JPH0988711A - 内燃機関の吸入空気流量検出装置 - Google Patents
内燃機関の吸入空気流量検出装置Info
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- JPH0988711A JPH0988711A JP7245001A JP24500195A JPH0988711A JP H0988711 A JPH0988711 A JP H0988711A JP 7245001 A JP7245001 A JP 7245001A JP 24500195 A JP24500195 A JP 24500195A JP H0988711 A JPH0988711 A JP H0988711A
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- air flow
- intake air
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/40—Engine management systems
Landscapes
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】吸入空気流量の逆流を精度良く判定する。
【解決手段】吸入空気流量の入力信号から変化速度を演
算し、変化方向に基づいて極大値を検出し、該極大値を
運転条件から求めた比較値と比較して小さいときには、
該極大値前後の極小点間で検出して記憶されている吸入
空気流量の信号に逆流の符号 (負) を設定して出力す
る。
算し、変化方向に基づいて極大値を検出し、該極大値を
運転条件から求めた比較値と比較して小さいときには、
該極大値前後の極小点間で検出して記憶されている吸入
空気流量の信号に逆流の符号 (負) を設定して出力す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関の吸入空
気流量測定装置に関し、特に逆流を順流と区別して検出
する装置に関する。
気流量測定装置に関し、特に逆流を順流と区別して検出
する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子制御燃料噴射式の内燃機関 (ガソリ
ン機関) においては、燃料噴射量を決定するために、デ
ィーゼル機関においては、最大燃料噴射量を決定するた
めなどの用途に、吸入空気流量を測定する必要がある。
その手段の一つに熱線式エアフローメータがあり、低コ
ストで、広いダイナミックレンジを持つなどの特徴を有
し、内燃機関の吸入空気流量検出手段として広く採用さ
れている。
ン機関) においては、燃料噴射量を決定するために、デ
ィーゼル機関においては、最大燃料噴射量を決定するた
めなどの用途に、吸入空気流量を測定する必要がある。
その手段の一つに熱線式エアフローメータがあり、低コ
ストで、広いダイナミックレンジを持つなどの特徴を有
し、内燃機関の吸入空気流量検出手段として広く採用さ
れている。
【0003】ところで、内燃機関では吸気弁がシリンダ
の排気行程完了前から開口しているため、吸気系へ排気
が逆流するといった現象が生じる。この現象は吸気又は
マニホールドの負圧の脈動として知られている。吸入空
気流量が低流量の場合は、この脈動が原因となり吸入空
気が逆流する現象が発生する。熱線式エアフローメータ
においては、流れの方向を検出することが不可能であ
り、逆流時も正の吸入空気流量として測定されるため、
低流量の場合、真の吸入空気流量よりも多く測定される
という問題点がある。
の排気行程完了前から開口しているため、吸気系へ排気
が逆流するといった現象が生じる。この現象は吸気又は
マニホールドの負圧の脈動として知られている。吸入空
気流量が低流量の場合は、この脈動が原因となり吸入空
気が逆流する現象が発生する。熱線式エアフローメータ
においては、流れの方向を検出することが不可能であ
り、逆流時も正の吸入空気流量として測定されるため、
低流量の場合、真の吸入空気流量よりも多く測定される
という問題点がある。
【0004】このため、運転条件に応じた正確な燃料噴
射ができなくなり、運転性の悪化等の問題点が生じる。
また、ディーゼル機関の制御、特に、EGR制御にエア
フローメータを用いているとエアフローメータの測定誤
差が排気エミッション性能悪化の原因となる。つまり、
エアフローメータにより計測された吸入空気流量から、
排気圧、吸気圧を算出し、その差圧を基にして、常に適
正なEGR率が保たれるようにEGR弁のリフトを制御
するシステムの場合、エアフローメータの計測値が、真
の吸入空気流量よりも多く測定された場合、EGR率
が、設定値よりも大きくなり、PM排出量が増大する一
方、逆の場合は、NOx排出量が増大し、いずれの場合
も排気エミッション性能が悪化する。
射ができなくなり、運転性の悪化等の問題点が生じる。
また、ディーゼル機関の制御、特に、EGR制御にエア
フローメータを用いているとエアフローメータの測定誤
差が排気エミッション性能悪化の原因となる。つまり、
エアフローメータにより計測された吸入空気流量から、
排気圧、吸気圧を算出し、その差圧を基にして、常に適
正なEGR率が保たれるようにEGR弁のリフトを制御
するシステムの場合、エアフローメータの計測値が、真
の吸入空気流量よりも多く測定された場合、EGR率
が、設定値よりも大きくなり、PM排出量が増大する一
方、逆の場合は、NOx排出量が増大し、いずれの場合
も排気エミッション性能が悪化する。
【0005】そこで、従来より、前記逆流による誤検出
を防止する技術として、例えば特開昭57−56632
号公報に示されるように、所定のスロットル開度以上の
高負荷時には、前記熱線式のエアフローメータをはじめ
とする吸入空気流量検出手段の出力ではなく、スロット
ル弁開度と機関回転速度とに基づいて予め設定され記憶
された値を用いて吸入空気流量を予測するようにしたも
のがある。
を防止する技術として、例えば特開昭57−56632
号公報に示されるように、所定のスロットル開度以上の
高負荷時には、前記熱線式のエアフローメータをはじめ
とする吸入空気流量検出手段の出力ではなく、スロット
ル弁開度と機関回転速度とに基づいて予め設定され記憶
された値を用いて吸入空気流量を予測するようにしたも
のがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように予め設定した値を用いて吸入空気流量を予測する
