JPH0993231A - 双方向データ伝送方法及び双方向データ伝送システム - Google Patents

双方向データ伝送方法及び双方向データ伝送システム

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JPH0993231A
JPH0993231A JP7242668A JP24266895A JPH0993231A JP H0993231 A JPH0993231 A JP H0993231A JP 7242668 A JP7242668 A JP 7242668A JP 24266895 A JP24266895 A JP 24266895A JP H0993231 A JPH0993231 A JP H0993231A
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JP7242668A
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Setsu Fukuda
節 福田
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L5/00Arrangements affording multiple use of the transmission path
    • H04L5/14Two-way operation using the same type of signal, i.e. duplex
    • H04L5/1469Two-way operation using the same type of signal, i.e. duplex using time-sharing
    • H04L5/1484Two-way operation using the same type of signal, i.e. duplex using time-sharing operating bytewise
    • H04L5/1492Two-way operation using the same type of signal, i.e. duplex using time-sharing operating bytewise with time compression, e.g. operating according to the ping-pong technique

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)
  • Bidirectional Digital Transmission (AREA)
  • Communication Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 下り方向の伝送容量を上り方向の伝送容量よ
り大きくとることができる単一の伝送路を用いた時分割
の双方向データ伝送を可能とする。 【解決手段】 単一の伝送路を用いた時分割の双方向伝
送方法において、マスタ側装置からスレーブ側装置への
下り方向送信信号の送出時間tmを、スレーブ側装置か
らマスタ側装置への上り方向送信信号の送出時間tsよ
りも長くする。この結果、単位時間当たりのデータの伝
送速度である伝送レートに関し、上り方向の伝送レート
より下り方向の伝送レートが高くなる。このようにし
て、時分割の双方向伝送において、下り方向の伝送容量
を上り方向の伝送容量よりも大きくすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は単一の伝送線路を用
いた双方向データ伝送方法及び双方向データ伝送システ
ムに関し、特に時分割による双方向データ伝送方法及び
双方向データ伝送システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ビデオ・オン・デマンド(VO
D)に見られるように、既存の伝送媒体を使用して加入
者宅内にまで映像情報を伝送する技術の検討が進められ
ている。この場合、情報を提供する側から加入者側への
伝送路には、1本の光ファイバ、同軸ケーブル、あるい
は1対の2線式メタリック・ケーブルが用いられる(以
後の説明において、情報提供者側から加入者側へのデー
タ伝送方向を「下り方向」、加入者側から情報提供者側
へのデータ伝送方向を「上り方向」と呼ぶ)。
【0003】既存の一対の二線式メタリック・ケーブル
を利用した双方向加入者線伝送方式としては、時分割双
方向伝送(ピンポン)伝送方式と、エコーキャンセラ伝
送方式が良く知られている。
【0004】図14はISDN用ピンポン伝送方式の基
