JPH0985084A - 吸着材とこれを用いた吸着体 - Google Patents
吸着材とこれを用いた吸着体Info
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- JPH0985084A JPH0985084A JP7244153A JP24415395A JPH0985084A JP H0985084 A JPH0985084 A JP H0985084A JP 7244153 A JP7244153 A JP 7244153A JP 24415395 A JP24415395 A JP 24415395A JP H0985084 A JPH0985084 A JP H0985084A
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- carrier
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- hydrophilic
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、吸着材とこれを用いた吸着体に関
するもので、高性能の吸着を行うことを目的とする。 【構成】 無機系繊維からなり繊維径が1〜20μm、
あるいは繊維密度が100〜200kg/m3、もしく
は無機系繊維からなる担体のシート厚さ0.15〜1.
5mmである担体1に、粒子径が10μmを超えない親
水性吸着剤2を担持したもので、吸着剤粒子が担体の表
面に積層することなく担体1の繊維質の内部にまで浸透
し、吸着能力が向上する。
するもので、高性能の吸着を行うことを目的とする。 【構成】 無機系繊維からなり繊維径が1〜20μm、
あるいは繊維密度が100〜200kg/m3、もしく
は無機系繊維からなる担体のシート厚さ0.15〜1.
5mmである担体1に、粒子径が10μmを超えない親
水性吸着剤2を担持したもので、吸着剤粒子が担体の表
面に積層することなく担体1の繊維質の内部にまで浸透
し、吸着能力が向上する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、吸着材およびこの吸着
材を用いた吸着体に関するもので、除湿および加湿装置
などに用いられる。
材を用いた吸着体に関するもので、除湿および加湿装置
などに用いられる。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の吸着材は、特公平5−2
0141号公報に、その一例が示されている通り、紙質
や綿布または不織布のような多孔性シート材にゼオライ
トのような多孔性鉱石や活性炭を付着させたものが知ら
れている。そして、被処理流体例えば空気が吸着材と接
触した時に空気中の臭気や水分が多孔性鉱石や活性炭に
吸着されるものである。
0141号公報に、その一例が示されている通り、紙質
や綿布または不織布のような多孔性シート材にゼオライ
トのような多孔性鉱石や活性炭を付着させたものが知ら
れている。そして、被処理流体例えば空気が吸着材と接
触した時に空気中の臭気や水分が多孔性鉱石や活性炭に
吸着されるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
構成では、担持させる多孔性鉱石のような吸着剤粒子の
粒子径と繊維質でシート状の担体の繊維径、繊維密度や
シート厚さとの組み合わせ次第では、図6に示すよう
に、吸着剤粒子12が担体11の内部にまで浸透せず、
前記担体の表面に積層してしまう場合がある。この時は
シート内部への被処理流体の流入が阻害されると共に、
前後左右を吸着剤粒子でかこまれた吸着材は有効な吸着
能力を発揮し得なくなり、見かけ上の吸着剤付着量の割
には効果が少なくなるという欠点があった。
構成では、担持させる多孔性鉱石のような吸着剤粒子の
粒子径と繊維質でシート状の担体の繊維径、繊維密度や
シート厚さとの組み合わせ次第では、図6に示すよう
に、吸着剤粒子12が担体11の内部にまで浸透せず、
