JPH0989015A - 自動変速機の油圧式ブレーキ構造 - Google Patents

自動変速機の油圧式ブレーキ構造

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JPH0989015A
JPH0989015A JP24302995A JP24302995A JPH0989015A JP H0989015 A JPH0989015 A JP H0989015A JP 24302995 A JP24302995 A JP 24302995A JP 24302995 A JP24302995 A JP 24302995A JP H0989015 A JPH0989015 A JP H0989015A
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automatic transmission
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Takashi Okada
高志 岡田
信 ▲蘇▼原
Makoto Sohara
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動変速機の径方向寸法を小さくするとも
に、機種の仕様によるピストンや油圧室の配置位置や形
状の変更を行わなくてもよいようにする。 【解決手段】 多板ブレーキ24は、互いの開口端部2
6a及び28aが対向して配置される2つの第1ドラム
26及び第2ドラム28の開口端部26a及び28a間
に配置されて、ケース10にスプライン嵌合されてお
り、多板ブレーキ24の軸方向両端側には、第1スプリ
ング20及び第2スプリング22によって常時後退方向
に付勢されている第1ピストン16及び第2ピストン1
8が前進することにより、多板ブレーキ24を圧着して
ケース10に固定可能である第1ピストン16及び第2
ピストン18を配置可能な、第1空間部40及び第2空
間部42がそれぞれ設けられており、ケース10の多板
ブレーキ24の軸方向両端部付近には、第1スナップリ
ング32及び第2スナップリング34が設けられてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動変速機の油圧
式ブレーキ構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の自動変速機の油圧式ブレーキ構造
としては、特開昭55-40365号公報に示されるも
のがある。すなわち、これに示されるものは、スプリン
グによって常時後退方向に付勢されているピストンに押
圧されることにより、圧着してケースに固定される多板
ブレーキが、ドラムよりも外径側であるとともに、多板
ブレーキの軸方向一端側にしかピストンを配置すること
ができない位置に配置され、ケースにスプライン嵌合さ
れているものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の自動変速機の油圧式ブレーキ構造では、多
板ブレーキが、ドラムよりも外径側に位置しているた
め、自動変速機の径方向寸法が大きくなってしまうとい
う問題がある。さらには、ドラム回転係止用サーボや回
転センサなどがドラムの外径側に搭載される機種や、4
WD出力部がある機種などは、ピストンや油圧室の配置
位置や形状を変えた別仕様のものを製造する必要があ
り、コストが高くなるという問題がある。本発明は、こ
のような課題を解決するためのものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明のうちで請求項1記載の発明は、スプリ
ング(20、22)によって常時後退方向に付勢されて
いるピストン(16、18)が前進することにより、ケ
ース(10)にスプライン嵌合された多板ブレーキ(2
4)を圧着してケース(10)に固定可能である自動変
速機の油圧式ブレーキ構造において、前記多板ブレーキ
(24)は、互いの開口端部(26a、28a)が対向
して配置される2つのドラム(26、28)の開口端部
(26a、28a)間に配置されており、前記多板ブレ
ーキ(24)の軸方向両端側には、前記ピストン(1
6、18)を配置可能な空間部(40、42)がそれぞ
れ設けられていることを特徴としたものである。
【0005】このように、多板ブレーキを互いの開口端
部が対向して配置される2つのドラムの開口端部間に配
置するため、ドラムと多板ブレーキの径方向位置があま
りずれないので、自動変速機の径方向寸法を小さくする
ことができる。また、ピストンを、多板クラッチの軸方
向左右どちら側にでも配置可能としたことにより、機種
の仕様に応じて、ピストンや油圧室の配置位置や形状な
どを変更する必要がなく、ピストンの配置位置として、
多板クラッチの軸方向両端側の2つの空間部のうちの一
方側を選択すればよいため、コストが安くなる。