本構成を示すブロック図である。図において伝送路2の
両端は、マスタ側装置50とスレーブ側装置60とで終
端されている。マスタ側装置50は映像情報等を提供す
る側の送受信装置であり、スレーブ側装置60は各加入
者宅に備えられ主として映像情報等の供給を受ける側の
送受信装置である。
【0005】マスタ側装置50は、データ送信の回路と
して、送信データの速度を高速化する速度変換部51と
高速化された送信データの信号を増幅する送信回路54
とがある。データ受信の回路としては、伝送路2を介し
て受信したデータを増幅する受信回路55と受信データ
の速度を低速化する速度変換部53とがある。送受信制
御部52は、内部にクロックを有しており、送信と受信
の切替えのタイミングを制御する。スイッチ56は、送
受信制御部52からの指令を受けて、送信と受信の切替
えを行う。
【0006】マスタ側装置60は、データ送信の回路と
して、送信データの速度を高速化する速度変換部61と
高速化された送信データの信号を増幅する送信回路64
とがある。データ受信の回路としては、伝送路2を介し
て受信したデータを増幅する受信回路65と受信データ
の速度を低速化する速度変換部63とがある。送受信制
御部62は、マスタ側装置50の送受信の切替えタイミ
ングに同期して、スレーブ側装置の送信と受信の切替え
のタイミングを制御する。スイッチ66は、送受信制御
部62からの指令を受けて、送信と受信の切替えを行
う。
【0007】このような構成の伝送システムにより、マ
スタ側装置50から映像情報等を提供することができ
る。図15はピンポン伝送方式の送信信号を示す図であ
る。ここで、情報提供者側であるマスタ側装置50から
情報の利用者側であるスレーブ側装置60への送信信号
を下り方向送信信号とし、スレーブ側装置60からマス
タ側装置への送信信号を上り方向送信信号とする。そし
て、伝送される信号はバースト伝送であり、下り方向の
送信と上り方向の送信との1サイクルがバースト周期で
ある。
【0008】この伝送方式では、下り方向送信信号の送
出時間と、上り方向送信信号の送出時間とは同じ長さで
ある。従って、上り方向の送信データの伝送レートと下
り方向の送信信号の伝送レートは同じとなる。
【0009】VODでは、基本的には加入者側への映像
情報の提供が主たる目的となる。そのため、制限された
伝送容量の有効利用の観点から、下り方向の伝送容量を
上り方向の伝送容量よりも大きくとることが望ましい。
ところが、前述のようにピンポン方式はISDNなどへ
の適用を目的として、上り方向、及び下り方向の伝送容
量を等しく取るものであり、必ずしもVODシステムに
適した伝送方式とはなっていなかった。
【0010】そこで、様々な伝送方式において適用でき
るような、下り方向の伝送容量を上り方向の伝送容量よ
りも大きくとることができる非対象伝送方式が望まれて
いる。その例として、現在、北米において実用化が待た
れているADSL(Asymmetric Digital Subscriber Li
ne) がある。ADSLは既存の電話回線を利用して下り
方向の伝送容量を上げる技術であり、周波数帯域分割多
重方式を用いている。
【0011】このような、周波数帯域分割多重方式によ
る1本の伝送路を使用したVODでは、利用する周波数
帯域を上り方向よりも下り方向へ広くとるように設計さ
れている。これにより、下り方向への伝送容量を上り方
向への伝送容量より大きくとることができ、主たる目的
である加入者側への映像情報の提供を可能なものとして
いる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ADSL等の
従来の周波数帯域分割多重方式により非対象双方向伝送
を実現するには大規模なハードウェアが必要となり、経
済性の面で問題がある。。また、現状の光ファイバや同
軸ケーブルを使用したVODシステムでは、上り方向の
加入者側からの制御情報は別回線を使用して伝送するこ
とも行われているが、この場合には一加入者当たりの伝
送路は上り下り用に2本必要である。従って、大規模な
設備投資が必要となり、この方式も経済的でない。
【0013】このように、従来の伝送方式により非対象
双方向伝送を行う場合には、いずれの方式であっても設
備の大規模化を避けることができないという問題点があ
った。従って、既存の伝送路を有効利用した経済的な非
対象双方向伝送方式の確立が重要となる。また、今後の
光ファイバによる加入者への情報伝送においても、1本
の伝送路による双方向伝送を実現することは、経済性の
面からも重要である。
【0014】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、下り方向の伝送容量を上り方向の伝送容量よ
