JPH0992843A - 半導体センサの製造方法 - Google Patents

半導体センサの製造方法

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JPH0992843A
JPH0992843A JP24458895A JP24458895A JPH0992843A JP H0992843 A JPH0992843 A JP H0992843A JP 24458895 A JP24458895 A JP 24458895A JP 24458895 A JP24458895 A JP 24458895A JP H0992843 A JPH0992843 A JP H0992843A
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JP
Japan
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sensor chip
formation region
chip formation
current
type silicon
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JP24458895A
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Koju Mizuno
幸樹 水野
Hirobumi Uenoyama
博文 上野山
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ウェハにおけるリーク電流の発生していないセ
ンサチップ形成領域のみを電気化学ストップエッチング
する。 【解決手段】センサチップ形成領域毎のN型エピタキシ
ャル層4に対し、それぞれ、MOSトランジスタ36を
接続し、電気化学ストップエッチングに先立ち、トラン
ジスタ36をオンした状態で全てのN型エピタキシャル
層4とP型シリコン基板3との間に電圧を印加しその時
に流れ電流を測定し、特定のセンサチップ形成領域のト
ランジスタ36をオフするとともに他のセンサチップ形
成領域のトランジスタ36をオンした状態にて当該セン
サチップ形成領域のエピタキシャル層4と基板3との間
に電圧を印加しその時に流れる電流を測定し、許容範囲
を越える電流の低下が有ればそのセンサチップ形成領域
におけるSiCr薄膜抵抗22を溶断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ダイヤフラム式
半導体圧力センサ等の薄肉部を有する半導体センサの製
造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体加速度センサの薄肉部を作製する
工程として電気化学ストップエッチングが用いられてい
る。これはPN接合に逆電圧を印加してエッチングを停
止させ、精度よくエッチングを行うものである。しか
し、リーク電流があるウェハはエッチングを停止させる
ことができないという問題が生じてくる。このため、特
開平3−209778号公報に開示されているように、
多数のセンサチップ形成領域を有するシリコンウェハに
対しエッチング前に電圧印加に伴う電流の測定を行い、
電流値が所定の値よりも小さいとリーク電流の発生が無
いとして当該ウェハのみエッチングを行うようにしてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、1つのセンサ
チップ形成領域においてリーク電流があると、ウェハ全
体の加工ができなくなってしまう。
【0004】そこで、この発明の目的は、複数のセンサ
チップ形成領域を有するウェハにおけるリーク電流の発
生していないセンサチップ形成領域のみを電気化学スト
ップエッチングすることができる半導体センサの製造方
法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、P型シリコン基板上にセンサチップ形成領域毎のN
型シリコン層が形成されたシリコンウェハを、エッチン
グ液に浸漬するとともに、浸漬した電極と前記各N型シ
リコン層との間の電圧印加により前記P型シリコン基板
のエッチングを行いPN接合部にて当該エッチングを停
止して薄肉部を形成する電気化学ストップエッチング工
程を含む半導体センサの製造方法であって、前記センサ
チップ形成領域毎のN型シリコン層に対し、それぞれ、
スイッチング素子を接続し、前記電気化学ストップエッ
チングに先立ち、前記各スイッチング素子をオンした状
態で全てのN型シリコン層とP型シリコン基板との間に
