JPH0992478A - 放電灯点灯装置 - Google Patents

放電灯点灯装置

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JPH0992478A
JPH0992478A JP24938495A JP24938495A JPH0992478A JP H0992478 A JPH0992478 A JP H0992478A JP 24938495 A JP24938495 A JP 24938495A JP 24938495 A JP24938495 A JP 24938495A JP H0992478 A JPH0992478 A JP H0992478A
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Yutaka Usami
豊 宇佐美
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TEC CORP
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Abstract

(57)【要約】 【課題】点灯状態の放電灯と非点灯状態の放電灯が混在
していても、非点灯の放電灯に対して始動点灯させるの
に適正な管電圧を印加する。 【解決手段】蛍光ランプ66,69の2灯非点灯時には
定電圧ダイオード76,78を導通して抵抗86に抵抗
87,88を並列接続させ、制御インピーダンスの制御
量をZ4 にして蛍光ランプに適正な管電圧VL1を印加す
る。また、1灯点灯、1灯非点灯時には一方の定電圧ダ
イオードを導通して抵抗86に抵抗87又は88を並列
接続させ、制御インピーダンスの制御量をZ3 と高めて
非点灯の蛍光ランプに適正な管電圧VL1を印加する。さ
らに、2灯点灯時には抵抗86のみとして制御インピー
ダンスの制御量をZ2 とさらに高めて蛍光ランプの点灯
を維持するに適正な管電圧VL3(<VL1)を印加する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自励発振制御を行
うインバータ回路を使用して蛍光ランプ等の放電灯を複
数並列点灯する放電灯点灯装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の放電灯点灯装置は、図6に示す
ように、直流電源1にインバータ回路2を接続してい
る。直流電源1は、例えば、交流電源を全波整流し、か
つ平滑する回路等で構成し、負極側を接地している。イ
ンバータ回路2は、直流電源1に1対のMOS型FET
(電界効果トランジスタ)3,4の直列回路を並列に接
続し、この各FET3,4のゲート、ソース間にそれぞ
れ抵抗5,6とコンデンサ7,8の直列回路を接続して
いる。そして、各FET3,4の接続点を第1のカレン
トトランス9の一端に接続し、前記抵抗5とコンデンサ
7との直列回路に抵抗10を介して前記第1のカレント
トランス9と磁気結合した第2のカレントトランス11
を並列に接続し、前記抵抗6とコンデンサ8との直列回
路に抵抗12を介して前記第1のカレントトランス9と
磁気結合した第3のカレントトランス13を並列に接続
している。
【0003】前記第1のカレントトランス9の他端を、
コンデンサ14及び第1のチョークコイル15を直列に
介して第1の蛍光ランプ16の一方のフィラメント電極
16aの一端に接続すると共に、コンデンサ17及び第
2のチョークコイル18を直列に介して第2の蛍光ラン
プ19の一方のフィラメント電極19aの一端に接続し
ている。前記各蛍光ランプ16,19の他方のフィラメ
ント電極16b,19bの一端を前記FET4のソース
に接続している。そして、前記蛍光ランプ16の各フィ
ラメント電極16a,16bの他端間にコンデンサ20
を接続し、前記蛍光ランプ19の各フィラメント電極1
9a,19bの他端間にコンデンサ21を接続してい
る。
【0004】前記蛍光ランプ16の各フィラメント電極
16a,16bの一端間にコンデンサ22,23の直列
分圧回路を接続すると共に前記蛍光ランプ19の各フィ
ラメント電極19a,19bの一端間にコンデンサ2
4,25の直列分圧回路を接続し、コンデンサ22,2
3の分圧点を定電圧ダイオード26を介して2入力アン
ドゲート回路27の一方の入力端子に接続し、コンデン
サ24,25の分圧点を定電圧ダイオード28を介して
前記アンドゲート回路27の他方の入力端子に接続して
