JPH0982991A - CuInSe2 系薄膜太陽電池の製造方法 - Google Patents
CuInSe2 系薄膜太陽電池の製造方法Info
- Publication number
- JPH0982991A JPH0982991A JP7233767A JP23376795A JPH0982991A JP H0982991 A JPH0982991 A JP H0982991A JP 7233767 A JP7233767 A JP 7233767A JP 23376795 A JP23376795 A JP 23376795A JP H0982991 A JPH0982991 A JP H0982991A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- indium
- selenium
- solar cell
- amount
- copper
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
- 239000010409 thin film Substances 0.000 title claims abstract description 13
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims abstract description 11
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 8
- 239000010949 copper Substances 0.000 claims abstract description 26
- RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N Copper Chemical compound [Cu] RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 24
- 229910052802 copper Inorganic materials 0.000 claims abstract description 24
- 229910052738 indium Inorganic materials 0.000 claims abstract description 21
- APFVFJFRJDLVQX-UHFFFAOYSA-N indium atom Chemical compound [In] APFVFJFRJDLVQX-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 21
- BUGBHKTXTAQXES-UHFFFAOYSA-N Selenium Chemical compound [Se] BUGBHKTXTAQXES-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 17
- 239000011669 selenium Substances 0.000 claims abstract description 15
- 239000002243 precursor Substances 0.000 claims abstract description 14
- 229910052711 selenium Inorganic materials 0.000 claims abstract description 14
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 claims abstract description 10
- 229910002058 ternary alloy Inorganic materials 0.000 claims description 22
- NMHFBDQVKIZULJ-UHFFFAOYSA-N selanylideneindium Chemical compound [In]=[Se] NMHFBDQVKIZULJ-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 9
- 229910001370 Se alloy Inorganic materials 0.000 claims description 8
- OXNIZHLAWKMVMX-UHFFFAOYSA-N picric acid Chemical compound OC1=C([N+]([O-])=O)C=C([N+]([O-])=O)C=C1[N+]([O-])=O OXNIZHLAWKMVMX-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 4
- 239000000126 substance Substances 0.000 claims 2
- 239000003440 toxic substance Substances 0.000 abstract description 4
- KXZJHVJKXJLBKO-UHFFFAOYSA-N chembl1408157 Chemical compound N=1C2=CC=CC=C2C(C(=O)O)=CC=1C1=CC=C(O)C=C1 KXZJHVJKXJLBKO-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract description 3
- 231100000167 toxic agent Toxicity 0.000 abstract description 3
- 229910002056 binary alloy Inorganic materials 0.000 description 6
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 6
- UIPVMGDJUWUZEI-UHFFFAOYSA-N copper;selanylideneindium Chemical compound [Cu].[In]=[Se] UIPVMGDJUWUZEI-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 6
