JPH0987523A - 導電性シリコーンゴム組成物 - Google Patents
導電性シリコーンゴム組成物Info
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- JPH0987523A JPH0987523A JP24915295A JP24915295A JPH0987523A JP H0987523 A JPH0987523 A JP H0987523A JP 24915295 A JP24915295 A JP 24915295A JP 24915295 A JP24915295 A JP 24915295A JP H0987523 A JPH0987523 A JP H0987523A
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- Japan
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- carbon black
- silicone rubber
- parts
- acetylene
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 少量のカーボンブラック配合量で高い導電性
が得られる導電性シリコーンゴム組成物を提供する。 【解決手段】 ポリオルガノシロキサン組成物に、導電
性充填剤として下記の条件を満たす2種類のカーボンブ
ラックを併用配合する。 A.アセチレン発熱分解法で製造されたカーボンブラッ
ク B.アセチレン発熱分解法に依らない方法で製造された
トルエン着色透過度が90%以上であるカーボンブラック (但し、カーボンブラックAとカーボンブラックBの比
表面積の差は1000〔m2/g〕以上1500〔m2/g〕以下で
ある)
が得られる導電性シリコーンゴム組成物を提供する。 【解決手段】 ポリオルガノシロキサン組成物に、導電
性充填剤として下記の条件を満たす2種類のカーボンブ
ラックを併用配合する。 A.アセチレン発熱分解法で製造されたカーボンブラッ
ク B.アセチレン発熱分解法に依らない方法で製造された
トルエン着色透過度が90%以上であるカーボンブラック (但し、カーボンブラックAとカーボンブラックBの比
表面積の差は1000〔m2/g〕以上1500〔m2/g〕以下で
ある)
Description
【0001】
【発明の技術分野】本発明は導電性シリコーンゴム組成
物に関する。更に詳しくは、少量のカーボンブラック配
合量で高い導電性が得られる導電性シリコーンゴム組成
物に関する。
物に関する。更に詳しくは、少量のカーボンブラック配
合量で高い導電性が得られる導電性シリコーンゴム組成
物に関する。
【0002】
【発明の技術的背景とその問題点】従来から、硬化して
シリコーンゴムとなるシリコーン組成物はよく知られて
おり、その耐候性、耐熱性、耐寒性、電気絶縁性等の優
れた性質を利用して、電気電子部品のポッティング材、
コーティング材、型取り用の成形材料等に、幅広く使用
されている。また、本来絶縁材料であるシリコーン組成
物に導電性を付与して使用することも行われている。上
述したようなシリコーン組成物に導電性を付与する方法
としては、一般的には導電性カーボンブラックを配合す
る方法が多用されている。例えば特開昭54−139659号公
報には、40〜100 m2/gの比表面積を有するファーネス
ブラックとアセチレンブラックを併用した導電性オルガ
ノポリシロキサンエラストマーが記載されている。ま
た、同55−120656号公報には比表面積が 900m2/g以上
で、中空のシェル状粒子が存在するカーボンブラックを
配合した液状オルガノポリシロキサン組成物が、同55−
108455号公報にはカーボンブラックと導電性繊維を併用