り大きくとることができる単一の伝送路を用いた時分割
の双方向データ伝送方法を提供することを目的とする。
【0015】また、本発明の他の目的は、下り方向の伝
送容量を上り方向の伝送容量より大きくとることができ
る単一の伝送路を用いた時分割の双方向データ伝送シス
テムを提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決するために、図1に示すように、主として各種情報を
提供する側であるマスタ側装置と前記マスタ側装置から
の情報の供給を受ける側であるスレーブ側装置とにより
単一の伝送路の両端が終端されているデータ伝送システ
ムの時分割による双方向データ伝送方法において、前記
マスタ側装置から前記スレーブ側装置への下り方向伝送
レートを、前記スレーブ側装置から前記マスタ側装置へ
の上り方向伝送レートよりも高くする、ことを特徴とす
る双方向データ伝送方法が提供される。この方法によ
り、時分割の双方向伝送において、下り方向の伝送容量
が、上り方向の伝送容量よりも大きくなる。
【0017】また、本発明では図3、図4に示すよう
に、単一の伝送路1を利用した時分割による双方向デー
タ伝送システムにおいて、伝送路1の一端に接続され、
伝送路1を介して送信されてくるデータの伝送レートよ
りも高い下り方向伝送レートにより、下り方向送信デー
タを送出するマスタ側装置10と、伝送路1の他端に接
続され、上り方向伝送レートにより、上り方向送信デー
タを送出するスレーブ側装置20と、を有することを特
徴とする双方向データ伝送システムが提供される。
【0018】この構成によれば、マスタ側装置10は、
伝送路1を介して送信されてくる上り方向伝送レートよ
りも高い下り方向伝送レートにより、下り方向送信デー
タを送出する。スレーブ側装置20は、上り方向伝送レ
ートにより上り方向送信データを送出する。これによ
り、下り方向の伝送容量が、上り方向の伝送容量よりも
大きくなる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明の第1の原理図であ
る。下り方向送信信号(マスタ側装置からスレーブ側装
置への伝送データ)と上り方向送信信号(スレーブ側装
置からマスタ側装置への伝送データ)とは、バースト周
期内で1回ずつ出力される。下り方向送信信号はバース
ト周期開始直後に送出開始される。下り方向送信信号の
送出時間tmはバースト周期の半分以上の時間を使用し
ている。上り方向送信信号は、下り方向送信信号の送出
が終了してからガードタイム経過後に送出を開始する。
上り方向送信信号の送出時間tsは、下り方向送信信号
の送出時間tmよりも短い時間である。
【0020】これにより、単位時間当たりのデータ伝送
容量は、下り方向のデータの方が上り方向のデータより
も多くなる。言い換えると、下り方向のデータ伝送レー
トは、上り方向のデータ伝送レートよりも高くなる。こ
の結果、映像情報等の各種情報を提供する側であるマス
タ側装置から供給されるデータの量を増やすことができ
る。従って、1本の伝送路により、情報提供者側から加
入者に高品質の映像等を提供することができる。
【0021】なお、上記の場合には、伝送路速度は一定
である。ここで伝送路速度とは、送信信号を送出する際
のクロック周波数により定まる信号の送出速度である。
一方、実際にデータが送出される際には、ガード・タイ
ムが必要であったり、上り方向と下り方向は同時に送信
できない等、データを送出できる期間が限られる。この
限られた期間で送出可能な単位時間当たりのデータ量が
伝送レートである。
【0022】図2は本発明の第2の原理図である。この
図は、下り方向送信信号送出時間tmを極力長く取った
場合である。この場合においては、バースト周期の殆ど
の時間は下り方向送信信号の送出時間tmに使用されて
いる。余った時間は、ガード・タイムである。上り方向
送信信号送出時間tsはガード・タイムの時間内であ
り、必要な時にのみ行われる。これにより、伝送路速度
により定まるデータ伝送容量の殆どを下り方向のデータ
伝送に使用することができる。
【0023】さらに、下り方向送信信号送出時間tmと
上り方向送信信号送出時間tsとの比率を自由に換えら
れるようにすることもできる。比率の変更機能はマスタ
側装置に備えておき、スレーブ側からの要求により変換
するようにすることも可能である。そして、場合によっ
ては、上り方向送信信号送出時間tsを下り方向送信信
号送出時間tmより長くとり、上り方向の伝送容量を大
きくとっても良い。
【0024】図3は本発明を実施するためのマスタ側装
置10のブロック図である。フレーム周期設定部11
