JPH0980951A - 誘導加熱定着装置 - Google Patents
誘導加熱定着装置Info
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Abstract
たコア2に、2個以上の複数のコイル301,302を
巻装し、該複数のコイル301,302がそれぞれ並列
に接続されていることを特徴とする誘導加熱定着装置。 【効果】 コイルを並列に接続することで、コイルのイ
ンダクタンスを下げ、共振コンデンサとコイルとによっ
て発生する発振周波数を可聴周波数帯域外ににする。
Description
プリンタおよびファクシミリなどに用いられる定着装置
に関し、さらに詳しくは、誘電加熱を利用してトナー像
を記録媒体に定着する誘導加熱定着装置に関する。
である記録紙ないし転写材などのシート上に転写された
トナー像をシートに定着させる定着装置が設けられてい
る。この定着装置は、例えば、シート上のトナーを熱溶
融させる定着ローラと、当該定着ローラに圧接してシー
トを挟持する加圧ローラとを有している。定着ローラは
円筒状に形成され、この定着ローラの中心軸上には、発
熱体が保持手段により保持されている。この発熱体は定
着ローラの中心軸に位置し、発熱体から発せられた熱は
定着ローラ内壁に均一に輻射され、定着ローラの外壁の
温度分布は円周方向において均一となる。定着ローラの
外壁は、その温度が定着に適した温度(例えば、150
〜200℃)になるまで加熱される。この状態で定着ロ
ーラと加圧ローラは摺接しながら互いに逆方向へ回転
し、トナーが付着したシートを挟持する。定着ローラと
加圧ローラとの摺接部(以下、ニップ部という)におい
て、シート上のトナーは定着ローラの熱により溶解し、
両ローラから作用する圧力によりシートに定着される。
トナーが定着した後、定着ローラおよび加圧ローラの回
転に伴い、シートは、排紙ローラによって搬送され、排
紙トレイ上に排出される。
ては、一般的にハロゲンランプが用いられており、その
ため電源を投入した後、定着ローラの温度が定着に適し
た所定温度に達するまでには比較的長時間を要してい
た。その間、使用者は複写機を使用することができず、
長時間の待機を強いられるという問題があった。その一
方、待機時間の短縮を図ってユーザの操作性を向上すべ
く定着ローラの熱容量を増大させた場合には、定着装置
における消費電力が増大し、省エネルギー化に反すると
いう問題が生じていた。
るためには、定着装置の省エネルギ化(低消費電力化)
と、ユーザの操作性向上(クイックプリント)との両立
を図ることが一層注目され重視されてきている。これに
伴い、従来から行われてきたトナーの定着温度、定着ロ
ーラの熱容量の低減だけでなく、電気−熱変換効率の向
上を図ることが必要となってきた。
熱方式の定着装置が提案されている。この誘導加熱は、
他の加熱方式と比較して次のような利点がある。まず第
1に、ハロゲンランプの近赤外加熱のような間接加熱よ
りも、速く昇温し、定着ローラ以外の部分の発熱や伝熱
が少ない。また、ハロゲンランプの光漏れに相当するロ
スがない。第2に、定着ローラ表面に固体抵抗発熱体を
持つ表面加熱よりも、電磁誘導特有の表皮効果があるた
めに発熱効率が良く、また摺動接点がないため定着装置
の信頼性も長期にわたって高い。第3に、フィルムベル
トと固体抵抗発熱体を持つ加熱よりも、接触抵抗による
熱伝達ロスが少なく、また発熱面の温度検出が容易であ
るので温度制御性が優れている。したがって、これらの
点から、定着装置の省エネルギー化(低消費電力化)
と、ユーザの操作性向上(クイックプリント)との両立
がなされるもの期待されている。
て、例えば特開昭59−33787号公報には、金属導
体からなる定着ローラの内部に、螺旋状にコイルを巻装
した開磁路鉄芯が配置されている。そして、定着ローラ
の内面に近接した前記コイルに高周波電流を流し、これ
によって生じた高周波磁界で定着ローラに誘導渦電流を
