JPH098339A - 太陽電池 - Google Patents
太陽電池Info
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- JPH098339A JPH098339A JP7159408A JP15940895A JPH098339A JP H098339 A JPH098339 A JP H098339A JP 7159408 A JP7159408 A JP 7159408A JP 15940895 A JP15940895 A JP 15940895A JP H098339 A JPH098339 A JP H098339A
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E10/00—Energy generation through renewable energy sources
- Y02E10/50—Photovoltaic [PV] energy
- Y02E10/52—PV systems with concentrators
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- Photovoltaic Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 膜厚が薄膜の状態で十分な光電変換率を得る
ことができる太陽電池を提供すること。 【構成】 基板1上にpn接合からなる半導体2、4を
設けた太陽電池において、pn接合と基板1との間に光
反射用半導体膜8を設けたことを特徴としている。
ことができる太陽電池を提供すること。 【構成】 基板1上にpn接合からなる半導体2、4を
設けた太陽電池において、pn接合と基板1との間に光
反射用半導体膜8を設けたことを特徴としている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、太陽電池に関する。
【0002】
【従来の技術】太陽電池はクリーンエネルギー源として
注目されているが、太陽電池の製造コストが高いため、
既存の商用電源と比べて発電コストが高くなり実用化の
大きな障害となっている。そこで、発電コストを低下さ
せるべく変換効率を高くするための開発が行われてい
る。
注目されているが、太陽電池の製造コストが高いため、
既存の商用電源と比べて発電コストが高くなり実用化の
大きな障害となっている。そこで、発電コストを低下さ
せるべく変換効率を高くするための開発が行われてい
る。
【0003】これまで単一材料の太陽電池の高効率化が
進められ、実用化が試みられている。高効率化の観点で
は、太陽電池を構成する材料として、GaAs系化合物
半導体が非常に優れており、25%余りの変換効率が得
られている。
進められ、実用化が試みられている。高効率化の観点で
は、太陽電池を構成する材料として、GaAs系化合物
半導体が非常に優れており、25%余りの変換効率が得
られている。
【0004】しかし、太陽電池の構成材料にGaAs系
化合物半導体を用い、基板にGaAsを用いた場合、製
造コストが非常に高くなり、発電コストが高くなってし
まう。発電コストを低下させるためには、変換効率を向
上させると共に製造コストを低下させなければならな
い。また、高効率を得るためには、バンドギャップエネ
ルギーの異なる複数の太陽電池を積層した構造としなけ
ればならない。
化合物半導体を用い、基板にGaAsを用いた場合、製
造コストが非常に高くなり、発電コストが高くなってし
まう。発電コストを低下させるためには、変換効率を向
上させると共に製造コストを低下させなければならな
い。また、高効率を得るためには、バンドギャップエネ
ルギーの異なる複数の太陽電池を積層した構造としなけ
ればならない。
【0005】すなわち、太陽電池の入射側(上部)にバ
ンドギャップエネルギーの大きな半導体材料からなる太
陽電池を、その下部にバンドギャップエネルギーの小さ
な半導体材料からなる太陽電池を配置することである。
上部では太陽光スペクトルの短波長域の光が吸収され、
その光が光電変換される。下部では上部で吸収されず透
過した残りの長波長域の太陽光スペクトルが光電変換さ
れる。このように太陽光スペクトルを分割利用すること
により太陽光エネルギーを有効に電気エネルギーに変換
することができる。
ンドギャップエネルギーの大きな半導体材料からなる太
陽電池を、その下部にバンドギャップエネルギーの小さ
な半導体材料からなる太陽電池を配置することである。
上部では太陽光スペクトルの短波長域の光が吸収され、
その光が光電変換される。下部では上部で吸収されず透