従来方式では、例えばスロットル開度と機関回転速度は
同一の運転状態でも実際の吸入空気流量が環境変化等に
より変化した場合、予測値では誤差を生じてしまう。
ように予め設定した値を用いて吸入空気流量を予測する
従来方式では、例えばスロットル開度と機関回転速度は
同一の運転状態でも実際の吸入空気流量が環境変化等に
より変化した場合、予測値では誤差を生じてしまう。
【0007】このため、吸入空気流量に基づく燃料噴射
量制御や、EGR量制御精度に影響を与えることがあっ
た。本発明は、このような従来の問題点に鑑みなされた
もので、特別なハードウエア機構を設けることなく、逆
流を順流と区別して検出できるようにした内燃機関の吸
入空気流量検出装置を提供することを目的とする。
量制御や、EGR量制御精度に影響を与えることがあっ
た。本発明は、このような従来の問題点に鑑みなされた
もので、特別なハードウエア機構を設けることなく、逆
流を順流と区別して検出できるようにした内燃機関の吸
入空気流量検出装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1に係
る発明は図1 (A) に実線で示すように、流れ方向の区
別なく吸入空気流量を検出する吸入空気流量検出手段
と、該吸入空気流量の検出値の極大・極小点を検出する
極点検出手段と、機関の運転状態を検出する運転状態検
出手段と、前記極点検出手段により検出された極大点に
おける吸入空気流量の極大値と比較される比較値を、機
関の運転状態に基づいて設定する比較値設定手段と、前
記吸入空気流量の極大値と前記設定された比較値とを比
較し、極大値が比較値より小さいときに当該極大値前後
の極小点間で検出された吸入空気流量を逆流値であると
判定する逆流判定手段と、を含んで構成したことを特徴
とする。
る発明は図1 (A) に実線で示すように、流れ方向の区
別なく吸入空気流量を検出する吸入空気流量検出手段
と、該吸入空気流量の検出値の極大・極小点を検出する
極点検出手段と、機関の運転状態を検出する運転状態検
出手段と、前記極点検出手段により検出された極大点に
おける吸入空気流量の極大値と比較される比較値を、機
関の運転状態に基づいて設定する比較値設定手段と、前
記吸入空気流量の極大値と前記設定された比較値とを比
較し、極大値が比較値より小さいときに当該極大値前後
の極小点間で検出された吸入空気流量を逆流値であると
判定する逆流判定手段と、を含んで構成したことを特徴
とする。
【0009】このものの作用を説明する。逆流を生じて
いない場合は、吸入空気流量検出手段の出力は同一周期
の波形となるが、逆流が生じている場合には逆流時の反
転による小さい山と、順流分の大きな山の組み合わせと
なる。したがって、比較値が吸入空気流量の順流の極大
値よりは小さく、逆流の極大値よりは大きい値となるよ
うに設定すれば、検出値の逆流部分を判別できる。
いない場合は、吸入空気流量検出手段の出力は同一周期
の波形となるが、逆流が生じている場合には逆流時の反
転による小さい山と、順流分の大きな山の組み合わせと
なる。したがって、比較値が吸入空気流量の順流の極大
値よりは小さく、逆流の極大値よりは大きい値となるよ
うに設定すれば、検出値の逆流部分を判別できる。
【0010】ここで、逆流の極小値は機関の運転状態に
よって変化するので、比較値を運転状態に応じて可変に
設定することで運転状態に影響されずに逆流を判別でき
る。具体的には、逆流は吸入空気流量の流速が小さいと
きに、逆流の相殺分が小さいので大きく生じる。そこ
で、請求項2に係る発明のように、前記比較値の設定に
用いられる機関の運転状態を、機関回転速度とすること
で簡易的に精度のよい比較値を設定できる。
よって変化するので、比較値を運転状態に応じて可変に
設定することで運転状態に影響されずに逆流を判別でき
る。具体的には、逆流は吸入空気流量の流速が小さいと
きに、逆流の相殺分が小さいので大きく生じる。そこ
で、請求項2に係る発明のように、前記比較値の設定に
用いられる機関の運転状態を、機関回転速度とすること
で簡易的に精度のよい比較値を設定できる。
【0011】また、請求項3に係る発明のように、前記
比較値の設定に用いられる機関の運転状態を、機関回転
速度及び機関負荷とすることで、より比較値を精度良く
設定できる。また、請求項4に係る発明は、図1 (B)
に実線で示すように、流れ方向の区別なく吸入空気流量
を検出する吸入空気流量検出手段と、該吸入空気流量の
検出値の吸入空気流量増大中の時間と、減少中の時間と
を区別して演算する増減時間演算手段と、連続して演算
された吸入空気流量増大中の時間と、減少中の時間との
大小を比較して吸入空気流量の順流と逆流とを判別する
流れ方向判別手段と、を含んで構成したことを特徴とす
る。
比較値の設定に用いられる機関の運転状態を、機関回転
速度及び機関負荷とすることで、より比較値を精度良く
設定できる。また、請求項4に係る発明は、図1 (B)
に実線で示すように、流れ方向の区別なく吸入空気流量
を検出する吸入空気流量検出手段と、該吸入空気流量の
検出値の吸入空気流量増大中の時間と、減少中の時間と
を区別して演算する増減時間演算手段と、連続して演算
された吸入空気流量増大中の時間と、減少中の時間との
大小を比較して吸入空気流量の順流と逆流とを判別する
流れ方向判別手段と、を含んで構成したことを特徴とす
る。
【0012】前記したように、吸入空気流量検出手段の
出力は、逆流が生じている場合には逆流時の反転による
小さい山と、順流分の大きな山の組み合わせとなるた
め、連続する吸入空気流量増大中の時間と減少中の時間
とを比較することにより、逆流部分を判定することがで
きる。また、請求項5に係る発明は、図1 (A) ,
(B) に一点鎖線で示すように、前記吸入空気流量検出
手段で検出された吸入空気流量の検出値に対して、応答
遅れに対する進み処理を行う進み処理手段を含み、前記
極点検出手段、逆流判定手段又は前記流れ方向判別手段
は、前記吸入空気流量の進み処理された検出値に対して
極点検出、逆流判定を行うことを特徴とする。
出力は、逆流が生じている場合には逆流時の反転による
小さい山と、順流分の大きな山の組み合わせとなるた
め、連続する吸入空気流量増大中の時間と減少中の時間
とを比較することにより、逆流部分を判定することがで
きる。また、請求項5に係る発明は、図1 (A) ,
(B) に一点鎖線で示すように、前記吸入空気流量検出
手段で検出された吸入空気流量の検出値に対して、応答
遅れに対する進み処理を行う進み処理手段を含み、前記
