JPH098775A - 簡易位相尤度切換えダイバーシチ方式 - Google Patents

簡易位相尤度切換えダイバーシチ方式

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JPH098775A
JPH098775A JP7159155A JP15915595A JPH098775A JP H098775 A JPH098775 A JP H098775A JP 7159155 A JP7159155 A JP 7159155A JP 15915595 A JP15915595 A JP 15915595A JP H098775 A JPH098775 A JP H098775A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 直交位相変調を用いたディジタル無線通信の
受信機の受信アンテナから検波器までのブランチの複数
ブランチの中から最適ブランチを選択する切換型ダイバ
−シチに関し、受信信号のレベル差の大小により選択す
るレベル切換型ダイバ−シチにてレベル差が顕著でない
場合に有効な切換型ダイバ−シチを目的とする。 【構成】 受信機の少くとも2つのブランチ(1)(2)が各
時点の受信電界強度RSSiを検出したRSSiレベルと、其の
RSSiレベルを受信信号の1シンボル周期の時間で平均し
た平均化RSSiレベルとのレベル差の大小を監視し、其の
レベル差が小さい方のブランチを、位相尤度が優れたブ
ランチと判断し選択するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、4相PSK変調などの
直交位相変調を用いたディジタル無線通信の受信機が、
受信アンテナから検波器までの受信回路のブランチを少
なくとも2つ有し、其の2つのブランチのうち、受信電
界強度 RSSi を示す其の検波器の出力レベルが大きい方
のブランチの出力を良しとして選択するレベル切換えダ
イバーシチ方式に係り、特に其の受信機の各ブランチの
RSSi レベルの間に著しい差が無くて有効なレベル切換
えダイバーシチが出来ない場合に、直交位相変調信号で
ある受信信号の位相平面上で其の位置が原理的に定めら
れていて本当に信号データが存在する位置であるシンボ
ル点に最も近い所謂位相の尤度(Likelihood)が最大(Max
imum)の受信電界強度 RSSi が得られるブランチの出力
を、其の後段の復号回路で誤りが少ない良質の復号(dec
ode)が出来るとして選択する簡易な位相尤度切換えダイ
バーシチ方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の直交変調信号の受信機のレベル切
換えダイバーシチ方式の回路構成を、図9に示す。図
中、80は、受信アンテナから検波器までの受信回路のブ
ランチが2つ有る場合の一方のブランチ(1) の出力のRS
Si検出器(1) であり、受信アンテナ(1) の設置位置の受
信電界強度RSSiを検出する。81は他方のブランチ(2) の
出力のRSSi検出器(2) であり、受信アンテナ(2) の設置
位置の受信電界強度RSSiを検出する。82はレベル比較器
であり、80のRSSi検出器(1) の出力のRSSiレベル(1)
と、81のRSSi検出器(2) の出力のRSSiレベル(2) との大
小を比較し、RSSiレベルの大きい方のブランチを良しと
して選択するブランチ切換信号を出力する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来のレベル切
換えダイバーシチ方式では、ブランチ(1) の RSSi 検出
器(1) の出力のRSSiレベル(1)と、他方のブランチ(2)
の RSSi 検出器(2) の出力のRSSiレベル(2) との間に顕
著な差が無くて、例えば3dB以下の様な場合には、予め
任意に設定した一方のブランチ(1) 又はブランチ(2) の
出力を選択して復号する。そのため、同レベル時のレベ
ル切換えダイバーシチ方式では、切換えられた側のブラ
