JPH0988201A - 外側断熱工法 - Google Patents
外側断熱工法Info
- Publication number
- JPH0988201A JPH0988201A JP27659495A JP27659495A JPH0988201A JP H0988201 A JPH0988201 A JP H0988201A JP 27659495 A JP27659495 A JP 27659495A JP 27659495 A JP27659495 A JP 27659495A JP H0988201 A JPH0988201 A JP H0988201A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat insulating
- heat
- sheet material
- insulating materials
- construction
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Building Environments (AREA)
- Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 耐久性に優れ、結露をより完全に防止できる
外側断熱工法を得る。 【構成】 界壁の屋外側に断熱材を設ける外側断熱工法
において、断熱材を複数枚積層する(12,13)とと
もに、断熱材の間に樹脂シート材14を介在させる。樹
脂シート材は防水層を形成する。この防水層は界壁11
および外装材16と接することなく、断熱材の間に挟持
され保護される。界壁11は、壁だけでなく、屋根、
床、天井等であって良い。断熱材およびシート材を三層
あるいはそれ以上とすることも出来る。本工法によれ
ば、良好な防音効果も得られる。
外側断熱工法を得る。 【構成】 界壁の屋外側に断熱材を設ける外側断熱工法
において、断熱材を複数枚積層する(12,13)とと
もに、断熱材の間に樹脂シート材14を介在させる。樹
脂シート材は防水層を形成する。この防水層は界壁11
および外装材16と接することなく、断熱材の間に挟持
され保護される。界壁11は、壁だけでなく、屋根、
床、天井等であって良い。断熱材およびシート材を三層
あるいはそれ以上とすることも出来る。本工法によれ
ば、良好な防音効果も得られる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、界壁の屋外側に断熱材
を設ける外側断熱工法の改良に関する。
を設ける外側断熱工法の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】壁や屋根、床等の界壁の屋外側に断熱材
を配設するいわゆる外側断熱工法は、建物を表から包み
込む構造をとるから、断熱材の切れ目が少なくなり、断
熱効率の点で有利である。また、ボルト貫通部や断熱材
の切れ目等で問題となる冷熱橋や隅角部での局所的な結
露も生じ難いとの利点を有している。さらにコンクリー
ト造の建物に用いた場合には、熱容量の大きなコンクリ
ート壁が蓄熱材として機能し、室温や壁温の急激な下降
が防止されるから、例えば就寝時や外出時等、暖房を停
止した場合にも結露の発生を効果的に抑制することが可
能となる。
を配設するいわゆる外側断熱工法は、建物を表から包み
込む構造をとるから、断熱材の切れ目が少なくなり、断
熱効率の点で有利である。また、ボルト貫通部や断熱材
の切れ目等で問題となる冷熱橋や隅角部での局所的な結
露も生じ難いとの利点を有している。さらにコンクリー
ト造の建物に用いた場合には、熱容量の大きなコンクリ
ート壁が蓄熱材として機能し、室温や壁温の急激な下降
が防止されるから、例えば就寝時や外出時等、暖房を停
止した場合にも結露の発生を効果的に抑制することが可
能となる。
【0003】一方、このような外側断熱においても、断
熱材の外部には何らかの外装仕上げ材を設置する必要が
あるから、界壁の継目や亀裂等から侵入した湿気が、外
装材内側面で結露したり、断熱材を湿潤あるいは水潤さ
せて断熱性を低下させたり断熱材を腐朽させるなどの問
題が生じる場合がある。さらに、外気が高温多湿で室内
気温が逆に低い夏期においては、界壁の室内側に断熱材
を設けた内側断熱より却って結露を生じ易いとの問題も
ある。
熱材の外部には何らかの外装仕上げ材を設置する必要が
あるから、界壁の継目や亀裂等から侵入した湿気が、外
装材内側面で結露したり、断熱材を湿潤あるいは水潤さ
せて断熱性を低下させたり断熱材を腐朽させるなどの問
題が生じる場合がある。さらに、外気が高温多湿で室内