極点検出手段、逆流判定手段又は前記流れ方向判別手段
は、前記吸入空気流量の進み処理された検出値に対して
極点検出、逆流判定を行うことを特徴とする。
【0013】このようにすれば、吸入空気流量の検出値
は、応答遅れを生じているので、該応答遅れに対する進
み処理を行うことで、応答遅れの影響を小さくした吸入
空気流量の検出値に対して逆流判定も精度良く行うこと
ができる。
は、応答遅れを生じているので、該応答遅れに対する進
み処理を行うことで、応答遅れの影響を小さくした吸入
空気流量の検出値に対して逆流判定も精度良く行うこと
ができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図に
基づいて説明する。図2は、第1の実施形態の構成をブ
ロックで示したもので、吸入空気流量を順流,逆流の区
別なく検出する熱線式エアフローメータ等の吸入空気流
量検出手段から該吸入空気流量の検出信号を入力して、
変化速度を演算する手段1、該変化速度の正負の符号変
化を判定する手段2、該変化速度の符号が負から正への
反転を判定してから次回同一の反転が判定される毎に吸
入空気流量の極大値を検出する手段3、同じく極大値を
検出している間の吸入空気流量の信号を記憶する手段
4、機関の運転状態に基づいて前記極大値と比較される
比較値 (S/L) を演算する手段5、前記極大値と前記
比較値とを比較する手段6、前記記憶された吸入空気流
量に対して前記極大値と比較値との比較結果とに基づい
て順流,逆流を判別して正負を設定する手段7と、を含
んで構成される。
基づいて説明する。図2は、第1の実施形態の構成をブ
ロックで示したもので、吸入空気流量を順流,逆流の区
別なく検出する熱線式エアフローメータ等の吸入空気流
量検出手段から該吸入空気流量の検出信号を入力して、
変化速度を演算する手段1、該変化速度の正負の符号変
化を判定する手段2、該変化速度の符号が負から正への
反転を判定してから次回同一の反転が判定される毎に吸
入空気流量の極大値を検出する手段3、同じく極大値を
検出している間の吸入空気流量の信号を記憶する手段
4、機関の運転状態に基づいて前記極大値と比較される
比較値 (S/L) を演算する手段5、前記極大値と前記
比較値とを比較する手段6、前記記憶された吸入空気流
量に対して前記極大値と比較値との比較結果とに基づい
て順流,逆流を判別して正負を設定する手段7と、を含
んで構成される。
【0015】次に本実施形態の作用を図3以下のフロー
チャートに従って説明する。メインフローを示す図3に
おいて、ステップ (図ではSと記す。以下同様) 1で
は、吸入空気流量検出手段である熱線式のエアフローメ
ータ等から出力される検出値 (電圧) を読み込む。ステ
ップ2では、図4に示すような電圧−流量変換テーブル
を用いて、吸入空気流量Qas01へ変換する。
チャートに従って説明する。メインフローを示す図3に
おいて、ステップ (図ではSと記す。以下同様) 1で
は、吸入空気流量検出手段である熱線式のエアフローメ
ータ等から出力される検出値 (電圧) を読み込む。ステ
ップ2では、図4に示すような電圧−流量変換テーブル
を用いて、吸入空気流量Qas01へ変換する。
【0016】ステップ3では、前記吸入空気流量Qas
01に吸入空気流量検出手段の応答遅れに対する進み処
理を行ってQas02とする。この方法については後述
する。ステップ4では、前記吸入空気流量Qas02か
ら逆流検出及び補正を行ってQas03とする。該逆流
検出,補正方法については後述する。
01に吸入空気流量検出手段の応答遅れに対する進み処
理を行ってQas02とする。この方法については後述
する。ステップ4では、前記吸入空気流量Qas02か
ら逆流検出及び補正を行ってQas03とする。該逆流
検出,補正方法については後述する。
【0017】ステップ5では、前記吸入空気流量Qas
03に対して平均化処理を行ってQas0として処理を
終了する。図5は、前記吸入空気流量検出手段1の応答
遅れ分の進み処理を行う方法のフローチャートを示す。
一般には、吸入空気流量検出手段には図6に示されるよ
うな2つの時定数が存在する。
03に対して平均化処理を行ってQas0として処理を
終了する。図5は、前記吸入空気流量検出手段1の応答
遅れ分の進み処理を行う方法のフローチャートを示す。
一般には、吸入空気流量検出手段には図6に示されるよ
うな2つの時定数が存在する。
【0018】ステップ11では、前記一方の時定数T1に
対する遅れ分の進み処理を、次式に従って行う。 Qa11=Qas01n-1 + (Qas01−Qas01
n-1 ) ×0.004 /T1 ステップ12では、前記他方の時定数T2に対する遅れ分
の進み処理を、次式に従って行う。
対する遅れ分の進み処理を、次式に従って行う。 Qa11=Qas01n-1 + (Qas01−Qas01
n-1 ) ×0.004 /T1 ステップ12では、前記他方の時定数T2に対する遅れ分
の進み処理を、次式に従って行う。
【0019】Qa02=Qa11n-1 + (Qa11−Q
a11n-1 ) ×0.004 /T2 図7及び図8は、逆流の判定及び補正を行うフローチャ
ートである。ステップ21では、機関運転状態から後述す
る吸入空気流量の極大値と比較される比較値Qa2sl
を演算する。その方法については後述する。ステップ22
では、前回演算時 (例えば4msec前) のQas02
(Qas02n-1)と、今回のQas02との差をとり
(変化量を演算し) 、ΔQa2とする。
a11n-1 ) ×0.004 /T2 図7及び図8は、逆流の判定及び補正を行うフローチャ
ートである。ステップ21では、機関運転状態から後述す
る吸入空気流量の極大値と比較される比較値Qa2sl
を演算する。その方法については後述する。ステップ22
では、前回演算時 (例えば4msec前) のQas02
(Qas02n-1)と、今回のQas02との差をとり
(変化量を演算し) 、ΔQa2とする。
【0020】ステップ23では、前記ΔQa2が負である
かを判定する。ステップ23で負と判定された場合は、ス
テップ24へ進み、前回のΔQa2の値(ΔQa2n-1 )
が0以上の値であるかを判定する。そして、ΔQa2
n-1 が0以上の値である場合は、ステップ25へ進んでQ
as02n-1 を極大値Qa2mとする。つまり、ステッ
プ3〜ステップ5では、Qas02が増加から減少方向
へ変わったときQas02の一回前の値が極大値である
ため、その値をQa2mとして更新し、それ以外のとき