ンチの復号出力のデータの誤りが必ず少なくなり其の復
号出力の符号誤りの品質が向上するという効果が得られ
ないという問題があった。
【0004】本発明の目的は、直交変調信号の受信機
で、複数の受信ブランチの各々が検出した受信電界強度
RSSiの間に顕著な差が無い場合でも、選択されたブラン
チの出力の復号出力の品質が必ず向上するという効果が
得られる様な切換えダイバーシチ方式を実現することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的達成のための本
発明の切換えダイバーシチ方式の基本的な考え方は、直
交位相変調を用いたディジタル無線通信の受信機が受信
して検出した受信電界強度のRSSiレベルは、受信信号で
ある直交位相変調信号の位相平面上での位置が原理的に
定められていて本当に伝送情報が存在する位置のシンボ
ル点においてのみ、正しい受信電界強度RSSiの電圧値が
得られる事(換言すれば、或るシンボル点と次のシンボ
ル点の間の途中の点の受信電界強度RSSiの電圧値は、伝
送情報が存在する正しい点の受信電界強度RSSiの電圧値
を示さない事)、そして其の直交位相変調信号として原
理的に定められたシンボル点の電圧値は、任意の各点の
RSSi電圧値を其の受信信号の1シンボル周期T の時間で
平均化した平均化RSSi値に等しい事に着目し、本発明で
は、受信信号の平均化RSSi出力と各時点のRSSi出力との
差の大小を監視することにより、受信した各時点の信号
の位相が何れだけシンボル点から遠いか近いかを判断
し、シンボル点に最も近い位相の受信信号、即ち位相の
尤度が最大となるブランチの受信信号を選択する位相尤
度ダイバーシチを行うものである。その為の本発明の基
本構成は、図1の原理図を参照し、直交位相変調信号の
受信機のアンテナから検波器までの少くとも2つの受信
ブランチ(1)(2)の各受信電界強度を検出するRSSi検出器
(1)(2)と、其の各RSSi検出器(1)(2)により検出された電
圧を、同じ受信信号の1シンボル周期T の時間でそれぞ
れ平均化する平均器(1)(2)と、其の各平均器(1)(2)の出
力の平均化RSSi値と前記各RSSi検出器(1)(2)の出力値と
のそれぞれの電圧差を検出する電圧差検出器(1)(2)と、
其のそれぞれ検出した2つの電圧差の大小を比較する比
較器7 と、其の比較出力のデータを、別に前記受信信号
から再生したシンボルクロックを入力し必要なタイミン
グを生成するタイミング生成器8 の出力のタイミングに
て、保持するデータ保持器9 とを具え、前記比較器7 の
出力として該電圧差が最小となるブランチを検出し、該
タイミング生成器8 が出力する該電圧差が最小となる受
信信号の所定のシンボル点のタイミングで該比較器7 の
出力を該データ保持器9 に保持したものを, 複数のブラ
ンチの中から最適のブランチを選択するブランチ切換信
号とするように構成する。
【0006】
【作用】本発明では、請求項1に対応する図1の原理図
を参照し、5の電圧差検出器(1)は、ブランチ(1) のRSS
i検出器(1) が検出した各時点のRSSi出力と、其のRSSi
出力を平均器(1) が1シンボル周期T の時間で平均化し
た平均化RSSi出力との差の電圧差を検出し其の電圧差を
出力する。また、6の電圧差検出器(2)は、ブランチ(2)
のRSSi検出器(2) が検出した各時点のRSSi出力と、其
のRSSi出力を平均器(2) が同じ1シンボル周期T の時間
で平均化した平均化RSSi出力との差の電圧差を検出し其
の電圧差を出力する。そして比較器7 は、両ブランチ
(1)(2)のRSSi検出器(1)(2)が検出した各時点のRSSi出力
と、平均器(1)(2)が平均化した平均化RSSi出力との差で
ある電圧差の大/ 小を比較し、その比較結果"1/0" の中
の電圧差の小さい方を表す結果のデータ"0" を、タイミ
ング生成器8 の出力するシンボル点のタイミング、即
ち、別途受信信号から再生した入力の再生クロックの立
上りのタイミングでデータ保持器9 に一時保持し、その
