JPH0981207A - 電子装置 - Google Patents

電子装置

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JPH0981207A
JPH0981207A JP23301795A JP23301795A JPH0981207A JP H0981207 A JPH0981207 A JP H0981207A JP 23301795 A JP23301795 A JP 23301795A JP 23301795 A JP23301795 A JP 23301795A JP H0981207 A JPH0981207 A JP H0981207A
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JP
Japan
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data
pump
storage element
fuel injection
power supply
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Application number
JP23301795A
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English (en)
Inventor
Kenzo Yano
健三 矢野
Shinichi Maeda
真一 前田
Kengo Sugiura
健悟 杉浦
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Publication date
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  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Control By Computers (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】一方の機器に記憶素子を備え他方の機器に制御
手段を備え両機器間でデータ転送を行う際においてデー
タ転送の最適化を図ることができる。 【解決手段】ディーゼルエンジンに燃料を供給する燃料
噴射ポンプ1にはポンプ搭載側制御機器4が搭載され、
OTPROM6には燃料噴射ポンプ毎の機差のデータが
記憶されている。通信用インターフェース8は先頭識別
データを付与した形でOTPROM6のデータをポンプ
搭載側制御機器4からポンプ非搭載側制御機器5に連続
して送出する。CPU14は先頭識別データの受信を確
認した後に補正データを読み込む。CPU14はこのデ
ータを用いてエンジン運転状態に応じてアクチュエータ
2,3を制御して燃料噴射ポンプ1の駆動を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、記憶素子に記憶
したデータをシリアル通信により転送し同データに基づ
いて制御を行う電子装置に係り、例えば、ディーゼルエ
ンジンに燃料を供給する燃料噴射ポンプにおける燃料噴
射量や燃料噴射時期等を制御する制御装置に好適なもの
である。
【0002】
【従来の技術】ディーゼルエンジン用燃料噴射ポンプの
特性バラツキを補正するために、記憶素子を含む制御装
置を燃料噴射ポンプに搭載する技術がある(例えば、特
開昭61−1832号公報)。この技術をより詳細に説
明すると、図15に示すように、燃料噴射ポンプ50に
制御装置51が搭載され、制御装置51にはCPU52
と通信バッファ53とインターフェース信号入出力バッ
ファ54と電源回路55と入力信号バッファ56と特性
バラツキ記憶素子57とアクチュエータ駆動回路58と
を備えている。電源回路55はバッテリ59から電力の
供給を受けて所定の電圧を各機器に供給する。又、CP
U52は入力信号バッファ56を介して各種センサ信号
を取り込むとともに、通信バッファ53を介して外部の
制御装置60とデータ通信を行う。さらに、CPU52
はインターフェース信号入出力バッファ54を介して外
部の制御装置60とインターフェース信号(異常フラグ
や始動開始フラグ等のフラグデータ)のやりとりを行
う。CPU52は特性バラツキ記憶素子57に記憶され
たデータを用いてアクチュエータ駆動回路58を介して
噴射量制御用アクチュエータ61に駆動信号を出力して
噴射量制御を行うとともにアクチュエータ駆動回路58
を介して噴射時期制御用アクチュエータ62に駆動信号
を出力して噴射時期制御を行う。
【0003】つまり、ディーゼル用燃料噴射ポンプに
は、構成部品の部品加工精度、組付精度等の機械的な要
因、あるいは個々のポンプに搭載された噴射量制御用ア
クチュエータ61や噴射時期制御用アクチュエータ62
の応答性、あるいは個々のポンプに搭載された各種セン
サの出力特性等の電気的、磁気的な要因による個体間の
性能バラツキが存在する。そこで、噴射ポンプに搭載す
る特性バラツキ記憶素子57においては、燃料噴射量あ
るいは燃料噴射時期の制御指令値に対する、実際の燃料
噴射量あるいは燃料噴射時期を然るべき目標公差内に納
め、その制御精度を向上させるため、標準的な特性を持
ったディーゼル用燃料噴射ポンプとの特性差異からそれ
ぞれの噴射ポンプ固有の補正データを記憶し、これを制
御に反映させている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図15に示
したように両機器51,60にはCPUをそれぞれ設け
る必要があり、構造の複雑化を招いている。そこで、制
御装置60にのみCPUを設け、記憶素子57のデータ
を制御装置60のCPUに転送し、このデータに基づい
てCPUがアクチュエータ61,62を制御することが
考えられるが、このようにすると、制御装置51と制御
装置60との間におけるデータの転送の際に各種の課題
