JPH0989120A - 真空装置 - Google Patents
真空装置Info
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- JPH0989120A JPH0989120A JP7244760A JP24476095A JPH0989120A JP H0989120 A JPH0989120 A JP H0989120A JP 7244760 A JP7244760 A JP 7244760A JP 24476095 A JP24476095 A JP 24476095A JP H0989120 A JPH0989120 A JP H0989120A
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B7/00—Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
- G11B7/24—Record carriers characterised by shape, structure or physical properties, or by the selection of the material
- G11B7/26—Apparatus or processes specially adapted for the manufacture of record carriers
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
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- Y10S277/00—Seal for a joint or juncture
- Y10S277/913—Seal for fluid pressure below atmospheric, e.g. vacuum
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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- Y10S277/00—Seal for a joint or juncture
- Y10S277/927—Seal including fluid pressure differential feature
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- Engineering & Computer Science (AREA)
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- Sealing Using Fluids, Sealing Without Contact, And Removal Of Oil (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】磁性流体シールだけの場合よりも回転抵抗が少
なく且つ差動排気方式だけの場合よりも安価な真空装置
を実現する。 【解決手段】真空室10内に延びた回転軸1を外気圧側
から駆動する真空装置において、真空室10と外気圧側
とに亘る回転軸1周りの間隙を塞ぐ密封装置を備え、こ
の密封装置は磁性流体シール30が真空室10側に配設
されるとともに低真空用の差圧室50が外気圧側に形成
される。
なく且つ差動排気方式だけの場合よりも安価な真空装置
を実現する。 【解決手段】真空室10内に延びた回転軸1を外気圧側
から駆動する真空装置において、真空室10と外気圧側
とに亘る回転軸1周りの間隙を塞ぐ密封装置を備え、こ
の密封装置は磁性流体シール30が真空室10側に配設
されるとともに低真空用の差圧室50が外気圧側に形成
される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、真空装置に関
し、詳しくは、真空室内に延びた回転軸を外気圧側から
駆動する真空装置に関する。例えばCDや光ディスクの
射出成形用マスタープレート等の作成は、光学的加工手
段を超える微細加工を行うことが求められることから、
高真空雰囲気中で高速回転させながら電子ビームを照射
して所望の情報を書き込むことで行われるが、これに用
いられる情報記録装置は、真空装置の典型例である。
し、詳しくは、真空室内に延びた回転軸を外気圧側から
駆動する真空装置に関する。例えばCDや光ディスクの
射出成形用マスタープレート等の作成は、光学的加工手
段を超える微細加工を行うことが求められることから、
高真空雰囲気中で高速回転させながら電子ビームを照射
して所望の情報を書き込むことで行われるが、これに用
いられる情報記録装置は、真空装置の典型例である。
【0002】かかる情報記録装置は、ワーク即ち加工対
象のプレートを真空チャンバ内で回転させるために回転
軸を有するが、この回転軸は高速且つ正確な回転のため
に空気軸受等によって支持・支承されるのが通例であ
る。このため、この種の装置は、真空室内に延びた回転
軸を外気圧側から駆動するものとなっている。
象のプレートを真空チャンバ内で回転させるために回転
軸を有するが、この回転軸は高速且つ正確な回転のため
に空気軸受等によって支持・支承されるのが通例であ
る。このため、この種の装置は、真空室内に延びた回転
軸を外気圧側から駆動するものとなっている。
【0003】そして、回転軸が外気圧側から真空室に延
びていれば、その部分をシールする必要がある。この発
明は、真空室内に延びた回転軸を外気圧側から駆動する
真空装置について、特にその回転軸周りのシール技術の
改良に関する。
びていれば、その部分をシールする必要がある。この発
明は、真空室内に延びた回転軸を外気圧側から駆動する
真空装置について、特にその回転軸周りのシール技術の
改良に関する。
【0004】
【従来の技術】従来、上記の真空装置における回転軸周
りのシーリングとしては、磁性流体シールによるもの
や、差動排気によるものが知られている。
