JPH0978240A - 硬質炭素被膜形成装置及び硬質炭素被膜形成基板の製造方法 - Google Patents

硬質炭素被膜形成装置及び硬質炭素被膜形成基板の製造方法

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JPH0978240A
JPH0978240A JP7233562A JP23356295A JPH0978240A JP H0978240 A JPH0978240 A JP H0978240A JP 7233562 A JP7233562 A JP 7233562A JP 23356295 A JP23356295 A JP 23356295A JP H0978240 A JPH0978240 A JP H0978240A
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hard carbon
substrate
carbon film
film forming
plasma
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Tamaki Iida
玉樹 飯田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一回の真空排気ごとに処理することができる
基板の量(枚数)を増加させるようにした硬質炭素被膜
形成装置を提供する。 【解決手段】 硬質炭素被膜形成装置の真空チャンバー
3内に、プラズマ発生部17と、回転自在の基板ホルダ
ー2を内蔵した基板ホルダー内蔵部3aとを設け、これ
らのプラズマ発生部17と基板ホルダー内蔵部3aとを
マイクロ波結合板14を介して結合した

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気カミソリ等の
刃物、宝飾品、工業用工具及び薄膜ヘッド半導体材料の
表面に硬質炭素被膜を形成するための硬質炭素被膜形成
装置及び該装置を用いた硬質炭素被膜形成基板の製造方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、マイクロ波放電によってプラズマ
を発生させ基板上に該プラズマを放射して硬質炭素被膜
を形成するようにした硬質炭素被膜形成装置が知られて
いる。このような装置の概要を示したのが図5である。
この装置では、真空チャンバー53のプラズマ発生部5
3aで発生したプラズマを、基板ホルダー内蔵部53b
に内蔵された基板51に放射させることによって、この
上に硬質炭素被膜が形成されるようになっている。そし
て、処理前に真空排気を行い、処理後処理された基板5
1を取り出し、次に処理される基板51を設置し再度真
空排気を行うといったように、一回の処理ごとに、真空
排気を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一方、この装置の構成
では、図から了解されるようにプラズマの放射を受ける
ことができる面積は、真空チャンバー53の横断面の断
面積が上限となり、これを越えることができなかった。
上記した真空排気の操作は手間を要するものであるが、
従来の装置では、このようにプラズマの放射を受けるこ
とができる面積に限りがあり、一回の真空排気ごとに処
理可能な基板の量に制限があった。すなわち、例えば、
上記断面積とほぼ同じ大きさの基板の場合、一回の真空
排気ごとに処理可能な枚数は一枚に限られていた。ま
た、基板の大きさを大きくした場合、装置全体の大きさ
も大きくする必要があり、好ましくなかった。このこと
から、装置を大型化することなく、一回の真空排気ごと
に処理される基板51の数を増加させるような改良が望
まれていた。
【0004】したがって、本発明の目的は、一回の真空
排気ごとに処理することができる基板の量(枚数)を増
加させるようにした硬質炭素被膜形成装置及び該装置を
用いた硬質炭素被膜形成基板製造方法を提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するためになされたもので、マイクロ波放電によって
プラズマを発生させ基板上にプラズマを放射して硬質炭
素被膜を形成するようにしてなる硬質炭素被膜形成装置
において、該装置の真空チャンバー内に、プラズマ発生
部と、回転自在の基板ホルダーを内蔵した基板ホルダー
内蔵部とを設け、これらのプラズマ発生部と基板ホルダ
