JPH0992901A - 圧電トランス - Google Patents
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- JPH0992901A JPH0992901A JP7269385A JP26938595A JPH0992901A JP H0992901 A JPH0992901 A JP H0992901A JP 7269385 A JP7269385 A JP 7269385A JP 26938595 A JP26938595 A JP 26938595A JP H0992901 A JPH0992901 A JP H0992901A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 高い信頼性を有し、高い昇圧比が得られる圧
電トランスを提供すること。 【解決手段】 圧電セラミック矩形板11の長さ方向の
共振モードを利用した圧電トランスであって、前記圧電
セラミック矩形板11は、長さ方向の一端から1/6の
位置を中心として、約1/3の長さで、厚さ方向で対向
する表面電極12a,12bを有し、かつ、他端から1
/2,1/3,1/6の位置にそれぞれ長さ方向と直交
し、厚さ方向に対向する帯状電極13a,13b,14
a,14b,15a,15bを有し、表面電極12a−
12b間で厚み方向に分極されていて、かつ、帯状電極
13a,13bから14a,14bと、15a,15b
から14a,14b、あるいは、14a,14bから1
3a,13bと、14a,14bから15a,15bの
方向で長さ方向に分極されている。
電トランスを提供すること。 【解決手段】 圧電セラミック矩形板11の長さ方向の
共振モードを利用した圧電トランスであって、前記圧電
セラミック矩形板11は、長さ方向の一端から1/6の
位置を中心として、約1/3の長さで、厚さ方向で対向
する表面電極12a,12bを有し、かつ、他端から1
/2,1/3,1/6の位置にそれぞれ長さ方向と直交
し、厚さ方向に対向する帯状電極13a,13b,14
a,14b,15a,15bを有し、表面電極12a−
12b間で厚み方向に分極されていて、かつ、帯状電極
13a,13bから14a,14bと、15a,15b
から14a,14b、あるいは、14a,14bから1
3a,13bと、14a,14bから15a,15bの
方向で長さ方向に分極されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧電性セラミック
を用いた圧電トランスに関し、特に、圧電セラミック矩
形板の長さ方向の共振を利用した圧電トランスに関する
ものである。
を用いた圧電トランスに関し、特に、圧電セラミック矩
形板の長さ方向の共振を利用した圧電トランスに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】静電気発生装置や液晶ディスプレイのバ
ックライト点灯用装置等では、大きな電流値は必要とし
ないが、1kV−数ワット程度の高電圧電源が用いられ
ている。
ックライト点灯用装置等では、大きな電流値は必要とし
ないが、1kV−数ワット程度の高電圧電源が用いられ
ている。
【0003】現在、これらの電源には、電磁式トランス
が昇圧用として用いられているが、発生電磁ノイズの低
減や低消費電力化、機器の小型低背化等の要求により、
圧電トランスの実用化の検討がなされている。
が昇圧用として用いられているが、発生電磁ノイズの低
減や低消費電力化、機器の小型低背化等の要求により、
圧電トランスの実用化の検討がなされている。
【0004】図3は、従来の3λ/2モード圧電トラン
スに用いられている圧電振動子の構造の概略を示す斜視
図である。
スに用いられている圧電振動子の構造の概略を示す斜視
図である。
【0005】図3において、圧電セラミック矩形板31
には、矩形板長さ方向の一端から矩形板長さの1/6の
位置を中心として、厚さ方向に対向する矩形板長さの約
1/3の表面電極32a,32bが形成されている。
には、矩形板長さ方向の一端から矩形板長さの1/6の
位置を中心として、厚さ方向に対向する矩形板長さの約
1/3の表面電極32a,32bが形成されている。
【0006】又、もう一端から矩形板長さの1/3,1
/6の位置に矩形板長さ方向と直交する厚さ方向に対向
する帯状電極33a,33b,34a,34bが形成さ
れている。
/6の位置に矩形板長さ方向と直交する厚さ方向に対向
する帯状電極33a,33b,34a,34bが形成さ
れている。