発生させ、定着ローラ自体の表皮抵抗によって定着ロー
ラそのものをジュール発熱させるようになっている。
は、2組のコイルを用いて用紙サイズによりこの2組の
コイルへの通電を切り換えて、すなわち、用紙サイズが
小さい場合には1つのコイルにのみ通電し、用紙サイズ
が大きい場合には、2つのコイル両方に通電すること
で、必要な加熱面積のみ誘導加熱することとし、これに
より、さらに省エネルギー化を計っている。
うな誘導加熱定着装置においても問題点があり、その一
つに、誘導電流を発生させるためのコイルと共振用コン
デンサとによる発振が可聴周波数帯域(約15Hz〜2
0kHz)で発生した場合に定着装置自体の騒音問題と
なる。
周波数fは、概略下記(1)式によって算出される(な
お詳細については後に説明する)。 f=1/(Ip×L/VI +1.5π√(LC)) …(1) ただし、式中、Ipはコイル電流ピーク値、Lはコイル
のインダクタンス、VI はコイルに印加される電圧、C
は共振用コンデンサの容量である。
数は、コイルのインダクタンスによって変化することが
分かる。
げることで、発振周波数を可聴周波数帯域外にずらすこ
とができるが、前述の特開昭59−33787号公報の
ように1つのコイルで誘導電流を発生される場合には、
コイルのインダクタンスを減らすためにコイルの長さを
短くすると、誘導加熱に必要なアンペアターンが得られ
ず、定着ローラ(被発熱体)とのギャップが大きくなり
発熱効率が悪化してしまう。そこで、コアの太さを太く
してギャップを小さくしたり、またコイルの太さを太く
してもよいが、その場合には、コアの大型化や太いコイ
ルを巻くための作業効率の低下などのために、コストア
ップが避けられず経済的に好ましくない。
ように、複数のコイルを用いた場合であっても、一つひ
とつのコイルのインダクタンスは小さくなるが、これを
直列に繋いだ場合には、1つのコイルを用いた場合と同
様にインダクタンスが高くなってしまい上記同様の問題
が生じ、また、複数のコイルを別々に制御する場合に
は、そのための制御回路が複数必要となってコストアッ
プになるといった問題がある。
確保して加熱効率を低下させることなく、コイルの全イ
ンダクタンスを下げて可聴周波数帯域での発振を防止し
た誘導加熱定着装置を提供することを目的とする。
の本発明は、記録媒体上に形成されたトナー像を前記記
録媒体へ定着する定着装置であって、導電性部材で形成
された被加熱体と、該被加熱体に誘導電流を生じさせて
発熱させるための並列接続された少なくとも2個以上の
コイルと、を有することを特徴とする誘導加熱定着装置
である。
実施の形態は、被加熱体として、例えば導電性の定着ロ
ーラを用いて、この定着ローラを誘導加熱するためのコ
イルを少なくとも2個以上の複数個並列に接続し、この
並列接続された複数のコイルを定着ローラ内部に装着し
たものである。
性の定着ローラ5の内部に、円柱形の一つのコア2に複
数のコイル301、302…を螺旋状に巻装し、各コイ
ル301、302…を並列に接続したもの、また、図2
に示すように、導電性の定着ローラ5の内部に、複数の
コア2a、2b…にそれぞれコイル301、302…を
巻装し、各コイル301、302…を並列に接続したも
の、また、図3に示すように、導電性の定着ローラ5の
内部に、角柱形の一つのコア2に複数のコイル301、
302…をコア2の長手方向に巻装し、各コイル30
1、302…を並列に接続したもの、さらに、図4に示
すように、導電性の定着ローラ5の内部に、角柱形の複
数のコア2a、2b…のそれぞれのコアにコイル301
a、301b…および302a、302b…をコア2の
長手方向に巻装して、コイル301a、301b…およ
び302a、302b…をそれぞれ直列に接続して直列
に接続されたコイル301a、301b…と、302
a、302b…とを並列に接続したものなどである。な
お、各図において、各コイル接続した配線50は高周波
電源および共振用コンデンサに接続されている。
置の実施形態を回路図により示すと、例えば図5aに示
すように、2つのコイル301および302を並列に接
続したもの、図5bに示すように、コイル301aと3
01b、およびコイル302aと302bがそれぞれ直
列に接続され、これを2列並列に接続したもの、図5c
に示すように、4つのコイル301、302、303お
よび304を並列に接続したもの、また、図6aに示す
ように、コイル301a、301b、301c、および
コイル302a、302b、302cがそれぞれ直列に
接続され、これを2列並列に接続したもの、図6bに示
すように、コイル301aと301b、コイル302a
と302b、およびコイル303aと303bがそれぞ
れ直列に接続され、これを3列並列に接続したもの、図
6cに示すように、6つのコイル301、302、30
3、304、305および306を並列に接続したも
の、など各種の形態が考えられる。なお、各図において
符号24は共振用コンデンサであり、符号100は高周
波電源である。
ラ用いて、これを直接誘導加熱することとしたが、その
他に金属板などを被加熱体として、これを誘導加熱し、
耐熱樹脂製の定着ローラの内部に設けたり、さらに、定
着ローラを用いる代わりに、記録媒体に従動するフィル
ムを介して被加熱体となる金属板などを設けたようなも
のであってもよい。
発振周波数の変化について詳細に説明する。
周波電源をオンにすると、コイルと共振用コンデンサと
によって発振が生じる。これを図7に示した電圧電流チ
ャートを参照すると、電源電圧VG (図7(A))がオ
ンとなると、コイルに電流が流れその電流値ID (図7
(B))が上昇する。そして、電流値ID がピーク値I
pに達したら電源をオフする。すると、コイルに蓄えら
れたエネルギーが共振用コンデンサに充電されコンデン
サの電圧VD (図7(C))が上昇し、コイルのエネル
ギーが全てコンデンサに充電されると、今度はコンデン
サから放電されることとなる。
ルギーが蓄えられてコイルに流れる電流がピーク値Ip
に達するまでの時間Taと、コンデンサの充放電時間T
bとを足した時間と言うこととなる。
コイルにエネルギーが蓄えられてピーク電流Ipに達す
るまでの時間Taを求める。コイルに印加される電圧V
I とコイルのインダクタンスの関係は、 VI =L・di/dt によって表される。 よって、電流と時間の関係は、 di/dt=VI /L となる。 したがって、電流値がIpに達するまでの時間Taは、 Ta=Ip・L/VI となる。
る。これには、充電と放電を分けて、充電される時間を
Tb′、放電される時間をTb″とする。このうちT
b″はコイルとコンデンサによる共振周期によって決定
される。共振周期T0 は、共振周波数f0 を求める式 f0 =1/(2π√(LC)) から、 T0 =2π√(LC) となる。 したがってTb″は、 Tb″=π√(LC) となる。 ここで、TbはTb″の約1.5倍であるので、Tbを
近似すると、 Tb=Tb′+Tb″≒1.5Tb″ となる。
して図5bおよび図5cに示したようにコイルを並列接
続した場合の発振周波数を求める。また、比較のため
に、図8aに示すように、従来1つのコイル300で必
要なアンペアターンを得ている場合を、図8bに示すよ
うに、4分割したコイル300a、300b、300c
および300dを直列に接続したものとしてその発振周
波数を求める。
イルに印加する電圧VI を100V、ピーク電流値Ip
を7A、共振用コンデンサの容量Cを0.033μFと
し、一つのコイルのインダクタンスLを400μHとす
る。
を直列に接続されたものでは、全てのコイルのインダク
タンスが400×4=1600μHとなり、同様に4つ
のコイルによって構成した本発明の実施の形態である図
5bに示したものの場合400×2×1/2=400μ
Hとなり、また図5cに示したものでは400×1/4
=100μHとなる。
波数fは、図8bに示した従来のものの場合には、6.