した押出成形型液状オルガノポリシロキサン組成物が、
さらに同56−120761号公報には比表面積が80m2/g以上
のカーボンブラックを用いたシリコーンゴム組成物が記
載されている。上述したような導電性付与の目的で使用
されるカーボンブラックは、その製造方法によりファー
ネスブラック、アセチレンブラック等の種類に分類され
る。しかしながら、これらのカーボンブラックを配合し
た系では、高い導電性を得ようとするとカーボンブラッ
クの配合量も増えるため、得られるゴムの硬さが上昇
し、柔らかくて、高い導電性を有するゴム組成物は得ら
れなかった。ゴムが柔らかいと、導電性ローラ等ではそ
の外径を小さくでき、又、導電性パッキン等では緩衝効
果が高まり、薄肉化、小型化が達成できるため、低硬度
導電性シリコーンゴムに対する要望は強いものがある。
シリコーンゴムとなるシリコーン組成物はよく知られて
おり、その耐候性、耐熱性、耐寒性、電気絶縁性等の優
れた性質を利用して、電気電子部品のポッティング材、
コーティング材、型取り用の成形材料等に、幅広く使用
されている。また、本来絶縁材料であるシリコーン組成
物に導電性を付与して使用することも行われている。上
述したようなシリコーン組成物に導電性を付与する方法
としては、一般的には導電性カーボンブラックを配合す
る方法が多用されている。例えば特開昭54−139659号公
報には、40〜100 m2/gの比表面積を有するファーネス
ブラックとアセチレンブラックを併用した導電性オルガ
ノポリシロキサンエラストマーが記載されている。ま
た、同55−120656号公報には比表面積が 900m2/g以上
で、中空のシェル状粒子が存在するカーボンブラックを
配合した液状オルガノポリシロキサン組成物が、同55−
108455号公報にはカーボンブラックと導電性繊維を併用
した押出成形型液状オルガノポリシロキサン組成物が、
さらに同56−120761号公報には比表面積が80m2/g以上
のカーボンブラックを用いたシリコーンゴム組成物が記
載されている。上述したような導電性付与の目的で使用
されるカーボンブラックは、その製造方法によりファー
ネスブラック、アセチレンブラック等の種類に分類され
る。しかしながら、これらのカーボンブラックを配合し
た系では、高い導電性を得ようとするとカーボンブラッ
クの配合量も増えるため、得られるゴムの硬さが上昇
し、柔らかくて、高い導電性を有するゴム組成物は得ら
れなかった。ゴムが柔らかいと、導電性ローラ等ではそ
の外径を小さくでき、又、導電性パッキン等では緩衝効
果が高まり、薄肉化、小型化が達成できるため、低硬度
導電性シリコーンゴムに対する要望は強いものがある。
【0003】
【発明の目的】本発明の目的は、少量のカーボンブラッ
ク配合量で高い導電性が得られる導電性シリコーンゴム
組成物を提供することにある。
ク配合量で高い導電性が得られる導電性シリコーンゴム
組成物を提供することにある。
【0004】
【発明の構成】本発明者は上記の目的を達成すべく種々
検討を行った結果、特定の2種類のカーボンブラックの
併用が有効であることを見出し、本発明に到達した。即
ち本発明は、ポリオルガノシロキサン組成物に、導電性
充填剤として下記の条件を満たす2種類のカーボンブラ
ックを併用配合したことを特徴とする導電性シリコーン
ゴム組成物である。 A.アセチレン発熱分解法で製造されたカーボンブラッ
ク B.アセチレン発熱分解法に依らない方法で製造された
トルエン着色透過度が90%以上であるカーボンブラック (但し、カーボンブラックAとカーボンブラックBの比
表面積の差は1000〔m2/g〕以上1500〔m2/g〕以下で
ある) 以下、本発明について詳細に説明する。
検討を行った結果、特定の2種類のカーボンブラックの
併用が有効であることを見出し、本発明に到達した。即
