JPH0984378A - 電流制御系の定数決定方法及びその定数決定装置 - Google Patents
電流制御系の定数決定方法及びその定数決定装置Info
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- JPH0984378A JPH0984378A JP7234892A JP23489295A JPH0984378A JP H0984378 A JPH0984378 A JP H0984378A JP 7234892 A JP7234892 A JP 7234892A JP 23489295 A JP23489295 A JP 23489295A JP H0984378 A JPH0984378 A JP H0984378A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 負荷を含む等価回路の回路定数を用いて一意
的に電流制御ゲイン及び積分定数を定めることができる
電流制御系の定数決定方法を提供する。 【解決手段】 誘導電動機を負荷とする等価回路の回路
定数である1次抵抗R1,2次抵抗R2 ′,漏れインダ
クタンスLS ,制御遅れ時間σ,カットオフ周波数ωC
であり、且つL=LS ,R=R1 +R2 ′,ωC =1/
4σとするとき、電流制御ゲインKP 及び積分時定数T
i を、KP =L・ωC ,Ti =L/Rとした。
的に電流制御ゲイン及び積分定数を定めることができる
電流制御系の定数決定方法を提供する。 【解決手段】 誘導電動機を負荷とする等価回路の回路
定数である1次抵抗R1,2次抵抗R2 ′,漏れインダ
クタンスLS ,制御遅れ時間σ,カットオフ周波数ωC
であり、且つL=LS ,R=R1 +R2 ′,ωC =1/
4σとするとき、電流制御ゲインKP 及び積分時定数T
i を、KP =L・ωC ,Ti =L/Rとした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電流制御系の定数決
定方法及びその定数決定装置に関し、特に電力変換器に
おいてその電流値を目標値に追従させる様な電流制御系
に適用して有用なものである。
定方法及びその定数決定装置に関し、特に電力変換器に
おいてその電流値を目標値に追従させる様な電流制御系
に適用して有用なものである。
【0002】
【従来の技術】現在、電力変換器における電流制御系の
電流制御ゲイン及び積分時定数は、人又はコンピュータ
等により試行錯誤的に決定している。具体的な一例は次
の通りである。
電流制御ゲイン及び積分時定数は、人又はコンピュータ
等により試行錯誤的に決定している。具体的な一例は次
の通りである。
【0003】本例は、制御する電流の供給先である負荷
が誘導電動機である場合である。誘導電動機の等価回路
には種々の形式があるが、ここでは図5に示すような等
価回路を採用して説明する。
が誘導電動機である場合である。誘導電動機の等価回路
には種々の形式があるが、ここでは図5に示すような等
価回路を採用して説明する。
【0004】同図中、Vは入力電圧、Iは1次電流、R
1 は1次抵抗、R2 ′は2次抵抗、LS は漏れインダク
タンス、M′は相互インダクタンス、Sはすべりであ
る。
1 は1次抵抗、R2 ′は2次抵抗、LS は漏れインダク
タンス、M′は相互インダクタンス、Sはすべりであ
る。
【0005】ここで、電流制御系の制御速度は非常に速
く、瞬時の電流は相互インダクタンスM′を流れること
はないので、相互インダクタンスM′は省略しても良
い。このことと、電流が最大に流れるS=1のときの状
況を併せて考えると、図5に示す等価回路は図6に示す
ように表すことができる。
く、瞬時の電流は相互インダクタンスM′を流れること
はないので、相互インダクタンスM′は省略しても良
い。このことと、電流が最大に流れるS=1のときの状
況を併せて考えると、図5に示す等価回路は図6に示す
ように表すことができる。
【0006】図6に示す等価回路に流れる電流Iを制御
するためにPIアンプと速度制御遅れ等を考慮した電流
制御系を図7に示す。ただし、図6に示す電流I及び電
圧Vが物理量であるのに対し、図7では定格値で正規化
した値(pu値)で表してある。
するためにPIアンプと速度制御遅れ等を考慮した電流
制御系を図7に示す。ただし、図6に示す電流I及び電
圧Vが物理量であるのに対し、図7では定格値で正規化
した値(pu値)で表してある。
【0007】図7に示す電流制御系において、従来は電
流制御ゲインKP 及び積分時定数T i を経験的に変化さ
せ、その電流応答により決定していた。
流制御ゲインKP 及び積分時定数T i を経験的に変化さ
せ、その電流応答により決定していた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述の如く、従来技術