気温が逆に低い夏期においては、界壁の室内側に断熱材
を設けた内側断熱より却って結露を生じ易いとの問題も
ある。
【0004】他方、このような外側断熱に改良を加える
ものとして例えば特開平3−87441号は、界壁と断
熱材との間に湿気を遮断する水不透過層を形成してなる
もので、図4に示すように、間柱1に取り付けた石膏ボ
ード等の基材(界壁)2の表面に膜材3を配設し、さら
に断熱材4および外装仕上げ材5を順次積層する。膜材
3は、例えばゴム引きアスファルトとポリエチレンフィ
ルムを張り合わせたシート材により構成され、空気や
水、蒸気を遮断し室内の湿気が基材の継目や亀裂などか
ら断熱層4に侵入するのを防ぐ。
ものとして例えば特開平3−87441号は、界壁と断
熱材との間に湿気を遮断する水不透過層を形成してなる
もので、図4に示すように、間柱1に取り付けた石膏ボ
ード等の基材(界壁)2の表面に膜材3を配設し、さら
に断熱材4および外装仕上げ材5を順次積層する。膜材
3は、例えばゴム引きアスファルトとポリエチレンフィ
ルムを張り合わせたシート材により構成され、空気や
水、蒸気を遮断し室内の湿気が基材の継目や亀裂などか
ら断熱層4に侵入するのを防ぐ。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、かかる従来
の外側断熱工法は、特開平3−87441号にあっても
次のような問題があり、未だ改良の余地を残している。
第一に耐久性の問題である。構造物は、地盤からの様々
な振動、例えば付近の道路を通行する自動車や鉄道を通
る列車により引き起される振動などを日常的に受け、さ
らに我国では地震による揺れ、振動を受けることも多
い。これに対し、特開平3−87441号の工法では、
防水膜を基材に直接密着させた構造をとっているから、
基材の振動により、防水膜が擦られ傷つけられるおそれ
がある。例えば基材に対しては損傷を与えることのない
比較的小さな地震であっても、揺れに伴う基材と外装材
間の相対的なズレ振動が、基材と外装材間に配設され基
材に密接された防水膜に及び、防水膜が基材によって擦
られ、傷つけられることが懸念される。基材表面が滑ら
かであれば受ける損傷は少ないが、例えばRC造の建物
のように打放しのコンクリート面に対して防水膜を施工
する場合には、基材表面の細かな凸凹により防水膜が傷
つけられ、裂穴や破けが生じ易い。
の外側断熱工法は、特開平3−87441号にあっても
次のような問題があり、未だ改良の余地を残している。
第一に耐久性の問題である。構造物は、地盤からの様々
な振動、例えば付近の道路を通行する自動車や鉄道を通
る列車により引き起される振動などを日常的に受け、さ
らに我国では地震による揺れ、振動を受けることも多
い。これに対し、特開平3−87441号の工法では、
防水膜を基材に直接密着させた構造をとっているから、
基材の振動により、防水膜が擦られ傷つけられるおそれ
がある。例えば基材に対しては損傷を与えることのない
比較的小さな地震であっても、揺れに伴う基材と外装材
間の相対的なズレ振動が、基材と外装材間に配設され基
材に密接された防水膜に及び、防水膜が基材によって擦
られ、傷つけられることが懸念される。基材表面が滑ら
かであれば受ける損傷は少ないが、例えばRC造の建物
のように打放しのコンクリート面に対して防水膜を施工
する場合には、基材表面の細かな凸凹により防水膜が傷
つけられ、裂穴や破けが生じ易い。
【0006】さらに、基材に密着された防水膜は、基材
の温度変化を直接受けることとなるから、例えば北海道
のような夏期と冬期とで寒暖の差が大きい地方において
は、築後年数を経るに従い膜自体が脆弱となったり、防
水膜相互の接合箇所や界壁への接着部が劣化して気密性
が低下するおそれがある。防水膜は特に、基材や外装材
等に比べ強度が小さいうえ、一部に破損(穴や亀裂)が
生じただけでその機能(全体的な気密性)を大きく損な
うことからも、防水膜を保護する何らかの手段を講ずる
ことが望ましい。
の温度変化を直接受けることとなるから、例えば北海道
のような夏期と冬期とで寒暖の差が大きい地方において
は、築後年数を経るに従い膜自体が脆弱となったり、防
水膜相互の接合箇所や界壁への接着部が劣化して気密性
が低下するおそれがある。防水膜は特に、基材や外装材
等に比べ強度が小さいうえ、一部に破損(穴や亀裂)が
生じただけでその機能(全体的な気密性)を大きく損な
うことからも、防水膜を保護する何らかの手段を講ずる
ことが望ましい。
【0007】第二に、屋外が逆に高温かつ多湿となった
場合(例えば夏期)における結露の問題である。既述の