- ZOKXTWBITQBERF-UHFFFAOYSA-N Molybdenum Chemical compound [Mo] ZOKXTWBITQBERF-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 5
- 238000005530 etching Methods 0.000 description 5
- 229910052750 molybdenum Inorganic materials 0.000 description 5
- 239000011733 molybdenum Substances 0.000 description 5
- 238000010521 absorption reaction Methods 0.000 description 4
- -1 cyanide compound Chemical class 0.000 description 4
- IRPLSAGFWHCJIQ-UHFFFAOYSA-N selanylidenecopper Chemical compound [Se]=[Cu] IRPLSAGFWHCJIQ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 239000005361 soda-lime glass Substances 0.000 description 4
- 238000004544 sputter deposition Methods 0.000 description 4
- 238000005755 formation reaction Methods 0.000 description 3
- 239000000243 solution Substances 0.000 description 3
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- XKRFYHLGVUSROY-UHFFFAOYSA-N Argon Chemical group [Ar] XKRFYHLGVUSROY-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 2
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 2
- 150000001875 compounds Chemical class 0.000 description 2
- 239000007789 gas Substances 0.000 description 2
- 229910021421 monocrystalline silicon Inorganic materials 0.000 description 2
- SPVXKVOXSXTJOY-UHFFFAOYSA-N selane Chemical compound [SeH2] SPVXKVOXSXTJOY-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 229910000058 selane Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 2
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 2
- 231100000331 toxic Toxicity 0.000 description 2
- 230000002588 toxic effect Effects 0.000 description 2
- LELOWRISYMNNSU-UHFFFAOYSA-N Hydrocyanic acid Natural products N#C LELOWRISYMNNSU-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910045601 alloy Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000000956 alloy Substances 0.000 description 1
- 229910021417 amorphous silicon Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000007864 aqueous solution Substances 0.000 description 1
- 229910052786 argon Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000003153 chemical reaction reagent Substances 0.000 description 1
- 231100000481 chemical toxicant Toxicity 0.000 description 1
- HVMJUDPAXRRVQO-UHFFFAOYSA-N copper indium Chemical compound [Cu].[In] HVMJUDPAXRRVQO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000010408 film Substances 0.000 description 1
- 239000005357 flat glass Substances 0.000 description 1
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 1
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 1
- 238000005240 physical vapour deposition Methods 0.000 description 1
- 238000007747 plating Methods 0.000 description 1
