JPH0980786A - 電子写真用感光体およびその製造方法 - Google Patents
電子写真用感光体およびその製造方法Info
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- JPH0980786A JPH0980786A JP23641995A JP23641995A JPH0980786A JP H0980786 A JPH0980786 A JP H0980786A JP 23641995 A JP23641995 A JP 23641995A JP 23641995 A JP23641995 A JP 23641995A JP H0980786 A JPH0980786 A JP H0980786A
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- layer
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Abstract
(57)【要約】
【課題】押出し引抜き加工を行ったアルミニウム素管を
そのまま導電性基体として用いて安価にしてかつ信頼性
に優れた感光体を得る。 【解決手段】導電性基体が過マンガン酸塩とホウ酸ソー
ダの混合水溶液中で浸漬処理して形成されたマンガン酸
アルミニウム皮膜層を備え、このマンガン酸アルミニウ
ム皮膜層の上に有機系の窒素化合物とヨウ素錯体からな
る中間層を積層する。
そのまま導電性基体として用いて安価にしてかつ信頼性
に優れた感光体を得る。 【解決手段】導電性基体が過マンガン酸塩とホウ酸ソー
ダの混合水溶液中で浸漬処理して形成されたマンガン酸
アルミニウム皮膜層を備え、このマンガン酸アルミニウ
ム皮膜層の上に有機系の窒素化合物とヨウ素錯体からな
る中間層を積層する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は電子写真用感光体
の導電性基体と中間層の構成およびその製造方法に係
り、特に無切削アルミニウム合金基体を用いる感光体の
構成とその製造方法に関する。
の導電性基体と中間層の構成およびその製造方法に係
り、特に無切削アルミニウム合金基体を用いる感光体の
構成とその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、プリンター,複写機,ファックス
に使用されている電子写真用感光体として従来のセレ
ン、硫化カドミウム,酸化亜鉛に代わるものとして無公
害、生産性、価格の利点を生かした有機系の電子写真用
感光体が広く用いられている。有機系の電子写真用感光
体は、その層構成から、ポリビニルカルバゾール−トリ
ニトロとフルオレノンを組合せた錯体あるいは、フタロ
シアニン顔料をバインダー中に分散したものを導電性基
板上に設けた単層型や、電荷発生物質を含む層と電荷移
動物質を含む層とを組合せて成る機能分離型が知られて
おり、近年は特に後者が注目されている。機能分離型電
子写真感光体は電荷発生物質、電荷移動物質の組合せを
種々変える事により、可視光から、赤外領域に到る広い
範囲に感度を有する感光体が得られ、しかも比較的高感
度の感光体を得ることが出来る事などの理由から、広く
注目されている。
に使用されている電子写真用感光体として従来のセレ
ン、硫化カドミウム,酸化亜鉛に代わるものとして無公
害、生産性、価格の利点を生かした有機系の電子写真用
感光体が広く用いられている。有機系の電子写真用感光
体は、その層構成から、ポリビニルカルバゾール−トリ
ニトロとフルオレノンを組合せた錯体あるいは、フタロ
シアニン顔料をバインダー中に分散したものを導電性基
板上に設けた単層型や、電荷発生物質を含む層と電荷移
動物質を含む層とを組合せて成る機能分離型が知られて
おり、近年は特に後者が注目されている。機能分離型電
子写真感光体は電荷発生物質、電荷移動物質の組合せを
種々変える事により、可視光から、赤外領域に到る広い
範囲に感度を有する感光体が得られ、しかも比較的高感
度の感光体を得ることが出来る事などの理由から、広く
注目されている。
【0003】ところが、有機系電子写真用感光体に用い
られている電荷移動物質は現在のところ、その製造の容
易さ、毒性の観点から、ホール移動性の電荷移動物質が
殆どであり、従ってその層構成は、導電性基板の上に電
荷発生層、電荷移動層の順に設けた、いわゆる負帯電の
ものが主流を占めている。電荷発生層に含まれる電荷発
生物質は、光の吸収係数が大きく電荷発生効率の高い有
機系の顔料が使用される。電荷発生層は通常サブミクロ
ンの非常に薄い層で作成される。この理由は、電荷発生
層が必要以上に厚いと、発生した電荷が十分に電荷移動
層に注入されず、メモリーや、繰り返し使用時の帯電性
能の低下、残留電位の上昇と云った不具合を示す原因と
なるからである。
られている電荷移動物質は現在のところ、その製造の容
易さ、毒性の観点から、ホール移動性の電荷移動物質が
殆どであり、従ってその層構成は、導電性基板の上に電
荷発生層、電荷移動層の順に設けた、いわゆる負帯電の
ものが主流を占めている。電荷発生層に含まれる電荷発
生物質は、光の吸収係数が大きく電荷発生効率の高い有
機系の顔料が使用される。電荷発生層は通常サブミクロ
ンの非常に薄い層で作成される。この理由は、電荷発生
層が必要以上に厚いと、発生した電荷が十分に電荷移動
層に注入されず、メモリーや、繰り返し使用時の帯電性
能の低下、残留電位の上昇と云った不具合を示す原因と
なるからである。
【0004】この様に非常に薄く電荷発生層を設けるた
めには塗布基板として専ら使用されるアルミニウムの表
面性状が重要な問題となる。即ち、アルミニウム基板の
汚れ、形状の不均一に基づく電荷発生層の成膜ムラが、
電子写真感光体としての欠陥、例えば、白抜け、黒点、
