JPH0978143A - 通電加熱方法及び通電加熱装置 - Google Patents
通電加熱方法及び通電加熱装置Info
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- JPH0978143A JPH0978143A JP26199595A JP26199595A JPH0978143A JP H0978143 A JPH0978143 A JP H0978143A JP 26199595 A JP26199595 A JP 26199595A JP 26199595 A JP26199595 A JP 26199595A JP H0978143 A JPH0978143 A JP H0978143A
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- Heat Treatment Of Strip Materials And Filament Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 一対の通電ロールを用いて走行する金属材を
高温に通電加熱する場合、通電ロールの損傷を防止し、
加熱後の金属材の形状を良好にしながら、短い距離で所
望のヒートパターンを実現する。 【解決手段】 一対の通電ロール3、6間を走行しなが
ら加熱されつつある金属材1を、高温側通電ロール6の
手前で冷却し、所望のヒートパターンを得る。冷却手段
としては、通電ロール3、6間にガス噴流装置10a、
10b、10c、10d、10a’、10b’、10
c’、10d’、冷却ジャケット、気水冷却装置、冷却
ロールのうち一種以上を設ける。
高温に通電加熱する場合、通電ロールの損傷を防止し、
加熱後の金属材の形状を良好にしながら、短い距離で所
望のヒートパターンを実現する。 【解決手段】 一対の通電ロール3、6間を走行しなが
ら加熱されつつある金属材1を、高温側通電ロール6の
手前で冷却し、所望のヒートパターンを得る。冷却手段
としては、通電ロール3、6間にガス噴流装置10a、
10b、10c、10d、10a’、10b’、10
c’、10d’、冷却ジャケット、気水冷却装置、冷却
ロールのうち一種以上を設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通電ロール間で走
行する金属材を通電によりジュール加熱する通電加熱装
置において、加熱された金属材を途中で冷却することに
より通電ロール間で安定的に連続焼鈍ヒートサイクルを
実現する通電加熱方法及び装置に関し、特に高温で焼鈍
する必要のある金属材の通電加熱方法及び装置に関す
る。
行する金属材を通電によりジュール加熱する通電加熱装
置において、加熱された金属材を途中で冷却することに
より通電ロール間で安定的に連続焼鈍ヒートサイクルを
実現する通電加熱方法及び装置に関し、特に高温で焼鈍
する必要のある金属材の通電加熱方法及び装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、金属材を連続加熱する場合、加熱
・保温にガスや電気の輻射熱を用いる間接加熱がほとん
どであった。しかし、これらの加熱方法は間接的に金属
材を加熱するため、急速な加熱ができないという問題が
あり、金属材の板厚や板幅などが変わるときには、生産
性に大きな制約を与えていた。
・保温にガスや電気の輻射熱を用いる間接加熱がほとん
どであった。しかし、これらの加熱方法は間接的に金属
材を加熱するため、急速な加熱ができないという問題が
あり、金属材の板厚や板幅などが変わるときには、生産
性に大きな制約を与えていた。
【0003】この問題を解決するため、金属材に直接電
流を通じ通電加熱する方法がある。たとえば、特開昭6
1−82954号公報には、鋼板に通電ロールを介して
直接通電し、鋼板自体を発熱体として高温化すること
が、また、特開平1−142032号公報や特開平1−
187789号公報には、リングトランスを貫通する金
属帯板通路の前後に通電ロールを設け、金属帯板を加熱
する方法が記載されている。
流を通じ通電加熱する方法がある。たとえば、特開昭6
1−82954号公報には、鋼板に通電ロールを介して
直接通電し、鋼板自体を発熱体として高温化すること
