JPH0985443A - アーク溶接装置及び溶接条件設定方法 - Google Patents
アーク溶接装置及び溶接条件設定方法Info
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- JPH0985443A JPH0985443A JP7244335A JP24433595A JPH0985443A JP H0985443 A JPH0985443 A JP H0985443A JP 7244335 A JP7244335 A JP 7244335A JP 24433595 A JP24433595 A JP 24433595A JP H0985443 A JPH0985443 A JP H0985443A
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Landscapes
- Arc Welding Control (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】従来ロボットメーカで作成していた溶接に関す
るプログラムに介入することなく、製品メーカが考える
製品に特有の溶接条件や良好な溶接品質を担保する溶接
条件を自動設定し得るようにする。 【解決手段】溶接電源3から出力させる電流と電圧の溶
接条件を自動設定して上記溶接電源3に出力指令する溶
接コントローラ4を設け、該溶接コントローラ4は設定
した溶接条件をロボットコントローラ5がロボット2に
送出するティーチングデータに同期して読出すための条
件呼出し信号5aのみをロボットコントローラ5から受
信するようにした。
るプログラムに介入することなく、製品メーカが考える
製品に特有の溶接条件や良好な溶接品質を担保する溶接
条件を自動設定し得るようにする。 【解決手段】溶接電源3から出力させる電流と電圧の溶
接条件を自動設定して上記溶接電源3に出力指令する溶
接コントローラ4を設け、該溶接コントローラ4は設定
した溶接条件をロボットコントローラ5がロボット2に
送出するティーチングデータに同期して読出すための条
件呼出し信号5aのみをロボットコントローラ5から受
信するようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シールドガスを使
用した消耗電極式のアーク溶接装置及び溶接条件設定方
法に関するものである。
用した消耗電極式のアーク溶接装置及び溶接条件設定方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の自動アーク溶接装置における基本
システムは、図15に示すように、溶接電源101とロ
ボット102の組み合わせに対し溶接条件の指令とティ
ーチングデータに基づく駆動信号の送出を行って、溶接
電源101とロボット102の協動溶接作業を制御する
中央処理型の溶接ロボットコントローラ103を配設し
た構成を採る。
システムは、図15に示すように、溶接電源101とロ
ボット102の組み合わせに対し溶接条件の指令とティ
ーチングデータに基づく駆動信号の送出を行って、溶接
電源101とロボット102の協動溶接作業を制御する
中央処理型の溶接ロボットコントローラ103を配設し
た構成を採る。
【0003】ここで、溶接条件とは、電流、電圧及び溶
接速度をいい、継手毎に実験や経験によって予め決定
し、溶接ロボットコントローラ103にオペレータが、
溶接電源101の特性を補正した電流指令パラメータ及
び電圧指令パラメータとして入力する。溶接ロボットコ
ントローラ103は、ティーチングデータを格納したメ
モリ領域103eと、継手毎に指定される溶接条件を格
納したメモリ領域103dとからなる条件ファイル10
3aと、ティーチングデータをロボット102の各軸用
の上記駆動信号に変換する制御部103cと、ファイル
103aからの上記各指令パラメータをアナログ信号に
変換するD/A変換器103bを有し、溶接開始によっ
て読出されるティーチングデータに同期して溶接条件を
読出すものである。即ち、溶接ロボットコントローラ1
03は、継手毎の溶接条件を格納したメモリ領域103
dの溶接プログラムと、ティーチングデータを格納した
メモリ領域103eのロボットプログラムとを同期して
読出す制御をしている。
接速度をいい、継手毎に実験や経験によって予め決定
し、溶接ロボットコントローラ103にオペレータが、
溶接電源101の特性を補正した電流指令パラメータ及
び電圧指令パラメータとして入力する。溶接ロボットコ
ントローラ103は、ティーチングデータを格納したメ
モリ領域103eと、継手毎に指定される溶接条件を格
納したメモリ領域103dとからなる条件ファイル10
3aと、ティーチングデータをロボット102の各軸用
の上記駆動信号に変換する制御部103cと、ファイル
103aからの上記各指令パラメータをアナログ信号に
変換するD/A変換器103bを有し、溶接開始によっ
て読出されるティーチングデータに同期して溶接条件を
読出すものである。即ち、溶接ロボットコントローラ1
03は、継手毎の溶接条件を格納したメモリ領域103
dの溶接プログラムと、ティーチングデータを格納した
メモリ領域103eのロボットプログラムとを同期して
読出す制御をしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、最近の溶接
ロボットにおけるコントローラでは、熟練経験者の不足
等の状況下、溶接条件を自動設定したり、溶接中の外乱
に応じて溶接条件を自動管理する溶接プログラムを組込
む傾向にある。このような溶接プログラムをティーチン
グデータを読込むためのロボットプログラムに組込む設
計は、通常ロボットメーカで行うことになる。
ロボットにおけるコントローラでは、熟練経験者の不足
等の状況下、溶接条件を自動設定したり、溶接中の外乱
に応じて溶接条件を自動管理する溶接プログラムを組込
む傾向にある。このような溶接プログラムをティーチン
グデータを読込むためのロボットプログラムに組込む設
計は、通常ロボットメーカで行うことになる。
【0005】しかし、実際の製品メーカでは、ロボット
メーカが作成した溶接プログラムを修正したり、溶接に
関する特別の機能を付加して製品独自の溶接を行いたい
と欲する場合がある。こうした場合、ロボットメーカで
作成した溶接プログラムの詳細を入手する必要がある
が、一般にはメーカプログラムは公表しないことが原則
で、製品メーカがロボットメーカの溶接プログラムを修
正したり新機能を付加することは容易でない。
メーカが作成した溶接プログラムを修正したり、溶接に
関する特別の機能を付加して製品独自の溶接を行いたい
と欲する場合がある。こうした場合、ロボットメーカで
作成した溶接プログラムの詳細を入手する必要がある
が、一般にはメーカプログラムは公表しないことが原則
で、製品メーカがロボットメーカの溶接プログラムを修
正したり新機能を付加することは容易でない。
【0006】また、溶接ロボットコントローラに溶接プ
ログラムを組込むことは、溶接プログラムとロボットプ
ログラムとが通信的にリンクすることになり、特定の溶
接電源とロボットの組合わせにのみコンパチブルとなっ
て、ロボットや溶接電源が変わった場合、溶接ロボット
コントローラの溶接プログラムを修正しなければならな
くなる。
ログラムを組込むことは、溶接プログラムとロボットプ
ログラムとが通信的にリンクすることになり、特定の溶
接電源とロボットの組合わせにのみコンパチブルとなっ
て、ロボットや溶接電源が変わった場合、溶接ロボット
コントローラの溶接プログラムを修正しなければならな
くなる。
【0007】そこで、本発明は従来ロボットメーカで作
成していた溶接プログラムに依存することなく、製品メ
ーカ独自のプログラムで溶接プロセスだけを制御するこ
とにより、ロボットや溶接電源の変更に自在に対応でき
るとともに、製品メーカが考える製品に特有の溶接条件
や良好な溶接品質を担保する溶接条件を設計図面に指示
された基本仕様を入力操作するだけで自動設定すること
ができるアーク溶接装置及びその溶接条件設定方法を提
供することにある。
成していた溶接プログラムに依存することなく、製品メ
ーカ独自のプログラムで溶接プロセスだけを制御するこ
とにより、ロボットや溶接電源の変更に自在に対応でき
るとともに、製品メーカが考える製品に特有の溶接条件
や良好な溶接品質を担保する溶接条件を設計図面に指示
された基本仕様を入力操作するだけで自動設定すること
ができるアーク溶接装置及びその溶接条件設定方法を提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決した請求
項1の発明の要旨は、(a)ワイヤが送給される溶接ト
ーチを保持し該溶接トーチをティーチングデータによっ
て操縦するロボットと、(b)該溶接トーチに電流及び
電圧を出力する溶接電源と、(c)上記溶接電源より出
力させる上記電流と電圧の各指令パラメータ及び溶接速
度からなる溶接条件を製品の継手毎に条件ファイルに格
納した溶接コントローラと、(d)上記ロボットへの上
記テイーチングデータの送出及び溶接速度を示す信号を
送出するに当たって、上記溶接コントローラから上記溶
接電源へ各指令パラメータを出力するタイミングが上記
ティーチングデータの送出タイミングと同期するように
上記溶接コントローラへ条件呼出しタイミングを指令す
るロボットコントローラとからアーク溶接装置を構成
し、アーク溶接を制御する制御装置が、溶接トーチに関
した溶接プロセスを制御する溶接コントローラと、ロボ
ットの運動を制御するロボットコントローラとに分離さ
れ、溶接コントローラのみに溶接条件を設定管理するプ
ログラムを蓄積してロボットメーカに頼らない独自の溶
接を行うことができる。
項1の発明の要旨は、(a)ワイヤが送給される溶接ト
ーチを保持し該溶接トーチをティーチングデータによっ
て操縦するロボットと、(b)該溶接トーチに電流及び
電圧を出力する溶接電源と、(c)上記溶接電源より出
力させる上記電流と電圧の各指令パラメータ及び溶接速
度からなる溶接条件を製品の継手毎に条件ファイルに格
納した溶接コントローラと、(d)上記ロボットへの上
記テイーチングデータの送出及び溶接速度を示す信号を
送出するに当たって、上記溶接コントローラから上記溶
接電源へ各指令パラメータを出力するタイミングが上記
ティーチングデータの送出タイミングと同期するように
上記溶接コントローラへ条件呼出しタイミングを指令す
るロボットコントローラとからアーク溶接装置を構成
し、アーク溶接を制御する制御装置が、溶接トーチに関
した溶接プロセスを制御する溶接コントローラと、ロボ
ットの運動を制御するロボットコントローラとに分離さ
れ、溶接コントローラのみに溶接条件を設定管理するプ
ログラムを蓄積してロボットメーカに頼らない独自の溶
接を行うことができる。
【0009】上記課題を解決した請求項2の発明の要旨
は、上記溶接コントローラとロボットコントローラとに
分離したシステムの場合と分離しないシステムの場合の
両方に適用されるもので、継手毎に入力される基本仕様
に基づいて継手毎に層数、溶接電流及び溶接電圧を設定
するとともに溶接電源より出力させる電流と電圧の各指
令パラメータ及び溶接速度を設定するものである。
は、上記溶接コントローラとロボットコントローラとに
分離したシステムの場合と分離しないシステムの場合の
両方に適用されるもので、継手毎に入力される基本仕様
に基づいて継手毎に層数、溶接電流及び溶接電圧を設定
するとともに溶接電源より出力させる電流と電圧の各指
令パラメータ及び溶接速度を設定するものである。
【0010】ここで、基本仕様とは、継手形状、姿勢、
溶接法(パルス、マグ溶接の場合のスプレー移行型及び
短絡移行型)、脚長、チップ母材間距離、及び板厚又は
