JPH0978056A - 帯電防止剤 - Google Patents
帯電防止剤Info
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- JPH0978056A JPH0978056A JP23257695A JP23257695A JPH0978056A JP H0978056 A JPH0978056 A JP H0978056A JP 23257695 A JP23257695 A JP 23257695A JP 23257695 A JP23257695 A JP 23257695A JP H0978056 A JPH0978056 A JP H0978056A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 印刷インクによる印刷を行った場合にインク
との接着性が良好である帯電防止剤を提供する。 【解決手段】 一般式(1)で示されるモノマー単位を
10重量%以上80重量%以下および一般式(2)で示
されるモノマー単位を10重量%以上80重量%以下、
さらに一般式(3)で示されるモノマー単位等のアミノ
基含有モノマー単位を1重量%以上50重量%以下の割
合で少なくとも含む重合体である帯電防止剤。 R1、R2、R4、R5は水素あるいはメチル基を表し、R3
は水素またはアリール基、炭素数4以下のアルキル基を
表す。nは1〜30の整数、Q1は2価の連結基、qは
0または1の整数、Mは水素またはナトリウム、カリウ
ム、NH4を表す。Q2はCOOまたはCONH基を表
し、R6、R7はメチル基またはエチル基を表し、mは1
〜3の整数を表す。
との接着性が良好である帯電防止剤を提供する。 【解決手段】 一般式(1)で示されるモノマー単位を
10重量%以上80重量%以下および一般式(2)で示
されるモノマー単位を10重量%以上80重量%以下、
さらに一般式(3)で示されるモノマー単位等のアミノ
基含有モノマー単位を1重量%以上50重量%以下の割
合で少なくとも含む重合体である帯電防止剤。 R1、R2、R4、R5は水素あるいはメチル基を表し、R3
は水素またはアリール基、炭素数4以下のアルキル基を
表す。nは1〜30の整数、Q1は2価の連結基、qは
0または1の整数、Mは水素またはナトリウム、カリウ
ム、NH4を表す。Q2はCOOまたはCONH基を表
し、R6、R7はメチル基またはエチル基を表し、mは1
〜3の整数を表す。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はフィルム表面に帯電防止
性能を付与するための素材を提供するものであり、透明
性、可とう性に優れ、かつ帯電防止剤を塗設した表面が
接着性、耐久性に優れ、さらに該表面上に印刷インクに
よる印刷を行った場合にインクとの接着性が良好である
帯電防止剤に関するものである。
性能を付与するための素材を提供するものであり、透明
性、可とう性に優れ、かつ帯電防止剤を塗設した表面が
接着性、耐久性に優れ、さらに該表面上に印刷インクに
よる印刷を行った場合にインクとの接着性が良好である
帯電防止剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりフィルム等絶縁性皮膜の帯電を
防止するための帯電防止剤として種々の界面活性剤、水
溶性ポリマー、導電性カーボン、金属酸化物等を使用
し、これらをフィルム表面に塗布もしくは練り込むこと
で帯電防止を行うことが種々試みられている。例えば、
特開平3−229787号公報には水溶性ポリマーとし
てポリ(スチレンスルホン酸塩)のN−メチロールアク
リルアミドとの共重合体を使用し、これをフィルム上に
塗布することで帯電防止性能を発揮させる方法が開示さ
れている。あるいは特開昭55−84658号、同56
−92535号、同61−174542号、同61−1
74543号公報等に記載されるように、帯電防止性水
溶性ポリマーと硬化剤との組合せによりフィルム等の支
持体表面に塗布することで耐水性等の耐久性に優れた帯
電防止性フィルムが作成されることが開示されている。
これら公報にはカルボキシル基を有する導電性ポリマー
をアジリジン硬化剤により硬化させた帯電防止剤が開示
され、さらに、特開平2−291552号公報にはアル
キレンオキサイドを側鎖に有する導電性ポリマーをアジ
リジンにより架橋硬化した帯電防止剤が開示されてい
る。
防止するための帯電防止剤として種々の界面活性剤、水
溶性ポリマー、導電性カーボン、金属酸化物等を使用
し、これらをフィルム表面に塗布もしくは練り込むこと
で帯電防止を行うことが種々試みられている。例えば、
特開平3−229787号公報には水溶性ポリマーとし
てポリ(スチレンスルホン酸塩)のN−メチロールアク
リルアミドとの共重合体を使用し、これをフィルム上に
塗布することで帯電防止性能を発揮させる方法が開示さ
れている。あるいは特開昭55−84658号、同56
−92535号、同61−174542号、同61−1
74543号公報等に記載されるように、帯電防止性水
溶性ポリマーと硬化剤との組合せによりフィルム等の支
持体表面に塗布することで耐水性等の耐久性に優れた帯
電防止性フィルムが作成されることが開示されている。
これら公報にはカルボキシル基を有する導電性ポリマー
をアジリジン硬化剤により硬化させた帯電防止剤が開示
され、さらに、特開平2−291552号公報にはアル
キレンオキサイドを側鎖に有する導電性ポリマーをアジ
リジンにより架橋硬化した帯電防止剤が開示されてい
る。
【0003】しかしながら、上記のような方法では支持
体表面との接着性が問題となり、使用する条件によって
は帯電防止剤を含有する層と支持体の間での剥離が発生
したり、経時変化により帯電防止性能が著しく劣化する
などの問題を生じた。またフィルムとしての強度を増加
させる等の目的で2軸延伸加工等の延伸加工が広く行わ
れているが、フィルム表面への帯電防止加工は延伸加工
する直前に行うのが好ましく、塗工および引き続く延伸
処理と加熱処理により帯電防止剤の表面固定化が行われ
ることが好ましいが、この場合使用する帯電防止剤の性
質が皮膜性、柔軟性に欠ける場合にはフィルム表面に塗
布した後、延伸加工時に塗布皮膜が支持体であるフィル
ムの延伸に追随できず、塗布層の断裂、剥離あるいは白
化等の問題をひきおこすことが問題となっていた。
体表面との接着性が問題となり、使用する条件によって
は帯電防止剤を含有する層と支持体の間での剥離が発生
したり、経時変化により帯電防止性能が著しく劣化する
などの問題を生じた。またフィルムとしての強度を増加
させる等の目的で2軸延伸加工等の延伸加工が広く行わ
れているが、フィルム表面への帯電防止加工は延伸加工
する直前に行うのが好ましく、塗工および引き続く延伸
処理と加熱処理により帯電防止剤の表面固定化が行われ
ることが好ましいが、この場合使用する帯電防止剤の性
質が皮膜性、柔軟性に欠ける場合にはフィルム表面に塗
布した後、延伸加工時に塗布皮膜が支持体であるフィル
ムの延伸に追随できず、塗布層の断裂、剥離あるいは白
化等の問題をひきおこすことが問題となっていた。
【0004】さらに、種々の目的で帯電防止剤を塗設し
た層上にさらに他の塗工液を塗設することがしばしば行
われるが、こうした塗工層と帯電防止層間の接着性が不
良のため膜剥がれを生じる等の不都合が発生する問題が
あった。さらには、硬化剤を使用して帯電防止層の接着
性を向上させる試みにおいても、上記のアジリジン硬化
剤を使用する場合、アジリジンの毒性の問題から工業的
に大規模なスケールで実施しようとした場合に問題を生
じるとともに、接着性に関しても、本発明の目的に対し
ては、未だ十分な性能を与えることは出来なかった。
た層上にさらに他の塗工液を塗設することがしばしば行
われるが、こうした塗工層と帯電防止層間の接着性が不
良のため膜剥がれを生じる等の不都合が発生する問題が
あった。さらには、硬化剤を使用して帯電防止層の接着
性を向上させる試みにおいても、上記のアジリジン硬化
剤を使用する場合、アジリジンの毒性の問題から工業的
に大規模なスケールで実施しようとした場合に問題を生
じるとともに、接着性に関しても、本発明の目的に対し
ては、未だ十分な性能を与えることは出来なかった。
【0005】また、低分子界面活性剤等をフィルム等の
支持体表面へ塗布もしくは練り込む方法も従来から検討
されてはいるものの、表面からのブリードアウトによる
べたつきの問題や白化、経時劣化の問題等が生じてい
た。
支持体表面へ塗布もしくは練り込む方法も従来から検討
されてはいるものの、表面からのブリードアウトによる
べたつきの問題や白化、経時劣化の問題等が生じてい
た。
【0006】金属酸化物の使用により、表面抵抗値の湿
度依存性の少ない帯電防止フィルムが塗布あるいは練り
込み等の方法で得られる。この場合金属酸化物は微粒子
状で分散した状態で塗布もしくは練り込むことが必要で