りのシーリングとしては、磁性流体シールによるもの
や、差動排気によるものが知られている。
【0005】図5に従来の磁性流体シールの断面構造を
示すが、これは、回転軸としてのスピンドルを囲むハウ
ジング2に、磁性流体シール3,4を備えて、回転軸周
りの間隙を塞ぐものである。磁性流体シール3は、マグ
ネット3cと、これを挟む一対のポールピース3bと、
ポールピース3bの先端とスピンドルとの隙間に詰めら
れた密封用の磁性流体3aとを備えて、これらの間に形
成される閉磁路によって磁性流体3aを保持することで
密封状態を維持する。磁性流体シール4も同様のもので
ある。
示すが、これは、回転軸としてのスピンドルを囲むハウ
ジング2に、磁性流体シール3,4を備えて、回転軸周
りの間隙を塞ぐものである。磁性流体シール3は、マグ
ネット3cと、これを挟む一対のポールピース3bと、
ポールピース3bの先端とスピンドルとの隙間に詰めら
れた密封用の磁性流体3aとを備えて、これらの間に形
成される閉磁路によって磁性流体3aを保持することで
密封状態を維持する。磁性流体シール4も同様のもので
ある。
【0006】図6には、従来の差動排気機構の断面構造
を示すが、これは、不所望な回転軸の横押圧力の抑制等
のためにラビリンスに似た構造の複数の差圧室5a,5
b,5cを備え、さらに高真空度側へのリークの抑制の
必要などから、それぞれを排気装置6a,6b,6cで
真空引きするものである。一般に、大気圧に近くてよい
差圧室5aの真空引きを行う排気装置6aには到達真空
度が劣っていても安価なロータリポンプ等が用いられる
一方、高真空に近い差圧室5cの真空引きを行う排気装
置6cには高価だが高性能のターボモレキュラーポンプ
等が用いられる。
を示すが、これは、不所望な回転軸の横押圧力の抑制等
のためにラビリンスに似た構造の複数の差圧室5a,5
b,5cを備え、さらに高真空度側へのリークの抑制の
必要などから、それぞれを排気装置6a,6b,6cで
真空引きするものである。一般に、大気圧に近くてよい
差圧室5aの真空引きを行う排気装置6aには到達真空
度が劣っていても安価なロータリポンプ等が用いられる
一方、高真空に近い差圧室5cの真空引きを行う排気装
置6cには高価だが高性能のターボモレキュラーポンプ
等が用いられる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の真空装置では、差動排気による場合、真空室
の真空引きを行う本来の真空ポンプの他に、多数の排気
装置をも備える必要がある。特に高真空に近い差圧室の
真空引きには、高価なターボモレキュラーポンプ等が必
要とされる。このため、装置が高価になりがちである。
さらに、複雑で大型にもなり易い。
うな従来の真空装置では、差動排気による場合、真空室
の真空引きを行う本来の真空ポンプの他に、多数の排気
装置をも備える必要がある。特に高真空に近い差圧室の
真空引きには、高価なターボモレキュラーポンプ等が必
要とされる。このため、装置が高価になりがちである。
さらに、複雑で大型にもなり易い。
【0008】一方、磁性流体シールによる場合は、単段
での耐圧が小さいことから、大気圧レベルの耐圧を得る
には、多数段の磁性流体シールを設けることが必要とさ
れる。このため、磁性流体シール部における粘性抵抗が
大きくて、回転軸を高速回転させるのには妨げとなる。
CD等の情報記録などの場合、回転速度が記録速度に直
結することから、回転速度が上がらないと、処理効率が
悪いので不都合である。
での耐圧が小さいことから、大気圧レベルの耐圧を得る
には、多数段の磁性流体シールを設けることが必要とさ
れる。このため、磁性流体シール部における粘性抵抗が
大きくて、回転軸を高速回転させるのには妨げとなる。
CD等の情報記録などの場合、回転速度が記録速度に直
結することから、回転速度が上がらないと、処理効率が
悪いので不都合である。
【0009】そこで、真空室内に延びた回転軸を外気圧
側から駆動する真空装置についてコスト制約の下で処理
効率の向上を図るためには、その回転軸周りをシールす
るに際し、磁性流体シール及び差動排気の両者の長所の
みを併せて持たせることが課題となる。
側から駆動する真空装置についてコスト制約の下で処理
効率の向上を図るためには、その回転軸周りをシールす
るに際し、磁性流体シール及び差動排気の両者の長所の
みを併せて持たせることが課題となる。
【0010】また、磁性流体シールは耐圧を超える圧力
差があると破れてしまうが、その補修は、真空室内に延
びた回転軸を取り外してから行なわなければならないの
で、困難を伴う。しかし、磁性流体シールの耐圧が十分
でないと、真空ポンプやバルブ等の誤動作や誤操作ある
いは予期しない停電等に紀伊に起因して、たやすく磁性
流体シールが破れてしまうこととなる。そこで、磁性流
体シールの破損防止も重要な課題となる。
差があると破れてしまうが、その補修は、真空室内に延
びた回転軸を取り外してから行なわなければならないの
で、困難を伴う。しかし、磁性流体シールの耐圧が十分
でないと、真空ポンプやバルブ等の誤動作や誤操作ある
いは予期しない停電等に紀伊に起因して、たやすく磁性
流体シールが破れてしまうこととなる。そこで、磁性流
体シールの破損防止も重要な課題となる。
【0011】この発明は、このような課題を解決するた
めになされたものであり、磁性流体シールだけの場合よ
りも回転抵抗が少なく且つ差動排気方式だけの場合より
も安価な真空装置を実現することを目的とする。また、
本発明は、磁性流体シールが破れることのない真空装置
を実現することをも目的とする。
めになされたものであり、磁性流体シールだけの場合よ
りも回転抵抗が少なく且つ差動排気方式だけの場合より
も安価な真空装置を実現することを目的とする。また、
本発明は、磁性流体シールが破れることのない真空装置
を実現することをも目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために発明された第1乃至第2の解決手段について、