は前回の値を保持することを行っている。
かを判定する。ステップ23で負と判定された場合は、ス
テップ24へ進み、前回のΔQa2の値(ΔQa2n-1 )
が0以上の値であるかを判定する。そして、ΔQa2
n-1 が0以上の値である場合は、ステップ25へ進んでQ
as02n-1 を極大値Qa2mとする。つまり、ステッ
プ3〜ステップ5では、Qas02が増加から減少方向
へ変わったときQas02の一回前の値が極大値である
ため、その値をQa2mとして更新し、それ以外のとき
は前回の値を保持することを行っている。
【0021】ステップ26では、符号判定フラグF1ag
sの前回の値 (F1agsn-1)を判定する。そして、F
1agsn-1 が1のときは、ステップ30へ進み、Sig
n=1とし、F1agsn-1 が0のときは、ステップ27
へ進み前回値ΔQa2n-1 が負か否かを判定し、負のと
きはステップ28へ進んで今回値ΔQa2が0か正の値で
あるかを判定し、そうであればステップ30へ進んでSi
gn=1とし、そうでなければステップ29へ進み、前記
極大値Qa2mが前記比較値Qa2sl以上であるかを
判定する。
sの前回の値 (F1agsn-1)を判定する。そして、F
1agsn-1 が1のときは、ステップ30へ進み、Sig
n=1とし、F1agsn-1 が0のときは、ステップ27
へ進み前回値ΔQa2n-1 が負か否かを判定し、負のと
きはステップ28へ進んで今回値ΔQa2が0か正の値で
あるかを判定し、そうであればステップ30へ進んでSi
gn=1とし、そうでなければステップ29へ進み、前記
極大値Qa2mが前記比較値Qa2sl以上であるかを
判定する。
【0022】そして、Qa2m≧Qa2slであれば、
ステップ30へ進んでSign=1とし、Qa2m<Qa
2slであれば、ステップ31へ進んでSign=0とす
る。ステップ32では、前回値Qas02n-1 にSign
を乗じ、逆流補正値Qas03を算出して出力する。ス
テップ33では、今回値Qas02をQas02n-1 と
し、今回値ΔQa2をΔQa2n-1 としてメモリに記憶
する。
ステップ30へ進んでSign=1とし、Qa2m<Qa
2slであれば、ステップ31へ進んでSign=0とす
る。ステップ32では、前回値Qas02n-1 にSign
を乗じ、逆流補正値Qas03を算出して出力する。ス
テップ33では、今回値Qas02をQas02n-1 と
し、今回値ΔQa2をΔQa2n-1 としてメモリに記憶
する。
【0023】ステップ34では、前記極大値Qa2mが比
較値Qa2sl以上であるかを判定し、Qa2m≧Qa
2slであれば、ステップ36へ進んでフラグFlags
を0として処理を終了する。ステップ34でQa2m<Q
a2slと判定されれば、ステップ35へ進んでSign
=−1であるかを判定し、そうであればステップ37へ進
んで前記フラグFlagsを1として処理をし、そうで
ない場合はフラグFlagsを前回値に保持して処理を
終了する。
較値Qa2sl以上であるかを判定し、Qa2m≧Qa
2slであれば、ステップ36へ進んでフラグFlags
を0として処理を終了する。ステップ34でQa2m<Q
a2slと判定されれば、ステップ35へ進んでSign
=−1であるかを判定し、そうであればステップ37へ進
んで前記フラグFlagsを1として処理をし、そうで
ない場合はフラグFlagsを前回値に保持して処理を
終了する。
【0024】図9は、逆流判定用の前記比較値Qa2s
lを算出するフローチャートである。ステップ41では、
機関の運転状態として機関回転速度Neを読み込む。ス
テップ42では、例えば図10に示すようなテーブルを検索
して、比較値Qa2slを読み出し、処理を終了する。
lを算出するフローチャートである。ステップ41では、
機関の運転状態として機関回転速度Neを読み込む。ス
テップ42では、例えば図10に示すようなテーブルを検索
して、比較値Qa2slを読み出し、処理を終了する。
【0025】図10のテーブル設定例は、機関回転速度が
増大すると逆流分が減少するため、それに応じて比較値
Qa2slが減少するように設定してある。なお、従来
も低回転域で逆流が問題になっており、公知例での対策
も低回転域に限られている。図11は、比較値Qa2sl
を算出する別の例のフローチャートである。前記実施例
同様にステップ51で機関回転速度を読み込み、ステップ
52で基本となる比較値Qa2slbを検索する。
増大すると逆流分が減少するため、それに応じて比較値
Qa2slが減少するように設定してある。なお、従来
も低回転域で逆流が問題になっており、公知例での対策
も低回転域に限られている。図11は、比較値Qa2sl
を算出する別の例のフローチャートである。前記実施例
同様にステップ51で機関回転速度を読み込み、ステップ
52で基本となる比較値Qa2slbを検索する。
【0026】次に、ステップ53で吸気絞り弁開度を読み
込み、ステップ54で図12に示すようなテーブルを検索し
て、比較値の補正係数Kqa2slを読み出し、ステッ
プ55で、基本比較値Qa2slbに補正係数Kqa2s
lを乗じて、比較値Qa2slを設定する。図12のテー
ブルは一例であるが、吸気絞り弁開度が小さいときは吸
入空気流量が減少するのに加え、逆流分が流速が増大す
ることによって減少するため、比較値を小さくし、従来
から問題となっているように吸気絞り弁開度が大きいと
きに逆流が増大するため、比較値も大きくなるような設
定としている。
込み、ステップ54で図12に示すようなテーブルを検索し
て、比較値の補正係数Kqa2slを読み出し、ステッ
プ55で、基本比較値Qa2slbに補正係数Kqa2s
lを乗じて、比較値Qa2slを設定する。図12のテー
ブルは一例であるが、吸気絞り弁開度が小さいときは吸
入空気流量が減少するのに加え、逆流分が流速が増大す
ることによって減少するため、比較値を小さくし、従来
から問題となっているように吸気絞り弁開度が大きいと
きに逆流が増大するため、比較値も大きくなるような設
定としている。
【0027】図13は、吸入空気流量Qas03の平均化
演算のフローチャートである。ステップ61では、吸入空
気流量Qas03のN−1回前までの値を平均して吸入
空気流量Qas0とする。その後、ステップ62で、一回
の処理毎にメモリ内容をシフトして処理を終了する。
演算のフローチャートである。ステップ61では、吸入空
気流量Qas03のN−1回前までの値を平均して吸入
空気流量Qas0とする。その後、ステップ62で、一回