あるが、こうした微粒子の分散工程が必要であること、
またフィルムに十分な帯電防止性能を付与するためには
金属酸化物微粒子同士が互いに接触する程度に密に充填
する必要があり、必然的にフィルムの透明性を低下させ
る等の問題があった。
度依存性の少ない帯電防止フィルムが塗布あるいは練り
込み等の方法で得られる。この場合金属酸化物は微粒子
状で分散した状態で塗布もしくは練り込むことが必要で
あるが、こうした微粒子の分散工程が必要であること、
またフィルムに十分な帯電防止性能を付与するためには
金属酸化物微粒子同士が互いに接触する程度に密に充填
する必要があり、必然的にフィルムの透明性を低下させ
る等の問題があった。
【0007】さらにこうした帯電防止処理済みフィルム
の再使用を行う場合、フィルムを溶融する温度まで加熱
した場合に、導入された帯電防止剤が熱分解し、着色等
フィルムの性能を劣化させる問題も深刻であり、耐熱性
の点でも優れた帯電防止剤が切望されているのが現状で
ある。
の再使用を行う場合、フィルムを溶融する温度まで加熱
した場合に、導入された帯電防止剤が熱分解し、着色等
フィルムの性能を劣化させる問題も深刻であり、耐熱性
の点でも優れた帯電防止剤が切望されているのが現状で
ある。
【0008】さらに、上記のいずれの例においても、フ
ィルム表面に種々の帯電防止剤を含有する層を設けた場
合において、印刷インクにより印刷を行った場合に、該
フィルム表面と印刷インクとのなじみが悪く、印刷され
た文字等が摩擦により剥離してしまう等の問題が発生
し、こうした印刷適性と帯電防止性能を両立する帯電防
止剤を見出すことは極めて困難であった。
ィルム表面に種々の帯電防止剤を含有する層を設けた場
合において、印刷インクにより印刷を行った場合に、該
フィルム表面と印刷インクとのなじみが悪く、印刷され
た文字等が摩擦により剥離してしまう等の問題が発生
し、こうした印刷適性と帯電防止性能を両立する帯電防
止剤を見出すことは極めて困難であった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、フィ
ルム等の支持体表面に塗工することで帯電防止性能の経
時劣化のない可とう性、透明性に優れた帯電防止剤を与
えることおよび塗工された帯電防止剤自体の可とう性に
優れ、フィルム支持体との接着性に優れた帯電防止剤を
見いだすことにある。さらに廃棄されたフィルムを回収
し溶融再使用する場合においても再生フィルムの性能劣
化や、異物の発生や着色の問題を発生しないリサイクル
性に優れた帯電防止剤を見いだすことにある。さらに、
帯電防止剤を塗設した表面に印刷インクにより印刷を行
った場合に、インクとの良好な接着性を示す帯電防止剤
を見出すことにある。
ルム等の支持体表面に塗工することで帯電防止性能の経
時劣化のない可とう性、透明性に優れた帯電防止剤を与
えることおよび塗工された帯電防止剤自体の可とう性に
優れ、フィルム支持体との接着性に優れた帯電防止剤を
見いだすことにある。さらに廃棄されたフィルムを回収
し溶融再使用する場合においても再生フィルムの性能劣
化や、異物の発生や着色の問題を発生しないリサイクル
性に優れた帯電防止剤を見いだすことにある。さらに、
帯電防止剤を塗設した表面に印刷インクにより印刷を行
った場合に、インクとの良好な接着性を示す帯電防止剤
を見出すことにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的は以下に述べる
本発明により達成される。本発明の第一の発明は、前記
一般式化1で示されるモノマー単位を10重量%以上8
0重量%以下および前記一般式化2で示されるモノマー
単位を10重量%以上80重量%以下、さらに前記一般
式化3で示されるモノマー単位あるいはアリルアミン、
ジアリルアミン、N−メチルジアリルアミン、N,N−
ジメチルアリルアミン、ビニルイミダゾールの群から選
ばれるアミノ基含有モノマー単位を1重量%以上50重
量%以下の割合で少なくとも含む重合体からなる帯電防
止剤である。
本発明により達成される。本発明の第一の発明は、前記
一般式化1で示されるモノマー単位を10重量%以上8
0重量%以下および前記一般式化2で示されるモノマー
単位を10重量%以上80重量%以下、さらに前記一般
式化3で示されるモノマー単位あるいはアリルアミン、
ジアリルアミン、N−メチルジアリルアミン、N,N−
ジメチルアリルアミン、ビニルイミダゾールの群から選
ばれるアミノ基含有モノマー単位を1重量%以上50重
量%以下の割合で少なくとも含む重合体からなる帯電防
止剤である。
【0011】化1中R1およびR2は水素あるいはメチル
基を表し、R3は水素またはアリール基、炭素数4以下
のアルキル基を表す。nは1〜30の整数を表す。一般
式化1で示されるモノマー単位の好ましい例としては下
記に示す化5〜化11のような例が挙げられる。
基を表し、R3は水素またはアリール基、炭素数4以下
のアルキル基を表す。nは1〜30の整数を表す。一般
式化1で示されるモノマー単位の好ましい例としては下
記に示す化5〜化11のような例が挙げられる。
【0012】
【化5】
【0013】
【化6】
【0014】
【化7】
【0015】
【化8】
【0016】
【化9】
【0017】
【化10】
【0018】
【化11】
【0019】化2中R4は水素またはメチル基を表し、
Q1は2価の連結基を表し、qは0または1の整数を表
す。Mは水素またはナトリウム、カリウム、NH4を表
す。Q1の好ましい例としてはメチレン基、フェニレン
基、アミド基などが挙げられる。一般式化2で示される
モノマー単位の好ましい例としては、アリルスルホン酸
ナトリウム、メタリルスルホン酸ナトリウム、アリルス
ルホン酸カリウム、メタリルスルホン酸カリウム、アリ
ルスルホン酸アンモニウム、メタリルスルホン酸アンモ
ニウム、スチレンスルホン酸ナトリウム、スチレンスル
ホン酸カリウム、スチレンスルホン酸アンモニウム、ビ
ニルスルホン酸ナトリウム、2−アクリルアミド−2−
メチルプロパンスルホン酸およびそのナトリウム塩、カ
リウム塩、アンモニウム塩等が挙げられる。
Q1は2価の連結基を表し、qは0または1の整数を表
す。Mは水素またはナトリウム、カリウム、NH4を表
す。Q1の好ましい例としてはメチレン基、フェニレン
基、アミド基などが挙げられる。一般式化2で示される
モノマー単位の好ましい例としては、アリルスルホン酸
ナトリウム、メタリルスルホン酸ナトリウム、アリルス
ルホン酸カリウム、メタリルスルホン酸カリウム、アリ
ルスルホン酸アンモニウム、メタリルスルホン酸アンモ
ニウム、スチレンスルホン酸ナトリウム、スチレンスル
ホン酸カリウム、スチレンスルホン酸アンモニウム、ビ
ニルスルホン酸ナトリウム、2−アクリルアミド−2−
メチルプロパンスルホン酸およびそのナトリウム塩、カ
リウム塩、アンモニウム塩等が挙げられる。
【0020】化3中R5は水素またはメチル基を表し、
Q2はCOOまたはCONH基を表し、R6、R7はメチ
ルまたはエチル基を表し、mは1〜3の整数を表す。
Q2はCOOまたはCONH基を表し、R6、R7はメチ
ルまたはエチル基を表し、mは1〜3の整数を表す。
【0021】一般式化3で示されるモノマー単位の好ま
しい例としては、(メタ)アクリル酸N,N−ジメチル
アミノエチル、(メタ)アクリル酸N,N−ジエチルア
ミノエチル、N−(3−ジメチルアミノプロピル)(メ
タ)アクリルアミド等が挙げられる。さらには、アリル
アミン、ジアリルアミン、N−メチルジアリルアミン、
N,N−ジメチルアリルアミン、ビニルイミダゾール等
も好ましい。これらアミノ基含有モノマーは塩酸、硫
酸、酢酸、燐酸等の適当な酸によって中和されていても
導入の効果には影響せず、重合体溶液のpHを適度に調
節する目的で好ましく行うことが出来る。
しい例としては、(メタ)アクリル酸N,N−ジメチル
アミノエチル、(メタ)アクリル酸N,N−ジエチルア
ミノエチル、N−(3−ジメチルアミノプロピル)(メ
タ)アクリルアミド等が挙げられる。さらには、アリル
アミン、ジアリルアミン、N−メチルジアリルアミン、
N,N−ジメチルアリルアミン、ビニルイミダゾール等
も好ましい。これらアミノ基含有モノマーは塩酸、硫
酸、酢酸、燐酸等の適当な酸によって中和されていても
導入の効果には影響せず、重合体溶液のpHを適度に調
節する目的で好ましく行うことが出来る。
【0022】これらのモノマー単位の重合体中での比率
として、一般式化1で示されるモノマー単位は重合体組
成中において10重量%以上80重量%以下であること
が必要であり、この範囲において化1で示されるモノマ
ー単位を導入することで可とう性を有する帯電防止剤と
しての性能が充分に発揮される。即ち、帯電防止剤をフ
ィルム等の支持体に塗工して、帯電防止フィルムとして
使用する場合等において、フィルムに曲げや延伸等の外
力が加わる場合があるが、こうした外力によって該帯電
防止フィルムが変形した場合に、表面の帯電防止層の外