前記担体の表面に積層してしまう場合がある。この時は
シート内部への被処理流体の流入が阻害されると共に、
前後左右を吸着剤粒子でかこまれた吸着材は有効な吸着
能力を発揮し得なくなり、見かけ上の吸着剤付着量の割
には効果が少なくなるという欠点があった。
【0004】また、担持させた吸着剤粒子が脱落するこ
とにより、空気汚染と吸湿能力の低下が発生するという
課題を有していた。
とにより、空気汚染と吸湿能力の低下が発生するという
課題を有していた。
【0005】本発明は、空気中の水分を急速に吸着し、
加熱によって吸着した水分を脱着する用途に適した吸着
材および吸着体を得ようとするもので、このために、出
来るだけ多量な吸着剤を分散して担体に担持させること
を第1の目的とするものである。
加熱によって吸着した水分を脱着する用途に適した吸着
材および吸着体を得ようとするもので、このために、出
来るだけ多量な吸着剤を分散して担体に担持させること
を第1の目的とするものである。
【0006】また、吸着剤を担体に強固に担持させるこ
とを第2の目的とするものである。更に、空気が通過し
やすく構成したことが第3の目的である。
とを第2の目的とするものである。更に、空気が通過し
やすく構成したことが第3の目的である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記第1の目的
を達成するために、吸着材は、繊維径が1〜20μmの
無機系繊維からなる担体に、粒子径が10μmを超えな
い親水性吸着剤を担持したものである。
を達成するために、吸着材は、繊維径が1〜20μmの
無機系繊維からなる担体に、粒子径が10μmを超えな
い親水性吸着剤を担持したものである。
【0008】また、吸着材は、繊維密度が100〜20
0kg/m3の無機系繊維からなる担体に、粒子径が1
0μmを超えない親水性吸着剤を担持したものである。
0kg/m3の無機系繊維からなる担体に、粒子径が1
0μmを超えない親水性吸着剤を担持したものである。
【0009】また、吸着材は、シート厚さが0.15〜
1.5mmである無機系繊維からなる担体に、粒子径が
10μmを超えない親水性吸着剤を担持したものであ
る。
1.5mmである無機系繊維からなる担体に、粒子径が
10μmを超えない親水性吸着剤を担持したものであ
る。
【0010】さらに、担体を、カチオン性有機高分子電
解質を主成分とする凝集剤の溶液を含浸して表面処理を
行った無機系繊維としたものである。
解質を主成分とする凝集剤の溶液を含浸して表面処理を
行った無機系繊維としたものである。
【0011】本発明は上記第2の目的を達成するため
に、吸着剤とシリカを主成分とするバインダーを分散し
た懸濁液を担体に含侵し、200〜600℃の温度範囲
で焼成したものである。
に、吸着剤とシリカを主成分とするバインダーを分散し
た懸濁液を担体に含侵し、200〜600℃の温度範囲
で焼成したものである。
【0012】本発明は上記第3の目的を達成するため
に、繊維径が1〜20μmで繊維密度が100〜200
kg/m3の無機系繊維を厚さが0.15〜1.5mm
のシート状とした担体に粒子径が10μmを超えない親
水性吸着剤を担持した吸着材で通風路を形成したもので
ある。
に、繊維径が1〜20μmで繊維密度が100〜200
kg/m3の無機系繊維を厚さが0.15〜1.5mm
のシート状とした担体に粒子径が10μmを超えない親
水性吸着剤を担持した吸着材で通風路を形成したもので
ある。
【0013】
【作用】本発明は空気中の水分を急速に吸着すると共に
吸着した水分を加熱して急速に脱着することを繰り返し
て特定空間の空気を除湿または加湿する用途に用いる吸
着材および吸着体であって、本発明による吸着材で同じ
条件の吸着体を構成し、同じ条件で空気中水分の吸着を
行った場合の水分吸着量で評価を行った。
吸着した水分を加熱して急速に脱着することを繰り返し
て特定空間の空気を除湿または加湿する用途に用いる吸
着材および吸着体であって、本発明による吸着材で同じ
条件の吸着体を構成し、同じ条件で空気中水分の吸着を