ー内蔵部とをマイクロ波結合板を介して結合したことを
その要旨とする。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる硬質炭素被
膜形成装置の実施の形態を添付図面を参照しながら説明
する。本実施の形態にかかる硬質炭素被膜形成装置の概要 図1は本発明の一実施の形態にかかる硬質炭素被膜形成
装置の概要を示す。図に示すように、この装置は、まず
主要な構成要素として真空チャンバー3とマイクロ波用
方形導波管12とを備える。さらに、真空チャンバー3
は、基板ホルダー内蔵部3aとプラズマ発生部17とを
有し、これらをマイクロ波結合板14を介して結合して
いる。換言すれば、基板ホルダー内蔵部3aとプラズマ
発生部17とは、マイクロ波結合板14によって仕切ら
れている。プラズマ発生部17は、上記マイクロ波用方
形導波管12に直行し、基板ホルダー内蔵部3a内に
は、基板ホルダー2が内蔵されている。
【0007】上記マイクロ波結合板14は、基板ホルダ
ー内蔵部3aとプラズマ発生部17とを仕切ることによ
り、高温となるプラズマ発生部17からの混合ガスの流
入を防ぐ。また、この結合板14には、開口部16が設
けられている。プラズマ発生部17にプラズマが発生し
たとき、この開口部16より基板ホルダー2上の基板1
の上にプラズマが放射される。この開口部16の大きさ
は、0.1〜1.2%の開口率が好ましく、形状として
は楕円状のスリットが好ましい。結合板14を構成する
素材はSUS(ステンレス)、アルミニウム等が好まし
い。
【0008】基本ホルダー2は、上記内蔵部3a内にお
いて回転自在かつ着脱自在に支持されている。基板ホル
ダー2は八面の基板支持面2aを有し、中心に回転軸を
有した糸巻き枠状に形成されている。この基板ホルダー
2は、図示を省略した公知の構成により、回転軸部分2
bに対し、枠全体を出し入れ自在に構成されている。こ
れによって内蔵部3aにおいて着脱自在となっている。
基板ホルダー2の基板支持面2aは、石英ガラス、窒化
ケイ素、炭化ケイ素、テフロン、モリブデン、PN入り
シリコーンゴム等の材料によって構成することができる
が、特に誘電特性の低い材料で構成することが好まし
い。基板1自体の構成素材としては、石英ガラス、窒化
ホウ素、アルミナ、窒化ホウ素入りシリコーンゴム等を
挙げることができる。また、基板1を基板ホルダー2に
固定する構成については特に制限はなく、従来当業者に
とって公知の手段を採用することができる。基板ホルダ
ー2は、1〜20rpm(好ましくは1〜10rpm)
の回転速度で回転することができる。この回転速度で1
〜8回転させるごとに(一回の真空排気ごとに)、基板
1に硬質炭素被膜を形成させることができる。回転数1
rpm未満では基板ホルダー2の特定の基本板支持面に
しかプラズマを照射することができず、また、20rp
mを越えると基板ホルダー2の各基板支持面2aに対す
る照射時間が不足するため均一な膜厚の膜ができない。
【0009】さらに、基板ホルダー内蔵部3aの周囲に
は、短柱状の内蔵部3aの縦方向に沿って設けた熱線に
よって形成され、図示しない電源から動力を供給される
ことにより所定の波長の熱線を放出する遠赤外線の加熱
装置15が装着されている。図に示すように、加熱装置
15は、基板ホルダー2を囲むように内蔵部3aの周囲
に配設されている。本実施の形態では、基板ホルダー2
に複数の基板1を固定し、かつ回転させるので保持され
た基板1の温度が必ずしも一様ではない。これに対処す
るために、このような遠赤外線加熱装置15を設けてい
る。この装置15を用いることにより、基板1の温度を
50〜400℃、好ましくは60〜250℃に調整する
ことができる。具体的には、プラズマの直接放射される
基板支持面2aにある基板1と、回転位置の相違により
125〜250mm離れた基板1との相互間の温度差を
5℃以下の極小にすることができる。したがって、隣合
った基板1同士の温度の差を5℃以下にすることによ
り、基板ホルダー2の各基板支持面2aの基板1上の膜
の品質及び付着強度が向上する。遠赤外線加熱装置15
は、25μm〜1mmの波長を有する加熱装置を用いる
のが好適である。25μm未満にすると熱線でなくなる
ため、加熱できなくなり、1mmを越えると、マイクロ
波領域となり、加熱、乾燥等が簡単にできなくなる。
【0010】さらに、本実施の形態にかかる硬質炭素被
膜形成装置は、従来の装置が備えている要素をも基本的
に備えている。すなわち、マイクロ波方形導波管12
