JPH0984685A - ポリエステル繊維製ラグ - Google Patents

ポリエステル繊維製ラグ

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JPH0984685A
JPH0984685A JP24490795A JP24490795A JPH0984685A JP H0984685 A JPH0984685 A JP H0984685A JP 24490795 A JP24490795 A JP 24490795A JP 24490795 A JP24490795 A JP 24490795A JP H0984685 A JPH0984685 A JP H0984685A
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JP
Japan
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polyester
yarn
rug
filament
polyester fiber
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JP24490795A
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English (en)
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Masashi Fujita
雅士 藤田
Hiroyuki Maeda
浩亨 前田
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Toray Industries Inc
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Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 柔軟でソフトな風合いを具備するととも
に、耐久性、染色堅牢度およびカバーリング性能に優れ
たポリエステル繊維製ラグを提供する。 【解決手段】 表糸をタフトしてなる基布と該基布の
裏面に張り付けられたバッキング材とから構成されるラ
グにおいて、前記表糸が、固有粘度が0.60以上、単
糸繊度が4〜7dかつ変形断面を有するポリエステルフ
ィラメントより構成され、総繊度が500〜5000d
かつ捲縮伸長率が3〜15パーセントであるポリエステ
ルマルチフィラメント嵩高捲縮糸からなることを特徴と
する。また、そのポリエステルフィラメントは、偏平率
が2〜6の偏平断面糸であること、2.0重量パーセン
ト以下の着色剤、特にカーボンブラック系顔料を含むこ
とが好ましい。さらに、表糸、基布およびバッキング材
のいずれもポリエステルから構成することが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はポリエステルマルチ
フィラメント嵩高捲縮糸を表糸として用いてなるラグの
改良に関するものである。さらに詳しくは、柔軟でソフ
トな風合いを具備するとともに、耐久性、染色堅牢度お
よびカバーリング性にも優れたポリエステル繊維製ラグ
に関するものである。
【0002】なお、本発明でいうラグとは、主に部屋の
中敷き、部分敷きに用いる床敷物であり、JIS−L0
212−1984に規定されている置き敷き用の敷物を
意味する。
【0003】
【従来の技術】ポリエステル繊維は、その優れた防汚
性、耐久性を生かして、種々のインテリア用素材として
従来より広く用いられている。
【0004】また、ポリエステルステープルからなる紡
績糸は、カーペットの表糸としても使用されているが、
この構成からなるカーペットは、いわゆる遊び毛と呼ば
れる単繊維の抜けやピリングが生じ易いという問題があ
った。
【0005】近年、これらの問題を改善するために、ポ
リエステル長繊維つまりポリエステルフィラメントの捲
縮糸を、カーペットの表糸として用いる技術が開発され
ており、たとえば特開平4ー82910号公報などで提
案されている。
【0006】しかしながら、ポリエステルフィラメント
はその剛性が高いことから、このポリエステルフィラメ
ントを用いたカーペットは粗剛感が強すぎ、柔軟でソフ
トな風合いが得られ難いという欠点があるので、上記し
た従来技術では、カーペットよりも一層柔軟でソフトな
風合が要求されるラグを製造することは難しい。
【0007】ソフト感を得るための手段としてポリエス
テルフィラメントの単糸を細繊度化する方法があるが、
上記した従来技術で細繊度化を図るとフィラメント製糸
工程での単糸切れが増大するので工業的に実施すること
は困難である。
