JPH0989993A - スキャン回路 - Google Patents

スキャン回路

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JPH0989993A
JPH0989993A JP7249573A JP24957395A JPH0989993A JP H0989993 A JPH0989993 A JP H0989993A JP 7249573 A JP7249573 A JP 7249573A JP 24957395 A JP24957395 A JP 24957395A JP H0989993 A JPH0989993 A JP H0989993A
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scan
output
input
pin
circuit
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JP7249573A
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Inventor
Masayuki Yoshiyama
山 正 之 吉
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JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】故障検出率を低下させることなく、スキャンピ
ンとユーザピンとを兼用させることができるスキャン回
路を提供すること。 【解決手段】ユーザピンと兼用されるスキャンピンと、
スキャンピンによって制御される複数個のスキャン用フ
リップフロップを直列接続してなるスキャンチェーン
と、スキャンチェーンの中に追加挿入されるスキャン用
フリップフロップとを有し、通常動作時に、ユーザピン
に入力される入力信号によって、内部回路の制御を行
い、ユーザピンから出力される出力信号によって、内部
回路から出力される出力信号の観測を行い、スキャン動
作時に、追加挿入されるスキャン用フリップフロップか
ら出力される第1の出力信号によって、内部回路の制御
を行い、追加挿入されるスキャン用フリップフロップか
ら出力される第2の出力信号によって、内部回路から出
力される出力信号の観測を行うことにより、上記課題を
解決する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、LSIの制御性お
よび観測性を向上させるために用いられるスキャン回路
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、LSIの回路規模が増大するにと
もなって、その回路故障の発生率が増加するとともに、
その回路故障を検出するためのテストベクターも複雑化
する傾向にある。このため、LSIのテストを容易化す
るために、また、LSIの制御性および観測性を向上さ
せ、テストベクターによるLSIの故障検出率を向上さ
せるために、従来より一般的にスキャン回路が用いられ
ている。
【0003】以下に、従来のスキャン回路について説明
する。図12は、スキャン回路を用いる回路の一例のブ
ロック図である。この回路24は、ユーザ入力ピンから
入力信号が入力される組合せ回路12と、ユーザ出力ピ
ンを介して出力信号を出力する組合せ回路14と、これ
らの組合せ回路12,14の間に配置されるスキャン回
路26とを有している。また、スキャン回路26は、ス
キャンチェーン(シフトレジスタ)を構成する複数個の
スキャン用フリップフロップ18b,18c,18d,
18eを有している。
【0004】また、図13は、スキャン用フリップフロ
ップの一例の構成回路図である。このスキャン用フリッ
プフロップ18は、スキャンイネ−ブルによって、入力
端0に入力される信号または入力端1に入力される信号
を選択出力するマルチプレクサ20と、マルチプレクサ
20から出力される信号をスキャンクロックによって保
持するとともに、これを出力端0および出力端1から出
力するD型フリップフロップ22とを有している。
【0005】スキャン用フリップフロップ18b,18
c,18d,18eの入力端0にはそれぞれ組合せ回路
12の出力が入力され、入力端1にはそれぞれスキャン
インおよび前段のスキャン用フリップフロップ18a,
18b,18cの出力端1が入力されている。また、そ
の出力端0はそれぞれ組合せ回路14に入力され、出力
端1はそれぞれ次段のスキャン用フリップフロップ18
c,18d,18eの入力端1およびスキャンアウトに
接続されている。
【0006】この回路24において、組合せ回路12は
ユーザ入力ピンから入力される入力信号によって制御さ
れる。組合せ回路12から出力される出力信号は、スキ
ャンイネーブルが0とき、スキャンクロックによりそれ
ぞれのスキャン用フリップフロップ18b,18c,1
8d,18eにラッチされ、スキャンイネーブルが1の
とき、スキャンクロックが入力される毎にシフトされて
スキャンアウトから順次出力される。
【0007】スキャン用フリップフロップ18b,18
c,18d,18eの出力端0から出力される出力信号
は、スキャンイネーブルが1のとき、スキャンクロック
が入力される毎に、スキャンインから入力される信号が
シフトされることによって順次設定される。組合せ回路
14は、このようにして設定されるスキャン用フリップ
フロップ18b,18c,18d,18eの出力端0か
ら出力される出力信号によって制御され、組合せ回路1
4の出力信号はユーザ出力ピンを介して出力される。
【0008】このように、スキャン回路を用いることに
よって、順序回路を組合せ回路と見なしてテストを行う
ことができるため、例えばテストベクタを自動発生させ
るなど、LSIのテストを容易化することができ、制御
性および観測性が向上されるため、故障検出率を向上さ
せることができる。また、スキャンチェーンを複数本設
けることによって、テストベクターのステップ数を削減
することができ、LSIのテストに必要な時間を短縮す
ることができる。
【0009】ところで、スキャンイン、スキャンアウ
ト、スキャンイネーブル、スキャンクロックなどのスキ