【0007】圧電セラミック矩形板31は、表面電極3
2a−32b間で厚さ方向に分極され(矢印35a)、
又、表面電極32a,32bから帯状電極33a,33
bと、帯状電極34a,34bから帯状電極33a,3
3bの方向で長さ方向に分極されている(矢印35b,
35c)。
2a−32b間で厚さ方向に分極され(矢印35a)、
又、表面電極32a,32bから帯状電極33a,33
bと、帯状電極34a,34bから帯状電極33a,3
3bの方向で長さ方向に分極されている(矢印35b,
35c)。
【0008】図2は、長さ方向振動の3/2波長共振モ
ードで振動している圧電トランスの動作原理の説明図で
あり、図2(a)は、圧電セラミック矩形板の側面図、
図2(b)は、圧電セラミック矩形板が長さ方向振動の
3/2波長共振モードで振動している場合の変位分布を
示す図であり、図2(c)は歪分布を示す図である。
ードで振動している圧電トランスの動作原理の説明図で
あり、図2(a)は、圧電セラミック矩形板の側面図、
図2(b)は、圧電セラミック矩形板が長さ方向振動の
3/2波長共振モードで振動している場合の変位分布を
示す図であり、図2(c)は歪分布を示す図である。
【0009】図3において、入力側端子36bをGND
端子として、入力側端子36a−36b間に圧電セラミ
ック矩形板の長さ方向の3/2波長共振モードの共振周
波数に等しい電圧を印加すると、圧電セラミック矩形板
は、図2(b)及び図2(c)に示すように振動する。
端子として、入力側端子36a−36b間に圧電セラミ
ック矩形板の長さ方向の3/2波長共振モードの共振周
波数に等しい電圧を印加すると、圧電セラミック矩形板
は、図2(b)及び図2(c)に示すように振動する。
【0010】この時、出力側端子37a−37b間に圧
電効果による電圧が発生する。ここで、入力側端子36
a−36b間の静電容量は、出力側端子37a−37b
間の静電容量に比べ、十分、大きな値となっている。従
って、入力側に低い電圧を印加して振動させた場合、入
力側の静電容量と出力側の静電容量の比に比例した大き
な電圧が出力側に発生する。
電効果による電圧が発生する。ここで、入力側端子36
a−36b間の静電容量は、出力側端子37a−37b
間の静電容量に比べ、十分、大きな値となっている。従
って、入力側に低い電圧を印加して振動させた場合、入
力側の静電容量と出力側の静電容量の比に比例した大き
な電圧が出力側に発生する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】静電気発生装置や液晶
バックライトのバッテリー駆動装置等の低電圧駆動化の
要求に対して、特願平6−180329で提案されてい
るような、互いに逆位相の二つのパルス電圧を入力側端
子に供給するフルブリッジ回路を使用することにより、
入力電圧が2倍になり、従って、出力電圧も2倍になる
という駆動方法がある。
バックライトのバッテリー駆動装置等の低電圧駆動化の
要求に対して、特願平6−180329で提案されてい
るような、互いに逆位相の二つのパルス電圧を入力側端
子に供給するフルブリッジ回路を使用することにより、
入力電圧が2倍になり、従って、出力電圧も2倍になる
という駆動方法がある。
【0012】このフルブリッジ回路を使用するために
は、入力側と出力側、それぞれ二つの端子が必要であ
る。
は、入力側と出力側、それぞれ二つの端子が必要であ
る。
【0013】しかしながら、従来の3λ/2モード圧電
トランスは、入力側と出力側が1端子共通になっている
ため、このフルブリッジ回路が使用できなかった。
トランスは、入力側と出力側が1端子共通になっている
ため、このフルブリッジ回路が使用できなかった。
【0014】この解決手段の一つとして、図4に示すよ
うに、入力側の一方の電極を二分割し、片方を入力側端
子47a、もう片方を出力側端子48aに接続した圧電
トランスがあったが、入力側の静電容量が小さくなるた
めに、昇圧比が低くなってしまう。更に、端子の取り出
しが、ノード点(振動時の変位が0の位置)から取り出
せず、圧電トランスの駆動中に端子が断線する等して、
信頼性に乏しかった。
うに、入力側の一方の電極を二分割し、片方を入力側端
子47a、もう片方を出力側端子48aに接続した圧電
トランスがあったが、入力側の静電容量が小さくなるた
めに、昇圧比が低くなってしまう。更に、端子の取り出
しが、ノード点(振動時の変位が0の位置)から取り出
せず、圧電トランスの駆動中に端子が断線する等して、
信頼性に乏しかった。
【0015】従って、本発明の課題は、以上の問題点を