その構成および作用効果を以下に説明する。
るために発明された第1乃至第2の解決手段について、
その構成および作用効果を以下に説明する。
【0013】[第1の解決手段]第1の解決手段の真空
装置は(、出願当初の請求項1に記載の如く)、真空室
内に延びた回転軸を外気圧側から駆動する真空装置にお
いて、前記真空室と前記外気圧側とに亘る前記回転軸周
りの間隙を塞ぐ密封装置を備え、この密封装置は磁性流
体シールが前記真空室側に配設されるとともに低真空用
の差圧室が前記外気圧側に形成されたものであることを
特徴とするものである。
装置は(、出願当初の請求項1に記載の如く)、真空室
内に延びた回転軸を外気圧側から駆動する真空装置にお
いて、前記真空室と前記外気圧側とに亘る前記回転軸周
りの間隙を塞ぐ密封装置を備え、この密封装置は磁性流
体シールが前記真空室側に配設されるとともに低真空用
の差圧室が前記外気圧側に形成されたものであることを
特徴とするものである。
【0014】ここで、上記の「外気圧」は、大気圧が典
型的なものであるが、与圧や減圧された準大気圧の状態
も該当する。また、「低真空用の」とは、外気圧に比べ
れば真空であるが真空室内の本来の真空度ほど高真空で
はない中間の真空度にされて本来の機能を発揮するとい
う意味である。
型的なものであるが、与圧や減圧された準大気圧の状態
も該当する。また、「低真空用の」とは、外気圧に比べ
れば真空であるが真空室内の本来の真空度ほど高真空で
はない中間の真空度にされて本来の機能を発揮するとい
う意味である。
【0015】このような第1の解決手段の真空装置にあ
っては、真空室内に延びた回転軸が外気圧側から駆動さ
れて、真空雰囲気内での回転物の加工等が行なわれる。
このような真空室と外気圧側とに亘る回転軸周りの間隙
を塞ぐ密封装置を備えたことによって、真空室内に関し
ては、電子ビームやイオンビームによる加工等に必要な
高真空状態を確保することが容易になる。また、外気圧
側に関しては、抵抗の少ない空気軸受の採用等が可能で
高速の回転駆動を行うことが容易になる。
っては、真空室内に延びた回転軸が外気圧側から駆動さ
れて、真空雰囲気内での回転物の加工等が行なわれる。
このような真空室と外気圧側とに亘る回転軸周りの間隙
を塞ぐ密封装置を備えたことによって、真空室内に関し
ては、電子ビームやイオンビームによる加工等に必要な
高真空状態を確保することが容易になる。また、外気圧
側に関しては、抵抗の少ない空気軸受の採用等が可能で
高速の回転駆動を行うことが容易になる。
【0016】ここで、この密封装置は、磁性流体シール
を具備して回転軸周りの間隙を塞ぐが、この磁性流体シ
ールが真空室と差圧室との間に配設されることから、こ
の磁性流体シールは耐圧が外気圧よりも小さくても済
む。これにより、磁性流体シールだけで真空室を外気圧
から封じる場合に較べて、磁性流体シールの厚さを薄く
することが可能となるので、回転軸の回転抵抗を少なく
することができる。その結果、回転軸の高速回転駆動が
一層容易になる。さらに、磁性流体シール部における粘
性抵抗の削減は、そこでの発熱を抑制して、熱膨張によ
る不所望な変形に起因しての位置精度の悪化を防止する
等の改善にもつながる。
を具備して回転軸周りの間隙を塞ぐが、この磁性流体シ
ールが真空室と差圧室との間に配設されることから、こ
の磁性流体シールは耐圧が外気圧よりも小さくても済
む。これにより、磁性流体シールだけで真空室を外気圧
から封じる場合に較べて、磁性流体シールの厚さを薄く
することが可能となるので、回転軸の回転抵抗を少なく
することができる。その結果、回転軸の高速回転駆動が
一層容易になる。さらに、磁性流体シール部における粘
性抵抗の削減は、そこでの発熱を抑制して、熱膨張によ
る不所望な変形に起因しての位置精度の悪化を防止する
等の改善にもつながる。
【0017】また、磁性流体シールと外気圧との間に差
圧室が形成されるが、これは低真空用のものである。そ
こで、この差圧室を作動状態に保つには、低真空用の例
えばロータリポンプ等の安価な真空ポンプで吸引・排気
すれば十分である。これにより、差動排気方式だけで高
真空を達成する場合に較べて、真空室側の差圧室やこれ
を高真空またはこれに近い真空度に保つための高真空用
の例えばターボモレキュラーポンプさらにはそのブース
タ等の高価な真空ポンプを接続する必要が無くなる。そ
の結果、安価になる。
圧室が形成されるが、これは低真空用のものである。そ
こで、この差圧室を作動状態に保つには、低真空用の例
えばロータリポンプ等の安価な真空ポンプで吸引・排気
すれば十分である。これにより、差動排気方式だけで高
真空を達成する場合に較べて、真空室側の差圧室やこれ
を高真空またはこれに近い真空度に保つための高真空用
の例えばターボモレキュラーポンプさらにはそのブース
タ等の高価な真空ポンプを接続する必要が無くなる。そ
の結果、安価になる。
【0018】したがって、この発明によれば、磁性流体
シールだけの場合よりも回転抵抗が少なく且つ差動排気
方式だけの場合よりも安価な真空装置を実現することが
できる。
シールだけの場合よりも回転抵抗が少なく且つ差動排気
方式だけの場合よりも安価な真空装置を実現することが
できる。
【0019】[第2の解決手段]第2の解決手段の真空
装置は(、出願当初の請求項2に記載の如く)、上記の
第1の解決手段の真空装置であって、前記真空室と前記
差圧室との圧力差が前記磁性流体シールの耐圧に基づく
所定の閾値以内に収まるように前記真空室又は前記差圧
室の圧力を調整する保護手段を備えたことを特徴とする
ものである。
装置は(、出願当初の請求項2に記載の如く)、上記の
第1の解決手段の真空装置であって、前記真空室と前記
差圧室との圧力差が前記磁性流体シールの耐圧に基づく
所定の閾値以内に収まるように前記真空室又は前記差圧
室の圧力を調整する保護手段を備えたことを特徴とする
ものである。
【0020】ここで、上記の「所定の閾値」は、望まし
くは、個体ごとのばらつきや,経時変化,応答遅れ等に
対する余裕度・安全率を見込んで、その分だけ磁性流体