行った場合の水分吸着量で評価を行った。
【0014】その結果、繊維径が1〜20μmの無機系
繊維からなる担体に粒子径が10μmを超えない親水性
吸着剤を担持した吸着材とすることで、上記の繊維径の
範囲以外の場合と比べると水分の吸着能力が優れたもの
であった。また、繊維密度が100〜200kg/m3
の無機系繊維からなる担体に粒子径が10μmを超えな
い親水性吸着剤を担持した吸着材とすることで、水分吸
着能力を高くできるものであり、同時に担体をして機械
的強度を保ちつつ加工性にも優れたものである。更に、
シート厚さが0.15〜1.5mmの無機系繊維からな
る担体に粒子径が10μmを超えない親水性吸着材を担
持した吸着材では吸着能力を高く維持しつつ担体として
の機械的強度と加工性に富むものであった。これら繊維
径と繊維密度とシート厚さの数値範囲では、粒子径が1
0μmを超えない親水性吸着剤を分散した懸濁液を塗布
または浸漬などの方法で担体に含浸し担持する場合に、
吸着剤粒子が担体シートの内部まで入る浸透性が良くて
表層面に粒子層が形成されにくいものであり、同時に吸
着剤を担持する繊維の表面積を多く確保できるものであ
った。
繊維からなる担体に粒子径が10μmを超えない親水性
吸着剤を担持した吸着材とすることで、上記の繊維径の
範囲以外の場合と比べると水分の吸着能力が優れたもの
であった。また、繊維密度が100〜200kg/m3
の無機系繊維からなる担体に粒子径が10μmを超えな
い親水性吸着剤を担持した吸着材とすることで、水分吸
着能力を高くできるものであり、同時に担体をして機械
的強度を保ちつつ加工性にも優れたものである。更に、
シート厚さが0.15〜1.5mmの無機系繊維からな
る担体に粒子径が10μmを超えない親水性吸着材を担
持した吸着材では吸着能力を高く維持しつつ担体として
の機械的強度と加工性に富むものであった。これら繊維
径と繊維密度とシート厚さの数値範囲では、粒子径が1
0μmを超えない親水性吸着剤を分散した懸濁液を塗布
または浸漬などの方法で担体に含浸し担持する場合に、
吸着剤粒子が担体シートの内部まで入る浸透性が良くて
表層面に粒子層が形成されにくいものであり、同時に吸
着剤を担持する繊維の表面積を多く確保できるものであ
った。
【0015】また、担体をカチオン性有機高分子電解質
を主成分とする凝集剤の溶液を含浸して表面処理を行っ
た無機系繊維とすることで、吸着剤粒子が繊維へ付着す
る付着性が向上し担体内部に浸透した吸着剤粒子を繊維
表面で確実に保持できるものであり、担体繊維内での分
散担持が図れるものである。
を主成分とする凝集剤の溶液を含浸して表面処理を行っ
た無機系繊維とすることで、吸着剤粒子が繊維へ付着す
る付着性が向上し担体内部に浸透した吸着剤粒子を繊維
表面で確実に保持できるものであり、担体繊維内での分
散担持が図れるものである。
【0016】また、吸着剤とシリカを主成分とするバイ
ンダーを分散させた懸濁液を担体に含浸し200〜60
0℃の温度範囲で焼成することにより、担持した吸着剤
粒子の脱落を防ぐことができる。しかも、吸着剤として
ゼオライトのような沸石粒子を用いるとバインダーと同
主成分であるため、吸着剤の吸着性を阻害せず、熱的変
動にも安定である。また、担体に担持された吸着剤を焼
成することにより、吸着剤粒子がより強固に保持される
ものである。
ンダーを分散させた懸濁液を担体に含浸し200〜60
0℃の温度範囲で焼成することにより、担持した吸着剤
粒子の脱落を防ぐことができる。しかも、吸着剤として
ゼオライトのような沸石粒子を用いるとバインダーと同
主成分であるため、吸着剤の吸着性を阻害せず、熱的変
動にも安定である。また、担体に担持された吸着剤を焼
成することにより、吸着剤粒子がより強固に保持される
ものである。
【0017】また、繊維径が1〜20μmで繊維密度が
100〜200kg/m3の無機系繊維を厚さが0.1
5〜1.5mmのシート状とした担体に粒子径が10μ
mを超えない親水性吸着剤を担持した吸着材で被処理流
