JPH0978045A - 接着剤組成物 - Google Patents
接着剤組成物Info
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- JPH0978045A JPH0978045A JP26095195A JP26095195A JPH0978045A JP H0978045 A JPH0978045 A JP H0978045A JP 26095195 A JP26095195 A JP 26095195A JP 26095195 A JP26095195 A JP 26095195A JP H0978045 A JPH0978045 A JP H0978045A
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Abstract
有する構造で、所定のゲル/ゾル重量比を有するビニル
ピリジン−スチレン−ブタジエン三元共重合体粒子を含
むラテックスと熱硬化性樹脂とを含んでなる接着剤組成
物。
Description
し、特に、繊維材料とゴムとを接着するために使用する
新規な接着剤組成物に関する。
ルト、ホース及び空気バネ等のゴム物品の補強用に、フ
ィラメント、コード、ケーブル、コード織物及び帆布等
の形態で繊維材料を使用している。
製品寿命、製品の諸性能を左右する主な要因となる。
を得るために、樹脂をゴムラテックス中に溶解あるいは
混合させてなる接着剤組成物を使用している。
結合力のある、レゾルシン−ホルムアルデヒド樹脂など
のフェノール誘導体−ホルムアルデヒド樹脂や、ウレア
−ホルムアルデヒド樹脂等が挙げられ、これらの1種若
しくは複数種を混合して使用している。中でも、レゾル
シン−ホルムアルデヒド樹脂が最も広く使用されてい
る。
リジン−スチレン−ブタジエン三元共重合体ラテック
ス、スチレン−ブタジエン共重合体ラテックス及び天然
ゴムラテックス等のうち、1種あるいは複数種を混合し
て使用している。中でも、ビニルピリジン−スチレン−
ブタジエン三元共重合体ラテックスが最も広く使用され
ており、主な組成は、ビニルピリジン15重量%、スチ
レン15重量%、ブタジエン70重量%である。
材料に接着剤を塗布後、熱処理を行い接着剤と繊維材料
とを結合させ、かかる後に、この繊維材料を配合ゴムに
埋設して、加硫と同時に、配合ゴムと繊維材料とを結合
させるのが一般的である。この方法に用いられる接着剤
は、いわゆるゴムラテックス系の接着剤で、ゴム加硫系
接着剤と呼称される。
ネルギーの観点から、タイヤ等は軽量化が進み、ゴム中
に埋設された補強用繊維及びその接着剤に対する熱的・
動的入力は益々大きく、厳しくなる傾向にあるため、製
品を構成する様々の部材の強度、モジュラス及び破壊寿
命等の向上が望まれると同時に、繊維−ゴム間の接着力
の向上も望まれる。
チレン−ブタジエン三元共重合体ラテックスにあって
は、例えばレゾルシン−ホルムアルデヒド樹脂との混合
比率を変えることによって、繊維側に強固に結合させよ
うとすると、ゴム側への結合力が低下し、また逆に、ゴ
ム側への結合力を増大させようとすると、繊維側への結
合力が低下してしまうという不都合があった。
ン−ブタジエン三元共重合体粒子を含むラテックスとレ
ゾルシン−ホルムアルデヒド樹脂からなる接着剤では、
熱的刺激に対する効果が不十分であった。
載の発明によると、ゴムラテックス中の共重合体粒子を
二重構造にすることにより、高価なビニルピリジン単量
体の使用量を少なくすると同時に、接着力の向上を図っ
ているが、この場合、高温下での接着力は不満足なもの
である。
載の発明によると、ゴムラテックス中の共重合体粒子を
二段の連続重合で作製し、その第1段目及び第2段目を
