JPH0979918A - 測温抵抗体を用いた温度計測方法及び回路 - Google Patents

測温抵抗体を用いた温度計測方法及び回路

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JPH0979918A
JPH0979918A JP23522295A JP23522295A JPH0979918A JP H0979918 A JPH0979918 A JP H0979918A JP 23522295 A JP23522295 A JP 23522295A JP 23522295 A JP23522295 A JP 23522295A JP H0979918 A JPH0979918 A JP H0979918A
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temperature detector
resistance temperature
amplifier
voltage
connection line
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JP23522295A
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Masaya Kono
雅也 河野
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Tokyo Keiki Inc
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Tokimec Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 測温抵抗体の非線形特性を線形補正すると共
に、接続ケーブルの影響を除去して高精度の温度計測が
可能な測温抵抗体を用いた温度計測方法及び装置。 【解決手段】 基準電圧源204から入力される基準電
圧とその電流補正入力端から入力される電圧とに基づき
電流値が規定される定電流を電流出力端から出力する定
電流回路203と、この定電流回路の電流出力端に自己
の抵抗体の一端の接続線を介して接続され、その他端は
接続線を介して接地された3線式測温抵抗体201と、
この測温抵抗体201の一端に接続された2つの接続線
の一方が抵抗器R1 を介して入力端の負側に接続され、
前記2つの接続線の他方が入力端の正側に接続され、そ
の出力端が前記定電流回路203の電流補正入力端に接
続され、前記接続線の発生電圧を打消し測温抵抗体20
1のみの発生電圧を前記出力端から出力する#1増幅器
205と、この#1増幅器205の出力電圧と前記基準
電圧源204の基準電圧との差を増幅して出力する#2
増幅器206とを備えたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は測温抵抗体の温度対
抵抗値変化の非線形特性を線形に補正すると共に、その
接続線の影響を除去して温度計測を行う温度計測方法及
び回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】測温抵抗体の温度対抵抗値変化の非直線
性を直線化補正する機能を有する温度計測回路について
の公知文献としては、例えば特公昭63−36447号
公報の「測温抵抗体による温度測定回路」がある。
【0003】図6及び図7は上記特許公報の第4図及び
第9図に開示された温度測定回路の例を示す図である。
従ってこの2つの図面の詳細な動作説明は上記公報の明
細書に記載されているので省略し、本発明に関係のある
箇所についてのみ述べる。図6及び図7において、1,
2は測定電流設定抵抗器、4はゼロサプレッション抵抗
器、3は3線式測温抵抗体、VE は基準電圧源、101
は直列回路、102は3線式測温抵抗体3とゼロサプレ
ッョン抵抗器4の抵抗値が等しいときの接続点Bの電位
を等価的に基準電位点Dの電位となるように制御する電
位制御手段、19,103は増幅器、18は第1電流補
正手段、401は第2電流補正手段であり、この第2電
流補正手段401により測温抵抗体3の抵抗変化を直線
化補正して出力するようにしている。
【0004】また図7の901は電流供給回路であり、
この電流供給回路901から出力される電流値iを増幅
器19の出力により制御することにより、図6の場合と
同様に直線化補正を行う作用効果を有するものである。
2つの回路のいずれも、2つの測定電流設定抵抗器と、