【0008】さらに、ポリエステルフィラメントに、カ
ーペットの表糸として必要な捲縮特性を付与するために
は、流体捲縮を付与する直前に高い延伸倍率で延伸する
必要があるが、このように高倍率延伸すると、単糸の延
伸切れが頻発したり、加熱流体捲縮装置内で糸切れを生
じたりする問題や、さらには、耐摩耗性や耐久性が劣り
カーペットとしての使用中にフィブリル化等の品質劣化
を生じ易い等の問題がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
技術においては、これらポリエステルフィラメントの嵩
高捲縮糸の風合い向上、延伸加工性の安定化、さらに耐
摩耗性や耐久性の向上の全てを同時に満足させることは
困難であり、ラグを製造するためには、さらなる改善が
必要であった。
【0010】さらに、ラグにはカーペットよりも一層柔
軟でソフトな風合が要求されるので表面タッチの一層の
ソフト化や、遊び毛の一層の減少等も必要である。
【0011】そこで、本発明は、上述したポリエステル
フィラメント捲縮糸を表糸に用いてラグを製造する際の
問題点を解消するために検討した結果なされたものであ
り、本発明の主たる目的は、ラグとして必要な柔軟でソ
フトな風合いを具備するとともに、耐久性、染色堅牢度
およびカバーリング性能にも優れたポリエステルフィラ
メント製ラグを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明のラグは、表糸をタフトしてなる基布と該基
布の裏面に張り付けられたバッキング材とから構成され
るラグであって、前記表糸が、固有粘度が0.60以
上、単糸繊度が4〜7dかつ変形断面を有するポリエス
テルフィラメントから構成され、総繊度が500〜50
00dかつ捲縮伸長率が3〜15パーセントであるポリ
エステルマルチフィラメント嵩高捲縮糸からなることを
特徴とする。
【0013】本発明のラグでは、ポリエステルフィラメ
ントが偏平率2〜6の偏平断面糸であること、及び、
2.0重量パーセント以下の着色剤、特にカーボンブラ
ック系顔料を含有することが、それぞれ好ましい。
【0014】さらに、本発明のラグでは、表糸、基布お
よびバッキング材がいずれもポリエステルから構成され
ることが、構成ポリマのリサイクル使用を容易とするた
めに望ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明において用いるポリエステ
ルは、分子鎖の全繰返し単位の90モルパーセント以
上、好ましくは95モルパーセント以上がエチレンテレ
フタレートからなるポリエステルであり、特に、実質的
にポリエチレンテレフタレートのみからなるポリエステ
ルが好ましい。ただし、本発明の本来の目的を損なわな
い範囲内の少量であれば、他のエステル単位等の第三成
分を含んでいてもよい。
【0016】本発明で表糸として用いるポリエステルマ
ルチフィラメント嵩高捲縮糸は、固有粘度が0.60以
上、好ましくは0.70以上、より好ましくは0.80
以上のポリエステルから形成される。
【0017】この固有粘度はポリエステルの数平均分子
量を示す指標であり、上述の固有粘度の値は、十分な機
械的特性を得るとともに、耐候性、耐熱性および耐疲労
性といったラグの表糸に要求される耐久性能を満足させ
るためにも必要である。
【0018】また、本発明では、ラグに柔軟でソフトな
風合いを付与するため、ポリエステルマルチフィラメン
トを構成する単糸繊度を、4〜7d,好ましくは4〜6
dと細くし、単糸剛性を小さくすることが必要である。
単糸繊度が太過ぎると、本発明の所期の目的である柔軟
でソフトな風合いを得ることができない。逆に単糸繊度
が4d未満と細過ぎると、ポリエステルマルチフィラメ
ントに対し十分な捲縮を付与することが困難であるばか
りか、カバーリング性が劣り、さらにラグとして使用中
にピリングを生じ易く耐摩耗性が劣るので不適当であ
る。
【0019】従来技術のように固有粘度の低いポリエス
テルフィラメントの場合、一般に、単糸繊度を小さくす
ればするほど、フィラメント製糸工程での単糸切れが多
くなるし、また、特にラグの表糸に適した捲縮特性を得
ようとすると流体捲縮を付与する直前に高い延伸倍率に
て延伸する必要があり、この際に単糸の延伸切れが頻発
したり、加熱流体捲縮時に糸切れを生じたり、さらに、
ラグとしての使用中にフィブリルを発生し易いという問
題がある。
【0020】しかし、本発明のポリエステルフィラメン
トは、前記したように高い固有粘度を有するので、延伸
性を損なうという問題やフィブリル化し易い等の問題を
生じることなく単糸を十分に細繊度化することができ、
その結果、柔軟でソフトな風合とすることができる。
【0021】ポリエステルマルチフィラメントの総繊度
