JPH0988662A - 内燃機関の燃料供給制御装置 - Google Patents
内燃機関の燃料供給制御装置Info
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- JPH0988662A JPH0988662A JP24500095A JP24500095A JPH0988662A JP H0988662 A JPH0988662 A JP H0988662A JP 24500095 A JP24500095 A JP 24500095A JP 24500095 A JP24500095 A JP 24500095A JP H0988662 A JPH0988662 A JP H0988662A
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- Japan
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- fuel supply
- fuel
- intake passage
- pressure
- direct injection
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- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】直噴用インジェクタを備えた場合の燃料供給量
制御の高精度化を図り、空燃比制御の向上と過渡運転性
の向上との両立を図る。 【解決手段】気筒内圧力と吸気通路内圧力とが略同等と
みなせる区間Sに基づき、直噴用インジェクタ5での最
大噴射時間Tmax を演算し(S701)、要求燃料噴射時間T
iとTmax とを比較する(S703)。Ti>Tmax であれ
ば、Tmax を直噴用インジェクタ5での噴射時間Ti-
dとし(S703)、TiとTi- dとの差をを、吸気通路用
インジェクタ6での噴射時間Ti- pとする(S704)。そ
して、区間S内で燃料供給が終了するように直噴用イン
ジェクタ5の噴射タイミングを設定すると共に(S705)、
吸気通路用インジェクタ6の噴射タイミングを設定する
(S706)。一方、Ti≦Tmax の場合には、すべての燃料
を直噴用インジェクタ5で噴射することができるので、
TiをTi- dとして設定し(S708)、噴射タイミングを
演算する(S709)。
制御の高精度化を図り、空燃比制御の向上と過渡運転性
の向上との両立を図る。 【解決手段】気筒内圧力と吸気通路内圧力とが略同等と
みなせる区間Sに基づき、直噴用インジェクタ5での最
大噴射時間Tmax を演算し(S701)、要求燃料噴射時間T
iとTmax とを比較する(S703)。Ti>Tmax であれ
ば、Tmax を直噴用インジェクタ5での噴射時間Ti-
dとし(S703)、TiとTi- dとの差をを、吸気通路用
インジェクタ6での噴射時間Ti- pとする(S704)。そ
して、区間S内で燃料供給が終了するように直噴用イン
ジェクタ5の噴射タイミングを設定すると共に(S705)、
吸気通路用インジェクタ6の噴射タイミングを設定する
(S706)。一方、Ti≦Tmax の場合には、すべての燃料
を直噴用インジェクタ5で噴射することができるので、
TiをTi- dとして設定し(S708)、噴射タイミングを
演算する(S709)。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等に搭載さ
れる内燃機関の燃料供給制御装置に関し、特に、燃料を
気筒内に直接供給する機能を備えた気筒内直接噴射式内
燃機関の燃料供給制御装置の改良技術に関する。
れる内燃機関の燃料供給制御装置に関し、特に、燃料を
気筒内に直接供給する機能を備えた気筒内直接噴射式内
燃機関の燃料供給制御装置の改良技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の気筒内直接噴射式内燃機関の燃料
供給制御装置としては、例えば、特開昭64−3504
5号公報に開示されるようなものある。このものは、直
接気筒(燃焼室)内に臨ませて配設される直噴用燃料噴
射弁(以下、直噴用インジェクタとも言う)と、吸気通
路に臨ませて配設される吸気通路用燃料噴射弁(以下、
吸気通路用インジェクタとも言う)と、の両者を備えた
機関において、直噴用インジェクタによる燃料噴射を気
筒内圧力が吸気通路内圧力と略同等となるクランクアン
グル区間内で行わせるようにすることで、単一のプレッ
シャーレギュレータであっても、両インジェクタへの供
給燃料の燃圧(以下、単に燃圧とも言う)と燃料噴射雰
囲気圧力(吸気通路内圧力或いは気筒内圧力)との差圧
を略同等とできるようにして、以って燃料噴射量を正確
に調量できるようにする、というものである。なお、燃
料噴射量は、開弁駆動パルス幅(燃料噴射パルス幅,即
ち開弁時間)と、燃料圧力と燃料噴射雰囲気圧力(吸気
通路内圧力或いは気筒内圧力)との差圧と、等により決
定されるものである。
供給制御装置としては、例えば、特開昭64−3504
5号公報に開示されるようなものある。このものは、直
接気筒(燃焼室)内に臨ませて配設される直噴用燃料噴
射弁(以下、直噴用インジェクタとも言う)と、吸気通
路に臨ませて配設される吸気通路用燃料噴射弁(以下、
吸気通路用インジェクタとも言う)と、の両者を備えた
機関において、直噴用インジェクタによる燃料噴射を気
筒内圧力が吸気通路内圧力と略同等となるクランクアン
グル区間内で行わせるようにすることで、単一のプレッ
シャーレギュレータであっても、両インジェクタへの供
給燃料の燃圧(以下、単に燃圧とも言う)と燃料噴射雰
囲気圧力(吸気通路内圧力或いは気筒内圧力)との差圧
を略同等とできるようにして、以って燃料噴射量を正確
に調量できるようにする、というものである。なお、燃
料噴射量は、開弁駆動パルス幅(燃料噴射パルス幅,即
ち開弁時間)と、燃料圧力と燃料噴射雰囲気圧力(吸気
通路内圧力或いは気筒内圧力)との差圧と、等により決
定されるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の制御装置では、2つのインジェクタで燃料噴射を行
