JPH0989028A - 摺動機構及び免震装置及び制振装置 - Google Patents
摺動機構及び免震装置及び制振装置Info
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- JPH0989028A JPH0989028A JP7244662A JP24466295A JPH0989028A JP H0989028 A JPH0989028 A JP H0989028A JP 7244662 A JP7244662 A JP 7244662A JP 24466295 A JP24466295 A JP 24466295A JP H0989028 A JPH0989028 A JP H0989028A
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Landscapes
- Vibration Dampers (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、被載置物の重量に応じて摺動部と
固定面との間の摩擦力を任意の大きさに設定するのにか
なりの労力を要するといった課題を解決するものであ
る。 【解決手段】 免震装置1は、床2に固定された固定ベ
ース4と、固定ベース4上面の各角部に設けられた滑り
板5と、固定ベース4の上方で固定ベース4に対向し且
つ摺動可能に支持された摺動ベース6と、摺動ベース6
の下面の各角部に設けられた摺動機構7a〜7dと、摺
動ベース6の中心が固定ベース4の中心と一致する方向
に附勢する附勢機構8とよりなる。摺動機構7a〜7d
は、摺動部材11を下方に押圧するコイルバネ12のバ
ネ力を調整するバネ力調整機構13を有する。このバネ
力調整機構13により摩擦力Fを調整することができる
ため、被載置物3の重量にかかわりなく固定ベース4に
対する摺動ベース6の摺動抵抗を一定値に設定すること
ができる。
固定面との間の摩擦力を任意の大きさに設定するのにか
なりの労力を要するといった課題を解決するものであ
る。 【解決手段】 免震装置1は、床2に固定された固定ベ
ース4と、固定ベース4上面の各角部に設けられた滑り
板5と、固定ベース4の上方で固定ベース4に対向し且
つ摺動可能に支持された摺動ベース6と、摺動ベース6
の下面の各角部に設けられた摺動機構7a〜7dと、摺
動ベース6の中心が固定ベース4の中心と一致する方向
に附勢する附勢機構8とよりなる。摺動機構7a〜7d
は、摺動部材11を下方に押圧するコイルバネ12のバ
ネ力を調整するバネ力調整機構13を有する。このバネ
力調整機構13により摩擦力Fを調整することができる
ため、被載置物3の重量にかかわりなく固定ベース4に
対する摺動ベース6の摺動抵抗を一定値に設定すること
ができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は入力された振動の大
きさに応じて摺動部と固定面とが相対変位するよう構成
した摺動機構及び免震装置及び制振装置に関する。
きさに応じて摺動部と固定面とが相対変位するよう構成
した摺動機構及び免震装置及び制振装置に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータ等の重要な電子機器あるい
は高価な仏像等の美術品を設置する場合には、電子機器
あるいは仏像等が地震発生時の振動により倒壊すること
を防止する対策を講ずる必要がある。一般的な地震対策
としては、免震構造とされた免震台に電子機器あるいは
仏像等を載置するか、あるいは床構造を免震構造とする
方法、あるいは制振装置を建物に設けて建物全体を制振
する方法がある。
は高価な仏像等の美術品を設置する場合には、電子機器
あるいは仏像等が地震発生時の振動により倒壊すること
を防止する対策を講ずる必要がある。一般的な地震対策
としては、免震構造とされた免震台に電子機器あるいは
仏像等を載置するか、あるいは床構造を免震構造とする
方法、あるいは制振装置を建物に設けて建物全体を制振
する方法がある。
【0003】免震装置には床面に載置される固定面に対
し摺動可能に設けられた摺動部を有し、摺動部の上面に
電子機器あるいは美術品等(以下「被載置物」という)
が個別に載置される小型の免震台があり、入力された振
動の大きさに応じて摺動部と固定面とが相対変位する摺
動機構とすることにより被載置物の倒壊を防止するよう
に構成されている。また、建物全体を免震するように構
成された大型の免震装置もあり、その構成は上記免震台
とほぼ同じである。
し摺動可能に設けられた摺動部を有し、摺動部の上面に
電子機器あるいは美術品等(以下「被載置物」という)
が個別に載置される小型の免震台があり、入力された振
動の大きさに応じて摺動部と固定面とが相対変位する摺
動機構とすることにより被載置物の倒壊を防止するよう
に構成されている。また、建物全体を免震するように構
成された大型の免震装置もあり、その構成は上記免震台
とほぼ同じである。
【0004】このような構成とされた免震装置では、摺
動部と固定面との間の摩擦力が被載置物の重量に応じて
変動するため、例えば被載置物の重量に対して摩擦力が
大きい場合には地震発生時に振動が入力されても十分な
免震効果が得られなかったり、あるいは被載置物の重量
に対して摩擦力が小さい場合には大きな地震発生のとき
に摺動部が固定面上を大きく摺動し過ぎてしまい被載置
物が壁等の他の物に衝突してしまうおそれがある。ま
た、上記摩擦力は免震しようとする固定面の振動の大き
さに応じて変更する必要がある。
動部と固定面との間の摩擦力が被載置物の重量に応じて
変動するため、例えば被載置物の重量に対して摩擦力が
大きい場合には地震発生時に振動が入力されても十分な
免震効果が得られなかったり、あるいは被載置物の重量
に対して摩擦力が小さい場合には大きな地震発生のとき
に摺動部が固定面上を大きく摺動し過ぎてしまい被載置
物が壁等の他の物に衝突してしまうおそれがある。ま
た、上記摩擦力は免震しようとする固定面の振動の大き
さに応じて変更する必要がある。
【0005】そのため、免震装置においては、地震発生
時に確実且つスムーズに免震動作を行うように摺動部と
固定面との間の摩擦力を被載置物の重量に応じて任意の
大きさに設定する必要があり、また、設計時の摩擦力に
実際の摩擦力が一致していない場合には摩擦力を変える
必要がある。そのため、従来は、免震装置を設置する
際、摺動部に設けられた摩擦材の材質を被載置物の重量
に応じて変更したり、あるいは全体の重量を変更した
り、あるいは固定面を摺動する摩擦材の有効面積を変更
する等の摩擦力調整作業を行っていた。
時に確実且つスムーズに免震動作を行うように摺動部と
固定面との間の摩擦力を被載置物の重量に応じて任意の
大きさに設定する必要があり、また、設計時の摩擦力に
実際の摩擦力が一致していない場合には摩擦力を変える
必要がある。そのため、従来は、免震装置を設置する
際、摺動部に設けられた摩擦材の材質を被載置物の重量
に応じて変更したり、あるいは全体の重量を変更した
り、あるいは固定面を摺動する摩擦材の有効面積を変更
する等の摩擦力調整作業を行っていた。
【0006】また、制振装置では、所定重量を有する付
加質量を積層ゴムにより支持するとともに付加質量と建
物との間に摩擦部材を設けた構成であり、この制振装置
は建物の内部又は屋上等に設置され、地震、風、交通振
動により建物が振動すると、積層ゴムの弾性変形により
付加質量が揺動して建物の振動を制振させるように動作
する。このような構成とされた制振装置では、付加質量
の重量に応じて摩擦部材が発生する減衰力としての摩擦
力を調整する必要がある。
加質量を積層ゴムにより支持するとともに付加質量と建
物との間に摩擦部材を設けた構成であり、この制振装置
は建物の内部又は屋上等に設置され、地震、風、交通振
動により建物が振動すると、積層ゴムの弾性変形により
付加質量が揺動して建物の振動を制振させるように動作
する。このような構成とされた制振装置では、付加質量
の重量に応じて摩擦部材が発生する減衰力としての摩擦
力を調整する必要がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、免震装置に
おいては、被載置物の重量に応じて摺動部と固定面との
間の摩擦力を任意の大きさに設定するには、免震装置を
設置する際に摩擦材の材質を被載置物の重量に応じて変
更したり、あるいは全体の重量を変更したり、あるいは
摩擦部材の有効面積を変更する等の面倒な摩擦力調整作