後適宜読み出して、前記の電圧差が最も小さい方のブラ
ンチ、即ち位相の尤度が最大のRSSi出力が得られるブラ
ンチを、最適ブランチとして選択するブランチ切換え信
号とする。
【0007】
【実施例】図2は本発明の請求項2に対応する実施例の
回路の構成図であり、図1の例えばブランチ(1)の 1の
RSSi 検出器(1) の出力を平均化する 3の平均器(1)
と、該RSSi検出器(1) の出力と平均器(1)の出力の間の
電圧差を検出する 5の電圧差検出器(1) とを、アナログ
回路として実現したものである。図1の 3の平均器(1)
は、RSSi検出器(1) の出力を1シンボル周期T の時間だ
け積分して平均化RSSi出力を得る積分回路11とし、図1
の 5の電圧差検出器(1) は、図2の10のRSSi検出器の出
力を12の抵抗(1) を介して一方の入力とし、積分回路11
の出力をそのまま他方の入力として、其の差分出力を13
の抵抗(2) を介し入力側に帰還させる14のオペアンプ回
路(1) と、積分回路(11)の出力を15の抵抗(3) を介して
一方の入力とし、RSSi検出器10の出力をそのまま他方の
入力として、其の差分出力を16の抵抗(4) を介し入力側
に帰還させる17のオペアンプ回路(2) と、RSSi検出器10
の出力と積分回路11の出力とを2入力として其の大きさ
を比較し互の電位差が正か負かを検出するコンパレータ
18と、前記2つのオペアンプ(1)(2)の各出力の正と負の
2電圧を入力し互を切り替えるスイッチ19とで構成され
ていて、該スイッチ19は、コンパレータ18の出力により
常に正電圧を出力する様になっている。また、他方のブ
ランチ(2) の同様の図示しないスイッチ19も、常に正電
圧を出力する。この各ブランチ(1)(2)から常に出力され
る2つの正電圧を、前記図1の比較器7 の2つの入力電
圧とし、該比較器7 が2つの入力の正電圧の大小を比較
する。そして其の小さい正電圧を入力した方のブランチ
の出力を良しと判断し、其の判断結果のデータを、デー
タ保持器9 に保持し、適宜読み出して最適ブランチを選
択するブランチ切換信号としている。
【0008】図3は本発明の請求項3に対応する実施例
の回路構成図であり、請求項1のデータ保持器9に相当
するデータ保持器29が、比較器7 に相当する比較器27の
出力を入力し保持するデータを、タイミング生成器28の
出力する複数n のタイミングによる複数n のシンボルク
ロックの周期(T x n) の間だけ監視して、前記平均化RS
Si値と各時点のRSSi値との電圧差が最小となる時点を検
出する検出回数が最も多いブランチを判定する判定器30
を設け、該判定器30の出力を最適ブランチを選択する切
換信号とする。この実施例によれば、比較器27がブラン
チ(1)(2)の平均化RSSi値と各時点のRSSi値との電圧差が
最小となる時点を検出する毎に、其の電圧差が最小とな
る側のブランチに切り換える事により、ブランチの切換
が頻繁に行われるという弊害を避けることが出来る。
【0009】図4は本発明の請求項4に対応する実施例
の回路構成図であり、図3のブランチ(1)(2)の各RSSi検
出器(1)(2)の出力と各平均器(1)(2)の出力の間の電圧差
を検出する電圧差検出器(1)(2)を、検出精度を良くする
ために、ディジタル回路で実現したものである。2つの
ブランチ(1)(2)の 31,32の各RSSi検出器(1)(2)の出力の
各時点のRSSi値と 33,34の各平均器(1)(2)の出力の平均
化RSSi値とをそれぞれサンプリングしディジタル信号に
変換する 35-1,36-1の A/Dコンバータ(1)(3)と35-2,36-
2の A/Dコンバータ(2)(4)と、該各時点のRSSi値の各 A/
Dコンバータ( 1)(3)の出力と平均化RSSi値の各 A/Dコン
バータ(2)(4)の出力とのレベル差をディジタル値として
検出する各ブランチ(1)(2)のレベル差検出器37,38 と、
該2つのブランチ(1)(2)の各レベル差検出器37,38 の出