ャンピンは、ピン数の増加を防止するために、例えば入
力ピン、出力ピン、3S(3ステート)出力ピン、IO
(入出力)ピンなどのユーザピンと兼用されているのが
好ましい。
【0010】しかし、出力ピン、3S出力ピン、IOピ
ンなどのように出力を有するユーザピンとスキャンイン
とを兼用すると、通常動作時にユーザピンから出力され
る出力信号を、スキャン動作時に観測することはできな
いし、入力ピン、IOピンなどのように入力を有するユ
ーザピンとスキャンアウトとを兼用すると、通常動作時
にユーザピンに入力される入力信号によって内部回路を
制御することは、スキャン動作時にはできないため、故
障検出率が低下するという問題点がある。
【0011】また、出力を有するユーザピンとスキャン
イネーブルとを兼用した場合や、入力を有するユーザピ
ンとスキャンイネーブルとを兼用した場合にも同様に観
測性や制御性が低下してしまう。このため、スキャンイ
ンおよびスキャンアウトは、それぞれ入力ピンおよび出
力ピンとだけ兼用されていた。また、スキャンクロック
にはシステムクロックが使用され、スキャンイネーブル
は、ユーザピンとは兼用されずに専用ピンとして設けら
れていた。
【0012】スキャン回路を実現するときには、まず、
回路内の全てのフリップフロップの直前にマルチプレク
サが挿入される。このマルチプレクサの入力端0には、
それぞれのフリップフロップのデータ入力端に入力され
ていた信号が入力され、入力端1にはスキャンチェーン
の前段となるフリップフロップの出力信号が入力され、
選択入力端にはともにスキャンイネーブルが入力され
る。また、マルチプレクサの出力信号はそれぞれのフリ
ップフロップのデータ入力端に入力される。
【0013】ここで、スキャンピンとユーザピンとの兼
用方法を例示する。図14(a)および(b)は、スキ
ャンインと入力ピンとの兼用前および兼用後の回路の一
例の構成回路図である。同図に示されるように、スキャ
ンインと入力ピン44とを兼用する場合、スキャンチェ
ーンの初段のD型フリップフロップ48の直前に挿入さ
れるマルチプレクサ50の入力端0には、D型フリップ
フロップ48のデータ入力端Dに入力されていた信号が
入力され、入力端1にはスキャンインが入力される。
【0014】また、図15(a)および(b)は、スキ
ャンアウトとユーザ出力ピンとの兼用前および兼用後の
回路の一例の構成回路図である。スキャンアウトと出力
ピン28とを兼用する場合、スキャンチェーンの最終段
のD型フリップフロップ48の直後に、出力ピン28へ
の出力信号を選択出力する出力用マルチプレクサ46が
挿入される。このマルチプレクサ46の入力端1にはス
キャンチェーンの最終段のD型フリップフロップ48の
出力信号Qが入力され、入力端0には通常動作時に出力
ピンから出力される出力信号が入力され、選択入力端に
はスキャンテストが入力される。また、マルチプレクサ
46の出力信号はスキャンアウトから出力される。
【0015】これらの回路においては、スキャンインと
入力ピン44とを兼用して用いることによって、内部回
路をスキャンインから入力されるデータによって制御す
ることができる。また、スキャンアウトと出力ピン28
とを兼用して用い、スキャンテストにより通常動作とス
キャン動作を切り換えることによって、スキャンチェー
ンの最終段のD型フリップフロップ48の出力信号Q
と、通常動作時に出力ピン28から出力される出力信号
とを出力ピン28から選択出力することができる。
【0016】しかし、従来のスキャン回路においては、
スキャンインおよびスキャンアウトは、それぞれ入力ピ
ンおよび出力ピンとだけしか兼用することができなかっ
ため、例えば入力ピンの代わりにIOピン、出力ピンの
代わりに3SピンやIOピンを多用しているLSIにお
いては、兼用することができる入力ピンおよび出力ピン
の本数が不足し、スキャンピンのためにピン数を増加す
る必要がある、あるいはスキャンチェーンの本数が制限
されて、テストベクタのステップ数が増大し、LSIの
テスト時間が増大するという問題点がある。
【0017】一方、既に述べたように、スキャンインと
入力ピン、スキャンアウトと出力ピン以外の組合せでス
キャンピンとユーザピンとを兼用させると、兼用される
ユーザピンは、スキャン動作時に通常動作時の本来の機
能、即ち、入力を有するユーザピンであれば、信号を入
力して内部回路を制御する、あるいは出力を有するユー
ザピンであれば、内部回路からの出力信号を観測すると
いう本来の機能を果たすことができなくなるため、その
ユーザピンが関係する内部回路の一部において故障検出
率が低下するという問題点がある。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、前記
従来技術に基づく種々の問題点をかえりみて、故障検出
率を低下させることなく、スキャンピンとユーザピンと
を兼用させることができるスキャン回路を提供すること
にある。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、ユーザピンと兼用されるスキャンピン
と、このスキャンピンによって制御される複数個のスキ
ャン用フリップフロップを直列接続してなるスキャンチ
ェーンと、このスキャンチェーンの中に追加挿入される
スキャン用フリップフロップとを有し、通常動作時に、
前記ユーザピンに入力される入力信号によって、内部回
路の制御を行い、前記ユーザピンから出力される出力信
号によって、前記内部回路から出力される出力信号の観
測を行い、スキャン動作時に、前記追加挿入されるスキ
ャン用フリップフロップから出力される第1の出力信号
によって、前記内部回路の制御を行い、前記追加挿入さ
れるスキャン用フリップフロップから出力される第2の
出力信号によって、前記内部回路から出力される出力信
号の観測を行うことを特徴とするスキャン回路を提供す
るものである。
【0020】ここで、上述するスキャン回路であって、
さらに、通常動作時に前記ユーザピンに入力される入力
信号、または、スキャン動作時に前記スキャン用フリッ
プフロップから出力される第1の出力信号のいずれか一
方を、通常動作時に前記ユーザピンに入力される入力信
号によって制御される内部回路に選択出力する入力用マ
