JPH0983905A - 音声多重放送信号処理装置 - Google Patents

音声多重放送信号処理装置

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JPH0983905A
JPH0983905A JP7230300A JP23030095A JPH0983905A JP H0983905 A JPH0983905 A JP H0983905A JP 7230300 A JP7230300 A JP 7230300A JP 23030095 A JP23030095 A JP 23030095A JP H0983905 A JPH0983905 A JP H0983905A
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JP
Japan
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low
audio
signal
output
mode
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Application number
JP7230300A
Other languages
English (en)
Inventor
Teruo Kawabata
照男 川畑
Hiroshi Sato
啓 佐藤
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Sony Group Corp
Original Assignee
Aiwa Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】放送モードに応じた低域信号処理を行うように
する。 【解決手段】テレビジョン受像機1は音声多重放送を受
信可能でキャビネット本体やスピーカ13L,13Rの
構造・構成により低域ブースト(低域強調)の処理を行
う。キー操作部19又は送信機21の操作で自動音質調
整モードに設定した場合、音声信号SAがステレオ放送
に係るものであるときはフィルタ回路11L,11Rで
それぞれ音声信号SAに対して低域減衰処理が行われ
ず、低域ブースト処理でスピーカ13L,13Rの音声
出力は低域が強調されたものとなる。音声信号SAがス
テレオ放送に係るものでないときは、フィルタ回路11
L,11Rでそれぞれ音声信号SAに対して低域減衰処
理が行われて低域ブースト処理が相殺されるため、結果
的にスピーカ13L,13Rの音声出力は低域が強調さ
れていないものとなる。したがって、放送モードに応じ
た適切な低域信号処理が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、音声多重放送信
号処理装置に関する。詳しくは、信号処理手段とスピー
カの間に挿入されるフィルタ回路の周波数特性を制御し
て、ステレオモードではスピーカから出力される音声出
力の低域が強調されるようにすると共に、ステレオモー
ド以外のモードではスピーカから出力される音声出力の
低域が強調されないようにすることによって、放送モー
ドに応じた低域信号処理を行うようにした音声多重放送
信号処理装置に係るものである。
【0002】
【従来の技術】最近、テレビジョン受像機は、単に放送
番組の視聴のみならず映画・音楽ソフトの鑑賞をするた
めにも用いられている。そのため、テレビジョン受像機
では、映画・音楽ソフト鑑賞時に迫力のあるサウンドを
得るために、音質の改善を図る様々な工夫が成されてい
る。
【0003】中級以上のテレビジョン受像機では、一般
に用いられている小口径のスピーカでは不足がちな低音
域のレベルを持ち上げて低音域を改善する目的で、例え
ば以下に示すような方法が採られている。 音質調整回路等を用いて低音域のレスポンスを電気
的に上げる。 テレビジョン受像機のキャビネットの構造を工夫し
て、小口径のスピーカを用いたホーンスピーカや共鳴箱
を構成する。 低音域増強用のスピーカをテレビジョン受像機本体
のスピーカに追加する。
【0004】上記〜の方法によって、数10Hz〜
200Hz位までの低音域のレスポンスを、聴感上、約
10dB前後又はそれ以上向上させている。よって、周
波数特性上は、図8に示すように例えば800Hz以下
からレベルの上昇が見られる場合が多い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、テレ