構成する共重合体の組成比を所定の範囲内に規定するこ
とによって、高温下での接着力の向上を図っているが、
近年のタイヤ等の高性能化、生産性向上のための高温加
硫など、益々厳しくなる熱的入力に対しては、十分とは
言い難い。
材料とゴムの接着力を高めると共に、高温下における接
着力の低下を防止して耐熱性を有する接着剤組成物を提
供することを目的とする。
め、本発明は、以下の構成とする。ビニルピリジン5〜
15重量%、好ましくは7〜13重量%、スチレン35
〜80重量%、好ましくは43〜77重量%、ブタジエ
ン5〜60重量%、好ましくは10〜50重量%で構成
される単量体混合物(a)と、ビニルピリジン5〜20
重量%、好ましくは7〜18重量%、スチレン10〜4
0重量%、好ましくは15〜35重量%、ブタジエン4
5〜75重量%、好ましくは47〜73重量%で構成さ
れる単量体混合物(b)とを分割重合させて得られる、
同一粒子内に組成比が異なる共重合体を有するビニルピ
リジン−スチレン−ブタジエン三元共重合体粒子を含む
ラテックスと熱硬化性樹脂とを含んでなる接着剤組成物
で、前記共重合体粒子のトルエン浸漬抽出法によるゲル
/ゾル重量比が13〜40/87〜60、好ましくは1
7〜33/83〜67であることを特徴とする。
た共重合体(以下「共重合体(a)」という。)と前記
単量体混合物(b)より得られた共重合体(以下「共重
合体(b)」という。)の重量比が80〜40/20〜
60、好ましくは75〜45/25〜55であることを
特徴とする。
ホルムアルデヒド樹脂であることを特徴とする。
部に対して、熱硬化性樹脂を固形分で8〜30重量部、
好ましくは12〜22重量部配合することを特徴とす
る。
ては、2−ビニルピリジン、3−ビニルピリジン、4−
ビニルピリジン、2−メチル−5−ビニルピリジン、5
−エチル−2−ビニルピリジン等の内、1種または2種
以上を使用することができる。
レン、2−メチルスチレン、3−メチルスチレン、4−
メチルスチレン、2,4−ジイソプロピルスチレン、
2,4−ジメチルスチレン、4−t−ブチルスチレン、
ヒドロキシメチルスチレン等の芳香族ビニル化合物の
内、1種または2種以上を使用することができる。
エンの他に、2−メチル−1,3−ブタジエン等の脂肪
族共役ジエン系モノマーの1種または2種以上を使用す
ることができる。
分割重合法で重合される。重合に際しては、公知の乳化
剤、重合開始剤、連鎖移動剤等が用いられる。
ロジン酸のアルカリ金属塩、ホルムアルデヒド縮合ナフ
タレンスルホン酸ナトリウム、高級アルコールの硫酸エ
ステル、アルキルベンゼンスルホン酸塩、脂肪族スルホ
ン酸塩等のアニオン性界面活性剤或いはポリエチレング
リコールのアルキルエステル型、アルキルエーテル型、
アルキルフェニルエーテル型等のノニオン性界面活性剤
の1種または2種以上で用いられる。
100重量部に対し0.1〜8重量部で好ましくは1〜
5重量部である。
酸ナトリウム、過硫酸アンモニウム等の水溶性開始剤、
又はレドックス系開始剤、又は過酸化ベンゾイル等の油
溶性開始剤が使用できる。
タン、n−ドデシルメルカプタン、オクチルメルカプタ
ン、n−テトラデシルメルカプタン、t−ヘキシルメル
カプタン、n−ヘキシルメルカプタン等の単官能アルキ
ルメルカプタン類、例えば、1,10−デカンジチオー
ル、エチレングリコールジチオグリコレート等の2官能
メルカプタン類、1,5,10−カンジトリチオール、
トリメチロールプロパントリスチオグリコレート等の3
官能メルカプタン類、例えば、ペンタエリスリトールテ
トラキスチオグリコレート等の4官能メルカプタン類、
ジスルフィド類、例えば、四塩化炭素、四臭化炭素、臭
化エチレンなどのハロゲン化合物、α−メチルスチレン