なわせる際に、噴射する燃料量や回転数に拘わらず、常
に、運転状態に応じて設定される燃料噴射パルス幅(即
ち、燃料噴射量)を2つのインジェクタに1:1の割合
で分配する構成となっているので、例えば、高回転や高
負荷の場合等には、直噴用インジェクタに分配された燃
料噴射パルス幅が、気筒内圧力が最低となる(吸気通路
内圧力と略同等となる)クランクアングル区間を越えて
しまうことがあり、かかる場合には、気筒内圧力が吸気
通路内圧力以上に上昇していまい燃料圧力との差圧が減
少することとなって、直噴用インジェクタから噴射され
る燃料量が減少することになる。このため、空燃比に誤
差が生じ、所望の燃焼状態が得られなくなったり、排気
性能の悪化等を招く惧れがあった。
来の制御装置では、2つのインジェクタで燃料噴射を行
なわせる際に、噴射する燃料量や回転数に拘わらず、常
に、運転状態に応じて設定される燃料噴射パルス幅(即
ち、燃料噴射量)を2つのインジェクタに1:1の割合
で分配する構成となっているので、例えば、高回転や高
負荷の場合等には、直噴用インジェクタに分配された燃
料噴射パルス幅が、気筒内圧力が最低となる(吸気通路
内圧力と略同等となる)クランクアングル区間を越えて
しまうことがあり、かかる場合には、気筒内圧力が吸気
通路内圧力以上に上昇していまい燃料圧力との差圧が減
少することとなって、直噴用インジェクタから噴射され
る燃料量が減少することになる。このため、空燃比に誤
差が生じ、所望の燃焼状態が得られなくなったり、排気
性能の悪化等を招く惧れがあった。
【0004】本発明は、かかる実情に鑑みなされたもの
で、直噴用燃料供給手段と吸気通路用燃料供給手段とを
備えた内燃機関において、高精度に燃料供給量を制御す
ることができるようにして、以って空燃比制御の高精度
化と過渡運転性の向上とを両立できるようにした内燃機
関の燃料供給制御装置を提供することを目的とする。ま
た、本装置の制御精度を、より一層高精度化、簡略化す
ることも本発明の目的である。
で、直噴用燃料供給手段と吸気通路用燃料供給手段とを
備えた内燃機関において、高精度に燃料供給量を制御す
ることができるようにして、以って空燃比制御の高精度
化と過渡運転性の向上とを両立できるようにした内燃機
関の燃料供給制御装置を提供することを目的とする。ま
た、本装置の制御精度を、より一層高精度化、簡略化す
ることも本発明の目的である。
【0005】
【発明の課題を解決するための手段】このため、請求項
1に記載の内燃機関の燃料供給制御装置は、図1に示す
ように、供給される燃料圧力と、気筒内圧力と、の差圧
を利用して、気筒内に直接燃料を噴射供給する直噴用燃
料供給手段と、供給される燃料圧力と、吸気通路内圧力
と、の差圧を利用して、吸気通路内に燃料を供給する吸
気通路用燃料供給手段と、を備えた内燃機関の燃料供給
制御装置において、機関運転状態を検出する運転状態検
出手段と、運転状態に基づいて燃料供給量を演算する燃
料供給量演算手段と、吸気行程において気筒内圧力が所
定範囲内となる区間を演算する所定区間演算手段と、前
記演算された燃料供給量と、前記演算された所定区間
と、に基づいて、前記演算された燃料供給量を、前記直
噴用燃料供給手段で供給する直噴側燃料供給量と、前記
吸気通路用燃料供給手段で供給する吸気通路側燃料供給
量と、に配分する燃料供給量配分手段と、前記配分され
た直噴側燃料供給量を、前記演算された所定区間内で、
前記直噴用燃料供給手段から供給させる直噴用燃料供給
制御手段と、前記配分された吸気通路用燃料供給量を、
吸気行程の所定時期に前記吸気通路用燃料供給手段から
供給させる吸気通路用燃料供給制御手段と、を含んで構
成した。
1に記載の内燃機関の燃料供給制御装置は、図1に示す
ように、供給される燃料圧力と、気筒内圧力と、の差圧
を利用して、気筒内に直接燃料を噴射供給する直噴用燃
料供給手段と、供給される燃料圧力と、吸気通路内圧力
と、の差圧を利用して、吸気通路内に燃料を供給する吸
気通路用燃料供給手段と、を備えた内燃機関の燃料供給
制御装置において、機関運転状態を検出する運転状態検
出手段と、運転状態に基づいて燃料供給量を演算する燃
料供給量演算手段と、吸気行程において気筒内圧力が所
定範囲内となる区間を演算する所定区間演算手段と、前
記演算された燃料供給量と、前記演算された所定区間
と、に基づいて、前記演算された燃料供給量を、前記直
噴用燃料供給手段で供給する直噴側燃料供給量と、前記
吸気通路用燃料供給手段で供給する吸気通路側燃料供給
量と、に配分する燃料供給量配分手段と、前記配分され
た直噴側燃料供給量を、前記演算された所定区間内で、
前記直噴用燃料供給手段から供給させる直噴用燃料供給
制御手段と、前記配分された吸気通路用燃料供給量を、
吸気行程の所定時期に前記吸気通路用燃料供給手段から
供給させる吸気通路用燃料供給制御手段と、を含んで構
成した。
【0006】上記構成によれば、以下のような作用効果
を奏することができる。即ち、直噴用燃料供給手段は、
気筒内に直接燃料を供給することができるので過渡運転
時等にあっても応答性よく燃料供給制御を行なえる等の
利点があるものの、気筒内圧力がサイクル変動するもの
であるため、「直噴用燃料供給手段に例えばプレッシャ
ーレギュレータ等から供給される燃料圧力」と「気筒内
圧力」との「差圧」が変化し易く、安定した燃料供給量
を達成できなくなるという欠点がある。そこで、本発明
では、前記所定区間演算手段により、気筒内圧力が所定
範囲内に維持される吸気行程中の所定区間を求めるよう
にし、この所定区間内で直噴用燃料供給手段からの燃料
供給を完了させることで、前記差圧の安定化を図って直
噴用燃料供給手段からの燃料供給量を高精度に調量でき
るようにすると共に、当該所定区間内で、前記燃料供給
量演算手段により演算された燃料供給量の全てを、前記
直噴用燃料供給手段のみでは供給しきれなくなる場合に
対応すべく、前記燃料供給量配分手段を介して、直噴用
燃料供給手段と、吸気通路用燃料供給手段と、で供給す
る燃料供給量を配分することとし、如何なる運転状態で
も高精度に燃料供給量の調量精度を向上させることがで
きるようにして、空燃比制御精度を向上させて排気性能
の悪化等を抑制しつつ、最大限、直噴用燃料供給手段に