業が必要であり、設置作業時間が長くかかるといった問
題がある。
おいては、被載置物の重量に応じて摺動部と固定面との
間の摩擦力を任意の大きさに設定するには、免震装置を
設置する際に摩擦材の材質を被載置物の重量に応じて変
更したり、あるいは全体の重量を変更したり、あるいは
摩擦部材の有効面積を変更する等の面倒な摩擦力調整作
業が必要であり、設置作業時間が長くかかるといった問
題がある。
【0008】また、設置後に被載置物を別のものと入れ
換える場合には、その都度免震装置を分解して上記摩擦
力調整作業を行って摩擦力の再調整を行わなければなら
ず、この再調整作業が面倒であった。また、上記のよう
な制振装置においては、付加質量の重量の大小に応じて
摩擦部材の材質を変更する必要があるため、当該建物の
構造に合った摩擦部材を製作するのにかなりの労力を要
するばかりか、摩擦部材の製作後に建物の固有周期が変
わり摩擦部材による摩擦力の変更が必要となった場合や
制振装置自体の特性を変更したい場合には摩擦部材が発
生する摩擦力を調整することが難しいので対応すること
ができないといった問題がある。
換える場合には、その都度免震装置を分解して上記摩擦
力調整作業を行って摩擦力の再調整を行わなければなら
ず、この再調整作業が面倒であった。また、上記のよう
な制振装置においては、付加質量の重量の大小に応じて
摩擦部材の材質を変更する必要があるため、当該建物の
構造に合った摩擦部材を製作するのにかなりの労力を要
するばかりか、摩擦部材の製作後に建物の固有周期が変
わり摩擦部材による摩擦力の変更が必要となった場合や
制振装置自体の特性を変更したい場合には摩擦部材が発
生する摩擦力を調整することが難しいので対応すること
ができないといった問題がある。
【0009】そこで、本発明は上記問題を解決した摺動
機構及び免震装置及び制振装置を提供することを目的と
する。
機構及び免震装置及び制振装置を提供することを目的と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は以下に挙げるような特徴を有する。上記請
求項1の発明は、固定面に対し摺動可能に設けられた摺
動部を有し、入力された振動の大きさに応じて該摺動部
と該固定面とが相対変位する摺動機構において、前記固
定面に対する前記摺動部の摩擦力を調整する摩擦力調整
手段を前記摺動部に設けたことを特徴とするものであ
る。
め、本発明は以下に挙げるような特徴を有する。上記請
求項1の発明は、固定面に対し摺動可能に設けられた摺
動部を有し、入力された振動の大きさに応じて該摺動部
と該固定面とが相対変位する摺動機構において、前記固
定面に対する前記摺動部の摩擦力を調整する摩擦力調整
手段を前記摺動部に設けたことを特徴とするものであ
る。
【0011】従って、請求項1によれば、固定面に対す
る摺動部の摩擦力を調整する摩擦力調整手段を有するた
め、被載置物の重量に応じて摺動部と固定面との間の摩
擦力を任意の大きさに調整することができ、例え設置後
に被載置物が入れ換えられて重量が変更になっても容易
に摩擦力を調整することができる。
る摺動部の摩擦力を調整する摩擦力調整手段を有するた
め、被載置物の重量に応じて摺動部と固定面との間の摩
擦力を任意の大きさに調整することができ、例え設置後
に被載置物が入れ換えられて重量が変更になっても容易
に摩擦力を調整することができる。
【0012】また、請求項2の発明は、前記請求項1記
載の摺動機構であって、前記摩擦力調整手段は、前記固
定面を摺動する摺動脚と、該摺動脚に上下方向に変位可
能に設けられ前記固定面を摺動する摩擦部材と、該摩擦
部材を前記固定面に押圧するばね部材と、該ばね部材の
ばね力を調整するばね力調整機構と、からなることを特
徴とするものである。
載の摺動機構であって、前記摩擦力調整手段は、前記固
定面を摺動する摺動脚と、該摺動脚に上下方向に変位可
能に設けられ前記固定面を摺動する摩擦部材と、該摩擦
部材を前記固定面に押圧するばね部材と、該ばね部材の
ばね力を調整するばね力調整機構と、からなることを特
徴とするものである。
【0013】従って、請求項2によれば、ばね部材のば
ね力を調整することにより固定面を摺動する摩擦部材の
摩擦力を調整することができるので、比較的簡単な作業
で摩擦力を被載置物の重量に応じた任意の大きさに調整
でき、摩擦力調整時間を短縮することができる。
ね力を調整することにより固定面を摺動する摩擦部材の
摩擦力を調整することができるので、比較的簡単な作業
で摩擦力を被載置物の重量に応じた任意の大きさに調整
でき、摩擦力調整時間を短縮することができる。
【0014】また、請求項3の発明は、前記請求項1記
載または請求項2記載の摺動機構を有する免震装置であ
る。従って、請求項3によれば、免震装置において、ば
ね部材のばね力を調整することにより固定面を摺動する
摩擦部材の摩擦力を調整することができるので、比較的
簡単な作業で摩擦力を被載置物の重量に応じた任意の大
きさに調整でき、摩擦力調整時間を短縮することができ
る。
載または請求項2記載の摺動機構を有する免震装置であ
る。従って、請求項3によれば、免震装置において、ば
ね部材のばね力を調整することにより固定面を摺動する
摩擦部材の摩擦力を調整することができるので、比較的
簡単な作業で摩擦力を被載置物の重量に応じた任意の大
きさに調整でき、摩擦力調整時間を短縮することができ
る。
【0015】また、請求項4の発明は、所定重量を有す
る付加質量を積層ゴムにより支持する制振装置におい
て、前記付加質量に前記固定面を摺動する摺動部を設
け、前記摺動部の摩擦力を調整する摩擦力調整手段を前
記摺動部に設けたことを特徴とする制振装置である。
る付加質量を積層ゴムにより支持する制振装置におい
て、前記付加質量に前記固定面を摺動する摺動部を設
け、前記摺動部の摩擦力を調整する摩擦力調整手段を前
記摺動部に設けたことを特徴とする制振装置である。
【0016】従って、請求項4によれば、制振装置にお
いて、摺動部の摩擦力を調整する摩擦力調整手段を摺動
部に設けたため、摩擦力を任意の大きさに調整すること
により制振装置自体の減衰力を調整することができる。
いて、摺動部の摩擦力を調整する摩擦力調整手段を摺動
部に設けたため、摩擦力を任意の大きさに調整すること
により制振装置自体の減衰力を調整することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明の一実施
例を説明する。尚、図1は本発明の第1実施例としての
免震装置の正面図、図2は第1実施例の免震装置の平面
図である。免震装置1は、建物の床2に設置されてお
り、コンピュータ等の電子機器あるいは仏像等の美術品
が被載置物3として載置されている。すなわち、免震装
置1は被載置物3を個別に免震させるように支持する免
震台として使用される。
例を説明する。尚、図1は本発明の第1実施例としての
免震装置の正面図、図2は第1実施例の免震装置の平面
図である。免震装置1は、建物の床2に設置されてお
り、コンピュータ等の電子機器あるいは仏像等の美術品
が被載置物3として載置されている。すなわち、免震装
置1は被載置物3を個別に免震させるように支持する免
震台として使用される。
【0018】免震装置1は、床2に固定された固定ベー
ス4と、固定ベース4上面の各角部に設けられ低摩擦材
により形成された平板状の滑り板5と、固定ベース4の
上方で固定ベース4に対向し且つ摺動可能に支持された
摺動ベース(摺動部)6と、摺動ベース6の下面の各角
部に設けられた摺動機構7a〜7dと、摺動ベース6の
中心が固定ベース4の中心と一致する方向に附勢する附
勢機構8とよりなる。
ス4と、固定ベース4上面の各角部に設けられ低摩擦材
により形成された平板状の滑り板5と、固定ベース4の
上方で固定ベース4に対向し且つ摺動可能に支持された
摺動ベース(摺動部)6と、摺動ベース6の下面の各角
部に設けられた摺動機構7a〜7dと、摺動ベース6の
中心が固定ベース4の中心と一致する方向に附勢する附
勢機構8とよりなる。
【0019】摺動ベース6の上面には、縦長形状のコン
ピュータ機器あるいは仏像等が収納されたガラスケース
等が被載置物3として載置されている。附勢機構8は4
本のコイルバネ9a〜9dよりなり、各コイルバネ9a
〜9dが固定ベース4及び摺動ベース6の対角方向に延
在するように張設されている。すなわち、各コイルバネ
9a〜9dは、一端が固定ベース4の上面に起立するロ
ッド4a〜4dに掛止され、他端が摺動ベース6の下面
に起立するロッド6a〜6dに掛止されている。
ピュータ機器あるいは仏像等が収納されたガラスケース