いる。そして、前記アンドゲート回路27の出力端子を
NPN型トランジスタ29のベースに接続している。
【0005】また、+VE 端子と接地間に、抵抗30、
PNP型トランジスタ31のエミッタ、コレクタ、抵抗
32及び抵抗33の直列回路を接続すると共に抵抗3
4,35及び抵抗36の直列回路を接続している。そし
て、前記トランジスタ31のベースを抵抗34と35と
の接続点に接続している。前記抵抗36に前記トランジ
スタ29のコレクタ、エミッタを並列に接続している。
【0006】また、前記第1のカレントトランス9と磁
気結合した第4のカレントトランス37を設け、この第
4のカレントトランス37の一端をコンデンサ38を介
してダイオード39のカソード及びダイオード40のア
ノードに接続し、他端を前記ダイオード39のアノード
に接続すると共に接地している。前記ダイオード39に
前記ダイオード40を介してコンデンサ41を並列に接
続している。そして、前記コンデンサ41にMOS型F
ET42のドレイン、ソースを並列に接続し、このFE
T42のゲートを前記抵抗32,33の接続点に接続し
ている。
【0007】この装置は、コンデンサ14、第1のチョ
ークコイル15及びコンデンサ20の直列共振回路と、
コンデンサ17、第2のチョークコイル18及びコンデ
ンサ21の直列共振回路の共振系に対して共振周波数に
近い周波数で各FET3,4を交互にスイッチングする
ことで共振が持続する。インバータ回路2が動作する
と、第1のカレントトランス9に交番電流が流れ、この
電流の一部は磁気結合している第2〜第4のカレントト
ランス11,13,37にも流れる。この各カレントト
ランス9,11,13,37は過飽和磁気を利用してい
るので、この飽和量を調整することでインバータ回路2
の発振周波数を制御できる。
【0008】すなわち、蛍光ランプ16に印加する電圧
がコンデンサ22,23で分圧され、この分圧点の電圧
が定電圧ダイオード26のツェナー電圧を越えると定電
圧ダイオード26が導通し、また、蛍光ランプ19に印
加する電圧がコンデンサ24,25で分圧され、この分
圧点の電圧が定電圧ダイオード28のツェナー電圧を越
えると定電圧ダイオード28が導通する。そして、両方
の定電圧ダイオード26,28が共に導通したとき、ア
ンドゲート回路27の出力レベルがハイレベルとなり、
トランジスタ29がオン動作する。
【0009】トランジスタ29がオン動作すると抵抗3
6が短絡されるので、トランジスタ31のベース電位が
低下し、このトランジスタ31のベース電流が増加す
る。これにより、トランジスタ31のエミッタ、コレク
タ間のインピーダンスが低下し、FET42のゲート電
位が上昇する。こうして、FET42のドレイン、ソー
ス間のインピーダンスが低下し、コンデンサ41の電荷
を引き抜き、第4のカレントトランス37のインピーダ
ンスを下げる。これにより、第1のカレントトランス9
の磁気飽和が弱くなり、結果としてインバータ回路2の
発振周波数を下げる方向に制御がかかる。
【0010】始動時における蛍光ランプ16,19の非
点灯状態においては、この蛍光ランプの点灯を開始させ
るに適正な所定の管電圧VL が印加できるようにインピ
ーダンスの制御量を決定する。図7のグラフは、非点灯
時共振モードの周波数−管電圧特性g1 及び点灯時共振
モードの周波数−管電圧特性g2 を示しているが、非点
灯時の適正な管電圧はVL1で、このときの発振周波数は
f(加圧)となる。
【0011】図8のグラフは、蛍光ランプ16,19が
2灯とも非点灯のときのインピーダンス制御量−発振周
波数特性g3 、1灯点灯、1灯非点灯のときのインピー
ダンス制御量−発振周波数特性g4 、2灯とも点灯のと
きのインピーダンス制御量−発振周波数特性g5 を示し
ているが、インピーダンス制御量−発振周波数特性g3
から2灯とも非点灯のときの発振周波数はf(加圧)で
あるから、インピーダンス制御量はZ4 となる。
【0012】また、2灯とも点灯したときの発振周波数
はf(点灯)で、このときのインピーダンス制御量はイ
ンピーダンス制御量−発振周波数特性g5 からZ2 とな
る。ところで、蛍光ランプは特性にばらつきがあり、必
ずしも複数の蛍光ランプが同時に点灯するとは限らな
い。図6の回路において、仮に、蛍光ランプ16が点灯
し、蛍光ランプ19が非点灯となる状態が発生すると、
コンデンサ22,23の分圧点の電圧は低下するが、コ
ンデンサ24,25の分圧点の電圧は低下とない。この
ため、定電圧ダイオード26は非導通となるが定電圧ダ