は、バースト周期とフレーム周期とをパラメータとして
設定する。フレームとは、送信データに同期用のビット
パターンや各種制御情報を付加したものであり、ここで
いうフレーム周期とは、1フレームを出力するための時
間である。マスタ側装置10のフレーム周期が、下り方
向送信信号送出時間となる。そして、設定されたバース
ト周期から下り方向送信信号送出時間を差し引き、ガー
ド・タイムを考慮することにより上り方向送信信号送出
時間、つまり上り方向のフレーム周期が定まる。フレー
ム周期回路12は、マスタ・クロック13からのクロッ
ク信号を受けとり、バースト周期と下り方向送信信号送
出時間とをカウントする。送受切替制御部14は、バー
スト周期と下り方向送信信号送出時間とから送受信のタ
イミングを制御する。
【0025】速度変換部15は、送信データの伝送速度
を高速化する。例えば。160Kb/sの速度のデータ
を320Kb/sに変換する。送信回路17は、速度変
換部15で高速可された送信データの信号を増幅する。
スイッチ19は、送受信切替制御部14からの信号を受
け取り、伝送路1に対するデータ送信と受信との切替え
を行う。
【0026】伝送路1を介して伝送されてきた受信デー
タは、受信回路18に入力される。受信回路18は、ク
ロック位相調整回路18a、判定回路18b、等化回路
18cで構成されている。等化回路18cは、受信デー
タの波形の歪みを成形する。判定回路18bは、ディジ
タルの「0」、「1」を判別する。クロック位相調整回
路18aは、受信信号とマスタ・クロックとの位相のず
れを調整する。速度変換部16は、受信回路18から出
力されるデータの伝送速度を低速化し、受信データとし
て出力する。
【0027】図4は本発明を実施するためのスレーブ側
装置20のブロック図である。フレーム同期回路21
は、受信回路26が受信したデータにより、マスタ側装
置10(図3に示す)に設定されたバースト周期と下り
方向のフレーム周期とから、上り方向のフレーム周期
(上り方向送信信号送出時間)を認識する。そして、バ
ースト周期と上り方向送信信号送出時間をカウントす
る。送信切替制御部23は、バースト周期と上り方向送
信信号送出時間とから送受信の切替えのタイミングを制
御する。速度変換部22は、送信データの伝送速度を高
速化する。送信回路25は、速度変換部22で高速化さ
れた送信データの信号を増幅する。スイッチ27は、送
受切替制御部23からの信号を受け取り、伝送路1に対
するデータ送信と受信との切替えを行う。
【0028】伝送路1を介して伝送されてきた受信デー
タは、受信回路26に入力される。受信回路26は、ク
ロック抽出回路26a、判定回路26b、等化回路26
cで構成される。等化回路26cは、受信データの波形
の歪みを成形する。判定回路26bは、ディジタル信号
の「0」、「1」を判別する。クロック抽出回路26a
は、受信信号からタイミンングを抽出しフレーム同期回
路21に渡す。フレーム同期回路21は、このタイミン
ングによりフレームの同期をとり、スレーブ側からの送
信信号送出時間を決定する。速度変換部24は、受信回
路26から出力されるデータの伝送速度を低速化し、受
信データとして出力する。
【0029】以上の図3、図4に示すようなマスタ側装
置10とスレーブ側装置20とにより1つの伝送路によ
る双方向データ伝送システムが構成されている。そし
て、データ伝送を行うためには、まずバースト周期と下
り方向のフレーム周期とをフレーム周期設定部11に設
定する。フレーム周期回路12は、その設定値によりバ
ースト周期と下り方向送信信号送出時間とを認識し、そ
の時間をカウントする。
【0030】バースト周期と下り方向送信信号送出時間
との値は、スレーブ側装置20にも伝送される。そし
て、フレーム同期回路21内にその値が設定される。こ
のバースト周期と下り方向送信信号送出時間とにより、
上り方向送信信号送出時間が定まり、スレーブ側装置2
0においてもバースト周期と上り方向送信信号送出時間
とを認識することができる。
【0031】そして、バースト周期の開始時には、マス
タ側装置10ではスイッチ19が送信側に切替えられス
レーブ側装置20ではスイッチ27が受信側に切替えら
れる。フレーム周期の開始時から下り方向送信信号送出
時間が経過すると、マスタ側装置10ではスイッチ19
が受信側に切替えられスレーブ側装置20ではスイッチ
27が送信側に切替えられる。
【0032】このようにしてマスタ側において上下方向
の伝送容量を任意の値に設定可能となる。この伝送容量
は、必ずしも下り方向に多くとる必要はなく、必要に応
じて上り方向の伝送容量を多くすることもできる。ま
た、スレーブ側装置からの切替え要求により、フレーム