ルチプレクサを有するのが好ましい。
【0021】また、上述するスキャン回路であって、さ
らに、通常動作時に前記ユーザピンから出力されるべき
出力信号、または、スキャン動作時に前記スキャン用フ
リップフロップから出力される第2の出力信号のいずれ
か一方を、前記ユーザピンに選択出力する出力用マルチ
プレクサを有するのが好ましい。
【0022】また、上述するスキャン回路であって、さ
らに、通常動作時に前記ユーザピンに入力される入力信
号、または、スキャン動作時に前記スキャン用フリップ
フロップから出力される第1の出力信号のいずれか一方
を、通常動作時に前記ユーザピンに入力される入力信号
によって制御される内部回路に選択出力する入力用マル
チプレクサと、通常動作時に前記ユーザピンから出力さ
れるべき出力信号、または、スキャン動作時に前記スキ
ャン用フリップフロップから出力される第2の出力信号
のいずれか一方を、前記ユーザピンに選択出力する出力
用マルチプレクサとを有するのが好ましい。
【0023】
【作用】本発明のスキャン回路は、スキャンピンとユー
ザピンとを兼用してスキャン回路を構成する場合、スキ
ャンピンと兼用されるユーザピンが、スキャン動作時に
スキャンピンとして使用されることによって、例えば入
力を有するユーザピンであれば入力制御、出力を有する
ユーザピンであれば出力観測といった通常動作時の本来
の機能を果たすことができなくなるのを防止するため
に、回路の本来の機能とは別に設けられるスキャン用フ
リップフロップをスキャンチェーンの一部として追加挿
入するものである。
【0024】追加されるスキャン用フリップフロップ
は、スキャンインからデータを設定することができるた
め、スキャンピンと兼用されることによって入力制御を
行えないユーザピンの代わりに、スキャン用フリップフ
ロップに設定されるデータによって入力制御を行うこと
ができる。また、内部回路の出力信号をラッチし、これ
をシフトしてスキャンアウトから出力することができる
ため、スキャンピンと兼用されることによって出力観測
を行えないユーザピンの代わりに、スキャンアウトから
出力される内部信号によって出力観測を行うことができ
る。
【0025】このため、本発明のスキャン回路によれ
ば、通常動作時にユーザピンから出力される出力信号
は、スキャン動作時に、追加されるスキャン用フリップ
フロップにラッチされ、シフトされてスキャンアウトか
ら出力されることによってその観測性が保たれ、通常動
作時にユーザピンに入力される入力信号によって制御さ
れる内部回路は、スキャン動作時に、追加されるスキャ
ン用フリップフロップに設定されるデータによって制御
されるため、故障検出率を低下させることなく、スキャ
ンピンとユーザピンとを兼用させることができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下に、添付の図面に示す好適実
施例に基づいて、本発明のスキャン回路を詳細に説明す
る。
【0027】図1は、本発明のスキャン回路を用いる回
路の一実施例の構成回路図である。図示例の回路10
は、組合せ回路12,14と、スキャン回路16とを有
し、スキャン回路16は、スキャンチェーンを構成する
スキャン用フリップフロップ18a,18b,18c,
18d,18e,18fを有している。なお、スキャン
用フリップフロップ18の構成は、特に限定されない
が、例えば図13に示されるものを用いることができ
る。
【0028】ここで、初段のスキャン用フリップフロッ
プ18aの入力端0は電源に固定され、入力端1にはス
キャンインが入力されている。また、その出力端0は組
合せ回路12に入力され、出力端1は次段のスキャン用
フリップフロップ18bの入力端1に入力されている。
【0029】スキャン用フリップフロップ18b,18
c,18d,18eの入力端0にはそれぞれ組合せ回路
12の出力信号が入力され、入力端1にはそれぞれ前段
のスキャン用フリップフロップ18a,18b,18
c,18dの出力端1が入力されている。また、その出
力端0はそれぞれ組合せ回路14に入力され、出力端1
はそれぞれ次段のスキャン用フリップフロップ18c,
18d,18e,18fの入力端1に入力されている。
【0030】最終段のスキャン用フリップフロップ18
fの入力端0には組合せ回路14の出力信号が入力さ
れ、入力端1には前段のスキャン用フリップフロップ1
8eの出力端1が入力されている。また、その出力端0
は開放され、出力端1からはスキャンアウトが出力され
ている。
【0031】この回路10において、スキャン回路16
にはスキャンテスト、スキャンイネーブル、スキャンイ
ンおよびスキャンアウト、スキャンクロックなどのスキ
ャンピンが用いられる。スキャンテストは、回路の通常
動作およびスキャン動作の切換えを行うものであって、
例えば0のときに通常動作、1のときにスキャン動作が
選択される。なお、スキャンテストは専用ピンとして、
あるいはテストピンによって選択されるテストモードの
1つとして設けられる。
【0032】スキャンイネーブルは、全てのスキャン用
フリップフロップ18の選択入力端に入力されて、スキ
ャン用フリップフロップ18の入力端0に入力される信
号または入力端1に入力される信号を選択するものであ
って、例えば0のときに入力端0に入力される信号を選
択し、1のときに入力端1に入力される信号を選択す
る。なお、スキャンイネーブルは、スキャンテストによ
ってスキャン動作が選択されたときだけ有効にされるの
が好ましい。
【0033】スキャンインおよびスキャンアウトは、そ
れぞれスキャンチェーンの入力および出力となるもので
ある。スキャンクロックは、全てのスキャン用フリップ
フロップ18のクロック入力端に入力される。スキャン
クロックとして専用ピンを設けてもよいし、あるいは回
路のシステムクロックを用いてもよい。
【0034】ここで、本発明のスキャン回路の具体的な
実現方法について説明する。本発明のスキャン回路にお
いて、スキャンイン、スキャンアウトおよびスキャンイ
ネーブルなどのスキャンピンは、入力ピン、出力ピン、
3S出力ピンまたはIOピンなどの、あらゆる種類のユ
ーザピンと兼用される。このとき、例えばスキャンイン
と出力ピンまたは3S出力ピンとを兼用する場合、スキ