よる上記利点を発揮させることができるようにした。
を奏することができる。即ち、直噴用燃料供給手段は、
気筒内に直接燃料を供給することができるので過渡運転
時等にあっても応答性よく燃料供給制御を行なえる等の
利点があるものの、気筒内圧力がサイクル変動するもの
であるため、「直噴用燃料供給手段に例えばプレッシャ
ーレギュレータ等から供給される燃料圧力」と「気筒内
圧力」との「差圧」が変化し易く、安定した燃料供給量
を達成できなくなるという欠点がある。そこで、本発明
では、前記所定区間演算手段により、気筒内圧力が所定
範囲内に維持される吸気行程中の所定区間を求めるよう
にし、この所定区間内で直噴用燃料供給手段からの燃料
供給を完了させることで、前記差圧の安定化を図って直
噴用燃料供給手段からの燃料供給量を高精度に調量でき
るようにすると共に、当該所定区間内で、前記燃料供給
量演算手段により演算された燃料供給量の全てを、前記
直噴用燃料供給手段のみでは供給しきれなくなる場合に
対応すべく、前記燃料供給量配分手段を介して、直噴用
燃料供給手段と、吸気通路用燃料供給手段と、で供給す
る燃料供給量を配分することとし、如何なる運転状態で
も高精度に燃料供給量の調量精度を向上させることがで
きるようにして、空燃比制御精度を向上させて排気性能
の悪化等を抑制しつつ、最大限、直噴用燃料供給手段に
よる上記利点を発揮させることができるようにした。
【0007】請求項2に記載の発明では、前記運転状態
検出手段で検出する運転状態には、機関回転速度、機関
負荷が含まれるようにした。請求項3に記載の発明で
は、前記所定区間演算手段は、機関回転速度と、吸気行
程において気筒内圧力が所定範囲内となるクランク角度
区間と、から求まる所定時間を所定区間として求めるよ
うにした。
検出手段で検出する運転状態には、機関回転速度、機関
負荷が含まれるようにした。請求項3に記載の発明で
は、前記所定区間演算手段は、機関回転速度と、吸気行
程において気筒内圧力が所定範囲内となるクランク角度
区間と、から求まる所定時間を所定区間として求めるよ
うにした。
【0008】これにより、吸気行程において気筒内圧力
が所定範囲内となるクランク角度区間は機関回転速度が
変化しても変化しないので、燃料供給量(開弁時間)の
配分処理等が煩雑化するが、吸気行程において気筒内圧
力が所定範囲内となるクランク角度区間を、機関回転速
度の変化に対応して変化する区間(時間)に変換させる
ことによって、機関回転速度の変化に対応した燃料供給
量(開弁時間)の配分処理等の簡略化を図ることができ
る。
が所定範囲内となるクランク角度区間は機関回転速度が
変化しても変化しないので、燃料供給量(開弁時間)の
配分処理等が煩雑化するが、吸気行程において気筒内圧
力が所定範囲内となるクランク角度区間を、機関回転速
度の変化に対応して変化する区間(時間)に変換させる
ことによって、機関回転速度の変化に対応した燃料供給
量(開弁時間)の配分処理等の簡略化を図ることができ
る。
【0009】請求項4に記載の発明では、前記所定区間
演算手段が、機関負荷に基づいて、前記所定区間を補正
する機能を備えるようにした。これにより、負荷の変化
に応じて前記所定区間が変化することにも対応すること
ができるようになるので、より一層、燃料供給量の制御
精度を向上させることが可能となる。
演算手段が、機関負荷に基づいて、前記所定区間を補正
する機能を備えるようにした。これにより、負荷の変化
に応じて前記所定区間が変化することにも対応すること
ができるようになるので、より一層、燃料供給量の制御
精度を向上させることが可能となる。
【0010】請求項5に記載の発明では、前記所定範囲
が、吸気通路内圧力と略等しい範囲であるように構成し
た。これにより、直噴用燃料供給手段と吸気通路用燃料
供給手段とに供給する燃料圧力を調節するプレッシャー
レギュレータを共通化できるので、換言すれば、単一の
プレッシャーレギュレータを用いることができるので、
装置の簡略化を図ることができる。
が、吸気通路内圧力と略等しい範囲であるように構成し
た。これにより、直噴用燃料供給手段と吸気通路用燃料
供給手段とに供給する燃料圧力を調節するプレッシャー
レギュレータを共通化できるので、換言すれば、単一の
プレッシャーレギュレータを用いることができるので、
装置の簡略化を図ることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を添
付の図面に基づいて説明する。本発明の一実施形態に係
る全体構成を示す図2において、機関の吸気通路3(コ
レクタ等も含む)の上流部には吸入空気流量Qaを検出
するエアフローメータ1及びアクセルペダルと連動して
吸入空気流量Qaを制御するスロットル弁2が設けら
れ、下流のマニホールド部分4には気筒毎に吸気通路用
インジェクタ6が設けられている。
付の図面に基づいて説明する。本発明の一実施形態に係
る全体構成を示す図2において、機関の吸気通路3(コ
レクタ等も含む)の上流部には吸入空気流量Qaを検出
するエアフローメータ1及びアクセルペダルと連動して
吸入空気流量Qaを制御するスロットル弁2が設けら
れ、下流のマニホールド部分4には気筒毎に吸気通路用
インジェクタ6が設けられている。
【0012】そして、本実施形態では、前記吸気通路用
インジェクタ6の他、直接気筒内に燃料を噴射供給する
ことができる直噴用インジェクタ5が設けられるように
なっている。上記直噴用インジェクタ5が本発明に係る
直噴用燃料供給手段に相当し、上記吸気通路用インジェ
クタ6が本発明に係る吸気通路用燃料供給手段に相当す
る。
インジェクタ6の他、直接気筒内に燃料を噴射供給する
ことができる直噴用インジェクタ5が設けられるように
なっている。上記直噴用インジェクタ5が本発明に係る
直噴用燃料供給手段に相当し、上記吸気通路用インジェ
クタ6が本発明に係る吸気通路用燃料供給手段に相当す
る。
【0013】なお、機関の気筒内に吸入された混合気
は、各気筒の燃焼室に臨んで設けられた点火栓により点
火され燃焼されるが、この点火栓は、後述するコントロ
ールユニット10により運転状態等に応じて予め設定さ
れた点火タイミングで駆動される点火コイルからの高電