は、ラグの表糸とするため、特にその高次加工での取扱
いの点から、500〜5000d、好ましくは800〜
3000dとすればよい。
【0022】また、本発明でいう嵩高捲縮糸は、加熱空
気あるいは蒸気などの加熱流体によって付与された嵩高
捲縮を有するフィラメント糸であれば特に限定されない
が、既知の加熱流体による捲縮加工装置、例えば特公昭
58ー1214号公報や特開昭56ー101925号公
報に記載された捲縮加工装置などを用いることにより捲
縮付与された物が好ましい。
【0023】さらに、その嵩高捲縮糸は、捲縮伸長率を
3〜15パーセントの範囲内とすることが、嵩高性に富
み、表面のカバーリング性が良好なラグとするために必
要である。この捲縮伸長率が3パーセント未満では捲縮
繊維の特徴である嵩高性が不足し、また15パーセント
を越えるとその捲縮によって表面がフエルト化して風合
が硬くなり柔軟性を損なうため不適当である。
【0024】さらに、本発明のポリエステルフィラメン
トは、ラグの表糸とする点から変形断面糸であることが
必要であり、特にその柔軟性とソフト感をより向上させ
るために、単糸断面の偏平率が2〜6の偏平断面糸を用
いることが好ましい。この単糸の偏平率は大きい方が柔
軟でソフトとなるが、6を越えると特に単糸繊度が小さ
い場合に単糸断面の厚みが極度に薄くなり、過度に柔ら
かくなってへたり易くなるため好ましくない。
【0025】上述した偏平断面糸の偏平率は、単糸断面
の短辺部の最大長さ(A)と長辺部の最大長さ(B)の
比(B/A)であり、2〜6の範囲内であれば、断面に
1個以上の凹凸を有するものであってもよい。
【0026】本発明のポリエステルマルチフィラメント
嵩高捲縮糸は、ラグの製造工程における染色工程を省略
してコストダウンを図るため、あるいは染色による繊維
物性の変化を避けるために、糸中に2.0重量パーセン
ト以下の着色剤を含有させることが望ましい。その着色
剤の含有量が2.0重量パーセントを越えると、フィラ
メント製糸工程での糸切れやポリエステルの粘度低下を
誘発するなどの問題を生じるので好ましくない。
【0027】その着色剤の具体例としては、カーボンブ
ラック系、アントラキノン系、ジオキサジン系、フタロ
シアニン系、ペリレン系、ペリノン系、縮合アゾ系、チ
オインジゴ系、二酸化チタン、酸化鉄系などの顔料や染
料を挙げることができる。なかでもポリマのリサイクル
使用を図るためには、カーボンブラック系顔料を用いる
ことが好ましい。
【0028】上記着色剤の添加は、ポリエステル縮重合
のためのエステル化工程、エステル交換工程、または、
縮重合反応工程において添加する方法、チップ乾燥時に
ブレンドして紡糸する方法、紡糸前のポリマ中に着色剤
を直接添加する方法、着色剤を高濃度含有するマスター
チップを溶融し別途溶融したベースポリマとブレンドし
て紡糸する方法(メルトブレンド方式)、および、着色
剤を高濃度含有するマスターチップとベースチップをブ
レンドして溶融紡糸する方法(チップブレンド方式)な
どの添加技術を適用して行えばよいが、品質の安定性、
操業の安定性およびコストなどの点を考慮すると、マス
ターチップを使用する方法が最も有効である。
【0029】次に、本発明のポリエステルマルチフィラ
メント嵩高捲縮糸の製造方法の一例について説明する。
【0030】まず、ポリエステルのベースチップを溶融
押出し機に供給し、溶融ポリエステルとなし、続いて紡
糸口金から溶融紡糸する。
【0031】着色剤を含有させる場合は、例えば、着色
剤を10重量パーセント以上、好ましくは15重量パー
セント以上、より好ましくは20重量パーセント以上含
有するポリエステルマスターチップを、ポリエステル原
着糸中の着色剤濃度が2.0パーセント以下となるよう
に計量、混合して、上記ベースチップと混合すればよ
い。
【0032】溶融紡糸された糸条は、冷風により冷却・
固化され、さらに引き続いて油剤を付着された後、30
0〜1200m/分で回転する引取りロールで引取られ
る。この未延伸糸を、2〜6倍で延伸する延伸工程に導
き、続いて加熱流体捲縮付与装置に導入する。加熱流体
としては加熱蒸気を用いることが好ましい。加熱流体に
て捲縮を付与された糸条は、冷却された後、捲縮がへた
らない程度に引き伸ばされ、最後にパッケージに巻き取
られ、ポリエステルフィラメントの嵩高捲縮糸となる。
上記工程の任意部分で、一旦フィラメント糸を巻取って
もよいが、好ましくは連続で行うのが良い。
【0033】次いで、得られたポリエステルフィラメン
トの嵩高捲縮糸を表糸としてタフティング機にセット
し、ポリエステル不織布やポリプロピレンテープ製織物
などの基布にタフティングした後、ポリエステル不織布
などのバッキング材で裏張りを行うことにより、本発明