ビジョン受像機に低域ブースト(低域強調)の処理を施
した場合には、音楽、映画番組等を受信して試聴すると
きは迫力のある又は聴感上平坦に近い音質となり好まし
い。しかし、例えばニュース番組等を視聴するときは特
に男性アナウンサーの発する声の帯域に相当する周波数
域のレスポンスが増強されることによりその声のレベル
も増強させられ、いわゆる「胴間声」となって明りょう
度を損なうこととなる。
【0006】そして、最悪の場合には、低音域のレベル
が回路の許容値を越えて、音声歪を発生して、ますます
音声の明りょう度を損なうことすらある。
【0007】そこで、この発明では、放送モード(モノ
ラル、二音声又はステレオ放送の各モード)に応じた適
切な低域信号処理を行う音声多重放送信号処理装置を提
供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係る音声多重
放送信号処理装置は、音声多重放送信号を処理して出力
音声信号を得る信号処理手段と、信号処理手段より出力
される出力音声信号が供給されるスピーカと、信号処理
手段とスピーカの間に挿入されるフィルタ回路と、フィ
ルタ回路の周波数特性を制御する制御手段と、音声多重
放送信号のモードを判別するモード判別手段とを備え、
モード判別手段で音声多重放送信号がステレオモードと
判別されるときは、制御手段でフィルタ回路の周波数特
性を制御してスピーカから出力される音声出力の低域が
強調されるようにすると共に、モード判別手段でステレ
オモード以外のモードと判別されるときは、制御手段で
フィルタ回路の周波数特性を制御してスピーカから出力
される音声出力の低域が強調されないようにするもので
ある。
【0009】ステレオモードと判別されるときは、フィ
ルタ回路の周波数特性が制御されてスピーカから出力さ
れる音声出力の低域が強調される。ステレオモード以外
のモードと判別されるときは、フィルタ回路の周波数特
性が制御されてスピーカから出力され音声出力の低域は
強調されない。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、この
発明の第1の実施の形態について説明する。図1は、実
施の形態としてのテレビジョン受像機の構成を示してい
る。このテレビジョン受像機1は音声多重放送を受信す
ることができ、図8に示したような低域ブースト(低域
強調)の処理をキャビネット本体やスピーカの構造・構
成により行うものである。
【0011】図1に示すテレビジョン受像機1は、チュ
ーナ2、映像中間周波増幅回路3、映像検波回路4及び
映像処理回路5及びカラー受像管6を有している。
【0012】チューナ2にはアンテナATで捕らえられ
たテレビジョン信号SVSが供給される。チューナ2で
は、アンテナATより供給されるテレビジョン信号SVS
の中から希望するチャネルの信号が選択されて周波数変
換される。映像中間周波増幅回路3には、チューナ2よ
り中間周波信号(58.75MHzの映像中間周波信号
及び54. 25MHzの音声第1中間周波信号)SIFが
供給されて増幅される。映像検波回路4には、映像中間
周波増幅回路3より映像中間周波信号SVIFが供給され
て検波処理が行われる。映像処理回路5には、映像検波
回路4より映像信号SVが供給され、増幅処理、輝度信
号と色信号の分離処理、色信号の復調処理、輝度信号及
び色差信号のマトリックス処理等が行われて、赤色信号
R、緑色信号G、青色信号Bが形成される。そして、カ
ラー受像管6には、映像処理回路5より色信号R,G,B
が供給され、その画面上に色信号R,G,Bによるカラー
画像が表示される。
【0013】また、図1に示すテレビジョン受像機1
は、音声中間周波増幅回路7及び音声検波回路8を有し
ている。
【0014】音声中間周波増幅回路7には、映像中間周
波増幅回路3で上述した中間周波信号SIFが振幅検波さ
れて得られる4.5MHzの音声第二中間周波信号S2IF
(58.75MHzの映像中間周波信号及び54.25M
Hzの音声第一中間周波信号の差信号)が供給される。
音声中間周波増幅回路7では、映像中間周波増幅回路3
より供給される音声第二中間周波信号S2IFが、増幅さ
れると共に振幅制限される。音声検波回路8には、音声
中間周波増幅回路7より音声第二中間周波信号が供給さ
れて検波処理が行われる。これにより、音声検波回路8
からは音声信号SAが出力される。
【0015】また、図1に示すテレビジョン受像機1
は、ローパスフィルタ9と、バンドパスフィルタ14
