JPH0979508A - 蒸気発生プラントの給水制御装置 - Google Patents
蒸気発生プラントの給水制御装置Info
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- JPH0979508A JPH0979508A JP25815995A JP25815995A JPH0979508A JP H0979508 A JPH0979508 A JP H0979508A JP 25815995 A JP25815995 A JP 25815995A JP 25815995 A JP25815995 A JP 25815995A JP H0979508 A JPH0979508 A JP H0979508A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 蒸気発生プラントの水位制御に関して、給水
流量の外乱となる給水ポンプ再循環弁の開閉動作時に、
水位の変動を極力抑制することにある。 【構成】 蒸気発生器1の水位検出値に基づいて給水ポ
ンプの給水流量を制御する主制御系22、27と、給水
ポンプの切替開始時、スイッチ30をオフにし、この時
の給水流量信号S2を記憶回路31に記憶し、目標給水
流量S7とすると共に、給水ポンプ切替中、給水流量S
2と目標給水流量S7を比較し、給水流量変化量を求
め、この給水流量変化量を給水流量補正回路33に入力
して給水流量補正量S8を制御演算により求める補正制
御系を設け、この補正制御系の補正量を主制御系による
給水流量に加算し、主制御系による制御に先行して蒸気
発生プラントの水位変動を抑制する。
流量の外乱となる給水ポンプ再循環弁の開閉動作時に、
水位の変動を極力抑制することにある。 【構成】 蒸気発生器1の水位検出値に基づいて給水ポ
ンプの給水流量を制御する主制御系22、27と、給水
ポンプの切替開始時、スイッチ30をオフにし、この時
の給水流量信号S2を記憶回路31に記憶し、目標給水
流量S7とすると共に、給水ポンプ切替中、給水流量S
2と目標給水流量S7を比較し、給水流量変化量を求
め、この給水流量変化量を給水流量補正回路33に入力
して給水流量補正量S8を制御演算により求める補正制
御系を設け、この補正制御系の補正量を主制御系による
給水流量に加算し、主制御系による制御に先行して蒸気
発生プラントの水位変動を抑制する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、給水ポンプ再循環弁を
設けた蒸気発生プラントにおける蒸気発生プラントの給
水制御装置に関する。
設けた蒸気発生プラントにおける蒸気発生プラントの給
水制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】原子力プラントや火力プラントをはじめ
とする蒸気発生プラントは、複数の給水ポンプからなる
給水設備を有する。給水ポンプには、例えば、タービン
駆動ポンプやモータ駆動ポンプを使用し、給水制御装置
によりタービン駆動ポンプはポンプ回転数、モータ駆動
ポンプは給水調節弁開度を制御する。給水制御装置は、
蒸気発生器である原子炉圧力容器やボイラ内の水位や給
水流量、主蒸気流量をプラントより取り込み、蒸気発生
器内の水位が一定になるような給水ポンプ制御信号を出
力する。これらの給水ポンプは、その容量や給水能力が
異なるので、プラントの出力に対応した給水性能を得る
ために、複数の給水ポンプを順次切替えて使用してい
る。一般に、モータ駆動ポンプは低出力時、タービン駆
動ポンプは高出力時および定格運転中に使用される。プ
ラントの起動時には、出力上昇に対応してモータ駆動ポ
ンプ1台からタービン駆動ポンプ1台に切替え、さらに
タービン駆動ポンプをもう1台追加する。定格運転中は
タービン駆動ポンプ2台で給水を行なう。プラントの停
止時には、出力低下に対応して、まずタービン駆動ポン
プを1台停止し、さらにタービン駆動ポンプ1台からモ
ータ駆動ポンプ1台に切替える。
とする蒸気発生プラントは、複数の給水ポンプからなる
給水設備を有する。給水ポンプには、例えば、タービン
駆動ポンプやモータ駆動ポンプを使用し、給水制御装置
によりタービン駆動ポンプはポンプ回転数、モータ駆動
ポンプは給水調節弁開度を制御する。給水制御装置は、
蒸気発生器である原子炉圧力容器やボイラ内の水位や給
水流量、主蒸気流量をプラントより取り込み、蒸気発生
器内の水位が一定になるような給水ポンプ制御信号を出
力する。これらの給水ポンプは、その容量や給水能力が
異なるので、プラントの出力に対応した給水性能を得る
ために、複数の給水ポンプを順次切替えて使用してい
る。一般に、モータ駆動ポンプは低出力時、タービン駆
動ポンプは高出力時および定格運転中に使用される。プ
ラントの起動時には、出力上昇に対応してモータ駆動ポ
ンプ1台からタービン駆動ポンプ1台に切替え、さらに
タービン駆動ポンプをもう1台追加する。定格運転中は
タービン駆動ポンプ2台で給水を行なう。プラントの停
止時には、出力低下に対応して、まずタービン駆動ポン
プを1台停止し、さらにタービン駆動ポンプ1台からモ
ータ駆動ポンプ1台に切替える。
【0003】ここで、従来の給水制御装置による給水ポ
ンプ切替について、プラントの起動時に、プラント出力
の上昇に伴い、タービン駆動ポンプを起動し、モータ駆
動ポンプを停止する場合を例として、以下に説明する。
まず、給水制御装置において、タービン駆動ポンプ操作
器を手動モードとし、給水制御装置より増指令を出力
し、タービン回転数を増加する。タービン回転数の増加
により、給水ポンプ回転数が増加し、これにより給水流
量が増加する。給水流量の増加に伴い、蒸気発生器内の
水位が上昇する。一方、モータ駆動ポンプは自動モード
であり、蒸気発生器内の水位と目標水位設定値との偏差
を抑えるよう、主水位制御器の制御演算によりポンプ流
量を制御する。この場合、水位が上昇しているので、モ
ータ駆動ポンプでは、給水流量の減少操作を行う。ター
ビン駆動ポンプへの増指令は、主水位制御器の出力信号
と等しくなるまで行う。その後、モータ駆動ポンプ操作