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 1
- 229940065287 selenium compound Drugs 0.000 description 1
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 1
- 239000002699 waste material Substances 0.000 description 1
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E10/00—Energy generation through renewable energy sources
- Y02E10/50—Photovoltaic [PV] energy
- Y02E10/541—CuInSe2 material PV cells
Landscapes
- Photovoltaic Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 シアン化ナトリウムのような毒性の極め
て高い物質を用いることのない、CuInSe2 系薄膜
太陽電池の製造方法を提供する。 【解決手段】 銅元素の量に対し、インジウム元素
の量を過剰になるよう調整してプリカーサーを形成した
後、セレン元素を含む雰囲気下で熱処理を行う。
て高い物質を用いることのない、CuInSe2 系薄膜
太陽電池の製造方法を提供する。 【解決手段】 銅元素の量に対し、インジウム元素
の量を過剰になるよう調整してプリカーサーを形成した
後、セレン元素を含む雰囲気下で熱処理を行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CuInSe2 三
元合金からなる層を吸収層とする薄膜太陽電池に関す
る。
元合金からなる層を吸収層とする薄膜太陽電池に関す
る。
【0002】
【従来の技術】太陽電池は、光エネルギーを電気エネル
ギーに変換する装置であり、最初は単結晶シリコンが用
いられていたが、単結晶シリコンでは大面積の太陽電池
を作るのが難しく、かつ、コストも高いものとなるの
で、最近は非晶質シリコンや化合物半導体が用いられる
ようになってきた。化合物半導体のうちでも、銅−イン
ジウム−セレン三元合金が優れた光電変換効率を有する
ものとされ、これを用いれば低コストで大面積の太陽電
池が可能となると期待されている。ここで、銅−インジ
ウム−セレン三元合金については、特開昭61−237
476号公報、特開平1−231313号公報など多く
の提案がなされている。
ギーに変換する装置であり、最初は単結晶シリコンが用
いられていたが、単結晶シリコンでは大面積の太陽電池
を作るのが難しく、かつ、コストも高いものとなるの
で、最近は非晶質シリコンや化合物半導体が用いられる
ようになってきた。化合物半導体のうちでも、銅−イン
ジウム−セレン三元合金が優れた光電変換効率を有する
ものとされ、これを用いれば低コストで大面積の太陽電
池が可能となると期待されている。ここで、銅−インジ
ウム−セレン三元合金については、特開昭61−237
476号公報、特開平1−231313号公報など多く
の提案がなされている。
【0003】この銅−インジウム−セレン三元合金形成
に際し、Cux SeY (xとyは自然数)で表すことの
できる銅−セレン化合物が形成されることがある。この
Cux SeY は、導電性を有し短絡の原因となるため、
銅−インジウム−セレン三元合金層から除去する必要が
ある。この二元合金を除去するために、5重量%程度の
濃度のシアン化ナトリウム等の青酸化合物の水溶液を用
いてエッチングする方法が用いられてきた。しかし、青
酸化合物は毒性が極めて高いため、取扱いに特に注意が
必要で、また、廃液の管理や処理にも問題が多く、これ
らの対策のために必要な経費は製造コストを高いものと
していた。このような問題を解決する、すなわち、青酸
化合物のような毒性の極めて高い物質を用いることのな
いCuInSe2 系薄膜太陽電池の製造方法が求められ
ていた。
に際し、Cux SeY (xとyは自然数)で表すことの
できる銅−セレン化合物が形成されることがある。この
Cux SeY は、導電性を有し短絡の原因となるため、
銅−インジウム−セレン三元合金層から除去する必要が
ある。この二元合金を除去するために、5重量%程度の
濃度のシアン化ナトリウム等の青酸化合物の水溶液を用
いてエッチングする方法が用いられてきた。しかし、青
酸化合物は毒性が極めて高いため、取扱いに特に注意が
必要で、また、廃液の管理や処理にも問題が多く、これ
らの対策のために必要な経費は製造コストを高いものと
していた。このような問題を解決する、すなわち、青酸
化合物のような毒性の極めて高い物質を用いることのな
いCuInSe2 系薄膜太陽電池の製造方法が求められ
ていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来技術に
おける上記欠点、すなわち、シアン化ナトリウムのよう
な毒性の極めて高い物質を用いることのない、CuIn
Se2 系薄膜太陽電池の製造方法を提供する。
おける上記欠点、すなわち、シアン化ナトリウムのよう
な毒性の極めて高い物質を用いることのない、CuIn
Se2 系薄膜太陽電池の製造方法を提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のCuInSe2
系太陽電池の製造方法は、請求項1に記載のように、銅
元素の量に対し、インジウム元素の量を過剰になるよう
調整してプリカーサーを形成した後、セレンを含む雰囲
気下で熱処理を行う構成を有する。
系太陽電池の製造方法は、請求項1に記載のように、銅
元素の量に対し、インジウム元素の量を過剰になるよう
調整してプリカーサーを形成した後、セレンを含む雰囲
気下で熱処理を行う構成を有する。
【0006】
【発明の実施の形態】上記において、銅元素の量に対す
るインジウム元素の量をその必要量より多めになるよう
にしてプリカーサーを作成するとあるが、熱処理時にイ
ンジウムは若干蒸発して失われることを考慮すると、銅