体である空気を通風路を構成したことにより、空気と吸
着剤が接触しやすく、且つ、他に通風路を構成する部材
を必要としないものである。
100〜200kg/m3の無機系繊維を厚さが0.1
5〜1.5mmのシート状とした担体に粒子径が10μ
mを超えない親水性吸着剤を担持した吸着材で被処理流
体である空気を通風路を構成したことにより、空気と吸
着剤が接触しやすく、且つ、他に通風路を構成する部材
を必要としないものである。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
する。
【0019】図1は無機系繊維からなり、繊維の繊維径
が1〜20μm好ましくは3〜10μmの担体1に、1
0μmを超えない粒子径で、20〜90℃の温度に設定
した水またはイソプロピルアルコールを分散媒として液
状に分散した親水性吸着剤2の懸濁液を含浸し担持させ
た吸着材の断面図である。
が1〜20μm好ましくは3〜10μmの担体1に、1
0μmを超えない粒子径で、20〜90℃の温度に設定
した水またはイソプロピルアルコールを分散媒として液
状に分散した親水性吸着剤2の懸濁液を含浸し担持させ
た吸着材の断面図である。
【0020】上記構成では、吸着剤2が担体1の繊維の
表面に積層することなく、内部にまで浸透している。こ
のため、担体1の内部へ被処理流体である空気中の水分
の拡散が容易になり、吸着能力が向上する。また、懸濁
液の温度は、20℃よりも低い温度では吸着剤は担体深
部に浸透しにくく、また90℃以上では上記懸濁液が変
質するおそれがあるから前記の温度範囲が適切である。
このように吸着剤2を担持させたシート状の担体1を平
板と波板に加工し交互に積み重ねて空気が通過しやすい
ように構成した吸着体3の例を図2に示す。波板状の担
体はその表と裏の両面が空気と接触できるもので、急速
に吸着させる目的に適した構成である。
表面に積層することなく、内部にまで浸透している。こ
のため、担体1の内部へ被処理流体である空気中の水分
の拡散が容易になり、吸着能力が向上する。また、懸濁
液の温度は、20℃よりも低い温度では吸着剤は担体深
部に浸透しにくく、また90℃以上では上記懸濁液が変
質するおそれがあるから前記の温度範囲が適切である。
このように吸着剤2を担持させたシート状の担体1を平
板と波板に加工し交互に積み重ねて空気が通過しやすい
ように構成した吸着体3の例を図2に示す。波板状の担
体はその表と裏の両面が空気と接触できるもので、急速
に吸着させる目的に適した構成である。
【0021】さて、担体である無機系繊維の構成要件が
吸着体としての性能にどう関係したかについて、次に述
べる。これらの説明の中で、吸着剤2の粒子径はすべて
10μmを超えない微細粒子が選ばれており、これを担
体1に担持する時の吸着剤を分岐した懸濁液の条件や担
体1への含浸の方法、及び含浸液の乾燥や焼付の条件は
共通である。また、シート状の担体1を加工して図2の
吸着体3を構成したが、この時の大きさは一片が110
mmの立方体であった。更には、吸着体3の占める空間
の中で担体1の占める空間は、ほぼ30%である。この
立方体状の吸着体3を250℃中で3時間放置して保持
している水分がほどんど無い状態とした後に、吸着体3
の一面から対向する一面へ貫通するように空気を送った
場合に、どれだけ重量増加を示したかを測定することに
よって単位時間当たりの水分吸着量を知るものである。
この時の空気は27℃で相対湿度60%であり、この空
気を1分間当り1m3だけ吸着体3の中を通過させてい
る。
吸着体としての性能にどう関係したかについて、次に述
べる。これらの説明の中で、吸着剤2の粒子径はすべて
10μmを超えない微細粒子が選ばれており、これを担
体1に担持する時の吸着剤を分岐した懸濁液の条件や担
体1への含浸の方法、及び含浸液の乾燥や焼付の条件は
共通である。また、シート状の担体1を加工して図2の
吸着体3を構成したが、この時の大きさは一片が110
mmの立方体であった。更には、吸着体3の占める空間
の中で担体1の占める空間は、ほぼ30%である。この