等が被載置物3として載置されている。附勢機構8は4
本のコイルバネ9a〜9dよりなり、各コイルバネ9a
〜9dが固定ベース4及び摺動ベース6の対角方向に延
在するように張設されている。すなわち、各コイルバネ
9a〜9dは、一端が固定ベース4の上面に起立するロ
ッド4a〜4dに掛止され、他端が摺動ベース6の下面
に起立するロッド6a〜6dに掛止されている。
【0020】一方のロッド4a〜4dは固定ベース4及
び摺動ベース6の中心近傍に対称に配設され、他方のロ
ッド6a〜6dは固定ベース4及び摺動ベース6の角部
近傍に配設されている。そして、固定ベース4の中心と
摺動ベース6の中心が一致するとき、各ロッド4a〜4
dと各ロッド6a〜6dとの相対位置間隔は夫々が同一
となる。
び摺動ベース6の中心近傍に対称に配設され、他方のロ
ッド6a〜6dは固定ベース4及び摺動ベース6の角部
近傍に配設されている。そして、固定ベース4の中心と
摺動ベース6の中心が一致するとき、各ロッド4a〜4
dと各ロッド6a〜6dとの相対位置間隔は夫々が同一
となる。
【0021】そのため、各ロッド4a〜4dと各ロッド
6a〜6dとの間に装架されたコイルバネ9a〜9d
は、振動が全く無い状態のときは夫々対角方向に作用す
るばね力が釣り合う状態で固定ベース4及び摺動ベース
6の相対位置を保持する。従って、地震発生により固定
ベース4及び摺動ベース6が相対変位した場合には、摺
動ベース6の摺動方向に各コイルバネ9a〜9dが圧縮
又は引っ張られることになり、摺動ベース6を免震動作
前の位置に復帰させる附勢力が摺動ベース6に作用す
る。
6a〜6dとの間に装架されたコイルバネ9a〜9d
は、振動が全く無い状態のときは夫々対角方向に作用す
るばね力が釣り合う状態で固定ベース4及び摺動ベース
6の相対位置を保持する。従って、地震発生により固定
ベース4及び摺動ベース6が相対変位した場合には、摺
動ベース6の摺動方向に各コイルバネ9a〜9dが圧縮
又は引っ張られることになり、摺動ベース6を免震動作
前の位置に復帰させる附勢力が摺動ベース6に作用す
る。
【0022】また、固定ベース4に対し摺動ベース6が
摺動する程、各コイルバネ9a〜9dは圧縮又は引っ張
り長さが大になるため、摺動ベース6の摺動距離が大き
くなるにつれて各コイルバネ9a〜9dの附勢力が増大
して摺動ベース6の摺動抵抗が増大して摺動動作を減速
する。そして、摺動ベース6は各コイルバネ9a〜9d
の附勢力が釣り合う免震動作前の位置に復帰する。
摺動する程、各コイルバネ9a〜9dは圧縮又は引っ張
り長さが大になるため、摺動ベース6の摺動距離が大き
くなるにつれて各コイルバネ9a〜9dの附勢力が増大
して摺動ベース6の摺動抵抗が増大して摺動動作を減速
する。そして、摺動ベース6は各コイルバネ9a〜9d
の附勢力が釣り合う免震動作前の位置に復帰する。
【0023】図3は摺動機構7a〜7dを拡大して示す
側面図である。摺動機構7a〜7dは、大略、摺動ベー
ス6の下面に設けられた免震脚(摺動脚)10と、免震
脚10に上下方向に摺動自在に嵌合され滑り板5を摺動
する摺動部材11と、摺動部材11を下方に押圧するコ
イルバネ12と、コイルバネ12のバネ力を調整するバ
ネ力調整機構13と、よりなる。
側面図である。摺動機構7a〜7dは、大略、摺動ベー
ス6の下面に設けられた免震脚(摺動脚)10と、免震
脚10に上下方向に摺動自在に嵌合され滑り板5を摺動
する摺動部材11と、摺動部材11を下方に押圧するコ
イルバネ12と、コイルバネ12のバネ力を調整するバ
ネ力調整機構13と、よりなる。
【0024】免震脚10は、摺動ベース6に螺合するお
ねじ部10aと、おねじ部10aの下端に結合された円
柱状のボールベアリング部10bと、ボールベアリング
部10bに転動自在に支持されたボール10cとよりな
る。ボール10cはボールベアリング部10bの下面か
らその一部を突出させた状態で支持されているので、球
面の一部が滑り板5の上面に当接しており、極めて低摩
擦で滑り板5を転動することができる。
ねじ部10aと、おねじ部10aの下端に結合された円
柱状のボールベアリング部10bと、ボールベアリング
部10bに転動自在に支持されたボール10cとよりな
る。ボール10cはボールベアリング部10bの下面か
らその一部を突出させた状態で支持されているので、球
面の一部が滑り板5の上面に当接しており、極めて低摩
擦で滑り板5を転動することができる。
【0025】このようにボール10cが滑り板5の表面
を転動することにより摺動ベース6はスムーズに摺動す
ることができ、摺動ベース6に載置された被載置物3に
床2からの振動が伝搬することを防止する。また、ボー
ル10cは滑り板5に対して点接触となるため、滑り板
5との摺動抵抗が低減されており、ころがり摩擦が大き
くて転動できないときは滑り板5の表面を摺動する。
を転動することにより摺動ベース6はスムーズに摺動す
ることができ、摺動ベース6に載置された被載置物3に
床2からの振動が伝搬することを防止する。また、ボー
ル10cは滑り板5に対して点接触となるため、滑り板
5との摺動抵抗が低減されており、ころがり摩擦が大き
くて転動できないときは滑り板5の表面を摺動する。
【0026】また、摺動部材11は、カップ状に形成さ
れており、ボールベアリング部10bが上下方向に摺動
可能に嵌合する嵌合部11aと、嵌合部11aの下端よ
り外側に突出する鍔部11bと、鍔部11bの下面に保
持された摩擦部材11cと、嵌合部11aの上端より内
側に突出するストッパ部11dと、よりなる。
れており、ボールベアリング部10bが上下方向に摺動
可能に嵌合する嵌合部11aと、嵌合部11aの下端よ
り外側に突出する鍔部11bと、鍔部11bの下面に保
持された摩擦部材11cと、嵌合部11aの上端より内
側に突出するストッパ部11dと、よりなる。
【0027】摺動部材11の嵌合部11aに嵌合するボ
ールベアリング部10bの外周は、上下方向の寸法を十
分大きくしてあるので、ボール10cが滑り板5を転動
又は摺動する際に免震脚10に水平方向の力が作用して
もボールベアリング部10bが嵌合部11a内で傾くこ
とはない。
ールベアリング部10bの外周は、上下方向の寸法を十
分大きくしてあるので、ボール10cが滑り板5を転動
又は摺動する際に免震脚10に水平方向の力が作用して
もボールベアリング部10bが嵌合部11a内で傾くこ
とはない。
【0028】また、鍔部11bの上面には、上記コイル
バネ12の下端が当接しており、摺動部材11はコイル
バネ12のバネ力により滑り板5に押圧される。従っ
て、摺動部材11の摩擦部材11cは、コイルバネ12
のバネ力により滑り板5に対する摩擦力が決まる。よっ
て、バネ力調整機構13によりコイルバネ12のバネ力
が調整されると、摺動部材11の摩擦力が所望の値に調
整されることになる。
バネ12の下端が当接しており、摺動部材11はコイル
バネ12のバネ力により滑り板5に押圧される。従っ
て、摺動部材11の摩擦部材11cは、コイルバネ12
のバネ力により滑り板5に対する摩擦力が決まる。よっ
て、バネ力調整機構13によりコイルバネ12のバネ力
が調整されると、摺動部材11の摩擦力が所望の値に調
整されることになる。
【0029】ストッパ部11dの内周には、免震脚10
のおねじ部10aを挿通するための挿通孔11eが設け
られており、免震脚10を摺動ベース6に取り付ける前
に摺動部材11を免震脚10に嵌合させておく必要があ
る。また、免震装置1を設置した後で免震装置1の設置
場所を移動させる際には、摺動ベース6を上方に持ち上
げることになる。その際、摺動ベース6をジャッキ等に
より上方に持ち上げると、コイルバネ12に押圧された
摺動部材11が下動するもののストッパ部11dが免震
脚10のボールベアリング部10b上面に当接して摺動
部材11の脱落が防止される。
のおねじ部10aを挿通するための挿通孔11eが設け
られており、免震脚10を摺動ベース6に取り付ける前
に摺動部材11を免震脚10に嵌合させておく必要があ
る。また、免震装置1を設置した後で免震装置1の設置
場所を移動させる際には、摺動ベース6を上方に持ち上
げることになる。その際、摺動ベース6をジャッキ等に
より上方に持ち上げると、コイルバネ12に押圧された
摺動部材11が下動するもののストッパ部11dが免震
脚10のボールベアリング部10b上面に当接して摺動
部材11の脱落が防止される。
【0030】また、免震脚10のおねじ部10aには、
摺動ベース6の下面に当接するロックナット14と、バ
ネ力調整機構13の円盤状のバネ受け15と、このバネ