力によるひび割れ等が発生し、白濁を生じる場合がある
が、上記範囲において化1の繰り返し単位を有する帯電
防止剤を使用することで、帯電防止剤の可とう性が良好
なものとなり、外力によるフィルムの変形を生じても、
白濁を生じないという極めて好ましい効果を発揮でき
る。
として、一般式化1で示されるモノマー単位は重合体組
成中において10重量%以上80重量%以下であること
が必要であり、この範囲において化1で示されるモノマ
ー単位を導入することで可とう性を有する帯電防止剤と
しての性能が充分に発揮される。即ち、帯電防止剤をフ
ィルム等の支持体に塗工して、帯電防止フィルムとして
使用する場合等において、フィルムに曲げや延伸等の外
力が加わる場合があるが、こうした外力によって該帯電
防止フィルムが変形した場合に、表面の帯電防止層の外
力によるひび割れ等が発生し、白濁を生じる場合がある
が、上記範囲において化1の繰り返し単位を有する帯電
防止剤を使用することで、帯電防止剤の可とう性が良好
なものとなり、外力によるフィルムの変形を生じても、
白濁を生じないという極めて好ましい効果を発揮でき
る。
【0023】また、上記範囲を越えて10重量%を下回
る割合で化1のモノマー単位を重合体中に含む場合には
重合体自体が非常に剛直となり可とう性がなくなるた
め、フィルムに変形を加えた場合に白濁を生じる問題
や、あるいは、例えば重合体溶液をフィルム上に塗工
し、直後に延伸、加熱処理することでフィルムと一体化
した帯電防止フィルムを作成しようとした場合、上記重
合体により形成される塗工皮膜が支持体であるフィルム
の延伸に追随出来ず、塗工皮膜に微細な亀裂を生じ不透
明化する問題が発生する。
る割合で化1のモノマー単位を重合体中に含む場合には
重合体自体が非常に剛直となり可とう性がなくなるた
め、フィルムに変形を加えた場合に白濁を生じる問題
や、あるいは、例えば重合体溶液をフィルム上に塗工
し、直後に延伸、加熱処理することでフィルムと一体化
した帯電防止フィルムを作成しようとした場合、上記重
合体により形成される塗工皮膜が支持体であるフィルム
の延伸に追随出来ず、塗工皮膜に微細な亀裂を生じ不透
明化する問題が発生する。
【0024】例えば2軸延伸フィルム表面に帯電防止加
工を行う場合、2軸延伸後の製膜されたフィルム上にさ
らに本発明の帯電防止剤を含む塗液を塗布することで帯
電防止性フィルムを得ることも可能であるが、例えばポ
リエステルフィルムの場合の実際の加工においては溶融
されたポリエステルをダイスリットから押しだして冷却
ロール上で製膜しアモルファスポリエステルフィルムを
形成し、ついでこのフィルムを縦方向に延伸した後に本
発明の帯電防止剤を含む塗液を塗布し、引続き連続して
加熱下横方向に延伸し加熱処理を加えることでポリエス
テルフィルム上に強固に接着された帯電防止層を形成す
ることが出来、生産工程上および帯電防止性能の耐久性
の上できわめて好ましい結果を与える。このような方法
で帯電防止剤を使用する場合には、帯電防止剤を塗布し
た後にフィルムを延伸する際の、帯電防止層の断裂によ
るフィルムの透明性の低下が問題になることから、帯電
防止剤自体の可とう性が重要になる訳であるが、この意
味において、化1で示されるモノマー単位を重合体に導
入することが非常に効果のあることが見出された。
工を行う場合、2軸延伸後の製膜されたフィルム上にさ
らに本発明の帯電防止剤を含む塗液を塗布することで帯
電防止性フィルムを得ることも可能であるが、例えばポ
リエステルフィルムの場合の実際の加工においては溶融
されたポリエステルをダイスリットから押しだして冷却
ロール上で製膜しアモルファスポリエステルフィルムを
形成し、ついでこのフィルムを縦方向に延伸した後に本
発明の帯電防止剤を含む塗液を塗布し、引続き連続して
加熱下横方向に延伸し加熱処理を加えることでポリエス
テルフィルム上に強固に接着された帯電防止層を形成す
ることが出来、生産工程上および帯電防止性能の耐久性
の上できわめて好ましい結果を与える。このような方法
で帯電防止剤を使用する場合には、帯電防止剤を塗布し
た後にフィルムを延伸する際の、帯電防止層の断裂によ
るフィルムの透明性の低下が問題になることから、帯電
防止剤自体の可とう性が重要になる訳であるが、この意
味において、化1で示されるモノマー単位を重合体に導
入することが非常に効果のあることが見出された。
【0025】さらに、化1で示されるモノマー単位は、
得られる帯電防止剤をフィルム上に塗工して帯電防止層
を形成し、さらにこの表面に印刷インクによる印刷を施
す場合に、印刷インクと帯電防止層の間の親和性が向上
し、帯電防止層表面が印刷インクをはじくことなく、ま
た印刷部を摩擦する等しても剥離することのない良好な
接着性を示すことが見出された。
得られる帯電防止剤をフィルム上に塗工して帯電防止層
を形成し、さらにこの表面に印刷インクによる印刷を施
す場合に、印刷インクと帯電防止層の間の親和性が向上
し、帯電防止層表面が印刷インクをはじくことなく、ま
た印刷部を摩擦する等しても剥離することのない良好な
接着性を示すことが見出された。
【0026】一方化1で示されるモノマー単位が重合体
組成中において上記範囲を上回り、80重量%を越える
場合には、吸湿性が高くべたつきが発生することから、
フィルム表面に塗工した場合にブロッキングが顕著に発
生することから実使用に耐えないものとなる。
組成中において上記範囲を上回り、80重量%を越える
場合には、吸湿性が高くべたつきが発生することから、
フィルム表面に塗工した場合にブロッキングが顕著に発
生することから実使用に耐えないものとなる。
【0027】一般式化2で示されるモノマー単位は重合
体中において10重量%以上80重量%以下の範囲にあ
ることが必要であり、この範囲において形成されるポリ
マー自体の抵抗値を帯電防止の目的に使用するために必
要とされる程度に低くする効果を発揮できる。上記範囲
を越えて、80重量%を上回る場合には、帯電防止剤の
可とう性が低下し、延伸あるいは曲げ等の外力が帯電防
止剤を塗布したフィルムに加わった際に、フィルムの白
濁が生じるといった問題が生じるため好ましくない。ま
た、10重量%を下回る割合では、表面の抵抗値が十分
に低い値とはならないため、帯電防止剤としての効果が
十分発揮されない。
体中において10重量%以上80重量%以下の範囲にあ
ることが必要であり、この範囲において形成されるポリ
マー自体の抵抗値を帯電防止の目的に使用するために必
要とされる程度に低くする効果を発揮できる。上記範囲
を越えて、80重量%を上回る場合には、帯電防止剤の
可とう性が低下し、延伸あるいは曲げ等の外力が帯電防
止剤を塗布したフィルムに加わった際に、フィルムの白
濁が生じるといった問題が生じるため好ましくない。ま
た、10重量%を下回る割合では、表面の抵抗値が十分
に低い値とはならないため、帯電防止剤としての効果が
十分発揮されない。
【0028】さらに一般式化1および化2で示されるモ
ノマー単位に加えて一般式化3で示されるモノマー単位
あるいはアリルアミン、ジアリルアミン 、N−メチル
ジアリルアミン、N,N−ジメチルアリルアミン、ビニ
ルイミダゾールの群から選ばれるアミノ基含有モノマー
単位を重合体組成中に1重量%以上50重量%以下の割
合で導入することで、帯電防止剤から形成される帯電防
止皮膜の帯電防止性能を損なうことなく可とう性あるい
は柔軟性をさらにいちだんと向上させるとともにフィル
ム支持体への接着性および帯電防止層上への他の皮膜の
塗工性およびこれとの接着性を顕著に向上させることが
見いだされた。
ノマー単位に加えて一般式化3で示されるモノマー単位
あるいはアリルアミン、ジアリルアミン 、N−メチル
ジアリルアミン、N,N−ジメチルアリルアミン、ビニ
ルイミダゾールの群から選ばれるアミノ基含有モノマー
単位を重合体組成中に1重量%以上50重量%以下の割
合で導入することで、帯電防止剤から形成される帯電防
止皮膜の帯電防止性能を損なうことなく可とう性あるい
は柔軟性をさらにいちだんと向上させるとともにフィル
ム支持体への接着性および帯電防止層上への他の皮膜の
塗工性およびこれとの接着性を顕著に向上させることが
見いだされた。
【0029】即ち、化3で示されるモノマー単位を1重
量%を下回る割合でしか重合体組成中に導入しない場合
にはフィルム支持体との接着性が低下し、表面への摩擦
等の手段で容易に帯電防止層が剥離してしまうという不
都合が生じる。化3で示されるモノマー単位を50重量
%を越える範囲で使用すると帯電防止剤としての機能が
著しく低下し、表面抵抗値が特に低湿下において1013
オーム以上の高い値となるため実用上問題となる。
量%を下回る割合でしか重合体組成中に導入しない場合
にはフィルム支持体との接着性が低下し、表面への摩擦
等の手段で容易に帯電防止層が剥離してしまうという不
都合が生じる。化3で示されるモノマー単位を50重量
%を越える範囲で使用すると帯電防止剤としての機能が