ち本発明は、ポリオルガノシロキサン組成物に、導電性
充填剤として下記の条件を満たす2種類のカーボンブラ
ックを併用配合したことを特徴とする導電性シリコーン
ゴム組成物である。 A.アセチレン発熱分解法で製造されたカーボンブラッ
ク B.アセチレン発熱分解法に依らない方法で製造された
トルエン着色透過度が90%以上であるカーボンブラック (但し、カーボンブラックAとカーボンブラックBの比
表面積の差は1000〔m2/g〕以上1500〔m2/g〕以下で
ある) 以下、本発明について詳細に説明する。
【0005】本発明において使用するポリオルガノシロ
キサン組成物は、基本的には(a) ポリオルガノシロキサ
ンベースポリマー(シリコーンベースポリマー)と、
(b) 硬化剤と、必要に応じて配合する補強用充填剤や各
種添加剤などとを均一に分散させたものである。このよ
うな組成物に用いられる各種成分のうち、(a) のシリコ
ーンベースポリマーと(b) の硬化剤は、ゴム弾性体を得
るための反応機構に応じて適宜に選択さされるものであ
る。その反応機構としては、(i) 有機過酸化物加硫剤に
よる架橋方法、(ii)付加反応による方法などが知られて
おり、その反応機構によって、(a) 成分と、(b) 成分す
なわち硬化用触媒もしくは架橋剤との好ましい組合せが
決まることは周知である。すなわち、上記(i) の架橋方
法を適用する場合においては、通常、(a) 成分のベース
ポリマーとしては、1分子中のケイ素原子に結合した有
機基のうち、少なくとも2個がビニル基であるポリジオ
ルガノシロキサンが用いられる。また、(b) 成分の硬化
剤としては、ベンゾイルペルオキシド、2,4 −ジクロロ
ベンゾイルペルオキシド、ジクミルペルオキシド、クミ
ル−t−ブチルペルオキシド、2,5−ジメチル−2,5 −
ジ−t−ブチルペルオキシヘキサン、ジ−t−ブチルペ
ルオキシドなどの各種の有機過酸化物加硫剤が用いら
れ、特に低い圧縮永久歪みを与えることから、ジクミル
ペルオキシド、クミル−t−ブチルペルオキシド、2,5
−ジメチル−2,5 −ジ−t−ブチルペルオキシヘキサ
ン、ジ−t−ブチルペルオキシドが好ましい。なお、こ
れらの有機過酸化物加硫剤は、1種または2種以上の混
合物として用いられる。(b) 成分の硬化剤である有機過
酸化物の配合量は、(a) 成分のシリコーンベースポリマ
ー 100重量部に対し0.05〜15重量部の範囲が好ましい。
有機過酸化物の配合量が0.05重量部未満では加硫が十分
に行われず、15重量部を超えて配合してもそれ以上の格
別の効果がないばかりか、得られるシリコーンゴム硬化
体の物性に悪影響を与えることがあるからである。ま
た、上記(ii)の付加反応を適用する場合の(a) 成分のベ
ースポリマーとしては、上記(i) におけるベースポリマ
ーと同様なものが用いられる。また、(b) 成分の硬化剤
としては、硬化用触媒として塩化白金酸、白金オレフィ
ン錯体、白金ビニルシロキサン錯体、白金黒、白金トリ
フェニルホスフィン錯体等の白金系触媒が用いられ、架
橋剤としてケイ素原子に結合した水素原子が1分子中に
少なくとも平均2個を超える数を有するポリジオルガノ
シロキサンが用いられる。(b) 成分の硬化剤のうち、硬
化用触媒の配合量は、(a) 成分のベースポリマーに対し
白金系原子の量で1〜1000ppm の範囲となる量が好まし
い。硬化用触媒の配合量が白金系原子の量として1ppm
未満では、十分に硬化が進行せず、また1000ppm を超え
ても特に硬化速度の向上などが期待できない。また、架
橋剤の配合量は、(a) 成分中のアルケニル基1個に対
し、架橋剤中のケイ素原子に結合した水素原子が 0.5〜
4.0 個となるような量が好ましく、さらに好ましくは
1.0〜3.0 個となるような量である。水素原子の量が 0.