ダイマー、ターピノーレン、α−テルピネン、ジペンテ
ン、アリルアルコールなどが使用できる。
て用いられる。このような分子量調整剤の使用量は通常
全単量体100重量部に対し0.01〜5重量部、好ま
しくは0.1〜3重量部である。
要に応じてスチレン化フェノール類、ヒンダートフェノ
ール類などの老化防止剤、シリコン系、高級アルコール
系、鉱物油系の消泡剤、その他反応停止剤、凍結防止剤
等の添加剤を使用してもよい。
−ホルムアルデヒド樹脂、フェノール−ホルムアルデヒ
ド樹脂、ウレア−ホルムアルデヒド樹脂、メラミン−ホ
ルムアルデヒド樹脂、フェノール誘導体−ホルムアルデ
ヒド樹脂等、具体的には、m−3,5−キシレノール−
ホルムアルデヒド樹脂、5−メチルレゾルシン−ホルム
アルデヒド樹脂等の、加熱により、あるいは、熱とメチ
レンドナーを与えることにより、硬化あるいは高分子量
化する熱硬化型樹脂のうち1種または2種以上を使用す
ることができる。
で合成されたレゾルシン−ホルムアルデヒド縮合物、同
じくアルカリ触媒下で合成されたウレア−ホルムアルデ
ヒド縮合物、あるいは同じくアルカリ触媒下で合成され
たレゾルシン−ホルムアルデヒド縮合物と酸性または中
性下で合成されたフェノール誘導体−ホルムアルデヒド
縮合物との混合物である。
される全ての繊維材料に適用でき、例えば、レーヨン、
ビニロン、6−ナイロン、6,6−ナイロン、4,6−
ナイロン等の脂肪族ポリアミド繊維、パラフェニレンテ
レフタルアミドに代表される芳香族ポリアミド繊維、ポ
リエチレンテレフタレート、PENに代表されるポリエ
ステル繊維等が挙げられる。
ル繊維等の繊維材料については、繊維の重合・紡糸延伸
過程において、または後処理において、フェノール誘導
体−ホルムアルデヒド樹脂、エポキシ化合物、または、
イソシアネート化合物等によって加工した後に適用する
こともでき、更に、電子線、マイクロ波、プラズマ処理
等で予め処理加工した後にも適用できる。
ーブル、フィラメント、フィラメントチップ、コード織
物、帆布等のいずれでも良い。
は、接着剤組成物液に繊維材料を浸漬する、ドクターナ
イフまたはハケで塗布する、スプレーで吹き付け塗布す
る、あるいは粉体化して吹き付け塗布する等、いずれの
方法でも良く、特に制限されない。
の後、100〜250℃の温度での熱処理、あるいは電
子線、マイクロ波、赤外線またはプラズマ等を利用した
処理が挙げられる。
しては、タイヤ、コンベアベルト、ベルト、ホース、空
気バネ等のあらゆるゴム物品が挙げられる。
ス中の、ビニルピリジン−スチレン−ブタジエン共重合
体粒子を構成する共重合体(a)と共重合体(b)とで
組成比を異ならせた理由は以下の通りである。
ン成分は、主に加硫工程中、その他の高温下使用時に、
配合ゴムから移行・拡散する架橋剤により架橋反応を生
じ、架橋の結果、以下の作用を示す。
層の体積及びモジュラス変化が生じ、その変化が大きい
程接着力の耐久性を損なう。架橋反応は高温下において
特に進行するため、高温下での接着劣化が大きくなる。
よって、この点からは、ブタジエン成分は少ない方が好
ましい。
被着ゴムは相溶化し、粒子とゴム中のポリマーが絡み合
い、架橋することで接着剤層−ゴム間の界面結合力を得
る。よって、この点からは、ブタジエン成分が必要とな
る。
造のビニルピリジン−スチレン−ブタジエン共重合体ラ
テックスは、ブタジエン含量約70重量%付近のものを
広く用いている。
用いたホモ粒子は、架橋による体積・モジュラス変化の
影響が少なく、接着力の耐久性を向上させる作用が期待
できるが、一方、被着ゴムへの相溶化で粒子内の共重合
体の分子鎖と被着ゴムポリマー間で混合しにくくなり、
ブタジエン量が少ないため架橋が少なくなり、接着剤層