の処理毎にメモリ内容をシフトして処理を終了する。
【0028】このように、逆流を検出し、その処理を行
った後に脈動に対する平均化を行うため、正確な吸入空
気流量が演算され、常に (環境変化を含む) 精度の高い
空燃比制御が可能となる。また、特にディーゼル機関の
EGR制御の場合、最適なEGRの制御が可能となるた
め、PM (排気微粒子) 、NOxの低減が可能となり、
さらには正確な燃料噴射量制御も可能となることによ
り、あらゆる環境においてもスモークの増大を防ぐこと
が可能となる。
った後に脈動に対する平均化を行うため、正確な吸入空
気流量が演算され、常に (環境変化を含む) 精度の高い
空燃比制御が可能となる。また、特にディーゼル機関の
EGR制御の場合、最適なEGRの制御が可能となるた
め、PM (排気微粒子) 、NOxの低減が可能となり、
さらには正確な燃料噴射量制御も可能となることによ
り、あらゆる環境においてもスモークの増大を防ぐこと
が可能となる。
【0029】図14は、本実施形態の逆流補正方法の概略
を示し、図15は、本実施形態の実際の演算例 (ディーゼ
ル機関のEGRを掛けた場合、上から実際の吸入空気流
量、逆流信号、エアフローメータで検出する吸入空気流
量、従来の吸入空気流量の演算結果、進み処理補償後の
結果、逆流補正後の吸入空気流量) 、図16は、本実施形
態の効果 (10秒後から脈動幅は同一でDC分を徐々に減
少させたとき、つまり逆流分を大きくしていったとき、
その変化割合で示した。太い破線が真の吸入空気流量、
実線が本実施形態、細い破線が従来の吸入空気流量の演
算結果) を示したものである。
を示し、図15は、本実施形態の実際の演算例 (ディーゼ
ル機関のEGRを掛けた場合、上から実際の吸入空気流
量、逆流信号、エアフローメータで検出する吸入空気流
量、従来の吸入空気流量の演算結果、進み処理補償後の
結果、逆流補正後の吸入空気流量) 、図16は、本実施形
態の効果 (10秒後から脈動幅は同一でDC分を徐々に減
少させたとき、つまり逆流分を大きくしていったとき、
その変化割合で示した。太い破線が真の吸入空気流量、
実線が本実施形態、細い破線が従来の吸入空気流量の演
算結果) を示したものである。
【0030】次に、本発明の第2の実施形態について説
明する。図17は、本実施形態をEGR制御に用いた場合
のシステム構成を示す。内燃機関21の吸気通路22の上流
側に吸入空気流量検出手段である熱線式のエアフローメ
ータ23が装着され、排気通路24と吸気通路22とを結ぶE
GR通路25にはEGR弁26が介装されている。
明する。図17は、本実施形態をEGR制御に用いた場合
のシステム構成を示す。内燃機関21の吸気通路22の上流
側に吸入空気流量検出手段である熱線式のエアフローメ
ータ23が装着され、排気通路24と吸気通路22とを結ぶE
GR通路25にはEGR弁26が介装されている。
【0031】コントロールユニット27は、前記エアフロ
ーメータ23の信号を基に吸気圧、排気圧を算出し、適正
なEGR率となるようにEGR弁26のリフト量を設定
し、該リフト量信号をEGR弁26に出力してリフト量を
制御し、以てEGR制御を行う。本実施形態の制御を図
18以下のフローチャートに従って説明する。
ーメータ23の信号を基に吸気圧、排気圧を算出し、適正
なEGR率となるようにEGR弁26のリフト量を設定
し、該リフト量信号をEGR弁26に出力してリフト量を
制御し、以てEGR制御を行う。本実施形態の制御を図
18以下のフローチャートに従って説明する。
【0032】図18は、エアフローメータ23の出力値の極
大時、極小時を判別するフローチャートである。ステッ
プ101 では、エアフローメータ23の出力値の今回値Qn
と前回値Qn-1との偏差Dn (=Qn −Qn-1 ) を算出
する。ステップ102 では、前記偏差の今回値Dn が正の
値であって、かつ、前回値D n-1 が負の値であるか否か
を判定する。
大時、極小時を判別するフローチャートである。ステッ
プ101 では、エアフローメータ23の出力値の今回値Qn
と前回値Qn-1との偏差Dn (=Qn −Qn-1 ) を算出
する。ステップ102 では、前記偏差の今回値Dn が正の
値であって、かつ、前回値D n-1 が負の値であるか否か
を判定する。
【0033】前記ステップ102 の判定がYESの場合
は、出力値の変化が減少から増大に転じているので、極
小時であると判断して、ステップ103 へ進み、極小フラ
グFlg minを1にセットする。ステップ102 の判
定がNOの場合は、ステップ104 へ進み、極小フラグF
lg minを0にリセットした後、ステップ105 へ進
む。
は、出力値の変化が減少から増大に転じているので、極
小時であると判断して、ステップ103 へ進み、極小フラ
グFlg minを1にセットする。ステップ102 の判
定がNOの場合は、ステップ104 へ進み、極小フラグF
lg minを0にリセットした後、ステップ105 へ進
む。
【0034】ステップ105 では、前記偏差の今回値Dn
が負の値であって、かつ、前回値D n-1 が正の値である
か否かを判定する。前記ステップ105 の判定がYESの
場合は、出力値の変化が増大から減少に転じているの
で、極大時であると判断して、ステップ106 へ進み、極
大フラグFlg maxを1にセットし、ステップ105
の判定がNOの場合は、ステップ107へ進んで極大フラ
グFlg maxを0にリセットする。
が負の値であって、かつ、前回値D n-1 が正の値である
か否かを判定する。前記ステップ105 の判定がYESの
場合は、出力値の変化が増大から減少に転じているの
で、極大時であると判断して、ステップ106 へ進み、極
大フラグFlg maxを1にセットし、ステップ105
の判定がNOの場合は、ステップ107へ進んで極大フラ
グFlg maxを0にリセットする。
【0035】図19は、吸入空気流量の増大時及び減少時
の出力時間をカウントするフローチャートである。ステ
ップ111 では、カウンタのカウント値Cを0にリセット
する。ステップ112 では、カウント値Cをインクリメン
トする。ステップ113 では、前記極小フラグFlg m
inが1にセットされているか否かを判定し、セットさ
れていれば、極小時であると判断してステップ114 へ進
み、現在のカウント値Cを吸入空気流量減少方向の出力
時間C Decとしてセットする。
の出力時間をカウントするフローチャートである。ステ
ップ111 では、カウンタのカウント値Cを0にリセット