圧を受けて、点火されるようになっている。また、機関
のクランクシャフトやカムシャフトの回転と同期して所
定角度毎にパルス信号を発生させてクランク位置や機関
回転速度Nを検出するためのクランク角センサ9が設け
られている。更に、機関の冷却ジャケット内の冷却水温
度Twを検出する水温センサ7や、排気通路には排気中
の特定成分(例えば、酸素)濃度を検出して排気空燃比
を検出するための空燃比センサ8が設けられ、その下流
側には、図示しない排気浄化触媒が介装されている。
は、各気筒の燃焼室に臨んで設けられた点火栓により点
火され燃焼されるが、この点火栓は、後述するコントロ
ールユニット10により運転状態等に応じて予め設定さ
れた点火タイミングで駆動される点火コイルからの高電
圧を受けて、点火されるようになっている。また、機関
のクランクシャフトやカムシャフトの回転と同期して所
定角度毎にパルス信号を発生させてクランク位置や機関
回転速度Nを検出するためのクランク角センサ9が設け
られている。更に、機関の冷却ジャケット内の冷却水温
度Twを検出する水温センサ7や、排気通路には排気中
の特定成分(例えば、酸素)濃度を検出して排気空燃比
を検出するための空燃比センサ8が設けられ、その下流
側には、図示しない排気浄化触媒が介装されている。
【0014】ところで、外部との情報の入出力、種々の
演算を行ない、本発明に係る運転状態検出手段、燃料供
給量演算手段、所定区間演算手段、燃料供給量配分手
段、直噴用燃料供給制御手段、吸気通路用燃料供給制御
手段として機能するコントロールユニット10は、図3
に示したように、マイクロコンピュータを中心とした回
路で実現される。概略説明すると、CPU301は各種
演算を実行し、ROM302には後述する制御プログラ
ムや各種データ等を予め記憶してある。RAM303は
プログラム実行中に一時的な情報の記憶を行なうもので
ある。入力ポート304は、外部の各種センサ等からの
情報の入力を行なうためのもので、A/D変換器305
は外部からのアナログ信号をコンピュータで扱うために
A/D変換するためのものである。そして出力ポート3
06は、外部の機器(例えば、インジェクタや点火栓
等)を駆動するための信号を出力するためのものであ
る。
演算を行ない、本発明に係る運転状態検出手段、燃料供
給量演算手段、所定区間演算手段、燃料供給量配分手
段、直噴用燃料供給制御手段、吸気通路用燃料供給制御
手段として機能するコントロールユニット10は、図3
に示したように、マイクロコンピュータを中心とした回
路で実現される。概略説明すると、CPU301は各種
演算を実行し、ROM302には後述する制御プログラ
ムや各種データ等を予め記憶してある。RAM303は
プログラム実行中に一時的な情報の記憶を行なうもので
ある。入力ポート304は、外部の各種センサ等からの
情報の入力を行なうためのもので、A/D変換器305
は外部からのアナログ信号をコンピュータで扱うために
A/D変換するためのものである。そして出力ポート3
06は、外部の機器(例えば、インジェクタや点火栓
等)を駆動するための信号を出力するためのものであ
る。
【0015】次に、上記構成を備えた本実施形態におけ
るコントロールユニット10が奏する作用について説明
する。筒内直接噴射式内燃機関は、燃料供給の応答性が
高いことによる過渡運転状態での応答性の向上や、層状
燃焼とすることで希薄燃焼が可能となることによる燃費
の向上等のメリットがある。
るコントロールユニット10が奏する作用について説明
する。筒内直接噴射式内燃機関は、燃料供給の応答性が
高いことによる過渡運転状態での応答性の向上や、層状
燃焼とすることで希薄燃焼が可能となることによる燃費
の向上等のメリットがある。
【0016】しかし、気筒内圧力はクランクアングルに
よって変化するため、既述したように、直噴用インジェ
クタ5のみで全ての運転状態に対して高精度に所望の燃
料供給量を達成することは、燃圧のレギュレーションが
難しく困難である。そこで、本実施形態では、流量特性
が同じ2つのインジェクタ、即ち、直噴用インジェクタ
5と、吸気通路用インジェクタ6と、を備えると共に、
従来の吸気通路用インジェクタ6のみを備える場合や特
開昭64−35045号公報のもの等と同様に、吸気通
路内圧力との差圧が一定となるように両方のインジェク
タへの燃料の燃圧を1つのプレッシャーレギュレータ
(図示せず)により調整する、という構成を備えること
として説明する。
よって変化するため、既述したように、直噴用インジェ
クタ5のみで全ての運転状態に対して高精度に所望の燃
料供給量を達成することは、燃圧のレギュレーションが
難しく困難である。そこで、本実施形態では、流量特性
が同じ2つのインジェクタ、即ち、直噴用インジェクタ
5と、吸気通路用インジェクタ6と、を備えると共に、
従来の吸気通路用インジェクタ6のみを備える場合や特
開昭64−35045号公報のもの等と同様に、吸気通
路内圧力との差圧が一定となるように両方のインジェク
タへの燃料の燃圧を1つのプレッシャーレギュレータ
(図示せず)により調整する、という構成を備えること
として説明する。
【0017】この場合、直噴用インジェクタ5での燃料
噴射を、気筒内圧力が吸気通路内圧力と略同等とみなせ
るクランクアングル区間(吸気行程のある区間)内で行
なわせることにより、吸気通路用インジェクタ6と同じ
燃料噴射パルス幅で、当該直噴用インジェクタ5でも吸
気通路用インジェクタ6と同等の燃料噴射量を達成する
ことができる。このため、空燃比を高精度に制御しつ
つ、先に述べた直噴用インジェクタ5による種々のメリ
ットを活かすことができる。
噴射を、気筒内圧力が吸気通路内圧力と略同等とみなせ
るクランクアングル区間(吸気行程のある区間)内で行
なわせることにより、吸気通路用インジェクタ6と同じ
燃料噴射パルス幅で、当該直噴用インジェクタ5でも吸
気通路用インジェクタ6と同等の燃料噴射量を達成する
ことができる。このため、空燃比を高精度に制御しつ
つ、先に述べた直噴用インジェクタ5による種々のメリ
ットを活かすことができる。
【0018】しかし、「燃圧」と「燃料噴射雰囲気圧力
(即ち、吸気通路内圧力或いは気筒内圧力)」との差圧
が一定の場合には、燃料噴射量は噴射時間(即ち、燃料