力の各レベル差の大小をディジタル的に比較する比較器
39とで構成され、其の比較器39の比較結果であるディジ
タル的にレベル差の小さい方のブランチを選択するデー
タを、図4には図示しないが、図3に示す様な、データ
保持器29に、タイミング生成器28が再生クロックから生
成した所定のシンボル点のタイミングである、即ちシン
ボルクロックの立上りのタイミングで保持し、読み出し
てブランチ切換信号とする。また更に、図4には図示し
ないが、図3の判定器30の様な判定器を、データ保持器
29の後段に付加し、平均化RSSi値と各時点のRSSi値との
電圧差が最小となる時点を複数の周期に亘って検出し、
其の最小の時点を検出する検出回数の最も多いブランチ
を判定し、ブランチ(1)(2)の切換が其の検出の度に頻繁
に行われるという弊害を避けることも出来る。
【0010】図5は本発明の請求項5に対応する実施例
の回路構成図であり、図4の請求項4に対応する実施例
の回路構成を簡略化したものである。2つのブランチ
(1)(2)の 41,42の各RSSi検出器(1)(2)が検出した各時点
のRSSi値と、43,44 の各平均器(1)(2)の出力の平均化RS
Si値とを各ブランチ毎に切り換える 45,46のスイッチ
(1)(2)と、其の切換出力を同一の各シンボル点のタイミ
ングで 47,48の各 A/Dコンバータ(1)(2)がサンプリング
したRSSi電圧値と其の包絡線を1周期の全時間で平均化
したRSSi値の何れか一方を一定時間だけ保持し遅延させ
る 49,58の遅延器(1)(2)とを設け、51,52 の各レベル差
検出器(1)(2)が、各シンボル点の電圧値と包絡線の平均
化電圧値との電圧差をブランチ毎に検出し、比較器54に
て各ブランチ毎の電圧差の大小を比較し其の電圧差の小
さい方のブランチを選択する様にしている。
【0011】図6は本発明の請求項6に対応する実施例
の回路構成図であり、上記の図1〜図5の実施例が複数
のアンテナ受信信号のブランチを検波した後に、位相尤
度の良い方のブランチの出力を選択する検波後選択のダ
イバーシチであったのに対し、複数のアンテナ受信信号
をアンテナ切換え信号で直ぐ切り換えた後に、検波する
アンテナ切換のダイバーシチの構成例である。切換器で
切り換えられた一方の例えばアンテナ(1) の出力を 55
のRSSi検出器で検出した出力と、其の出力を平均化する
56 の平均器の出力とを、59の一つのタイミング生成器
にて再生クロックから生成した所定の各シンボル点のタ
イミングで、57,58 のそれぞれの A/Dコンバータ(1)(2)
がサンプリングし、RSSi値と其の平均値とのレベル差を
60 のレベル差検出器でディジタル的に検出し、前記ア
ンテナ切換え信号で動作する 61の遅延器により一定時
間だけ保持し遅延させた一方のアンテナ(1) の出力に対
する前記レベル差と、次に切換器で切換えられた他方の
アンテナ(2)の出力に対して前アンテナ(1) と同様に、
レベル差検出器60にてディジタル的に検出したRSSi値と
其の平均値とのレベル差との、同一時刻での大小の比較
を、比較器62にて行い、其のレベル差の小さい方のアン
テナの出力を良しとして選択している。
【0012】図7は本発明の請求項7に対応する実施例
の回路構成図であり、図6の請求項6に対応する実施例
の回路構成を簡略化したものである。図7の実施例で
は、前記アンテナ切換えダイバーシチにて、アンテナ切
換器で切り換えられた一方の例えばアンテナ(1) の出力
を63のRSSi検出器で検出した出力と其の出力を平均化す
る64の平均器の出力とを、スイッチ65で切り換える事に
より、RSSi検出器63の出力電圧と其の包絡線を平均器64
で平均化した平均電圧とを、1つのタイミング生成器68
により生成した所定の各シンボル点のタイミングで、1
つの A/Dコンバータ66にてサンプリングし、其の出力を
遅延器67で一定時間だけ遅延させる。次に切換えられた
他方のアンテナ(2) の出力に対しても同様のサンプリン
グ処理を行い、2つのアンテナ(1)(2)の出力に対する1
つの A/Dコンバータ66の出力の電圧差を検出時間を合わ
