JPH0978909A - ダイヤル錠における指標の位置決め装置 - Google Patents

ダイヤル錠における指標の位置決め装置

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JPH0978909A
JPH0978909A JP26494495A JP26494495A JPH0978909A JP H0978909 A JPH0978909 A JP H0978909A JP 26494495 A JP26494495 A JP 26494495A JP 26494495 A JP26494495 A JP 26494495A JP H0978909 A JPH0978909 A JP H0978909A
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Seiji Suzuki
成治 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 郵便受け等の扉の開き勝手が何れであって
も、ダイヤルの指標が常に同じ角度位置を占めるように
する。 【解決手段】 ダイヤル錠において、回転体2、3を支
承する枠体1における軸体15の先端に、ダイヤル5の
正面において中央に位置するようにしてねじ93で止め
片6を固定し、その止め片6に指標81及び係合脚片8
2を有する蓋部材8をその角度位置を任意に選択して係
着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、郵便受け等の扉
に用いられるダイヤル錠における指標の位置決め装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】図1の(A)〜(D)に示すように、郵
便受けの扉10等は、蝶番20の取付け位置の相違によ
り、その開き勝手が右勝手、左勝手、上勝手あるいは下
勝手のようにタイプが変わる。
【0003】そのため、ダイヤル錠のラッチ30の向き
も勝手違いにより異なってくることになり、同時に錠の
本体(枠体)側に施される文字合わせの指標40の位置
も例えば上下左右と異なってくる。
【0004】一般的に指標40は上方位置に設定するこ
とが普通であり、扉の開き勝手毎にその位置が変化する
ということは、使用者にとって不便であり、紛らわし
い。
【0005】また、図1のような扉10の勝手違いに応
じ、4種のダイヤル錠を準備して、指標が上を向くよう
な錠を選択しつつ使用するというやり方も考えられる
が、製造や在庫管理等の面で能率的ではない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この発明のダイヤル錠
における指標の位置決め装置は、郵便受け等の開き勝手
が右勝手、左勝手、上勝手、あるいは下勝手のいずれで
あっても、ダイヤル錠の指標が常に同じ角度位置(例え
ば上の位置)を占めることができるようにすることを目
的として提案されたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明のダイヤル錠における指標の位置決め装置
は、中空の枠体、枠体内に同軸で支承され互に回動でき
る複数の回転体、隣接する2つの回転体の間に設けた選
択的に係合できる係合手段、複数の回転体にそれぞれ設
けた解錠用切欠き、回転体の1つの少くも回転方向につ
いて連結され正面側に露出するつまみを兼ねるダイヤ
ル、及び、枠体内に揺動可能に保持され、当部を枠体外
に突出させる方向に付勢させたラッチを備えたダイヤル
錠において、前記回転体を支承する枠体における軸体の
先端に、ダイヤルの正面において中央に位置するように
してねじで止め片を固定し、その止め片に正面側に指標
を有し背面側に複数の弾性変形可能な係合脚片を有する
蓋部材をその角度位置を任意に選択して係着することを
特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図2〜図4に示す実施例に
基づいてこの発明について説明する。符号1はラッチ装
着孔13及びラッチばね装着孔14を有する円筒状のラ
ッチホルダ11と、フランジ16を有する円筒状の外ケ
ース12とからなる中空の枠体で、ラッチホルダ11と
外ケース12とは互に嵌め合わされてねじ91で固定し
てある。92は外ケース12のフランジ16を郵便受け
等の扉10に固定するための取付けねじを示す。
【0009】枠体1におけるラッチホルダ11の先端部
は一体の軸体15に形成してあって、その軸体15には
複数(2又は3個)の回転体2、3が支承されている。
【0010】複数の回転体2、3は同軸上で互に独立し
て回動できるようにしてあり、それら回転体2、3の形
状は円筒状、円板状など任意に形成できる。
【0011】隣接する2つの回転体2、3の間には、相
対的な1回転の間に選択的に係合できる、所謂ツクと称
せられる係合手段4が備えられている。
【0012】図示例の係合手段4は、内側回転体2に対
し回転方向について一体的に結合される後記のダイヤル
5の後面に植設されたピン41と、外側回転体3の前面
に一体に突設された突片42とで形成されている。
【0013】また、複数の回転体2、3の後部には、そ
れぞれ解錠用の切欠き21、31が形成されている。こ
れらの切欠き21、31は、ダイヤル5により文字合わ
せがされて、同一かつ所定の角度位置に整合された時
(図4参照)、後記のラッチ7の揺動が許容されて解錠
状態となる。
【0014】更に、回転体の1つである内側回転体2の
外端には、有底のカップ体の内側に段付の中空筒体を接
続した形状で、正面側に露出するつまみを兼ねるダイヤ
ル5が一体的に結合されている。
【0015】図示の実施例では、内側回転体2とダイヤ
ル5とは、前者の外端外周面、及び後者の段付中空筒体
の内端内周面にそれぞれ形成されたスプラインの係合に
より連結され、ねじ93により軸体15の外端に固定さ
れた有底筒状の止め片6により軸線方向に移動できない
ように拘束された状態で結合されている。
【0016】ダイヤル5の正面には、図2に示すよう
に、例えば、「0」〜「9」、「A」及び「B」の数字
・文字が表されている。
【0017】前記の外側回転体3及びダイヤル5の内側
段付中空筒体の内端外周面は、共に横断面が多角形(例
えば12角形)に形成してあって、その部分にはクリッ
クばね32が両者に跨るように弾接している。
【0018】一方、図4において、符号7は、枠体1に
おけるラッチホルダ11のラッチ装着孔13内に揺動可
能かつ摺動可能に保持され、頭部に斜面71を有するラ
ッチで、そのラッチ7は、ラッチばね装着孔14に収め
られたラッチばね72によって、頭部を枠体1外に突出
させる方向に付勢されている。
【0019】また同図の符号73は、ラッチ7に植設さ
れ、ラッチホルダ11に形成された溝(図示しない)に
先端を嵌め込んで該ラッチ7を直線的に案内し、または
該ラッチ7の揺動の際の中心となるラッチ軸、74はラ
ッチホルダ11に保持された弾性抵抗体、75はラッチ
7の表面に設けられ、弾性抵抗体74の先端が嵌め込ま
れた誘導溝、76はラッチホルダ11に保持された緩衝
体である。
【0020】このようなダイヤル錠の基本的な構造又は
作用については、例えば、実開昭57−38449号ま
たは特開平4−92067号公報に示されているので、
上記構造のダイヤル錠自体の作用については簡単に説明
する。
【0021】施錠する時は、図4を参照して、扉10を
矢印P方向に押せばよい。このとき、ラッチ7の頭部が
郵便受け50の係止片60に当接すると、その斜面71
と係止片60との間に生じる楔作用により一旦枠体1中
に押し込まれるが(一点鎖線参照)、ラッチばね72の
付勢力によって再び突出して施錠する。
【0022】なお、図4の状態では、ダイヤル5が解錠
角度位置にセットしてあるので、施錠状態にするために
は、ダイヤル5を適当に回しておく必要がある。
【0023】解錠する時には、ダイヤル5を一度右回り
又は左回りに回して第1操作における文字・数字を指標
81に合わせた後、ダイヤル5を逆に回して第2操作に
おける所定の文字・数字を指標81に合わせる。
【0024】このような操作により、回転体2、3の解
錠用切欠き21、31は所定の角度位置で合致すること
になるので、つまみを兼ねるダイヤル5を矢印Pとは逆
方向に引っ張れば、ラッチ7の背部が係止片60で押さ
れてラッチ7は二点鎖線で示すように揺動する。つま
り、ダイヤル錠は解錠され、扉10は開放される。
【0025】次に、この発明の要部について説明する。
上述した枠体1におけるラッチホルダ11の軸体15の
先端には、つまみを兼ねるダイヤル5を挟むようにして
有底筒状の止め片6を当接させ、止め片6を軸体15に
対しねじ93で固定する。
【0026】この際、止め片6はダイヤル5の外側中心
部に設けられた凹陥部51内に装着するものとし、ダイ
ヤル5は内側回転体2に対し回転方向について一体的に
結合される。
【0027】前記の止め片6にたいし離脱不能に係着さ
れる蓋部材8は、正面側に指標81を有し(図2及び図
3参照)、その周囲における背面側に複数の弾性変形可
能な係合脚片82を有する。
【0028】各係合脚片82はその先端に一体に形成さ
れた爪を有し、その爪は止め片6の外周に例えば90°
間隔で設けた係合凹部62(図7参照)に掛け止められ
る。
【0029】図示の実施例では、蓋部材8における正面
板83は蓋部材8(枠部材)とは別体として作られてお
り、蓋部材8の後方(背面)側より嵌め込みにより固設
されている。両部材8、83は勿論一体に製作してよ
い。
【0030】図2に示すつまみを兼ねるダイヤル5で
は、ラッチ7が左側に突出しており、指標81が上方に
位置しているので、右勝手の扉[図1の(A)]に用い
るときは、このままで扉10に固定すればよいが、例え
ば、左勝手の扉[図1の(B)]に用いようとすると、
指標81が下方に位置することになり、文字合わせがや
りにくくなる。
【0031】この発明の指標の位置決め装置は、このよ
うな場合に利用すると便利である。すなわち、ダイヤル
5内の止め片6に対し蓋部材8は扉の勝手が決まるまで
は係着しないで置き、扉の勝手が決まった段階で指標8
1が上方に位置するようにして蓋部材8を最終的に嵌め
込むようにすればよい。
【0032】例えば、左勝手の扉[図1の(B)]に用
いる場合、指標81が図2に「6」の所に位置するよう
にして蓋部材8を止め片6に嵌め込めば、錠の取り付け
後、指標81は上方の位置を占めることになる。
【0033】但し、その場合、指定の文字は180°分
(指標81を変更した角度分)だけずれることは勿論で
ある。
【0034】図5及び図6は、薄く細長い板状片から成
る補助具80を用いて、蓋部材8を止め片6に対し仮嵌
めしてある状態を示している。
【0035】この補助具80は、図6から明らかなよう
に、蓋部材8を止め片6から少し浮かした状態で、係合
脚片82、82間の隙間を縫うように延在して、係合脚
片82の先端の爪が止め片6の係合凹部62に嵌着する
ことを阻止している。
【0036】すなわち、蓋部材8の係合脚片82を止め
片6の外端外周部に形成された環状の仮止め溝61(図
7参照)に係合させて、蓋部材8を止め片6から少し浮
かせ、かつ回動自在に仮に掛け止め、扉の勝手が決まっ
たら、補助具80を利して蓋部材8を所要角度回した
後、補助具80を抜き取り蓋部材8を押し込めば、指標
81が希望の位置を占めた状態で蓋部材8が離脱不能に
係着されることになる。
【0037】なお、ダイヤル5の凹陥部51、止め片6
及び蓋部材8の正面形は、図示例ではいずれも円形に形
成してあるが、例えば正方形など他の形に形成すること
もできる。
【0038】
【発明の効果】以上に説明したこの発明のダイヤル錠に
おける指標の位置決め装置によれば、郵便受け等の扉の
開き勝手が右勝手、左勝手、上勝手あるいは下勝手のい
ずれであっても、指標を有する蓋部材を所望の角度位置
で固定の止め片に対し係着できるようにしたので、1種
のダイヤル錠を使用するだけで指標が常に同じ角度位置
を占めるようにすることができ、使用者にとって使い勝
手が良いばかりでなく、製作や在庫管理等においても効
率化が計れるなどの効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】一般的なダイヤル錠の(A)〜(D)の4タイ
プの使用例を示す正面図。
【図2】この発明のダイヤル錠における指標の位置決め
装置の実施例を示す正面図。
【図3】その側面図。
【図4】図3のIV−IV線による拡大縦断平面図。
【図5】補助具を用いて蓋部材を仮嵌めした使用前の状
態を示す図2の実施例の正面図。
【図6】その拡大縦断平面図。
【図7】止め片の側面図。
【符号の説明】
1 枠体 15 軸体 2 回転体 21 解錠用切欠き 3 回転体 31 解錠用切欠き 4 係合手段 5 つまみを兼ねるダイヤル 6 止め片 61 仮止め溝 62 係合凹部 7 ラッチ 8 蓋部材 81 指標 82 係合脚片

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空の枠体、枠体内に同軸で支承され互
    に回動できる複数の回転体、隣接する2つの回転体の間
    に設けた選択的に係合できる係合手段、複数の回転体に
    それぞれ設けた解錠用切欠き、回転体の1つの少くも回
    転方向について連結され、正面側に露出するつまみを兼
    ねるダイヤル、及び、枠体内に揺動可能に保持され、頭
    部を枠体外に突出させる方向に付勢させたラッチを備え
    たダイヤル錠において、前記回転体を支承する枠体にお
    ける軸体の先端に、ダイヤルの正面において中央に位置
    するようにしてねじで止め片を固定し、その止め片に正
    面側に指標を有し背面側に複数の弾性変形可能な係合脚
    片を有する蓋部材をその角度位置を任意に選択して係着
    することを特徴とするダイヤル錠における指標の位置決
    め装置。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002021381A (ja) * 2000-07-04 2002-01-23 Nagae:Kk ダイヤル錠
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