器を手動モードとし、給水制御装置より減指令を出力
し、制御信号が0となることで、モータ駆動ポンプから
タービン駆動ポンプへの切替が終了する。次に、従来の
給水制御装置による給水ポンプ切替について、プラント
の停止時に、プラント出力の低下に伴い、モータ駆動ポ
ンプを起動し、タービン駆動ポンプを停止する場合を例
として、以下に説明する。まず、給水制御装置におい
て、モータ駆動ポンプ操作器を手動モードとし、給水制
御装置より増指令を出力し、給水調節弁開度を増加す
る。これにより給水流量が増加する。給水流量の増加に
伴い、蒸気発生器内の水位が上昇する。一方、タービン
駆動ポンプは自動モードであり、蒸気発生器内の水位と
目標水位設定値との偏差を抑えるよう、主水位制御器の
制御演算によりポンプ流量を制御する。この場合、水位
が上昇しているので、タービン駆動ポンプでは、給水流
量の減少操作を行う。モータ駆動ポンプへの増指令は、
主水位制御器の出力信号と等しくなるまで行う。その
後、タービン駆動ポンプ操作器を手動モードとし、給水
制御装置より減指令を出力し、制御信号が0となること
で、タービン駆動ポンプからモータ駆動ポンプへの切替
が終了する。
ンプ切替について、プラントの起動時に、プラント出力
の上昇に伴い、タービン駆動ポンプを起動し、モータ駆
動ポンプを停止する場合を例として、以下に説明する。
まず、給水制御装置において、タービン駆動ポンプ操作
器を手動モードとし、給水制御装置より増指令を出力
し、タービン回転数を増加する。タービン回転数の増加
により、給水ポンプ回転数が増加し、これにより給水流
量が増加する。給水流量の増加に伴い、蒸気発生器内の
水位が上昇する。一方、モータ駆動ポンプは自動モード
であり、蒸気発生器内の水位と目標水位設定値との偏差
を抑えるよう、主水位制御器の制御演算によりポンプ流
量を制御する。この場合、水位が上昇しているので、モ
ータ駆動ポンプでは、給水流量の減少操作を行う。ター
ビン駆動ポンプへの増指令は、主水位制御器の出力信号
と等しくなるまで行う。その後、モータ駆動ポンプ操作
器を手動モードとし、給水制御装置より減指令を出力
し、制御信号が0となることで、モータ駆動ポンプから
タービン駆動ポンプへの切替が終了する。次に、従来の
給水制御装置による給水ポンプ切替について、プラント
の停止時に、プラント出力の低下に伴い、モータ駆動ポ
ンプを起動し、タービン駆動ポンプを停止する場合を例
として、以下に説明する。まず、給水制御装置におい
て、モータ駆動ポンプ操作器を手動モードとし、給水制
御装置より増指令を出力し、給水調節弁開度を増加す
る。これにより給水流量が増加する。給水流量の増加に
伴い、蒸気発生器内の水位が上昇する。一方、タービン
駆動ポンプは自動モードであり、蒸気発生器内の水位と
目標水位設定値との偏差を抑えるよう、主水位制御器の
制御演算によりポンプ流量を制御する。この場合、水位
が上昇しているので、タービン駆動ポンプでは、給水流
量の減少操作を行う。モータ駆動ポンプへの増指令は、
主水位制御器の出力信号と等しくなるまで行う。その
後、タービン駆動ポンプ操作器を手動モードとし、給水
制御装置より減指令を出力し、制御信号が0となること
で、タービン駆動ポンプからモータ駆動ポンプへの切替
が終了する。
【0004】ところで、給水ポンプ切替のようにポンプ
通過流量が少なくなると、ポンプの締切運転に対するポ
ンプ流体の温度上昇やポンプ軸振動が発生しやすくな
る。そのため給水ポンプには、ポンプ機器保護を目的と
して、給水ポンプ最低流量(ミニマムフロー)を確保す
るための再循環弁(ミニマムフロー弁)が各々設けられ
ている。各再循環弁は、各給水ポンプの吸込流量が最低
流量設定値以下となると、手動または自動にて開く。逆
に吸込流量が最低流量設定値以上となると、各再循環弁
は閉じる。このようにして各ポンプの最低流量を常に確
保できるよう考慮している。給水ポンプ切替において、
前述の例の一つでは、モータ駆動ポンプの流量を減少操
作する。モータ駆動ポンプの吸込流量が最低流量設定値
以下となると、モータ駆動ポンプの吐出側に設けた再循
環弁が開くことになる。同様に、前述の例のもう一つで
は、モータ駆動ポンプの流量を増加操作する場合は、モ
ータ駆動ポンプの吸込流量が最低流量設定値以上になる
と、モータ駆動ポンプの吐出側に設けた再循環弁が閉じ
ることになる。従来の蒸気発生プラントでは、給水ポン
プ最低流量が比較的少なくてよいこともあり、前述の再
循環弁の開閉制御方式には、いわゆるオン−オフ制御方
式(全開−全閉制御方式)が採用されている場合が多
い。しかし、最近の蒸気発生プラントの大規模化に伴
い、前述の給水ポンプ最低流量が給水ポンプ保護上の条
件より、比較的大きな値が必要となっており、前述のオ
ン−オフ制御方式では、給水流量の大幅変化を伴い、蒸
気発生器の水位に与える影響が大きい。再循環弁の開閉
動作による水位の変動は、他にも給水ポンプ2台目の追
加、あるいは停止においても発生する事象である。その
ため、蒸気発生器の水位への影響をできる限り小さくす
るための制御方式として、一定レートで再循環弁の開閉
動作を行うようにしたプログラム制御方式や、比例積分
制御制御方式などが提案されている。また、再循環弁の
開閉動作による水位の変動を抑制する方法として、例え
ば、特開平4−75478号公報や特開平4−1945
03号公報に記載のように、各再循環弁に弁開度発信器
を設置し、再循環弁の開閉時の弁開度信号を取り込み、
これから給水流量の補正信号を生成し、水位変動を抑制
する方法が知られている。
通過流量が少なくなると、ポンプの締切運転に対するポ
ンプ流体の温度上昇やポンプ軸振動が発生しやすくな
る。そのため給水ポンプには、ポンプ機器保護を目的と
して、給水ポンプ最低流量(ミニマムフロー)を確保す
るための再循環弁(ミニマムフロー弁)が各々設けられ
ている。各再循環弁は、各給水ポンプの吸込流量が最低
流量設定値以下となると、手動または自動にて開く。逆
に吸込流量が最低流量設定値以上となると、各再循環弁
は閉じる。このようにして各ポンプの最低流量を常に確
保できるよう考慮している。給水ポンプ切替において、