においては、電流制御ゲインKP 及び積分時定数Ti を
試行錯誤的に決定していたので、次の様な問題があっ
た。
においては、電流制御ゲインKP 及び積分時定数Ti を
試行錯誤的に決定していたので、次の様な問題があっ
た。
【0009】1) 時間がかかる。 2) ノウハウ的な知識が必要であるため、唯でも決定で
きるというものではない。 3) 電動機の運転中の状態変化により制御条件が変化し
ても対応できない。 4) 定性的な決定方法であるため、制御系の安定性やロ
バスト性等の評価が難かしい。
きるというものではない。 3) 電動機の運転中の状態変化により制御条件が変化し
ても対応できない。 4) 定性的な決定方法であるため、制御系の安定性やロ
バスト性等の評価が難かしい。
【0010】本発明は、上記従来技術に鑑み、負荷を含
む等価回路の回路定数を用いて一意的に電流制御ゲイン
及び積分時定数を定めることができる電流制御系の定数
決定方法及びその決定装置を提供することを目的とす
る。
む等価回路の回路定数を用いて一意的に電流制御ゲイン
及び積分時定数を定めることができる電流制御系の定数
決定方法及びその決定装置を提供することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の構成は、次の点を特徴とする。
明の構成は、次の点を特徴とする。
【0012】1) 負荷に電流を供給する電流制御系の電
流制御ゲインと積分時定数とを、負荷を含む、この負荷
の駆動回路の等価回路の回路定数を用いて決定するこ
と。
流制御ゲインと積分時定数とを、負荷を含む、この負荷
の駆動回路の等価回路の回路定数を用いて決定するこ
と。
【0013】2) 1)の発明において、負荷は誘導電動機
であり、回路定数は1次抵抗R1 ,2次抵抗R2 ′、漏
れインダクタンスLS 、制御遅れ時間σ、カットオフ周
波数ωc であり、且つL=LS 、R=R1 +R2 ′、ω
c =1/4σとするとき、電流制御ゲインKP 及び積分
時定数Ti は、 KP =L・ωc 、Ti =L/R とすること。
であり、回路定数は1次抵抗R1 ,2次抵抗R2 ′、漏
れインダクタンスLS 、制御遅れ時間σ、カットオフ周
波数ωc であり、且つL=LS 、R=R1 +R2 ′、ω
c =1/4σとするとき、電流制御ゲインKP 及び積分
時定数Ti は、 KP =L・ωc 、Ti =L/R とすること。
【0014】3) 負荷を含むこの負荷の駆動回路の等価
回路の回路定数であるパラメータの変動を推定し、その
変動を補償するようパラメータを設定し直すパラメータ
変動補償手段と、パラメータ変動補償手段により補正さ
れたパラメータに基づき負荷に電流を供給する電流制御
系の電流制御ゲイン及び積分時定数を補正演算し、この
演算結果に基づき電流制御系の電流制御ゲイン及び積分
時定数を設定し直す補正演算部とを有すること。
回路の回路定数であるパラメータの変動を推定し、その
変動を補償するようパラメータを設定し直すパラメータ
変動補償手段と、パラメータ変動補償手段により補正さ
れたパラメータに基づき負荷に電流を供給する電流制御
系の電流制御ゲイン及び積分時定数を補正演算し、この
演算結果に基づき電流制御系の電流制御ゲイン及び積分
時定数を設定し直す補正演算部とを有すること。
【0015】4) 運転状況に応じて変化する負荷の温度
を検出してこの負荷の駆動回路の等価回路の回路定数で
あるパラメータを補正する温度補償手段と、温度補償手
段により補正されたパラメータに基づき負荷に電流を供
給する電流制御系の電流制御ゲイン及び積分時定数を補
正演算し、この演算結果に基づき電流制御系の電流制御
ゲイン及び積分時定数を設定し直す補正演算部とを有す
ること。
を検出してこの負荷の駆動回路の等価回路の回路定数で
あるパラメータを補正する温度補償手段と、温度補償手
段により補正されたパラメータに基づき負荷に電流を供
給する電流制御系の電流制御ゲイン及び積分時定数を補
正演算し、この演算結果に基づき電流制御系の電流制御
ゲイン及び積分時定数を設定し直す補正演算部とを有す
ること。
【0016】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
基づき詳細に説明する。
基づき詳細に説明する。
【0017】本形態は図7に示す電流制御系の電流制御
ゲインKP 及び積分時定数Ti の決定方法である。
ゲインKP 及び積分時定数Ti の決定方法である。
【0018】本形態では電流制御ゲインKP 及び積分時
定数Ti を求めるに当り、以下の回路定数、すなわち1
次抵抗R1 、2次抵抗R2 ′、漏れインダクタンス
LS 、制御遅れ時間σは既知であるものとする。
定数Ti を求めるに当り、以下の回路定数、すなわち1