する。ステップ112 では、カウント値Cをインクリメン
トする。ステップ113 では、前記極小フラグFlg m
inが1にセットされているか否かを判定し、セットさ
れていれば、極小時であると判断してステップ114 へ進
み、現在のカウント値Cを吸入空気流量減少方向の出力
時間C Decとしてセットする。
【0036】ステップ113 の判定がNOのときは、ステ
ップ115 へ進み、極大フラグFlg maxが1にセット
されているか否かを判定し、セットされていれば、極大
時であると判断してステップ116 へ進み、現在のカウン
ト値Cを吸入空気流量増大方向の出力時間C Incと
してセットする。ステップ115 の判定がNOのときは、
極小時でも極大時でもなく、同方向の出力が継続中であ
るので、ステップ112 へ戻って該同方向出力時間のカウ
ントを継続する。
ップ115 へ進み、極大フラグFlg maxが1にセット
されているか否かを判定し、セットされていれば、極大
時であると判断してステップ116 へ進み、現在のカウン
ト値Cを吸入空気流量増大方向の出力時間C Incと
してセットする。ステップ115 の判定がNOのときは、
極小時でも極大時でもなく、同方向の出力が継続中であ
るので、ステップ112 へ戻って該同方向出力時間のカウ
ントを継続する。
【0037】以後、これらの値を基に逆流判断を行う方
法を説明する。図20に示すように、逆流を生じていない
場合は、エアフローメータの出力波形は同一周期の波形
となるが、逆流が生じている場合には逆流時の反転によ
る小さい山と、順流分の大きな山の組み合わせとなるこ
とがわかる。つまり、前記のようにして測定された出力
波形の増加時間と減少時間との大小関係から逆流時が判
定可能となる。
法を説明する。図20に示すように、逆流を生じていない
場合は、エアフローメータの出力波形は同一周期の波形
となるが、逆流が生じている場合には逆流時の反転によ
る小さい山と、順流分の大きな山の組み合わせとなるこ
とがわかる。つまり、前記のようにして測定された出力
波形の増加時間と減少時間との大小関係から逆流時が判
定可能となる。
【0038】図21は、逆流判定を行い反転フラグFlg
negをセットするフローチャートである。ステップ
121 では、前記最新の出力減少時間C Decと出力増
大時間C Incとの偏差DC (=C Dec−C I
nc) を算出する。ステップ122 では、前記偏差DCが
正の値であるか否かを判定し、YESである場合はステ
ップ123 へ進んで反転フラグFlg negを1にセッ
トし、NOである場合はステップ124 へ進む。
negをセットするフローチャートである。ステップ
121 では、前記最新の出力減少時間C Decと出力増
大時間C Incとの偏差DC (=C Dec−C I
nc) を算出する。ステップ122 では、前記偏差DCが
正の値であるか否かを判定し、YESである場合はステ
ップ123 へ進んで反転フラグFlg negを1にセッ
トし、NOである場合はステップ124 へ進む。
【0039】ステップ124 では、前記極大フラグFlg
max及び反転フラグFlg negが共に1にセッ
トされているかを判定し、NOの場合はステップ125 へ
進んで反転フラグFlg negを0にリセットする。
ステップ124 の判定がYESの場合はステップ126 へ進
み、前記偏差の前回値DC (n−1) が負であって、か
つ、極小フラグFlg minが1にセットされている
か否かを判定する。
max及び反転フラグFlg negが共に1にセッ
トされているかを判定し、NOの場合はステップ125 へ
進んで反転フラグFlg negを0にリセットする。
ステップ124 の判定がYESの場合はステップ126 へ進
み、前記偏差の前回値DC (n−1) が負であって、か
つ、極小フラグFlg minが1にセットされている
か否かを判定する。
【0040】そして、前記ステップ126 の判定がYES
の場合は、ステップ123 へ進んで反転フラグFlg n
egを1にセットし、NOである場合はステップ127 へ
進んで反転フラグFlg negを現状値に維持する。
つまり、偏差DCが正の値の場合及びDCが負の値から
0となる極小時から次の極大時までの期間で、かつDC
の値が0の場合である。したがって、同条件の場合を逆
流時と判断して反転フラグFlg negを1にセット
している。
の場合は、ステップ123 へ進んで反転フラグFlg n
egを1にセットし、NOである場合はステップ127 へ
進んで反転フラグFlg negを現状値に維持する。
つまり、偏差DCが正の値の場合及びDCが負の値から
0となる極小時から次の極大時までの期間で、かつDC
の値が0の場合である。したがって、同条件の場合を逆
流時と判断して反転フラグFlg negを1にセット
している。
【0041】以上の結果より、反転フラグFlg ne
gが1にセットされているときの信号を正負反転した信
号が図20に示したConverted Signalである。このConver
ted Signalを基に平均化処理を行って最終的に燃料噴射
量制御やEGR制御に使用される吸入空気流量信号とす
る。なお、本実施形態でも第1の実施形態と同様に、図
22に示すように、熱線式エアフローメータの出力波形を
進み処理を行った信号に対して、逆流検出を行って逆流
補正信号を得るようにする。
gが1にセットされているときの信号を正負反転した信
号が図20に示したConverted Signalである。このConver
ted Signalを基に平均化処理を行って最終的に燃料噴射
量制御やEGR制御に使用される吸入空気流量信号とす
る。なお、本実施形態でも第1の実施形態と同様に、図
22に示すように、熱線式エアフローメータの出力波形を
進み処理を行った信号に対して、逆流検出を行って逆流
補正信号を得るようにする。
【0042】本実施形態の効果を、シミュレーションに
より確認した結果は図23に示すとおりとなり、ディーゼ
ル機関のアイドリング時において時間経過とともにEG
R量を増加させ、熱線式エアフローメータが測定する実
吸入空気流量が減少するような状況設定を行った。シミ
ュレーション設定条件としては、機関回転速度850rpmサ
ンプリング周期1msとし、吸気脈動を正弦波として与え
た。図のように、真の吸入空気流量に対し、低流量側
(経過時間24秒付近) でも略一致しており、吸入空気流
量が正しく測定されていることが分かる。
より確認した結果は図23に示すとおりとなり、ディーゼ