8kHzとなり可聴帯域で発振していることが分かる。
これに対し、本発明の実施の形態である、図5bのもの
では22.2kHzとなり、同様に図5cのものでは4
1.4kHzとなり、いずれも可聴周波数帯域外とな
る。その他、本発明を適用したものにあっては、同じア
ンペアターンとなるようなコイルを用いた場合に、並列
接続することによりコイルのインダクタンスが下がるの
で、いずれも直列接続の場合より、発振周波数が高くな
って可聴帯域外となる。なお、本発明の実施の際には、
共振用コンデンサの容量や必要なアンペアターンによっ
て、既に説明したように並列接続するコイルの数や接続
の形態などを適宜組み合わせて、最適な発振周波数とな
るようにするとよく、好ましくは、20kHz〜40k
Hzとなるようにするとよい。
一実施例を図面に基づいて説明する。なお、同一機能を
有する部材については既に説明した各図と同一の符号を
付した。
の概略断面図であり、図10はこの装置に用いられてい
る定着ローラと加圧ローラを示す概略斜視図であり、図
11は、この装置で用いられている定着ローラの透視図
である。
まれた誘導加熱定着装置は、矢印a方向に回転駆動可能
に設けられた定着ローラ5と、当該定着ローラ5に圧接
して設けられ定着ローラ5の回転に伴って従動回転する
加圧ローラ6とを有する。定着ローラ5は、導電体の円
筒形中空パイプであり、その内部には、図11に示すよ
うに、当該定着ローラ5に誘導電流を発生させるための
コイルアセンブリ31の各コイル301、302、30
3および304が並列に接続されて4個配設されてい
る。そして、このコイルアセンブリ31は、該定着ロー
ラ5との間に、該定着ローラ5が回転自在となるように
僅かなギャップを隔てて固定されているホルダユニット
30に収納されている。
うに、コア2と、ロの字型の通孔1aを有し、該コア2
をこの通孔1aに挿入して該コアを取り囲むようにボビ
ン1が設けられ、このボビン1の周りに銅線を巻いてコ
イル3(このコイル3は前記コイル301〜304のい
ずれか一つ、またはこれらを総称して表すものである、
以下同じ)を形成してある。
つ直径0.8mmの単一またはリッツ銅線を用いて、ボ
ビン1の回りに定着ローラ1の回転軸に沿った方向に巻
回されている。
積層コアからなり、ボビン1は、例えば、セラミックや
耐熱絶縁性エンジニアリング・プラスチックで形成さ
れ、コイル3を押えてその形状を整える役割を果たす。
ルダユニット30は、図13に示すように、ホルダステ
ー4aと、このホルダステー4aに装着されるホルダカ
バー4bとによってホルダーを構成し、それぞれ耐熱絶
縁性エンジニアリング・プラスチックから形成されてい
る。ホルダステー4aおよびホルダカバー4bの内面に
は、コイルアセンブリ31を保持するための凹部41が
形成され、両端部には装置本体の定着ユニットフレーム
にこのホルダユニット30を固定するための嵌合部42
が設けられている。このホルダユニット30は、ホルダ
ステー4aに設けられた凹部41に並列に接続されたコ
イル301、302、303および304を巻いたボビ
ン1を挿入し、ボビン1の通孔1aにコア2を挿入し、
コイル301、302、303および304の外周面に
絶縁フィルム45を配置し、ホルダカバー4bをホルダ
ステー4aに装着して組み立てられる。このホルダーユ
ニット30は、耐熱絶縁性の材料、例えばPPSや液晶
ポリマーなどで形成されている。
金管あるいはアルミニウム合金管などの導電性部材から
形成され、その外周面にフッ素樹脂をコーティングし
て、表面に耐熱離型性層が形成されている。定着ローラ
5は、導電性磁性部材から形成することがさらに好まし
い。加圧ローラ6は、軸芯61の周囲に、表面離型性耐
熱ゴム層であるシリコンゴム層62が形成されている。
軸受部51が形成され、定着ユニットフレームに回転自
在に取り付けられている。さらに、定着ローラ5は、そ
の片端に図示しない駆動ギアが固定され、この駆動ギア
に接続されたモータなどの図示しない駆動源によって回
転駆動される。ホルダー4は、定着ローラ5の内周面と
の間に所定寸法の最小限ギャップを保って、定着ローラ
5の内部に収納され、定着ユニットフレームに固定され
て非回転となっている。スベリ軸受51や分離爪7は、
耐熱摺動性エンジニアリング・プラスチックなどから形
成されている。
着ローラ5の温度を検出する温度センサ、例えばサーミ
スタ8が設けられている。このサーミスタ8は、定着ロ
ーラ5を隔ててコイル3の側面に向かい合うように、定
着ローラ5の表面に圧接している。サーミスタ8は、例
えばサーミスタより構成される。このサーミスタ8で定
着ローラ5の温度を検出しつつ、定着ローラ5の温度が
最適温度となるように、コイル3への通電が制御され
る。また、温度の異常上昇時の安全機構として、サーミ