のラグを製造できる。
【0034】なお、上記工程途中では、必要に応じて、
スチーミング、ブラッシング、スプレー、染色、シャー
リング、ポリシャーなどの加工を付加することができ
る。
【0035】ラグを構成する基布としては、たて糸およ
びよこ糸ともにポリプロピレンのスプリット糸またはフ
ラットテープを用いてなる織物を用いてもよいが、ポリ
エステル繊維製不織布を用いる方がポリマのリサイクル
使用を図るためには好ましい。
【0036】また、基布の裏に張るバッキング材として
は、床面とラグの滑りを防止するとともにクッション性
を確保するために、ポリエステル繊維製不織布あるいは
多孔質のポリウレタン樹脂を用いることが望ましい。
【0037】そして、表糸、基布およびバッキング材を
いずれも実質的にポリエステルから構成する場合には、
ラグを部位別に分離することなくラグ全体をそのままリ
サイクル使用に供することができるので、リサイクルと
いう点から好ましい。
【0038】かくして構成される本発明のラグは、柔軟
でソフトな表面タッチ、風合いを具備するとともに、耐
久性、染色堅牢度およびカバーリング性能に優れ、部屋
の中敷き、部分敷きなどとして有効に用いられる。
【0039】特に、請求項6のラグとすれば、使用後に
おいても再溶融してポリエステル樹脂あるいは繊維にリ
サイクル使用することが容易に行なえる。
【0040】なお、リサイクル使用する際には、回収ポ
リマーをモノマーまで分解することなく再溶融して再利
用するリサイクル方法をとればよいが、本発明のラグで
は高粘度のポリエステルを用いているので、その再溶融
時に粘度低下を生じてもなお実用可能な粘度水準を維持
することが容易である。
【0041】
【実施例】以下、実施例にて本発明の構成および効果を
さらに説明する。なお、上述および下記実施例中の物性
値は次のようにして求めた値である。
【0042】[ポリエステルの固有粘度]オルソクロロ
フェノールを溶媒とし、オスワルド型粘度計を用いて、
25℃にて測定する。
【0043】[捲縮伸長率]繊維に無荷重下で98℃×
5分間の沸騰水処理をした後、風乾し、初荷重(2mg
/d)をかけて長さ(L1)を測定し、次いで定荷重
(100mmg/d)をかけて長さ(L2)を測定し、
下記式により求める。 捲縮伸長率(%)=100×(L2−L1)/(L1)
【0044】[偏平率]単糸断面を切断後、光学顕微鏡
を用いて,単糸長辺部の最大径(B)と、単糸短辺部の
最大径(A)を測定し、下記の式により求める。 偏平率=(B)/(A)
【0045】[延伸加工性]延伸時の糸切れ率により次
の基準で評価する。 延伸糸切れ率が0.5回/t未満: 極めて良好
(◎)、 0.5〜1.0回/t: 良好(○)、
1.0〜2.0回/t: 若干不良(△)、 2.0回
/tを越える: 不良(×)
【0046】[原糸強力、強度、伸度]オリエンテック
社製のテンシロン引張り試験機を用い、試長250m
m、引張速度300mm/分で測定した値である。
【0047】[総繊度]試料に100mg/dの初荷重
を掛けて検尺し、150℃×15時間で乾燥した後秤量
する。総繊度は次式から求める。 総繊度(D)=W×(900/L)×(1+A) (但し、W=糸重量、L=検尺長、A(公定水分率)=
0.4%である。)
【0048】[耐候後の強力保持率、伸度保持率]サン
シャインウェザーメータにて、83℃×200時間の照
射をおこなった後、オリエンテック社製のテンシロン引
張り試験機を用い、試長250mm、引張速度300m
m/分で測定し、上記で求めた処理前の値からの保持率
を求める。
【0049】[実施例1〜4]表1に示す固有粘度を有
するポリエチレンテレフタレートのベースチップをエク
ストルダー型紡糸機で溶融し、偏平型口金より溶融紡糸
した。
【0050】紡糸部より得た糸条に先ず油剤を付着せし
め、引取りロールで引取り、続いて加熱延伸ロールにて
延伸した後、連続して、特公昭58−1214号公報に
記載の捲縮加工装置を用い、250℃以上で加熱蒸気処
理を行って捲縮を付与した後、表1に示す捲縮伸長率と
なるように引は伸ばし、最後に0.08g/d程度の巻
取張力で巻き取った。
【0051】なお、実施例3および実施例4において
は、カーボンブラックを10重量パーセント含有するポ
リエチレンテレフタレートを、ベースチップに対して重
量比40分の1で計量、混合させたチップを用い、上記
と同様の方法にて紡糸延伸加工して巻き取った。
【0052】この際、延伸加工性を評価すると共に、得
られたポリエステルマルチフィラメント嵩高捲縮糸の原
糸特性として、固有粘度、単糸繊度、総繊度、偏平率、
破断強度、破断伸度、耐候後強力保持率、耐候後伸度保
持率を測定し、その結果を表1に示した。
【0053】さらに、上記にて得られたフィラメント数