過した残りの長波長域の太陽光スペクトルが光電変換さ
れる。このように太陽光スペクトルを分割利用すること
により太陽光エネルギーを有効に電気エネルギーに変換
することができる。
【0006】ここでHenryらの理論計算によると2
層構造の太陽電池で変換効率50%を達成できる可能性
が示されている(CH.Henry,“Limiting Efficiency of I
dealSin- gle and Multiple Energy Gap Terrestrial S
olar Cells ”J.Appl.Phys.51 4494(1980))。例えば、
GaAs太陽電池とAlGaAs太陽電池とをトンネル
接合中間層を用いて接続した2段の積層型太陽電池が提
案されている。
層構造の太陽電池で変換効率50%を達成できる可能性
が示されている(CH.Henry,“Limiting Efficiency of I
dealSin- gle and Multiple Energy Gap Terrestrial S
olar Cells ”J.Appl.Phys.51 4494(1980))。例えば、
GaAs太陽電池とAlGaAs太陽電池とをトンネル
接合中間層を用いて接続した2段の積層型太陽電池が提
案されている。
【0007】製造コストを下げるためには安価な基板の
使用と太陽電池構成材料の節約とを行わなければならな
い。基板については現在用いられているGaAsをSi
に変えることが提案されている。また太陽電池構成材料
の節約については太陽電池の薄膜化が望ましい。
使用と太陽電池構成材料の節約とを行わなければならな
い。基板については現在用いられているGaAsをSi
に変えることが提案されている。また太陽電池構成材料
の節約については太陽電池の薄膜化が望ましい。
【0008】図3は従来の太陽電池の断面図である。
【0009】各層の成長には有機金属気相成長法(MO
VPE法)を用いた。Ga、Al、Asの原料にはそれ
ぞれトリメチルガリウム(TMG)、トリメチルアルミ
ニウム(TMA)、アルシン(AsH 3 )を用いた。n
型、p型のドーパントにはそれぞれジシラン(Si
H 6 )、ジエチル亜鉛(DEZn)を用いた。成長温度
は725℃である。(110)方向に2°傾けた(10
0)面の厚さ350μm、キャリア濃度5.0×1017
cm-3のn型GaAs基板1上に厚さ4.0μm、キャ
リア濃度5.0×1017cm-3のn型GaAs層2を成
長させ、その上に厚さ0.5μm、キャリア濃度1.0
×1018cm-3のp型GaAs層3を成長させてpn接
合を形成し、その上に厚さ0.05μm、キャリア濃度
1.0×1018cm-3のp型Al 0.85 Ga 0.15 As層
4、0.2μm、キャリア濃度1.0×1019cm-3の
p型GaAs層5を順次成長させた。成長膜厚は4.7
5μmである。また、n型GaAs層2の膜厚を2.0
μmとした結晶も成長させた。p型Al 0.85 Ga 0.15 A
s層4は表面再結合を抑えるウィンドウ層である。p型
GaAs層5は電極との接触抵抗を下げるための層であ
る。この結晶の表面及び裏面には電極6、7が形成され
ている。
VPE法)を用いた。Ga、Al、Asの原料にはそれ
ぞれトリメチルガリウム(TMG)、トリメチルアルミ
ニウム(TMA)、アルシン(AsH 3 )を用いた。n
型、p型のドーパントにはそれぞれジシラン(Si
H 6 )、ジエチル亜鉛(DEZn)を用いた。成長温度
は725℃である。(110)方向に2°傾けた(10
0)面の厚さ350μm、キャリア濃度5.0×1017
cm-3のn型GaAs基板1上に厚さ4.0μm、キャ
リア濃度5.0×1017cm-3のn型GaAs層2を成
長させ、その上に厚さ0.5μm、キャリア濃度1.0
×1018cm-3のp型GaAs層3を成長させてpn接
合を形成し、その上に厚さ0.05μm、キャリア濃度
1.0×1018cm-3のp型Al 0.85 Ga 0.15 As層
4、0.2μm、キャリア濃度1.0×1019cm-3の
p型GaAs層5を順次成長させた。成長膜厚は4.7
5μmである。また、n型GaAs層2の膜厚を2.0
μmとした結晶も成長させた。p型Al 0.85 Ga 0.15 A
s層4は表面再結合を抑えるウィンドウ層である。p型
GaAs層5は電極との接触抵抗を下げるための層であ
る。この結晶の表面及び裏面には電極6、7が形成され
ている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで先に述べたS
i基板を用いた高効率のGaAs系太陽電池で高効率を
