JPH0991620A - 薄膜磁気ヘッド及びその製造方法 - Google Patents

薄膜磁気ヘッド及びその製造方法

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JPH0991620A
JPH0991620A JP24329495A JP24329495A JPH0991620A JP H0991620 A JPH0991620 A JP H0991620A JP 24329495 A JP24329495 A JP 24329495A JP 24329495 A JP24329495 A JP 24329495A JP H0991620 A JPH0991620 A JP H0991620A
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JP
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thin film
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head
protective film
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JP24329495A
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Shuichi Haga
秀一 芳賀
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 絶縁性の向上を図ると共に、加工時のひび割
れや保護膜の一部が欠けるいわゆるチッピングを軽減さ
せる。また、保護膜の成膜速度を早めることにより、薄
膜ヘッド素子の特性の熱的劣化を軽減させる。 【解決手段】 スライダ42の一側面に薄膜ヘッド素子
43と端子45とを保護する保護膜46として硬質カー
ボンを材料として成膜されてなる。そして、プラズマC
VDにより成膜する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スライダの一側面
に薄膜ヘッド素子と該薄膜ヘッド素子に接続された端子
とが配された薄膜磁気ヘッド及びその製造方法に関し、
特に、上記スライダの一側面の保護膜が形成されてなる
薄膜磁気ヘッド及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の磁気記録は、ますます高密度化が
進み、狭トラック化、低インダクタンス化、高速転送速
度の面でバルクヘッドに比べ有利な薄膜磁気ヘッドの需
要が伸びている。
【0003】この薄膜磁気ヘッドは、大別すると、情報
信号の記録用のものとしてインダクティブ型薄膜磁気ヘ
ッドと、再生用のものとして磁気抵抗効果型磁気ヘッド
(以下、「MRヘッド」と記す。)があるが、近時で
は、これらインダクティブ型薄膜磁気ヘッドとMRヘッ
ドとが同一基板上に一括作成されてなる複合型の薄膜磁
気ヘッドも実用化されている。
【0004】このような薄膜磁気ヘッドは、半導体集積
回路と同様に、スパッタ等の成膜技術、写真製版、エッ
チング等のフォトリソグラフィ技術を用いて、ウエハー
上に構成度に一括して製造されるものである。すなわ
ち、薄膜磁気ヘッドの製造工程においては、例えばAl
23−TiCのような硬質基板上に、下層シールド膜、
磁気抵抗効果膜、中間シールド膜、記録用コイルと、上
層シールド膜等が成膜されるが、ウエハー上に多数個同
時に形成されるものであるために、薄膜磁気ヘッドチッ
プ毎にスライシングされる切削が行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の薄
膜磁気ヘッドの製造は、薄膜ヘッド素子がこれを浮上さ
せるためのスライダーにこれら素子が1個形成されるよ
うにスライシングされるものである。したがって、この
スライシング時にかなりの応力が加わって、薄膜ヘッド
素子を損傷してしまうおそれがある。
【0006】このため、薄膜磁気抵抗膜の損傷を防止す
るために、従来の薄膜磁気ヘッドにおいては、アルミナ
(Al23)等の電気的に絶縁体である材料を用いて保
護膜がスパッタリング法によって成膜されていた。