1つのゼロサプレッション抵抗器と、1つの3線式測温
抵抗体の合計4つの抵抗器によりなるブリッジ回路、基
準電圧源、電圧制御回路及び電流又は電圧を正帰還する
増幅器で構成される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の温
度測定回路では、次のような問題点があった。図6及び
図7の回路において、測温抵抗体3の測定温度が基準と
なる温度と等しくないときは、測温抵抗体3の抵抗値は
ゼロサプレッション抵抗器4の抵抗値と異なる。そのた
め接続ケーブル6と7に発生する電圧が異なり、接続ケ
ーブル6と7の抵抗値が無視できないときは、温度計測
誤差は大きくなるという問題点があった。また図6の回
路において、上述の状態では、接続点Bに発生する電圧
が接続ケーブルの抵抗値により影響を受けるので、増幅
器19の抵抗器402による正帰還量にも誤差が含まれ
るので、さらに計測誤差が大きくなるという問題点があ
った。従って、従来の測温抵抗体を用いた温度計測回路
における上記の問題点を解決する温度計測方法及び回路
が要望されていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1又は3
に係る測温抵抗体を用いた温度計測方法又は回路は、測
温抵抗体の温度対抵抗値変化の非線形特性を線形に補正
すると共に、その接続線の影響を除去して温度計測を行
う温度計測方法又は回路において、基準電圧源から入力
される基準電圧とその電流補正入力端から入力される電
圧とに基づき電流値が規定される定電流を電流出力端か
ら出力する定電流回路と、この定電流回路の電流出力端
に自己の抵抗体の一端に接続された第1の接続線の他端
が接続され、その他端に接続された接続線の他端が接地
された3線式測温抵抗体と、この3線式測温抵抗体の一
端に接続された第1の接続線の他端が抵抗器を介して一
対の入力端の一方に接続され、前記3線式測温抵抗体の
一端に接続された第2の接続線の他端が前記一対の入力
端の他方に接続され、その出力端が前記定電流回路の電
流補正入力端に接続され、前記接続線の発生電圧を打消
し測温抵抗体のみの発生電圧を前記出力端から出力する
第1の増幅器と、この第1の増幅器の出力する電圧と前
記基準電圧源の基準電圧との差を増幅して、前記測温抵
抗体の温度に比例した線形出力を得る第2の増幅器とを
備えたものである。
【0007】本発明の請求項2又は4に係る測温抵抗体
を用いた温度計測方法又は回路は、前記請求項1又は3
に係る測温抵抗体を用いた温度計測方法又は回路に要す
る各手段に、複数の入力端には複数の各3線式測温抵抗
体の一端に接続された第1の接続線の他端がそれぞれ接
続され、共通の出力端が前記定電流回路の電流出力端に
接続され、選択信号によって指定された前記複数の入力
端のうちの1つを選択して前記共通の出力端と接続する
第1の選択手段と、複数の入力端には前記複数の各3線
式測温抵抗体の一端に接続された第1の接続線の他端が
それぞれ接続され、共通の出力端が前記第1の増幅器の
一対の入力端の一方に直列接続された抵抗器の他端に接
続され、前記同一選択信号によって指定された前記複数
の入力端のうちの1つを選択して前記共通の出力端と接
続する第2の選択手段と、複数の入力端には前記複数の
各3線式測温抵抗体の一端に接続された第2の接続線の
他端がそれぞれ接続され、共通の出力端が前記第1の増
幅器の一対の入力端の他方に接続され、前記同一選択信
号によって指定された前記複数の入力端のうちの1つを
選択して前記共通の出力端と接続する第3の選択手段と
を含む測温抵抗体選択手段を付加したものである。
【0008】本発明の請求項5に係る測温抵抗体を用い
た温度計測回路は、測温抵抗体の温度対抵抗値変化の非
線形特性を線形に補正すると共に、その接続線の影響を
除去して温度計測を行う温度計測回路において、基準電
圧源から入力される基準電圧と自己の電流出力端の電圧
と接続線分補正入力端から入力される電圧とに基づき電
流値が規定される定電流を前記電流出力端から出力する
定電流回路と、この定電流回路の電流出力端に自己の抵
抗体の一端に接続された接続線の他端が接続され、その
他端に接続された第1の接続線の他端が接地された3線
式測温抵抗体と、この3線式測温抵抗体の他端に接続さ
れた第1の接続線の他端が抵抗器を介して一対の入力端
の一方に接続され、前記3線式測温抵抗体の他端に接続
された第2の接続線の他端が前記一対の入力端の他方に
接続され、その出力端が前記定電流回路の接続線分補正