周期設定部の設定値を変えるような構成にすることもで
きる。
【0033】図5はスレーブ側装置からの要求により伝
送容量を設定する双方向伝送システムを示す図である。
スレーブ側装置20aに入力される送信データは、多重
化回路31を介して入力される。多重化回路31は、送
受信伝送容量設定要求を送信データに対し多重化する。
スレーブ側装置20aは、送受信伝送容量設定要求を送
信データとともにマスタ側装置10aに伝送する。その
データをマスタ側装置10aが受信すると、分離化回路
32により送受信伝送容量設定要求が分離される。分離
された送受信伝送容量設定要求は、フレーム周期設定部
11aに送られる。フレーム周期設定部11aは、送受
信伝送容量設定要求に従って、下り方向のフレーム周期
を設定する。
【0034】図6はスレーブ側装置からの要求により伝
送容量を設定する際の手順を示すフローチャートであ
る。このフローチャートは、マスタ側装置とスレーブ側
装置との間のリンクが設定された時点で開始される。 ステップ1(S1)では、スレーブ側装置において、ス
レーブ側の受信回路のトレーニングを行う。このトレー
ニングとは、トレーニング信号と呼ばれる信号をマスタ
側装置から受け取り、その信号から設定すべき各種パラ
メータの値を認識し、そのパラメータを設定する行為で
ある。これを行うことにより、伝送路を介して転送され
てきたデータを受信回路が受信できるようになる。 ステップ2(S2)では、マスタ側装置において、マス
タ側の受信回路のトレーニングを行う。 ステップ3(S3)では、スレーブ側装置において、送
受信伝送容量設定要求を送信データに多重化して、マス
タ側装置に対して伝送する。 ステップ4(S4)では、マスタ側装置において、送受
信伝送容量設定要求を認識する。 ステップ5(S5)では、マスタ側装置において、送受
信伝送容量設定要求に従いフレーム周期を設定する。 ステップ6(S6)では、スレーブ側装置において、マ
スタ側装置で設定されたフレーム周期を認識し、内部の
フレーム同期回路に設定する。
【0035】図7は下り方向及び上り方向の送信データ
のフレーム構成を示す図である。下り方向、及び上り方
向の送信データのフレーム構成は、フレーム同期ビッ
ト、ハウス・キーピング・ビット、送信データの順にな
っている。ここで、フレーム同期ビットは、フレーム同
期確立用の同期パターンである。また、ハウス・キーピ
ング・ビットは、保守・監視・制御用のデータである。
図のように、フレーム同期ビットとハウス・キーピング
・ビットとは、双方のフレームに同じ容量だけ含まれる
が、送信データは下り方向のデータ量が、上り方向のデ
ータ量よりも多くなっている。
【0036】このようにして、スレーブ側装置から上り
方向の伝送容量と下り方向の伝送容量との設定を変更す
ることが可能となる。例えば、VODの通信回線にこの
ような双方向伝送システムを使用すれば、加入者側から
の要求により、提供される画像の品質や情報の種類数等
を任意に変更することができる。この結果、加入者の希
望に応じた態様の情報を臨機応変に提供することが可能
となる。
【0037】図8は下り方向の伝送容量に応じて画像品
質を変える双方向データ伝送システムを示す図である。
多重化回路31aは送受信伝送容量設定要求を、送信デ
ータに対し多重化する。スレーブ側装置20bは送受信
伝送容量設定要求を、送信データとともにマスタ側装置
10bに伝送する。そのデータをマスタ側装置10bが
受信すると、分離化回路32aにより送受信伝送容量設
定要求が分離される。分離された送受信伝送容量設定要
求は、フレーム周期設定部11bに転送されるととも
に、画像・音声符号化装置34に入力される。画像・音
声符号化装置34は、送受信伝送容量設定要求により決
定される画像・音声符号化速度により、画像・音声のデ
ータの圧縮符号化を行う。フレーム周期設定部11b
は、送受信伝送容量設定要求に従って、下り方向のフレ
ーム周期を設定する。符号化されたデータはスレーブ側
装置20bに伝送され、画像・音声複号化装置33で複
号化される。
【0038】これにより、加入者の要求により画像品質
を選択することが可能となる。例えば、情報提供者側と
対話型でデータ通信を行う場合には、画像品質を犠牲に
してもある程度の上り方向の伝送容量を確保し、映画鑑
賞をする場合のように情報提供者側へ送信すべきデータ
が少ない時には、下り方向の伝送容量を増やし高品質の
映像を楽しむことができる。さらに、この方式をMPE
G(Moving Picture Experts Group)で定められた符号
化方式と組み合わせることにより、既存の伝送路を用い
た映像情報の提供の実用化の可能性が高くなる。
【0039】図9は下り方向の伝送容量に応じてチャネ