【0007】しかしながら、このような保護膜が形成さ
れた従来の薄膜磁気ヘッドでは、上記スライシング時に
かかる応力で保護膜のひび割れや保護膜の一部が欠ける
いわゆるチッピングが生じて、薄膜ヘッド素子が損傷す
る恐れがあった。
【0008】また、従来のスパッタリング法によってア
ルミナ(Al23)等の絶縁膜を成膜する方法では、実
際の成膜に24時間近くもかかるために、薄膜ヘッド素
子の特性を熱的に劣化させることが懸念される。
【0009】そこで、本発明は、このような実情に鑑み
て提案されたものであり、絶縁性の向上を図ると共に、
加工時のひび割れや保護膜の一部が欠けるいわゆるチッ
ピングを軽減させる保護膜を形成することを目的とす
る。また、本発明は、保護膜の成膜速度を早めることに
より、薄膜ヘッド素子の特性の熱的劣化を防止すること
を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記の目
的を達成するために鋭意研究の結果、保護膜に要求され
る特性としては、絶縁性が高いこと、膜強度、密着力が
高いことが上げられること、また、保護膜の成膜時間が
短くする必要性もあることして、本発明を完成するに至
った。
【0011】すなわち、本発明にかかる薄膜磁気ヘッド
は、スライダの一側面に薄膜ヘッド素子と該薄膜ヘッド
素子に接続された端子とが配されるとともに、このスラ
イダの一側面を保護する保護膜が形成された薄膜磁気ヘ
ッドにおいて、上記保護膜が硬質カーボンを材料として
成膜されてなることを特徴とする。
【0012】また、保護膜の下層にSi系の材料からな
る中間膜が形成されてなることを特徴とする。
【0013】一方、本発明にかかる薄膜磁気ヘッドの製
造方法は、スライダの一側面に薄膜ヘッド素子と該薄膜
ヘッド素子に接続された端子とが配されるとともに、こ
のスライダの一側面を保護する保護膜が形成された薄膜
磁気ヘッドの製造方法において、上記保護膜を硬質カー
ボンを材料としてプラズマCVDにより成膜することを
特徴とする。
【0014】また、常温常圧下において液状の炭化水素
を気化させてなる炭化水素ガスを原料ガスとして用いる
ことを特徴とする。
【0015】また、炭化水素がベンゼンであることを特
徴とする。
【0016】ここで、硬質カーボンとしては、ダイヤモ
ンド状カーボン(DLC)膜が使用されている。このダ
イヤモンド状カーボン膜は、アモルファス状のカーボン
であり、絶縁性が高く加工時の応力にも耐え得る強靱な
膜が得られるものである。
【0017】本発明によれば、保護膜にダイヤモンド状
カーボンのような硬質の炭素膜が使用されていることに
より、絶縁性が高く加工時の応力にも耐え得る強靱な膜
が得られる。
【0018】したがって、膜厚を更に減少させる際に加
わる応力により、保護膜のひびわれや保護膜の一部が欠
けるチッピングが生じるようなことがない。
【0019】また、Si系からなる中間膜が形成された
場合は、密着強度が高められて成膜後に、カーボン保護
膜が剥離するようなことがない。
【0020】一方、本発明の薄膜磁気ヘッドの製造方法
によれば、薄膜ヘッド素子と該薄膜ヘッド素子に接続さ
れた端子とが配されスライダの一側面にカーボン保護膜
をプラズマCVD法により成膜することにより、上記硬
質カーボン保護膜の成膜速度が早められる。
【0021】特に、常温常圧下において液状の炭化水素
を気化させてなる炭化水素ガスを原料ガスとして用いる
こと液体系の炭化水素ガスを原料ガスとして用いた場合
には、成膜工程の大幅な短縮が図られる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態とその
実験結果を説明する。
【0023】薄膜磁気ヘッド及びその製造方法 本薄膜磁気ヘッドは、インダクティブ型薄膜磁気ヘッド
とMRヘッドとが同一基板上に一括作成されてなる複合
型の薄膜磁気ヘッドに適用したものである。
【0024】この薄膜磁気ヘッドは、図1に示すよう
に、ヘッドを浮上させるためのスライダ42がAl2
3 −TiCよりなる硬質の基板で形成されている。この
スライダ42には、機械加工によりABS(Air Bearin
g Sureface)形状が施されている。なお、47はスライ
ダ溝である。また、このスライダ42の大きさは、50
