90の外周に密着して巻かれ、結合孔2
a,2a’,2b,2b’を介して結合器90中心軸上に
設けられた空間9に連通されている。結合孔2a,2
a’,2b,2b’は、結合器90の中心軸を対称軸と
して、それぞれが対称軸回りに90度づつ回転対称の位
置に配置されている。導波管1aの各結合孔間は、Hベ
ンド50a,50b,50cにより接続され、導体6に
より終端されている。
の結合器部分の断面図である。図9の導波管1aには、
高周波電力7がその開口端から入力する。この導波管1
aは、結合器90の外周に密着して巻かれ、結合孔2
a,2a’,2b,2b’を介して結合器90中心軸上に
設けられた空間9に連通されている。結合孔2a,2
a’,2b,2b’は、結合器90の中心軸を対称軸と
して、それぞれが対称軸回りに90度づつ回転対称の位
置に配置されている。導波管1aの各結合孔間は、Hベ
ンド50a,50b,50cにより接続され、導体6に
より終端されている。
【0025】図示する各点線4は、導波管の高周波磁界
分布である。結合孔2a,2bは、導波管側面の高周波
磁界が最も強くなり、かつ空間9内に派生する磁場分布
5を強めあう位置、すなわち結合孔2a−2b間距離が
管内波長と略同じ、結合孔2b−2a’間距離も管内波
長と略同じ、結合孔2b’−2a’間距離も管内波長と
略同じであり、最初の結合孔2aと最後の結合孔2b’
との間の距離L1が管内波長の略3倍となるよう配置さ
れている。さらに、導波管を終端する導体6は、最も近
接した結合孔2a’からの距離L2が1/4波長の長さ
にほぼ等しくなるような位置に配置される。
分布である。結合孔2a,2bは、導波管側面の高周波
磁界が最も強くなり、かつ空間9内に派生する磁場分布
5を強めあう位置、すなわち結合孔2a−2b間距離が
管内波長と略同じ、結合孔2b−2a’間距離も管内波
長と略同じ、結合孔2b’−2a’間距離も管内波長と
略同じであり、最初の結合孔2aと最後の結合孔2b’
との間の距離L1が管内波長の略3倍となるよう配置さ
れている。さらに、導波管を終端する導体6は、最も近
接した結合孔2a’からの距離L2が1/4波長の長さ
にほぼ等しくなるような位置に配置される。
【0026】このような構成にすることで、結合器90
の空間9内における加速電磁場分布5の回転対称性を高
めることができ、ビームのエミッタンスは原理的に増加
せず、従って、小型,低コストで高効率に電子ビームを
加速できる加速管を提供できる。尚、図9では、各結合
孔間の距離を管内波長と略等しくしたが、管内波長の任
意の整数倍でよいことはいうまでもない。
の空間9内における加速電磁場分布5の回転対称性を高
めることができ、ビームのエミッタンスは原理的に増加
せず、従って、小型,低コストで高効率に電子ビームを
加速できる加速管を提供できる。尚、図9では、各結合
孔間の距離を管内波長と略等しくしたが、管内波長の任
意の整数倍でよいことはいうまでもない。
【0027】図10は、本発明の第4実施例に係る加速
管の結合器部分の断面図である。本実施例の結合器90
回りに設けた導波管1は、円形に湾曲した導波管55で
なり、結合孔2a−2b間距離L1は、管内波長の2倍
にしてある。斯かる構成とすることでも、同様の効果が
得られる。
管の結合器部分の断面図である。本実施例の結合器90
回りに設けた導波管1は、円形に湾曲した導波管55で
なり、結合孔2a−2b間距離L1は、管内波長の2倍
にしてある。斯かる構成とすることでも、同様の効果が
得られる。
【0028】図11は、本発明の第4実施例に係る加速
管の結合器部分の断面図である。本実施例の導波管1
は、結合器90回りに湾曲する断面の広い導波管55a
にテーパ管56aを用いて接続しながら、インピーダン
ス整合を取っている。結合器90の回りに断面の広い導
波管55aを用いることで、導波管55a内の管内波長
を入口部分の管内波長よりも短くすることができる。そ
のため、結合器90に設ける結合孔2a,2bの窓の厚
さを薄くできる。結合孔2a,2b間の導波管内の距離
L1は、導波管55a内の管内波長の整数倍、本実施例
では略2倍になるように配置され、また、導波管を終端
する導体6は、最も近接した結合孔から管内波長の1/
4の長さに設けられる。本実施例でも、第1〜第3実施