濃度ムラ、カブリと言った画像欠陥となって表れ易い。
めには塗布基板として専ら使用されるアルミニウムの表
面性状が重要な問題となる。即ち、アルミニウム基板の
汚れ、形状の不均一に基づく電荷発生層の成膜ムラが、
電子写真感光体としての欠陥、例えば、白抜け、黒点、
濃度ムラ、カブリと言った画像欠陥となって表れ易い。
【0005】この様な基板状の汚れを除く方法として、
種々の洗滌方法が提案され、特に最近では、従来のハロ
ゲン系の洗滌溶媒に代わる水系溶剤を使用する際の種々
の改良法が提案されている。 例えば、特開平5−18
8605号公報には水溶液中に於て電解反応を行わせな
がら洗滌する方法、特開平5−150468号公報には
水溶液で洗滌後更にアルコール系溶剤にて洗滌する方
法、特開平5−127396号公報には濯ぎ処理を温水
で行う方法などが提案され、更には洗滌液そのものの性
質を見直し洗滌効果を上げる方法として、特開平6−3
831号公報及び特開平5−281758号公報には洗
滌液のpHを所定の範囲にコントロールした洗滌液を使
用する方法、又は洗滌液の電気伝導度をある範囲に収め
た液を使用する方法(特開平6−59463号公報)な
どが提案されている。しかし、この様な注意を払ったと
しても、アルミニウムは周囲の環境の影響を受け易く、
酸化膜,酸化水和膜が表面に形成される。これがため、
塗液の塗布性にバラツキが生じる原因となっている。こ
のため意図的に安定な酸化膜を形成させ、塗布成膜性を
改良する方法としてアルマイト膜を設ける事が、特開昭
63−11610号公報、同63−116161号公
報,同63−616162号公報などに提案されてい
る。しかし、この方法では、陽極酸化設備に伴う、多額
な費用を必要として、水汚染対策など、経済的に不利な
点が多い。
種々の洗滌方法が提案され、特に最近では、従来のハロ
ゲン系の洗滌溶媒に代わる水系溶剤を使用する際の種々
の改良法が提案されている。 例えば、特開平5−18
8605号公報には水溶液中に於て電解反応を行わせな
がら洗滌する方法、特開平5−150468号公報には
水溶液で洗滌後更にアルコール系溶剤にて洗滌する方
法、特開平5−127396号公報には濯ぎ処理を温水
で行う方法などが提案され、更には洗滌液そのものの性
質を見直し洗滌効果を上げる方法として、特開平6−3
831号公報及び特開平5−281758号公報には洗
滌液のpHを所定の範囲にコントロールした洗滌液を使
用する方法、又は洗滌液の電気伝導度をある範囲に収め
た液を使用する方法(特開平6−59463号公報)な
どが提案されている。しかし、この様な注意を払ったと
しても、アルミニウムは周囲の環境の影響を受け易く、
酸化膜,酸化水和膜が表面に形成される。これがため、
塗液の塗布性にバラツキが生じる原因となっている。こ
のため意図的に安定な酸化膜を形成させ、塗布成膜性を
改良する方法としてアルマイト膜を設ける事が、特開昭
63−11610号公報、同63−116161号公
報,同63−616162号公報などに提案されてい
る。しかし、この方法では、陽極酸化設備に伴う、多額
な費用を必要として、水汚染対策など、経済的に不利な
点が多い。
【0006】このためアルマイトに代る酸化被覆として
化学的に形成された水和酸化アルミニウム層を設ける事
が提案され、水和酸化アルミニウム層を設ける事により
電子写真用感光体の光疲労が減少する事が報告されてい
る(特開昭64−29852号公報)。しかし、電子写
真感光体の導電性基板に使用されるアルミニウムはよく
知られている様にアルミニウム以外に鉄,銅,マンガ
ン,マグネシウムなどを含む合金組成として使用され
る。これらの添加金属は合金を形成すると同時に結晶化
して細い晶出物を形成し、これがためアルマイト処理、
水和酸化アルミニウム処理の際十分にアルミニウム酸化
物で被覆されず、画像欠陥となって表れてくる。この欠
点を改良するため、水和酸化アルミニウム層の上に更に
無機顔料を分散した中間層を設ける事も提案されている
(特開平6−19174号公報)。
化学的に形成された水和酸化アルミニウム層を設ける事
が提案され、水和酸化アルミニウム層を設ける事により
電子写真用感光体の光疲労が減少する事が報告されてい
る(特開昭64−29852号公報)。しかし、電子写
真感光体の導電性基板に使用されるアルミニウムはよく
知られている様にアルミニウム以外に鉄,銅,マンガ
ン,マグネシウムなどを含む合金組成として使用され
る。これらの添加金属は合金を形成すると同時に結晶化
して細い晶出物を形成し、これがためアルマイト処理、
水和酸化アルミニウム処理の際十分にアルミニウム酸化
物で被覆されず、画像欠陥となって表れてくる。この欠
点を改良するため、水和酸化アルミニウム層の上に更に
無機顔料を分散した中間層を設ける事も提案されている
(特開平6−19174号公報)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらの方法
は通常のアルミニウム合金からなる導電性基板、例え
ば、切削により表面精度加工されたアルミニウムシリン
ダー等には適用できるが、最近の電子写真用感光体のコ
ストダウンのためのアルミニウムシリンダー形成方法と
してよく知られている押出し、しごき工程により製造し
たEI管や、押出し、引抜工程により製造したED管と
称される、いわゆる無切削アルミニウム管への前述の方
法の適用には次のような問題がある。
は通常のアルミニウム合金からなる導電性基板、例え
ば、切削により表面精度加工されたアルミニウムシリン
ダー等には適用できるが、最近の電子写真用感光体のコ
ストダウンのためのアルミニウムシリンダー形成方法と
してよく知られている押出し、しごき工程により製造し
たEI管や、押出し、引抜工程により製造したED管と
称される、いわゆる無切削アルミニウム管への前述の方
法の適用には次のような問題がある。