%ナノスライダ(2.05×1.6×0.43mm)で
ある。
【0025】この薄膜磁気ヘッドは、記録用のインダク
ティブヘッド部と再生用のMRヘッド部とが積層形成さ
れてなるいわゆる複合型薄膜磁気ヘッドである。
【0026】この薄膜ヘッドは、図2に示すように、磁
気抵抗効果を奏するMR素子11がそれぞれ軟磁性体層
である下部シルードコア12と後述の下層コア1と兼用
される上部シルードコアとにより狭持されてなるMRヘ
ッド部Aと、導体コイル2が下層コア1と上層コア3と
により狭持されてなるインダクティブヘッド部Bとが順
次積層されて構成されている。
【0027】MRヘッド部Aは、MR素子11にセンス
電流がトラック幅方向と直交する方向に流れる、いわゆ
る縦型のMRヘッドである。具体的には、非磁性基板2
1上に、例えばAl2 3 よりなる絶縁層22を介して
下部シールドコア12が形成され、この下部シールドコ
ア12上に磁気ギャップを形成するAl2 3 等よりな
る絶縁層23が積層されている。そして、この絶縁層2
3上にMR素子11がその長手方向が磁気記録媒体との
対向面(磁気記録媒体摺動面a)と垂直になるように配
され、且つその一方の端面が磁気記録媒体摺動面aに露
出するかたちに形成されている。さらに、MR素子11
の両端部上に、このMR素子11にセンス電流を提供す
るための前端電極24a及び後端電極24bが設けら
れ、絶縁層23を介して当該MR素子11にバイアス磁
界を印加するためのバイアス導体25が設けられてい
る。ここで、前端,後端電極24a,24bにより狭持
されたMR素子の領域が磁気抵抗効果を示す感磁部とな
る。そして、バイアス導体25上に絶縁層23が積層さ
れ、この絶縁層15上に後述の下層コア1と兼用される
上部シルードコアが形成されて、MRヘッド部Aが構成
されている。
【0028】一方、インダクティブヘッド部Bは、軟磁
性体層である上記下層コア1上に磁気ギャップを形成す
るギャップ膜4が成膜され、さらにこのギャップ膜4上
に表面を平坦化して導体コイル2の成膜を容易にするた
めの第1の平坦化層5が成膜されて、さらにその表面上
に導体コイル2がスパイラル状に形成されている。そし
て、表面の平坦化を図るためのレジスト等の高分子材料
からなる第2の平坦化層6が成膜され、この第2の平坦
化層6上に軟磁性体層である上層コア3が形成されて構
成されている。
【0029】このような薄膜磁気ヘッドにおいて、図1
に示すように、スライダ42の一側面には、薄膜ヘッド
素子43と該薄膜ヘッド素子43に接続された端子45
とが配されている。この端子45は、記録再生特性を読
み込むためのもので、薄膜ヘッド素子43の横側に配さ
れている。この端子45は、本実施の形態の薄膜磁気ヘ
ッドが上記複合型のものであることから、再生用の端子
が2個と記録用の端子が2個の合計4端子で構成されて
いる。
【0030】そして、このスライダ42の一側面に形成
される薄膜ヘッド素子43と端子45を保護する保護膜
46が形成されてなる。
【0031】本実施の形態では、この保護膜46として
は、ダイヤモンド状カーボン(DLC)膜が使用されて
いる。このダイヤモンド状カーボン膜は、アモルファス
状のカーボンであり、絶縁性が高く加工時の応力にも耐
え得る強靱な膜が得られるものである。
【0032】また、成膜はプラズマCVD法で行い、ベ
ンゼンに代表される液体系の炭化水素ガスを原料ガスと
して用いた。また、バックグランドの真空は、2×10
-4Pa以下になるように真空引きを行い、それからAr
ガスを導入してガス圧が0.02Paになるように調製
した。
【0033】次に、印加電圧200Wでエッチング処理
した後、規定の条件下でダイヤモンド状カーボン膜を成
膜した。
【0034】途中、ダイヤモンド状カーボン膜1μm成
膜毎に、SiO2膜を中間膜をCVD法で0.1μm成
膜して、トータル膜厚を40μmとした。ここで、中間
膜としては、上記SiO2膜等のSi系の材料の他に、
Al等の非金属材料を使用しても良い。また、上記保護
膜46を成膜した後、スライダ42の一側面に穴開けを
行いリード線との接続を行った。
【0035】このような作製により、ウエハー上に多数
個同時に形成されるが、その最終工程で、薄膜磁気ヘッ