通り、屋外が高温多湿となる夏期においては、外側断熱
は一般に内側断熱より却って結露を生じ易くなるが、特
開平3−87441号においてもこの点は同様である。
すなわち、外装材側から壁内に侵入した水蒸気は防水膜
で遮断されるが、この防水膜は基材に密着されているか
ら基材温度の影響を直接受けることとなり、既存の外側
断熱同様、防水膜上で結露が生じる。
場合(例えば夏期)における結露の問題である。既述の
通り、屋外が高温多湿となる夏期においては、外側断熱
は一般に内側断熱より却って結露を生じ易くなるが、特
開平3−87441号においてもこの点は同様である。
すなわち、外装材側から壁内に侵入した水蒸気は防水膜
で遮断されるが、この防水膜は基材に密着されているか
ら基材温度の影響を直接受けることとなり、既存の外側
断熱同様、防水膜上で結露が生じる。
【0008】特開平3−87441号ではさらに、図5
に示すように外装材5の欠陥部を通って断熱材4に侵入
した水を外部に排出するために、外装材5および断熱材
4を貫通して防水膜3まで達する水抜き孔7を下端部
(基礎6上部)に形成する構造が示されており、この水
抜き孔7から結露水を排出することが可能とも考えられ
るが、このような水抜き孔を設けることは壁面構造を複
雑化し、施工を煩雑にするとともにコストの上昇を招
く。
に示すように外装材5の欠陥部を通って断熱材4に侵入
した水を外部に排出するために、外装材5および断熱材
4を貫通して防水膜3まで達する水抜き孔7を下端部
(基礎6上部)に形成する構造が示されており、この水
抜き孔7から結露水を排出することが可能とも考えられ
るが、このような水抜き孔を設けることは壁面構造を複
雑化し、施工を煩雑にするとともにコストの上昇を招
く。
【0009】そこで本発明の目的は、耐久性に優れ、結
露をより完全に防止できる新たな外側断熱工法を得るこ
とにある。
露をより完全に防止できる新たな外側断熱工法を得るこ
とにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成して課題
を解決するため、本発明に係る外側断熱工法は、断熱材
を界壁の屋外側に複数枚積層するとともに、これらの断
熱材の間に樹脂シート材を介在させることを特徴とす
る。
を解決するため、本発明に係る外側断熱工法は、断熱材
を界壁の屋外側に複数枚積層するとともに、これらの断
熱材の間に樹脂シート材を介在させることを特徴とす
る。
【0011】
【作用】本発明に係る断熱工法では、界壁の屋外側に積
層した断熱材の間に樹脂シート材を介在させてあり、こ
のシート材が壁内に侵入した湿気(水蒸気)の流れを遮
断する。例えば冬期(暖房期)においては、室内の水蒸
気は、水蒸気圧のより低い屋外へ向け浸透してゆくが、
断熱材の間に配設したシート材がこの水蒸気の流れを遮
断し、室内の湿気が断熱材を貫通して外装材に達するこ
とがないから、外装材と断熱材との境界部で生じ易い壁
内結露を防ぐことが出来る。
層した断熱材の間に樹脂シート材を介在させてあり、こ
のシート材が壁内に侵入した湿気(水蒸気)の流れを遮
断する。例えば冬期(暖房期)においては、室内の水蒸
気は、水蒸気圧のより低い屋外へ向け浸透してゆくが、
断熱材の間に配設したシート材がこの水蒸気の流れを遮
断し、室内の湿気が断熱材を貫通して外装材に達するこ
とがないから、外装材と断熱材との境界部で生じ易い壁
内結露を防ぐことが出来る。
【0012】一方、水蒸気の流れが逆に屋外から室内方
向となる夏期においても、断熱材間に配したシート材が
湿気を遮断し、外気から浸透した水蒸気が界壁に達する
のを阻止する。しかも、シート材は断熱材を介して界壁
と隔てられているから、室内が外気に比べて温度が低い
場合にも、シート材表面で露点以下となり難く、壁内結
露の発生を防ぐことが出来る。
向となる夏期においても、断熱材間に配したシート材が
湿気を遮断し、外気から浸透した水蒸気が界壁に達する
のを阻止する。しかも、シート材は断熱材を介して界壁
と隔てられているから、室内が外気に比べて温度が低い
場合にも、シート材表面で露点以下となり難く、壁内結
露の発生を防ぐことが出来る。
【0013】さらに、シート材は断熱材の間に保持さ
れ、界壁や外装材に接することがないから、界壁等の温
度変化を直接受けることがなく、機械的な損傷も受け難
い。なお、断熱材としては既存の種々の断熱材、例えば
発泡プラスチックフォームやスタイロホーム(商品
名)、発泡スチロール等を用いることができ、シート材
としては、ポリエチレンフィルムやビニールシート、プ
ラスチックシート、ゴムシート等の各種の樹脂シート材
を使用することが可能である。さらに、本発明の断熱工
