JPH0987277A - 1,2−ジチオール−3−チオン誘導体の製造法 - Google Patents
1,2−ジチオール−3−チオン誘導体の製造法Info
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- JPH0987277A JPH0987277A JP25117595A JP25117595A JPH0987277A JP H0987277 A JPH0987277 A JP H0987277A JP 25117595 A JP25117595 A JP 25117595A JP 25117595 A JP25117595 A JP 25117595A JP H0987277 A JPH0987277 A JP H0987277A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 収率等の面で問題のあった1,2−ジチオー
ル−3−チオン誘導体の製造法において改良法を提供す
る。 【解決手段】 一般式(2)で示される化合物と五硫化
リンとの反応に硫黄を添加することを特徴とする一般式
(1)で示される1,2−ジチオール−3−チオン誘導
体の製造法。 【効果】 本発明によれば、医薬品の中間体として有用
な1,2−ジチオール−3−チオン誘導体を、効率よく
製造することができる。
ル−3−チオン誘導体の製造法において改良法を提供す
る。 【解決手段】 一般式(2)で示される化合物と五硫化
リンとの反応に硫黄を添加することを特徴とする一般式
(1)で示される1,2−ジチオール−3−チオン誘導
体の製造法。 【効果】 本発明によれば、医薬品の中間体として有用
な1,2−ジチオール−3−チオン誘導体を、効率よく
製造することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、1,2−ジチオー
ル−3−チオン誘導体の製造法に関する。
ル−3−チオン誘導体の製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般式(1)で示される1,2−ジチオ
ール−3−チオン誘導体は、医薬品として有用である一
般式(3)[化3]
ール−3−チオン誘導体は、医薬品として有用である一
般式(3)[化3]
【0003】
【化3】 (式中、Aはメチレン基または酸素原子を表し、R1、
R2はそれぞれ独立して水素原子、ヒドロキシル基、ハ
ロゲン原子、炭素数1から4の低級アルキル基または炭
素数1から4の低級アルコキシ基を表す。またAがメチ
レン基のとき、nは0から3の整数を表し、Aが酸素原
子のとき、nは1から3の整数を表す。Mはアルカリ金
属またはアルカリ土類金属であり、mはMがアルカリ金
属の場合1、Mがアルカリ土類金属の場合1/2であ
る)で示される化合物の製造において重要な中間体であ
る。
R2はそれぞれ独立して水素原子、ヒドロキシル基、ハ
ロゲン原子、炭素数1から4の低級アルキル基または炭
素数1から4の低級アルコキシ基を表す。またAがメチ
レン基のとき、nは0から3の整数を表し、Aが酸素原
子のとき、nは1から3の整数を表す。Mはアルカリ金
属またはアルカリ土類金属であり、mはMがアルカリ金
属の場合1、Mがアルカリ土類金属の場合1/2であ
る)で示される化合物の製造において重要な中間体であ
る。
【0004】一般式(1)で示される化合物の製造につ
いては、ヨーロッパ公開特許EP0641792に例示されるベ
ンゼン、トルエン、ピリジンなどの溶媒中、一般式
(2)で示される化合物または一般式(4)[化4]
いては、ヨーロッパ公開特許EP0641792に例示されるベ
ンゼン、トルエン、ピリジンなどの溶媒中、一般式
(2)で示される化合物または一般式(4)[化4]
【0005】
【化4】 (式中、A、R1、R2およびnは前記と同義であり、R
4は炭素数1から4までの低級アルキル基を表す)で示
される3−オキソエステルを五硫化リンもしくはローソ
ン試薬[2,4−ビス(4−メトキシフェニル)−1,
3−ジチア−2,4−ジホスホエタン−2,4−ジスル
フィド]などのチオネート剤と反応させる方法が知られ
ている。しかしこれらは一般に収率が低く(30〜40%程
度)、工業的な製造を考慮すると好ましい方法ではな
い。また、Liebigs Annalen der Chemie, 129 (1960)に
開示されている3−オキソエステルと五硫化リンの反応
に硫黄を添加する方法によれば、収率の若干の改善が報
告されているものの、これも満足し得るものではない。
4は炭素数1から4までの低級アルキル基を表す)で示
される3−オキソエステルを五硫化リンもしくはローソ
ン試薬[2,4−ビス(4−メトキシフェニル)−1,
3−ジチア−2,4−ジホスホエタン−2,4−ジスル
フィド]などのチオネート剤と反応させる方法が知られ
ている。しかしこれらは一般に収率が低く(30〜40%程
度)、工業的な製造を考慮すると好ましい方法ではな
い。また、Liebigs Annalen der Chemie, 129 (1960)に
開示されている3−オキソエステルと五硫化リンの反応
に硫黄を添加する方法によれば、収率の若干の改善が報
告されているものの、これも満足し得るものではない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、効率
的な1,2−ジチオール−3−チオン誘導体の製造法を
提供することにある。
的な1,2−ジチオール−3−チオン誘導体の製造法を
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題を
解決すべく鋭意検討したところ、驚くべきことに一般式
(2)で示される化合物を出発原料にし、かつ五硫化リ
ンと反応させる際に、硫黄を添加した場合にのみ収率が
著しく向上することを見い出し、本発明を完成した。す
なわち、本発明は一般式(1)[化5]
解決すべく鋭意検討したところ、驚くべきことに一般式
(2)で示される化合物を出発原料にし、かつ五硫化リ
ンと反応させる際に、硫黄を添加した場合にのみ収率が
著しく向上することを見い出し、本発明を完成した。す
なわち、本発明は一般式(1)[化5]
【0008】
【化5】 (式中、Aはメチレン基または酸素原子を表し、R1、
R2はそれぞれ独立して水素原子、ヒドロキシル基、ハ
ロゲン原子、炭素数1から4の低級アルキル基または炭
素数1から4の低級アルコキシ基を表す。またAがメチ
レン基のとき、nは0から3の整数を表し、Aが酸素原
子のとき、nは1から3の整数を表す)で示される化合
物の製造において、一般式(2)[化6]で示される化
合物
R2はそれぞれ独立して水素原子、ヒドロキシル基、ハ
ロゲン原子、炭素数1から4の低級アルキル基または炭
素数1から4の低級アルコキシ基を表す。またAがメチ
レン基のとき、nは0から3の整数を表し、Aが酸素原
子のとき、nは1から3の整数を表す)で示される化合
物の製造において、一般式(2)[化6]で示される化
合物
【0009】
【化6】 (式中、Aはメチレン基または酸素原子を表し、R1、
R2はそれぞれ独立して水素原子、ヒドロキシル基、ハ
ロゲン原子、炭素数1から4の低級アルキル基または炭
素数1から4の低級アルコキシ基を表す。またAがメチ
レン基のとき、nは0から3の整数を表し、Aが酸素原
子のとき、nは1から3の整数を表す。R3は、炭素数
1から4の低級アルキル基またはR3同士連結して炭素
数2から4のアルキレン基を表す)を五硫化リンと反応
させる際に、硫黄を添加することを特徴とする製造法を
提供するものである。
R2はそれぞれ独立して水素原子、ヒドロキシル基、ハ
ロゲン原子、炭素数1から4の低級アルキル基または炭
素数1から4の低級アルコキシ基を表す。またAがメチ
レン基のとき、nは0から3の整数を表し、Aが酸素原
子のとき、nは1から3の整数を表す。R3は、炭素数
1から4の低級アルキル基またはR3同士連結して炭素
数2から4のアルキレン基を表す)を五硫化リンと反応
させる際に、硫黄を添加することを特徴とする製造法を
提供するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明をさらに詳しく説明
する。先ず、一般式(1)および一般式(2)で示され
る化合物について説明を加える。ハロゲン原子として
は、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子を挙
げることができる。炭素数1から4の低級アルキル基と
は、例えばメチル基、エチル基、n−プロピル基、イソ
プロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、sec−ブ
チル基、tert−ブチル基などを挙げることができ
る。炭素数1から4の低級アルコシキ基とは、例えばメ
トキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、イソプロポ
キシ基、アリルオキシ基、n−ブトキシ基、イソブトキ
シ基、sec−ブトキシ基、tert−ブトキシ基を挙
げることができる。添加する硫黄の量は、一般式(2)
で示される化合物1モルに対して、1モルから10モル
であり、好ましくは2モルから10モルであり、さらに
好ましくは2モルから5モルである。一般式(2)で示
される化合物1モルに対して、硫黄の添加量が1モル未
満では収率の向上が見られず、一方10モルを越えると
脱水素反応などの副反応が起こる不都合がある。なお、
本発明の一般式(1)で示される化合物の製造におい
て、原料として用いる一般式(2)で示される化合物
は、ヨーロッパ公開特許EP0641792、Chemical and Phar
maceutical Bulletin, 36, 401 (1988)などに開示され
ている方法により製造することができる。
する。先ず、一般式(1)および一般式(2)で示され
る化合物について説明を加える。ハロゲン原子として
は、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子を挙
げることができる。炭素数1から4の低級アルキル基と
は、例えばメチル基、エチル基、n−プロピル基、イソ
プロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、sec−ブ
チル基、tert−ブチル基などを挙げることができ
る。炭素数1から4の低級アルコシキ基とは、例えばメ
トキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、イソプロポ
キシ基、アリルオキシ基、n−ブトキシ基、イソブトキ
シ基、sec−ブトキシ基、tert−ブトキシ基を挙
げることができる。添加する硫黄の量は、一般式(2)
で示される化合物1モルに対して、1モルから10モル
であり、好ましくは2モルから10モルであり、さらに
好ましくは2モルから5モルである。一般式(2)で示
される化合物1モルに対して、硫黄の添加量が1モル未
満では収率の向上が見られず、一方10モルを越えると
脱水素反応などの副反応が起こる不都合がある。なお、
本発明の一般式(1)で示される化合物の製造におい
て、原料として用いる一般式(2)で示される化合物
は、ヨーロッパ公開特許EP0641792、Chemical and Phar
maceutical Bulletin, 36, 401 (1988)などに開示され
ている方法により製造することができる。
【0011】すなわち、一般式(5)[化7]
【0012】
【化7】 (式中、A、R1、R2およびnは前記と同義)で示され
るケトンを適当な塩基存在下、二硫化炭素および適当な
ハロゲン化アルキルまたは硫酸エステルなどのアルキル
化剤と反応させる方法により製造することができる。
るケトンを適当な塩基存在下、二硫化炭素および適当な
ハロゲン化アルキルまたは硫酸エステルなどのアルキル
化剤と反応させる方法により製造することができる。
【0013】
【実施例】以下、実施例、比較実施例を挙げて本発明を
さらに具体的に説明するが、本発明はこれらによって限
定されるものではない。 実施例14,5−ジヒドロ−7−メトキシ−3H−ナフト[1,
2−c]−1,2−ジチオール−3−チオンの製造 第1工程 2−ビス(メチルチオ)メチリデン−6−メ
トキシ−1−テトラロンの合成 6−メトキシ−1−テトラロン20gのDMSO(100ml)
溶液に、30%水酸化ナトリウム水溶液36mlを加え、室温
にて1時間攪拌した。次に、二硫化炭素8.6g、ジメチル
硫酸40gを各々30分かけて滴下し、さらに1時間攪拌し
た。反応溶液を水200mlにあけ、析出した結晶を濾集し
た。水100mlおよびメタノール100mlで洗浄後、メタノー
ルから再結晶を行い、目的物19.7gを得た(収率62%)。 融点78℃ 1H NMR(CDCl3,δ):2.39(3H,s), 2.45(3H,s), 2.95(2H,
t), 3.23-3.28(2H,m), 3.85(3H,m), 6.69(1H,d), 6.84
(1H,dd), 8.08(1H,d).
さらに具体的に説明するが、本発明はこれらによって限
定されるものではない。 実施例14,5−ジヒドロ−7−メトキシ−3H−ナフト[1,
2−c]−1,2−ジチオール−3−チオンの製造 第1工程 2−ビス(メチルチオ)メチリデン−6−メ
トキシ−1−テトラロンの合成 6−メトキシ−1−テトラロン20gのDMSO(100ml)
溶液に、30%水酸化ナトリウム水溶液36mlを加え、室温
にて1時間攪拌した。次に、二硫化炭素8.6g、ジメチル
硫酸40gを各々30分かけて滴下し、さらに1時間攪拌し
た。反応溶液を水200mlにあけ、析出した結晶を濾集し
た。水100mlおよびメタノール100mlで洗浄後、メタノー
ルから再結晶を行い、目的物19.7gを得た(収率62%)。 融点78℃ 1H NMR(CDCl3,δ):2.39(3H,s), 2.45(3H,s), 2.95(2H,
t), 3.23-3.28(2H,m), 3.85(3H,m), 6.69(1H,d), 6.84
(1H,dd), 8.08(1H,d).
【0014】第2工程 4,5−ジヒドロ−7−メトキ
シ−3H−ナフト[1,2−c]−1,2−ジチオール
−3−チオンの合成 加熱還流した五硫化リン7.9gおよび硫黄2.3gのピリジン
(60ml)懸濁液に、2−ビス(メチルチオ)メチリデン
−6−メトキシ−1−テトラロン10gのピリジン(17m
l)溶液を30分かけて滴下した。同温度でさらに30分攪
拌した。室温に冷却後、反応混合物に水120mlを加え
た。析出した結晶を濾集し、水100mlおよびメタノール1
00mlで洗浄後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー
(溶媒:クロロホルム)にて精製を行い、目的物8.3gを
得た(収率87%)。 融点150-153℃ 1H NMR(CDCl3,δ):2.88-3.00(4H,m), 3.88(3H,s), 6.83
-6.86(2H,m), 7.59(1H,d).
シ−3H−ナフト[1,2−c]−1,2−ジチオール
−3−チオンの合成 加熱還流した五硫化リン7.9gおよび硫黄2.3gのピリジン
(60ml)懸濁液に、2−ビス(メチルチオ)メチリデン
−6−メトキシ−1−テトラロン10gのピリジン(17m
l)溶液を30分かけて滴下した。同温度でさらに30分攪
拌した。室温に冷却後、反応混合物に水120mlを加え
た。析出した結晶を濾集し、水100mlおよびメタノール1
00mlで洗浄後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー
(溶媒:クロロホルム)にて精製を行い、目的物8.3gを
得た(収率87%)。 融点150-153℃ 1H NMR(CDCl3,δ):2.88-3.00(4H,m), 3.88(3H,s), 6.83
-6.86(2H,m), 7.59(1H,d).
【0015】比較実施例1 実施例1の第2工程におい
て五硫化リン、硫黄の添加量を変えた製造例 実施例1の第2工程と同様の方法に従って、五硫化リ
ン、硫黄の添加量を変えた場合の合成実験を行い、目的
化合物4,5−ジヒドロ−7−メトキシ−3H−ナフト
[1,2−c]−1,2−ジチオール−3−チオンの収
率を求めた。その結果を表−1[表1]に示す。
て五硫化リン、硫黄の添加量を変えた製造例 実施例1の第2工程と同様の方法に従って、五硫化リ
ン、硫黄の添加量を変えた場合の合成実験を行い、目的
化合物4,5−ジヒドロ−7−メトキシ−3H−ナフト
[1,2−c]−1,2−ジチオール−3−チオンの収
率を求めた。その結果を表−1[表1]に示す。
【0016】
【表1】 表−1 五硫化リン、硫黄の添加量を変えた場合 五硫化リン 硫黄 収率(%) ──────────────────── 1.5 2.0 91 1.5 0 36 1.0 2.0 87 0.6 2.0 86 表中、五硫化リンと硫黄の数字は2−ビス(メチルチ
オ)メチリデン−6−メトキシ−1−テトラロン1モル
当たりの五硫化リンおよび硫黄のモル数を表す。
オ)メチリデン−6−メトキシ−1−テトラロン1モル
当たりの五硫化リンおよび硫黄のモル数を表す。
【0017】比較実施例2 実施例1の第2工程におい
て、原料に3−オキソエステルを用いた製造例 原料に2−エトキシカルボニル−6−メトキシ−1−テ
トラロンを用い、実施例1の第2工程と同様の方法によ
り合成実験を行った。反応温度、反応時間などの条件は
同一にし、目的化合物4,5−ジヒドロ−7−メトキシ
−3H−ナフト[1,2−c]−1,2−ジチオール−
3−チオンの収率を求めた。その結果を表−2[表2]
に示す。
て、原料に3−オキソエステルを用いた製造例 原料に2−エトキシカルボニル−6−メトキシ−1−テ
トラロンを用い、実施例1の第2工程と同様の方法によ
り合成実験を行った。反応温度、反応時間などの条件は
同一にし、目的化合物4,5−ジヒドロ−7−メトキシ
−3H−ナフト[1,2−c]−1,2−ジチオール−
3−チオンの収率を求めた。その結果を表−2[表2]
に示す。
【0018】
【表2】 表−2 原料に3−オキソエステルを用いた場合 五硫化リン 硫黄 収率(%) ───────────────────── 1.5 2.0 41 1.5 0 35 表中、五硫化リンと硫黄の数字は、2−エトキシカルボ
ニル−6−メトキシ−1−テトラロン1モル当たりの五
硫化リンおよび硫黄のモル数を表す。実施例1により合
成した1,2−ジチオール−3−チオン誘導体(4,5
−ジヒドロ−7−メトキシ−3H−ナフト[1,2−
c]−1,2−ジチオール−3−チオン)から、医薬品
として有用な4,5−ジヒドロ−7−メトキシ−8−ス
ルホ−3H−ナフト[1,2−c]−1,2−ジチオー
ル−3−チオン ナトリウムには、次の参考例1に示す
ようになんら問題なく製造することができた。
ニル−6−メトキシ−1−テトラロン1モル当たりの五
硫化リンおよび硫黄のモル数を表す。実施例1により合
成した1,2−ジチオール−3−チオン誘導体(4,5
−ジヒドロ−7−メトキシ−3H−ナフト[1,2−
c]−1,2−ジチオール−3−チオン)から、医薬品
として有用な4,5−ジヒドロ−7−メトキシ−8−ス
ルホ−3H−ナフト[1,2−c]−1,2−ジチオー
ル−3−チオン ナトリウムには、次の参考例1に示す
ようになんら問題なく製造することができた。
【0019】参考例14,5−ジヒドロ−7−メトキシ−8−スルホ−3H−
ナフト[1,2−c]−1,2−ジチオール−3−チオ
ン ナトリウムの製造 濃硫酸6mlに25%発煙硫酸18.8gを加え攪拌した。10℃に
冷却後、4,5−ジヒドロ−7−メトキシ−3H−ナフ
ト[1,2−c]−1,2−ジチオール−3−チオン6g
を加えた。室温に戻し30分攪拌した後、水200mlにあけ
た。40℃に加熱して、30%炭酸ナトリウム水溶液140gを
加え中和した。同温度で1時間攪拌後、静置し、上澄み
(100ml)を除いた。温水200mlを加え、再び40℃に加熱
して20分攪拌後、結晶を濾集した。水から再結晶を行
い、目的物6.7gを得た(収率80%)。 融点352℃(dec.) 1H NMR (DMSO-d6):2.76(2H,t), 3.00(2H,t), 3.87(3H,
s), 7.11(1H,s), 8.02(1H,s).
ナフト[1,2−c]−1,2−ジチオール−3−チオ
ン ナトリウムの製造 濃硫酸6mlに25%発煙硫酸18.8gを加え攪拌した。10℃に
冷却後、4,5−ジヒドロ−7−メトキシ−3H−ナフ
ト[1,2−c]−1,2−ジチオール−3−チオン6g
を加えた。室温に戻し30分攪拌した後、水200mlにあけ
た。40℃に加熱して、30%炭酸ナトリウム水溶液140gを
加え中和した。同温度で1時間攪拌後、静置し、上澄み
(100ml)を除いた。温水200mlを加え、再び40℃に加熱
して20分攪拌後、結晶を濾集した。水から再結晶を行
い、目的物6.7gを得た(収率80%)。 融点352℃(dec.) 1H NMR (DMSO-d6):2.76(2H,t), 3.00(2H,t), 3.87(3H,
s), 7.11(1H,s), 8.02(1H,s).
【0020】
【発明の効果】 本発明によれば、一般式(1)で示さ
れる1,2−ジチオール−3−チオン誘導体を従来の方
法に比較してはるかに高い収率で製造することができ
る。
れる1,2−ジチオール−3−チオン誘導体を従来の方
法に比較してはるかに高い収率で製造することができ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 逆井 一也 千葉県茂原市東郷1144番地 三井東圧化学 株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 一般式(1)[化1] 【化1】 (式中、Aはメチレン基または酸素原子を表し、R1、
R2はそれぞれ独立して水素原子、ヒドロキシル基、ハ
ロゲン原子、炭素数1から4の低級アルキル基または炭
素数1から4の低級アルコキシ基を表す。またAがメチ
レン基のとき、nは0から3の整数を表し、Aが酸素原
子のとき、nは1から3の整数を表す)で示される化合
物の製造において、一般式(2)[化2]で示される化
合物 【化2】 (式中、Aはメチレン基または酸素原子を表し、R1、
R2はそれぞれ独立して水素原子、ヒドロキシル基、ハ
ロゲン原子、炭素数1から4の低級アルキル基または炭
素数1から4の低級アルコキシ基を表す。またAがメチ
レン基のとき、nは0から3の整数を表し、Aが酸素原
子のとき、nは1から3の整数を表す。R3は、炭素数
1から4の低級アルキル基またはR3同士連結して炭素
数2から4のアルキレン基を表す)を五硫化リンと反応
させる際に、硫黄を添加することを特徴とする製造法。 - 【請求項2】 硫黄の量が、一般式(2)で示される化
合物1モルに対し、1から10モルである請求項1に記
載の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25117595A JPH0987277A (ja) | 1995-09-28 | 1995-09-28 | 1,2−ジチオール−3−チオン誘導体の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25117595A JPH0987277A (ja) | 1995-09-28 | 1995-09-28 | 1,2−ジチオール−3−チオン誘導体の製造法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0987277A true JPH0987277A (ja) | 1997-03-31 |
Family
ID=17218807
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25117595A Pending JPH0987277A (ja) | 1995-09-28 | 1995-09-28 | 1,2−ジチオール−3−チオン誘導体の製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0987277A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN109776489A (zh) * | 2019-02-26 | 2019-05-21 | 温州大学 | 铜催化苯丙炔胺硫环化合成1,2-二硫-3-硫酮衍生物的方法 |
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1995
- 1995-09-28 JP JP25117595A patent/JPH0987277A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN109776489A (zh) * | 2019-02-26 | 2019-05-21 | 温州大学 | 铜催化苯丙炔胺硫环化合成1,2-二硫-3-硫酮衍生物的方法 |
| CN109776489B (zh) * | 2019-02-26 | 2021-03-30 | 温州大学 | 铜催化苯丙炔胺硫环化合成1,2-二硫-3-硫酮衍生物的方法 |
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