立方体状の吸着体3を250℃中で3時間放置して保持
している水分がほどんど無い状態とした後に、吸着体3
の一面から対向する一面へ貫通するように空気を送った
場合に、どれだけ重量増加を示したかを測定することに
よって単位時間当たりの水分吸着量を知るものである。
この時の空気は27℃で相対湿度60%であり、この空
気を1分間当り1m3だけ吸着体3の中を通過させてい
る。
【0022】上記の条件で製作した吸着能力を測定した
結果、先ず、図3に繊維の径を変更した場合を示す。こ
こでは繊維密度は180kg/m3で担体シート厚さは
0.5mmとしたものである。繊維径が1〜20μmで
良い吸着能力を示した。繊維径が1μm以下では吸着剤
を担持させる時に担体内部まで吸着剤が浸透しにくく、
又、20μm以上では担持する繊維の表面積が減少する
ため、いずれの場合も吸着剤担持量が減少するためと考
えられる。
結果、先ず、図3に繊維の径を変更した場合を示す。こ
こでは繊維密度は180kg/m3で担体シート厚さは
0.5mmとしたものである。繊維径が1〜20μmで
良い吸着能力を示した。繊維径が1μm以下では吸着剤
を担持させる時に担体内部まで吸着剤が浸透しにくく、
又、20μm以上では担持する繊維の表面積が減少する
ため、いずれの場合も吸着剤担持量が減少するためと考
えられる。
【0023】次に、図4に繊維密度の影響を示した。こ
こでは繊維径を10μmとし担体にシート厚さは0.5
mmとしている。他の条件は前述と同様である。ここで
は、繊維密度が100〜200μmの範囲で優れた吸着
能力が得られた。繊維密度が100μm以下では担持す
る繊維量が少なくて吸着剤担持能力が低下し、繊維密度
が200μm以上になると吸着剤がシート内部まで含浸
しにくくなるため吸着剤担持量がやはり低下するためで
ある。この他、繊維密度が高くなるとシートとして固く
なり、図2のような吸着体に加工することが難しくなる
問題も現れる。
こでは繊維径を10μmとし担体にシート厚さは0.5
mmとしている。他の条件は前述と同様である。ここで
は、繊維密度が100〜200μmの範囲で優れた吸着
能力が得られた。繊維密度が100μm以下では担持す
る繊維量が少なくて吸着剤担持能力が低下し、繊維密度
が200μm以上になると吸着剤がシート内部まで含浸
しにくくなるため吸着剤担持量がやはり低下するためで
ある。この他、繊維密度が高くなるとシートとして固く
なり、図2のような吸着体に加工することが難しくなる
問題も現れる。
【0024】更に、図5には担体であるシートの厚さと
の関係について示した。ここでは繊維径は10μmとし
繊維密度は180kg/m3の条件で、他の条件は前述
した通りである。尚、一片が110mmの立方体をした
吸着体の中で担体の占める容積は、シート厚さが0.5
mmの時に30%であり、シート厚さが異なる場合は空
間容積に占める担体容積の割合は変わるが、見かけ表面
積が同一である。シート厚さが0.15mm以下になる
と吸着能力が低下しているが、これは吸着する繊維の絶
対量が低下して吸着剤の担持量が低下する為である。一
方で、シート厚さが厚くなると、シート内部に吸着剤が
浸透しにくくなる共に被吸着流体である空気もシート内
部には通過しにくくなるので、吸着剤の見かけ担持量が
増加する割には吸着能力の向上をもたらすものではなか
った。また、シート厚さが増えると図2に示したような
吸着体3を構成する場合の波板が成形しにくくなる問題
もある。この結果、シート厚さでは0.15〜1.5m
mの範囲が適切であった。
の関係について示した。ここでは繊維径は10μmとし
繊維密度は180kg/m3の条件で、他の条件は前述
した通りである。尚、一片が110mmの立方体をした
吸着体の中で担体の占める容積は、シート厚さが0.5
mmの時に30%であり、シート厚さが異なる場合は空
間容積に占める担体容積の割合は変わるが、見かけ表面
積が同一である。シート厚さが0.15mm以下になる
と吸着能力が低下しているが、これは吸着する繊維の絶
対量が低下して吸着剤の担持量が低下する為である。一