電圧を印加しその時に流れる電流を測定し、さらに、特
定のセンサチップ形成領域のスイッチング素子をオフす
るとともに他のセンサチップ形成領域のスイッチング素
子をオンした状態にて当該センサチップ形成領域のN型
シリコン層とP型シリコン基板との間に電圧を印加しそ
の時に流れる電流を測定し、許容範囲を越える電流の低
下が有ればリークがあったとしてオフにしたセンサチッ
プ形成領域における電気化学ストップエッチングの際の
電圧印加ラインを遮断するようにした半導体センサの製
造方法をその要旨とする。
【0006】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明における前記スイッチング素子は、前記センサチ
ップ毎に形成されたノーマリオンのスイッチング素子で
ある半導体センサの製造方法をその要旨とする。
【0007】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
の発明における前記電圧印加ラインの遮断は、ヒューズ
の溶断にて行うものである半導体センサの製造方法をそ
の要旨とする。 (作用)請求項1に記載の発明によれば、センサチップ
形成領域毎のN型シリコン層に対し、それぞれ、スイッ
チング素子を接続する。そして、電気化学ストップエッ
チングに先立ち、各スイッチング素子をオンした状態で
全てのN型シリコン層とP型シリコン基板との間に電圧
を印加しその時に流れる電流を測定する。さらに、特定
のセンサチップ形成領域のスイッチング素子をオフする
とともに他のセンサチップ形成領域のスイッチング素子
をオンした状態にて当該センサチップ形成領域のN型シ
リコン層とP型シリコン基板との間に電圧を印加しその
時に流れる電流を測定する。そして、許容範囲を越える
電流の低下が有ればリークがあったとしてオフにしたセ
ンサチップ形成領域における電気化学ストップエッチン
グの際の電圧印加ラインを遮断する。
【0008】この後、シリコンウェハをエッチング液に
浸漬するとともに、浸漬した電極とN型シリコン層との
間の電圧印加によりP型シリコン基板のエッチングを行
いPN接合部にて当該エッチングを停止して薄肉部を形
成する。このとき、リークがあったセンサチップ形成領
域においては、電圧印加ラインから分離されているの
で、当該センサチップ形成領域においては電気化学スト
ップエッチングが行われない。つまり、リーク電流の発
生しているセンサチップ形成領域を電気特性検査により
特定し、当該センサチップ形成領域の電圧印加ラインを
遮断して、リーク電流の発生していないセンサチップ形
成領域のみを電気化学ストップエッチングする。
【0009】このようにして、リーク電流が有った場合
にも、ウェハそのものの電気化学ストップエッチングを
止めるのではなく、リーク電流が無いセンサチップ形成
領域に対して電気化学ストップエッチングが行われる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明
の作用に加え、ノーマリオンのスイッチング素子を用い
ることにより、各スイッチング素子を全てオン状態する
ことが容易に行われる。
【0010】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の作用に加え、電圧印加ラインの遮断は、
ヒューズの溶断にて容易に行われる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明を半導体圧力セン
サに具体化した実施の形態を図面に従って説明する。
【0012】本センサの製造方法を、図1〜図7に基づ
いて説明する。図1には電気化学ストップエッチングを
行う前のシリコンウェハ1の平面図を示す。シリコンウ
ェハ1には多数のセンサチップ形成領域2が形成されて
いる。
【0013】図2にはシリコンウェハ1におけるセンサ
チップ形成領域2を拡大した平面図を示す。図3には図
2のA−A断面を示す。図3に示すように、P型シリコ
ン基板3上にN型シリコン層としてのN型エピタキシャ
ル層4が形成されている。そして、各センサチップ形成
領域2は、N型エピタキシャル層4の表面からP型シリ
コン基板3に達するように形成されたP型領域(図示
略)により互いに絶縁分離されている。又、図2に示す
ように、各センサチップ形成領域2においてその中央部
にはダイヤフラム形成領域5が形成されるとともに、そ
の周辺部に周辺回路領域(図示略)が形成されている。
ダイヤフラム形成領域5におけるN型エピタキシャル層
4の表層部には4つのP型不純物拡散領域(ピエゾ抵抗