例と同様の効果を得られる。
管の結合器部分の断面図である。本実施例の導波管1
は、結合器90回りに湾曲する断面の広い導波管55a
にテーパ管56aを用いて接続しながら、インピーダン
ス整合を取っている。結合器90の回りに断面の広い導
波管55aを用いることで、導波管55a内の管内波長
を入口部分の管内波長よりも短くすることができる。そ
のため、結合器90に設ける結合孔2a,2bの窓の厚
さを薄くできる。結合孔2a,2b間の導波管内の距離
L1は、導波管55a内の管内波長の整数倍、本実施例
では略2倍になるように配置され、また、導波管を終端
する導体6は、最も近接した結合孔から管内波長の1/
4の長さに設けられる。本実施例でも、第1〜第3実施
例と同様の効果を得られる。
【0029】図12は、本発明の第5実施例に係る加速
管の結合器部分の断面図である。本実施例の導波管1
は、結合器90回りに湾曲する断面の狭い導波管55b
にテーパ管56bを用いて接続しながら、インピーダン
ス整合を取っている。結合器90の回りに断面の狭い導
波管55bを用いることで、導波管55b内の管内波長
を入口部分の管内波長よりも長くすることができる。そ
のため、結合器90に設ける結合孔2a,2bの窓の厚
さを薄くできる。結合孔2a,2b間の導波管内の距離
L1は、導波管55b内の管内波長の整数倍、本実施例
では略等倍になるように配置され、また、導波管を終端
する導体6は、最も近接した結合孔から管内波長の1/
4の長さに設けられる。本実施例でも、第1〜第4実施
例と同様の効果が得られる。
管の結合器部分の断面図である。本実施例の導波管1
は、結合器90回りに湾曲する断面の狭い導波管55b
にテーパ管56bを用いて接続しながら、インピーダン
ス整合を取っている。結合器90の回りに断面の狭い導
波管55bを用いることで、導波管55b内の管内波長
を入口部分の管内波長よりも長くすることができる。そ
のため、結合器90に設ける結合孔2a,2bの窓の厚
さを薄くできる。結合孔2a,2b間の導波管内の距離
L1は、導波管55b内の管内波長の整数倍、本実施例
では略等倍になるように配置され、また、導波管を終端
する導体6は、最も近接した結合孔から管内波長の1/
4の長さに設けられる。本実施例でも、第1〜第4実施
例と同様の効果が得られる。
【0030】図13は、本発明の第6実施例に係る結合
器の断面図である。図13において、高周波電力7を入
力する横断面矩形の導波管1は、本実施例では、幅が広
い方を結合器90側に配置している。結合器90には、
加速管の中心軸を対称軸とする回転対称の位置に結合孔
2a,2bが配置され、これらの結合孔2a,2bを通
して導波管1と連通している。導波管1の結合孔2a,
2b間は、Eベンド59a,59bにより構成され、端
部は導体6により終端されている。点線4は、導波管の
高周波磁界分布を示す。即ち、本実施例の導波管1で
は、高周波磁界の方向が前述した実施例と異なってい
る。結合孔2a,2b間の距離L1は、使用する高周波
の導波管内波長λgの3倍にし、終端6と結合孔2bと
の距離は1/4波長としている。本実施例でも、前述し
た実施例と同様の効果が得られる。
器の断面図である。図13において、高周波電力7を入
力する横断面矩形の導波管1は、本実施例では、幅が広
い方を結合器90側に配置している。結合器90には、
加速管の中心軸を対称軸とする回転対称の位置に結合孔
2a,2bが配置され、これらの結合孔2a,2bを通
して導波管1と連通している。導波管1の結合孔2a,
2b間は、Eベンド59a,59bにより構成され、端
部は導体6により終端されている。点線4は、導波管の
高周波磁界分布を示す。即ち、本実施例の導波管1で
は、高周波磁界の方向が前述した実施例と異なってい
る。結合孔2a,2b間の距離L1は、使用する高周波
の導波管内波長λgの3倍にし、終端6と結合孔2bと
の距離は1/4波長としている。本実施例でも、前述し
た実施例と同様の効果が得られる。
【0031】図14は、図13に示す結合器を用いた加
速管の縦断面図である。また、図15は、図13に示す
結合器を用いた加速管の別の方向からの縦断面図であ
る。本実施例による加速管でも、図2に示す加速管と同
様の効果が得られる。