次抵抗R1 、2次抵抗R2 ′、漏れインダクタンス
LS 、制御遅れ時間σは既知であるものとする。
【0019】上記回路定数に基づき図7に示す電流制御
系の伝達関数を求め、電流制御ゲインKP 及び積分時定
数Ti の最適値を決定する。
系の伝達関数を求め、電流制御ゲインKP 及び積分時定
数Ti の最適値を決定する。
【0020】図7におけるオープン伝達関数G0 は次式
(1)で表される。
(1)で表される。
【数1】
【0021】このとき、制御遅れ時間σに対し、L/R
はより応答に対して緩慢であるため、制御応答を速くし
たい場合には積分定数Ti によりキャンセルする。した
がって、Ti =L/Rとする。
はより応答に対して緩慢であるため、制御応答を速くし
たい場合には積分定数Ti によりキャンセルする。した
がって、Ti =L/Rとする。
【0022】この結果、式(1)は、次式(2)で表さ
れる。
れる。
【数2】
【0023】式(2)で表される伝達関数G0 のボード
線図は図1のようになる。
線図は図1のようになる。
【0024】この図1に基づきカットオフ周波数ω
c は、ωc =KP /Lとなり、これから電流制御ゲイン
KP は、KP =L・ωc とできる。
c は、ωc =KP /Lとなり、これから電流制御ゲイン
KP は、KP =L・ωc とできる。
【0025】ただし、カットオフ周波数ωc は無限に大
きくできる訳ではなく、制御遅れ時間σにより制限され
る。
きくできる訳ではなく、制御遅れ時間σにより制限され
る。
【0026】また、回路定数は温度変化等により変動す
るので、通常、安全係数を掛けて ωc <1/4σ 程度に設定する。
るので、通常、安全係数を掛けて ωc <1/4σ 程度に設定する。
【0027】かくして、 KP =L・ωc 、Ti =L/R、ωc =1/4σ …(3) として一意的に電流制御ゲインKP 及び積分定数Ti を
決定する。
決定する。
【0028】図2は、上述の如き方法により電流制御ゲ
インKP 及び積分時定数Ti を決定する電流制御系を含
むフィードバック制御系の第1の例を示すブロック線図
である。同図中、1は自動電流調節器(ACR)、2は
例えばIGBT(InsulatedGate Bipolar Transistor
)で構成するインバータ等の電力変換器(本例では電
圧形インバータ)、3はこの場合の負荷である誘導電動
機である。
インKP 及び積分時定数Ti を決定する電流制御系を含
むフィードバック制御系の第1の例を示すブロック線図
である。同図中、1は自動電流調節器(ACR)、2は
例えばIGBT(InsulatedGate Bipolar Transistor
)で構成するインバータ等の電力変換器(本例では電
圧形インバータ)、3はこの場合の負荷である誘導電動
機である。
【0029】当該フィードバック制御系では誘導電動機
3に供給する負荷電流iをフィードバックし、電流指令
値i* と比較することにより両者の偏差が零となるよう
に制御している。
3に供給する負荷電流iをフィードバックし、電流指令
値i* と比較することにより両者の偏差が零となるよう
に制御している。
【0030】当該フィードバック制御系におけるACR
1の電流制御ゲインKP 及び積分時定数Ti は、誘導電
動機3の1次側のみならず、2次側の回路定数も用いて
前記式(3)に基づき一意的に定める。
1の電流制御ゲインKP 及び積分時定数Ti は、誘導電
動機3の1次側のみならず、2次側の回路定数も用いて
前記式(3)に基づき一意的に定める。
【0031】図3は、電流制御ゲインKP 及び積分時定
数Ti を決定する電流制御系を含むフィードバック制御
系の第2の例を示すブロック線図である。
数Ti を決定する電流制御系を含むフィードバック制御
系の第2の例を示すブロック線図である。
【0032】同図に示すフィードバック制御系は、図2
に示すフィードバック制御系に補正演算部4及びパラメ
ータ変動補償器5を追加したものである。パラメータ変
動補償器5は誘導電動機3を含む等価回路の回路定数で
ある1次定数R1 、2次抵抗R2 ′及び漏れインダクタ
ンスLS 等のパラメータの変動を推定し、その変動を補
償するよう回路定数であるパラメータを設定し直すこと
ができるように構成したものである。これはオンライン
でパラメータを同定することにより行なう。このときの
推定の材料は種々考えられる。例えば、漏れインダクタ
ンスLS の速度に対する変動テーブルを持っていて、速
度情報により漏れインダクタンスLS の変動を推定すれ
ば漏れインダクタンスLS の変動補償となる。すなわ
ち、電力変換器2内の速度、電圧電流等のパラメータで
補償する。
に示すフィードバック制御系に補正演算部4及びパラメ
ータ変動補償器5を追加したものである。パラメータ変
動補償器5は誘導電動機3を含む等価回路の回路定数で