解決し、高い信頼性を有し、高い昇圧比が得られる圧電
トランスを提供することにある。
解決し、高い信頼性を有し、高い昇圧比が得られる圧電
トランスを提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、圧電セ
ラミック矩形板の長さ方向の共振モードを利用した圧電
トランスにおいて、長さ方向の一端から1/6の位置を
中心として、約1/3の長さで、厚さ方向で対向する表
面電極を形成し、かつ、他端から1/2,1/3,1/
6の位置にそれぞれ長さ方向と直交し、厚さ方向に対向
する帯状電極を形成し、圧電セラミック矩形板の表面電
極により挟まれた部分を厚み方向に分極し、帯状電極に
より挟まれた部分を互いに向き合う方向で、かつ長さ方
向に分極した圧電セラミック矩形板を用いたことを特徴
とする圧電トランスが得られる。
ラミック矩形板の長さ方向の共振モードを利用した圧電
トランスにおいて、長さ方向の一端から1/6の位置を
中心として、約1/3の長さで、厚さ方向で対向する表
面電極を形成し、かつ、他端から1/2,1/3,1/
6の位置にそれぞれ長さ方向と直交し、厚さ方向に対向
する帯状電極を形成し、圧電セラミック矩形板の表面電
極により挟まれた部分を厚み方向に分極し、帯状電極に
より挟まれた部分を互いに向き合う方向で、かつ長さ方
向に分極した圧電セラミック矩形板を用いたことを特徴
とする圧電トランスが得られる。
【0017】本発明によれば、上記圧電トランスにおい
て、表面電極を入力側端子とし、帯状電極の少なくとも
一つを出力側端子としたことを特徴とする圧電トランス
が得られる。
て、表面電極を入力側端子とし、帯状電極の少なくとも
一つを出力側端子としたことを特徴とする圧電トランス
が得られる。
【0018】本発明によれば、圧電セラミック矩形板の
長さ方向の共振モードを利用した圧電トランスにおい
て、内部電極が金属ペーストにより印刷されているセラ
ミックグリーンシートを複数枚積層し、一体焼結して得
られる圧電セラミック矩形板であって、長さ方向の一端
から1/6の位置を中心として、約1/3の大きさで、
二つの側面に交互に露出している複数の対向内部電極を
形成し、かつ、他端から1/2,1/3,1/6の位置
に長さ方向と直交する複数の帯状内部電極を形成し、更
に、前記対向及び帯状内部電極の側面にそれぞれ接続さ
れる外部電極を形成した圧電セラミック矩形板を用いた
ことを特徴とする圧電トランスが得られる。
長さ方向の共振モードを利用した圧電トランスにおい
て、内部電極が金属ペーストにより印刷されているセラ
ミックグリーンシートを複数枚積層し、一体焼結して得
られる圧電セラミック矩形板であって、長さ方向の一端
から1/6の位置を中心として、約1/3の大きさで、
二つの側面に交互に露出している複数の対向内部電極を
形成し、かつ、他端から1/2,1/3,1/6の位置
に長さ方向と直交する複数の帯状内部電極を形成し、更
に、前記対向及び帯状内部電極の側面にそれぞれ接続さ
れる外部電極を形成した圧電セラミック矩形板を用いた
ことを特徴とする圧電トランスが得られる。
【0019】本発明によれば、上記圧電トランスにおい
て、対向内部電極部が矩形板の厚み方向に分極されてい
て、帯状内部電極部が互いに向き合う方向で、かつ、長
さ方向に分極されていることを特徴とする圧電トランス
が得られる。
て、対向内部電極部が矩形板の厚み方向に分極されてい
て、帯状内部電極部が互いに向き合う方向で、かつ、長
さ方向に分極されていることを特徴とする圧電トランス
が得られる。
【0020】本発明によれば、上記圧電トランスにおい
て、前記対向内部電極に設けた外部電極を入力側端子と
し、前記帯状内部電極に設けた外部電極の少なくとも一
つを出力側端子としたことを特徴とする圧電トランスが
得られる。
て、前記対向内部電極に設けた外部電極を入力側端子と
し、前記帯状内部電極に設けた外部電極の少なくとも一
つを出力側端子としたことを特徴とする圧電トランスが
得られる。
【0021】本発明のバルク型の圧電トランスは、入力
側端子と出力側端子に共通端子がないので、フルブリッ
ジ回路が使用できるため、2倍の昇圧比が得られる。
又、図1(a)の帯状電極13a,13b−14a,1
4b間と14a,14b−15a,15b間の歪の正負
が逆である[図2(c)]が、帯状電極13a,13b
から14a,14bと、15a,15bから14a,1
4b、あるいは、14a,14bから13a,13b
と、14a,14bから15a,15bの方向で矩形板
の長さ方向に分極されているため、発生電圧の極性が同
じであり、出力電圧をロスすることがない。更に、端子