入力端に接続され、前記接続線の発生電圧を前記出力端
から出力する第1の増幅器と、前記定電流回路の電流出
力端と3線式測温抵抗体の一端の接続線との接続点の電
圧と前記第1の増幅器の出力する電圧との差を増幅し
て、前記3線式測温抵抗体の接続線の発生電圧を除去し
温度に比例した線形出力を得る第2の増幅器とを備えた
ものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
実施形態1.図1は本発明の実施形態1に係る測温抵抗
体を用いた温度計測回路図である。図1において、20
1は3線式測温抵抗体、202は3線式測温抵抗体20
1の両端にそれぞれ接続される接続線202A,202
B,202Cよりなる接続ケーブルであり、各接続線の
抵抗値はrであるとする。203は本発明に係る定電流
回路であり、この例ではオペアンプ201及び抵抗器R
a 〜Rf により構成され、基準電圧入力端、電流出力端
及び電流補正入力端を有する。この定電流回路203の
機能は、3線式測温抵抗体201の温度に対する抵抗値
変化の非線形特性を線形に補正できるような定電流をそ
の電流出力端から出力することであるが、この説明は後
述する。
【0010】204は基準電圧源であり、温度計測に用
いる高精度の基準電圧Vr を出力する。205は測温抵
抗体201に接続された接続線202A〜202Cの発
生電圧を打消し、測温抵抗体201のみの発生電圧を検
出する機能を有する増幅器であり、その入力抵抗器R1
及び帰還抵抗器R2 を含む構成となっている。206は
線形増幅特性を有する増幅器で、その出力信号は計測信
号として出力端から出力される。そしてその入出力端に
少くとも一方の端子が接続される抵抗器R3 〜R6 を含
む構成となっている。なお、図1の回路には、2つの増
幅器が含まれるため、説明の都合上、前段の増幅器20
5を第1の増幅器、後段の増幅器206を第2の増幅器
とも呼ぶことにする。
【0011】図1の回路の動作を説明する。図1の定電
流回路203は、基準電圧源204の出力電圧Vr をそ
の基準電圧入力端から抵抗器Ra を介してオペアンプ2
13の正側入力端に入力すると共に、その電流補正入力
端から入力される電圧を抵抗器Rb を介して同様にオペ
アンプ213の正側入力端に帰還入力することにより、
電流値iが規定される定電流をその電流出力端から外部
に出力する。そして増幅器205の入力抵抗が十分に大
きい場合には、前記定電流回路203の電流出力端から
外部に出力される定電流iは、接続ケーブル202の接
続線202Cを介して測温抵抗体201の一端に供給さ
れ、その他端から接続線202Aを介して接地される。
【0012】いま接続線202Cと202Aの抵抗値を
等しくしたとすると、定電流回路203の電流出力端と
測温抵抗体201の一端に接続された接続線202Cの
他端との接続点Cの電位VC は、接続線202Cと20
2Aにそれぞれ発生する電圧i・rと測温抵抗体201
に発生する電圧Et との和で次の(1)式となる。 VC =Et +2(i・r) …(1) 同様に測温抵抗体の一端に接続された接続線202Bの
他端Bの電位VB は次の(2)式で示される。 VB =Et +i・r …(2)
【0013】増幅器205は、前記B点の電位VB とC
点の電位VC とを入力し、次の(3)式の演算を行うよ
うに、 VB −(VC −VB )=2・VB −VC …(3) 入力抵抗器R1 と帰還抵抗器R2 の抵抗値を等しい値に
設定しておくと、(3)式は、前記(1),(2)式を
代入するとEt となり、増幅器205は測定抵抗体20
1のみに発生する電圧(即ち接続線202Cと202A
の抵抗値により生じる電圧分を除去した電圧)Et と等
しい電圧を出力する。そして増幅器205の出力電圧E
t は、抵抗器R3 を介して増幅器206の入力側に供給
されると共に、定電流回路203の電流補正入力端にも
入力される。
【0014】定電流回路203の出力する定電流iの値
は、基準電圧源204から基準電圧入力端を介して入力
する基準電圧Vr と、前記増幅器205から電流補正入
力端を介して入力する測温抵抗体201の発生電圧と等
しい電圧Et とに基いて規定されることは既に説明した
通りである。そして前記基準電圧Vr は一定値である
が、測温抵抗体201はその温度に応じた抵抗値となる
ので、その発生電圧Etは測定温度に応じて変化する。
例えば白金100Ωの測温抵抗体の場合、JIS規格に
より、0℃で100Ωの抵抗値は100℃で約139.