ル数を変える双方向データ伝送システムを示す図であ
る。多重化回路31bは、受信チャネル数設定要求を送
信データに対し多重化する。スレーブ側装置20cは受
信チャネル数設定要求を、送信データとともにマスタ側
装置10cに伝送する。一方、スレーブ側装置20cの
受信データはチャネル選択部35に入力される。チャネ
ル選択部35は、受信データに含まれる各種チャネルの
中から任意のチャネルを選択する。
【0040】マスタ側装置10cが受信した信号は、分
離化回路32bにより受信チャネル数設定要求が分離さ
れる。分離された受信チャネル数設定要求は、フレーム
周期設定部11cに転送されるとともに、チャネル多重
化回路36に入力される。チャネル多重化回路36は、
複数のチャネル36a〜36cの画像・音声データを管
理しており、受信チャネル数設定要求に応じたチャネル
数を多重化し、送信データとして出力する。フレーム周
期設定部11cは、受信チャネル数設定要求で指定され
たチャネル数の送信に必要な下り方向のフレーム周期を
設定する。
【0041】図10は下り方向の伝送容量に応じてチャ
ネル数を変える際の手順を示すフローチャートである。
このフローチャートは、マスタ側装置とスレーブ側装置
との間のリンクが設定された時点で開始される。 ステップ7(S7)では、スレーブ側装置において、マ
スタ側装置からのトレーニング用のパルス信号を受け取
り各種パラメータの値等を決定し、データを受信可能な
状態にする。 ステップ8(S8)では、マスタ側装置において、スレ
ーブ側装置と同様に各種パラメータの値等を決定し、デ
ータを受信可能な状態にする。 ステップ9(S9)では、スレーブ側装置において、受
信チャネル数設定要求を出力する。この受信チャネル数
設定要求は、図9に示す送受信容量設定要求として、多
重化回路31bにより送信信号に多重化される。 ステップ10(S10)では、マスタ側装置において、
分離化回路32bにより受信チャネル数設定要求が分離
され、それをチャネル多重化回路36が認識する。 ステップ11(S11)では、マスタ側装置において、
チャネル多重化回路36が受信チャネル数設定要求で指
定されたチャネル数に、送信チャネル数を設定する。な
お、1つのチャネルで必要な伝送容量は決まっているた
め、送信チャネル数が決定することにより下り方向の伝
送容量が必然的に定まる。 ステップ12(S12)では、マスタ側装置において、
フレーム周期設定部11cに送信すべきチャネル数に応
じたフレーム周期が設定される。 ステップ13(S13)では、マスタ側装置において、
送信すべき全てのチャネルのデータを多重化して送信す
る。 ステップ14(S14)では、スレーブ側装置におい
て、フレーム周期設定部11cに設定されたレーム周期
を認識する。 ステップ15(S15)では、スレーブ側装置におい
て、チャネル選択部35により、伝送されてきた複数の
チャネルから任意にチャネルを選択する。
【0042】図11は下り方向の伝送容量に応じてチャ
ネル数を変える双方向データ伝送システムの送信データ
のフレーム構成を示す図である。下り方向の送信データ
のフレーム構成は、フレーム同期ビット、ハウス・キー
ピング・ビット、及び複数のチャネルデータの順になっ
ている。一方、上り方向の送信データのフレーム構成
は、フレーム同期ビット、ハウス・キーピング・ビッ
ト、送信データの順である。図のように、下り方向の送
信データには、受信チャネル数設定要求で指定したチャ
ネル数のデータが含まれている。
【0043】これにより、加入者は下り方向の伝送容量
を増やすことにより、複数のチャネルの画像・音声の提
供を受け、その中から所望のチャネルを選択することが
できる。
【0044】図12は送信データをセル化して伝送する
双方向データ伝送システムを示す図である。スレーブ側
装置20dにおいて、送信データと送受信伝送容量設定
要求とは、セル化回路39で固定長のセル(パケット)
のデータに変換した後、スレーブ側装置20dに入力さ
れる。スレーブ側装置20dの受信データは、デセル化
回路40によりセル化されたデータを連続データに変換
された後出力される。
【0045】マスタ側装置10dにおいても、送信デー
タはセル化回路41でセル化され、受信データはデセル
化回路42で連続データに変換される。連続データに変
換された後、送受信伝送容量設定要求が分離されフレー
ム周期設定部11dに入力される。これにより、送受信
すべきデータをセル化して伝送することができる。
【0046】図13は下り方向送信信号停止期間内に上
り方向送信信号を送出する双方向データ伝送システムを
示す図である。フレーム周期設定部11eには、一定周
期で一定の時間(信号停止時間)信号の送出を停止する