が、また、特開平1−142032号公報や特開平1−
187789号公報には、リングトランスを貫通する金
属帯板通路の前後に通電ロールを設け、金属帯板を加熱
する方法が記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】通電加熱方法は、従来
の間接加熱に比べ、強制的に電流を金属材に流すことが
できるため、金属材の厚みや幅等の変更があってもライ
ン速度を落とすことなく短時間で均一に加熱できるとい
う利点をもつが、高温で焼鈍する場合にはいくつかの問
題がある。
の間接加熱に比べ、強制的に電流を金属材に流すことが
できるため、金属材の厚みや幅等の変更があってもライ
ン速度を落とすことなく短時間で均一に加熱できるとい
う利点をもつが、高温で焼鈍する場合にはいくつかの問
題がある。
【0005】一つ目は、高温の金属材が通電ロールと接
触するため、通電ロールの温度が上昇して通電ロールの
強度が低下し、ロールが変形しやすくなったり、寿命が
低下したりするという問題である。
触するため、通電ロールの温度が上昇して通電ロールの
強度が低下し、ロールが変形しやすくなったり、寿命が
低下したりするという問題である。
【0006】二つ目は、高温の金属材と通電ロールが接
触し、通電ロールの温度が上昇すると、ロール表面に金
属やその酸化物などが堆積し、固い付着物が成長するい
わゆるビルドアップが避けられないという問題である。
ビルドアップすると金属材に疵をつけ、商品価値を損な
うばかりでなく、通電ロールと金属材の間でスパークが
発生しやすくなり、通電ロールと金属材に損傷を与える
という問題がある。また、高温の金属材を高温の通電ロ
ールと高温の押さえロールでピンチして通電を行うと
き、金属材と通電ロールとの間に接触状態が悪い部分が
あると接触抵抗が大きくなり、部分的に過加熱となり、
通電ロールに焼き付きなどが発生しやすくなる。
触し、通電ロールの温度が上昇すると、ロール表面に金
属やその酸化物などが堆積し、固い付着物が成長するい
わゆるビルドアップが避けられないという問題である。
ビルドアップすると金属材に疵をつけ、商品価値を損な
うばかりでなく、通電ロールと金属材の間でスパークが
発生しやすくなり、通電ロールと金属材に損傷を与える
という問題がある。また、高温の金属材を高温の通電ロ
ールと高温の押さえロールでピンチして通電を行うと
き、金属材と通電ロールとの間に接触状態が悪い部分が
あると接触抵抗が大きくなり、部分的に過加熱となり、
通電ロールに焼き付きなどが発生しやすくなる。
【0007】三つ目は、金属材が高温に加熱されると強
度が低下し、変形容易になるため、特に薄い帯板材の場
合には形状が損なわれやすくなるという問題である。
度が低下し、変形容易になるため、特に薄い帯板材の場
合には形状が損なわれやすくなるという問題である。
【0008】本発明の目的は、金属材が必要とする焼鈍
のヒートサイクルを短い距離で実現しつつ、かつ高温側
の通電ロールに接触する金属材の温度を低下させること
により、通電ロールを安定的に使用できるようにすると
ともに、加熱された金属材の変形が防止できる通電加熱
方法及び装置を提供することである。
のヒートサイクルを短い距離で実現しつつ、かつ高温側
の通電ロールに接触する金属材の温度を低下させること
により、通電ロールを安定的に使用できるようにすると
ともに、加熱された金属材の変形が防止できる通電加熱
方法及び装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の通電加熱方法
は、一対の通電ロールを用いて走行する金属材を加熱す
る通電加熱方法において、加熱されつつある金属材を高
温側通電ロール手前で冷却し、特定のヒートパターンを
得ることを特徴とする通電加熱方法である。これによ
り、高温側通電ロールに接触する前に金属材を通電ロー
ルが安定して使用できる温度まで冷却し、通電ロールを
保護しつつ金属材の変形も防止する。
は、一対の通電ロールを用いて走行する金属材を加熱す
る通電加熱方法において、加熱されつつある金属材を高
温側通電ロール手前で冷却し、特定のヒートパターンを
得ることを特徴とする通電加熱方法である。これによ
り、高温側通電ロールに接触する前に金属材を通電ロー
ルが安定して使用できる温度まで冷却し、通電ロールを
