JPH0988769A - 液密検査装置 - Google Patents

液密検査装置

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Publication number
JPH0988769A
JPH0988769A JP27176695A JP27176695A JPH0988769A JP H0988769 A JPH0988769 A JP H0988769A JP 27176695 A JP27176695 A JP 27176695A JP 27176695 A JP27176695 A JP 27176695A JP H0988769 A JPH0988769 A JP H0988769A
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JP
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liquid
liquid level
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valve
light receiving
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JP27176695A
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Inventor
Hajime Goto
一 後藤
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Hitachi Ltd
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Unisia Jecs Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液密検査を高精度化し、微少な漏れ量をも検
出すると共に、液密量の低規格化に対応して、自動計測
による精度向上を図り得るようにする。 【解決手段】 単一の発光部32と単一の受光部37と
からなるレーザ式変位センサ31によって液面検知管2
0内の液面Rを検出する液面レベル検出器を構成し、こ
の発光部32と受光部37とを液面検知管20の長さ方
向に延び、液面検知管20を径方向両側から挟むように
配設する。そして、発光部32側から互いに平行なレー
ザ光(平行光線)を液面検知管20に向け発射しつつ、
このレーザ光を受光部37側で受光することにより、受
光部37側からの電気信号に基づき検査液の液面Rが液
面検知管20内でいずれの位置(レベル)にあるかを、
レーザ光の本数に応じた解像度をもって高精度に検出で
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば燃料の噴射
弁や流量制御弁等の検査対象物を出荷時等に液密検査す
るのに用いて好適な液密検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、電子制御式の燃料噴射装置等に
用いられる噴射弁等は、弁体の開弁時にエンジンの燃焼
室側に向けて噴射口から微小流量の燃料を噴射供給し、
弁体の閉弁時には噴射口からの燃料噴射を遮断(停止)
させ、燃料漏れ等の発生を完全になくすことが要求され
る。
【0003】このため、従来技術にあっては、噴射弁等
の出荷前に行う検査工程において、例えば噴射弁の流入
口側から該噴射弁内に擬似燃料等の試験液を供給し、前
記弁体を開,閉弁させて噴射口から噴射される燃料流量
(試験液の流量)を測定し、必要に応じて適宜に噴射量
の微調整(動的流量調整や静的流量調整等)を行うと共
に、前記弁体を弁座側に着座させた状態で液密性の検査
等を実施するようにしている(特開平3−273117
号公報参照)。
【0004】そこで、図6および図7を参照してこの種
の従来技術による液密検査装置について述べる。
【0005】図において、1は液密検査を行う検査対象
物としての噴射弁を示し、該噴射弁1は図6に示す如
く、段付き筒状に形成された弁ケーシング2と、該弁ケ
ーシング2の一端(上端)側に設けられ、該弁ケーシン
グ2内へと燃料を流入(供給)させる流入口3と、弁ケ
ーシング2の他端(下端)側に設けられ、先端側に流出
口としての噴射口4Aと弁座4Bとが形成された噴射ノ
ズル4と、該噴射ノズル4の弁座4Bに離着座するよう
に弁ケーシング2内の電磁アクチュエータ(図示せず)
によって駆動される弁体5と、弁ケーシング2内の電磁