ャンアウトと入力ピンとを兼用する場合、スキャンイネ
ーブルと出力ピンまたは3S出力ピンとを兼用する場合
などには、ユーザピンをIOピンに変更する必要があ
る。
【0035】次いで、回路内の全てのフリップフロップ
の直前にマルチプレクサを挿入するなどして、回路内の
全てのフリップフロップをスキャン用フリップフロップ
に変更することは勿論、さらにスキャンピンと兼用され
るユーザピンが、兼用される前の本来の機能、例えば入
力制御、出力観測を行えなくなる場合、例えばマルチプ
レクサおよびD型フリップフロップからなるスキャン用
フリップフロップが追加挿入される。なお、追加挿入さ
れるスキャン用フリップフロップは、スキャンチェーン
のどの位置に挿入されてもよい。
【0036】また、スキャンピンと兼用されるユーザピ
ンが入力を有する場合、通常動作時にユーザピンに入力
される入力信号と、スキャン動作時に内部回路に入力さ
れる入力信号、即ち、追加されるスキャン用フリップフ
ロップの出力信号とを切り換える入力用マルチプレクサ
が追加挿入され、スキャンアウトと兼用されるユーザピ
ンが出力を有する場合、通常動作時にユーザピンから出
力される出力信号と、スキャン動作時にスキャンアウト
から出力される出力信号、即ち、スキャンチェーンの最
終段のスキャン用フリップフロップの出力信号とを切り
換える出力用マルチプレクサが追加挿入される。なお、
これらのマルチプレクサはスキャンテストによって制御
される。
【0037】このとき、追加されるスキャン用フリップ
フロップの入力端0には、スキャンピンと兼用されるユ
ーザピンが入力ピンの場合、電源またはグランドが接続
され、入力ピン以外の場合、通常動作時にユーザピンか
ら出力される出力信号が入力される。一方、マルチプレ
クサの入力端1には、追加されるスキャン用フリップフ
ロップがスキャンチェーンの初段に挿入された場合、ス
キャンインが入力され、初段以外の位置に挿入された場
合、スキャンチェーンを構成する前段のスキャン用フリ
ップフロップの出力端が入力される。
【0038】また、追加されるスキャン用フリップフロ
ップの出力端は、追加されるスキャン用フリップフロッ
プがスキャンチェーンの最終段に挿入された場合に、ス
キャンアウトと兼用されるユーザピンが入力ピンのと
き、入力ピンから変更されたIOピンの出力バッファに
入力され、入力ピン以外のとき、出力用マルチプレクサ
の入力端1に入力される。また、追加されるスキャン用
フリップフロップの出力端は、最終段以外の位置に挿入
された場合、スキャンチェーンの次段のスキャン用フリ
ップフロップの入力端1に入力される。
【0039】本発明のスキャン回路は、このようにして
構成される。図示例のスキャン回路16においては、本
来の回路の機能とは別に、スキャンチェーンの中にスキ
ャン用フリップフロップ18a,18fを追加すること
とによって、これらのスキャン用フリップフロップ18
a,18fにスキャンピンと兼用されるユーザピンの代
用をさせている。
【0040】即ち、通常動作時にユーザピンによって制
御される回路は、スキャン動作時には、追加されたスキ
ャン用フリップフロップ18aの出力端0から出力され
る信号によって制御される。また、通常動作時にユーザ
ピンから出力される信号は、スキャン動作時には、追加
されたスキャン用フリップフロップ18fの入力端0に
入力され、スキャンチェーンによってシフトされて出力
される。
【0041】このように、本発明のスキャン回路によれ
ば、追加されるスキャン用フリップフロップによって、
スキャンピンと兼用されるユーザピンの代わりに入力制
御および出力観測を行うことができるため、故障検出率
を低下させることなく、スキャンイン、スキャンアウト
およびスキャンイネーブルと、あらゆる種類のユーザピ
ンとを兼用させることができる。
【0042】次に、スキャンインおよびスキャンアウト
が、それぞれユーザ出力ピンおよびユーザ入力ピンと兼
用されているものとして、本発明のスキャン回路の動作
について説明する。
【0043】図示例のスキャン回路16において、スキ
ャン用フリップフロップ18aの出力端0から出力され
る信号は、スキャンイネーブルが1のときに、スキャン
インから入力される信号によって設定される。組合せ回
路12は、通常動作時にユーザ入力ピンから入力される
入力信号の代わりに、スキャン動作時には、このように
して設定されるスキャン用フリップフロップ18aの出
力端0から出力される出力信号と、これ以外のユーザ入
力ピンから入力される入力信号とによって制御される。
【0044】組合せ回路12から出力される出力信号
は、スキャンイネーブルが0のときに、スキャンクロッ
クによりそれぞれのスキャン用フリップフロップ18
b,18c,18d,18eにラッチされ、スキャンイ
ネーブルが1のときに、スキャンクロックが入力される
毎にシフトされてスキャンアウトから順次出力される。
【0045】スキャン用フリップフロップ18b,18
c,18d,18eの出力端0から出力される出力信号
は、スキャンイネーブルが1のときに、スキャンクロッ
クが入力される毎に、スキャンインから入力される信号
をシフトさせることによって順次設定される。組合せ回
路14は、このようにして設定されるスキャン用フリッ
プフロップ18b,18c,18d,18eの出力端0
から出力される出力信号によって制御される。
【0046】通常動作時にユーザ出力ピンから出力され
る出力信号は、スキャン動作時には、スキャンイネーブ
ルが0のときに、スキャンクロックによりスキャン用フ
リップフロップ18fにラッチされ、スキャンイネーブ
ルが1のときに、スキャンクロックによってシフトされ
てスキャンアウトから出力される。また、これ以外の組
合せ回路14から出力される出力信号は、ユーザ出力ピ
ンから出力される。
【0047】このように、本発明のスキャン回路によれ
ば、通常動作時にユーザピンから出力される出力信号
は、スキャン動作時には、スキャン回路によってシフト
されて出力されることによってその観測性が保たれ、通
常動作時にユーザピンに入力される入力信号によって制
御される内部回路は、スキャン動作時には、スキャン用
フリップフロップの出力信号によって制御されるため、
故障検出率を低下させることなく、スキャンピンとユー