と、副音声検波回路(FM検波回路)15と、多重制御
検波回路(AM検波回路)16と、バンドパスフィルタ
17Dと、バンドパスフィルタ17Sと、音声切替マト
リックス回路10と、システムコントローラを構成する
マイクロコンピュータ(以下、「マイコン」という)1
8とを有している。
【0016】ローパスフィルタ9は15kHz以上の周
波数成分を取り除いて主チャネル信号SMCHを取り出す
ためのものであり、このローパスフィルタ9には音声検
波回路8より出力される音声信号SAが供給される。バ
ンドパスフィルタ14は16〜47kHzの帯域に存在
する搬送副音声信号SCSAと55.125kHz付近に存
在する搬送多重制御信号SCMCをそれぞれ個別に取り出
すためのものでり、このバンドパスフィルタ14には音
声検波回路8より出力される音声信号SAが供給され
る。ここで、音声信号SAがステレオ放送や二音声放送
に係るものであるときは、バンドパスフィルタ14より
搬送副音声信号SCSA及び搬送多重制御信号SCMCが出力
される。これに対して、音声信号SAがモノラル放送に
係るものであるときは、バンドパスフィルタ14より搬
送副音声信号SCSA及び搬送多重制御信号SCMCは出力さ
れない。
【0017】副音声検波回路15にはバンドパスフィル
タ14より出力される搬送副音声信号SCSAが供給され
てFM検波処理される。音声切替マトリックス回路10
には、ローパスフィルタ9で取り出される主チャネル信
号SMCHと、副音声検波回路15より出力される副チャ
ネル信号SSCHとが供給される。多重制御検波回路16
には、バンドパスフィルタ14で取り出される搬送多重
制御信号SCMCが供給されてAM検波処理される。バン
ドパスフィルタ17D,17Sはそれぞれ中心周波数が
922.5Hz、982.5Hzのものであり、これらバ
ンドパスフィルタ17D,17Sには多重制御検波回路
16の出力信号SPLが供給される。
【0018】ここで、音声信号SAが二音声放送に係る
ものであるときは、多重制御検波回路16の出力信号S
PLとして922.5Hzのパイロット信号が得られ、こ
のパイロット信号がバンドパスフィルタ17Dより出力
される。また、音声信号SAがステレオ放送に係るもの
であるときは、多重制御検波回路16の出力信号SPLと
して982.5Hzのパイロット信号が得られ、このパ
イロット信号がバンドパスフィルタ17Sより出力され
る。
【0019】マイコン18にはバンドパスフィルタ17
D,17Sの出力信号が供給される。上述した音声切替
マトリックス回路10の動作は、バンドパスフィルタ1
7D,17Sの出力信号に基づきマイコン18によって
制御される。この場合、音声信号SAがモノラル放送に
係るものであるときは、バンドパスフィルタ17D,1
7Dのいずれからもパイロット信号が出力されないた
め、音声切替マトリックス回路10の左音声出力端子1
0L及び右音声出力端子10Rのそれぞれに主チャネル
信号SMCHが出力されるようにスイッチ制御される。
【0020】また、音声信号SAが二音声放送に係るも
のであるときは、バンドパスフィルタ17Dよりパイロ
ット信号が出力されるため、音声切替マトリックス回路
10の左音声出力端子10L及び右音声出力端子10R
のそれぞれに主チャネル信号SMCH(主音声信号)又は
副チャネル信号SSCH(副音声信号)のいずれかが出力
されるようにスイッチ制御される。主音声信号を選択す
るか副音声信号を選択するかは、マイコン18に接続さ
れているキー操作部19をユーザが操作することで決定
される。なお、マイコン18にはリモートコントロール
信号(以下、「リモコン信号」という)の受信部20が
接続されており、リモコン信号の送信機21を使用して
も、キー操作部19による操作と同様の操作が可能とさ
れる。
【0021】また、音声信号SAがステレオ放送に係る
ものであるときは、バンドパスフィルタ17Sよりパイ
ロット信号が出力されるため、音声切替マトリックス回
路10で主チャネル信号SMCH(和信号L+R)と副チ
ャネル信号SSCH(差信号L−R)のマトリックス処理
が行われると共に、左音声出力端子10L及び右音声出
力端子10Rのそれぞれに左音声信号L、右音声信号R
が出力されるようにスイッチ制御される。
【0022】また、図1に示すテレビジョン受像機1
は、フィルタ回路11L,11Rと、音声増幅回路12
L,12Rと、スピーカ13L,13Rとを有している。
スピーカ13L,13Rには、それぞれ音声切替マトリ
