JPH0979443A - 管の接合装置 - Google Patents

管の接合装置

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JPH0979443A
JPH0979443A JP7237949A JP23794995A JPH0979443A JP H0979443 A JPH0979443 A JP H0979443A JP 7237949 A JP7237949 A JP 7237949A JP 23794995 A JP23794995 A JP 23794995A JP H0979443 A JPH0979443 A JP H0979443A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 管継手の接合は作業者の手作業によって行わ
れており、能率が悪く、管路を開削溝内に敷設する場合
には、溝内に作業者が入り込まなければならず、危険を
伴うおそれもある。 【解決手段】 押輪セッター42側の押輪芯出し用爪6
1が、挿口4に外ばめされた押輪10を芯出しし保持す
るとともに、押輪10のボルト孔11とフランジ7に通
されたボルト15とを互いに周方向に一致させるために
押輪10を回転させる。シリンダ装置22により押輪1
0を受口2のフランジ7に接近する方向に移動させるこ
とで、挿口4に外ばめされたシール材9を押輪10によ
りフランジ7の部分における受口挿口間に押し込ませる
とともに、受口2のフランジ7に通され保持部材34に
より保持されたボルト15のねじ部を、押輪10のボル
ト孔11に通させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は管の接合装置に関
し、特に、水平方向の一方の管の受口に他方の管の挿口
が挿入された状態の管継手において、受口挿口間に配置
される環状のシール材を受口の開口端のフランジにボル
ト接合される押輪によって圧縮させるための、管の接合
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】管継手の一種として、上述のように、一
方の管の受口と、この受口に挿入される他方の管の挿口
との間に配置されるシール材を、受口の開口端のフラン
ジにボルト接合される押輪によって圧縮させる、いわゆ
るメカニカルタイプの管継手が知られている。
【0003】このような管継手を接合する際には、あら
かじめシール材と押輪とが外ばめされた挿口を受口の内
部に挿入し、シール材を受口の開口部における受口内面
と挿口外面との間に押し込み、押輪をフランジにボルト
接合することによって、この押輪によりシール材を圧縮
させる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらの一連
の工程は作業者の手作業によって行われており、このた
め能率が悪く、しかも管路を地表からの開削溝内に敷設
する場合には、この溝内に作業者が入り込まなければな
らず、危険を伴うおそれさえあるなどの問題がある。
【0005】そこで本発明のうち請求項1記載の発明
は、能率良く、かつ精度良く、しかも危険を伴わずに受
口フランジへの押輪の装着を行える管の接合装置を提供
することを目的としたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明のうちで請求項1記載の管の接合装置
は、一方および他方の管に対し上方から載置されるフレ
ームに、前記フランジに通されたボルトの頭部を保持す
る手段と、挿口に外ばめされた押輪を押輪セッターの段
部の押し込むためにこの押輪を管軸方向に移動させる押
し込み手段と、この押し込み手段により押し込まれる押
し輪を芯出しして保持する芯出し保持手段と、この芯出
し保持手段で保持された押輪のボルト孔と前記フランジ
に通されたボルトとを互いに周方向に一致させるために
この押輪を回転させる手段と、この押輪を受口のフラン
ジに接近する方向に移動させることで、この押輪と前記
受口のフランジとの間における挿口の部分に外ばめされ
たシール材をこの押輪によって前記フランジの部分にお
ける受口挿口間に押し込ませるとともに、前記保持手段
によって保持されたボルトのねじ部をこの押輪のボルト
孔に通させる移動手段とを設けたことを特徴としたもの
である。