せて、レベル差検出器69で検出し、其の検出した電圧差
の大小をアンテナ切換え信号に合わせて比較器71にて比
較し、其の出力により電圧差の小さい方のアンテナの出
力を選択する様にしている。
【0013】図8は本発明の請求項8に対応する実施例
のクロック再生回路の構成図であり、簡易なクロック再
生回路である。2つのブランチ(1)(2)の何れか一方のRS
Si検出器72の出力レベルと其の平均器73の出力レベルと
のレベル差を、74のレベル差検出器にて、受信信号のベ
ースバンド信号の周期Tを等分割したクロックを生成す
るクロック生成器78の出力の各クロック毎に検出し、其
の検出したレベル差を遅延器75に一定時間だけ保持し遅
延させ、受信信号の次周期の同一位相のレベル差とを時
間を合わせて加算器76で加算し、其の加算した値が常に
最小になる、理想的には零になる位相点を判定器77にて
検出する事により、受信データのシンボルクロックを再
生している。
【0014】図8は本発明の請求項9に対応する実施例
のクロック再生回路の構成図でもあり、請求項9は、図
8の請求項8に対応する実施例のクロック再生回路の耐
ノイズ性を改良したものである。前記請求項8の加算器
76を、前段のレベル差検出器74の出力のレベル差データ
を自乗して加算する自乗加算器とする事により、レベル
差検出器74の出力のレベル差データに出現するノイズの
影響を低減した正しい波形の受信データのシンボルクロ
ックを再生している。
【0015】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明の請求項1に
よれば、受信アンテナから検波器までの複数のブランチ
の出力の間に RSSi レベルの差が無い場合に、選択され
た方のブランチの復号出力の品質が必ず向上するブラン
チ出力を選択できる簡単な位相尤度切換えダイバーシチ
回路を実現する効果が得られる。請求項2によれば、ア
ナログの RSSi 電圧値をレベル差検出に使用するので、
ディジタル化の量子化誤差が無く、精度の良いダイバー
シチ回路となる効果が得られる。請求項3によれば、位
相尤度が最大となる時点の検出を複数の周期に亘って行
い、其の検出回数の大きい方のブランチの出力を選択す
るので、ブランチの切換が其の検出の都度頻繁に行われ
るという弊害を避けることが出来る効果が得られる。請
求項4によれば、ディジタルの RSSi 電圧値をレベル差
検出に使用するので、ディジタル化の量子化誤差は有る
が、回路をICで構成する時に、回路の小形化と均一化
の効果が得られる。請求項5によれば、2つのブランチ
の A/Dコンバータが入力の電圧値をサンプリングし符号
化するタイミングを同一とするので、タイミング生成器
が1つで済み、場合により A/Dコンバータも1つで済む
ので、ディジタル化回路を簡略化する効果が得られる。
請求項6によれば、アンテナ切換えダイバーシチ回路を
簡略化する効果が得られ、請求項7によれば、更に回路
を簡略化する効果が得られる。請求項8によれば、受信
データから簡単に精度良くシンボルクロックを再生でき
る効果が得られ、請求項9によれば、其の再生クロック
の耐ノイズ性を向上する効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の簡易位相尤度切換えダイバーシチ方
式の基本構成を示す原理図(請求項1に対応)
【図2】 本発明の請求項2に対応する実施例の回路構
成図
【図3】 本発明の請求項3に対応する実施例の回路構
成図
【図4】 本発明の請求項4に対応する実施例の回路構
成図
【図5】 本発明の請求項5に対応する実施例の回路構
成図
【図6】 本発明の請求項6に対応する実施例の回路構
成図
【図7】 本発明の請求項7に対応する実施例の回路構
成図
【図8】 本発明の請求項8に対応する実施例のクロッ
ク再生回路の構成図
【図9】 従来の受信レベルの大小による切換えダイバ
ーシチ方式の構成図
【符号の説明】
図1にて、1はブランチ(1) の RSSi 検出器(1) 、2 は