ックス回路10の出力端子10L,10Rの出力信号S
LA,SRAがそれぞれフィルタ回路11L,11R、音
声増幅回路12L,12Rを介して供給される。フィル
タ回路11L,11Rにはマイコン18より制御信号S
CFが供給されてその動作が制御される。
【0023】キー操作部19又は送信機21の操作によ
って自動音質調整モードに設定されている場合、音声信
号SAがステレオ放送に係るものであるときはフィルタ
回路11L,11Rで出力信号SLA,SRAに対して何
も処理が行われず、一方音声信号SAがステレオ放送以
外に係るものであるときはフィルタ回路11L,11R
で出力信号SLA,SRAに対して低域減衰処理が行わ
れる。なお、自動音質調整モードに設定されていない場
合、音声信号SAがステレオ放送に係るものであるか否
かにかかわらず、フィルタ回路11L,11Rでは出力
信号SLA,SRAに対して何も処理が行われない。
【0024】図2は、フィルタ回路11L,11Rの具
体構成を示している。フィルタ回路11Lは低域減衰フ
ィルタ111L及び切替スイッチ112Lを有して構成
される。音声信号SLAは切替スイッチ112Lのa側
の固定端子に直接供給されると共に、低域減衰フィルタ
111Lを介して切替スイッチ112Lのb側の固定端
子に供給される。そして、切替スイッチ112Lの可動
端子cより出力信号が導出される。
【0025】切替スイッチ112Lの切り替えは制御信
号SCFによって制御される。自動音質調整モードに設
定されている場合、音声信号SAがステレオ放送に係る
ものであるときは切替スイッチ112Lはa側に接続さ
れ、一方音声信号SAがステレオ放送に係るものでない
ときは切替スイッチ112Lはb側に接続される。ま
た、自動音質調整モードに設定されていない場合、切替
スイッチ112Lは常にa側に接続される。
【0026】フィルタ回路11Rは低域減衰フィルタ1
11R及び切替スイッチ112Rを有して構成される。
音声信号SRAは切替スイッチ112Rのa側の固定端
子に直接供給されると共に、低域減衰フィルタ111R
を介して切替スイッチ112Rのb側の固定端子に供給
される。そして、切替スイッチ112Rの可動端子cよ
り出力信号が導出される。
【0027】切替スイッチ112Rの切り替えは制御信
号SCFによって制御される。自動音質調整モードに設
定されている場合、音声信号SAがステレオ放送に係る
ものであるときは切替スイッチ112Rはa側に接続さ
れ、一方音声信号SAがステレオ放送に係るものでない
ときは切替スイッチ112Rはb側に接続される。ま
た、自動音質調整モードに設定されていない場合、切替
スイッチ112Rは常にa側に接続される。
【0028】図3は、上述した低域減衰フィルタ111
L,111Rの周波数特性を示している。
【0029】以上の構成において、映像検波回路4から
はチューナ2で受信したテレビ放送に係る映像信号SV
が出力されるため、カラー受像管6にはその映像信号S
Vによるカラー画像が表示される。また、音声検波回路
8からはチューナ2で受信したテレビ放送に係る音声信
号SAが出力される。
【0030】音声信号SAがモノラル放送に係るもので
あるときは、音声切替マトリックス回路10の出力端子
10L,10Rのそれぞれにはローパスフィルタ9で取
り出される主チャネル信号SMCH(モノラル音声信号)
が出力され、フィルタ回路11L,11R、音声増幅回
路12L,12Rを介してスピーカ13L,13Rに供給
される。これにより、スピーカ13L,13Rからはそ
れぞれモノラル音声信号による音声が出力される。
【0031】ここで、キー操作部19又は送信機21の
操作によって自動音質調整モードに設定されている場合
には、フィルタ回路11L,11Rでそれぞれモノラル
音声信号に対して低域減衰処理が行われる。この場合、
上述したように図1のテレビジョン受像機1ではキャビ
ネット本体及びスピーカの構造・構成で低域ブースト処
理が行われているが、フィルタ回路11L,11Rにお
ける低域減衰処理によってその低域ブースト処理が相殺
されるため、結果的にスピーカ13L,13Rの音声出
力は低域が強調されていないものとなる。一方、自動音
質調整モードに設定されていない場合には、フィルタ回
路11L,11Rでモノラル音声信号に対して低域減衰
処理は行われない。そのため、キャビネット本体及びス
ピーカの構造・構成による低域ブースト処理でもって、
スピーカ13L,13Rの音声出力は低域が強調された