360のポリエステルマルチフィラメント嵩高捲縮糸を
ポリプロピレンテープ製平織り基布に目付600g/m
2 のカットパイルとしてタフティングした後、基布の裏
にバッキング材としてポリエステル不織布を張り付け
て、ラグを製造した。
【0054】ラグの特性として表面のソフト感、耐摩耗
性、表面のカバーリング性を相対評価し、その結果を表
1に併せて示した。なお、ラグ特性の評価基準は次のと
おりである。 ◎……きわめて良好、 ○……良好、 △……若干不
良、 ×……不良
【0055】
【表1】
【0056】表1に示したとおり、実施例1〜4のポリ
エステルマルチフィラメント嵩高捲縮糸は、極めて優れ
た延伸加工性のもとに得られ、強度、伸度および耐候処
理後の強力・伸度保持率などの物理特性もラグ用のヤー
ンとして優れたものであった。また、得られたラグは、
柔軟でソフト感に富んでいるとともに、耐摩耗性やカバ
ーリング性も良好であった。
【0057】[比較例1〜4]表2に示す固有粘度のポ
リエスチレンテレフタレートのベースチップを用い、実
施例3と同様な方法にてポリエステルマルチフィラメン
ト嵩高捲縮糸及びラグを製造した。得られたポリエステ
ルマルチフィラメント捲縮糸の原糸特性及びラグ特性を
評価した結果を表2に示した。
【0058】
【表2】
【0059】表2に示すとおり、比較例1および比較例
2は、ラグの風合いはソフトであったが、耐摩耗性やカ
バーリング性が劣り、また、延伸加工時に糸切れが多発
し、原糸の物理特性も劣っていた。また、比較例3では
原糸の物理特性は確保されたが、カーペットはフエルト
調で粗剛なものであった。
【0060】
【発明の効果】本発明で特定したポリエステルマルチフ
ィラメント嵩高捲縮糸を表糸として用いたラグは、柔軟
でソフトな風合いを具備するとともに、耐久性、染色堅
牢度およびカバーリング性能に優れるので、部屋の中敷
き、部分敷きなどのラグとして有効に用いることができ
る。
【0061】また、本発明のラグは、表糸、基布、バッ
キング材をすべてポリエステル繊維で構成することによ
りリサイクル使用を容易にすることができる。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表糸をタフトしてなる基布と該基布の
    裏面に張り付けられたバッキング材とから構成されるラ
    グにおいて、前記表糸が、固有粘度が0.60以上、単
    糸繊度が4〜7dかつ変形断面を有するポリエステルフ
    ィラメントから構成され、総繊度が500〜5000d
    かつ捲縮伸長率が3〜15パーセントであるポリエステ
    ルマルチフィラメント嵩高捲縮糸からなることを特徴と
    するポリエステル繊維製ラグ。
  2. 【請求項2】 ポリエステルマルチフィラメント嵩高
    捲縮糸を構成するポリエステルフィラメントが、偏平率
    が2〜6の偏平断面糸であることを特徴とする請求項1
    記載のポリエステル繊維製ラグ。
  3. 【請求項3】 ポリエステルマルチフィラメント嵩高
    捲縮糸を構成するポリエステルフィラメントが、2.0
    重量パーセント以下の着色剤を含有することを特徴とす
    る請求項1又は2記載のポリエステル繊維製ラグ。
  4. 【請求項4】 着色剤がカーボンブラック系顔料であ
    ることを特徴とする請求項3記載のポリエステル繊維製
    ラグ。
  5. 【請求項5】 ポリエステルマルチフィラメント嵩高
    捲縮糸を構成するポリエステルフィラメントの固有粘度
    が0.70以上であることを特徴とする請求項1〜4の
    いずれかに記載のポリエステル繊維製ラグ。
  6. 【請求項6】 表糸、基布及びバッキング材がいずれ
    も実質的にポリエステルから構成されることを特徴とす
    る請求項1〜5のいずれかに記載のポリエステル繊維製
    ラグ。
JP24490795A 1995-09-22 1995-09-22 ポリエステル繊維製ラグ Pending JPH0984685A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007105274A (ja) * 2005-10-14 2007-04-26 Suminoe Textile Co Ltd 易リサイクル性のタフテッドカーペット
EP2322712A1 (en) 2009-11-09 2011-05-18 Welspun Global Brands Limited Bleach safe, stain free, quick drying drylon rugs

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