の取り出しが、入力側、出力側ともに、ノード点からの
取り出しが可能であるため、高信頼性な圧電トランスを
提供することができる。
側端子と出力側端子に共通端子がないので、フルブリッ
ジ回路が使用できるため、2倍の昇圧比が得られる。
又、図1(a)の帯状電極13a,13b−14a,1
4b間と14a,14b−15a,15b間の歪の正負
が逆である[図2(c)]が、帯状電極13a,13b
から14a,14bと、15a,15bから14a,1
4b、あるいは、14a,14bから13a,13b
と、14a,14bから15a,15bの方向で矩形板
の長さ方向に分極されているため、発生電圧の極性が同
じであり、出力電圧をロスすることがない。更に、端子
の取り出しが、入力側、出力側ともに、ノード点からの
取り出しが可能であるため、高信頼性な圧電トランスを
提供することができる。
【0022】又、本発明の積層型の圧電トランスは、入
力側端子と出力側端子に共通端子がなく、電気的に絶縁
されているので、フルブリッジ回路が使用でき、2倍の
昇圧比が得られる。又、図1(b)、図1(c)の内部
電極12−13間と13−14間の歪の正負が逆である
[図2(c)]が、内部電極12から13と、14から
13、あるいは、13から12と、13から14の方向
で矩形板の長さ方向に分極されているため、発生電圧の
極性が同じであり、出力電圧をロスすることがない。
又、入力側の内部電極が積層されているため、静電容量
が大きく、入力側と出力側の静電容量の比が大きくな
り、その結果、高い昇圧比が得られる。更には、端子の
取り出しが、入力側、出力側ともに、ノード点からの取
り出しが可能であり、又、入力端子と出力端子が電気的
に絶縁されているため、高信頼性な圧電トランスを提供
することができる。
力側端子と出力側端子に共通端子がなく、電気的に絶縁
されているので、フルブリッジ回路が使用でき、2倍の
昇圧比が得られる。又、図1(b)、図1(c)の内部
電極12−13間と13−14間の歪の正負が逆である
[図2(c)]が、内部電極12から13と、14から
13、あるいは、13から12と、13から14の方向
で矩形板の長さ方向に分極されているため、発生電圧の
極性が同じであり、出力電圧をロスすることがない。
又、入力側の内部電極が積層されているため、静電容量
が大きく、入力側と出力側の静電容量の比が大きくな
り、その結果、高い昇圧比が得られる。更には、端子の
取り出しが、入力側、出力側ともに、ノード点からの取
り出しが可能であり、又、入力端子と出力端子が電気的
に絶縁されているため、高信頼性な圧電トランスを提供
することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を用いて詳細に説明する。
を用いて詳細に説明する。
【0024】(実施例1)図1(a)に、本発明の第1
の実施例の圧電トランスの説明図を示す。長さ42m
m、幅10mm、厚さ1mmのPZT系の圧電セラミッ
ク矩形板11に、銀ペーストを用いて、長さ方向の一端
から7mmの位置を中心として、長さ14mmの表面電
極12a,12bを形成し、対向するもう一端から21
mm、14mm、7mmの位置に幅1mmの帯状電極1
3a,13b,14a,14b,15a,15bを形成
した。
の実施例の圧電トランスの説明図を示す。長さ42m
m、幅10mm、厚さ1mmのPZT系の圧電セラミッ
ク矩形板11に、銀ペーストを用いて、長さ方向の一端
から7mmの位置を中心として、長さ14mmの表面電
極12a,12bを形成し、対向するもう一端から21
mm、14mm、7mmの位置に幅1mmの帯状電極1
3a,13b,14a,14b,15a,15bを形成
した。
【0025】このセラミック矩形板11を表面電極12
a−12b間で厚み方向に分極し(矢印16a)、帯状
電極13a,13bから14a,14bと、15a,1
5bから14a,14bの方向で、長さ方向に分極した
(矢印16b,16c)。
a−12b間で厚み方向に分極し(矢印16a)、帯状
電極13a,13bから14a,14bと、15a,1
5bから14a,14bの方向で、長さ方向に分極した
(矢印16b,16c)。
【0026】分極は、温度150℃、電界強度1.2k
V/mmで行った。
V/mmで行った。
【0027】帯状電極12a,12bの中心、即ち、ノ
ード点から端子を取り出し、入力側端子17a,17b
とし、同じく、ノード点にある電極13bと電極15a
から端子を取り出し、出力側端子18a,18bとし
て、長さ方向3/2波長共振モードの圧電トランスとし