は、反射板4、インピーダンス整合用スタブを備えた自
動インピーダンス整合器、及びマグネトロン発振器13
を備える。また、真空チャンバー3には、真空ポンプ5
及び圧力調節弁6が設けられている。さらに、10、1
1は混合ガスを充填したボンベであり、10は炭化水素
(メタン)、11は水素ガスが充填されている。各々の
ボンベ10、11は流量調節弁を備えている。なお、こ
れらのボンベは、使用されるガスの種類に応じて増加さ
せることができる。
【0011】プラズマの照射条件等のその他の操作条件 次に、上記した装置を用いた硬質炭素被膜形成基板の製
造方法に関し、プラズマ照射条件等のその他の操作条件
について説明する。プラズマの照射条件は、基板1の材
質及び作成する膜の品質にも異なるが、10MHz〜3
0GHz、好ましくは900MHz〜5GHzの周波数
で、電力は200W〜5kWである。真空チャンバー3
内の混合ガスによる内圧は、10-2〜103 好ましくは
10 -1〜300Torrにする。原料ガスとしては、ガ
ス状の炭化水素、具体的には、炭素数3以下の炭化水
素、好ましくはメタンガスを用い、これに加えて、水素
ガス、もしくはアルゴンガスのうちの一種以上を用い
る。好ましいガス組成は、水素、メタンの2成分系で
は、メタン 10〜30容量%、水素:残部である。ガ
スの供給は、プラズマ発生部の容積によっても異なる
が、5〜30cc/minの供給量が好ましい。
【0012】本実施の形態にかかる硬質炭素被膜形成装
置の操作 次に、本実施の形態にかかる硬質炭素被膜形成装置の操
作方法を説明する。まず、基板ホルダー2に照射させる
基板1を固定した後、基板ホルダー2を真空チャンバー
3をしめて、真空ポンプ5を稼働させて、圧力調節弁6
を調節して10-2〜101 Torrまで真空にした後、
真空チャンバー3内にボンベ10、11等からの混合ガ
スを導入し、内圧を10-2〜103 好ましくは10-1〜
300Torrに調節する。その後、高周波電源を入
れ、負荷電力を入れ、マイクロ波用方形導波管12のマ
グネトロン発振器13を発振させ、プラズマ発生部17
でプラズマを発生させる。この際、反射板4及び整合器
8で整合を取る。プラズマは結合板14の開口部16よ
り、基板ホルダー2側に向かって通過し、基板ホルダー
2上の基板1に照射される。回転自在の基板ホルダー2
は数回/分で回転するため、基板ホルダー2に設置され
ている各基板1は結合板の正面にきたとき、プラズマの
照射を直接受ける。また、正面にない基板ホルダー2上
の他の基板1はプラズマ照射を直接受けないので、プラ
ズマ照射による温度上昇はない。しかし、これらの箇所
では遠赤外線の加熱により、常に一定の温度に保たれ
る。このようにして、基板1の温度ムラを防ぎ、硬質炭
素被膜の硬度ムラ、付着強度ムラ等を防ぎながら、一度
の真空排気ごとに、複数枚の基板1を処理することがで
き、大量のダイヤモンド多結晶膜の合成被膜形成を行う
ことができる。
【0013】他の実施の形態 本発明による硬質炭素被膜形成装置について、その実施
の形態は、上記図1に基づいて説明した装置に限られな
い。すなわち、本発明の技術的思想の範囲内で種々の変
形・変更・修飾・付加を行ったものも含まれる。例え
ば、以下のような形態も本発明の範囲に含まれる。 (1) 上記実施の形態において、基板支持面2aの数は、
八としたが、特にこれに制限はない。もっとも、回転の
制御の容易さから、偶数個であることが好ましい。 (2) さらに、上記実施の形態では、加熱装置15を設け
ているが、製品仕様として要求される水準によっては、
これを不要とすることもできる。例えば、図4に示すよ
うに、加熱装置15を除いた構成も、本発明の範囲に含
まれる。なお、図4において、図1と同一の符合を付し
た要素は同一の機能を果たす。 (3) なおまた、従来の図5と同様の装置に、加熱装置1
5のみを装着した装置も考えられる。しかし、このよう
な装置では、温度制御は容易となるが、一回の真空排気
ごとの基板の処理量は増えない。
【0014】次に、本発明の技術的効果を試すために行
った実施例・比較例を以下に示す。実施例1 図1について説明した硬質炭素被膜形成装置においてさ
らに一酸化炭素ボンベを装着した装置を用いて被膜を形
成した。H(縦)80m/m×W(横)150m/m×
T(厚さ)2m/mのSUSの基板1を基板ホルダー2
の八面に1ケずつ計8枚取付け、真空チャンバー3内の
圧力を0.02Torrまで下げた。次に、混合ガス