16Ω、200℃で約177.13Ωと、高温になるに
従い抵抗値は順次増加してゆくが、その温度対抵抗値変
化の非直線性は上に凸の飽和形特性となっている。従っ
てこの非線形特性の補正を行わない場合には、高温測定
において、実際の温度よりも低い値の温度として計測し
てしまうことになる。
【0015】例えばいま定電流回路203の出力電流が
iで、測定抵抗体201の温度が低温から高温に変化
し、その抵抗値がRから(R+ΔR)に変化すると、そ
の発生電圧Et もΔE=ΔR・iだけ増加するように設
定されている。これによって増幅器205から定電流回
路203の電流補正入力端に入力される電圧も低温時よ
りもΔEだけ増加することになる。この定電流回路20
3の電流補正入力端の電圧の増加分ΔEは、抵抗器Rb
を介してオペアンプ213の正側入力端に帰還入力され
るので、オペアンプ213から出力する定電流の値は低
温時のiよりもΔiだけ増加し、この増加した定電流
(i+Δi)がその電流出力端から接続線202Cを介
して測温抵抗体201へ供給される。従って高温時の測
温抵抗体201における発生電圧(R+ΔR)・(i+
Δi)は、前記温度対抵抗値変化の非線形特性が上に凸
の飽和形のため、低温時の定電流iのみによっては不足
していた電圧分が、前記定電流の増加分Δiによる電圧
の増加によって、温度に比例した電圧となり、線形に補
正されたことになる。
【0016】上記のように定電流回路203は、測温抵
抗体201の温度に対する抵抗値変化の非線形特性を線
形に補正する電流値を出力するように、オペアンプ21
3及び各抵抗器Ra 〜Rf の値が設定されているので、
測温抵抗体201に発生する電圧Et は、温度に比例し
た電圧となる。増幅器206は、線形特性のもので、前
記増幅器205が出力する線形に補正された測温抵抗体
の発生電圧Et と基準電圧源204が出力する基準電圧
r との差を増幅して所要の出力信号の形態とし、計測
出力端に出力する。従って例えば、前記基準電圧Vr
値を測温抵抗体201の0℃のときの発生電圧と等しい
値に設定しておけば、増幅器206の出力電圧は、測定
温度が0℃のときに0V、正の温度では正電圧、負の温
度では負電圧の温度に比例した電圧値となる。
【0017】実施形態2.図2は本発明の実施形態2に
係る測温抵抗体を用いた温度計測回路図である。図2
は、図1の定電流回路203内の電流検出用抵抗器Rf
の抵抗値が、接続線202A〜202Cの抵抗値に対し
て十分に大きい場合に、この抵抗器Rf を省略し、電流
補正用抵抗器Rb と兼用した定電流回路203Aを図1
の定電流回路203の代りに設けたものである。その他
の回路素子については、図2と図1は全く同一であり、
上記抵抗器Rfの抵抗値がきわめて大きいという条件が
成立する場合に、図2の回路は図1の回路と同等の作用
・効果を有し、且つ抵抗器の数を1つ減少できるもので
ある。
【0018】実施形態3.図3は本発明の実施形態3に
係る測温抵抗体を用いた温度計測回路図である。図3
は、例えばスイッチ等の選択手段により複数の3線式測
温抵抗体のうちの1つを選択して図2の温度計測回路に
接続できるように、図2の計測回路にアナクログスイッ
チ207を追加して設けたものである。図3のアナログ
スイッチ207は、内部に3つのスイッチ素子S1 ,S
2 ,S3 を含んでおり、図の各スイッチと直列に挿入さ
れた抵抗rS1,rS2,rS3は、それぞれのスイッチ素子
がONになったときの抵抗値を示している。また各スイ
ッチ素子のON抵抗値は、素子毎にばらつくので、前記
S1,rS2,rS3はそれぞれ異なる値になっても支障は
ない。
【0019】即ち、アナログスイッチ素子S2 ,S3
後段に接続された増幅器(接続ケーブル202の発生電
圧を打消す機能を有する増幅器)205の入力抵抗は十
分に大きな値に設計されているので、アナログスイッチ
素子のON抵抗rS2,rS3が入力抵抗に直列に付加され
てもこれを無視することができる。また定電流回路20
3Aの電流出力端に接続されるアナログスイッチ素子S
1のON抵抗値rS1は、電流が定電流であることから、
この抵抗値rS1によって定電流の値は変化せず、動作に
影響することはない。このように実施形態3において
は、測温抵抗体を選択して接続するスイッチ素子がON
抵抗を有しても、また各ON抵抗の値がばらついても、
計測精度に影響することなく温度計測ができるという特
徴がある。
【0020】図4は図3のアナログスイッチ207の具
