JPH0989617A - 半導体発熱装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体発熱装置およびその製造方法

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JPH0989617A
JPH0989617A JP7239930A JP23993095A JPH0989617A JP H0989617 A JPH0989617 A JP H0989617A JP 7239930 A JP7239930 A JP 7239930A JP 23993095 A JP23993095 A JP 23993095A JP H0989617 A JPH0989617 A JP H0989617A
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JP
Japan
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heating element
silicon oxide
silicon
silicon substrate
semiconductor
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JP7239930A
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English (en)
Inventor
Norihiro Konda
徳大 根田
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Tokyo Gas Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Gas Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発熱体からシリコン基板に逃げる熱を少なく
した半導体発熱装置を提供する。 【解決手段】 シリコン基板11上に形成した酸化シリ
コン断熱層12間を橋絡する支持膜13上にのみ発熱体
14を設け、発熱体の端部と酸化シリコン断熱層の上の
間を金属引出線15で結ぶとともに、支持膜13の裏面
に熱絶縁空間18を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体発熱装置お
よびその製造方法に関し、特に熱式流量センサ、ガスセ
ンサ等に適した半導体発熱装置およびその製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】熱式流量センサなどに用いられる半導体
基板に発熱体を形成した半導体発熱装置は、図3に示す
ように、シリコン基板11上に電気絶縁層および支持層
として働く酸化シリコン(SiO2)12を成膜し、さ
らにこの酸化シリコン層上に成膜した多結晶シリコン層
をエッチングして発熱体14を形成した後、該発熱体1
4上を酸化シリコンや窒化シリコン等からなる保護膜1
6で覆い、電極パッドとなる部分をエッチングして設け
た透孔に金属リード線17を接続し、さらに、発熱体1
4の下方のシリコン基板11を熱絶縁の目的で異方性エ
ッチングにより除去して空間18を形成したものをガラ
ス基板20に貼り付けて半導体発熱装置10を構成して
いる。
【0003】このようにして得られた、半導体発熱装置
10は、発熱体14が空間18を形成していないシリコ
ン基板11上に設けた部分の金属リード線17との接続
部まで伸びていることから、以下のように発熱を有効に
利用することができないでいた。すなわち、 1.このような半導体発熱装置を流体の流量測定にしよ
うするときには、流量検知に寄与し難い部分であるシリ
コン基板11上の部分にも発熱体14が形成されている
ので、ここで無駄な発熱が生じ、消費電力が増大する。 2.熱伝導率の高い材質である発熱体14が、シリコン
基板11の上方まで伸びているので、発熱体14におい
て生じた熱の多くが無駄にシリコン基板11に流れてし
まい、消費電力が増大してしまう。 3.発熱体14とシリコン基板11との間に設けた酸化
シリコン層12の厚みを1μm程度にしか取っていない
ことから、発熱体14とシリコン基板11との間の熱絶
縁が十分に達成されず、多くの熱が無駄にシリコン基板
に逃げて消費電力が増大してしまう。 といった問題を有していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
問題を解決するもので、発熱体からシリコン基板に逃げ
る熱を少なくした半導体発熱装置を提供することを目的