【0008】すなわち、この様な無切削アルミニウム管
は表面に多数の筋状、穴状の欠陥が存在し、その深さは
数μmにも達するものが存在する。この様な欠陥は先に
述べた様な、アルマイト処理、水和酸化アルミニウム皮
膜化によってもそのまま存在し、しかも合金中の金属晶
出物は一層顕著な形となって表面に現れ易い。この様な
欠陥を被覆するために先に述べた無機顔料を分散した中
間層を設ける方法が無切削アルミニウム管のアルマイト
処理管,水和酸化アルミニウム皮膜化処理管についても
当然考えられる。しかし、無切削アルミニウム管表面の
形状欠陥を完全に覆い隠すためにはかなりの厚みで中間
層を設ける必要があるが、厚くし過ぎると、残留電位の
上昇,繰り返し特性の劣化などの点で、電子写真用感光
体は性能が低下してしまうことになる。
は表面に多数の筋状、穴状の欠陥が存在し、その深さは
数μmにも達するものが存在する。この様な欠陥は先に
述べた様な、アルマイト処理、水和酸化アルミニウム皮
膜化によってもそのまま存在し、しかも合金中の金属晶
出物は一層顕著な形となって表面に現れ易い。この様な
欠陥を被覆するために先に述べた無機顔料を分散した中
間層を設ける方法が無切削アルミニウム管のアルマイト
処理管,水和酸化アルミニウム皮膜化処理管についても
当然考えられる。しかし、無切削アルミニウム管表面の
形状欠陥を完全に覆い隠すためにはかなりの厚みで中間
層を設ける必要があるが、厚くし過ぎると、残留電位の
上昇,繰り返し特性の劣化などの点で、電子写真用感光
体は性能が低下してしまうことになる。
【0009】本発明は上述の点に鑑みてなされ、その目
的はアルミニウム基体表面に形成する皮膜を改良するこ
とにより、粗悪なアルミニウム管の表面上に存在するキ
ズ,筋,穴等を中間層により十分覆い隠すことを可能に
し、しかも残留電位の上昇、繰り返し特性の劣化がな
く、また高温高湿から低温低湿の環境変化においてもそ
の特性変化の少ない電子写真用感光体およびその製造方
法を提供することにある。
的はアルミニウム基体表面に形成する皮膜を改良するこ
とにより、粗悪なアルミニウム管の表面上に存在するキ
ズ,筋,穴等を中間層により十分覆い隠すことを可能に
し、しかも残留電位の上昇、繰り返し特性の劣化がな
く、また高温高湿から低温低湿の環境変化においてもそ
の特性変化の少ない電子写真用感光体およびその製造方
法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述の目的は、電子写真
用感光体がアルミニウム合金からなる基体上に感光層有
し、前記基体と感光層との間に中間層を設けてなり、前
記基体はその表面にマンガン酸アルミニウム皮膜層を有
することにより達成される。前記マンガン酸アルミニウ
ム皮膜化処理を行うことにより中間層の密着性、ぬれ性
などの塗工性が向上し、それにより被覆性が良好な中間
層を得ることが可能となる。
用感光体がアルミニウム合金からなる基体上に感光層有
し、前記基体と感光層との間に中間層を設けてなり、前
記基体はその表面にマンガン酸アルミニウム皮膜層を有
することにより達成される。前記マンガン酸アルミニウ
ム皮膜化処理を行うことにより中間層の密着性、ぬれ性
などの塗工性が向上し、それにより被覆性が良好な中間
層を得ることが可能となる。
【0011】さらに中間層は有機系の窒素化合物とヨウ
素の錯体を含むとすることにより、中間層の膜厚を厚く
しても電気抵抗の低い、優れた電気特性を示す感光体が
得られる。上記感光体において中間層に酸化防止剤を含
ませることにより、オゾン等による劣化が防止される。
また有機金属化合物を中間層に含ませると、中間層の遊
離ヨウ素を固定し高湿下の中間層の浮きを防止するため
有効である。
素の錯体を含むとすることにより、中間層の膜厚を厚く
しても電気抵抗の低い、優れた電気特性を示す感光体が
得られる。上記感光体において中間層に酸化防止剤を含
ませることにより、オゾン等による劣化が防止される。
また有機金属化合物を中間層に含ませると、中間層の遊
離ヨウ素を固定し高湿下の中間層の浮きを防止するため
有効である。
【0012】さらに本発明によれば、アルミニウム合金
からなる基体表面をマンガン酸アルミニウム皮膜化する
工程においては、アルミニウム合金からなる基体を過マ
ンガン酸塩とホウ酸ソーダの混合水溶液中に浸漬する工
程を含み、前記製造工程において過マンガン酸塩とホウ
酸ソーダの混合水溶液はそのpHが7ないし11の範囲
に混合比が調節され、または温度が50ないし90℃の
範囲にあるとすることが有効である。本条件により形成
されたマンガン酸アルミニウム皮膜は緻密で硬度が高
く、安定性が高い。高温高湿環境下に長時間放置した場
合も同様である。
からなる基体表面をマンガン酸アルミニウム皮膜化する
工程においては、アルミニウム合金からなる基体を過マ
ンガン酸塩とホウ酸ソーダの混合水溶液中に浸漬する工
程を含み、前記製造工程において過マンガン酸塩とホウ
酸ソーダの混合水溶液はそのpHが7ないし11の範囲
に混合比が調節され、または温度が50ないし90℃の
範囲にあるとすることが有効である。本条件により形成
されたマンガン酸アルミニウム皮膜は緻密で硬度が高
く、安定性が高い。高温高湿環境下に長時間放置した場
合も同様である。
【0013】中間層の形成においては、有機系の窒素化
合物を溶剤に溶解し、ヨウ素を加えて有機系の窒素化合
物の錯体を含む塗液とし、次いでこの塗液をマンガン酸
アルミニウム皮膜層が形成された前記基体上に塗布して
成膜する工程を含むことにより達成される。
合物を溶剤に溶解し、ヨウ素を加えて有機系の窒素化合
物の錯体を含む塗液とし、次いでこの塗液をマンガン酸
アルミニウム皮膜層が形成された前記基体上に塗布して
成膜する工程を含むことにより達成される。
【0014】
【発明の実施の形態】ここで用いるアルミニウム基板は