保護しつつ金属材の変形も防止する。
【0010】また、本発明の通電加熱装置は、一対の通
電ロールを用いて走行する金属材を加熱する通電加熱装
置において、加熱された金属材の温度を低下させる手段
として、ガス噴流装置、冷却ジャケット、気水冷却装
置、冷却ロールの少なくとも一つを備えたことを特徴と
する通電加熱装置である。この通電加熱装置は、金属材
の温度を制御することができる。
電ロールを用いて走行する金属材を加熱する通電加熱装
置において、加熱された金属材の温度を低下させる手段
として、ガス噴流装置、冷却ジャケット、気水冷却装
置、冷却ロールの少なくとも一つを備えたことを特徴と
する通電加熱装置である。この通電加熱装置は、金属材
の温度を制御することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面を用いて説明
する。
する。
【0012】図1〜図5は、本発明の通電加熱装置の構
成を示す側面図である。
成を示す側面図である。
【0013】図1は、通電ロール3、6間にガス噴流装
置10a、10b、10c、10d、10a’、10
b’、10c’、10d’を設けた通電加熱装置を示
す。走行する金属材1は、低温側通電ロール3と低温側
押さえロール2とでピンチされながら低温側通電ロール
3から通電される。電流は、電源8より導電部材9を介
して通電ロール軸4に供給される。この電流は、低温側
通電ロール3から走行する金属材1を通り、高温側通電
ロール6、通電ロール軸7、導電部材9、電源8という
回路を流れる。この場合、どちらかの通電ロールを接地
し、一方の通電ロールのライン側にチョークコイルを置
き、通電ロール間を走行する金属材以外に流れる迷走電
流をカットするか、あるいは通電ロールを含めた全ライ
ンを対地から絶縁しておくことにより、金属材を安全に
加熱することができる。
置10a、10b、10c、10d、10a’、10
b’、10c’、10d’を設けた通電加熱装置を示
す。走行する金属材1は、低温側通電ロール3と低温側
押さえロール2とでピンチされながら低温側通電ロール
3から通電される。電流は、電源8より導電部材9を介
して通電ロール軸4に供給される。この電流は、低温側
通電ロール3から走行する金属材1を通り、高温側通電
ロール6、通電ロール軸7、導電部材9、電源8という
回路を流れる。この場合、どちらかの通電ロールを接地
し、一方の通電ロールのライン側にチョークコイルを置
き、通電ロール間を走行する金属材以外に流れる迷走電
流をカットするか、あるいは通電ロールを含めた全ライ
ンを対地から絶縁しておくことにより、金属材を安全に
加熱することができる。
【0014】このとき、走行する金属材1はジュール加
熱され、途中に冷却手段が無い場合には、高温側通電ロ
ール6との接触点で最高温度となる。すなわち、図6に
示すように、低温側通電ロール3に温度T0 で入った金
属材1は、高温側通電ロール6との接触点Lで最高温度
T4 となる。
熱され、途中に冷却手段が無い場合には、高温側通電ロ
ール6との接触点で最高温度となる。すなわち、図6に
示すように、低温側通電ロール3に温度T0 で入った金
属材1は、高温側通電ロール6との接触点Lで最高温度
T4 となる。
【0015】それに対し、途中で冷却する場合、たとえ
ば図1では走行する金属材1を上下から挟むようにガス
噴流装置10a、10b、10c、10d、10a’、
10b’、10c’、10d’を設け、加熱されつつあ
る金属材1をガス噴流装置10a、10b、10c、1
0d、10a’、10b’、10c’、10d’を用い
ガスで冷却する場合には、図6のAあるいはBの例に示
す様なヒートパターンを得ることができる。ヒートパタ
ーンAは、距離L1 点までで焼鈍温度T3 まで加熱し、
距離L2 まで保持したのち、通電ロールが安定して使用
できる温度T2まで急速に冷却して、高温側通電ロール
に接触させるヒートパターンである。また、ヒートパタ
ーンBは、焼鈍温度T3 まで加熱したのち急速に冷却す
るヒートパターンである。これらのヒートパターンを得
るためには、ガス噴流装置10a、10b、10c、1
0d、10a’、10b’、10c’、10d’からの
ガスの吐出流速を制御し、所要の冷却パターンを得れば
よい。さらに、ガス噴流装置10a、10b、10c、