速管の縦断面図である。また、図15は、図13に示す
結合器を用いた加速管の別の方向からの縦断面図であ
る。本実施例による加速管でも、図2に示す加速管と同
様の効果が得られる。
【0032】尚、上述した実施例では、結合孔を2個,
4個を用いたが、結合孔数は偶数に限られるものではな
く、3以上の奇数でもよいことはいうまでもない。3以
上の奇数個の結合孔を設ける場合には、各結合孔を加速
管中心軸に対して回転対象位置に設ける(例えば3つの
結合孔を設ける場合には、120度の間隔で設ける。)
と共に、結合孔間距離を管内波長の整数倍とし、短絡端
からもっとも近い結合孔までの距離を管内波長の(〔1
/4〕+m/2)倍(m:0または正整数)とすればよ
い。
4個を用いたが、結合孔数は偶数に限られるものではな
く、3以上の奇数でもよいことはいうまでもない。3以
上の奇数個の結合孔を設ける場合には、各結合孔を加速
管中心軸に対して回転対象位置に設ける(例えば3つの
結合孔を設ける場合には、120度の間隔で設ける。)
と共に、結合孔間距離を管内波長の整数倍とし、短絡端
からもっとも近い結合孔までの距離を管内波長の(〔1
/4〕+m/2)倍(m:0または正整数)とすればよ
い。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、原理的にビームのエミ
ッタンスの増加を防止する加速空胴を小型かつ低コスト
に実現することを可能となる。また、結合孔を少なくと
も2つ用いて加速空胴に高周波電力を供給するため、結
合孔付近に発生する高次モードによる電場を小さく保ち
つつ供給する高周波電力を増やし加速空胴内の電場強度
を高めることが可能となり、効率的に電子ビームを加速
することができる。
ッタンスの増加を防止する加速空胴を小型かつ低コスト
に実現することを可能となる。また、結合孔を少なくと
も2つ用いて加速空胴に高周波電力を供給するため、結
合孔付近に発生する高次モードによる電場を小さく保ち
つつ供給する高周波電力を増やし加速空胴内の電場強度
を高めることが可能となり、効率的に電子ビームを加速
することができる。
【図1】本発明の第1実施例に係る加速管の結合器の断
面図である。
面図である。
【図2】図1に示す結合器を用いた加速管の縦断面図で
ある。
ある。
【図3】図2に示す加速管を軸に対し90度回転した縦
断面図である。
断面図である。
【図4】図2に示す加速管を縦に接続して構成した線形
加速器の一例の構成図である。
加速器の一例の構成図である。
【図5】図2に示す加速管をビーム入射系に用いた円形
加速器の一例の構成図である。
加速器の一例の構成図である。
【図6】図2に示す加速管の入口側結合器に対し出口側
結合器を軸に対し90度回転した実施例の加速管の断面
図である。
結合器を軸に対し90度回転した実施例の加速管の断面
図である。
【図7】図1に示す加速管と同じ原理を用いた電子銃の
一例の構成図である。
一例の構成図である。
【図8】図1に示す加速管と同じ原理を用いた定在波型
加速空胴の一実施例に係る構成図である。
加速空胴の一実施例に係る構成図である。
【図9】本発明の第2実施例に係る加速管の結合器の断
面図である。
面図である。
【図10】本発明の第3実施例に係る加速管の結合器の
断面図である。
断面図である。
【図11】本発明の第4実施例に係る加速管の結合器の
断面図である。
断面図である。
【図12】本発明の第5実施例に係る加速管の結合器の
断面図である。
断面図である。
【図13】本発明の第6実施例に係る加速管の結合器の
断面図である。
断面図である。
【図14】図13に示す結合器を用いた加速管の縦断面
図である。
図である。
【図15】図14に示す加速管を軸に対し90度回転し
た断面図である。
た断面図である。
【図16】従来の加速管の構成図である。
1,1a,1b…導波管、2a,2a’,2b,2
b’,2c,2d…結合孔、3…加速空胴、4…導波管
の磁界分布、5…加速空胴内の磁界分布、6…終端導
体、7…高周波電力、8…荷電粒子ビーム、9…無反射
終端、20…電子銃、21,21a,21b…加速空
胴、56a,56b…テ−パ管、301a,301b…
電源、300a,300b…クライストロン、500a
…電子銃、601a〜601d…収束用磁石。