−ゴム間の界面結合力が小さく、その結果、接着のレベ
ルが低くなって、特にブタジエン含量が40%以下の場
合には粒子の被着ゴムへの相溶化が著しく小さくなり、
界面結合力がほとんど発生せず、容易に接着剤−ゴム間
で接着破壊を起こすという不都合がある。
高温下での接着力低下防止のために、同一粒子内に従来
通りのブタジエン含量(約70重量%)の共重合体
(b)とブタジエン含量が少ない共重合体(a)を有す
る構造とした(図1参照)。
物(a)と、従来レベルのブタジエン含量の単量体混合
物(b)とを分割して重合した粒子は、加硫初期に、共
重合体粒子とゴムポリマー分子鎖の絡み合い、共重合体
粒子内の共重合体(b)が共加硫することで、従来と同
様の接着剤−ゴム界面結合力が得られ、また同時に、粒
子全体ではブタジエン含量が少なくなるため、加硫や製
品使用時等で熱的入力が高温または長時間となるとき、
架橋反応に伴う体積およびモジュラス変化による影響が
少なくなり、接着力、特に耐熱耐久性を向上させること
ができる。
リジン5〜15重量%、スチレン35〜80重量%、ブ
タジエン5〜60重量%である理由は、ビニルピリジン
が5重量%未満では、接着剤層全体の接着力が低下して
好ましくなく、15重量%超過では、ラテックスの加硫
反応が促進されて好ましくなく、スチレンが35重量%
未満では、ラテックス粒子の強度が低下し、接着剤層の
強度低下、延いては接着力の低下に繋がり、80重量%
超過では、ラテックス粒子が硬くなり過ぎ、可撓性が低
下し、製品を高歪下で使用した場合の接着力の低下が激
しくなり、また、ブタジエンが5重量%未満では、架橋
が少なくなって、接着力が低下し、60重量%超過で
は、ラテックスの架橋が多くなって好ましくないからで
ある。
リジン5〜20重量%、スチレン10〜40重量%、ブ
タジエン45〜75重量%である理由は、ビニルピリジ
ンが5重量%未満では、接着剤層全体の接着力が低下
し、20重量%超過では、接着剤が脆くなり好ましくな
く、スチレンが10重量%未満では、ラテックス粒子、
接着剤層の強度低下を引き起こし、接着力が低下し、4
0重量%超過では、接着剤層と被着ゴムとの共加硫性が
低下し、やはり接着力が低下し好ましくなく、ブタジエ
ン45重量%未満では、架橋が少なすぎ、75重量%超
過では、架橋が多くなり、体積及びモジュラス変化によ
る耐久性の低下を引き起こすからである。
合物(a)と単量体混合物(b)のどちらが先でもよ
い。この理由は、本発明の共重合粒子においては、重合
中に粒子内の共重合体は熱で流動しており、1つの粒子
内で共重合体(a)と共重合体(b)が熱力学的に安定
な2相分離構造になる(「高分子ラテックス」室井宗
一,森野郁夫 新高分子文庫 38〜44頁)。このた
め、重合順序が逆になっても、性能がほぼ同等となるた
めである。
ル重量比を13〜40/87〜60にした理由は以下の
通りである。即ち、粒子中のゲル分及びゾル分は以下の
2つの作用で接着力を支配している。
分が、ゴム物品加工における加硫工程で、配合ゴムから
移行・拡散する架橋剤により架橋反応を生じ、その結
果、接着剤層の体積及びモジュラスが変化し、接着剤−
繊維材料間、接着剤−ゴム間に応力集中を生じ、接着力
を低下させる作用である。
ゾル分によって、接着剤層内の粒子間で粒子を構成する
ポリマー分子鎖がより絡み合うことで強固な接着剤層の
凝集破壊抗力を発生させると共に、接着剤層−ゴム界面
間で、接着剤層内の粒子を構成するポリマー分子鎖とゴ
ム中のポリマー分子鎖とがより絡み合い強固な界面結合
(接着)力を発生させる作用である。
い、高温下、長時間の場合に顕著であり、第2の作用に
ついては、非流動成分であるゲル分はラテックス粒子自
体の強度、ひいては接着剤組成物の強度に寄与するとい