10d、10a’、10b’、10c’、10d’の一
部を停止させると、ヒートパターンCの様に、焼鈍温度
T3 まで加熱した後T5 まで冷却し、その後にT6 まで
再加熱するヒートパターンも実現できる。
ば図1では走行する金属材1を上下から挟むようにガス
噴流装置10a、10b、10c、10d、10a’、
10b’、10c’、10d’を設け、加熱されつつあ
る金属材1をガス噴流装置10a、10b、10c、1
0d、10a’、10b’、10c’、10d’を用い
ガスで冷却する場合には、図6のAあるいはBの例に示
す様なヒートパターンを得ることができる。ヒートパタ
ーンAは、距離L1 点までで焼鈍温度T3 まで加熱し、
距離L2 まで保持したのち、通電ロールが安定して使用
できる温度T2まで急速に冷却して、高温側通電ロール
に接触させるヒートパターンである。また、ヒートパタ
ーンBは、焼鈍温度T3 まで加熱したのち急速に冷却す
るヒートパターンである。これらのヒートパターンを得
るためには、ガス噴流装置10a、10b、10c、1
0d、10a’、10b’、10c’、10d’からの
ガスの吐出流速を制御し、所要の冷却パターンを得れば
よい。さらに、ガス噴流装置10a、10b、10c、
10d、10a’、10b’、10c’、10d’の一
部を停止させると、ヒートパターンCの様に、焼鈍温度
T3 まで加熱した後T5 まで冷却し、その後にT6 まで
再加熱するヒートパターンも実現できる。
【0016】図2は、冷却手段として冷却ジャケット1
1、12、11’、12’を通電ロール3、6間に設け
た通電加熱装置を示す。冷却ジャケット11、12、1
1’、12’は冷却面を加熱された金属材1に対向して
設け、放射伝熱により冷却を行うもので、必要に応じガ
スあるいは水などで冷却ジャケット11、12、1
1’、12’内面を冷却し、温度制御を行えばよい。
1、12、11’、12’を通電ロール3、6間に設け
た通電加熱装置を示す。冷却ジャケット11、12、1
1’、12’は冷却面を加熱された金属材1に対向して
設け、放射伝熱により冷却を行うもので、必要に応じガ
スあるいは水などで冷却ジャケット11、12、1
1’、12’内面を冷却し、温度制御を行えばよい。
【0017】図3は、冷却手段として気水冷却装置13
a、13b、13c、13d、13a’、13b’、1
3c’、13d’を設けた通電加熱装置を示す。気水冷
却装置13a、13b、13c、13d、13a’、1
3b’、13c’、13d’としては、たとえば2流体
混合ノズルを用いて空気と水を混合し、ミスト状にして
金属材1に吹き付ける装置や、水のみを微粒子にして吹
き付ける装置などがある。
a、13b、13c、13d、13a’、13b’、1
3c’、13d’を設けた通電加熱装置を示す。気水冷
却装置13a、13b、13c、13d、13a’、1
3b’、13c’、13d’としては、たとえば2流体
混合ノズルを用いて空気と水を混合し、ミスト状にして
金属材1に吹き付ける装置や、水のみを微粒子にして吹
き付ける装置などがある。
【0018】図4は、冷却手段として冷却ロール14、
14’、15、16を用いた通電加熱装置を示す。冷却
ロール14、14’、15、16としては、鉄ロールや
銅ロール、カーボンロールなどを用い、冷却ロール1
4、14’の様にピンチして冷却するロールや、冷却ロ
ール15、16の様に巻き付けながら冷却するロール、
或いは各々を組み合わせたロール等を必要に応じ選択す
ればよい。
14’、15、16を用いた通電加熱装置を示す。冷却
ロール14、14’、15、16としては、鉄ロールや
銅ロール、カーボンロールなどを用い、冷却ロール1
4、14’の様にピンチして冷却するロールや、冷却ロ
ール15、16の様に巻き付けながら冷却するロール、
或いは各々を組み合わせたロール等を必要に応じ選択す
ればよい。
【0019】図5は、冷却手段としてガス噴流装置10
b、10b’、10d、10d’と冷却ジャケット1
1、11’を設けた通電加熱装置を示す。この様な使い
方は、通常冷却ジャケット11、11’の冷却能力はガ
ス冷却の冷却能力より劣るため、たとえば温度の保持領
域で用い、その後をガスで急速に冷却する様な場合に使
用することができる。
b、10b’、10d、10d’と冷却ジャケット1
1、11’を設けた通電加熱装置を示す。この様な使い