ものとなる。
【0032】また、音声信号SAが二音声放送に係るも
のであるときは、音声切替マトリックス回路10の出力
端子10L,10Rのそれぞれにはローパスフィルタ9
で取り出される主チャネル信号SMCH(主音声信号)又
は副音声検波回路15より出力される副チャネル信号S
SCH(副音声信号)が出力され、フィルタ回路11L,1
1R、音声増幅回路12L,12Rを介してスピーカ1
3L,13Rに供給される。これにより、スピーカ13
L,13Rからはそれぞれ主音声信号又は副音声信号に
よる音声が出力される。
【0033】ここで、キー操作部19又は送信機21の
操作によって自動音質調整モードに設定されている場合
には、フィルタ回路11L,11Rでそれぞれ主音声信
号又は副音声信号に対して低域減衰処理が行われる。そ
のため、音声信号SAがモノラル放送に係るものである
ときと同様に、スピーカ13L,13Rの音声出力は低
域が強調されていないものとなる。一方、自動音質調整
モードに設定されていない場合には、フィルタ回路11
L,11Rで主音声信号又は副音声信号に対して低域減
衰処理は行われない。そのため、音声信号SAがモノラ
ル放送に係るものであるときと同様に、スピーカ13
L,13Rの音声出力は低域が強調されたものとなる。
【0034】また、音声信号SAがステレオ放送に係る
ものであるときは、音声切替マトリックス回路10の出
力端子10L,10Rのそれぞれには、ローパスフィル
タ9で取り出される主チャネル信号SMCH(和信号L+
R)と副音声検波回路15より出力される副チャネル信
号SSCH(差信号L−R)をマトリックス処理して得ら
れる左音声信号L、右音声信号Rが出力される。そし
て、これら音声信号L,Rは、それぞれフィルタ回路1
1L,11R、音声増幅回路12L,12Rを介してスピ
ーカ13L,13Rに供給される。これにより、スピー
カ13L,13Rからはそれぞれ音声信号L,Rによる音
声が出力される。
【0035】ここで、キー操作部19又は送信機21の
操作によって自動音質調整モードに設定されている場合
には、フィルタ回路11L,11Rでそれぞれ音声信号
L,Rに対して低域減衰処理は行われない。そのため、
キャビネット本体及びスピーカの構造・構成による低域
ブースト処理でもって、スピーカ13L,13Rの音声
出力は低域が強調されたものとなる。一方、自動音質調
整モードに設定されていない場合も同様に、フィルタ回
路11L,11Rでそれぞれ音声信号L,Rに対して低域
減衰処理は行われないため、キャビネット本体及びスピ
ーカの構造・構成による低域ブースト処理でもって、ス
ピーカ13L,13Rの音声出力は低域が強調されたも
のとなる。
【0036】図4は、マイコン18によるフィルタ回路
11L,11Rの制御動作を示すフローチャートであ
る。
【0037】図において、テレビ放送の受信が開始され
ると、まずステップST1で自動音質調整モードに設定
されているか否かを判定する。自動音質調整モードに設
定されているときは、ステップST2で音声信号SAが
ステレオ放送に係るものであるか否かを判定する。
【0038】ステップST2でステレオ放送に係るもの
であると判定するときはステップST3に進んで低域ブ
ースト(低域強調)の処理をする。すなわち、フィルタ
回路11L,11Rの切替スイッチ112L,112Rが
a側に接続されるようにマイコン18より制御信号SC
Fを出力する。一方、ステップST2で音声信号SAが
ステレオ放送に係るものでないと判定するときは、ステ
ップST4に進んで低域フラット処理をする。すなわ
ち、フィルタ回路11L,11Rの切替スイッチ112
L,112Rがb側に接続されるようにマイコン18よ
り制御信号SCFを出力する。
【0039】また、ステップST1で自動音質調整モー
ドに設定されていないときは、ステップST3に進んで
低域ブーストの処理をする。
【0040】以上説明したように、本形態によれば、キ
ー操作部19又は送信機21の操作で自動音質調整モー
ドに設定しておくことで、音声信号SAがステレオ放送
に係るものであるときはスピーカ13L,13Rの音声
出力は低域が強調されたものとなると共に、音声信号S
Aがステレオ放送に係るものでないときはスピーカ13
L,13Rの音声出力は低域が強調されないものとなる
ように制御される。そのため、ニュース番組等を視聴す
るときに、男性アナウンサーの声が「胴間声」となって
明りょう度を損なう等の不都合を回避することができ