体的な回路例を示す図である。図4において、201−
1〜201−3は#1〜#3測温抵抗体、201−1〜
202−3は#1〜#3接続ケーブルであり、この図で
は3つの3線式測温抵抗体を切換えて温度計測を行う例
を示している。図4のアナログスイッチ207、内部に
9個のスイッチ素子S11〜S33を含んでおり、外部から
供給される選択信号によって、3つの測温抵抗体のうち
の1つが指定され、この指定された測温抵抗体に接続さ
れる3つのアナログスイッチ素子をONとするものであ
る。また図の各スイッチと直列に挿入された抵抗rS11
〜rS33 は、それぞれのスイッチ素子がONになったと
きの抵抗値を示している。また説明の都合上、スイッチ
素子の出力側が、定電流回路203Aの電流出力端と接
続される3つのスイッチ素子を第1のスイッチ手段、増
幅器205の負側入力端に直列接続された抵抗器R1
接続される3つのスイッチ素子を第2のスイッチ手段、
前記増幅器205の正側入力端と接続される3つのスイ
ッチ素子を第3のスイッチ手段と称することにする。
【0021】そして上記第1のスイッチ手段は、前記選
択信号に基づき、3つの測温抵抗体の一端に接続された
第1の接続線の他端のうちの1つを選択して定電流回路
203Aの電流出力端に接続し、第2のスイッチ手段
は、前記第1のスイッチ手段S1 によって選択された前
記第1の接続線の他端を増幅器205の負側入力端に直
列接続された抵抗器R1 の他端に接続し、第3のスイッ
チ手段は、前記第1のスイッチ手段S1 が選択した測温
抵抗体の一端に接続された第2の接続線の他端を増幅器
205の正側入力端に接続する。このようなアナログス
イッチ207を設けることにより、図3又は図4の回路
は、図2の回路と全く同様の動作を行い、複数の測温抵
抗体を切換えて精度良く温度計測を行うことができる。
【0022】実施形態4.図5は本発明の実施形態4に
係る測温抵抗体を用いた温度計測回路図である。図5
は、測温抵抗体201の接続ケーブル202に発生する
電圧分を検出する増幅器205を接地側に設け、この増
幅器205の出力電圧を、定電流回路203Bの接続線
分補正入力端と基準電圧源204の負側出力端へ供給す
ると共に、増幅器206の負側入力端にも供給する。
【0023】ここで図5の回路と前記図1〜図3の回路
との構成上の相違とその機能上の差について説明する。
まず測温抵抗体201の電流供給側と接地側について両
者を比較すると、図1〜図3の回路では、測温抵抗体2
01の一端に2本の接続線の接続された方の一方の接続
線から測定電流を供給し、測温抵抗体の他端に1本の接
続線の接続される方の接続線を介して接地している。こ
れに比較して、図5の回路では、測温抵抗体201の一
端に1本の接続線の接続される方の接続線を介して測定
電流を供給し、測温抵抗体の他端に2本の接続線の接続
される方の一方の接続線により接地している。そして接
続ケーブル202の配線が長距離となり、外部から電気
的又は磁気的雑音が接続線に誘導される場合には、一般
に図5の回路における接地方法の方が、図1〜図3の場
合よりも、接続ケーブルにおける誘導雑音の値が小さい
ことが知られている。従って図5における測温抵抗体の
接地方法は、接続ケーブルにおける誘導雑音を低減する
効果がある。
【0024】次に基準電圧源204の負側出力端の電位
について比較すると、図1〜図3の回路では、この負側
出力端は接地され、接地電位になっている。しかし図5
の回路では、この負側出力端は接地されずにフローティ
ングとなっており、増幅器205の出力電位(接地電位
よりもやや高い電位)に保持されており、この保持電位
が定電流回路203Bの接続線分補正入力端にも供給さ
れている。そして定電流回路203Bの出力する定電流
の電流値は、基準電圧入力端からの入力電圧VR と、前
記接続線分補正入力端からの入力電圧と、電流出力端の
電圧とに基いて規定される。即ち定電流回路203Bの
電流出力端における電圧は、抵抗器Rb を介してオペア
ンプ213の正側入力端に帰還されるため、このRb
値をやや小さく設定することにより出力電流の補正動作
を行わせることができる。
【0025】増幅器206は、測温抵抗体201への接
続線202Aの他端の電圧に含まれる接続ケーブル20
2の発生電圧分を、増幅器205の出力電圧によって除
去して測温抵抗体201のみによる発生電圧を求め、さ
らにこの測温抵抗体の発生電圧と基準電圧Vr との差を