イオード28は導通したままとなる。しかし、定電圧ダ
イオード26が非導通になるとアンドゲート回路27の
出力はローレベルとなり、トランジスタ29はオフ動作
する。
【0013】これにより抵抗36の短絡が解除され、ト
ランジスタ31のベース電位が上昇し、このトランジス
タ31のベース電流が減少する。これにより、トランジ
スタ31のエミッタ、コレクタ間のインピーダンスが増
加し、FET42のゲート電位が低下する。こうして、
FET42のドレイン、ソース間のインピーダンスが増
加し、第4のカレントトランス37のインピーダンスを
高める。これにより、第1のカレントトランス9の磁気
飽和が高められ、結果としてインバータ回路2の発振周
波数を上げる方向に制御がかかる。
【0014】すなわち、このときのインピーダンス制御
量は、2灯とも点灯した場合と同様Z2 であるから、図
8のインピーダンス制御量−発振周波数特性g4 から発
振周波数は2灯とも点灯した場合のf(加圧)よりも高
いf(AND )となる。このとき非点灯の蛍光ランプ19
に印加する管電圧VL は、図7の周波数−管電圧特性g
1 からVL10 となり、本来必要な管電圧VL1よりも低い
電圧となる。
【0015】また、他の放電灯点灯装置は、図9に示す
ように、前述した従来例の定電圧ダイオード26,28
及びアンドゲート回路27に代えて、ダイオード43,
44のワイヤードオア回路と、定電圧ダイオード45を
使用したもので、コンデンサ22,23の分圧点電圧、
コンデンサ24,25の分圧点電圧の何れかが高けれ
ば、定電圧ダイオード45が導通してトランジスタ29
をオン動作するものである。
【0016】図10のグラフは、図7のグラフと同様、
非点灯時共振モードの周波数−管電圧特性g1 及び点灯
時共振モードの周波数−管電圧特性g2 を示している。
また、図11のグラフは、図8のグラフと同様、蛍光ラ
ンプ16,19が2灯とも非点灯のときのインピーダン
ス制御量−発振周波数特性g3 、1灯点灯、1灯非点灯
のときのインピーダンス制御量−発振周波数特性g4 、
2灯とも点灯のときのインピーダンス制御量−発振周波
数特性g5 を示している。
【0017】この装置では1灯が点灯し、1灯が非点灯
となった場合には、トランジスタ29をオン動作するの
で、抵抗36が短絡されてトランジスタ31のベース電
位が低下し、このトランジスタ31のベース電流が増加
する。これにより、トランジスタ31のエミッタ、コレ
クタ間のインピーダンスが低下し、FET42のゲート
電位が上昇するので、FET42のドレイン、ソース間
のインピーダンスが低下してコンデンサ41の電荷を引
き抜き、第4のカレントトランス37のインピーダンス
を下げる。その結果、第1のカレントトランス9の磁気
飽和が弱くなり、インバータ回路2の発振周波数を下げ
る方向に制御がかかる。
【0018】従って、この装置では1灯が点灯し、1灯
が非点灯となった場合のインピーダンス制御量は、2灯
とも非点灯状態にある場合と同様Z4 で、図11のイン
ピーダンス制御量−発振周波数特性g4 から発振周波数
はf(AND )となる。このとき非点灯の蛍光ランプに印
加する管電圧VL は、図10の周波数−管電圧特性g1
からVL11 となり、本来必要な管電圧VL1よりもかなり
高い電圧となる。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】このように、図6に示
した従来装置では、2灯点灯時や2灯非点灯時には適正
なインピーダンス制御による適正な発振周波数の制御が
できて、各蛍光ランプに印加する管電圧を適正に制御で
きるが、1灯点灯、1灯非点灯時には非点灯側の蛍光ラ
ンプに適正な管電圧を印加することができず、非点灯側
の蛍光ランプを迅速に点灯することができない問題があ
った。また、図9に示した従来装置では、2灯点灯時や
2灯非点灯時には適正なインピーダンス制御による適正
な発振周波数の制御ができて、各蛍光ランプに印加する
管電圧を適正に制御できるが、1灯点灯、1灯非点灯時
には非点灯側の蛍光ランプに過大な管電圧を印加するこ
とになり、非点灯側の蛍光ランプの寿命を低下させる問
題があった。
【0020】そこで、請求項1記載の発明は、全ての放
電灯が非点灯状態にある場合及び全ての放電灯が点灯状
態にある場合は勿論、一部の放電灯のみが点灯状態にあ
る場合においても、適正なインピーダンス制御による適
正な発振周波数の制御ができ、常に放電灯に印加する管
電圧を適正に制御できる放電灯点灯装置を提供する。