シールの耐圧そのものよりも小さい値に設定される。
くは、個体ごとのばらつきや,経時変化,応答遅れ等に
対する余裕度・安全率を見込んで、その分だけ磁性流体
シールの耐圧そのものよりも小さい値に設定される。
【0021】このような第2の解決手段の真空装置にあ
っては、真空室と差圧室との圧力差が所定の閾値を超え
て広がらないように保護手段によって調整される。これ
により、真空ポンプやバルブ等の誤動作や誤操作等の不
所望な事態が発生した場合でも、磁性流体シールの両側
面の圧力差がその耐圧を超えることはない。そこで、耐
圧不足による破損から確実に、磁性流体シールを保護す
ることができる。
っては、真空室と差圧室との圧力差が所定の閾値を超え
て広がらないように保護手段によって調整される。これ
により、真空ポンプやバルブ等の誤動作や誤操作等の不
所望な事態が発生した場合でも、磁性流体シールの両側
面の圧力差がその耐圧を超えることはない。そこで、耐
圧不足による破損から確実に、磁性流体シールを保護す
ることができる。
【0022】したがって、この発明によれば、磁性流体
シールが破れることのない真空装置を実現することがで
きる。
シールが破れることのない真空装置を実現することがで
きる。
【0023】
【発明の実施の形態】このような第1乃至第2の解決手
段で達成された本発明の真空装置について、これを実施
するための具体的な形態を説明する。
段で達成された本発明の真空装置について、これを実施
するための具体的な形態を説明する。
【0024】[第1の実施の形態]本発明の第1の実施
形態は、上記の第1の解決手段であって、前記真空室お
よび前記差圧室に対して設けられた又はこれらの室間に
亘って設けられた圧力調整機構と、前記真空室および前
記差圧室の検出圧力を受けこれらの圧力差が前記磁性流
体シールの耐圧に基づく所定の閾値以内に収まるように
前記圧力調整機構の駆動制御を行う保護回路とを備えた
ことを特徴とするものである。
形態は、上記の第1の解決手段であって、前記真空室お
よび前記差圧室に対して設けられた又はこれらの室間に
亘って設けられた圧力調整機構と、前記真空室および前
記差圧室の検出圧力を受けこれらの圧力差が前記磁性流
体シールの耐圧に基づく所定の閾値以内に収まるように
前記圧力調整機構の駆動制御を行う保護回路とを備えた
ことを特徴とするものである。
【0025】ここで、上記の「圧力調整機構」は、絞り
開度等を連続的に駆動制御可能なものに限らず、開閉
(オンオフ)駆動されるものであってもよい。
開度等を連続的に駆動制御可能なものに限らず、開閉
(オンオフ)駆動されるものであってもよい。
【0026】このような第1の実施形態の真空装置にあ
っては、真空室と差圧室との圧力差が磁性流体シールの
耐圧に基づく所定の閾値に近づくと、保護回路によって
そのことが検出され、さらに、この保護手段の駆動制御
に応じた圧力調整手段の働きによって、真空室と差圧室
と圧力差がそれ以上広がらないように保たれる。これに
より、真空ポンプやバルブ等の誤動作や誤操作等の不所
望な事態が発生した場合でも、磁性流体シールの両側面
の圧力差がその耐圧を超えることはない。そこで、耐圧
不足による破損から確実に、磁性流体シールを保護する
ことができる。
っては、真空室と差圧室との圧力差が磁性流体シールの
耐圧に基づく所定の閾値に近づくと、保護回路によって
そのことが検出され、さらに、この保護手段の駆動制御
に応じた圧力調整手段の働きによって、真空室と差圧室
と圧力差がそれ以上広がらないように保たれる。これに
より、真空ポンプやバルブ等の誤動作や誤操作等の不所
望な事態が発生した場合でも、磁性流体シールの両側面
の圧力差がその耐圧を超えることはない。そこで、耐圧
不足による破損から確実に、磁性流体シールを保護する
ことができる。
【0027】したがって、この発明によれば、磁性流体
シールが破れることのない真空装置を実現することがで
きる。
シールが破れることのない真空装置を実現することがで
きる。
【0028】[第2の実施の形態]本発明の第2の実施
形態は、上記の第1の解決手段であって、前記真空室と
前記差圧室との連通路と、この連通路に介挿された開閉
弁と、前記真空室および前記差圧室の検出圧力を受けこ
れらの圧力差が前記磁性流体シールの耐圧に基づく所定
の閾値以内のときに限って前記開閉弁を閉じさせる保護
回路とを備えたことを特徴とするものである(図1参
照)。
形態は、上記の第1の解決手段であって、前記真空室と
前記差圧室との連通路と、この連通路に介挿された開閉
弁と、前記真空室および前記差圧室の検出圧力を受けこ
れらの圧力差が前記磁性流体シールの耐圧に基づく所定
の閾値以内のときに限って前記開閉弁を閉じさせる保護
回路とを備えたことを特徴とするものである(図1参
照)。
【0029】[第3の実施の形態]本発明の第3の実施
形態は、上記の第2の解決手段であって、保護手段の簡
易化のために、前記所定の閾値が固定値(56d)であ
ることを特徴とする(3図参照)。
形態は、上記の第2の解決手段であって、保護手段の簡
易化のために、前記所定の閾値が固定値(56d)であ
ることを特徴とする(3図参照)。
【0030】[第4の実施の形態]本発明の第4の実施
形態は、上記の第2の解決手段であって、回転軸の回転
数が上がると磁性流体シールの耐圧は下がるという特質
をも考慮して、前記所定の閾値(B)を前記回転軸の回
転数(A)に応じて可変に設定する手段(56e)を備
えたことを特徴とする(図4参照)。これにより、回転
軸の回転数が異常に上昇して磁性流体シールの耐圧が不
所望に下がった場合であっても、磁性流体シールの確実
な保護を達成することができる。
形態は、上記の第2の解決手段であって、回転軸の回転
数が上がると磁性流体シールの耐圧は下がるという特質
をも考慮して、前記所定の閾値(B)を前記回転軸の回
転数(A)に応じて可変に設定する手段(56e)を備
えたことを特徴とする(図4参照)。これにより、回転
軸の回転数が異常に上昇して磁性流体シールの耐圧が不
所望に下がった場合であっても、磁性流体シールの確実
な保護を達成することができる。