元素の量より1%以上多くなるようにする必要がある。
また、銅−セレン合金の生成を完全に防止するためには
インジウム元素の量が銅元素の量より3%以上、望まし
くは5%以上多くなるようプリカーサーを作成すること
が望ましい。
るインジウム元素の量をその必要量より多めになるよう
にしてプリカーサーを作成するとあるが、熱処理時にイ
ンジウムは若干蒸発して失われることを考慮すると、銅
元素の量より1%以上多くなるようにする必要がある。
また、銅−セレン合金の生成を完全に防止するためには
インジウム元素の量が銅元素の量より3%以上、望まし
くは5%以上多くなるようプリカーサーを作成すること
が望ましい。
【0007】このように銅元素の量に対し過剰として添
加されたため、セレンを含む雰囲気下で銅−インジウム
−セレン三元合金形成時に、余剰となったインジウムは
雰囲気中のセレンと反応してインジウム−セレン合金
(Inx SeY :x及びyは自然数)を形成する。この
インジウム−セレン合金は導電性を有しないため、銅−
セレン合金とは異なって短絡の原因とならず、従って製
品歩留まりを低下させることがない。また、このインジ
ウム−セレン合金は、プリカーサー中の銅元素に対して
適当量のインジウムが存在する場合においても、熱処理
時の合金形成反応において局所的にインジウムが過剰な
箇所が生じた場合にも生成する。
加されたため、セレンを含む雰囲気下で銅−インジウム
−セレン三元合金形成時に、余剰となったインジウムは
雰囲気中のセレンと反応してインジウム−セレン合金
(Inx SeY :x及びyは自然数)を形成する。この
インジウム−セレン合金は導電性を有しないため、銅−
セレン合金とは異なって短絡の原因とならず、従って製
品歩留まりを低下させることがない。また、このインジ
ウム−セレン合金は、プリカーサー中の銅元素に対して
適当量のインジウムが存在する場合においても、熱処理
時の合金形成反応において局所的にインジウムが過剰な
箇所が生じた場合にも生成する。
【0008】このインジウム−セレン合金は光電変換に
寄与しないため、これが吸収層である銅−インジウム−
セレン三元合金層に多く存在すると、太陽電池としての
光電変換効率を著しく低下させる。このことは、中田等
によって明らかにされた、CuInSe2 三元合金層に
おける銅元素とインジウム元素との存在比の影響を示し
た表1からも理解できる。
寄与しないため、これが吸収層である銅−インジウム−
セレン三元合金層に多く存在すると、太陽電池としての
光電変換効率を著しく低下させる。このことは、中田等
によって明らかにされた、CuInSe2 三元合金層に
おける銅元素とインジウム元素との存在比の影響を示し
た表1からも理解できる。
【0009】
【表1】
【0010】このような光電変換効率低下を防止する方
法として、ピクリン酸を含有する溶液によってエッチン
グ処理を行うことにより、インジウム−セレン二元合金
を除去する方法を用いることが可能である。また、この
エッチング処理は、通常のプリカーサー、すなわちイン
ジウム元素の量に対する銅元素の量が等しいプリカーサ
ー、あるいは、銅元素の量が多いプリカーサー中に存在
するインジウム−セレン二元合金を除去する際に応用す
ることができる。なお、このようにインジウム−セレン
二元合金を三元合金層から除去する方法は知られていな
かった。
法として、ピクリン酸を含有する溶液によってエッチン
グ処理を行うことにより、インジウム−セレン二元合金
を除去する方法を用いることが可能である。また、この
エッチング処理は、通常のプリカーサー、すなわちイン
ジウム元素の量に対する銅元素の量が等しいプリカーサ
ー、あるいは、銅元素の量が多いプリカーサー中に存在
するインジウム−セレン二元合金を除去する際に応用す
ることができる。なお、このようにインジウム−セレン
二元合金を三元合金層から除去する方法は知られていな
かった。
【0011】導電性基板としては、モリブデン板或いは
ソーダライムガラス上にスパッタリング法によって製膜
したものを用いることが望ましい。その理由としては、
これらが、熱処理によって形成される銅−インジウム−
セレン三元合金の熱膨張率にほぼ等しく、そのため、ひ
び、剥離等の欠陥のない三元合金層を得ることができる
ためである。なお、プリカーサーは上記導電性基盤上に
銅及びインジウムをスパッタリング、PVD或いはメッ
キ等の手段などを用いて形成することができる。
ソーダライムガラス上にスパッタリング法によって製膜
したものを用いることが望ましい。その理由としては、
これらが、熱処理によって形成される銅−インジウム−
セレン三元合金の熱膨張率にほぼ等しく、そのため、ひ
び、剥離等の欠陥のない三元合金層を得ることができる
ためである。なお、プリカーサーは上記導電性基盤上に
銅及びインジウムをスパッタリング、PVD或いはメッ
キ等の手段などを用いて形成することができる。
【0012】このようにして得られたプリカーサーを、
セレンを含む雰囲気下で熱処理を行ってCuInSe2
三元合金層を得る。ここで、セレンを含む雰囲気とは、
セレン化水素、セレン蒸気を含む気体等が挙げられる。
ただし、セレン化水素は非常に毒性が強いため、セレン
蒸気を用いることが望ましい。
セレンを含む雰囲気下で熱処理を行ってCuInSe2
三元合金層を得る。ここで、セレンを含む雰囲気とは、
セレン化水素、セレン蒸気を含む気体等が挙げられる。
ただし、セレン化水素は非常に毒性が強いため、セレン
蒸気を用いることが望ましい。
【0013】セレン蒸気は、プリカーサーを熱処理する
容器中に固体のセレンを同時に封入することで容易に得
ることができる。一方、熱処理は350〜500℃で行
うことができる。ただし400℃以上500℃以下での
温度で熱処理を行うと、高効率の太陽電池を得ることが
できるので望ましい。
容器中に固体のセレンを同時に封入することで容易に得
ることができる。一方、熱処理は350〜500℃で行
うことができる。ただし400℃以上500℃以下での
温度で熱処理を行うと、高効率の太陽電池を得ることが
できるので望ましい。
【0014】
〔比較例〕ソーダライムガラス上に導電性層として2μ
mのモリブデン層をスパッタリング法によって形成し
た。このモリブデン層上に0.2μmの銅層をスパッタ