噴射パルス幅,開弁時間)で簡単に設定できるものであ
るが、図4(a),図4(b)に示すように、気筒内圧
力と吸気通路内圧力が略同等(即ち、前記差圧が両イン
ジェクタ間で略同等)とみなせる時間というのは、回転
速度の大小によって異なるものである。従って、異なる
回転速度間で、同一の燃料量を供給しようとする場合に
は、図4(a)に示す低回転の場合のように、気筒内圧
力と吸気通路内圧力とが略同等とみなせる区間内で燃料
噴射を完了できる場合は良いが、図4(b)に示す高回
転の場合に、図4(a)の場合と同じ燃料量をすべて直
噴用インジェクタ5から供給させようとすると、噴射パ
ルス幅(開弁時間)が、筒内圧力と吸気通路内圧力とが
略同等とみなせる区間をはみ出してしまうことになる。
このはみ出した部分については、前記差圧が一定に保て
なくなるので、良好に燃料噴射量を調量することが困難
となる。
(即ち、吸気通路内圧力或いは気筒内圧力)」との差圧
が一定の場合には、燃料噴射量は噴射時間(即ち、燃料
噴射パルス幅,開弁時間)で簡単に設定できるものであ
るが、図4(a),図4(b)に示すように、気筒内圧
力と吸気通路内圧力が略同等(即ち、前記差圧が両イン
ジェクタ間で略同等)とみなせる時間というのは、回転
速度の大小によって異なるものである。従って、異なる
回転速度間で、同一の燃料量を供給しようとする場合に
は、図4(a)に示す低回転の場合のように、気筒内圧
力と吸気通路内圧力とが略同等とみなせる区間内で燃料
噴射を完了できる場合は良いが、図4(b)に示す高回
転の場合に、図4(a)の場合と同じ燃料量をすべて直
噴用インジェクタ5から供給させようとすると、噴射パ
ルス幅(開弁時間)が、筒内圧力と吸気通路内圧力とが
略同等とみなせる区間をはみ出してしまうことになる。
このはみ出した部分については、前記差圧が一定に保て
なくなるので、良好に燃料噴射量を調量することが困難
となる。
【0019】そこで、気筒内圧力と吸気通路内圧力とが
略同等とみなせる時間は、回転速度によって決まるの
で、運転状態から演算した燃料供給量を供給するための
燃料噴射時間を、気筒内圧力と吸気通路内圧力が略同等
とみなせる時間と比較し、気筒内圧力と吸気通路内圧力
が略同等とみなせる時間をはみ出した分については、吸
気通路用インジェクタ6で噴射供給させるようにする。
略同等とみなせる時間は、回転速度によって決まるの
で、運転状態から演算した燃料供給量を供給するための
燃料噴射時間を、気筒内圧力と吸気通路内圧力が略同等
とみなせる時間と比較し、気筒内圧力と吸気通路内圧力
が略同等とみなせる時間をはみ出した分については、吸
気通路用インジェクタ6で噴射供給させるようにする。
【0020】これにより、2つのインジェクタへの供給
燃料の燃圧を、単一のプレッシャーレギュレータを介し
て吸気通路内圧力に基づいて調整した場合でも、燃料供
給量を容易かつ高精度に制御することができるようにな
るので、以って空燃比を高精度に制御することができる
と共に、直噴用インジェクタ5による燃料供給のメリッ
トを最大限発揮させることが可能となる。
燃料の燃圧を、単一のプレッシャーレギュレータを介し
て吸気通路内圧力に基づいて調整した場合でも、燃料供
給量を容易かつ高精度に制御することができるようにな
るので、以って空燃比を高精度に制御することができる
と共に、直噴用インジェクタ5による燃料供給のメリッ
トを最大限発揮させることが可能となる。
【0021】上記についての制御フローを図6,図7に
示す。図6は、運転状態の読み込みと燃料噴射時間Ti
の演算を行なうルーチンで、例えば10msec毎に実行され
る。即ち、ステップ(図では、Sと記している。以下、
同様。)601では、エアフローメータ1の出力から吸
入空気流量Qaを検出する。
示す。図6は、運転状態の読み込みと燃料噴射時間Ti
の演算を行なうルーチンで、例えば10msec毎に実行され
る。即ち、ステップ(図では、Sと記している。以下、
同様。)601では、エアフローメータ1の出力から吸
入空気流量Qaを検出する。
【0022】ステップ602では、クランク角センサ9
の出力から機関回転速度Nを検出する。ステップ603
では、Qa,Nと定数Kに基づいて、負荷を表すパラメ
ータTpを計算する。ステップ604では、ステップ6
03で計算したTpに、水温や運転状態等に基づく補正
値αを掛けて燃料噴射時間Ti(msec)を計算して、本フ
ローを終了する。
の出力から機関回転速度Nを検出する。ステップ603
では、Qa,Nと定数Kに基づいて、負荷を表すパラメ
ータTpを計算する。ステップ604では、ステップ6
03で計算したTpに、水温や運転状態等に基づく補正
値αを掛けて燃料噴射時間Ti(msec)を計算して、本フ
ローを終了する。
【0023】図7は、燃料噴射パルスを出力するルーチ
ンで、レファレンス信号入力毎に実行される。ステップ
701では、現在の回転速度と、図5に示す気筒内圧力
と吸気通路内圧力とが略同等とみなせる区間S( °CA,C
A =Crank Angle)から、直噴用インジェクタ5で燃料噴
射を行なう場合の最大噴射時間Tmax(msec) を演算す
る。
ンで、レファレンス信号入力毎に実行される。ステップ
701では、現在の回転速度と、図5に示す気筒内圧力
と吸気通路内圧力とが略同等とみなせる区間S( °CA,C
A =Crank Angle)から、直噴用インジェクタ5で燃料噴
射を行なう場合の最大噴射時間Tmax(msec) を演算す
る。
【0024】ステップ702は、図6のフローチャート
のステップ604での処理によって演算した燃料噴時間
Ti(msec)が、最大噴射時間Tmax(msec) より大きいか
否かを判定する。YESの場合にはステップ703へ進
み、NOの場合にはステップ708へ進む。ステップ7
03では、最大噴射時間Tmax(msec) を、直噴用インジ
ェクタ5での噴射時間Ti- d(msec)とする。
のステップ604での処理によって演算した燃料噴時間
Ti(msec)が、最大噴射時間Tmax(msec) より大きいか
否かを判定する。YESの場合にはステップ703へ進
み、NOの場合にはステップ708へ進む。ステップ7
03では、最大噴射時間Tmax(msec) を、直噴用インジ