増幅して所要の出力信号の形態として計測出力端に出力
する。従って前記基準電圧Vr の値を測温抵抗体の0℃
のときの発生電圧と等しい値に設定しておくことによ
り、測定温度の正負と出力電圧の正負との対応した出力
信号とすることができる。
【0026】以上説明したように、本発明の実施形態1
〜4によれば以下の効果が得られる。 (1)従来の測温抵抗体を用いた温度計測方法において
は、測定抵抗体の接続ケーブルは、その抵抗値が計測誤
差に影響するので、測定に使用する電流や電圧が小さく
てもできるだけ太くて短いものを用い、さらに3本の電
線は抵抗値の揃ったものである必要があった。しかし本
発明の温度計測方法においては、測温抵抗体の接続ケー
ブルの影響を打消すことができるので、細くて長い接続
ケーブルを用いることが可能となり、また、基本的には
2本の電線の抵抗値のみが等しければよく、従来の計測
方法に比較して配線工事費を大幅に低減できる。 (2)同様に測温抵抗体を用いた温度計測装置を小形化
したいとき、従来技術による装置に、計測誤差を少くす
るため太い接続ケーブルを接続する場合に、ケーブルの
引出しや接続の取扱が困難となる。また従来技術で細い
接続ケーブルを使用する場合には、電線の影響を受けに
くい信号に変換する信号変換部を計測装置に設け、さら
にこれに電源を供給する電源部も要するため装置が大形
となり小形化が困難となる。しかし本発明によれば、細
い接続ケーブルの使用が可能なので、ケーブルの取扱が
容易な上、従来技術で要した信号変換部や電源部も不要
であるため、温度計測装置の小形化が容易に達成でき
る。
【0027】(3)また本発明によれば、図4のように
複数の測温抵抗体を切換えて温度計測を行う場合にも、
接続ケーブルの影響を打消して計測精度の良い温度計測
が可能となる。 (4)さらに複数の設置位置にそれぞれ温度計測装置を
設置して、各装置からの出力信号を一箇所にまとめて集
中管理を行うシステムにおいて、本発明においては、従
来技術で要した各計測装置毎の信号変換部や電源部が不
要となり、システム全体のコストダウンと小形化が可能
となる。
【0028】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、測温抵抗
体の温度対抵抗値変化の非線形特性を線形に補正すると
共に、その接続線の影響を除去して温度計測を行う温度
計測方法及び装置において、基準電圧源から入力される
基準電圧と電流補正入力端から入力される電圧とに基づ
き定電流回路の電流値が規定される定電流を電流出力端
から出力して3線式測温抵抗体の一端に接続された第1
の接続線の他端から供給し、前記3線式測温抵抗体の他
端に接続される接続線を介して接地し、前記3線式測温
抵抗体の一端に接続された第1及び第2の接続線のそれ
ぞれの他端の電位を第1の増幅器に入力し、前記接続線
の発生電圧を打消し測温抵抗体のみの発生電圧を前記第
1の増幅器から出力して前記定電流回路の電流補正入力
端に入力し、測温抵抗体の発生電圧を温度に比例した線
形に補正すると共に、前記第1の増幅器の出力電圧と前
記基準電圧源の基準電圧とを第2の増幅器に入力し、前
記第2の増幅器が入力した2つの電圧の差を増幅した温
度計測信号を出力するようにしたので、測温抵抗体の接
続ケーブルとして細くて長いケーブルも使用できるよう
になり、従来技術と比較して、測温抵抗体と接続する配
線工事費の大幅低減及び温度計測装置の小形化が可能に
なるという効果が得られる。
【0029】また本発明によれば、前記温度計測方法及
び装置において、複数の3線式測温抵抗体のうちのいず
れかを指定する選択信号により1つの3線式測温抵抗体
を選択し、この選択された3線式測温抵抗体の一端に接
続された第1の接続線の他端を、前記定電流回路の電流
出力端に接続すると共に、前記第1の増幅器の一対の入
力端の一方に直列接続された抵抗器の他端に接続し、ま
た前記選択信号により選択された3線式測温抵抗体の一
端に接続された第2の接続線の他端を前記第1の増幅器
の一対の入力端の他方に接続することにより複数の3線
式測温抵抗体を選択して温度計測を行うようにしたの
で、複数の測温抵抗体を切換えて温度計測を行う場合に
も高精度の温度計測が可能となり、また複数の設置位置
にそれぞれ温度計測装置を設置し、各装置からの出力信
号を一箇所にまとめて集中管理を行うシステムのコスト
ダウン及び小形化が可能となるという効果が得られる。
【0030】また本発明によれば、測温抵抗体の温度対