アクチュエータに噴射信号を給電すべく弁ケーシング2
の一端(上端)側に設けられたコネクタ6とから大略構
成されている。
【0006】ここで、噴射弁1は燃料配管(図示せず)
等により流入口3から弁ケーシング2内へと供給された
燃料を、噴射口4Aからエンジンの燃焼室(図示せず)
等に向けて噴射供給する燃料噴射用の制御弁を構成して
いる。そして、噴射弁1は外部からコネクタ6を介して
電磁アクチュエータに給電される噴射パルスに応じて弁
体5を噴射ノズル4の弁座4Bに離着座させることによ
り、弁体5の開弁時に噴射口4Aから燃料を噴射させ
る。
【0007】また、噴射弁1は弁体5の閉弁時に該弁体
5を噴射ノズル4の弁座4Bに弁ばね(図示せず)等で
着座させることにより、該弁座4Bと弁体5との間を
気,液密にシールし燃料の噴射を停止させると共に、噴
射口4Aからの燃料漏れ等を防止する構成となってい
る。
【0008】7は噴射弁1の液密検査を行うための検査
治具を示し、該検査治具7は図6に示すように、内周側
に噴射弁1の噴射ノズル4が装着され、噴射口4Aに連
通する検査穴8Aを有したホルダ8と、該ホルダ8の下
面側に衝合され、該ホルダ8の検査穴8Aを後述の検査
管19に接続させる接続板9と、後述のクランプヘッド
12とから大略構成されている。
【0009】また、検査治具7のホルダ8と噴射ノズル
4との間にはシール部材としてのOリング10が装着さ
れ、ホルダ8の下面と接続板9との間には検査穴8Aの
周囲に位置して他のシール部材としてのOリング11が
装着されている。そして、該Oリング10,11は噴射
弁1の噴射口4Aから検査穴8A内に噴射(流出)され
た後述の検査液等が外部に漏洩するのを防止している。
【0010】12は検査治具7の一部を構成するクラン
プヘッドで、該クランプヘッド12はその下面側にテー
パ状の凹部12Aが形成され、該凹部12Aを噴射弁1
の流入口3上端側にシール部材(図示せず)等を介して
係合させることにより、噴射弁1をホルダ8との間で上
下方向から挟持(クランプ)する構成となっている。ま
た、クランプヘッド12内には液通路12Bが形成さ
れ、該液通路12Bは後述の供給配管14,排出配管1
7に接続されている。そして、クランプヘッド12は昇
降手段(図示せず)により噴射弁1の液密検査を行うと
きに図示の如く降下され、液密検査の終了時には凹部1
2Aを噴射弁1の流入口3から引き離すように上向きに
上昇される。
【0011】13はクランプヘッド12の液通路12B
に供給配管14を介して接続された給液ポンプを示し、
該給液ポンプ13はタンク15内に収容した擬似燃料等
の検査液を吸込みつつ、この検査液を供給配管14内に
予め決められた圧力で吐出するものである。なお、給液
ポンプ13には過剰圧をタンク15にリリーフさせるリ
リーフ弁(図示せず)等が付設され、供給配管14内は
一定の圧力状態に保持される構成となっている。
【0012】16は給液ポンプ13とクランプヘッド1
2との間に位置して供給配管14の途中に設けられた給
液弁を示し、該給液弁16は電磁弁等からなり、給液ポ
ンプ13と共に液体供給手段を構成している。そして、
該給液弁16は開弁時に給液ポンプ13からの検査液を
加圧状態でクランプヘッド12を介して噴射弁1内へと
供給し、閉弁時には検査液の供給を遮断するものであ
る。
【0013】17はクランプヘッド12の液通路12B
をタンク15に接続した排出配管、18は該排出配管1
7の途中に設けた排液弁を示し、該排液弁18も電磁弁
等によって構成され、給液弁16と同様にコントロール
ユニット(図示せず)からの制御信号により開,閉弁さ
れるものである。
【0014】そして、排液弁18は開弁時に検査液が排
出配管17を介してタンク15に排出されるのを許し、
閉弁時には検査液がタンク15に排出されるのを遮断す
る構成となっている。また、前記コントロールユニット
には図7に示す如きプログラム等が格納され、噴射弁1
の液密検査処理等を行うようになっている。
【0015】19は漏洩検知手段を構成する検査管を示
し、該検査管19は略U字形状の小径チューブとして形
成され、その一端側は検査治具7の接続板9を介してホ
ルダ8の検査穴8Aに接続されている。また、検査管1
9の他端側には液面検知管20が接続され、該液面検知
管20はガラス等の透明材料により小径の管体として形
成されている。
【0016】ここで、噴射弁1内に供給した検査液が弁
体5の開弁動作等に応じて検査穴8A側から検査管19
内に流出してくると、この検査液は液面検知管20内へ