た。
ード点から端子を取り出し、入力側端子17a,17b
とし、同じく、ノード点にある電極13bと電極15a
から端子を取り出し、出力側端子18a,18bとし
て、長さ方向3/2波長共振モードの圧電トランスとし
た。
【0028】本実施例の圧電トランスと、図3(比較例
1)と図4(比較例2)に示した従来の長さ方向3/2
波長共振モードの圧電トランスとの比較を表1に示す。
1)と図4(比較例2)に示した従来の長さ方向3/2
波長共振モードの圧電トランスとの比較を表1に示す。
【0029】
【0030】表1より明らかなように、本発明の圧電ト
ランスでは、フルブリッジ回路が使用できるため、比較
例1の圧電トランスと比較して、2倍の昇圧比が得られ
ている。フルブリッジ回路が使用できる比較例2の圧電
トランスと比較しても、入力側の静電容量が小さくなっ
ているために、本発明の圧電トランスより昇圧比が低く
なっている。又、圧電トランスを連続駆動した時に、比
較例2の圧電トランスでは、ノード点から取り出すこと
のできない端子があるために、その端子が断線してしま
ったが、本発明は、ノード点から端子を取り出している
ため、問題なかった。
ランスでは、フルブリッジ回路が使用できるため、比較
例1の圧電トランスと比較して、2倍の昇圧比が得られ
ている。フルブリッジ回路が使用できる比較例2の圧電
トランスと比較しても、入力側の静電容量が小さくなっ
ているために、本発明の圧電トランスより昇圧比が低く
なっている。又、圧電トランスを連続駆動した時に、比
較例2の圧電トランスでは、ノード点から取り出すこと
のできない端子があるために、その端子が断線してしま
ったが、本発明は、ノード点から端子を取り出している
ため、問題なかった。
【0031】(実施例2)図1(b)、図1(c)に、
本発明の第2の実施例の圧電トランスを示し、図1
(b)はその側面図、図1(c)はその平面図を示す。
本発明の第2の実施例の圧電トランスを示し、図1
(b)はその側面図、図1(c)はその平面図を示す。
【0032】まず、本実施例にかかる圧電トランスの製
造方法について説明する。PZT系圧電セラミックの厚
み210μm及び60μmのグリーンシート上に、銀−
パラジウム電極ペーストで内部電極パターンを印刷す
る。
造方法について説明する。PZT系圧電セラミックの厚
み210μm及び60μmのグリーンシート上に、銀−
パラジウム電極ペーストで内部電極パターンを印刷す
る。
【0033】長さ方向の一端から7mmの位置を中心と
して、長さ14mmの内部電極11aを形成し、もう一
端から21mm、14mm、7mmの位置に幅1mmの
内部電極12,13,14を形成した。
して、長さ14mmの内部電極11aを形成し、もう一
端から21mm、14mm、7mmの位置に幅1mmの
内部電極12,13,14を形成した。
【0034】60μm印刷シート上に、210μm印刷
シートを5層積層し、その上に電極パターンのない60
μmシートを1層積層し、この積層体を熱圧着し、大気
中で焼結し、長さ42mm、幅10mm、厚み1mmの
圧電セラミック矩形板1を得る。
シートを5層積層し、その上に電極パターンのない60
μmシートを1層積層し、この積層体を熱圧着し、大気
中で焼結し、長さ42mm、幅10mm、厚み1mmの
圧電セラミック矩形板1を得る。
【0035】更に、銀ペーストを用いて、得られた圧電
セラミック矩形板1の長側面に内部電極と接続する外部
電極15A,15B,16A,16B,17A,17
B,18A,18Bを形成する。
セラミック矩形板1の長側面に内部電極と接続する外部
電極15A,15B,16A,16B,17A,17
B,18A,18Bを形成する。
【0036】この圧電セラミックス矩形板を外部電極1
5A−15B間で矩形板の厚み方向に分極し、外部電極
16A,16Bから17A,17Bと,18A,18B
から17A,17Bの方向で矩形板の長さ方向に分極し
た。
5A−15B間で矩形板の厚み方向に分極し、外部電極
16A,16Bから17A,17Bと,18A,18B
から17A,17Bの方向で矩形板の長さ方向に分極し
た。
【0037】分極は、温度150℃、電界強度1.2k
V/mmで行った。
V/mmで行った。
【0038】外部電極15A,15Bの中心、即ち、ノ
ード点から端子を取り出し、入力側端子2a,2bと
し、同じく、ノード点にある外部電極16Aと外部電極
18BAから端子取り出し、出力側端子3a,3bとし
て、長さ方向3/2波長共振モードの圧電トランスとし
た。
ード点から端子を取り出し、入力側端子2a,2bと