著しく低下し、表面抵抗値が特に低湿下において1013
オーム以上の高い値となるため実用上問題となる。
【0030】一般式化3で示されるモノマーの好ましい
例としては(メタ)アクリル酸N,N−ジメチルアミノ
エチル、(メタ)アクリル酸N,N−ジエチルアミノエ
チル、N−(3−ジメチルアミノプロピル)(メタ)ア
クリルアミド等が挙げられる。さらには、アリルアミ
ン、ジアリルアミン、N−メチルジアリルアミン、N,
N−ジメチルアリルアミン、ビニルイミダゾール等も好
ましい。こうしたアミノ基含有モノマー単位を重合体中
に50重量%以下の割合で導入することで、得られる重
合体中に極性基がさらに付け加わることになり、これと
他のポリマー間の相互作用が増すことから、フィルムと
こうした帯電防止剤の層間だけでなく、帯電防止層の上
層にさらに他の種々のポリマーを塗設した場合において
も層間の接着性が一層向上することが効果として認めら
れる。
例としては(メタ)アクリル酸N,N−ジメチルアミノ
エチル、(メタ)アクリル酸N,N−ジエチルアミノエ
チル、N−(3−ジメチルアミノプロピル)(メタ)ア
クリルアミド等が挙げられる。さらには、アリルアミ
ン、ジアリルアミン、N−メチルジアリルアミン、N,
N−ジメチルアリルアミン、ビニルイミダゾール等も好
ましい。こうしたアミノ基含有モノマー単位を重合体中
に50重量%以下の割合で導入することで、得られる重
合体中に極性基がさらに付け加わることになり、これと
他のポリマー間の相互作用が増すことから、フィルムと
こうした帯電防止剤の層間だけでなく、帯電防止層の上
層にさらに他の種々のポリマーを塗設した場合において
も層間の接着性が一層向上することが効果として認めら
れる。
【0031】本発明の帯電防止剤を含む層をフィルム支
持体上に塗工層として形成した場合に表面の水や溶剤に
対する親和性が良好となることがさらに特徴として挙げ
られるが、例えば、ポリエステル系フィルムを支持体と
して本発明による帯電防止剤をフィルム表面に塗工して
いない状態では水系塗工液は表面ではじかれフィルム表
面に塗工することは事実上不可能である。逆に、本発明
による帯電防止剤をフィルム表面に単独あるいは先に述
べた添加剤と併用して塗工したフィルムを使用すれば、
水系塗工液に対するフィルム表面の濡れ性は非常に良好
なものとなり、各種水系塗工液を表面に均質な状態で塗
工出来ると共に形成された塗工膜とフィルムとの接着性
も極めて良好なものにすることが出来る。同様に、溶剤
を含む溶剤系塗工液の塗布や印刷インクによる印刷が良
好に行えることも特徴の一つである。
持体上に塗工層として形成した場合に表面の水や溶剤に
対する親和性が良好となることがさらに特徴として挙げ
られるが、例えば、ポリエステル系フィルムを支持体と
して本発明による帯電防止剤をフィルム表面に塗工して
いない状態では水系塗工液は表面ではじかれフィルム表
面に塗工することは事実上不可能である。逆に、本発明
による帯電防止剤をフィルム表面に単独あるいは先に述
べた添加剤と併用して塗工したフィルムを使用すれば、
水系塗工液に対するフィルム表面の濡れ性は非常に良好
なものとなり、各種水系塗工液を表面に均質な状態で塗
工出来ると共に形成された塗工膜とフィルムとの接着性
も極めて良好なものにすることが出来る。同様に、溶剤
を含む溶剤系塗工液の塗布や印刷インクによる印刷が良
好に行えることも特徴の一つである。
【0032】本発明の目的は上記に示したように、前記
一般式化1、化2および化3で示されるアミノ基含有モ
ノマー単位の3種の繰り返し単位を同時に含むような重
合体を使用することで初めて達成されるものであり、こ
れらの内、一つでも欠けると本発明の目的を達成するこ
とは到底出来ない。
一般式化1、化2および化3で示されるアミノ基含有モ
ノマー単位の3種の繰り返し単位を同時に含むような重
合体を使用することで初めて達成されるものであり、こ
れらの内、一つでも欠けると本発明の目的を達成するこ
とは到底出来ない。
【0033】本発明の第二の発明は、前記一般式化2で
示されるモノマー単位を10重量%以上80重量%以
下、および前記一般式化4で示されるモノマー単位を1
0重量%以上90重量%以下の範囲で少なくとも含む重
合体からなる帯電防止剤である。
示されるモノマー単位を10重量%以上80重量%以
下、および前記一般式化4で示されるモノマー単位を1
0重量%以上90重量%以下の範囲で少なくとも含む重
合体からなる帯電防止剤である。
【0034】一般式化4において、R8、R9、R10は水
素またはメチル基を表し、R11、R12は水素または炭素
数10以下のアルキル基を表し、同じであっても異なっ
ていても良く、またR11、R12はメチレン基を介して環
を形成していても良い。またQ3はCOO基またはCO
NH基を表し、pは1〜30の整数を表す。
素またはメチル基を表し、R11、R12は水素または炭素
数10以下のアルキル基を表し、同じであっても異なっ
ていても良く、またR11、R12はメチレン基を介して環
を形成していても良い。またQ3はCOO基またはCO
NH基を表し、pは1〜30の整数を表す。
【0035】一般式化4で示されるモノマー単位の好ま
しい例としては下記化12〜化16で示されるような例
が挙げられる。化4で示されるモノマー単位は化1で示
されるモノマー単位の性質と化3で示されるようなアミ
ノ基含有モノマー単位の性質を合わせ持つものであり、
化4で示されるモノマー単位を導入することで両者の効
果が同時に満足されるものであり、極めて好ましい。さ
らには、アルキレンオキシドの繰り返し単位を導入する
ことは通常、得られる重合体を塗工した表面のブロッキ
ングが生じやすいという問題を生じることがあるが、ア
ルキレンオキシドの末端にアミノ基を導入することでブ
ロッキングの発生する程度を軽減する効果を示すため極
めて好ましい。
しい例としては下記化12〜化16で示されるような例
が挙げられる。化4で示されるモノマー単位は化1で示
されるモノマー単位の性質と化3で示されるようなアミ
ノ基含有モノマー単位の性質を合わせ持つものであり、
化4で示されるモノマー単位を導入することで両者の効
果が同時に満足されるものであり、極めて好ましい。さ
らには、アルキレンオキシドの繰り返し単位を導入する
ことは通常、得られる重合体を塗工した表面のブロッキ
ングが生じやすいという問題を生じることがあるが、ア
ルキレンオキシドの末端にアミノ基を導入することでブ
ロッキングの発生する程度を軽減する効果を示すため極
めて好ましい。
【0036】一般式化2で示されるモノマー単位は該重
合体中において10重量%以上80重量%以下の範囲に
あることが必要であり、この範囲において形成されるポ
リマー自体の抵抗値を帯電防止の目的に使用するために
必要とされる程度に低くする効果を発揮できる。
合体中において10重量%以上80重量%以下の範囲に
あることが必要であり、この範囲において形成されるポ
リマー自体の抵抗値を帯電防止の目的に使用するために
必要とされる程度に低くする効果を発揮できる。
【0037】一般式化4で示されるモノマー単位は該重
合体中において10重量%以上90重量%以下の範囲に
あることが必要である。化4は一般式化1と化3で示さ
れるモノマー単位の機能を同時に合わせ持つものであ
り、上記の範囲において化4で示されるモノマー単位を
導入することで、化1および化3で示されるモノマー単
位の効果が発揮される。つまり、帯電防止性能を損なう
ことなく可とう性が良好なものとなり、フィルム支持体
との接着が向上し、かつ帯電防止層上への他の皮膜の塗
工性およびこれとの接着性を顕著に向上させる。
合体中において10重量%以上90重量%以下の範囲に
あることが必要である。化4は一般式化1と化3で示さ
れるモノマー単位の機能を同時に合わせ持つものであ
り、上記の範囲において化4で示されるモノマー単位を
導入することで、化1および化3で示されるモノマー単
位の効果が発揮される。つまり、帯電防止性能を損なう
ことなく可とう性が良好なものとなり、フィルム支持体
との接着が向上し、かつ帯電防止層上への他の皮膜の塗
工性およびこれとの接着性を顕著に向上させる。
【0038】化4の該重合体における割合が90重量%
以上である場合には、やはり表面のべたつきが発生する
ことから好ましくなく、10重量%を下回る場合には、
その導入の効果が認められないため好ましくない。ま
た、化2および化4で示されるモノマー単位に加えて、
第一の発明に用いられる一般式化3で示されるモノマー
単位あるいは、アリルアミン、ジアリルアミン、N−メ
チルジアリルアミン、N,N−ジメチルアリルアミン、
ビニルイミダゾール等のアミノ基含有モノマー単位をさ
らに導入することで、先に述べたように、アミノ基の導
入による接着性の向上効果を一層高めることができるた
め好ましい。この場合のアミノ基含有モノマー単位の導
入量は50重量%以下が好ましく、これを上回る場合に