ザピンとを兼用させることができる。
【0048】本発明のスキャン回路は、基本的に以上の
ように動作する。次に、本発明のスキャン回路用いる、
スキャンピンとユーザピンとの兼用方法を例示する。
【0049】図2(a)および(b)は、それぞれスキ
ャンインと出力ピンとの兼用前および兼用後の回路の一
例の構成回路図である。スキャンインと出力ピンとを兼
用する場合、出力ピン28はIOピン30に変更され、
マルチプレクサ32およびD型フリップフロップ34か
らなるスキャン用フリップフロップがスキャンチェーン
の中に追加される。IOピン30の入出力制御はスキャ
ンテストによって行われる。通常動作時に出力ピン28
から出力される出力信号は、マルチプレクサ32の入力
端0およびIOピン30の出力バッファ36の入力端に
入力され、IOピン30の入力バッファ38の出力端は
マルチプレクサ32の入力端1に入力される。マルチプ
レクサ32の選択入力端にはスキャンイネーブルが入力
され、その出力端はD型フリップフロップ34のデータ
入力端Dに入力される。
【0050】図2(b)の回路において、通常動作時は
スキャンテストが0とされる。このとき、IOピン30
の出力バッファ36はアクティブ状態とされ、IOピン
30からは、通常動作時に出力ピン28から出力される
出力信号が出力される。即ち、図2(a)の回路と全く
同様に動作する。
【0051】一方、スキャン動作時はスキャンテストが
1とされる。このとき、IOピン30の出力バッファ3
6は非アクティブ状態とされ、IOピン30はスキャン
インとして用いられる。スキャンイネーブルが0のと
き、通常動作時に出力ピン28から出力される出力信号
は、マルチプレクサ32によって選択出力されてD型フ
リップフロップ34にラッチされ、スキャンイネーブル
が1のとき、順次シフトされてスキャンアウトから出力
される。
【0052】このように、通常動作時に出力ピンから出
力される出力信号は、スキャン回路によってシフトされ
て出力されることによって、その観測性が保たれるた
め、故障検出率を低下させることなく、スキャンインと
出力ピンとを兼用させることができる。
【0053】次に、図3(a)および(b)は、それぞ
れスキャンインと3S出力ピンとの兼用前および兼用後
の回路の一例の構成回路図である。図示例の回路は、図
2の回路において、さらに3S出力ピン40の制御信号
を有している。また、IOピン30の入出力制御がスキ
ャンテストおよび3S出力ピン40の制御信号の論理和
によって行われる。
【0054】図3(b)の回路において、通常動作時
は、通常動作時に3S出力ピン40から出力される出力
信号が、3S出力ピン40の制御信号に応じて出力され
る。即ち、図3(a)の回路と全く同様に動作する。一
方、スキャン時の動作については、スキャンテストによ
ってIOピン30の出力バッファ36が非アクティブ状
態とされるため、スキャンインと出力ピン28とを兼用
する場合と全く同様である。
【0055】図4(a)および(b)は、それぞれスキ
ャンインとIOピンとの兼用前および兼用後の回路の一
例の構成回路図である。図示例の回路は、図3の回路に
おいて、さらに内部回路への入力信号を選択出力する入
力用マルチプレクサ42を有する。マルチプレクサ42
の入力端0には、通常動作時にIOピン30に入力され
る入力信号が入力され、入力端1にはD型フリップフロ
ップ34の出力端Qが入力され、選択入力端にはスキャ
ンテストが入力され、出力端は通常動作時にIOピン3
0に入力される入力信号によって制御される内部回路に
入力される。
【0056】図4(b)の回路において、通常動作時
は、通常動作時にIOピン30から出力される信号がI
Oピン30の制御信号に応じて出力され、通常動作時に
IOピン30に入力される信号が、マルチプレクサ42
によって選択出力されて、通常動作時にIOピン30に
入力される入力信号によって制御される内部回路に入力
される。即ち、図4(a)の回路と全く同様に動作す
る。
【0057】一方、スキャン動作時は、IOピン30の
出力バッファ36が非アクティブ状態とされ、IOピン
30はスキャンインとして用いられる。即ち、通常動作
時にIOピン30から出力される出力信号はD型フリッ
プフロップ34にラッチされ、順次シフトされてスキャ
ンアウトから出力される。また、スキャンイネーブルが
1のとき、スキャンインから入力される信号は、マルチ
プレクサ32によって選択出力されてD型フリップフロ
ップ34にラッチされ、マルチプレクサ42によって選
択出力されて、通常動作時にIOピン30に入力される
入力信号によって制御される内部回路に入力される。
【0058】このように、通常動作時にIOピンから出
力される出力信号は、スキャン回路によってシフトされ
て出力されることによってその観測性が保たれ、通常動
作時にIOピンに入力される入力信号によって制御され
る内部回路は、D型フリップフロップ34の出力信号に
よって制御されるため、故障検出率を低下させることな
く、スキャンインとIOピンとを兼用させることができ
る。
【0059】図5(a)および(b)は、それぞれスキ
ャンアウトと入力ピンとの兼用前および兼用後の回路の
一例の構成回路図である。スキャンアウトと入力ピンと
を兼用する場合、入力ピン44はIOピン30に変更さ
れ、マルチプレクサ32およびD型フリップフロップ3
4と、内部回路への入力信号を選択出力する入力用マル
チプレクサ42とが追加される。IOピン30の入出力
制御はスキャンテストの反転信号によって行われる。マ
ルチプレクサ32の入力端0は電源に固定され、入力端
1には前段のスキャン用フリップフロップ34の出力端
Qが入力され、出力端はD型フリップフロップ34のデ
ータ入力端Dに入力される。D型フリップフロップ34
の出力端QはIOピン30の出力バッファ36およびマ
ルチプレクサ42の入力端1に入力される。マルチプレ
クサ42の入力端0にはIOピン30の入力バッファ3
8の出力端が入力され、選択入力端にはスキャンテスト
が入力され、出力端は、通常動作時に入力ピン44に入
力される入力信号によって制御される内部回路に入力さ
れる。
【0060】図5(b)の回路において、通常動作時
は、IOピン30の出力バッファ36が非アクティブ状