【0007】したがって請求項1の発明によると、水平
方向の管どうしの接合に際しては、あらかじめシール材
と押輪とが外ばめされた状態の挿口が受口内に挿入され
た状態の部分に上方からフレームを載置する。そして、
あらかじめ受口のフランジに通されたボルトの頭部を保
持手段で保持したのち、押輪を押し込み手段で管軸方向
に移動させるとともに押輪回転手段を回転させて、挿口
に外ばめされた押輪を押輪セッターの段部に押し込む。
その際に押し込み手段によって、押し込まれる押し輪を
芯出し保持手段で芯出しして保持することで、管軸芯に
対して、ボルト群の配列半径と押輪のボルト孔群の配列
半径とを、管軸芯に対して同等にして芯ずれを自動的に
修正する。そして押輪回転手段を回転させることによっ
て、押輪のボルト孔とフランジに通されて保持されたボ
ルトとを互いに周方向に一致させる。最後に移動手段に
よって押輪を受口のフランジに接近する方向に移動させ
ると、この押輪によってシール材が受口挿口間の所定位
置に押し込まれ、またボルトのねじ部が押輪のボルト孔
に通される。これによりシール材の押し込みと押輪の配
置とが完了するため、ボルトをナット締めすることで継
手の接合が完了する。その後は、フレームを上方へ引き
上げて撤去する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
に基づいて説明する。図7は、本発明の装置を用いて接
合すべき管継手の構造を示す。ここで互いに接続される
一方の管1の端部には受口2が形成され、他方の管3の
端部にはこの受口2に挿入される挿口4が形成されてい
る。受口2の開口端の内周には奥すぼまりのテーパ状の
シール材圧接面5が形成され、このシール材圧接面5よ
りも奥側には内周面6が形成されている。また受口2の
開口端の外周にはフランジ7が形成され、このフランジ
7にはボルト孔8が形成されている。
【0009】挿口4は内周面6の内部まで挿入され、ま
た受口2のシール材圧接面5と挿口4の外周面との間に
は、環状のシール材9が配置されている。受口2から離
れた位置における挿口4の外周には押輪10が外ばめされ
ている。受口2のフランジ7と押輪10とを通る管軸方向
のT頭ボルト15が管の周方向に複数設けられ、各T頭ボ
ルト15にナット17がねじ合わされることで押輪10がフラ
ンジ7に締め付けられる。図8はT頭ボルト15とナット
17のみを別個に示す図であり、16はT頭ボルト15のボル
ト頭部である。図9に示すように押輪10はT頭ボルト15
の数に対応した多角形状に形成されている。11はそのボ
ルト孔である。
【0010】このようにして押輪10によりシール材9が
押圧され、このシール材9がシール材圧接面5と挿口4
の外周面との間で圧縮されることによって、受口挿口間
に所定のシール機能が発揮される。
【0011】図2は、本発明に基づく管の接合装置20の
全体構成を示す。図示のように、管1、3の横断面方向
の第1のプレート21がシリンダ装置22によって第2のプ
レート23に接合され、第2のプレート23が管軸方向のタ
イロッド24によって第3のプレート25に接続され、第2
のプレート23から伸びて第3のプレート25を摺動自在に
貫通する管軸方向のガイドシャフト26の端部がクランプ
装置27に接続されることで、フレーム28が構成されてい
る。第1〜第3のプレート21、23、25はそれぞれ下向き
のU字形に形成されており、またクランプ装置27も下側
が開口された構成とされることによって、このフレーム
28は、水平方向の管1、3に対し上方から載置された状
態でこれら両管1、3にわたって配置可能である。
【0012】なお、管1、3は、このようにフレーム28
が配置される以前に、挿口4が受口2の内部に挿入され
ており、挿口4にはシール材9と多角形状の押輪10とが
外ばめされており、またT頭ボルト15は受口2のフラン
ジ7のボルト孔8に通された状態にある。
【0013】図1および図3は、第1のプレート21およ
びその周辺を詳細に示す。前述のように第1のプレート
21は下向きのU字形に形成されており、その切欠部分30
に管1の受口2が入り込むように、上方からこの受口2
に載置可能とされている。そして、この第1のプレート
21に取り付けられた管軸方向のブラケット31の先端のロ
ーラ32が管1の頂部の外面に接することで、この第1の
プレート21が管1に支持されている。