方は、通常冷却ジャケット11、11’の冷却能力はガ
ス冷却の冷却能力より劣るため、たとえば温度の保持領
域で用い、その後をガスで急速に冷却する様な場合に使
用することができる。
【0020】これら冷却手段の大きさ、ガスの種類、ロ
ールなどには特に規制はなく、操業条件に合わせて適切
に設計を行えばよい。
ールなどには特に規制はなく、操業条件に合わせて適切
に設計を行えばよい。
【0021】
【実施例】図7に本発明の通電加熱装置の実施例を示
す。本実施例では、走行する金属材1への電流供給方法
として、インラインにリングトランス17を設け、一次
電源8から電圧を加えたとき走行する金属材1に直接二
次電圧が誘起されるようにした。走行する金属材1とし
ては厚み30μm、板幅330mmのSUS304を用
い、1150℃まで加熱した後、長さ500mmの銅製
の水冷の冷却ジャケット18、18’で冷却・保持し、
ガス噴流装置19、19’としてノズルを用い、窒素ガ
スで400℃まで冷却を行った。低温側通電ロール3と
高温側通電ロール6との距離は2.5mで、低温側通電
ロール3から冷却ジャケット18、18’までの距離は
1.5m、リングトランス17出側から高温側通電ロー
ル6までの間にガス噴流装置19、19’を並べ、冷却
を行った。通電ロール3、6には幅500mm、直径2
50mmの鋳鉄製ロールを用い、低温側押さえロール2
には幅500mm、直径250mmのゴムロールを、高
温側押さえロール5には幅500mm、直径250mm
のカーボンロールを用いた。
す。本実施例では、走行する金属材1への電流供給方法
として、インラインにリングトランス17を設け、一次
電源8から電圧を加えたとき走行する金属材1に直接二
次電圧が誘起されるようにした。走行する金属材1とし
ては厚み30μm、板幅330mmのSUS304を用
い、1150℃まで加熱した後、長さ500mmの銅製
の水冷の冷却ジャケット18、18’で冷却・保持し、
ガス噴流装置19、19’としてノズルを用い、窒素ガ
スで400℃まで冷却を行った。低温側通電ロール3と
高温側通電ロール6との距離は2.5mで、低温側通電
ロール3から冷却ジャケット18、18’までの距離は
1.5m、リングトランス17出側から高温側通電ロー
ル6までの間にガス噴流装置19、19’を並べ、冷却
を行った。通電ロール3、6には幅500mm、直径2
50mmの鋳鉄製ロールを用い、低温側押さえロール2
には幅500mm、直径250mmのゴムロールを、高
温側押さえロール5には幅500mm、直径250mm
のカーボンロールを用いた。
【0022】冷却手段を用いない場合、金属材1を50
0℃以上で高温側通電ロール6に接触させると、高温側
通電ロール6と接触した後の金属材1には絞りが入り、
形状が悪化した。また、金属材1を1000℃以上で加
熱し、高温側通電ロール6に接触させた場合には、ロー
ルとの間で焼き付きが起こった。これに対し、加熱途中
で冷却を行った本発明の実施例では、高温側通電ロール
6と接触した後でも金属材1には絞りも無く良好な形状
が得られ、焼き付きなども起こらず安定な加熱が可能で
あった。また、加熱終了後の組織を調査した結果、従来
のマッフル炉で処理しているSUS304の材質とほぼ
同等であった。
0℃以上で高温側通電ロール6に接触させると、高温側
通電ロール6と接触した後の金属材1には絞りが入り、
形状が悪化した。また、金属材1を1000℃以上で加
熱し、高温側通電ロール6に接触させた場合には、ロー
ルとの間で焼き付きが起こった。これに対し、加熱途中
で冷却を行った本発明の実施例では、高温側通電ロール
6と接触した後でも金属材1には絞りも無く良好な形状
が得られ、焼き付きなども起こらず安定な加熱が可能で
あった。また、加熱終了後の組織を調査した結果、従来
のマッフル炉で処理しているSUS304の材質とほぼ
同等であった。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、極めて短い距離でしか
も短時間に高温焼鈍することができる通電加熱をするこ
とから、厚手材でも内部から加熱できるため、温度差に
よる材質のばらつきが減り、高品質の製品を製造するこ
とが可能となる。また、高温側通電ロールへ接触させる
金属材の温度を低下させることができるので通電ロール