が残る。例えば、確実にデータを転送するための技術の
確立であるとか、電力量の省力化であるとか、同期のと
り方(より具体的にはクロック信号の与え方)について
は具体的手法が確立されていない。
【0005】そこで、この発明の目的は、一方の機器に
記憶素子を備え他方の機器に制御手段を備え両機器間で
データ転送を行う際においてデータ転送の最適化を図る
ことができる電子装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、データを記憶した記憶素子を有する第1の機器と、
前記記憶素子に記憶したデータを用いてアクチュエータ
の駆動を行わせる制御手段を有する第2の機器と、前記
記憶素子に記憶したデータをシリアル通信にて第2の機
器に転送するための通信線と、先頭識別子を付与した形
で前記記憶素子のデータを第1の機器から第2の機器に
連続して送出するデータ送出手段と、第2の機器におい
て前記先頭識別子の受信を確認した後に前記記憶素子の
データを読み込むデータ読込手段とを備えた電子装置を
その要旨とする。
【0007】請求項2に記載の発明は、データを記憶し
た記憶素子を有する第1の機器と、前記記憶素子に記憶
したデータを用いてアクチュエータの駆動を行わせる制
御手段を有する第2の機器と、前記記憶素子に記憶した
データをシリアル通信にて第2の機器に転送するための
通信線と、電力を第2の機器から第1の機器に供給する
ための電力供給線と、第2の機器に設けられ、前記デー
タ転送に先立ち前記電力供給線を用いて電力を第2の機
器から第1の機器に供給するとともにデータ転送終了に
て電力の供給を終了する電力供給制御手段とを備えた電
子装置をその要旨とする。
【0008】請求項3に記載の発明は、データを記憶し
た記憶素子を有する第1の機器と、前記記憶素子に記憶
したデータを用いてアクチュエータの駆動を行わせる制
御手段を有する第2の機器と、前記記憶素子に記憶した
データを同期式シリアル通信にて第2の機器に転送する
ための通信線と、クロック信号を第2の機器から第1の
機器に供給するためのクロック信号線と、第2の機器に
設けられ、前記データ転送開始時に前記クロック信号線
を用いてクロック信号を第2の機器から第1の機器に供
給するとともにデータ転送終了にてクロック信号の供給
を終了するクロック信号供給制御手段とを備えた電子装
置をその要旨とする。
【0009】請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の
いずれか1項に記載の電子装置が、機関に燃料を供給す
る燃料噴射ポンプを制御するための装置であって、前記
第1の機器が、前記燃料噴射ポンプに搭載され、前記第
2の機器が、前記燃料噴射ポンプに搭載されず、前記記
憶素子には燃料噴射ポンプ毎の機差のデータが記憶さ
れ、前記制御手段が記憶素子に記憶したデータを用いて
機関運転状態に応じた燃料噴射ポンプの駆動を行わせる
ものとしている。 (作用)請求項1に記載の発明によれば、第1の機器の
記憶素子にはデータが記憶されている。このデータが通
信線を用いてシリアル通信にて第2の機器に転送され、
第2の機器において制御手段にて当該データを用いてア
クチュエータの駆動が行われる。
【0010】前述の通信の際に、データ送出手段は先頭
識別子を付与した形で記憶素子のデータを第1の機器か
ら第2の機器に連続して送出し、データ読込手段は第2
の機器において先頭識別子の受信を確認した後に記憶素
子のデータを読み込む。このとき、何らかの理由により
先頭識別子の受信ができなかったとしても、次に送られ
てくるデータに基づいて再度のデータの取り込みが行わ
れ、このようにして確実に記憶素子のデータの取り込み
が行われる。
【0011】請求項2に記載の発明によれば、第1の機
器の記憶素子にはデータが記憶されている。このデータ
が通信線を用いてシリアル通信にて第2の機器に転送さ
れ、第2の機器において制御手段にて当該データを用い
てアクチュエータの駆動が行われる。
【0012】前述の通信の際に、電力供給制御手段はデ
ータ転送に先立ち電力供給線を用いて電力を第2の機器
から第1の機器に供給するとともにデータ転送終了にて
電力の供給を終了する。その結果、消費電力は最小で済
む。
【0013】請求項3に記載の発明によれば、第1の機
器の記憶素子にはデータが記憶されている。このデータ
が通信線を用いて同期式シリアル通信にて第2の機器に
転送され、第2の機器において制御手段にて当該データ
を用いてアクチュエータの駆動が行われる。
【0014】前述の通信の際に、クロック信号供給制御
手段はデータ転送開始時にクロック信号線を用いてクロ
ック信号を第2の機器から第1の機器に供給するととも
にデータ転送終了にてクロック信号の供給を終了する。
その結果、クロック信号は最小で済む。
【0015】請求項4に記載の発明によれば、請求項1
〜3のいずれか1項に記載の発明において、第1の機器
は、燃料噴射ポンプに搭載され、第2の機器は、燃料噴
射ポンプに搭載されず、記憶素子には燃料噴射ポンプ毎
の機差のデータが記憶され、制御手段は記憶素子に記憶
したデータを用いて機関運転状態に応じた燃料噴射ポン
プの駆動を行う。この際、確実にデータを転送するため
の技術であるとか、電力量の省力化であるとか、クロッ
ク信号の与え方について、最適化が図られる。
【0016】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)以下、この発明の第1の実施の形
態を図面に従って説明する。
【0017】本実施の形態では、自動車に搭載されるデ
ィーゼルエンジンにおける燃料噴射ポンプの制御装置に
具体化している。図1には燃料噴射ポンプの制御装置の
全体構成を示す。
【0018】ディーゼルエンジンに燃料を供給するディ
ーゼル用燃料噴射ポンプ1(制御対象)には、燃料噴射
量、燃料噴射時期の電子制御を行うため、噴射量制御用
アクチュエータ2と噴射時期制御用アクチュエータ3が