前述の例の一つでは、モータ駆動ポンプの流量を減少操
作する。モータ駆動ポンプの吸込流量が最低流量設定値
以下となると、モータ駆動ポンプの吐出側に設けた再循
環弁が開くことになる。同様に、前述の例のもう一つで
は、モータ駆動ポンプの流量を増加操作する場合は、モ
ータ駆動ポンプの吸込流量が最低流量設定値以上になる
と、モータ駆動ポンプの吐出側に設けた再循環弁が閉じ
ることになる。従来の蒸気発生プラントでは、給水ポン
プ最低流量が比較的少なくてよいこともあり、前述の再
循環弁の開閉制御方式には、いわゆるオン−オフ制御方
式(全開−全閉制御方式)が採用されている場合が多
い。しかし、最近の蒸気発生プラントの大規模化に伴
い、前述の給水ポンプ最低流量が給水ポンプ保護上の条
件より、比較的大きな値が必要となっており、前述のオ
ン−オフ制御方式では、給水流量の大幅変化を伴い、蒸
気発生器の水位に与える影響が大きい。再循環弁の開閉
動作による水位の変動は、他にも給水ポンプ2台目の追
加、あるいは停止においても発生する事象である。その
ため、蒸気発生器の水位への影響をできる限り小さくす
るための制御方式として、一定レートで再循環弁の開閉
動作を行うようにしたプログラム制御方式や、比例積分
制御制御方式などが提案されている。また、再循環弁の
開閉動作による水位の変動を抑制する方法として、例え
ば、特開平4−75478号公報や特開平4−1945
03号公報に記載のように、各再循環弁に弁開度発信器
を設置し、再循環弁の開閉時の弁開度信号を取り込み、
これから給水流量の補正信号を生成し、水位変動を抑制
する方法が知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来技術は、再
循環弁の弁開度信号から給水流量変動、あるいは再循環
弁通過流量を推定し、主水位制御器出力をバイアス補正
する構成となっている。しかし、特に、給水ポンプ切替
中の再循環弁の開閉による給水流量変動は、プラント給
復水系全体の配管流量干渉を伴い、再循環弁の弁開度信
号から一意に決まらないため、前述のバイアス補正で
は、適切な給水流量補正とならず、そのため水位変動の
抑制効果が少ないばかりか、変動を助長する可能性もあ
る。
循環弁の弁開度信号から給水流量変動、あるいは再循環
弁通過流量を推定し、主水位制御器出力をバイアス補正
する構成となっている。しかし、特に、給水ポンプ切替
中の再循環弁の開閉による給水流量変動は、プラント給
復水系全体の配管流量干渉を伴い、再循環弁の弁開度信
号から一意に決まらないため、前述のバイアス補正で
は、適切な給水流量補正とならず、そのため水位変動の
抑制効果が少ないばかりか、変動を助長する可能性もあ
る。
【0006】本発明の目的は、蒸気発生プラントの水位
制御に関して、給水流量の外乱となる給水ポンプ再循環
弁の開閉動作時に、水位の変動を極力抑制するようにし
た蒸気発生プラントの給水制御装置を提供することにあ
る。
制御に関して、給水流量の外乱となる給水ポンプ再循環
弁の開閉動作時に、水位の変動を極力抑制するようにし
た蒸気発生プラントの給水制御装置を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的は、蒸気発生器
の水位検出値に基づいて給水ポンプの給水流量を制御す
る主制御系と、給水ポンプの切替開始時に設定する目標
給水流量と再循環弁の開閉により変動する給水流量を比
較して給水流量変化量を求め、この給水流量変化量に基
づいて補正量を演算する補正制御系を有し、この補正制
御系の補正量を前記主制御系による給水流量に加算する
ことによって、達成される。
の水位検出値に基づいて給水ポンプの給水流量を制御す
る主制御系と、給水ポンプの切替開始時に設定する目標
給水流量と再循環弁の開閉により変動する給水流量を比
較して給水流量変化量を求め、この給水流量変化量に基
づいて補正量を演算する補正制御系を有し、この補正制
御系の補正量を前記主制御系による給水流量に加算する
ことによって、達成される。
【0008】
【作用】本発明は、蒸気発生器の水位検出値に基づいて
実水位を目標水位に制御する制御系の給水流量制御指令
を、給水ポンプの切替開始時にその吐出側に設けられた
再循環弁の開閉動作に伴う給水流量の変化を受けて先行
的に補正するので、蒸気発生器の水位変化を大幅に抑制
することが可能となり、特に、給水ポンプ切替中の再循
環弁の開閉による蒸気発生器の水位変動を抑制し、プラ
ントの安定性を維持することが可能となる。
実水位を目標水位に制御する制御系の給水流量制御指令
を、給水ポンプの切替開始時にその吐出側に設けられた
再循環弁の開閉動作に伴う給水流量の変化を受けて先行
的に補正するので、蒸気発生器の水位変化を大幅に抑制
することが可能となり、特に、給水ポンプ切替中の再循
環弁の開閉による蒸気発生器の水位変動を抑制し、プラ
ントの安定性を維持することが可能となる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。図1は、
本発明の一実施例を示す蒸気発生プラントの給水制御装
置であり、蒸気発生プラントの一つであるBWR発電プ
ラントに適用した場合を示す。本実施例において、原子
炉圧力容器が蒸気発生器に相当する。BWR発電プラン
トは、給水ポンプとしてタービン駆動ポンプ9Aおよび
9B(以下、TD−RFP)2台とモータ駆動ポンプ1
1Aおよび11B(以下、MD−RFP)2台を有す
る。通常運転時、原子炉圧力容器1で発生した蒸気は、
主蒸気配管2を通り、主蒸気加減弁3により調節されて
タービン4へ送られる。タービン4により発電機5が仕
事をして発電を行なう。タービン4から排気された蒸気
は、復水器6で凝縮される。凝縮した水は、原子炉1の
冷却水として再び用いられる。まず、給水配管7を通
り、復水ポンプ8に供給される。さらに、通常運転時に
は、2台のTD−RFP9Aおよび9Bで昇圧され、原
子炉圧力容器1へ供給される。ここで、TD−RFP9
Aおよび9Bは、タービン4から抽気した蒸気を駆動源
とするポンプ駆動タービン10Aおよび10Bにより、
ポンプの回転数を制御し、ポンプ流量を調節する。一