【0021】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
自励発振制御を行うインバータ回路を使用して複数の放
電灯を並列点灯する放電灯点灯装置において、インバー
タ回路の発振周波数を自励発振制御のためのフィードバ
ック回路のインピーダンス制御量により可変制御する構
成とし、インピーダンス制御量は、全ての放電灯が点灯
したときには第1の制御量に変化し、全ての放電灯が非
点灯状態にあるときには第2の制御量に変化し、点灯し
た放電灯と非点灯の放電灯が混在しているときには第3
の制御量に変化し、第1の制御量により各放電灯に対し
て点灯を維持するのに適正な電圧を印加するようにイン
バータ回路の発振周波数を制御し、第2の制御量により
各放電灯に対して点灯を開始させるのに適正な電圧を印
加するようにインバータ回路の発振周波数を制御し、第
3の制御量により非点灯の放電灯に対して点灯を開始さ
せるのに適正な電圧を印加するようにインバータ回路の
発振周波数を制御するものである。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1に示すように、直流電源51
にインバータ回路52を接続している。前記直流電源5
1は、例えば、交流電源を全波整流し、かつ平滑する回
路等で構成し、負極側を接地している。
【0023】前記インバータ回路52は、直流電源51
に1対のMOS型FET(電界効果トランジスタ)5
3,54の直列回路を並列に接続し、FET53のゲー
ト、ソース間に抵抗55とコンデンサ57の直列回路を
接続すると共にFET54のゲート、ソース間に抵抗5
6とコンデンサ58の直列回路を接続している。そし
て、前記各FET53,54の接続点を第1のカレント
トランス59の一端に接続し、かつ、前記抵抗55とコ
ンデンサ57との直列回路に抵抗60を介して前記第1
のカレントトランス59と磁気結合した第2のカレント
トランス61を並列に接続し、前記抵抗56とコンデン
サ58との直列回路に抵抗62を介して前記第1のカレ
ントトランス59と磁気結合した第3のカレントトラン
ス63を並列に接続している。
【0024】前記第1のカレントトランス59の他端
を、コンデンサ64及び第1のチョークコイル65を直
列に介して第1の蛍光ランプ66の一方のフィラメント
電極66aの一端に接続すると共に、コンデンサ67及
び第2のチョークコイル68を直列に介して第2の蛍光
ランプ69の一方のフィラメント電極69aの一端に接
続している。前記各蛍光ランプ66,69の他方のフィ
ラメント電極66b,69bの一端を前記FET54の
ソースに接続している。そして、前記蛍光ランプ66の
各フィラメント電極66a,66bの他端間にコンデン
サ70を接続し、前記蛍光ランプ69の各フィラメント
電極69a,69bの他端間にコンデンサ71を接続し
ている。
【0025】前記蛍光ランプ66の各フィラメント電極
66a,66bの一端間にコンデンサ72,73の直列
分圧回路を接続すると共に前記蛍光ランプ69の各フィ
ラメント電極69a,69bの一端間にコンデンサ7
4,75の直列分圧回路を接続し、前記コンデンサ7
2,73の分圧点を定電圧ダイオード76を介してNP
N型トランジスタ77のベースに接続すると共に、前記
コンデンサ74,75の分圧点を定電圧ダイオード78
を介してNPN型トランジスタ79のベースに接続して
いる。
【0026】また、+VE 端子と接地間に、抵抗80、
PNP型トランジスタ81のエミッタ、コレクタ、抵抗
82及び抵抗83の直列回路を接続すると共に抵抗8
4,85及び抵抗86の直列回路を接続している。そし
て、前記トランジスタ81のベースを抵抗84と85と
の接続点に接続している。前記抵抗86に抵抗87を介
して前記トランジスタ77のコレクタ、エミッタを並列
に接続すると共に、抵抗88を介して前記トランジスタ
79のコレクタ、エミッタを並列に接続している。な
お、+VE 電圧は、図2に示すように、交流電源を全波
整流した全波整流出力の入力端子Iと接地間に抵抗89
を介して平滑コンデンサ90を接続し、この平滑コンデ
ンサ90に+VE のツェナー電圧を持つ定電圧ダイオー
ド91を並列に接続した電源回路から得ている。
【0027】また、前記第1のカレントトランス59と
磁気結合した第4のカレントトランス92を設け、この
第4のカレントトランス92の一端をコンデンサ93を
介してダイオード94のカソード及びダイオード95の