得るためには3μmから4μmの厚さが必要である。さ
らに効率を高くするには太陽電池を積層しなければなら
ないが膜厚が厚くなってしまう。
i基板を用いた高効率のGaAs系太陽電池で高効率を
得るためには3μmから4μmの厚さが必要である。さ
らに効率を高くするには太陽電池を積層しなければなら
ないが膜厚が厚くなってしまう。
【0011】しかしながら、基板であるSiと太陽電池
を構成するGaAs系結晶とはその格子定数や熱膨張係
数が異なるため、Si上にGaAs系結晶を3μm以上
の厚さに成長させるとクラックが発生し、結晶欠陥が多
量に発生してしまう。この結晶欠陥は、光電変換によっ
てできた電荷を消滅させる再結合の中心として働いてし
まい、大幅な効率低下を招いてしまう。
を構成するGaAs系結晶とはその格子定数や熱膨張係
数が異なるため、Si上にGaAs系結晶を3μm以上
の厚さに成長させるとクラックが発生し、結晶欠陥が多
量に発生してしまう。この結晶欠陥は、光電変換によっ
てできた電荷を消滅させる再結合の中心として働いてし
まい、大幅な効率低下を招いてしまう。
【0012】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、膜厚が薄膜の状態で十分な光電変換率を得ることが
できる太陽電池を提供することにある。
し、膜厚が薄膜の状態で十分な光電変換率を得ることが
できる太陽電池を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、基板上にpn接合からなる半導体を設けた
太陽電池において、pn接合と基板との間に光反射用半
導体膜を設けたものである。
に本発明は、基板上にpn接合からなる半導体を設けた
太陽電池において、pn接合と基板との間に光反射用半
導体膜を設けたものである。
【0014】光反射用半導体膜が単層または複数層であ
り、下記の数式 150/n<d<1240/(2・Eg・n) 但し、nは光反射用半導体膜の屈折率、dは光反射用半
導体膜の膜厚(nm)、Egは太陽電池のバンドギャッ
プエネルギー(eV)を満足することが好ましい。
り、下記の数式 150/n<d<1240/(2・Eg・n) 但し、nは光反射用半導体膜の屈折率、dは光反射用半
導体膜の膜厚(nm)、Egは太陽電池のバンドギャッ
プエネルギー(eV)を満足することが好ましい。
【0015】また本発明は、基板上にpn接合からなり
バンドギャップエネルギーが異なる半導体が2層積層さ
れた太陽電池において、各pn接合と基板との間に光反
射用半導体膜を設け、各光反射用半導体膜が下記の数式 150/n<d 1 <1240/(2・Eg 1 ・n)<d 2 <124
0/(2・Eg 2 ・n) 但し、d 1 は上層光反射用半導体膜の膜厚(nm)、d
2 は下層光反射用半導体膜の膜厚(nm)、Eg 1 は上
層太陽電池のバンドギャップエネルギー(eV)、Eg
2 は下層太陽電池のバンドギャップエネルギー(eV)
を満足するものである。
バンドギャップエネルギーが異なる半導体が2層積層さ
れた太陽電池において、各pn接合と基板との間に光反
射用半導体膜を設け、各光反射用半導体膜が下記の数式 150/n<d 1 <1240/(2・Eg 1 ・n)<d 2 <124
0/(2・Eg 2 ・n) 但し、d 1 は上層光反射用半導体膜の膜厚(nm)、d
2 は下層光反射用半導体膜の膜厚(nm)、Eg 1 は上
層太陽電池のバンドギャップエネルギー(eV)、Eg
2 は下層太陽電池のバンドギャップエネルギー(eV)
を満足するものである。
【0016】さらに本発明は、基板上にpn接合からな
りバンドギャップエネルギーが異なる半導体が3層積層
された太陽電池において、各pn接合と基板との間に光
反射用半導体膜を設け、各光反射用半導体膜が下記の数
式 150/n<d 1 <1240/(2・Eg 1 ・n)<d 2 <124
0/(2・Eg 2 ・n)<d 3 <1240/(2・Eg 3 ・
n) 但し、d 1 は上層光反射用半導体膜の膜厚(nm)、d
2 は中層光反射用半導体膜の膜厚(nm)、d 3 は下層
光反射用半導体膜の膜厚(nm)、Eg 1 は上層太陽電
池のバンドギャップエネルギー(eV)、Eg 2 は中層
太陽電池のバンドギャップエネルギー(eV)、Eg 3
は下層太陽電池のバンドギャップエネルギー(eV)を
満足するものである。
りバンドギャップエネルギーが異なる半導体が3層積層
された太陽電池において、各pn接合と基板との間に光
反射用半導体膜を設け、各光反射用半導体膜が下記の数
式 150/n<d 1 <1240/(2・Eg 1 ・n)<d 2 <124