し、同じく、ノード点にある外部電極16Aと外部電極
18BAから端子取り出し、出力側端子3a,3bとし
て、長さ方向3/2波長共振モードの圧電トランスとし
た。
【0039】本実施例の圧電トランスと、図3(比較例
1)と図4(比較例2)に示した従来の長さ方向3/2
波長共振モードの圧電トランスとの比較を表2に示す。
1)と図4(比較例2)に示した従来の長さ方向3/2
波長共振モードの圧電トランスとの比較を表2に示す。
【0040】
【0041】表2より明らかなように、本発明の圧電ト
ランスでは、フルブリッジ回路が使用でき、入力側が積
層構造により大きな静電容量となっているため、比較例
1の圧電トランスと比較して7倍、比較例2と比較して
4.5倍の昇圧比が得られている。又、圧電トランスを
連続駆動した時に、比較例2の圧電トランスでは、ノー
ド点から取り出すことのできない端子があるために、そ
の端子が断線してしまったが、本発明は、ノード点から
端子を取り出しているため、問題なかった。
ランスでは、フルブリッジ回路が使用でき、入力側が積
層構造により大きな静電容量となっているため、比較例
1の圧電トランスと比較して7倍、比較例2と比較して
4.5倍の昇圧比が得られている。又、圧電トランスを
連続駆動した時に、比較例2の圧電トランスでは、ノー
ド点から取り出すことのできない端子があるために、そ
の端子が断線してしまったが、本発明は、ノード点から
端子を取り出しているため、問題なかった。
【0042】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、高信頼性の、高昇圧比の圧電トランスを得ることが
できる。
ば、高信頼性の、高昇圧比の圧電トランスを得ることが
できる。
【図1】本発明の圧電トランスを示す説明図。図1
(a)は、本発明の第1の実施例の圧電トランスの斜視
図。図1(b)は、本発明の第2の実施例の圧電トラン
スの側面図。図1(c)は、本発明の第2の実施例の圧
電トランスの平面図。
(a)は、本発明の第1の実施例の圧電トランスの斜視
図。図1(b)は、本発明の第2の実施例の圧電トラン
スの側面図。図1(c)は、本発明の第2の実施例の圧
電トランスの平面図。
【図2】共振モードで振動している圧電トランスの動作
原理の説明図。図2(a)は、圧電セラミック矩形板の
側面図。図2(b)は、圧電セラミック矩形板の長さ方
向振動の3/2波長共振モードで振動時の変位分布を示
す図。図2(c)は、圧電セラミック矩形板の長さ方向
振動の3/2波長共振モードで振動時の歪分布を示す
図。
原理の説明図。図2(a)は、圧電セラミック矩形板の
側面図。図2(b)は、圧電セラミック矩形板の長さ方
向振動の3/2波長共振モードで振動時の変位分布を示
す図。図2(c)は、圧電セラミック矩形板の長さ方向
振動の3/2波長共振モードで振動時の歪分布を示す
図。
【図3】従来の圧電トランスの斜視図。
【図4】従来の他の例の圧電トランスの斜視図。
1,11,31,41 圧電セラミック矩形板 2a,2b,17a,17b,36a,36b,47
a,47b 入力側端子 3a,3b,18a,18b,37a,37b,48
a,48b 出力側端子 11a,12,13,14 内部電極 12a,12b,32a,32b,42a,42b,4
3 表面電極 13a,13b,14a,14b,15a,15b,3
3a 帯状電極 33b,34a,34b,44a,44b,45a,4
5b 帯状電極 15A,15B,16A,16B 外部電極 17A,17B,18A,18B 外部電極 16a,16b,16c,35a,35b,35c
(分極方向を示す)矢印 46a,46b,46c (分極方向を示す)矢印 21a,21b,21c ノード点
a,47b 入力側端子 3a,3b,18a,18b,37a,37b,48
a,48b 出力側端子 11a,12,13,14 内部電極 12a,12b,32a,32b,42a,42b,4
3 表面電極 13a,13b,14a,14b,15a,15b,3
3a 帯状電極 33b,34a,34b,44a,44b,45a,4
5b 帯状電極 15A,15B,16A,16B 外部電極 17A,17B,18A,18B 外部電極 16a,16b,16c,35a,35b,35c
(分極方向を示す)矢印 46a,46b,46c (分極方向を示す)矢印 21a,21b,21c ノード点
Claims (5)
- 【請求項1】 圧電セラミック矩形板の長さ方向の共振
モードを利用した圧電トランスにおいて、長さ方向の一
端から1/6の位置を中心として、約1/3の長さで、