ドチップ毎にスライシングされる切削が行われる。
【0036】しかし、従来のものと異なり、本実施の形
態の薄膜磁気ヘッドは、保護膜46にダイヤモンド状カ
ーボンのような硬質の炭素膜が使用されている。
【0037】したがって、ヘッドチップ毎に切断したと
ころ、スライシング時にかかる応力で保護膜のひび割れ
や保護膜46の一部が欠けるいわゆるチッピングの発生
は見られなかことが確認された。また、このような保護
膜46が成膜された薄膜磁気ヘッドの絶縁性も10-9
上あることが確認された。
【0038】実験結果 次に、上記のように製造した薄膜磁気ヘッドについて、
成膜速度、硬度、内部応力を調べた。ここでは比較とし
て従来法であるアルミナ膜保護膜をスパッタ法で40μ
m成膜したものを用意した。
【0039】まず、これらの前提として、最大抵抗率変
化量を調べた。表1に、その最大抵抗率変化量(Δρ)
を測定した結果を示す。
【0040】
【表1】
【0041】ここで、MRヘッドにおいて、MR素子の
電気抵抗Rは、当該MR素子に入力される磁束強度(磁
束量)に応じて変化量する。すなわち、MR素子に入力
される電気抵抗Rの外部磁界依存性がMR特性として図
2に示すMR曲線で表される。 上記MR素子を駆動さ
せる際には、先ず、外部磁界に対する線形性に優れ且つ
最も電気抵抗Rの大きな箇所まで予めMR素子にバイア
ス磁界を加えておく。この点を動作点とすると、このと
き磁気記録媒体からの信号磁界が入力すると、それが抵
抗変化に変換されることとなる。すなわち、所定のセン
ス電流を流しておけば、オームの法則に基づいて、この
抵抗変化を出力電圧として取り出せる。
【0042】このときの抵抗率は、 ρ=ρ0+Δρc
os2θと表される。ここで、図3に示すように、θは
磁化ベクトルMと電流ベクトルIのなす角度であり、Δ
ρは最大抵抗率変化量である。なお、図3中、Hは外部
信号磁界を示す。
【0043】このように、パターン長手方向に定電流が
通電されているため、この抵抗変化が電圧変化として検
出され(図2のMRカーブ参照)、磁気記録媒体に記録
された情報が再生される。
【0044】そして、上記ダイヤモンド状カーボン膜を
プラズマCVD法によって形成した場合は、Δρが0.
60μΩcm程度であるが、これに比べてアルミナ膜保
護膜をスパッタ法で40μm成膜した比較例の場合は、
この値は0.46μΩcmと小さくなる。
【0045】次に出来た膜質を見るために、各種方法で
作成した保護膜との物性の比較を行った。その結果を表
2に示す。
【0046】
【表2】
【0047】試験した項目としては、成膜速度、硬度、
内部応力である。そして、プラズマCVD法によって同
じ膜厚のダイヤモンド状カーボン膜を作製した。
【0048】(1)成膜速度は、Si基板表面に耐熱性
テープを張り付け、任意の膜厚をそれぞれ形成した後得
られた段差を触針式膜厚計で測定し、成膜速度を求め
た。
【0049】この成膜速度は、表2から明らかなよう
に、ベンゼン(C66)を用いて得られたダイヤモンド
状カーボン膜が一番早く、従来の場合、エチレン(C4
4)の場合よりも約10倍程度の差が生じた。
【0050】この事実から、従来法であるアルミナ膜保
護膜をスパッタ法で40μm成膜した場合は、長時間ス
パッタ雰囲気中に晒されるめに、熱的影響によりMRの
拡散が生じて、薄膜ヘッド素子43の特性が劣化するお
それが充分に考えられる。
【0051】これに対して、本薄膜磁気ヘッドの製造方
法において、ベンゼンを原料ガスとして、プラズマCV
D法によって同じ膜厚のダイヤモンド状カーボン膜を作
製すれば、工程時間の大幅な短縮につながる。したがっ
て、成膜時間が長くかかる従来のような薄膜ヘッド素子
43に及ぼす熱的劣化の心配がない。
【0052】(2)硬度は、基板の影響をなくすために
1μ程度の膜を形成してマイクロビッカーズ硬度計を用
いて測定した。その結果、表2から明らかなように、ベ
ンゼンを使用した場合のダイヤモンド状カーボン膜が一
番硬度が高く、機械的に優れた保護膜46であることが
確認された。
【0053】(3)内部応力は、予め触針式膜厚計によ
り表面状態と基板のそり量を測定した3インチ直径φの
Siウエハ−を使用し、この基板に0.5μmの膜を成
膜した。成膜後、再度触針式膜厚計にて、上記そり量を