ブランチ(2) の RSSi検出器(2) 、3 はブランチ(1) の
平均器(1) 、4 はブランチ(2) の平均器、5 はブランチ
(1) 側の電圧差検出器(1) 、6 はブランチ(2) 側の電圧
差検出器(2) 、7 は比較器であり、ブランチ(1) 側の電
圧差検出器(1) の出力の電圧差とブランチ(2) 側の電圧
差検出器(2) の出力の電圧差との大小を比較し小さい電
圧差を入力する方のブランチのデータを出力するもの。
8 はタイミング生成器であり、別途受信データから再生
したシンボルクロックにより、必要なシンボル点のタイ
ミングを生成するもの。9 はデータ保持器であり、前記
比較器7 の出力データを前記タイミング生成器8 の生成
したタイミングで一時保持し、適宜読み出されてブラン
チ切換信号とするもの。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直交位相変調信号の受信機のアンテナか
    ら検波器までの少くとも2つのブランチが各時点の受信
    電界強度RSSiを検出するRSSi検出器と、其の各RSSi検出
    器の検出した電圧のそれぞれを、受信信号の1シンボル
    周期T の時間で平均化する平均器と、其の各平均器の出
    力の平均化RSSi値と前記各RSSi検出器の出力値との各電
    圧差を検出する電圧差検出器と、其のそれぞれ検出した
    2つの電圧差の大小をブランチの間で比較する比較器
    と、其の比較結果のデータを、別に受信信号から再生し
    たシンボルクロックを入力し必要なタイミングを生成す
    るタイミング生成器の出力タイミングにより一時保持す
    るデータ保持器とを具え、前記比較器の出力として該電
    圧差が最小となるブランチを検出し、該タイミング生成
    器が生成した該電圧差が最小となる位相尤度が最大のシ
    ンボル点のタイミングで該比較器の出力データを該デー
    タ保持器に保持し適宜読み出して最適ブランチを選択す
    る切換信号とすることを特徴とする簡易位相尤度切換え
    ダイバーシチ方式。
  2. 【請求項2】 前記請求項1にて、各ブランチの平均器
    を、該各時点の出力を1シンボル周期T の時間に亘って
    積分する積分回路とし、電圧差検出器を、2つのオペア
    ンプと、前記RSSi検出器と積分回路の出力値の大きさを
    比較し互の電位差が正か負かを検出するコンパレータ
    と、前記2つのオペアンプの各出力の正と負の2電圧を
    入力し互を切り替えるスイッチとして、一方のブランチ
    のスイッチが前記コンパレータの出力により常に出力す
    る正の電圧と、他方のブランチの同様のスイッチが常に
    出力する正の電圧の2つの正の電圧を前記請求項1の比
    較器の2つの入力電圧とすることを特徴とする簡易位相
    尤度切換えダイバーシチ方式。
  3. 【請求項3】 前記請求項1のデータ保持器が比較器の
    出力を入力し保持するデータを、タイミング生成器の出
    力する複数n のタイミングによる複数n のシンボルクロ
    ックの周期(T x n) の間だけ監視して、前記平均化RSSi
    値と各時点のRSSi値との電圧差が最小となる時点を検出
    する検出回数が最も多いブランチを判定する判定器を設
    け、該判定器の出力を最適ブランチを選択する切換信号
    とすることを特徴とする簡易位相尤度切換えダイバーシ
    チ方式。
  4. 【請求項4】 前記請求項3の2つのブランチの各RSSi
    検出器の出力の各時点のRSSi値と各平均器の出力の平均
    化RSSi値とをそれぞれサンプリングしディジタル信号に
    変換する A/Dコンバータと、該各時点のRSSi値の各 A/D
    コンバータの出力と平均化RSSi値の各 A/Dコンバータの
    出力とのレベル差をディジタル値として検出する各ブラ
    ンチのレベル差検出器と、該2つのブランチの各レベル
    差検出器の出力の各レベル差の大小をディジタル的に比
