JPH0994972A - インクカートリッジおよびインクジェットカートリッジ - Google Patents
インクカートリッジおよびインクジェットカートリッジInfo
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- JPH0994972A JPH0994972A JP7254064A JP25406495A JPH0994972A JP H0994972 A JPH0994972 A JP H0994972A JP 7254064 A JP7254064 A JP 7254064A JP 25406495 A JP25406495 A JP 25406495A JP H0994972 A JPH0994972 A JP H0994972A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 インクカートリッジの使用時に、第1の収納
室内の負圧発生部材からしみ出たインクによる水頭圧の
上昇を防止し、常に安定的にインクを供給してプリント
性能を維持させ、またインクカートリッジの物流中の温
度変化などに拘わらず、インクカートリッジを使用すべ
くそれを開封した時にインクが垂れ出ることを防止す
る。 【解決手段】 第1の収納室4内の負圧発生部材5と大
気連通口7との間にインク吸収体9を備え、そのインク
吸収体9によって、負圧発生部材5からしみ出たインク
を吸収保持する。
室内の負圧発生部材からしみ出たインクによる水頭圧の
上昇を防止し、常に安定的にインクを供給してプリント
性能を維持させ、またインクカートリッジの物流中の温
度変化などに拘わらず、インクカートリッジを使用すべ
くそれを開封した時にインクが垂れ出ることを防止す
る。 【解決手段】 第1の収納室4内の負圧発生部材5と大
気連通口7との間にインク吸収体9を備え、そのインク
吸収体9によって、負圧発生部材5からしみ出たインク
を吸収保持する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリント装置に交
換可能に装着されるインクカートリッジ、およびインク
ジェットカートリッジに関するものである。
換可能に装着されるインクカートリッジ、およびインク
ジェットカートリッジに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、インクジェットプリント装置
に交換可能に装着されるインクカートリッジとして、イ
ンクを収納する第1の収納室と第2の収納室が形成され
て、その第1の収納室内にスポンジなどの負圧発生部材
を備えたものが提案されている。負圧発生部材を備えた
第1の収納室は、大気との連通を得るための大気連通口
が設けられ、この第1の収納室内における大気連通口近
傍の領域は、負圧発生部材がインクを保持していない領
域となっている。また、この第1の収納室には、負圧発
生部材に保持されたインクをインクジェットプリント装
置のインクジェットヘッドに供給するためのインク供給
口が設けられている。第2の収納室は、第1の収納室の
大気連通口から離れた位置に設けられた微小の連通部の
みを介して、その第1の収納室に連通されており、この
第2の収納室は実質的に密閉状態となってインクを収容
している。そして、インクカートリッジの使用時には、
微小の連通部を介して、第1、第2の収納室間にて気液
交換が行われることによって、その微小の連通部を通し
て第2の収納室から第1の収納室にインクが補給される
ことになる。
に交換可能に装着されるインクカートリッジとして、イ
ンクを収納する第1の収納室と第2の収納室が形成され
て、その第1の収納室内にスポンジなどの負圧発生部材
を備えたものが提案されている。負圧発生部材を備えた
第1の収納室は、大気との連通を得るための大気連通口
が設けられ、この第1の収納室内における大気連通口近
傍の領域は、負圧発生部材がインクを保持していない領
域となっている。また、この第1の収納室には、負圧発
生部材に保持されたインクをインクジェットプリント装
置のインクジェットヘッドに供給するためのインク供給
口が設けられている。第2の収納室は、第1の収納室の
大気連通口から離れた位置に設けられた微小の連通部の
みを介して、その第1の収納室に連通されており、この
第2の収納室は実質的に密閉状態となってインクを収容
している。そして、インクカートリッジの使用時には、
微小の連通部を介して、第1、第2の収納室間にて気液
交換が行われることによって、その微小の連通部を通し
て第2の収納室から第1の収納室にインクが補給される
ことになる。
【0003】さらに、他のインクカートリッジとして
は、気温の変化などで第1の収納室内の負圧発生部材か
らしみ出したインクを負圧発生部材に戻せるようにし
て、インクを最後まで使えるようにしたものも提案され
ている。また、第1の収納室と大気連通口との間に隙間
を設けることによって、インクカートリッジを使用すべ
く開封したときに、しみ出したインクをその隙間に一時
的に蓄える構造のものはすでに製品化されている。
は、気温の変化などで第1の収納室内の負圧発生部材か
らしみ出したインクを負圧発生部材に戻せるようにし
て、インクを最後まで使えるようにしたものも提案され
ている。また、第1の収納室と大気連通口との間に隙間
を設けることによって、インクカートリッジを使用すべ
く開封したときに、しみ出したインクをその隙間に一時
的に蓄える構造のものはすでに製品化されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】今日、インクジェット
プリント装置には、大判印刷や大量印刷が要求されるよ
うになり、それに使用されるインクカートリッジも大容
量化が要求されている。一方、インクカートリッジに
は、省スペース化、低価格化が追求された上、例えば、
インクジェットプリント装置の走査キャリッジ上に装着
されて、インクジェットヘッドと直結される。このよう
な要求事項とコストのバランスをとったシンプルな構成
のインクカートリッジも製品化されている。
プリント装置には、大判印刷や大量印刷が要求されるよ
うになり、それに使用されるインクカートリッジも大容
量化が要求されている。一方、インクカートリッジに
は、省スペース化、低価格化が追求された上、例えば、
インクジェットプリント装置の走査キャリッジ上に装着
されて、インクジェットヘッドと直結される。このよう
な要求事項とコストのバランスをとったシンプルな構成
のインクカートリッジも製品化されている。