ェクタ5での噴射時間Ti- d(msec)とする。
【0025】ステップ704では、燃料噴時間Ti(mse
c)から前記Ti- d(msec)を引いた残りを、吸気通路用
インジェクタ6での噴射時間Ti- p(msec)とする。こ
の場合、壁流燃料等による補正を考慮するようにするの
が好ましい。ステップ705では、図5の区間S( °C
A) で、直噴用インジェクタ5での燃料噴射を行なうと
きの噴射開始タイミングを演算する。
c)から前記Ti- d(msec)を引いた残りを、吸気通路用
インジェクタ6での噴射時間Ti- p(msec)とする。こ
の場合、壁流燃料等による補正を考慮するようにするの
が好ましい。ステップ705では、図5の区間S( °C
A) で、直噴用インジェクタ5での燃料噴射を行なうと
きの噴射開始タイミングを演算する。
【0026】ステップ706では、従来の方法と同様
に、マップ等により、吸気通路用インジェクタ6での噴
射開始タイミングを、例えば、吸気バルブが開く直前に
燃料噴射が終了するように設定する。ステップ707で
は、直噴用インジェクタ5と吸気通路用インジェクタ6
におけるそれぞれの噴射タイミング,噴射時間をRAM
に設定して、本フローを終了する。
に、マップ等により、吸気通路用インジェクタ6での噴
射開始タイミングを、例えば、吸気バルブが開く直前に
燃料噴射が終了するように設定する。ステップ707で
は、直噴用インジェクタ5と吸気通路用インジェクタ6
におけるそれぞれの噴射タイミング,噴射時間をRAM
に設定して、本フローを終了する。
【0027】一方、前記ステップ702で、燃料噴時間
Ti(msec)が、最大噴射時間Tmax(msec) 以下であると
判定された場合には、すべての燃料を直噴用インジェク
タ5で噴射することができるので、ステップ708以降
へ進むことになるが、ステップ708では、燃料噴時間
Ti(msec)を直噴用インジェクタ5での噴射時間Ti -
d(msec)として設定する。
Ti(msec)が、最大噴射時間Tmax(msec) 以下であると
判定された場合には、すべての燃料を直噴用インジェク
タ5で噴射することができるので、ステップ708以降
へ進むことになるが、ステップ708では、燃料噴時間
Ti(msec)を直噴用インジェクタ5での噴射時間Ti -
d(msec)として設定する。
【0028】ステップ709では、区間S( °CA) の中
心で燃料噴射を行なうように、直噴用インジェクタ5で
の噴射開始タイミングを演算する。ステップ710で
は、直噴用インジェクタ5における噴射タイミング、噴
射時間Ti- d(msec)を、RAMに設定して、本フロー
を終了する。なお、気筒内直接噴射と吸気通路内噴射と
を行なわせる場合、気筒内直接噴射のみを行なわせる場
合のいずれの場合も、設定した噴射時間、噴射タイミン
グに基づいて、別の手続により、実際の燃料噴射を行な
わせるようにする。
心で燃料噴射を行なうように、直噴用インジェクタ5で
の噴射開始タイミングを演算する。ステップ710で
は、直噴用インジェクタ5における噴射タイミング、噴
射時間Ti- d(msec)を、RAMに設定して、本フロー
を終了する。なお、気筒内直接噴射と吸気通路内噴射と
を行なわせる場合、気筒内直接噴射のみを行なわせる場
合のいずれの場合も、設定した噴射時間、噴射タイミン
グに基づいて、別の手続により、実際の燃料噴射を行な
わせるようにする。
【0029】ここで、各気筒での気筒内圧力と吸気通路
内圧力との関係は、図5のようになるが、一般的に、気
筒内圧力と吸気通路内圧力とが略同等とみなせるのは吸
気行程中の所定クランクアングル区間S( °CA) であ
る。この区間S内であれば、直噴用インジェクタ5が吸
気通路用インジェクタ6と同じ流量特性(流量抵抗等)
のものであれば、燃料噴射時間と燃料噴射量の関係が吸
気通路用インジェクタ6と同様になるため、精度よく燃
料噴射量を制御できるが、この区間Sをはみだして直噴
用インジェクタ5で燃料噴射を行なわせると、気筒内圧
力の上昇(前記差圧の減少)によって同一噴射(開弁)
時間でも燃料噴射量が減少するため、空燃比に誤差が生
じ、その結果排気性能が低下することになる。そのた
め、本実施形態では、図7のフローチャートのステップ
701の処理によって直噴用インジェクタ5での最大噴
射時間Tmax を、前記区間Sに基づき計算し、直噴用イ
ンジェクタ5での燃料噴射が前記最大噴射時間Tmax か
らはみ出さないようにする一方、はみ出した分を吸気通
路用インジェクタ6で補うようにしているのである。
内圧力との関係は、図5のようになるが、一般的に、気
筒内圧力と吸気通路内圧力とが略同等とみなせるのは吸
気行程中の所定クランクアングル区間S( °CA) であ
る。この区間S内であれば、直噴用インジェクタ5が吸
気通路用インジェクタ6と同じ流量特性(流量抵抗等)
のものであれば、燃料噴射時間と燃料噴射量の関係が吸
気通路用インジェクタ6と同様になるため、精度よく燃
料噴射量を制御できるが、この区間Sをはみだして直噴
用インジェクタ5で燃料噴射を行なわせると、気筒内圧
力の上昇(前記差圧の減少)によって同一噴射(開弁)
時間でも燃料噴射量が減少するため、空燃比に誤差が生
じ、その結果排気性能が低下することになる。そのた
め、本実施形態では、図7のフローチャートのステップ
701の処理によって直噴用インジェクタ5での最大噴
射時間Tmax を、前記区間Sに基づき計算し、直噴用イ
ンジェクタ5での燃料噴射が前記最大噴射時間Tmax か
らはみ出さないようにする一方、はみ出した分を吸気通
路用インジェクタ6で補うようにしているのである。
【0030】なお、本実施形態では、区間S( °CA) の
位置が吸気行程の中心(BTDC270 °CA前後の対称
区間)にあるものとしているが、これは吸気バルブの開
閉タイミング等によって変化するものであり、また機種
が異なること等によっても変化するものであるので、実
験等により確認し設定するのが好ましい。ところで、こ
の区間S( °CA) の幅を、運転状態によらず一定とみな
す場合は、運転状態によらず一定値として設定しておい
てもよいが、吸気行程での吸気通路内圧力と気筒内圧力