5個未満である場合は、組成物の硬化が十分に進行せず
に、硬化後の硬さが低くなり、また水素原子の量が 4.0
個を超えると硬化後の物理的性質と耐熱性が低下する。
以上のような各種の反応機構において用いられる(a) 成
分のベースポリマーとしてのポリオルガノシロキサンの
有機基は、1価の置換または非置換の炭化水素基であ
り、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ヘキ
シル基、ドデシル基のようなアルキル基、フェニル基の
ようなアリル基、β−フェニルエチル基、β−フェニル
プロピル基のようなアラルキル基等の非置換の炭化水素
基や、クロロメチル基、3,3,3 −トリフルオロプロピル
基等の置換炭化水素基が例示され、一般的にはメチル基
が合成のしやすさなどから多用される。
キサン組成物は、基本的には(a) ポリオルガノシロキサ
ンベースポリマー(シリコーンベースポリマー)と、
(b) 硬化剤と、必要に応じて配合する補強用充填剤や各
種添加剤などとを均一に分散させたものである。このよ
うな組成物に用いられる各種成分のうち、(a) のシリコ
ーンベースポリマーと(b) の硬化剤は、ゴム弾性体を得
るための反応機構に応じて適宜に選択さされるものであ
る。その反応機構としては、(i) 有機過酸化物加硫剤に
よる架橋方法、(ii)付加反応による方法などが知られて
おり、その反応機構によって、(a) 成分と、(b) 成分す
なわち硬化用触媒もしくは架橋剤との好ましい組合せが
決まることは周知である。すなわち、上記(i) の架橋方
法を適用する場合においては、通常、(a) 成分のベース
ポリマーとしては、1分子中のケイ素原子に結合した有
機基のうち、少なくとも2個がビニル基であるポリジオ
ルガノシロキサンが用いられる。また、(b) 成分の硬化
剤としては、ベンゾイルペルオキシド、2,4 −ジクロロ
ベンゾイルペルオキシド、ジクミルペルオキシド、クミ
ル−t−ブチルペルオキシド、2,5−ジメチル−2,5 −
ジ−t−ブチルペルオキシヘキサン、ジ−t−ブチルペ
ルオキシドなどの各種の有機過酸化物加硫剤が用いら
れ、特に低い圧縮永久歪みを与えることから、ジクミル
ペルオキシド、クミル−t−ブチルペルオキシド、2,5
−ジメチル−2,5 −ジ−t−ブチルペルオキシヘキサ
ン、ジ−t−ブチルペルオキシドが好ましい。なお、こ
れらの有機過酸化物加硫剤は、1種または2種以上の混
合物として用いられる。(b) 成分の硬化剤である有機過
酸化物の配合量は、(a) 成分のシリコーンベースポリマ
ー 100重量部に対し0.05〜15重量部の範囲が好ましい。
有機過酸化物の配合量が0.05重量部未満では加硫が十分
に行われず、15重量部を超えて配合してもそれ以上の格
別の効果がないばかりか、得られるシリコーンゴム硬化
体の物性に悪影響を与えることがあるからである。ま
た、上記(ii)の付加反応を適用する場合の(a) 成分のベ
ースポリマーとしては、上記(i) におけるベースポリマ
ーと同様なものが用いられる。また、(b) 成分の硬化剤
としては、硬化用触媒として塩化白金酸、白金オレフィ
ン錯体、白金ビニルシロキサン錯体、白金黒、白金トリ
フェニルホスフィン錯体等の白金系触媒が用いられ、架
橋剤としてケイ素原子に結合した水素原子が1分子中に
少なくとも平均2個を超える数を有するポリジオルガノ
シロキサンが用いられる。(b) 成分の硬化剤のうち、硬
化用触媒の配合量は、(a) 成分のベースポリマーに対し
白金系原子の量で1〜1000ppm の範囲となる量が好まし
い。硬化用触媒の配合量が白金系原子の量として1ppm
未満では、十分に硬化が進行せず、また1000ppm を超え
ても特に硬化速度の向上などが期待できない。また、架
橋剤の配合量は、(a) 成分中のアルケニル基1個に対
し、架橋剤中のケイ素原子に結合した水素原子が 0.5〜
4.0 個となるような量が好ましく、さらに好ましくは
1.0〜3.0 個となるような量である。水素原子の量が 0.