測定し、初期状態との差から内部応力を求めた。ベンゼ
ンを用いた場合のダイヤモンド状カーボン膜の内部応力
は、10-9dyne/cm2 台の圧縮応力であるのに対
して、原料ガスとしてエチレンガスを使用した場合それ
よりも一桁大きい。このようにベンゼンを使用した場
合、明らかに膜の内部応力が低減されることがわかっ
た。この内部応力の値は、従来のアルミナ膜と比べて同
程度であるため剥離等の問題は特にないものである。
【0054】以上のように、本発明にかかる薄膜磁気ヘ
ッドにおいては、薄膜ヘッド素子43と端子45が形成
され面の保護膜46にプラズマCVD法によるダイヤモ
ンド状カーボン膜を用いることにより、MRの最大抵抗
率変化量(△ρ)が劣化することなしに、保護膜に要求
される特性が大きく改善するという効果を有する。
【0055】
【発明の効果】本発明にかかる薄膜磁気ヘッドによれ
ば、保護膜にダイヤモンド状カーボンのような硬質の炭
素膜が使用されていることにより、絶縁性が高く、加工
時の応力にも耐え得る強靱な膜が得られる。
【0056】したがって、薄膜化してもスライシング時
に加わる応力により、保護膜のひびわれや保護膜の一部
が欠けるチッピングが生じることがなく、その結果、薄
膜ヘッド素子が損傷されるようなことがない。
【0057】一方、本発明の薄膜磁気ヘッドの製造方法
によれば、薄膜ヘッド素子と該薄膜ヘッド素子に接続さ
れた端子とが配されスライダの一側面にカーボン保護膜
をプラズマCVDにより成膜するものであるから、カー
ボン保護膜の成膜速度が早められ、薄膜ヘッド素子にか
かる熱的劣化が軽減される。
【0058】特に、常温常圧下において液状の炭化水素
を気化させてなる炭化水素ガスを原料ガスとして用い液
体系の炭化水素ガスを原料ガスとして用い、この炭化水
素がベンゼンである場合には、成膜工程の大幅な短縮が
図られる。
【0059】したがって、薄膜ヘッド素子の特性の熱的
に劣化させれるということが防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した薄膜磁気ヘッドの一構成例を
示す斜視図である。
【図2】上記薄膜磁気ヘッドの断面図である。
【図3】外部信号磁界と薄膜ヘッド素子と磁化容易軸方
向との角がなす角によるMR特性を示すMR特性図であ
る。
【図4】MR素子にセンス電流を流したときの抵抗変化
を説明するための模式図である。
【符号の説明】
42 スライダ 43 薄膜ヘッド素子 45 端子 46 保護膜(ダイヤモンド状カーボン膜)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スライダの一側面に薄膜ヘッド素子と該
    薄膜ヘッド素子に接続された端子とが配されるととも
    に、このスライダの一側面を保護する保護膜が形成され
    た薄膜磁気ヘッドにおいて、 上記保護膜が硬質カーボンを材料として成膜されてなる
    ことを特徴とする薄膜磁気ヘッド。
  2. 【請求項2】 保護膜の下層にSi系の材料からなる中
    間膜が形成されてなることを特徴とする請求項1記載の
    薄膜磁気ヘッド。
  3. 【請求項3】 スライダの一側面に薄膜ヘッド素子と該
    薄膜ヘッド素子に接続された端子とが配されるととも
    に、このスライダの一側面を保護する保護膜が形成され
    た薄膜磁気ヘッドの製造方法において、 上記保護膜を硬質カーボンを材料としてプラズマCVD
    により成膜することを特徴とする薄膜磁気ヘッドの製造
    方法。
  4. 【請求項4】 常温常圧下において液状の炭化水素を気
    化させてなる炭化水素ガスを原料ガスとして用いること
    を特徴とする請求項3記載の薄膜磁気ヘッドの製造方
    法。
  5. 【請求項5】 炭化水素がベンゼンであることを特徴と
    する請求項4記載の薄膜磁気ヘッドの製造方法。
JP24329495A 1995-09-21 1995-09-21 薄膜磁気ヘッド及びその製造方法 Withdrawn JPH0991620A (ja)

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Effective date: 20021203