方で、シート厚さが厚くなると、シート内部に吸着剤が
浸透しにくくなる共に被吸着流体である空気もシート内
部には通過しにくくなるので、吸着剤の見かけ担持量が
増加する割には吸着能力の向上をもたらすものではなか
った。また、シート厚さが増えると図2に示したような
吸着体3を構成する場合の波板が成形しにくくなる問題
もある。この結果、シート厚さでは0.15〜1.5m
mの範囲が適切であった。
【0025】この処理により、吸着剤粒子の担体繊維へ
の付着性を高めることができ、親水性吸着剤粒子を担体
表面上に、凝集することなく、全体に均一に担持するこ
とができる。これにより吸着に作用する吸着剤の表面積
が増加し、吸着速度を高めることができる。
の付着性を高めることができ、親水性吸着剤粒子を担体
表面上に、凝集することなく、全体に均一に担持するこ
とができる。これにより吸着に作用する吸着剤の表面積
が増加し、吸着速度を高めることができる。
【0026】次に、吸着剤を担体に強固の保持させるた
めに、吸着剤の他にシリカを主成分をするバインダーを
添加して懸濁液を調製し、この懸濁液を塗布又は浸漬等
の方法で担体に含浸し、その後に200℃〜600℃の
範囲で焼成を行う。この結果、シリカが担体である繊維
表面と吸着剤粒子の間に溶解し接着するので吸着剤が離
脱しなくなる。特に、吸着剤としてゼオライトを用いた
場合にはバインダーであるシリカと同系の成分であるた
め、吸着性が良く、吸着剤の吸着能力を阻害するような
吸着剤表面の超微細穴を塞ぐことが少なくできる。
めに、吸着剤の他にシリカを主成分をするバインダーを
添加して懸濁液を調製し、この懸濁液を塗布又は浸漬等
の方法で担体に含浸し、その後に200℃〜600℃の
範囲で焼成を行う。この結果、シリカが担体である繊維
表面と吸着剤粒子の間に溶解し接着するので吸着剤が離
脱しなくなる。特に、吸着剤としてゼオライトを用いた
場合にはバインダーであるシリカと同系の成分であるた
め、吸着性が良く、吸着剤の吸着能力を阻害するような
吸着剤表面の超微細穴を塞ぐことが少なくできる。
【0027】以上、述べたような担体繊維の条件で製作
すると、良好な吸着能力を得られるが、好ましくは、繊
維径は3〜10μmで繊維密度は150〜180kg/
m3とした無機系繊維を厚さ0.25〜0.5mmのシ
ート状とした担体に、10μmを超えない親水性吸着剤
を担持した場合が吸着能力と機械的強度及び加工性の点
で優れており、図2のような吸着体を構成することも容
易である。尚、吸着体の通風路構成は、図2に示した形
状に限定されるものではなく、平板と波板を重ねて巻回
して円筒状にする事も容易であり、三角波又は矩形状の
断面を持つよう成型した板を相互の突起部が当接するよ
う積層して通風路が菱形又は四角の小孔の集合体となる
よう構成することも出来る。
すると、良好な吸着能力を得られるが、好ましくは、繊
維径は3〜10μmで繊維密度は150〜180kg/
m3とした無機系繊維を厚さ0.25〜0.5mmのシ
ート状とした担体に、10μmを超えない親水性吸着剤
を担持した場合が吸着能力と機械的強度及び加工性の点
で優れており、図2のような吸着体を構成することも容
易である。尚、吸着体の通風路構成は、図2に示した形
状に限定されるものではなく、平板と波板を重ねて巻回
して円筒状にする事も容易であり、三角波又は矩形状の
断面を持つよう成型した板を相互の突起部が当接するよ
う積層して通風路が菱形又は四角の小孔の集合体となる
よう構成することも出来る。
【0028】
【発明の効果】以上のように本発明の吸着材によれば、
無機系繊維の担体に、親水性吸着剤を液体に分散した懸
濁液を塗布もしくは前記担体を浸漬して吸着剤を担持す
る場合において、無機系繊維からなる繊維径が1〜20
μmである担体に液状に分散した10μmを超えない粒
子径を持つ吸着剤粒子の懸濁液を塗布または前記担体を
浸漬して吸着剤を担持することにより、吸着剤粒子が担
体の表面に積層することなく担体の繊維質の内部にまで
浸透し、担体内部への水蒸気の拡散が容易になることか