設けられている。ディーゼル用燃料噴射ポンプ1を制御
する制御装置は、ポンプ1に搭載されるポンプ搭載側制
御機器4(特性バラツキ記憶装置)と、ポンプ1に搭載
されないポンプ非搭載側制御機器5(制御装置本体)と
からなる。ポンプ非搭載側制御機器5は、電子制御ユニ
ット(ECU)としてパッケージ化されている。
【0019】このポンプ搭載側制御機器4とポンプ非搭
載側制御機器5とはクロック同期式シリアル通信ができ
るようになっており、ポンプ搭載側制御機器4のOTP
ROM6に記憶された補正データがポンプ非搭載側制御
機器5に転送され、ポンプ非搭載側制御機器5のバック
アップメモリ7にストアされ、この補正データを用いて
アクチュエータ2,3が駆動制御されるようになってい
る。
【0020】以下、その詳細を説明していく。ポンプ搭
載側制御機器4は、記憶素子としてのOTPROM(特
性バラツキ記憶素子)6と、データ送出手段としてのシ
リアル通信インターフェース8と、通信バッファ9と、
入力フィルタ(ノイズフィルタ)10と、電源用コンデ
ンサ11と、逆流防止ダイオード12,13とからな
る。OTPROM6は書き込み可能な不揮発性記憶素子
であって、OTPROM6には燃料噴射ポンプ毎の機差
の情報が記憶されている。このデータは、燃料噴射ポン
プ1の工場からの出荷検査工程時に実際に燃料を噴射さ
せて噴射特性を調べ、標準的なポンプの噴射特性に対す
るズレ分に相当するデータを補正データとして記憶して
おいたものである。OTPROM6はデータの保持のた
めの電源は必要としないが、アクセスのために電源が必
要な素子である。
【0021】図2にはOTPROM6に格納されている
データを示す。先頭識別データ記憶領域A1には1バイ
トの先頭識別データ1、1バイトの先頭識別データ2、
・・・、1バイトの先頭識別データM(M;所定の整
数)が格納されている。又、補正データ記憶領域A2に
は1バイトの補正データ1、1バイトの補正データ2、
・・・、1バイトの補正データN(N;所定の整数)が
格納されている。さらに、チェックサム記憶領域A3に
は前述の補正データに対する1バイトのチェックサムが
格納されている。
【0022】又、図1の通信バッファ9は、信号レベル
変換またはインピーダンス変換を行うためのものであ
る。このように、制御機器4はディーゼル用燃料噴射ポ
ンプ1に搭載され、ディーゼル用燃料噴射ポンプ1の交
換を行っても制御ユニットの再調整を行う必要がなく、
ディーゼル用燃料噴射ポンプ1と一体で管理される。
【0023】尚、OTPROM6の代わりに、EPRO
M、EEPROM等の他の不揮発性記憶素子を用いても
よい。ポンプ非搭載側制御機器5は、ディーゼル用燃料
噴射ポンプ1の制御に関する種々の演算を行うものであ
り、CPU14と入力信号バッファ15とアナログ・デ
ジタルコンバータ(ADC)16と電源回路17とPN
Pトランジスタ18と抵抗19と通信バッファ20とア
クチュエータ駆動回路21とROM22とバックアップ
メモリ7を備えている。電源回路17はイグニッション
キースイッチ(エンジンスタートスイッチ)24を介し
てバッテリ25から電力の供給を受けて所定の電圧をポ
ンプ非搭載側制御機器5の全体の各機器(回路)に供給
する。CPU14は入力信号バッファ15を介して各種
センサ信号を取り込む。尚、センサ信号がアナログ信号
の場合にはADC16によりデジタル値に変換して取り
込む。このセンサ信号は、アクセル開度センサからのア
クセル開度信号、エンジン回転数センサ(クランク角セ
ンサ)からのエンジン回転数信号、吸気圧センサからの
吸気圧信号、吸気温センサからの吸気温信号、エンジン
冷却水温センサからの水温信号等である。
【0024】ROM22にはエンジン機種毎の適合デー
タ(ポンプの機差がないとしたときの制御データ)が記
憶されている。つまり、ROM22は中心値制御データ
保存用記憶素子として機能する。尚、ROM22はCP
U14の外部ROMとしたが、CPU内蔵のROMとし
てもよい。
【0025】バックアップメモリ7はイグニッションキ
ースイッチ24をオフにした時にもバッテリ25からの
電力供給によりデータが保持される書き込み可能な記憶
素子であり、ポンプ搭載側制御機器4のOTPROM6
から転送された補正データが記憶される。これは、通信
にて一旦受け取った補正データを機関の運転中に電源が
供給されているときはもちろん、イグニッションキース
イッチ24をオフにした時にもバックアップメモリ7に
だけは電源供給を継続することにより補正データを保存
して通信の頻度を最小限に抑えるためである。つまり、
バックアップメモリ7は補正データ保存用記憶素子とし
て機能する。尚、バックアップメモリ7はCPU14の
外部メモリとしたが、CPU内蔵のメモリとしてもよ
い。
【0026】ポンプ非搭載側制御機器5とポンプ搭載側
制御機器4とは通信のための3本の信号線L1〜L3に
て接続されている。ポンプ非搭載側制御機器5のPNP
トランジスタ18のエミッタ端子には電源電圧Vcc(5
ボルト)が印加されるとともにPNPトランジスタ18
のベース端子はCPU14に接続されている。さらに、
PNPトランジスタ18のコレクタ端子は抵抗19を介
して電力供給兼クロック信号線L1を通してポンプ搭載
側制御機器4の入力フィルタ10とダイオード12を経
由してコンデンサ11に接続されている。同時に電力供
給兼クロック信号線L1はポンプ搭載側制御機器4の内
部においてダイオード12の上流側で分岐し、シリアル
通信インターフェース8に接続されている。ポンプ搭載
側制御機器4において電源用コンデンサ11はダイオー
ド13を介してOTPROM6に接続されるとともに、
シリアル通信インターフェース8と接続されている。そ
して、CPU14はトランジスタ18をオン/オフ動作
させて電力供給兼クロック信号線L1を通してポンプ搭
載側制御機器4にLレベル(グランド電位)とHレベル
(Vcc電位;5ボルト)のパルス信号を送出する。この