受け15を所定の調整位置にロックするロックナット1
6と、が螺合している。バネ受け15は中央に免震脚1
0のおねじ部10aが螺合するねじ孔15aが設けら
れ、バネ受け15の下面にはコイルバネ12の上端が嵌
合する環状凹部15bが設けられている。
摺動ベース6の下面に当接するロックナット14と、バ
ネ力調整機構13の円盤状のバネ受け15と、このバネ
受け15を所定の調整位置にロックするロックナット1
6と、が螺合している。バネ受け15は中央に免震脚1
0のおねじ部10aが螺合するねじ孔15aが設けら
れ、バネ受け15の下面にはコイルバネ12の上端が嵌
合する環状凹部15bが設けられている。
【0031】ロックナット16はバネ受け15の取り付
け位置を規制するための規制部材として機能するととも
に、バネ受け15が勝手に回動しないように係止する係
止部材として機能する。従って、バネ力調整機構13
は、このバネ受け15とロックナット16とおねじ部1
0aとにより構成されている。
け位置を規制するための規制部材として機能するととも
に、バネ受け15が勝手に回動しないように係止する係
止部材として機能する。従って、バネ力調整機構13
は、このバネ受け15とロックナット16とおねじ部1
0aとにより構成されている。
【0032】上記構成とされたバネ力調整機構13で
は、ロックナット16を緩めておねじ部10aに螺合す
るバネ受け15を回すことによりバネ受け15の高さ位
置を変更することができる。すなわち、バネ受け15と
摺動部材11の鍔部11bとの離間距離Lを変更するこ
とによりコイルバネ12の上下方向の全長を任意の長さ
に変えてコイルバネ12のバネ力を調整することができ
る。
は、ロックナット16を緩めておねじ部10aに螺合す
るバネ受け15を回すことによりバネ受け15の高さ位
置を変更することができる。すなわち、バネ受け15と
摺動部材11の鍔部11bとの離間距離Lを変更するこ
とによりコイルバネ12の上下方向の全長を任意の長さ
に変えてコイルバネ12のバネ力を調整することができ
る。
【0033】ここで、摺動部材11の下端に設けられた
摩擦部材11cの摩擦力について説明する。摩擦力Fを
数式で表すと次式のように表せる。 F=μN ……… (1) (μ:摩擦部材の材質により決まる摩擦係数、N:垂直
抗力) 上記(1)式において、垂直抗力Nをコイルバネ12の
バネ力とすると、コイルバネ12のたわみ量を変えるこ
とにより摩擦部材11cの摩擦力を変更することができ
る。コイルバネ12のバネ力と摩擦力Fとの関係は次式
(2)のように表せる。
摩擦部材11cの摩擦力について説明する。摩擦力Fを
数式で表すと次式のように表せる。 F=μN ……… (1) (μ:摩擦部材の材質により決まる摩擦係数、N:垂直
抗力) 上記(1)式において、垂直抗力Nをコイルバネ12の
バネ力とすると、コイルバネ12のたわみ量を変えるこ
とにより摩擦部材11cの摩擦力を変更することができ
る。コイルバネ12のバネ力と摩擦力Fとの関係は次式
(2)のように表せる。
【0034】 F=μkx ……… (2) (k:ばね定数、x:コイルバネ12のたわみ量) 従って、コイルバネ12のたわみ量を変更することによ
り摩擦部材11cの摩擦力Fを調整することができる。
り摩擦部材11cの摩擦力Fを調整することができる。
【0035】例えば、摺動ベース6に載置された被載置
物3の重量が比較的軽い場合には、被載置物3の重量に
対し相対的に摩擦力が大きくなってしまう。このため、
所定の振動に対する滑り板5と摺動ベース6との相対変
位量が減少してしまう。そのため、免震装置1において
は免震しなくてはならない振動が摺動ベース6に予定よ
りも大きく伝わってしまい、この結果免震しなくてはな
らない所定の振動に対する免震動作が行えない。
物3の重量が比較的軽い場合には、被載置物3の重量に
対し相対的に摩擦力が大きくなってしまう。このため、
所定の振動に対する滑り板5と摺動ベース6との相対変
位量が減少してしまう。そのため、免震装置1において
は免震しなくてはならない振動が摺動ベース6に予定よ
りも大きく伝わってしまい、この結果免震しなくてはな
らない所定の振動に対する免震動作が行えない。
【0036】この場合、図3に示すようにバネ受け15
の高さ位置を上げてコイルバネ12のバネ力を弱くす
る。これにより、コイルバネ12のたわみ量が小さくな
り、摩擦部材11cの摩擦力Fを小さく設定できる。従
って、固定ベース4に対して摺動ベース6が摺動動作す
る際には、摺動部材11の摩擦部材11cが滑り板5を
摺動して発生させる摩擦力Fが緩和される。
の高さ位置を上げてコイルバネ12のバネ力を弱くす
る。これにより、コイルバネ12のたわみ量が小さくな
り、摩擦部材11cの摩擦力Fを小さく設定できる。従
って、固定ベース4に対して摺動ベース6が摺動動作す
る際には、摺動部材11の摩擦部材11cが滑り板5を
摺動して発生させる摩擦力Fが緩和される。
【0037】そのため、被載置物3の重量が比較的軽い
場合でも、所定の振動に対する固定ベース4と摺動ベー
ス6との相対速度は所定の摺動速度に制限される。その
結果、被載置物3の重量が軽いにも拘わらず摺動ベース
6は安定に摺動動作することができる。
場合でも、所定の振動に対する固定ベース4と摺動ベー
ス6との相対速度は所定の摺動速度に制限される。その
結果、被載置物3の重量が軽いにも拘わらず摺動ベース
6は安定に摺動動作することができる。
【0038】図4はバネ力調整機構13によりコイルバ
ネ12のバネ力調整動作を示す縦断面図である。摺動ベ
ース6に載置された被載置物3の重量が比較的重い場合
には、被載置物3の重量に対し相対的に摩擦力が小さく
なってしまう。このため、所定の振動に対する滑り板5
と摺動ベース6との相対変位量が増大し、摺動ベース6
が滑り板5より外れるおそれがある。そのため、免震装
置1においては、免震しなくてはならない所定の振動に
対する免震動作が行えなくなるおそれがある。
ネ12のバネ力調整動作を示す縦断面図である。摺動ベ
ース6に載置された被載置物3の重量が比較的重い場合
には、被載置物3の重量に対し相対的に摩擦力が小さく
なってしまう。このため、所定の振動に対する滑り板5
と摺動ベース6との相対変位量が増大し、摺動ベース6
が滑り板5より外れるおそれがある。そのため、免震装
置1においては、免震しなくてはならない所定の振動に
対する免震動作が行えなくなるおそれがある。
【0039】この場合、図4に示すようにバネ受け15
の高さ位置を下げてコイルバネ12のバネ力を強くす
る。これにより、コイルバネ12のたわみ量が大きくな
り、摩擦部材11cの摩擦力Fを大きく設定できる。従
って、固定ベース4に対して摺動ベース6が摺動動作す
る際には、摺動部材11の摩擦部材11cが滑り板5を
摺動して発生させる摩擦力Fが増大される。
の高さ位置を下げてコイルバネ12のバネ力を強くす
る。これにより、コイルバネ12のたわみ量が大きくな
り、摩擦部材11cの摩擦力Fを大きく設定できる。従
って、固定ベース4に対して摺動ベース6が摺動動作す
る際には、摺動部材11の摩擦部材11cが滑り板5を
摺動して発生させる摩擦力Fが増大される。
【0040】そのため、被載置物3の重量が比較的重い
場合でも所定の振動に対する固定ベース4と摺動ベース
6との相対速度は所定の摺動速度に保たれる。このよう
にして摩擦部材11cの摩擦力Fを調整することができ
るため、上記構成とされた免震装置1に載置された被載
置物3の重量に応じた摩擦部材11cの摩擦力Fを設定
することが可能になり、その結果、被載置物3の重量に
かかわりなく固定ベース4に対する摺動ベース6の摺動
抵抗を一定値に設定することができる。よって、被載置
物3の重量が重すぎて小さな振動でも摺動ベース6が摺
動して被載置物3が不安定になったり、被載置物3の重
量が軽すぎて地震による振動が伝搬されたとき摺動ベー
ス6がスムーズに摺動せず十分な免震効果が得られない
といった不都合を解消することができる。
場合でも所定の振動に対する固定ベース4と摺動ベース
6との相対速度は所定の摺動速度に保たれる。このよう
にして摩擦部材11cの摩擦力Fを調整することができ
るため、上記構成とされた免震装置1に載置された被載
置物3の重量に応じた摩擦部材11cの摩擦力Fを設定
することが可能になり、その結果、被載置物3の重量に
かかわりなく固定ベース4に対する摺動ベース6の摺動
抵抗を一定値に設定することができる。よって、被載置
物3の重量が重すぎて小さな振動でも摺動ベース6が摺
動して被載置物3が不安定になったり、被載置物3の重