厚さ方向で対向する表面電極を形成し、かつ、他端から
1/2,1/3,1/6の位置にそれぞれ長さ方向と直
交し、厚さ方向に対向する帯状電極を形成し、前記表面
電極部を厚み方向に分極し、前記帯状電極部を互いに向
き合う方向で、かつ長さ方向に分極した圧電セラミック
矩形板を用いたことを特徴とする圧電トランス。 - 【請求項2】 請求項1記載の圧電トランスにおいて、
表面電極を入力側端子とし、帯状電極の少なくとも一つ
を出力側端子としたことを特徴とする圧電トランス。 - 【請求項3】 圧電セラミック矩形板の長さ方向の共振
モードを利用した圧電トランスにおいて、内部電極が金
属ペーストにより印刷されているセラミックグリーンシ
ートを複数枚積層し、一体焼結して得られる圧電セラミ
ック矩形板であって、長さ方向の一端から1/6の位置
を中心として、約1/3の大きさで、二つの側面に交互
に露出している複数の対向内部電極を形成し、かつ、他
端から1/2,1/3,1/6の位置に長さ方向と直交
する複数の帯状内部電極を形成し、更に、前記対向及び
帯状内部電極の側面にそれぞれ接続される外部電極を形
成した圧電セラミック矩形板を用いたことを特徴とする
圧電トランス。 - 【請求項4】 請求項3記載の圧電トランスにおいて、
対向内部電極部が矩形板の厚み方向に分極されていて、
帯状内部電極部が互いに向き合う方向で、かつ、長さ方
向に分極されていることを特徴とする圧電トランス。 - 【請求項5】 請求項3又は4記載の圧電トランスにお
いて、前記対向内部電極に設けた外部電極を入力側端子
とし、前記帯状内部電極に設けた外部電極の少なくとも
一つを出力側端子としたことを特徴とする圧電トラン
ス。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7269385A JPH0992901A (ja) | 1995-09-21 | 1995-09-21 | 圧電トランス |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7269385A JPH0992901A (ja) | 1995-09-21 | 1995-09-21 | 圧電トランス |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0992901A true JPH0992901A (ja) | 1997-04-04 |
Family
ID=17471678
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7269385A Pending JPH0992901A (ja) | 1995-09-21 | 1995-09-21 | 圧電トランス |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0992901A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7288876B2 (en) * | 2003-03-25 | 2007-10-30 | Xi'an Kong Hong New Materials Sci-Tech Co., Ltd. | Non-symmetric drive type piezoelectric ceramic transformer |
| CN110594138A (zh) * | 2019-10-28 | 2019-12-20 | 南京航空航天大学 | 一种夹心式无阀压电泵及其工作方法 |
-
1995
- 1995-09-21 JP JP7269385A patent/JPH0992901A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7288876B2 (en) * | 2003-03-25 | 2007-10-30 | Xi'an Kong Hong New Materials Sci-Tech Co., Ltd. | Non-symmetric drive type piezoelectric ceramic transformer |
| CN110594138A (zh) * | 2019-10-28 | 2019-12-20 | 南京航空航天大学 | 一种夹心式无阀压电泵及其工作方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040622 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20041124 |