ら吸着能力を高く得ることができる。また、担体の繊維
内部に吸着剤粒子を担持しているため、吸着剤粒子の脱
落を防止することができる。
無機系繊維の担体に、親水性吸着剤を液体に分散した懸
濁液を塗布もしくは前記担体を浸漬して吸着剤を担持す
る場合において、無機系繊維からなる繊維径が1〜20
μmである担体に液状に分散した10μmを超えない粒
子径を持つ吸着剤粒子の懸濁液を塗布または前記担体を
浸漬して吸着剤を担持することにより、吸着剤粒子が担
体の表面に積層することなく担体の繊維質の内部にまで
浸透し、担体内部への水蒸気の拡散が容易になることか
ら吸着能力を高く得ることができる。また、担体の繊維
内部に吸着剤粒子を担持しているため、吸着剤粒子の脱
落を防止することができる。
【0029】また、無機系繊維からなる繊維密度が10
0〜200kg/m3である担体に液状に10μmを超
えない粒子径を持つ吸着剤粒子の懸濁液を塗布または前
記担体を浸漬して吸着剤を担持することにより、吸着能
力を高く得ることができ、吸着体として風路を構成する
にも適したものである。
0〜200kg/m3である担体に液状に10μmを超
えない粒子径を持つ吸着剤粒子の懸濁液を塗布または前
記担体を浸漬して吸着剤を担持することにより、吸着能
力を高く得ることができ、吸着体として風路を構成する
にも適したものである。
【0030】さらに、無機系繊維からなるシートの厚さ
を0.15〜1.5mmとした担体に液状に分散した1
0μmを超えない粒子径を持つ吸着剤粒子の懸濁液を塗
布または前記担体を浸漬して吸着剤を担持することのよ
り、高い吸着能力を維持しつつ機械的強度と加工性を確
保することができる。
を0.15〜1.5mmとした担体に液状に分散した1
0μmを超えない粒子径を持つ吸着剤粒子の懸濁液を塗
布または前記担体を浸漬して吸着剤を担持することのよ
り、高い吸着能力を維持しつつ機械的強度と加工性を確
保することができる。
【0031】また、繊維の表面をカチオン性有機高分子
電解質を主成分とする凝集剤の溶液で処理を行うことに
よって吸着剤の粒子を担体表面上に、凝集することな
く、全体に均一に担持することができる。
電解質を主成分とする凝集剤の溶液で処理を行うことに
よって吸着剤の粒子を担体表面上に、凝集することな
く、全体に均一に担持することができる。
【0032】また、吸着剤と、シリカを主成分としたバ
インダーを分散させた懸濁液を担体に含浸し担持させ2
00〜600℃で焼成することにより、担持した吸着剤
粒子の脱落を防ぐことができる。しかも、吸着剤粒子と
同主成分であるため、熱的変動にも安定であり、吸着材
の吸着能力を阻害することなく強固に吸着剤粒子を保持
することができる。
インダーを分散させた懸濁液を担体に含浸し担持させ2
00〜600℃で焼成することにより、担持した吸着剤
粒子の脱落を防ぐことができる。しかも、吸着剤粒子と
同主成分であるため、熱的変動にも安定であり、吸着材
の吸着能力を阻害することなく強固に吸着剤粒子を保持
することができる。
【0033】また上記手段によって作成された吸着材
を、層状、コルゲート状など通風路を有するように構成
したものは、上記の点を活かして除湿および加湿装置な
どに有効に利用することができる。
を、層状、コルゲート状など通風路を有するように構成
したものは、上記の点を活かして除湿および加湿装置な
どに有効に利用することができる。
【図1】本発明の一実施例の無機系繊維からなる担体に
吸着剤の粉末を担持した吸着材の断面図
吸着剤の粉末を担持した吸着材の断面図
【図2】同吸着材をコルゲート状に成型した時の斜視図
【図3】同繊維径と水分吸着量の関係を表す図
【図4】同繊維密度と水分吸着量の関係を表す図
【図5】同担体のシート厚さと水分吸着量の関係を表す
図
図
【図6】従来の吸着材の断面図
1 担体 2 吸着剤 3 吸着体
Claims (8)
- 【請求項1】繊維径が1〜20μmの無機系繊維からな
る担体に、粒子径が10μmを超えない親水性吸着剤を
担持した吸着材。 - 【請求項2】繊維密度が100〜200kg/m3の無