と達し、検査液の流量が少ない場合でも小径の液面検知
管20内では検査液の液面Rは比較的大きく変動するよ
うになる。
【0017】21は検査管19と共に漏洩検知手段を構
成する光電センサを示し、該光電センサ21は、液面検
知管20を径方向から挟むように互いに対向し、液面検
知管20の長さ方向で上側のレベルR1 の位置に配設さ
れた第1の発光器22A、第1の受光器22Bと、液面
検知管20の長さ方向で中間のレベルR2 の位置に配設
された第2の発光器23A、第2の受光器23Bと、液
面検知管20の長さ方向で下側のレベルR3 の位置に配
設された第3の発光器24A、第3の受光器24Bとか
ら構成されている。
【0018】ここで、光電センサ21の受光器22B,
23B,24Bは、発光器22A,23A,24Aから
の光を受光する間はON信号をコントロールユニットに
出力し、液面検知管20内の検査液で光が遮断され非受
光状態となったときにはOFF信号を出力する。そし
て、コントロールユニットは受光器22B,23B,2
4BからのON,OFF信号に基づき液面検知管20内
での検査液の液面RがいずれのレベルR1 ,R2 ,R3
に達しているかを検出する。
【0019】従来技術による液密検査装置は上述の如き
構成を有するもので、次にコントロールユニットによる
液密検査処理について図7を参照して述べる。
【0020】まず、処理動作がスタートすると、ステッ
プ1で噴射弁1の噴射ノズル4を検査治具7のホルダ8
内に図6に示す如く気密状態でセットさせる。そして、
次なるステップ2でスタートスイッチ(図示せず)が投
入されたか否か、即ち検査開始状態なったか否かを判定
する。
【0021】そして、ステップ2で「YES」と判定し
たときにはステップ3に移って、まずクランプヘッド1
2を下降させ、図6に示すように凹部12Aを噴射弁1
の流入口3上端側にシール部材等を介して係合させるこ
とにより、噴射弁1をホルダ8との間で上下方向から挟
持(クランプ)する。次に、給液ポンプ13を駆動する
と共に、給液弁16を開弁させて加圧状態の検査液を噴
射弁1内に流入口3側から供給し、さらに噴射弁1の弁
体5を開弁状態に保持する。
【0022】この結果、噴射弁1内に供給した検査液は
弁体5の開弁により検査穴8A側から検査管19内へと
流出し、この検査液は小径の液面検知管20内へと流入
し液面Rが液面検知管20内を漸次上昇するようにな
る。
【0023】次に、ステップ4では光電センサ21の受
光器22BからOFF信号が出力されたか否かを判定す
ることにより、検査液の液面Rが液面検知管20の上端
側に達したかを監視し、ステップ4で「NO」と判定す
る間は噴射弁1の弁体5および給液弁16を開弁状態に
保持することによって、前記ステップ3による検査液の
供給を続行し、液面検知管20の上端側にまで検査液を
供給する。
【0024】そして、ステップ4で「YES」と判定し
たときには検査液の供給を停止すべく噴射弁1の弁体5
および給液弁16を閉弁させる。そして、ステップ5に
移って排液弁18を開弁させると共に、噴射弁1の弁体
5を弁座4Bから複数回に亘って離,着座させるように
噴射弁1を動的駆動し、これによって弁体5を吸込みポ
ンピング動作させ、検査管19内から検査液を噴射弁1
内に吸引させつつ、この検査液を噴射弁1内から排出配
管17を介してタンク15内に排出させる。
【0025】次に、ステップ6では検査液の液面Rが液
面検知管20内で初期液面としてのレベルR2 の位置ま
で低下したか否かを受光器23Bからの信号に基づいて
判定し、「NO」と判定するときには受光器23Bから
OFF信号が出力され、検査液の液面RがレベルR2 よ
りも上方にあるから、ステップ5に戻って噴射弁1の動
的駆動を続行させる。
【0026】そして、ステップ6で「YES」と判定し
たときには受光器23BからON信号が出力され、検査
液の液面RはレベルR2 の位置まで低下しているから、
ステップ7に移って噴射弁1の動的駆動を停止させ、検
査液の液面Rがこれ以上低下しないように排液弁18を
閉弁させる。
【0027】次に、ステップ8では再び給液弁16を開
弁させ、給液ポンプ13からの検査液を加圧状態でクラ
ンプヘッド12を介して噴射弁1内へと流入口3側から
供給し、閉弁状態にある弁体5と弁座4Bとの間に噴射
弁1内から検査液の圧力を作用させる。
【0028】次に、ステップ9では弁体5と弁座4Bと
の間で液密不良が発生し、噴射弁1内の検査液が噴射口
4Aから検査管19内に漏洩しているか否かを、光電セ
ンサ21の受光器22BがON状態からOFF状態に切