【0031】
【実施例】本発明の真空装置の最良と思う実施例につい
て、その具体的な構成を、図面を引用して説明する。図
1は、本発明の真空装置の実施例としての荷電粒子ビー
ム記録装置について、Y部を断面にした模式図である。
また、図2は、そのY部すなわちシール部の拡大断面図
であり、図3は、その保護回路の例である。
て、その具体的な構成を、図面を引用して説明する。図
1は、本発明の真空装置の実施例としての荷電粒子ビー
ム記録装置について、Y部を断面にした模式図である。
また、図2は、そのY部すなわちシール部の拡大断面図
であり、図3は、その保護回路の例である。
【0032】この記録装置は、ワークへの情報記録を荷
電粒子ビームで行うために、室内が高真空にされる真空
室としての真空チャンバ10と、荷電粒子ビームを射出
する電子カラム11とを備えたものである。そして、真
空雰囲気でワークを直線移動させるために、ステージ1
2が真空チャンバ10内に設けられたものとなってい
る。
電粒子ビームで行うために、室内が高真空にされる真空
室としての真空チャンバ10と、荷電粒子ビームを射出
する電子カラム11とを備えたものである。そして、真
空雰囲気でワークを直線移動させるために、ステージ1
2が真空チャンバ10内に設けられたものとなってい
る。
【0033】また、この記録装置は、ワークを回転させ
るために、送りステージ12上部に設置されたスピンド
ルモータ13と、スピンドルモータ13によって下端側
が電磁駆動で回転駆動される回転軸としてのスピンドル
1と、真空チャンバ10内に延びたスピンドル1の上端
に設けられたターンテーブル14とを備えている。そし
て、スピンドル1の下端は図示しない空気軸受けによっ
て支承されているが、そのために、送りステージ12内
で少なくともスピンドル1の下端側は配管15を介して
外気圧としての大気圧に保たれている。これにより、こ
の記録装置は、真空室内に延びた回転軸を外気圧側から
駆動する真空装置となっている。
るために、送りステージ12上部に設置されたスピンド
ルモータ13と、スピンドルモータ13によって下端側
が電磁駆動で回転駆動される回転軸としてのスピンドル
1と、真空チャンバ10内に延びたスピンドル1の上端
に設けられたターンテーブル14とを備えている。そし
て、スピンドル1の下端は図示しない空気軸受けによっ
て支承されているが、そのために、送りステージ12内
で少なくともスピンドル1の下端側は配管15を介して
外気圧としての大気圧に保たれている。これにより、こ
の記録装置は、真空室内に延びた回転軸を外気圧側から
駆動する真空装置となっている。
【0034】さらに、スピンドル1の中央部から下端側
を囲むスピンドルモータ13のハウジング20には、ス
ピンドル1の中央部外周面に対向して環状に、磁性流体
シール30と差圧室50とが上下に設けられている。こ
れにより、この記録装置は、真空チャンバ10と大気圧
側とに亘るスピンドル1周りの間隙を塞ぐ密封装置を備
えたものとなっている。
を囲むスピンドルモータ13のハウジング20には、ス
ピンドル1の中央部外周面に対向して環状に、磁性流体
シール30と差圧室50とが上下に設けられている。こ
れにより、この記録装置は、真空チャンバ10と大気圧
側とに亘るスピンドル1周りの間隙を塞ぐ密封装置を備
えたものとなっている。
【0035】磁性流体シール30は、マグネット33
と、これを挟む一対のポールピース32と、ポールピー
ス32の先端とスピンドル1との隙間に詰められた密封
用の磁性流体31とを具備して、これらの間に形成され
る閉磁路によって磁性流体31を保持することで密封状
態を維持するものであるが、従来よりも厚みが薄くてそ
の耐圧は例えば0.5気圧(約0.05MPa)弱しか
なく、しかもハウジング20に対しその内部上側に挿着
されている。これにより、この記録装置の密封装置は、
磁性流体シール30が真空チャンバ10側に配設された
ものとなっている。
と、これを挟む一対のポールピース32と、ポールピー
ス32の先端とスピンドル1との隙間に詰められた密封
用の磁性流体31とを具備して、これらの間に形成され
る閉磁路によって磁性流体31を保持することで密封状
態を維持するものであるが、従来よりも厚みが薄くてそ
の耐圧は例えば0.5気圧(約0.05MPa)弱しか
なく、しかもハウジング20に対しその内部上側に挿着
されている。これにより、この記録装置の密封装置は、
磁性流体シール30が真空チャンバ10側に配設された
ものとなっている。
【0036】差圧室50は、ハウジング20に対しその
内部下側に切削加工等で形成された環状空間であり、バ
ルブ51を介してロータリポンプ等の排気装置6aによ
って例えば絶対圧力で約0.3気圧(約0.03MP
a)にまで真空引きされるものである。これにより、こ
の記録装置の密封装置は、低真空用の差圧室50が大気
圧側に形成されたものとなっている。
内部下側に切削加工等で形成された環状空間であり、バ
ルブ51を介してロータリポンプ等の排気装置6aによ
って例えば絶対圧力で約0.3気圧(約0.03MP
a)にまで真空引きされるものである。これにより、こ
の記録装置の密封装置は、低真空用の差圧室50が大気
圧側に形成されたものとなっている。
【0037】また、この記録装置は、真空チャンバ10
内を高真空にするために、バルブ52を介して真空チャ
ンバ10の真空引きを行うターボモレキュラーポンプ等
の排気装置6dと、真空計54で検出した差圧室50の
圧力と真空計55で検出した真空チャンバ10内の圧力
とに基づいてこれらの圧力差が約0.35気圧(約0.
035MPa)を超えないようにバルブ51,52を開
閉させながら真空チャンバ10内を高真空に導くシーケ
ンス制御を行う制御回路57とを備えたものである。
内を高真空にするために、バルブ52を介して真空チャ
ンバ10の真空引きを行うターボモレキュラーポンプ等
の排気装置6dと、真空計54で検出した差圧室50の
圧力と真空計55で検出した真空チャンバ10内の圧力
とに基づいてこれらの圧力差が約0.35気圧(約0.