とする。さらに本発明は、流速の検知に寄与する部分だ
けが発熱する半導体発熱装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】流速の検知に寄与するブ
リッジ構造の中心部だけに発熱体部分を設置するととも
に、抵抗が低いことから発熱せずかつ厚みが薄ことから
断面積が小さく熱を伝えにくい金属リード線をブリッジ
構造に設けた発熱体端部まで延ばした。このことによっ
て、流速の検知に寄与するブリッジ構造の中心部だけを
発熱させることができる。さらに、発熱体とシリコン基
板との間の酸化シリコン断熱層の厚みを1μm以上とし
た。これにより、発熱体とシリコン基板との間の熱絶縁
性を向上させることができ、発熱体からシリコン基板に
逃げる無駄な熱をさらに小さく抑えることができる。
【0006】
【発明の実施の形態】図1に本発明に係る半導体発熱装
置の構造の概要を断面図で示す。本発明に係る半導体発
熱装置10は、シリコン基板11と、この上に設けられ
た断熱層として働く酸化シリコン層12と、該酸化シリ
コン層間を橋絡して設けられ発熱体の支持体として働く
酸化シリコンブリッジ13と、該酸化シリコンブリッジ
上に設けられた発熱体14と、該発熱体14の端部と前
記酸化シリコン層12上にまで延びる金属引出線15
と、前記、ブリッジ部および酸化シリコン層12ならび
に金属引出線15上を被う酸化シリコンからなる保護膜
層16と、前記酸化シリコン層12上で金属引出線15
に接続された金属リード線17と、前記ブリッジ部およ
び酸化シリコン膜12の大部分の下部を異方性エッチン
グして設けた断熱空間18と、該断熱空間18の壁面に
設けた輻射熱反射膜19とからなる発熱体素子をガラス
基板20に貼り付けて構成される。
【0007】この構成によれば、シリコン基板11上に
設けられた酸化シリコン層12は、熱伝導率が低いもの
でありしかも1μm以上と厚くすることができるので、
高性能な断熱膜として働き、発熱体14からシリコン基
板11側へ熱が逃げるのを阻止することができる。ま
た、発熱体14は、シリコン基板11上に設けられた酸
化シリコン熱絶縁層12間を橋絡する酸化シリコン支持
膜13上にのみ設けられるとともに、発熱体14の両端
部はそれぞれ電気抵抗が低い金属引出線15を介して酸
化シリコン断熱層12上に引き出されるので、該引出線
15での発熱を少なくすることができ、発熱体14での
み発熱させるようにすることができる。さらに、この引
出線15を金属膜によって形成するので、厚さを薄く成
膜して熱伝導を抑えることができ、発熱体14から酸化
シリコン断熱層12への熱伝導を極めて少なくすること
ができる。
【0008】さらに、酸化シリコン断熱層12は、LO
COS構造を用いて製造することができるので、酸化シ
リコン支持膜13肩の立上り部分を図示されたようにゆ
るやかな構造とすることができ、この上に成膜して得ら
れる金属引出線15に段切れを生じることがなくなり、
製造時の歩止まりが向上するとともに寿命の長い信頼性
の高い半導体発熱体が得られる。
【0009】
【実施例】以下、図2を用いて、本発明に係る半導体発
熱装置の製造方法を説明する。まず、材料となるシリコ
ン(Si)板の両面を研磨して厚さ0.3mm程度のシ
リコン基板11を得る(図2A)。次いで、この基板1
1の両面に低圧化学蒸着法(LPCVD法)によって厚
さ0.05μm程度の窒化シリコン(Si34)膜30
を成膜した後、酸化シリコン断熱層12を形成する領域
の窒化シリコン膜30をRIE装置を用いてドライエッ
チングして除去して窓31を形成する(図2B)。この
とき、窓31は酸化シリコン断熱層12の大きさより小
径とする。次に、この窓31を酸素(O2)に1,00
0°Cの条件で曝して厚さ2μm程度の酸化シリコン
(SiO2)層12とする。形成された酸化シリコン層
は酸化によって体積が増して厚みが高くなるとともに、
窒化シリコン膜30の端部からその下側に廻り込んで周
辺部がゆるやかな曲線を描いて立ち上がる(図2C)。
次いで、上面の窒化シリコン膜30を除去した(図2
D)後、シリコン基板1および酸化シリコン断熱層12
上に常圧化学蒸着法(APCVD法)によって厚さ0.
4μm程度の酸化シリコン支持膜13を形成する(図2
E)。この酸化シリコン支持膜12の上にLPCVD法
によって厚さ1μm程度の多結晶シリコン膜(Poly
Si)14を成膜した後、パターニングしRIE装置
を用いてドライエッチングして発熱体となる部分を残す
(図2F)。この上に、金をスパッタリングによって
0.2μm程度成膜し、パターニングの後ウェットエッ
チング法によってエッチングして、金属引出線15を形
成する(図2G)。この上にAPCVD法によって0.