換わったか否かを検出することにより判定する。そし
て、ステップ9で「YES」と判定したときには検査液
の漏洩により、液面RがレベルR2 からレベルR1 の位
置まで上昇し、受光器22BがON状態からOFF状態
に切換わった場合であるから、ステップ13に移って報
知器(図示せず)等により噴射弁1の液密不良を報知す
る。
【0029】また、ステップ9で「NO」と判定したと
きには受光器22BからON信号が出力され続け、液密
不良は発生していないと判定できるから、ステップ10
に移って光電センサ21の受光器24BがOFF状態か
らON状態に切換わったか否かを検出することにより、
検査治具7のホルダ8と接続板9との間等から検査管1
9内の検査液が漏洩し、いわゆる「治具漏れ」が発生し
ているか否かを判定する。
【0030】そして、ステップ10で「YES」と判定
したときには「治具漏れ」の発生により、液面検知管2
0内の液面RがレベルR2 からレベルR3 以下まで低下
し、受光器24BがOFF状態からON状態に切換わっ
た場合であるから、ステップ11に移って報知器等によ
り検査治具7から検査液が漏洩していることを「治具漏
れ」として報知する。
【0031】次に、ステップ10で「NO」と判定した
ときには、液面検知管20内の液面RがレベルR2 から
レベルR3 以下まで低下することもなく、また、液面R
がレベルR2 からレベルR1 の位置まで上昇することも
ない場合であるから、ステップ12に移って報知器等に
より液密正常報知を行い、十分な液密性が確保され噴射
弁1が正常であることを知らせるようにする。
【0032】次に、ステップ14では液密検査が終了し
たとして前記給液弁16を閉弁すると共に、排液弁18
を開弁させ、噴射弁1内の検査液を流入口3から排出配
管17側に排出させるようにする。そして、その後はク
ランプヘッド12の凹部12Aを噴射弁1の流入口3か
ら引き離すように、クランプヘッド12を上向きに上昇
させ、ステップ15に移って噴射弁1を検査治具7のホ
ルダ8から取外すことにより、処理動作を終了させる。
【0033】
【発明が解決しようとする課題】然るに、上述した従来
技術では、噴射弁1の液密検査や治具漏れ検査を行うた
めに、3組の発光器22A,23A,24Aおよび受光
器22B,23B,24Bからなる光電センサ21を用
い、受光器22B,23B,24BからのON,OFF
信号に基づいて液面検知管20内での検査液の液面R
が、図6に例示したいずれのレベルR1 ,R2 ,R3 に
達しているかを検出する構成であるから、部品点数が増
加し、組付け時の作業性が悪くなるという問題がある。
【0034】また、液面検知管20の長さ方向で上側の
レベルR1 の位置に第1の発光器22A、受光器22B
を配設し、中間のレベルR2 の位置に第2の発光器23
A、受光器23Bを配設すると共に、下側のレベルR3
の位置には第3の発光器24A、受光器24Bを配設し
ているに過ぎないから、例えば検査液の液面Rが液面検
知管20内でレベルR2 からレベルR1 に達するまで
は、噴射弁1の噴射口4A側から検査液が漏洩したか否
かを検出できず、微少量の漏れを判別できないという問
題がある。
【0035】さらに、噴射弁1の噴射口4A側からどの
程度の検査液が漏洩したかを正確に計測することが困難
であり、噴射弁1等の液密検査を高精度に行うことがで
きないという問題がある。
【0036】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明は液密検査を高精度に行うことが
でき、微少な漏れ量をも正確に検出できると共に、液密
量の低規格化にも対応でき、自動計測による精度向上を
図り得るようにした液密検査装置を提供することを目的
としている。
【0037】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1に記載の発明が採用する構成は、検査
対象物が取付けられる検査治具と、該検査治具に前記検
査対象物をセットした状態で該検査対象物内に加圧液体
を供給する液体供給手段と、該液体供給手段で供給した
液体が前記検査対象物から漏洩したか否かを検知する漏
洩検知手段とからなる液密検査装置において、前記漏洩
検知手段を、前記検査対象物から漏洩した液体の漏洩量
に応じて液面が変位する液面検知管と、単一の発光部か
ら発射した光を単一の受光部で受光することにより該液
面検知管内の液面レベルを検出する液面レベル検出器と
からなる構成としている。
【0038】また、請求項2に記載の発明では、前記検