035MPa)を超えないようにバルブ51,52を開
閉させながら真空チャンバ10内を高真空に導くシーケ
ンス制御を行う制御回路57とを備えたものである。
【0038】さらに、この記録装置は、真空チャンバ1
0と差圧室50との連通路としての差動排気用配管50
aと、この差動排気用配管50aに介挿された開閉弁と
してのバルブ53と、真空計54,55から真空チャン
バ10および差圧室50の検出圧力を受けバルブ53の
開閉を駆動制御する保護回路56とを備えている。すな
わち、真空チャンバ10と差圧室50との間に亘って設
けられた開閉式の圧力調整機構と、この圧力調整機構の
オンオフ駆動制御を行う保護回路とを備えたものであ
る。
0と差圧室50との連通路としての差動排気用配管50
aと、この差動排気用配管50aに介挿された開閉弁と
してのバルブ53と、真空計54,55から真空チャン
バ10および差圧室50の検出圧力を受けバルブ53の
開閉を駆動制御する保護回路56とを備えている。すな
わち、真空チャンバ10と差圧室50との間に亘って設
けられた開閉式の圧力調整機構と、この圧力調整機構の
オンオフ駆動制御を行う保護回路とを備えたものであ
る。
【0039】そして、保護回路56は、真空計54,5
5から真空チャンバ10および差圧室50の検出圧力を
受けてこれらの差を算出して出力する差動アンプ56a
と、差動アンプ56aの出力を受けその絶対値を算出し
て出力する絶対値回路56bと、絶対値回路56bの出
力と約0.4気圧(約0.04MPa)対応の閾値56
dとを受けこれらを比較して絶対値回路56bの出力が
閾値56d未満のときにはバルブ53を閉状態に駆動制
御する信号を出力し絶対値回路56bの出力が閾値56
d以上のときにはバルブ53を開状態に駆動制御する信
号を出力するコンパレータ56cとを具備したものであ
る。
5から真空チャンバ10および差圧室50の検出圧力を
受けてこれらの差を算出して出力する差動アンプ56a
と、差動アンプ56aの出力を受けその絶対値を算出し
て出力する絶対値回路56bと、絶対値回路56bの出
力と約0.4気圧(約0.04MPa)対応の閾値56
dとを受けこれらを比較して絶対値回路56bの出力が
閾値56d未満のときにはバルブ53を閉状態に駆動制
御する信号を出力し絶対値回路56bの出力が閾値56
d以上のときにはバルブ53を開状態に駆動制御する信
号を出力するコンパレータ56cとを具備したものであ
る。
【0040】これらの真空計54,55及び保護回路5
6は、停電時でも動作可能なように、バッテリバックア
ップされている。また、バルブ53は、前述のバッテリ
バックアップが損なわれてバルブ53の駆動制御が行え
ないときには、安全側の開状態となるように、常開弁が
採用されている。さらに、閾値56dは、磁性流体シー
ル30の耐圧が0.5気圧弱であることからこの耐圧よ
りも少し低く、しかも排気装置6aの到達真空度(0.
3気圧)および制御回路57の参照圧力差(0.35気
圧)よりは高くなるように定められたものである。
6は、停電時でも動作可能なように、バッテリバックア
ップされている。また、バルブ53は、前述のバッテリ
バックアップが損なわれてバルブ53の駆動制御が行え
ないときには、安全側の開状態となるように、常開弁が
採用されている。さらに、閾値56dは、磁性流体シー
ル30の耐圧が0.5気圧弱であることからこの耐圧よ
りも少し低く、しかも排気装置6aの到達真空度(0.
3気圧)および制御回路57の参照圧力差(0.35気
圧)よりは高くなるように定められたものである。
【0041】これにより、この記録装置は、真空チャン
バ10と差圧室50との圧力差が磁性流体シール30の
耐圧に基づく所定の閾値56d以内のときに限ってバル
ブ53を閉じさせることで、真空室と差圧室との圧力差
が磁性流体シールの耐圧に基づく所定の閾値以内に収ま
るように真空室及び差圧室の圧力を調整する保護手段を
備えたものとなっている。
バ10と差圧室50との圧力差が磁性流体シール30の
耐圧に基づく所定の閾値56d以内のときに限ってバル
ブ53を閉じさせることで、真空室と差圧室との圧力差
が磁性流体シールの耐圧に基づく所定の閾値以内に収ま
るように真空室及び差圧室の圧力を調整する保護手段を
備えたものとなっている。
【0042】このような構成の情報記録装置について、
その具体的な動作を説明する。
その具体的な動作を説明する。
【0043】制御回路57等を初期化してバルブ51,
52が開状態でバルブ53が閉状態になったところで、
ターンテーブル14にワークを載せてチャックさせると
ともに、排気装置6a,6bを作動させて真空引きを開
始させる。すると、先ず小容量の差圧室50が先に−
0.35気圧に達してバルブ51が制御回路57によっ
て閉じられ、次に大容量の真空チャンバ10が同気圧に
追いつくとバルブ51が制御回路57によって開けられ
て差圧室50の真空引きも再開される。これを繰り返し
て、差圧室50は圧力がロータリポンプに基づく0.3
気圧程度の真空度となり、真空チャンバ10は圧力がタ
ーボモレキュラーポンプに基づく高真空になる。こうし
て、荷電粒子ビームにより記録を行うことの可能な状態
が得られる。
52が開状態でバルブ53が閉状態になったところで、
ターンテーブル14にワークを載せてチャックさせると
ともに、排気装置6a,6bを作動させて真空引きを開
始させる。すると、先ず小容量の差圧室50が先に−
0.35気圧に達してバルブ51が制御回路57によっ
て閉じられ、次に大容量の真空チャンバ10が同気圧に
追いつくとバルブ51が制御回路57によって開けられ
て差圧室50の真空引きも再開される。これを繰り返し
て、差圧室50は圧力がロータリポンプに基づく0.3
気圧程度の真空度となり、真空チャンバ10は圧力がタ
ーボモレキュラーポンプに基づく高真空になる。こうし
て、荷電粒子ビームにより記録を行うことの可能な状態
が得られる。
【0044】そして、排気装置6dによる真空チャンバ
10の真空引きを継続しながら、スピンドルモータ13
でターンテーブル14さらにはワークを回転させるとと
もに、送りステージ12でワークを直線移動もさせなが
ら、荷電粒子ビームで所望の情報をワーク表面に書き込
んでいく。この記録処理は、磁性流体シール30の粘性
抵抗が小さいので高速で効率良く行える。しかも、磁性
流体シール30での発熱が少なくてスピンドル1やハウ
ジング20がほとんど変形しないので精度良く行える。
10の真空引きを継続しながら、スピンドルモータ13
でターンテーブル14さらにはワークを回転させるとと
もに、送りステージ12でワークを直線移動もさせなが
ら、荷電粒子ビームで所望の情報をワーク表面に書き込