ル機関のアイドリング時において時間経過とともにEG
R量を増加させ、熱線式エアフローメータが測定する実
吸入空気流量が減少するような状況設定を行った。シミ
ュレーション設定条件としては、機関回転速度850rpmサ
ンプリング周期1msとし、吸気脈動を正弦波として与え
た。図のように、真の吸入空気流量に対し、低流量側
(経過時間24秒付近) でも略一致しており、吸入空気流
量が正しく測定されていることが分かる。
【0043】また、本実施形態では、第1の実施形態同
様、従来の熱線式エアフローメータを用いるためコスト
アップもないのみならず、新たに追加するマップ、テー
ブルなどもないため、マッチングに要する工数アップも
発生しない。
様、従来の熱線式エアフローメータを用いるためコスト
アップもないのみならず、新たに追加するマップ、テー
ブルなどもないため、マッチングに要する工数アップも
発生しない。
【0044】
【発明の効果】以上説明してきたように請求項1に係る
発明によれば、吸入空気流量が逆流が生じている場合に
は、検出値は、逆流時の反転による小さい山と、順流分
の大きな山の組み合わせとなるので、吸入空気流量の順
流の極大値よりは小さく、逆流の極大値よりは大きい値
となるように設定された比較値に用いて、検出値の逆流
部分を判別できる。
発明によれば、吸入空気流量が逆流が生じている場合に
は、検出値は、逆流時の反転による小さい山と、順流分
の大きな山の組み合わせとなるので、吸入空気流量の順
流の極大値よりは小さく、逆流の極大値よりは大きい値
となるように設定された比較値に用いて、検出値の逆流
部分を判別できる。
【0045】また、請求項2に係る発明によれば、前記
比較値を、機関回転速度に基づいて簡易的に精度のよい
比較値を設定できる。また、請求項3に係る発明によれ
ば、前記比較値を、機関回転速度及び機関負荷に基づい
て、より精度良く設定できる。また、請求項4に係る発
明によれば、前記したように、吸入空気流量検出手段の
出力は、逆流が生じている場合には逆流時の反転による
小さい山と、順流分の大きな山の組み合わせとなるた
め、連続する吸入空気流量増大中の時間と減少中の時間
とを比較することにより、逆流部分を判定することがで
きる。
比較値を、機関回転速度に基づいて簡易的に精度のよい
比較値を設定できる。また、請求項3に係る発明によれ
ば、前記比較値を、機関回転速度及び機関負荷に基づい
て、より精度良く設定できる。また、請求項4に係る発
明によれば、前記したように、吸入空気流量検出手段の
出力は、逆流が生じている場合には逆流時の反転による
小さい山と、順流分の大きな山の組み合わせとなるた
め、連続する吸入空気流量増大中の時間と減少中の時間
とを比較することにより、逆流部分を判定することがで
きる。
【0046】また、請求項5に係る発明によれば、吸入
空気流量の検出値の応答遅れに対する進み処理を行うこ
とで、応答遅れの影響を小さくした吸入空気流量の検出
値に対して逆流判定も精度良く行うことができる。
空気流量の検出値の応答遅れに対する進み処理を行うこ
とで、応答遅れの影響を小さくした吸入空気流量の検出
値に対して逆流判定も精度良く行うことができる。
【図1】本発明の構成,機能を示すブロック図。
【図2】本発明の第1の実施形態の構成,機能を示すブ
ロック図。
ロック図。
【図3】同実施形態の吸入空気流量の読み込みのフロー
チャート。
チャート。
【図4】同じく電圧−吸入空気流量の変換テーブル。
【図5】同じく進み処理のフローチャート。
【図6】同じくエアフローメータの遅れ要素を示す図。
【図7】同じく逆流判定の前段のフローチャート。
【図8】同じく後段のフローチャート。
【図9】同じく比較値演算のフローチャート。
【図10】同じく機関回転速度Neに対する比較値を示す
図。
図。
【図11】同じく比較値演算の別の例を示すフローチャー
ト。
ト。
【図12】同じく吸気絞り弁開度と比較値補正係数との関
係を示す図。
係を示す図。
【図13】同じく平均化演算を示すフローチャート。
【図14】同じく逆流補正の概要を示す図。
【図15】同じく本実施形態の各演算を示す図。
【図16】同じく本実施形態の効果を示す図。
【図17】本発明の第2の実施形態のシステム構成図。
【図18】同じく極点判断のフローチャート。
【図19】同じく増加時間,減少時間カウントのフローチ
ャート。
ャート。
【図20】同じく吸入空気流量とそれに基づく各信号の模
式図。
式図。
【図21】同じく反転判断のフローチャート。
【図22】同じくエアフローメータの生出力波形と各処理
後の波形を示す図。
後の波形を示す図。
【図23】本実施形態の効果を示す図。
1 変化速度演算手段 2 符号変化判定手段 3 極大値検出手段 4 記憶手段 5 比較値演算手段 6 比較手段 7 符号設定手段 21 内燃機関 22 吸気通路 23 エアフローメータ 24 排気通路 25 EGR通路 26 EGR弁 27 コントロールユニット
Claims (5)
- 【請求項1】流れ方向の区別なく吸入空気流量を検出す
る吸入空気流量検出手段と、 該吸入空気流量の検出値の極大・極小点を検出する極点
検出手段と、 機関の運転状態を検出する運転状態検出手段と、 前記極点検出手段により検出された極大点における吸入
空気流量の極大値と比較される比較値を、機関の運転状
態に基づいて設定する比較値設定手段と、 前記吸入空気流量の極大値と前記設定された比較値とを
比較し、極大値が比較値より小さいときに当該極大値前
後の極小点間で検出された吸入空気流量を逆流値である
と判定する逆流判定手段と、 を含んで構成したことを特徴とする内燃機関の吸入空気
流量検出装置。 - 【請求項2】前記比較値の設定に用いられる機関の運転
状態は、機関回転速度であることを特徴とする請求項1
に記載の内燃機関の吸入空気流量検出装置。 - 【請求項3】前記比較値の設定に用いられる機関の運転
状態は、機関回転速度及び機関負荷であることを特徴と
する請求項1に記載の内燃機関の吸入空気流量検出装
置。 - 【請求項4】流れ方向の区別なく吸入空気流量を検出す
る吸入空気流量検出手段と、 該吸入空気流量の検出値の吸入空気流量増大中の時間
と、減少中の時間とを区別して演算する増減時間演算手
段と、 連続して演算された吸入空気流量増大中の時間と、減少
中の時間との大小を比較して吸入空気流量の順流と逆流
とを判別する流れ方向判別手段と、 を含んで構成したことを特徴とする内燃機関の吸入空気
流量検出装置。 - 【請求項5】前記吸入空気流量検出手段で検出された吸