0/(2・Eg 2 ・n)<d 3 <1240/(2・Eg 3 ・
n) 但し、d 1 は上層光反射用半導体膜の膜厚(nm)、d
2 は中層光反射用半導体膜の膜厚(nm)、d 3 は下層
光反射用半導体膜の膜厚(nm)、Eg 1 は上層太陽電
池のバンドギャップエネルギー(eV)、Eg 2 は中層
太陽電池のバンドギャップエネルギー(eV)、Eg 3
は下層太陽電池のバンドギャップエネルギー(eV)を
満足するものである。
【0017】
【作用】上記構成によれば、太陽電池に入射した光がp
n接合に入射して光電変換され、pn接合で吸収されず
透過した残りの光が光反射用半導体膜で反射して再度p
n接合に戻されて光電変換されるので、膜厚が薄膜の状
態でも十分な光電変換率を得ることができる。
n接合に入射して光電変換され、pn接合で吸収されず
透過した残りの光が光反射用半導体膜で反射して再度p
n接合に戻されて光電変換されるので、膜厚が薄膜の状
態でも十分な光電変換率を得ることができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面に基づい
て詳述する。
て詳述する。
【0019】図1は本発明の太陽電池の一実施例の断面
図である。
図である。
【0020】基本的には図3に示した従来の太陽電池と
同様な方法、基板を用い、共通の部材には共通の符号を
用いた。
同様な方法、基板を用い、共通の部材には共通の符号を
用いた。
【0021】まず、GaAs基板1上に0.075μ
m、5.0×1017cm-3のn型Al 0.2 Ga 0.8 As
層と0.075μm、5.0×1017cm-3のn型Al
0.9 Ga 0.1 As層とを交互に3回ずつ計6回成長させ
た層8を形成した後、膜厚を1.0μmとした5.0×
1017cm-3のn型GaAs層2を成長させ、その上に
0.5μm、1.0×1013cm-3のp型GaAs層3
を成長させてpn接合を形成し、0.05μm、1.0
×1018cm-3のp型Al 0.85 Ga 0.15 As層4、0.
2μm、1.0×1019cm-3のp型GaAs層5を順
次成長させた。成長膜厚は2.20μmである。そし
て、結晶の表面及び裏面に電極6、7を形成した。層8
はGaAsの吸収端波長より短波長の光を反射させる光
反射用半導体膜であり、この層8の膜厚0.075μm
は数1より求めた。
m、5.0×1017cm-3のn型Al 0.2 Ga 0.8 As
層と0.075μm、5.0×1017cm-3のn型Al
0.9 Ga 0.1 As層とを交互に3回ずつ計6回成長させ
た層8を形成した後、膜厚を1.0μmとした5.0×
1017cm-3のn型GaAs層2を成長させ、その上に
0.5μm、1.0×1013cm-3のp型GaAs層3
を成長させてpn接合を形成し、0.05μm、1.0
×1018cm-3のp型Al 0.85 Ga 0.15 As層4、0.
2μm、1.0×1019cm-3のp型GaAs層5を順
次成長させた。成長膜厚は2.20μmである。そし
て、結晶の表面及び裏面に電極6、7を形成した。層8
はGaAsの吸収端波長より短波長の光を反射させる光
反射用半導体膜であり、この層8の膜厚0.075μm
は数1より求めた。
【0022】
【数1】150/n<d<1240/(2・Eg・n) 但し、nは光反射用半導体膜の屈折率、dは光反射用半
導体膜の膜厚(nm)、Egは太陽電池のバンドギャッ
プエネルギー(eV)をそれぞれ示す。
導体膜の膜厚(nm)、Egは太陽電池のバンドギャッ
プエネルギー(eV)をそれぞれ示す。
【0023】本実施例の成長膜厚2.20μmは、従来
技術による成長膜厚4.75μmに比べて54%も薄く
なっている。尚、太陽電池の表面には、結晶表面での反
射を抑えるため反射防止膜が設けられるが、ここでは従
来技術と本発明とを比較するために必要ないので設けて
いない。
技術による成長膜厚4.75μmに比べて54%も薄く
なっている。尚、太陽電池の表面には、結晶表面での反
射を抑えるため反射防止膜が設けられるが、ここでは従
来技術と本発明とを比較するために必要ないので設けて
いない。
【0024】次に実施例の作用を述べる。
【0025】太陽電池に光9が入射するとp型Al 0.85
Ga 0.15 As層4及びp型GaAs層3を透過してpn
接合面Cpnに到達し、太陽光スペクトルの短波長域の
光が光電変換される。n型GaAs層2で吸収されず透
過した残りの長波長域の太陽光スペクトルの光は、層8
で反射されて再度n型GaAs層2を透過して裏側(図
では下側)からpn接合面Cpnに到達して光電変換さ
れ、電極6、7から電流として取り出すことができる。