ある1次定数R1 、2次抵抗R2 ′及び漏れインダクタ
ンスLS 等のパラメータの変動を推定し、その変動を補
償するよう回路定数であるパラメータを設定し直すこと
ができるように構成したものである。これはオンライン
でパラメータを同定することにより行なう。このときの
推定の材料は種々考えられる。例えば、漏れインダクタ
ンスLS の速度に対する変動テーブルを持っていて、速
度情報により漏れインダクタンスLS の変動を推定すれ
ば漏れインダクタンスLS の変動補償となる。すなわ
ち、電力変換器2内の速度、電圧電流等のパラメータで
補償する。
【0033】補正演算部4は、設定し直したパラメータ
及び前記式(3)に基づき電流制御ゲインKP 及び積分
時定数Ti を演算し、この演算結果に基づきACR1の
電流制御ゲインKP 及び積分時定数Ti を補正するよう
に構成したものである。
及び前記式(3)に基づき電流制御ゲインKP 及び積分
時定数Ti を演算し、この演算結果に基づきACR1の
電流制御ゲインKP 及び積分時定数Ti を補正するよう
に構成したものである。
【0034】かくして、本例によればパラメータの変動
に伴なうACR1の定数を容易に最適に調整することが
できる。
に伴なうACR1の定数を容易に最適に調整することが
できる。
【0035】図4は、電流制御ゲインKP 及び積分時定
数Ti を決定する電流制御系を含むフィードバック制御
系の第3の例を示すブロック線図である。
数Ti を決定する電流制御系を含むフィードバック制御
系の第3の例を示すブロック線図である。
【0036】同図に示すフィードバック制御系は、図2
に示すフィードバック制御系に補正演算部4及び温度補
償器6を追加したものである。温度補償器6は誘導電動
機3の温度に基づき1次抵抗R1 及び2次抵抗R2 ′の
値を推定し、この推定した値を補正演算部4に供給する
ように構成してある。補正演算部4は温度補償器6で推
定した1次抵抗R1 及び2次抵抗R2 ′及び前記式
(3)に基づき図3における補正演算部4と同様の処理
を行なって電流制御ゲインKP 及び積分時定数Tiを補
正するように構成したものである。
に示すフィードバック制御系に補正演算部4及び温度補
償器6を追加したものである。温度補償器6は誘導電動
機3の温度に基づき1次抵抗R1 及び2次抵抗R2 ′の
値を推定し、この推定した値を補正演算部4に供給する
ように構成してある。補正演算部4は温度補償器6で推
定した1次抵抗R1 及び2次抵抗R2 ′及び前記式
(3)に基づき図3における補正演算部4と同様の処理
を行なって電流制御ゲインKP 及び積分時定数Tiを補
正するように構成したものである。
【0037】かくして、本例によれば誘導電動機3の運
転による温度上昇に伴なうパラメータの変動を自動的に
補償してACR1の定数を自動的に調整することができ
る。
転による温度上昇に伴なうパラメータの変動を自動的に
補償してACR1の定数を自動的に調整することができ
る。
【0038】式(3)に基づき電流制御ゲインKP 及び
積分時定数Ti の決定方法における論理展開は、入力、
出力ともに正規化した電流を用いているが、電力変換器
2が電圧形インバータの場合には電圧が出力となり、こ
のため電流と電圧の正規化の問題がおこる。以下、この
正規化について説明する。
積分時定数Ti の決定方法における論理展開は、入力、
出力ともに正規化した電流を用いているが、電力変換器
2が電圧形インバータの場合には電圧が出力となり、こ
のため電流と電圧の正規化の問題がおこる。以下、この
正規化について説明する。
【0039】図6に示す等価回路において電流と電圧の
関係は次式(4)のようになる。
関係は次式(4)のようになる。
【数3】
【0040】式(4)を離散時間で表すと次式(5)の
ようになる。
ようになる。
【数4】
【0041】式(5)において、電圧VをV=V′+Δ
Vとして定数項と過渡項とを分離して考えると、次式
(6)の関係が成立する。
Vとして定数項と過渡項とを分離して考えると、次式
(6)の関係が成立する。
【数5】
【0042】ACR1は応答が速く、過渡項のみを考慮
すると、Tsample:サンプル時間として、
すると、Tsample:サンプル時間として、
【数6】
【0043】これらの電圧,電流を[pu]に変換する
と、次式(7)の関係が成立する。
と、次式(7)の関係が成立する。
【数7】 図7に示すブロック線図は正規化された値により制御し
ているが、1/(R+sL)のブロックは図6に示す等
価回路からモデル化したものであり、次の様に正規化す
る。
ているが、1/(R+sL)のブロックは図6に示す等
価回路からモデル化したものであり、次の様に正規化す
る。
【0044】図7におけるPIアンプ(KP のブロッ
ク)の出力は電圧であり、且つ正規化された値である。