の関係が、運転状態(負荷等)によって、図8に示すよ
うに変化することを考慮する場合には、図9に示すマッ
プのように、負荷Tpに応じて区間Sを可変設定(補
正)するようにするのが好ましい。
位置が吸気行程の中心(BTDC270 °CA前後の対称
区間)にあるものとしているが、これは吸気バルブの開
閉タイミング等によって変化するものであり、また機種
が異なること等によっても変化するものであるので、実
験等により確認し設定するのが好ましい。ところで、こ
の区間S( °CA) の幅を、運転状態によらず一定とみな
す場合は、運転状態によらず一定値として設定しておい
てもよいが、吸気行程での吸気通路内圧力と気筒内圧力
の関係が、運転状態(負荷等)によって、図8に示すよ
うに変化することを考慮する場合には、図9に示すマッ
プのように、負荷Tpに応じて区間Sを可変設定(補
正)するようにするのが好ましい。
【0031】なお、運転状態等に応じてバルブの開閉特
性(開閉時期やリフト量)を可変設定することができる
可変バルブ機構を備えた機関にあっては、前記区間S(
°CA) の位置や幅が運転状態に応じて異なることになる
ため、実験等により予め各運転状態での区間S( °CA)
の位置と幅を求めておき、運転状態に応じて区間S(°C
A) の位置や幅を可変設定するように構成するのが好ま
しい。
性(開閉時期やリフト量)を可変設定することができる
可変バルブ機構を備えた機関にあっては、前記区間S(
°CA) の位置や幅が運転状態に応じて異なることになる
ため、実験等により予め各運転状態での区間S( °CA)
の位置と幅を求めておき、運転状態に応じて区間S(°C
A) の位置や幅を可変設定するように構成するのが好ま
しい。
【0032】そして、本実施形態では、直噴用インジェ
クタ5と吸気通路用インジェクタ6とを同じ流量特性の
ものを用いることとして説明したが、これらは必ずしも
同一である必要はなく、インジェクタ噴射部の径に差
(流量抵抗等に)を持たせたような異なる流量特性とし
てもよい。ただし、かかる場合には、N倍の流量特性を
有するインジェクタでは、他方のインジェクタと同じ燃
料量を噴射するためには噴射(開弁)時間を1/Nにす
る等の調整が必要となる。
クタ5と吸気通路用インジェクタ6とを同じ流量特性の
ものを用いることとして説明したが、これらは必ずしも
同一である必要はなく、インジェクタ噴射部の径に差
(流量抵抗等に)を持たせたような異なる流量特性とし
てもよい。ただし、かかる場合には、N倍の流量特性を
有するインジェクタでは、他方のインジェクタと同じ燃
料量を噴射するためには噴射(開弁)時間を1/Nにす
る等の調整が必要となる。
【0033】なお、吸気通路内圧力と燃圧との差圧をレ
ギュレーションする場合に、それぞれのインジェクタ毎
に、別々のプレッシャーレギュレータを設け、2つのイ
ンジェクタへ供給する燃料の燃圧に差を設けるようにし
てもよく、この場合には、吸気通路内圧力と燃圧の差圧
がN倍である側のインジェクタでは、他方のインジェク
タと同じ燃料量を噴射するためには噴射(開弁)時間を
1/Nにする等の調整が必要となる。
ギュレーションする場合に、それぞれのインジェクタ毎
に、別々のプレッシャーレギュレータを設け、2つのイ
ンジェクタへ供給する燃料の燃圧に差を設けるようにし
てもよく、この場合には、吸気通路内圧力と燃圧の差圧
がN倍である側のインジェクタでは、他方のインジェク
タと同じ燃料量を噴射するためには噴射(開弁)時間を
1/Nにする等の調整が必要となる。
【0034】また、本実施形態では、気筒内への燃料供
給量と、吸気通路内への燃料供給量と、は等価であると
して説明しているが、実際には、吸気通路内への燃料供
給量には、壁流分を考慮し、壁流補正を行なわせたもの
を用いるのが好ましい。以上のように、本実施形態によ
れば、吸気通路内にのみ燃料を供給する機関に比べ、気
筒内へ直接燃料供給させることで、過渡運転時でも応答
性よく燃料供給を行なうことができると共に、気筒内圧
力が所定範囲内に維持される吸気行程中の所定区間Sを
求めるようにし、この所定区間S内で直噴インジェクタ
5からの燃料供給を完了させることで、燃料噴射雰囲気
と燃圧との差圧の安定化を図って直噴用インジェクタ5
の燃料供給量を高精度に制御できるようにし、かつ、前
記所定区間S内で、運転状態から要求される燃料供給量
の全てを、前記直噴用インジェクタ5のみでは供給しき
れなくなる場合に対応すべく、この直噴用インジェクタ
5での不足分を、吸気通路用インジェクタ6で補うよう
にしたので、如何なる運転状態でも高精度に燃料供給量
の制御精度を向上させることができる。即ち、簡単な構
成により、過渡運転性の向上と、燃料供給量制御延いて
は空燃比制御の高精度化と、を両立させるとができる。
給量と、吸気通路内への燃料供給量と、は等価であると
して説明しているが、実際には、吸気通路内への燃料供
給量には、壁流分を考慮し、壁流補正を行なわせたもの
を用いるのが好ましい。以上のように、本実施形態によ
れば、吸気通路内にのみ燃料を供給する機関に比べ、気
筒内へ直接燃料供給させることで、過渡運転時でも応答
性よく燃料供給を行なうことができると共に、気筒内圧
力が所定範囲内に維持される吸気行程中の所定区間Sを
求めるようにし、この所定区間S内で直噴インジェクタ
5からの燃料供給を完了させることで、燃料噴射雰囲気
と燃圧との差圧の安定化を図って直噴用インジェクタ5
の燃料供給量を高精度に制御できるようにし、かつ、前
記所定区間S内で、運転状態から要求される燃料供給量
の全てを、前記直噴用インジェクタ5のみでは供給しき
れなくなる場合に対応すべく、この直噴用インジェクタ
5での不足分を、吸気通路用インジェクタ6で補うよう
にしたので、如何なる運転状態でも高精度に燃料供給量
の制御精度を向上させることができる。即ち、簡単な構
成により、過渡運転性の向上と、燃料供給量制御延いて
は空燃比制御の高精度化と、を両立させるとができる。
【0035】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明に係る
内燃機関の燃料供給制御装置によれば、直噴用燃料供給
手段と吸気通路用燃料供給手段とを備えた内燃機関にお