スタ8のほかに、異常な高温を検知した場合にコイル3
への通電を切断するサーモスタット9が設けられてい
る。
る。図14はこの定着装置の制御系のブロック図であ
る。
回路11によって整流し、自励式インバータ回路12で
高周波に変換し発生させる。誘導加熱コイル3への電流
は、定着ローラ5の表面に圧接されたサーモスタット9
を介して供給され、定着ローラ5の表面温度が予め設定
されている異常温度に達すると、サーモスタット9によ
って電流路が切断されるようになっている。
モリなどから構成され、サーミスタ8の電位に基づいて
定着ローラ5の温度を監視しながら、インバータ回路1
2内のドライブ回路20へオン/オフ信号を出力し、温
度制御を行う。
の直流電流を高周波電流に周波数変換して、コイル3に
供給する。
発せられる制御信号(加熱信号)がオンになると、まず
ドライブ回路20が、例えばトランジスタ、FETある
いはIGBTなどからなるスイッチング素子21をオン
し、これによって、誘導加熱コイル3に電流が流れる。
一方、電流検出回路22は所定の電流値Ipに達したこ
とを検出するとスイッチング素子21をオフするように
ドライブ回路20に信号を送る。電流検出回路22で検
出されるコイル3に流れるドレイン電流ID の波形は図
7(B)に示したとおりである。スイッチング素子21
がオフされると、誘導加熱コイル3と共振用コンデンサ
24との間で共振電流が流れる。そして、電圧検出回路
23は、共振によりスイッチング素子21の誘導加熱コ
イル3側のドレイン電圧VD が0V付近まで下降したこ
とを検出すると、スイッチング素子21を再びオンする
ようにドライブ回路20に信号を送る。以下、このスイ
ッチングサイクルを繰り返すことによって高周波の電流
を誘導加熱コイル3へ流す。電圧検出回路23で検出さ
れる電圧VD の波形は図7(C)に、また、スイッチン
グ素子21のオン/オフ信号VG (例えば、FETなら
ばゲートのオン/オフ信号)は図7(A)に示したとお
りである。
数十kHz)の電流が流されると、後述する原理に従っ
て、定着ローラ5が発熱しシート(記録媒体)14にト
ナー像の定着が行われる。
以下のように動作する。まず、未定着のトナー像が転写
されているシート14は、図9中左方向から搬送され、
定着ローラ5と加圧ローラ6との間のニップ部に向けて
送り込まれる。シート14は、後述する原理により熱せ
られた定着ローラ5の熱と、両ローラ5、6から作用す
る圧力とが加えられながら、ニップ部を搬送される。こ
れにより、未定着トナーが定着されて、シート14上に
は定着トナー像が形成される。ニップ部を通過したシー
ト14は、定着ローラ5から自然に分離し、あるいは図
1に示すように、先端部が定着ローラ5の表面に摺接す
るように設けられた分離爪7ないし分離ガイドによって
定着ローラ5から強制的に分離され、図1中右方向に搬
送される。このシート14は、図示しない排紙ローラに
よって搬送されて、排紙トレイ上に排出される。
定着ローラ5の加熱原理を説明する説明図である。コイ
ル3に高周波(数kHz〜数十kHz)の電流が流され
ると、「アンペアの右ネジの法則」に従って、図示する
ように、コア2から定着ローラ5の長手軸方向に対し直
交する磁束31aが発生する。この磁束31aもまた高
周波磁束である。
bは、定着ローラ5に沿って曲り、導電体の比透磁率に
依存した比率で定着ローラ5の円周面内を通る磁束31
cとなる。定着ローラ5の周面に集中した磁束31c
は、コイル3に対向する部分で密度が最大となる。
R点で円周面内の磁束密度が極大になり、逆に、Q、S
点で極小になる。よって、誘導電流密度も同様の傾向に
なるので、定着ローラ5の発熱は、円周面内において均
一ではなく、2点鎖線で囲んだ部分32a、32bが局
所的に発熱する。この局所的に発熱する部分32a、3
2bは、図1において示せば、定着ローラ5の上部領域
と下部領域に相当する。したがって、ニップ部と一方の
発熱箇所(領域)とは、少なくとも一部で重複してい
る。また、他方の発熱箇所(領域)には、サーミスタ8
が接触するように配置される。なお、サーミスタ8の取
り付け箇所は、定着ローラ5の上部か下部のどちらかに
すれば良いが、図示する実施例では、上部の外側に取り
付けてある。また、サーミスタ8が小型であれば、定着
ローラ5上部の内側または下部の内側に取り付けても良
い。
作用により、定着ローラ5には「レンツの法則」に従っ
て、前記磁束31cを妨げる前記磁束31cと逆方向の
磁束を生じるような渦状の誘導電流が壁面内部で発生す
る。この誘導電流は、定着ローラ5の表皮抵抗によりジ
ュール熱に変換されるので、定着ローラ5が発熱して、
前述のように、シート14にトナー像の定着が行われ
る。このとき、コイル3と共振用コンデンサ24とによ
って発生する発振周波数は、本発明を適用したことによ