層)6,7,8,9が形成され、これら4つのP型不純
物拡散領域(ピエゾ抵抗層)6,7,8,9にてフルブ
リッジ回路が構成されている。
【0014】図3に示すように、ダイヤフラム形成領域
5におけるN型エピタキシャル層4には電圧印加用N型
不純物拡散領域10が形成されている。又、ダイヤフラ
ム形成領域5の周辺におけるN型エピタキシャル層4に
はP型領域11が形成されている。そして、図示されな
い周辺回路は、このP型領域11内に形成されるもので
ある。周辺回路形成領域にはスイッチング素子としての
ディプレッションタイプのPチャネルMOSトランジス
タ36が形成されている。より詳しくは、N型エピタキ
シャル層4にソース領域(P型不純物拡散領域)12と
ドレイン領域(P型不純物拡散領域)13とが形成さ
れ、ゲート絶縁膜としてのシリコン酸化膜14を介して
ゲート電極15が配置されている。
【0015】又、P型領域11における表層部には電圧
印加用P型不純物拡散領域16が形成されている。N型
エピタキシャル層4の表面はシリコン酸化膜17にて覆
われ、電圧印加用N型不純物拡散領域10へのコンタク
ト用開口部18、電圧印加用P型不純物拡散領域16へ
のコンタクト用開口部19、ソース領域12へのコンタ
クト用開口部20、ドレイン領域13へのコンタクト用
開口部21が形成されている。又、シリコン酸化膜17
の上にはヒューズとしてのSiCr薄膜抵抗22が形成
されている。SiCr薄膜抵抗22は帯状をなしてお
り、シリコン酸化膜23にて覆われている。SiCr薄
膜抵抗22の一端はコンタクト用開口部24が、他端は
コンタクト用開口部25が形成されている。
【0016】図1,2に示すように、各センサチップ領
域2を個々のセンサチップに分離するためのスクライブ
ライン上におけるシリコン酸化膜17の上面にはアルミ
配線26が延設され、このアルミ配線26はアルミパッ
ド27と接続されている。このアルミパッド27および
アルミ配線26は全センサチップ形成領域2共通のもの
である。図2,3に示すように、SiCr薄膜抵抗22
におけるコンタクト用開口部24を通してアルミ配線2
8にてSiCr薄膜抵抗22の一端とアルミ配線26と
が電気的に接続されている。又、SiCr薄膜抵抗22
におけるコンタクト用開口部25およびPチャネルMO
Sトランジスタ36におけるソース領域12へのコンタ
クト用開口部20とを通してアルミ配線29にてSiC
r薄膜抵抗22の他端とソース領域12とが電気的に接
続されている。さらに、PチャネルMOSトランジスタ
36におけるドレイン領域13へのコンタクト用開口部
21とダイヤフラム形成領域5における電圧印加用N型
不純物拡散領域10へのコンタクト用開口部18とを通
してアルミ配線30にてドレイン領域13とダイヤフラ
ム形成領域5のN型エピタキシャル層4とが電気的に接
続されている。
【0017】このように、パッド27はアルミ配線26
〜アルミ配線28〜ヒューズ(SiCr薄膜抵抗22)
〜アルミ配線29〜ディプレッションタイプのPチャネ
ルMOSトランジスタ36〜アルミ配線30を介して各
ダイヤフラム形成領域5におけるN型エピタキシャル層
4に接続されている。このライン(線路)が、電気化学
ストップエッチングの際の電圧印加ラインとなる。
【0018】図2に示すように、アルミ配線29にはパ
ッド31が接続されるとともに、PチャネルMOSトラ
ンジスタ36のゲート電極15にはパッド32が接続さ
れている。
【0019】又、図3の電圧印加用P型不純物拡散領域
16へのコンタクト用開口部19を通して電圧印加用P
型不純物拡散領域16(P型領域11)とパッド33と
が電気的に接続されている。このパッド33は全センサ
チップ形成領域2共通のパッドである。
【0020】そして、電気化学ストップエッチングに先
立ち、各センサチップ形成領域2におけるリーク電流の
有無の判定およびリーク電流が発生したセンサチップ形
成領域2でのヒューズ溶断を行う。この工程の詳細を以
下、説明する。
【0021】図4には、リークチェックを行うための等
価回路を示す。この等価回路において、PN接合は抵抗
R1,R2,R3,…,Rn として表している。リーク
チェックの際には、P型不純物拡散領域16のパッド3
3をグランド電位とする。又、パッド27に電流計34
を介して定電圧電源35を接続する。このようなリーク
検出回路において、第1のセンサチップ形成領域2aに
おいてはSiCr薄膜抵抗22にて構成されたヒューズ
F1と、ディプレッションタイプのPチャネルMOSト
ランジスタTr1と、PN接合(P層3とN層4との接
合)による抵抗R1とが直列に接続され、この直列回路