アノードに接続し、この第4のカレントトランス92の
他端を前記ダイオード94のアノードに接続すると共に
接地している。前記ダイオード94に前記ダイオード9
5を介してコンデンサ96を並列に接続している。そし
て、前記コンデンサ96にMOS型FET(電界効果ト
ランジスタ)97のドレイン、ソースを並列に接続し、
このFET97のゲートを前記抵抗82,83の接続点
に接続している。
【0028】このような構成においては、コンデンサ6
4、第1のチョークコイル65及びコンデンサ70の直
列共振回路と、コンデンサ67、第2のチョークコイル
68及びコンデンサ71の直列共振回路の共振系に対し
て共振周波数に近い周波数で各FET53,54を交互
にスイッチングすることで共振が持続する。インバータ
回路52が動作すると、第1のカレントトランス59に
交番電流が流れ、この電流の一部は磁気結合している第
2〜第4のカレントトランス61,63,92にも流れ
る。第2、第3のカレントトランス61,63は逆位相
になっており、自分自身の共振電流位相をフィードバッ
クして自励発振が持続することになる。
【0029】また、各カレントトランス59,61,6
3,92は過飽和磁気を利用しているので、この飽和量
を調整することでインバータ回路52の発振周波数を制
御できる。すなわち、第4のカレントトランス92に発
生する電圧をコンデンサ93、ダイオード94,95の
倍電圧整流回路を介して高めコンデンサ96に充電して
いるが、このコンデンサ96の電荷をFET97により
引き抜く。このとき、FET97のインピーダンスを制
御してコンデンサ96の電荷の引抜き量を制御すること
で第4のカレントトランス(92)系のインピーダンス
を調整する。
【0030】例えば、第4のカレントトランス(92)
系のインピーダンスを低下させると、これと磁気結合し
ている第1のカレントトランス59の飽和度が低下し、
第2、第3のカレントトランス61,63に印加するゲ
ート電圧のオフ時間を遅らせる。これによりインバータ
回路52の自励発振周波数が下がり、点灯モード、非点
灯モードのいずれにおいても共振点に近付くので、共振
が大きくなる。すなわち、点灯モードであればランプ電
流が増加して明るくなり、非点灯モードであれば管電圧
が上昇し、より点灯し易くなる。
【0031】逆に、第4のカレントトランス(92)系
のインピーダンスを上げると、これと磁気結合している
第1のカレントトランス59の飽和度が上がり、第2、
第3のカレントトランス61,63に印加するゲート電
圧のオフ時間を早める。これによりインバータ回路52
の自励発振周波数が上がり、点灯モード、非点灯モード
のいずれにおいても共振点から遠ざかるので、共振が小
さくなる。
【0032】FET97に流れる電流は、抵抗80,8
2,83,84,85,86及びPNP型トランジスタ
81からなる回路でFET97のゲート電位を決めるこ
とで制御できる。電源の投入時は+VE 電圧を作る電源
回路の平滑コンデンサ90の電位はゼロであり、時間経
過と共に上昇し、やがて定電圧ダイオード91のツェナ
ー電圧に達すると安定する。この電圧上昇過程におい
て、FET97のゲート、ソース間電圧VGSも図3の
(a) に示すように徐々に上昇し、FET97のスレッシ
ョルドレベルを越えるまではオフ状態を維持し、スレッ
ショルドレベルを越えるとFET97は徐々にオン状態
へ移行する。そして、FET97がオン状態へ移行する
と、制御インピーダンスZが図3の(b) に示すように変
化する。すなわち、制御インピーダンスが徐々に低下
し、これによりインバータ回路52の発振周波数が低下
し、各蛍光ランプ66,69に印加する管電圧が初期の
状態よりも上昇する。
【0033】この上昇した管電圧に対して定電圧ダイオ
ード76,78がコンデンサの分圧点電圧により導通す
るように予め設定する。すなわち、蛍光ランプ66に印
加する管電圧がコンデンサ72,73で分圧されるが、
この分圧点電圧が定電圧ダイオード76のツェナー電圧
を越えることで定電圧ダイオード76が導通する。ま
た、蛍光ランプ69に印加する管電圧がコンデンサ7
4,75で分圧されるが、この分圧点電圧が定電圧ダイ
オード78のツェナー電圧を越えることで定電圧ダイオ
ード78が導通する。そして、定電圧ダイオード76が
導通すると、トランジスタ77がオン動作し、定電圧ダ
イオード78が導通すると、トランジスタ79がオン動
作する。
【0034】こうして、抵抗86に対して抵抗87,8