抵抗値変化の非線形特性を線形に補正すると共に、その
接続線の影響を除去して温度計測を行う温度計測回路に
おいて、定電流回路は基準電圧源から入力される基準電
圧と自己の電流出力端の電圧と接続線分補正入力端から
入力される電圧とに基づき電流値が規定される定電流を
前記電流出力端から出力し、3線式測温抵抗体は前記定
電流回路の電流出力端に自己の抵抗体の一端に接続され
た接続線の他端が接続され、その他端に接続された第1
の接続線の他端が接地され、第1の増幅器は前記3線式
測温抵抗体の他端に接続された第1の接続線の他端が抵
抗器を介して一対の入力端の一方に接続され、前記3線
式測温抵抗体の他端に接続された第2の接続線の他端が
前記一対の入力端の他方に接続され、その出力端が前記
定電流回路の接続線分補正入力端に接続され、前記接続
線の発生電圧を前記出力端から出力し、第2の増幅器は
前記定電流回路の電流出力端と3線式測温抵抗体の一端
の接続線との接続点の電圧と前記第1の増幅器の出力す
る電圧との差を増幅して、前記3線式測温抵抗体の接続
線の発生電圧を除去し温度に比例した線形出力を得るよ
うにしたので、測温抵抗体の接続ケーブルとして細くて
長いケーブルも使用できるようになったと共に、前記測
温抵抗体の他端に接続された2本の接続線のうちの一方
を介して接地することにより、外部の雑音源から接続ケ
ーブルに誘導される電気的又は磁気的誘導雑音を低減で
きる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係る測温抵抗体を用いた
温度計測回路図である。
【図2】本発明の実施形態2に係る測温抵抗体を用いた
温度計測回路図である。
【図3】本発明の実施形態3に係る測温抵抗体を用いた
温度計測回路図である。
【図4】図3のアナログスイッチの具体的な回路例を示
す図である。
【図5】本発明の実施形態4に係る測温抵抗体を用いた
温度計測回路図である。
【図6】従来の測温抵抗体による温度測定回路例1を示
す図である。
【図7】従来の測温抵抗体による温度測定回路例2を示
す図である。
【符号の説明】
201 3線式測温抵抗体 202 接続ケーブル 203,203A,203B 定電流回路 204 基準電圧源 205 #1増幅器 206 #2増幅器

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測温抵抗体の温度対抵抗値変化の非線形
    特性を線形に補正すると共に、その接続線の影響を除去
    して温度計測を行う温度計測方法において、 基準電圧源から入力される基準電圧と電流補正入力端か
    ら入力される電圧とに基づき定電流回路の電流値が規定
    される定電流を電流出力端から出力して3線式測温抵抗
    体の一端に接続された第1の接続線の他端から供給し、
    前記3線式測温抵抗体の他端に接続された接続線を介し
    て接地し、前記3線式測温抵抗体の一端に接続された第
    1及び第2の接続線のそれぞれの他端の電位を第1の増
    幅器に入力し、前記接続線の発生電圧を打消し測温抵抗
    体のみの発生電圧を前記第1の増幅器から出力して前記
    定電流回路の電流補正入力端に入力し、測温抵抗体の発
    生電圧を温度に比例した線形に補正すると共に、前記第
    1の増幅器の出力電圧と前記基準電圧源の基準電圧とを
    第2の増幅器に入力し、前記第2の増幅器が入力した2
    つの電圧の差を増幅した温度計測信号を出力することを
    特徴とする測温抵抗体を用いた温度計測方法。
  2. 【請求項2】 複数の3線式測温抵抗体のうちのいずれ
    かを指定する選択信号により1つの3線式測温抵抗体を
    選択し、この選択された3線式測温抵抗体の一端に接続
    された第1の接続線の他端を、前記定電流回路の電流出
    力端に接続すると共に、前記第1の増幅器の一対の入力
    端の一方に直列接続された抵抗器の他端に接続し、また
    前記選択信号により選択された3線式測温抵抗体の一端
    に接続された第2の接続線の他端を前記第1の増幅器の
    一対の入力端の他方に接続することにより複数の3線式
    測温抵抗体を選択して温度計測を行うことを特徴とする
    請求項1記載の測温抵抗体を用いた温度計測方法。
  3. 【請求項3】 測温抵抗体の温度対抵抗値変化の非線形
    特性を線形に補正すると共に、その接続線の影響を除去