【0005】しかしながら、大判印刷などに対応するた
めには、インクカートリッジのインク容量を増加する必
要がある。さらに、インクジェットプリント装置におけ
るラインバッファーメモリ数削減のため、キャリッジ上
に複数のインクジェットヘッドを搭載するときには、そ
れらのインクジェットヘッド間の距離をキャリッジの走
査方向において小さく設定する場合が多く、必然的に、
キャリッジ上にインクカートリッジを載せる場合にはイ
ンクカートリッジの幅に関する制約があり、そのためイ
ンクカートリッジの高さ方向と奥行き方向でインク容量
を増加させることになる。また、インクジェットプリン
ト装置のフットスペースを小さくするためには、インク
カートリッジの高さを増加するだけでインク容量を増大
できることが望ましい。
めには、インクカートリッジのインク容量を増加する必
要がある。さらに、インクジェットプリント装置におけ
るラインバッファーメモリ数削減のため、キャリッジ上
に複数のインクジェットヘッドを搭載するときには、そ
れらのインクジェットヘッド間の距離をキャリッジの走
査方向において小さく設定する場合が多く、必然的に、
キャリッジ上にインクカートリッジを載せる場合にはイ
ンクカートリッジの幅に関する制約があり、そのためイ
ンクカートリッジの高さ方向と奥行き方向でインク容量
を増加させることになる。また、インクジェットプリン
ト装置のフットスペースを小さくするためには、インク
カートリッジの高さを増加するだけでインク容量を増大
できることが望ましい。
【0006】しかし、インクカートリッジの高さを増加
させた場合、負圧発生部材にインクをしみこませて保持
する構造のインクカートリッジでは、その高さの増加分
に応じてインクジェットヘッドにかかる水頭圧が高くな
りやすく、一方、これを防止するために負圧発生部材の
密度を上げると、インクカートリッジ内に使用できずに
残るインク量が増加し、容積の増加に見合った有効イン
ク量の増加が望めなくなる。
させた場合、負圧発生部材にインクをしみこませて保持
する構造のインクカートリッジでは、その高さの増加分
に応じてインクジェットヘッドにかかる水頭圧が高くな
りやすく、一方、これを防止するために負圧発生部材の
密度を上げると、インクカートリッジ内に使用できずに
残るインク量が増加し、容積の増加に見合った有効イン
ク量の増加が望めなくなる。
【0007】そこで、前述したようなインクカートリッ
ジ、すなわち、負圧発生部材を備えた第1の収納室と、
これに連通する第2の収納室が形成されたインクカート
リッジを使用することが考えられる。しかし、この場合
には、次のような問題がある。
ジ、すなわち、負圧発生部材を備えた第1の収納室と、
これに連通する第2の収納室が形成されたインクカート
リッジを使用することが考えられる。しかし、この場合
には、次のような問題がある。
【0008】(1).インクカートリッジ内のインクを
途中まで使用した時の温度変化や気圧の変化によって、
第2の収納室内の空気が膨張し、その第2の収納室内の
インクが第1の収納室内に押し出される。このとき、第
1の収納室内の負圧発生部材による負圧の発生は見込め
なくなり、正圧の状態となる。その結果、印字などのプ
リント中や吸引回復動作の後におけるインク吐出口のメ
ニスカスの形成に悪影響が生じる。ここで、吸引回復動
作は、インクジェットヘッドのインク吐出口から増粘し
たインクなどを吸引して排出する動作をいう。
途中まで使用した時の温度変化や気圧の変化によって、
第2の収納室内の空気が膨張し、その第2の収納室内の
インクが第1の収納室内に押し出される。このとき、第
1の収納室内の負圧発生部材による負圧の発生は見込め
なくなり、正圧の状態となる。その結果、印字などのプ
リント中や吸引回復動作の後におけるインク吐出口のメ
ニスカスの形成に悪影響が生じる。ここで、吸引回復動
作は、インクジェットヘッドのインク吐出口から増粘し
たインクなどを吸引して排出する動作をいう。
【0009】(2).インク容量を大きくすると、イン
クカートリッジの物流中の主に温度変化(特に、低温時
のインクの体積膨張)のために、インクが第1の収納室
の負圧発生部材から盛り上がる。インクカートリッジの
物流姿勢によっては、温度が上昇したときにインクが負
圧発生部材に戻れずに、大気連通口側に溜まっていくこ
とがあり、この場合には、インクカートリッジの開封時
にインクが漏れて垂れやすくなる。また、正圧状態のイ
ンクがインクジェットヘッドに供給されることにより、
印字などのプリント性能に悪影響をおよぼすおそれがあ
る。
クカートリッジの物流中の主に温度変化(特に、低温時
のインクの体積膨張)のために、インクが第1の収納室
の負圧発生部材から盛り上がる。インクカートリッジの
物流姿勢によっては、温度が上昇したときにインクが負
圧発生部材に戻れずに、大気連通口側に溜まっていくこ
とがあり、この場合には、インクカートリッジの開封時
にインクが漏れて垂れやすくなる。また、正圧状態のイ
ンクがインクジェットヘッドに供給されることにより、
印字などのプリント性能に悪影響をおよぼすおそれがあ
る。
【0010】(3).上記(2)の現象の程度が軽い場
合でも、第2の収納室から第1の収納室内に押し出され
たインクに代わって、その分だけ、微小の連通路を通し
て第1の収納室から第2の収納室に空気が移動するた
め、急激な温度上昇後や気圧減少後にインクカートリッ
ジを開封した場合、その空気の膨張により第2の収納室
から第1の収納室内に押し出されたインクを負圧発生部
材によって受けとめることができず、そのインクが大気
連通部から外部にしみ出てしまうおそれがある。また、
インク供給口を開封した際には、第1の収納室内におけ
るインク供給口部分が陽圧状態となっているため、その
インク供給口からもインクが漏れ出るおそれもある。
合でも、第2の収納室から第1の収納室内に押し出され
たインクに代わって、その分だけ、微小の連通路を通し
て第1の収納室から第2の収納室に空気が移動するた
め、急激な温度上昇後や気圧減少後にインクカートリッ
ジを開封した場合、その空気の膨張により第2の収納室
から第1の収納室内に押し出されたインクを負圧発生部
材によって受けとめることができず、そのインクが大気
連通部から外部にしみ出てしまうおそれがある。また、
インク供給口を開封した際には、第1の収納室内におけ
るインク供給口部分が陽圧状態となっているため、その
インク供給口からもインクが漏れ出るおそれもある。
【0011】本発明の目的は、負圧発生部材からしみ出