必要な場合に溶接速度若しくはすみ肉溶接以外の溶着断
面積をいう。請求項2に従属する請求項3における溶接
条件設定方法は、基本仕様に基づいて層数を設定する方
法であって、(a)入力された指定脚長より溶着断面積
を演算し、(b)該溶着断面積と与えられた溶接姿勢と
から溶融した溶着金属の形状良否を判断して、一層盛り
か多層盛りかを決定し、(b)多層盛りに変更する場合
はそれに応じた脚長を設定してティーチングポイントの
変更を指示し、(d)該多層盛りの脚長でも形状否と判
断したときは脚長オーバーの指示を行う工程からなる。
溶着金属の形状良否の判断手法は実施例に記載してい
る。
溶接法(パルス、マグ溶接の場合のスプレー移行型及び
短絡移行型)、脚長、チップ母材間距離、及び板厚又は
必要な場合に溶接速度若しくはすみ肉溶接以外の溶着断
面積をいう。請求項2に従属する請求項3における溶接
条件設定方法は、基本仕様に基づいて層数を設定する方
法であって、(a)入力された指定脚長より溶着断面積
を演算し、(b)該溶着断面積と与えられた溶接姿勢と
から溶融した溶着金属の形状良否を判断して、一層盛り
か多層盛りかを決定し、(b)多層盛りに変更する場合
はそれに応じた脚長を設定してティーチングポイントの
変更を指示し、(d)該多層盛りの脚長でも形状否と判
断したときは脚長オーバーの指示を行う工程からなる。
溶着金属の形状良否の判断手法は実施例に記載してい
る。
【0011】請求項2に従属する請求項4における溶接
条件設定方法は、溶接速度が基本仕様として入力されな
い場合の溶接電流及び溶接速度を演算する方法であっ
て、(a)ワイヤ送給速度と溶接電流及びワイヤ送給速
度と溶接速度の各関係式に、脚長より仮に定めた溶接電
流及び溶接速度の条件を付加し、(b)該仮に定めた溶
接電流及び溶接速度によるワイヤ送給速度が上記各関係
式を共に満足するときの上記溶接電流と溶接速度を設定
溶接電流及び設定溶接速度とする工程からなる。
条件設定方法は、溶接速度が基本仕様として入力されな
い場合の溶接電流及び溶接速度を演算する方法であっ
て、(a)ワイヤ送給速度と溶接電流及びワイヤ送給速
度と溶接速度の各関係式に、脚長より仮に定めた溶接電
流及び溶接速度の条件を付加し、(b)該仮に定めた溶
接電流及び溶接速度によるワイヤ送給速度が上記各関係
式を共に満足するときの上記溶接電流と溶接速度を設定
溶接電流及び設定溶接速度とする工程からなる。
【0012】請求項2に従属する請求項5における溶接
条件設定方法は、基本仕様に基づいて電流指令パラメー
タを設定する方法であって、(a)電流指令パラメータ
を脚長と溶接速度の関数からなる幾何学的に定まる多項
式で表し、(b)これを用いて上記電流指令パラメータ
を演算する工程からなる。請求項2に従属する請求項6
における溶接条件設定方法は、基本仕様に基づいて溶接
電圧を設定する方法であって、溶接電圧を溶接電流の関
数だけでなくチップ母材間距離の関数も含めた多項式で
演算する。
条件設定方法は、基本仕様に基づいて電流指令パラメー
タを設定する方法であって、(a)電流指令パラメータ
を脚長と溶接速度の関数からなる幾何学的に定まる多項
式で表し、(b)これを用いて上記電流指令パラメータ
を演算する工程からなる。請求項2に従属する請求項6
における溶接条件設定方法は、基本仕様に基づいて溶接
電圧を設定する方法であって、溶接電圧を溶接電流の関
数だけでなくチップ母材間距離の関数も含めた多項式で
演算する。
【0013】請求項2に従属する請求項7における溶接
条件設定方法は、パルス溶接の場合の溶接電圧の設定方
法であって、(a)上記多項式をチップ母材間距離に応
じた境界電流より高電流側と低電流側の二つの演算式に
分け、(b)設定溶接電流が上記境界電流より大きいと
きは上記高電流側の演算式より設定溶接電圧を演算し、
(c)上記溶接電流が上記境界電流より小さいときは上
記低電流側の演算式より設定溶接電圧を演算する工程を
有する。
条件設定方法は、パルス溶接の場合の溶接電圧の設定方
法であって、(a)上記多項式をチップ母材間距離に応
じた境界電流より高電流側と低電流側の二つの演算式に
分け、(b)設定溶接電流が上記境界電流より大きいと
きは上記高電流側の演算式より設定溶接電圧を演算し、
(c)上記溶接電流が上記境界電流より小さいときは上
記低電流側の演算式より設定溶接電圧を演算する工程を
有する。
【0014】請求項2に従属する請求項8における溶接
条件設定方法は、マグ溶接の場合の溶接電圧の設定方法
であって、(a)上記多項式をスプレー移行型溶接を行
うときの演算式と短絡移行型溶接を行うときの演算式に
分け、(b)入力された基本仕様により上記各演算式を
選択する工程を有する。請求項2に従属する請求項9に
おける溶接条件設定方法は、(a)設定溶接電圧、設定
溶接電流及び設定溶接速度とから溶込み深さを演算し、
(b)該溶込み深さが板厚に応じた上限溶込み深さと下
限溶込み深さの間の場合に上記設定溶接電圧及び設定溶
接電流から上記溶接電源への電流指令パラメータ及び電
圧指令パラメータを演算し、(c)上記溶込み深さが上
記上限溶込み深さと下限溶込み深さの範囲から外れた場
合、溶接速度が基本仕様として入力されないときは上記
設定溶接電流を補正してこれに応じて溶接速度を再演算
し、(d)溶接速度が基本仕様として入力されるときは
溶接速度を補正してこれに応じて溶接電流を再演算する
工程からなる。
条件設定方法は、マグ溶接の場合の溶接電圧の設定方法
であって、(a)上記多項式をスプレー移行型溶接を行
うときの演算式と短絡移行型溶接を行うときの演算式に
分け、(b)入力された基本仕様により上記各演算式を
選択する工程を有する。請求項2に従属する請求項9に
おける溶接条件設定方法は、(a)設定溶接電圧、設定
溶接電流及び設定溶接速度とから溶込み深さを演算し、
(b)該溶込み深さが板厚に応じた上限溶込み深さと下
限溶込み深さの間の場合に上記設定溶接電圧及び設定溶
接電流から上記溶接電源への電流指令パラメータ及び電
圧指令パラメータを演算し、(c)上記溶込み深さが上
記上限溶込み深さと下限溶込み深さの範囲から外れた場
合、溶接速度が基本仕様として入力されないときは上記
設定溶接電流を補正してこれに応じて溶接速度を再演算
し、(d)溶接速度が基本仕様として入力されるときは
溶接速度を補正してこれに応じて溶接電流を再演算する
工程からなる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明のアーク溶接装置及
びその溶接条件設定方法を図面を参照して詳細に説明す
る。図1に示すように、本発明のアーク溶接装置及び溶
接条件設定方法を実現する設備は、溶接トーチ(以下、
トーチと略す)1を保持した多関節ロボット2と、出力
端子3a,3bの溶接電力出力に基づいて上記トーチ先
端のチップ16へ給電する溶接電源3と、上記溶接電力
出力の電流Iと電圧Vを上記溶接電源3から出力させる
べく該溶接電源3へ指令する各指令パラメータPI ,P
V を自動設定してその各指令信号i,vを送出する溶接
コントローラ4と、上記多関節ロボット2を溶接速度の
指令信号を含むティーチングデータTDに基づいて制御
するロボットコントローラ5と、ドラム6に充填された
消耗電極としてのワイヤ7を上記トーチ1へ送給するワ
イヤ送給装置8と、溶接品が載置される治具9とから構
成されている。なお、多関節ロボット2には、ティーチ
ングデータTDを溶接速度に基づいて実際のロボット軸
部を作動させる駆動信号の形式に変換する波形操作回路
が付加されているものとする。
びその溶接条件設定方法を図面を参照して詳細に説明す
る。図1に示すように、本発明のアーク溶接装置及び溶
接条件設定方法を実現する設備は、溶接トーチ(以下、
トーチと略す)1を保持した多関節ロボット2と、出力
端子3a,3bの溶接電力出力に基づいて上記トーチ先
端のチップ16へ給電する溶接電源3と、上記溶接電力
出力の電流Iと電圧Vを上記溶接電源3から出力させる
べく該溶接電源3へ指令する各指令パラメータPI ,P
V を自動設定してその各指令信号i,vを送出する溶接
コントローラ4と、上記多関節ロボット2を溶接速度の
指令信号を含むティーチングデータTDに基づいて制御
するロボットコントローラ5と、ドラム6に充填された
消耗電極としてのワイヤ7を上記トーチ1へ送給するワ
イヤ送給装置8と、溶接品が載置される治具9とから構
成されている。なお、多関節ロボット2には、ティーチ
ングデータTDを溶接速度に基づいて実際のロボット軸
部を作動させる駆動信号の形式に変換する波形操作回路
が付加されているものとする。
【0016】上記多関節ロボット2に組付けられた上記
ワイヤ送給装置8は、曲げ矯正器11、エンコーダ1
2、ワイヤ7を挟持した一対の送給ローラ13a,13
b、該ローラ13a,13bを駆動する回転アクチュエ
ータ14及びワイヤ7をトーチ1にガイドするトーチケ
ーブル1aを有し、ワイヤ7をトーチ1におけるノズル
部15内のチップ16より突出させるようにしている。
そして、回転アクチュエータ14は、溶接コントローラ
4から溶接電流iの大きさ(平均値)に比例した送り速
度の駆動信号で制御されてワイヤ7を繰出すようになっ
ており、そのときの検出ワイヤ送給速度MRa はエンコ
ーダ12より溶接コントローラ4に送出される。
ワイヤ送給装置8は、曲げ矯正器11、エンコーダ1
2、ワイヤ7を挟持した一対の送給ローラ13a,13
b、該ローラ13a,13bを駆動する回転アクチュエ
ータ14及びワイヤ7をトーチ1にガイドするトーチケ
ーブル1aを有し、ワイヤ7をトーチ1におけるノズル
部15内のチップ16より突出させるようにしている。
そして、回転アクチュエータ14は、溶接コントローラ
4から溶接電流iの大きさ(平均値)に比例した送り速
度の駆動信号で制御されてワイヤ7を繰出すようになっ
ており、そのときの検出ワイヤ送給速度MRa はエンコ
ーダ12より溶接コントローラ4に送出される。
【0017】しかして、溶接コントローラ4は、溶接条
件(電流、電圧及び速度)の自動設定と外乱に対する溶
接条件の自動修正とを行うもので、そのハードウエアを
概念的に表した図2に示すように、継手形状、姿勢、溶
接法(パルス、マグ溶接の場合のスプレー移行型及び短
絡移行型)、脚長L、チップ母材間距離EXT(チップ
16と母材間の距離)及び板厚t又は必要な場合に溶接
速度若しくはすみ肉溶接以外の溶着断面積等の基本仕様
が、例えば一つの製品におけるN個の継手毎に入力され
る仕様入力手段41と、該仕様入力手段41に入力され
た基本仕様より溶接条件を演算にて決定する初期条件設
定手段42と、該初期条件設定手段42の演算に用いる
各演算式が格納された演算式メモリ43と、上記初期条
件設定手段42によって設定された溶接条件を格納する
条件ファイル45と、上記初期条件設定手段42で設定
した溶接条件のうち初期電流指令パラメータPI 及び初
期電圧指令パラメータPV を外乱に応じた修正電流指令
パラメータPI ′及び修正電圧指令パラメータPV ′と
する条件自動管理補正手段44とを主体に構成される。
件(電流、電圧及び速度)の自動設定と外乱に対する溶
接条件の自動修正とを行うもので、そのハードウエアを
概念的に表した図2に示すように、継手形状、姿勢、溶
接法(パルス、マグ溶接の場合のスプレー移行型及び短
絡移行型)、脚長L、チップ母材間距離EXT(チップ
16と母材間の距離)及び板厚t又は必要な場合に溶接
速度若しくはすみ肉溶接以外の溶着断面積等の基本仕様
が、例えば一つの製品におけるN個の継手毎に入力され
る仕様入力手段41と、該仕様入力手段41に入力され
た基本仕様より溶接条件を演算にて決定する初期条件設
定手段42と、該初期条件設定手段42の演算に用いる
各演算式が格納された演算式メモリ43と、上記初期条
件設定手段42によって設定された溶接条件を格納する
