JPH10117023A - 圧電トランス - Google Patents

圧電トランス

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JPH10117023A
JPH10117023A JP9292504A JP29250497A JPH10117023A JP H10117023 A JPH10117023 A JP H10117023A JP 9292504 A JP9292504 A JP 9292504A JP 29250497 A JP29250497 A JP 29250497A JP H10117023 A JPH10117023 A JP H10117023A
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JP
Japan
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electrode
piezoelectric transformer
rectangular plate
piezoelectric
long side
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Pending
Application number
JP9292504A
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English (en)
Inventor
Yuji Ono
裕司 小野
Yoshiaki Fuda
良明 布田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokin Corp
Original Assignee
Tokin Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 低コストで、高湿度環境下で使用してもマイ
グレーションの発生しない、高信頼性が得られる構造の
圧電トランスを提供することにある。 【構成】 圧電セラミックス矩形板11の厚さ方向に対
面する3対の対面電極層12a,12b,12cがセラ
ミックス分極用電極及びトランス入力用電極として設け
られている。対面電極層12a,12b,12cは、そ
れぞれ長側面方向に延びた凸部を設けている。一方の長
側面に向かって延びた凸部は外部電極14と接続してい
る。他方の長側面に向かって延びた凸部は外部電極15
と接続している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧電性セラミックスを
用いた圧電トランスに関し、特に圧電セラミックス矩形
板の内部と表面に分極用と入出力用の電極を形成し、矩
形板の長さ方向の共振を利用した圧電トランスに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】静電気発生装置や液晶ディスプレイのバ
ックライト点灯用などでは、大きな電流値は必要としな
いが、1kV−数ワット程度の高電圧電源が用いられて
いる。現在、これらの電源には電磁式トランスが昇圧用
として用いられているが、発生電磁ノイズの低減や低消
費電力化、機器の小型低背化などの要求により、圧電ト
ランスの実用化の検討がなされている。
【0003】図3は従来の圧電トランスに用いられてい
る圧電振動子の構造の概略斜視図である。図3におい
て、圧電セラミックス矩形板31には、長さ方向のおよ
そ半分の部分に厚さ方向に対向する電極32および33
が形成されている。また、圧電セラミックス矩形板31
の長側面には、側面電極34および35が形成されてい
る。圧電セラミックス矩形板31において、電極32,
33の部分は厚さ方向に分極され、側面電極34と側面
電極35の間の部分は圧電セラミックス矩形板31の幅
方向に分極されている。
【0004】図4は図3の圧電振動子を用いた圧電トラ
ンスの動作原理の説明図であり、図4(a)は圧電セラ
ミックス矩形板の断面図、図4(b)は圧電セラミック
ス矩形板が長さ方向振動の1波長共振モードで振動して
いる場合の変位分布であり、図4(c)はその時の歪分
布を示している。図4(a)において電極33をアース
端子とし、電極32に圧電セラミックス矩形板の長さ方
向の1波長共振モードの共振周波数に等しい周波数の電
圧を印加すると、矩形板は、図4(b)及び(c)に示
すように振動する。この時、側面電極34と35の間に
は圧電効果により電圧が発生する。ここで、電極32に
印加した入力電圧と側面電極34および35間に発生し
た出力電圧について説明すると、電極32と電極33の
対向間隔は側面電極34および35との間隔に比べ十分
に小さく、電極32,33の面積は側面電極34および
35間の面積より十分に大きいため、入力側の静電容量