方、2台のMD−RF11Aおよび11Bは、通常運転
中は、TD−RFPのバックアップに用いるため、待機
状態にあり、原子炉1を起動および停止する場合に給水
制御に用いる。MD−RFPの流量制御は、給水調節弁
12Aおよび12Bで行なう。給水配管7には、分岐管
13A、13B、13Cおよび13Dが設けられ、これ
らの分岐管に取り付けられた再循環弁14A、14B、
14Cおよび14Dは、TD−RFPおよびMD−RF
Pの起動、停止時に開閉動作を実施し、各給水ポンプの
最小流量を確保する。各再循環弁を通過する水は、再び
復水器6に戻る。TD−RFPおよびMD−RFPによ
る給水流量の制御は、原子炉圧力容器1の水位計15、
給水配管7に設けられた給水流量計16および主蒸気配
管2に設けられた主蒸気流量計17の検出値を入力する
給水制御装置20において実行する。
本発明の一実施例を示す蒸気発生プラントの給水制御装
置であり、蒸気発生プラントの一つであるBWR発電プ
ラントに適用した場合を示す。本実施例において、原子
炉圧力容器が蒸気発生器に相当する。BWR発電プラン
トは、給水ポンプとしてタービン駆動ポンプ9Aおよび
9B(以下、TD−RFP)2台とモータ駆動ポンプ1
1Aおよび11B(以下、MD−RFP)2台を有す
る。通常運転時、原子炉圧力容器1で発生した蒸気は、
主蒸気配管2を通り、主蒸気加減弁3により調節されて
タービン4へ送られる。タービン4により発電機5が仕
事をして発電を行なう。タービン4から排気された蒸気
は、復水器6で凝縮される。凝縮した水は、原子炉1の
冷却水として再び用いられる。まず、給水配管7を通
り、復水ポンプ8に供給される。さらに、通常運転時に
は、2台のTD−RFP9Aおよび9Bで昇圧され、原
子炉圧力容器1へ供給される。ここで、TD−RFP9
Aおよび9Bは、タービン4から抽気した蒸気を駆動源
とするポンプ駆動タービン10Aおよび10Bにより、
ポンプの回転数を制御し、ポンプ流量を調節する。一
方、2台のMD−RF11Aおよび11Bは、通常運転
中は、TD−RFPのバックアップに用いるため、待機
状態にあり、原子炉1を起動および停止する場合に給水
制御に用いる。MD−RFPの流量制御は、給水調節弁
12Aおよび12Bで行なう。給水配管7には、分岐管
13A、13B、13Cおよび13Dが設けられ、これ
らの分岐管に取り付けられた再循環弁14A、14B、
14Cおよび14Dは、TD−RFPおよびMD−RF
Pの起動、停止時に開閉動作を実施し、各給水ポンプの
最小流量を確保する。各再循環弁を通過する水は、再び
復水器6に戻る。TD−RFPおよびMD−RFPによ
る給水流量の制御は、原子炉圧力容器1の水位計15、
給水配管7に設けられた給水流量計16および主蒸気配
管2に設けられた主蒸気流量計17の検出値を入力する
給水制御装置20において実行する。
【0010】給水制御装置20は、ゲイン要素24、主
水位制御器27、自動/手動モードのタービン駆動ポン
プ操作器28A,28B、自動/手動モードのモータ駆
動ポンプ操作器29A,29B、記憶回路31、給水流
量補正回路33、比較器22,23,32、加算器2
5,34、信号切替器26、スイッチ30を有する。給
水制御装置20の動作を説明する。プラントの高出力時
(例えば、30パーセント以上)には、信号切替器26
が加算器25に切り替わり、スイッチ30がオンにな
る。この状態で水位計15の原子炉水位信号S1は、比
較器22において水位設定値21と比較され、水位偏差
が求められる。また、給水流量計16の給水流量信号S
2と主蒸気流量計17の主蒸気流量信号S3との偏差信
号が比較器23から出力され、偏差信号にゲインK24
を乗算し、加算器25において原子炉水位偏差信号に加
算し、信号切替器26を通って主水位制御器27へ入力
する。主水位制御器27では、比例積分演算などにより
給水流量制御指令S4を出力する。給水流量制御指令S
4は、タービン駆動ポンプ操作器28A,28Bに入力
され、ポンプ駆動タービン10Aおよび10Bを制御
し、また、モータ駆動ポンプ操作器29A,29Bに入
力され、給水調節弁12Aおよび12Bを制御する。一
方、プラントが低出力時(例えば、30パーセント以
下)では、信号切替器26が比較器22に切り替わり、
比較器22から出力される原子炉水位偏差のみが主水位
制御器27への入力となる。ここで、プラントの通常運
転中、タービン駆動ポンプ操作器28Aおよび28B、
モータ駆動ポンプ操作器29Aおよび29Bは、自動モ
ードとなっている。一方、給水ポンプ切替時には、起動
あるいは停止するポンプの操作器を手動モードに設定
し、ポンプ流量の増減操作を実施する。
水位制御器27、自動/手動モードのタービン駆動ポン
プ操作器28A,28B、自動/手動モードのモータ駆
動ポンプ操作器29A,29B、記憶回路31、給水流
量補正回路33、比較器22,23,32、加算器2
5,34、信号切替器26、スイッチ30を有する。給
水制御装置20の動作を説明する。プラントの高出力時
(例えば、30パーセント以上)には、信号切替器26
が加算器25に切り替わり、スイッチ30がオンにな
る。この状態で水位計15の原子炉水位信号S1は、比
較器22において水位設定値21と比較され、水位偏差
が求められる。また、給水流量計16の給水流量信号S
2と主蒸気流量計17の主蒸気流量信号S3との偏差信
号が比較器23から出力され、偏差信号にゲインK24
を乗算し、加算器25において原子炉水位偏差信号に加
算し、信号切替器26を通って主水位制御器27へ入力
する。主水位制御器27では、比例積分演算などにより
給水流量制御指令S4を出力する。給水流量制御指令S
4は、タービン駆動ポンプ操作器28A,28Bに入力
され、ポンプ駆動タービン10Aおよび10Bを制御
し、また、モータ駆動ポンプ操作器29A,29Bに入
力され、給水調節弁12Aおよび12Bを制御する。一
方、プラントが低出力時(例えば、30パーセント以
下)では、信号切替器26が比較器22に切り替わり、
比較器22から出力される原子炉水位偏差のみが主水位
制御器27への入力となる。ここで、プラントの通常運