条件ファイル45と、上記初期条件設定手段42で設定
した溶接条件のうち初期電流指令パラメータPI 及び初
期電圧指令パラメータPV を外乱に応じた修正電流指令
パラメータPI ′及び修正電圧指令パラメータPV ′と
する条件自動管理補正手段44とを主体に構成される。
【0018】デジタル信号形式の上記修正電流指令パラ
メータPI ′及び修正電圧指令パラメータPV ′は、D
/A変換器によってアナログ形式の電流指令信号i及び
電圧指令信号vに変換されて溶接電源3に入力され、出
力端子3a,3bより導出すべき電流及び電圧を指令す
るようになっている。また、溶接コントローラ4には、
溶接電源3から出力している電流及び電圧の検出溶接電
流Ia (パルス溶接時はパルス電流の平均電流)及び検
出溶接電圧Va がサンプリングされるようになってい
る。
メータPI ′及び修正電圧指令パラメータPV ′は、D
/A変換器によってアナログ形式の電流指令信号i及び
電圧指令信号vに変換されて溶接電源3に入力され、出
力端子3a,3bより導出すべき電流及び電圧を指令す
るようになっている。また、溶接コントローラ4には、
溶接電源3から出力している電流及び電圧の検出溶接電
流Ia (パルス溶接時はパルス電流の平均電流)及び検
出溶接電圧Va がサンプリングされるようになってい
る。
【0019】ここで、上記初期電流指令パラメータPI
及び修正電流指令パラメータPI ′と溶接電流Iとの関
係並びに初期電圧指令パラメータPV 及び修正電圧指令
パラメータPV ′と溶接電圧Vとの関係は、溶接電源3
の特性を補正した関係に設定される。即ち、溶接コント
ローラ4内で演算した溶接電流と溶接電圧が溶接電源が
変わっても出力するように、各電流指令パラメータ
PI ,PI ′及び各電圧指令パラメータPV ,PV ′は
溶接電源毎に補正される。
及び修正電流指令パラメータPI ′と溶接電流Iとの関
係並びに初期電圧指令パラメータPV 及び修正電圧指令
パラメータPV ′と溶接電圧Vとの関係は、溶接電源3
の特性を補正した関係に設定される。即ち、溶接コント
ローラ4内で演算した溶接電流と溶接電圧が溶接電源が
変わっても出力するように、各電流指令パラメータ
PI ,PI ′及び各電圧指令パラメータPV ,PV ′は
溶接電源毎に補正される。
【0020】一方、ロボットコントローラ5は、継手毎
のティーチングデータメモリをもつ電子制御装置であ
り、実際の溶接にあたって、該ロボットコントローラ5
は各メモリのデータを順次に読出して多関節ロボット2
の各軸を駆動するとともに、一つのメモリを読出す毎に
条件呼出し信号5aを溶接コントローラ4に送出して条
件ファイル45をアクセスする。これにより、ティーチ
ングデータTDに同期して継手毎の溶接条件(PI ,P
V 、I,V及び溶接速度WS)が読出される。
のティーチングデータメモリをもつ電子制御装置であ
り、実際の溶接にあたって、該ロボットコントローラ5
は各メモリのデータを順次に読出して多関節ロボット2
の各軸を駆動するとともに、一つのメモリを読出す毎に
条件呼出し信号5aを溶接コントローラ4に送出して条
件ファイル45をアクセスする。これにより、ティーチ
ングデータTDに同期して継手毎の溶接条件(PI ,P
V 、I,V及び溶接速度WS)が読出される。
【0021】なお、演算式メモリ43に格納する各演算
式の組は、実験によって予め求めている。また、本溶接
開始と停止を意味するアークON/OFF信号は、ロボ
ットコントローラ5よりの溶接コントローラ4に送出さ
れる。本発明のアーク溶接装置は図1のように構成さ
れ、溶接コントローラ4は、ロボットコントローラ5の
ティーチングデータと協動して行う溶接プロセスに関し
たプログラムを、ロボットコントローラ5から条件呼出
し信号5aを受信するだけで、全て初期条件設定手段4
2と条件自動管理補正手段44で実行している。
式の組は、実験によって予め求めている。また、本溶接
開始と停止を意味するアークON/OFF信号は、ロボ
ットコントローラ5よりの溶接コントローラ4に送出さ
れる。本発明のアーク溶接装置は図1のように構成さ
れ、溶接コントローラ4は、ロボットコントローラ5の
ティーチングデータと協動して行う溶接プロセスに関し
たプログラムを、ロボットコントローラ5から条件呼出
し信号5aを受信するだけで、全て初期条件設定手段4
2と条件自動管理補正手段44で実行している。
【0022】従って、溶接コントローラ4はロボットコ
ントローラ5に格納されたロボットプログラムとリンク
しないプログラムを設定でき、ロボットメーカに頼らな
い製品メーカ独自の溶接を行うことができる。また、上
記溶接コントローラ4をロボットコントローラ5と分離
することにより、溶接コントローラ4は一切ロボットの
運動に関する制御には関与しないので、ロボット2の種
類が変わっても、溶接コントローラ4の溶接条件を変更
する必要はなく、極めて多用途の溶接管理システムとな
る。
ントローラ5に格納されたロボットプログラムとリンク
しないプログラムを設定でき、ロボットメーカに頼らな
い製品メーカ独自の溶接を行うことができる。また、上
記溶接コントローラ4をロボットコントローラ5と分離
することにより、溶接コントローラ4は一切ロボットの
運動に関する制御には関与しないので、ロボット2の種
類が変わっても、溶接コントローラ4の溶接条件を変更
する必要はなく、極めて多用途の溶接管理システムとな
る。
【0023】次に上記溶接コントローラ4によりアーク
溶接の条件設定がいかに行われるかを図3〜図8のフロ
ーチャートと図9〜図14の特性図を用いて説明する。
図3に示すように、全体の構成は、ステップS1 〔基本
仕様入力〕及びステップS2 〔最適溶接条件の自動設
定〕からなる準備処理と、ステップS4 〔本溶接開
始〕、ステップS18〔条件自動管理〕及び溶接終了判断
(ステップS14)とを含む本溶接処理とからなり、準備
処理は仕様入力手段41及び初期条件設定手段42が行
う処理、本溶接は条件自動管理補正手段44が行う処理
である。ただし、上記準備処理と本溶接処理との間に
は、溶接継手にギャップ(スキ間)があるか否かの判断
ステップS3 が挿入されており、ギャップが有る場合は
ステップS17〔ギャップ部の自動管理〕に進む。なお、
このギャップが有る場合の自動管理と、本溶接における
処理とは本発明と直接関係がないため説明を省略する。
溶接の条件設定がいかに行われるかを図3〜図8のフロ
ーチャートと図9〜図14の特性図を用いて説明する。
図3に示すように、全体の構成は、ステップS1 〔基本
仕様入力〕及びステップS2 〔最適溶接条件の自動設
定〕からなる準備処理と、ステップS4 〔本溶接開
始〕、ステップS18〔条件自動管理〕及び溶接終了判断
(ステップS14)とを含む本溶接処理とからなり、準備
処理は仕様入力手段41及び初期条件設定手段42が行
う処理、本溶接は条件自動管理補正手段44が行う処理
である。ただし、上記準備処理と本溶接処理との間に
は、溶接継手にギャップ(スキ間)があるか否かの判断
ステップS3 が挿入されており、ギャップが有る場合は
ステップS17〔ギャップ部の自動管理〕に進む。なお、
このギャップが有る場合の自動管理と、本溶接における
処理とは本発明と直接関係がないため説明を省略する。
【0024】本発明の溶接条件設定方法は、上記ステッ
プS2 、即ち、脚長設定(一層盛りか多層盛りかの決定
等)と、この後の溶接速度が自動設定(溶接速度が入力
されない場合の溶接条件設定)される場合及び溶接速度
が手動設定(溶接速度が入力される場合の溶接条件設
定)される場合のそれぞれについて、パルス溶接を行う
ときの条件設定、マグ溶接におけるスプレー移行型溶接
を行うときの条件設定及びマグ溶接における短絡移行型
の溶接を行うときの条件設定に特徴がある。
プS2 、即ち、脚長設定(一層盛りか多層盛りかの決定
等)と、この後の溶接速度が自動設定(溶接速度が入力
されない場合の溶接条件設定)される場合及び溶接速度
が手動設定(溶接速度が入力される場合の溶接条件設
定)される場合のそれぞれについて、パルス溶接を行う
ときの条件設定、マグ溶接におけるスプレー移行型溶接
を行うときの条件設定及びマグ溶接における短絡移行型
の溶接を行うときの条件設定に特徴がある。
【0025】さて、上記ステップS1 の基本仕様入力
は、図4の冒頭の処理であり、継手形状、姿勢、溶接速
度WS、脚長L、チップ母材間距離EXT、板厚t、ス
ミ肉以外の溶着断面積A1 、溶込み深さ大小の境界定数
K86及び最小溶込み深さ確保定数K87を入力する。この
入力はオペレータのキー操作による。脚長の設定 基本仕様入力の後、ステップS201 〔継手形状=スミ
肉〕では継手形状がスミ肉溶接かそれ以外の溶接(例え
ば突合溶接)かを判断する。継手形状がスミ肉溶接の場
合、ステップS204 〔L≦5〕→ステップS205 〔L=
L+K142 〕→S206 〔スミ肉断面積A=(1/2)L
2 〕からなるスミ肉断面積の演算を行う。スミ肉断面積
の演算では、先ず指定脚長が5mm以下の場合に定数K
142 (例えば0.5mm)を加えて、脚長を大きめとす
る補正を行っている(S204 →S205 )。そして脚長を
定めると、ステップS206 によりスミ肉断面積Aを演算
する。
は、図4の冒頭の処理であり、継手形状、姿勢、溶接速
度WS、脚長L、チップ母材間距離EXT、板厚t、ス
ミ肉以外の溶着断面積A1 、溶込み深さ大小の境界定数
K86及び最小溶込み深さ確保定数K87を入力する。この
入力はオペレータのキー操作による。脚長の設定 基本仕様入力の後、ステップS201 〔継手形状=スミ
肉〕では継手形状がスミ肉溶接かそれ以外の溶接(例え
ば突合溶接)かを判断する。継手形状がスミ肉溶接の場
合、ステップS204 〔L≦5〕→ステップS205 〔L=
L+K142 〕→S206 〔スミ肉断面積A=(1/2)L
2 〕からなるスミ肉断面積の演算を行う。スミ肉断面積
の演算では、先ず指定脚長が5mm以下の場合に定数K
142 (例えば0.5mm)を加えて、脚長を大きめとす
る補正を行っている(S204 →S205 )。そして脚長を
定めると、ステップS206 によりスミ肉断面積Aを演算
する。
【0026】溶接コントローラ4の行う次の処理は、溶
接姿勢に応じて現脚長での溶着金属の形状不良を生じな
い溶接が一層盛りで可能か多層盛り(ここでは2層盛
り)で可能か否かを演算して判断するものである。即
ち、始めにステップS207 〔姿勢=下向き〕で溶接姿勢
が下向きか下向き以外(角度有)かを判断する。そし
て、継手姿勢が下向きの場合、ステップS208 〔L≦K
137 〕を実行して現脚長と定数K137 (例えば10m
m〕とを比較する。その結果、L≦K137 の場合、現脚
長で一層盛りの形状不良を生じない溶接が可能と判断し
て次処理に進み(この段階で脚長が最終的に設定された
ことになる)、L>K137 の場合、ステップS210 〔L
≦K138 〕に進む。
接姿勢に応じて現脚長での溶着金属の形状不良を生じな
い溶接が一層盛りで可能か多層盛り(ここでは2層盛
り)で可能か否かを演算して判断するものである。即
ち、始めにステップS207 〔姿勢=下向き〕で溶接姿勢
が下向きか下向き以外(角度有)かを判断する。そし
て、継手姿勢が下向きの場合、ステップS208 〔L≦K
137 〕を実行して現脚長と定数K137 (例えば10m
m〕とを比較する。その結果、L≦K137 の場合、現脚
長で一層盛りの形状不良を生じない溶接が可能と判断し
て次処理に進み(この段階で脚長が最終的に設定された
ことになる)、L>K137 の場合、ステップS210 〔L
≦K138 〕に進む。
【0027】ステップS210 では現脚長と定数K
138 (例えば15mm〕とを比較する。定数K138 は姿
勢下向きの場合の形状不良を生じない2層盛りが可能な