の強度を確保でき、ロールプロフィールを安定させるこ
とができ、かつ通電ロール表面へのビルドアップや焼き
付きも避けられ、寿命が長く安定した通電加熱が可能と
なる。また、通電ロールの製作にあたって高価な耐熱材
料を使う必要もなく、比較的安価な材料で通電ロールを
製作することができる。さらに、比較的低温で金属材を
高温側通電ロールに接触させることができることから、
加熱後の金属材の形状の悪化のない高品質の焼鈍が可能
となる。
も短時間に高温焼鈍することができる通電加熱をするこ
とから、厚手材でも内部から加熱できるため、温度差に
よる材質のばらつきが減り、高品質の製品を製造するこ
とが可能となる。また、高温側通電ロールへ接触させる
金属材の温度を低下させることができるので通電ロール
の強度を確保でき、ロールプロフィールを安定させるこ
とができ、かつ通電ロール表面へのビルドアップや焼き
付きも避けられ、寿命が長く安定した通電加熱が可能と
なる。また、通電ロールの製作にあたって高価な耐熱材
料を使う必要もなく、比較的安価な材料で通電ロールを
製作することができる。さらに、比較的低温で金属材を
高温側通電ロールに接触させることができることから、
加熱後の金属材の形状の悪化のない高品質の焼鈍が可能
となる。
【図1】通電ロール間にガス噴流装置を設けた通電加熱
装置の例を示す側面図である。
装置の例を示す側面図である。
【図2】通電ロール間に冷却ジャケットを設けた通電加
熱装置の例を示す側面図である。
熱装置の例を示す側面図である。
【図3】通電ロール間に気水冷却装置を設けた通電加熱
装置の例を示す側面図である。
装置の例を示す側面図である。
【図4】通電ロール間に冷却ロールを設けた通電加熱装
置の例を示す側面図である。
置の例を示す側面図である。
【図5】通電ロール間にガス噴流装置と冷却ジャケット
を設けた通電加熱装置の例を示す側面図である。
を設けた通電加熱装置の例を示す側面図である。
【図6】本発明の通電加熱方法によるヒートパターンを
示す図である。
示す図である。
【図7】本発明の通電加熱装置の実施例を示す側面図で
ある。
ある。
1 金属材 2 低温側押さえロール 3 低温側通電ロール 4 通電ロール軸 5 高温側押さえロール 6 高温側通電ロール 7 通電ロール軸 8 電源 9 導電部材 10a ガス噴流装置 10b ガス噴流装置 10c ガス噴流装置 10d ガス噴流装置 10a’ ガス噴流装置 10b’ ガス噴流装置 10c’ ガス噴流装置 10d’ ガス噴流装置 11 冷却ジャケット 11’ 冷却ジャケット 12 冷却ジャケット 12’ 冷却ジャケット 13a 気水冷却装置 13b 気水冷却装置 13c 気水冷却装置 13d 気水冷却装置 13a’ 気水冷却装置 13b’ 気水冷却装置 13c’ 気水冷却装置 13d’ 気水冷却装置 14 冷却ロール 14’ 冷却ロール 15 冷却ロール 16 冷却ロール 17 リングトランス 18 冷却ジャケット 18’ 冷却ジャケット 19 ガス噴流装置 19’ ガス噴流装置 L1 低温側通電ロールからの距離 L2 低温側通電ロールからの距離 L3 低温側通電ロールからの距離 L4 低温側通電ロールからの距離 L 低温側通電ロールからの距離 T0 低温側通電ロールへ接触する時の金属材の温
度 T1 冷却後に高温側通電ロールへ接触する時の金
属材の温度 T2 冷却後に高温側通電ロールへ接触する時の金
属材の温度 T3 焼鈍温度 T4 冷却しない場合の金属材の最高温度 T5 冷却温度 T6 再加熱温度
度 T1 冷却後に高温側通電ロールへ接触する時の金
属材の温度 T2 冷却後に高温側通電ロールへ接触する時の金
属材の温度 T3 焼鈍温度 T4 冷却しない場合の金属材の最高温度 T5 冷却温度 T6 再加熱温度
Claims (6)
- 【請求項1】 一対の通電ロールを用いて走行する金属
材を加熱する通電加熱方法において、加熱されつつある
金属材を高温側通電ロール手前で冷却し、特定のヒート
パターンを得ることを特徴とする通電加熱方法。 - 【請求項2】 一対の通電ロールを用いて走行する金属
材を加熱する通電加熱装置において、通電ロール間にガ
ス噴流装置を設けたことを特徴とする通電加熱装置。 - 【請求項3】 一対の通電ロールを用いて走行する金属
材を加熱する通電加熱装置において、通電ロール間に冷