パルス信号は入力フィルタ10を通してノイズを除去し
た後、シリアル通信インターフェース8に送られる。同
信号はシリアル通信インターフェース8にとってはクロ
ック信号となる。又、電力供給兼クロック信号線L1に
よるパルス信号は、OTPROM6とシリアル通信イン
ターフェース8にとっては電源となる。つまり、電源用
コンデンサ11により電力が蓄えられ、OTPROM6
とシリアル通信インターフェース8に電力の供給が行わ
れる。
【0027】又、ポンプ搭載側制御機器4のシリアル通
信インターフェース8は通信バッファ9とシリアル通信
線L2とポンプ非搭載側制御機器5内の通信バッファ2
0を経由してCPU14と接続されている。さらに、グ
ランド線L3はポンプ非搭載側制御機器5側のグランド
電位と、ポンプ搭載側制御機器4のグランド電位を直接
接続し双方の動作基準電位としている。尚、グランド電
位の変動が問題とならない場合は、ポンプ搭載側制御機
器4から燃料噴射ポンプ1を経由して間接的にポンプ非
搭載側制御機器5と共通のアース電位に接続してもよ
い。
【0028】通常の制御中におけるデータ通信時は、こ
れら3本の線L1,L2,L3のみを接続することによ
り、ポンプ搭載側制御機器4内の書き込み可能なOTP
ROM6に予め書き込まれている補正データをポンプ非
搭載側制御機器5に送信することが可能である。又、書
き込み用電圧供給線L4がポンプ搭載側制御機器4の端
子として設けられているが、この端子はポンプ搭載側制
御機器4内の書き込み可能なOTPROM6に工場から
の出荷時あるいは出荷後においてデータの書き込みまた
は書換え時にのみ使用される。つまり、図1に一点鎖線
で示すデータ入力ツール26をL1〜L4につなぐとと
もに書き込み用電圧供給線L4に書き込み電圧を印加し
データ入力する。本例では、書き込みデータの入力信号
線はシリアル通信線L2を用いたが、別途書き込み時の
み使用する入力信号線を独立に設けてもよい。
【0029】通信の際には、ポンプ非搭載側制御機器5
から出力されるクロック信号に同期し、ポンプ搭載側制
御機器4内のOTPROM6からシリアル通信インター
フェース8と通信バッファ9を経由してシリアル通信線
L2に補正データが順次1ビットずつ出力される、いわ
ゆるクロック同期式通信が行われる。このとき、電源お
よびクロック信号が供給されている限りシリアル通信イ
ンターフェース8はOTPROM6のデータを繰り返し
送るようになっている。つまり、補正データの前に先頭
識別データを付けるとともに補正データの後にチェック
サムを付けた形で繰り返し連続して送り続けるようにな
っている。
【0030】ポンプ非搭載側制御機器5のアクチュエー
タ駆動回路21とディーゼル用燃料噴射ポンプ1の噴射
量制御用アクチュエータ2とが駆動線35にて接続され
るとともに、アクチュエータ駆動回路21と噴射時期制
御用アクチュエータ3とが駆動線36にて接続されてい
る。
【0031】ポンプ非搭載側制御機器5のCPU14は
各種センサ信号によりROM22に記憶されたエンジン
機種毎の適合データ(ポンプの機差がないとしたときの
データ)を用いた演算を行い、その演算結果を基にエン
ジンの運転状態に応じて要求される燃料噴射量、燃料噴
射時期となるようアクチュエータ駆動回路21を介して
噴射量制御用アクチュエータ駆動信号SG1と噴射時期
制御用アクチュエータ駆動信号SG2を出力する。この
駆動信号SG1,SG2により噴射量制御用アクチュエ
ータ2および噴射時期制御用アクチュエータ3が駆動さ
れる。
【0032】この際、ディーゼル用燃料噴射ポンプ1に
は機械加工精度、および組付精度などに起因する個体間
の特性バラツキが存在するため同じエンジンの運転状態
で同じ駆動信号を出力しても、実際の燃料噴射量、燃料
噴射時期は燃料噴射ポンプ機差によってバラツキが生じ
る。そこで、バックアップメモリ7に記憶されたOTP
ROM6の補正データを用いて補正を行って、特性バラ
ツキをきめ細かく補正し、なるべく要求値に近い燃料噴
射量、燃料噴射時期としてエンジンの性能向上を図って
いる。
【0033】このように、CPU14はOTPROM6
の燃料噴射ポンプ毎の機差の情報を用いてディーゼル用
燃料噴射ポンプ1のアクチュエータ2,3を駆動制御す
る。以下に、燃料噴射ポンプの制御装置の動作の詳細を
図3,4,5のフローチャートおよび図6のタイムチャ
ートを用いて説明する。
【0034】図3,4は、イグニッションキースイッチ
24がオンされた後、ポンプ搭載側制御機器4から送出
された通信データを読み込むための処理ルーチンであ
る。又、図5はトランジスタ18の駆動制御のための処
理ルーチンである。これらの処理はイグニッションキー
スイッチ24のオン後に1回だけ起動するものである。
【0035】イグニッションキースイッチ24がオンさ
れると(図6のt1のタイミング)、電源回路17にバ
ッテリ25から電力が供給され、所定の時間T1が経過
すると(図6のt2のタイミング)、電源回路17から
CPU14にリセット信号が出力される。このリセット
信号によりCPU14は起動され、図3,5の処理を開
始する。図5においてCPU14はステップ151でリ
セット信号の入力により直ちにトランジスタ18をオン
して抵抗19と電力供給兼クロック信号線L1と入力フ
ィルタ10とダイオード12を経由してコンデンサ11
に対し充電を開始する。CPU14はステップ152で
所定の時間T2が経過したか否か判定し、経過していな
いとステップ151に戻る。この所定の時間T2とは、
電力供給開始からコンデンサ充電完了までに必要となる
時間であり、その間にフラグやカウンタ等通信に関する
初期化を行う。そして、CPU14はステップ152で
所定の時間T2が経過すると(図6のt3のタイミン
グ)、ステップ153で図1の発振子23からの発振信
号に基づいて予め決められた周波数でトランジスタ18
をオン/オフ制御してクロック信号を送出する。以後、
このクロック信号の送出動作を継続して行う。