脚長値である。そして、L≦K138 の場合(現脚長で形
状不良をを生じない溶接が可能な場合)、ステップS
212 〜S215 〔ティーチングポイントの変更演算指令〕
に進み、L> K138 の場合、現脚長では形状不良を
生じない溶接が2層盛りでも困難と判断してステップS
211 で脚長オーバの表示を行う。
138 (例えば15mm〕とを比較する。定数K138 は姿
勢下向きの場合の形状不良を生じない2層盛りが可能な
脚長値である。そして、L≦K138 の場合(現脚長で形
状不良をを生じない溶接が可能な場合)、ステップS
212 〜S215 〔ティーチングポイントの変更演算指令〕
に進み、L> K138 の場合、現脚長では形状不良を
生じない溶接が2層盛りでも困難と判断してステップS
211 で脚長オーバの表示を行う。
【0028】ティーチングポイントの変更演算指令は、
初期のティーチングポイントが一層盛りを想定している
ので、ステップS206 で演算したスミ肉断面積Aよりの
ど厚rを演算し、チップ母材間距離を一定にするためこ
の値だけティーチングポイント修正をオペレータに表示
により示唆するものである。また、ステップS207 で継
手姿勢が下向き以外の場合、ステップS216 〔L≦K
135 〕を実行し、現脚長Lと定数K135 (例えば8m
m〕とを比較する。定数K135 は姿勢下向き以外の場合
の形状不良を生じない一層盛りが可能な最大の脚長値で
ある。ステップS216 で溶接可能であれば、次処理に進
み、形状不良を生じる場合は、ステップS217 〔L≦K
136 〕に進む。定数K136 (例えば12mm)は姿勢下
向き以外の場合の形状不良を生じない2層盛りが可能な
脚長値である。なお、各定数K135 〜K138 は、スミ肉
断面積により溶融ワイヤの重量や表面張力等が関与する
ため、実験により決定している。
初期のティーチングポイントが一層盛りを想定している
ので、ステップS206 で演算したスミ肉断面積Aよりの
ど厚rを演算し、チップ母材間距離を一定にするためこ
の値だけティーチングポイント修正をオペレータに表示
により示唆するものである。また、ステップS207 で継
手姿勢が下向き以外の場合、ステップS216 〔L≦K
135 〕を実行し、現脚長Lと定数K135 (例えば8m
m〕とを比較する。定数K135 は姿勢下向き以外の場合
の形状不良を生じない一層盛りが可能な最大の脚長値で
ある。ステップS216 で溶接可能であれば、次処理に進
み、形状不良を生じる場合は、ステップS217 〔L≦K
136 〕に進む。定数K136 (例えば12mm)は姿勢下
向き以外の場合の形状不良を生じない2層盛りが可能な
脚長値である。なお、各定数K135 〜K138 は、スミ肉
断面積により溶融ワイヤの重量や表面張力等が関与する
ため、実験により決定している。
【0029】上記ステップS204 〜S206 の脚長補正及
び溶着断面積の演算並びに一層盛りか多層盛りかの判断
処理によって、オペレータにより指定された継手形状と
姿勢に対して適正脚長を確保し、溶接強度を保証した自
動設定が可能となる。ところで、継手形状がスミ肉溶接
以外の溶接の場合は、ステップS202 に進んで溶着断面
積Aを基本仕様入力時のA1 とし、続くステップS203
で指定脚長をL=(2A1 )1/2 とした後、溶接速度手
動設定アルゴリズムへ進む。溶接速度手動設定アルゴリ
ズムは溶接速度WSが基本仕様入力で指定された場合の
処理であるが、スミ肉溶接以外の場合はこの溶接速度手
動設定アルゴリズムへ自動的に進む。基本仕様入力で溶
接速度を指定しない場合は、後のステップS209 でWS
自動と判断し、更に後の処理で溶接速度を演算してい
る。
び溶着断面積の演算並びに一層盛りか多層盛りかの判断
処理によって、オペレータにより指定された継手形状と
姿勢に対して適正脚長を確保し、溶接強度を保証した自
動設定が可能となる。ところで、継手形状がスミ肉溶接
以外の溶接の場合は、ステップS202 に進んで溶着断面
積Aを基本仕様入力時のA1 とし、続くステップS203
で指定脚長をL=(2A1 )1/2 とした後、溶接速度手
動設定アルゴリズムへ進む。溶接速度手動設定アルゴリ
ズムは溶接速度WSが基本仕様入力で指定された場合の
処理であるが、スミ肉溶接以外の場合はこの溶接速度手
動設定アルゴリズムへ自動的に進む。基本仕様入力で溶
接速度を指定しない場合は、後のステップS209 でWS
自動と判断し、更に後の処理で溶接速度を演算してい
る。
【0030】溶接電流と溶接速度の設定 上述のごとく本溶接コントローラ4では、溶接速度を基
本仕様として指定するモードと指定しないモードがあ
り、いずれのモードかはステップS209 (WS自動)で
判断している。さて、溶接速度WSを指定しないモード
の場合、溶接速度と溶接電流を演算により設定する。こ
の演算は、ワイヤ送給速度MR、溶接電流I(パルス溶
接の場合平均電流IaV)及びチップ母材間距離EXTの
関係式MR=f(I,EXT)と、ワイヤ送給速度M
R、脚長L及び溶接速度WSの関係式MR=f(L,W
S)を用いる。しかし、関係式が二つに対し未知数はM
R、WS及びIの三つとなり、解くことができない。
本仕様として指定するモードと指定しないモードがあ
り、いずれのモードかはステップS209 (WS自動)で
判断している。さて、溶接速度WSを指定しないモード
の場合、溶接速度と溶接電流を演算により設定する。こ
の演算は、ワイヤ送給速度MR、溶接電流I(パルス溶
接の場合平均電流IaV)及びチップ母材間距離EXTの
関係式MR=f(I,EXT)と、ワイヤ送給速度M
R、脚長L及び溶接速度WSの関係式MR=f(L,W
S)を用いる。しかし、関係式が二つに対し未知数はM
R、WS及びIの三つとなり、解くことができない。
【0031】そこで、以下の条件を加えて解くことにす
る。先ず、脚長別のImAX (上限電流)とWSmAX (上
限速度値)とをこれまでの経験より図9及び図10のよ
うに設定する。これよりImAX とWSmAX は次式で表す
ことができる。
る。先ず、脚長別のImAX (上限電流)とWSmAX (上
限速度値)とをこれまでの経験より図9及び図10のよ
うに設定する。これよりImAX とWSmAX は次式で表す
ことができる。
【0032】
【数1】 ImAX =K19・L+K20 (L≦7の場合)
【0033】
【数2】 ImAX =K21・L+K22 (L>7の場合)
【0034】
【数3】 WSmAX =−K102 ・L+K103 (L≦5の
場合)
場合)
【0035】
【数4】 WSmAX =−K23・L+K24(5<L<10
の場合) 次にMR=f(I,EXT)に数式1又は2から定まる
ImAX を代入し、求めたMRを関係式MR=f(L,W
S)に代入することにより溶接速度WSを計算できる。
そして更に上記溶接速度WSを数式3又は4で求められ
るWSmAX と比較し、WSがWSmAX 以下ならば、その
時のWSとImAX が求める溶接速度と溶接電流である。
また、WS>WSmAX の場合には、WS≦WSmAX とな
るまで溶接電流を減少させて演算を繰返し、同条件を満
足した時の溶接速度と溶接電流が求める解である。
の場合) 次にMR=f(I,EXT)に数式1又は2から定まる
ImAX を代入し、求めたMRを関係式MR=f(L,W
S)に代入することにより溶接速度WSを計算できる。
そして更に上記溶接速度WSを数式3又は4で求められ
るWSmAX と比較し、WSがWSmAX 以下ならば、その
時のWSとImAX が求める溶接速度と溶接電流である。
また、WS>WSmAX の場合には、WS≦WSmAX とな
るまで溶接電流を減少させて演算を繰返し、同条件を満
足した時の溶接速度と溶接電流が求める解である。
【0036】上記溶接速度と溶接電流の演算は、図4に
おける、WS自動を判断後のステップS219 〔L≦7〕
→ステップS220 とステップS219 →ステップS221 で
上限電流値を求め、パルス溶接かマグ溶接かの判断処理
(ステップS230 )の後、パルス溶接の場合は図5のス
テップS231 〔MR=f(I,EXT)〕→ステップS
232 〔溶接速度WSの計算〕→ステップS233 〔L≦
5〕→ステップS235 とステップS233 →ステップS
234 で、マグ溶接の場合は、図6のステップS251〔M
R=f(I,EXT)〕→ステップS252 〔溶接速度W
Sの計算〕→ステップS253 〔L≦5〕→ステップS
254 とステップS253 →ステップS255 で上限速度値を
求めている。そして、求めた溶接速度がWS>WSmAX
か否かは、パルス溶接の場合ステップS236 で判断し、
マグ溶接の場合ステップS256 で判断して、WS>WS
mAX と判断したときは、パルス溶接の場合、ステップS
237 〔I=I−1〕で溶接電流を単位量減少させ、マグ
溶接の場合、ステップS257 〔I=I−1〕で同様の電
流減少処理を行って、WSがWSmAX 以下となるまで溶
接電流を段階的に減じて溶接速度の演算を繰り返してい
る。こうして溶接速度が入力されない場合でも溶接電流
と溶接速度を演算することができる。
おける、WS自動を判断後のステップS219 〔L≦7〕
→ステップS220 とステップS219 →ステップS221 で
上限電流値を求め、パルス溶接かマグ溶接かの判断処理
(ステップS230 )の後、パルス溶接の場合は図5のス
テップS231 〔MR=f(I,EXT)〕→ステップS
232 〔溶接速度WSの計算〕→ステップS233 〔L≦
5〕→ステップS235 とステップS233 →ステップS
234 で、マグ溶接の場合は、図6のステップS251〔M
R=f(I,EXT)〕→ステップS252 〔溶接速度W
Sの計算〕→ステップS253 〔L≦5〕→ステップS
254 とステップS253 →ステップS255 で上限速度値を
求めている。そして、求めた溶接速度がWS>WSmAX
か否かは、パルス溶接の場合ステップS236 で判断し、
マグ溶接の場合ステップS256 で判断して、WS>WS
mAX と判断したときは、パルス溶接の場合、ステップS
237 〔I=I−1〕で溶接電流を単位量減少させ、マグ
溶接の場合、ステップS257 〔I=I−1〕で同様の電
流減少処理を行って、WSがWSmAX 以下となるまで溶
接電流を段階的に減じて溶接速度の演算を繰り返してい
る。こうして溶接速度が入力されない場合でも溶接電流
と溶接速度を演算することができる。
【0037】溶接電圧の設定 溶接電圧Vはパルス溶接とマグ溶接とで考え方が異な
る。パルス溶接の場合、「原理的にスパッタの発生量を
極めて低くできる」という特性を生かすためには、図1
1の特性図に示すように、アーク長が短い場合に多発す
る短絡型スパッタとアーク長が長い場合に発生する非短
絡型スパッタとが共に減少する短絡/非短絡の境界に、
溶接電流に対する溶接電圧のバランスを求めることが最
適である。また、このことは最大アーク長の制限にもつ
ながり、アンダーカット防止やビード外観向上に対して
も有効に作用する。
る。パルス溶接の場合、「原理的にスパッタの発生量を
極めて低くできる」という特性を生かすためには、図1
1の特性図に示すように、アーク長が短い場合に多発す
る短絡型スパッタとアーク長が長い場合に発生する非短
絡型スパッタとが共に減少する短絡/非短絡の境界に、
溶接電流に対する溶接電圧のバランスを求めることが最
適である。また、このことは最大アーク長の制限にもつ
ながり、アンダーカット防止やビード外観向上に対して
も有効に作用する。
【0038】そこで、短絡回数が数回(例えば1回/s
ec)近辺となるように、各電流に対して電圧をフィー
ドバック制御して短絡/非短絡の境界における電流と電
圧の関係を求めると、図12のようになる。この特性図
で示されるように、溶接電流の増加とともに短絡/非短
絡境界の電圧は増加していることがわかる。これは専ら
電流増加に伴うワイヤ突出し部の電圧降下VL の増
大、電流増加に伴うプラズマ気流増加による電位傾度
(アーク長単位長さ当たりの電圧降下)の増大、電流
増加に伴いワイヤ先端の溶融先鋭化が起こり、アーク長
が増加することによるアーク電圧VA の増大等が考えら
れる。
ec)近辺となるように、各電流に対して電圧をフィー
ドバック制御して短絡/非短絡の境界における電流と電
圧の関係を求めると、図12のようになる。この特性図
で示されるように、溶接電流の増加とともに短絡/非短
絡境界の電圧は増加していることがわかる。これは専ら
電流増加に伴うワイヤ突出し部の電圧降下VL の増
大、電流増加に伴うプラズマ気流増加による電位傾度
(アーク長単位長さ当たりの電圧降下)の増大、電流
増加に伴いワイヤ先端の溶融先鋭化が起こり、アーク長
が増加することによるアーク電圧VA の増大等が考えら
れる。
【0039】また、図12は低電流側で直線の傾きが小
さく、高電流側で傾きが大きくなっている。これは上記
の効果が高電流側で顕著になるためと考えられる。更
に、図12はチップ母材間距離EXTが15,20,2
5mmと増加するにつれ、各電流に対する短絡/非短絡
の境界の電圧が増加していることを示している。これ
は、EXT増加に伴うワイヤ突出し部の電圧降下VL の
増大と抵抗加熱増加に伴うワイヤ先端の溶融先鋭化によ
るアーク長の増大が重畳して影響するためと考えられ
る。
さく、高電流側で傾きが大きくなっている。これは上記
の効果が高電流側で顕著になるためと考えられる。更
に、図12はチップ母材間距離EXTが15,20,2
5mmと増加するにつれ、各電流に対する短絡/非短絡
の境界の電圧が増加していることを示している。これ
は、EXT増加に伴うワイヤ突出し部の電圧降下VL の
増大と抵抗加熱増加に伴うワイヤ先端の溶融先鋭化によ
るアーク長の増大が重畳して影響するためと考えられ
る。
【0040】以上のようにパルス溶接の場合の溶接電圧
は、短絡/非短絡の境界に存在し、これは図12のよう
に溶接電流とEXTの二つの関数で表されることがわか
った。そこで、図12のデータを重回帰分析して溶接電
圧を溶接電流とEXTの関数で表すと次式のようにな
る。
は、短絡/非短絡の境界に存在し、これは図12のよう
に溶接電流とEXTの二つの関数で表されることがわか
った。そこで、図12のデータを重回帰分析して溶接電
圧を溶接電流とEXTの関数で表すと次式のようにな
る。
【0041】
【数5】 高電流側:V=K9 ・I+K11・EXT+K
10
10
【0042】
【数6】 低電流側:V=K6 ・I+K8 ・EXT+K
7 ここで、高電流側と低電流側の境界電流ICrは、
7 ここで、高電流側と低電流側の境界電流ICrは、
【0043】
【数7】 ICr=K4 −K5 ・EXT で表される。従って、溶接電流IがICrより大きい場合
数式5を使用し、小さい場合数式6を使用することによ
って溶接電圧を演算すると、溶接電流によって変動する
短絡/非短絡の境界の電圧に追従することになり、より
最適な溶接電圧として求めることができる。
数式5を使用し、小さい場合数式6を使用することによ
って溶接電圧を演算すると、溶接電流によって変動する
短絡/非短絡の境界の電圧に追従することになり、より
最適な溶接電圧として求めることができる。
【0044】ところで、図5のステップS238 は、入力
されたチップ母材間距離より上記境界電流ICrを演算し
ており、続くステップS239 は溶接電流Iと境界電流I
Crとを比較している。ステップS239 で高電流側と判断
すると、数式5の演算を行うステップS240 に進み、低
電流側と判断すると、数式6の演算を行うステップS
241 に進む。本溶接コントローラ4はこうして溶接電圧
Vを設定している。
されたチップ母材間距離より上記境界電流ICrを演算し
ており、続くステップS239 は溶接電流Iと境界電流I
Crとを比較している。ステップS239 で高電流側と判断
すると、数式5の演算を行うステップS240 に進み、低
電流側と判断すると、数式6の演算を行うステップS
241 に進む。本溶接コントローラ4はこうして溶接電圧
Vを設定している。
【0045】なお、アークスタート時の溶接電圧を短絡
/非短絡の境界より少し高く設定した場合と低く設定し
た場合とでそれぞれ溶接を行うと、図13及び図14に
示すように、アークスタート時の電圧が少し低い(図1
4)方は、溶接開始時の短絡が多く、スパッタ発生量が
かなり多い。これに対し、アークスタート時の電圧を少
し高く設定すると(図13)、溶接開始時の短絡がほと
んどみられず、スパッタ発生を伴わない溶接開始が達成
されている。以上の理由により、溶接開始時における設
定溶接電圧は、短絡/非短絡の境界より少し高くなるよ
うにすることが好ましい。
/非短絡の境界より少し高く設定した場合と低く設定し
た場合とでそれぞれ溶接を行うと、図13及び図14に
示すように、アークスタート時の電圧が少し低い(図1
4)方は、溶接開始時の短絡が多く、スパッタ発生量が
かなり多い。これに対し、アークスタート時の電圧を少
し高く設定すると(図13)、溶接開始時の短絡がほと
んどみられず、スパッタ発生を伴わない溶接開始が達成
されている。以上の理由により、溶接開始時における設
定溶接電圧は、短絡/非短絡の境界より少し高くなるよ
うにすることが好ましい。
【0046】一方、マグ溶接の場合の溶接電圧の設定
は、先ず図6のステップ258 〔スプレー〕でスプレー移
行型溶接を行うか短絡移行型溶接を行うかの判断より始
まる。いずれの溶接を行うかは、基本仕様入力時にオペ
レータが継手ごとに設定する。このマグ溶接の場合も、
溶接電圧の演算式は、溶接電流とEXTの多項式で表さ
れるものを用いている。スプレー移行型溶接を行う場合
はステップS259 〔V=K77・I+K78・EXT+
K79〕に進み、短絡移行型溶接を行う場合はステップS
260 〔V=K74・I+K75・EXT+K76〕に進む。各
演算式の違いは、主に係数項の定数K79とK76とが異な
るものであり、K79>K76とする。
は、先ず図6のステップ258 〔スプレー〕でスプレー移
行型溶接を行うか短絡移行型溶接を行うかの判断より始
まる。いずれの溶接を行うかは、基本仕様入力時にオペ
レータが継手ごとに設定する。このマグ溶接の場合も、
溶接電圧の演算式は、溶接電流とEXTの多項式で表さ
れるものを用いている。スプレー移行型溶接を行う場合
はステップS259 〔V=K77・I+K78・EXT+
K79〕に進み、短絡移行型溶接を行う場合はステップS
260 〔V=K74・I+K75・EXT+K76〕に進む。各
演算式の違いは、主に係数項の定数K79とK76とが異な
るものであり、K79>K76とする。
【0047】溶込み深さPによる溶接電流及び溶接電流
の補正 以上によって設定溶接電流I、設定溶接速度V及び設定
溶接電圧WSの演算が一応完結するが、本発明では、パ
ルス溶接の場合もマグ溶接の場合も上記I,V,WSよ
り溶込み深さPを演算し(ステップS242 ,ステップS
261 )。その結果より再度設定をし直すか否かを続くス
テップS245 〔P<K86・t〕→ステップS246 〔P≧
K87・t〕(マグ溶接の場合、ステップS264 〔P<K
88・t〕→S265 〔P≧K89・t〕)で判断している。
ここで、ステップS245 のK86・tはパルス溶接の場合
の板厚tに応じて基本仕様入力時に指定される上限溶込
み深さであり、ステップS264 のK88・tはマグ溶接の
場合の上限溶込み深さである。また、ステップS246 の
K87・tはパルス溶接の場合の下限溶込み深さ、ステッ
プS265 のK89・tはマグ溶接の場合の下限溶込み深さ
である。即ち、演算結果Pが上限溶込み深さと等しいか
大きい場合は、ステップS237 (マグ溶接ではステップ
S257 )に戻って電流を単位量減少し、この減少させた
電流で溶接速度等を再演算するように更にステップS
231 (マグ溶接のではステップS251 )に戻る。また、
演算結果Pが下限溶込み深さより小さい場合は、ステッ
プS247(マグ溶接ではステップS266 )で電流を単位
量増加し、この増加させた電流と溶接速度等を再演算す
るようにステップS231 (ステップS251 )に戻る。そ
して、演算結果Pが上限溶込み深さと下限溶込み深さの
間の場合には、ステップS248 〔PV =K14・V−
K15〕(マグ溶接の場合ステップS267 )によって電圧
指令パラメータPV を演算し、続くステップS249 〔P
I =K12×10-3・L2 ・WS−K13〕(マグ溶接の場
合ステップS268 〔PI =K80×10-3・L2 ・WS−
K81〕)によって電流指令パラメータPI を演算する。
の補正 以上によって設定溶接電流I、設定溶接速度V及び設定
溶接電圧WSの演算が一応完結するが、本発明では、パ
ルス溶接の場合もマグ溶接の場合も上記I,V,WSよ
り溶込み深さPを演算し(ステップS242 ,ステップS
261 )。その結果より再度設定をし直すか否かを続くス
テップS245 〔P<K86・t〕→ステップS246 〔P≧
K87・t〕(マグ溶接の場合、ステップS264 〔P<K
88・t〕→S265 〔P≧K89・t〕)で判断している。
ここで、ステップS245 のK86・tはパルス溶接の場合
の板厚tに応じて基本仕様入力時に指定される上限溶込
み深さであり、ステップS264 のK88・tはマグ溶接の
場合の上限溶込み深さである。また、ステップS246 の
K87・tはパルス溶接の場合の下限溶込み深さ、ステッ
プS265 のK89・tはマグ溶接の場合の下限溶込み深さ
である。即ち、演算結果Pが上限溶込み深さと等しいか
大きい場合は、ステップS237 (マグ溶接ではステップ
S257 )に戻って電流を単位量減少し、この減少させた
電流で溶接速度等を再演算するように更にステップS
231 (マグ溶接のではステップS251 )に戻る。また、
演算結果Pが下限溶込み深さより小さい場合は、ステッ
プS247(マグ溶接ではステップS266 )で電流を単位
量増加し、この増加させた電流と溶接速度等を再演算す
るようにステップS231 (ステップS251 )に戻る。そ
して、演算結果Pが上限溶込み深さと下限溶込み深さの
間の場合には、ステップS248 〔PV =K14・V−
K15〕(マグ溶接の場合ステップS267 )によって電圧
指令パラメータPV を演算し、続くステップS249 〔P
I =K12×10-3・L2 ・WS−K13〕(マグ溶接の場
合ステップS268 〔PI =K80×10-3・L2 ・WS−
K81〕)によって電流指令パラメータPI を演算する。
【0048】かくして、電流I、電圧V、速度WS及び
電流指令パラメータPI ,電圧指令パラメータPV は、
ステップS250 の設定処理によって溶接コントローラ4
内の条件ファイル45内に格納され、各指令パラメータ
PI ,PV は、指令信号i,vとして本溶接の開始とと
もに継手毎に溶接電源3へ送出される。ここで、電流指
令パラメータPI を求める演算式(ステップS249 、S
268 で用いる演算式)は、電圧指令パラメータPV と同
様の形式の演算式で求めてもよいが、本溶接コントロー
ラ4では、溶接電流Iを用いず、脚長Lと溶接速度WS
を変数とする純粋に幾何学的手法から導出できる関数
(PI =a×10-3・L2・WS−b)で求めている。
これは、PI=f(I,EXT)とすると、この関係を
求める時の実験誤差が入るのと、実験時と本溶接時のア
ーク長が多少でも異なると、この関係式が変化するため
に電流指令パラメータPI を溶接電流Iとチップ母材間
距離EXTの関数として表すことは適当でないと考えた
ものである。このように本溶接コントローラ4における