は帯電防止剤自体の抵抗値が高くなり、その効果が認め
られなくなるため好ましくない。
以上である場合には、やはり表面のべたつきが発生する
ことから好ましくなく、10重量%を下回る場合には、
その導入の効果が認められないため好ましくない。ま
た、化2および化4で示されるモノマー単位に加えて、
第一の発明に用いられる一般式化3で示されるモノマー
単位あるいは、アリルアミン、ジアリルアミン、N−メ
チルジアリルアミン、N,N−ジメチルアリルアミン、
ビニルイミダゾール等のアミノ基含有モノマー単位をさ
らに導入することで、先に述べたように、アミノ基の導
入による接着性の向上効果を一層高めることができるた
め好ましい。この場合のアミノ基含有モノマー単位の導
入量は50重量%以下が好ましく、これを上回る場合に
は帯電防止剤自体の抵抗値が高くなり、その効果が認め
られなくなるため好ましくない。
【0039】
【化12】
【0040】
【化13】
【0041】
【化14】
【0042】
【化15】
【0043】
【化16】
【0044】本発明の帯電防止剤ポリマーの分子量は、
重量平均分子量で1万〜500万の範囲であることが好
ましく、さらに5万以上200万以下である場合に最も
良好な効果を与えることが出来る。即ち、重量平均分子
量が1万未満である場合には目的の一つとする帯電防止
剤層とフィルム支持体の間での接着性あるいは帯電防止
層上に形成される層あるいは印刷されるインクとの接着
性が非常に弱いものとなり好ましくなく、十分に良好な
接着性を示すためには、さらに5万以上の重量平均分子
量であれば問題がなくなる。また、重量平均分子量が5
00万を越える場合には、帯電防止剤溶液の粘度が高く
なり、塗布に支障を生じるため好ましくなく、さらに2
00万以下であれば帯電防止剤溶液を塗布する際の粘度
範囲が適当な領域に抑えられるため好ましい。
重量平均分子量で1万〜500万の範囲であることが好
ましく、さらに5万以上200万以下である場合に最も
良好な効果を与えることが出来る。即ち、重量平均分子
量が1万未満である場合には目的の一つとする帯電防止
剤層とフィルム支持体の間での接着性あるいは帯電防止
層上に形成される層あるいは印刷されるインクとの接着
性が非常に弱いものとなり好ましくなく、十分に良好な
接着性を示すためには、さらに5万以上の重量平均分子
量であれば問題がなくなる。また、重量平均分子量が5
00万を越える場合には、帯電防止剤溶液の粘度が高く
なり、塗布に支障を生じるため好ましくなく、さらに2
00万以下であれば帯電防止剤溶液を塗布する際の粘度
範囲が適当な領域に抑えられるため好ましい。
【0045】さらに、本発明の目的としてリサイクル性
に優れた帯電防止剤を提供することが挙げられる。例え
ばポリ(クロロメチルスチレン)をトリエチルアミンで
4級化することで得られる4級アンモニウム塩タイプの
帯電防止剤やその他各種4級塩タイプの帯電防止剤は帯
電防止性能自体は良好なものが種々あるものの重大な欠
点として加熱による熱分解が顕著であり、例えばポリエ
ステル系フィルムに対して使用した場合に廃棄された帯
電防止性フィルムを加熱溶融して再びペレットを作成し
再使用しようとした場合にペレットが著しく着色するな
どの重大な問題が発生していた。本発明で得られる帯電
防止剤はこのような方法でフィルムを再使用する場合に
も加熱溶融して再生されたペレットへの着色や異物の発
生が認められず再びフィルム加工することが可能である
という良好なリサイクル性を示すことが特徴である。
に優れた帯電防止剤を提供することが挙げられる。例え
ばポリ(クロロメチルスチレン)をトリエチルアミンで
4級化することで得られる4級アンモニウム塩タイプの
帯電防止剤やその他各種4級塩タイプの帯電防止剤は帯
電防止性能自体は良好なものが種々あるものの重大な欠
点として加熱による熱分解が顕著であり、例えばポリエ
ステル系フィルムに対して使用した場合に廃棄された帯
電防止性フィルムを加熱溶融して再びペレットを作成し
再使用しようとした場合にペレットが著しく着色するな
どの重大な問題が発生していた。本発明で得られる帯電
防止剤はこのような方法でフィルムを再使用する場合に
も加熱溶融して再生されたペレットへの着色や異物の発
生が認められず再びフィルム加工することが可能である
という良好なリサイクル性を示すことが特徴である。
【0046】本発明の目的は上記のような構成からなる
重合体を帯電防止剤として使用することで充分に達成す
ることが出来るが、さらに一般式化1から化4で示した
モノマー単位以外に種々の目的で各種共重合可能なモノ
マー成分を導入することも可能である。このようなモノ
マーとしてスチレン、(メタ)アクリル酸アルキルエス
テル、(メタ)アクリルアミド、N−メチロールアクリ
ルアミド、酢酸ビニル等の種々のモノマーが導入可能で
あるが、こうした成分の導入は帯電防止性能を損なわな
い範囲で導入する必要があることから高々20重量%以
下であれば特に帯電防止性能に悪影響を与えるものでは
ない。
重合体を帯電防止剤として使用することで充分に達成す
ることが出来るが、さらに一般式化1から化4で示した
モノマー単位以外に種々の目的で各種共重合可能なモノ
マー成分を導入することも可能である。このようなモノ
マーとしてスチレン、(メタ)アクリル酸アルキルエス
テル、(メタ)アクリルアミド、N−メチロールアクリ
ルアミド、酢酸ビニル等の種々のモノマーが導入可能で
あるが、こうした成分の導入は帯電防止性能を損なわな
い範囲で導入する必要があることから高々20重量%以
下であれば特に帯電防止性能に悪影響を与えるものでは
ない。
【0047】本発明の目的は基本的には本発明の帯電防
止剤ポリマーにより達成され、該重合体を単独で使用し
てフィルム表面に塗工することで帯電防止性皮膜が形成
されるが、皮膜の耐摩耗性、耐ブロッキング性、耐水性
等を一段と向上させる等の目的で種々の添加剤を併用し
て使用することも好ましく行うことが出来る。このよう
な添加剤として例えばスチレン−ブタジエン系ラテック
ス、スチレン−アクリル系ラテックス、各種アクリル系
エマルジョン、酢酸ビニル系ラテックス、ポリウレタン
系エマルジョン等の重合体エマルジョンや、ポリビニル
アルコール、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシ
プロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース等の
各種セルロース誘導体、澱粉、ゼラチン、ポリビニルピ
ロリドン、キトサン等種々の水溶性ポリマー、あるいは
シリカ、コロイダルシリカ、酸化チタン、酸化亜鉛等の
無機微粒子、ポリスチレン微粒子、ポリメタクリル酸メ
チル微粒子、シリコーン系微粒子等の有機ポリマー微粒
子を添加することで本発明のの目的を好ましく達成する
ことが可能である。こうした添加剤を使用する場合に
は、本発明の帯電防止剤との組合せにおける両者の比率
が問題となるが、帯電防止層を形成するための塗工層中
における塗工層全体に対する帯電防止剤の割合が10重
量%以上であることが好ましく、これ未満である場合に
は帯電防止性能が不十分となる場合がある。
止剤ポリマーにより達成され、該重合体を単独で使用し
てフィルム表面に塗工することで帯電防止性皮膜が形成
されるが、皮膜の耐摩耗性、耐ブロッキング性、耐水性
等を一段と向上させる等の目的で種々の添加剤を併用し
て使用することも好ましく行うことが出来る。このよう
な添加剤として例えばスチレン−ブタジエン系ラテック
ス、スチレン−アクリル系ラテックス、各種アクリル系
エマルジョン、酢酸ビニル系ラテックス、ポリウレタン
系エマルジョン等の重合体エマルジョンや、ポリビニル
アルコール、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシ
プロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース等の
各種セルロース誘導体、澱粉、ゼラチン、ポリビニルピ
ロリドン、キトサン等種々の水溶性ポリマー、あるいは
シリカ、コロイダルシリカ、酸化チタン、酸化亜鉛等の
無機微粒子、ポリスチレン微粒子、ポリメタクリル酸メ
チル微粒子、シリコーン系微粒子等の有機ポリマー微粒
子を添加することで本発明のの目的を好ましく達成する
ことが可能である。こうした添加剤を使用する場合に
は、本発明の帯電防止剤との組合せにおける両者の比率
が問題となるが、帯電防止層を形成するための塗工層中
における塗工層全体に対する帯電防止剤の割合が10重
量%以上であることが好ましく、これ未満である場合に
は帯電防止性能が不十分となる場合がある。
【0048】本発明の帯電防止剤に対してさらに各種エ
ポキシ系硬化剤を添加して使用することで得られる帯電
防止性皮膜を3次元架橋することで帯電防止性能の耐久
性をさらに高めることが好ましく行われる。こうした目