5個未満である場合は、組成物の硬化が十分に進行せず
に、硬化後の硬さが低くなり、また水素原子の量が 4.0
個を超えると硬化後の物理的性質と耐熱性が低下する。
以上のような各種の反応機構において用いられる(a) 成
分のベースポリマーとしてのポリオルガノシロキサンの
有機基は、1価の置換または非置換の炭化水素基であ
り、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ヘキ
シル基、ドデシル基のようなアルキル基、フェニル基の
ようなアリル基、β−フェニルエチル基、β−フェニル
プロピル基のようなアラルキル基等の非置換の炭化水素
基や、クロロメチル基、3,3,3 −トリフルオロプロピル
基等の置換炭化水素基が例示され、一般的にはメチル基
が合成のしやすさなどから多用される。
【0006】次に本発明の導電性シリコーンゴム組成物
においては、この様なポリオルガノシロキサン組成物に
導電性充填剤として、A、B2種類のカーボンブラック
を配合する。カーボンブラックAは、アセチレンを原料
として、C2H2→ 2C + H2 + 55Kcalという代表的な反応
で製造されるカーボンブラックである。これは発熱反応
であり、1800〜2200℃の高温下で製造されるためグラフ
ァイト結晶子が発達し、表面純度の高いカーボンブラッ
クが得られる特徴がある。カーボンブラックBは、アセ
チレン発熱分解法以外の製造方法、たとえばオイルファ
ーネス法、ガスファーネス法、ケッチェン法などによっ
て製造され、しかも、その表面純度を示すトルエン着色
透過度(JIS K6221-1982「ゴム用カーボンブラック試験
方法」参照)が90%以上であることを必須条件とする。
これは、表面純度の高いカーボンブラックであることを
意味しており、導電性能に好適な性状である。本発明に
おいては、これら2種類のカーボンブラックの比表面積
の差が1000〔m2/g〕以上1500〔m2/g〕以下であるこ
とを要件とする。ここで、比表面積の値は、窒素ガス(N
2)分子を用い、BET法で求めたものである。この比表
面積の差が1000〔m2/g〕以上で1500〔m2/g〕以下で
あるためには、A、Bどちらかの比表面積がかなり大き
くならなければ成立しない。通常、Aのアセチレン発熱
分解法では、この様に大きい比表面積を持つタイプの製
造は不可能である。従って、Bのアセチレン発熱分解法
に依らない方法で製造されたカーボンブラックの比表面
積が、少なくとも1000〔m2/g〕を越える値であること
が必要となる。但し、この比表面積の差が1500〔m2/
g〕を越えるような場合は、一方、即ちBの比表面積が
かなり1500〔m2/g〕を越えることになり、その結果、
シリコーンゴムとの分散性能に難を生じ好ましくない。
大きな比表面積を有するカーボンブラックを製造ならし
める方法としては、オイルファーネス法、ガスファーネ
ス法、ケッチェン法が挙げられる。しかしカーボンブラ
ックの代表的製造方法であるサーマル法やチャンネル法
では不可能となる。AとBの配合割合は特に規定するも
のはないが、通常A:Bの比が20:80から80:20の間に
あることが望ましく、最終的には得ようとする導電性や
ゴムの硬さを考慮し、適宜決めれば良い。カーボンブラ
ックAとBを合算した配合量は、(a)成分のポリオルガ
ノシロキサンベースポリマー 100重量部に対し1〜50重
量部、低硬度ゴム設計を前提とする場合は、5〜25重量
部の範囲で用いるのが好ましい。ゴムの硬さはJIS K 63
01(加硫ゴム物理試験方法)で示される方法で測定す
る。
においては、この様なポリオルガノシロキサン組成物に
導電性充填剤として、A、B2種類のカーボンブラック
を配合する。カーボンブラックAは、アセチレンを原料
として、C2H2→ 2C + H2 + 55Kcalという代表的な反応
で製造されるカーボンブラックである。これは発熱反応
であり、1800〜2200℃の高温下で製造されるためグラフ
ァイト結晶子が発達し、表面純度の高いカーボンブラッ
クが得られる特徴がある。カーボンブラックBは、アセ
チレン発熱分解法以外の製造方法、たとえばオイルファ