は出力側の静電容量に比べ十分大きな値となる。従っ
て、入力側に低い電圧を印加して振動子を振動した場
合、出力側に入力側電極間と出力側電極間の間隔と静電
容量の比に比例した大きな電圧が発生する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、表面電
極ではその端部においてセラミックス分極時に電界が集
中し、甚だしくは短絡し、圧電トランスが破壊に至ると
いう問題点がある。また、銀または銀−パラジウム合金
は、電圧が印加された状態で、大気中の水分が電極に付
着すると容易にイオン化し、所謂マイグレーション現象
を起こすので、かかる構造の圧電トランスを高湿度環境
下で使用すると絶縁抵抗が低下し、甚だしくは短絡し、
圧電トランスが破壊に至るという問題点がある。マイグ
レーションの防止方法として、電極材料にイオン化しに
くい白金や金を用いることが考えられるが、白金や金は
高価であり、圧電トランスを工業的に安価に生産するこ
とはできない。
【0006】本発明の課題は、従来構造の問題点を解決
すべく、セラミックス分極時に短絡し、圧電トランスが
破壊することがなく、低コストで、高湿度環境下で使用
してもマイグレーションの発生しない、高信頼性が得ら
れる構造の圧電トランスを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、圧電セ
ラミックスからなる矩形板の長さ方向の共振モードを利
用した圧電トランスにおいて、前記矩形板に、セラミッ
クス分極用電極及びトランス入力用電極と、前記矩形板
の厚さ方向に対面すると共に、互いに異なる方向に延び
た凸部を有する複数対の対面電極層が形成され、前記矩
形板の一方の長側面に向かって延びた凸部に接続される
第1の共通配線層と他方の長側面に向かって延びた凸部
に接続される第2の共通配線層を具備して構成されてい
ることを特徴とする圧電トランスが得られる。
【0008】さらに、本発明によれば、前記複数対の対
面電極層が前記矩形板の表面に露出しない状態で前記矩
形板の内部に有していることを特徴とする圧電トランス
が得られる。
【0009】
【作用】セラミックス分極用電極およびトランス入力用
電極である対面電極は、長方形の四隅の角を落としたこ
とにより、セラミックス分極時に長方形の四隅において
電界が集中することを避けられ、該矩形板の他方の区分
の長側面に設けた電極層との間で短絡、あるいは破壊す
ることのない圧電トランスを得ることができる。また、
前記対面電極層を全て内部に有することにより、高湿環
境下で使用してもマイグレーションの発生しない、高信
頼性が得られる圧電トランスを低コストで得ることがで
きる。
【0010】
【実施例】以下、本発明に係る圧電トランスの一実施例
について図1を参照して詳細に説明する。
【0011】圧電セラミックス矩形板11の長手方向中
央部を境界としてその境界より左右いずれか一方の区分
(本実施例では左側の区分)には、圧電セラミックス矩
形板11の厚さ方向に対面する3対の対面電極層12
a,12b,12cがセラミックス分極用電極及びトラ
ンス入力用電極として設けられている。対面電極層12
a,12b,12cは、それぞれ圧電セラミックス矩形
板11の長側面に向かって、かつ互いに異なる方向に延
びた凸部を設けている。一方の長側面に向かって延びた
凸部(図の上から第1,第3,及び第5の電極層に設け
られている凸部)は第1の共通配線層としての外部電極
14と接続している。他方の長側面に向かって延びた凸
部(図の上から第2,第4,及び第6の電極層に設けら
れている凸部)は第2の共通配線層としての外部電極1
5と接続している。他方の区分(本実施例では右側の区
分)であって、圧電セラミックス矩形板11の両長側面
には、それぞれセラミックス分極用電極及びトランス出
力用電極として第1及び第2の表面電極層15,16を
有している。
【0012】次に、本実施例に係る圧電トランスの具体
的な製造方法を詳細に説明する。PZT系圧電セラミッ
クスの厚み235μmのグリーンシート上に銀−パラジ
ウム電極ペーストで内部電極パターンを印刷し、該印刷
シートを4層積層し、その上に電極パターンのないセラ
ミックグリーンシートを1層積層し、該積層体を熱圧着
し、大気中で焼結する。更に、銀ペーストを用いて、得
られた焼結体表面部に、あらかじめ積層により内部に形
成した電極パターンと同じ電極パターンを形成する。長
側面部に、内部電極12と接続する外部電極13,14
と圧電トランスの出力部の分極及び出力用の表面電極1
5,16を形成し、長さ40mm、幅10mm、厚さ1
mmの長さ方向1波長共振モードの圧電トランスを構成
する。圧電トランスは、1波長共振モードの節の部分が
圧電セラミックス矩形板の長さ方向の端面からそれぞれ
10mmの位置にあるので、その近傍の外部電極と表面