〔組成CH4 :H2 =5:15(cc/min)〕を真
空チャンバー3内に導入して圧力を0.2Torrにし
た。2.45GHzの高周波電力の電源を入れ、負荷電
力1.5kwになるように設定し、プラズマを発生させ
た。プラズマは結合板(116mm×116mm)14
に設けられた穴(9φ×4φ、開口率0.21%)16
を通して基板1に照射した。また、導入したガスはプラ
ズマによって分解されて基板1に照射された。真空チャ
ンバー3に付けられた加熱装置(25μm遠赤外線加熱
装置)15を調節して基板ホルダー2内の基板表面の温
度が150℃となるようにした。照射を60分行ない、
厚さ1.5μmの硬質炭素膜が作製された。このとき基
板ホルダー2を5回転/分で行ない、基板ホルダー2の
各基板支持面2a(八面)上の基板1に厚さ1.5μm
の硬質炭素膜ができた。被膜のマイクロビッカース硬度
(JIS Z2244)を測定した結果を、図3に示
す。
【0015】実施例2 実施例1記載の装置を用いて真空チャンバー3内の8面
の基板ホルダー2に巾約2cm、長さ4.5cmの楕円
形をしたメノウでできたカメオ4ヶを前に2ヶ後に2ヶ
の長方形にして前後左右5mmずつ空けて並べて取付け
た後、真空チャンバー3内を真空ポンプ5×10-3To
rrになる様にした後、メタン5cc/min、水素1
5cc/minの混合ガスを導入して真空チャンバー3
内が1×10-1Torrになる様にした。その後高周波
電源を入れて周波数2.45GHzのマイクロ波を0.
8kw投入しプラズマを発生させた。結合板14の穴を
通してプラズマが基板のカメオに放射された。途中被膜
を均一にするためカメオを裏がえして被膜厚を調整し
た。放射時間は13分間、この時のカメオの温度は20
0℃となる様に真空チャンバー3の側面についている遠
赤外線の加熱装置20w×3ヶ/面を調節した。基板ホ
ルダーは一面が13分間となる様にして回転させた。各
面が13分間ずつ処理が終了した後、1真空排気が終了
した。なお、回転は、1面13分間にするか又は4回/
分の回転数で回しても良好であった。1真空排気終了後
は真空チャンバー3内を常圧に戻し、真空チャンバー3
内の基板ホルダーよりカメオを取り除いて取り出した。
取り出したカメオを紫外線(約250nm)を当て耐候
試験を3日間行ったところ、処理を行ってないカメオは
脱色するが処理したカメオは脱色が見られなかった。紫
外線が吸収されたものと思われる。この時にできている
硬質炭素被膜の膜厚は700Åであった。
【0016】比較例1 実施例と同様のSUSの基板1を使って図4の装置(一
酸化炭素ボンベを装着したもの)にて、SUSの基板硬
質炭素膜を作製した。実施例と異なって真空チャンバー
3内に加熱装置15が付いていないため基板ホルダー2
の基板1の表面温度はプラズマ照射場所で150℃とな
るように設定したが、基板ホルダー2の回転数が5回転
/分なので、プラズマ照射場所より一番離れた場所で
は、図2の温度分布のごとく最高25℃も下がってしま
った。このようにして作製したSUS基板1の表面の硬
質炭素膜は、均質なものでなくマイクロビッカース硬度
を測定した結果は図3の通りとなった。
【0017】比較例2 図5の従来のμ−CVD装置(一酸化炭素ボンベを含
む)を使って硬質炭素膜を作製する場合であって、真空
チャンバー53がプラズマ発生場所と同じなため実施例
や前述の比較例1と異なり、H69m/m×W60m/
m×T2m/mのSUS基板51を基板ホルダー52に
1枚取付け、真空チャンバー53内の圧力を0.02T
orrまで下げた。次に実施例と同様に混合ガス(組
成:CH4 :H2 :CO=3:96:1)を真空チャン
バー53内に導入し、圧力を0.2Torrにした。
2.45GHzの高周波電力の電源を入れ、負荷電力3
00Wになるよう設定しプラズマを発生させた。プラズ
マは結合板14に設けられた穴(8φ)を通じて基板5
1に照射された。基板51の温度は150であった。真
空チャンバー53内で基板51を回転(5回転/分)さ
せ、硬質炭素膜を形成させた。この比較例2では真空チ
ャンバー53の寸法の関係から基板51のサイズが小さ
く、また一回の真空排気での生産量が少なく実験用とし
か使えなかった。ただし、膜質をマイクロビッカース硬
度計で調べたところ実施例と同じであった。
【0018】実施例・比較例の解析 図1の装置を用いた実施例と図4の装置を用いた比較例
1では、基板表面温度が図2のごとく異なり、加熱装置