入空気流量の検出値に対して、応答遅れに対する進み処
理を行う進み処理手段を含み、 前記極点検出手段、逆流判定手段又は前記流れ方向判別
手段は、前記吸入空気流量の進み処理された検出値に対
して極点検出、逆流判定を行うことを特徴とする請求項
1〜請求項4のいずれか1つに記載の内燃機関の吸入空
気流量検出装置。
Priority Applications (8)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24500195A JP3407498B2 (ja) | 1995-09-22 | 1995-09-22 | 内燃機関の吸入空気流量検出装置 |
| US08/678,590 US5918582A (en) | 1995-07-13 | 1996-07-12 | Integrated internal combustion engine control system with high-precision emission controls |
| DE19628235A DE19628235C2 (de) | 1995-07-13 | 1996-07-12 | Integrierte Verbrennungsmotorsteuerung mit einer Kraftfahrzeug-Abgasregelvorrichtung |
| DE19655217A DE19655217B4 (de) | 1995-07-13 | 1996-07-12 | Integrierte Verbrennungsmotorsteuerung mit einer Kraftfahrzeug-Abgasregelung |
| DE19655231A DE19655231B4 (de) | 1995-07-13 | 1996-07-12 | Dieselmotor-Steuervorrichtung mit einer Abgasregeleinrichtung |
| US09/081,027 US6032656A (en) | 1995-07-13 | 1998-05-19 | Integrated internal combustion engine control system with high-precision emission controls |
| US09/447,661 US6170469B1 (en) | 1995-07-13 | 1999-11-23 | Integrated internal combustion engine control system with high-precision emission controls |
| US09/447,662 US6230697B1 (en) | 1995-07-13 | 1999-11-23 | Integrated internal combustion engine control system with high-precision emission controls |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24500195A JP3407498B2 (ja) | 1995-09-22 | 1995-09-22 | 内燃機関の吸入空気流量検出装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0988711A true JPH0988711A (ja) | 1997-03-31 |
| JP3407498B2 JP3407498B2 (ja) | 2003-05-19 |
Family
ID=17127111
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24500195A Expired - Fee Related JP3407498B2 (ja) | 1995-07-13 | 1995-09-22 | 内燃機関の吸入空気流量検出装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3407498B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6397673B1 (en) | 1998-05-06 | 2002-06-04 | Hitachi, Ltd. | Air flow measuring apparatus |
| JP2003222041A (ja) * | 2002-01-31 | 2003-08-08 | Nissan Motor Co Ltd | 排気浄化装置 |
| JP2013007330A (ja) * | 2011-06-24 | 2013-01-10 | Toyota Motor Corp | 内燃機関の空気量推定装置 |
| JP2015034517A (ja) * | 2013-08-09 | 2015-02-19 | ダイハツ工業株式会社 | 内燃機関の制御装置 |
-
1995
- 1995-09-22 JP JP24500195A patent/JP3407498B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6397673B1 (en) | 1998-05-06 | 2002-06-04 | Hitachi, Ltd. | Air flow measuring apparatus |
| DE19920961B4 (de) * | 1998-05-06 | 2006-04-20 | Hitachi, Ltd. | Luftdurchflußmengen-Meßvorrichtung |
| JP2003222041A (ja) * | 2002-01-31 | 2003-08-08 | Nissan Motor Co Ltd | 排気浄化装置 |
| JP2013007330A (ja) * | 2011-06-24 | 2013-01-10 | Toyota Motor Corp | 内燃機関の空気量推定装置 |
| JP2015034517A (ja) * | 2013-08-09 | 2015-02-19 | ダイハツ工業株式会社 | 内燃機関の制御装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3407498B2 (ja) | 2003-05-19 |
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