査対象物を、流入口から流出口に向けて液体が流通する
のを制御する制御弁とし、該制御弁の流入口には前記液
体供給手段を接続し該制御弁の流出口側には前記検査治
具を介して液面検知管を接続する構成としている。
【0039】さらに、請求項3に記載の発明では、前記
液面検知管を、前記発光部からの光が透過可能な材料に
よって小径な管体として形成し、前記液面レベル検出器
は、該管体の径方向に離間して配設された発光部と受光
部とからなり、該管体の長さ方向に沿って互いに平行と
なる複数のレーザ光を発光部側から受光部側に向けて発
射させるレーザ式変位センサにより構成している。
【0040】
【作用】上記構成により、請求項1に記載の発明では、
単一の発光部と受光部とからなる液面レベル検出器を用
いて液面検知管内の液面レベルを連続的に、またはステ
ップ状に検出でき、検査対象物から漏洩した液体の漏洩
量を前記液面検知管内での液面レベルの変化として取出
すことができる。
【0041】この場合、請求項2に記載の発明のよう
に、流入口から流出口に向けて液体が流通するのを制御
する制御弁を検査対象物とし、該制御弁の流入口側と流
出口側とを検査治具に対して液密にセットした状態で、
液体供給手段を作動させて前記制御弁の流入口側から該
制御弁内に加圧状態の液体を供給することにより、制御
弁の流出口側から検査治具を介して液面検知管内へと液
体が漏洩してきたか否かを該液面検知管内での液面レベ
ルの変化として検出することができる。
【0042】また、請求項3に記載の発明のように、前
記液面検知管を、前記発光部からの光が透過可能な材料
によって小径な管体として形成し、該管体の長さ方向に
沿って互いに平行となる複数のレーザ光を発光部側から
受光部側に向けて発射させるレーザ式変位センサで液面
レベル検出器を構成することにより、前記管体内の液面
レベルの位置がいずれのレーザ光の位置にあるかを受光
部側で検出でき、検査対象物(制御弁)から漏洩した液
体の漏洩量を管体内での液面レベルの変化として取出す
ことができる。
【0043】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例による液密
検査装置を図1ないし図5に基づいて説明する。なお、
実施例では前述した図6に示す従来技術と同一の構成要
素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとす
る。
【0044】図中、31は液面検知管20と共に漏洩検
知手段を構成する液面レベル検出器としてのレーザ式変
位センサを示し、該レーザ式変位センサ31は後述する
単一の発光部32と単一の受光部37とからなり、発光
部32と受光部37とは液面検知管20を径方向両側か
ら挟むように配設され、液面検知管20の長さ方向に延
びている。
【0045】32はレーザ式変位センサ31の発光部
で、該発光部32は図2に示す如く、レーザ光を発射す
る半導体レーザ発振器33(以下、発振器33という)
と、支軸34Aを中心にして等速円運動を行うように矢
示A方向に一定角度毎に回転駆動され、該発振器33か
らレーザ光を反射ミラー35に向け、例えば400〜7
80回/秒程度の走査速度でスキャンして反射させるポ
リゴンミラー34と、液面検知管20と対面するように
配設され、反射ミラー35で反射されたレーザ光を互い
に平行な光(平行光線)として液面検知管20に向け発
射させるFθレンズとしてのコリメータレンズ(以下、
発光レンズ36という)とから大略構成されている。
【0046】ここで、発光レンズ36からのレーザ光L
i (i=1,2,3,…,n)は、ポリゴンミラー34でスキャン
(走査)されることにより、微少時間のズレをもって液
面検知管20に向け発射され、液面検知管20の長さ方
向で微少間隔をもって互いに平行に離間している。
【0047】37はレーザ式変位センサ31の受光部
で、該受光部37は図2に示す如く、発光レンズ36と
の間で液面検知管20を径方向から挟むように配設され
た受光レンズ38と、該受光レンズ38を介して発光レ
ンズ36からのレーザ光Li を受光する受光素子39と
から大略構成され、該受光素子39は受光した光の明暗
に応じた電気信号を後述のコントロールユニット40に
出力する。そして、コントロールユニット40では受光
素子39からの電気信号に基づき、検査液の液面Rが液
面検知管20内でいずれの位置(レベル)にあるかを検
出するようになっている。
【0048】さらに、40はマイクロコンピュータ等に
よって構成されるコントロールユニットを示し、該コン