このため、このままでは等価回路のモデルには入力でき
ない。そこで、図6に示す等価回路における正規化を行
なう。
ク)の出力は電圧であり、且つ正規化された値である。
このため、このままでは等価回路のモデルには入力でき
ない。そこで、図6に示す等価回路における正規化を行
なう。
【0045】すなわち、PIアンプの出力に対し、Vtr
q /√3 を掛け、I(R1 +R2 ′)で割ってやる。ま
た、等価回路の出力は電流であるためにIを掛け、図7
に示すブロック線図の正規化に戻すためにItrq で割っ
てやる。この結果、図6に示す等価回路と図7に示すブ
ロック線図の整合性をとることができる。
q /√3 を掛け、I(R1 +R2 ′)で割ってやる。ま
た、等価回路の出力は電流であるためにIを掛け、図7
に示すブロック線図の正規化に戻すためにItrq で割っ
てやる。この結果、図6に示す等価回路と図7に示すブ
ロック線図の整合性をとることができる。
【0046】しかしながら、このままでは全体の伝達関
数に対し電流制御ゲインKP 及び積分時定数Ti の値が
合わなくなってしまうので、この伝達関数を図7と同様
にしなければならない。このため、電流制御ゲインKP
を次式(8)のようにすることによって正規化における
変数係数をキャンセルする。したがって、求める電流制
御ゲインKP 及び積分時定数Ti は次式(8)のように
なる。
数に対し電流制御ゲインKP 及び積分時定数Ti の値が
合わなくなってしまうので、この伝達関数を図7と同様
にしなければならない。このため、電流制御ゲインKP
を次式(8)のようにすることによって正規化における
変数係数をキャンセルする。したがって、求める電流制
御ゲインKP 及び積分時定数Ti は次式(8)のように
なる。
【数8】
【0047】
【発明の効果】以上実施の形態とともに具体的に説明し
たように、本発明によれば次の効果を得る。
たように、本発明によれば次の効果を得る。
【0048】1) 負荷を含む等価回路の回路定数が分か
れば、電流制御系の所定の定数を計算式によりただちに
決定することができる。また、この決定は、誰でも容易
にできる。 2) 負荷の運転状況でのパラメータの変化を考慮するこ
とにより、電流制御系の定数の補正も容易になし得る。 3) 上記定数は、理論的に求められた値であるため、ロ
バスト性等の評価が可能になる。
れば、電流制御系の所定の定数を計算式によりただちに
決定することができる。また、この決定は、誰でも容易
にできる。 2) 負荷の運転状況でのパラメータの変化を考慮するこ
とにより、電流制御系の定数の補正も容易になし得る。 3) 上記定数は、理論的に求められた値であるため、ロ
バスト性等の評価が可能になる。
【図1】本発明により定数を決定する制御系のボード線
図。
図。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係るフィードバッ
ク制御系を示すブロック線図。
ク制御系を示すブロック線図。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係るフィードバッ
ク制御系を示すブロック線図。
ク制御系を示すブロック線図。
【図4】本発明の第3の実施の形態に係るフィードバッ
ク制御系を示すブロック線図。
ク制御系を示すブロック線図。
【図5】負荷が電動機である場合の等価回路を示す回路
図。
図。
【図6】図5に示す等価回路を簡略化した等価回路を示
す回路図。
す回路図。
【図7】図6に示す等価回路に流れる電流を制御する電
流制御系を示すブロック線図。
流制御系を示すブロック線図。
1 自動電流調節器(ACR) 2 電力変換器 3 誘導電動機 4 補正演算部 5 パラメータ変換補償器 6 温度補償器 KP 電流制御ゲイン Ti 積分時定数
Claims (4)
- 【請求項1】 負荷に電流を供給する電流制御系の電流
制御ゲインと積分時定数とを、負荷を含む、この負荷の
駆動回路の等価回路の回路定数を用いて決定することを
特徴とする電流制御系の定数決定方法。 - 【請求項2】 負荷は誘導電動機であり、回路定数は1
次抵抗R1 ,2次抵抗R2 ′、漏れインダクタンス
LS 、制御遅れ時間σ、カットオフ周波数ωc であり、
且つL=LS 、R=R1 +R2 ′、ωc =1/4σとす
るとき、電流制御ゲインKP 及び積分時定数Ti は、 KP =L・ωc 、Ti =L/R とすることを特徴とする[請求項1]に記載する電流制
御系の定数決定方法。 - 【請求項3】 負荷を含むこの負荷の駆動回路の等価回
路の回路定数であるパラメータの変動を推定し、その変
動を補償するようパラメータを設定し直すパラメータ変
動補償手段と、 パラメータ変動補償手段により補正されたパラメータに
基づき負荷に電流を供給する電流制御系の電流制御ゲイ