【0036】このクロック信号の電圧変化によりコンデ
ンサ11が充放電を繰り返すが、この電圧レベルの変動
がポンプ搭載側制御機器4の最低作動電圧を下回らない
ようになっている。これを図7を用いて説明する。図7
は電力供給兼クロック信号線L1によりポンプ搭載側制
御機器4に供給されるクロック信号線動作波形と電源用
コンデンサ11の充放電波形の関係を概念図として示し
ている。ポンプ搭載側制御機器4の動作電源電圧(Vcc
=5ボルト)に対する許容電圧変動幅ΔV(例えば、
0.5ボルト)、通信クロック周期T(例えば、20μ
s)を図中に示す。
【0037】電源用コンデンサ充放電波形はクロック信
号線動作波形と同期し、Hレベルの時に充電し、Lレベ
ルの時に放電し、これを繰り返す。この時、Hレベル時
とは動作電源電圧の供給を意味し、その電流供給能力は
ポンプ搭載側制御機器4の消費電流よりも大きい。又、
Lレベル時とは通信システムのグランドレベルである
が、その時の放電による電圧低下がLレベル期間中にお
いて最低動作電圧を下回らないようになっている。通信
アイドル状態において電源用コンデンサ11に充電して
おき、通信中にクロック信号の変化に同期して充放電を
繰り返す。
【0038】シリアル通信インターフェース8において
はこのクロック信号によりOTPROM6に記憶された
データを先頭識別データ、補正データ、チェックサムの
順で、シリアル通信線L2を通して連続的に繰り返し送
る。
【0039】一方、図3においてCPU14は図6のt
4のタイミングにてデータの読み出しを開始する。CP
U14はステップ101でバックアップメモリ7(補正
データ保存用記憶素子)のチェックコードが正常かどう
かチェックする。このチェックコードは、バックアップ
メモリ7に記憶されているデータが有効かどうかをチェ
ックするためのものであり、サムチェック等により行わ
れる。尚、このチェックはミラーチェックにて行っても
よい。CPU14は、正常であれば、通信頻度を最小限
にするために何も処理せず終了する。チェックコードが
異常であった場合、CPU14はステップ102に移行
して受信許可を行う。CPU14はステップ103で1
バイト分のデータを受信する。この際、1バイト分のデ
ータに対しパリティ、フレーミング、オーバーラン等の
エラーチェックを行ってもよい。CPU14はステップ
104で先頭識別完了フラグF1が「1」か否か判断す
る。当初、初期化によりF1=0であるので、CPU1
4はステップ105に移行して1バイト分の受信データ
が先頭識別データであるか否か判定し、先頭識別データ
であると(図6のt5のタイミング)、ステップ106
で先頭識別データカウンタC1を「1」インクリメント
する。そして、ステップ107で先頭識別データカウン
タC1によるカウント値が「M」(先頭識別データのバ
イト数)になっていないか判断し、カウント値が「M」
になっていないとステップ103に戻る。
【0040】このように、ステップ103→104→1
05→106→107→103を繰り返してステップ1
07において先頭識別データカウンタC1のカウント値
が「M」になると(図6のt6のタイミング)、ステッ
プ108に移行して先頭識別完了フラグF1を「1」し
てステップ103に戻る。
【0041】このようにステップ105〜108の処理
により先頭識別データの識別が行われる。又、先頭識別
データの受信途中で異常が発生すると、ステップ105
からステップ109に移行してフラグF1,F2,F
3、カウンタC1,C2およびサム値を全てクリア(=
0)し、ステップ103に移行する。これにより、これ
まで説明したのと同じ手順でデータの読み出し動作が再
度行われる。
【0042】先頭識別データの受信が完了した後におい
て次回のステップ104では先頭識別完了フラグF1が
「1」となっているので、図4のステップ110に移行
して補正データ受信完了フラグF2が「1」か否か判断
する。当初、初期化によりF2=0となっているので、
CPU14はステップ111に移行して1バイト分の受
信データをバックアップメモリ7に格納しステップ11
2で受信データにサム値を加算してサム値を更新する。
この際、桁数を制限するため下位8ビット分のみ有効化
し、他の上位桁数については無効化する。尚、当初、サ
ム値は初期化により「0」となっている。さらに、CP
U14はステップ113で補正データカウンタC2を
「1」インクリメントする。当初、補正データカウンタ
C2のカウント値は初期化により「0」となっている。
そして、CPU14はステップ114で補正データカウ
ンタC2によるカウント値が「N」(補正データのバイ
ト数)になっていないか判断し、カウント値が「N」に
なっていないと図3のステップ103に戻る。
【0043】このように、ステップ103→104→1
10→111→112→113→114→103を繰り
返してステップ114において補正データカウンタC2
が「N」になると(図6のt7のタイミング)、CPU
14はステップ115に移行して補正データ受信完了フ
ラグF2を「1」してステップ103に戻る。
【0044】次回のステップ110においては補正デー
タ受信完了フラグF2が「1」となっているので、CP
U14はステップ116に移行して送られてきたデータ
としてのサム値とステップ112によるサム値とが一致
するか否か判定し、一致するとステップ117で送られ
てきたチェックサム値をバックアップメモリ7に格納し
ステップ118でデータ受信完了フラグF3を「1」に
する(図6のt8のタイミング)。その後、ステップ1
19で受信禁止とする。
【0045】このようにデータ受信完了フラグF3が
「1」となるまでは、CPU14は補正に反映すべきデ
ータが存在しないため、ポンプ非搭載側制御機器5のR
OM22に保存されている中心値制御データによる制御
を継続して実行している。
【0046】一方、ステップ116において送られてき
たチェックサム値とステップ112によるサム値とが一
致しないと、CPU14は補正データの送信途中でノイ
ズが入る等によりエラーが発生したとして、図3のステ
ップ109に移行して、フラグF1,F2,F3、カウ
ンタC1,C2およびサム値を全てクリア(=0)し、
ステップ103に移行する。これにより、これまで説明
したのと同じ手順でデータの読み出し動作が再度行われ
る(図6においては一点鎖線で示したt8〜t9でのデ
ータ読み込み)。
【0047】図8はポンプ非搭載側制御機器5(制御装
置本体)のCPU14における燃料噴射量算出までの処
理を示したデータフローチャートである。まず、基本噴
射量演算部27はアクセル開度、エンジン回転数により
基本噴射量Qaを算出する。一方、基本最大噴射量演算
部28はエンジン回転数と吸気圧により基本最大噴射量
Qbを算出し、さらに、補正演算部29は吸気温による
補正係数K1と水温による補正係数K2とによる基本最
大噴射量Qbの補正を行い補正後基本最大噴射量Qb’
(=Qb・K1・K2)を算出する。そして、セレクタ
30は基本噴射量Qaと補正後基本最大噴射量Qb’の
うちの小さい方を選択し、加算部31はその最小値に対
し、アクセル開度による加速補正を行う。
【0048】一方、機差補正演算部32はポンプ搭載側
制御機器4によりシリアル通信データとして受信した補
正データと、エンジン回転数と、基本噴射量演算部27
による基本噴射量Qaとから機差バラツキ補正値ΔQを
演算する。そして、加減算部33は加算部31の出力値
に対し機差補正演算部32からの機差バラツキ補正量Δ
Qを加算または減算して噴射ポンプ毎の機差バラツキに
応じた補正を行う。さらに、加減算部34は、加減算部
33の出力値に対し各種補正値を加減算した後、最終噴
射量として演算結果を出力する。
【0049】このように、ポンプ搭載側制御機器4によ
りシリアル通信データとして受信した特性バラツキ補正
データによる噴射ポンプ毎の機差バラツキに応じた補正
を行い最終噴射量に反映させる。
【0050】ここで、補正データによる補正方法とし
て、図8の例では各エンジン回転数に対応した燃料噴射
補正量(機差バラツキ補正値ΔQ)の算出にあたり、基
本噴射量をパラメータとした。この結果、様々なエンジ
ンの運転状態にてきめ細かい補正制御が可能となり、性
能向上を図ることができる。
【0051】燃料噴射時期に関しても、方法は特に限定
しないが同様の補正を行うことができる。又、それぞれ
の演算結果を基にパルス出力のON/OFFタイミン
グ、ON/OFFデューティなど直接的にアクチュエー
タ2,3を駆動する信号形態に変換し出力するが、その
際に補正データを反映しアクチュエータ2,3の応答性
などの特性を補正することもできる。
【0052】このように本実施の形態では、第1の機器
としてのポンプ搭載側制御機器4と第2の機器としての
ポンプ非搭載側制御機器5とを電力供給兼クロック信号
線L1およびシリアル通信線L2により接続したシステ
ムにおいて、データ送出手段としてのシリアル通信イン
ターフェース8は、先頭識別子としての先頭識別データ
を付与した形でOTPROM6(記憶素子)のデータを
ポンプ搭載側制御機器4からポンプ非搭載側制御機器5
に連続して送出し、制御手段およびデータ読込手段とし
てのCPU14は先頭識別データの受信を確認した後に
OTPROM6のデータを読み込む。よって、データを
取り込むとき、何らかの理由(例えば、先頭識別データ
の送信時に瞬間的な電源遮断が起こる等)により先頭識
別データの受信ができなかったとしても、図3のステッ
プ105から109に移行してフラグやカウンタ等をク
リアしてステップ103に移行して次に送られてくるデ
ータに基づいて再度のデータの取り込みを行う。このよ
うにして確実にOTPROM6のデータの取り込みが行
われる。
【0053】又、先頭識別データの識別は必要である
が、ポンプ非搭載側制御機器5側に特別な処置をせず、
データを受信することができる。つまり、制御線により
同期をとったり、要求コマンドを出力する等の処理を不
要にできる。(第2の実施の形態)次に、第2の実施の
形態を第1の実施の形態との相違点を中心に説明する。
【0054】図9には、本実施の形態におけるOTPR
OM6に格納されているデータを示す。先頭識別データ
記憶領域A1は無く、補正データ記憶領域A2とチェッ
クサム記憶領域A3が用意されている。又、通信の際に
は電源供給後のデータ出力は必ず先頭(補正データ1)
から行われるようになっている。つまり、相手側(受信
側)にとっては先頭識別データによる同期をとる必要が
なくなる。
【0055】そして、図10,11に示す処理を実行す
る。図10はデータ読み込み処理ルーチンであり、図1
1はトランジスタ18の駆動制御のための処理ルーチン
である。又、図12にはタイムチャートを示す。
【0056】イグニッションキースイッチ24がオンさ
れると(図12のt11のタイミング)、電源回路17
にバッテリ25から電力が供給され、所定の時間T11
が経過すると(図12のt12のタイミング)、電源回
路17からCPU14にリセット信号が出力される。こ
のCPU14はリセット信号の入力により起動され、図
10,11の処理を実行する。
【0057】図11においてCPU14はステップ25
1でフラグやカウンタ等を含めシステムの初期化処理を
行う。本例ではT12がその処理時間を示している。T
12が経過すると(図12のt13のタイミング)、C
PU14はステップ252でトランジスタ18をオンし
て電力供給兼クロック信号線L1を通してコンデンサ1
1の充電を開始する。そして、CPU14はステップ2
53で所定時間T13が経過したか否か判断し、経過し
ていないとステップ252に戻る。所定時間T13とは
電力供給開始からコンデンサ充電完了までに必要となる
時間である。所定時間T13が経過すると(図12のt
14のタイミング)、CPU14はステップ254でト
ランジスタ18をオン/オフ制御してクロック信号を送
出する。以後、このクロック信号の送出動作を継続して
行う。
【0058】シリアル通信インターフェース8において
はこのクロック信号によりOTPROM6に記憶された
データを補正データ、チェックサムの順で、シリアル通
信線L2を通して送出する。
【0059】一方、図10においてCPU14は図12
のt14のタイミング(クロック信号の送出開始)にて
データの読み出しを開始する。予めCPU14はステッ
プ201でバックアップメモリ7(補正データ保存用記
憶素子)のチェックコードが正常かどうかチェックす
る。CPU14は、正常であれば、通信頻度を最小限に
するために何も処理せず終了する。従って、この場合は
図12のt13のタイミング以降のデータの読み出しの
ための処理は行わない。チェックコードが異常であった
場合、CPU14はステップ202に移行して受信許可
を行う。
【0060】CPU14はステップ203で1バイト分
のデータを受信し、ステップ210で補正データ受信完
了フラグF2が「1」となっているか否か判断し、
「1」となっていないと、ステップ211に移行して受
信データをバックアップメモリ7に格納しステップ21
2で受信データにサム値を加算してサム値を更新する。
さらに、ステップ213で補正データカウンタC2を
「1」インクリメントする。そして、CPU14はステ
ップ214で補正データカウンタC2によるカウント値
が「N」(補正データのバイト数)になっていないか判
断し、カウント値が「N」になっていないとステップ2
03に戻る。
【0061】このように、ステップ203→210→2
11→212→213→214→203を繰り返してス
テップ214において補正データカウンタC2が「N」
になると(図12のt15のタイミング)、CPU14
はステップ215に移行して補正データ受信完了フラグ
F2を「1」にしてステップ203に戻る。
【0062】次回のステップ210においては補正デー
タ受信完了フラグF2が「1」となっているので、ステ
ップ216に移行して送られてきたサム値とステップ2
12によるサム値とが一致するか否か判定し、一致する
とステップ217で送られてきたサム値をバックアップ
メモリ7に格納しステップ218でデータ受信完了フラ
グF3を「1」にする(図12のt16のタイミン
グ)。さらに、ステップ219で受信禁止とする。
【0063】又、CPU14はステップ216において
送られてきたサム値とステップ212によるサム値とが
一致しないとステップ217〜218を迂回してステッ
プ220において再送要求フラグF4を「1」にしてス
テップ219で受信を禁止した後、処理を終了する。こ
れと同時に、図11のステップ255においても、強制
的にステップ256に移行させトランジスタ・オフとす
る。又、通信途中に何らかの異常が発生しステップ20
3での受信ができなくなり通信開始から所定の時間が経
過したにもかかわらずF3=0のままである場合には、
図11のステップ256に強制的に移行させトランジス
タ・オフとする。このように異常の発生により、F3=
0のままであり、CPU14は補正に反映すべきデータ
が無いため、ポンプ非搭載側制御機器5のROM22に
保存されている中心値制御データによる制御を行う。し
かし、図には示していないが、フラグF4が「1」とな
った場合は、一定時間経過後に再度同様の手順により通
信を試みる。
【0064】CPU14は図11のステップ255でデ
ータ受信完了フラグF3を監視しており、正常にデータ
通信を完了した場合はF3=1となるため、ステップ2
56に移行してトランジスタ18をオフする。その結
果、クロック信号の供給および電力供給が終了される。
【0065】このように本実施の形態によれば、制御手
段および電力供給制御手段としてのCPU14はデータ
転送に先立ち電源供給兼クロック信号線L1を用いて電
力をポンプ非搭載側制御機器5からポンプ搭載側制御機
器4に供給するとともに(図11のステップ251,2
52,253,254)、データ転送終了にて電力の供
給を終了する(図11のステップ255,256)。そ
の結果、消費電力は最小で済む。又、制御手段およびク
ロック信号供給制御手段としてのCPU14はデータ転
送開始時に電源供給兼クロック信号線L1を用いてクロ
ック信号をポンプ非搭載側制御機器5からポンプ搭載側
制御機器4に供給するとともに(図11のステップ25
3,254)、データ転送終了にてクロック信号の供給
を終了する(図11のステップ255,256)。よっ
て、クロック信号は最小で済む。このようにクロック信
号の出力も最低限としているのでワイヤからクロック信
号が放射しノイズとなって他の電子機器に悪影響を及ぼ
すことが抑制される。
【0066】尚、本実施の形態においても種種のエラー
を考慮し確実性を向上するために、第1の実施の形態と
同様な先頭識別子を付与する構成としてもよい。 (第3の実施の形態)次に、第3の実施の形態を第2の
実施の形態との相違点を中心に説明する。
【0067】本実施の形態におけるOTPROM6に格
納されているデータは図9に示したものと同じである。
本例では前記図11の代わりに図13に示す処理を実行
する。又、図10に示す処理は同じである。さらに、図
14にはタイムチャートを示す。
【0068】本実施の形態では、CPU14は図13の
ステップ351でシステムの初期化処理に先立ってトラ
ンジスタをオンする。その後、ステップ354でトラン
ジスタのオン/オフ制御を行う。ステップ355でデー
タ受信完了フラグF3を監視しており、F3=1となる
と(図14のt26のタイミング)、ステップ356に
移行してトランジスタ18をオンする。その結果、クロ
ック信号の出力が終了され、電力の供給は継続される。
【0069】これまで説明においては、電力供給線とク
ロック信号線を兼ねる線L1にて電力とクロック信号を
供給するシステムについて説明したが、電力供給線とク
ロック信号線とを別々に設けるシステムとしてもよい。
この場合において、(イ)データ転送に先立ち電力を供