的で使用されるエポキシ系硬化剤の特に好ましい例とし
ては下記化17〜化25で示される化合物が挙げられる
が、分子中に少なくとも2個以上の反応性エポキシ基を
有する化合物であればこれらの例以外にも使用すること
が可能である。こうしたエポキシ化合物との反応による
硬化を低温で迅速に行うためには重合体中に上述したア
ミノ基含有モノマー単位を導入することが特に有効であ
り、こうしたアミノ基が重合体自体に含まれることで各
種エポキシ硬化剤との反応が100℃以下の比較的低温
条件下でも数時間程度の間に迅速に架橋反応が進行する
ことから、耐久性に優れた帯電防止皮膜を簡便に製造す
る上で特に好ましい。
ポキシ系硬化剤を添加して使用することで得られる帯電
防止性皮膜を3次元架橋することで帯電防止性能の耐久
性をさらに高めることが好ましく行われる。こうした目
的で使用されるエポキシ系硬化剤の特に好ましい例とし
ては下記化17〜化25で示される化合物が挙げられる
が、分子中に少なくとも2個以上の反応性エポキシ基を
有する化合物であればこれらの例以外にも使用すること
が可能である。こうしたエポキシ化合物との反応による
硬化を低温で迅速に行うためには重合体中に上述したア
ミノ基含有モノマー単位を導入することが特に有効であ
り、こうしたアミノ基が重合体自体に含まれることで各
種エポキシ硬化剤との反応が100℃以下の比較的低温
条件下でも数時間程度の間に迅速に架橋反応が進行する
ことから、耐久性に優れた帯電防止皮膜を簡便に製造す
る上で特に好ましい。
【0049】
【化17】
【0050】
【化18】
【0051】
【化14】
【0052】化19中、xは2または3の整数を表す。
【0053】
【化20】
【0054】
【化21】
【0055】
【化22】
【0056】
【化23】
【0057】
【化24】
【0058】化24中yは1〜22の整数を表わす。
【0059】
【化25】
【0060】化25中、zは1〜11の整数を表わす。
【0061】
【実施例】以下実施例により本発明をさらに詳しく説明
するが、効果はもとより本発明はこれら実施例に限定さ
れるものではない。実施例中の部は重量部を示す。
するが、効果はもとより本発明はこれら実施例に限定さ
れるものではない。実施例中の部は重量部を示す。
【0062】合成例1 p−スチレンスルホン酸ナトリウム20部、化5で示す
モノマー70部およびメタクリル酸N,N−ジメチルア
ミノエチル10部を蒸留水900部に溶解し、1規定塩
酸によりpHを7に調整した。攪拌機、温度計、窒素導
入管、還流冷却管を備えた4ツ口フラスコ内で60℃に
加熱攪拌しながら重合開始剤として2,2´−アゾビス
(2−アミジノプロパン)二塩酸塩を1部添加すること
で重合を開始した。この温度で5時間重合を行い重合体
溶液を得た。
モノマー70部およびメタクリル酸N,N−ジメチルア
ミノエチル10部を蒸留水900部に溶解し、1規定塩
酸によりpHを7に調整した。攪拌機、温度計、窒素導
入管、還流冷却管を備えた4ツ口フラスコ内で60℃に
加熱攪拌しながら重合開始剤として2,2´−アゾビス
(2−アミジノプロパン)二塩酸塩を1部添加すること
で重合を開始した。この温度で5時間重合を行い重合体
溶液を得た。
【0063】合成例2〜14 合成例1と同様にして表1に示す組成について重合を行
い重合体を得た。
い重合体を得た。
【0064】
【表1】
【0065】表1中、SSS=p−スチレンスルホン酸ナト
リウム、AS=アリルスルホン酸ナトリウム、DMAEMA=メタ
クリル酸N,N−ジメチルアミノエチル、DMAPAA=N−
(3−ジメチルアミノプロピル)アクリルアミドを表
す。
リウム、AS=アリルスルホン酸ナトリウム、DMAEMA=メタ
クリル酸N,N−ジメチルアミノエチル、DMAPAA=N−
(3−ジメチルアミノプロピル)アクリルアミドを表
す。
【0066】比較合成例1 p−スチレンスルホン酸ナトリウム20部、化6で示す
モノマー80部を蒸留水900部に溶解し、1規定塩酸
によりpHを7に調整した。攪拌機、温度計、窒素導入
管、還流冷却管を備えた4ツ口フラスコ内で60℃に加
熱攪拌しながら重合開始剤として2,2´−アゾビス
(2−アミジノプロパン)二塩酸塩を1部添加すること
で重合を開始した。この温度で5時間重合を行い重合体
溶液を得た。
モノマー80部を蒸留水900部に溶解し、1規定塩酸
によりpHを7に調整した。攪拌機、温度計、窒素導入
管、還流冷却管を備えた4ツ口フラスコ内で60℃に加
熱攪拌しながら重合開始剤として2,2´−アゾビス
(2−アミジノプロパン)二塩酸塩を1部添加すること
で重合を開始した。この温度で5時間重合を行い重合体
溶液を得た。
【0067】比較合成例2 p−スチレンスルホン酸ナトリウム20部、化7で示す
モノマー70部およびメタクリル酸10部を蒸留水90
0部に溶解し、1規定水酸化ナトリウム水溶液によりp
Hを7に調整した。攪拌機、温度計、窒素導入管、還流
冷却管を備えた4ツ口フラスコ内で60℃に加熱攪拌し
ながら重合開始剤として2,2´−アゾビス(2−アミ
ジノプロパン)二塩酸塩を1部添加することで重合を開
始した。この温度で5時間重合を行い重合体溶液を得
た。
モノマー70部およびメタクリル酸10部を蒸留水90
0部に溶解し、1規定水酸化ナトリウム水溶液によりp
Hを7に調整した。攪拌機、温度計、窒素導入管、還流
冷却管を備えた4ツ口フラスコ内で60℃に加熱攪拌し
ながら重合開始剤として2,2´−アゾビス(2−アミ
ジノプロパン)二塩酸塩を1部添加することで重合を開
始した。この温度で5時間重合を行い重合体溶液を得
た。
【0068】比較合成例3 p−スチレンスルホン酸ナトリウム80部、化6で示す
モノマー10部およびメタクリル酸10部を蒸留水90
0部に溶解し、1規定水酸化ナトリウム水溶液によりp
Hを7に調整した。攪拌機、温度計、窒素導入管、還流
冷却管を備えた4ツ口フラスコ内で60℃に加熱攪拌し
ながら重合開始剤として2,2´−アゾビス(2−アミ
ジノプロパン)二塩酸塩を1部添加することで重合を開
始した。この温度で5時間重合を行い重合体溶液を得
た。
モノマー10部およびメタクリル酸10部を蒸留水90
0部に溶解し、1規定水酸化ナトリウム水溶液によりp
Hを7に調整した。攪拌機、温度計、窒素導入管、還流
冷却管を備えた4ツ口フラスコ内で60℃に加熱攪拌し
ながら重合開始剤として2,2´−アゾビス(2−アミ
ジノプロパン)二塩酸塩を1部添加することで重合を開
始した。この温度で5時間重合を行い重合体溶液を得
た。
【0069】比較合成例4 p−スチレンスルホン酸ナトリウム85部およびメタク
リル酸15部を蒸留水900部に溶解し、1規定水酸化
ナトリウム水溶液によりpHを7に調整した。攪拌機、
温度計、窒素導入管、還流冷却管を備えた4ツ口フラス
コ内で60℃に加熱攪拌しながら重合開始剤として2,
2´−アゾビス(2−アミジノプロパン)二塩酸塩を1
部添加することで重合を開始した。この温度で5時間重
合を行い重合体溶液を得た。
リル酸15部を蒸留水900部に溶解し、1規定水酸化
ナトリウム水溶液によりpHを7に調整した。攪拌機、
温度計、窒素導入管、還流冷却管を備えた4ツ口フラス
コ内で60℃に加熱攪拌しながら重合開始剤として2,
2´−アゾビス(2−アミジノプロパン)二塩酸塩を1
部添加することで重合を開始した。この温度で5時間重
合を行い重合体溶液を得た。
【0070】比較合成例5 p−スチレンスルホン酸ナトリウム80部、化7で示す
モノマー5部、メタクリル酸N,N−ジメチルアミノエ
チル15部を蒸留水900部に溶解し、1規定塩酸によ
りpHを7に調整した。攪拌機、温度計、窒素導入管、
還流冷却管を備えた4ツ口フラスコ内で60℃に加熱攪
拌しながら重合開始剤として2,2´−アゾビス(2−
アミジノプロパン)二塩酸塩を1部添加することで重合
を開始した。この温度で5時間重合を行い重合体溶液を
得た。
モノマー5部、メタクリル酸N,N−ジメチルアミノエ
チル15部を蒸留水900部に溶解し、1規定塩酸によ
りpHを7に調整した。攪拌機、温度計、窒素導入管、
還流冷却管を備えた4ツ口フラスコ内で60℃に加熱攪
拌しながら重合開始剤として2,2´−アゾビス(2−
アミジノプロパン)二塩酸塩を1部添加することで重合
を開始した。この温度で5時間重合を行い重合体溶液を
得た。
【0071】実施例1 合成例1〜14および比較合成例1〜5で得られた重合
体溶液に化17で示すエポキシ硬化剤を重合体重量の1
0重量%になるよう加えた液をワイアバーにより乾燥重
量が1g/m2となるようにポリエチレンテレフタレー
ト(PET)フィルム上に塗布し、50℃に調節した乾
燥器内で5時間加熱した。得られた帯電防止フィルムに
つき評価した結果を表2および表3にまとめた。
体溶液に化17で示すエポキシ硬化剤を重合体重量の1
0重量%になるよう加えた液をワイアバーにより乾燥重
量が1g/m2となるようにポリエチレンテレフタレー