ーネス法、ガスファーネス法、ケッチェン法などによっ
て製造され、しかも、その表面純度を示すトルエン着色
透過度(JIS K6221-1982「ゴム用カーボンブラック試験
方法」参照)が90%以上であることを必須条件とする。
これは、表面純度の高いカーボンブラックであることを
意味しており、導電性能に好適な性状である。本発明に
おいては、これら2種類のカーボンブラックの比表面積
の差が1000〔m2/g〕以上1500〔m2/g〕以下であるこ
とを要件とする。ここで、比表面積の値は、窒素ガス(N
2)分子を用い、BET法で求めたものである。この比表
面積の差が1000〔m2/g〕以上で1500〔m2/g〕以下で
あるためには、A、Bどちらかの比表面積がかなり大き
くならなければ成立しない。通常、Aのアセチレン発熱
分解法では、この様に大きい比表面積を持つタイプの製
造は不可能である。従って、Bのアセチレン発熱分解法
に依らない方法で製造されたカーボンブラックの比表面
積が、少なくとも1000〔m2/g〕を越える値であること
が必要となる。但し、この比表面積の差が1500〔m2/
g〕を越えるような場合は、一方、即ちBの比表面積が
かなり1500〔m2/g〕を越えることになり、その結果、
シリコーンゴムとの分散性能に難を生じ好ましくない。
大きな比表面積を有するカーボンブラックを製造ならし
める方法としては、オイルファーネス法、ガスファーネ
ス法、ケッチェン法が挙げられる。しかしカーボンブラ
ックの代表的製造方法であるサーマル法やチャンネル法
では不可能となる。AとBの配合割合は特に規定するも
のはないが、通常A:Bの比が20:80から80:20の間に
あることが望ましく、最終的には得ようとする導電性や
ゴムの硬さを考慮し、適宜決めれば良い。カーボンブラ
ックAとBを合算した配合量は、(a)成分のポリオルガ
ノシロキサンベースポリマー 100重量部に対し1〜50重
量部、低硬度ゴム設計を前提とする場合は、5〜25重量
部の範囲で用いるのが好ましい。ゴムの硬さはJIS K 63
01(加硫ゴム物理試験方法)で示される方法で測定す
る。
【0007】なお、本発明の導電性シリコーンゴム組成
物には、充填剤、顔料、耐熱性向上剤、難燃剤等を随時
付加的に配合してもよく、本発明の効果を損なわない範
囲で他のポリオルガノシロキサンを併用してもよい。こ
のようなものとしては、通常、煙霧質シリカ、沈澱法シ
リカ、けいそう土等の補強性充電剤、酸化チタン、酸化
アルミニウム、酸化亜鉛、酸化鉄、酸化セリウム、マイ
カ、クレイ、炭酸亜鉛、炭酸マンガン、水酸化セリウ
ム、ガラスビーズ、ポリジメチルシロキサン、ポリシル
セスキオキサン、アルケニル基含有ポリシロキサン等が
例示される。
物には、充填剤、顔料、耐熱性向上剤、難燃剤等を随時
付加的に配合してもよく、本発明の効果を損なわない範
囲で他のポリオルガノシロキサンを併用してもよい。こ
のようなものとしては、通常、煙霧質シリカ、沈澱法シ
リカ、けいそう土等の補強性充電剤、酸化チタン、酸化
アルミニウム、酸化亜鉛、酸化鉄、酸化セリウム、マイ
カ、クレイ、炭酸亜鉛、炭酸マンガン、水酸化セリウ
ム、ガラスビーズ、ポリジメチルシロキサン、ポリシル
セスキオキサン、アルケニル基含有ポリシロキサン等が
例示される。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。な
お、以下の文中における「部」は、全て「重量部」を示
すものとする。先ず、実施例、比較例に用いたカーボン
ブラックの性状を表1にまとめて示す。
お、以下の文中における「部」は、全て「重量部」を示
すものとする。先ず、実施例、比較例に用いたカーボン
ブラックの性状を表1にまとめて示す。
【0009】
【表1】
【0010】実施例1、比較例1〜4 両末端がジメチルビニルシリル基である、メチルビニル
シロキサン単位を0.06モル%含有する平均重合度約 6,0
00のビニル基含有ポリジメチルシロキサン 100部にカー
ボンブラックA−1を3部、カーボンブラックB−1を
6部、ニーダーに仕込み、混練を行った後、更に架橋剤
