JPH0988489A - 合成セグメントの継手構造とその施工法 - Google Patents
合成セグメントの継手構造とその施工法Info
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- JPH0988489A JPH0988489A JP7270689A JP27068995A JPH0988489A JP H0988489 A JPH0988489 A JP H0988489A JP 7270689 A JP7270689 A JP 7270689A JP 27068995 A JP27068995 A JP 27068995A JP H0988489 A JPH0988489 A JP H0988489A
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Abstract
フランジに設けられた嵌合部を互いに嵌合させる合成セ
グメントにおいて、継手部の引張剛性及び曲げ剛性の向
上、セグメント本体の薄肉化、セグメント組立精度や継
手部における止水性の向上、継手施工の作業性の向上を
図る。 【解決手段】 鋼枠11の互いの嵌合部をJ形断面と逆
J形断面とし、これらJ形断面の嵌合部17・20と逆
J形断面の嵌合部18・19とを向かい合わせて内外方
向に強制的に反らしながら押し込み嵌合、又は食い違わ
せた状態から摺動させながら嵌合させる。
Description
の覆工に使用されるセグメント、特に、鋼材とコンクリ
ートとを合成(一体化)した合成セグメントの継手構造
とその施工法に関する。
無筋又はRC構造のコンクリートを充填した合成セグメ
ント(「NMセグメント」と呼ばれている)の継手構造
として、次の2つのタイプがあった。
形断面の嵌合段部3・4を形成し、互いの嵌合段部3・
4を単に突き合わせる。詳細には特開平4−33019
7号公報に記載されている。
造に加え、セグメント同士において、一方の鋼枠1に設
けられた板状の雌継手5の複数の孔6に、他方の鋼枠1
に設けられた雄継手である複数の連結ピン7を嵌合させ
る。
構造は構造簡単であるが、セグメント間の引張力を負担
できる部分が無く、千鳥組による添接効果だけでリング
としての剛性を持たせるものであるため、セグメントが
厚くなり、不経済である。
引張力を分担することができるので、(1)の継手構造
と比べるとセグメント本体の負担は軽減され、セグメン
ト厚さを薄くできる。しかし、ピンの配置の制約によ
り、セグメント本体の強度の20%程度の継手強度しか
持たせることができない。また、大きな内水圧が作用す
る条件下では、やはり添接効果に期待することになり、
セグメント本体の負担が大きくなることを考慮すると、
セグメント厚さを厚くせざるを得なくなる。
問題点に鑑み、専用の継手金具を使用しなくとも、継手
部の引張剛性及び曲げ剛性を飛躍的に向上させることが
でき、セグメント本体の薄肉化が図れるばかりでなく、
セグメント組立精度や継手部における止水性の向上、及
び継手施工の作業性の向上も図れる合成セグメントの継
手構造とその施工法を提供することにある。
枠の枠内にコンクリートを充填し、鋼枠のフランジに設
けられた嵌合部を互いに嵌合させる合成セグメントにお
いて、鋼枠の互いの嵌合部をJ形断面と逆J形断面にし
たことを特徴とする。鋼枠をH形断面として、互いのJ
形断面の嵌合部と逆J形断面の嵌合部とを嵌合させたと
き、鋼枠のフランジ同士が面一に連続する関係にすると
良い。
と逆J形断面の嵌合部とを嵌合させるに当たり、リング
間のように互いに向かい合った状態でしか嵌合できない
条件下では、突き合わせて内外方向に強制的に反らしな
がら押し込み嵌合させる。セグメント間については、同
様に強制的に反らしながら押し込み嵌合させることがで
き、また食い違わせた状態での嵌合が可能な場合には、
一端から摺動させながら嵌合させこともできる。
J形断面の嵌合部と逆J形断面の嵌合部とが互いの離間
を拘束した噛み合い状態となるので、引張剛性及び曲げ
剛性の高いかつ止水性の高い継手構造となる。
に基づいて詳述する。図1及び図2に本発明の第1の実
施形態の継手構造を示す。ここに示した2つの合成セグ
メント10・10は、四辺を囲むH形断面の鋼枠11の
内外の一方の面(図では外側の面)に鋼製スキンプレー
ト12を配して、一面が開口したコンクリート充填空間
を形成し、その開口部を蓋板(図示せず)で一時的に閉
塞してコンクリート充填空間にコンクリート13を充填
し、コンクリート硬化後、蓋板を撤去したものである。
図3に1個の合成セグメント10の全体を一部簡略して
示すように、全体として平面はトンネル周方向に長い長
方形であるが、トンネル内外方向(厚さ方向)には湾曲
している。以下、この合成セグメント10を他の型の合
成セグメントと区別する場合には、「A型セグメント1
0A」と称する。
10・10の片側の長辺の鋼枠11・11のみを示して
いるが、各合成セグメント10の一方の長辺の鋼枠11
の内外のフランジ14・15に、J形断面の嵌合部17
と逆J形断面の嵌合部18とが設けられ、他方の長辺の
内外のフランジ14・15に、逆J形断面の嵌合部19
とJ形断面の嵌合部20とが設けられている。これら嵌
合部は、2つの合成セグメント10・10の間のリング
間継手となるもので、2つの合成セグメント10・10
で対称になっている。
断面の嵌合部18とは、その凹部21・22及び凸部2
3・24をフランジ14・15の外側に向け、逆J形断
面の嵌合部19とJ形断面の嵌合部20とは、その凹部
25・26と凸部27・28をフランジ14・15の内
側に向けている。図4に外側のフランジ14を拡大して
示すように、凸部23・24・27・28の先端角部
は、嵌合を容易にするとともに、破損を防止するため丸
み(断面の稜線が曲線)がつけられ、これに対応して凹
部21・22・25・26の角部も丸くなっている。こ
れ以外の部分は凸部及び凹部とも断面の稜線が直線にな
っている。
フランジ14a・15aにも、図示していないが、セグ
メント間継手となる嵌合部が、上述したリング間継手と
同様に設けられている。
次のようにして行う。図4に示すように、設置しようと
する合成セグメント10を、矢印で示すように設置済み
のリングの合成セグメント10に向かって真っ直ぐ押し
て、前者のセグメントのフランジ14・15の嵌合部1
7・18を後者のセグメントのフランジ14・15の嵌
合部19・20に突き合わせる。フランジ14・15は
鋼材であり、嵌合部17〜20には凹部21・22・2
5・26があるため、図5に示すように嵌合部17・1
8の凸部23・24と嵌合部19・20の凸部27・2
8とが、瞬間的に互いに反対側に反り、その反りが復元
することによって、図6に示すように前者の凸部が後者
の凹部に押し込み嵌合すると同時に、後者の凸部が前者
の凹部に押し込み嵌合する。この嵌合状態はセグメント
の自重によって保持され、鋼枠のフランジ同士が内外そ
れぞれ面一に連続する。この後、リング同士の鋼枠11
・11間に形成された空間に、図1に示すようにモルタ
ル等の固化する充填材29を充填する。
しようとする合成セグメント10を、設置済みの合成セ
グメント10に対してトンネル軸方向に食い違わせた状
態から、両者の嵌合部の一端を合わせて真っ直ぐ摺動さ
せながら嵌合させる。この後、セグメント同士の鋼枠1
1a・11a間に形成された空間にモルタル等の充填材
を充填する。
構造によると、リング間及びセグメント間においてJ形
断面の嵌合部と逆J形断面の嵌合部とが噛み合い、その
噛み合いは、リング間継手については、トンネル内外方
向及びトンネル軸方向の両方向に外れず、またセグメン
ト間継手については、トンネル内外方向及びトンネル周
方向に外れない。このような継手が、合成セグメント1
0の鋼枠11・11aの内外両側のフランジに設けられ
ているため、引張剛性及び曲げ剛性の大きいしかもセグ
メント組立精度の高い継手構造となる。
手の双方とも、上述のようなJ形断面嵌合部と逆J形断
面嵌合部による嵌合構造としたA型セグメント10Aの
組立例を示す。この場合、設置しようとするA型セグメ
ント10Aの短辺の鋼枠11aの一端を、設置済みのA
型セグメント10Aの鋼枠11aの他端に合わせ、これ
らA型セグメントのセグメント間継手となるJ形断面嵌
合部と逆J形断面嵌合部を摺動嵌合させながら、設置し
ようとするA型セグメント10Aを押し、そのリング間
継手となるJ形断面嵌合部及び逆J形断面嵌合部を、設
置済みセグメントの逆J形断面嵌合部及びJ形断面嵌合
部に押し込み嵌合させる。
10A同士のセグメント間継手の接合を上記の例よりも
容易にした場合で、図8は接合前、図9は接合後、図1
0は図8のa−a線位置、図11はb−b線位置、図1
2は図9のc−c線位置、図13はd−d線位置の拡大
断面である。リング間継手となる長辺の鋼枠11の嵌合
部は、上記の例と同じくJ形断面の嵌合部と逆J形断面
の嵌合部となっているが、セグメント間継手となる短辺
の鋼枠11aの嵌合部30・31は単なるL断面と逆L
形断面になっている。
示すように、設置しようとするA型セグメント10Aを
設置済みのA型セグメント10Aに対してトンネル軸方
向に食い違わせた状態で、それらのL形断面の嵌合部3
0と逆L形断面の嵌合部31とを単に突き合わせてか
ら、前者のセグメントを後者のセグメントに対してトン
ネル軸方向に摺動させる。両セグメントの短辺の鋼枠1
1aの全長が図9に示すように一致したとき、リング間
では、上記の例と同様にJ形断面の嵌合部と逆J形断面
の嵌合部とが押し込み嵌合して全長が噛み合い、セグメ
ント間では、図12に示すように、両セグメントの内外
のフランジのJ形断面の嵌合部17・20の一端と、逆
J形断面の嵌合部18・19の一端とが摺動嵌合して噛
み合い、鋼枠のフランジ同士が内外それぞれ面一に連続
する。セグメント間の継手については、リング構造とし
ての桁部分のみが結合されていればよいため、このよう
な構造でも問題はない。
した合成セグメント(B型セグメント)10Bの間に、
台形の合成セグメント(K型セグメント)10Kを挿入
嵌合する例を示す。K型セグメント10Kのセグメント
間の継手は、トンネル軸方向の両側の鋼枠32・33の
嵌合部34・35(図15におけるa部)が、図16に
示すようにJ形断面と逆J形断面となっており、またト
ンネル周方向の両側の鋼枠36・37の嵌合部38・3
9(図15におけるb部)が、図17に示すようにL形
断面と逆L形断面となっている。B型セグメント10B
のセグメント間の継手は、図18に示すように、トンネ
ル軸方向の両側の鋼枠40の嵌合部41・42が逆J形
断面とJ形断面となっており、図19に示すように、ト
ンネル周方向の両側の鋼枠43の嵌合部44・45もJ
形断面と逆J形断面となっている。
メント10Bとは、図15に示したK型セグメント10
Kの部分aでは、図18に示すように両者のJ形断面の
嵌合部34・42と逆J形断面の嵌合部35・41とが
摺動嵌合して噛み合い、K型セグメント10Kの部分b
では、図19に示すように、L形断面の嵌合部38及び
逆L形断面の嵌合部39と、逆J形断面の嵌合部44及
びJ形断面の嵌合部45とが摺動嵌合する。
を使用した例で、セグメント間の継手は図18及び図1
9に示した構造と同じである。図21及び図22はこの
場合のセグメント組立順を示し、ハッチングを施さない
セグメントが先行、施したセグメントが後行である。
枠のフランジに設けたJ形断面の嵌合部と逆J形断面の
嵌合部とが互いの離間を拘束した噛み合い状態となるの
で、引張剛性及び曲げ剛性の高いかつ止水性の高い継手
構造にできる。また、セグメント本体の薄肉化が図れる
ばかりでなく、セグメント組立精度の向上や継手施工の
作業性の向上も図れる。
の断面図である。
形断面の嵌合部の嵌合前の状態を示す断面図である。
なる組立例を示し、図8は組立前の平面図である。
を示し、図14は組立前の平面図である。
である。
面図である。
る。
図である。
Claims (4)
- 【請求項1】鋼枠の枠内にコンクリートを充填し、鋼枠
のフランジに設けられた嵌合部を互いに嵌合させる合成
セグメントにおいて、前記鋼枠の互いの嵌合部をJ形断
面と逆J形断面にしたことを特徴とする合成セグメント
の継手構造。 - 【請求項2】鋼枠をH形断面として、互いのJ形断面の
嵌合部と逆J形断面の嵌合部とを嵌合させたとき、鋼枠
のフランジ同士が面一に連続する関係になっている請求
項1に記載の合成セグメントの継手構造。 - 【請求項3】鋼枠の枠内にコンクリートを充填し、鋼枠
のフランジに設けられた嵌合部を互いに嵌合させる合成
セグメントにおいて、前記鋼枠の互いの嵌合部をJ形断
面と逆J形断面とし、これらJ形断面の嵌合部と逆J形
断面の嵌合部とを向かい合わせて内外方向に強制的に反
らしながら押し込み嵌合させることを特徴とする合成セ
グメントの継手施工法。 - 【請求項4】鋼枠の枠内にコンクリートを充填し、鋼枠
のフランジに設けられた嵌合部を互いに嵌合させる合成
セグメントにおいて、前記鋼枠の互いの嵌合部をJ形断
面と逆J形断面とし、これらJ形断面の嵌合部と逆J形
断面の嵌合部とを、食い違わせた状態から摺動させなが
ら嵌合させることを特徴とする合成セグメントの継手施
工法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27068995A JP3453690B2 (ja) | 1995-09-26 | 1995-09-26 | 合成セグメントの継手構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27068995A JP3453690B2 (ja) | 1995-09-26 | 1995-09-26 | 合成セグメントの継手構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0988489A true JPH0988489A (ja) | 1997-03-31 |
| JP3453690B2 JP3453690B2 (ja) | 2003-10-06 |
Family
ID=17489588
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27068995A Expired - Fee Related JP3453690B2 (ja) | 1995-09-26 | 1995-09-26 | 合成セグメントの継手構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3453690B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2021113456A (ja) * | 2020-01-20 | 2021-08-05 | 株式会社奥村組 | セグメント管構造体、これを構成する接続リングおよびセグメント管構造体の組立方法 |
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-
1995
- 1995-09-26 JP JP27068995A patent/JP3453690B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3453690B2 (ja) | 2003-10-06 |
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