電極部を支持し、かつ該電極をリード線の接続取り出し
部とした。圧電セラミックスの分極は、温度150°、
電界強度1.2kV/mmで実施した。本圧電トランス
の性能は共振周波数が81kHz、負荷抵抗100kΩ
時、入力電圧5Vで出力電圧500Vの昇圧比100が
得られた。
【0013】実施例1の圧電トランスの分極時の歩留ま
りを評価した結果を表1に示した。比較のため、図3に
示した圧電トランスも同時に以下の表1に示した。
【0014】
【表1】
【0015】表1により明らかに、本発明構造の圧電ト
ランスでは、分極時の歩留まりは100%であるが、比
較例では歩留まりは20%となっている。
【0016】次に、本発明に係る圧電トランスの他の実
施例について図2を参照して説明する。この図2に示さ
れた他の実施例と上述の実施例とは内部電極の形成方法
を除いて同じである。即ち、内部電極22は図1に示さ
れた内部電極12と異なり、電極6層全てが圧電セラミ
ックス矩形板21の内部に設けられている。従って、圧
電セラミックス矩形板21の表面には図1に示すような
電極の露出部分はない。
【0017】次に、他の実施例に係る圧電トランスの具
体的な製造方法を詳細に説明する。PZT系圧電セラミ
ックスの厚み210μmおよび60μmのグリーンシー
ト上に銀−パラジウム電極ペーストで内部電極パターン
を印刷し、60μm印刷シートを1層積層した上に21
0μm印刷シートを5層積層し、その上に電極パターン
のない60μmグリーンシートを1層積層し、該積層体
を熱圧着し、大気中で焼結する。更に、銀ペーストを用
いて、得られた焼結体の長側面部に、内部電極と接続す
る外部電極23,34と圧電トランスの出力部の分極及
び出力用の表面電極15,16を形成し、長さ40m
m、幅10mm、厚さ1mmの長さ方向1波長共振モー
ドの圧電トランスを構成する。本圧電トランスの性能は
共振周波数が81.5kHz、負荷抵抗100kΩ時、
入力電圧5Vで出力電圧510Vの昇圧比102が得ら
れた。
【0018】実施例2の圧電トランスの高湿度環境下で
の信頼性を評価するため、温度85℃−相対湿度90%
の環境下で連続駆動試験を実施した。比較のため、図3
に示した圧電トランスも同時に試験し、その結果を以下
の表2に示した。
【0019】
【表2】
【0020】表2より明らかに、本発明構造の圧電トラ
ンスでは、温度85℃−相対湿度90%の環境下で連続
駆動試験1000時間での不良発生はないが、比較例で
は100%不良となっている。
【0021】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、セラミックス分極時に短絡、破壊することのな
い圧電トランス、さらに、低コストで、高湿度環境下で
使用してもマイグレーションの発生しない、高信頼性が
得られる構造の圧電トランスを提供することが可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る圧電トランスの構造を
示した斜視図である。
【図2】本発明の他の実施例に係る圧電トランスの構造
を示した斜視図である。
【図3】従来の圧電トランスの構造を示した概略斜視図
である。
【図4】(a)は、圧電セラミックス矩形板の断面図で
あり、(b)は圧電セラミックス矩形板が長さ方向1波
長共振モードで振動している場合の変位分布図であり、
(c)はその時の歪分布を示した図である。
【符号の説明】
11,21 圧電セラミックス矩形板 12,22 内部電極層 13,14,23,24 外部電極 15,16 表面電極

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧電セラミックスからなる矩形板の長さ
    方向の共振モードを利用した圧電トランスにおいて、前
    記矩形板に、セラミックス分極用電極及びトランス入力
    用電極と、前記矩形板の厚さ方向に対面すると共に、互
    いに異なる方向に延びた凸部を有する複数対の対面電極
    層が形成され、前記矩形板の一方の長側面に向かって延
    びた凸部に接続される第1の共通配線層と他方の長側面
    に向かって延びた凸部に接続される第2の共通配線層を
    具備して構成されていることを特徴とする圧電トラン
    ス。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の圧電トランスにおいて、
    前記複数対の対面電極層が前記矩形板の表面に露出しな
    い状態でその内部に有していることを特徴とする圧電ト
    ランス。
JP9292504A 1997-10-24 1997-10-24 圧電トランス Pending JPH10117023A (ja)

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19991124