法は壁だけでなく、屋根や床、天井等にも適用できるも
のであるから、本明細書にいう界壁とは、壁のみをいう
ものではなく、屋根材や床材、天井材等をも意味するも
のである。
れ、界壁や外装材に接することがないから、界壁等の温
度変化を直接受けることがなく、機械的な損傷も受け難
い。なお、断熱材としては既存の種々の断熱材、例えば
発泡プラスチックフォームやスタイロホーム(商品
名)、発泡スチロール等を用いることができ、シート材
としては、ポリエチレンフィルムやビニールシート、プ
ラスチックシート、ゴムシート等の各種の樹脂シート材
を使用することが可能である。さらに、本発明の断熱工
法は壁だけでなく、屋根や床、天井等にも適用できるも
のであるから、本明細書にいう界壁とは、壁のみをいう
ものではなく、屋根材や床材、天井材等をも意味するも
のである。
【0014】
【実施例】以下、添付図面に基づいて本発明の実施例を
説明する。図1は本発明に係る外側断熱工法による断熱
構造の一例を示す断面図である。図示のようにこの工法
では、界壁11の屋外側に断熱材12,13を積層する
一方、これら積層する断熱材12,13の間に樹脂シー
ト材14を介在させる。断熱材12,13としては、例
えば発泡プラスチックフォームや発泡ポリエチレンフォ
ーム、スタイロホーム(商品名)、カネライトフォーム
(商品名)、サニーライト(商品名)、発泡スチロー
ル、ウレタンフォーム等を用いることができ、その他に
も既存の種々の断熱材を使用することが出来る。尚、図
中符号15は、外装仕上げ材である。また、界壁11の
内側(室内側面)には、例えばクロス等の内装材を適宜
設ける場合がある。
説明する。図1は本発明に係る外側断熱工法による断熱
構造の一例を示す断面図である。図示のようにこの工法
では、界壁11の屋外側に断熱材12,13を積層する
一方、これら積層する断熱材12,13の間に樹脂シー
ト材14を介在させる。断熱材12,13としては、例
えば発泡プラスチックフォームや発泡ポリエチレンフォ
ーム、スタイロホーム(商品名)、カネライトフォーム
(商品名)、サニーライト(商品名)、発泡スチロー
ル、ウレタンフォーム等を用いることができ、その他に
も既存の種々の断熱材を使用することが出来る。尚、図
中符号15は、外装仕上げ材である。また、界壁11の
内側(室内側面)には、例えばクロス等の内装材を適宜
設ける場合がある。
【0015】シート材14としては、例えばポリエチレ
ンフィルムやビニールシート、プラスチックシート、ゴ
ムシート、アスファルトルーフィング、防湿セロファン
等、各種の樹脂シート材を使用することが出来る。さら
にこのシート材は、単一素材のものに限られず、二種以
上の素材を組み合わせたもの、例えば、複数枚(例えば
二枚)の樹脂シート材の間に紙材を挟んだものや、紙材
にポリエチレンをラミネートしたポリエチレンラミネー
ト紙、輻射遮断を兼ねてアルミ箔と前記種々の樹脂シー
ト材とを張り合わせたラミネート箔を使用しても構わな
い。尚、シート材14は、施工の容易性等の観点から柔
軟性を有するものが望ましいが、硬質のパネル状のもの
の使用を禁止するものではない。
ンフィルムやビニールシート、プラスチックシート、ゴ
ムシート、アスファルトルーフィング、防湿セロファン
等、各種の樹脂シート材を使用することが出来る。さら
にこのシート材は、単一素材のものに限られず、二種以
上の素材を組み合わせたもの、例えば、複数枚(例えば
二枚)の樹脂シート材の間に紙材を挟んだものや、紙材
にポリエチレンをラミネートしたポリエチレンラミネー
ト紙、輻射遮断を兼ねてアルミ箔と前記種々の樹脂シー
ト材とを張り合わせたラミネート箔を使用しても構わな
い。尚、シート材14は、施工の容易性等の観点から柔
軟性を有するものが望ましいが、硬質のパネル状のもの
の使用を禁止するものではない。
【0016】図2はこの断熱工法の施工例を示す断面図
である。建物全体の断熱性を高めるためには、同図に示
すように壁面11だけでなく、屋根21や床22,23
にも同様の施工を行うことが望ましい。断熱材12,1
3の厚さは、例えば、それぞれ50mmとし、これを2
枚積層(50mm+50mm)することが出来る。また
シート材14の厚さは、例えば0.1mm〜0.5mm
程度のものを用いることが出来る。断熱材およびシート
材の厚さ寸法は、勿論これらに限定されるものではな
く、例えばもっと薄手の断熱材をシート材を介在させつ
つ多数枚積層しても良いし、より厚さ寸法の大きな断熱
材を用いても構わない。また、例えば40mmと60m
mや、20mmと30mm等、厚さの異なる断熱材を適