うことも考慮する必要がある。
まりゾル分が87重量%を越えると、架橋反応における
ゾル分の体積およびモジュラス変化が甚だしくなり、接
着剤−繊維材料間、接着剤−ゴム間の応力集中による接
着破壊が顕著になり、また、共重合体粒子のゲル分が減
少することによって、接着剤組成物の強度低下が生じ好
ましくない。一方、ゲル分が40重量%を越え、つまり
ゾル分が60重量%未満の場合には、可流動成分が減少
するので、加硫工程の熱で接着剤層と被着ゴムが互いに
相溶化していく過程において、共重合体粒子(特に粒子
内の共重合体(b))とゴム間でのポリマー分子鎖の絡
み合いが低下し、接着剤−ゴム界面結合力が低下し、ま
た粒子間におけるポリマー分子鎖の絡み合いも同様に減
少し、接着剤層の凝集破壊抗力が低下し好ましくない。
量比が80〜40/20〜60である理由は、共重合体
(b)が少な過ぎると、接着剤層内の粒子間、及び粒子
とゴム中のポリマーとの間の架橋が少なくなって、接着
力が低下するからであり、また、共重合体(b)が多い
と、初期接着力は良好であるが、耐熱性が損なわれ、従
来レベルに近づくことになるからである。
割合が、ラテックスの固形分100重量部に対して、熱
硬化性樹脂を固形分で8〜30重量部とする理由は、8
重量部未満では、得られる樹脂が柔軟になるため、接着
剤自体の破壊強度が低下し好ましくなく、30重量部超
過では、接着剤が硬く脆くなり、使用に適さないからで
ある。
構造にするには、ビニルピリジン−スチレン−ブタジエ
ン三元共重合体ラテックスを構成する単量体の仕込み比
を重合途中で変化させることによりできる。具体的に
は、水にロジン酸カリウム等の乳化剤を溶解させた後、
これに、単量体混合物(a)を添加する。更に、リン酸
ナトリウム等の電解質および過酸化物類等を開始剤とし
て加え、重合を行う。その後、所定の転化率に達した
後、単量体混合物(b)を添加し、重合を続ける。その
後、所定の転化率に達した後、反応停止剤を加え、重合
を停止させ、更に、残留する単量体を除去することによ
って、組成比の異なる重合体からなる構造のゴムラテッ
クスが得られる。
(b)の重合順序は、逆でもかまわない。また、ゲル/
ゾル重量比は、重合反応における反応温度、反応率、或
いは連鎖移動剤の種類や量によって調節可能である。
NMR(核磁気共鳴)法にて測定し、チャートのピーク
面積から重合組成比を求める方法、あるいはポリマーの
粘弾性挙動を測定し、その損失から重合組成比を求める
方法などによって、求めることができる。
いては、かかるラテックス粒子をオスミウム(二重結合
部位に染着性がある)により染色し、透過型電子顕微鏡
により観察することで、一つの粒子内にオスミウム染色
度の異なる共重合体による2相分離の構造を観察でき
る。なお、前述の特開平3−163181号公報記載の
発明における共重合粒子についても、同様な粒子構造が
観察された。
以下の方法(トルエン浸漬抽出法)にて測定できる。
燥時のフィルム厚さが0.2mmになるようにガラス板
上に流し、20℃、60RH%の恒温恒湿下に、48時
間放置し、更に、40℃、1トル以下の減圧下で4時間
放置し、乾燥フィルムを調製する。
し、これ(約0.8g)を秤量し、この値をポリマー全
量重量とする。
mlのトルエンに浸漬し、容器を密栓し、遮光した40
℃の恒温槽にて、40時間放置する。放置後、ポリマー
/トルエン混合液を100メッシュの金網で濾過し、そ
の濾液を3600rpm(20℃)で1時間遠心分離す
る。遠心分離後、漿液を50mlのホールピペットで採
り、20℃、60RH%の恒温恒湿下で、24時間風乾
後、120℃、1トル以下の減圧下でトルエンを除去
し、乾燥させる。乾燥後、デシケータ内で、冷却し、そ
の重量測定によりトルエン可溶分(ゾル分)を算出す