に対しその一端がグランド電位となり他端がプラス電圧
ccとなる。このプラス電圧Vccは後記する電気化学ス
トップエッチングの際の印加電圧と同等なものである。
【0022】又、第2のセンサチップ形成領域2bにお
いては、SiCr薄膜抵抗22にて構成されたヒューズ
F2と、ディプレッションタイプのPチャネルMOSト
ランジスタTr2と、PN接合による抵抗R2とが直列
に接続され、この直列回路に対しその一端がグランド電
位となり他端がプラス電圧Vccとなる。その他のセンサ
チップ形成領域においても同様である。尚、図4におい
てはセンサチップ形成領域の数(チップ数)を「n」と
する。
【0023】図4に示すように、ノーマリオンのMOS
トランジスタTrを全てオンにした状態で電圧を印加す
ると、第1のセンサチップ形成領域2aにはPN接合の
逆方向電流IPNが総電流値I1 として流れる。又、第2
のセンサチップ形成領域2bにはPN接合の逆方向電流
PNが総電流値I2 として流れる。以下同様に、第nの
センサチップ形成領域2nにはPN接合の逆方向電流I
PNが総電流値In として流れる。よって、電流計34に
より各電流値の総和(ΣI=I1 +I2 +…+In )が
検出される。この電流値の総和ΣIをItotal と表す。
【0024】次に、図5に示すように、第1のセンサチ
ップ形成領域2aにおけるパッド32にゲート電圧を印
加してMOSトランジスタTr1をオフにする。この
際、他のMOSトランジスタはオンのままにする。この
状態で、電圧を印加すると、第1のセンサチップ形成領
域2aには電流が流れずに、第2のセンサチップ形成領
域2bには電流I2 が、以下同様に、第nのセンサチッ
プ形成領域2nには電流In が流れる。よって、電流計
34により各電流値の総和(ΣI=I2 +…+I n )が
検出される。この電流値の総和ΣIをIa と表す。そし
て、第1のセンサチップ形成領域2aにおいて電流リー
クが発生していないと、前述の電流検出値Itotal とI
a の差ΔIa (=Itotal −Ia )が小さい。つまり、
リーク電流が発生していなければ、ΔIa が許容範囲内
となる。
【0025】一方、第1のセンサチップ形成領域2aに
おいて電流リークが発生すると、つまり、例えば、図3
において一点鎖線にて示すようにアルミ配線30がシリ
コン酸化膜17を貫通してP型領域11に至った場合
(図3においてスパイク状のアルミ配線を符号100で
示す)には、図6に示すようにPN接合(抵抗R1)を
バイパスする電流経路が形成され、その途中に低抵抗R
leakを有することになる。よって、第1のセンサチップ
形成領域2aにおいては総電流値I1 がPN接合の逆方
向電流IPNとリーク電流Ileakとを加えたものとなる。
ここで、抵抗Rle akはPN接合での抵抗値R1より極め
て小さく、リーク電流IleakはPN接合の逆方向電流I
PNよりも極めて大きな値となる。
【0026】従って、前述の電流検出値Itotal とIa
の差ΔIa (=Itotal −Ia )が極めて大きくなり、
許容範囲を越える。即ち、リーク電流の発生しているセ
ンサチップ形成領域2をその領域のMOSトランジスタ
をオフして電流が流れないようにすると、電流計34で
検出される各電流値の総和ΣIは、ほぼそのセンサチッ
プ形成領域で発生しているリーク電流に相当するだけの
電流分、低下することになる。その結果、第1のセンサ
チップ形成領域2aにおけるリーク電流の発生を検出で
きる。尚、この許容範囲は、例えば、図3に示されるN
型エピタキシャル層4と、その周りのP型領域11やP
型シリコン基板3との接合面積および、それらの濃度に
よって決まるPN接合の逆方向電流とすることができ
る。その場合、逆方向電流は、10-6Aのオーダーであ
り、これに対し、リーク電流は2〜3桁高いオーダーの
値となり、リーク電流は明確にチェックできる。
【0027】このようにリーク電流が発生したセンサチ
ップ形成領域2に対しては図1,2のパッド27,31
間に過電流を流してヒューズ(SiCr薄膜抵抗22)
を溶断する。この溶断によりセンサチップ形成領域2に
おける電気化学ストップエッチングの際の電圧印加ライ
ン(パッド27〜アルミ配線26〜アルミ配線28〜ア
ルミ配線29〜アルミ配線30〜N型エピタキシャル層
4)が遮断される。同様の処理を第2〜第nまでの各セ
ンサチップ形成領域に対し行い、リークの発生したセン
サチップ形成領域に対してはヒューズ(SiCr薄膜抵
抗22)を溶断する。より詳しくは、リーク電流がなく
逆方向電流のみによる電流値を示すまで続ける。実際に
は、多少電流が流れていても電気化学ストップエッチン