b’,2c,2d…結合孔、3…加速空胴、4…導波管
の磁界分布、5…加速空胴内の磁界分布、6…終端導
体、7…高周波電力、8…荷電粒子ビーム、9…無反射
終端、20…電子銃、21,21a,21b…加速空
胴、56a,56b…テ−パ管、301a,301b…
電源、300a,300b…クライストロン、500a
…電子銃、601a〜601d…収束用磁石。
Claims (12)
- 【請求項1】 外部から入力された高周波電力により荷
電粒子ビームを加速する加速管において、該加速管の入
力端結合器の中心軸に対し回転対称位置に設けられたn
個(n:2以上の正整数)の結合孔と、一端から前記高
周波電力が入力され他端が短絡端にされた単一の導波管
であって前記入力端結合器回りに湾曲して設けられ前記
n個の結合孔位置で該入力端結合器と連通された導波管
とを備えることを特徴とする荷電粒子加速用加速管。 - 【請求項2】 請求項1において、入力端結合器回りに
設けた導波管の短絡端と該短絡端にもっとも近い結合孔
との距離が該導波管における前記高周波電力の管内波長
の(〔1/4〕+m/2)倍(m:0または正整数)と
したことを特徴とする荷電粒子加速用加速管。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2において、入力
端結合器回りに設けた導波管から各結合孔を通して結合
器内部の加速空胴に侵入した磁界が相互に強め合うよう
に高周波電力の該導波管内の管内波長を定めたことを特
徴とする荷電粒子加速用加速管。 - 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれかにおい
て、入力端結合器回りに設けた導波管の短絡端にもっと
も近い結合孔と該結合孔に隣接する結合孔との間の該導
波管内距離を、前記高周波電力の該導波管内における管
内波長の整数倍としたことを特徴とする荷電粒子加速用
加速管。 - 【請求項5】 請求項1乃至請求項4のいずれかにおい
て、入力端結合器回りに設けた導波管の各結合孔間の距
離を前記高周波電力の該導波管内波長の整数倍としたこ
とを特徴とする荷電粒子加速用加速管。 - 【請求項6】 請求項1乃至請求項5のいずれかにおい
て、入力する高周波電力をテーパ管を通して入力端結合
器回りの導波管に導入して管内波長を変更することを特
徴とする荷電粒子加速用加速管。 - 【請求項7】 請求項1乃至請求項6のいずれかにおい
て、加速管の出力端結合器に、入力端結合器回りに設け
た導波管と同じ構成の導波管であって荷電粒子の加速に
使用されなかった高周波電力を加速管から取り出す導波
管を設けたことを特徴とする荷電粒子加速用加速管。 - 【請求項8】 請求項1乃至請求項7のいずれかに記載
の荷電粒子加速用加速管複数を直列に接続すると共に、
各荷電粒子加速用加速管の接続部分に設けた収束用磁石
と、直列接続した荷電粒子加速用加速管の一側に設けた
荷電粒子銃と、各荷電粒子加速用加速管に高周波を供給
するクライストロンと、前記荷電粒子銃から荷電粒子を
出射させると共に各クライストロンが同期した高周波電
力を各荷電粒子加速用加速管に供給するように制御指令
を出力する制御手段とを備えることを特徴とする線形加
速器。 - 【請求項9】 荷電粒子ビームを周回させる円形加速器
において、該円形加速器の荷電粒子入射系に、請求項1
乃至請求項7のいずれかに記載の荷電粒子加速用加速管
を設けたことを特徴とする円形加速器。 - 【請求項10】 荷電粒子を引き出す荷電粒子銃におい
て、荷電粒子源で発生した荷電粒子を高周波電力で加速
して出射させる機構として、請求項1乃至請求項6のい
ずれかに記載の導波管と同じ機構を設けたことを特徴と
する荷電粒子銃。 - 【請求項11】 定在波加速空胴において、請求項1乃
至請求項6のいずれかに記載の導波管と同じ機構を設け
たことを特徴とする定在波加速空胴。 - 【請求項12】 外部から入力された高周波電力により
荷電粒子ビームを加速する加速管において、一端から前
記高周波電力が入力され他端が短絡端にされた単一の導
波管であって前記加速管の入力端結合器回りに湾曲して
設けられ複数の結合孔を介して該入力端結合器と連通さ
れた導波管と、前記入力端結合器の中心軸に対し回転対