給しデータ転送終了にて電力の供給を終了することと、
(ロ)データ転送開始時にクロック信号を供給しデータ
転送終了にてクロック信号の供給を終了することの少な
くともいずれか一方を行うようにしてもよい。
【0070】又、クロック発振源をポンプ搭載側制御機
器4内に搭載できれば、ポンプ非搭載側制御機器5から
のクロック信号の送出を廃止し、非同期式シリアル通信
としてもよい。その場合には、L1を電力供給用の専用
線として使用することとなる。
【0071】さらに、補正データのチェックのためのブ
ロックチェックキャラクタBCCとしてチェックサムを
用いたが水平パリティでもよい。
【0072】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1に記載の
発明によれば、確実にデータを取り込むことができる。
【0073】請求項2に記載の発明によれば、最小限の
電力にてデータの転送を行うことができる。請求項3に
記載の発明によれば、最小量のクロック信号にてデータ
の転送を行うことができる。
【0074】請求項4に記載の発明によれば、請求項1
〜3のいずれか1項に記載の発明の効果に加え、燃料噴
射ポンプの制御装置においてデータ転送の最適化を図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ディーゼル用燃料噴射ポンプの制御装置の全体
図。
【図2】第1の実施の形態におけるデータ記憶内容を示
す説明図。
【図3】第1の実施の形態におけるデータの読み込み処
理を示すフローチャート。
【図4】第1の実施の形態におけるデータの読み込み処
理を示すフローチャート。
【図5】第1の実施の形態におけるトランジスタの駆動
処理を示すフローチャート。
【図6】第1の実施の形態における各種処理を示すタイ
ムチャート。
【図7】クロック信号線動作波形と充放電波形の関係
図。
【図8】燃料噴射量算出までの処理を示したデータフロ
ーチャート。
【図9】第2,3の実施の形態におけるデータ記憶内容
を示す説明図。
【図10】第2,3の実施の形態におけるデータの読み
込み処理を示すフローチャート。
【図11】第2の実施の形態におけるトランジスタの駆
動処理を示すフローチャート。
【図12】第2の実施の形態における各種処理を示すタ
イムチャート。
【図13】第3の実施の形態におけるトランジスタの駆
動処理を示すフローチャート。
【図14】第3の実施の形態における各種処理を示すタ
イムチャート。
【図15】従来の燃料噴射ポンプの制御装置の全体図。
【符号の説明】
1…ディーゼル用燃料噴射ポンプ、2…噴射量制御用ア
クチュエータ、3…噴射時期制御用アクチュエータ、4
…第1の機器としてのポンプ搭載側制御機器、5…第2
の機器としてのポンプ非搭載側制御機器、6…記憶素子
としてのOTPROM、8…データ送出手段としてのシ
リアル通信インターフェース、14…制御手段、データ
読込手段、電力供給制御手段、クロック信号供給制御手
段としてのCPU、L1…電力供給兼クロック信号線、
L2…シリアル通信線。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データを記憶した記憶素子を有する第1
    の機器と、 前記記憶素子に記憶したデータを用いてアクチュエータ
    の駆動を行わせる制御手段を有する第2の機器と、 前記記憶素子に記憶したデータをシリアル通信にて第2
    の機器に転送するための通信線と、 先頭識別子を付与した形で前記記憶素子のデータを第1
    の機器から第2の機器に連続して送出するデータ送出手
    段と、 第2の機器において前記先頭識別子の受信を確認した後
    に前記記憶素子のデータを読み込むデータ読込手段とを
    備えたことを特徴とする電子装置。
  2. 【請求項2】 データを記憶した記憶素子を有する第1
    の機器と、 前記記憶素子に記憶したデータを用いてアクチュエータ
    の駆動を行わせる制御手段を有する第2の機器と、 前記記憶素子に記憶したデータをシリアル通信にて第2
    の機器に転送するための通信線と、 電力を第2の機器から第1の機器に供給するための電力
    供給線と、 第2の機器に設けられ、前記データ転送に先立ち前記電
    力供給線を用いて電力を第2の機器から第1の機器に供
    給するとともにデータ転送終了にて電力の供給を終了す
    る電力供給制御手段とを備えたことを特徴とする電子装
    置。
  3. 【請求項3】 データを記憶した記憶素子を有する第1
    の機器と、 前記記憶素子に記憶したデータを用いてアクチュエータ
    の駆動を行わせる制御手段を有する第2の機器と、 前記記憶素子に記憶したデータを同期式シリアル通信に
    て第2の機器に転送するための通信線と、 クロック信号を第2の機器から第1の機器に供給するた
    めのクロック信号線と、 第2の機器に設けられ、前記データ転送開始時に前記ク
    ロック信号線を用いてクロック信号を第2の機器から第
    1の機器に供給するとともにデータ転送終了にてクロッ
    ク信号の供給を終了するクロック信号供給制御手段とを
    備えたことを特徴とする電子装置。
  4. 【請求項4】 機関に燃料を供給する燃料噴射ポンプを
    制御するための装置であって、 前記第1の機器は、前記燃料噴射ポンプに搭載され、前
    記第2の機器は、前記燃料噴射ポンプに搭載されず、前
    記記憶素子には燃料噴射ポンプ毎の機差のデータが記憶
    され、前記制御手段は記憶素子に記憶したデータを用い
    て機関運転状態に応じた燃料噴射ポンプの駆動を行わせ
    る請求項1〜3のいずれか1項に記載の電子装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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