8が並列に接続され、抵抗86の単独の抵抗値に対して
この並列回路の合成抵抗値は低下する。従って、トラン
ジスタ81のベース電位が低下し、このトランジスタ8
1のベース電流が増加する。これにより、トランジスタ
81のエミッタ、コレクタ間のインピーダンスが低下
し、FET97のゲート電位が上昇する。こうして、F
ET97のドレイン、ソース間の制御インピーダンスが
低下し、コンデンサ96の電荷を引き抜き、第4のカレ
ントトランス92のインピーダンスを下げる。これによ
り、第1のカレントトランス59の磁気飽和が弱くな
り、結果としてインバータ回路52の発振周波数を下げ
る方向に制御がかかる。
【0035】こうして、始動時における蛍光ランプ6
6,69の非点灯状態においては、この蛍光ランプの点
灯を開始させるに適正な所定の管電圧VL が印加できる
ようにインピーダンスの制御量を決定する。すなわち、
抵抗86,87,88の合成抵抗値を決める。
【0036】そして、蛍光ランプ66,69が2灯とも
点灯すると、管電圧VL が低下するので、定電圧ダイオ
ード76,78は非導通となり、トランジスタ77,7
9もオフ動作する。こうして、抵抗87,88が電気的
に抵抗86から分離される。このとき、蛍光ランプ6
6,69に適正な管電圧VL が印加し、この蛍光ランプ
66,69の点灯照度が所定の明るさになるように抵抗
86の抵抗値を決める。
【0037】また、例えば、1灯が点灯し、1灯が非点
灯の場合、例えば、蛍光ランプ66が点灯し、蛍光ラン
プ69が非点灯の場合は、定電圧ダイオード76は非導
通となるが、定電圧ダイオード78は導通状態を保持す
る。従って、この場合は、トランジスタ79のみがオン
動作し、抵抗86に対して抵抗88のみが並列に接続す
る。従って、トランジスタ81のベース電位はこの合成
抵抗値により決定され、それに応じたベース電流が流
れ、これにより、FET97のゲート電位が決まる。こ
のとき非点灯側の蛍光ランプ69に適正な管電圧VL が
印加するように抵抗86,88の合成抵抗値を決める。
なお、逆に蛍光ランプ69が点灯し、蛍光ランプ66が
非点灯の場合にも同様に動作する必要があるので、抵抗
87と88との抵抗値は等しくする。
【0038】図4のグラフは、非点灯時共振モードの周
波数−管電圧特性g1 及び点灯時共振モードの周波数−
管電圧特性g2 を示している。なお、f0 は蛍光ランプ
が点灯したときの共振周波数であり、f1 は蛍光ランプ
が点灯していないときの共振周波数である。図5のグラ
フは、蛍光ランプ66,69が2灯とも非点灯のときの
インピーダンス制御量−発振周波数特性g3 、1灯点
灯、1灯非点灯のときのインピーダンス制御量−発振周
波数特性g4 、2灯とも点灯のときのインピーダンス制
御量−発振周波数特性g5 を示している。この各グラフ
は図3の(b) に示すように始動シーケンスにおいて、制
御インピーダンスZが、Z1 →Z4 →Z3 →Z2 と変化
した場合のインピーダンス制御量の変化と発振周波数の
変化を示している。
【0039】この始動シーケンスでは、先ず制御インピ
ーダンスZがZ1 の制御量で2灯とも非点灯のモードで
動作が始まり、そのときの予熱周波数はf(予熱)であ
る。そして周波数f(予熱)のときに蛍光ランプ66,
69に印加する管電圧は、非点灯時共振モードの周波数
−管電圧特性g1 からVL2である。この電圧はランプが
放電しない電圧であり、コンデンサ64、チョークコイ
ル65及びコンデンサ70のLC共振は蛍光ランプ66
のフィラメント電極66a,66bを経由して電流を流
し、このフィラメント電極66a,66bを予熱し、ま
た、コンデンサ67、チョークコイル68及びコンデン
サ71のLC共振は蛍光ランプ69のフィラメント電極
69a,69bを経由して電流を流し、このフィラメン
ト電極69a,69bを予熱する。こうして、先ず蛍光
ランプ66,69のフィラメント電極の予熱が行われ
る。
【0040】次に制御インピーダンスZが最も下がって
Z4 になると、2灯非点灯時のインピーダンス制御量−
発振周波数特性g3 からインバータ回路52の発振周波
数はf(加圧)に低下する。そして、このときに蛍光ラ
ンプ66,69に印加する管電圧は、非点灯時共振モー
ドの周波数−管電圧特性g1 からVL1であり、この電圧
はランプを始動点灯させるのに適正な電圧になってい
る。
【0041】こうして、蛍光ランプ66,69に始動点
灯させるのに適正な管電圧が印加するので、2灯とも放