る。この値と先に求めたポリマー全量重量とからゲル/
ゾル重量比を算出する。
て、レゾルシン−ホルムアルデヒド樹脂液を得る。
エン共重合体ラテックスの調製 (i)比較例3,4,6,8に使用したラテックスの調
製 窒素置換した5リットル容量のオートクレーブに脱イオ
ン水130重量部、ロジン酸カリウム4.0重量部を仕
込み溶解する。
合物(a)とt−ドデシルメルカプタンを仕込み、乳化
する。その後、50℃に昇温後、過硫酸カリウム0.5
重量部を加え、重合を開始する。
%に達した後、これに、表4,5に示した単量体混合物
(b)と連鎖移動剤としてt−ドデシルメルカプタン
(t−DMP)を添加し、更に重合を続ける。
ドロキノン0.1重量部を加え、重合を停止する。次
に、減圧下、未反応単量体を除去し、固形分濃度41%
のラテックスを得た。得られたラテックスの各ゲル/ゾ
ル重量比を表4,5に示す。
に使用したラテックスの調製 表4,5に示す単量体混合物(a)とt−ドデシルメル
カプタン組成、及び単量体混合物(b)とt−ドデシル
メルカプタン組成及び反応率で(i)の調製方法に準じ
て調製する。こうして得られたラテックスの各ゲル/ゾ
ル重量比を表4,5に示す。
に使用したラテックスの調製 窒素置換した5リットル容量のオートクレーブに脱イオ
ン水130重量部、ロジン酸カリウム4.0重量部を仕
込み溶解する。
合物(b)とt−ドデシルメルカプタンを仕込み、乳化
する。その後、50℃に昇温後、過硫酸カリウム0.5
重量部を加え、重合を開始する。
%に達した後、これに表4,5に示した単量体混合物
(a)とt−ドデシルメルカプタンを添加し、更に、重
合を続ける。
ドロキノン0.1重量部を加え、重合を停止する。
重合体ラテックスを得た。得られたラテックスの各ゲル
/ゾル重量比を表4,5に示す。
クスの調製 表4,5に示す単量体混合物とt−ドデシルメルカプタ
ン組成、反応率で(i)の調製方法に準じて調製する。
こうして得られたラテックスの各ゲル/ゾル重量比を表
4,5に示す。
製 (iii)で調製した比較例1のラテックス液40重量部と
比較例2のラテックス60重量部とを混合する。
566.85重量部に、(2)で調製したラテックス4
33.15重量部を添加した後、室温で16時間熟成
し、接着剤組成物を得た。
アミド)〔商品名:ケブラー、デュポン社製〕の150
0dの原糸に32回/10cmの下撚をかけ、更に、こ
の撚糸2本に対して32回/10cmの上撚をかけ、コ
ードを作製した。
水溶液に浸漬し、160℃で60秒間乾燥し、更に24
0℃で60秒間熱処理して前処理コードを作製した。
漬し、160℃で60秒間乾燥し、更に240℃で60
秒間熱処理して接着剤組成物処理コードを作製した。
の未加硫状態のゴム組成物に埋め込み、170℃×30
分、平方センチあたり20kgの加圧下で加硫する。
cm/分の速度でコードを加硫物から剥離する時の抗力
を測定し、これを初期接着力とした。結果を表4,5に
示す。
の未加硫状態のゴム組成物に埋め込み、190℃×30
分、平方センチあたり20kgの加圧下で加硫する。
と同様に、30cm/分の速度でコードを加硫物から剥
離する時の抗力を測定し、これを耐熱接着力とした。結
果を表5,6に示す。
封入し、125℃の熱オーブン中に5日間放置後、初期
接着力と同様の方法で剥離抗力を測定し、これを熱老化
後接着力とした。結果を表4,5に示す。
は、ゲル/ゾル重量比が規定範囲外の比較例3,4,6
に比べて、初期接着力は同等あるいはそれ以上であり、
耐熱接着力は格段に高く、高温下における接着力の低下
を大幅に抑制できたことがわかる。同様に、実施例6は
比較例6,7に比べ、実施例7は比較例8,9に比べ、
耐熱性が向上したことが分かる。