このため、太陽光スペクトルを分割利用することにな
り、有効に太陽光エネルギーを電気エネルギーに変換さ
れ、膜厚が薄膜の状態でも十分な光電変換率を得ること
ができる。
Ga 0.15 As層4及びp型GaAs層3を透過してpn
接合面Cpnに到達し、太陽光スペクトルの短波長域の
光が光電変換される。n型GaAs層2で吸収されず透
過した残りの長波長域の太陽光スペクトルの光は、層8
で反射されて再度n型GaAs層2を透過して裏側(図
では下側)からpn接合面Cpnに到達して光電変換さ
れ、電極6、7から電流として取り出すことができる。
このため、太陽光スペクトルを分割利用することにな
り、有効に太陽光エネルギーを電気エネルギーに変換さ
れ、膜厚が薄膜の状態でも十分な光電変換率を得ること
ができる。
【0026】ここで3つの太陽電池の真性変換効率を測
定したところ、従来の太陽電池はn型GaAs層2が
4.0μmのとき16.8%で、2.0μmのとき1
4.5%であった。これに対して本実施例の太陽電池は
真性変換効率が16.5%であった。
定したところ、従来の太陽電池はn型GaAs層2が
4.0μmのとき16.8%で、2.0μmのとき1
4.5%であった。これに対して本実施例の太陽電池は
真性変換効率が16.5%であった。
【0027】従来の太陽電池の場合はn型GaAs層2
が4.0μmから2.0μmへ薄くなったことにより、
変換効率で2.3%(比率で14%)低下した。これに
対して本実施例の太陽電池の場合は従来の4.0μmの
GaAs層を有するものと略同等の性能を発揮したこと
になる。
が4.0μmから2.0μmへ薄くなったことにより、
変換効率で2.3%(比率で14%)低下した。これに
対して本実施例の太陽電池の場合は従来の4.0μmの
GaAs層を有するものと略同等の性能を発揮したこと
になる。
【0028】図2は図1に示した太陽電池と図3に示し
た従来の太陽電池とを比較するための分光感度曲線であ
り、横軸が光の波長を示し、縦軸が量子効率をそれぞれ
示している。曲線10、11は従来の太陽電池の特性曲
線であり、曲線12は本実施例の太陽電池の特性曲線で
ある。曲線10はn型GaAs層2の厚さが4.0μ
m、曲線11はn型GaAs層2の厚さが2.0μm、
曲線12はn型GaAs層2の厚さが1.0μmの場合
をそれぞれ示している。
た従来の太陽電池とを比較するための分光感度曲線であ
り、横軸が光の波長を示し、縦軸が量子効率をそれぞれ
示している。曲線10、11は従来の太陽電池の特性曲
線であり、曲線12は本実施例の太陽電池の特性曲線で
ある。曲線10はn型GaAs層2の厚さが4.0μ
m、曲線11はn型GaAs層2の厚さが2.0μm、
曲線12はn型GaAs層2の厚さが1.0μmの場合
をそれぞれ示している。
【0029】同図より曲線10、11よりn型GaAs
層2の厚さが薄くすると、650μmから870μmの
波長領域で感度が低下するのがわかる。これに対して本
実施例の太陽電池はn型GaAs層2の厚さが1.0μ
mしかないのに従来のn型GaAs層2の厚さが4.0
μmの太陽電池と略同等の感度を有しているのがわか
る。これは、n型GaAs層2を一度透過した650μ
mから870μmの波長領域の光を層8で反射させ、再
びn型GaAs層2に戻して有効に利用していることを
示している。
層2の厚さが薄くすると、650μmから870μmの
波長領域で感度が低下するのがわかる。これに対して本
実施例の太陽電池はn型GaAs層2の厚さが1.0μ
mしかないのに従来のn型GaAs層2の厚さが4.0
μmの太陽電池と略同等の感度を有しているのがわか
る。これは、n型GaAs層2を一度透過した650μ
mから870μmの波長領域の光を層8で反射させ、再
びn型GaAs層2に戻して有効に利用していることを
示している。
【0030】尚、本実施例では太陽電池が1層(pn接
合面Cpnが1つ)の場合で説明したが、これに限定さ
れるものではなく、2層や3層であってもよい。
合面Cpnが1つ)の場合で説明したが、これに限定さ
れるものではなく、2層や3層であってもよい。
【0031】2層の場合には光反射用半導体膜の厚さは
数2を満足するように設定される。
数2を満足するように設定される。
【0032】
【数2】150/n<d 1 <1240/(2・Eg 1 ・n)<
d 2 <1240/(2・Eg 2 ・n) 但し、d 1 は上層光反射用半導体膜の膜厚(nm)、d
2 は下層光反射用半導体膜の膜厚(nm)、Eg 1 は上
層太陽電池のバンドギャップエネルギー(eV)、Eg
2 は下層太陽電池のバンドギャップエネルギー(eV)
をそれぞれ示す。