る。
【0041】また、本形態によれば、自動音質調整モー
ドに設定しなければ、音声信号SAがステレオ放送に係
るものでないときでも、スピーカ13L,13Rの音声
出力は低域が強調されたものとなる。そのため、例えば
二音声放送(二カ国語放送)で行われる外国映画のテレ
ビ放送を受信するときには、自動音質調整モードに設定
することで、スピーカ13L,13Rからの音声出力が
低域強調されたものとすることもできる。
【0042】なお、フィルタ回路11L,11Rによる
音質調整は切替スイッチ112L,112Rを切り替え
ることで行っているが、単一のフィルタ回路の低音域の
周波数特性を制御信号SCFで変化させるように構成し
てもよい。
【0043】次に、図5を参照しながら、この発明の他
の実施の形態としてのテレビジョン受像機30について
説明する。この図5において、図1と対応する部分には
同一符号を付し、その詳細説明は省略する。
【0044】本形態においては、テレビジョン受像機3
0は、キャビネット本体やスピーカの構造・構成による
低域ブースト処理が行われていない。そして、図1の例
におけるフィルタ回路11L,11Rに代わって、フィ
ルタ回路31L,31Rが接続される。その他は、図1
の例と同様に構成される。
【0045】フィルタ回路31L,31Rにはマイコン
18より制御信号SCF′が供給されてその動作が制御
される。キー操作部19又は送信機21の操作によって
自動音質調整モードに設定されている場合、音声信号S
Aがステレオ放送に係るものであるときはフィルタ回路
11L,11Rで出力信号SLA,SRAに対して低域強
調処理が行われ、一方音声信号SAがステレオ放送以外
に係るものであるときはフィルタ回路11L,11Rで
出力信号SLA,SRAに対して何等処理は行われな
い。なお、自動音質調整モードに設定されていない場
合、音声信号SAがステレオ放送に係るものであるか否
かにかかわらず、フィルタ回路11L,11Rでは出力
信号SLA,SRAに対して低域強調処理が行われる。
【0046】図6は、フィルタ回路31L,31Rの具
体構成を示している。フィルタ回路31Lは低域強調フ
ィルタ311L及び切替スイッチ312Lを有して構成
される。音声信号SLAは低域強調フィルタ311Lを
介して切替スイッチ312Lのa側の固定端子に供給さ
れると共に、切替スイッチ312Lのb側の固定端子に
直接供給される。そして、切替スイッチ312Lの可動
端子cより出力信号が導出される。
【0047】切替スイッチ312Lの切り替えは制御信
号SCF′によって制御される。自動音質調整モードに
設定されている場合、音声信号SAがステレオ放送に係
るものであるときは切替スイッチ312Lはa側に接続
され、一方音声信号SAがステレオ放送に係るものでな
いときは切替スイッチ312Lはb側に接続される。ま
た、自動音質調整モードに設定されていない場合、切替
スイッチ312Lは常にa側に接続される。
【0048】フィルタ回路31Rは低域強調フィルタ3
11R及び切替スイッチ312Rを有して構成される。
音声信号SRAは低域強調フィルタ311Rを介して切
替スイッチ312Rのa側の固定端子に供給されると共
に、切替スイッチ312Rのb側の固定端子に直接供給
される。そして、切替スイッチ312Rの可動端子cよ
り出力信号が導出される。
【0049】切替スイッチ312Rの切り替えは制御信
号SCF′によって制御される。自動音質調整モードに
設定されている場合、音声信号SAがステレオ放送に係
るものであるときは切替スイッチ312Rはa側に接続
され、一方音声信号SAがステレオ放送に係るものでな
いときは切替スイッチ312Rはb側に接続される。ま
た、自動音質調整モードに設定されていない場合、切替
スイッチ312Rは常にa側に接続される。
【0050】図7は、上述した低域強調フィルタ311
L,311Rの周波数特性を示している。
【0051】以上の構成において、音声信号SAがモノ
ラル放送に係るものであるときは、音声切替マトリック
ス回路10の出力端子10L,10Rのそれぞれに得ら
れるモノラル音声信号は、それぞれフィルタ回路31
L,31R、音声増幅回路12L,12Rを介してスピー
カ13L,13Rに供給される。これにより、スピーカ
13L,13Rからはそれぞれモノラル音声信号による
音声が出力される。また、音声信号SAが二音声放送に
係るものであるときは、音声切替マトリックス回路10
の出力端子10L,10Rのそれぞれに得られる主音声