リング法で形成した。
mのモリブデン層をスパッタリング法によって形成し
た。このモリブデン層上に0.2μmの銅層をスパッタ
リング法で形成した。
【0015】次いで、上記銅層の銅元素のモル数に比し
て等倍になるようにインジウムをスパッタリングしてイ
ンジウム層を形成し、プリカーサーとした。このものを
上記銅層中の銅元素のモル数に比して過剰のモル数とな
るセレン粉末とともにアルゴンガスで置換した後減圧し
た密閉容器内に封入し、25℃/分の昇温速度で450
℃まで昇温し、その後60分保持した後、自然冷却さ
せ、銅−インジウム−セレン三元合金層を形成した。な
お、この三元合金層中の銅元素とインジウム元素との存
在比を調べたところ、1.02:1であったが、さらに
分析を行ったところ、一部、銅−セレン二元合金が形成
されている箇所があり、その部分は薄膜太陽電池の吸収
層として用いることができないことが判った。
て等倍になるようにインジウムをスパッタリングしてイ
ンジウム層を形成し、プリカーサーとした。このものを
上記銅層中の銅元素のモル数に比して過剰のモル数とな
るセレン粉末とともにアルゴンガスで置換した後減圧し
た密閉容器内に封入し、25℃/分の昇温速度で450
℃まで昇温し、その後60分保持した後、自然冷却さ
せ、銅−インジウム−セレン三元合金層を形成した。な
お、この三元合金層中の銅元素とインジウム元素との存
在比を調べたところ、1.02:1であったが、さらに
分析を行ったところ、一部、銅−セレン二元合金が形成
されている箇所があり、その部分は薄膜太陽電池の吸収
層として用いることができないことが判った。
【0016】〔実施例1〕上記、比較例と同様に、ただ
し、インジウム層中のインジウム元素の量を、銅層にお
ける銅元素の存在量に対し、1.2倍となるようにし
て、銅−インジウム−セレン三元合金層をモリブデン層
の上に形成した。このとき、三元合金層の分析を行った
ところ、銅元素とインジウム元素の存在比は1:1.2
5であった。なお、このとき、銅−セレン二元合金の形
成されている箇所はなかった。しかし、このものを用い
て薄膜太陽電池を形成した場合、インジウム元素の存在
量が多いため、光電変換効率が低いものとなる。
し、インジウム層中のインジウム元素の量を、銅層にお
ける銅元素の存在量に対し、1.2倍となるようにし
て、銅−インジウム−セレン三元合金層をモリブデン層
の上に形成した。このとき、三元合金層の分析を行った
ところ、銅元素とインジウム元素の存在比は1:1.2
5であった。なお、このとき、銅−セレン二元合金の形
成されている箇所はなかった。しかし、このものを用い
て薄膜太陽電池を形成した場合、インジウム元素の存在
量が多いため、光電変換効率が低いものとなる。
【0017】〔実施例2〕実施例1と同様の処理を行っ
て得た三元合金層をモリブデン層の上に有するソーダラ
イムガラスを得、このもののエッチング処理を行った。
用いたエッチング液の組成を表2に示す。なお、ピクリ
ン酸は市販の試薬を用いたが、水と混合されている状態
で市販されているため、純量換算して含水状態のまま用
いた。
て得た三元合金層をモリブデン層の上に有するソーダラ
イムガラスを得、このもののエッチング処理を行った。
用いたエッチング液の組成を表2に示す。なお、ピクリ
ン酸は市販の試薬を用いたが、水と混合されている状態
で市販されているため、純量換算して含水状態のまま用
いた。
【0018】
【表2】
【0019】試料を上記エッチング液に室温で1分間浸
漬した後、水洗し、自然乾燥した。その後、試料の三元
合金層の分析を行った。その結果、銅元素とインジウム
元素の存在比は1:1.1となっていた。
漬した後、水洗し、自然乾燥した。その後、試料の三元
合金層の分析を行った。その結果、銅元素とインジウム
元素の存在比は1:1.1となっていた。
【0020】
【発明の効果】本発明のCuInSe2 系薄膜太陽電池
の製造方法によれば、青酸化合物などの毒性の強い薬品
を用いることなく、歩留まりを高めることが可能であ
り、また光電変換効率の高い薄膜太陽電池の吸収層を得
ることができる。
の製造方法によれば、青酸化合物などの毒性の強い薬品
を用いることなく、歩留まりを高めることが可能であ
り、また光電変換効率の高い薄膜太陽電池の吸収層を得
ることができる。
Claims (4)
- 【請求項1】 CuInSe2 三元合金層形成に際し、
銅元素の量に対してインジウム元素の量を過剰になるよ
う調整してプリカーサーを形成した後、セレン元素を含
む雰囲気下で熱処理を行うことを特徴とするCuInS
e2 系薄膜太陽電池の製造方法。 - 【請求項2】 CuInSe2 三元合金層形成に際し、
銅元素の量に対してインジウム元素の量を過剰になるよ
う調整してプリカーサーを形成した後、セレンを含む雰
囲気下で熱処理を行って形成された三元合金層に含有さ
れるインジウム−セレン合金を化学処理で除去すること
を特徴とするCuInSe2 系薄膜太陽電池の製造方
法。 - 【請求項3】 上記化学処理がピクリン酸を含有する溶
液によるものであることを特徴とする請求項2に記載の
CuInSe2 系薄膜太陽電池の製造方法。 - 【請求項4】 CuInSe2 三元合金層中に含まれる
インジウム−セレン合金をピクリン酸を含有する溶液で
除去することを特徴とするCuInSe2 系薄膜太陽電
池の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7233767A JPH0982991A (ja) | 1995-09-12 | 1995-09-12 | CuInSe2 系薄膜太陽電池の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7233767A JPH0982991A (ja) | 1995-09-12 | 1995-09-12 | CuInSe2 系薄膜太陽電池の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0982991A true JPH0982991A (ja) | 1997-03-28 |
Family
ID=16960259