宜組み合わせ、シート材を介在させつつ積層しても良
い。
である。建物全体の断熱性を高めるためには、同図に示
すように壁面11だけでなく、屋根21や床22,23
にも同様の施工を行うことが望ましい。断熱材12,1
3の厚さは、例えば、それぞれ50mmとし、これを2
枚積層(50mm+50mm)することが出来る。また
シート材14の厚さは、例えば0.1mm〜0.5mm
程度のものを用いることが出来る。断熱材およびシート
材の厚さ寸法は、勿論これらに限定されるものではな
く、例えばもっと薄手の断熱材をシート材を介在させつ
つ多数枚積層しても良いし、より厚さ寸法の大きな断熱
材を用いても構わない。また、例えば40mmと60m
mや、20mmと30mm等、厚さの異なる断熱材を適
宜組み合わせ、シート材を介在させつつ積層しても良
い。
【0017】尚、本工法は、木造、コンクリート造(R
C、SRC、コンクリートブロック造)等を問わず適用
することが出来るものであるから、界壁11,21,2
2,23は、現場打設によるコンクリート壁体、発泡コ
ンクリートボード、石膏ボード、セメントボード等のプ
レキャストボード類、コンクリートブロック、合板、モ
ルタルなど、種々の素材であって構わない。
C、SRC、コンクリートブロック造)等を問わず適用
することが出来るものであるから、界壁11,21,2
2,23は、現場打設によるコンクリート壁体、発泡コ
ンクリートボード、石膏ボード、セメントボード等のプ
レキャストボード類、コンクリートブロック、合板、モ
ルタルなど、種々の素材であって構わない。
【0018】図3は本発明の断熱工法による別の施工例
を示す図である。図示のようにこの例では、界壁11
(21,22,23)の外側に断熱材を三層に積層し
た。各断熱材の間には、樹脂シート材14を介在させて
ある。このように断熱材を三層、あるいはそれ以上(四
層、五層、…)とすることにより、断熱性をより高める
ことが出来る。また各断熱材の間に配したシート材14
により、水蒸気(湿気)の遮断性が向上され、壁内結露
をより完全に防止することが出来る。
を示す図である。図示のようにこの例では、界壁11
(21,22,23)の外側に断熱材を三層に積層し
た。各断熱材の間には、樹脂シート材14を介在させて
ある。このように断熱材を三層、あるいはそれ以上(四
層、五層、…)とすることにより、断熱性をより高める
ことが出来る。また各断熱材の間に配したシート材14
により、水蒸気(湿気)の遮断性が向上され、壁内結露
をより完全に防止することが出来る。
【0019】さらに、本構造は、遮音性にも優れること
が判明している。すなわち、断熱材を単に積層した場合
と、これら積層する断熱材の間に樹脂シート材を介在さ
せた場合とを比較した本発明者の実験によれば、後者、
すなわち樹脂シート材を配した本発明に係る構造の方
が、格段に良好な遮音効果が得られた。しかも樹脂シー
ト材はごく薄いものでよいから断熱層の厚みを殆ど増大
させることもない。したがって、例えば飛行場や高速道
路の近くの住宅に対して本工法を施せば、飛行機や自動
車の騒音を効果的に遮断し、防音を図ることが出来る。
尚、この場合には壁だけでなく、前記図2に示すように
屋根等にも本施工を行うことが望ましい。また、窓部は
二重窓とすることが、断熱効率の点からも好ましい。
が判明している。すなわち、断熱材を単に積層した場合
と、これら積層する断熱材の間に樹脂シート材を介在さ
せた場合とを比較した本発明者の実験によれば、後者、
すなわち樹脂シート材を配した本発明に係る構造の方
が、格段に良好な遮音効果が得られた。しかも樹脂シー
ト材はごく薄いものでよいから断熱層の厚みを殆ど増大
させることもない。したがって、例えば飛行場や高速道
路の近くの住宅に対して本工法を施せば、飛行機や自動
車の騒音を効果的に遮断し、防音を図ることが出来る。
尚、この場合には壁だけでなく、前記図2に示すように
屋根等にも本施工を行うことが望ましい。また、窓部は
二重窓とすることが、断熱効率の点からも好ましい。
【0020】さらに図2に示す例では、二階床材22の
外側(下側)にも本施工を行っているから、二階の音
(例えば足音)が下階に響くことを防ぐことが出来る。
尚、同図の例ではすべての界壁について屋外側に断熱材
の配設を行ったが、例えば屋根部のみを内側断熱、すな
わち、界壁21の室内側(下面)に断熱材12,13お
よびシート材14を配しても構わない。
外側(下側)にも本施工を行っているから、二階の音
(例えば足音)が下階に響くことを防ぐことが出来る。
尚、同図の例ではすべての界壁について屋外側に断熱材
の配設を行ったが、例えば屋根部のみを内側断熱、すな