合体組成比であるが、単量体混合物(a)と単量体混合
物(b)の重合した順序が逆である。実施例8は比較例
10,11に比べ、初期接着力は同等あるいはそれ以上
であり、耐熱性が向上したことが分かる。
重量比は規定範囲内であるが、ホモ構造である。比較例
1は、その重合体組成比が比較例3等の共重合体(b)
の組成に等しく、比較例2はその重合体組成比が比較例
3等の共重合体(a)の組成に等しく、比較例Xはその
重合体組成比が比較例3,10等の粒子全体の組成に等
しい。比較例Yはその重合体組成比が比較例3,10等
の、共重合体(b)の組成に等しい比較例1と共重合体
(a)の組成に等しい比較例2を混合したもので、その
混合比は比較例3等の共重合体(a)/共重合体(b)
重量比に等しい。
力共に各実施例に比べて劣っており、ゲル/ゾル重量比
のみならず、同一粒子内に組成比が異なる共重合体を有
する構造であることも要求されることがわかる。また、
タイヤ、コンベヤベルト等のゴム製品における使用時の
ゴムに起因する発熱に対しても従来品対比で充分な接着
力を維持することがわかる。
内に組成比が異なる共重合体を有する構造の他の比較例
よりも劣っていることから、上記と同様のことがいえ
る。
と向上し、更に、高温下においても接着力の低下が少な
く、耐熱耐久性を有する。
ムにより染色し、透過型電子顕微鏡で観察した電子顕微
鏡写真の1例である。なお、組成は、単量体混合物
(a):ブタジエン/スチレン/ビニルピリジン=2
7.5/60/12.5、単量体混合物(b):ブタジ
エン/スチレン/ビニルピリジン=70/15/15で
ある。
異なる。
Claims (4)
- 【請求項1】 ビニルピリジン5〜15重量%、スチレ
ン35〜80重量%、ブタジエン5〜60重量%で構成
される単量体混合物(a)と、ビニルピリジン5〜20
重量%、スチレン10〜40重量%、ブタジエン45〜
75重量%で構成される単量体混合物(b)とを分割重
合させて得られる、同一粒子内に組成比が異なる共重合
体を有するビニルピリジン−スチレン−ブタジエン三元
共重合体粒子を含むラテックスと熱硬化性樹脂とを含ん
でなる接着剤組成物で、前記共重合体粒子のトルエン浸
漬抽出法によるゲル/ゾル重量比が13〜40/87〜
60であることを特徴とする接着剤組成物。 - 【請求項2】 前記単量体混合物(a)より得られた共
重合体と前記単量体混合物(b)より得られた共重合体
の重量比が80〜40/20〜60であることを特徴と
する請求項1記載の接着剤組成物。 - 【請求項3】 前記熱硬化性樹脂がレゾルシン−ホルム
アルデヒド樹脂であることを特徴とする請求項1または
2記載の接着剤組成物。 - 【請求項4】 前記ラテックスの固形分100重量部に
対して、熱硬化性樹脂を固形分で8〜30重量部配合す
ることを特徴とする請求項1、2または3記載の接着剤
組成物。
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|---|---|---|---|
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| JP26095195A JP3559114B2 (ja) | 1995-09-14 | 1995-09-14 | 接着剤組成物 |
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1995
- 1995-09-14 JP JP26095195A patent/JP3559114B2/ja not_active Expired - Lifetime
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