信号又は副音声信号は、それぞれフィルタ回路31L,
31R、音声増幅回路12L,12Rを介してスピーカ
13L,13Rに供給される。これにより、スピーカ1
3L,13Rからはそれぞれ主音声信号又は副音声信号
による音声が出力される。
【0052】このように音声信号SAがモノラル放送又
は二音声放送に係るものである場合において、キー操作
部19又は送信機21の操作によって自動音質調整モー
ドに設定されているときは、フィルタ回路31L,31
Rでモノラル音声信号や主音声信号(副音声信号)に対
しては何も処理が行われない。そのため、スピーカ13
L,13Rの音声出力は低域が強調されていないものと
なる。一方、自動音質調整モードに設定されていないと
きは、フィルタ回路31L,31Rでモノラル音声信号
や主音声信号(副音声信号)に対しては低域強調処理が
行われる。そのため、スピーカ13L,13Rの音声出
力は低域が強調されたものとなる。
【0053】また、音声信号SAがステレオ放送に係る
ものであるときは、音声切替マトリックス回路10の出
力端子10L,10Rに得られる左音声信号L、右音声
信号Rは、それぞれフィルタ回路31L,31R、音声
増幅回路12L,12Rを介してスピーカ13L,13R
に供給される。これにより、スピーカ13L,13Rか
らはそれぞれ音声信号L,Rによる音声が出力される。
【0054】ここで、キー操作部19又は送信機21の
操作によって自動音質調整モードに設定されている場合
には、フィルタ回路31L,31Rでそれぞれ音声信号
L,Rに対して低域強調処理が行われる。そのため、ス
ピーカ13L,13Rの音声出力は低域が強調されたも
のとなる。一方、自動音質調整モードに設定されていな
い場合も同様に、フィルタ回路31L,31Rでそれぞ
れ音声信号L,Rに対して低域強調処理が行われるた
め、スピーカ13L,13Rの音声出力は低域が強調さ
れたものとなる。
【0055】以上説明したように、第2の実施の形態に
よれば、上述した第1の実施の形態と同様に、キー操作
部19又は送信機21の操作で自動音質調整モードに設
定しておくことで、音声信号SAがステレオ放送に係る
ものであるときはスピーカ13L,13Rの音声出力は
低域が強調されたものとなると共に、音声信号SAがス
テレオ放送に係るものでないときはスピーカ13L,1
3Rの音声出力は低域が強調されないものとなるように
制御される。そのため、ニュース番組等を視聴するとき
に、男性アナウンサーの声が「胴間声」となって明りょ
う度を損なう等の不都合を回避することができる。
【0056】また、第2の実施の形態によれば、上述し
た第1の実施の形態と同様に、自動音質調整モードに設
定しなければ、音声信号SAがステレオ放送に係るもの
でないときでも、スピーカ13L,13Rの音声出力は
低域が強調されたものとなる。そのため、例えば二音声
放送(二カ国語放送)で行われる外国映画のテレビ放送
を受信するとき等には、自動音質調整モードに設定する
ことで、スピーカ13L,13Rからの音声出力が低域
強調されたものとすることもできる。
【0057】なお、フィルタ回路31L,31Rによる
音質調整は切替スイッチ312L,312R(図6参
照)を切り替えることで行っているが、単一のフィルタ
回路の低音域の周波数特性を制御信号SCFで変化させ
るように構成してもよい。
【0058】また、上述した第1・第2の実施の形態に
おいてはテレビジョン受像機に適用したものを示した
が、この発明は、FMラジオ、AMラジオ等の他の受信
機にも適用することができることはいうまでもない。
【0059】
【発明の効果】この発明によれば、音声信号がステレオ
放送に係るものであるときはスピーカの音声出力は低域
が強調されたものとなると共に、音声信号がステレオ放
送に係るものでないときはスピーカの音声出力は低域が
強調されないものとなるように制御される。そのため、
放送モードに応じた適切な低域信号処理を行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態としてのテレビジ
ョン受像機の構成を示すブロック図である。
【図2】前図のフィルタ回路の具体構成を示すブロック
図である。
【図3】低域減衰フィルタの周波数特性を示す図であ
る。
【図4】マイクロコンピュータの制御メインルーチンを
示すフローチャートである。
【図5】第2の実施の形態としてのテレビジョン受像機
の構成を示すブロック図である。
【図6】前図のフィルタ回路の具体構成を示すブロック