態とされ、通常動作時に入力ピン44に入力される入力
信号がマルチプレクサ42によって選択出力され、通常
動作時に入力ピン44に入力される入力信号によって制
御される内部回路に入力される。即ち、図5(a)の回
路と全く同様に動作する。
【0061】一方、スキャン動作時は、IOピン30の
出力バッファ36がアクティブ状態とされて、IOピン
30はスキャンアウトとして用いられる。スキャンイネ
ーブルが1のとき、スキャンインから入力される信号
は、マルチプレクサ32によって選択出力されてD型フ
リップフロップにラッチ34され、順次シフトされてI
Oピン30から出力されるとともに、マルチプレクサ4
2によって選択出力されて、通常動作時に入力ピン44
に入力される入力信号によって制御される内部回路に入
力される。
【0062】このように、通常動作時に入力ピンに入力
される入力信号によって制御される内部回路は、D型フ
リップフロップ34の出力信号によって制御されるた
め、故障検出率を低下させることなく、スキャンアウト
と入力ピンとを兼用させることができる。
【0063】図6(a)および(b)は、それぞれスキ
ャンアウトと3S出力ピンとの兼用前および兼用後の回
路の一例の構成回路図である。スキャンアウトと3S出
力ピンとを兼用する場合、マルチプレクサ32およびD
型フリップフロップ34と、3S出力ピン40への出力
信号を選択出力する出力用マルチプレクサ46が追加さ
れる。通常動作時に3S出力ピン40から出力される出
力信号は、マルチプレクサ32,46の入力端0に入力
される。マルチプレクサ32の入力端1には、最終段の
スキャン用フリップフロップ34の出力端Qが入力さ
れ、その出力端はD型フリップフロップ34のデータ入
力端Dに入力される。D型フリップフロップ34の出力
端Qはマルチプレクサ46の入力端1に入力され、マル
チプレクサ46の出力端は3S出力ピン40の出力バッ
ファ36の入力端に入力される。3S出力ピン40の入
出力制御は、スキャンテストの反転信号および3S出力
ピン40の制御信号の論理積によって行われる。
【0064】図6(b)の回路において、通常動作時
は、通常動作時に3S出力ピン40から出力される信号
がマルチプレクサ46によって選択出力され、3S出力
ピン40の制御信号に応じて出力される。即ち、図6
(a)の回路と全く同様に動作する。
【0065】一方、スキャン動作時は、3S出力ピン4
0の出力バッファ36がアクティブ状態とされて、3S
出力ピン40はスキャンアウトとして用いられる。スキ
ャンイネーブルが0のとき、通常動作時に3S出力ピン
40から出力される信号は、マルチプレクサ32によっ
て選択出力されてD型フリップフロップ34にラッチさ
れ、スキャンイネーブルが1のとき、順次シフトされて
スキャンアウトから出力される。
【0066】このように、通常動作時に3S出力ピンか
ら出力される出力信号は、スキャン回路によってシフト
されて出力されることによって、その観測性が保たれる
ため、故障検出率を低下させることなく、スキャンアウ
トと3S出力ピンとを兼用させることができる。
【0067】なお、3S出力ピン40の制御信号がユー
ザ入力ピンから容易に制御できる場合には、マルチプレ
クサ32およびD型フリップフロップ34は必ずしも設
ける必要はない。即ち、通常動作時に3S出力ピン40
から出力される出力信号は、スキャンテストを0とすれ
ば、3S出力ピン40の制御信号に応じて出力されるた
め、観測性を保つことができる。この場合、例えば出力
用マルチプレクサ46だけを追加すればよい。
【0068】図7(a)および(b)は、それぞれスキ
ャンアウトとIOピンとの兼用前および兼用後の回路の
一例の構成回路図である。図示例の回路は、図6の回路
において、さらに内部回路への入力信号を選択出力する
入力用マルチプレクサ42を有する。マルチプレクサ4
2の入力端0には、通常動作時にIOピン30に入力さ
れる入力信号が入力され、入力端1にはD型フリップフ
ロップ34の出力端Qが入力され、選択入力端にはスキ
ャンテストが入力され、出力端は通常動作時にIOピン
30に入力される入力信号によって制御される内部回路
に入力される。
【0069】図7(b)の回路において、通常動作時
は、通常動作時にIOピン30から出力される出力信号
がマルチプレクサ46によって選択出力され、IOピン
30の制御信号に応じて出力される。通常動作時にIO
ピン30に入力される入力信号はマルチプレクサ42に
よって選択出力され、通常動作時にIOピン30に入力
される入力信号によって制御される内部回路に入力され
る。即ち、図7(a)の回路と全く同様に動作する。
【0070】一方、スキャン動作時は、IOピン30の
出力バッファ36がアクティブ状態とされ、IOピン3
0はスキャンアウトとして用いられる。即ち、スキャン
イネーブルが0のとき、通常動作時にIOピン30から
出力される出力信号は、マルチプレクサ32によって選
択出力されてD型フリップフロップ34にラッチされ、
マルチプレクサ46によって選択出力されてスキャンア
ウトから出力される。スキャンイネーブルが1のとき、
スキャンインから入力される信号は、マルチプレクサ3
2によって選択出力され、D型フリップフロップ34に
ラッチされて順次シフトされ、マルチプレクサ42によ
って選択出力されて、通常動作時にIOピン30に入力
される入力信号によって制御される内部回路に入力され
る。
【0071】このように、通常動作時にIOピンから出
力される出力信号は、スキャン回路によってシフトされ
て出力されることによってその観測性が保たれ、通常動
作時にIOピンに入力される入力信号によって制御され
る内部回路は、D型フリップフロップの出力信号によっ
て制御されるため、故障検出率を低下させることなく、
スキャンアウトとIOピンとを兼用させることができ
る。
【0072】図8(a)および(b)は、それぞれスキ
ャンイネーブルと入力ピンとの兼用前および兼用後の回
路の一例の構成回路図である。スキャンイネーブルと入
力ピンとを兼用する場合、マルチプレクサ32およびD
型フリップフロップ34と、内部回路への入力信号を選
択出力する入力用マルチプレクサ42とが追加される。
マルチプレクサ32の入力端0は電源に固定され、入力