のない場合では明らかにプラズマ直射の位置にある基板
1と全く照らない位置にある基板1とでは、基板温度の
差が最大25℃くらいまで異なる。このような加熱装置
15を持っているものと持っていないものでは基板表面
温度の差が最大25℃程になる。このため、基板1にコ
ートされた膜も異なったものができ、例えば、膜のマイ
クロビッカース硬度においても最大約800HVの差が
できている。また、図5の装置を用いた比較例2の場合
については、図1の場合と比較すると、回転自在な多く
の基板支持面を持つ基板ホルダーを使えず、一面のみの
基板ホルダーとなってしまう。このため、基板ホルダー
の構造から生産性が劣り、1/2〜1/8の生産量とな
ってしまう。このように、本発明の装置を用いることに
より、基板に厚さ0.01〜20μmの均質な硬質炭素
膜を効率良く形成することができる。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、温度ムラ等による欠陥
のない均質の硬質炭素被膜を設けた製品を一回の真空排
気で大量に生産できる装置が提供される。この装置によ
って形成される硬質炭素被膜は、使用できる温度範囲が
広く、付着強度も大きい。したがって、電気カミソリ等
の刃物、宝飾品、工業用具及び薄物ヘッド半導体材料等
の表面に好適に適用することができ、広い分野の産業界
に貢献することができる。また、この装置は、ダイヤモ
ンド状炭素やダイヤモンドの被膜形成装置としても応用
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明かかる硬質炭素被膜形成装置の一実施の
形態を説明する概念図である。
【図2】実施例及び比較例1における基板の温度分布を
示すグラフである。縦軸は、硬度を示す。時計まわり方
向に基板の装着位置の順番を割当て、横軸に各装着位置
を示す。
【図3】実施例及び比較例1における基板の硬度を示す
グラフである。縦軸は、硬度を示す。時計まわり方向に
基板の装着位置の順番を割当て、横軸に各装着位置を示
す。
【図4】本発明かかる硬質炭素被膜形成装置の他の実施
の形態を説明する概念図である。
【図5】従来の硬質炭素被膜形成装置を示す概念図であ
る。
【符合の説明】
1 基板 2 基板ホルダー 3 加熱装置付真空チャンバー 4 反射板 5 真空ポンプ 6 圧力調整弁 7 インピーダンス整合用スタブ 8 自動インピーダンス整合器 9 流量調節弁 10 炭化水素ガスボンベ 11 水素ガスボンベ 12 マイクロ波用方形導波管 13 マグネトロン発振器 14 結合板 15 遠赤外線加熱装置 16 開口部 17 プラズマ発生部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マイクロ波放電によってプラズマを発生
    させ基板上にプラズマを放射して硬質炭素被膜を形成す
    るようにしてなる硬質炭素被膜形成装置において、該装
    置の真空チャンバー内に、プラズマ発生部と、回転自在
    の基板ホルダーを内蔵した基板ホルダー内蔵部とを設
    け、これらのプラズマ発生部と基板ホルダー内蔵部とを
    マイクロ波結合板を介して結合したことを特徴とする硬
    質炭素被膜形成装置。
  2. 【請求項2】 上記基板ホルダー内蔵部に遠赤外線加熱
    装置を設けたことを特徴とする請求項1の硬質炭素被膜
    形成装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の硬質炭素被膜形
    成装置において、上記プラズマ発生部に混合ガスを供給
    すると共に、マイクロ波を導入してプラズマを発生さ
    せ、発生したプラズマを基板上に放射して該基板上に硬
    質炭素被膜を形成するようにしたことを特徴とする請求
    項1又は2の硬質炭素被膜形成装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれか一の硬質炭
    素被膜形成装置を用いて基板上に硬質炭素被膜を形成さ
    せることを特徴とする硬質炭素被膜形成基板の製造方
    法。
JP7233562A 1995-09-12 1995-09-12 硬質炭素被膜形成装置及び硬質炭素被膜形成基板の製造方法 Pending JPH0978240A (ja)

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