わち、界壁21の室内側(下面)に断熱材12,13お
よびシート材14を配しても構わない。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る外側断
熱工法によれば、耐久性に優れ、結露をより完全に防止
できる構造物を得ることが出来る。また良好な防音効果
も得られる。さらに断熱材の間にシート材を挟み込むだ
けでよいから、施工も容易でコストが嵩むこともない。
熱工法によれば、耐久性に優れ、結露をより完全に防止
できる構造物を得ることが出来る。また良好な防音効果
も得られる。さらに断熱材の間にシート材を挟み込むだ
けでよいから、施工も容易でコストが嵩むこともない。
【図1】本発明の外側断熱工法による断熱構造の一例を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図2】同じく本発明の外側断熱工法による断熱構造の
一例を示す断面図である。
一例を示す断面図である。
【図3】本発明の外側断熱工法による断熱構造の別の例
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図4】従来の外側断熱工法による壁面構造の一例を示
す断面図である。
す断面図である。
【図5】同じく従来の外側断熱工法による壁面構造の一
例を示す断面図である。
例を示す断面図である。
11,21,22,23 界壁 12,13,15 断熱材 14 樹脂シート材 16 外装仕上げ材
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E04B 5/43 E04B 5/43 G E04D 3/35 E04D 3/35 F
Claims (1)
- 【請求項1】 界壁の屋外側に断熱材を設ける外側断熱
工法において、前記断熱材を複数枚積層するとともに、
該断熱材の間に樹脂シート材を介在させることを特徴と
する外側断熱工法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27659495A JPH0988201A (ja) | 1995-09-28 | 1995-09-28 | 外側断熱工法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27659495A JPH0988201A (ja) | 1995-09-28 | 1995-09-28 | 外側断熱工法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0988201A true JPH0988201A (ja) | 1997-03-31 |
Family
ID=17571628
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27659495A Pending JPH0988201A (ja) | 1995-09-28 | 1995-09-28 | 外側断熱工法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0988201A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001033063A (ja) * | 1999-07-19 | 2001-02-09 | Shimizu Corp | 躯体蓄熱システム |
| JP2011516759A (ja) * | 2008-04-04 | 2011-05-26 | エディフィシオス ソステニブルス ジェテック,エス.エル. | 新規なサステナブル建築モデル |
| JP2015517042A (ja) * | 2012-04-20 | 2015-06-18 | ロックウール インターナショナル アー/エス | 建物のファサードを覆うための断熱システム |
| JP2016061039A (ja) * | 2014-09-16 | 2016-04-25 | 積水化学工業株式会社 | 建築物に内断熱構造を設ける改修方法,建築物の内断熱構造及び建築物 |
| KR102692994B1 (ko) * | 2024-03-19 | 2024-08-08 | 주식회사 제이종합건설 | 제로에너지 건축물 시공을 위한 고기밀성 단열재 |
-
1995
- 1995-09-28 JP JP27659495A patent/JPH0988201A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001033063A (ja) * | 1999-07-19 | 2001-02-09 | Shimizu Corp | 躯体蓄熱システム |
| JP2011516759A (ja) * | 2008-04-04 | 2011-05-26 | エディフィシオス ソステニブルス ジェテック,エス.エル. | 新規なサステナブル建築モデル |
| EP2275752A4 (en) * | 2008-04-04 | 2015-05-27 | Edificios Sostenibles Getech S L | NEW SUSTAINABLE BUILDING MODEL |
| JP2015517042A (ja) * | 2012-04-20 | 2015-06-18 | ロックウール インターナショナル アー/エス | 建物のファサードを覆うための断熱システム |
| JP2016061039A (ja) * | 2014-09-16 | 2016-04-25 | 積水化学工業株式会社 | 建築物に内断熱構造を設ける改修方法,建築物の内断熱構造及び建築物 |
| KR102692994B1 (ko) * | 2024-03-19 | 2024-08-08 | 주식회사 제이종합건설 | 제로에너지 건축물 시공을 위한 고기밀성 단열재 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5953883A (en) | Insulated wall panel | |
| US4129972A (en) | Top vented insulating structure | |
| JP2021513622A (ja) | 断熱材に結合される少なくとも1つの硬化セメント質層を備えたプレハブ断熱建築用パネル | |
| US10731341B2 (en) | Floor assemblies, methods for their manufacture, and the use of such assemblies in a building | |
| US10465381B2 (en) | Universal barrier system panels | |
| JPH04228740A (ja) | 積層状土台ラツプ組立品 | |
| Lstiburek | Understanding vapor barriers | |
| JPH0988201A (ja) | 外側断熱工法 | |
| WO2016178866A1 (en) | Composite insulating wall sheathing with integral air, water and vapor barrier | |
| JP2857634B2 (ja) | デッキプレートとgrcパネルとの合成床及び合成屋根の乾式工法 | |
| JPH10205015A (ja) | 通気層を備えた建物 | |
| US12270196B2 (en) | Universal barrier system panels | |
| WO2008029462A1 (fr) | Corps de mur extérieur | |
| US11214957B2 (en) | Universal barrier system panels | |
| JP2945378B1 (ja) | 建築物の断熱パネル、外断熱構造および外断熱工法 | |
| JP7220045B2 (ja) | 気密構造及び建物 | |
| JP2591533Y2 (ja) | 木造住宅用断熱パネル | |
| JP2588809Y2 (ja) | 構造用多機能パネル | |
| JPH0138184Y2 (ja) | ||
| JPH10183793A (ja) | 通気層を備えた建物 | |
| Lstiburek | Vapor Barriers and Wall Design | |
| JPH10183790A (ja) | 通気層を備えた建物 | |
| JP2004509250A (ja) | 自立型木製構造パネル | |
| JPH0618506U (ja) | 断熱パネル | |
| JP3320850B2 (ja) | 枠組工法による建物の土台廻り構造 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040628 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20040928 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050208 |