却ジャケットを設けたことを特徴とする通電加熱装置。 - 【請求項4】 一対の通電ロールを用いて走行する金属
材を加熱する通電加熱装置において、通電ロール間に気
水冷却装置を設けたことを特徴とする通電加熱装置。 - 【請求項5】 一対の通電ロールを用いて走行する金属
材を加熱する通電加熱装置において、通電ロール間に冷
却ロールを設けたことを特徴とする通電加熱装置。 - 【請求項6】 一対の通電ロールを用いて走行する金属
材を加熱する通電加熱装置において、通電ロール間にガ
ス噴流装置、冷却ジャケット、気水冷却装置、冷却ロー
ルのうち二つ以上を設けたことを特徴とする通電加熱装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26199595A JPH0978143A (ja) | 1995-09-18 | 1995-09-18 | 通電加熱方法及び通電加熱装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26199595A JPH0978143A (ja) | 1995-09-18 | 1995-09-18 | 通電加熱方法及び通電加熱装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0978143A true JPH0978143A (ja) | 1997-03-25 |
Family
ID=17369556
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26199595A Pending JPH0978143A (ja) | 1995-09-18 | 1995-09-18 | 通電加熱方法及び通電加熱装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0978143A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2017095748A (ja) * | 2015-11-20 | 2017-06-01 | Jfeスチール株式会社 | 連続焼鈍設備における金属帯の温度制御装置および温度制御方法 |
| JP2017119912A (ja) * | 2015-12-28 | 2017-07-06 | Jfeスチール株式会社 | 急冷焼入れ装置及び急冷焼入れ方法 |
| WO2017115742A1 (ja) * | 2015-12-28 | 2017-07-06 | Jfeスチール株式会社 | 急冷焼入れ装置及び急冷焼入れ方法 |
-
1995
- 1995-09-18 JP JP26199595A patent/JPH0978143A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2017095748A (ja) * | 2015-11-20 | 2017-06-01 | Jfeスチール株式会社 | 連続焼鈍設備における金属帯の温度制御装置および温度制御方法 |
| JP2017119912A (ja) * | 2015-12-28 | 2017-07-06 | Jfeスチール株式会社 | 急冷焼入れ装置及び急冷焼入れ方法 |
| WO2017115742A1 (ja) * | 2015-12-28 | 2017-07-06 | Jfeスチール株式会社 | 急冷焼入れ装置及び急冷焼入れ方法 |
| JP2018066065A (ja) * | 2015-12-28 | 2018-04-26 | Jfeスチール株式会社 | 急冷焼入れ装置及び急冷焼入れ方法 |
| KR20180085788A (ko) * | 2015-12-28 | 2018-07-27 | 제이에프이 스틸 가부시키가이샤 | 급랭 퀀칭 장치 및 급랭 퀀칭 방법 |
| US10844449B2 (en) | 2015-12-28 | 2020-11-24 | Jfe Steel Corporation | Rapid-cooling quenching apparatus and rapid-cooling quenching method |
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