    較する比較器とを具え、其の比較器の比較結果であるデ
    ィジタル的にレベル差の小さい方のブランチのデータ
    を、最適ブランチを選択する切換信号とすることを特徴
    とする簡易位相尤度切換えダイバーシチ方式。
  5. 【請求項5】 前記請求項4において、2つのブランチ
    の各RSSi検出器が検出した各時点のRSSi値と各平均器の
    出力の平均化RSSi値とを各ブランチ毎に切り換えるスイ
    ッチと、其の切換出力を同一の各シンボル点のタイミン
    グで各 A/DコンバータがサンプリングしたRSSi電圧値と
    其の包絡線を1周期の全時間で平均化したRSSi値の何れ
    か一方を一定時間だけ保持し遅延させる遅延器とを設
    け、各レベル差検出器が各シンボル点の電圧値と包絡線
    の平均化電圧値との電圧差をブランチ毎に検出し、比較
    器にて各ブランチ毎の電圧差の大小を比較し其の電圧差
    の小さい方のブランチを選択することを特徴とする簡易
    位相尤度切換えダイバーシチ方式。
  6. 【請求項6】 2つの受信アンテナの出力をアンテナ切
    換え信号で切り換えるアンテナ切換えダイバーシチに
    て、一方のアンテナの出力のRSSi検出器の出力と平均器
    の出力とを、一つのタイミング生成器にて再生クロック
    から生成した所定のシンボル点のタイミングで、それぞ
    れの A/Dコンバータがサンプリングし、レベル差検出器
    で互のレベル差をディジタル的に検出し、前記アンテナ
    切換え信号で遅延器により一定時間だけ保持し遅延させ
    た一方のアンテナの互のレベル差と、次に切換えられた
    他方のアンテナの出力から、前アンテナと同様に、レベ
    ル差検出器でディジタル的に検出した互のレベル差と
    の、同一時刻での大小の比較を、比較器にて行い、其の
    レベル差の小さい方のアンテナの出力を選択することを
    特徴とする簡易位相尤度切換えダイバーシチ方式。
  7. 【請求項7】 前記アンテナ切換えダイバーシチにて、
    一方のアンテナの出力の RSSi 検出器の出力と平均器の
    出力とを、スイッチで切り換える事により、RSSi検出器
    の出力電圧と其の包絡線の平均電圧とを、一つのタイミ
    ング生成器で生成した所定のシンボル点のタイミング
    で、一つの A/Dコンバータがサンプリングし、次に切換
    えられた他方のアンテナの出力に対しても同様のサンプ
    リング処理を行い、切換え前のアンテナの出力の A/Dコ
    ンバートした出力を遅延器で一定時間だけ遅延させ、2
    つのアンテナの出力に対する A/Dコンバータの出力の電
    圧差を、時間を合わせてレベル差検出器で検出し、其の
    検出した電圧差の大小をアンテナ切換え信号に合わせて
    比較器にて比較し、電圧差の小さい方のアンテナの出力
    を選択することを特徴とする簡易位相尤度切換えダイバ
    ーシチ方式。
  8. 【請求項8】 前記2つのブランチの何れか一方のRSSi
    検出器の出力レベルと平均器の出力レベルとのレベル差
    をレベル差検出器にて、受信信号のベースバンド信号の
    周期Tを等分割したクロックを生成するクロック生成器
    の出力の各クロック毎に検出し、其の検出したレベル差
    を遅延器に一定時間だけ保持し遅延させ、受信信号の次
    周期の同一位相のレベル差と時間を合わせて加算器で加
    算し、其の加算した値が最小になる位相点を判定器にて
    検出する事により、受信データのシンボルクロックを生
    成することを特徴とするクロック再生方式。
  9. 【請求項9】 前記請求項8の加算器が、レベル差検出
    器の出力のレベル差データを自乗し加算する自乗加算器
    である事を特徴とするクロック再生方式。
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