    して温度計測を行う温度計測回路において、 基準電圧源から入力される基準電圧とその電流補正入力
    端から入力される電圧とに基づき電流値が規定される定
    電流を電流出力端から出力する定電流回路と、この定電
    流回路の電流出力端に自己の抵抗体の一端に接続された
    第1の接続線の他端が接続され、その他端に接続された
    接続線の他端が接地された3線式測温抵抗体と、この3
    線式測温抵抗体の一端に接続された第1の接続線の他端
    が抵抗器を介して一対の入力端の一方に接続され、前記
    3線式測温抵抗体の一端に接続された第2の接続線の他
    端が前記一対の入力端の他方に接続され、その出力端が
    前記定電流回路の電流補正入力端に接続され、前記接続
    線の発生電圧を打消し測温抵抗体のみの発生電圧を前記
    出力端から出力する第1の増幅器と、この第1の増幅器
    の出力する電圧と前記基準電圧源の基準電圧との差を増
    幅して、前記測温抵抗体の温度に比例した線形出力を得
    る第2の増幅器とを備えたことを特徴とする測温抵抗体
    を用いた温度計測回路。
  4. 【請求項4】 複数の入力端には複数の各3線式測温抵
    抗体の一端に接続された第1の接続線の他端がそれぞれ
    接続され、共通の出力端が前記定電流回路の電流出力端
    に接続され、選択信号によって指定された前記複数の入
    力端のうちの1つを選択して前記共通の出力端と接続す
    る第1の選択手段と、複数の入力端には前記複数の各3
    線式測温抵抗体の一端に接続された第1の接続線の他端
    がそれぞれ接続され、共通の出力端が前記第1の増幅器
    の一対の入力端の一方に直列接続された抵抗器の他端に
    接続され、前記同一選択信号によって指定された前記複
    数の入力端のうちの1つを選択して前記共通の出力端と
    接続する第2の選択手段と、複数の入力端には前記複数
    の各3線式測温抵抗体の一端に接続された第2の接続線
    の他端がそれぞれ接続され、共通の出力端が前記第1の
    増幅器の一対の入力端の他方に接続され、前記同一選択
    信号によって指定された前記複数の入力端のうちの1つ
    を選択して前記共通の出力端と接続する第3の選択手段
    とを含む測温抵抗体選択手段を付加したことを特徴とす
    る請求項3記載の測温抵抗体を用いた温度計測回路。
  5. 【請求項5】 測温抵抗体の温度対抵抗値変化の非線形
    特性を線形に補正すると共に、その接続線の影響を除去
    して温度計測を行う温度計測回路において、 基準電圧源から入力される基準電圧と自己の電流出力端
    の電圧と接続線分補正入力端から入力される電圧とに基
    づき電流値が規定される定電流を前記電流出力端から出
    力する定電流回路と、この定電流回路の電流出力端に自
    己の抵抗体の一端に接続された接続線の他端が接続さ
    れ、その他端に接続された第1の接続線の他端が接地さ
    れた3線式測温抵抗体と、この3線式測温抵抗体の他端
    に接続された第1の接続線の他端が抵抗器を介して一対
    の入力端の一方に接続され、前記3線式測温抵抗体の他
    端に接続された第2の接続線の他端が前記一対の入力端
    の他方に接続され、その出力端が前記定電流回路の接続
    線分補正入力端に接続され、前記接続線の発生電圧を前
    記出力端から出力する第1の増幅器と、前記定電流回路
    の電流出力端と3線式測温抵抗体の一端の接続線との接
    続点の電圧と前記第1の増幅器の出力する電圧との差を
    増幅して、前記3線式測温抵抗体の接続線の発生電圧を
    除去し温度に比例した線形出力を得る第2の増幅器とを
    備えたことを特徴とする測温抵抗体を用いた温度計測回
    路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112798149A (zh) * 2020-12-29 2021-05-14 杭州和利时自动化有限公司 一种多通道热电阻测量装置及冗余多通道热电阻测量装置
CN114485975A (zh) * 2021-12-27 2022-05-13 北京航天测控技术有限公司 一种用于热电偶快速冷端补偿系统的三线制测温电路

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