電を開始するが、ここで仮に、蛍光ランプ66が先に点
灯し、蛍光ランプ69が遅れて点灯したとすると、先
ず、蛍光ランプ66が点灯した時点で制御インピーダン
スZの制御量がZ4 からZ3 に変化する。すなわち、制
御インピーダンスZが増加する。このときのインバータ
回路52の発振周波数は、1灯点灯、1灯非点灯のとき
のインピーダンス制御量−発振周波数特性g4 からf
(加圧)となる。すなわち、2灯とも非点灯の場合の発
振周波数と同じ周波数である。従って、非点灯の蛍光ラ
ンプ69に印加する管電圧も非点灯時共振モードの周波
数−管電圧特性g1 からVL1となり、2灯非点灯時と同
じ電圧になる。
【0042】このように、蛍光ランプ66が先に点灯し
ても蛍光ランプ69に印加する管電圧は変化しないの
で、蛍光ランプ69も速やかに始動点灯するようにな
る。そして、蛍光ランプ69も点灯すると、制御インピ
ーダンスZの制御量がZ3 からZ2 に変化する。このと
きのインバータ回路52の発振周波数は、2灯点灯のと
きのインピーダンス制御量−発振周波数特性g5 からf
(点灯)に低下する。また、蛍光ランプ66,69に印
加する管電圧は、点灯時共振モードの周波数−管電圧特
性g2 からVL3になる。すなわち、蛍光ランプ66,6
9の点灯を維持するに適正な電圧となる。
【0043】このように、2灯とも非点灯状態の時に
は、制御インピーダンスZの制御量が第2の制御量Z4
となり、このときインバータ回路52の発振周波数がf
(加圧)となって、蛍光ランプ66,69には点灯を開
始させるのに適正な管電圧VL1が印加する。そして、1
灯が点灯し、1灯が非点灯の時には、制御インピーダン
スZの制御量が第3の制御量Z3 となり、このときイン
バータ回路52の発振周波数がf(加圧)となって、非
点灯の蛍光ランプには点灯を開始させるのに適正な管電
圧VL1が引き続き印加する。さらに、2灯とも点灯した
時には、制御インピーダンスZの制御量が第1の制御量
Z2 となり、このときインバータ回路52の発振周波数
がf(点灯)となって、蛍光ランプ66,69には点灯
を維持するのに適正な管電圧VL3が印加する。
【0044】従って、2つの蛍光ランプ66,69が非
点灯状態にある場合及び2つの蛍光ランプ66,69が
点灯状態にある場合は勿論、1つが点灯し、1つが非点
灯の状態にある場合においても、適正なインピーダンス
制御による適正な発振周波数の制御ができ、常に蛍光ラ
ンプに印加する管電圧を適正に制御できる。
【0045】ところで、1つが点灯し、1つが非点灯状
態の場合に、非点灯の蛍光ランプを確実に点灯に至らし
めるには、当初の管電圧VL1よりも管電圧を若干高めた
方が望ましい。これを実現するには、制御インピーダン
スZの制御量をZ3 よりもZ4 側に若干ずらせばよい。
すなわち、制御量がZ3 からZ4 側にずれると、インバ
ータ回路52の発振周波数はf(加圧)よりもf(点
灯)側にシフトするので、非点灯の蛍光ランプに印加す
る管電圧はVL1よりも若干高められることになり、非点
灯の蛍光ランプを確実に点灯させることができる。
【0046】制御インピーダンスZの制御量をZ3 より
もZ4 側に若干ずらすには、抵抗86,87,88の抵
抗値を調整する。すなわち、2灯点灯時には所定の照度
が得られる管電圧VL3となるように抵抗86の抵抗値を
決定し、また、2灯非点灯時には点灯を開始させるに適
正な管電圧VL1となり、1灯点灯、1灯非点灯時には管
電圧VL1よりも若干高い管電圧となるように抵抗86,
87,88の抵抗値を決定すればよい。なお、前述した
実施の形態では2灯の蛍光ランプを並列点灯させる場合
について述べたが必ずしもこれに限定するものではな
く、3灯や4灯、あるいは5灯以上の蛍光ランプを並列
点灯させる場合にも適用できる。また、前述した実施の
形態では放電灯として蛍光ランプを使用したものについ
て述べたが必ずしもこれに限定するものではない。
【0047】
【発明の効果】以上、請求項1記載の発明によれば、全
ての放電灯が非点灯状態にある場合及び全ての放電灯が
点灯状態にある場合は勿論、一部の放電灯のみが点灯状
態にある場合においても、適正なインピーダンス制御に
よる適正な発振周波数の制御ができ、常に放電灯に印加
する管電圧を適正に制御できる。すなわち、複数の放電
灯を並列点灯したときに、点灯し易い放電灯が先に点灯
し、点灯しにくい放電灯は非点灯として残るが、このよ
うな場合に、非点灯の放電灯に印加する管電圧が引続き
適正に維持されるので、非点灯の放電灯も確実に点灯に