ト(PET)フィルム上に塗布し、50℃に調節した乾
燥器内で5時間加熱した。得られた帯電防止フィルムに
つき評価した結果を表2および表3にまとめた。
【0072】
【表2】
【0073】表2において、表面抵抗値の測定は試料を
20℃、65%の温湿度雰囲気下に12時間調湿後三菱
油化(株)製高抵抗抵抗率計ハイレスタIPを使用して測
定した。耐水性の評価は、帯電防止剤の塗布面を流水で
5分間洗浄した後、表面抵抗値の測定を上記と同様の方
法で行い、表面抵抗値の変化が無いかあるいは1〜2桁
以内の変化である場合に○とし、洗浄後の表面抵抗値の
変化が2桁以上の上昇を示すものについては×とした。
20℃、65%の温湿度雰囲気下に12時間調湿後三菱
油化(株)製高抵抗抵抗率計ハイレスタIPを使用して測
定した。耐水性の評価は、帯電防止剤の塗布面を流水で
5分間洗浄した後、表面抵抗値の測定を上記と同様の方
法で行い、表面抵抗値の変化が無いかあるいは1〜2桁
以内の変化である場合に○とし、洗浄後の表面抵抗値の
変化が2桁以上の上昇を示すものについては×とした。
【0074】接着性の評価は導電処理面を5mm画の格
子状にカッターナイフで傷をつけ、セロテープの粘着面
を密着させた後、一気に引き剥した際に剥離部分が生じ
るか否かで評価を行った。評価は、○(全く剥がれな
い)、△(部分的に剥がれる)、×(セロテープの粘着
面に対して半分以上の面積で剥がれる)の3段階評価で
行った。
子状にカッターナイフで傷をつけ、セロテープの粘着面
を密着させた後、一気に引き剥した際に剥離部分が生じ
るか否かで評価を行った。評価は、○(全く剥がれな
い)、△(部分的に剥がれる)、×(セロテープの粘着
面に対して半分以上の面積で剥がれる)の3段階評価で
行った。
【0075】溶剤塗工層との接着性評価は、帯電防止剤
塗布面にダイヤビームUR−4310(三菱レーヨン
製)のメチルエチルケトン溶液をワイヤバーで乾燥重量
が2g/m2の塗布量になるよう塗布し、80℃で予備
乾燥後、高圧水銀ランプを1分間照射して溶剤塗工層を
硬化させた。帯電防止層と溶剤塗工層との接着性の評価
は上記接着性の評価と同様に行った。
塗布面にダイヤビームUR−4310(三菱レーヨン
製)のメチルエチルケトン溶液をワイヤバーで乾燥重量
が2g/m2の塗布量になるよう塗布し、80℃で予備
乾燥後、高圧水銀ランプを1分間照射して溶剤塗工層を
硬化させた。帯電防止層と溶剤塗工層との接着性の評価
は上記接着性の評価と同様に行った。
【0076】
【表3】
【0077】表3において透明性の評価は、塗布後のP
ETフィルムのヘイズ値で評価を行った。◎(ヘイズ値
2%以下)、○(ヘイズ値2%以上10%未満)、△
(ヘイズ値10%以上20%未満)、×(ヘイズ値20
%以上)とした。
ETフィルムのヘイズ値で評価を行った。◎(ヘイズ値
2%以下)、○(ヘイズ値2%以上10%未満)、△
(ヘイズ値10%以上20%未満)、×(ヘイズ値20
%以上)とした。
【0078】表面のブロッキング性の評価は20℃、5
0%の温湿度条件下で、塗布面を重ね合わせて5時間放
置した際の表面のべたつきによる接着の程度で評価を行
い、フィルム塗布面を引き離すに要する荷重による評価
を行った。◎(20g以下)、○(20g以上60g未
満)、△(60g以上100g未満)、×(100g以
上)とした。
0%の温湿度条件下で、塗布面を重ね合わせて5時間放
置した際の表面のべたつきによる接着の程度で評価を行
い、フィルム塗布面を引き離すに要する荷重による評価
を行った。◎(20g以下)、○(20g以上60g未
満)、△(60g以上100g未満)、×(100g以
上)とした。
【0079】印刷性の評価は印刷インクとして大日本イ
ンク性Fグロス墨Bを使用し、帯電防止面に印刷を行っ
た後、50℃で20分間乾燥した後印刷部分を擦り、印
刷部分に変化が見られない場合を○とし、印刷部分が剥
がれる場合を×とした。
ンク性Fグロス墨Bを使用し、帯電防止面に印刷を行っ
た後、50℃で20分間乾燥した後印刷部分を擦り、印
刷部分に変化が見られない場合を○とし、印刷部分が剥
がれる場合を×とした。
【0080】可とう性の評価はアモルファスPETフィ
ルム上に帯電防止剤溶液を塗布、乾燥後、塗布方向に約
2倍延伸し、フィルムのヘイズ値の上昇が2%未満の場
合を○とし、2%以上のヘイズ値の上昇を示す場合を×
とした。
ルム上に帯電防止剤溶液を塗布、乾燥後、塗布方向に約
2倍延伸し、フィルムのヘイズ値の上昇が2%未満の場
合を○とし、2%以上のヘイズ値の上昇を示す場合を×
とした。
【0081】リサイクル性の評価は、帯電防止剤を 塗
布したPETフィルムを溶融し、再生されたPETにお
ける着色の程度および異物の存在について評価を行い、
着色せず異物の混在が認められない場合を○とし、それ
以外を×とした。
布したPETフィルムを溶融し、再生されたPETにお
ける着色の程度および異物の存在について評価を行い、
着色せず異物の混在が認められない場合を○とし、それ
以外を×とした。
【0082】実施例2 合成例1〜14および比較合成例1〜5で得られた重合
体溶液に、エポキシ硬化剤として化17で示す化合物を
重合体固形分に対して20重量%となるよう添加して塗
液とした。塗液のpHは1規定塩酸水溶液または1規定
水酸化ナトリウム水溶液を使用してpH7.5に調整し
た。このようにして作成された塗液をゼラチンによる水
性下引き処理を施したPETフィルム面に、乾燥重量が
0.2g/m2になるよう塗布し80℃で4時間乾燥さ
せ、帯電防止性フィルムを得た。得られた帯電防止性フ
ィルムの物性を表4にまとめた。
体溶液に、エポキシ硬化剤として化17で示す化合物を
重合体固形分に対して20重量%となるよう添加して塗
液とした。塗液のpHは1規定塩酸水溶液または1規定
水酸化ナトリウム水溶液を使用してpH7.5に調整し
た。このようにして作成された塗液をゼラチンによる水
性下引き処理を施したPETフィルム面に、乾燥重量が
0.2g/m2になるよう塗布し80℃で4時間乾燥さ
せ、帯電防止性フィルムを得た。得られた帯電防止性フ
ィルムの物性を表4にまとめた。
【0083】
【表4】
【0084】表4において、表面抵抗値の測定における
水洗後の測定は、試料を40℃の温水にて1分間水洗
し、乾燥後20℃、65%の温湿度雰囲気下で12時間
調湿を行った後実施例1と同様に表面抵抗値の測定を行
った。
水洗後の測定は、試料を40℃の温水にて1分間水洗
し、乾燥後20℃、65%の温湿度雰囲気下で12時間
調湿を行った後実施例1と同様に表面抵抗値の測定を行
った。
【0085】接着性の評価はここでは塗布面にさらに硬
膜剤として4,6−ジクロロ−1,3,5−トリアジン
−2−オレートナトリウムを含むゼラチン水溶液を塗布
乾燥した後ゼラチン皮膜を40℃の温度で1日間加温し
硬化を充分に行い、その後40℃の温水にてゼラチン塗
布面を擦りながら水洗し、塗布面が部分的にも剥がれた
場合は×とし、ゼラチン皮膜が完全に残っている場合を
○とした。
膜剤として4,6−ジクロロ−1,3,5−トリアジン
−2−オレートナトリウムを含むゼラチン水溶液を塗布
乾燥した後ゼラチン皮膜を40℃の温度で1日間加温し
硬化を充分に行い、その後40℃の温水にてゼラチン塗
布面を擦りながら水洗し、塗布面が部分的にも剥がれた
場合は×とし、ゼラチン皮膜が完全に残っている場合を
○とした。
【0086】
【発明の効果】本発明の帯電防止剤により形成される皮
膜は帯電防止性能に優れ、かつ経時劣化のない透明性に
優れた耐水性帯電防止性皮膜を与える。さらに、本帯電
防止剤を塗布したフィルムを再生使用する場合において
もフィルムの加熱溶融による着色等の発生がないことか
らリサイクル性に優れた帯電防止剤を与える。帯電防止
層のフィルム支持体との接着性に優れ、かつ帯電防止層
上に各種塗工層を形成する場合や印刷インクによる印刷
を行った場合においても、塗工層および印刷インクとの
接着性に優れた帯電防止層を形成する。
膜は帯電防止性能に優れ、かつ経時劣化のない透明性に
優れた耐水性帯電防止性皮膜を与える。さらに、本帯電
防止剤を塗布したフィルムを再生使用する場合において
もフィルムの加熱溶融による着色等の発生がないことか
らリサイクル性に優れた帯電防止剤を与える。帯電防止
層のフィルム支持体との接着性に優れ、かつ帯電防止層
上に各種塗工層を形成する場合や印刷インクによる印刷
を行った場合においても、塗工層および印刷インクとの
接着性に優れた帯電防止層を形成する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08F 299/02 MRS C08F 299/02 MRS C08G 65/32 NQH C08G 65/32 NQH
Claims (3)
- 【請求項1】 下記一般式化1で示されるモノマー単位
を10重量%以上80重量%以下および下記一般式化2
で示されるモノマー単位を10重量%以上80重量%以