り、可聴周波数帯域外のものとなる。
数のコイルを並列接続することにより発振周波数を高く
して可聴周波数帯域から外し、最適な周波数を選択し
て、騒音防止を行うことができる。したがって、コアの
大型化やコイルの太さを太くするなどコストアップにつ
ながるような対策を施すことなく、容易に騒音防止を行
うことができる。
明するための斜視図である。
明するための斜視図である。
明するための斜視図である。
明するための斜視図である。
明するための回路図である。
明するための回路図である。
図面である。
置を示す断面図である。
示す斜視図である。
の透視図である
るための斜視図である。
ための分解斜視図である。
装置の制御系を説明するためのブロック図である。
面である。
302a,302b,302c,303a,303b…
コイル 4…ホルダー、 5…定着ローラ、 6…加圧ローラ。
Claims (1)
- 【請求項1】 記録媒体上に形成されたトナー像を前記
記録媒体へ定着する定着装置であって、 導電性部材で形成された被加熱体と、 該被加熱体に誘導電流を生じさせて発熱させるための並
列接続された少なくとも2個以上のコイルと、を有する
ことを特徴とする誘導加熱定着装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23295795A JP3353562B2 (ja) | 1995-09-11 | 1995-09-11 | 誘導加熱定着装置 |
| US08/707,685 US5752150A (en) | 1995-09-04 | 1996-09-04 | Heating apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23295795A JP3353562B2 (ja) | 1995-09-11 | 1995-09-11 | 誘導加熱定着装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0980951A true JPH0980951A (ja) | 1997-03-28 |
| JP3353562B2 JP3353562B2 (ja) | 2002-12-03 |
Family
ID=16947524
Family Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP23295795A Expired - Fee Related JP3353562B2 (ja) | 1995-09-04 | 1995-09-11 | 誘導加熱定着装置 |
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| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3353562B2 (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| US8722305B2 (en) | 2011-04-13 | 2014-05-13 | Ricoh Company, Ltd. | Method of preparing carrier for electrophotography |
-
1995
- 1995-09-11 JP JP23295795A patent/JP3353562B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| US7026586B2 (en) | 2001-10-15 | 2006-04-11 | Canon Kabushiki Kaisha | Induction heating apparatus with current modulating means |
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| US8647804B2 (en) | 2011-06-08 | 2014-02-11 | Ricoh Company, Ltd. | Method of preparing carrier for electrophotography, carrier for electrophotography, developer for electrophotography, process cartridge and image forming apparatus |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3353562B2 (ja) | 2002-12-03 |
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