量が軽すぎて地震による振動が伝搬されたとき摺動ベー
ス6がスムーズに摺動せず十分な免震効果が得られない
といった不都合を解消することができる。
【0041】また、上記バネ力調整機構13では、ロッ
クナット16を緩めておねじ部10aに螺合するバネ受
け15を回すことによりコイルバネ12のバネ力を調整
して摩擦部材11cの摩擦力Fを変更することができる
ので、免震装置1が設置された後でも容易に摩擦部材1
1cの摩擦力Fを調整することができる。
クナット16を緩めておねじ部10aに螺合するバネ受
け15を回すことによりコイルバネ12のバネ力を調整
して摩擦部材11cの摩擦力Fを変更することができる
ので、免震装置1が設置された後でも容易に摩擦部材1
1cの摩擦力Fを調整することができる。
【0042】図5は本発明の第2実施例の縦断面図であ
る。バネ受け15には、免震脚10のおねじ部10aが
挿通される挿通孔15cが設けられている。挿通孔15
cの内径はおねじ部10aの外径よりも十分大きいた
め、バネ受け15はおねじ部10aに対し軸方向(上下
方向)に摺動自在に嵌合している。
る。バネ受け15には、免震脚10のおねじ部10aが
挿通される挿通孔15cが設けられている。挿通孔15
cの内径はおねじ部10aの外径よりも十分大きいた
め、バネ受け15はおねじ部10aに対し軸方向(上下
方向)に摺動自在に嵌合している。
【0043】ロックナット16はバネ受け15の高さ位
置を規制するストッパとして機能すると共に、バネ受け
15の高さ位置を調整する位置調整部材としても機能す
る。この構成では、スパナ等の工具を使用してロックナ
ット16を回動させるだけで簡単にバネ受け15の高さ
位置を調整することができる。
置を規制するストッパとして機能すると共に、バネ受け
15の高さ位置を調整する位置調整部材としても機能す
る。この構成では、スパナ等の工具を使用してロックナ
ット16を回動させるだけで簡単にバネ受け15の高さ
位置を調整することができる。
【0044】そのため、ロックナット16を回動させる
ことによりコイルバネ12のバネ力を調整して摩擦部材
11cの摩擦力Fを変更することができるので、容易に
摩擦部材11cの摩擦力Fを調整することができる。図
6は本発明の第3実施例の縦断面図である。
ことによりコイルバネ12のバネ力を調整して摩擦部材
11cの摩擦力Fを変更することができるので、容易に
摩擦部材11cの摩擦力Fを調整することができる。図
6は本発明の第3実施例の縦断面図である。
【0045】摺動部材11は上端のストッパ部11dが
設けられてなく、ボールベアリング部10bが嵌合する
嵌合部11aが上方に貫通している。そのため、免震脚
10を摺動ベース6に取り付けた後、コイルバネ12及
び摺動部材11を取り付けることができる。
設けられてなく、ボールベアリング部10bが嵌合する
嵌合部11aが上方に貫通している。そのため、免震脚
10を摺動ベース6に取り付けた後、コイルバネ12及
び摺動部材11を取り付けることができる。
【0046】従って、免震装置1を設置した後にコイル
バネ12又は摩擦部材11cを交換する際でも、摺動部
材11を下方に引く抜くことができるので、摺動ベース
6を上方に持ち上げるて摺動部材11をボールベアリン
グ部10bから外してコイルバネ12又は摩擦部材11
cの交換作業を簡単に行える。
バネ12又は摩擦部材11cを交換する際でも、摺動部
材11を下方に引く抜くことができるので、摺動ベース
6を上方に持ち上げるて摺動部材11をボールベアリン
グ部10bから外してコイルバネ12又は摩擦部材11
cの交換作業を簡単に行える。
【0047】図7は本発明の第4実施例の縦断面図、図
8は第4実施例の斜視図である。免震脚10のおねじ部
10aには、軸方向に延在する溝10dが設けられてい
る。この溝10dの壁面には薄板状の目盛り17が貼着
されている。上記のようにバネ力調整機構13によりバ
ネ力を調整する際、おねじ部10aに螺合するバネ受け
15の高さ位置の変化量を目盛り17から読み取ること
ができる。そのため、目盛り17によりバネ受け15の
上下方向の変化量が一目で分かるので、目盛り17に基
づいてバネ受け15の調整位置に対するコイルバネ12
のバネ力の変化量を予測することができ、これにより摩
擦部材11cの摩擦力Fを任意の大きさに設定できる。
8は第4実施例の斜視図である。免震脚10のおねじ部
10aには、軸方向に延在する溝10dが設けられてい
る。この溝10dの壁面には薄板状の目盛り17が貼着
されている。上記のようにバネ力調整機構13によりバ
ネ力を調整する際、おねじ部10aに螺合するバネ受け
15の高さ位置の変化量を目盛り17から読み取ること
ができる。そのため、目盛り17によりバネ受け15の
上下方向の変化量が一目で分かるので、目盛り17に基
づいてバネ受け15の調整位置に対するコイルバネ12
のバネ力の変化量を予測することができ、これにより摩
擦部材11cの摩擦力Fを任意の大きさに設定できる。
【0048】また、目盛り17の表面には、被載置物3
の重量に応じた色が段階的に着色されている。例えば被
載置物3の重量が20〜30kgに相当する目盛り17
の調整範囲は「白色」に着色され、被載置物3の重量が
30〜40kgに相当する目盛り17の調整範囲は「黄
色」に着色され、被載置物3の重量が40〜50kgに
相当する目盛り17の調整範囲は「青色」に着色され、
被載置物3の重量が50〜70kgに相当する目盛り1
7の調整範囲は「緑色」に着色されている。
の重量に応じた色が段階的に着色されている。例えば被
載置物3の重量が20〜30kgに相当する目盛り17
の調整範囲は「白色」に着色され、被載置物3の重量が
30〜40kgに相当する目盛り17の調整範囲は「黄
色」に着色され、被載置物3の重量が40〜50kgに
相当する目盛り17の調整範囲は「青色」に着色され、
被載置物3の重量が50〜70kgに相当する目盛り1
7の調整範囲は「緑色」に着色されている。
【0049】従って、被載置物3の重量に応じてバネ受
け15が各色分けされた範囲に入るようにバネ受け15
の高さ位置を調整することにより、コイルバネ12のバ
ネ力を比較的簡単に被載置物3の重量に応じた大きさに
調整することができ、摩擦部材11cの摩擦力Fを任意
の大きさに設定できる。
け15が各色分けされた範囲に入るようにバネ受け15
の高さ位置を調整することにより、コイルバネ12のバ
ネ力を比較的簡単に被載置物3の重量に応じた大きさに
調整することができ、摩擦部材11cの摩擦力Fを任意
の大きさに設定できる。
【0050】図9は本発明の第5実施例の斜視図であ
る。バネ受け15の周縁部には、マーカ18が設けられ
ている。このマーカ18はバネ受け15の上面15dに
設けられた三角印18aと、バネ受け15の外周15e
に設けられた垂直方向のマーカ線18bとよりなる。
尚、このマーカ18は見やすくするため赤色に着色され
ている。
る。バネ受け15の周縁部には、マーカ18が設けられ
ている。このマーカ18はバネ受け15の上面15dに
設けられた三角印18aと、バネ受け15の外周15e
に設けられた垂直方向のマーカ線18bとよりなる。
尚、このマーカ18は見やすくするため赤色に着色され
ている。
【0051】また、摺動部材11の上面11fの周縁部
には、目盛り19が設けられている。この目盛り19は
バネ受け15のマーカ18の位置を読み取るためのもの
であり、バネ受け15を回動させる際にマーカ18の変
位量を目盛り19から読み取ることができる。
には、目盛り19が設けられている。この目盛り19は
バネ受け15のマーカ18の位置を読み取るためのもの
であり、バネ受け15を回動させる際にマーカ18の変
位量を目盛り19から読み取ることができる。
【0052】従って、上記のようにバネ力調整機構13
によりバネ力を調整する際、おねじ部10aに螺合する
バネ受け15の回動方向の変化量を目盛り19から読み
取ることができる。そのため、目盛り19によりバネ受
け15の回動方向の変化量が一目で分かるので、目盛り
19に基づいてバネ受け15の調整位置に対するコイル
バネ12のバネ力の変化量を予測することができ、これ
により摩擦部材11cの摩擦力Fを任意の大きさに設定
できる。
によりバネ力を調整する際、おねじ部10aに螺合する
バネ受け15の回動方向の変化量を目盛り19から読み
取ることができる。そのため、目盛り19によりバネ受
け15の回動方向の変化量が一目で分かるので、目盛り
19に基づいてバネ受け15の調整位置に対するコイル
バネ12のバネ力の変化量を予測することができ、これ