として2,5 −ジメチル−2,5 −ジ−t−ブチルパーオキ
シヘキサン 0.4部を加え、均一なシリコーンゴムコンパ
ウンドを得た。金型を用いて、このコンパウンドを 170
℃×10分間の条件でプレス成型して厚さ1mmのシート及
び12mm×60mm×12mmの直方体ブロックを作成した。体積
抵抗率は、定電流印加法による電圧値測定からの抵抗値
を計算するという方法で行なった。テスターとして
(株)アドバンテスト製「デジタルマルチメーターR687
1E」を用いた。硬さはJIS K6301 「加硫ゴム物理試験方
法」に示されるスプリング式硬さ試験A形を用い行っ
た。比較例1として、2種類のカーボンブラックを用い
ずA−1を単独で9部用いたもの、比較例2としてB−
1を単独で9部用いたもの、比較例3として比表面積の
差が本発明の条件を満たさない配合としてA−1を3
部、C−1を6部用いたもの、及び比較例4として比表
面積の差は本発明の条件を満たすが、アセチレン発熱分
解法によるカーボンブラックを用いない配合としてB−
1を6部、C−1を3部用いた他は実施例1と同様に作
成したものを試験した。
シロキサン単位を0.06モル%含有する平均重合度約 6,0
00のビニル基含有ポリジメチルシロキサン 100部にカー
ボンブラックA−1を3部、カーボンブラックB−1を
6部、ニーダーに仕込み、混練を行った後、更に架橋剤
として2,5 −ジメチル−2,5 −ジ−t−ブチルパーオキ
シヘキサン 0.4部を加え、均一なシリコーンゴムコンパ
ウンドを得た。金型を用いて、このコンパウンドを 170
℃×10分間の条件でプレス成型して厚さ1mmのシート及
び12mm×60mm×12mmの直方体ブロックを作成した。体積
抵抗率は、定電流印加法による電圧値測定からの抵抗値
を計算するという方法で行なった。テスターとして
(株)アドバンテスト製「デジタルマルチメーターR687
1E」を用いた。硬さはJIS K6301 「加硫ゴム物理試験方
法」に示されるスプリング式硬さ試験A形を用い行っ
た。比較例1として、2種類のカーボンブラックを用い
ずA−1を単独で9部用いたもの、比較例2としてB−
1を単独で9部用いたもの、比較例3として比表面積の
差が本発明の条件を満たさない配合としてA−1を3
部、C−1を6部用いたもの、及び比較例4として比表
面積の差は本発明の条件を満たすが、アセチレン発熱分
解法によるカーボンブラックを用いない配合としてB−
1を6部、C−1を3部用いた他は実施例1と同様に作
成したものを試験した。
【0011】
【表2】
【0012】実施例2、比較例5〜6、参考例1 両末端がジメチルビニルシリル基であり、25℃の粘度が
10,000cpのポリメチルビニルシロキサン 100部とカーボ
ンブラックA−2を10部、カーボンブラックB−2を
2.5部、容積3リッターの万能攪拌機で混練し均一な組
成物を得た。
10,000cpのポリメチルビニルシロキサン 100部とカーボ
ンブラックA−2を10部、カーボンブラックB−2を
2.5部、容積3リッターの万能攪拌機で混練し均一な組
成物を得た。
【0013】次に両末端がトリメチルシリル基で25℃に
おける粘度が20cpのメチルハイドロジェンポリシロキサ
ン2部と塩化白金酸のイソプロピルアルコール溶液を白
金原子の量として5ppm となる様に混合し、均一な組成
物とした。これを実施例1と同様に金型でプレス成型を
行い、1mm厚のシートと12mm×12mm×60mmのブロックを
作成した。尚、成型条件は 150℃×10分間である。比較
例5としてB−2の代わりにC−1を 2.5部用いたも
の、比較例6として比表面積の差の条件を満たさずかつ
アセチレン発熱分解法だけのカーボンブラック2種類を
用いた配合としてA−1 2.5部、A−2 10部用いた他
は実施例2と同様に作成したものを試験した。尚、実施
例2で得られた体積抵抗率と同じ値をアセチレン発熱分
解法カーボンブラックA−2単独で得るためにその配合
量を増量したのものを参考例1として示す。表3に示す
ように、実施例2で得られた体積抵抗率と同じ値をアセ
チレン発熱分解法カーボンブラックA−2単独で得るた