至らしめることができる。また、非点灯の放電灯に過大
な管電圧が印加されることもないので、放電灯の寿命低
下も防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す回路構成図。
【図2】同実施の形態における+VE 電圧を発生する電
源回路図。
【図3】同実施の形態における電源投入時のFETのゲ
ート、ソース間電圧の立上がり特性及び制御インピーダ
ンスの制御量の変化特性を示す図。
【図4】同実施の形態における非点灯時共振モードの周
波数−管電圧特性及び点灯時共振モードの周波数−管電
圧特性を示す図。
【図5】同実施の形態における2灯非点灯時のインピー
ダンス制御量−発振周波数特性、1灯点灯、1灯非点灯
時のインピーダンス制御量−発振周波数特性及び2灯点
灯時のインピーダンス制御量−発振周波数特性を示す
図。
【図6】従来例を示す回路構成図。
【図7】同従来例における非点灯時共振モードの周波数
−管電圧特性及び点灯時共振モードの周波数−管電圧特
性を示す図。
【図8】同従来例における2灯非点灯時のインピーダン
ス制御量−発振周波数特性、1灯点灯、1灯非点灯時の
インピーダンス制御量−発振周波数特性及び2灯点灯時
のインピーダンス制御量−発振周波数特性を示す図。
【図9】別の従来例を示す回路構成図。
【図10】同従来例における非点灯時共振モードの周波
数−管電圧特性及び点灯時共振モードの周波数−管電圧
特性を示す図。
【図11】同従来例における2灯非点灯時のインピーダ
ンス制御量−発振周波数特性、1灯点灯、1灯非点灯時
のインピーダンス制御量−発振周波数特性及び2灯点灯
時のインピーダンス制御量−発振周波数特性を示す図。
【符号の説明】
52…インバータ回路 59,61,63,92…カレントトランス 64,67,70,71…コンデンサ 65,68…チョークコイル 66,69…蛍光ランプ 72,73,74,75…コンデンサ 76,78…定電圧ダイオード 77,79,81…トランジスタ 80,82,83,84,85,86,87,88…抵
抗 96…コンデンサ 97…MOS型FET(電界効果トランジスタ)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自励発振制御を行うインバータ回路を使
    用して複数の放電灯を並列点灯する放電灯点灯装置にお
    いて、前記インバータ回路の発振周波数を自励発振制御
    のためのフィードバック回路のインピーダンス制御量に
    より可変制御する構成とし、前記インピーダンス制御量
    は、全ての放電灯が点灯したときには第1の制御量に変
    化し、全ての放電灯が非点灯状態にあるときには第2の
    制御量に変化し、点灯した放電灯と非点灯の放電灯が混
    在しているときには第3の制御量に変化し、第1の制御
    量により前記各放電灯に対して点灯を維持するのに適正
    な電圧を印加するように前記インバータ回路の発振周波
    数を制御し、第2の制御量により前記各放電灯に対して
    点灯を開始させるのに適正な電圧を印加するように前記
    インバータ回路の発振周波数を制御し、第3の制御量に
    より非点灯の放電灯に対して点灯を開始させるのに適正
    な電圧を印加するように前記インバータ回路の発振周波
    数を制御することを特徴とする放電灯点灯装置。
JP24938495A 1995-09-27 1995-09-27 放電灯点灯装置 Pending JPH0992478A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011503791A (ja) * 2007-11-09 2011-01-27 オスラム ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 電子安定器および少なくとも1つの第1および第2の放電ランプの作動方法

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JP2011503791A (ja) * 2007-11-09 2011-01-27 オスラム ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 電子安定器および少なくとも1つの第1および第2の放電ランプの作動方法

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