4μm程度の酸化シリコン(SiO2)膜16を成膜し
た後、金属リード線17を接続するコンタクト部分32
および次工程で用いるエッチングホール部分をB−HF
溶液によるウェットエッチング法によってエッチングし
て形成する(図2H)。この後表面からTMAH溶液を
用いてシリコン基板を異方性エッチングして熱絶縁空間
18を形成して(図2I)、半導体発熱素子を形成す
る。
【0010】図2Hにおける酸化シリコン膜16にエッ
チングによって開口を形成するにあたり、エッチングホ
ールを形成しないでおき、シリコン基板11の裏面に形
成した窒化シリコン膜30と多結晶シリコン膜14をド
ライエッチングして発熱体の下方に開口33を形成し
(図2J)、TMAH溶液を用いて、シリコン基板11
を下方から異方性エッチングすることによって、熱絶縁
空間18を得る(図2K)こともできる。
【0011】上記の実施例における金属膜は、金のほか
に、白金、アルミニウムとすることもできる。また、金
属膜のエッチング法として、ウェットエッチング法に代
えてドライエッチング法を採用することもできる。さら
に、異方性エッチング液として、TMAH溶液に代え
て、KOH溶液、TEA溶液、EDP溶液等を用いるこ
とができる。
【0012】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、酸化シ
リコン断熱層間を橋絡するブリッジ部分のみに発熱体を
設け、発熱体端部と金属リード線17が接続されるコン
タクトとの間を金属薄膜からなる引出線によって接続し
たので、発熱体で発生した熱は、シリコン基板に逃げる
ことなく、消費電力を小さく抑えることができる。
【0013】このような発熱体を、熱式流速センサやガ
スセンサ等に用いることによって、低消費電力型のセン
サとすることができ、電池駆動とすることが可能とな
る。さらに、シリコン基板への熱の流入量を小さく抑え
ることができるので、発熱体部分を加熱した状態でもシ
リコン基板の温度を低く抑えることができ、発熱素子に
近接した位置に付属回路などを一体化製作することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る半導体発熱装置の構造の概要を示
す断面図。
【図2】本発明に係る半導体発熱装置の製造方法を示す
工程図。
【図3】従来の半導体発熱装置の構造の概要を示す断面
図。
【符号の説明】
10 半導体発熱装置 11 シリコン基板 12 酸化シリコン断熱層 13 支持膜 14 発熱体 15 金属薄膜(金属引出線) 16 酸化シリコン保護膜 17 金属リード線 18 熱絶縁空間 19 輻射熱反射膜 20 ガラス基板 30 窒化シリコン膜 31 窓 32 コンタクト部 33 開口

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリコン基板上に形成した酸化シリコン
    断熱層間を橋絡する支持膜を有する半導体発熱装置にお
    いて、支持膜上にのみ発熱体を設け、該発熱体の端部と
    酸化シリコン断熱層の上の間を金属薄膜からなる引出線
    で結び、支持膜の下面のシリコン基板に空間を設けたこ
    とを特徴とする半導体発熱装置。
  2. 【請求項2】 酸化シリコン断熱層がシリコン基板の上
    から空間の上に張り出して設けられている請求項1記載
    の半導体発熱装置。
  3. 【請求項3】 酸化シリコン断熱層がLOCOS法で形
    成された請求項1または請求項2記載の半導体発熱装
    置。
  4. 【請求項4】 発熱体は、多結晶シリコンからなる請求
    項1ないし請求項3のいずれか記載の半導体発熱装置。
  5. 【請求項5】 シリコン基板上に酸化シリコン層をLO
    COS法によって形成する工程と、前記シリコン基板お
    よび前記酸化シリコン層上に支持膜を成膜する工程と、
    前記酸化シリコン層間に形成された前記支持膜上に発熱
    体を形成する工程と、前記発熱体の端部と前記酸化シリ
    コン層の上との間に金属薄膜を成膜する工程と、支持膜
    の下面のシリコン基板に空間を形成する工程からなるこ
    とを特徴とする半導体発熱装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 発熱体が多結晶シリコンからなる請求項
    5記載の半導体発熱装置の製造方法。
JP7239930A 1995-09-19 1995-09-19 半導体発熱装置およびその製造方法 Pending JPH0989617A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009096504A1 (ja) * 2008-01-31 2009-08-06 The Ritsumeikan Trust マイクロ真空計
DE19824401B4 (de) * 1998-05-30 2009-11-19 Robert Bosch Gmbh Verfahren zur Herstellung eines Sensormembransubstrats

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