たインクに影響されることなくインクを安定的に供給し
て、常に安定したプリント性能を維持させることがで
き、また、インクの収納部の開封時にインクが漏れ出る
ことを防止することができるインクカートリッジ、およ
びインクジェットカートリッジを提供することにある。
たインクに影響されることなくインクを安定的に供給し
て、常に安定したプリント性能を維持させることがで
き、また、インクの収納部の開封時にインクが漏れ出る
ことを防止することができるインクカートリッジ、およ
びインクジェットカートリッジを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明のインクカートリ
ッジは、インクを保持するための負圧発生部材が収容さ
れ、かつインクをインクジェットヘッドに供給するため
のインク供給口と大気との連通を得るための大気連通口
とが設けられて、該大気連通口近傍の領域がインクを保
持しない領域とされた第1の収納室と、前記大気連通口
から離れた位置に設けられた微小の連通路のみを介して
前記第1の収納室に連通され、実質的に密閉状態となっ
てインクを収容する第2の収納室と、前記第1の収納室
の負圧発生部材と大気連通口との間に備えられて、該部
位に位置するインクを前記負圧発生部材から分離する分
離手段とを備えたことを特徴とする。
ッジは、インクを保持するための負圧発生部材が収容さ
れ、かつインクをインクジェットヘッドに供給するため
のインク供給口と大気との連通を得るための大気連通口
とが設けられて、該大気連通口近傍の領域がインクを保
持しない領域とされた第1の収納室と、前記大気連通口
から離れた位置に設けられた微小の連通路のみを介して
前記第1の収納室に連通され、実質的に密閉状態となっ
てインクを収容する第2の収納室と、前記第1の収納室
の負圧発生部材と大気連通口との間に備えられて、該部
位に位置するインクを前記負圧発生部材から分離する分
離手段とを備えたことを特徴とする。
【0013】本発明のインクジェットカートリッジは、
前記のインクカートリッジと、該インクカートリッジの
インク供給口に連結され、該インク供給口から供給され
るインクをインク吐出口から吐出可能なインクジェット
ヘッドとを備えてなることを特徴とする。
前記のインクカートリッジと、該インクカートリッジの
インク供給口に連結され、該インク供給口から供給され
るインクをインク吐出口から吐出可能なインクジェット
ヘッドとを備えてなることを特徴とする。
【0014】分離手段は、インクを吸収保持可能なイン
ク吸収体や、インクを貯留可能なインク溜部を有する構
成とすることができる。分離手段としてインク吸収体を
用いた場合、それは、次のように作用する。インク溜部
を用いた場合も同様である。
ク吸収体や、インクを貯留可能なインク溜部を有する構
成とすることができる。分離手段としてインク吸収体を
用いた場合、それは、次のように作用する。インク溜部
を用いた場合も同様である。
【0015】1.インクカートリッジの通常の使用時
に、気圧変化や温度変化によりインクが負圧発生部材か
らしみ出した場合、そのしみ出したインクは、インク吸
収体に吸収されて負圧発生部材から分離されるため、そ
のしみ出したインクによる余分な水頭圧がかからず、負
圧発生部材によって発生する負圧が安定することにな
る。したがって、インクが供給されるインクジェットヘ
ッドのインク吐出口からインクが垂れ出る水頭圧以下と
なるように、インク吸収体の高さを設定することによ
り、インク吐出口からインクが垂れて通常のプリント動
作に悪影響を与えるようなことはない。
に、気圧変化や温度変化によりインクが負圧発生部材か
らしみ出した場合、そのしみ出したインクは、インク吸
収体に吸収されて負圧発生部材から分離されるため、そ
のしみ出したインクによる余分な水頭圧がかからず、負
圧発生部材によって発生する負圧が安定することにな
る。したがって、インクが供給されるインクジェットヘ
ッドのインク吐出口からインクが垂れ出る水頭圧以下と
なるように、インク吸収体の高さを設定することによ
り、インク吐出口からインクが垂れて通常のプリント動
作に悪影響を与えるようなことはない。
【0016】また、インクジェットヘッドの吸引回復動
作、つまりインクジェットヘッド内の増粘したインクな
どを排出すべく、インク吐出口からインクを吸引排出す
る動作を行った場合、負圧発生部材に、インクジェット
ヘッドのインク吐出口からインクが垂れ出ない程度の水
頭圧をかける量のインクがしみ出していたとしても、第
1の収納室内のインクは負圧発生部材を通る際の抵抗の
ため、吸引排出動作後にインク吐出口からインクが垂れ
出ることはない。
作、つまりインクジェットヘッド内の増粘したインクな
どを排出すべく、インク吐出口からインクを吸引排出す
る動作を行った場合、負圧発生部材に、インクジェット
ヘッドのインク吐出口からインクが垂れ出ない程度の水
頭圧をかける量のインクがしみ出していたとしても、第
1の収納室内のインクは負圧発生部材を通る際の抵抗の
ため、吸引排出動作後にインク吐出口からインクが垂れ
出ることはない。
【0017】2.インクカートリッジの物流中の振動、
衝撃、温度変化などにより、第1の収納室内部の負圧発
生部材からインクがしみ出して、それが大気連通口の方
に移動するということが発生する。特に、その発生の度
合いはインクカートリッジの姿勢によって異なるが、大
気連通口が下方を向く姿勢の場合にはインクのしみ出し
の程度が大きくなる。従来、負圧発生部材からインクが
しみ出した場合には、インクカートリッジを使用すべく
それを開封した時に、大気連通口またはインク供給口か
らインクが垂れ出ることがあった。また、インクジェッ
トヘッドと一体型の場合は、インク滴の吐出に悪影響を
及ぼす場合があった。しかし、本発明によれば、負圧発
生部材からしみ出したインクをインク吸収体に吸収され
ることにより、そのしみ出したインクに起因するインク
垂れおよびインク滴の吐出に与える悪影響が防止される
ことになる。
衝撃、温度変化などにより、第1の収納室内部の負圧発
生部材からインクがしみ出して、それが大気連通口の方
に移動するということが発生する。特に、その発生の度
合いはインクカートリッジの姿勢によって異なるが、大
気連通口が下方を向く姿勢の場合にはインクのしみ出し
の程度が大きくなる。従来、負圧発生部材からインクが
しみ出した場合には、インクカートリッジを使用すべく
それを開封した時に、大気連通口またはインク供給口か
らインクが垂れ出ることがあった。また、インクジェッ
トヘッドと一体型の場合は、インク滴の吐出に悪影響を
及ぼす場合があった。しかし、本発明によれば、負圧発
生部材からしみ出したインクをインク吸収体に吸収され
ることにより、そのしみ出したインクに起因するインク
垂れおよびインク滴の吐出に与える悪影響が防止される
ことになる。
【0018】
【発明の実施形態】以下、本発明の実施例を図面に基づ
いて説明する。
いて説明する。
【0019】(第1の実施例)図1から図5は、本発明
の第1の実施例を説明するための図である。
の第1の実施例を説明するための図である。
【0020】図1は本実施例のインクカートリッジ1の
断面図、図2は図1のII矢視図であり、インクカート
リッジ1は図2から明らかなように薄型形状となってい
る。インクカートリッジ1の容器2の内部には、第1の
収納室4と第2の収納室3が形成されている。第1の収
納室4の側壁部には、図示しないインクジェットプリン
ト装置のインクジェットヘッドにインクを供給するため
のインク供給口6が設けられ、また第1の収納室4の上
壁部には、大気に連通される大気連通口7が設けられて
いる。さらに、第1の収納室4の内部には負圧発生部材
5とインク吸収体9が離れて配備されており、これら
は、例えばスポンジ等の多孔質部材によって形成されて
いる。第1の収納室4と第2の収納室3は、微小の連通
路としてのインク供給路8によって連通され、そのイン
ク供給路8を通して、インクが収納室4、3の間を移動
できるようになっている。第2の収納室3は、インク供
給路8によって第1の収納室4に連通されているだけで
あり、その第2の収納室3自体は実質的に密閉状態とな
っている。
断面図、図2は図1のII矢視図であり、インクカート
リッジ1は図2から明らかなように薄型形状となってい
る。インクカートリッジ1の容器2の内部には、第1の
収納室4と第2の収納室3が形成されている。第1の収
納室4の側壁部には、図示しないインクジェットプリン
ト装置のインクジェットヘッドにインクを供給するため
のインク供給口6が設けられ、また第1の収納室4の上
壁部には、大気に連通される大気連通口7が設けられて
いる。さらに、第1の収納室4の内部には負圧発生部材
5とインク吸収体9が離れて配備されており、これら
は、例えばスポンジ等の多孔質部材によって形成されて
いる。第1の収納室4と第2の収納室3は、微小の連通
路としてのインク供給路8によって連通され、そのイン
ク供給路8を通して、インクが収納室4、3の間を移動
できるようになっている。第2の収納室3は、インク供
給路8によって第1の収納室4に連通されているだけで
あり、その第2の収納室3自体は実質的に密閉状態とな
っている。
【0021】インク吸収体9は貫通する穴9Aが形成さ
れており、この穴9Aにより、負圧発生部材5と大気連
通口7とが連通されている。また、インク吸収体9は、
負圧発生部材5と大気連通口7との間で固定されている
が、機能を満たす範囲であれば、移動自在な状態であっ
ても良い。
れており、この穴9Aにより、負圧発生部材5と大気連
通口7とが連通されている。また、インク吸収体9は、
負圧発生部材5と大気連通口7との間で固定されている
が、機能を満たす範囲であれば、移動自在な状態であっ
ても良い。
【0022】図3は、インクカートリッジ1の使用状況
における断面図であり、インクカートリッジ1はインク
ジェットプリント装置に交換可能に装着され、そのイン
ク供給口6からインクジェットヘッドにインクが供給さ
れる。第2の収納室3内には、インクの消費分に相当す
る空気部分13が存在している。
における断面図であり、インクカートリッジ1はインク
ジェットプリント装置に交換可能に装着され、そのイン
ク供給口6からインクジェットヘッドにインクが供給さ
れる。第2の収納室3内には、インクの消費分に相当す
る空気部分13が存在している。
【0023】インクカートリッジ1は、外気圧の低下や
温度上昇により、第2の収納室3内における空気部分1
3の内圧が増加し、その内圧の上昇により、第2の収納
室3内のインク14がインク供給路8から第1の収納室
4内に押し出される。このとき、インク供給口6は、ノ
ズル径が小さいインクジェットヘッドに接続されている
ため、そのノズルからインクが垂れ出るよりも先に、負
圧発生部材5の上面からインクがしみ出ることになる。
図3中の21は、その負圧発生部材5の上面からしみ出
たインクであり、そのインク21は、インク吸収体9に
よって吸い取られる。インク吸収体9のぬれ性を負圧発
生部材5よりも高くすることにより、しみ出たインク2
1は、インク吸収体9に速やかに吸収される。
温度上昇により、第2の収納室3内における空気部分1
3の内圧が増加し、その内圧の上昇により、第2の収納
室3内のインク14がインク供給路8から第1の収納室
4内に押し出される。このとき、インク供給口6は、ノ
ズル径が小さいインクジェットヘッドに接続されている
ため、そのノズルからインクが垂れ出るよりも先に、負
圧発生部材5の上面からインクがしみ出ることになる。
図3中の21は、その負圧発生部材5の上面からしみ出
たインクであり、そのインク21は、インク吸収体9に
よって吸い取られる。インク吸収体9のぬれ性を負圧発
生部材5よりも高くすることにより、しみ出たインク2
1は、インク吸収体9に速やかに吸収される。
【0024】インク吸収体に9に吸収されたインク21
は、インク供給口6の負圧に影響を与えないため、イン
クジェットヘッドにインクを供給するときの負圧を負圧
発生部材5の特性によって規制して、常に適正な負圧を
付与することができる。
は、インク供給口6の負圧に影響を与えないため、イン
クジェットヘッドにインクを供給するときの負圧を負圧
発生部材5の特性によって規制して、常に適正な負圧を
付与することができる。
【0025】ここで、図10および図11により、イン
ク吸収体9を備えていないインクカートリッジ101を
比較例として説明する。図1はインクカートリッジ10
1の断面図、図2は、インクカートリッジ1の使用状況
における断面図である。
ク吸収体9を備えていないインクカートリッジ101を
比較例として説明する。図1はインクカートリッジ10
1の断面図、図2は、インクカートリッジ1の使用状況
における断面図である。
【0026】このインクカートリッジ101の場合、負
圧発生部材5の上面からにじみ出たインク21は、図1
1のように負圧発生部材5の上に溜まることになる。こ
の負圧発生部材5の上にインク21が溜まることによ
り、その分、水頭が高くなって陽圧が発生し、それがイ
ンクジェットヘッドからのインク滴の吐出に悪影響をお
よぼすことになる。また、一般のインクジェットプリン
ト装置では、インクジェットヘッドのインク吐出性能を
維持するために、ノズルのインク吐出口から強制的にイ
ンクを吸引排出する吸引回復処理が行われるようになっ
ており、その回復処理をしたときは、吸引排出した分だ
け、インク供給口6からインクジェットヘッドにインク
が供給されることになる。そのとき、負圧発生部材5の
上に溜まったインク21のために陽圧が所定の限界圧以
上となっている場合には、吸引回復処理が終了してもノ
ズルのインク吐出口からインクが漏れ出てしまうおそれ
がある。
圧発生部材5の上面からにじみ出たインク21は、図1
1のように負圧発生部材5の上に溜まることになる。こ
の負圧発生部材5の上にインク21が溜まることによ
り、その分、水頭が高くなって陽圧が発生し、それがイ
ンクジェットヘッドからのインク滴の吐出に悪影響をお
よぼすことになる。また、一般のインクジェットプリン
ト装置では、インクジェットヘッドのインク吐出性能を
維持するために、ノズルのインク吐出口から強制的にイ
ンクを吸引排出する吸引回復処理が行われるようになっ
ており、その回復処理をしたときは、吸引排出した分だ
け、インク供給口6からインクジェットヘッドにインク
が供給されることになる。そのとき、負圧発生部材5の
上に溜まったインク21のために陽圧が所定の限界圧以
上となっている場合には、吸引回復処理が終了してもノ
ズルのインク吐出口からインクが漏れ出てしまうおそれ
がある。
【0027】本発明の第1の実施例では、負圧発生部材
5の上面からにじみ出たインク21をインク吸収体9に
よって吸収するため、このような問題は生じない。
5の上面からにじみ出たインク21をインク吸収体9に
よって吸収するため、このような問題は生じない。
【0028】図4は、本実施例のインクカートリッジ1
が大気連通口7を下方に向けた姿勢のまま、低温環境に
さらされた物流中の状況の断面図である。同図中110
は、体積膨張によって盛り上がって凍ったインクであ
る。この図4の状態のインクカートリッジ1が高温環境
にさらされたときは、図5のように、凍ったインク11
0が先端から解け落ち、その解けたインク111は重力
によって大気連通口7の方に落下しようとする。しか
し、そのインク111は、インク吸収体9によって吸収
されて捕捉されることになる。したがって、インクカー
トリッジ1を使用すべく大気連通口7を開封するとき
に、その大気連通口7からインク111が垂れ出ること
が防止できる。
が大気連通口7を下方に向けた姿勢のまま、低温環境に
さらされた物流中の状況の断面図である。同図中110
は、体積膨張によって盛り上がって凍ったインクであ
る。この図4の状態のインクカートリッジ1が高温環境
にさらされたときは、図5のように、凍ったインク11
0が先端から解け落ち、その解けたインク111は重力
によって大気連通口7の方に落下しようとする。しか
し、そのインク111は、インク吸収体9によって吸収
されて捕捉されることになる。したがって、インクカー
トリッジ1を使用すべく大気連通口7を開封するとき
に、その大気連通口7からインク111が垂れ出ること
が防止できる。
【0029】(第2の実施例)図6は、本発明の第2の
実施例のインクカートリッジ1の断面図、図7は、その
インクカートリッジ1の使用状況における断面図であ
る。
実施例のインクカートリッジ1の断面図、図7は、その
インクカートリッジ1の使用状況における断面図であ
る。
【0030】本実施例では、第1の収納室4に、前述し
た実施例のようにインク吸収体9を備える代わりに、下
方にへこむインク溜部39を設け、そのインク溜部39
にインク吸収体9と同様の役割を持たせるようになって
いる。したがって、本実施例では、インク吸収体9を備
える場合よりも部品点数が少なくなってコスト的に有利
となる。
た実施例のようにインク吸収体9を備える代わりに、下
方にへこむインク溜部39を設け、そのインク溜部39
にインク吸収体9と同様の役割を持たせるようになって
いる。したがって、本実施例では、インク吸収体9を備
える場合よりも部品点数が少なくなってコスト的に有利
となる。
【0031】インクカートリッジ1の使用時に負圧発生
部材5からしみ出たインク21は、図7のようにインク
溜部39に入り込んで溜まる。したがって、そのインク
21は、インク溜部39内に溜まることによりインク供
給口6の負圧に影響を与えず、前述した実施例と同様
に、インクジェットヘッドからのインク滴の吐出に悪影
響をおよぼすことがない。また、インクカートリッジ1
をインクジェットプリント装置から外して傾けたりする
ことによって、その溜部39に溜まったインク21を負
圧発生部材5側に戻すことができるため、インクを最後
まで有効に使用できる。
部材5からしみ出たインク21は、図7のようにインク
溜部39に入り込んで溜まる。したがって、そのインク
21は、インク溜部39内に溜まることによりインク供
給口6の負圧に影響を与えず、前述した実施例と同様
に、インクジェットヘッドからのインク滴の吐出に悪影
響をおよぼすことがない。また、インクカートリッジ1
をインクジェットプリント装置から外して傾けたりする
ことによって、その溜部39に溜まったインク21を負
圧発生部材5側に戻すことができるため、インクを最後
まで有効に使用できる。
【0032】(第3の実施例)図8は、本発明の第3の
実施例のインクカートリッジ1の断面図、図9は、その
インクカートリッジ1の使用状況における断面図であ
る。
実施例のインクカートリッジ1の断面図、図9は、その
インクカートリッジ1の使用状況における断面図であ
る。
【0033】本実施例では、前述した第2の実施例にお
けるインク溜部39と、負圧発生部材5の収容位置との
間の位置に、リブ70が設けられている。インクカート
リッジ1の使用時に負圧発生部材5からしみ出たインク
21は、リブ70の高さ以上にしみ出たときに、図9の
ようにリブ70を越えてインク溜部39に入り込んで溜
まる。
けるインク溜部39と、負圧発生部材5の収容位置との
間の位置に、リブ70が設けられている。インクカート
リッジ1の使用時に負圧発生部材5からしみ出たインク
21は、リブ70の高さ以上にしみ出たときに、図9の
ようにリブ70を越えてインク溜部39に入り込んで溜
まる。
【0034】したがって、負圧発生部材5上には、リブ
70の高さ以上にインク21が溜まらず、その最大の溜
まり量がリブ70によって制限されることになる。そこ
で、そのリブ70の高さに応じて、負圧発生部材5上に
おけるインク21の最大の溜まり量に対応する陽圧をプ
リント動作に支障のない範囲内に定めることにより、イ
ンクジェットヘッドは常に安定してインク滴を吐出する
ことになる。例えば、図9のようにインク供給口6に接
続されるインクジェットヘッド200にかかる水頭Hが
60mmになってもプリント動作に特に問題が生じない
場合には、その水頭Hを越えないようにリブ70の高さ
を設定すればよい。したがって、リブ70は水頭圧のリ
ミッターとして機能することになる。また、前述した第
2の実施例と同様に、インクカートリッジ1をインクジ
ェットプリント装置から外して傾けたりすることによっ
て、その溜部39に溜まったインク21を負圧発生部材
5側に戻すことができるため、インクを最後まで有効に
使用できる。
70の高さ以上にインク21が溜まらず、その最大の溜
まり量がリブ70によって制限されることになる。そこ
で、そのリブ70の高さに応じて、負圧発生部材5上に
おけるインク21の最大の溜まり量に対応する陽圧をプ
リント動作に支障のない範囲内に定めることにより、イ
ンクジェットヘッドは常に安定してインク滴を吐出する
ことになる。例えば、図9のようにインク供給口6に接
続されるインクジェットヘッド200にかかる水頭Hが
60mmになってもプリント動作に特に問題が生じない
場合には、その水頭Hを越えないようにリブ70の高さ
を設定すればよい。したがって、リブ70は水頭圧のリ
ミッターとして機能することになる。また、前述した第
2の実施例と同様に、インクカートリッジ1をインクジ
ェットプリント装置から外して傾けたりすることによっ
て、その溜部39に溜まったインク21を負圧発生部材
5側に戻すことができるため、インクを最後まで有効に
使用できる。
【0035】(第4の実施例)図12は、本発明の第4
の実施例のインクカートリッジ1の断面図である。
の実施例のインクカートリッジ1の断面図である。
【0036】本実施例では、インク溜部39を2つのリ
ブ71、72によって3つの部分39A、39B、39
Cに仕切り、また負圧発生部材5から離れた側のリブ7
2を負圧発生部材5寄りのリブ71よりも低く設定して
いる。このように、インク溜部39を複数に仕切ること
により、その内部のインクを負圧発生部材5から遠ざけ
るように段階的に溜めることができ、そのため、インク
カートリッジ1をプリント装置のキャリッジに搭載して
使用した場合、そのキャリッジの走査時の振動などによ
ってインク溜部39内のインクが負圧発生部材5側に戻
り難くすることができる。しかも、インク溜部39を複
数に仕切ることにより、振動により生じるインク溜部3
9内のインクの波を抑えることもできる。勿論、インク
溜部39の仕切りの数や仕切りの形態は、何ら本実施例
のみに特定されない。また、インク溜部39内のインク
を負圧発生部材5側に戻り難くするように、リブ71、
72の形態を設定することもできる。例えば、リブ7
1、72の上縁部の両端部分を第1の収納室4の側壁に
沿って若干上方に延在させることにより、インクカート
リッジ1が若干傾いてもインク溜部39内のインクを止
めて、負圧発生部材5側への戻りを抑えることができ
る。
ブ71、72によって3つの部分39A、39B、39
Cに仕切り、また負圧発生部材5から離れた側のリブ7
2を負圧発生部材5寄りのリブ71よりも低く設定して
いる。このように、インク溜部39を複数に仕切ること
により、その内部のインクを負圧発生部材5から遠ざけ
るように段階的に溜めることができ、そのため、インク
カートリッジ1をプリント装置のキャリッジに搭載して
使用した場合、そのキャリッジの走査時の振動などによ
ってインク溜部39内のインクが負圧発生部材5側に戻
り難くすることができる。しかも、インク溜部39を複
数に仕切ることにより、振動により生じるインク溜部3
9内のインクの波を抑えることもできる。勿論、インク
溜部39の仕切りの数や仕切りの形態は、何ら本実施例
のみに特定されない。また、インク溜部39内のインク
を負圧発生部材5側に戻り難くするように、リブ71、
72の形態を設定することもできる。例えば、リブ7
1、72の上縁部の両端部分を第1の収納室4の側壁に
沿って若干上方に延在させることにより、インクカート
リッジ1が若干傾いてもインク溜部39内のインクを止
めて、負圧発生部材5側への戻りを抑えることができ
る。
【0037】(その他)インク吸収体9は、負圧発生部
材5と大気連通口7との間の連通路の内壁面の少なくと
も一部に接するように配備することによって、負圧発生
部材5からしみ出たインク21を吸収することができ
る。また、負圧発生部材5と大気連通口7との間の連通
路に、複数の内壁面によって稜線部が形成される場合に
は、その稜線部の一部に負圧発生部材5を接するように
配備することによって、効率良くインク21を吸収する
ことができる。
材5と大気連通口7との間の連通路の内壁面の少なくと
も一部に接するように配備することによって、負圧発生
部材5からしみ出たインク21を吸収することができ
る。また、負圧発生部材5と大気連通口7との間の連通
路に、複数の内壁面によって稜線部が形成される場合に
は、その稜線部の一部に負圧発生部材5を接するように
配備することによって、効率良くインク21を吸収する
ことができる。
【0038】また、図9のように、インクカートリッジ
1とインクジェットヘッド200とを結合した形態のイ
ンクジェットカートリッジを成して、そのインクカート
リッジをインクジェットプリント装置のキャリアなどに
交換可能に装着するようにしてもよい。
1とインクジェットヘッド200とを結合した形態のイ
ンクジェットカートリッジを成して、そのインクカート
リッジをインクジェットプリント装置のキャリアなどに
交換可能に装着するようにしてもよい。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
インクカートリッジの使用時に、例えば、第2の収納室
中に存在する空気が環境変化(温度変化、気圧変化)を
受けることによって、第1の収納室内の負圧発生部材か
らインクがしみ出たとしても、その負圧発生部材と大気
連通口との間の部位に備えられた分離手段によって、そ
の部位にまでしみ出したインクを負圧発生部材から分離
するため、負圧発生部材からしみ出たインクによる水頭
圧の上昇を防止し、常に安定的にインクを供給してプリ
ント性能を維持させることができる。
インクカートリッジの使用時に、例えば、第2の収納室
中に存在する空気が環境変化(温度変化、気圧変化)を
受けることによって、第1の収納室内の負圧発生部材か
らインクがしみ出たとしても、その負圧発生部材と大気
連通口との間の部位に備えられた分離手段によって、そ
の部位にまでしみ出したインクを負圧発生部材から分離
するため、負圧発生部材からしみ出たインクによる水頭
圧の上昇を防止し、常に安定的にインクを供給してプリ
ント性能を維持させることができる。
【0040】さらに、分離手段としてインク吸収体を用
いることにより、インクカートリッジの物流中の温度変
化などによって負圧発生部材からインクがしみ出した場
合に、そのしみ出したインクをインク吸収体によって吸
収して、インクカートリッジを使用すべくそれを開封し
た時に、インクが垂れ出ることを防止することができ
る。
いることにより、インクカートリッジの物流中の温度変
化などによって負圧発生部材からインクがしみ出した場
合に、そのしみ出したインクをインク吸収体によって吸
収して、インクカートリッジを使用すべくそれを開封し
た時に、インクが垂れ出ることを防止することができ
る。
【図1】本発明の第1の実施例のインクカートリッジの
断面図である。
断面図である。
【図2】図1のII矢視図である。
【図3】図1のインクカートリッジの使用状況における
断面図である。
断面図である。
【図4】図1のインクカートリッジが上下逆さのまま低
温環境下におかれたときの断面図である。
温環境下におかれたときの断面図である。
【図5】図4のインクカートリッジが高温環境下におか
れたときの断面図である。
れたときの断面図である。
【図6】本発明の第2の実施例のインクカートリッジの
断面図である。
断面図である。
【図7】図6のインクカートリッジの使用状況における
断面図である。
断面図である。
【図8】本発明の第3の実施例のインクカートリッジの
断面図である。
断面図である。
【図9】図8のインクカートリッジの使用状況における
断面図である。
断面図である。
【図10】従来のインクカートリッジの断面図である。
【図11】図10のインクカートリッジの使用状況にお
ける断面図である。
ける断面図である。
【図12】本発明の第4の実施例のインクカートリッジ
の断面図である。
の断面図である。
1 インクカートリッジ 2 インクカートリッジ容器 3 第2の収納室 4 第1の収納室 5 負圧発生部材 6 インク供給口 7 大気連通口 8 インク供給路 9 インク吸収体 39 インク溜部
Claims (9)
- 【請求項1】 インクを保持するための負圧発生部材が
収容され、かつインクをインクジェットヘッドに供給す
るためのインク供給口と大気との連通を得るための大気
連通口とが設けられて、該大気連通口近傍の領域がイン
クを保持しない領域とされた第1の収納室と、 前記大気連通口から離れた位置に設けられた微小の連通
路のみを介して前記第1の収納室に連通され、実質的に
密閉状態となってインクを収容する第2の収納室と、 前記第1の収納室の負圧発生部材と大気連通口との間に
備えられて、該部位に位置するインクを前記負圧発生部
材から分離する分離手段とを備えたことを特徴とするイ
ンクカートリッジ。 - 【請求項2】 前記分離手段は、インクを吸収保持可能
なインク吸収体を有することを特徴とする請求項1に記
載のインクカートリッジ。 - 【請求項3】 前記インク吸収体は、前記第1の収納室
と前記大気連通口との間を連通する穴を有することを特
徴とする請求項2に記載のインクカートリッジ。 - 【請求項4】 前記インク吸収体は、前記第1の収納室
と前記大気連通口との間の連通路の内壁面の一部に接す
ることを特徴とする請求項2または3に記載のインクカ
ートリッジ。 - 【請求項5】 前記インク吸収体は、前記第1の収納室
と前記大気連通口との間の連通路の複数の内壁面によっ
て形成された稜線部の一部に接することを特徴とする請
求項2から4のいずれかに記載のインクカートリッジ。 - 【請求項6】 前記インク吸収体は、前記負圧発生部材
よりもインクに対するぬれ性が高いことを特徴とする請
求項2から5のいずれかに記載のインクカートリッジ。 - 【請求項7】 前記分離手段は、くぼみ形成されてイン
クを貯留可能なインク溜部を有することを特徴とする請
求項1に記載のインクカートリッジ。 - 【請求項8】 前記インク溜部と前記負圧発生部材との
間に、所定高さのリブを設けたことを特徴とする請求項
7に記載のインクカートリッジ。 - 【請求項9】 請求項1から8のいずれかに記載のイン
クカートリッジと、 前記インクカートリッジのインク供給口に連結され、該
インク供給口から供給されるインクをインク吐出口から
吐出可能なインクジェットヘッドとを備えてなることを
特徴とするインクジェットカートリッジ。
Priority Applications (17)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7254064A JPH0994972A (ja) | 1995-09-29 | 1995-09-29 | インクカートリッジおよびインクジェットカートリッジ |
| US08/719,410 US6168266B1 (en) | 1995-09-29 | 1996-09-24 | Ink tank cartridge, a manufacturing method thereof and a packaging structure of the ink tank cartridge |
| DE69626586T DE69626586T2 (de) | 1995-09-29 | 1996-09-27 | Tintenvorratspatrone, Verfahren zu ihrer Herstellung und Verpackungsstruktur der Tintenvorratspatrone |
| AT02003437T ATE311297T1 (de) | 1995-09-29 | 1996-09-27 | Tintenbehälterverpackung |
| EP02003437A EP1219444B1 (en) | 1995-09-29 | 1996-09-27 | Ink tank package system |
| DE69635531T DE69635531T2 (de) | 1995-09-29 | 1996-09-27 | Tintenbehälterverpackung |
| CN96121601A CN1086638C (zh) | 1995-09-29 | 1996-09-27 | 墨盒、墨盒的制造方法和该墨盒的包装结构 |
| AU67951/96A AU724137B2 (en) | 1995-09-29 | 1996-09-27 | An ink tank cartridge, a manufacturing method thereof and a packaging structure of the ink tank cartridge |
| AT96115549T ATE234201T1 (de) | 1995-09-29 | 1996-09-27 | Tintenvorratspatrone, verfahren zu ihrer herstellung und verpackungsstruktur der tintenvorratspatrone |
| EP96115549A EP0765756B1 (en) | 1995-09-29 | 1996-09-27 | An ink tank cartridge, a manufacturing method thereof and a packaging structure of the ink tank cartridge |
| SG9610760A SG81206A1 (en) | 1995-09-29 | 1996-09-28 | An ink tank cartridge, a manufacturing method thereof and a packaging structure of the ink tank cartridge |
| KR1019960042847A KR100250715B1 (ko) | 1995-09-29 | 1996-09-30 | 잉크탱크카트리지 및 그 제조방법 |
| US09/131,999 US6113230A (en) | 1995-09-29 | 1998-08-10 | Ink tank package container having a seal member |
| US09/131,763 US6336719B1 (en) | 1995-09-29 | 1998-08-10 | Ink tank cartridge, a manufacturing method thereof and a packaging structure of the ink tank cartridge |
| US09/131,903 US6490792B1 (en) | 1995-09-29 | 1998-08-10 | Ink tank cartridge, a manufacturing method thereof and a packaging structure of the ink tank cartridge |
| KR1019990015541A KR100234501B1 (ko) | 1995-09-29 | 1999-04-29 | 잉크 탱크 패키지 용기 |
| KR1019990015540A KR100234500B1 (ko) | 1995-09-29 | 1999-04-29 | 잉크 카트리지 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7254064A JPH0994972A (ja) | 1995-09-29 | 1995-09-29 | インクカートリッジおよびインクジェットカートリッジ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0994972A true JPH0994972A (ja) | 1997-04-08 |
Family
ID=17259729
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7254064A Pending JPH0994972A (ja) | 1995-09-29 | 1995-09-29 | インクカートリッジおよびインクジェットカートリッジ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0994972A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20020086261A (ko) * | 2001-05-10 | 2002-11-18 | 캐논 가부시끼가이샤 | 잉크 용기 패키지 |
| JP2007144803A (ja) * | 2005-11-28 | 2007-06-14 | Brother Ind Ltd | インクカートリッジ及びインク貯留体 |
| JP2007253328A (ja) * | 2005-03-28 | 2007-10-04 | Seiko Epson Corp | 液体収容体 |
| US7540598B2 (en) | 2003-06-25 | 2009-06-02 | Ricoh Company, Ltd. | Liquid container, sub tank, liquid discharge apparatus, liquid supply apparatus, and imaging apparatus |
-
1995
- 1995-09-29 JP JP7254064A patent/JPH0994972A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20020086261A (ko) * | 2001-05-10 | 2002-11-18 | 캐논 가부시끼가이샤 | 잉크 용기 패키지 |
| US7540598B2 (en) | 2003-06-25 | 2009-06-02 | Ricoh Company, Ltd. | Liquid container, sub tank, liquid discharge apparatus, liquid supply apparatus, and imaging apparatus |
| JP2007253328A (ja) * | 2005-03-28 | 2007-10-04 | Seiko Epson Corp | 液体収容体 |
| JP2007144803A (ja) * | 2005-11-28 | 2007-06-14 | Brother Ind Ltd | インクカートリッジ及びインク貯留体 |
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