d 2 <1240/(2・Eg 2 ・n) 但し、d 1 は上層光反射用半導体膜の膜厚(nm)、d
2 は下層光反射用半導体膜の膜厚(nm)、Eg 1 は上
層太陽電池のバンドギャップエネルギー(eV)、Eg
2 は下層太陽電池のバンドギャップエネルギー(eV)
をそれぞれ示す。
【0033】3層の場合には光反射用半導体膜の厚さは
数3を満足するように設定される。
数3を満足するように設定される。
【0034】
【数3】150/n<d 1 <1240/(2・Eg 1 ・n)<
d 2 <1240/(2・Eg 2 ・n)<d 3 <1240/(2・
Eg 3 ・n) 但し、d 1 は上層光反射用半導体膜の膜厚(nm)、d
2 は中層光反射用半導体膜の膜厚(nm)、d 3 は下層
光反射用半導体膜の膜厚(nm)、Eg 1 は上層太陽電
池のバンドギャップエネルギー(eV)、Eg 2 は中層
太陽電池のバンドギャップエネルギー(eV)、Eg 3
は下層太陽電池のバンドギャップエネルギー(eV)を
それぞれ示す。
d 2 <1240/(2・Eg 2 ・n)<d 3 <1240/(2・
Eg 3 ・n) 但し、d 1 は上層光反射用半導体膜の膜厚(nm)、d
2 は中層光反射用半導体膜の膜厚(nm)、d 3 は下層
光反射用半導体膜の膜厚(nm)、Eg 1 は上層太陽電
池のバンドギャップエネルギー(eV)、Eg 2 は中層
太陽電池のバンドギャップエネルギー(eV)、Eg 3
は下層太陽電池のバンドギャップエネルギー(eV)を
それぞれ示す。
【0035】以上において、本実施例によれば太陽電池
に入射した光がpn接合に入射して光電変換され、pn
接合で吸収されず透過した残りの光が光反射用半導体膜
で反射されて再度pn接合に入射して光電変換されるの
で、膜厚が薄膜の状態でも十分な光電変換率を得ること
ができる。
に入射した光がpn接合に入射して光電変換され、pn
接合で吸収されず透過した残りの光が光反射用半導体膜
で反射されて再度pn接合に入射して光電変換されるの
で、膜厚が薄膜の状態でも十分な光電変換率を得ること
ができる。
【0036】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、次のよう
な優れた効果を発揮する。
な優れた効果を発揮する。
【0037】(1) 膜厚が薄膜の状態で十分な光電変換率
を得ることができる。
を得ることができる。
【図1】本発明の太陽電池の一実施例の断面図である。
【図2】図1に示した太陽電池と図3に示した従来の太
陽電池とを比較するための分光感度曲線である。
陽電池とを比較するための分光感度曲線である。
【図3】従来の太陽電池の断面図である。
1 基 板 2、4 半導体 8 光反射用半導体膜(層)
Claims (4)
- 【請求項1】 基板上にpn接合からなる半導体を設け
た太陽電池において、前記pn接合と前記基板との間に
光反射用半導体膜を設けたことを特徴とする太陽電池。 - 【請求項2】 前記光反射用半導体膜が単層または複数
層であり、下記の数式 150/n<d<1240/(2・Eg・n) 但し、nは光反射用半導体膜の屈折率、dは光反射用半
導体膜の膜厚(nm)、Egは太陽電池のバンドギャッ
プエネルギー(eV)を満足することを特徴とする請求
項1に記載の太陽電池。 - 【請求項3】 基板上にpn接合からなりバンドギャッ
プエネルギーが異なる半導体が2層積層された太陽電池
において、前記各pn接合と前記基板との間に光反射用
半導体膜を設け、該各光反射用半導体膜が下記の数式 150/n<d 1 <1240/(2・Eg 1 ・n)<d 2 <124
0/(2・Eg 2 ・n) 但し、d 1 は上層光反射用半導体膜の膜厚(nm)、d
2 は下層光反射用半導体膜の膜厚(nm)、Eg 1 は上
層太陽電池のバンドギャップエネルギー(eV)、Eg
2 は下層太陽電池のバンドギャップエネルギー(eV)
を満足することを特徴とする太陽電池。 - 【請求項4】 基板上にpn接合からなりバンドギャッ
プエネルギーが異なる半導体が3層積層された太陽電池
において、前記各pn接合と前記基板との間に光反射用
半導体膜を設け、該各光反射用半導体膜が下記の数式 150/n<d 1 <1240/(2・Eg 1 ・n)<d 2 <124
0/(2・Eg 2 ・n)<d 3 <1240/(2・Eg 3 ・
n) 但し、d 1 は上層光反射用半導体膜の膜厚(nm)、d
2 は中層光反射用半導体膜の膜厚(nm)、d 3 は下層
光反射用半導体膜の膜厚(nm)、Eg 1 は上層太陽電
池のバンドギャップエネルギー(eV)、Eg 2 は中層
太陽電池のバンドギャップエネルギー(eV)、Eg 3