端1には前段のスキャン用フリップフロップ34の出力
端Qが入力され、選択入力端にはスキャンテストとスキ
ャンイネーブルとの論理積が入力され、出力端はD型フ
リップフロップ34のデータ入力端Dに入力される。D
型フリップフロップ34の出力端Qは、次段のスキャン
用フリップフロップのマルチプレクサ32の入力端1
と、マルチププレクサ42の入力端1に入力される。マ
ルチプレクサ42の入力端0には、通常動作時に入力ピ
ン44に入力される入力信号が入力され、選択入力端に
はスキャンテストが入力され、出力端は通常動作時に入
力ピン44に入力される入力信号によって制御される内
部回路に入力される。
【0073】図8(b)の回路において、通常動作時
は、通常動作時に入力ピン44に入力される入力信号が
マルチプレクサ42によって選択出力され、通常動作時
に入力ピン44に入力される入力信号によって制御され
る内部回路に入力される。即ち、図8(a)の回路と全
く同様に動作する。
【0074】一方、スキャン動作時は、入力ピン44が
スキャンイネーブルとして用いられる。即ち、スキャン
テストが1のときにスキャンイネーブルは有効とされ
る。スキャンイネーブルが1のとき、スキャンインから
入力される信号は、マルチプレクサ32によって選択出
力され、D型フリップフロップ34にラッチされて順次
シフトされ、マルチプレクサ42によって選択出力され
て、通常動作時に入力ピン44に入力される入力信号に
よって制御される内部回路に入力される。
【0075】このように、通常動作時に入力ピンに入力
される入力信号によって制御される内部回路は、D型フ
リップフロップの出力信号によって制御されるため、故
障検出率を低下させることなく、スキャンイネーブルと
入力ピンとを兼用させることができる。
【0076】図9(a)および(b)は、それぞれスキ
ャンイネーブルと出力ピンとの兼用前および兼用後の回
路の一例の構成回路図である。スキャンイネーブルと出
力ピンとを兼用する場合、出力ピン28はIOピン30
に変更され、マルチプレクサ32およびD型フリップフ
ロップ34が追加される。IOピン30の入出力制御は
スキャンテストによって行われる。通常動作時に出力ピ
ン28から出力される出力信号は、マルチプレクサ32
の入力端0およびIOピン30の出力バッファ36の入
力端に入力され、IOピン30の入力バッファ38の出
力端はスキャンテストと論理積がとられてマルチプレク
サ32の選択入力端に入力される。
【0077】図9(b)の回路において、通常動作時
は、IOピン30の出力バッファ36がアクティブ状態
とされ、IOピン30からは、通常動作時に出力ピン2
8から出力される出力信号が出力される。即ち、図9
(a)の回路と全く同様に動作する。
【0078】一方、スキャン動作時は、IOピン30の
出力バッファ36が非アクティブ状態とされ、IOピン
30はスキャンイネーブルとして用いられる。即ち、ス
キャンテストが1のときにスキャンイネーブルは有効と
される。スキャンイネーブルが0のとき、通常動作時に
出力ピン28から出力される出力信号は、マルチプレク
サ32によって選択出力されてD型フリップフロップ3
4にラッチされ、スキャンイネーブルが1のとき、順次
シフトされてスキャンアウトから出力される。
【0079】このように、通常動作時に出力ピンから出
力される出力信号は、スキャン回路によってシフトされ
て出力されることによってその観測性が保たれるため、
故障検出率を低下させることなく、スキャンイネーブル
と出力ピンとを兼用させることができる。
【0080】図10(a)および(b)は、それぞれス
キャンイネーブルと3S出力ピンとの兼用前および兼用
後の回路の一例の構成回路図である。図示例の回路は、
図9の回路において、さらに3S出力ピン40の制御信
号を有している。IOピン30の入出力制御は、スキャ
ンテストおよび3S出力ピン40の制御信号の論理和に
よって行われる。
【0081】図10(b)の回路において、通常動作時
は、通常動作時に3S出力ピン40から出力される出力
信号が、3S出力ピン40の制御信号に応じて出力され
る。即ち、図10(a)の回路と全く同様に動作する。
一方、スキャン時の動作については、スキャンテストに
よってIOピン30の出力バッファ36が非アクティブ
状態とされるため、スキャンイネーブルと出力ピン28
とを兼用する場合と全く同様である。
【0082】図11(a)および(b)は、それぞれス
キャンイネーブルとIOピンとの兼用前および兼用後の
回路の一例の構成回路図である。図示例の回路は、図1
0の回路において、さらに内部回路への入力信号を選択
出力する入力用マルチプレクサ42を有する。マルチプ
レクサ42の入力端0には、通常動作時にIOピン30
に入力される入力信号が入力され、入力端1にはD型フ
リップフロップ34の出力端Qが入力され、選択入力端
にはスキャンテストが入力され、出力端は通常動作時に
IOピン30に入力される入力信号によって制御される
内部回路に入力される。
【0083】図11(b)の回路において、通常動作時
は、通常動作時にIOピン30から出力される信号がI
Oピン30の制御信号に応じて出力され、通常動作時に
IOピン30に入力される入力信号は、マルチプレクサ
42によって選択出力され、通常動作時にIOピン30
に入力される入力信号によって制御される内部回路に入
力される。即ち、図11(a)の回路と全く同様に動作
する。
【0084】一方、スキャン動作時は、IOピン30の
出力バッファ36が非アクティブ状態とされ、IOピン
30はスキャンイネーブルとして用いられる。即ち、ス
キャンテストが1のときにスキャンイネーブルは有効と
される。スキャンイネーブルが0のとき、通常動作時に
IOピン30から出力される出力信号はD型フリップフ
ロップ34にラッチされ、スキャンイネーブルが1のと
き、順次シフトされてスキャンアウトから出力される。
スキャンインから入力される信号は、スキャンイネーブ
ルが1のとき、マルチプレクサ32によって選択出力さ
れてD型フリップフロップ34にラッチされ、マルチプ
レクサ42によって選択出力されて、通常動作時にIO
ピン30に入力される入力信号によって制御される内部
回路に入力される。
【0085】このように、通常動作時にIOピンから出