んでいく。この記録処理は、磁性流体シール30の粘性
抵抗が小さいので高速で効率良く行える。しかも、磁性
流体シール30での発熱が少なくてスピンドル1やハウ
ジング20がほとんど変形しないので精度良く行える。
【0045】この処理中に、例えば排気装置6aが突然
故障した場合、差圧室50の排気が停止する。そうする
と、スピンドル1の下端側からスピンドル1とハウジン
グ20との間隙を縫って差圧室50に至る大気のリーク
によって、差圧室50の圧力が徐々に上がってしまう。
故障した場合、差圧室50の排気が停止する。そうする
と、スピンドル1の下端側からスピンドル1とハウジン
グ20との間隙を縫って差圧室50に至る大気のリーク
によって、差圧室50の圧力が徐々に上がってしまう。
【0046】かかる場合、差圧室50の圧力が約0.4
気圧(約0.04MPa)になると、高真空の真空チャ
ンバ10の圧力との差が0.4気圧に達し、このことが
保護回路56によって検出される。そして、この保護回
路56の駆動制御によってバルブ53が開けられて、差
圧室50から真空チャンバ10に空気が送られる。これ
によって、真空チャンバ10の圧力が上がると、バルブ
53は再び閉じさせられるが、さらに、差圧室50の圧
力が上がると再びバルブ53を開けての圧力調整が行わ
れる。このようなことを繰り返しながら、差圧室50の
圧力は大気圧に近いものとなる一方、真空チャンバ10
の圧力は差圧室50の圧力よりも概ね0.4気圧弱低い
ものとなる。
気圧(約0.04MPa)になると、高真空の真空チャ
ンバ10の圧力との差が0.4気圧に達し、このことが
保護回路56によって検出される。そして、この保護回
路56の駆動制御によってバルブ53が開けられて、差
圧室50から真空チャンバ10に空気が送られる。これ
によって、真空チャンバ10の圧力が上がると、バルブ
53は再び閉じさせられるが、さらに、差圧室50の圧
力が上がると再びバルブ53を開けての圧力調整が行わ
れる。このようなことを繰り返しながら、差圧室50の
圧力は大気圧に近いものとなる一方、真空チャンバ10
の圧力は差圧室50の圧力よりも概ね0.4気圧弱低い
ものとなる。
【0047】そして、排気装置6aが回復すると、バル
ブ53は閉じられて、バルブ51,52が適宜開閉させ
られて、真空チャンバ10と差圧室50との圧力差を
0.35気圧以下に維持しながら、再び真空チャンバ1
0内が高真空状態に到達する。そこで、同一ワークへの
再書き込み、又は新たなワークへの新規な書き込みが、
続行される。
ブ53は閉じられて、バルブ51,52が適宜開閉させ
られて、真空チャンバ10と差圧室50との圧力差を
0.35気圧以下に維持しながら、再び真空チャンバ1
0内が高真空状態に到達する。そこで、同一ワークへの
再書き込み、又は新たなワークへの新規な書き込みが、
続行される。
【0048】このように、正常な状態においては元よ
り、真空ポンプの故障等の異常事態にあっても、真空チ
ャンバ10と差圧室50との圧力差が磁性流体シール3
0の耐圧に基づく所定の閾値以上になるということがな
い。したがって、この情報記録装置は、磁性流体シール
だけの場合よりもスピンドル1の回転抵抗が少なく、し
かも差動排気方式だけの場合よりも安価でありながら、
磁性流体シールが破れることもない。
り、真空ポンプの故障等の異常事態にあっても、真空チ
ャンバ10と差圧室50との圧力差が磁性流体シール3
0の耐圧に基づく所定の閾値以上になるということがな
い。したがって、この情報記録装置は、磁性流体シール
だけの場合よりもスピンドル1の回転抵抗が少なく、し
かも差動排気方式だけの場合よりも安価でありながら、
磁性流体シールが破れることもない。
【0049】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の第1の解決手段の真空装置にあっては、磁性流体シー
ルを真空室と差圧室との間に配設したことにより磁性流
体シールの厚さを薄くすることが可能になるとともに、
磁性流体シールと外気圧との間に差圧室を形成したこと
により差圧室に高真空用の真空ポンプを接続する必要が
無くなった。したがって、磁性流体シールだけの場合よ
りも回転抵抗が少なく且つ差動排気方式だけの場合より
も安価な真空装置を実現することができるという有利な
効果が有る。
の第1の解決手段の真空装置にあっては、磁性流体シー
ルを真空室と差圧室との間に配設したことにより磁性流
体シールの厚さを薄くすることが可能になるとともに、
磁性流体シールと外気圧との間に差圧室を形成したこと
により差圧室に高真空用の真空ポンプを接続する必要が
無くなった。したがって、磁性流体シールだけの場合よ
りも回転抵抗が少なく且つ差動排気方式だけの場合より
も安価な真空装置を実現することができるという有利な
効果が有る。
【0050】また、本発明の第2の解決手段の真空装置
にあっては、真空室と差圧室との圧力差が磁性流体シー
ルの耐圧以上に広がらないようにすることにより、磁性
流体シールは破れることがないという有利な効果を奏す
る。
にあっては、真空室と差圧室との圧力差が磁性流体シー
ルの耐圧以上に広がらないようにすることにより、磁性
流体シールは破れることがないという有利な効果を奏す
る。
【図1】 本発明の真空装置の実施例としての荷電粒子
ビーム記録装置について、一部(Y部)断面模式図であ
る。
ビーム記録装置について、一部(Y部)断面模式図であ
る。
【図2】 そのシール部(Y部)の拡大断面図である。
【図3】 その保護回路の例である。
【図4】 その保護回路の他の例である。
【図5】 従来の磁性流体シールの断面構造である。
【図6】 従来の差動排気機構の断面構造である。
1 スピンドル 2 ハウジング 3 磁性流体シール 3a 磁性流体 3b ポールピース 3c マグネット 4 磁性流体シール 5a 差圧室 5b 差圧室 5c 差圧室 6a 排気装置(ロータリポンプ) 6b 排気装置(メカニカルブースタ) 6c 排気装置(ターボモレキュラーポンプ) 6d 排気装置(ターボモレキュラーポンプ) 10 真空チャンバ 11 電子カラム 12 送りステージ 13 スピンドルモータ 14 ターンテーブル 15 配管 20 ハウジング 30 磁性流体シール 31 磁性流体 32 ポールピース 33 マグネット 50 差圧室 50a 差動排気用配管 51 バルブ 52 バルブ 53 バルブ 54 真空計 55 真空計 56 保護回路 56a 差動アンプ 56b 絶対値回路 56c コンパレータ(CMP.) 56d 閾値 56e 閾値設定回路 57 制御回路
Claims (2)
- 【請求項1】真空室内に延びた回転軸を外気圧側から駆