その材料として、例えば,JIS1100,3003,
6063材を使用することができ、これらは押出ししご
き加工あるいは押出し引抜き加工によりシリンダ状に加
工される。これらはそのまま、又は適当な手段により表
面をホーニング加工,バイト加工により表面を加工した
ものとして使用される。
その材料として、例えば,JIS1100,3003,
6063材を使用することができ、これらは押出ししご
き加工あるいは押出し引抜き加工によりシリンダ状に加
工される。これらはそのまま、又は適当な手段により表
面をホーニング加工,バイト加工により表面を加工した
ものとして使用される。
【0015】本発明に係るアルミニウム基体のマンガン
酸アルミニウム膜形成方法は、その水溶液として過マン
ガン酸塩及びホウ酸ソーダ処理にて行う。過マンガン酸
塩としてはLi塩、Na塩、K 塩、Rb塩、Cs塩、Ag塩、Ba
塩、Ca塩などが使用できる。そしてホウ酸ソーダとして
は、Na2B4O7 ・nH2O、 KB5O8・nH2O、で代表される四ホ
ウ酸ソーダ水和物、五ホウ酸ソーダ水和物、あるいはそ
れらの無水和物が使用できる。必要に応じてNaNO3 、Na
2CO3、NaCl、ケイ酸ソーダ(Na2SiO3、Na4SiO4)、LiCl、
LiNO3 、LiCO3 などを添加しても効果的である。
酸アルミニウム膜形成方法は、その水溶液として過マン
ガン酸塩及びホウ酸ソーダ処理にて行う。過マンガン酸
塩としてはLi塩、Na塩、K 塩、Rb塩、Cs塩、Ag塩、Ba
塩、Ca塩などが使用できる。そしてホウ酸ソーダとして
は、Na2B4O7 ・nH2O、 KB5O8・nH2O、で代表される四ホ
ウ酸ソーダ水和物、五ホウ酸ソーダ水和物、あるいはそ
れらの無水和物が使用できる。必要に応じてNaNO3 、Na
2CO3、NaCl、ケイ酸ソーダ(Na2SiO3、Na4SiO4)、LiCl、
LiNO3 、LiCO3 などを添加しても効果的である。
【0016】過マンガン酸水溶液の濃度は0.2〜10
%で使用出来るが、後工程の水洗のすすぎ性を考えると
0.2〜4が良い。ホウ酸ソーダ水溶液の濃度は0.2
〜10%で使用できるが、好ましくは0.1〜2%が良
い。そしてこれらの水溶液は50℃〜90℃の温度範囲
にて使用され、しかもこの時の水溶液のpHは7〜11
に混合比を調整するのが望ましい。50℃以下の温度で
はマンガン酸アルミニウム皮膜の生成速度がおそく工業
的に不利であり、また90℃以上の温度では水分の蒸発
が多くなり水溶液の濃度管理が非常に難しくなる。一方
pHが7以下の時はマンガン酸アルミニウム皮膜の緻密
性が低く、感光体特性としての帯電低下や画像黒点など
の欠陥が生じる。さらにpHが11以上の時はマンガン
酸アルミニウム皮膜の生成よりもむしろアルミニウム基
体の溶解(エッチング)が優先する場合があり好ましく
ない。
%で使用出来るが、後工程の水洗のすすぎ性を考えると
0.2〜4が良い。ホウ酸ソーダ水溶液の濃度は0.2
〜10%で使用できるが、好ましくは0.1〜2%が良
い。そしてこれらの水溶液は50℃〜90℃の温度範囲
にて使用され、しかもこの時の水溶液のpHは7〜11
に混合比を調整するのが望ましい。50℃以下の温度で
はマンガン酸アルミニウム皮膜の生成速度がおそく工業
的に不利であり、また90℃以上の温度では水分の蒸発
が多くなり水溶液の濃度管理が非常に難しくなる。一方
pHが7以下の時はマンガン酸アルミニウム皮膜の緻密
性が低く、感光体特性としての帯電低下や画像黒点など
の欠陥が生じる。さらにpHが11以上の時はマンガン
酸アルミニウム皮膜の生成よりもむしろアルミニウム基
体の溶解(エッチング)が優先する場合があり好ましく
ない。
【0017】このように調整した水溶液に予めアルミニ
ウム基体表面に付着している油分、汚れを除去したもの
を0.5〜5分間浸漬する。脱脂工程の後にNaOHやHF水
溶液で活性化処理しても効果的である。マンガン酸アル
ミニウム皮膜形成処理された基板上に設ける中間層は、
有機系の窒素化合物とヨウ素の錯体を含むものであり、
有機系の窒素化合物とヨウ素の錯体を含むものであり、
有機系の窒素化合物とは、高分子状のものとして、ポリ
アミド樹脂,ポリウレタン樹脂,アミノ樹脂,アニリン
樹脂,ポリアニリン,ポリピロール,などの高分子化合
物、低分子状のものとして、ピロール,インドール,イ
ンドリン,トルエンジアミン,ナフタリンジアミン、エ
チレンジアミン,ヘキサメチレンジアミン,テトラミ
ン,ピロリドンモノエタノールアミン,ジエタノールア
ミンなどの化合物が使用出来る。
ウム基体表面に付着している油分、汚れを除去したもの
を0.5〜5分間浸漬する。脱脂工程の後にNaOHやHF水
溶液で活性化処理しても効果的である。マンガン酸アル
ミニウム皮膜形成処理された基板上に設ける中間層は、
有機系の窒素化合物とヨウ素の錯体を含むものであり、
有機系の窒素化合物とヨウ素の錯体を含むものであり、
有機系の窒素化合物とは、高分子状のものとして、ポリ
アミド樹脂,ポリウレタン樹脂,アミノ樹脂,アニリン
樹脂,ポリアニリン,ポリピロール,などの高分子化合
物、低分子状のものとして、ピロール,インドール,イ
ンドリン,トルエンジアミン,ナフタリンジアミン、エ
チレンジアミン,ヘキサメチレンジアミン,テトラミ
ン,ピロリドンモノエタノールアミン,ジエタノールア
ミンなどの化合物が使用出来る。
【0018】高分子化合物はそれをそのまま、あるいは
他のフィルム形成能のある熱可塑性樹脂,熱硬化性樹脂
あるいは反応性オリゴマーと混合し、これらを溶解する
溶剤にて溶液とし、ここに適当量のヨウ素を加え、錯体
を形成させ成膜する。また低分子化合物の場合には成膜
性をつけるためにこれをこれらと相溶性のある、熱可塑
性樹脂,熱硬化性樹脂あるいは反応性オリゴマーと混合
しこれらを溶解する溶剤にて溶液とし、ここに適当量の
ヨウ素を加え錯体を形成させ成膜する。
他のフィルム形成能のある熱可塑性樹脂,熱硬化性樹脂
あるいは反応性オリゴマーと混合し、これらを溶解する
溶剤にて溶液とし、ここに適当量のヨウ素を加え、錯体
を形成させ成膜する。また低分子化合物の場合には成膜
性をつけるためにこれをこれらと相溶性のある、熱可塑
性樹脂,熱硬化性樹脂あるいは反応性オリゴマーと混合
しこれらを溶解する溶剤にて溶液とし、ここに適当量の
ヨウ素を加え錯体を形成させ成膜する。
【0019】加えるべきヨウ素は高分子,低分子化合物
の種類にもよるが、膜中100重量部当り3〜30重量
部が適量であり好ましくは5〜20部が好ましい。3重
量部以下では求める錯体の量が少く、中間層の抵抗が高
くなり、くり返しによる帯電電位の低下、残留電位の上
昇などの不具合が生ずる。また、30重量部以上では、
錯体形成に関与しない遊離のヨウ素が存在し、帯電性の
低下、高湿時に於ける膜の劣化などの不具合が生じる。
の種類にもよるが、膜中100重量部当り3〜30重量
部が適量であり好ましくは5〜20部が好ましい。3重
量部以下では求める錯体の量が少く、中間層の抵抗が高
くなり、くり返しによる帯電電位の低下、残留電位の上
昇などの不具合が生ずる。また、30重量部以上では、
錯体形成に関与しない遊離のヨウ素が存在し、帯電性の
低下、高湿時に於ける膜の劣化などの不具合が生じる。
【0020】中間層は先の特殊な条件下に於いてマンガ
ン酸アルミニウム皮膜化したアルミニウム管の上に、上
に述べた様な有機系の窒素化合物にヨウ素を加え、成膜
性を賦与した塗液を塗布、加熱、乾燥、硬化して形成す
る。中間層の厚さは0.2μm以上20μm以下が望ま
しく、0.2μm以下ではマンガン酸アルミニウム皮膜
層を形成したアルミニウム管の微細な表面の凹凸に塗膜
の厚みが追従するのが困難なため、ピンホール,ハジキ
が出来易く好ましくない。また20μm以上では塗膜の
抵抗が高くなり、残留電位が高くなるため好ましくな
い。
ン酸アルミニウム皮膜化したアルミニウム管の上に、上
に述べた様な有機系の窒素化合物にヨウ素を加え、成膜
性を賦与した塗液を塗布、加熱、乾燥、硬化して形成す
る。中間層の厚さは0.2μm以上20μm以下が望ま
しく、0.2μm以下ではマンガン酸アルミニウム皮膜
層を形成したアルミニウム管の微細な表面の凹凸に塗膜
の厚みが追従するのが困難なため、ピンホール,ハジキ
が出来易く好ましくない。また20μm以上では塗膜の
抵抗が高くなり、残留電位が高くなるため好ましくな
い。
【0021】中間層には、レーザー光を使用するプリン
ター用電子写真用感光体に用いるための光散乱効果を賦
与するため、あるいは感光体の着色、又はアルミニウム
管の表面の汚れ、傷を隠ぺいし、外観上の欠陥を防止す
るため、有機,無機系のフイラーを添加する事も出来
る。有機系のフイラーとしては、微粉化したポリエチレ
ン,ポリプロピレン,ポリウレタウン,シリコーン樹
脂,フッ素樹脂,メラミン樹脂,フエノール樹脂などが
用いられ、無機系のフイラーとしては、酸化鉛,酸化亜
鉛,酸化チタン,酸化カルシウム,シリカなどの微粉末
が用いられる。これらは、中間層の体積分率20%〜6
0%を占めるように添加することが望ましく、20%以
下では、フイラーの中間層中に於ける空隙率が大きくな
り環境の変化による特性の影響を受け易く好ましくな
い。又60%以上では塗工性が低下するため好ましくな
い。
ター用電子写真用感光体に用いるための光散乱効果を賦
与するため、あるいは感光体の着色、又はアルミニウム
管の表面の汚れ、傷を隠ぺいし、外観上の欠陥を防止す
るため、有機,無機系のフイラーを添加する事も出来
る。有機系のフイラーとしては、微粉化したポリエチレ
ン,ポリプロピレン,ポリウレタウン,シリコーン樹
脂,フッ素樹脂,メラミン樹脂,フエノール樹脂などが
用いられ、無機系のフイラーとしては、酸化鉛,酸化亜
鉛,酸化チタン,酸化カルシウム,シリカなどの微粉末
が用いられる。これらは、中間層の体積分率20%〜6
0%を占めるように添加することが望ましく、20%以
下では、フイラーの中間層中に於ける空隙率が大きくな
り環境の変化による特性の影響を受け易く好ましくな
い。又60%以上では塗工性が低下するため好ましくな
い。
【0022】中間層には、感光体の使用に伴う有毒物
質、例えばオゾン,窒素酸化物による劣化を防止するた
め、フエノール系酸化防止剤,硫黄系酸化防止剤(例え
ばサルファイト,ダイサルファイド),リン系酸化防止
剤(例えばホスファイト),アミン系酸化防止剤(例え
ばHALS,アリールアミン)などを添加する事も出来
る。これらは単独にても、混合して使用する事も出来
る。当然の事であるが、1分子中にフエノール基,チオ
エーテル基,ホスファイト基,アミン基を有する多官能
性酸化防止剤を使用する事も出来る。又中間層塗液中に
均一に溶解し、成膜後も塗膜中に均一に溶解することが
出来る様な有機金属化合物例えば、フエロセン,銅アセ
チルアセトナート,コバルトアセチルアセトナート,ナ
フテン酸銅,酢酸銅などを添加する事も出来る。これら
はヨウ素の5〜2重量%が好適である。これらはアミン
化合物の酸化防止、遊離ヨウ素の固定化の働きをするも
のと考えられ、特に高湿下の中間層の浮き防止に効果が
ある。
質、例えばオゾン,窒素酸化物による劣化を防止するた
め、フエノール系酸化防止剤,硫黄系酸化防止剤(例え
ばサルファイト,ダイサルファイド),リン系酸化防止
剤(例えばホスファイト),アミン系酸化防止剤(例え
ばHALS,アリールアミン)などを添加する事も出来
る。これらは単独にても、混合して使用する事も出来
る。当然の事であるが、1分子中にフエノール基,チオ
エーテル基,ホスファイト基,アミン基を有する多官能
性酸化防止剤を使用する事も出来る。又中間層塗液中に
均一に溶解し、成膜後も塗膜中に均一に溶解することが
出来る様な有機金属化合物例えば、フエロセン,銅アセ
チルアセトナート,コバルトアセチルアセトナート,ナ
フテン酸銅,酢酸銅などを添加する事も出来る。これら
はヨウ素の5〜2重量%が好適である。これらはアミン
化合物の酸化防止、遊離ヨウ素の固定化の働きをするも
のと考えられ、特に高湿下の中間層の浮き防止に効果が
ある。
【0023】中間層の上に設ける感光層は、米国特許明
細書NO.3484237号に示されているような、ポ
リビニルカルバソールとトリニトフルオレノンとの組合
せにより電荷移動錯体を形成したもの,特公昭48−2
5685号公報に示されている様な染料増感型感光層,
ホール移動材あるいは電子移動材中に顔料を分散した単
層型感光層(特開昭47−30328号公報,特開昭4
7−18545号公報),電荷発生層と電荷移動層を主
たる層とする機能分離型感光層(特開昭49−1055
37号公報)など従来から知られている感光層が用いら
れる。これらの内でも特に電荷発生層と、電荷移動層よ
り成る機能分離型感光層は高感度である事、使用する光
源に合わせ種々の材料が使用出来るなどの理由から最近
盛んに使用されている。
細書NO.3484237号に示されているような、ポ
リビニルカルバソールとトリニトフルオレノンとの組合
せにより電荷移動錯体を形成したもの,特公昭48−2
5685号公報に示されている様な染料増感型感光層,
ホール移動材あるいは電子移動材中に顔料を分散した単
層型感光層(特開昭47−30328号公報,特開昭4
7−18545号公報),電荷発生層と電荷移動層を主
たる層とする機能分離型感光層(特開昭49−1055
37号公報)など従来から知られている感光層が用いら
れる。これらの内でも特に電荷発生層と、電荷移動層よ
り成る機能分離型感光層は高感度である事、使用する光
源に合わせ種々の材料が使用出来るなどの理由から最近
盛んに使用されている。
【0024】すなわち電荷発生層は、フタロシアニン系
顔料,アゾ顔料,アントアントロン顔料,ペリレン顔
料,ペリノン顔料,スクアリリウム顔料,チアピリリウ
ム顔料,キナクリドン顔料をポリビニルブチラール,塩
ビ系共重合体,アクリル樹脂,ポリエステル,ポリカー
ボネートなどのバインダー溶液に分散し、これを中間層
の上に塗布形成する。電荷発生層の厚さは0.1μm〜
2μmが好ましい厚さである。電荷移動層はエナミン系
化合物,スチリル系化合物,ヒドラゾン系化合物,アミ
ン化合物をこれと相溶性のある樹脂、例えばポリエステ
ル,ポリカーボネート,ポリメタクリル酸エステル,ポ
リスチレンなどと共に溶液とし、電荷発生層上に塗布し
10μm〜40μm程度に塗布する。電荷発生層と電荷
移動層の順は積層構造を逆にして使用する事も出来る。
顔料,アゾ顔料,アントアントロン顔料,ペリレン顔
料,ペリノン顔料,スクアリリウム顔料,チアピリリウ
ム顔料,キナクリドン顔料をポリビニルブチラール,塩
ビ系共重合体,アクリル樹脂,ポリエステル,ポリカー
ボネートなどのバインダー溶液に分散し、これを中間層
の上に塗布形成する。電荷発生層の厚さは0.1μm〜
2μmが好ましい厚さである。電荷移動層はエナミン系
化合物,スチリル系化合物,ヒドラゾン系化合物,アミ
ン化合物をこれと相溶性のある樹脂、例えばポリエステ
ル,ポリカーボネート,ポリメタクリル酸エステル,ポ
リスチレンなどと共に溶液とし、電荷発生層上に塗布し
10μm〜40μm程度に塗布する。電荷発生層と電荷
移動層の順は積層構造を逆にして使用する事も出来る。
【0025】
【実施例】次に実施例により本発明を更に詳しく説明す
る。 (実施例1〜3及び比較例1,2)外径30mm,内径
28mm,長さ250mm表面粗さが最大高さ(Rma
x)で2.0μmのアルミニウム合金製、押出し引抜加
工によるED管を各種の過マンガン酸塩及びホウ酸ソー
ダ水溶液にて浸漬処理した。比較例としてイオン交換水
中で温水処理したもの、過マンガン酸塩のみの温水溶液
中にて処理したものを用意した。マンガン酸アルミニウ
ム皮膜層形成のための液組成,pH,処理温度等の条件
は表1の通りである。
る。 (実施例1〜3及び比較例1,2)外径30mm,内径
28mm,長さ250mm表面粗さが最大高さ(Rma
x)で2.0μmのアルミニウム合金製、押出し引抜加
工によるED管を各種の過マンガン酸塩及びホウ酸ソー
ダ水溶液にて浸漬処理した。比較例としてイオン交換水
中で温水処理したもの、過マンガン酸塩のみの温水溶液
中にて処理したものを用意した。マンガン酸アルミニウ
ム皮膜層形成のための液組成,pH,処理温度等の条件
は表1の通りである。
【0026】表1で示された処理条件でマンガン酸アル
ミニウム皮膜形成処理を行った。各アルミニウム基体
に、以下に示す組成Aの塗装を15μmの膜厚になるよ
うに塗布・乾燥し中間層とした。
ミニウム皮膜形成処理を行った。各アルミニウム基体
に、以下に示す組成Aの塗装を15μmの膜厚になるよ
うに塗布・乾燥し中間層とした。
【0027】
【表1】
【0028】表1で示された処理条件でマンガン酸アル
ミニウム皮膜形成処理を行った。各アルミニウム基体
に、以下の組成Aの塗液を15μmの膜厚になる様に塗
布・乾燥し中間層とした。 塗液組成A 重量部 ヨウ素 0.3 可溶性ナイロン:東レ(株)製(アミランCM−8000)3 酸化チタン :石原産業(株)製(TTO−55(S))3 メタノール 100 上に述べたような中間層を設けた各アルミニウム素管上
に、それぞれX型無金属フタロシアニン(大日本インキ
化学工業(株)製:商品名「ファーストゲーンブルー8
120B」)1重量部、塩ビ系共重合樹脂(日本ゼオン
(株)製:商品名「MR−110」)1重量部を100
重量部のメチレンクロライドとともにペイントシェーカ
ーで分散して作製した塗液を浸漬塗布し、乾燥厚み0.
2μmの電荷発生層を形成した。続いてこの上にポリカ
ーボネート樹脂(三菱ガス化学(株)製:商品名「ユー
ピロンPCZ−300」)10重量部、N,N−ジエチ
ルアミノベンズアルデヒドジフェニルヒドラゾン10重
量部をテトラヒドロフラン80重量部に溶解した塗液を
浸漬塗布し、乾燥厚み20μmの電荷移動層を形成して
実施例1〜3、比較例1、2の感光体を作成した。
ミニウム皮膜形成処理を行った。各アルミニウム基体
に、以下の組成Aの塗液を15μmの膜厚になる様に塗
布・乾燥し中間層とした。 塗液組成A 重量部 ヨウ素 0.3 可溶性ナイロン:東レ(株)製(アミランCM−8000)3 酸化チタン :石原産業(株)製(TTO−55(S))3 メタノール 100 上に述べたような中間層を設けた各アルミニウム素管上
に、それぞれX型無金属フタロシアニン(大日本インキ
化学工業(株)製:商品名「ファーストゲーンブルー8
120B」)1重量部、塩ビ系共重合樹脂(日本ゼオン
(株)製:商品名「MR−110」)1重量部を100
重量部のメチレンクロライドとともにペイントシェーカ
ーで分散して作製した塗液を浸漬塗布し、乾燥厚み0.
2μmの電荷発生層を形成した。続いてこの上にポリカ
ーボネート樹脂(三菱ガス化学(株)製:商品名「ユー
ピロンPCZ−300」)10重量部、N,N−ジエチ
ルアミノベンズアルデヒドジフェニルヒドラゾン10重
量部をテトラヒドロフラン80重量部に溶解した塗液を
浸漬塗布し、乾燥厚み20μmの電荷移動層を形成して
実施例1〜3、比較例1、2の感光体を作成した。
【0029】この様にして製作した感光体について、電
気特性を感光体のプロセス試験機にて評価した。すなわ
ち、感光体を試験機に取り付け、周速78.5mm/s
で回転させながら、コロトロンにて−600Vに帯電
し、光の無照射時の電位をもって暗部電位(V0 )とす
る。さらに1秒間暗部に放置しその間の電位の保持率
(Vk1(%))を求める。引続き波長780mm,照
度2μW/cm2 の光を当て、0.2秒後の電位をもっ
て明暗電位(Vi )とする。さらに1.5秒後の電位を
もって残留電位(VR )とする。この様な評価をL,L
(低温低湿:10℃,20RH%)、N,N(常温,常
湿:23℃,50RH%)、H,H(高温,高湿:40
℃,80RH%)の各雰囲気下で行い、さらにH,H雰
囲気下に長時間放置した時の感光体の外観の変化を観察
した。結果を表2、表3、表4に示す。
気特性を感光体のプロセス試験機にて評価した。すなわ
ち、感光体を試験機に取り付け、周速78.5mm/s
で回転させながら、コロトロンにて−600Vに帯電
し、光の無照射時の電位をもって暗部電位(V0 )とす
る。さらに1秒間暗部に放置しその間の電位の保持率
(Vk1(%))を求める。引続き波長780mm,照
度2μW/cm2 の光を当て、0.2秒後の電位をもっ
て明暗電位(Vi )とする。さらに1.5秒後の電位を
もって残留電位(VR )とする。この様な評価をL,L
(低温低湿:10℃,20RH%)、N,N(常温,常
湿:23℃,50RH%)、H,H(高温,高湿:40
℃,80RH%)の各雰囲気下で行い、さらにH,H雰
囲気下に長時間放置した時の感光体の外観の変化を観察
した。結果を表2、表3、表4に示す。
【0030】
【表2】
【0031】
【表3】
【0032】
【表4】
【0033】実施例1〜3は比較例1、2に比べ高温高
湿環境下における耐久性が向上していることがわかる。 (実施例4〜6)実施例1〜3の中間層の液組成をBの
様に変え120℃にて15分乾燥を行い膜厚15μmの
中間層を設け、その他は実施例1〜3と同様にして実施
例4〜6の感光体を作成した。
湿環境下における耐久性が向上していることがわかる。 (実施例4〜6)実施例1〜3の中間層の液組成をBの
様に変え120℃にて15分乾燥を行い膜厚15μmの
中間層を設け、その他は実施例1〜3と同様にして実施
例4〜6の感光体を作成した。
【0034】 中間層塗液組成B 重量部 メラミン樹脂:三井東圧(株)製(ユーバン20HS) 100 ヨウ素 5 α−トコフェロール 5 無水イタコン酸アンモニウム 3 酸化チタン:石原産業(株)製(TTO−55(S)) 100 ブロックイソシアナート:大日本インキ化学工業(株) 製(バーノックD−550) 5 テトラヒドロフラン 200 メタノール 100 これらの感光体を45℃・80%RHの雰囲気中に放置
した時の外観結果は表5の通りであった。
した時の外観結果は表5の通りであった。
【0035】
【表5】
【0036】中間層の組成をBに替えると実施例5に見
えるように耐久性が向上していることがわかる。(実施
例7〜9)実施例3にて処理したアルミニウム基体に表
6の様C〜Dの3種類の中間層塗液を塗布し、130℃
にて10分乾燥し、17μmの中間層を設け、実施例1
と同じ方法にて実施例7〜9の感光体を作成した。
えるように耐久性が向上していることがわかる。(実施
例7〜9)実施例3にて処理したアルミニウム基体に表
6の様C〜Dの3種類の中間層塗液を塗布し、130℃
にて10分乾燥し、17μmの中間層を設け、実施例1
と同じ方法にて実施例7〜9の感光体を作成した。
【0037】
【表6】
【0038】これらの感光体を実施例4〜6と同様に4
5℃・80%RHの環境下に放置して外観の変化を観察
した。結果は表7の通りである。
5℃・80%RHの環境下に放置して外観の変化を観察
した。結果は表7の通りである。
【0039】
【表7】
【0040】実施例7〜9に見るように中間層に有機金
属化合物を含ませると中間層の浮きが防止され耐久性が
1000時間に向上することがわかる。
属化合物を含ませると中間層の浮きが防止され耐久性が
1000時間に向上することがわかる。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、アルミニウム合金から
なる基体上に感光層を有し、基体と感光層との間に中間
層を設けてなる電子写真用感光体において、前記基体は
表面にマンガン酸アルミニウム皮膜層を有することとす
る。それにより中間層の塗工性が向上し、密着性に優れ
る中間層が成膜され、基体の表面上に存在するキズ,
筋,穴等を十分覆い隠すことが可能となる。
なる基体上に感光層を有し、基体と感光層との間に中間
層を設けてなる電子写真用感光体において、前記基体は
表面にマンガン酸アルミニウム皮膜層を有することとす
る。それにより中間層の塗工性が向上し、密着性に優れ
る中間層が成膜され、基体の表面上に存在するキズ,
筋,穴等を十分覆い隠すことが可能となる。
【0042】また中間層は有機系の窒素化合物とヨウ素
の錯体を含むとすることにより、中間層の膜厚を厚くし
ても電気抵抗の低い、優れた電気特性を示す感光体が得
られる。さらに中間層に酸化防止剤を含ませることによ
り、オゾン等による劣化が防止され、有機金属化合物を
中間層に含ませると、中間層の遊離ヨウ素を固定し高湿
下の中間層の浮きを防止するため有効である。
の錯体を含むとすることにより、中間層の膜厚を厚くし
ても電気抵抗の低い、優れた電気特性を示す感光体が得
られる。さらに中間層に酸化防止剤を含ませることによ
り、オゾン等による劣化が防止され、有機金属化合物を
中間層に含ませると、中間層の遊離ヨウ素を固定し高湿
下の中間層の浮きを防止するため有効である。
【0043】本発明において、最適温度と最適pHに調
整された過マンガン酸塩とホウ酸ソーダの混合水溶液中
での浸漬処理により形成されたマンガン酸アルミニウム
皮膜層は、緻密で硬度が高く、高温高湿環境下に長時間
放置した場合においても高い安定性が得られる。以上の
ように押し出し引き抜き加工を行ったままのアルミニウ
ム素管を用いても特性に優れた感光体を製造することが
でき、低価格かつ信頼性に優れる電子写真用感光体が得
られる。
整された過マンガン酸塩とホウ酸ソーダの混合水溶液中
での浸漬処理により形成されたマンガン酸アルミニウム
皮膜層は、緻密で硬度が高く、高温高湿環境下に長時間
放置した場合においても高い安定性が得られる。以上の
ように押し出し引き抜き加工を行ったままのアルミニウ
ム素管を用いても特性に優れた感光体を製造することが
でき、低価格かつ信頼性に優れる電子写真用感光体が得
られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 5/10 G03G 5/10 B
Claims (8)
- 【請求項1】アルミニウム合金からなる基体上に感光層
を設け、前記基体と感光層との間に中間層を設けてなる
電子写真用感光体において、前記基体がその表面上にマ
ンガン酸アルミニウム皮膜層を有することを特徴とする
電子写真用感光体。 - 【請求項2】請求項1記載の感光体において、中間層は
有機系の窒素化合物とヨウ素の錯体を含むことを特徴と
する電子写真用感光体。 - 【請求項3】請求項2記載の感光体において、中間層が
酸化防止剤を含むことを特徴とする電子写真用感光体。 - 【請求項4】請求項2記載の感光体において、中間層が
有機金属化合物を含むことを特徴とする電子写真用感光
体。 - 【請求項5】請求項1記載の感光体において、基体表面
をマンガン酸アルミニウム皮膜化する工程が、アルミニ
ウム合金からなる基体を過マンガン酸塩とホウ酸ソーダ
の混合水溶液中に浸漬する工程を含むことをことを特徴
とする電子写真用感光体の製造方法。 - 【請求項6】請求項5に記載の製造方法において、過マ
ンガン酸塩とホウ酸ソーダの混合水溶液はそのpHが7
ないし11の範囲になるように混合比が調節されている
ことを特徴とする電子写真用感光体の製造方法。 - 【請求項7】請求項5に記載の製造方法において、過マ
ンガン酸塩とホウ酸ソーダの混合水溶液は温度が50℃
ないし90℃の範囲で浸漬処理されることを特徴とする
電子写真用感光体の製造方法。 - 【請求項8】請求項2または請求項5記載の感光体にお
いて、中間層を形成する工程が、有機系の窒素化合物を
溶剤に溶解し、これにヨウ素を加えて有機系の窒素化合
物の錯体を含む塗液とし、次いでこの塗液をマンガン酸
アルミニウム皮膜層が形成された基体上に塗布して成膜
する工程を含むことを特徴とする電子写真用感光体の製
造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23641995A JPH0980786A (ja) | 1995-09-14 | 1995-09-14 | 電子写真用感光体およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23641995A JPH0980786A (ja) | 1995-09-14 | 1995-09-14 | 電子写真用感光体およびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0980786A true JPH0980786A (ja) | 1997-03-28 |
Family
ID=17000481
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23641995A Pending JPH0980786A (ja) | 1995-09-14 | 1995-09-14 | 電子写真用感光体およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0980786A (ja) |
-
1995
- 1995-09-14 JP JP23641995A patent/JPH0980786A/ja active Pending
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