トロールユニット40は図3に示す如く、その入力側が
レーザ式変位センサ31の受光部37およびスタートス
イッチ41等に接続され、出力側が給液ポンプ13、給
液弁16、排液弁18、発光部32、噴射弁1の電磁ア
クチュエータ42および報知器43等に接続されてい
る。
【0049】そして、該コントロールユニット40はそ
の記憶回路内に図4および図5に示すプログラム等を格
納し、噴射弁1の液密検査処理等を行うと共に、後述す
る数1の式より検査液の漏れ量Qを演算するようになっ
ている。また、コントロールユニット40の記憶回路に
はその記憶エリア40A内に、漏れ量Qの判定値α、後
述の初期液面R0 、一定の時間T1 (例えば1〜5秒)
および他の一定の時間T2 (例えば4〜10秒)等が更
新可能に格納されている。
【0050】本実施例による液密検査装置は上述の如き
構成を有するもので、次にコントロールユニット40に
よる液密検査処理について図4および図5を参照して説
明する。
【0051】まず、処理動作がスタートすると、ステッ
プ21〜ステップ24に亘る処理を前記従来技術で述べ
た図7に示すステップ1〜ステップ4による処理とほぼ
同様に行う。この場合、ステップ22ではスタートスイ
ッチ41が投入(閉成)されたか否かに基づいて検査開
始時を判定し、ステップ24では発光部32からのレー
ザ光L1 (図2参照)が液面検知管20内の検査液で遮
断されたか否か、即ち受光素子39で受光した光が最も
暗い状態となったか否かに基づいて検査液の供給停止時
期を判定する。
【0052】そして、ステップ25では従来技術のステ
ップ5とほぼ同様に排液弁18を開弁させると共に、噴
射弁1の弁体5を弁座4Bから複数回に亘って離,着座
させるように噴射弁1を動的駆動し、これによって弁体
5を吸込みポンピング動作させ、検査管19内から検査
液を噴射弁1内に吸引させつつ、この検査液を噴射弁1
内から排出配管17を介してタンク15内に排出させ
る。
【0053】次に、ステップ26では噴射弁1の動的駆
動が、例えば1〜5秒程度の時間T1 に亘って継続され
たか否かを判定し、ステップ26で「YES」と判定し
たときにはステップ27に移って噴射弁1の動的駆動を
停止させ、検査液の液面Rが液面検知管20内でこれ以
上低下しないように排液弁18を閉弁させる。
【0054】そして、図5に示すステップ28ではレー
ザ式変位センサ31の受光部37からの信号に基づい
て、このときの検査液の液面Rを記憶エリア40A内に
更新可能に読込み、これを液面検知管20内での初期液
面R0 としての記憶する。
【0055】次に、ステップ29では再び給液弁16を
開弁させ、給液ポンプ13からの検査液を加圧状態でク
ランプヘッド12を介して噴射弁1内へと流入口3側か
ら供給し、閉弁状態にある弁体5と弁座4Bとの間に噴
射弁1内から検査液の圧力を作用させる。そして、ステ
ップ30ではこの状態で、例えば4〜10秒程度の時間
T2 が経過したか否かを判定し、「NO」と判定する間
はステップ29の処理を継続する。
【0056】次に、ステップ30で「YES」と判定し
たときにはステップ31に移って給液弁16を閉弁さ
せ、この状態でステップ32に移って液面検知管20内
の液面Rを、レーザ式変位センサ31(受光部37)か
らの信号により液面Rx として読込む。そして、次なる
ステップ33では検査液の漏れ量Qを、前記初期液面R
0 に対する検査後の液面Rx の液面差(Rx −R0 )と
液面検知管20内の有効断面積Sとから、
【0057】
【数1】Q=S×(Rx −R0 ) として演算する。
【0058】次に、ステップ34では漏れ量Qの絶対値
ーQーが一定の判定値α以下であるか否かを判定し、
「YES」と判定したときには漏れ量Qが実質的に零と
判断できるから、ステップ35に移って報知器43等に
より液密正常報知を行い、閉弁状態にある弁体5と弁座
4Bとの間で十分な液密性が確保され噴射弁1が正常で
あることを知らせるようにする。
【0059】一方、ステップ34で「NO」と判定した
ときには、検査後の液面Rx と初期液面R0 との間で液
面レベルが実質的に変化している場合であるから、ステ
ップ37に移って漏れ量Qが零より大きい正の値である
か否かを判定し、「YES」と判定したときには閉弁状
態にある弁体5と弁座4Bとの間から噴射口4Aを介し
て検査管19内に検査液が漏洩し、検査後の液面Rx が
液面検知管20内で初期液面R0 よりも大きく上昇した
場合であるから、ステップ38に移って報知器43等に
より噴射弁1の液密不良を報知する。
【0060】また、ステップ37で「NO」と判定した