により摩擦部材11cの摩擦力Fを任意の大きさに設定
できる。
【0053】図10は本発明の第6実施例の縦断面図で
ある。摺動部材11の鍔部11bには、ゴム製のカバー
20が取り付けられている。このカバー20は、鍔部1
1bの上面に密着された環状の取付部20aと、取付部
20aの外周から下方に延在して鍔部11bの外周に密
着するスカート部20bよりなる。また、スカート部2
0bの先端20cは、滑り板5の表面に撓んだ状態で摺
接するように延在されている。
ある。摺動部材11の鍔部11bには、ゴム製のカバー
20が取り付けられている。このカバー20は、鍔部1
1bの上面に密着された環状の取付部20aと、取付部
20aの外周から下方に延在して鍔部11bの外周に密
着するスカート部20bよりなる。また、スカート部2
0bの先端20cは、滑り板5の表面に撓んだ状態で摺
接するように延在されている。
【0054】カバー20は弾性を有するゴム製であるの
で、摺動ベース6が固定ベース4に対して相対変位する
際には、スカート部20bの先端20cが滑り板5の表
面を抵抗の無い状態で摺接することができる。そして、
スカート部20bの先端20cは摺動部材11の鍔部1
1bに設けられた摩擦部材11cの外側を覆うように形
成されている。
で、摺動ベース6が固定ベース4に対して相対変位する
際には、スカート部20bの先端20cが滑り板5の表
面を抵抗の無い状態で摺接することができる。そして、
スカート部20bの先端20cは摺動部材11の鍔部1
1bに設けられた摩擦部材11cの外側を覆うように形
成されている。
【0055】そのため、摩擦部材11cに埃等の異物が
付着することが防止される。また、摺動ベース6が固定
ベース4に対して相対的に摺動する際は、スカート部2
0bの先端20cが滑り板5の表面を清掃して滑り板5
に付着した埃等の異物を除去する。そのため、摩擦部材
11cは常に埃等の異物が介在しない状態で滑り板5を
摺動することができ、埃等により摩擦力が変動してしま
うことが防止されている。
付着することが防止される。また、摺動ベース6が固定
ベース4に対して相対的に摺動する際は、スカート部2
0bの先端20cが滑り板5の表面を清掃して滑り板5
に付着した埃等の異物を除去する。そのため、摩擦部材
11cは常に埃等の異物が介在しない状態で滑り板5を
摺動することができ、埃等により摩擦力が変動してしま
うことが防止されている。
【0056】従って、摺動部材11の摩擦部材11cは
常に安定した摩擦力を得ることができ、免震装置1を設
置した後でも摩擦部材11cの摩擦力Fを初期状態と同
じように変更することができる。図11は本発明の第7
実施例の正面図、図12は第7実施例の縦断面図であ
る。
常に安定した摩擦力を得ることができ、免震装置1を設
置した後でも摩擦部材11cの摩擦力Fを初期状態と同
じように変更することができる。図11は本発明の第7
実施例の正面図、図12は第7実施例の縦断面図であ
る。
【0057】制振装置21は、ビルの屋上22に設置さ
れ、地震によりビルが振動すると制振動作を行うパッシ
ブ形制振装置である。制振装置21は、ビルの大きさに
応じた所定重量を有する付加質量(被載置物)23と、
付加質量23を支持する4個の積層ゴム24と、付加質
量23の中央に設けられた摺動機構25とよりなる。
れ、地震によりビルが振動すると制振動作を行うパッシ
ブ形制振装置である。制振装置21は、ビルの大きさに
応じた所定重量を有する付加質量(被載置物)23と、
付加質量23を支持する4個の積層ゴム24と、付加質
量23の中央に設けられた摺動機構25とよりなる。
【0058】積層ゴム24は、複数の鉄板とゴム板とを
交互に積み重ねた構造であり、水平方向に撓むことがで
きるようになっている。そのため、地震によりビルが水
平方向に振動すると、制振装置21の積層ゴム24を介
して付加質量23にも同様な振動が伝播するため、積層
ゴム24は付加質量23の制振動作を許容するように水
平方向に弾性変形する。このときの積層ゴム24の固有
振動数はビルの固有振動数と一致するように設定されて
いる。
交互に積み重ねた構造であり、水平方向に撓むことがで
きるようになっている。そのため、地震によりビルが水
平方向に振動すると、制振装置21の積層ゴム24を介
して付加質量23にも同様な振動が伝播するため、積層
ゴム24は付加質量23の制振動作を許容するように水
平方向に弾性変形する。このときの積層ゴム24の固有
振動数はビルの固有振動数と一致するように設定されて
いる。
【0059】摺動機構25は、大略、摺動ベース6の下
面に設けられた摩擦脚(摺動脚)26と、摩擦脚26が
上下方向に移動可能に嵌合する摺動部材27と、摺動部
材27の下面に設けられた摩擦部材28と、摺動部材2
7の内部に収納され摺動部材27の底板29を下方に押
圧するコイルバネ30と、コイルバネ30のバネ力を調
整するバネ力調整機構31と、摩擦部材28が摺動する
滑り板32とよりなる。摩擦脚26は、付加質量23の
ねじ孔23aに螺合されたおねじ部26aと、おねじ部
26aの下端に結合された円柱状の摺動部26bとより
なる。
面に設けられた摩擦脚(摺動脚)26と、摩擦脚26が
上下方向に移動可能に嵌合する摺動部材27と、摺動部
材27の下面に設けられた摩擦部材28と、摺動部材2
7の内部に収納され摺動部材27の底板29を下方に押
圧するコイルバネ30と、コイルバネ30のバネ力を調
整するバネ力調整機構31と、摩擦部材28が摺動する
滑り板32とよりなる。摩擦脚26は、付加質量23の
ねじ孔23aに螺合されたおねじ部26aと、おねじ部
26aの下端に結合された円柱状の摺動部26bとより
なる。
【0060】摩擦部材28は底板29の下面に設けられ
た凹部29aに嵌合した状態で一体的に固着されてい
る。従って、付加質量23が水平方向に揺動して制振動
作を行う際、摩擦部材28は滑り板32の表面を摺動す
ることにより付加質量23に摺動抵抗を付与する。
た凹部29aに嵌合した状態で一体的に固着されてい
る。従って、付加質量23が水平方向に揺動して制振動
作を行う際、摩擦部材28は滑り板32の表面を摺動す
ることにより付加質量23に摺動抵抗を付与する。
【0061】また、摺動部材27は、円筒状に形成され
ており、摺動部26bが上下方向に摺動可能に嵌合する
嵌合部27aと、嵌合部27aの下端より外側に突出す
る鍔部27bと、嵌合部27aの上端より内側に突出す
るストッパ部27cと、よりなる。また、摺動部材27
の嵌合部27aに嵌合する摺動部26bの外周は、上下
方向の寸法を十分大きくしてあるので、嵌合部27aに
ガイドされると共に摩擦脚26に水平方向の力が作用し
ても摺動部26bが嵌合部27a内で傾くことが防止さ
れる。
ており、摺動部26bが上下方向に摺動可能に嵌合する
嵌合部27aと、嵌合部27aの下端より外側に突出す
る鍔部27bと、嵌合部27aの上端より内側に突出す
るストッパ部27cと、よりなる。また、摺動部材27
の嵌合部27aに嵌合する摺動部26bの外周は、上下
方向の寸法を十分大きくしてあるので、嵌合部27aに
ガイドされると共に摩擦脚26に水平方向の力が作用し
ても摺動部26bが嵌合部27a内で傾くことが防止さ
れる。
【0062】また、鍔部27bの下面には、底板29が
取付ボルト34により固着されており、嵌合部27aの
下側開口を閉塞している。そして、嵌合部27aに挿入
された摺動部26bと底板29との間には、コイルバネ
30が介在している。上記ストッパ部27cの内周に
は、摩擦脚26のおねじ部26aを挿通するための挿通
孔27eが設けられており、摩擦脚26を摺動ベース6
に取り付ける前に摺動部材27を摩擦脚26に嵌合させ
ておく必要がある。また、付加質量23を設置した後で
移動させる際、付加質量23をジャッキ等により上方に
持ち上げても摺動部材27が下動するもののストッパ部
27cが摩擦脚26の摺動部26b上面に当接して摺動
部材27の脱落が防止される。
取付ボルト34により固着されており、嵌合部27aの
下側開口を閉塞している。そして、嵌合部27aに挿入
された摺動部26bと底板29との間には、コイルバネ
30が介在している。上記ストッパ部27cの内周に
は、摩擦脚26のおねじ部26aを挿通するための挿通
孔27eが設けられており、摩擦脚26を摺動ベース6
に取り付ける前に摺動部材27を摩擦脚26に嵌合させ
ておく必要がある。また、付加質量23を設置した後で
移動させる際、付加質量23をジャッキ等により上方に
持ち上げても摺動部材27が下動するもののストッパ部