いても、高精度に燃料供給量を制御することができるよ
うになるので、以って空燃比制御の高精度化と過渡運転
性の向上とを両立させることができる。
内燃機関の燃料供給制御装置によれば、直噴用燃料供給
手段と吸気通路用燃料供給手段とを備えた内燃機関にお
いても、高精度に燃料供給量を制御することができるよ
うになるので、以って空燃比制御の高精度化と過渡運転
性の向上とを両立させることができる。
【0036】また、請求項3,請求項5に記載の発明の
ように構成すれば、更に、構成の簡略化等を図ることが
できる。請求項4に記載の発明のように構成すれば、よ
り一層、燃料供給量の制御精度を向上させることが可能
となる。
ように構成すれば、更に、構成の簡略化等を図ることが
できる。請求項4に記載の発明のように構成すれば、よ
り一層、燃料供給量の制御精度を向上させることが可能
となる。
【図1】本発明の構成を示すブロック図。
【図2】本発明の一実施形態における全体構成図。
【図3】同上実施形態におけるコントロールユニットの
構成を説明する図。
構成を説明する図。
【図4】(a)は、低回転速度での気筒内圧力と吸気通
路内圧力と燃料噴射パルスの様子を表すタイムチャー
ト。(b)は、高速回転速度での気筒内圧力と吸気通路
内圧力と燃料噴射パルスの様子を表すタイムチャート。
路内圧力と燃料噴射パルスの様子を表すタイムチャー
ト。(b)は、高速回転速度での気筒内圧力と吸気通路
内圧力と燃料噴射パルスの様子を表すタイムチャート。
【図5】1サイクルにおける気筒内圧力と吸気通路内圧
力、及び区間Sの様子を表すタイムチャート。
力、及び区間Sの様子を表すタイムチャート。
【図6】機関運転状態の読み込みと、燃料噴射時間Ti
の演算手続を説明するフローチャート。
の演算手続を説明するフローチャート。
【図7】燃料噴射パルスを設定する手続を説明するフロ
ーチャート。
ーチャート。
【図8】負荷が異なる場合の吸気行程における気筒内圧
力と吸気通路内圧力との関係を表すタイムチャート。
力と吸気通路内圧力との関係を表すタイムチャート。
【図9】負荷(Tp)に基づいて区間Sを設定するため
のマップの一例を示す図。
のマップの一例を示す図。
1 エアフローメータ 3 吸気通路 4 吸気マニホールド 5 直噴用インジェクタ 6 吸気通路用インジェクタ 7 水温センサ 8 空燃比センサ 9 クランク角センサ 10 コントロールユニット
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年9月25日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
Claims (5)
- 【請求項1】供給される燃料圧力と、気筒内圧力と、の
差圧を利用して、気筒内に直接燃料を噴射供給する直噴
用燃料供給手段と、 供給される燃料圧力と、吸気通路内圧力と、の差圧を利
用して、吸気通路内に燃料を供給する吸気通路用燃料供
給手段と、 を備えた内燃機関の燃料供給制御装置において、 機関運転状態を検出する運転状態検出手段と、 運転状態に基づいて燃料供給量を演算する燃料供給量演
算手段と、 吸気行程において気筒内圧力が所定範囲内となる区間を
演算する所定区間演算手段と、 前記演算された燃料供給量と、前記演算された所定区間
と、に基づいて、前記演算された燃料供給量を、前記直
噴用燃料供給手段で供給する直噴側燃料供給量と、前記
吸気通路用燃料供給手段で供給する吸気通路側燃料供給
量と、に配分する燃料供給量配分手段と、 前記配分された直噴側燃料供給量を、前記演算された所
定区間内で、前記直噴用燃料供給手段から供給させる直
噴用燃料供給制御手段と、 前記配分された吸気通路用燃料供給量を、吸気行程の所
定時期に前記吸気通路用燃料供給手段から供給させる吸
気通路用燃料供給制御手段と、 を含んで構成したことを特徴とする内燃機関の燃料供給
制御装置。 - 【請求項2】前記運転状態検出手段で検出する運転状態
には、機関回転速度、機関負荷が含まれることを特徴と
する請求項1に記載の内燃機関の燃料供給制御装置。 - 【請求項3】前記所定区間演算手段は、機関回転速度
と、吸気行程において気筒内圧力が所定範囲内となるク
ランク角度区間と、から求まる所定時間を所定区間とし
て求めることを特徴とする請求項1または請求項2に記
載の内燃機関の燃料供給制御装置。 - 【請求項4】前記所定区間演算手段が、機関負荷に基づ
いて、前記所定区間を補正する機能を備えたことを特徴
とする請求項1〜請求項3の何れか1つに記載の内燃機
関の燃料供給制御装置。 - 【請求項5】前記所定範囲が、吸気通路内圧力と略等し
い範囲であることを特徴とする請求項1〜請求項4の何
れか1つに記載の内燃機関の燃料供給制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24500095A JPH0988662A (ja) | 1995-09-22 | 1995-09-22 | 内燃機関の燃料供給制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24500095A JPH0988662A (ja) | 1995-09-22 | 1995-09-22 | 内燃機関の燃料供給制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0988662A true JPH0988662A (ja) | 1997-03-31 |
Family
ID=17127097
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24500095A Pending JPH0988662A (ja) | 1995-09-22 | 1995-09-22 | 内燃機関の燃料供給制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0988662A (ja) |
-
1995
- 1995-09-22 JP JP24500095A patent/JPH0988662A/ja active Pending
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