ようにフレーム周期が設定されている。マスタ側装置1
0eは、設定されたフレーム周期で送信できるようなフ
レーム構成により下り方向の送信信号を出力する。スレ
ーブ側装置20eは、内部のフレーム同期回路21aに
より、フレーム周期と信号停止期間を検出する。送信デ
ータ制御部37は、信号停止時間内において上り方向の
送信データを出力する。
【0047】マスタ側装置10eには受信データ検出部
38が設けられており、フレーム周期設定部11eで設
定されている信号停止時間の間に伝送されたデータを受
信データとして認識する。
【0048】加入者側から情報提供者へはコマンド等の
短い指令が送信できれば十分な場合には、図13に示す
ように、下り方向のフレームの間に設けられる信号停止
時間内に上り方向のデータを送信する。これにより、バ
ースト周期内の極力長い時間を下り方向信号の送信に使
用することができる。
【0049】なお、信号停止期間は、時分割のデータ伝
送を行う場合にはバーストデータの間に必要なガード・
タイム程度にすることもできる。この場合、バースト周
期からガード・タイムを差し引いた時間が下り方向の送
信信号送出時間となる。そして上り方向のデータの送信
は、ガード・タイム内で行われる。
【0050】以上の説明のように、本発明によれば、V
OD等における下り方向のデータ容量を多くとれること
により、1本の伝送路を用いて高品質の映像を供給する
ことが可能となる。しかも、本発明では、時分割伝送方
式の上り方向のフレーム周期と下り方向のフレーム周期
の長さを変えるだけで実現可能なため、ハードウェア構
成も複雑にならずにすむ。従って、経済的にみても実用
化の可能性が高くなる。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、1本の
伝送路において制限された伝送容量の多くを下り方向に
配分できるようにしたため、VODのように下り方向の
データ量が多い場合において、高品質な映像等を加入者
に提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の原理図である。
【図2】本発明の第2の原理図である。
【図3】本発明を実施するためのマスタ側装置のブロッ
ク図である。
【図4】本発明を実施するためのスレーブ側装置のブロ
ック図である。
【図5】スレーブ側装置からの要求により伝送容量を設
定する双方向伝送システムを示す図である。
【図6】スレーブ側装置からの要求により伝送容量を設
定する際の手順を示すフローチャートである。
【図7】下り方向及び上り方向の送信データのフレーム
構成を示す図である。
【図8】下り方向の伝送容量に応じて画像品質を変える
双方向データ伝送システムを示す図である。
【図9】下り方向の伝送容量に応じてチャネル数を変え
る双方向データ伝送システムを示す図である。
【図10】下り方向の伝送容量に応じてチャネル数を変
える際の手順を示すフローチャートである。
【図11】下り方向の伝送容量に応じてチャネル数を変
える双方向データ伝送システムの送信データのフレーム
構成を示す図である。
【図12】送信データをセル化して伝送する双方向デー
タ伝送システムを示す図である。
【図13】下り方向送信信号停止時間内に上り方向送信
信号を送出する双方向データ伝送システムを示す図であ
る。
【図14】ISDN用ピンポン伝送方式の基本構成を示
すブロック図である。
【図15】ピンポン伝送方式の送信信号を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 伝送路 10 マスタ側装置 11 フレーム周期設定部 12 フレーム周期回路 13 マスタ・クロック 14 送受切替制御部 15,16 速度変換部 17 送信回路 18 受信回路 19 スイッチ 20 スレーブ側装置 21 フレーム同期回路 22 速度変換部 23 送受切替制御部 24 速度変換部 25 送信回路 26 受信回路 27 スイッチ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主として各種情報を提供する側であるマ
    スタ側装置と前記マスタ側装置からの情報の供給を受け
    る側であるスレーブ側装置とにより単一の伝送路の両端
    が終端されているデータ伝送システムの時分割による双
    方向データ伝送方法において前記マスタ側装置から前記
    スレーブ側装置への下り方向伝送レートを、前記スレー
    ブ側装置から前記マスタ側装置への上り方向伝送レート
    よりも高くする、 ことを特徴とする双方向データ伝送方法。
  2. 【請求項2】 前記上り方向伝送レートを前記下り方向