転中、タービン駆動ポンプ操作器28Aおよび28B、
モータ駆動ポンプ操作器29Aおよび29Bは、自動モ
ードとなっている。一方、給水ポンプ切替時には、起動
あるいは停止するポンプの操作器を手動モードに設定
し、ポンプ流量の増減操作を実施する。
【0011】以下では、給水ポンプ切替時における給水
制御装置20の制御動作について説明する。図1におい
て、給水ポンプ切替時に、給水ポンプ再循環弁を開閉す
ると、給水配管7から原子炉圧力容器1に供給される給
水流量が変動し、原子炉圧力容器1の水位が変動する。
そこで、まず、給水ポンプ切替を開始するにあたり、信
号切替器26を比較器22に切り替え、スイッチ30を
オフにする。信号切替器26の切り替えにより、主水位
制御器27に原子炉水位偏差が入力され、給水流量制御
指令S4を出力する。また、スイッチ30がオフしたと
き、給水ポンプ切替開始時の給水流量信号S2を記憶回
路31に記憶する。この記憶した値を以下では目標給水
流量S7とする。つぎに、給水ポンプ切替中、給水流量
信号S2は、比較器32において目標給水流量S7と比
較され、給水流量変化量が求められる。給水流量変化量
は、給水流量補正回路33に入力され、制御演算により
給水流量補正信号S8となり、加算器34において主水
位制御器27の給水流量制御指令S4に加算される。こ
の補正された給水流量制御指令S4をポンプ操作器に入
力し、給水流量を補正制御する。このようにして、給水
制御装置20は、給水ポンプ切替時に、給水ポンプ再循
環弁を開閉することにより変動する給水流量変化量に基
づいて給水流量を補正する。
制御装置20の制御動作について説明する。図1におい
て、給水ポンプ切替時に、給水ポンプ再循環弁を開閉す
ると、給水配管7から原子炉圧力容器1に供給される給
水流量が変動し、原子炉圧力容器1の水位が変動する。
そこで、まず、給水ポンプ切替を開始するにあたり、信
号切替器26を比較器22に切り替え、スイッチ30を
オフにする。信号切替器26の切り替えにより、主水位
制御器27に原子炉水位偏差が入力され、給水流量制御
指令S4を出力する。また、スイッチ30がオフしたと
き、給水ポンプ切替開始時の給水流量信号S2を記憶回
路31に記憶する。この記憶した値を以下では目標給水
流量S7とする。つぎに、給水ポンプ切替中、給水流量
信号S2は、比較器32において目標給水流量S7と比
較され、給水流量変化量が求められる。給水流量変化量
は、給水流量補正回路33に入力され、制御演算により
給水流量補正信号S8となり、加算器34において主水
位制御器27の給水流量制御指令S4に加算される。こ
の補正された給水流量制御指令S4をポンプ操作器に入
力し、給水流量を補正制御する。このようにして、給水
制御装置20は、給水ポンプ切替時に、給水ポンプ再循
環弁を開閉することにより変動する給水流量変化量に基
づいて給水流量を補正する。
【0012】ここで、図2に給水ポンプ再循環弁が開動
作したとき、図3に給水ポンプ再循環弁が閉動作したと
きの給水流量補正回路33のそれぞれの動作を示す。図
2において、給水ポンプ切替開始時に、上述したよう
に、スイッチ30をオフにして給水流量信号S2を記憶
回路31に記憶する。この記憶した値を目標給水流量S
7とする。給水ポンプ切替中、給水ポンプ再循環弁が開
くため、原子炉1への給水流量が減少し、給水流量計1
6の給水流量信号S2は、図示のように低下する。この
低下した給水流量信号S2は目標給水流量S7と比較さ
れ、この偏差が給水流量変化量として求められる。この
給水流量変化量は給水流量補正回路33に入力され、給
水流量補正回路33において制御演算して給水流量補正
信号S8を出力する。給水流量補正信号S8は、図示の
ように、給水ポンプの再循環弁が開くことによる給水流
量の減少に対して、正の値をとり、給水流量を増加させ
る補正信号として機能する。図3において、給水ポンプ
切替開始時に、同様に、スイッチ30をオフして給水流
量信号S2を記憶回路31に記憶する。この記憶した値
を目標給水流量S7とする。給水ポンプ切替中、給水ポ
ンプ再循環弁が閉じるため、原子炉1への給水流量が増
加し、給水流量計16の給水流量信号S2は、図示のよ
うに上昇する。この上昇した給水流量信号S2は目標給
水流量S7と比較され、この偏差が給水流量変化量とし
て求められる。この給水流量変化量は給水流量補正回路
33に入力され、給水流量補正回路33において制御演
算して給水流量補正信号S8を出力する。給水流量補正
信号S8は、給水ポンプの再循環弁が閉じることによる
給水流量の増加に対して、負の値をとり、給水流量を減
少させる補正信号として機能する。
作したとき、図3に給水ポンプ再循環弁が閉動作したと
きの給水流量補正回路33のそれぞれの動作を示す。図
2において、給水ポンプ切替開始時に、上述したよう
に、スイッチ30をオフにして給水流量信号S2を記憶
回路31に記憶する。この記憶した値を目標給水流量S
7とする。給水ポンプ切替中、給水ポンプ再循環弁が開
くため、原子炉1への給水流量が減少し、給水流量計1
6の給水流量信号S2は、図示のように低下する。この
低下した給水流量信号S2は目標給水流量S7と比較さ
れ、この偏差が給水流量変化量として求められる。この
給水流量変化量は給水流量補正回路33に入力され、給
水流量補正回路33において制御演算して給水流量補正
信号S8を出力する。給水流量補正信号S8は、図示の
ように、給水ポンプの再循環弁が開くことによる給水流
量の減少に対して、正の値をとり、給水流量を増加させ
る補正信号として機能する。図3において、給水ポンプ
切替開始時に、同様に、スイッチ30をオフして給水流
量信号S2を記憶回路31に記憶する。この記憶した値
を目標給水流量S7とする。給水ポンプ切替中、給水ポ
ンプ再循環弁が閉じるため、原子炉1への給水流量が増
加し、給水流量計16の給水流量信号S2は、図示のよ
うに上昇する。この上昇した給水流量信号S2は目標給
水流量S7と比較され、この偏差が給水流量変化量とし
て求められる。この給水流量変化量は給水流量補正回路
33に入力され、給水流量補正回路33において制御演
算して給水流量補正信号S8を出力する。給水流量補正