グを行うことは可能であり、従って、多少電流が流れて
いるセンサチップ形成領域を電圧印加ラインから遮断す
る必要はない。許容される電流の範囲としては、例え
ば、プラス電圧Vccが5ボルトの時、電流値の総和ΣI
が1mA以下であるような電流となる。
【0028】尚、リーク電流は、図3の配線100の形
成による場合の他にも、グランド側のライン(パッド3
3、あるいはその配線)と印加電圧側のライン(アルミ
配線26)とのショート等によっても起こる可能性があ
る。
【0029】その後、図7に示すように、電気化学スト
ップエッチングによりダイヤフラム46を形成する。よ
り詳しくは、シリコンウェハ1におけるN型エピタキシ
ャル層4の無い面には、ダイヤフラムを形成しない領域
にマスク材37を形成する。さらに、シリコンウェハ1
のパッド27に白金電極38を接触させた状態でセラミ
ック製支持基板39に固定する。これにより、白金電極
38はパッド27を介してアルミ配線26,28,2
9,30と電気的に接続される。又、シリコンウェハ1
のエッチングを行わない面(N型エピタキシャル層4形
成面)をワックス40にて保護する。容器41内には、
エッチング液としてのKOH水溶液(33wt%,82
℃)42が満たされている。容器41内のKOH水溶液
42に前述したシリコンウェハ1を浸漬するとともにシ
リコンウェハ1と対向するように白金電極43を配置す
る。そして、シリコンウェハ1の白金電極38と白金電
極43との間に、定電圧電源(例えば2ボルト)44を
接続して両電極間に定電圧を印加する。つまり、センサ
チップ形成領域2におけるダイヤフラム形成領域5での
PN接合の逆電圧を印加する。すると、P型シリコン基
板3がエッチングされていき、N型エピタキシャル層4
との接合部近傍でエッチングが停止される。その結果、
図3において二点鎖線で示すようにダイヤフラム形成領
域において凹部45が形成され、ダイヤフラム(薄肉
部)46が形成される。このとき、リークが発生してい
ないセンサチップ形成領域にのみ電圧印加ラインが確保
されており、このセンサチップ形成領域にのみダイヤフ
ラムが形成される。
【0030】そして、シリコンウェハ1をスクライブラ
イン上でダイシングして各チップに裁断する。圧力測定
の際には、図1においてブリッジ回路を組んだ4つのP
型不純物拡散領域6,7,8,9の抵抗値変化を検出す
ることにより、印加される圧力をセンシングすることが
できる。
【0031】このように本形態においては、センサチッ
プ形成領域毎のN型エピタキシャル層4(N型シリコン
層)に対し、それぞれ、スイッチング素子としてのMO
Sトランジスタ36を接続し、電気化学ストップエッチ
ングに先立ち、MOSトランジスタ36をオンした状態
で全てのN型エピタキシャル層4とP型シリコン基板3
との間に電圧を印加しその時に流れる電流Itotal を測
定し、さらに、特定のセンサチップ形成領域のMOSト
ランジスタ36をオフするとともに他のセンサチップ形
成領域のMOSトランジスタ36をオンした状態にて当
該センサチップ形成領域のN型エピタキシャル層4とP
型シリコン基板3との間に電圧を印加しその時に流れる
電流Ia を測定し、許容範囲を越える電流の低下が有れ
ばリークがあったとしてオフにしたセンサチップ形成領
域における電気化学ストップエッチングの際の電圧印加
ラインを遮断するようにした。よって、電気化学ストッ
プエッチングの際に、リークがあったセンサチップ形成
領域においては、電圧印加ラインから分離されているの
で、当該センサチップ形成領域においては電気化学スト
ップエッチングが行われれず、リーク電流が無いセンサ
チップ形成領域に対して電気化学ストップエッチングを
行うことができる。即ち、ウェハ内にリーク電流の発生
するセンサチップ領域があったとしても電気化学ストッ
プエッチングが確実にできるようになる。
【0032】又、MOSトランジスタ36はディプレッ
ションタイプのMOSトランジスタを用いたので、つま
り、ノーマリオンのスイッチング素子を用いたので、各
スイッチング素子を全てオン状態することが容易に行わ
れる。
【0033】又、電圧印加ラインの遮断は、ヒューズと
してのSiCr薄膜抵抗22の溶断にて行うようにした
ので、ライン遮断を容易に行うことができる。他の形態
としては、MOSトランジスタの代わりにサイリスタを
用いてもよい。
【0034】又、ヒューズ溶断の代わりにレーザトリミ
ングにより導体(電圧印加ライン)を切断してもよい。
さらに、ノーマリオンのスイッチング素子でなくてもよ
く、ノーマリオフのスイッチング素子を用いてもよい。