【0006】また、本発明のうちで請求項2記載の発明
は、請求項1記載の発明において、前記ケース(10)
の前記多板ブレーキ(24)の軸方向両端部付近には、
スナップリング(32、34)が設けられていることを
特徴としたものである。
【0007】このように、多板ブレーキの軸方向両端部
付近にそれぞれスナップリングを設けたことにより、多
板ブレーキの軸方向両端部のうちどちら側からピストン
で押圧されても多板ブレーキの移動を規制することがで
きる。
【0008】また、本発明のうちで請求項3記載の発明
は、請求項1又は2記載の発明において、前記スナップ
リング(32、34)は、前記多板ブレーキ(24)の
移動を規制するディッシュストッパと、前記スプリング
(20、22)の一端を支持するスプリングリテーナ
(30)の移動を規制するストッパを兼用可能であるこ
とを特徴としたものである。
【0009】このように、スナップリングをディッシュ
ストッパとスプリングリテーナのストッパを兼用可能と
したことにより、油圧室の近傍にスプリングを設けた構
造のピストンでも、多板ブレーキの近傍にスプリングを
設けた構造のピストンでも配置することができる。な
お、上記かっこ内の符号は、後述する実施の形態の対応
する部材を示す。
【0010】
【発明の実施の形態】図1に本発明の実施の形態を示
す。第1油圧室12又は第2油圧室14に軸方向に摺動
可能にそれぞれはめ合わされているとともに、第1スプ
リング(スプリング)20又は第2スプリング(スプリ
ング)22によって常時後退方向に付勢されている第1
ピストン(ピストン)16又は第2ピストン(ピスト
ン)18が前進することにより、ケース10にスプライ
ン嵌合された多板ブレーキ24を圧着してケース10に
固定可能であるものであって、多板ブレーキ24は、互
いの開口端部26a及び28aが対向して配置される2
つの第1ドラム(ドラム)26及び第2ドラム(ドラ
ム)28の開口端部26a及び28a間に配置されてい
る。
【0011】第1ドラム26及び第2ドラム28の外径
側には、第1ピストン16を配置可能な第1空間部(空
間部)40及び第2スプリング22を配置可能な第2空
間部(空間部)42がそれぞれ構成されており、機種の
仕様に応じて、第1ピストン16を配置する場合は、ケ
ース10の多板ブレーキ24よりも図1中左側部分に第
1油圧室12を形成して第1ピストン16を配置するこ
とができ、第2ピストン18を配置する場合は、ケース
10の多板ブレーキ24よりも図1中右側部分に第2油
圧室14を取付けて、第2ピストン18を配置すること
ができる。
【0012】第1スプリング20は、第1油圧室12の
近傍に配置されており、第1スプリング20の一端は、
第1ピストン16に形成されたスプリングガイド部16
bに支持されているとともに、第1スプリング20の他
端は、ケース10に支持されている。
【0013】第2スプリング22は、第2ピストン18
の多板ブレーキ24の近傍に配置されており、第2スプ
リング22の一端は、第2ピストン18に形成されたス
プリングガイド部18bに支持されているとともに、第
2スプリング22の他端は、ケース10に取付けられた
スプリングリテーナ30に支持されている。
【0014】多板ブレーキ24の軸方向両端部付近のケ
ース10には、第1スナップリング(スナップリング)
32及び第2スナップリング(スナップリング)34が
それぞれ設けられており、第1スナップリング32は、
第2ピストン18によって多板ブレーキ24が押圧され
たときに多板ブレーキ24の移動を規制するディッシュ
ストッパの役割を果たしている。また、第2スナップリ
ング34は、スプリングリテーナ30に隣接して配置さ
れており、第1ピストン16によって多板ブレーキ24
が押圧されたときに多板ブレーキ24の移動を規制する
ディッシュストッパの役割と、第2スプリング22の弾
性力によるスプリングリテーナ30の移動を規制するス
トッパの役割を果たしている。
【0015】このように、多板ブレーキ24を互いの開
口端部26a及び28aが対向して配置される第1ドラ
ム26及び第2ドラム28の開口端部26a及び28a
間に配置するため、第1ドラム26及び第2ドラム28
の外径部と多板ブレーキ24の外径部の径方向位置があ
まりずれないので、自動変速機50の径方向寸法を小さ
くすることができる。
【0016】また、使用中にケース10から第1スナッ
プリング32及び第2スナップリング34が外れても、
第1ドラム26及び第2ドラム28の開口端部26a及
び28aが、多板ブレーキ24を挟んで対向して配置さ
れているので、開口端部26a及び28aが、それぞれ
第1スナップリング32及び第2スナップリング34の
役割を果たすことができる。
【0017】また、多板クラッチ24の軸方向両端側
に、第1ピストン16及び第2ピストン18を配置可能
な構成としたことにより、機種の仕様に応じて、ピスト
ンや油圧室の配置位置や形状などを変更する必要がな