信号S8は、給水ポンプの再循環弁が閉じることによる
給水流量の増加に対して、負の値をとり、給水流量を減
少させる補正信号として機能する。
【0013】図4に、給水流量補正回路33の内部構成
を示す。ゲイン要素331は、給水流量変動を入力し、
積分器332への入力信号を出力する。ゲイン要素33
1は、定数あるいは給水流量変動に対する可変機能をも
つ。積分器332は、給水流量変動に応じて給水流量補
正信号S8を出力する。積分時定数は、プラントの給水
制御特性にもよるが、主水位制御器27の積分時定数よ
り短く設定することが可能である(例えば、10秒前
後)。
を示す。ゲイン要素331は、給水流量変動を入力し、
積分器332への入力信号を出力する。ゲイン要素33
1は、定数あるいは給水流量変動に対する可変機能をも
つ。積分器332は、給水流量変動に応じて給水流量補
正信号S8を出力する。積分時定数は、プラントの給水
制御特性にもよるが、主水位制御器27の積分時定数よ
り短く設定することが可能である(例えば、10秒前
後)。
【0014】次に、本実施例の給水制御装置をBWR発
電プラントの起動、停止における給水ポンプ切替時に適
用した場合の動作を説明する。BWR発電プラントにお
いては、プラントの起動から出力が約25パーセントま
では、MD−RFP1台で給水流量を制御し、その後、
TD−RFP1台を起動し、MD−RFPとの切替を行
なう。図1において、MD−RFP11AからTD−R
FP9Aに切替えるとき、まず、TD−RFP9Aの操
作器28Aを手動モードとし、図5(a)に示すよう
に、TD−RFP制御信号S5Aを増加させる。これに
伴い、MD−RFP11Aの制御信号S6Aが徐々に低
下する。MD−RFP11Aの吸込流量が再循環弁14
Cの開設定値(例えば、流量700t/h)を下回る
と、再循環弁14Cが(1)の時点で開く。これに伴
い、(1)の時点では、給水配管の分岐管13Cには約
500t/hの給水流量が流れ込み、図5(b)に示す
ように、給水流量S2が急に減少する。このときの給水
流量S2は、図2で説明したように、目標給水流量S7
と比較され、この偏差が給水流量変化量として求めら
れ、給水流量補正回路33に入力される。給水流量補正
回路33において制御演算して正の給水流量補正信号S
8を出力し、直ちに主水位制御器27の給水流量制御指
令S4に加算し、この補正した給水流量制御指令S4を
モータ駆動ポンプ操作器29Aに入力する。これによ
り、MD−RFP制御信号S6Aが一旦増加することに
なる。その結果、図5(c)に示すように、原子炉水位
S1の低下が抑制され、ほぼ一定に制御されることとな
る。このようにして、MD−RFP11AからTD−R
FP9Aに切替えるとき、給水ポンプ再循環弁14Cの
開動作により変動する給水流量変化量に基づいて給水流
量を補正するので、主水位制御器27による制御に先行
して原子炉水位の変動を抑制することができる。
電プラントの起動、停止における給水ポンプ切替時に適
用した場合の動作を説明する。BWR発電プラントにお
いては、プラントの起動から出力が約25パーセントま
では、MD−RFP1台で給水流量を制御し、その後、
TD−RFP1台を起動し、MD−RFPとの切替を行
なう。図1において、MD−RFP11AからTD−R
FP9Aに切替えるとき、まず、TD−RFP9Aの操
作器28Aを手動モードとし、図5(a)に示すよう
に、TD−RFP制御信号S5Aを増加させる。これに
伴い、MD−RFP11Aの制御信号S6Aが徐々に低
下する。MD−RFP11Aの吸込流量が再循環弁14
Cの開設定値(例えば、流量700t/h)を下回る
と、再循環弁14Cが(1)の時点で開く。これに伴
い、(1)の時点では、給水配管の分岐管13Cには約
500t/hの給水流量が流れ込み、図5(b)に示す
ように、給水流量S2が急に減少する。このときの給水
流量S2は、図2で説明したように、目標給水流量S7
と比較され、この偏差が給水流量変化量として求めら
れ、給水流量補正回路33に入力される。給水流量補正
回路33において制御演算して正の給水流量補正信号S
8を出力し、直ちに主水位制御器27の給水流量制御指
令S4に加算し、この補正した給水流量制御指令S4を
モータ駆動ポンプ操作器29Aに入力する。これによ
り、MD−RFP制御信号S6Aが一旦増加することに
なる。その結果、図5(c)に示すように、原子炉水位
S1の低下が抑制され、ほぼ一定に制御されることとな
る。このようにして、MD−RFP11AからTD−R
FP9Aに切替えるとき、給水ポンプ再循環弁14Cの
開動作により変動する給水流量変化量に基づいて給水流
量を補正するので、主水位制御器27による制御に先行
して原子炉水位の変動を抑制することができる。
【0015】また、BWR発電プラントにおいては、プ
ラントの停止において出力が約25パーセントまで低下
すると、MD−RFPを起動し、給水流量制御に用いて
いるTD−RFP1台を停止し、MD−RFPとの切替
を行なう。図1において、TD−RFP9AからMD−
RFP11Aに切替えるとき、まず、MD−RFP11
Aの操作器29Aを手動モードとし、図6(a)に示す
ように、MD−RFP制御信号S6Aを増加させる。こ
れに伴い、TD−RFP9Aの制御信号S5Aが徐々に
低下する。TD−RFP9Aの制御信号S5Aと、MD
−RFP制御信号S6Aがバランスした後で、今度はM
D−RFP11Aの操作器29Aを自動モードとし、一
方、TD−RFP9Aの操作器28Aを手動モードと
て、TD−RFP制御信号S5Aを減少させる。やが
て、MD−RFP11Aの吸込流量が再循環弁14Cの
閉設定値(例えば、流量1200t/h)を上回ると、
再循環弁14Cが(2)の時点で閉じる。これに伴い、
(2)の時点では、給水配管の分岐管13Cを通過して
いた流量が給水配管7に流れ込み、図6(b)に示すよ
うに、給水流量S2が急に増加する。このときの給水流
量S2は、図3で説明したように、目標給水流量S7と
比較され、この偏差が給水流量変化量として求められ、
給水流量補正回路33に入力される。給水流量補正回路