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7233767A Withdrawn JPH0982991A (ja) | 1995-09-12 | 1995-09-12 | CuInSe2 系薄膜太陽電池の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0982991A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2009011333A1 (ja) * | 2007-07-13 | 2009-01-22 | Omron Corporation | Cis系太陽電池及びその製造方法 |
| WO2009076322A3 (en) * | 2007-12-06 | 2009-09-11 | Craig Leidholm | Methods and devices for processing a precursor layer in a group via environment |
| JP5174248B2 (ja) * | 2009-10-27 | 2013-04-03 | 京セラ株式会社 | カルコゲン化合物半導体層の製造方法および光電変換装置の製造方法 |
-
1995
- 1995-09-12 JP JP7233767A patent/JPH0982991A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2009011333A1 (ja) * | 2007-07-13 | 2009-01-22 | Omron Corporation | Cis系太陽電池及びその製造方法 |
| US8575476B2 (en) | 2007-07-13 | 2013-11-05 | Omron Corporation | CIS solar cell and method for manufacturing the same |
| WO2009076322A3 (en) * | 2007-12-06 | 2009-09-11 | Craig Leidholm | Methods and devices for processing a precursor layer in a group via environment |
| JP5174248B2 (ja) * | 2009-10-27 | 2013-04-03 | 京セラ株式会社 | カルコゲン化合物半導体層の製造方法および光電変換装置の製造方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3876440B2 (ja) | 光吸収層の作製方法 | |
| US7297868B2 (en) | Preparation of CIGS-based solar cells using a buffered electrodeposition bath | |
| CN102347398B (zh) | 大规模cigs基薄膜光伏材料的钠溅射掺杂方法 | |
| US20060219288A1 (en) | Process and photovoltaic device using an akali-containing layer | |
| US5112410A (en) | Cadmium zinc sulfide by solution growth | |
| JP2010512647A (ja) | Ibiiiavia族化合物層のためのドーピング技術 | |
| WO1999017377A1 (en) | CADMIUM-FREE JUNCTION FABRICATION PROCESS FOR CuInSe2 THIN FILM SOLAR CELLS | |
| CN101443929A (zh) | 使用含碱层的过程和光电装置 | |
| JPH11135819A (ja) | 化合物薄膜太陽電池 | |
| JPH08222750A (ja) | 基板上に太陽電池を製造する方法及びカルコパイライト吸収層を有する太陽電池 | |
| CN106783541B (zh) | 一种硒化亚锗多晶薄膜和含有该薄膜的太阳能电池及其制备方法 | |
| JP2003318424A (ja) | 薄膜太陽電池およびその製造方法 | |
| CN102107905A (zh) | 一种Cu2ZnSnS4太阳能电池材料的制备方法 | |
| CA1242785A (en) | Solar cells on the basis of cuins.sub.2 | |
| Abouabassi et al. | Investigation on electrochemical deposition of Sb2Se3 thin films in aqueous acidic medium | |
| CN107093639A (zh) | 一种铜锌锡硫薄膜的硒化方法 | |
| JPH08125206A (ja) | 薄膜太陽電池 | |
| TW201427054A (zh) | 光電變換元件及其製造方法、光電變換元件的緩衝層的製造方法與太陽電池 | |
| JPH0982991A (ja) | CuInSe2 系薄膜太陽電池の製造方法 | |
| JP2003258282A (ja) | 光吸収層の作製方法 | |
| JP3097805B2 (ja) | 太陽電池とその製造方法並びにめっき方法 | |
| CN100449791C (zh) | 化合物半导体层的制作方法及使用该半导体层的太阳能电池及其制作方法 | |
| Sebastian et al. | Formation of CuInSe2 thin films by selenization, employing CVTG, of electroless deposited Cu In alloy | |
| CN1300375C (zh) | 电沉积氧化及热硫化合成二硫化铁薄膜的方法 | |
| CN111223963A (zh) | 一种铜铟镓硒薄膜太阳能电池大规模生产时的碱金属掺杂处理法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20021203 |