象位置に設けられた複数の結合孔であって隣接する結合
孔間の距離が前記高周波電力の導波管内波長の整数倍で
ある結合孔とを備えることを特徴とする荷電粒子加速用
加速管。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15773695A JP3243683B2 (ja) | 1995-06-23 | 1995-06-23 | 荷電粒子加速用加速管と加速器並びに荷電粒子銃と定在波加速空胴 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15773695A JP3243683B2 (ja) | 1995-06-23 | 1995-06-23 | 荷電粒子加速用加速管と加速器並びに荷電粒子銃と定在波加速空胴 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH097797A true JPH097797A (ja) | 1997-01-10 |
| JP3243683B2 JP3243683B2 (ja) | 2002-01-07 |
Family
ID=15656239
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15773695A Expired - Fee Related JP3243683B2 (ja) | 1995-06-23 | 1995-06-23 | 荷電粒子加速用加速管と加速器並びに荷電粒子銃と定在波加速空胴 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3243683B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102711359A (zh) * | 2012-06-04 | 2012-10-03 | 山东新华医疗器械股份有限公司 | 一种单光子6MeV医用低能驻波加速管 |
| JP2017117730A (ja) * | 2015-12-25 | 2017-06-29 | 三菱重工メカトロシステムズ株式会社 | 加速空洞及び加速器 |
| CN112888141A (zh) * | 2020-12-30 | 2021-06-01 | 兰州科近泰基新技术有限责任公司 | 一种高梯度返波型行波加速器及其快速能量调节方法 |
-
1995
- 1995-06-23 JP JP15773695A patent/JP3243683B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102711359A (zh) * | 2012-06-04 | 2012-10-03 | 山东新华医疗器械股份有限公司 | 一种单光子6MeV医用低能驻波加速管 |
| JP2017117730A (ja) * | 2015-12-25 | 2017-06-29 | 三菱重工メカトロシステムズ株式会社 | 加速空洞及び加速器 |
| WO2017110700A1 (ja) * | 2015-12-25 | 2017-06-29 | 三菱重工メカトロシステムズ株式会社 | 加速空洞及び加速器 |
| US10440809B2 (en) | 2015-12-25 | 2019-10-08 | Mitsubishi Heavy Industries Machinery Systems, Ltd. | Accelerating cavity and accelerator |
| CN112888141A (zh) * | 2020-12-30 | 2021-06-01 | 兰州科近泰基新技术有限责任公司 | 一种高梯度返波型行波加速器及其快速能量调节方法 |
| CN112888141B (zh) * | 2020-12-30 | 2023-05-30 | 兰州科近泰基新技术有限责任公司 | 一种高梯度返波型行波加速器及其快速能量调节方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3243683B2 (ja) | 2002-01-07 |
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