ときには、検査後の液面Rx が液面検知管20内で初期
液面R0 よりも大きく低下し、例えば検査治具7のホル
ダ8と接続板9との間等から検査管19内の検査液が漏
洩した場合であるから、ステップ39に移って報知器4
3等により検査治具7から検査液が漏洩していることを
「治具漏れ」として報知する。
【0061】次に、ステップ36では液密検査が終了し
たとしてクランプヘッド12の凹部12Aを噴射弁1の
流入口3から引き離すように、クランプヘッド12を上
向きに上昇させ、この状態で噴射弁1を検査治具7のホ
ルダ8から取外すことにより処理動作を終了させる。
【0062】かくして、本実施例によれば、単一の発光
部32と単一の受光部37とからなレーザ式変位センサ
31によって液面検知管20内の液面Rを検出する液面
レベル検出器を構成し、この発光部32と受光部37と
を液面検知管20の長さ方向に延び、該液面検知管20
を径方向両側から挟むように配設しているので、下記の
ような作用効果を得ることができる。
【0063】即ち、発光部32の発光レンズ36側から
互いに平行なレーザ光Li (平行光線)を液面検知管2
0に向け発射しつつ、このレーザ光Li を受光部37の
受光レンズ38を介して受光素子39で受光することに
より、該受光素子39からこのときに受光した光の明暗
に応じた電気信号をコントロールユニット40に出力で
き、該コントロールユニット40側では受光素子39か
らの電気信号に基づき、検査液の液面Rが液面検知管2
0内でいずれの位置(レベル)にあるかを、レーザ光L
i の本数に応じた解像度をもって高精度に検出できる。
【0064】そして、検査治具7のホルダ8等に噴射弁
1を液密にセットした状態で、任意の時間T1 だけ噴射
弁1の動的駆動することにより、液面検知管20内での
初期液面R0 を任意の液面レベルに設定でき、この状態
で液密検査を実行しつつレーザ式変位センサ31(受光
部37)からの信号により検査後の液面Rx を即座に検
出できると共に、この液面Rx と初期液面R0 との液面
差(Rx −R0 )に基づき、前記数1の式により検査液
の漏れ量Qを正確に演算することができる。
【0065】従って、本実施例によれば、レーザ式変位
センサ31を用いることによって噴射弁1の噴射口4A
側からどの程度の検査液が漏洩したかを正確に計測で
き、噴射弁1等の液密検査を高精度に行うことができる
上に、検査装置全体の部品点数を削減でき、組付け時の
作業性を大幅に向上させることができる。
【0066】そして、微少な漏れ量Qをも正確に検出で
きるから、液密量の低規格化にも対応でき、自動計測に
よる精度向上を図ることができる等の効果を奏する。
【0067】なお、前記実施例では、液面レベル検出器
として発光部32側にポリゴンミラー34等を設けるよ
うにしたスキャン方式のレーザ式変位センサ31を例に
挙げて説明したが、本発明はこれに限らず、例えば発光
部側に赤色半導体レーザ投光器や投光レンズ等を用い、
受光部側にバンドパスフィルタやCCDイメージセンサ
受光器を用いたCCD方式のレーザ式変位センサ等を採
用してもよい。
【0068】また、前記実施例では、検査対象物として
噴射弁1を用いる場合を例に挙げて説明したが、本発明
はこれに限らず、例えば流入口側から流出口側へと流通
する液体の流量を制御する電磁式の流量制御弁(電磁バ
ルブ)等、種々の制御弁に適用してもよく、また、制御
弁以外であっても内部を気密状態に形成する必要のある
種々の気密部品等に適用してもよいものである。
【0069】
【発明の効果】以上詳述した如く、請求項1に記載の発
明によれば、漏洩検知手段を、検査対象物から漏洩した
液体の漏洩量に応じて液面が変位する液面検知管と、単
一の発光部から発射した光を単一の受光部で受光するこ
とにより該液面検知管内の液面レベルを検出する液面レ
ベル検出器とよって構成したから、単一の発光部と受光
部とからなる液面レベル検出器を用いて液面検知管内の
液面レベルをほぼ連続的に検出でき、検査対象物から漏
洩した液体の漏洩量を前記液面検知管内での液面レベル
の変化として取出すことができる。従って、液密検査を
高精度に行うことができ、微少な漏れ量をも正確に検出
できると共に、液密量の低規格化にも対応でき、自動計
測による精度向上を図ることができる等の効果を奏す
る。
【0070】この場合、請求項2に記載の発明のよう
に、流入口から流出口に向けて液体が流通するのを制御
する制御弁を検査対象物とし、該制御弁の流入口側と流
出口側とを検査治具に対して液密にセットした状態で、