下、さらに下記一般式化3で示されるモノマー単位ある
いはアリルアミン、ジアリルアミン、N−メチルジアリ
ルアミン、N,N−ジメチルアリルアミン、ビニルイミ
ダゾールの群から選ばれるアミノ基含有モノマー単位を
1重量%以上50重量%以下の割合で少なくとも含む重
合体からなる帯電防止剤。 【化1】 (化1中、R1およびR2は水素あるいはメチル基を表
し、R3は水素またはアリール基、炭素数4以下のアル
キル基を表す。nは1〜30の整数を表す。) 【化2】 (化2中、R4は水素またはメチル基を表し、Q1は2価
の連結基を表し、qは0または1の整数を表す。Mは水
素またはナトリウム、カリウム、NH4を表す。) 【化3】 (化3中、R5は水素またはメチル基を表し、Q2はCO
OまたはCONH基を表し、R6、R7はメチル基または
エチル基を表し、mは1〜3の整数を表す。) - 【請求項2】 前記一般式化2で示されるモノマー単位
を10重量%以上80重量%以下、および下記一般式化
4で示されるモノマー単位を10重量%以上90重量%
以下の範囲で少なくとも含む重合体からなる帯電防止
剤。 【化4】 (化4中、R8、R9 、R10は水素またはメチル基を表
し、R11、R12は水素または炭素数10以下のアルキル
基を表し、同じであっても異なっていても良く、またR
11、R12はメチレン基を介して環を形成していても良
い。Q3はCOOまたはCONH基を表す。pは1〜3
0の整数を表す。 - 【請求項3】 請求項1あるいは請求項2において、該
帯電防止剤にエポキシ硬化剤を添加することで3次元架
橋されていることを特徴とする帯電防止剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23257695A JPH0978056A (ja) | 1995-09-11 | 1995-09-11 | 帯電防止剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23257695A JPH0978056A (ja) | 1995-09-11 | 1995-09-11 | 帯電防止剤 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0978056A true JPH0978056A (ja) | 1997-03-25 |
Family
ID=16941521
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23257695A Pending JPH0978056A (ja) | 1995-09-11 | 1995-09-11 | 帯電防止剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0978056A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999021901A1 (en) * | 1997-10-29 | 1999-05-06 | Nitto Boseki Co., Ltd. | Processes for producing n,n-dialkylallylamine polymers and n,n-dialkylallylamine polymers |
| WO2002031010A1 (en) * | 2000-10-13 | 2002-04-18 | Kansai Paint Co., Ltd. | Resin for pigment dispersion |
| JP2002212431A (ja) * | 2001-01-11 | 2002-07-31 | Tajima Inc | 帯電防止された合成樹脂製床材 |
| WO2003072622A1 (en) * | 2002-02-28 | 2003-09-04 | Toagosei Co., Ltd. | Water-soluble copolymer, polymeric flocculant, and method of dehydrating sludge |
| WO2003091302A1 (en) * | 2002-04-24 | 2003-11-06 | Japan Science And Technology Agency | Crosslinked polymer, fine polymer particle, and process for producing these |
| US6994745B2 (en) | 2001-04-05 | 2006-02-07 | Kansai Paint Co., Ltd. | Pigment dispersing resin |
-
1995
- 1995-09-11 JP JP23257695A patent/JPH0978056A/ja active Pending
Cited By (13)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6395849B1 (en) | 1997-10-29 | 2002-05-28 | Nitto Boseki Co., Ltd. | Processes for producing N,N-dialkylallylamine polymers and N,N-dialkyllylamine polymers |
| WO1999021901A1 (en) * | 1997-10-29 | 1999-05-06 | Nitto Boseki Co., Ltd. | Processes for producing n,n-dialkylallylamine polymers and n,n-dialkylallylamine polymers |
| JPWO2002031010A1 (ja) * | 2000-10-13 | 2004-02-19 | 関西ペイント株式会社 | 顔料分散用樹脂 |
| WO2002031010A1 (en) * | 2000-10-13 | 2002-04-18 | Kansai Paint Co., Ltd. | Resin for pigment dispersion |
| US7026392B2 (en) | 2000-10-13 | 2006-04-11 | Kansai Paint Co., Ltd. | Resin for pigment dispersion |
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| US7271213B2 (en) | 2001-04-05 | 2007-09-18 | Kansai Paint Co., Ltd. | Pigment dispersing resin |
| WO2003072622A1 (en) * | 2002-02-28 | 2003-09-04 | Toagosei Co., Ltd. | Water-soluble copolymer, polymeric flocculant, and method of dehydrating sludge |
| KR100949051B1 (ko) * | 2002-02-28 | 2010-03-25 | 도아고세이가부시키가이샤 | 수용성 공중합체, 고분자 응집제 및 오니의 탈수방법 |
| WO2003091302A1 (en) * | 2002-04-24 | 2003-11-06 | Japan Science And Technology Agency | Crosslinked polymer, fine polymer particle, and process for producing these |
| US7129293B2 (en) | 2002-04-24 | 2006-10-31 | Japan Science And Technology Agency | Crosslinked polymers, fine polymer particle, and process for producing these |
| CN100349938C (zh) * | 2002-04-24 | 2007-11-21 | 独立行政法人科学技术振兴机构 | 交联聚合物、聚合物微粒及其制备方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050111 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050118 |
|
| A521 | Written amendment |
Effective date: 20050316 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20060905 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |