JPH0994007A - 移植機の覆土装置 - Google Patents

移植機の覆土装置

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JPH0994007A
JPH0994007A JP25414295A JP25414295A JPH0994007A JP H0994007 A JPH0994007 A JP H0994007A JP 25414295 A JP25414295 A JP 25414295A JP 25414295 A JP25414295 A JP 25414295A JP H0994007 A JPH0994007 A JP H0994007A
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JP
Japan
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soil
earth
cam
planting
seedling
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Application number
JP25414295A
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English (en)
Inventor
Motoi Nishio
基 西尾
Akio Hamada
浜田  昭夫
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 植付装置60により植付けられた土付苗Pの
覆土を、畝14を崩すことなく確実に行う。 【解決手段】 上下駆動される揺動支持体4と、該揺動
支持体4に取付けられた土寄せアーム2とを備え、該土
寄せアーム2は、揺動支持体4が下動するときに圃場に
植付けられた土付苗Pの側方で圃場に接地する土寄せ部
2aを有し、揺動支持体4が下動するにしたがって土寄
せ部2aが土付苗Pに接近しかつ揺動支持体4に対して
上方揺動するように土寄せアーム2を揺動支持体4に揺
動自在に取付け、土寄せ部2aを下方揺動する方向に土
寄せアーム2を付勢する付勢手段3を揺動支持体4に設
ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、野菜移植機におけ
る、苗植え付け後の覆土装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、植付筒を上下駆動することで
圃場の畝に土付苗を植付ける植付装置を走行車両に備え
て、畝を跨いで走行しつつ畝に所定間隔で土付苗を植付
ける移植機において、土付苗の土部が空気にさらされて
該土部の水分が蒸発し、苗の根部が活着するまでに苗が
枯れてしまうことを防止するために、苗の左右両側方で
畝上を転動する覆土輪によって、苗の周囲の土を苗側に
寄せて覆土するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した覆土
輪によれば、土寄せをするために所要の押圧力で覆土輪
を畝に対して押し付けておく必要があり、該覆土輪は畝
上を転動するものであるが故に、かかる覆土輪の押し付
け力によって畝の外形を崩し、また、畝の土を押し固め
るように作用して土の保水性が悪化し、場合によっては
作物の発育不良が生じることもあり、さらに、覆土輪は
苗を左右から列状に押さえていくものであるから充分な
覆土ができない場合もあった。
【0004】さらに、特にマルチフィルムを張った畝に
苗を移植する場合には、所要の力で畝に対して押し付け
られた覆土輪がマルチフィルム上を転動することによ
り、マルチフィルムにシワや破れが発生することがあっ
た。そこで、本発明は、圃場に植付けられた苗に対して
局所的に土寄せする新規な覆土手段を提供することで、
上記問題点を解決することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、次の技術的手段を講じた。すなわち、
本発明の覆土装置は、走行車両に取付けた装置フレーム
に、植付筒を上下駆動することで圃場に土付苗を植付け
る植付装置を備えて、走行しつつ圃場に所定間隔で土付
苗を植付ける移植機において、前記装置フレームに対し
て上下揺動する揺動支持体と、該揺動支持体に取付けら
れた土寄体とを備え、該土寄体は、揺動支持体が下動す
るときに圃場に植付けられた土付苗の側方で圃場に接地
する土寄せ部を有し、土寄せ部が土付苗に接近しかつ揺
動支持体に対して上方揺動するように土寄体は揺動支持
体に揺動自在に取付けられ、土寄せ部を下方揺動する方
向に土寄体を付勢する付勢手段を揺動支持体に設けたこ
とを特徴とし、土寄体の土寄せ部は、圃場に植付けられ
た土付苗の近傍においてのみ圃場に接地するため、圃場
に畝が形成されている場合や、マルチフィルムが張られ
ている場合においても、覆土装置によって畝を崩した
り、畝を押し固めたり、マルチフィルムにシワや破れを
生じることがなく、さらに、付勢手段によって接地方向
に付勢される土寄せ部は、圃場への接地した時点から少
量ずつ圃場の土を土付苗に向けて土寄せし、揺動支持体
がさらに下動して土寄体が上方揺動するにしたがって付
勢手段による付勢力が増し、土寄せ部が土付苗に接近す
るにしたがって強く接地して所要の量の土寄せを確実に
行い、土付苗の土部を確実に覆土する。また、付勢手段
を交換する等により付勢力を調節することによって、覆
土量の調節作業をも容易かつ迅速に行える。
【0006】さらに、本発明は、土寄体を左右一対設け
ることで覆土作用の確実化を図るととともに、土寄体を
アーム状に構成して、その基端部が前後方向の軸心回り
に揺動支持体に枢支され、アーム先端部に土寄せ部が設
けられて該先端部は左右内方かつ下方に向けられている
ので、構造の簡素化が図られ、土寄せ部を前後方向に長
尺棒状とすることで、土寄体が上下揺動しても土寄せ部
は圃場に対して同様に接地して、土寄せ作用を奏する。
【0007】また、本発明は、植付装置の駆動軸に設け
たカムにより揺動支持体を上下揺動させることで、植付
装置と覆土装置との動作タイミングの調節の容易化を図
るとともに、駆動軸を共用することで構造の簡素化を図
る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づいて説明する。図5に示す野菜移植機11は、
走行車両12の後部に操縦ハンドル13を有する歩行型
であって、畝14を跨いでその長手方向に走行しつつ、
土付苗をマルチフィルムMで覆われた畝14に所定間隔
で植え付けるものである。
【0009】走行車両12は、主フレーム15、主フレ
ーム15の前端部に設けられた架台16等を備えてい
る。主フレーム15は角パイプ等で形成され、その前部
が下向きに曲がっていて架台16の側部に固定されてお
り、後部が上向きに曲がっていて操縦ハンドル13の取
付部とされている。架台16上にはエンジン17が搭載
され、このエンジン17はボンネット18で覆われてお
り、架台16の後部にはミッションケース19が固定さ
れ、このミッションケース19にエンジン17の動力が
伝動されている。
【0010】ミッションケース19内からの動力は、左
右側方に突出する車輪伝動軸20と、この車輪伝動軸2
0よりも後方に設けられて左右側方に突出する第1PT
O軸21と、後上方に突出する第2PTO軸22の3系
統で取り出すようになっている。車輪伝動軸20の左右
端には軸心回りに上下揺動する伝動ケース23を介して
左右の駆動輪24(後輪)を支持して、伝動ケース23
内の巻掛伝動体により駆動輪24を駆動可能にしてい
る。この駆動輪24は畝14間の溝内を転動する。ま
た、走行車両12の前部には、左右一対の前輪26、畝
高さ検出ローラ27が備えられている。
【0011】走行車両12の後部には、移植作業部50
が設けられている。この移植作業部50は、苗供給装置
51と、該苗供給装置51から供給される土付苗を植付
筒61によって畝14に植え付ける植付装置60と、苗
が植付けられる位置に予めマルチフィルムMに移植孔を
穿けるマルチフィルム穿孔装置81と、畝14に植付け
られた土付苗の土部を覆土する覆土装置1等を有してい
る。苗供給装置51は第2PTO軸22の回転動力によ
り駆動され、また、植付装置60、マルチ穿孔装置81
及び覆土装置1は第1PTO軸21の回転動力により駆
動される。
【0012】苗供給装置51は、主フレーム15上に装
着されており、土付苗が育苗されたポット部46aが縦
横に多数配設された苗トレイ46を横方向及び縦方向に
移送しつつ、この苗トレイ46から、植付装置60に対
して所定の苗取出位置にて苗取出爪52により土付苗を
一つずつ取り出して、該土付苗を植付装置60上方まで
移送した後に植付筒61内に落とし込むようになされて
いる。なお、苗トレイ46は樹脂製で可撓性を有し、縦
横に多数配列したポット部46aが背面に突出して備え
られており、各ポット部46aに土付苗が育苗されてい
る。
【0013】この苗供給装置51の動力受入軸53に
は、第2PTO軸22に連結された伝動軸54がユニバ
ーサルジョイントを介して連結されて、該伝動軸54か
らの動力により上記した動作が繰り返される。前記植付
装置60及びマルチ穿孔装置81は、図6及び図7にも
示すように、ミッションケース19の第1PTO軸21
に上下揺動自在に支持された装置フレーム62上に備え
られている。この装置フレーム62は、角パイプ状の左
右フレーム62L,62Rと、これら左右フレーム62
L,62Rを連結する連結フレーム62Aとから主構成
されている。右フレーム62Rの前端部にはボルト63
等の固定具によってブラケット64が着脱自在に取付け
られ、このブラケット64の前端部と左フレーム62L
の前端部とに設けられたベアリング65に第1PTO軸
21が挿通支持されており、ブラケット64を取り外す
ことにより装置フレーム62を走行車両12から取り外
すことで、植付装置60及びマルチ穿孔装置81を一体
的に走行車両12から取り外すことができる。
【0014】また、装置フレーム62の後部には左右一
対の支持ローラ66が設けられ、装置フレーム62の後
端部は主フレーム15にスプリング(図示せず)を介し
て吊持されており、支持ローラ66を畝14上を転動さ
せることで畝14の高さに追従して装置フレーム62を
上下揺動可能となされている。なお、この支持ローラ6
6は、従来は鎮圧・覆土輪となされていたものである
が、本実施の形態では、単に植付深さを調節するための
ものである。従って、支持ローラ66に作用する荷重は
極力小さくすることができ、畝14を崩すことを防止で
きるとともに、土を押し固めることで保水性が悪化する
ことを防止できる。
【0015】前記植付装置60は、苗供給装置51から
供給される土付苗を畝14に所定間隔で植付けるべく畝
14に対して上下に突き刺し運動される植付筒61と、
この植付筒61を上下揺動自在に支持する揺動リンク機
構67とから主構成されている。揺動リンク機構67
は、下端側が前後揺動自在となるように上端部が装置フ
レーム62に軸支された第1平行リンク68を備え、こ
の第1平行リンク68の下端部に揺動プレート69を枢
結し、この揺動プレート69に第2平行リンク70の前
端部を枢結し、この第2平行リンク70の後端部に植付
筒61を枢結している。また、第2平行リンク70の上
側リンク70aに、装置フレーム62に設けた左右方向
の駆動軸71に設けたクランクアーム72の先端部をベ
アリングを介して枢結している。
【0016】この駆動軸71は、装置フレーム62に固
定の左右のベアリング73に回転自在に支持されてい
る。駆動軸72の左端部にはスプロケット74が設けら
れている。このスプロケット74と、第1PTO軸21
の左端部に設けたスプロケット75とには伝動チェン7
6が巻回されて、エンジン17の回転動力を駆動軸71
に伝動するようになっている。これらスプロケット7
4,75及び伝動チェン76はチェンケース77で覆わ
れており、このチェンケース77にはチェン76の張り
具合を調節するための調節ローラ78が設けられてい
る。
【0017】したがって、第1PTO軸21からの動力
により駆動軸71を介してクランクアーム72が回転す
ることで、第1、第2平行リンク68,70により植付
筒61が上下に揺動しながら前後にも揺動するようにな
っており、走行しながら植付筒61を畝14に突き刺す
際において、植付筒61が圃場に対して略前方移動のな
いようになっている。
【0018】また、植付筒61は、下部に開閉自在なオ
ープナを備えており、オープナは植付筒71の軌跡の下
端側にて畝14に突入したときに連動具79によって前
後に開き、畝14に移植穴を形成すると共に、該移植穴
に土付苗を植付け得るようになっている。また、植付筒
61の後方側にはスクレーパ80が設けられており、植
付筒61が畝14に突入された後に揺動リンク機構67
によって上昇移動される際に、植付筒61の外側壁及び
内側壁に付着した土をかき落とすようになっている。
【0019】前記マルチフィルム穿孔装置81は、図8
にも示すように、ガスバーナー式の穿孔手段82を備
え、この穿孔手段82は平行リンク83を介して上下動
自在に装置フレーム62に連結されている。なお、穿孔
手段82にはガス供給管を接続するガス管接続部102
が前方に突出して設けられている。平行リンク83の上
側リンク83aにはカムローラ84(カム係合部)が枢
着されている。このカムローラ84は、前記駆動軸71
に設けられた円板状の平面カム85の外周を転動するよ
うになっており、植付装置60とマルチ穿孔装置81と
を同一の駆動軸71で駆動することで、装置の簡素化、
コスト低減を図っている。また、穿孔手段82の自重に
よって、カムローラ84をカム85の外周に押し付ける
方向に付勢されている。
【0020】カム85の周方向一部には凹陥部86が形
成されており、この凹陥部86にカムローラ84が落ち
込むことで、図3に二点鎖線で示すように自重により穿
孔手段82が下動して、穿孔手段82の下端部に設けた
加熱体87をマルチフィルムMに押し当てることで、マ
ルチフィルムMに移植孔を穿孔するようになっている。
また、カム85は、マルチフィルムMを穿孔した後即座
に穿孔手段82を上昇させるように形成されているとと
もに、凹陥部86を除く他の部分は、穿孔手段82を上
昇限の待機位置で保持するべく駆動軸71軸心からの距
離が略一定の外周形状に形成されている。
【0021】さらに、カム85は、穿孔手段82を待機
位置(図8に実線で示す)で保持する第1カム88と、
穿孔手段82により圃場のマルチフィルムMを穿孔する
べく穿孔手段82を待機位置から下降させて再度待機位
置まで上昇させる第2カム89とからなる。即ち、第2
カム89に凹陥部86が形成され、第1カム88のカム
部分が略一定の外周形状とされ、これら第1カム88の
外周カム部と第2カム89の外周カム部との組合せによ
って、上記カム85を構成してある。
【0022】なお、第1カム88の板厚よりも、第2カ
ム89の板厚の方が大きくなされており、凹陥部86を
有する第2カム89の磨耗を低減しつつも、第2カム8
9ほどには部材強度が要求されない第1カム88を薄板
として、装置の軽量化、部材コスト低減を図っている。
第1カム88は駆動軸71に固定されており、この第1
カム88に第2カム89が駆動軸71軸心回りに相対角
度調節自在に連結されている。かかる構成として種々の
ものが採用できるが、本実施の形態では、第1カム88
にボルト孔(図示せず)を周方向2ヵ所に設け、該ボル
ト孔に連通する円弧状の長孔90を第2カム89に設
け、これらボルト孔及び長孔90にボルト91を挿通し
てナット(図示せず)を締結することで、第1カム88
と第2カム89とを締結固定し得るようになっており、
ボルト91を若干緩めると長孔90の範囲内で第1カム
88と第2カム89との相対角度調節ができるようにな
っている。
【0023】また、第1カム88と第2カム89とは、
駆動軸71の軸心方向に重合する部分を有し、第1カム
88の重合部分、及び第2カム89の重合部分には、先
窄まりの円錐棒状の調整作業具を挿通することで第1カ
ム88と第2カム89との駆動軸71軸心回りの相対取
付角度を調整可能な丸孔状の調節孔92,93がそれぞ
れ設けられている。なお、調節孔92,93は少なくと
も一対設けられていればよいが、2対又は3対以上設け
てもよく、第1カム88の一つの調節孔92とこれに対
応する第2カム89の一つの調節孔93とが重合すると
き他の対の調節孔92,93同士が一部に連通する部分
を残して周方向にずれるように構成するのが好ましい。
【0024】前記装置フレーム62には、図6に示すよ
うに、移植筒61が軌跡の上死点にあることを検出する
上限検出近接スイッチ101が設けられている。該スイ
ッチ101は、駆動軸71を支持する左側のベアリング
73上に取付けられて、クランクアーム72が上限位置
にきたときにスイッチ101がオンとなり、該スイッチ
101からの検出信号によって走行車両12の走行を止
めることなく移植作業部50の駆動を一時的に停止させ
ることで、土付苗の植付間隔を制御している。そして、
予め設定された所定距離を走行すると移植作業部50の
作動を再開するようになっている。
【0025】また、装置フレーム62には、図9に示す
ように、駆動軸71の駆動が一時停止したとき、植付筒
61等の慣性の大小にかかわらず植付筒61を軌跡中途
部の一定位置で制動するべく第1カム88が係合可能な
ストッパー96(ブレーキアーム)が、カム85の近傍
で横軸回りに上下揺動可能に設けられている。このスト
ッパー96は、コイルスプリング97により上方揺動す
るように付勢されており、装置フレーム62に固定の規
制体98に当接することで上方揺動が所定位置で規制さ
れている。そして、ストッパー96の上部には、第1カ
ム88の側面の周縁部近傍に設けたブレーキローラ99
が嵌合する係合凹部100が設けられている。
【0026】したがって、移植作業部50の各動作部の
慣性によりカム85が若干回転して、第1カム88のブ
レーキローラ99がスプリング97の付勢力に抗してス
トッパー96を押し下げて、該ローラ99がストッパー
96の係合凹部100に嵌合した状態で移植筒61の運
動が停止するため、常に軌跡の中途部の一定位置で移植
筒61を停止させることができ、動作の安定性が向上す
る。
【0027】前記覆土装置1は、図1〜図4に示すよう
に、植付装置60に連動する駆動機構40によって装置
フレーム62に対して上下揺動する揺動支持体4と、該
揺動支持体4に取付けられたアーム状の土寄体2(土寄
せアーム)とを備えている。揺動支持体4は、前後方向
に長尺の左右一対の棒状フレームを左右方向の連結フレ
ーム4Aで連結一体化してなり、前端部が、装置フレー
ム62に下方延出状に設けたブラケット9の下端部に左
右方向の軸4aを介して回動自在に連結されており、後
端部が上下揺動可能とされている。
【0028】前記駆動機構40は、植付筒61の上下揺
動の周期とほぼ同じ周期で揺動支持体4を上下揺動させ
るものであって、植付装置60と共用の駆動軸71と、
該駆動軸71の中途部に設けられた円盤状の平面カム5
とを備えており、該カム5によって揺動支持体4が上下
揺動されるように構成されている。また、このカム5よ
りも前方で、装置フレーム61の左右連結フレーム62
Aの中途部には左右方向の軸7aが設けられ、この軸7
aに、前後方向に長尺の揺動アーム7の基端部(前端
部)が回動自在に連結されている。揺動アーム7の先端
部(後端部)には左右方向の軸心回りに回動自在なカム
ローラ6が設けられ、該カムローラ6が平面カム85の
外周を転動するようになっている。なお、揺動アーム7
は、揺動支持体4の上方に配置されている。
【0029】平面カム5の周方向一部には凹陥部5aが
形成されており、この凹陥部5aにカムローラ6が落ち
込むことで揺動アーム7が下動するように構成されてい
る。さらに、カム5は、揺動アーム7を下動した後即座
に再度上動させるように形成されているとともに、凹陥
部5aを除く他の部分は、揺動アーム7を上動位置で保
持するべく駆動軸71軸心からの距離が略一定の外周形
状に形成されている。なお、このカム5は一つの部材に
より構成することもできるが、上記したマルチ穿孔装置
81のカム85と同様の構成とすることもできる。
【0030】揺動アーム7は長手方向(前後方向)に伸
縮可能に構成され、該アーム7を伸縮することでカムロ
ーラ6とカム5との相対位置関係を変更して、カム5に
より揺動アーム7が下動するタイミングを調節可能であ
る。即ち、揺動アーム7は、基部側の第1部材7Aと、
該第1部材7Aに長手方向取付位置調節自在に固定され
た第2部材7Bとを有する。第1部材7Aには長手方向
に延びる長孔31が長手方向に2つ並設され、第2部材
7Bに設けた係合ボルト32を長孔31内に係合させる
ことで、長孔31の範囲内で第2部材7Bを第1部材7
Aに対して伸縮可能である。
【0031】揺動アーム7の前後方向中途部と、揺動支
持体4の前後方向中途部とには、連動リンク8の上下端
部がそれぞれ枢結されており、装置フレーム62が固定
節、揺動アーム7が原動節、揺動支持体4が従動節とな
る四節リンク機構が構成されている。従って、揺動アー
ム7が上下揺動されるにともなって、揺動支持体4が図
2に実線で示す待機位置と二点鎖線で示す下動位置とに
上下揺動される。なお、連動リンク8の下端部と揺動支
持体4との連結構造を詳細に説明すると、揺動支持体4
の連結フレーム4Aの左右方向中途部に後方に延出する
ブラケット30が一体に設けられ、該ブラケット30の
後端部に、連動リンク8の下端部を左右方向の軸心回り
回動自在に連結している。また、連動リンク8の上端部
は、揺動アーム7に長手方向に複数設けた取付軸33の
うちいずれか一つに枢支され、揺動支持体4の動作調節
可能とされている。
【0032】土寄体2は、ロッド状のアーム部の基端部
に筒状部2bを有するとともに先端部に前後方向に長尺
棒状の土寄せ部2aを有してなる。この土寄せ部2a
は、前後方向中央部がやや縮径されて前後方向両端にし
たがって徐々に膨径されて、畝14に植付けられた苗を
左右側方から包み込むように覆土するように作用すると
ともに、畝14に対して曲面接触するため、畝14にみ
だりに穴を穿けることが防止される。また、駆動機構4
0によって揺動支持体4が下動するときに圃場に植付け
られた土付苗Pの側方で畝14に接地するように土寄せ
部2aが配置されている。
【0033】土寄体2は左右一対設けられており、各土
寄体2のアーム基端部に設けた筒状部2bは揺動支持体
4の後端部に回動可能に外嵌されることで、土寄体2が
前後方向の軸心回りに揺動支持体4に枢支されている。
なお、筒状部2bよりも前方側で揺動支持体4に設けた
フランジ部4bによって筒状部2bの前方への移動が規
制され、筒状部2bよりも後方側で揺動支持体4に着脱
自在に外嵌固定した抜止め規制部材10により筒状部2
bの後方への移動が規制されている。フランジ部4b
は、揺動支持体4に一体的に設けてもよいが、揺動支持
体4の後端部外周にねじ溝を設けて、このねじ溝にフラ
ンジ部4bとなるナットを前後方向位置調節自在に螺着
することもでき、土寄体2の前後方向位置を調節可能と
できる。
【0034】左右の土寄体2の先端部は左右内方かつ下
方に向けられた姿勢で下方への揺動が抜止め規制部材1
0により規制されており、かかる姿勢から上方への揺動
は許容されている。本実施の形態では、土寄体2は、略
45°斜め下方に向けられた姿勢で、規制部材10と筒
状部2bとが周方向に係合して、土寄体2の下方揺動が
規制されている。
【0035】従って、図1(a)(b)(c)に示すよ
うに、揺動支持体4が下動して土寄せ部2aが接地した
状態(図1a)からさらに揺動支持体4が下動するにし
たがって、土寄体2が上方揺動されて、アーム先端部の
土寄せ部2aは左右内方に移送され、この土寄せ部2a
が畝14に植付けられた土付苗Pに接近しかつ揺動支持
体4に対して上方揺動することとなる。
【0036】また、土寄せ部2aを下方揺動する方向に
土寄体2を付勢する付勢手段3を揺動支持体4に設けて
いる。この付勢手段3は、筒状部2bに外嵌されたコイ
ルスプリングにより構成されており、該コイルスプリン
グ3の一端はフランジ部4bに掛止され、他端は土寄体
2のアーム部基端に掛止されている。このスプリング3
は、土寄体2が規制部材10により下方揺動が規制され
ている姿勢(図1a参照)においても、ある程度の付勢
力が付与されている。このスプリング3は、規制部材1
0と土寄体とを揺動支持体4から取り外すことによって
容易かつ迅速に交換可能とされており、このようにして
土寄体2の付勢力の調節作業を行うことで最適の土寄せ
量を容易かつ迅速に設定できる。
【0037】上記した実施の形態によれば、土寄体2の
土寄せ部2aは、圃場の畝14に植付けられた土付苗P
の近傍においてのみ畝14に接地するため、覆土装置1
によって畝14を崩したり、畝14を押し固めたり、マ
ルチフィルムMにシワや破れを生じることがない。さら
に、スプリング3によって接地方向に付勢される土寄せ
部2aは、畝14に接地した時点(図1b)から少量ず
つ畝14の外層部の土を土付苗Pに向けて手で包み込む
ように土寄せしていき、揺動支持体4がさらに下動して
土寄体2がスプリング3の付勢力に抗して上方揺動する
にしたがってスプリング3による付勢力が増し、土寄せ
部2aが土付苗Pに接近するにしたがって強く接地して
所要の量の土寄せを確実にしかも丁寧に行い、土付苗P
の土部Paを確実に覆土する。
【0038】また、左右の土寄体2は、それぞれ独立し
て上方揺動可能とされ、個別のスプリング3により下方
揺動方向に付勢されているので、畝14に植付られた土
付苗Pの左右側方の土の状態が異なる場合であっても、
左右の土寄体2がそれぞれの状態に適応して上方揺動し
て適切な土寄せを行うため、覆土の確実性の向上が図ら
れる。
【0039】本発明は、上記実施の形態に限定されるも
のではなく、適宜設計変更することができる。例えば、
上記実施の形態では歩行型移植機に本発明装置を採用し
たが、乗用型移植機に本発明装置を採用することもで
き、また、多条植え移植機に採用することもできる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の移植機の
覆土装置では、装置フレームに対して上下揺動する揺動
支持体と、該揺動支持体に取付けられた土寄体とを備
え、該土寄体は、揺動支持体が下動するときに圃場に植
付けられた土付苗の側方で圃場に接地する土寄せ部を有
し、土寄せ部が土付苗に接近しかつ揺動支持体に対して
上方揺動するように土寄体は揺動支持体に揺動自在に取
付けられ、土寄せ部を下方揺動する方向に土寄体を付勢
する付勢手段を揺動支持体に設けたので、土寄体の土寄
せ部は、圃場に植付けられた土付苗の近傍においてのみ
圃場に接地するため、圃場に畝が形成されている場合
や、マルチフィルムが張られている場合においても、覆
土装置によって畝を崩したり、畝を押し固めたり、マル
チフィルムにシワや破れを生じることがなく、さらに、
付勢手段によって接地方向に付勢される土寄せ部は、圃
場への接地した時点から少量ずつ圃場の土を土付苗に向
けて土寄せし、揺動支持体がさらに下動して土寄体が上
方揺動するにしたがって付勢手段による付勢力が増し、
土寄せ部が土付苗に接近するにしたがって強く接地して
所要の量の土寄せを確実に行い、土付苗の土部を確実に
覆土することができ、また、付勢手段を交換する等によ
り付勢力を調節することによって、覆土量の調節作業を
も容易かつ迅速に行うことができる。
【0041】さらに、本発明は、土寄体を左右一対設け
ることで覆土作用の確実化を図るととともに、土寄体を
アーム状に構成して、その基端部が前後方向の軸心回り
に揺動支持体に枢支され、アーム先端部に土寄せ部が設
けられて該先端部は左右内方かつ下方に向けられている
ので、構造の簡素化を図ることができ、土寄せ部を前後
方向に長尺棒状とすることで、土寄体が上下揺動しても
土寄せ部は圃場に対して同様に接地して、土寄せ作用を
奏することができる。
【0042】また、本発明は、植付装置の駆動軸に設け
たカムにより揺動支持体を上下揺動させることで、植付
装置と覆土装置との動作タイミングの調節の容易化を図
ることができるとともに、駆動軸を共用することで構造
の簡素化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る覆土装置の作用説明
図である。
【図2】同覆土装置の側面図である。
【図3】同覆土装置の平面図である。
【図4】同覆土装置の要部を示す平面断面図である。
【図5】同覆土装置が装着された移植機の全体を示す簡
略側面図である。
【図6】移植機の移植作業部の側面図である。
【図7】移植機の移植作業部の平面図である。
【図8】マルチフィルム穿孔装置を示す側面図である。
【符号の説明】
1 覆土装置 2 土寄体 2a 土寄せ部 3 付勢手段 4 揺動フレーム 11 移植機 12 走行車両 40 駆動機構 60 植付装置 61 植付筒 62 装置フレーム M マルチフィルム P 土付苗 Pa 土付苗の土部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行車両(12)に取付けた装置フレー
    ム(62)に、植付筒(61)を上下駆動することで圃
    場に土付苗(P)を植付ける植付装置(60)を備え
    て、走行しつつ圃場に所定間隔で土付苗(P)を植付け
    る移植機(11)において、 前記装置フレーム(62)に対して上下揺動する揺動支
    持体(4)と、該揺動支持体(4)に取付けられた土寄
    体(2)とを備え、該土寄体(2)は、揺動支持体
    (4)が下動するときに圃場に植付けられた土付苗
    (P)の側方で圃場に接地する土寄せ部(2a)を有
    し、土寄せ部(2a)が土付苗(P)に接近しかつ揺動
    支持体(4)に対して上方揺動するように土寄体(2)
    は揺動支持体(4)に揺動自在に取付けられ、土寄せ部
    (2a)を下方揺動する方向に土寄体(2)を付勢する
    付勢手段(3)を揺動支持体(4)に設けたことを特徴
    とする移植機の覆土装置。
  2. 【請求項2】 土寄体(2)は左右一対設けられるとと
    もにアーム状に構成され、基端部が前後方向の軸心回り
    に揺動支持体(4)に枢支され、先端部に土寄せ部(2
    a)が設けられて該先端部は左右内方かつ下方に向けら
    れており、土寄せ部(2a)は前後方向に長尺棒状とさ
    れていることを特徴とする請求項1に記載の移植機の覆
    土装置。
  3. 【請求項3】 植付装置(60)の駆動軸(71)に設
    けたカム(5)により揺動支持体(4)が上下揺動され
    ることを特徴とする請求項1又は2に記載の移植機の覆
    土装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002142521A (ja) * 2000-11-13 2002-05-21 Iseki & Co Ltd 苗植機の植付鎮圧装置
JP2008005717A (ja) * 2006-06-27 2008-01-17 Nippon Beet Sugar Mfg Co Ltd 移植機
JP2014064528A (ja) * 2012-09-26 2014-04-17 Kubota Corp 苗移植機
CN106068804A (zh) * 2016-08-17 2016-11-09 江西省农业科学院土壤肥料与资源环境研究所 播种盖土器及小籽粒作物播种机
CN120359879A (zh) * 2025-05-19 2025-07-25 上海工程技术大学 一种幼苗覆土压土机构

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