ン及び積分時定数を補正演算し、この演算結果に基づき
電流制御系の電流制御ゲイン及び積分時定数を設定し直
す補正演算部とを有することを特徴とする電流制御系の
定数決定装置。 - 【請求項4】 運転状況に応じて変化する負荷の温度を
検出してこの負荷の駆動回路の等価回路の回路定数であ
るパラメータを補正する温度補償手段と、 温度補償手段により補正されたパラメータに基づき負荷
に電流を供給する電流制御系の電流制御ゲイン及び積分
時定数を補正演算し、この演算結果に基づき電流制御系
の電流制御ゲイン及び積分時定数を設定し直す補正演算
部とを有することを特徴とする電流制御系の定数決定装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7234892A JPH0984378A (ja) | 1995-09-13 | 1995-09-13 | 電流制御系の定数決定方法及びその定数決定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7234892A JPH0984378A (ja) | 1995-09-13 | 1995-09-13 | 電流制御系の定数決定方法及びその定数決定装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0984378A true JPH0984378A (ja) | 1997-03-28 |
Family
ID=16977953
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7234892A Withdrawn JPH0984378A (ja) | 1995-09-13 | 1995-09-13 | 電流制御系の定数決定方法及びその定数決定装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0984378A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2012046410A1 (ja) | 2010-10-08 | 2012-04-12 | パナソニック株式会社 | Pmモータの電流制御ゲイン調整方法、電流制御方法および制御装置 |
| JP2013027105A (ja) * | 2011-07-19 | 2013-02-04 | Toshiba Corp | モータ駆動回路、および、モータ駆動システム |
| JP2013143876A (ja) * | 2012-01-12 | 2013-07-22 | Daihen Corp | 電力変換回路の制御回路、この制御回路を用いた系統連系インバータシステムおよび単相pwmコンバータシステム |
| JP2013150459A (ja) * | 2012-01-19 | 2013-08-01 | Daihen Corp | 電力変換回路の制御回路、この制御回路を用いた系統連系インバータシステムおよび単相pwmコンバータシステム |
-
1995
- 1995-09-13 JP JP7234892A patent/JPH0984378A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2012046410A1 (ja) | 2010-10-08 | 2012-04-12 | パナソニック株式会社 | Pmモータの電流制御ゲイン調整方法、電流制御方法および制御装置 |
| US9024552B2 (en) | 2010-10-08 | 2015-05-05 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Current control gain adjusting method for PM motor, current control method, and control device |
| JP2013027105A (ja) * | 2011-07-19 | 2013-02-04 | Toshiba Corp | モータ駆動回路、および、モータ駆動システム |
| JP2013143876A (ja) * | 2012-01-12 | 2013-07-22 | Daihen Corp | 電力変換回路の制御回路、この制御回路を用いた系統連系インバータシステムおよび単相pwmコンバータシステム |
| JP2013150459A (ja) * | 2012-01-19 | 2013-08-01 | Daihen Corp | 電力変換回路の制御回路、この制御回路を用いた系統連系インバータシステムおよび単相pwmコンバータシステム |
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