液体供給手段を作動させて前記制御弁の流入口側から該
制御弁内に加圧状態の液体を供給することにより、制御
弁の流出口側から検査治具を介して液面検知管内へと液
体が漏洩してきたか否かを該液面検知管内での液面レベ
ルの変化として検出でき、制御弁の液密検査を高精度に
行うことができる。
【0071】また、請求項3に記載の発明のように、前
記液面検知管を、前記発光部からの光が透過可能な材料
によって小径な管体として形成し、該管体の長さ方向に
沿って互いに平行となる複数のレーザ光を発光部側から
受光部側に向けて発射させるレーザ式変位センサで液面
レベル検出器を構成することにより、前記管体内の液面
レベルの位置がいずれのレーザ光の位置にあるかを受光
部側で検出でき、検査対象物(制御弁)から漏洩した液
体の漏洩量を管体内での液面レベルの変化として取出す
ことができ、これよって、微少な漏れ量をも正確に検出
できると共に、液密量の低規格化にも対応でき、自動計
測による精度向上を図ることができる等の効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による液密検査装置を示す全体
構成図である。
【図2】図1中に示すレーザ式変位センサの詳細説明図
である。
【図3】図1に示す液密検査装置の制御ブロック図であ
る。
【図4】コントロールユニットによる液密検査処理を示
す流れ図である。
【図5】図4に続く液密検査処理を示す流れ図である。
【図6】従来技術による液密検査装置を示す全体構成図
である。
【図7】従来技術の液密検査処理を示す流れ図である。
【符号の説明】
1 噴射弁(検査対象物) 3 流入口 4 噴射ノズル 4A 噴射口(流出口) 4B 弁座 5 弁体 7 検査治具 8 ホルダ 12 クランプヘッド 13 給液ポンプ(液体供給手段) 15 タンク 16 給液弁 18 排液弁 19 検査管 20 液面検知管(管体) 31 レーザ式変位センサ 32 発光部 33 半導体レーザ発振器 36 発光レンズ(コリメータレンズ) 37 受光部 38 受光レンズ 39 受光素子 40 コントロールユニット 42 電磁アクチュエータ 43 報知器 R 液面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検査対象物が取付けられる検査治具と、
    該検査治具に前記検査対象物をセットした状態で該検査
    対象物内に加圧液体を供給する液体供給手段と、該液体
    供給手段で供給した液体が前記検査対象物から漏洩した
    か否かを検知する漏洩検知手段とからなる液密検査装置
    において、前記漏洩検知手段は、前記検査対象物から漏
    洩した液体の漏洩量に応じて液面が変位する液面検知管
    と、単一の発光部から発射した光を単一の受光部で受光
    することにより該液面検知管内の液面レベルを検出する
    液面レベル検出器とから構成してなる液密検査装置。
  2. 【請求項2】 前記検査対象物は、流入口から流出口に
    向けて液体が流通するのを制御する制御弁であり、該制
    御弁の流入口には前記液体供給手段を接続し該制御弁の
    流出口側には前記検査治具を介して液面検知管を接続す
    る構成としてなる請求項1に記載の液密検査装置。
  3. 【請求項3】 前記液面検知管は、前記発光部からの光
    が透過可能な材料によって小径な管体として形成し、前
    記液面レベル検出器は、該管体の径方向に離間して配設
    された発光部と受光部とからなり、該管体の長さ方向に
    沿って互いに平行となる複数のレーザ光を発光部側から
    受光部側に向けて発射させるレーザ式変位センサにより
    構成してなる請求項1または2に記載の液密検査装置。
JP27176695A 1995-09-26 1995-09-26 液密検査装置 Pending JPH0988769A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001253528A (ja) * 2000-03-15 2001-09-18 Keio Gijuku 超音波浮上力の制御方法及びその装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001253528A (ja) * 2000-03-15 2001-09-18 Keio Gijuku 超音波浮上力の制御方法及びその装置

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