機系繊維からなる担体に、粒子径が10μmを超えない
親水性吸着剤を担持した吸着材。 - 【請求項3】シート厚さ0.15〜1.5mmである無
機系繊維からなる担体に、粒子径が10μmを超えない
親水性吸着剤を担持した吸着材。 - 【請求項4】担体がカチオン性有機高分子電解質を主成
分とする凝集の溶液を含浸して表面処理を行った無機系
繊維である担体を用いた請求項1から3のいずれか1項
記載の吸着材。 - 【請求項5】吸着剤とシリカを主成分としたバインダー
を分散させた混濁液を担体に含浸し、200〜600℃
の温度範囲で焼成した請求項1から4のいずれか1項記
載の吸着材。 - 【請求項6】繊維径が1から20μmで繊維密度が10
0〜200kg/m3の無機系繊維を厚さが0.15〜
1.5mmのシート状とした担体に、粒子径が10μm
を超えない親水性吸着材を担持した吸着材で通風路を形
成した吸着体。 - 【請求項7】担体が、カチオン性有機高分子電解質を主
成分とする凝集剤の溶液を含浸して表面処理を行った請
求項6記載の吸着体。 - 【請求項8】吸着材が、吸着剤とシリカを主成分とした
バインダを分散した混濁液を担体に含浸し200〜60
0℃の温度範囲で焼成した請求項6または7記載の吸着
体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7244153A JPH0985084A (ja) | 1995-09-22 | 1995-09-22 | 吸着材とこれを用いた吸着体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7244153A JPH0985084A (ja) | 1995-09-22 | 1995-09-22 | 吸着材とこれを用いた吸着体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0985084A true JPH0985084A (ja) | 1997-03-31 |
Family
ID=17114556
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7244153A Pending JPH0985084A (ja) | 1995-09-22 | 1995-09-22 | 吸着材とこれを用いた吸着体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0985084A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003022425A1 (en) * | 2001-09-10 | 2003-03-20 | Kuraray Chemical Co., Ltd. | Composite particulate article and method for preparation thereof |
| KR100535969B1 (ko) * | 1999-08-19 | 2005-12-09 | 니찌아스 카부시키카이샤 | 기화식가습기용 가습엘리먼트 |
-
1995
- 1995-09-22 JP JP7244153A patent/JPH0985084A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100535969B1 (ko) * | 1999-08-19 | 2005-12-09 | 니찌아스 카부시키카이샤 | 기화식가습기용 가습엘리먼트 |
| WO2003022425A1 (en) * | 2001-09-10 | 2003-03-20 | Kuraray Chemical Co., Ltd. | Composite particulate article and method for preparation thereof |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040210 |