33において制御演算して負の給水流量補正信号S8を
出力し、直ちに主水位制御器27の給水流量制御指令S
4に加算し、この補正した給水流量制御指令S4をモー
タ駆動ポンプ操作器29Aに入力する。これにより、M
D−RFP制御信号S6Aが一旦減少することになる。
その結果、図6(c)に示すように、原子炉水位S1の
上昇が抑制され、ほぼ一定に制御されることとなる。こ
のようにして、TD−RFP9AからMD−RFP11
Aに切替えるとき、給水ポンプ再循環弁14Cの閉動作
により変動する給水流量変化量に基づいて給水流量を補
正するので、主水位制御器27による制御に先行して原
子炉水位の変動を抑制することができる。
ラントの停止において出力が約25パーセントまで低下
すると、MD−RFPを起動し、給水流量制御に用いて
いるTD−RFP1台を停止し、MD−RFPとの切替
を行なう。図1において、TD−RFP9AからMD−
RFP11Aに切替えるとき、まず、MD−RFP11
Aの操作器29Aを手動モードとし、図6(a)に示す
ように、MD−RFP制御信号S6Aを増加させる。こ
れに伴い、TD−RFP9Aの制御信号S5Aが徐々に
低下する。TD−RFP9Aの制御信号S5Aと、MD
−RFP制御信号S6Aがバランスした後で、今度はM
D−RFP11Aの操作器29Aを自動モードとし、一
方、TD−RFP9Aの操作器28Aを手動モードと
て、TD−RFP制御信号S5Aを減少させる。やが
て、MD−RFP11Aの吸込流量が再循環弁14Cの
閉設定値(例えば、流量1200t/h)を上回ると、
再循環弁14Cが(2)の時点で閉じる。これに伴い、
(2)の時点では、給水配管の分岐管13Cを通過して
いた流量が給水配管7に流れ込み、図6(b)に示すよ
うに、給水流量S2が急に増加する。このときの給水流
量S2は、図3で説明したように、目標給水流量S7と
比較され、この偏差が給水流量変化量として求められ、
給水流量補正回路33に入力される。給水流量補正回路
33において制御演算して負の給水流量補正信号S8を
出力し、直ちに主水位制御器27の給水流量制御指令S
4に加算し、この補正した給水流量制御指令S4をモー
タ駆動ポンプ操作器29Aに入力する。これにより、M
D−RFP制御信号S6Aが一旦減少することになる。
その結果、図6(c)に示すように、原子炉水位S1の
上昇が抑制され、ほぼ一定に制御されることとなる。こ
のようにして、TD−RFP9AからMD−RFP11
Aに切替えるとき、給水ポンプ再循環弁14Cの閉動作
により変動する給水流量変化量に基づいて給水流量を補
正するので、主水位制御器27による制御に先行して原
子炉水位の変動を抑制することができる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
給水ポンプの切替開始時に、給水ポンプ再循環弁の開閉
により変動する給水流量変化量に基づいて給水流量を補
正するので、蒸気発生器の水位変化を大幅に抑制するこ
とが可能となり、極めて安定性の高いプラントの運転を
実現することができる。また、本発明によれば、給水ポ
ンプの切替開始時に、給水流量の変化に応じた補正信号
を用いて、主水位制御器による制御指令より先行的に給
水ポンプの流量を制御するので、特に、給水ポンプ切替
中の給水ポンプ再循環弁の開閉による蒸気発生器の水位
変動を抑制し、プラントの安定性を維持することが可能
となる。また、本発明によれば、従来のように給水ポン
プの再循環弁開度信号を必要としないので、弁開度発信
器の新設や、給水制御装置のハード改造の必要がなく、
装置として簡素化およびコスト安とすることができる。
給水ポンプの切替開始時に、給水ポンプ再循環弁の開閉
により変動する給水流量変化量に基づいて給水流量を補
正するので、蒸気発生器の水位変化を大幅に抑制するこ
とが可能となり、極めて安定性の高いプラントの運転を
実現することができる。また、本発明によれば、給水ポ
ンプの切替開始時に、給水流量の変化に応じた補正信号
を用いて、主水位制御器による制御指令より先行的に給
水ポンプの流量を制御するので、特に、給水ポンプ切替
中の給水ポンプ再循環弁の開閉による蒸気発生器の水位
変動を抑制し、プラントの安定性を維持することが可能
となる。また、本発明によれば、従来のように給水ポン
プの再循環弁開度信号を必要としないので、弁開度発信
器の新設や、給水制御装置のハード改造の必要がなく、
装置として簡素化およびコスト安とすることができる。
【図1】本発明の一実施例を示す蒸気発生プラントの給
水制御装置とBWR発電プラントの系統図
水制御装置とBWR発電プラントの系統図
【図2】本発明による給水ポンプ再循環弁開時の給水流
量補正動作の説明図
量補正動作の説明図
【図3】本発明による給水ポンプ再循環弁閉時の給水流
量補正動作の説明図
量補正動作の説明図
【図4】本発明の給水流量補正回路の構成図
【図5】本発明による給水ポンプ再循環弁開時のプラン
トの挙動の説明図
トの挙動の説明図
【図6】本発明による給水ポンプ再循環弁閉時のプラン
トの挙動の説明図
トの挙動の説明図
1 原子炉圧力容器 2 主蒸気配管 3 主蒸気加減弁 4 タービン 5 発電機 6 復水器 7 給水配管 8 復水ポンプ 9A,9B タービン駆動ポンプ 10A,10B ポンプ駆動タービン 11A,11B モータ駆動ポンプ 12A,12B 給水調節弁 13A,13B,13C,13D 給水ポンプ再循環流
量配管 14A,14B,14C,14D 給水ポンプ再循環弁 15 原子炉水位計 16 給水流量計 17 主蒸気流量計 20 給水制御装置 24 ゲイン要素 27 主水位制御器 28A,28B タービン駆動ポンプ操作器 29A,29B モータ駆動ポンプ操作器 31 記憶回路 33 給水流量補正回路 34 加算器 331 ゲイン要素 332 積分器
量配管 14A,14B,14C,14D 給水ポンプ再循環弁 15 原子炉水位計 16 給水流量計 17 主蒸気流量計 20 給水制御装置 24 ゲイン要素 27 主水位制御器 28A,28B タービン駆動ポンプ操作器 29A,29B モータ駆動ポンプ操作器 31 記憶回路 33 給水流量補正回路 34 加算器 331 ゲイン要素 332 積分器
Claims (5)
- 【請求項1】 蒸気発生器と、この蒸気発生器に給水す
る複数の給水ポンプと、これらの給水ポンプに設けられ
た再循環弁を有する蒸気発生プラントの水位を目標値に
制御する給水制御装置において、前記蒸気発生器の水位
検出値に基づいて前記給水ポンプの給水流量を制御する
主制御系と、前記給水ポンプの切替開始時に設定する目
標給水流量と前記再循環弁の開閉により変動する給水流
量を比較して給水流量変化量を求め、この給水流量変化
量に基づいて補正量を演算する補正制御系を有し、この
補正制御系の補正量を前記主制御系による給水流量に加
算することを特徴とする蒸気発生プラントの給水制御装
置。 - 【請求項2】 請求項1において、補正制御系は、給水
流量を検出する手段と、給水ポンプの切替開始時に目標
給水流量を設定する手段と、再循環弁の開閉により変動
する給水流量と前記目標給水流量を比較する手段と、前
記比較して求めた給水流量変化量に基づいて給水流量補
正量を演算する手段と、前記給水流量補正量を加算する
手段を備えることを特徴とする蒸気発生プラントの給水
制御装置。 - 【請求項3】 請求項2において、給水流量の検出値を
記憶する手段を設け、給水ポンプ切替開始時の給水流量
検出値を目標給水流量とすることを特徴とする蒸気発生
プラントの給水制御装置。 - 【請求項4】 請求項2において、給水流量補正量を演
算する手段は、定数あるいは給水流量変動に対する可変
機能を有するゲイン要素と、積分時定数を設定する積分
要素からなることを特徴とする蒸気発生プラントの給水
制御装置。 - 【請求項5】 蒸気発生器と、この蒸気発生器に給水す
る複数の給水ポンプと、これらの給水ポンプに設けられ
た再循環弁を有する蒸気発生プラントの水位を目標値に
制御する給水制御装置において、前記蒸気発生器の水位
検出値に基づいて前記給水ポンプの給水流量を制御する
主制御系と、給水ポンプの切替開始時、スイッチ手段を
オフにし、この時の給水流量信号を記憶回路に記憶し、
目標給水流量とすると共に、給水ポンプ切替中、前記目
標給水流量と前記再循環弁の開閉により変動する給水流
量信号を比較し、給水流量変化量を求め、この給水流量
変化量を給水流量補正回路に入力して給水流量補正信号
を演算により求める補正制御系を設け、この補正制御系
の給水流量補正信号を前記主制御系の給水流量制御指令
に加算することを特徴とする蒸気発生プラントの給水制
御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25815995A JPH0979508A (ja) | 1995-09-11 | 1995-09-11 | 蒸気発生プラントの給水制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25815995A JPH0979508A (ja) | 1995-09-11 | 1995-09-11 | 蒸気発生プラントの給水制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0979508A true JPH0979508A (ja) | 1997-03-28 |
Family
ID=17316360
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25815995A Pending JPH0979508A (ja) | 1995-09-11 | 1995-09-11 | 蒸気発生プラントの給水制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0979508A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100561043C (zh) | 2008-11-12 | 2009-11-18 | 陕西天程石化设备有限公司 | 一种锅炉给水流量控制及压力补偿系统 |
| CN104696945A (zh) * | 2014-12-30 | 2015-06-10 | 广东电网有限责任公司电力科学研究院 | 快速适应给水温度变化的给水控制方法 |
| CN104864385A (zh) * | 2014-02-24 | 2015-08-26 | 北京国电智深控制技术有限公司 | 一种计算超临界机组给水流量指令的方法和装置 |
| JP2022167557A (ja) * | 2021-04-23 | 2022-11-04 | 株式会社本間組 | ケーソンの注水制御装置 |
-
1995
- 1995-09-11 JP JP25815995A patent/JPH0979508A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100561043C (zh) | 2008-11-12 | 2009-11-18 | 陕西天程石化设备有限公司 | 一种锅炉给水流量控制及压力补偿系统 |
| CN104864385A (zh) * | 2014-02-24 | 2015-08-26 | 北京国电智深控制技术有限公司 | 一种计算超临界机组给水流量指令的方法和装置 |
| CN104864385B (zh) * | 2014-02-24 | 2017-05-24 | 北京国电智深控制技术有限公司 | 一种计算超临界机组给水流量指令的方法和装置 |
| CN104696945A (zh) * | 2014-12-30 | 2015-06-10 | 广东电网有限责任公司电力科学研究院 | 快速适应给水温度变化的给水控制方法 |
| CN104696945B (zh) * | 2014-12-30 | 2016-07-06 | 广东电网有限责任公司电力科学研究院 | 快速适应给水温度变化的给水控制方法 |
| JP2022167557A (ja) * | 2021-04-23 | 2022-11-04 | 株式会社本間組 | ケーソンの注水制御装置 |
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