は下層太陽電池のバンドギャップエネルギー(eV)を
満足することを特徴とする太陽電池。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7159408A JP2737705B2 (ja) | 1995-06-26 | 1995-06-26 | 太陽電池 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7159408A JP2737705B2 (ja) | 1995-06-26 | 1995-06-26 | 太陽電池 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH098339A true JPH098339A (ja) | 1997-01-10 |
| JP2737705B2 JP2737705B2 (ja) | 1998-04-08 |
Family
ID=15693117
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7159408A Expired - Fee Related JP2737705B2 (ja) | 1995-06-26 | 1995-06-26 | 太陽電池 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2737705B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011094352A (ja) * | 2009-10-28 | 2011-05-12 | Miwa Lock Co Ltd | ソーラパネルを利用した認証装置 |
| US10371148B2 (en) | 2011-08-17 | 2019-08-06 | Wabco Automotive Uk Limited | Vacuum pump |
| CN112242452A (zh) * | 2019-07-16 | 2021-01-19 | Agc株式会社 | 太阳能电池组件 |
| US11430910B2 (en) | 2016-02-03 | 2022-08-30 | Soitec | Engineered substrate |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6269687A (ja) * | 1985-09-24 | 1987-03-30 | Toshiba Corp | 半導体受光素子 |
| JPH03227577A (ja) * | 1990-02-01 | 1991-10-08 | Mitsubishi Electric Corp | 太陽電池 |
-
1995
- 1995-06-26 JP JP7159408A patent/JP2737705B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6269687A (ja) * | 1985-09-24 | 1987-03-30 | Toshiba Corp | 半導体受光素子 |
| JPH03227577A (ja) * | 1990-02-01 | 1991-10-08 | Mitsubishi Electric Corp | 太陽電池 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011094352A (ja) * | 2009-10-28 | 2011-05-12 | Miwa Lock Co Ltd | ソーラパネルを利用した認証装置 |
| US10371148B2 (en) | 2011-08-17 | 2019-08-06 | Wabco Automotive Uk Limited | Vacuum pump |
| US11430910B2 (en) | 2016-02-03 | 2022-08-30 | Soitec | Engineered substrate |
| CN112242452A (zh) * | 2019-07-16 | 2021-01-19 | Agc株式会社 | 太阳能电池组件 |
| JP2021015939A (ja) * | 2019-07-16 | 2021-02-12 | Agc株式会社 | 太陽電池モジュール |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2737705B2 (ja) | 1998-04-08 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |