JPH0987367A - 積層板用エポキシ樹脂組成物及びその製造方法 - Google Patents
積層板用エポキシ樹脂組成物及びその製造方法Info
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- JPH0987367A JPH0987367A JP24293295A JP24293295A JPH0987367A JP H0987367 A JPH0987367 A JP H0987367A JP 24293295 A JP24293295 A JP 24293295A JP 24293295 A JP24293295 A JP 24293295A JP H0987367 A JPH0987367 A JP H0987367A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 エポキシ樹脂、フェノール系硬化剤、リン系
硬化促進剤及び有機溶媒を含む積層板用エポキシ樹脂組
成物であって、耐熱特性の優れる積層板を得ることが可
能なエポキシ樹脂組成物の提供及びその製造方法の提
供。 【解決手段】 エポキシ樹脂組成物は、リン系硬化促進
剤がエポキシ樹脂組成物中に粒子として分散していて、
かつ、その粒子の最大粒子径が0.1〜20μmである
ことを特徴とする。また、製造方法は、3本ロール又は
らいかい機を用いてリン系硬化促進剤をエポキシ樹脂組
成物中に分散させるか、又はリン系硬化促進剤をエポキ
シ樹脂及び/又はフェノール系硬化剤と予備混合してリ
ン系硬化促進剤を予め分散させた後、残りの構成成分を
添加して混合することを特徴とする。
硬化促進剤及び有機溶媒を含む積層板用エポキシ樹脂組
成物であって、耐熱特性の優れる積層板を得ることが可
能なエポキシ樹脂組成物の提供及びその製造方法の提
供。 【解決手段】 エポキシ樹脂組成物は、リン系硬化促進
剤がエポキシ樹脂組成物中に粒子として分散していて、
かつ、その粒子の最大粒子径が0.1〜20μmである
ことを特徴とする。また、製造方法は、3本ロール又は
らいかい機を用いてリン系硬化促進剤をエポキシ樹脂組
成物中に分散させるか、又はリン系硬化促進剤をエポキ
シ樹脂及び/又はフェノール系硬化剤と予備混合してリ
ン系硬化促進剤を予め分散させた後、残りの構成成分を
添加して混合することを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリント配線板等
の材料として使用される積層板を製造するための積層板
用エポキシ樹脂組成物及びその製造方法に関する。
の材料として使用される積層板を製造するための積層板
用エポキシ樹脂組成物及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、エポキシ樹脂、フェノール系硬化
剤、リン系硬化促進剤及び有機溶媒を含む積層板用エポ
キシ樹脂組成物が耐熱性に優れることから検討されてお
り、さらにリン系硬化促進剤としてテトラフェニルホス
ホニウムテトラフェニルボレートやトリフェニルホスフ
ィントリフェニルボラン等の有機溶媒に非相溶性のもの
を使用することがプリプレグの保存安定性改善の観点か
ら検討されている。このような有機溶媒に非相溶性のリ
ン系硬化促進剤をエポキシ樹脂組成物中に粒子として分
散させたものを、プリプレグを製造するためのワニスと
して使用すると、プリプレグの保存安定性の改善は達成
されるが、プリプレグを硬化させた積層板の耐熱特性
(ガラス転移温度、煮沸後の半田耐熱性等)が不十分で
あるという問題が生じることがあった。これは、非相溶
性のリン系硬化促進剤のエポキシ樹脂組成物中への分散
が不十分なため、積層板中での硬化促進剤の濃度分布に
バラツキが生じ、そのため硬化状態が不均一な積層板と
なっているためではないかと考えられる。従来、非相溶
性のリン系硬化促進剤をエポキシ樹脂組成物中へ分散さ
せる方法としては、低粘度のエポキシ樹脂組成物中に、
ディスパーと呼ばれる攪拌装置を用いて分散させてお
り、この場合の分散された硬化促進剤の最大粒子径は5
0μm以上である場合が一般的であり、この最大粒子径
をさらに小さくすることは困難であった。
剤、リン系硬化促進剤及び有機溶媒を含む積層板用エポ
キシ樹脂組成物が耐熱性に優れることから検討されてお
り、さらにリン系硬化促進剤としてテトラフェニルホス
ホニウムテトラフェニルボレートやトリフェニルホスフ
ィントリフェニルボラン等の有機溶媒に非相溶性のもの
を使用することがプリプレグの保存安定性改善の観点か
ら検討されている。このような有機溶媒に非相溶性のリ
ン系硬化促進剤をエポキシ樹脂組成物中に粒子として分
散させたものを、プリプレグを製造するためのワニスと
して使用すると、プリプレグの保存安定性の改善は達成
されるが、プリプレグを硬化させた積層板の耐熱特性
(ガラス転移温度、煮沸後の半田耐熱性等)が不十分で
あるという問題が生じることがあった。これは、非相溶
性のリン系硬化促進剤のエポキシ樹脂組成物中への分散
が不十分なため、積層板中での硬化促進剤の濃度分布に
バラツキが生じ、そのため硬化状態が不均一な積層板と
なっているためではないかと考えられる。従来、非相溶
性のリン系硬化促進剤をエポキシ樹脂組成物中へ分散さ
せる方法としては、低粘度のエポキシ樹脂組成物中に、
ディスパーと呼ばれる攪拌装置を用いて分散させてお
り、この場合の分散された硬化促進剤の最大粒子径は5
0μm以上である場合が一般的であり、この最大粒子径
をさらに小さくすることは困難であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記のような
事情に鑑みてなされたものであって、その目的とすると
ころは、エポキシ樹脂、フェノール系硬化剤、リン系硬
化促進剤及び有機溶媒を含む積層板用エポキシ樹脂組成
物であって、リン系硬化促進剤がエポキシ樹脂組成物中
に粒子として分散していて、かつ、耐熱特性(ガラス転
移温度、煮沸後の半田耐熱性等)の優れる積層板を得る
ことが可能な積層板用エポキシ樹脂組成物を提供するこ
と及びそのような積層板用エポキシ樹脂組成物を製造で
きる製造方法を提供することである。
事情に鑑みてなされたものであって、その目的とすると
ころは、エポキシ樹脂、フェノール系硬化剤、リン系硬
化促進剤及び有機溶媒を含む積層板用エポキシ樹脂組成
物であって、リン系硬化促進剤がエポキシ樹脂組成物中
に粒子として分散していて、かつ、耐熱特性(ガラス転
移温度、煮沸後の半田耐熱性等)の優れる積層板を得る
ことが可能な積層板用エポキシ樹脂組成物を提供するこ
と及びそのような積層板用エポキシ樹脂組成物を製造で
きる製造方法を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明の積
層板用エポキシ樹脂組成物は、エポキシ樹脂、フェノー
ル系硬化剤、リン系硬化促進剤及び有機溶媒を含む積層
板用エポキシ樹脂組成物において、リン系硬化促進剤が
エポキシ樹脂組成物中に粒子として分散していて、か
つ、その粒子の最大粒子径が0.1〜20μmであるこ
とを特徴とする。
層板用エポキシ樹脂組成物は、エポキシ樹脂、フェノー
ル系硬化剤、リン系硬化促進剤及び有機溶媒を含む積層
板用エポキシ樹脂組成物において、リン系硬化促進剤が
エポキシ樹脂組成物中に粒子として分散していて、か
つ、その粒子の最大粒子径が0.1〜20μmであるこ
とを特徴とする。
【0005】請求項2に係る発明の積層板用エポキシ樹
脂組成物は、請求項1記載の積層板用エポキシ樹脂組成
物において、リン系硬化促進剤が、テトラフェニルホス
ホニウムテトラフェニルボレートであることを特徴とす
る。
脂組成物は、請求項1記載の積層板用エポキシ樹脂組成
物において、リン系硬化促進剤が、テトラフェニルホス
ホニウムテトラフェニルボレートであることを特徴とす
る。
【0006】請求項3に係る発明の積層板用エポキシ樹
脂組成物は、請求項1記載の積層板用エポキシ樹脂組成
物において、リン系硬化促進剤が、トリフェニルホスフ
ィントリフェニルボランであることを特徴とする。
脂組成物は、請求項1記載の積層板用エポキシ樹脂組成
物において、リン系硬化促進剤が、トリフェニルホスフ
ィントリフェニルボランであることを特徴とする。
【0007】請求項4に係る発明の積層板用エポキシ樹
脂組成物の製造方法は、請求項1から請求項3までのい
ずれかに記載の積層板用エポキシ樹脂組成物を得るにあ
たり、3本ロールを用いてリン系硬化促進剤をエポキシ
樹脂組成物中に分散させることを特徴とする。
脂組成物の製造方法は、請求項1から請求項3までのい
ずれかに記載の積層板用エポキシ樹脂組成物を得るにあ
たり、3本ロールを用いてリン系硬化促進剤をエポキシ
樹脂組成物中に分散させることを特徴とする。
【0008】請求項5に係る発明の積層板用エポキシ樹
脂組成物の製造方法は、請求項1から請求項3までのい
ずれかに記載の積層板用エポキシ樹脂組成物を得るにあ
たり、らいかい機を用いてリン系硬化促進剤をエポキシ
樹脂組成物中に分散させることを特徴とする。
脂組成物の製造方法は、請求項1から請求項3までのい
ずれかに記載の積層板用エポキシ樹脂組成物を得るにあ
たり、らいかい機を用いてリン系硬化促進剤をエポキシ
樹脂組成物中に分散させることを特徴とする。
【0009】請求項6に係る発明の積層板用エポキシ樹
脂組成物の製造方法は、請求項1から請求項3までのい
ずれかに記載の積層板用エポキシ樹脂組成物を得るにあ
たり、リン系硬化促進剤をエポキシ樹脂及び/又はフェ
ノール系硬化剤と予備混合してリン系硬化促進剤を予め
分散させた後、残りの構成成分を添加して混合すること
を特徴とする。
脂組成物の製造方法は、請求項1から請求項3までのい
ずれかに記載の積層板用エポキシ樹脂組成物を得るにあ
たり、リン系硬化促進剤をエポキシ樹脂及び/又はフェ
ノール系硬化剤と予備混合してリン系硬化促進剤を予め
分散させた後、残りの構成成分を添加して混合すること
を特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明で使用するエポキシ樹脂
は、1分子中に2個以上のエポキシ基を有する化合物で
あればよく、例えばビスフェノールAジグリシジルエー
テル、ブロム化ビスフェノールAジグリシジルエーテ
ル、クレゾールノボラックのグリシジルエーテル等があ
げられ、これらを単独または2種以上併用して用いられ
る。
は、1分子中に2個以上のエポキシ基を有する化合物で
あればよく、例えばビスフェノールAジグリシジルエー
テル、ブロム化ビスフェノールAジグリシジルエーテ
ル、クレゾールノボラックのグリシジルエーテル等があ
げられ、これらを単独または2種以上併用して用いられ
る。
【0011】本発明で使用するフェノール系硬化剤は、
分子中に2個以上のフェノール性水酸基を有する化合物
であればよく、例えばフェノール、クレゾール、ビスフ
ェノールA、レゾルシノール等のフェノール系化合物と
ホルムアルデヒド等とを触媒下で縮合して得られる各種
のノボラック型フェノール樹脂を使用することができ
る。また、フェノール系硬化剤と併せて、アミン系硬化
剤を使用することも可能である。硬化剤の配合量は、特
に限定するものではないが、1エポキシ基当量のエポキ
シ樹脂に対して0.8〜1.2反応基当量の硬化剤を配
合することが、良好な性能の積層板を得るためには望ま
しい。0.8当量未満では耐熱性が低下する傾向があ
り、また1.2当量を越えると耐湿特性が低下する傾向
がある。また、全硬化剤中のフェノール系硬化剤の割合
は、全硬化剤の反応基当量を1当量としたときに、フェ
ノール系硬化剤を0.5〜1当量含むことが望ましく、
0.5当量未満では耐湿特性が低下する傾向がある。
分子中に2個以上のフェノール性水酸基を有する化合物
であればよく、例えばフェノール、クレゾール、ビスフ
ェノールA、レゾルシノール等のフェノール系化合物と
ホルムアルデヒド等とを触媒下で縮合して得られる各種
のノボラック型フェノール樹脂を使用することができ
る。また、フェノール系硬化剤と併せて、アミン系硬化
剤を使用することも可能である。硬化剤の配合量は、特
に限定するものではないが、1エポキシ基当量のエポキ
シ樹脂に対して0.8〜1.2反応基当量の硬化剤を配
合することが、良好な性能の積層板を得るためには望ま
しい。0.8当量未満では耐熱性が低下する傾向があ
り、また1.2当量を越えると耐湿特性が低下する傾向
がある。また、全硬化剤中のフェノール系硬化剤の割合
は、全硬化剤の反応基当量を1当量としたときに、フェ
ノール系硬化剤を0.5〜1当量含むことが望ましく、
0.5当量未満では耐湿特性が低下する傾向がある。
【0012】また、従来技術の欄で記載したように、リ
ン系硬化促進剤がエポキシ樹脂組成物中に粒子として分
散しているエポキシ樹脂組成物によれば、保存安定性の
優れたプリプレグを得ることができる。そこで、本発明
で使用するリン系硬化促進剤は、エポキシ樹脂、フェノ
ール系硬化剤、リン系硬化促進剤及び有機溶媒を含む積
層板用エポキシ樹脂組成物中に粒子として分散できるも
のに限定される。有機溶媒に対し非相溶性であるリン系
硬化促進剤としては、特に限定するものではないが、例
えばテトラフェニルホスホニウムテトラフェニルボレー
ト、トリフェニルホスフィントリフェニルボラン等を挙
げることができる。リン系硬化促進剤の添加量について
は、特に限定するものではないが、有機溶媒を除いた積
層板用エポキシ樹脂組成物全体量の0.1〜1.0重量
%程度の添加量とすることが好ましい。0.1重量%未
満では得られるプリプレグの反応速度が遅くなる恐れが
あり、1.0重量%を越えると逆にプリプレグの反応速
度が早くなり過ぎる恐れがある。
ン系硬化促進剤がエポキシ樹脂組成物中に粒子として分
散しているエポキシ樹脂組成物によれば、保存安定性の
優れたプリプレグを得ることができる。そこで、本発明
で使用するリン系硬化促進剤は、エポキシ樹脂、フェノ
ール系硬化剤、リン系硬化促進剤及び有機溶媒を含む積
層板用エポキシ樹脂組成物中に粒子として分散できるも
のに限定される。有機溶媒に対し非相溶性であるリン系
硬化促進剤としては、特に限定するものではないが、例
えばテトラフェニルホスホニウムテトラフェニルボレー
ト、トリフェニルホスフィントリフェニルボラン等を挙
げることができる。リン系硬化促進剤の添加量について
は、特に限定するものではないが、有機溶媒を除いた積
層板用エポキシ樹脂組成物全体量の0.1〜1.0重量
%程度の添加量とすることが好ましい。0.1重量%未
満では得られるプリプレグの反応速度が遅くなる恐れが
あり、1.0重量%を越えると逆にプリプレグの反応速
度が早くなり過ぎる恐れがある。
【0013】本発明で使用する有機溶媒としては、特に
限定するものではないが、例えばメチルエチルケトン、
メトキシプロパノール等があげられ、これらを単独また
は2種以上併用して用いられる。本発明における、積層
板用エポキシ樹脂組成物中の有機溶媒の含有量は30〜
50重量%程度が一般的であるが、使用状況に応じて適
宜決定すればよく、特に限定はない。
限定するものではないが、例えばメチルエチルケトン、
メトキシプロパノール等があげられ、これらを単独また
は2種以上併用して用いられる。本発明における、積層
板用エポキシ樹脂組成物中の有機溶媒の含有量は30〜
50重量%程度が一般的であるが、使用状況に応じて適
宜決定すればよく、特に限定はない。
【0014】そして、本発明ではエポキシ樹脂組成物中
に粒子として分散しているリン系硬化促進剤の粒子の最
大粒子径が0.1〜20μmであることが重要である。
20μmを越えている場合は、エポキシ樹脂組成物中で
のリン系硬化促進剤の分散が不十分であり、そのため硬
化状態が不均一となり、耐熱特性(ガラス転移温度、煮
沸後の半田耐熱性等)が不十分な積層板しか得られない
という問題が生じる。一方、長時間かけて分散させても
最大粒子径を0.1μm未満とすることは困難であり、
0.1μm未満としたとしても格別の効果を期待できな
いと考えられるので、本発明では最大粒子径は0.1μ
m以上と限定している。
に粒子として分散しているリン系硬化促進剤の粒子の最
大粒子径が0.1〜20μmであることが重要である。
20μmを越えている場合は、エポキシ樹脂組成物中で
のリン系硬化促進剤の分散が不十分であり、そのため硬
化状態が不均一となり、耐熱特性(ガラス転移温度、煮
沸後の半田耐熱性等)が不十分な積層板しか得られない
という問題が生じる。一方、長時間かけて分散させても
最大粒子径を0.1μm未満とすることは困難であり、
0.1μm未満としたとしても格別の効果を期待できな
いと考えられるので、本発明では最大粒子径は0.1μ
m以上と限定している。
【0015】本発明では、エポキシ樹脂組成物中に粒子
として分散しているリン系硬化促進剤の粒子の最大粒子
径を20μm以下とするための手段として、請求項4〜
請求項6に記載している方法で行うことが好ましい。す
なわち、3本ロール又はらいかい機を用いてリン系硬化
促進剤をエポキシ樹脂組成物中に分散させると、エポキ
シ樹脂組成物中のリン系硬化促進剤の粒子の最大粒子径
を20μm以下とすることが容易に可能となる。また、
リン系硬化促進剤をエポキシ樹脂及び/又はフェノール
系硬化剤と予備混合してリン系硬化促進剤を予め分散さ
せた後、残りの構成成分を添加して混合すると、やはり
容易に粒子の最大粒子径を20μm以下とすることがで
きる。なお、フェノール系硬化剤のみではリン系硬化促
進剤によって反応が進行することが少ないので、フェノ
ール系硬化剤と予備混合する方が、エポキシ樹脂と予備
混合するよりも、混合条件の自由度が広い点で好まし
い。また、この予備混合は、エポキシ樹脂やフェノール
系硬化剤が固形又は高粘度の場合には加温して適当な粘
度にして行うのが好ましく、具体的にはエポキシ樹脂又
はフェノール系硬化剤の粘度を100〜1500ポイズ
に調整して予備混合を行うのが好ましい。
として分散しているリン系硬化促進剤の粒子の最大粒子
径を20μm以下とするための手段として、請求項4〜
請求項6に記載している方法で行うことが好ましい。す
なわち、3本ロール又はらいかい機を用いてリン系硬化
促進剤をエポキシ樹脂組成物中に分散させると、エポキ
シ樹脂組成物中のリン系硬化促進剤の粒子の最大粒子径
を20μm以下とすることが容易に可能となる。また、
リン系硬化促進剤をエポキシ樹脂及び/又はフェノール
系硬化剤と予備混合してリン系硬化促進剤を予め分散さ
せた後、残りの構成成分を添加して混合すると、やはり
容易に粒子の最大粒子径を20μm以下とすることがで
きる。なお、フェノール系硬化剤のみではリン系硬化促
進剤によって反応が進行することが少ないので、フェノ
ール系硬化剤と予備混合する方が、エポキシ樹脂と予備
混合するよりも、混合条件の自由度が広い点で好まし
い。また、この予備混合は、エポキシ樹脂やフェノール
系硬化剤が固形又は高粘度の場合には加温して適当な粘
度にして行うのが好ましく、具体的にはエポキシ樹脂又
はフェノール系硬化剤の粘度を100〜1500ポイズ
に調整して予備混合を行うのが好ましい。
【0016】
【実施例】以下、本発明を実施例及び比較例に基づいて
説明する。
説明する。
【0017】まず、下記の実施例及び比較例で使用した
原材料について説明する。エポキシ樹脂としては、エポ
キシ当量500のブロム化ビスフェノールA型エポキシ
樹脂(ダウケミカル社製、品番DER511)とエポキ
シ当量220のクレゾールノボラック型エポキシ樹脂
(東都化成社製、品番YDCN702P)を表1に示す
配合量で使用した。
原材料について説明する。エポキシ樹脂としては、エポ
キシ当量500のブロム化ビスフェノールA型エポキシ
樹脂(ダウケミカル社製、品番DER511)とエポキ
シ当量220のクレゾールノボラック型エポキシ樹脂
(東都化成社製、品番YDCN702P)を表1に示す
配合量で使用した。
【0018】フェノール系硬化剤としては、水酸基当量
105のフェノールノボラック(荒川化学工業社製、商
品名タマノール752)を表1に示す配合量で使用し
た。リン系硬化促進剤としては、テトラフェニルホスホ
ニウムテトラフェニルボレート(北興化学工業社製、商
品名TPP−K)又はトリフェニルホスフィントリフェ
ニルボラン(北興化学工業社製、商品名TPP−S)を
表1に示す配合量で使用した。
105のフェノールノボラック(荒川化学工業社製、商
品名タマノール752)を表1に示す配合量で使用し
た。リン系硬化促進剤としては、テトラフェニルホスホ
ニウムテトラフェニルボレート(北興化学工業社製、商
品名TPP−K)又はトリフェニルホスフィントリフェ
ニルボラン(北興化学工業社製、商品名TPP−S)を
表1に示す配合量で使用した。
【0019】有機溶媒としては、メチルエチルケトンを
表1に示す配合量で使用した。
表1に示す配合量で使用した。
【0020】(実施例1)表1の配合量に従って各原材
料は配合する。まず、フェノールノボラックを、150
℃に加温して溶融したものにテトラフェニルホスホニウ
ムテトラフェニルボレート(以下TPP−Kと呼ぶ)を
添加しながらディスパー(特殊機化工業社製)で15分
間混合分散を行い、冷却、固化した後、細かく粉砕す
る。得られた粉砕物を、以後TPP−Kマスターバッチ
と呼ぶ。次にこのTPP−Kマスターバッチに残りの構
成成分(エポキシ樹脂及び有機溶剤)を添加し、さらに
ディスパーで60分間混合して、積層板用エポキシ樹脂
組成物(ワニス)を作製した。このワニスから0.05
gの試料を採取し、光学顕微鏡で観察して分散している
TPP−Kの最大粒子径を測定したところ表1に示すよ
うに10μmであった。その後、ワニスを0.1mm厚
のガラスクロスに含浸し、150℃で乾燥、反応させ、
樹脂含有率55重量%のプリプレグを作製した。
料は配合する。まず、フェノールノボラックを、150
℃に加温して溶融したものにテトラフェニルホスホニウ
ムテトラフェニルボレート(以下TPP−Kと呼ぶ)を
添加しながらディスパー(特殊機化工業社製)で15分
間混合分散を行い、冷却、固化した後、細かく粉砕す
る。得られた粉砕物を、以後TPP−Kマスターバッチ
と呼ぶ。次にこのTPP−Kマスターバッチに残りの構
成成分(エポキシ樹脂及び有機溶剤)を添加し、さらに
ディスパーで60分間混合して、積層板用エポキシ樹脂
組成物(ワニス)を作製した。このワニスから0.05
gの試料を採取し、光学顕微鏡で観察して分散している
TPP−Kの最大粒子径を測定したところ表1に示すよ
うに10μmであった。その後、ワニスを0.1mm厚
のガラスクロスに含浸し、150℃で乾燥、反応させ、
樹脂含有率55重量%のプリプレグを作製した。
【0021】次いで、厚み0.8mmの両面銅張り積層
板(銅箔の厚みは35μm)の表面の銅箔に黒化処理
(表面処理の1種)を施したものをコア材とし、その上
下に上記で得られたプリプレグを各3枚重ね、さらにそ
の両外側に厚み18μmの銅箔を配して積層したもの
を、170℃、60分間成形して4層の導体層を有する
多層板を得た。得られた多層板を用いて、プリプレグが
硬化した層の性能(ガラス転移温度、煮沸後の半田耐熱
性)の評価を行い、その結果を表1に示す。なお、ガラ
ス転移温度及び煮沸後の半田耐熱性の評価は下記に示す
方法で行った。
板(銅箔の厚みは35μm)の表面の銅箔に黒化処理
(表面処理の1種)を施したものをコア材とし、その上
下に上記で得られたプリプレグを各3枚重ね、さらにそ
の両外側に厚み18μmの銅箔を配して積層したもの
を、170℃、60分間成形して4層の導体層を有する
多層板を得た。得られた多層板を用いて、プリプレグが
硬化した層の性能(ガラス転移温度、煮沸後の半田耐熱
性)の評価を行い、その結果を表1に示す。なお、ガラ
ス転移温度及び煮沸後の半田耐熱性の評価は下記に示す
方法で行った。
【0022】(ガラス転移温度の評価方法)得られた多
層板からプリプレグが硬化した層のみをはぎ取り、この
はぎ取った部分について、粘弾性測定装置(セイコー電
子工業社製)を用いて、5℃/分で昇温させて、tan
δの温度分散を測定し、tanδのピークが生じた温度
をガラス転移温度として測定する。
層板からプリプレグが硬化した層のみをはぎ取り、この
はぎ取った部分について、粘弾性測定装置(セイコー電
子工業社製)を用いて、5℃/分で昇温させて、tan
δの温度分散を測定し、tanδのピークが生じた温度
をガラス転移温度として測定する。
【0023】(煮沸後の半田耐熱性の評価方法)得られ
た多層板の外層の厚み18μmの銅箔をエッチングで除
去したものを、5cm角に切断して試験片とする。この
試験片の端面を研磨した後、煮沸したイオン水(イオン
交換膜を用いて精製した水)中に、所定時間浸漬した
後、表面の水分を拭き取り、260℃の半田浴に30秒
間浸漬する。半田浸漬後の試験片の表面を目視で観察
し、ミーズリング現象(樹脂とガラス布とが剥離して生
じる現象)の発生の有無を評価する。n数4で試験し
て、4個共にミーズリング現象が発生していない最長の
煮沸したイオン水への浸漬時間を、煮沸後の半田耐熱性
の指標とする。
た多層板の外層の厚み18μmの銅箔をエッチングで除
去したものを、5cm角に切断して試験片とする。この
試験片の端面を研磨した後、煮沸したイオン水(イオン
交換膜を用いて精製した水)中に、所定時間浸漬した
後、表面の水分を拭き取り、260℃の半田浴に30秒
間浸漬する。半田浸漬後の試験片の表面を目視で観察
し、ミーズリング現象(樹脂とガラス布とが剥離して生
じる現象)の発生の有無を評価する。n数4で試験し
て、4個共にミーズリング現象が発生していない最長の
煮沸したイオン水への浸漬時間を、煮沸後の半田耐熱性
の指標とする。
【0024】(実施例2)TPP−Kマスターバッチ作
製時のディスパーによる混合時間を5分間とした以外
は、実施例1と同様にして、ワニス、プリプレグ及び多
層板を作製すると共に、分散しているTPP−Kの最大
粒子径、ガラス転移温度及び煮沸後の半田耐熱性の評価
を行った。得られた結果を表1に示す。
製時のディスパーによる混合時間を5分間とした以外
は、実施例1と同様にして、ワニス、プリプレグ及び多
層板を作製すると共に、分散しているTPP−Kの最大
粒子径、ガラス転移温度及び煮沸後の半田耐熱性の評価
を行った。得られた結果を表1に示す。
【0025】(実施例3)TPP−Kに代えてTPP−
Sを使用した以外は実施例2と同様にして、ワニス、プ
リプレグ及び多層板を作製すると共に、分散しているT
PP−Sの最大粒子径、ガラス転移温度及び煮沸後の半
田耐熱性の評価を行った。得られた結果を表1に示す。
Sを使用した以外は実施例2と同様にして、ワニス、プ
リプレグ及び多層板を作製すると共に、分散しているT
PP−Sの最大粒子径、ガラス転移温度及び煮沸後の半
田耐熱性の評価を行った。得られた結果を表1に示す。
【0026】(実施例4)エポキシ樹脂、フェノールノ
ボラック及びTPP−Kについては表1に示す配合量、
そして有機溶剤については表1に示す配合量の1/2量
を配合、混合し、次いで常温の3本ロールで5分間混練
した後、残りの有機溶剤を加え、ディスパー(特殊機化
工業社製)で15分間混合分散を行い、積層板用エポキ
シ樹脂組成物(ワニス)を作製した。
ボラック及びTPP−Kについては表1に示す配合量、
そして有機溶剤については表1に示す配合量の1/2量
を配合、混合し、次いで常温の3本ロールで5分間混練
した後、残りの有機溶剤を加え、ディスパー(特殊機化
工業社製)で15分間混合分散を行い、積層板用エポキ
シ樹脂組成物(ワニス)を作製した。
【0027】ワニス作製以降については実施例1と同様
の操作を行い、プリプレグ及び多層板を作製すると共
に、ワニス中に分散しているTPP−Kの最大粒子径、
ガラス転移温度及び煮沸後の半田耐熱性の評価を行っ
た。得られた結果を表1に示す。
の操作を行い、プリプレグ及び多層板を作製すると共
に、ワニス中に分散しているTPP−Kの最大粒子径、
ガラス転移温度及び煮沸後の半田耐熱性の評価を行っ
た。得られた結果を表1に示す。
【0028】(実施例5)エポキシ樹脂、フェノールノ
ボラック及びTPP−Kについては表1に示す配合量、
そして有機溶剤については表1に示す配合量の1/2量
を配合、混合し、次いでらいかい機(日陶科学社製の自
動乳鉢、型式:ATM1000型)を用いて、常温で2
0分間混練した後、残りの有機溶剤を加え、ディスパー
(特殊機化工業社製)で60分間混合分散を行い、積層
板用エポキシ樹脂組成物(ワニス)を作製した。
ボラック及びTPP−Kについては表1に示す配合量、
そして有機溶剤については表1に示す配合量の1/2量
を配合、混合し、次いでらいかい機(日陶科学社製の自
動乳鉢、型式:ATM1000型)を用いて、常温で2
0分間混練した後、残りの有機溶剤を加え、ディスパー
(特殊機化工業社製)で60分間混合分散を行い、積層
板用エポキシ樹脂組成物(ワニス)を作製した。
【0029】ワニス作製以降については実施例1と同様
の操作を行い、プリプレグ及び多層板を作製すると共
に、ワニス中に分散しているTPP−Kの最大粒子径、
ガラス転移温度及び煮沸後の半田耐熱性の評価を行っ
た。得られた結果を表1に示す。
の操作を行い、プリプレグ及び多層板を作製すると共
に、ワニス中に分散しているTPP−Kの最大粒子径、
ガラス転移温度及び煮沸後の半田耐熱性の評価を行っ
た。得られた結果を表1に示す。
【0030】(実施例6)TPP−Kマスターバッチ作
製時の混合装置としてディスパーの代わりに3本ロール
を使用し、3本ロールによる混練時間を5分間とした以
外は、実施例1と同様にして、ワニス、プリプレグ及び
多層板を作製すると共に、分散しているTPP−Kの最
大粒子径、ガラス転移温度及び煮沸後の半田耐熱性の評
価を行った。得られた結果を表1に示す。
製時の混合装置としてディスパーの代わりに3本ロール
を使用し、3本ロールによる混練時間を5分間とした以
外は、実施例1と同様にして、ワニス、プリプレグ及び
多層板を作製すると共に、分散しているTPP−Kの最
大粒子径、ガラス転移温度及び煮沸後の半田耐熱性の評
価を行った。得られた結果を表1に示す。
【0031】(比較例1)表2に示す配合量の、エポキ
シ樹脂、フェノールノボラック、TPP−K及び有機溶
剤を配合し、次いでディスパー(特殊機化工業社製)で
60分間混合分散を行い、積層板用エポキシ樹脂組成物
(ワニス)を作製した。
シ樹脂、フェノールノボラック、TPP−K及び有機溶
剤を配合し、次いでディスパー(特殊機化工業社製)で
60分間混合分散を行い、積層板用エポキシ樹脂組成物
(ワニス)を作製した。
【0032】ワニス作製以降については実施例1と同様
の操作を行い、プリプレグ及び多層板を作製すると共
に、ワニス中に分散しているTPP−Kの最大粒子径、
ガラス転移温度及び煮沸後の半田耐熱性の評価を行っ
た。得られた結果を表2に示す。
の操作を行い、プリプレグ及び多層板を作製すると共
に、ワニス中に分散しているTPP−Kの最大粒子径、
ガラス転移温度及び煮沸後の半田耐熱性の評価を行っ
た。得られた結果を表2に示す。
【0033】(比較例2)TPP−Kに代えてTPP−
Sを使用した以外は比較例1と同様にして、ワニス、プ
リプレグ及び多層板を作製すると共に、分散しているT
PP−Sの最大粒子径、ガラス転移温度及び煮沸後の半
田耐熱性の評価を行った。得られた結果を表2に示す。
Sを使用した以外は比較例1と同様にして、ワニス、プ
リプレグ及び多層板を作製すると共に、分散しているT
PP−Sの最大粒子径、ガラス転移温度及び煮沸後の半
田耐熱性の評価を行った。得られた結果を表2に示す。
【0034】
【表1】
【0035】
【表2】
【0036】表1及び表2の結果から、実施例1〜実施
例6では分散しているリン系硬化促進剤の最大粒子系は
20μm以下であり、比較例に比べ、細かい粒子となっ
て分散していることが確認できる。そして、実施例1〜
実施例6で得られたプリプレグの硬化物の耐熱特性(ガ
ラス転移温度及び煮沸後の半田耐熱性)は比較例に比べ
良好であることも確認できる。
例6では分散しているリン系硬化促進剤の最大粒子系は
20μm以下であり、比較例に比べ、細かい粒子となっ
て分散していることが確認できる。そして、実施例1〜
実施例6で得られたプリプレグの硬化物の耐熱特性(ガ
ラス転移温度及び煮沸後の半田耐熱性)は比較例に比べ
良好であることも確認できる。
【0037】また、実施例1と比較例1の比較、実施例
2と比較例1の比較及び実施例3と比較例2の比較か
ら、混合装置としてディスパーを用いてもマスターバッ
チ工法を採用すれば、リン系硬化促進剤を細かい粒子と
して分散させることが可能であることが確認できる。そ
して、実施例4と比較例1及び実施例5と比較例1の比
較から、混合装置としてらいかい機又は3本ロールを使
用すると、リン系硬化促進剤を細かい粒子として分散さ
せることが可能であることが確認できる。
2と比較例1の比較及び実施例3と比較例2の比較か
ら、混合装置としてディスパーを用いてもマスターバッ
チ工法を採用すれば、リン系硬化促進剤を細かい粒子と
して分散させることが可能であることが確認できる。そ
して、実施例4と比較例1及び実施例5と比較例1の比
較から、混合装置としてらいかい機又は3本ロールを使
用すると、リン系硬化促進剤を細かい粒子として分散さ
せることが可能であることが確認できる。
【0038】
【発明の効果】請求項1〜請求項3に係る発明の積層板
用エポキシ樹脂組成物は、エポキシ樹脂、フェノール系
硬化剤、リン系硬化促進剤及び有機溶媒を含み、リン系
硬化促進剤が粒子として分散しているエポキシ樹脂組成
物であって、耐熱特性の優れる積層板を得ることが可能
なエポキシ樹脂組成物となるので、積層板を製造するた
めの材料として有用である。
用エポキシ樹脂組成物は、エポキシ樹脂、フェノール系
硬化剤、リン系硬化促進剤及び有機溶媒を含み、リン系
硬化促進剤が粒子として分散しているエポキシ樹脂組成
物であって、耐熱特性の優れる積層板を得ることが可能
なエポキシ樹脂組成物となるので、積層板を製造するた
めの材料として有用である。
【0039】請求項4〜請求項6に係る発明の積層板用
エポキシ樹脂組成物の製造方法によれば、上記の効果を
奏する積層板用エポキシ樹脂組成物を容易に製造するこ
とができる。
エポキシ樹脂組成物の製造方法によれば、上記の効果を
奏する積層板用エポキシ樹脂組成物を容易に製造するこ
とができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 元部 英次 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 八田 行大 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内
Claims (6)
- 【請求項1】 エポキシ樹脂、フェノール系硬化剤、リ
ン系硬化促進剤及び有機溶媒を含む積層板用エポキシ樹
脂組成物において、リン系硬化促進剤がエポキシ樹脂組
成物中に粒子として分散していて、かつ、その粒子の最
大粒子径が0.1〜20μmであることを特徴とする積
層板用エポキシ樹脂組成物。 - 【請求項2】 リン系硬化促進剤が、テトラフェニルホ
スホニウムテトラフェニルボレートであることを特徴と
する請求項1記載の積層板用エポキシ樹脂組成物。 - 【請求項3】 リン系硬化促進剤が、トリフェニルホス
フィントリフェニルボランであることを特徴とする請求
項1記載の積層板用エポキシ樹脂組成物。 - 【請求項4】 請求項1から請求項3までのいずれかに
記載の積層板用エポキシ樹脂組成物を得るにあたり、3
本ロールを用いてリン系硬化促進剤をエポキシ樹脂組成
物中に分散させることを特徴とする積層板用エポキシ樹
脂組成物の製造方法。 - 【請求項5】 請求項1から請求項3までのいずれかに
記載の積層板用エポキシ樹脂組成物を得るにあたり、ら
いかい機を用いてリン系硬化促進剤をエポキシ樹脂組成
物中に分散させることを特徴とする積層板用エポキシ樹
脂組成物の製造方法。 - 【請求項6】 請求項1から請求項3までのいずれかに
記載の積層板用エポキシ樹脂組成物を得るにあたり、リ
ン系硬化促進剤をエポキシ樹脂及び/又はフェノール系
硬化剤と予備混合してリン系硬化促進剤を予め分散させ
た後、残りの構成成分を添加して混合することを特徴と
する積層板用エポキシ樹脂組成物の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24293295A JPH0987367A (ja) | 1995-09-21 | 1995-09-21 | 積層板用エポキシ樹脂組成物及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24293295A JPH0987367A (ja) | 1995-09-21 | 1995-09-21 | 積層板用エポキシ樹脂組成物及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0987367A true JPH0987367A (ja) | 1997-03-31 |
Family
ID=17096368
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24293295A Withdrawn JPH0987367A (ja) | 1995-09-21 | 1995-09-21 | 積層板用エポキシ樹脂組成物及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0987367A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008201998A (ja) * | 2007-02-22 | 2008-09-04 | Shin Etsu Chem Co Ltd | エポキシ樹脂接着剤組成物 |
-
1995
- 1995-09-21 JP JP24293295A patent/JPH0987367A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008201998A (ja) * | 2007-02-22 | 2008-09-04 | Shin Etsu Chem Co Ltd | エポキシ樹脂接着剤組成物 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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