電流指令パラメータPI を求める演算式は、幾何学的条
件のみにより成り立っているので、目標の脚長Lを出す
ための厳密なワイヤ送給量が確保されることになる。
電流指令パラメータPI ,電圧指令パラメータPV は、
ステップS250 の設定処理によって溶接コントローラ4
内の条件ファイル45内に格納され、各指令パラメータ
PI ,PV は、指令信号i,vとして本溶接の開始とと
もに継手毎に溶接電源3へ送出される。ここで、電流指
令パラメータPI を求める演算式(ステップS249 、S
268 で用いる演算式)は、電圧指令パラメータPV と同
様の形式の演算式で求めてもよいが、本溶接コントロー
ラ4では、溶接電流Iを用いず、脚長Lと溶接速度WS
を変数とする純粋に幾何学的手法から導出できる関数
(PI =a×10-3・L2・WS−b)で求めている。
これは、PI=f(I,EXT)とすると、この関係を
求める時の実験誤差が入るのと、実験時と本溶接時のア
ーク長が多少でも異なると、この関係式が変化するため
に電流指令パラメータPI を溶接電流Iとチップ母材間
距離EXTの関数として表すことは適当でないと考えた
ものである。このように本溶接コントローラ4における
電流指令パラメータPI を求める演算式は、幾何学的条
件のみにより成り立っているので、目標の脚長Lを出す
ための厳密なワイヤ送給量が確保されることになる。
【0049】 溶接速度Tが入力される場合の溶接条件設
定 以上の溶接条件設定は、基本仕様入力時にオペレータに
よって溶接速度が指定されない場合に演算によって設定
溶接速度を決定するものである。しかし、サイクルタイ
ム等の関係から溶接速度を指定する必要もあり、この場
合に本溶接コントローレ4は、ステップS209 〔WS自
動〕の判断で図7又は図8に示す溶接速度手動設定アル
ゴリズムに進む。この溶接速度手動設定アルゴリズムは
入力溶接速度に基づいて設定溶接電流I及び設定溶接電
圧Vを演算する。なお、本溶接コントローラ4は、スミ
肉以外の溶接のときも脚長を演算(ステップS202,S
203)の後、溶接速度手動設定アルゴリズムに進んでい
る。
定 以上の溶接条件設定は、基本仕様入力時にオペレータに
よって溶接速度が指定されない場合に演算によって設定
溶接速度を決定するものである。しかし、サイクルタイ
ム等の関係から溶接速度を指定する必要もあり、この場
合に本溶接コントローレ4は、ステップS209 〔WS自
動〕の判断で図7又は図8に示す溶接速度手動設定アル
ゴリズムに進む。この溶接速度手動設定アルゴリズムは
入力溶接速度に基づいて設定溶接電流I及び設定溶接電
圧Vを演算する。なお、本溶接コントローラ4は、スミ
肉以外の溶接のときも脚長を演算(ステップS202,S
203)の後、溶接速度手動設定アルゴリズムに進んでい
る。
【0050】この溶接速度手動設定アルゴリズムでも、
電流指令パラメータPI を求める演算式は、溶接速度が
入力されない場合と同様に、脚長Lと入力溶接速度WS
の幾何学的条件だけで成立する多項式(PI =a×10
-3・ L2 ・WS−b)で求めている(ステップS271
(パルス溶接)、ステップS291 (マグ溶接))。次に
溶接速度手動設定アルゴリズムでは、上記電流指令パラ
メータPI より設定溶接電流Iを算出する(ステップS
272 (パルス溶接)、ステップS292 (マグ溶接))。
この設定溶接電流Iを算出する演算式も、脚長L、入力
溶接速度WS及びチップ母材間距離EXTで表される幾
何学的条件のみにより成立する多項式を用いている。
電流指令パラメータPI を求める演算式は、溶接速度が
入力されない場合と同様に、脚長Lと入力溶接速度WS
の幾何学的条件だけで成立する多項式(PI =a×10
-3・ L2 ・WS−b)で求めている(ステップS271
(パルス溶接)、ステップS291 (マグ溶接))。次に
溶接速度手動設定アルゴリズムでは、上記電流指令パラ
メータPI より設定溶接電流Iを算出する(ステップS
272 (パルス溶接)、ステップS292 (マグ溶接))。
この設定溶接電流Iを算出する演算式も、脚長L、入力
溶接速度WS及びチップ母材間距離EXTで表される幾
何学的条件のみにより成立する多項式を用いている。
【0051】続くパルス溶接の場合のステップS
273 〔K82≦I≦K83〕→ステップS275 ー〔I>K83〕
及びマグ溶接の場合のステップS293 〔K84≦I≦
K85〕→ステップS295 〔I>K85〕では、前ステップ
で求めた溶接電流が溶接電源3における電流出力範囲を
超えるか否かに応じて入力溶接速度WSを補正(マグ溶
接ではステップS276 若しくはステップS277 、マグ溶
接ではステップS296 若しくはステップS297 )する
か、そのまま次処理に進むかを判断している。そして、
入力溶接速度WSを補正した場合は、補正後の溶接速度
で再度溶接電流Iと電流指令パラメータPI を再度演算
して設定溶接電流の設定を繰返す。ここに、定数K 82は
パルス溶接モード時の溶接電源3における電流出力範囲
の下側値、定数K83は同上側値、定数K84はマグ溶接モ
ード時の溶接電源3における電流出力範囲の下側値、定
数K85は同上側値である。
273 〔K82≦I≦K83〕→ステップS275 ー〔I>K83〕
及びマグ溶接の場合のステップS293 〔K84≦I≦
K85〕→ステップS295 〔I>K85〕では、前ステップ
で求めた溶接電流が溶接電源3における電流出力範囲を
超えるか否かに応じて入力溶接速度WSを補正(マグ溶
接ではステップS276 若しくはステップS277 、マグ溶
接ではステップS296 若しくはステップS297 )する
か、そのまま次処理に進むかを判断している。そして、
入力溶接速度WSを補正した場合は、補正後の溶接速度
で再度溶接電流Iと電流指令パラメータPI を再度演算
して設定溶接電流の設定を繰返す。ここに、定数K 82は
パルス溶接モード時の溶接電源3における電流出力範囲
の下側値、定数K83は同上側値、定数K84はマグ溶接モ
ード時の溶接電源3における電流出力範囲の下側値、定
数K85は同上側値である。
【0052】次にパルス溶接の場合、溶接速度、溶接電
流及び電流指令パラメータが設定されると、溶接速度が
入力されない処理と同様にステップS278 〔I≧ICr〕
で高電流側の電圧演算式(数式5)を用いるか、低電流
側の電圧演算式(数式6)を用いるかを判断する。それ
ぞれの場合で溶接電圧を設定する。上記溶接電圧の設定
の後、ステップS281 〔溶込み深さPの演算〕の演算を
行い、続くステップS282 〔P<K86・t〕→ステップ
S284 〔P≧K86・t〕で溶込み深さの演算値Pが上限
溶込み深さと下限溶込み深さの範囲内にあるか否かを判
断する。演算値Pが同範囲内から外れている場合は、ス
テップS283 〔WS=WS−1〕若しくはステップS
285 〔WS=WS+1〕によって溶接速度を補正し、補
正後の溶接速度で再び溶接電流と電流指令パラメータの
演算に戻り、演算値Pが同範囲内の場合は、ステップS
286 〔PV =K14・V−K15〕で設定溶接電圧V(ステ
ップS280 で求めた電圧)より電圧指令パラメータPV
を演算する。この電圧指令パラメータの算出の後、溶接
条件I,V、WS、PI 及びPVは、ステップS250 の
設定処理によって溶接コントローラ4内の条件ファイル
45内に格納される。そして、本溶接の開始とともに継
手毎に指令パラメータPI, PV が、指令信号i,v
として溶接電源3へ送出される。
流及び電流指令パラメータが設定されると、溶接速度が
入力されない処理と同様にステップS278 〔I≧ICr〕
で高電流側の電圧演算式(数式5)を用いるか、低電流
側の電圧演算式(数式6)を用いるかを判断する。それ
ぞれの場合で溶接電圧を設定する。上記溶接電圧の設定
の後、ステップS281 〔溶込み深さPの演算〕の演算を
行い、続くステップS282 〔P<K86・t〕→ステップ
S284 〔P≧K86・t〕で溶込み深さの演算値Pが上限
溶込み深さと下限溶込み深さの範囲内にあるか否かを判
断する。演算値Pが同範囲内から外れている場合は、ス
テップS283 〔WS=WS−1〕若しくはステップS
285 〔WS=WS+1〕によって溶接速度を補正し、補
正後の溶接速度で再び溶接電流と電流指令パラメータの
演算に戻り、演算値Pが同範囲内の場合は、ステップS
286 〔PV =K14・V−K15〕で設定溶接電圧V(ステ
ップS280 で求めた電圧)より電圧指令パラメータPV
を演算する。この電圧指令パラメータの算出の後、溶接
条件I,V、WS、PI 及びPVは、ステップS250 の
設定処理によって溶接コントローラ4内の条件ファイル
45内に格納される。そして、本溶接の開始とともに継
手毎に指令パラメータPI, PV が、指令信号i,v
として溶接電源3へ送出される。
【0053】次にマグ溶接の場合、溶接速度、溶接電流
及び電流指令パラメータが設定されると、溶接速度が入
力されない処理と同様の、ステップ294 〔スプレー〕で
スプレー移行型溶接を行うか短絡移行型溶接を行うかを
判断し、スプレー移行型溶接の仕様入力の場合、図6の
ステップS259 と同じ電圧演算式を用いるステップS
299 の演算処理を行い、短絡移行型溶接を行う場合図6
のステップS260 と同じ電圧演算式を用いるステップS
298 の演算処理を行う。
及び電流指令パラメータが設定されると、溶接速度が入
力されない処理と同様の、ステップ294 〔スプレー〕で
スプレー移行型溶接を行うか短絡移行型溶接を行うかを
判断し、スプレー移行型溶接の仕様入力の場合、図6の
ステップS259 と同じ電圧演算式を用いるステップS
299 の演算処理を行い、短絡移行型溶接を行う場合図6
のステップS260 と同じ電圧演算式を用いるステップS
298 の演算処理を行う。
【0054】上記演算処理によって設定溶接電圧を決定
すると、パルス溶接の場合と同等に、ステップS
300 〔溶込み深さPの演算〕の演算を行い、続くステッ
プS301 〔P<K88・t〕→ステップS303 〔P≧K89
・t〕で溶込み深さの演算値Pを判断して、演算値Pが
同範囲内から外れている場合は、ステップS302 〔WS
=WS−1〕若しくはステップS304 〔WS=WS+
1〕によって溶接速度を補正し、補正後の溶接速度で再
び溶接電流と電流指令パラメータの演算に戻り、演算値
Pが同範囲内の場合は、ステップS305 〔PV =K97・
V−K98〕で設定溶接電圧Vより電圧指令パラメータP
V を演算する。そして決定された溶接条件I,V、W
S、PI 及びPV は、ステップS250 の設定処理によっ
て溶接コントローラ4内の条件ファイル45内に格納さ
れる。
すると、パルス溶接の場合と同等に、ステップS
300 〔溶込み深さPの演算〕の演算を行い、続くステッ
プS301 〔P<K88・t〕→ステップS303 〔P≧K89
・t〕で溶込み深さの演算値Pを判断して、演算値Pが
同範囲内から外れている場合は、ステップS302 〔WS
=WS−1〕若しくはステップS304 〔WS=WS+
1〕によって溶接速度を補正し、補正後の溶接速度で再
び溶接電流と電流指令パラメータの演算に戻り、演算値
Pが同範囲内の場合は、ステップS305 〔PV =K97・
V−K98〕で設定溶接電圧Vより電圧指令パラメータP
V を演算する。そして決定された溶接条件I,V、W
S、PI 及びPV は、ステップS250 の設定処理によっ
て溶接コントローラ4内の条件ファイル45内に格納さ
れる。
【0055】他の実施例 本発明の他の実施例として、例えば溶接速度が上記基本
仕様として入力されない場合の溶接電流及び溶接速度の
設定方法は、脚長別に定まる溶接電流及び溶接速度の各
上限値を演算し、該演算した上限速度値をMR=f
(L,WS)に代入して求めたワイヤ送給速度をMR=
f(I,EXT)に代入して演算溶接電流を演算し、該
演算溶接電流が上限電流値以下のとき上記上限速度値を
設定溶接速度とするとともに上記演算溶接電流を設定溶
接電流とし、上記演算溶接電流が上記上限電流値より大
きいとき上記上限速度値を減少させて該減少後の速度値
に基づいて演算溶接電流を再演算し、該演算溶接電流が
上記上限電流値以下になるまで上記演算を繰返して上記
設定溶接電流と設定溶接電流を決定するようにしてもよ
い。
仕様として入力されない場合の溶接電流及び溶接速度の
設定方法は、脚長別に定まる溶接電流及び溶接速度の各
上限値を演算し、該演算した上限速度値をMR=f
(L,WS)に代入して求めたワイヤ送給速度をMR=
f(I,EXT)に代入して演算溶接電流を演算し、該
演算溶接電流が上限電流値以下のとき上記上限速度値を
設定溶接速度とするとともに上記演算溶接電流を設定溶
接電流とし、上記演算溶接電流が上記上限電流値より大
きいとき上記上限速度値を減少させて該減少後の速度値
に基づいて演算溶接電流を再演算し、該演算溶接電流が
上記上限電流値以下になるまで上記演算を繰返して上記
設定溶接電流と設定溶接電流を決定するようにしてもよ
い。
【0056】また、上記基本仕様として入力されない場
合の溶接電流及び溶接速度の設定方法として、脚長別溶
接電流及び溶接速度の上下限範囲より任意の代表値を定
め、これら代表電流値又は代表速度値で求めたワイヤ送
給速度を同様に関係式MR=f(I,EXT)又はMR
=f(L,WS)に代入することにより溶接速度と溶接
電流を設定するようにしてもよい。実施例で、上限電流
値と上限速度値を条件としたのは、例えば下限値で演算
すると演算速度に時間を要すると考えたからである。
合の溶接電流及び溶接速度の設定方法として、脚長別溶
接電流及び溶接速度の上下限範囲より任意の代表値を定
め、これら代表電流値又は代表速度値で求めたワイヤ送
給速度を同様に関係式MR=f(I,EXT)又はMR
=f(L,WS)に代入することにより溶接速度と溶接
電流を設定するようにしてもよい。実施例で、上限電流
値と上限速度値を条件としたのは、例えば下限値で演算
すると演算速度に時間を要すると考えたからである。
【0057】次に、アーク溶接装置の溶接条件設定方法
の発明は、溶接プログラムとロボットプログラムを共に
蓄積した制御装置に適用してもよい。即ち、この場合の
制御装置は、溶接トーチの制御と、ロボットの制御とを
行う溶接ロボットコントローラ(ロボットコントローラ
と溶接トーチに関した溶接プロセスを制御する溶接コン
トローラを一体とした構成)として実施する。
の発明は、溶接プログラムとロボットプログラムを共に
蓄積した制御装置に適用してもよい。即ち、この場合の
制御装置は、溶接トーチの制御と、ロボットの制御とを
行う溶接ロボットコントローラ(ロボットコントローラ
と溶接トーチに関した溶接プロセスを制御する溶接コン
トローラを一体とした構成)として実施する。
【0058】更に、上記実施例で説明したように、溶接
速度が入力される場合の溶接電流の設定方法において、
演算結果の溶接電流が溶接電源における電流出力範囲か
ら外れている場合、同電流出力範囲の上側値を超えるか
否かに応じて溶接速度を補正し、補正後の溶接速度で再
度溶接電流を演算して設定溶接電流を再設定している。
これによれば、溶接電源が変わっても自動的にその溶接
電源に応じた適正な溶接電流を設定することができる。
速度が入力される場合の溶接電流の設定方法において、
演算結果の溶接電流が溶接電源における電流出力範囲か
ら外れている場合、同電流出力範囲の上側値を超えるか
否かに応じて溶接速度を補正し、補正後の溶接速度で再
度溶接電流を演算して設定溶接電流を再設定している。
これによれば、溶接電源が変わっても自動的にその溶接
電源に応じた適正な溶接電流を設定することができる。
【0059】
【発明の効果】以上述べたように請求項1の発明によれ
ば、アーク溶接を制御する制御装置を、溶接プロセスを
制御する溶接コントローラと、ロボットの運動を制御す
るロボットコントローラとに分離し、溶接コントローラ
はロボットコントローラから条件呼出しのタイミングを
通信されるだけで溶接プロセスを制御できため、ロボッ
トコントローラのプムログラムに介入することなく、溶
接コントローラのみに溶接条件を設定管理するプログラ
ムを蓄積して、汎用性を重視したロボットメーカのプロ
グラムに頼ることなく、製品独自の溶接条件や品質を担
保した溶接条件を自在に設定することができる。
ば、アーク溶接を制御する制御装置を、溶接プロセスを
制御する溶接コントローラと、ロボットの運動を制御す
るロボットコントローラとに分離し、溶接コントローラ
はロボットコントローラから条件呼出しのタイミングを
通信されるだけで溶接プロセスを制御できため、ロボッ
トコントローラのプムログラムに介入することなく、溶
接コントローラのみに溶接条件を設定管理するプログラ
ムを蓄積して、汎用性を重視したロボットメーカのプロ
グラムに頼ることなく、製品独自の溶接条件や品質を担
保した溶接条件を自在に設定することができる。
【0060】また、請求項2〜請求項10の発明によれ
ば、継手毎に入力される基本仕様に基づいて溶接条件が
自動的に演算されるので、未経験者でも設計図面に指示
された基本仕様を入力操作するだけで、適正な溶接条件
を設定することができる。とりわけ、請求項3の態様で
は、一層盛りか多層盛りかを自動的に判断するので、溶
着金属が形状不良となるのを回避でき、オペレータはテ
ィーチングポイント変更の指令や脚長オーバーの指示を
事前に(溶接前に)受けることができる。
ば、継手毎に入力される基本仕様に基づいて溶接条件が
自動的に演算されるので、未経験者でも設計図面に指示
された基本仕様を入力操作するだけで、適正な溶接条件
を設定することができる。とりわけ、請求項3の態様で
は、一層盛りか多層盛りかを自動的に判断するので、溶
着金属が形状不良となるのを回避でき、オペレータはテ
ィーチングポイント変更の指令や脚長オーバーの指示を
事前に(溶接前に)受けることができる。
【0061】請求項4の態様では、溶接速度が上記基本
仕様として入力されない場合でも、ワイヤ送給速度と溶
接電流の関係式とワイヤ送給速度と溶接速度の関係式よ
り溶接電流及び溶接速度を演算することができる。請求
項5の態様では、脚長と入力溶接速度だけの純粋に幾何
学的手法から導出できる多項式を用いて電流指令パラメ
ータ及び設定溶接電流を演算しているので、アーク長の
変動にかかわらず、目標の脚長を得るための厳密なワイ
ヤ送給量が確保される。
仕様として入力されない場合でも、ワイヤ送給速度と溶
接電流の関係式とワイヤ送給速度と溶接速度の関係式よ
り溶接電流及び溶接速度を演算することができる。請求
項5の態様では、脚長と入力溶接速度だけの純粋に幾何
学的手法から導出できる多項式を用いて電流指令パラメ
ータ及び設定溶接電流を演算しているので、アーク長の
変動にかかわらず、目標の脚長を得るための厳密なワイ
ヤ送給量が確保される。
【0062】請求項6の態様によれば、溶接電圧を溶接
電流とチップ母材間距離の多項式で演算するようにした
ので、任意のチップ母材間距離に対して最適な溶接電圧
を設定できる。請求項7の態様によれば、パルス溶接に
おいて溶接電圧を演算する場合、上記多項式の特性が変
化するチップ母材間距離に応じた境界電流を演算し、該
境界電流より高電流側と低電流側とで上記多項式を異な
る演算式としたので、溶接電流によって変動する短絡/
V短絡の境界の電圧に追従することになり、より最適な
溶接電圧を設定することができる。
電流とチップ母材間距離の多項式で演算するようにした
ので、任意のチップ母材間距離に対して最適な溶接電圧
を設定できる。請求項7の態様によれば、パルス溶接に
おいて溶接電圧を演算する場合、上記多項式の特性が変
化するチップ母材間距離に応じた境界電流を演算し、該
境界電流より高電流側と低電流側とで上記多項式を異な
る演算式としたので、溶接電流によって変動する短絡/
V短絡の境界の電圧に追従することになり、より最適な
溶接電圧を設定することができる。
【0063】請求項8の態様によれば、マグ溶接におい
て溶接電圧を演算する場合、上記多項式をスプレー移行
型溶接を行うときと短絡移行型溶接を行うときで異なる
演算式を用いるので、スプレー移行型溶接時及び短絡移
行型溶接時の溶接電圧を適格に設定することができる。
請求項9の態様によれば、溶込み深さが板厚に応じた上
限溶込み深さと下限溶込み深さの間になるか否かを事前
に判断し、溶込み深さが不良の場合に一旦設定した溶接
条件を補正して、適正な溶込み深さを確保することがで
きる。
て溶接電圧を演算する場合、上記多項式をスプレー移行
型溶接を行うときと短絡移行型溶接を行うときで異なる
演算式を用いるので、スプレー移行型溶接時及び短絡移
行型溶接時の溶接電圧を適格に設定することができる。
請求項9の態様によれば、溶込み深さが板厚に応じた上
限溶込み深さと下限溶込み深さの間になるか否かを事前
に判断し、溶込み深さが不良の場合に一旦設定した溶接
条件を補正して、適正な溶込み深さを確保することがで
きる。
【図1】 本発明を具体化した設備の全体を示す説明図
である。
である。
【図2】 本発明に用いる溶接コントローラをハードウ
エアで表した場合の図1の概念図である。
エアで表した場合の図1の概念図である。
【図3】 上記溶接コントローラの行う溶接条件の設定
全体のプログラムを示すフローチャートである。
全体のプログラムを示すフローチャートである。
【図4】 主に本発明による脚長の設定方法を示すフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図5】 溶接速度が入力されない場合のパルス溶接に
おける溶接条件設定方法を示すフローチャートである。
おける溶接条件設定方法を示すフローチャートである。
【図6】 溶接速度が入力されない場合のマグ溶接にお
ける溶接条件設定方法を示すフローチャートである。
ける溶接条件設定方法を示すフローチャートである。
【図7】 溶接速度が入力される場合のパルス溶接にお
ける溶接条件設定方法を示すフローチャートである。
ける溶接条件設定方法を示すフローチャートである。
【図8】 溶接速度が入力される場合のマグ溶接におけ
る溶接条件設定方法を示すフローチャートである。
る溶接条件設定方法を示すフローチャートである。
【図9】 脚長別上限電流値の特性を示し、縦軸は電流
値、横軸は脚長を表す。
値、横軸は脚長を表す。
【図10】 脚長別上限速度値の特性を示し、縦軸は速
度値、横軸は脚長を表す。
度値、横軸は脚長を表す。
【図11】 パルス溶接におけるスパッタ発生量と短絡
回数の関係を示す特性図であり、点線と実線の特性を測
定したのは異なるシールドガスを用いたものである。
回数の関係を示す特性図であり、点線と実線の特性を測
定したのは異なるシールドガスを用いたものである。
【図12】 パルス溶接における溶接電圧と溶接電流の
関係を実験により求めた特性図である。
関係を実験により求めた特性図である。
【図13】 アークスタート時の溶接電圧を短絡/非短
絡の境界より少し高く設定した場合の短絡状況を記録し
た測定図である。
絡の境界より少し高く設定した場合の短絡状況を記録し
た測定図である。
【図14】 アークスタート時の溶接電圧を短絡/非短
絡の境界より少し低く設定した場合の短絡状況を記録し
た測定図である。
絡の境界より少し低く設定した場合の短絡状況を記録し
た測定図である。
【図15】 従来のアーク溶接装置全体を示すブロック
図である。
図である。
1は溶接トーチ、2はロボット、3は溶接電源、4は溶
接コントローラ、EXTはチップ母材間距離、Iは溶接
電流、Vは溶接電圧、MRはワイヤ送給速度、WSは溶
接速度、iは電流指令信号、vは電圧指令信号であり、
各図において同一の要素には共通の符号を付す。
接コントローラ、EXTはチップ母材間距離、Iは溶接
電流、Vは溶接電圧、MRはワイヤ送給速度、WSは溶
接速度、iは電流指令信号、vは電圧指令信号であり、
各図において同一の要素には共通の符号を付す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B23K 9/127 509 8315−4E B23K 9/127 509D
Claims (9)
- 【請求項1】 ワイヤが送給される溶接トーチを保持し
該溶接トーチをティーチングデータによって操縦するロ
ボットと、該溶接トーチに電流及び電圧を出力する溶接
電源と、上記溶接電源より出力させる上記電流と電圧の
各指令パラメータ及び溶接速度からなる溶接条件を製品
の継手毎に条件ファイルに格納した溶接コントローラ
と、上記ロボットへの上記テイーチングデータの送出及
び溶接速度を示す信号を送出するに当たって、上記溶接
コントローラから上記溶接電源へ各指令パラメータを出
力するタイミングが上記ティーチングデータの送出タイ
ミングと同期するように上記溶接コントローラへ条件呼
出しタイミングを指令するロボットコントローラとを具
備したことを特徴とするアーク溶接装置。 - 【請求項2】 ワイヤが送給される溶接トーチを保持し
たロボットにティーチングデータと溶接速度を示す信号
を送出し、かつ上記溶接トーチに給電する溶接電源に電
流と電圧の各指令パラメータを指令するため、該各指令
パラメータ及び上記溶接速度からなる溶接条件を製品の
継手毎に設定する溶接条件設定方法であって、 継手毎に入力される基本仕様に基づいて継手毎に層数、
溶接電流及び溶接電圧を設定するとともに上記電流と電
圧の各指令パラメータを設定することを特徴とするアー
ク溶接装置の溶接条件設定方法。 - 【請求項3】 上記基本仕様に基づいて層数を設定する
方法は、入力された指定脚長より溶着断面積を演算し、
該溶着断面積と与えられた溶接姿勢とから溶融した溶着
金属の形状良否を判断し、形状良と判断したときは上記
指定脚長による一層盛りを設定し、形状否と判断したと
きは、多層盛りの脚長を設定してティーチングポイント
の変更を指示し、該多層盛りの脚長でも形状否と判断し
たときは脚長オーバーの指示を行うことを特徴とする請
求項2記載のアーク溶接装置の溶接条件設定方法。 - 【請求項4】 溶接速度が上記基本仕様として入力され
ない場合、上記基本仕様に基づいて溶接電流及び溶接速
度を設定する方法は、ワイヤ送給速度と溶接電流及びワ
イヤ送給速度と溶接速度の各関係式に、脚長より仮に定
めた溶接電流及び溶接速度の条件を付加し、該仮に定め
た溶接電流及び溶接速度によるワイヤ送給速度が上記各
関係式を共に満足するときの上記溶接電流と溶接速度を
設定溶接電流及び設定溶接速度とすることを特徴とする
請求項2記載のアーク溶接装置の溶接条件設定方法。 - 【請求項5】 上記基本仕様に基づいて電流指令パラメ
ータを設定する方法は、脚長と溶接速度の関数からなる
多項式を用いて上記電流指令パラメータを演算すること
を特徴とする請求項2記載のアーク溶接装置の溶接条件
設定方法。 - 【請求項6】 上記基本仕様に基づいて溶接電圧を設定
する方法は、溶接電圧を溶接電流とチップ母材間距離の
関数からなる多項式で演算し、該多項式に基づいて設定
溶接電圧を演算することを特徴とする請求項2記載のア
ーク溶接装置の溶接条件設定方法。 - 【請求項7】 パルス溶接の場合、上記多項式をチップ
母材間距離に応じた境界電流より高電流側と低電流側の
二つの演算式に分け、設定溶接電流が上記境界電流より
大きいときは上記高電流側の演算式より設定溶接電圧を
演算し、上記溶接電流が上記境界電流より小さいときは
上記低電流側の演算式より設定溶接電圧を演算すること
を特徴とする請求項6記載のアーク溶接装置の溶接条件
設定方法。 - 【請求項8】 マグ溶接の場合、上記多項式をスプレー
移行型溶接を行うときの演算式と短絡移行型溶接を行う
ときの演算式に分け、入力された基本仕様により上記各
演算式を選択することを特徴とする請求項6記載のアー
ク溶接装置の溶接条件設定方法。 - 【請求項9】 上記設定溶接電圧、設定溶接電流及び設
定溶接速度とから溶込み深さを演算し、該溶込み深さが
板厚に応じた上限溶込み深さと下限溶込み深さの間の場
合に上記設定溶接電圧及び設定溶接電流から上記溶接電
源への電流指令パラメータ及び電圧指令パラメータを演
算し、上記溶込み深さが上記上限溶込み深さと下限溶込
み深さの範囲から外れた場合、溶接速度が基本仕様とし
て入力されないときは上記設定溶接電流を補正し、溶接
速度が基本仕様として入力されるときは溶接速度を補正
することを特徴とする請求項2又は6記載のアーク溶接
装置の溶接条件設定方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24433595A JP3220894B2 (ja) | 1995-09-22 | 1995-09-22 | アーク溶接装置及び溶接条件設定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24433595A JP3220894B2 (ja) | 1995-09-22 | 1995-09-22 | アーク溶接装置及び溶接条件設定方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0985443A true JPH0985443A (ja) | 1997-03-31 |
| JP3220894B2 JP3220894B2 (ja) | 2001-10-22 |
Family
ID=17117184
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24433595A Expired - Fee Related JP3220894B2 (ja) | 1995-09-22 | 1995-09-22 | アーク溶接装置及び溶接条件設定方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3220894B2 (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6278082B1 (en) | 1998-10-16 | 2001-08-21 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Welding apparatus |
| EP1057567A3 (en) * | 1999-05-25 | 2002-10-02 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | ARC welding power supply, peripheral device for ARC welding, and ARC welding apparatus |
| EP1295666A3 (en) * | 2001-09-19 | 2005-04-06 | Illinois Tool Works Inc. | Method for calibrating a welding power supply connectable to a robot |
| US6984805B2 (en) | 2001-09-28 | 2006-01-10 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Arc welder |
| WO2016199427A1 (ja) * | 2015-06-11 | 2016-12-15 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 溶接システムおよび溶接方法 |
| CN115502515A (zh) * | 2022-09-21 | 2022-12-23 | 中车青岛四方机车车辆股份有限公司 | 自适应焊接方法及系统 |
| US11565338B2 (en) * | 2008-11-03 | 2023-01-31 | Illinois Tool Works Inc. | Weld parameter interface |
| JP7435931B1 (ja) * | 2022-10-31 | 2024-02-21 | Jfeスチール株式会社 | ガスシールドアーク溶接方法および溶接継手の製造方法 |
| WO2024095612A1 (ja) * | 2022-10-31 | 2024-05-10 | Jfeスチール株式会社 | ガスシールドアーク溶接方法および溶接継手の製造方法 |
-
1995
- 1995-09-22 JP JP24433595A patent/JP3220894B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6278082B1 (en) | 1998-10-16 | 2001-08-21 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Welding apparatus |
| EP0993896B1 (en) * | 1998-10-16 | 2005-09-14 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Welding apparatus |
| EP1057567A3 (en) * | 1999-05-25 | 2002-10-02 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | ARC welding power supply, peripheral device for ARC welding, and ARC welding apparatus |
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| US6984805B2 (en) | 2001-09-28 | 2006-01-10 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Arc welder |
| US11565338B2 (en) * | 2008-11-03 | 2023-01-31 | Illinois Tool Works Inc. | Weld parameter interface |
| WO2016199427A1 (ja) * | 2015-06-11 | 2016-12-15 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 溶接システムおよび溶接方法 |
| CN115502515A (zh) * | 2022-09-21 | 2022-12-23 | 中车青岛四方机车车辆股份有限公司 | 自适应焊接方法及系统 |
| JP7435931B1 (ja) * | 2022-10-31 | 2024-02-21 | Jfeスチール株式会社 | ガスシールドアーク溶接方法および溶接継手の製造方法 |
| WO2024095612A1 (ja) * | 2022-10-31 | 2024-05-10 | Jfeスチール株式会社 | ガスシールドアーク溶接方法および溶接継手の製造方法 |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3220894B2 (ja) | 2001-10-22 |
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|---|---|---|---|
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