動する真空装置において、前記真空室と前記外気圧側と
に亘る前記回転軸周りの間隙を塞ぐ密封装置を備え、こ
の密封装置は磁性流体シールが前記真空室側に配設され
るとともに低真空用の差圧室が前記外気圧側に形成され
たものであることを特徴とする真空装置。 - 【請求項2】前記真空室および前記差圧室に対して設け
られた又はこれらの室間に亘って設けられた圧力調整機
構と、前記真空室および前記差圧室の検出圧力を受けこ
れらの圧力差が前記磁性流体シールの耐圧に基づく所定
の閾値以内に収まるように前記圧力調整機構の駆動制御
を行う保護回路とを備えたことを特徴とする請求項1記
載の真空装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7244760A JPH0989120A (ja) | 1995-09-22 | 1995-09-22 | 真空装置 |
| US08/711,004 US5686941A (en) | 1995-09-22 | 1996-09-11 | Information recording apparatus having a vacuum system |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7244760A JPH0989120A (ja) | 1995-09-22 | 1995-09-22 | 真空装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0989120A true JPH0989120A (ja) | 1997-03-31 |
Family
ID=17123501
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7244760A Pending JPH0989120A (ja) | 1995-09-22 | 1995-09-22 | 真空装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5686941A (ja) |
| JP (1) | JPH0989120A (ja) |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB9808825D0 (en) * | 1998-04-24 | 1998-06-24 | Nimbus Communications Int Ltd | A disk recording system and a method of controlling the rotation of a turntable in such a disk recording system |
| JP2000074227A (ja) * | 1998-08-26 | 2000-03-14 | Sony Corp | 真空処理装置および磁気シール回転軸受けユニット |
| JP4354039B2 (ja) * | 1999-04-02 | 2009-10-28 | 東京エレクトロン株式会社 | 駆動装置 |
| CA2311832C (en) | 2000-06-16 | 2011-06-14 | Obducat Ab | Information recording apparatus |
| US6857635B1 (en) * | 2001-10-18 | 2005-02-22 | Ferrotec (Usa) Corporation | Ultra high vacuum ferrofluidic seals and method of manufacture |
| US6736402B1 (en) * | 2002-05-22 | 2004-05-18 | Ferrotec (Usa) Corporation | Ferrofluidic seal with controlled leakage to minimize effects of seal stage bursting |
Family Cites Families (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4376997A (en) * | 1981-03-23 | 1983-03-15 | Pro Quip, Inc. | Spindle assembly |
| US4407518A (en) * | 1983-01-05 | 1983-10-04 | Ferrofluidics Corporation | Nonbursting multiple-stage ferrofluid seal and system |
| US4844138A (en) * | 1986-09-01 | 1989-07-04 | Kabushiki Kaisha Tokai Rika Denki Seisakusho | Automobile tire pneumatic pressure controlling apparatus |
| US4898480A (en) * | 1987-02-09 | 1990-02-06 | Ferrofluidics Corporation | Compact ferrofluidic electrically conducting sealed bearing |
| DE3818890A1 (de) * | 1988-06-03 | 1989-12-07 | Ekato Ind Anlagen Verwalt | Anordnung zur sicheren abdichtung der lagerung einer rotierenden welle mit zugehoerigem antriebselement |
| US5340122A (en) * | 1992-06-22 | 1994-08-23 | Ferrofluidics Corporation | Differentially-pumped ferrofluidic seal |
-
1995
- 1995-09-22 JP JP7244760A patent/JPH0989120A/ja active Pending
-
1996
- 1996-09-11 US US08/711,004 patent/US5686941A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US5686941A (en) | 1997-11-11 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040220 |