【0014】第1のプレート21には、この第1のプレー
ト21が管1に支持された状態でローラ32に案内されてフ
ランジ7に接近するように移動したときにこのフランジ
7に通されたT頭ボルト15のボルト頭部16に係り合い可
能な保持部材34が、各T頭ボルト15に対応してそれぞれ
設けられている。管1の下部に対応した位置の保持部材
34は、第1のプレート21が上方から受口2に載置される
ときに受口2と干渉しないように、旋回式のアーム35の
先端に取り付けられている。
【0015】シリンダ装置22は管1の周方向に沿った3
箇所に設置されており、保持部材34がT頭ボルト15のボ
ルト頭部16に係り合った状態でこれらシリンダ装置22が
短縮動作することで、第2のプレート23はフランジ7に
接近する方向に移動する。36はその移動量を検知するた
めのポテンショメータである。
【0016】図1、図4および図5は、第2のプレート
23およびその周辺を詳細に示す。この第2のプレート23
も下向きのU字形に形成されており、その切欠部分38に
は管3の挿口4が入り込むように構成されている。この
第2のプレート23には管径方向のブラケット39が取り付
けられており、このブラケット39の下端に設けられたロ
ーラ40が管3の頂部に接することで、この第2のプレー
ト23が管3に支持されている。
【0017】第2のプレート23には、管3のほぼ上半分
の外周に沿って配置された三日月形の押輪セッター42が
配置されている。この押輪セッター42の側面には周方向
に沿った三日月形の溝部43が形成されており、第2のプ
レート23に回転自在に取り付けられた周方向に複数のロ
ーラ44がこの溝部43にはまり込むことで、押輪セッター
42は、管1および管3と同心状に配置されるとともに、
一定角度範囲にわたって周方向に回転自在である。45は
ストッパで、押輪セッター42が第2のプレート23から離
れてしまうのを防止するために設けられている。押輪セ
ッター42の外周の一定範囲には、円弧状のラック46が形
成されている。また第2のプレート23にはモータ47が取
り付けられており、このモータ47によって駆動されるピ
ニオン48がラック46に噛み合うことで、この押輪セッタ
ー42が周方向に回転駆動されるように構成されている。
【0018】押輪セッター42には、多角形状の押輪10の
外形に合致した形状の段部50が形成されている。この多
角形状の押輪10は、挿口4に外ばめされたままの状態で
は、周方向に任意の角度で静止している。そこで上述の
ように押輪セッター42を回転させることで、この押輪セ
ッター42の段部50の角度を押輪10の角度に一致させるこ
とが可能となる。
【0019】このように両者の角度が一致したときに押
輪10を段部50に押し込むために、押輪プッシャー51が設
けられている。すなわち、図1および図3に示すよう
に、第1のプレート21の両側におけるフランジ7と干渉
しない位置には水平方向の切欠部52がそれぞれ設けられ
ており、この切欠部52を形成する水平方向のガイド53に
ブロック54がそれぞれ係り合い、このブロック54はガイ
ド53に沿って管径方向に移動可能とされている。各ブロ
ック54には管軸方向のシリンダ装置55が取り付けられて
おり、このシリンダ装置55は第2のプレート23に向かう
方向に伸長可能である。このシリンダ装置55の伸縮端に
は、管径方向の内向きに伸びる当て板56が取り付けられ
ている。
【0020】第1のプレート21には一対の揺動レバー58
が取り付けられており、各揺動レバー58の揺動端がブロ
ック54に連結されている。揺動レバー58どうしの間には
シリンダ装置59が設けられており、このシリンダ装置59
の伸縮動作に対応して揺動レバー58が揺動することで、
ガイド53に案内されたブロック54が管径方向に移動する
ように構成されている。このようにブロック54が移動す
ることで、これに対応して当て板56は、図3に示すよう
にシリンダ装置59の伸長によって押輪10の端面に接触可
能な位置と、押輪10から管径方向の外向きに退避した位
置との間を移動可能である。
【0021】そして当て板56が押輪10の端面に接触可能
な位置でシリンダ装置55が伸長することで、図1に示す
ように段部50の角度と一致した状態の押輪10が、この当
て板56に押されることによって段部50に押し込まれるよ
うに構成されている。
【0022】挿口4に外ばめされた押輪10の内径は、挿
口4の外径に対して少し大きくしてゆとりをもたせてお
り、さらに押輪10は段部50に対してゆとりをもって押し
込まれるように構成されている。したがって押輪10は挿
口4に対して芯ずれした状態にあり、その結果、T頭ボ
ルト15のねじ部に対して押輪10のボルト孔11が芯ずれさ
れることになる。
【0023】この芯ずれを自動的に修正したのち押輪10
を保持するため、図1、図4および図5に示すように、
前記段部50の部分に内側から対向する位置でかつ管3の
頂部に対向する位置とこれよりも周方向で所定角度変位
させた左右両位置とに押輪芯出し用爪61が配設され、こ
れら押輪芯出し用爪61はそれぞれ腕体62を介して押輪セ
ッター42に固定されている。
【0024】各押輪芯出し用爪61は幅広であって、その
内側面は挿口4の外面に隙間を置いて対向され、また外
側面は第1のプレート21側ほど管軸芯に近づく傾斜外面
63に形成されている。そして押輪10の内周面も、第1の
プレート21側ほど管軸芯に近づく傾斜内面12に形成され
ている。したがって前述したように押輪10が段部50に押
し込まれるとき、この押輪10の傾斜内面12が押輪芯出し
用爪61群の傾斜外面63に乗り上げ状に案内される。これ
により上側の押輪芯出し用爪61によって上下方向の芯出
しを行えるとともに、左右の押輪芯出し用爪61によって
左右方向の芯出しを行え、以て押輪10の芯出しが行われ
るとともに、芯出して段部50に押し込まれた押輪10を押
輪芯出し用爪61群により保持するように構成されてい
る。
【0025】このように芯出しされて保持された押輪10
は、押輪セッター42の段部50に押し込まれることで、こ
の押輪セッター42と一体回転可能となる。図示は省略す
るが、押輪セッター42には、この回転によって押輪10の
ボルト孔11が受口2のフランジ7に保持されているT頭
ボルト15の位置に一致したことを検知するためのセンサ
が設けられている。
【0026】そして両者の位置が一致した後にシリンダ
装置22により第2のプレート23を第1のプレート21に引
き寄せると、それにつれて押輪10が受口2のフランジ7
に接近される。このときシール材9は、押輪10に押され
ることによってシール材圧接面5と挿口4の外周面との
間に押し込まれる。またT頭ボルト15のねじ部が、押輪
10のボルト孔11に通され、さらにこの押輪10から突出す
る。
【0027】図2、図4〜図6に示すように、第2のプ
レート23よりも第1のプレート21から離れた位置には、
押輪セッター42と同様に三日月形に形成された保持プレ
ート65が設けられている。この保持プレート65は、第2
のプレート23との干渉を避けた位置に配置された複数の
結合ロッド66によって押輪セッター42に接続されてお
り、したがってこの押輪セッター42と一体的に回転可能
である。
【0028】保持プレート65には、押輪セッター42の段
部50に装着された押輪10のボルト孔11に対応する位置
に、管軸方向のナットソケット67が設けられている。こ
のナットソケット67において、68は保持プレート65に取
り付けられた軸受であり、この軸受68によってシャフト
69の中間部分が回転自在かつ軸心方向に摺動自在に支持
されている。このシャフト69における押輪セッター42側
の端部にはソケット70が設けられており、このソケット
70によってナット17が保持されている。シャフト69にお
ける第3のプレート25側の端部には、大径部71とトルク
伝達突部72とが設けられている。そして、大径部71と軸
受68との間におけるシャフト69の外周には圧縮コイルば
ね73が外ばめされており、この圧縮コイルばね73は、ソ
ケット70が押輪セッター42から遠ざかる方向にシャフト
69を押圧して移動させることが可能である。
【0029】管3の下部に対応した位置のナットソケッ
ト67は、第2のプレート23が上方から管3に載置される
ときにこの管3と干渉しないように、旋回式の支持アー
ム74に取り付けられている。
【0030】図2および図6に示すように、第3のプレ
ート25は、タイロッド24によって第2のプレート23に接
続されているため、シリンダ装置22によって第2のプレ
ート23や保持プレート65が移動されたときには、ガイド
シャフト26に案内された状態でこれらと一体に移動す
る。この第3のプレート25には管軸方向のブラケット75
が設けられており、このブラケット75の先端のローラ76
が管3の頂部の外面に接することで、この第3のプレー
ト15が管3に支持されている。
【0031】第3のプレート25には、第2のプレート23
における押輪セッター42とほぼ同様の構成の三日月形の
ナットランナー支持プレート78が設けられている。すな
わち、79は溝部、80はローラ、81はストッパであり、こ
れらによってナットランナー支持プレート78は周方向に
回転自在である。また同様に、82はラック、83はモー
タ、84はピニオンであり、これらによってナットランナ
ー支持プレート78が周方向の一定範囲にわたって回転さ
れるように構成されている。
【0032】ナットランナー支持プレート78には、周方
向に 180度の間隔をおいて一対の管軸方向のブラケット
86が取り付けられている。このブラケット86には第2の
プレート23に向かう管軸方向に移動するリニアドモータ
87が取り付けられており、そしてこのリニアドモータ87
の移動部分には管軸方向のナットランナー88が取り付け
られている。このナットランナー88はその先端に駆動ソ
ケット89を有し、この駆動ソケット89は、押輪10のボル
ト孔11のピッチ径に対応した位置に設置されている。し
たがって駆動ソケット89は、ナットランナー支持プレー
ト78の回転によってボルト孔11のピッチ円上を移動可能
であり、かつ図2に示すようにナットソケット67のトル
ク伝達突部72に向かい合った位置で停止可能である。
【0033】この状態でリニアドモータ87が駆動し、第
2のプレート23に近づく方向にナットランナー88を移動
させることで、駆動ソケット89がナットソケット67のト
ルク伝達突部72に噛み合い、ナットランナー88の回転動
作にもとづきソケット70に回転トルクを伝達可能とな
る。そしてさらにナットランナー88が移動すると、ナッ
トソケット67のシャフト69もが一体に移動することにな
り、そのソケット70に保持されたナット17が、押輪10の
ボルト孔11から突出したT頭ボルト15のねじ部にねじ合
わされるように構成されている。
【0034】ナットランナー支持プレート78の回転によ
って、ナットランナー88は、任意のナットソケット67に
噛み合うことができるように構成されている。なお一対
のナットランナー88が設けられていることから、各ナッ
トランナー88は半周分のナットソケット67に対応して位
置すれば足りる。このため、ラック82はそれに対応した
範囲に形成されている。
【0035】クランプ装置27は、接合装置20の全体を管
継手の部分にクランプさせるためのもので、第1のプレ
ート21の保持部材34によってT頭ボルト15のボルト頭部
16を保持したときに作動するように構成されている。
【0036】以下に、上記した実施の形態における作用
を説明する。すなわち水平方向の管1、3どうしの接合
に際しては、まずあらかじめ受口2の内部に挿口4を挿
入しておき、挿口4の外周にはシール材9と押輪10とを
外ばめしておく。このとき押輪10は、その内径が、挿口
4の外径に対して少し大きくしてゆとりをもたせて形成
されていることから、挿口4に対して芯ずれした状態に
ある。
【0037】この状態で本発明の管の接合装置20を上方
から吊り降ろし、そのフレーム28を一方の管1から他方
の管3にわたって載置させる。すると第1〜第3のプレ
ート21、23、25は、ローラ32、40、76によって管1、3
の頂部に支持される。その後、アーム35と支持アーム74
とを旋回させて、下側の保持部材34と下側のナットソケ
ット67とを規定の位置にセットする。
【0038】次にフレーム28を管軸方向に沿って管3の
方へ移動させ、第1のプレート21の保持部材34によって
T頭ボルト15のボルト頭部16を保持する。そしてクラン
プ装置27を作動させれば、このようにT頭ボルト15を保
持した状態でフレーム28が管1、3に固定される。この
とき、シール材9と押輪10とは、受口2のフランジ7と
第2のプレート23の押輪セッター42との間に存在する。
【0039】次にシリンダ装置59を駆動させて押輪プッ
シャー51をガイド53に沿って径方向の内向きに移動さ
せ、かつシリンダ装置55を伸長させて当て板56を押輪10
の端面に接触させる。このとき多角形状の押輪10は、周