図である。
【図7】低域強調フィルタの周波数特性を示す図であ
る。
【図8】低域ブースト処理時の周波数特性を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 テレビジョン受像機 2 チューナ 3 映像中間周波増幅回路 4 映像検波回路 5 映像処理回路 6 カラー受像管 7 音声中間周波増幅回路 8 音声検波回路 9 ローパスフィルタ 10 音声切替マリックス回路 10L,10R 出力端子 11L,11R フィルタ回路 12L,12R 音声増幅回路 13L,13R スピーカ 14 バンドパスフィルタ 15 副音声検波回路 16 多重制御検波回路 17D,17S バンドパスフィルタ 18 マイクロコンピュータ 19 キー操作部 20 リモートコントロール用信号受信部 21 リモートコントロール用信号送信機 30 テレビジョン受像機 31L,31R フィルタ回路 111L,111R 低域減衰フィルタ 112L,112R 切換スイッチ 311L,311R 低域強調フィルタ 312L,312R 切換スイッチ AT アンテナ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声多重放送信号を処理して出力音声信
    号を得る信号処理手段と、 上記信号処理手段より出力される出力音声信号が供給さ
    れるスピーカと、 上記信号処理手段と上記スピーカの間に挿入されるフィ
    ルタ回路と、 上記フィルタ回路の周波数特性を制御する制御手段と、 上記音声多重放送信号のモードを判別するモード判別手
    段とを備え、 上記モード判別手段で上記音声多重放送信号がステレオ
    モードと判別されるときは、上記制御手段で上記フィル
    タ回路の周波数特性を制御して上記スピーカから出力さ
    れる音声出力の低域が強調されるようにすると共に、 上記モード判別手段でステレオモード以外のモードと判
    別されるときは、上記制御手段で上記フィルタ回路の周
    波数特性を制御して上記スピーカから出力される音声出
    力の低域が強調されないようにすることを特徴とする音
    声多重放送信号処理装置。
  2. 【請求項2】 上記スピーカから出力される音声出力
    の低域を機械的に強調する機械式低域強調手段を備え、 上記フィルタ回路は低域を減衰させる低域減衰フィルタ
    を有し、 上記モード判別手段で上記音声多重放送信号がステレオ
    モードと判別されるときは、上記信号処理手段より出力
    される出力音声信号が上記低域減衰フィルタを通さずに
    上記スピーカに供給され、 上記モード判別手段でステレオモード以外のモードと判
    別されるときは、上記信号処理手段より出力される出力
    音声信号が上記低域減衰フィルタを通して上記スピーカ
    に供給されることを特徴とする請求項1記載の音声多重
    放送信号処理装置。
  3. 【請求項3】 上記フィルタ回路は低域を強調する低
    域強調フィルタを有し、 上記モード判別手段で上記音声多重放送信号がステレオ
    モードと判別されるときは、上記信号処理手段より出力
    される出力音声信号が上記低域強調フィルタを通して上
    記スピーカに供給され、 上記モード判別手段でステレオモード以外のモードと判
    別されるときは、上記信号処理手段より出力される出力
    音声信号が上記低域強調フィルタを通さずに上記スピー
    カに供給されることを特徴とする請求項1記載の音声多
    重放送信号処理装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR19990038649A (ko) * 1997-11-06 1999-06-05 구자홍 오디오 기기의 자동 음질 조절 장치
US8532799B2 (en) 2000-03-06 2013-09-10 Sony Corporation Information signal reproducing apparatus

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KR19990038649A (ko) * 1997-11-06 1999-06-05 구자홍 오디오 기기의 자동 음질 조절 장치
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