く、第1空間部40及び第2空間部42のうちのどちら
か一方を選択して、第1油圧室12又は第2油圧室14
を構成するとともに、第1ピストン16又は第2ピスト
ン18を配置するだけでよいので、コストが安くなる。
【0018】また、多板ブレーキ24の軸方向両端部付
近にそれぞれ第1スナップリング32及び第2スナップ
リング34を設けたことにより、多板クラッチ24の軸
方向両端部のうちどちら側から第1ピストン16又は第
2ピストン18で押圧されても多板ブレーキ24の移動
を規制することができる。
【0019】また、第2スナップリング34をディッシ
ュストッパとスプリングリテーナのストッパを兼用可能
としたことにより、多板ブレーキ24の近傍に第2スプ
リング22を設けた第2ピストン18を配置することが
できる。
【0020】
【発明の効果】請求項1記載の本発明によれば、多板ブ
レーキを互いの開口端部が対向して配置される2つのド
ラムの開口端部間に配置するため、ドラムと多板ブレー
キの径方向位置があまりずれないので、自動変速機の径
方向寸法を小さくすることができる。また、ピストン
を、多板クラッチの軸方向左右どちら側にでも配置可能
としたことにより、機種の仕様に応じて、ピストンや油
圧室の配置位置や形状などを変更する必要がなく、ピス
トンの配置位置として、多板クラッチの軸方向両端側の
2つの空間部のうちの一方側を選択すればよいため、コ
ストが安くなる。
【0021】また、請求項2記載の本発明によれば、多
板ブレーキの軸方向両端部付近にそれぞれスナップリン
グを設けたことにより、多板ブレーキの軸方向両端部の
うちどちら側からピストンで押圧されても多板ブレーキ
の移動を規制することができる。
【0022】また、請求項3記載の本発明によれば、ス
ナップリングをディッシュストッパとスプリングリテー
ナのストッパを兼用可能としたことにより、油圧室の近
傍にスプリングを設けた構造のピストンでも、多板ブレ
ーキの近傍にスプリングを設けた構造のピストンでも配
置することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す断面図である。
【符号の説明】
10 ケース 16 第1ピストン(ピストン) 18 第2ピストン(ピストン) 20 第1スプリング(スプリング) 22 第2スプリング(スプリング) 24 多板ブレーキ 26 第1ドラム(ドラム) 28 第2ドラム(ドラム) 26a、28a 開口端部 30 スプリングリテーナ 32 第1スナップリング(スナップリング) 34 第2スナップリング(スナップリング) 40 第1空間部(空間部) 42 第2空間部(空間部)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スプリング(20、22)によって常時
    後退方向に付勢されているピストン(16、18)が前
    進することにより、ケース(10)にスプライン嵌合さ
    れた多板ブレーキ(24)を圧着してケース(10)に
    固定可能である自動変速機の油圧式ブレーキ構造におい
    て、 前記多板ブレーキ(24)は、互いの開口端部(26
    a、28a)が対向して配置される2つのドラム(2
    6、28)の開口端部(26a、28a)間に配置され
    ており、 前記多板ブレーキ(24)の軸方向両端側には、前記ピ
    ストン(16、18)を配置可能な空間部(40、4
    2)がそれぞれ設けられている、 ことを特徴とする自動変速機の油圧式ブレーキ構造。
  2. 【請求項2】 前記ケース(10)の前記多板ブレーキ
    (24)の軸方向両端部付近には、スナップリング(3
    2、34)が設けられている、 請求項1記載の自動変速機の油圧式ブレーキ構造。
  3. 【請求項3】 前記スナップリング(32、34)は、
    前記多板ブレーキ(24)の移動を規制するディッシュ
    ストッパと、前記スプリング(20、22)の一端を支
    持するスプリングリテーナ(30)の移動を規制するス
    トッパを兼用可能である、 請求項1又は2記載の自動変速機の油圧式ブレーキ構
    造。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002349683A (ja) * 2001-05-30 2002-12-04 Aisin Aw Co Ltd 自動変速機
JP2012197846A (ja) * 2011-03-22 2012-10-18 Jatco Ltd 遊星歯車式動力伝達装置
JP2012197917A (ja) * 2011-03-23 2012-10-18 Jatco Ltd 遊星歯車式動力伝達装置
WO2016092751A1 (ja) * 2014-12-10 2016-06-16 マツダ株式会社 自動変速機

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