この場合には、全てのスイッチング素子の制御端子(エ
ンハンスメントタイプのMOSトランジスタであればゲ
ート端子)に電圧を印加してオン状態にしてからI
total を測定することとなる。
【0035】又、圧力センサの他にも、加速度センサ等
の薄肉部を有する半導体センサの製造の際に利用でき
る。
【0036】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1に記載の
発明によれば、複数のセンサチップ形成領域を有するウ
ェハにおけるリーク電流の発生していないセンサチップ
形成領域のみを電気化学ストップエッチングすることが
できる。
【0037】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の効果に加え、容易にスイッチング素子を
全てオン状態することができる。請求項3に記載の発明
によれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、容易に
電圧印加ラインの遮断を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】エッチング前のシリコンウェハの平面図。
【図2】図1の一部拡大図。
【図3】図2のA−A断面図。
【図4】リークチェックを説明するための等価回路図。
【図5】リークチェックを説明するための等価回路図。
【図6】リークチェックを説明するための等価回路図。
【図7】エッチング工程を説明するための断面図。
【符号の説明】
1…シリコンウェハ、2…センサチップ形成領域、3…
P型シリコン基板、4…N型シリコン層としてのN型エ
ピタキシャル層、5…ダイヤフラム形成領域、22…ヒ
ューズとしてのSiCr薄膜抵抗、26…電圧印加ライ
ンを構成するアルミ配線、28…電圧印加ラインを構成
するアルミ配線、29…電圧印加ラインを構成するアル
ミ配線、30…電圧印加ラインを構成するアルミ配線、
36…スイッチング素子としてのMOSトランジスタ、
42…エッチング液としてのKOH水溶液、43…白金
電極、46…薄肉部。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 P型シリコン基板上にセンサチップ形成
    領域毎のN型シリコン層が形成されたシリコンウェハ
    を、エッチング液に浸漬するとともに、浸漬した電極と
    前記各N型シリコン層との間の電圧印加により前記P型
    シリコン基板のエッチングを行いPN接合部にて当該エ
    ッチングを停止して薄肉部を形成する電気化学ストップ
    エッチング工程を含む半導体センサの製造方法であっ
    て、 前記センサチップ形成領域毎のN型シリコン層に対し、
    それぞれ、スイッチング素子を接続し、前記電気化学ス
    トップエッチングに先立ち、前記各スイッチング素子を
    オンした状態で全てのN型シリコン層とP型シリコン基
    板との間に電圧を印加しその時に流れる電流を測定し、
    さらに、特定のセンサチップ形成領域のスイッチング素
    子をオフするとともに他のセンサチップ形成領域のスイ
    ッチング素子をオンした状態にて当該センサチップ形成
    領域のN型シリコン層とP型シリコン基板との間に電圧
    を印加しその時に流れる電流を測定し、許容範囲を越え
    る電流の低下が有ればリークがあったとしてオフにした
    センサチップ形成領域における電気化学ストップエッチ
    ングの際の電圧印加ラインを遮断するようにしたことを
    特徴とする半導体センサの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記スイッチング素子は、前記センサチ
    ップ毎に形成されたノーマリオンのスイッチング素子で
    ある請求項1に記載の半導体センサの製造方法。
  3. 【請求項3】 前記電圧印加ラインの遮断は、ヒューズ
    の溶断にて行うものである請求項1に記載の半導体セン
    サの製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102818662A (zh) * 2012-08-30 2012-12-12 无锡永阳电子科技有限公司 硅传感器压力芯片及其自停止腐蚀工艺
JP2014055933A (ja) * 2012-08-10 2014-03-27 Denso Corp 半導体物理量センサおよびその製造方法

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