めには38部の配合が必要であり、その際のゴム硬さは59
となった。
おける粘度が20cpのメチルハイドロジェンポリシロキサ
ン2部と塩化白金酸のイソプロピルアルコール溶液を白
金原子の量として5ppm となる様に混合し、均一な組成
物とした。これを実施例1と同様に金型でプレス成型を
行い、1mm厚のシートと12mm×12mm×60mmのブロックを
作成した。尚、成型条件は 150℃×10分間である。比較
例5としてB−2の代わりにC−1を 2.5部用いたも
の、比較例6として比表面積の差の条件を満たさずかつ
アセチレン発熱分解法だけのカーボンブラック2種類を
用いた配合としてA−1 2.5部、A−2 10部用いた他
は実施例2と同様に作成したものを試験した。尚、実施
例2で得られた体積抵抗率と同じ値をアセチレン発熱分
解法カーボンブラックA−2単独で得るためにその配合
量を増量したのものを参考例1として示す。表3に示す
ように、実施例2で得られた体積抵抗率と同じ値をアセ
チレン発熱分解法カーボンブラックA−2単独で得るた
めには38部の配合が必要であり、その際のゴム硬さは59
となった。
【0014】
【表3】
Claims (1)
- 【請求項1】 ポリオルガノシロキサン組成物に、導電
性充填剤として下記の条件を満たす2種類のカーボンブ
ラックを併用配合したことを特徴とする導電性シリコー
ンゴム組成物。 A.アセチレン発熱分解法で製造されたカーボンブラッ
ク B.アセチレン発熱分解法に依らない方法で製造された
トルエン着色透過度が90%以上であるカーボンブラック (但し、カーボンブラックAとカーボンブラックBの比
表面積の差は1000〔m2/g〕以上1500〔m2/g〕以下で
ある)
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24915295A JPH0987523A (ja) | 1995-09-27 | 1995-09-27 | 導電性シリコーンゴム組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24915295A JPH0987523A (ja) | 1995-09-27 | 1995-09-27 | 導電性シリコーンゴム組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0987523A true JPH0987523A (ja) | 1997-03-31 |
Family
ID=17188686
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24915295A Pending JPH0987523A (ja) | 1995-09-27 | 1995-09-27 | 導電性シリコーンゴム組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0987523A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2022080496A1 (ja) * | 2020-10-15 | 2022-04-21 | ライオン・スペシャリティ・ケミカルズ株式会社 | 導電性ペースト組成物、導電膜、電気抵抗型センサ |
-
1995
- 1995-09-27 JP JP24915295A patent/JPH0987523A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2022080496A1 (ja) * | 2020-10-15 | 2022-04-21 | ライオン・スペシャリティ・ケミカルズ株式会社 | 導電性ペースト組成物、導電膜、電気抵抗型センサ |
| JPWO2022080496A1 (ja) * | 2020-10-15 | 2022-04-21 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
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