力される出力信号は、スキャン回路によってシフトされ
て出力されることによってその観測性が保たれ、通常動
作時にIOピンに入力される入力信号によって制御され
る内部回路は、D型フリップフロップの出力信号によっ
て制御されるため、故障検出率を低下させることなく、
スキャンイネーブルとIOピンとを兼用させることがで
きる。
【0086】
【発明の効果】以上詳細に説明した様に、本発明のスキ
ャン回路は、スキャンチェーンの中にスキャン用フリッ
プフロップを追加挿入し、この追加されるスキャン用フ
リップフロップによって、スキャンピンと兼用されるユ
ーザピンの代わりに、内部回路の入力制御および出力観
測を行うものである。本発明のスキャン回路において
は、スキャンピンと兼用されるユーザピンの制御性およ
び観測性が保たれるため、故障検出率を低下させること
なく、スキャンピンとあらゆる種類のユーザピンとを兼
用させることができる。このため、本発明のスキャン回
路によれば、スキャンピンを増加させることによって、
LSIチップのピン数が増加することがないため、特に
ピン数ネックのLSIチップに対して有効であるととも
に、スキャンチェーンの本数を増加させることによっ
て、テストベクターのステップ数を削減し、テスト時間
を削減することができるため、特に大規模回路のテスト
ベクターの作成に対して有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスキャン回路を用いる回路の一実施例
のブロック図である。
【図2】(a)および(b)は、それぞれスキャンイン
と出力ピンとの兼用前および本発明のスキャン回路を用
いる兼用後の回路の一実施例の構成回路図である。
【図3】(a)および(b)は、それぞれスキャンイン
と3S出力ピンとの兼用前および本発明のスキャン回路
を用いる兼用後の回路の一実施例の構成回路図である。
【図4】(a)および(b)は、それぞれスキャンイン
とIOピンとの兼用前および本発明のスキャン回路を用
いる兼用後の回路の一実施例の構成回路図である。
【図5】(a)および(b)は、それぞれスキャンアウ
トと入力ピンとの兼用前および本発明のスキャン回路を
用いる兼用後の回路の一実施例の構成回路図である。
【図6】(a)および(b)は、それぞれスキャンアウ
トと3S出力ピンとの兼用前および本発明のスキャン回
路を用いる兼用後の回路の一実施例の構成回路図であ
る。
【図7】(a)および(b)は、それぞれスキャンアウ
トとIOピンとの兼用前および本発明のスキャン回路を
用いる兼用後の回路の一実施例の構成回路図である。
【図8】(a)および(b)は、それぞれスキャンイネ
ーブルと入力ピンとの兼用前および本発明のスキャン回
路を用いる兼用後の回路の一実施例の構成回路図であ
る。
【図9】(a)および(b)は、それぞれスキャンイネ
ーブルと出力ピンとの兼用前および本発明のスキャン回
路を用いる兼用後の回路の一実施例の構成回路図であ
る。
【図10】(a)および(b)は、それぞれスキャンイ
ネーブルと3S出力ピンとの兼用前および本発明のスキ
ャン回路を用いる兼用後の回路の一実施例の構成回路図
である。
【図11】(a)および(b)は、それぞれスキャンイ
ネーブルとIOピンとの兼用前および本発明のスキャン
回路を用いる兼用後の回路の一実施例の構成回路図であ
る。
【図12】スキャン回路を用いる回路の一例のブロック
図である。
【図13】スキャン用フリップフロップの一例の構成回
路図である。
【図14】(a)および(b)は、それぞれスキャンイ
ンと入力ピンとの兼用前および兼用後の回路の一例の構
成回路図である。
【図15】(a)および(b)は、それぞれスキャンア
ウトと出力ピンとの兼用前および兼用後の回路の一例の
構成回路図である。
【符号の説明】
10,24 回路 12,14 組合せ回路 16,26 スキャン回路 18 スキャン用フリップフロップ 20,32,42,46,50 マルチプレクサ 22,34,48 D型フリップフロップ 28 出力ピン 30 IO(入出力)ピン 36 出力バッファ 38 入力バッファ 40 3S(スリーステート)出力バッファ 44 入力ピン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ユーザピンと兼用されるスキャンピンと、
    このスキャンピンによって制御される複数個のスキャン
    用フリップフロップを直列接続してなるスキャンチェー
    ンと、このスキャンチェーンの中に追加挿入されるスキ
    ャン用フリップフロップとを有し、 通常動作時に、前記ユーザピンに入力される入力信号に
    よって、内部回路の制御を行い、前記ユーザピンから出
    力される出力信号によって、前記内部回路から出力され
    る出力信号の観測を行い、 スキャン動作時に、前記追加挿入されるスキャン用フリ
    ップフロップから出力される第1の出力信号によって、
    前記内部回路の制御を行い、前記追加挿入されるスキャ
    ン用フリップフロップから出力される第2の出力信号に
    よって、前記内部回路から出力される出力信号の観測を
    行うことを特徴とするスキャン回路。
JP7249573A 1995-09-27 1995-09-27 スキャン回路 Withdrawn JPH0989993A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6636995B1 (en) 2000-07-13 2003-10-21 International Business Machines Corporation Method of automatic latch insertion for testing application specific integrated circuits
JP2015184265A (ja) * 2014-03-26 2015-10-22 旭化成エレクトロニクス株式会社 半導体テスト回路及びicチップ
JP2016045123A (ja) * 2014-08-25 2016-04-04 株式会社メガチップス テスト回路

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