方向に任意の角度で静止した状態で、その内周部が管3
の頂部によって支持されている。この状態でシリンダ装
置55がさらに伸長されると、押輪10は押輪セッター42の
端面に接する。
【0040】そこでモータ47によって押輪セッター42を
回転させると、段部50の角度が押輪10の角度に一致した
ときに、この押輪10はプッシャー51の当て板56に押され
て段部50に押し込まれて行く。その際に押輪10の傾斜内
面12が押輪芯出し用爪61群の傾斜外面63に乗り上げ状に
案内されることになり、これにより押輪10は、持ち上げ
られて芯出しされて段部50に押し込まれるとともに、段
部50に押し込まれた押輪10は押輪芯出し用爪61群により
保持される。
【0041】その結果、上側の押輪芯出し用爪61によっ
て上下方向の芯出しを行えるとともに、左右の押輪芯出
し用爪61によって左右方向の芯出しを行え、以て管軸芯
に対して、T頭ボルト15群の配列半径と押輪10のボルト
孔11群の配列半径とを同等にして芯ずれを自動的に修正
し得る。このように芯出しされて保持された押輪10は、
押輪セッター42と一体回転可能となる。
【0042】押輪セッター42側において押輪10を保持し
たなら、押輪プッシャー51のシリンダ装置55を短縮動作
させて当て板56を押輪10から遠ざけ、かつシリンダ装置
59を駆動させて押輪プッシャー51をガイド53に沿って径
方向の外向きに移動させ、当て板56を側方へ退避させ
る。
【0043】そしてさらに押輪セッター42を回転させ、
前述の図示を省略したセンサによって押輪10のボルト孔
11の位置がT頭ボルト15の位置に一致したことが検知さ
れたなら、その回転を停止させる。その後にシリンダ装
置22を動作させ、押輪セッター42を取り付けた第2のプ
レート23を第1のプレート21に引き寄せる。このとき、
ナットソケット67を保持した保持プレート65も結合ロッ
ド66の作用によって一体に引き寄せられ、またタイロッ
ド24によって第2のプレート23に連結された第3のプレ
ート25とナットランナー88も、ガイドシャフト26に案内
されて同様に一体に引き寄せられる。
【0044】この引き寄せ動作によって、押輪10は押輪
セッター42とともに受口2のフランジ7に接近される。
このときシール材9は、押輪10に押されることによって
シール材圧接面5と挿口4の外周面との間に押し込まれ
る。またT頭ボルト15のねじ部が、押輪10のボルト孔11
に通され、さらにこの押輪10から突出する。
【0045】各ナットソケット67のソケット70には、あ
らかじめナット17が保持されている。このソケット70は
段部50に装着された押輪10のボルト孔11に対応する位置
に設けられているため、上述のようにボルト孔11にT頭
ボルト15のねじ部が通されたときには、ナット17はこの
T頭ボルト15のねじ部と同軸上に存在する。
【0046】そこで第3のプレート25の支持プレート78
をモータ83により回転させてナットランナー88の駆動ソ
ケット89を任意のナットソケット67のトルク伝達突部72
に対応して位置させ、リニアドモータ87によってナット
ランナー88を第2のプレート23すなわち押輪10に近づく
方向に移動させる。すると、まずナットランナー88の駆
動ソケット89がトルク伝達突部72に噛み合って、このナ
ットランナー88の回転動作にもとづいてソケット70すな
わちナット17に回転トルクを伝達可能となる。そしてさ
らにナットランナー88が移動すると、圧縮コイルばね73
の力に抗してシャフト69を押輪10に近づく方向に移動さ
せ、そのソケット70に保持されたナット17がT頭ボルト
15のねじ部にねじ合わされることになる。
【0047】周方向の一か所におけるT頭ボルト15に規
定のトルクでナット17をねじ合わせしたなら、リニアド
モータ87を逆方向に駆動させてナットランナー88を押輪
10から遠ざける。すると、それに伴ってナットソケット
67も圧縮コイルばね73の作用によって元の位置に戻り、
さらにナットランナー88の駆動ソケット89がトルク伝達
突部72から離れる。
【0048】なお、支持プレート78には一対のナットラ
ンナー88が設けられているため、一度に二か所のT頭ボ
ルト15にナット17をねじ合わせて締め付けることができ
る。そして支持プレート78を回転させてナットランナー
88を他のナットソケット67に対応させ、以後、同様の操
作を繰り返して、すべてのT頭ボルト15にナット17をね
じ合わせて締め付ける。こうすることで、シール材9が
押輪10によって所定の力で圧縮され、管継手に所要のシ
ール機能が付与されることになる。
【0049】最後にアーム35と支持アーム74とを旋回さ
せて開動させ、クランプ装置27によるクランプ状態を解
除し、接合装置20を吊り上げて図示の位置から撤去す
る。
【0050】
【発明の効果】上記した本発明の請求項1によると、フ
レームに、受口のフランジに通されたボルトの頭部を保
持する手段と、挿口に外ばめされた押輪を押輪セッター
の段部の押し込む押し込み手段と、押し込み手段により
押し込まれる押し輪を芯出しして保持する芯出し保持手
段と、挿口に外ばめされた押輪を保持しかつこの押輪を
回転させる手段と、この押輪を受口のフランジに接近す
る方向に移動させる移動手段とを設けたため、芯出し保
持手段によって、フランジに通されたボルト群の配列半
径と押輪のボルト孔群の配列半径とを、管軸芯に対して
同等にできて芯ずれを自動的に修正することができ、そ
して回転手段によって押輪のボルト孔とフランジに通さ
れたボルトとを互いに周方向に一致させることができ、
そのうえで移動手段によって、押輪と受口のフランジと
の間における挿口の部分に外ばめされたシール材を、こ
の押輪により受口フランジの部分における受口挿口間に
押し込ませるとともに、保持手段によって保持されたボ
ルトのねじ部をこの押輪のボルト孔に通させることがで
き、このため、能率良く、かつ精度良く、しかも人手を
要しないことから危険を伴わずに、管継手のシール材と
押輪とを所定の位置にセットすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示し、管の接合装
置における第1のプレートおよびその周辺の拡大詳細図
である。
【図2】同管の接合装置の全体正面図である。
【図3】図1に示された部分の側面図である。
【図4】図2における第2のプレートおよびその周辺の
拡大詳細図である。
【図5】図4に示された部分の側面図である。
【図6】図2における第3のプレートおよびその周辺に
ついての側面図である。
【図7】本発明の管の接合装置によって接合すべき管継
手の断面図である。
【図8】図7におけるT頭ボルトの平面図である。
【図9】図7における押輪の側面図である。
【符号の説明】
1 一方の管 2 受口 3 他方の管 4 挿口 7 フランジ 9 シール材 10 押輪 11 ボルト孔 12 傾斜内面 15 T頭ボルト 17 ナット 21 第1のプレート 22 シリンダ装置 23 第2のプレート 28 フレーム 42 押輪セッター 46 ラック 50 段部 51 押輪プッシャー 55 シリンダ装置 61 押輪芯出し用爪 63 傾斜外面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平方向の一方の管の受口に他方の管の
    挿口が挿入された状態の管継手において、受口挿口間に
    配置される環状のシール材を、受口の開口端のフランジ
    にボルト接合される押輪によって圧縮させるための装置
    であって、 前記一方および他方の管に対し上方から載置されるフレ
    ームに、前記フランジに通されたボルトの頭部を保持す
    る手段と、挿口に外ばめされた押輪を押輪セッターの段
    部の押し込むためにこの押輪を管軸方向に移動させる押
    し込み手段と、この押し込み手段により押し込まれる押
    し輪を芯出しして保持する芯出し保持手段と、この芯出
    し保持手段で保持された押輪のボルト孔と前記フランジ
    に通されたボルトとを互いに周方向に一致させるために
    この押輪を回転させる手段と、この押輪を受口のフラン
    ジに接近する方向に移動させることで、この押輪と前記
    受口のフランジとの間における挿口の部分に外ばめされ
    たシール材をこの押輪によって前記フランジの部分にお
    ける受口挿口間に押し込ませるとともに、前記保持手段
    によって保持されたボルトのねじ部をこの押輪のボルト
    孔に通させる移動手段とを設けたことを特徴とする管の
    接合装置。
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