27cが摩擦脚26の摺動部26b上面に当接して摺動
部材27の脱落が防止される。
【0063】また、摩擦脚26のおねじ部26aには、
付加質量23の下面に当接するロックナット35が螺合
している。このロックナット35は摺動部材27の高さ
位置を規制するとともに、摺動部材27が勝手に回動し
ないように係止する。従って、バネ力調整機構31は、
このロックナット35とおねじ部26aとより構成され
ている。
付加質量23の下面に当接するロックナット35が螺合
している。このロックナット35は摺動部材27の高さ
位置を規制するとともに、摺動部材27が勝手に回動し
ないように係止する。従って、バネ力調整機構31は、
このロックナット35とおねじ部26aとより構成され
ている。
【0064】上記構成とされたバネ力調整機構31で
は、ロックナット35を回すことにより摺動部26bの
高さ位置を変更することができる。すなわち、摺動部2
6bと底板29との間の離間距離Lを変更することによ
りコイルバネ30の上下方向の全長を任意の長さに変え
てコイルバネ30のバネ力を調整することができる。
は、ロックナット35を回すことにより摺動部26bの
高さ位置を変更することができる。すなわち、摺動部2
6bと底板29との間の離間距離Lを変更することによ
りコイルバネ30の上下方向の全長を任意の長さに変え
てコイルバネ30のバネ力を調整することができる。
【0065】従って、底板29の下面に設けられた摩擦
部材28は、コイルバネ30のバネ力により滑り板32
に対する摩擦力が決まる。よって、バネ力調整機構31
によりコイルバネ30のバネ力が調整されると、摩擦部
材28の摩擦力が所望の値に調整されることになる。
部材28は、コイルバネ30のバネ力により滑り板32
に対する摩擦力が決まる。よって、バネ力調整機構31
によりコイルバネ30のバネ力が調整されると、摩擦部
材28の摩擦力が所望の値に調整されることになる。
【0066】上記制振装置21においては、例えば摩擦
部材28の摩擦力を変更したい場合等制振装置21の減
衰力を調整する際には、バネ力調整機構31によりコイ
ルバネ30のバネ力を調整して摩擦部材28の摩擦力を
変更する。例えば制振装置21自体の減衰力を減少させ
たい場合には、摺動部26bの高さ位置を上げてコイル
バネ30のバネ力を弱くする。これにより、コイルバネ
30のたわみ量が小さくなり、摩擦部材28の摩擦力F
を小さく設定できる。従って、付加質量23がビルの屋
上22に対して水平方向に相対変位する際には、摩擦部
材28が滑り板32を摺動して発生させる摩擦力Fが緩
和される。
部材28の摩擦力を変更したい場合等制振装置21の減
衰力を調整する際には、バネ力調整機構31によりコイ
ルバネ30のバネ力を調整して摩擦部材28の摩擦力を
変更する。例えば制振装置21自体の減衰力を減少させ
たい場合には、摺動部26bの高さ位置を上げてコイル
バネ30のバネ力を弱くする。これにより、コイルバネ
30のたわみ量が小さくなり、摩擦部材28の摩擦力F
を小さく設定できる。従って、付加質量23がビルの屋
上22に対して水平方向に相対変位する際には、摩擦部
材28が滑り板32を摺動して発生させる摩擦力Fが緩
和される。
【0067】また、制振装置21自体の減衰力を増大さ
せたい場合には、摺動部26bの高さ位置を下げてコイ
ルバネ30のバネ力を強くする。これにより、コイルバ
ネ30のたわみ量が大きくなり、摩擦部材28の摩擦力
Fを大きく設定できる。従って、付加質量23がビルの
屋上22に対して水平方向に相対変位する際には、摩擦
部材28が滑り板32を摺動して発生させる摩擦力Fが
増大される。
せたい場合には、摺動部26bの高さ位置を下げてコイ
ルバネ30のバネ力を強くする。これにより、コイルバ
ネ30のたわみ量が大きくなり、摩擦部材28の摩擦力
Fを大きく設定できる。従って、付加質量23がビルの
屋上22に対して水平方向に相対変位する際には、摩擦
部材28が滑り板32を摺動して発生させる摩擦力Fが
増大される。
【0068】このように制振装置21自体の減衰力を変
更したい場合には、摩擦部材28の摩擦力Fを簡単に調
整することができる。また、付加質量23の大きさや制
振したい振動の大きさに応じて摺動機構25を設計する
必要がなく、すなわち、摺動機構25自体の量産化が容
易となり、摺動機構25の製造コストを安価にしうると
ともに、制振装置21をビルに設置してから制振装置2
1の減衰力を調整することができる。
更したい場合には、摩擦部材28の摩擦力Fを簡単に調
整することができる。また、付加質量23の大きさや制
振したい振動の大きさに応じて摺動機構25を設計する
必要がなく、すなわち、摺動機構25自体の量産化が容
易となり、摺動機構25の製造コストを安価にしうると
ともに、制振装置21をビルに設置してから制振装置2
1の減衰力を調整することができる。
【0069】図13は本発明の第8実施例の縦断面図で
ある。上記制振装置21の摺動機構25において、摩擦
脚26の摺動部26bは摺動部材27の嵌合部27aに
嵌合する鍔部26b1 と摺動部材27のガイド部27f
に嵌合する円柱部26b2 を有する。鍔部26b1 は、
コイルバネ30に当接するばね受けとして機能すると共
に、ガイド部27fに当接して抜け防止としても機能す
る。
ある。上記制振装置21の摺動機構25において、摩擦
脚26の摺動部26bは摺動部材27の嵌合部27aに
嵌合する鍔部26b1 と摺動部材27のガイド部27f
に嵌合する円柱部26b2 を有する。鍔部26b1 は、
コイルバネ30に当接するばね受けとして機能すると共
に、ガイド部27fに当接して抜け防止としても機能す
る。
【0070】また、円柱部26b2 及びガイド部27f
は、上下方向の寸法を十分大きくしてあるので、円柱部
26b2 はガイド部27fにガイドされると共に摩擦脚
26に水平方向の力が作用しても円柱部26b2 がガイ
ド部27f内で傾くことが防止される。
は、上下方向の寸法を十分大きくしてあるので、円柱部
26b2 はガイド部27fにガイドされると共に摩擦脚
26に水平方向の力が作用しても円柱部26b2 がガイ
ド部27f内で傾くことが防止される。
【0071】
【発明の効果】上述の如く、請求項1によれば、固定面
に対する摺動部の摩擦力を調整する摩擦力調整手段を有
するため、被載置物の重量に応じて摺動部と固定面との
間の摩擦力を任意の大きさに調整することができ、例え
設置後に被載置物が入れ換えられて重量が変更になって
も容易に摩擦力を調整することができる。
に対する摺動部の摩擦力を調整する摩擦力調整手段を有
するため、被載置物の重量に応じて摺動部と固定面との
間の摩擦力を任意の大きさに調整することができ、例え
設置後に被載置物が入れ換えられて重量が変更になって
も容易に摩擦力を調整することができる。
【0072】また、請求項2によれば、ばね部材のばね
力を調整することにより固定面を摺動する摩擦部材の摩
擦力を調整することができるので、比較的簡単な作業で
摩擦力を被載置物の重量に応じた任意の大きさに調整で
き、摩擦力調整時間を短縮することができる。
力を調整することにより固定面を摺動する摩擦部材の摩
擦力を調整することができるので、比較的簡単な作業で
摩擦力を被載置物の重量に応じた任意の大きさに調整で
き、摩擦力調整時間を短縮することができる。
【0073】また、請求項3によれば、免震装置におい
て、ばね部材のばね力を調整することにより固定面を摺
動する摩擦部材の摩擦力を調整することができるので、
比較的簡単な作業で摩擦力を被載置物の重量に応じた任
意の大きさに調整でき、摩擦力調整時間を短縮すること
ができる。
て、ばね部材のばね力を調整することにより固定面を摺
動する摩擦部材の摩擦力を調整することができるので、
比較的簡単な作業で摩擦力を被載置物の重量に応じた任
意の大きさに調整でき、摩擦力調整時間を短縮すること
ができる。
【0074】また、請求項4によれば、制振装置におい
て、摺動部の摩擦力を調整する摩擦力調整手段を摺動部
に設けたため、摩擦力を任意の大きさに調整することに
より制振装置自体の減衰力を調整することができる。
て、摺動部の摩擦力を調整する摩擦力調整手段を摺動部
に設けたため、摩擦力を任意の大きさに調整することに
より制振装置自体の減衰力を調整することができる。
【図1】本発明の第1実施例が適用された免震装置の正
面図である。
面図である。
【図2】免震装置の平面図である。
【図3】摺動機構を拡大して示す側面図である。
【図4】バネ力調整機構によるバネ力調整動作を示す縦
断面図である。
断面図である。