    伝送レートよりも高くする際には、バースト周期内に占
    める前記マスタ側装置から前記スレーブ側装置への下り
    方向信号送出時間を、前記スレーブ側装置から前記マス
    タ側装置への上り方向信号送出時間よりも長く設定する
    ことを特徴とする双方向データ伝送方法。
  3. 【請求項3】 単一の伝送路を利用した時分割による双
    方向データ伝送システムにおいて、 前記伝送路の一端に接続され、前記伝送路を介して送信
    されてくるデータの上り方向伝送レートよりも高い下り
    方向伝送レートにより、下り方向送信データを送出する
    マスタ側装置と、 前記伝送路の他端に接続され、前記上り方向伝送レート
    により、上り方向送信データを送出するスレーブ側装置
    と、 を有することを特徴とする双方向データ伝送システム。
  4. 【請求項4】 単一の伝送路を利用した時分割による双
    方向データ伝送システムにおいて、 前記伝送路の一端に接続され、バースト周期、及び前記
    バースト周期内でデータを送信するための下り方向信号
    送出時間が任意に設定され、前記下り方向信号送出時間
    で下り方向送信データを送出するマスタ側装置と、 前記伝送路の他端に接続され、前記バースト周期内にお
    ける前記下り方向信号送出時間が占める時間以外の時間
    を上り方向信号送出時間として上り方向送信データを送
    出するスレーブ側装置と、 を有することを特徴とする双方向データ伝送システム。
  5. 【請求項5】 下り方向信号送出時間を指令する伝送容
    量設定要求を上り方向送信データと多重化し、前記スレ
    ーブ側装置に入力する多重化手段と、 前記マスタ側装置が受信したデータから前記伝送容量設
    定要求を分離する分離手段と、 前記伝送容量設定要求で指令された値を、前記マスタ側
    装置の下り方向信号送出時間として設定する信号送出時
    間設定手段と、 をさらに有することを特徴とする請求項4記載の双方向
    データ伝送システム。
  6. 【請求項6】 前記分離手段から前記伝送容量設定要求
    を受け取ることにより下り方向送信データの伝送容量を
    検知し、前記下り方向送信データの伝送容量に応じた符
    号化レートにより画像や音声のデータを符号化し、下り
    方向送信データとしてマスタ側装置に入力する符号化手
    段と、 前記スレーブ側装置が受信したデータから前記下り方向
    送信データの伝送容量を検知し、前記符号化レートと同
    じ速度で複合化を行う複合化手段と、 をさらに有することを特徴とする請求項5記載の双方向
    データ伝送システム。
  7. 【請求項7】 前記マスタ側装置からスレーブ側装置へ
    画像や音声のデータを提供するための複数のチャネルを
    管理しており、前記分離手段から前記伝送容量設定要求
    を受け取ることにより下り方向送信データの伝送容量を
    検知し、前記下り方向送信データの伝送容量に応じた数
    の前記チャネルのデータを下り方向送信データとして前
    記マスタ側装置に入力するチャネル多重化手段と、 前記スレーブ側装置が受信したデータから任意のチャネ
    ルのデータを選択して獲得するチャネル選択手段と、 をさらに有することを特徴とする請求項5記載の双方向
    データ伝送システム。
  8. 【請求項8】 前記マスタ側装置の送信データを固定長
    のデータにセル化するとともに、前記マスタ側装置が受
    信したセル化されたデータをもとの連続のデータに戻す
    マスタ側セル化デセル化手段と、 前記スレーブ側装置の送信データを固定長のデータにセ
    ル化するとともに、前記スレーブ側装置が受信したセル
    化されたデータをもとの連続のデータに戻すスレーブ側
    セル化デセル化手段と、 をさらに有することを特徴とする請求項4記載の双方向
    データ伝送システム。
  9. 【請求項9】 単一の伝送路を利用した時分割による双
    方向データ伝送システムにおいて、 前記伝送路の一端に接続され、バースト周期、及び前記
    バースト周期内の一定の停止時間を除いた時間が下り方
    向信号送出時間として設定され、前記下り方向信号送出
    時間内で下り方向送信データを送出するマスタ側装置
    と、 前記伝送路の他端に接続され、前記停止時間内の時間で
    上り方向送信データを送出するスレーブ側装置と、 を有することを特徴とする双方向データ伝送システム。
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