【図5】本発明の第2実施例の縦断面図である。
【図6】本発明の第3実施例の縦断面図である。
【図7】本発明の第4実施例の縦断面図である。
【図8】第4実施例の斜視図である。
【図9】本発明の第5実施例の斜視図である。
【図10】本発明の第6実施例の縦断面図である。
【図11】本発明の第7実施例の正面図である。
【図12】第7実施例の縦断面図である。
【図13】第8実施例の縦断面図である。
1 免震装置 3 被載置物 4 固定ベース 5 滑り板 6 摺動ベース 7a〜7d 摺動機構 8 附勢機構 9a〜9d コイルバネ 10 免震脚 11 摺動部材 11c 摩擦部材 12 コイルバネ 13 バネ力調整機構 14,16 ロックナット 15 バネ受け 17,19 目盛り 18 マーカ 20 カバー 21 制振装置 23 付加質量 24 積層ゴム 25 摺動機構 26 摩擦脚 27 摺動部材 28 摩擦部材 31 バネ力調整機構
Claims (4)
- 【請求項1】 固定面に対し摺動可能に設けられた摺動
部を有し、入力された振動の大きさに応じて該摺動部と
該固定面とが相対変位する摺動機構において、 前記固定面に対する前記摺動部の摩擦力を調整する摩擦
力調整手段を前記摺動部に設けたことを特徴とする摺動
機構。 - 【請求項2】 前記請求項1記載の摺動機構であって、 前記摩擦力調整手段は、前記固定面を摺動する摺動脚
と、 該摺動脚に上下方向に変位可能に設けられ前記固定面を
摺動する摩擦部材と、 該摩擦部材を前記固定面に押圧するばね部材と、 該ばね部材のばね力を調整するばね力調整機構と、 からなることを特徴とする摺動機構。 - 【請求項3】 前記請求項1記載または請求項2記載の
摺動機構を有する免震装置。 - 【請求項4】 所定重量を有する付加質量を積層ゴムに
より支持する制振装置において、 前記付加質量に前記固定面を摺動する摺動部を設け、 前記摺動部の摩擦力を調整する摩擦力調整手段を前記摺
動部に設けたことを特徴とする制振装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7244662A JPH0989028A (ja) | 1995-09-22 | 1995-09-22 | 摺動機構及び免震装置及び制振装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7244662A JPH0989028A (ja) | 1995-09-22 | 1995-09-22 | 摺動機構及び免震装置及び制振装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0989028A true JPH0989028A (ja) | 1997-03-31 |
Family
ID=17122093
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7244662A Pending JPH0989028A (ja) | 1995-09-22 | 1995-09-22 | 摺動機構及び免震装置及び制振装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0989028A (ja) |
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000046105A (ja) * | 1998-07-29 | 2000-02-18 | Tadashi Hatakeyama | 免震台 |
| JP2002085209A (ja) * | 2000-09-12 | 2002-03-26 | Okumura Corp | 展示用免震台及びその摩擦抵抗力調整方法 |
| JP2003269532A (ja) * | 2002-03-14 | 2003-09-25 | Nec Corp | 免震装置 |
| JP2007239907A (ja) * | 2006-03-09 | 2007-09-20 | National Institute Of Advanced Industrial & Technology | 免震構造体 |
| JP2009068556A (ja) * | 2007-09-11 | 2009-04-02 | Ohbayashi Corp | 免振装置 |
| EP2146353A1 (de) | 2008-06-26 | 2010-01-20 | Cci Ag | Lagergestellanordnung zum Lagern nuklearer Brennelemente |
| JP2010255783A (ja) * | 2009-04-27 | 2010-11-11 | Ohbayashi Corp | 免震装置 |
| JP2011246236A (ja) * | 2010-05-27 | 2011-12-08 | Tomoe Giken:Kk | クレーンステー用摩擦ダンパー |
| CN106855170A (zh) * | 2016-10-18 | 2017-06-16 | 绔ユ旦 | 一种新型计算机显示器的托座装置 |
| CN108882643A (zh) * | 2018-07-24 | 2018-11-23 | 巢湖市金辉自控设备有限公司 | 一种变频器散热防护机箱 |
| CN108980616A (zh) * | 2018-07-16 | 2018-12-11 | 中国能源建设集团山西省电力勘测设计院有限公司 | 一种针对间歇性用汽用户的长距离工业供汽系统 |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6092571A (ja) * | 1983-10-27 | 1985-05-24 | 藤田 隆史 | 構造物の免震装置 |
| JPS6149028A (ja) * | 1984-08-15 | 1986-03-10 | Toshiba Corp | 構造物の免震装置 |
| JPH034949U (ja) * | 1989-06-02 | 1991-01-18 | ||
| JPH0533526A (ja) * | 1991-07-26 | 1993-02-09 | Akinaga Katsube | 免震・制振装置 |
-
1995
- 1995-09-22 JP JP7244662A patent/JPH0989028A/ja active Pending
Patent Citations (4)
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| JPS6092571A (ja) * | 1983-10-27 | 1985-05-24 | 藤田 隆史 | 構造物の免震装置 |
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| JPH0533526A (ja) * | 1991-07-26 | 1993-02-09 | Akinaga Katsube | 免震・制振装置 |
Cited By (12)
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|---|---|---|---|---|
| JP2000046105A (ja) * | 1998-07-29 | 2000-02-18 | Tadashi Hatakeyama | 免震台 |
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| CN106855170A (zh) * | 2016-10-18 | 2017-06-16 | 绔ユ旦 | 一种新型计算机显示器的托座装置 |
| CN108980616A (zh) * | 2018-07-16 | 2018-12-11 | 中国能源建设集团山西省电力勘测设计院有限公司 | 一种针对间歇性用汽用户的长距离工业供汽系统 |
| CN108980616B (zh) * | 2018-07-16 | 2024-02-27 | 中国能源建设集团山西省电力勘测设计院有限公司 | 一种针对间歇性用汽用户的长距离工业供汽系统 |
| CN108882643A (zh) * | 2018-07-24 | 2018-11-23 | 巢湖市金辉自控设备有限公司 | 一种变频器散热防护机箱 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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